JP2007179443A - コンテンツ処理装置,コンテンツ処理方法,およびコンピュータプログラム - Google Patents

コンテンツ処理装置,コンテンツ処理方法,およびコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 コンテンツ処理装置間でコンテンツの一部を送受信することによりコンテンツの流通化を図ることが可能なコンテンツ処理装置,コンテンツ処理方法,およびコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】 コンテンツ処理装置は,コンテンツデータのうち一部分のデータである一部コンテンツデータを取得する一部取得部(376)と,一部コンテンツデータを再生又は実行するコンテンツデータ処理部(375)と,コンテンツデータ処理部による一部コンテンツデータの再生又は実行と並行して一部コンテンツデータに対応するコンテンツデータを取得する取得部(376)とを備え,上記コンテンツデータ処理部は,上記一部コンテンツデータから該一部コンテンツデータに対応するコンテンツデータに切り替えて,該コンテンツデータを再生又は実行する。
【選択図】 図6

Description

本発明は,コンテンツ配信システムおよびコンテンツ配信方法に関し,特に,コンテンツを効率的に配信することができるコンテンツ配信システムおよびコンテンツ配信方法に関する。
近年,インターネットの普及やPC(Personal Computer)等の高速化や大容量化に伴い,ネットワークを介した音楽データ,プログラム,映像データなどのディジタルコンテンツの配信が広く行われるようになってきている。
ディジタルコンテンツを保有するサーバ(コンテンツ配信サーバ)からネットワークを介して配信されたコンテンツは,PC等のコンテンツ処理装置に記録・再生されるか,あるいは携帯電話機など他の携帯コンテンツ処理装置等に転送されて記録・再生される(例えば,特許文献1を参照)。
特開2005−25922号公報
しかしながら,ユーザは,プログラム,音楽データ,映像データ等のディジタルコンテンツを購入する前に,試しにディジタルコンテンツの一部を実行又は視聴したい場合でも,インターネット等のネットワークに接続してコンテンツ配信サーバからディジタルコンテンツをダウンロードしなければならなかった。
また,最近では,コンピュータが対等にサーバの役割とクライアントの役割の双方を担うピアツーピア(Peer To Peer:P2P)型のネットワークが個人ユーザの間でも利用可能となってきているが,仮にP2P型のネットワークを利用しても,既に購入済のコンテンツを保有するコンテンツ処理装置から他のコンテンツ処理装置にコンテンツを複製するのは,不正コピー防止等のため困難であった。
したがって,口コミなどによって,保有するディジタルコンテンツを各コンテンツ処理装置間で授受し,各ユーザ間におけるディジタルコンテンツの情報流通化を図ることが難しかった。
そこで,本発明は,このような問題に鑑みてなされたもので,その目的は,コンテンツの流通化を図ることが可能な,特に,コンテンツ処理装置間でコンテンツの一部を送受信することによりコンテンツの流通化を図ることが可能な,新規かつ改良されたコンテンツ処理装置,コンテンツ処理方法,およびコンピュータプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するため,本発明の第1の観点によれば,コンテンツデータのうち一部分のデータである一部コンテンツデータを取得する一部取得部と;上記一部取得部による上記一部コンテンツデータが取得されると,その一部コンテンツデータを再生又は実行するコンテンツデータ処理部と;上記コンテンツデータ処理部による一部コンテンツデータの再生又は実行と並行して該一部コンテンツデータに対応するコンテンツデータを取得する取得部とを備え,上記コンテンツデータ処理部は,上記一部コンテンツデータから該一部コンテンツデータに対応するコンテンツデータにシームレスに切り替えて,該コンテンツデータを再生又は実行することを特徴としたコンテンツ処理装置が提供される。
本発明によれば,コンテンツ処理装置は,一部コンテンツデータを取得し,その一部コンテンツデータを再生又は実行する処理と並行してコンテンツデータを取得すると,一部コンテンツデータからコンテンツデータに切り替える。かかる構成によれば,コンテンツ処理装置は,一部コンテンツデータを再生又は実行する処理と並行してコンテンツデータを取得し,シームレスに遅延なく一部コンテンツデータからコンテンツデータに切り替えて,実行又は再生するため,コンテンツ処理装置は,コンテンツデータを処理開始当初から再生又は実行するのと同じように,処理できる。また,一部コンテンツデータの流通化を促進することで,コンテンツデータの流通化が図れる。なお,上記一部取得部と,取得部とは例えば,別体として構成されても良いし,一体として構成されても良い。
