JP2007179478A - ファイル管理方法、ファイル管理プログラム、ファイル管理装置およびデータ構造 - Google Patents

ファイル管理方法、ファイル管理プログラム、ファイル管理装置およびデータ構造 Download PDF

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Abstract

【課題】ファイルシステム情報用が破損してファイルシステム情報が失われても、破損していないクラスタに記録されたファイルデータの復旧を容易に可能とする。
【解決手段】ストレージ装置に分割されたファイルのデータであるファイルデータを、前記ストレージ装置において所定の大きさに区切られた記憶領域であるセクタブロックに書き込んで、読み出すファイル管理装置におけるファイル管理方法であって、前記ファイル管理装置が、前記分割されたファイルデータを基に、前記それぞれのファイルデータに関する情報が格納される追加ファイル情報を生成し、前記追加ファイル情報と、前記追加ファイル情報の情報に該当するファイルデータとを対応付け、前記追加ファイル情報と、前記対応付けられたファイルデータとを、前記ストレージ装置に書き込む手順を実行することを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、ファイルシステムによりストレージ装置上の特定のサイズの領域を単位に割り当てられる分割されたファイルのデータを管理するファイル管理装置とストレージ装置とからなる技術に関する。
近年、ハードディスクやフラッシュメモリを代表とするストレージ製品は大容量化の傾向にあり、1台のストレージに保存されるデータの数およびサイズも増加している。このため、ストレージ装置(記憶装置)内部のセクタ破損が生じた場合に発生するデータ損失の頻度およびサイズも増加している。
OS(Operating System)の一部としてコンピュータに実装されるファイルシステムは、データをファイルとしてハードディスク装置やフラッシュメモリなどのストレージ装置上に保存する。このファイルシステムには様々な種類があり、それぞれに特徴を持っている。
ここで、ファイルシステムとは、データを管理する方法や、それに関する一連の概念やプログラムなどの総称、またはデータ構造であり、通常はOSにより提供される。すなわち、異なるOS環境下では、異なるファイルシステムが通常用いられる。ファイルシステムの例としては、FAT(File Allocation Table)、NTFS(NT File System)などがある。
そして、通常ファイルは、分割されたファイルのデータ(以下、ファイルデータと記載する)として、ストレージ装置に記憶される。
また、本明細書において、格納データとは、ストレージ装置に記憶される情報を指す。
すなわち、本明細書において、格納データとは、ファイルデータや、後記して説明するファイルシステム情報、追加ファイル情報などの総称として用いられる。
前記したファイルシステムでは、ファイルデータは物理アドレスではなく、領域割り当て単位(請求項におけるセクタブロック:アロケーションユニットやクラスタと呼ばれ、以降ではクラスタと表記する)で記憶領域が割り当てられ、この単位に基づいたアドレスまたは番号(クラスタ番号)で管理されることによって、各格納データのストレージ装置内での位置(アドレス)などを管理している。ファイルに関する情報やディレクトリに関する情報などもファイルデータと同様に前記したクラスタをもとに管理される。
さらに、ハードディスクは、セクタ(請求項におけるセクタブロック)と呼ばれる単位で格納データの書き込み、読み出しを行う。通常、1つ以上のセクタが合わさって1つのクラスタを形成している(例えば、非特許文献1および非特許文献2参照)。
図14は、従来のファイルシステムによる格納データの構成例を示した図である。
図14において、ファイルシステム情報には、ファイルデータ(ファイルAパート1、ファイルAパート2)の先頭に割り当てられたクラスタ番号(例えば、ファイルAパート1には”2”が割り当てられている)が含まれており、これによってファイルデータが参照される。ファイルデータは、連続した領域に割り当てられるとは限らず、図14に示されるように、不連続なクラスタに割り当てられることもある。
このようなファイルシステムにおけるファイルデータの書き込み手順を図15のフローチャートで示す。
図15は、従来のファイル管理方法の処理手順を示すフローチャートである。
図15の詳細は、本発明の実施形態におけるファイル書き込み手順と比較しながら後記する。
ところで、従来、停電などの障害が発生し、データが最後まで記録されなかった場合においても記録済みのデータへのアクセスを可能にするファイル装置およびファイルアクセス方法が提示されている(例えば、特許文献1参照)。
"特集:需要が高まるファイルシステムの実践的研究",CQ出版社発行「インタフェース」,2001年7月号,p66〜p81 "第2特集:カーネル2.6対応Linuxユーザのためのファイルシステム大百科",Software Design,技術評論社,2004年3月号,p148〜p177 国際公開第01/16756号パンフレット(第8〜10頁、図3)
前記したようにファイルデータが記憶されているストレージ装置内の位置情報(アドレス情報)などのファイルデータの管理は、ファイルシステム情報によって行われている。
このため、ファイルシステム情報が破損し、前記したクラスタに基づく管理情報(ファイルシステム情報)が失われると、直後にストレージ装置内のファイルデータを読み出しても、ファイルデータが書き込まれているストレージ装置内の位置を特定できなくなる。
また、非特許文献1、非特許文献2および特許文献1に開示された技術によれば、複数ブロック(クラスタ)に分割されたストレージ装置上にファイルデータを記録する際、OS(ファイルシステム)が、記録すべきブロック(クラスタ)を予め割り当て、このブロックを管理する管理情報(ファイルシステム情報)を作成し、これをストレージ装置に記録した後、ストレージ装置にファイルを構成するファイルデータを記録するようにしたものである。よって、すべての制御はファイルシステム情報に依存し、ファイルシステム情報が破損した場合、ファイル復旧のためのアクセスは困難である。
本発明は前記した事情に基づいてなされたものであり、ファイルシステム情報用に割り当てられたクラスタが破損してファイルシステム情報が失われても、破損していないクラスタに記録されたファイルデータの復旧を容易に可能とするファイル管理方法、ファイル管理プログラム、ファイル管理装置およびデータ構造を提供することを目的とする。