上記コンテンツデータ処理部は,上記一部コンテンツデータの再生又は実行中に,上記一部コンテンツデータの再生又は実行している地点を示す時間情報を取得し,その時間情報を基にして上記一部コンテンツデータの再生又は実行している地点と対応する上記コンテンツデータにおける地点を開始地点として設定し,その開始地点から該コンテンツデータを再生してもよく,また,上記コンテンツデータ処理部は,上記一部コンテンツデータの再生終了時間情報を取得し,その再生終了時間情報を基にして上記一部コンテンツデータの終了地点と対応する上記コンテンツデータにおける地点を開始地点として設定し,上記一部コンテンツデータの再生終了とともに,その開始地点から該コンテンツデータを再生してもよい。
上記取得部は,上記一部コンテンツデータとともに,その一部コンテンツデータに対応するコンテンツデータに係る識別情報及び入手先情報を取得し;上記取得部は,上記コンテンツデータの識別情報及び入手先情報を基にして,そのコンテンツデータを取得するようにしてもよい。
上記一部取得部は,上記一部コンテンツデータを外部のコンテンツ処理装置から取得し;上記取得部は,上記一部コンテンツデータに対応するコンテンツデータを,コンテンツデータを配信するコンテンツ配信サーバから取得するようにしても良い。
上記一部コンテンツデータは,暗号化されているデータ,又は,暗号化されていないデータのいずれかであり,上記コンテンツデータは,暗号化されている課金対象のデータであるようにしてもよい。
上記一部コンテンツデータに対応するコンテンツデータは暗号化されており,上記コンテンツデータ処理部は,上記一部コンテンツデータの再生又は実行が終了するまでの間に,上記コンテンツデータが復号されたタイミングで,上記一部コンテンツデータから該一部コンテンツデータに対応するコンテンツデータに切り替えるようにしてもよい。かかる構成により,再生又は実行処理の負荷などに応じて切替タイミングをより一層柔軟に決定することができる。
上記一部コンテンツデータに対応するコンテンツデータは暗号化されており,上記コンテンツデータ処理部は,上記コンテンツデータが復号され,かつ,上記一部コンテンツデータの再生又は実行が終了するタイミングで,上記一部コンテンツデータから該一部コンテンツデータに対応するコンテンツデータに切り替えるようにしてもよい。かかる構成により,再生又は実行処理の負荷などに応じて切替タイミングをより一層柔軟に決定することができる。
また,上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,コンテンツデータのうち一部分のデータである一部コンテンツデータを取得する一部取得ステップと;上記一部コンテンツデータを再生又は実行するコンテンツデータ処理ステップと;上記コンテンツデータ処理ステップと並行して上記一部コンテンツデータに対応するコンテンツデータを取得する取得ステップと;上記一部コンテンツデータから該一部コンテンツデータに対応するコンテンツデータに切り替えて,該コンテンツデータを再生又は実行する切替ステップとを含むことを特徴としたコンテンツ処理方法が提供される。
また,上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,コンテンツデータのうち一部分のデータである一部コンテンツデータを取得する一部取得ステップと;上記一部コンテンツデータを再生又は実行するコンテンツデータ処理ステップと;上記コンテンツデータ処理ステップと並行して上記一部コンテンツデータに対応するコンテンツデータを取得する取得ステップと;上記一部コンテンツデータから該一部コンテンツデータに対応するコンテンツデータに切り替えて,該コンテンツデータを再生又は実行する切替ステップとをコンピュータに実行させることを特徴としたコンピュータプログラムが提供される。
以上説明したように,本発明によれば,各コンテンツ処理装置間でコンテンツデータのうち一部分を送受信することにより,コンテンツデータの情報流通化を図り,コンテンツデータの流通を促進することが可能となる。
以下,本発明の好適な実施の形態について,添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお,以下の説明及び添付図面において,略同一の機能及び構成を有する構成要素については,同一符号を付することにより,重複説明を省略する。
(コンテンツ流通システム101)
まず,図1を参照しながら,本実施の形態にかかるコンテンツ流通システム101について説明する。なお,図1は,本発明の実施形態に係るセキュアチップを利用したコンテンツ流通システムの構成を説明した説明図である。
図1に示したように,本実施形態に係るセキュアチップを利用したコンテンツ流通システム101は,コンテンツ利用管理サーバ100と,ライセンス発行サーバ200と,情報処理端末としてのコンテンツ処理装置300と,セキュアチップ400と,コンテンツ配信サーバ600とを備えている。
上記ライセンス発行サーバ200は,コンテンツ処理装置300に対してコンテンツデータを処理(再生など)するためのライセンスを発行するサーバであり,ライセンス発行サーバ200にコンテンツ処理装置300からコンテンツを再生する要求が送信されると,その要求に対し,コンテンツや要求のあった再生機器に応じて適切なライセンスを発行する。
なお,本実施の形態にかかるコンテンツデータは,動画像及び音声からなる映像,音楽,静止画像,文字,図形,または記号のうち少なくとも一つを含むデータであり,又は,プログラムであり,より具体的には,例えば,コンテンツデータは,映画,放送番組,楽曲,ゲーム,またはアプリケーションなどを例示することができる。
上記コンテンツ利用管理サーバ100は,コンテンツの利用回数を利用者ごと,コンテンツごとに管理するサーバである。コンテンツの利用が行われると,その利用に応じて利用者に対しては課金を行い,コンテンツの提供者に対してはコンテンツ利用料の支払いを行う。
また,上記コンテンツ利用管理サーバ100は,コンテンツ処理装置300からコンテンツを再生する要求が発行されると,コンテンツ処理装置300に接続されたセキュアチップ400に対して,ライセンスの復号を行うライセンス管理鍵と,ライセンス管理鍵利用可能回数を書き込む機能を含む。
上記コンテンツ処理装置300(300−1,300−2;「コンテンツ処理装置300」と総称する場合もある。)は,情報処理装置の一例であり,コンテンツの処理(再生など)を行う機器である。クライアントの形態としては,PC(Personal Computer)や持ち運びが容易な携帯電話や携帯型音楽再生装置等を用いてもよい。
なお,本実施の形態にかかるコンテンツ流通システム101には,図1に示すように,コンテンツ処理装置300は,コンテンツ処理装置300−1,コンテンツ処理装置300−2と2台が備わる場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,コンテンツ流通システム101には,1又は2台以上のコンテンツ処理装置300が備わる場合でも実施可能である。
上記コンテンツ処理装置300−1には,図1に示すように,セキュアチップ400が接続されている。また,一方のコンテンツ処理装置300−2には,セキュアチップ400が内蔵されている。上記のように,コンテンツ処理装置300と上記セキュアチップ400とを別体として構成する場合,又は,一体として構成する場合のどちらでもよい。
上記コンテンツ処理装置300は,ライセンス発行サーバ200に対し,コンテンツの再生要求を送信する。ライセンス発行サーバ200からライセンスが送信されると,コンテンツ処理装置300はコンテンツ利用管理サーバ100からライセンス管理鍵とライセンス管理鍵利用可能回数を受け取り,セキュアチップ400に格納する。ライセンス管理鍵はセキュアチップ400に格納されるが,ライセンス管理鍵利用可能回数は,必ずしもセキュアチップ400に格納される必要はなく,コンテンツ処理装置300に格納されてもよい。
コンテンツ処理装置300とセキュアチップ400との接続形態は,PCにカードリーダ/ライタ(R/W)を接続し,カードリーダ/ライタにセキュアチップ400を内蔵したICカードを接触させる形式や,PCに非接触型ICチップ搭載のICカードを挿入可能なカードスロットなどを備え,カードスロットに挿入されたICカードとリーダ/ライタとの間で無線通信が行われるようにしてもよい。また,携帯電話や携帯型音楽再生装置のような持ち運びが容易にできる情報処理端末に内蔵する形式であってもよい。
なお,コンテンツ処理装置300は,ライセンスを取得し,コンテンツデータをコンテンツ配信サーバ600からダウンロードすると,そのコンテンツデータのうち一部分のデータ(一部コンテンツデータ)を,他のコンテンツ処理装置300に転送することができる。かかる処理によって,他のコンテンツ処理装置300は,一部コンテンツデータを再生中に,ライセンスを取得し,コンテンツデータをコンテンツ配信サーバ600からダウンロードすれば,かかる一部コンテンツデータを遅延なくシームレスにコンテンツデータに切り替えて再生することができる。なお,詳細については,後程説明する。