また、ファイルシステムに依存することなくファイルデータ復旧のための読み出しが可能なファイル管理方法、ファイル管理プログラム、ファイル管理装置およびデータ構造を提供することも目的とする。
前記課題に鑑みて、本発明は、ストレージ装置に分割されたファイルのデータであるファイルデータを、前記ストレージ装置において所定の大きさに区切られた記憶領域であるセクタブロックに書き込んで、読み出すファイル管理装置におけるファイル管理方法であって、前記ファイル管理装置が、前記ファイルデータを基に、前記ファイルまたは前記ファイルデータに固有の情報が少なくとも格納される追加ファイル情報を生成し、前記追加ファイル情報と、前記追加ファイル情報に該当するファイルデータとを対応付け、前記追加ファイル情報と、前記対応付けられたファイルデータとを、前記ストレージ装置に書き込む手順を実行することを特徴とする。
さらに、前記ファイル管理装置が、前記ストレージ装置の先頭セクタブロックから、前記ストレージ装置に格納されているデータである格納データを順次読み出し、前記順次読み出した格納データに、前記追加ファイル情報が含まれるか否かを判定し、前記順次読み出した格納データに、前記追加ファイル情報が含まれている場合、前記追加ファイル情報を基に、前記ファイルデータを前記ストレージ装置から読み出すことをさらに含んで実行することを特徴とする。
このような構成とすることで、ファイルシステムを管理するファイルシステム情報が失われたり、個々のファイルやディレクトリに関する情報が破損したりしても、分割されたファイルデータの情報である追加ファイル情報を辿れば、ファイルデータを読み出せる。
また、前記ファイル管理装置が、前記読み出したファイルデータを、前記追加ファイル情報を基に、順次連結して1つのファイルにすることをさらに含んで実行することを特徴としてもよい。
このような構成とすることで、分割されたファイルデータを1つのファイルとして、復元することができる。
さらに、前記追加ファイル情報は、前記ストレージ装置における前記ファイルデータの物理アドレスまたは不連続なセクタブロックに割り当てられた次の前記追加ファイル情報の前記ストレージ装置における物理アドレスを含むことを特徴としてもよい。
そして、前記追加ファイル情報は、前記ストレージ装置における前記ファイルデータの相対アドレスまたは不連続なセクタブロックに割り当てられた次の前記追加ファイル情報の前記ストレージ装置における相対アドレスを含むことを特徴としてもよい。
このような構成とすることで、ファイルシステムを管理するファイルシステム情報が失われたり、個々のファイルデータのいずれかが破損したりしても、ファイルデータごとに付された物理アドレスや相対アドレスを基に、ファイルデータをストレージ装置から読み出すことができる。
前記追加ファイル情報と、前記ファイルデータとを対応付けるとは、前記追加ファイル情報と、前記ファイルデータとを、前記ストレージ装置の同一のセクタブロックに書き込むことを特徴としてもよい。
このようにすることで、物理アドレスや相対アドレスに依存することなく、すなわちOSによるファイルシステムに依存することなくファイルの復旧を可能にすることができる。
さらに、前記ファイル管理装置が、同一かつ少なくとも2つの前記追加ファイル情報を、前記ストレージ装置に書き込むことを特徴としてもよい。
このような構成とすることで、追加ファイル情報を、ファイルデータ1つに対し、1つの追加ファイル情報を、ストレージ装置に書き込む場合よりも、セクタブロックの破損に対する復旧性を高めることができる。
そして、本発明に係るデータ構造は、ストレージ装置に保存するデータのデータ構造であって、前記ストレージ装置において所定の大きさに区切られた記憶領域であるセクタブロックごとに、分割されたファイルのデータであるファイルデータと、前記ファイルまたは前記ファイルデータに固有の情報が少なくとも格納される追加ファイル情報とを対応付けたことを特徴とする。
このような構成とすることで、ファイルシステムを管理するファイルシステム情報が失われたり、個々のファイルデータのいずれかが破損したりしても、分割されたファイルデータの情報である追加ファイル情報を辿れば、ファイルデータを読み出せる。また、この追加ファイル情報を基に、破損していない、分割されたファイルデータがどのファイルに属するファイルデータであるのかを特定することができる。
本発明によれば、ファイルシステム情報用に割り当てられたクラスタが破損してファイルシステム情報が失われても、破損していないクラスタに記録されたファイルデータのすべての復旧を容易に可能とするファイル管理方法、ファイル管理プログラム、ファイル管理装置およびデータ構造を提供することが可能となる。
また、OSによるファイルシステムに依存することなくファイルデータ復旧のための読み出しが可能なファイル管理方法、ファイル管理プログラム、ファイル管理装置およびデータ構造を提供することも可能となる。
[第1実施形態:OSによる実装]
次に、本発明の第1実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、図1〜図7を参照して、OSによる本発明のファイル管理方法、ファイル管理プログラム、ファイル管理装置およびデータ構造の実装例を説明する。
[ストレージシステム]
図1は、第1実施形態に係るストレージシステムの構成例を示すブロック図である。
なお、本実施形態におけるファイルシステムは、FATに従った構成となっているが、これに限らず、例えばNTFSなど、他のファイルシステムに適用することも可能である。
そして、本実施形態に係るストレージシステムは、PC(Personal Computer)などのホスト装置(請求項におけるファイル管理装置)1と、ハードディスク装置やフラッシュメモリなど、ファイルシステムによりデータが管理されるストレージ装置2とが、コントロール情報のための複数のラインで構成されるシステムバス14を介して接続されてなる。
ホスト装置1は、CPU(Central Processing Unit)11を制御中枢とし、このCPU11が、ROM(Read Only Memory)12に記録されるBIOS(Basic Input/Output System)などのプログラム、RAM(Random Access Memory)13に割付けられ格納されるアプリケーション131、ユーティリティなどのミドルウェア132、ファイルシステムを含むOS133などのプログラムを逐次読み出し実行することにより本発明のストレージシステムを実現する。
[ファイル書き込み制御手段]
図2および図3は、第1実施形態に係るストレージシステムを機能展開して示したブロック図である。