上記セキュアチップ400は,ICチップの一例であり,コンテンツ処理装置300と接続して使用する。セキュアチップ400の形態としては,耐タンパ性を有する各種チップであればよく,セキュアチップ400を搭載したICカード(接触型ICカード,非接触型ICカード,など)や,当該ICカード機能を搭載したメモリカード(又は,カード型記憶装置)などであってもよい。
セキュアチップ400には,コンテンツ利用管理サーバ100から送信されたライセンス管理鍵やライセンス管理鍵利用回数を格納することができる。上述したように,ライセンス管理鍵はセキュアチップ400に格納されるが,ライセンス管理鍵利用回数は必ずしもセキュアチップ400に格納される必要はない。
上記ネットワーク500は,コンテンツ利用管理サーバ100と,ライセンス発行サーバ200と,コンテンツ処理装置300とをそれぞれ通信可能にする通信網である。ネットワーク500は,例えば,インターネット,電話回線網,衛星通信網等の公衆回線網や,WAN,LAN,IP−VPN(Internet Protocol-Virtual Private Network)等の専用回線網などで構成されており,有線であっても無線であってもよい。
(ライセンス発行サーバ200)
次に,図2を参照しながら,本実施の形態にかかるライセンス発行サーバ200について説明する。なお,図2は,ライセンス発行サーバ200の機能構成の概略的な一例を示すブロック図である。
図2に示すように,ライセンス発行サーバ200は,ライセンス要求受信部210と,コンテンツID判定部220と,コンテンツID記憶部230と,クライアント機器情報判定部240と,クライアント機器情報記憶部250と,ライセンス作成部260と,ライセンス管理鍵記憶部270と,ライセンス送信部280と,を含んで構成される。
上記ライセンス要求受信部210は,例えば,通信回線,通信回路,通信デバイス等で構成された通信インタフェースであって,コンテンツ処理装置300からのコンテンツ再生要求を受信する。ライセンス要求受信部210がコンテンツ処理装置300からのコンテンツ再生要求を受信すると,コンテンツ処理装置300や再生要求のあったコンテンツに応じたライセンスを送信するため,コンテンツID判定部220およびクライアント機器情報判定部240において,コンテンツIDおよびコンテンツ処理装置の機器情報の判定処理を行う。
上記コンテンツID判定部220は,コンテンツ処理装置300からのコンテンツ再生要求から再生対象となるコンテンツのコンテンツIDを判断する。コンテンツIDの判断には,コンテンツID記憶部230を用いる事ができる。コンテンツIDの判定が完了すると,クライアント機器情報判定部240においてコンテンツ処理装置の機器情報の判定処理を行う。
上記クライアント機器情報判定部240は,コンテンツ再生要求を送信したコンテンツ処理装置300(クライアント)の機器情報を判定する。コンテンツ処理装置の機器情報の判定には,クライアント機器情報記憶部250を用いる事ができる。コンテンツ処理装置の機器情報の判定処理が完了すると,ライセンス作成部260においてライセンスの作成処理を行う。
本実施形態では,コンテンツID判定部220においてコンテンツIDを判定した後に,クライアント機器情報判定部240においてクライアント機器情報を判定しているが,クライアント機器情報判定部240においてクライアント機器情報を判定した後に,コンテンツID判定部220においてコンテンツIDを判定するようにしてもよい。
ライセンス作成部260は,コンテンツID判定部220およびクライアント機器情報判定部240で判定したコンテンツIDおよびコンテンツ処理装置の機器情報に応じたライセンスを作成する。作成したライセンスは,ライセンス管理鍵記憶部270に格納されているライセンス管理鍵で暗号化を行う。暗号化を行ったライセンスは,ライセンス送信部280を介してコンテンツ処理装置300に送信される。
ライセンス送信部280は,例えば,通信回線,通信回路,通信デバイス等で構成された通信インタフェースであって,コンテンツ処理装置300に対し,暗号化を行ったライセンスを送信する。
(コンテンツ利用管理サーバ100)
次に,図3を参照しながら,本実施の形態にかかるコンテンツ利用管理サーバ100について説明する。なお,図3は,本実施の形態にかかるコンテンツ利用管理サーバ100の機能構成の一例を示すブロック図である。
図3に示すように,上記コンテンツ利用管理サーバ100は,ライセンス管理鍵要求受信部110と,利用者情報管理部120と,利用者情報記憶部130と,ライセンス管理鍵管理部140と,ライセンス管理鍵記憶部150と,ライセンス管理鍵送信部160と,を含んで構成される。
上記ライセンス管理鍵要求受信部110は,例えば,通信回線,通信回路,通信デバイス等で構成された通信インタフェースであって,暗号化されたライセンスを保持しているコンテンツ処理装置300から利用者情報を受信すると,送信元のコンテンツ処理装置300が保持している暗号化されたライセンスに対応するライセンス管理鍵の送信処理を行う。
上記利用者情報管理部120は,ライセンス管理鍵を要求したコンテンツの利用者情報を管理する。ライセンス管理鍵の要求を受信すると,利用者情報記録部130にコンテンツの利用者情報を格納する。
上記ライセンス管理鍵管理部140は,暗号化されたライセンスを復号するライセンス管理鍵の管理を行う。ライセンス管理鍵はライセンス管理鍵記憶部150に保管されており,ライセンスに応じたライセンス管理鍵をコンテンツ処理装置300に授与する。
上記ライセンス管理鍵記憶部150は,暗号化されたライセンスを復号するライセンス管理鍵を記憶している。コンテンツ処理装置300に授与するライセンス管理鍵は,ライセンス管理鍵記憶部150に記憶されており,コンテンツ処理装置300からの要求に応じて,コンテンツ処理装置の機器情報や再生するコンテンツに対応したライセンスを復号するためのライセンス管理鍵を抽出する。
上記ライセンス管理鍵送信部160は,例えば,通信回線,通信回路,通信デバイス等で構成された通信インタフェースであって,暗号化されたライセンスを復号するライセンス管理鍵をコンテンツ処理装置300に送信する。
(コンテンツ配信サーバ600)
次に,図4を参照しながら,本実施の形態にかかるコンテンツ配信サーバ600について説明する。なお,図4は,本実施の形態にかかるコンテンツ配信サーバの機能構成の概略的な一例を示すブロック図である。
本実施の形態にかかるコンテンツ配信サーバ600は,ライセンス管理鍵で暗号化されたコンテンツデータを記憶し管理し,コンテンツ処理装置300から要求されたコンテンツを,コンテンツID(又は,コンテンツ識別情報)を基にして,上記暗号化されたコンテンツデータを配信する装置である。
図4に示すように,上記コンテンツ配信サーバ600は,コンテンツ要求受信部610と,クライアント機器情報管理部620と,クライアント機器情報記憶部630と,コンテンツ送信部640と,コンテンツ管理部650と,コンテンツ記憶部660とを備えている。
コンテンツ管理部650は,クライアント機器情報管理部620からのクライアント機器情報記憶部630に記憶された要求元のクライアント機器情報と,要求元のコンテンツ処理装置300から送信された入手先情報(URLなど)及びコンテンツIDとを基にして,コンテンツ記憶部660に記憶されたコンテンツデータを取得する。
コンテンツ送信部640は,上記コンテンツ管理部650により取得されたコンテンツデータを要求元のコンテンツ処理装置300にネットワーク500を介して送信する。
なお,本実施の形態にかかるコンテンツ記憶部660には,暗号化されたコンテンツデータが記憶される場合を例に挙げて説明するが,かかる例に限定されず,例えば,上記コンテンツ送信部640が暗号化した後に,コンテンツ送信部640は,ネットワーク500を介して暗号化されたコンテンツデータをコンテンツ処理装置300に送信しても良い。
(コンテンツ処理装置300)
次に,図5を参照しながら,本実施の形態にかかるコンテンツ処理装置300について説明する。なお,図5は,本実施の形態にかかるコンテンツ処理装置の概略的な構成の一例を示すブロック図である。
図5に示すように,コンテンツ処理装置300は,例えば,CPU(Central Processing Unit)等に相当する制御部380と,ROM(Read Only Memory)381と,RAM(Random Access Memory)383と,ホストバス384と,ブリッジ385と,外部バス386と,インタフェース387と,入力部390と,出力部391と,ストレージ装置(HDD又はEEPROMなど)393と,接続ポート395と,通信ポート397とを備える。
上記制御部380は,演算処理装置および制御装置として機能し,各種プログラムを起動・実行することにより,プログラムに従って動作し,コンテンツ処理装置300内の各部を制御する。
上記ROM381は,制御部380が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAM383は,制御部380の実行において使用するプログラムや,その実行において適宜変化するパラメータ等のデータを一次記憶する。これらは制御部用バスなどから構成されるホストバス384により相互に接続されている。
ホストバス384は,ブリッジ385を介して,PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス386に接続されている。