まず、図1を参照しつつ、図2に沿って、本実施形態に係るファイル書き込み制御手段の機能を説明する。
図2において、ファイル書き込み制御手段330は、OS(ファイルシステム)133に実装されることとする。ファイル書き込み制御手段330は、ホスト装置1のCPU11による制御の下、各種の格納データをストレージ装置2に書き込む機能などを持つ。さらに、ファイル書き込み制御手段330は、後記するファイルデータの物理アドレスなどを追加ファイル情報に書き込むことで、追加ファイル情報と、該当するファイルデータとを対応付ける機能などを持つ。そして、ファイル書き込み制御手段330は、この追加ファイル情報をファイルデータごとに書き込む機能などを持つ。
ここで、ファイル情報は、単一のファイルとしての、すなわちファイルデータの集合体としてのファイルのファイル名、ファイルのサイズ(ファイルサイズ)、作成日およびファイルデータの先頭に割り当てられたクラスタ番号などを含む。
また、追加ファイル情報には、シグネチャ、クラスタサイズ、ファイル固有ID(請求項におけるファイルまたはファイルデータに関する固有の識別情報)、ストレージ装置2における物理アドレスまたは相対アドレスなどが含まれる。
ここで、シグネチャとは、該当する格納データが追加ファイル情報であることを示すデータである。
また、ファイル固有IDとは、ファイルごと、またはファイルデータごとに付されたIDであり、例えばあるファイルデータのクラスタには、”1−1”とのファイル固有IDが付されていれば、このクラスタに続くクラスタには、”1−2”のファイル固有IDが付される。ここで、ファイル固有IDの最初の番号は、ファイルごとに付された番号であり、次の番号は、クラスタごとに付された番号である。
また、ファイル固有ID1−1,1−2,・・・をもつファイルデータの集合体としてのファイルのファイル固有IDは、例えば”1”となる。
さらに、ファイル固有IDは、ディレクトリ名、ファイル名などを基に、生成することも可能である。
物理アドレスは、ファイルデータが書き込まれる物理アドレス、あるいは不連続なクラスタに割り当てられた次の追加ファイル情報の物理アドレスなどである。
そして、相対アドレスは、ファイルデータが書き込まれる相対アドレス、あるいは不連続なクラスタに割り当てられた次の追加ファイル情報の相対アドレスなどである。
また、前記した物理アドレスや相対アドレスを追加ファイル情報に含めず、ファイル固有IDを、追加ファイル情報に含めてもよい。
ファイル書き込み制御手段330は、ファイルデータ割り当てクラスタ決定部331と、追加ファイル情報割り当てクラスタ決定部332と、ファイル情報割り当てクラスタ決定部333と、物理アドレス算出部334と、格納データ書き込み部335と、ファイルシステム情報更新部336とを含んで構成される。
ファイルデータ割り当てクラスタ決定部331は、クラスタの割り当て情報を含むファイルシステム情報に基づいて割り当てるクラスタのクラスタ番号を決定し、これを物理アドレス算出部334に供給する機能を持つ。
ここで、ファイルシステム情報は、ストレージ装置2に記憶されているすべてのファイルに関するボリューム名、パーティションサイズ、セクタサイズ、クラスタサイズ、総クラスタ数、クラスタ割当情報およびルートディレクトリ情報などを含む。クラスタ割当情報とは、該当するクラスタが使用されているか否か(該当するクラスタにファイルデータが書き込まれているか否か)、対応するクラスタが破損しているか否か、または次のファイルデータが書き込まれているクラスタ番号、といった情報を含む。
また、追加ファイル情報割り当てクラスタ決定部332は、追加ファイル情報を書き込むクラスタのクラスタ番号を決定し、これを物理アドレス算出部334に供給する機能を持つ。更に、ファイル情報割り当てクラスタ決定部333は、ファイル情報を書き込むクラスタのクラスタ番号を決定し、これを物理アドレス算出部334に供給する機能を持つ。
一方、物理アドレス算出部334は、ファイルデータ割り当てクラスタ決定部331、追加ファイル情報割り当てクラスタ決定部332、ファイル情報割り当てクラスタ決定部333のそれぞれにより出力されるクラスタ番号から対応する物理アドレスを算出し、格納データ書き込み部335へ供給する。また、格納データ書き込み部335は、物理アドレス算出部334により算出された物理アドレスに基づき、ファイルデータ、追加ファイル情報、ファイル情報をストレージ装置2にクラスタサイズ分だけ書き込む機能を持つ。
なお、ファイルシステム情報更新部336は、格納データ書き込み部335により前記したすべての格納データの書き込みが終了した後、ファイルシステム情報を更新する機能を持つ。
図2の各部は、OS133により実装される。すなわち、コンピュータが、RAM13(図1参照)にOS133のプログラムをロードし、CPU11(図1参照)が、このプログラムを実行することにより、具現化される。
[ファイル復旧制御手段]
次に,図1を参照しつつ、図3に沿って、本実施形態に係るファイル復旧制御手段の機能を説明する。
図3において、ファイル復旧制御手段340は、ファイルシステム133に実装されることとする。ファイル復旧制御手段340は、ファイル書き込み制御手段330(図2参照)により追加ファイル情報として書き込まれた物理アドレスまたは相対アドレスに基づき、追加ファイル情報のリンクを辿ってファイルデータを読み出すことで、ファイルを復旧する機能を持ち、格納データ読み出し部341と、追加ファイル情報判定部342と、ファイルデータ読み出し部343と、最終格納データ判定部344と、ファイルデータ保存部345とで構成される。
格納データ読み出し部341は、ストレージ装置2から格納データを連続的に読み出し、追加ファイル情報判定部342に供給する機能を持つ。また、追加ファイル情報判定部342は、格納データ読み出し部341によって読み出された格納データが、復旧する対象ファイル(以下、復旧対象ファイルと記載する)の追加ファイル情報であるか否かを判定する機能を持つ。
ファイルデータ読み出し部343は、追加ファイル情報判定部342により、読み出された格納データが復旧対象ファイルの追加ファイル情報であると判定されたとき、追加ファイル情報として書き込まれた物理アドレスを基に該当するファイルデータを読み出す機能を持つ。また、最終格納データ判定部344は、読み出された格納データが最後の格納データであるか否かを判定する機能を持つ。
そして、ファイルデータ保存部345は、最終格納データ判定部344により読み出されたファイルデータが最後のファイルデータであると判定されたとき、格納データ読み出し部341により読み出されたファイルデータを順次連結することによって、ファイルを復旧し、復旧したファイルをストレージ装置2もしくは他の正常なストレージ装置(図示省略)に保存する機能を持つ。
図3の各部は、OS133またはアプリケーションにより実装される。すなわち、コンピュータが、RAM13(図1参照)にOS133のプログラムまたはアプリケーションプログラムをロードし、CPU11(図1参照)が、このプログラムを実行することにより、具現化される。
[ファイルシステムの構成]
以下、図4以降を参照しながら本実施形態に係るストレージシステムの動作について詳細に説明する。
図4は、本実施形態により実現されるストレージ装置内の格納データの構成例を示した図である。
図1および図2を参照しつつ、図4を参照して、本実施形態におけるストレージ装置内の格納データの構成を説明する。
図4において、特徴的なことは、クラスタごとに割り当てられているファイルデータ(ファイルAパート1、ファイルAパート2)に対して、前記して説明した追加ファイル情報(追加ファイル情報ファイルAパート1用、追加ファイル情報ファイルAパート2用)が保存されていることにある。
この結果、ファイルシステム情報を管理しているクラスタが破損し、クラスタをもとにした管理情報が失われたとしても、これらの追加ファイル情報を、例えば、物理アドレスを参照することによって辿れば、ファイルデータをストレージ装置2から取り出せる。これら追加ファイル情報の参照は、OS133に実装されたファイル復旧制御手段340が実行する。
なお、図4において、クラスタ番号0に割り当てられているファイル情報は、前記して説明した通りである。
[ファイルデータ書き込み手順]
ここで、ホスト装置1によるファイル書き込み手順と、ストレージ装置2の一部の格納データが破損し、前記したファイルシステム情報を利用してファイルデータにアクセスできなくなった場合のホスト装置1によるファイル復旧手順について、それぞれ図5および図6のフローチャートで示す。
図5および図6は、第1実施形態に係るファイル管理方法の処理手順を示すフローチャートである。
まず、図2を参照しつつ、図5に沿って、本実施形態におけるファイルデータの書き込み手順を説明する。
(ファイルデータの書き込み)
まず、処理に先立ち、ファイル書き込み制御手段330が、ストレージ装置2に書き込むファイルを分割し、複数のファイルデータを生成する。
そして、ファイルデータ割り当てクラスタ決定部331が、ファイルシステム情報を基にファイルデータを書き込むクラスタのクラスタ番号を決定する(ステップS501)。続いて、物理アドレス算出部334が、決定されたクラスタ番号から、そのクラスタ番号に対応する物理アドレスを算出し(ステップS502)、格納データ書き込み部335が、算出された物理アドレスを基に、ファイルデータをクラスタサイズ分だけストレージ装置2に書き込む(ステップS503)。
続いて、ファイル書き込み制御手段330が、ファイルデータを基に、追加ファイル情報を生成する(ステップS504)。このとき、追加ファイル情報に書き込まれる情報は、ファイル名、ファイルサイズ、シグネチャ、ファイル固有IDなどである。これらの情報は、ステップS504の処理の際に、ファイル書き込み制御手段330が算出する。
次に、ファイル書き込み制御手段330が、ステップS502で算出したファイルデータを書き込む物理アドレスを追加ファイル情報に書き込む(ステップS505)。
この処理により、追加ファイル情報と、該当するファイルデータとが対応付けられる。
(追加ファイル情報の書き込み)
次に、追加ファイル情報割り当てクラスタ決定部332が、追加ファイル情報を書き込むクラスタのクラスタ番号を決定する(ステップS506)。本実施形態では、追加ファイル情報のクラスタ番号は、追加ファイル情報に対応するファイルデータより若い番号で、かつファイルデータと接するように決定されるが、これに限らず、ファイルデータが割当てられているクラスタ番号以外のクラスタ番号を自由に割当てることもできる。
そして、物理アドレス算出部334が、決定されたクラスタ番号から、そのクラスタ番号に対応する物理アドレスを算出し(ステップS507)、格納データ書き込み部335が、算出した物理アドレスを基に、追加ファイル情報をストレージ装置2に書き込む(ステップS508)。
なお、本実施形態では、逐次的にファイルデータおよび追加ファイル情報を書き込んだが、ファイルデータや、追加ファイル情報をRAM13上にバッファリングしておき、格納データ書き込み部335が、まとめてストレージ装置2に書き込んでもよい。この場合、ステップS505の処理において、ファイルデータを書き込む物理アドレスとともに、該当するファイルデータの次のファイルデータに関する追加ファイル情報の物理アドレスを追加ファイル情報に書き込むことが可能となる。
続いて、ファイル書き込み制御手段330は、すべての格納データの書き込みが終了したか否かを判定し(ステップS509)、未だ終了していない場合は(ステップS509→No)、ステップS501の処理に戻る。
すべての格納データの書き込みが終了したか否かは、例えば以下のようにして行われる。
ファイル書き込み制御手段330が、ファイルデータの個数を予め記憶しておき、ファイルデータおよび追加ファイル情報がストレージ装置2に書き込まれるごとに、書き込んだ回数をカウントしておく。そして、記憶しておいたファイルデータの個数と、ストレージ装置2にファイルデータおよび追加ファイル情報を書き込んだ回数が一致しているか否かを、ファイル書き込み制御手段330が判定するなどの方法がある。
(ファイル情報の書き込み)
ファイル書き込み制御手段330によって、前記したすべての格納データの書き込みが終了したと判定された場合は(ステップS509→Yes)、ファイル書き込み制御手段330が、ストレージ装置2に書き込んだファイルデータや追加ファイル情報を基に、ファイル名を検索し、ファイルサイズなどを算出してファイル情報を生成し、ファイル情報割り当てクラスタ決定部333が、ファイル情報を書き込むクラスタのクラスタ番号を決定する(ステップS510)。そして、物理アドレス算出部334が、決定されたクラスタ番号から、そのクラスタ番号に対応する物理アドレスを算出し(ステップS511)、格納データ書き込み部335が、算出された物理アドレスを基に、ファイル情報をストレージ装置2に書き込む(ステップS512)。
そして、ファイルシステム情報更新部336が、ファイルシステム情報を更新する(ステップS513)。すなわち新たにストレージ装置2に書き込まれたファイルデータに関するファイルシステム情報を書き込んで、ファイル書き込み手順の実行を終了する。
なお、本実施形態では、追加ファイル情報に物理アドレスを書き込んだが、これに限らず、相対アドレスを書き込んでもよい。この場合、ステップS505において、ファイル書き込み制御手段330が、ファイルデータが格納される物理アドレスを基に、相対アドレスを算出することになる。
[比較例におけるファイル書き込み手順]
ここで図5を参照しつつ、図15に沿って本実施形態と、比較例の格納データの書き込み手順を比較する。
前記した本実施形態に係るファイル書き込み手順を、図15に示した比較例のファイル書き込み手順と比較すれば、本実施形態において、従来のファイル書き込み手順に、追加ファイル情報の書き込み処理(ステップS504〜S508)が付加されている点が異なっていることがわかる。
なお、他の処理は同様であり、図5におけるファイル書き込み手順のステップS501〜S503は、図15で示されるファイル書き込み手順のステップS1501〜S1503に相当し、また、ステップS509〜S513は、ステップS1504〜S1508のそれぞれに相当する。
[ファイル復旧手順]
このように、格納データ書き込み時にファイルシステム情報破損時のことを考慮した追加ファイル情報をストレージ装置2に書き込むことで、ファイルシステム情報が破損した際にも、ファイルデータの復旧が容易に可能となる。
図3を参照しつつ、図6に沿って、本実施形態に係るファイル復旧手順の説明をする。
なお、本実施形態では、例えば図4におけるファイルシステム情報が破損した場合について説明するが、これに限らず特定のファイルの読み出しが不可になった場合(例えば、図4におけるファイル情報が破損した場合)にも適用可能である。
(格納データ読み出し、追加ファイル情報の判定)
まず、格納データ読み出し部341が、ストレージ装置2の先頭セクタから格納データを連続的に順次セクタごとに読み出す(ステップS601)。
続いて追加ファイル情報判定部342が、格納データ読み出し部341によって読み出された格納データが復旧対象ファイルの追加ファイル情報であるか否かを判定する(ステップS602)。読み出された格納データが、追加ファイル情報であるか否かの判定は、追加ファイル情報中に存在するシグネチャの有無などから行う。
また、本実施形態では、ファイルシステム情報(例えば、図4参照)が破損した場合について、説明しているので、復旧対象ファイルは、ストレージ装置2の全ファイルとなるが、特定のファイルが読み出し不可になった場合は、例えばファイル名およびファイル固有IDなどを基に復旧対象ファイルであるか否かの判定を行う。
(ファイルデータの読み出し)
追加ファイル情報判定部342により、読み出された格納データが復旧対象ファイルの追加ファイル情報であると判定されたとき(ステップS602→Yes)、ファイルデータ読み出し部343は、ファイル書き込み制御手段330(図2参照)によって追加ファイル情報に書き込まれた物理アドレスまたは相対アドレスを基に、該当するファイルデータを読み出し(ステップS604)、このファイルデータと、ステップS602で追加ファイル情報であると判定された追加ファイル情報とを対の情報として記憶する。なお、追加ファイル情報判定部342で復旧対象ファイルでないと判定された場合は(ステップS602→No)、ステップS605の処理に移行する。
(ファイルデータの連結)
続いて、最終格納データ判定部344が、格納データ読み出し部341によって読み出された格納データが、ストレージ装置2における最後の格納データであるか否かを判定する(ステップS605)。
最後の格納データであるか否かの判定は、例えば以下のようにして行われる。最終格納データ判定部344は、ストレージ装置2に、ストレージ装置2における最終のセクタアドレスを問い合わせる。次に、最終格納データ判定部344は、現在格納データを読み出しているストレージ装置2におけるセクタアドレスを算出する。そして、最終格納データ判定部344は、ストレージ装置2における最終のセクタアドレスと、現在格納データを読み出しているセクタアドレスとを比較し、両者が一致するか否かを判定するなどして行われる。
最終格納データ判定部344により読み出された格納データが最後の格納データであると判定されたとき(ステップS605→Yes)、ファイルデータ保存部345が、ステップS604で、記憶したファイルデータを、ファイルデータと対の情報として記憶した追加ファイル情報を基に順次連結して、1つのファイルを生成する。この作業を、読み出したすべてのファイルデータに関して行い、生成したすべてのファイルをストレージ装置2、もしくは図示しない他の正常なストレージ装置に保存する。すなわち、読み出されたすべてのファイルデータをファイルとして保存する(ステップS606)。
そして、ファイル復旧制御手段340は、ファイルデータの復旧処理手順を終える。
ファイルデータの連結は、追加ファイル情報に含まれるファイル固有IDなどを基に行われる。すなわち、ファイル固有IDから、該当するファイルデータが所属するファイルと、このファイル内での、ファイルデータの位置が特定できるため、ファイルデータ保存部345は、前記したような情報を基に、ファイルデータの連結を行う。
なお、最終格納データ判定部344によって、格納データ読み出し部341が読み出した格納データが最後の格納データではないと判定された場合は(ステップS605→No)、データ読み出し部341が、ストレージ装置2から次の格納データを読み出す(ステップS603)。
なお、本実施形態では、ストレージ装置2内のすべての格納データを読み出すことで、ストレージ装置2内に格納されているファイルのすべてを復旧する方法を記述したが、これに限らず、例えば、ステップS605の処理の後、追加ファイル情報に書き込まれている次のファイルデータに関する追加ファイル情報の物理アドレス、相対アドレスまたはファイル固有IDを基に、該当する追加ファイル情報を読み出すことによって、特定のファイルを復旧してもよい。
以上の説明のように、本実施形態によれば、ホスト装置1(ファイル書き込み制御手段330)がストレージ装置2に対し、ファイルデータが書き込まれる物理アドレス、相対アドレス、ファイル名とサイズ、ファイル固有IDおよび追加ファイル情報であることを示すシグネチャなどが含まれる追加ファイル情報を、ファイルデータごとに書き込み、ファイル復旧時にホスト装置1が、追加ファイル情報を読み出し、読み出した追加ファイル情報を基に、該当するファイルデータを読み出し、連結することで、破損していないクラスタに記録されたファイルの復旧が可能になる。
[追加ファイル情報の複数化]
図7は、追加ファイル情報を2重化することによって、実現したストレージ装置内の格納データの構成を示した図である。
図7のように、追加ファイル情報を二重化するなどして、複数の追加ファイル情報を記録することで、ファイルの復旧率を向上させることが可能となる。
この場合、ステップS506において、追加ファイル情報割り当てクラスタ決定部332が、同一であり、かつ2つの追加ファイル情報(追加ファイル情報ファイルAパート1用、追加ファイル情報(コピー)ファイルAパート1用など)のクラスタのクラスタ番号を決定することとなる。
なお、本実施形態では、2つの追加ファイル情報を書き込んだが、これに限らず、同一である3つ以上の追加ファイル情報を、ストレージ装置2に書き込んでもよい。この場合、ステップS506は、「追加ファイル情報割り当てクラスタ決定部332が、同一であり、かつm個の追加ファイル情報のクラスタのクラスタ番号を決定する」となる。ここで、mは、3以上の自然数である。
また、複数の追加ファイル情報をストレージ装置2に書き込んだ場合、ファイル復旧の際には、これらの追加ファイル情報に対し優先順位を付しておき、1番高い優先順位の追加ファイル情報が破損していた場合には、2番目の優先順位が付されている追加ファイル情報を基に、ファイルデータの読み出しや、連結を行うなどといった方法を用いることが可能である。ここで、優先順位は、追加ファイル情報中に書き込んでおくなどの方法が考えられる。
なお、前記した本実施形態は、OS(ファイルシステム)133による実装例を説明したものであるが、専用のソフトウェアとしてミドルウェア132に実装しても同様の効果が得られる。
[第2実施形態:アプリケーションによる実装]
次に、本発明の第2実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
第1実施形態において説明した機能を持たないOS133では、第1実施形態で説明した処理を行うことによるファイルの保存・復旧を行うことはできない。そこで、本実施形態は、アプリケーションを利用して、ファイルデータ中に追加ファイル情報を含める、すなわちファイルデータ中に追加ファイル情報を埋め込むことによって、第1実施形態において説明した機能を持たないOS133においても、ファイルの復旧が可能なファイル保存方法、ファイル保存プログラム、ファイル保存装置およびデータ構造を提供する。
まず、図8〜図13を参照して、アプリケーションによる本発明のファイル管理方法、ファイル管理プログラム、ファイル管理装置およびデータ構造の実装例を説明する。
なお、本実施形態は、図1〜図7を用いて説明した第1実施形態と共通の要素または処理を有するため、共通の要素および処理については、同一の符号を付して説明を省略する。
図8および図9は、第2実施形態に係るストレージシステムを機能展開して示したブロック図である。
まず、図1および図2を参照しつつ、図8を参照して、第2実施形態に係るファイル書き込み制御手段330aの機能を説明する。
図8におけるファイル書き込み制御手段330aが、図2のファイル書き込み制御手段330と異なる点は、追加ファイル情報割り当てクラスタ決定部332が削除され、代わりに追加ファイル情報埋め込み部801が備えられている点である。
ここで、追加ファイル情報埋め込み部801は、追加ファイル情報を、ファイルデータに埋め込む機能を持つ。
追加ファイル情報埋め込み部801は、アプリケーション131によって実装される。すなわち、コンピュータが、RAM13に該当するアプリケーションプログラムをロードし、CPU11が、このプログラムを実行することにより、具現化される。
その他の各部は、OS133により実装される。
次に、図1および図3を参照しつつ、図9を参照して、第2実施形態に係るファイル復旧制御手段340aの機能を説明する。
図9におけるファイル復旧制御手段340aが、図3のファイル復旧制御手段340と異なる第1の点は、追加ファイル情報判定部342aが、格納データ読み出し部341によって読み出された格納データに、復旧する対象ファイル(以下、復旧対象ファイルと記載する)の追加ファイル情報が含まれるか否かを判定する機能を持つ点である。
そして、第2の点は、ファイルデータ読み出し部343aが、ストレージ装置2から追加ファイル情報が埋め込まれたファイルデータを読み出す機能を持つ点である。
さらに、第3の点は、ファイルデータ保存部345aが、追加ファイル情報が埋め込まれたファイルデータを、ファイルデータに埋め込まれている追加ファイル情報を基に順次連結して、1つのファイルを生成する機能を持つ点である。
なお、図9の各部は、OS133またはアプリケーション131により実装される。
次に、図1および図8を参照しつつ、図10および図11に沿って、追加ファイル情報を、ファイルデータに埋め込む手順を説明する。
図10は、アプリケーションがRAM上に作成する格納データの構成例を示した図である。
ここでは、多くのファイルシステム133において使用されているように、ストレージ装置2が、一定の大きさをもつセクタごとに区切られることを利用し、ファイルデータの先頭位置からセクタサイズ(ここでは、512バイト)ごとに、追加ファイル情報を書き込むこととする。なお、図10の太線は、セクタの境界を示している。
追加ファイル情報埋め込み部801は、まずファイル書き込み制御手段330aが生成した追加ファイル情報(追加ファイル情報ファイルAパート1用、追加ファイル情報ファイルAパート2用、追加ファイル情報ファイルAパート3用)と、この追加ファイル情報に対応するファイルデータ(ファイルAパート1、ファイルAパート2、ファイルAパート3)とを、図10に示すように、同じセクタに収まるよう、隣接した状態でRAM13に書き込む。
次に、第1実施形態と同様に、ファイルデータ割り当てクラスタ決定部331と、物理アドレス算出部334がファイルデータのストレージ装置2における物理アドレスを算出する。
そして、第1実施形態と同様に、格納データ書き込み部335が、算出したストレージ装置2の物理アドレス上に、ファイルデータを書き込む。
その際、OS133は、ストレージ装置2に対して、セクタごとにしかデータを書き込むことができないため、図10のように、1つのセクタに収まるよう隣接してRAM13に書き込まれている追加ファイル情報は、同一のセクタに書き込まれているファイルデータとともに、ストレージ装置2に書き込まれる。
例えば、図10の追加ファイル情報ファイルAパート1用は、同一のセクタに書き込まれているファイルデータであるファイルAパート1とともに、ストレージ装置2に書き込まれることとなる。
図11は、図10に示すファイルデータを、実際にストレージ装置に格納した際の格納データの構成例を示した図である。
図10と異なる点は、ファイルデータが連続して格納されていない点と、追加ファイル情報およびファイルデータとが同一のセクタに書き込まれている点である。
また、図11においても、図10と同様に、セクタの境界を太線で示している。
図10を参照して説明したようにアプリケーションは、図10のような形でファイルデータをRAM13上に構成するが、ストレージ装置2への実際の書き込みの際には、OS133によって、図11のような形でストレージ装置2へ書き込まれる。これより、追加ファイル情報と、追加ファイル情報に該当するファイルデータとがストレージ装置2における同一のセクタに書き込まれる。
そして、本実施形態では、第1実施形態における物理アドレスや相対アドレスを追加ファイル情報に書き込まず、ファイル固有IDを追加ファイル情報に書き込む。また、追加ファイル情報のサイズまたはファイルAパート1のようなファイルのデータ部分の開始オフセット情報、残りファイルサイズなどを追加ファイル情報に書き込むことも可能である。
このようにすることで、物理アドレスや相対アドレスに依存することなく、アプリケーションによって、ファイル固有IDを基にファイルの復旧を可能にすることができる追加ファイル情報をストレージ装置2に書き込むことができる。
すなわち、第1実施形態で説明したような機能を持たない通常のOSに、本実施形態における追加ファイル情報埋め込み部801の機能を持つアプリケーションを用いることによって、ファイルの復旧を可能にすることができる追加ファイル情報をストレージ装置2に書き込むことができる
図12および図13は、第2実施形態に係るファイル管理方法の処理手順を示すフローチャートである。
まず、図8を参照しつつ、図12に沿って、本実施形態におけるファイルデータの書き込み手順を説明する。
[ファイル書き込み手順]
本実施形態におけるファイル書き込み手順が、図5に示す第1実施形態のファイル書き込み手順と異なる第1の点は、ステップS501の処理の後に、ファイル書き込み制御手段330aが、ファイルデータを基に、追加ファイル情報を生成する処理(ステップS504)が行われる点である。
そして、第2の点は、ステップS504の処理の後に、ファイル埋め込み部801が、同一のセクタの中に、ファイルデータと、このファイルデータとが収まり、かつ隣接した状態となるよう追加ファイル情報をRAM13上に書き込むことで、ファイルデータに追加ファイル情報を埋め込む処理(ステップS1201)が行われる点である。ステップS1201の処理の詳細は、図10を参照して説明した通りである。
そして、第3の点は、図5におけるステップS505〜S508の処理が、削除されている点である。
[ファイル復旧手順]
次に、図9を参照しつつ、図13に沿って、本実施形態におけるファイルデータの復旧手順を説明する。
本実施形態におけるファイル復旧手順が、図6に示す第1実施形態のファイル復旧手順と異なる第1の点は、ステップS601の処理の後、追加ファイル情報判定部342aが、格納データ読み出し部341によって読み取られた格納データが復旧対象ファイルの追加ファイル情報を含むか否かを判定する(ステップS1001)処理が行われる点である。判定は、格納データの内容を参照するなどして行う。また、復旧対象ファイルであるか否かは、ファイルデータのファイル名、ファイル固有IDなどを基に判定することである。
次に、図6に示す第1実施形態のファイル復旧手順と異なる第2の点は、復旧対象ファイルの追加ファイル情報を含むと判定されたとき(ステップS1001→Yes)、対象セクタを復旧対象ファイルの一部であると見なし、ファイルデータ読み出し部343aが、そのセクタ(対象セクタ)から追加ファイル情報が埋め込まれたファイルデータを読み出し(ステップS1002)、記憶する処理が行われる点である。なお、追加ファイル情報判定部342で、追加対象ファイルを含まないと判定された場合は(ステップS1001→No)、ステップS605の処理に移行する。
そして、図6に示す第1実施形態のファイル復旧手順と異なる第3の点は、ステップS1003において、ファイルデータ保存部345aが、ステップS1002で、記憶した追加ファイル情報が埋め込まれたファイルデータを、ファイルデータに埋め込まれている追加ファイル情報を基に順次連結して、1つのファイルを生成する。この作業を、読み出したすべてのファイルデータに関して行い、生成したすべてのファイルをストレージ装置2、もしくは図示しない他の正常なストレージ装置に保存する処理が行われる点である。すなわち、読み出されたすべてのファイルデータをファイルとして保存する点である。この際、復旧されたファイルには、追加ファイル情報が含まれていることになる。
本実施形態によれば、ホスト装置1(アプリケーション131)が、ファイル固有IDなどを書き込むことにより、ファイルシステム情報の管理用に割り当てられたセクタが破損してファイルシステム情報が失われても、ストレージの先頭セクタ位置から順次格納データを読み出し、ファイルデータと同一のセクタに書き込まれている追加ファイル情報を照合しながら関連するファイルデータを読み出し、連結することで、破損していないセクタに記録されたファイルデータのすべての復旧が可能になる。
さらに、このように、ファイル固有IDを追加ファイル情報に書き込むことで、物理アドレスや相対アドレスに依存することなく、つまりOSに依存することなくファイル復旧のための読み出しが可能となる。
また、本実施形態における追加ファイル情報埋め込み部801の機能を持つアプリケーションを用いることによって、ファイルデータに追加ファイル情報を埋め込むことで、第1実施形態で説明したような機能を持たない通常のOSを用いてもファイルの復旧を容易にすることができる追加ファイル情報をストレージ装置2に書き込むことができる。
第1実施形態に係るストレージシステムの構成例を示すブロック図である。 本実施形態に係るストレージシステムを機能展開して示したブロック図である(ファイル書き込み制御手段)。 第1実施形態に係るストレージシステムを機能展開して示したブロック図である(ファイル復旧制御手段)。 第1実施形態により実現されるストレージ装置内の格納データの構成例を示した図である。 第1実施形態に係るファイル管理方法の処理手順を示すフローチャートである(ファイル書き込み手順)。 第1実施形態に係るファイル管理方法の処理手順を示すフローチャートである(ファイル復旧手順)。 追加ファイル情報を2重化することによって、実現したストレージ装置内の格納データの構成を示した図である。 第2実施形態に係るストレージシステムを機能展開して示したブロック図である(ファイル書き込み制御手段)。。 第2実施形態に係るストレージシステムを機能展開して示したブロック図である(ファイル復旧制御手段)。 アプリケーションがRAM上に作成する格納データの構成例を示した図である。 図10に示すファイルデータを、実際にストレージ装置に格納した際の格納データの構成例を示した図である。 第2実施形態に係るファイル管理方法の処理手順を示すフローチャートである(ファイルデータ書き込み手順)。 第2実施形態に係るファイル管理方法の処理手順を示すフローチャートである(ファイル復旧手順)。 従来のファイルシステムによる格納データの構成例を示した図である。 従来のファイル管理方法の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 ホスト装置(ファイル書き込み制御手段330、ファイル復旧制御手段340)
2 ストレージ装置
131 アプリケーション
132 ミドルウェア
133 OS(ファイルシステム)
330,330a ファイル書き込み制御手段
331 割り当てクラスタ決定部
332 追加ファイル情報割り当てクラスタ決定部
333 ファイル情報割り当てクラスタ決定部
334 物理アドレス算出部
335 データ書き込み部
336 ファイルシステム情報更新部
340,340a ファイル復旧制御手段
341 データ読み出し部
342,342a 追加ファイル情報判定部
343,343a ファイルデータ読み出し部
344 最終データ判定部
345,345a ファイルデータ保存部

Claims (12)

  1. ストレージ装置に分割されたファイルのデータであるファイルデータを、前記ストレージ装置において所定の大きさに区切られた記憶領域であるセクタブロックに書き込んで、読み出すファイル管理装置におけるファイル管理方法であって、
    前記ファイル管理装置が、
    前記ファイルデータを基に、前記ファイルまたは前記ファイルデータに固有の情報が少なくとも格納される追加ファイル情報を生成し、
    前記追加ファイル情報と、前記追加ファイル情報に該当するファイルデータとを対応付け、
    前記追加ファイル情報と、前記対応付けられたファイルデータとを、前記ストレージ装置に書き込む
    手順を実行することを特徴とするファイル管理方法。
  2. 前記ファイル管理装置が、
    前記ストレージ装置の先頭セクタブロックから、前記ストレージ装置に格納されているデータである格納データを順次読み出し、
    前記順次読み出した格納データに、前記追加ファイル情報が含まれるか否かを判定し、
    前記順次読み出した格納データに、前記追加ファイル情報が含まれている場合、前記追加ファイル情報を基に、前記ファイルデータを前記ストレージ装置から読み出す
    ことをさらに含んで実行することを特徴とする請求項1に記載のファイル管理方法。
  3. 前記ファイル管理装置が、
    前記読み出したファイルデータを、前記追加ファイル情報を基に、順次連結して1つのファイルにする
    ことをさらに含んで実行することを特徴とする請求項2に記載のファイル管理方法。
  4. 前記追加ファイル情報は、前記ストレージ装置における前記ファイルデータの物理アドレスまたは不連続なセクタブロックに割り当てられた次の前記追加ファイル情報の前記ストレージ装置における物理アドレスを含むことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のファイル管理方法。
  5. 前記追加ファイル情報は、前記ストレージ装置における前記ファイルデータの相対アドレスまたは不連続なセクタブロックに割り当てられた次の前記追加ファイル情報の前記ストレージ装置における相対アドレスを含むことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のファイル管理方法。
  6. 前記追加ファイル情報と、前記ファイルデータとを対応付けるとは、前記追加ファイル情報と、前記ファイルデータとを、前記ストレージ装置の同一のセクタブロックに書き込むことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のファイル管理方法。
  7. 前記ファイル管理装置が、
    同一かつ少なくとも2つの前記追加ファイル情報を、前記ストレージ装置に書き込むことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のファイル管理方法。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のファイル管理方法を、コンピュータに実行させることを特徴とするファイル管理プログラム。
  9. ストレージ装置に分割されたファイルのデータであるファイルデータを、前記ストレージ装置において所定の大きさに区切られた記憶領域であるセクタブロックに書き込んで、読み出すファイル管理装置であって、
    前記ファイル管理装置は、
    前記ファイルデータを基に、前記ファイルまたは前記ファイルデータに固有の情報が少なくとも格納される追加ファイル情報を生成する手段と、
    前記追加ファイル情報と、前記追加ファイル情報に該当するファイルデータとを対応付ける手段と、
    前記追加ファイル情報と、前記対応付けられたファイルデータとを、前記ストレージ装置に書き込む手段と
    を備えることを特徴とするファイル管理装置。
  10. 前記ファイル管理装置は、
    前記ストレージ装置の先頭セクタブロックから、前記ストレージ装置に格納されているデータである格納データを順次読み出し手段と、
    前記順次読み出した格納データに、前記追加ファイル情報が含まれるか否かを判定する手段と、
    前記順次読み出した格納データに、前記追加ファイル情報が含まれている場合、前記追加ファイル情報を基に、前記ファイルデータを前記ストレージ装置から読み出す手段と、
    をさらに含んで備えることを特徴とする請求項9に記載のファイル管理装置。
  11. 前記ファイル管理装置は、
    前記読み出したファイルデータを、前記追加ファイル情報を基に、順次連結して1つのファイルにする手段を
    さらに含んで備えることを特徴とする請求項10に記載のファイル管理装置。
  12. ストレージ装置に保存するデータのデータ構造であって、
    前記ストレージ装置において所定の大きさに区切られた記憶領域であるセクタブロックごとに、分割されたファイルのデータであるファイルデータと、前記ファイルまたは前記ファイルデータに固有の情報が少なくとも格納される追加ファイル情報とを対応付けたことを特徴とするデータ構造。
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