入力部390は,例えば,マウス,キーボード,タッチパネル,ボタン,スイッチ,レバー等の操作手段と,入力信号を生成して制御部380に出力する入力制御回路などから構成されている。コンテンツ処理装置300を利用するユーザは,この入力部390を操作することにより,コンテンツ処理装置300に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
出力部391は,例えば,CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置,液晶ディスプレイ(LCD)装置,ランプ等の表示装置と,スピーカ等の音声出力装置などで構成される。
上記出力部391は,例えば,実行又は再生されたコンテンツを出力する。具体的には,表示装置は,再生された映像データ等の各種情報をテキストまたはイメージで表示する。一方,音声出力装置は,再生された音声データ等を発音する。
ストレージ装置393は,本実施形態にかかるコンテンツ処理装置300の記憶部の一例として構成されたデータ格納用の装置であり,例えば,HDD(Hard Disk Drive),EEPROMなどで構成される。例えば,ストレージ装置393は,ハードディスクを駆動し,制御部380が実行するプログラムや各種データを格納する。
上記接続ポート395は,例えばセキュアチップ400等の外部のデバイス等を接続するポートであり,USB,IEEE1394等の接続端子を有する。接続ポート395は,インタフェース387,外部バス386,ブリッジ385,ホストバス384等を介して制御部380等に接続されている。かかる接続ポート395によって,コンテンツ処理装置300は,セキュアチップ400とデータ通信が可能となる。
通信ポート397は,例えば,ネットワーク500に接続するための通信デバイス等で構成された通信インタフェースである。より具体的には,通信ポート397は,例えば,10Base−T等の通信コネクタや,Bluetooth又はIEEE801.11b対応のアンテナ(コンテンツ処理装置300が携帯電話機の場合)等を例示することができる。この通信ポート397は,他のコンテンツ処理装置300やコンテンツ配信サーバ600等の外部機器との間で,各種データを送受信する。
また,図5に示す通信ポート397にリーダ/ライタ(図示せず。)を接続することにより,例えば,セキュアチップ400とコンテンツ処理装置300との間で,リーダ/ライタを介してデータ通信(接触通信又は非接触通信など)が行われても良い。
なお,図5に示すように,コンテンツ処理装置300には,接続ポート395を備えてセキュアチップ400と外部接続する場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,コンテンツ処理装置300は,セキュアチップ400を内蔵し,自装置内にセキュアチップ400が一体化する場合などでも実施可能である。
次に,図6を参照しながら,本実施の形態にかかるコンテンツ処理装置300として機能させるための機能構成について説明する。なお,図6は,本実施の形態にかかるコンテンツ処理装置の機能構成の概略的な構成を示すブロック図である。
図6に示すように,コンテンツ処理装置300は,ライセンス要求部310と,クライアント機器情報記憶部315と,ライセンス受信部320と,ライセンス確認部325と,ライセンス管理部330と,ライセンス管理鍵要求部335と,利用者情報記憶部340と,ライセンス復号要求部345と,セキュアチップ送受信部350と,ライセンス復号鍵受信部335と,ライセンス管理鍵記憶部360と,コンテンツ復号部365と,コンテンツ記憶部370と,コンテンツ再生部375と,コンテンツ取得部(一部取得部,取得部)376とを含んで構成される。
なお,上記ライセンス要求部310と,クライアント機器情報記憶部315と,ライセンス受信部320と,ライセンス確認部325と,ライセンス管理部330と,ライセンス管理鍵要求部335と,利用者情報記憶部340と,セキュアチップ送受信部350と,ライセンス復号鍵受信部335と,ライセンス管理鍵記憶部360と,コンテンツ復号部365と,コンテンツ記憶部370と,コンテンツ再生部375と,コンテンツ取得部376とは,プログラムとして,制御部380からの呼び出しに応じて実行可能なように,例えば,ストレージ装置393,ROM381,またはRAM383に記憶されているものとするが,かかる例に限定されない。
上記ライセンス要求部310は,ユーザからの処理(再生など)又は購入したいコンテンツが入力部390を介して受け付けられると,ライセンス発行サーバ200に対し,その処理(再生など)又は購入したいコンテンツおよびコンテンツ処理装置300に対応したライセンスの発行を要求する。ライセンスの発行を要求する際には,ネット上のコンテンツ配信サーバ600に目的のコンテンツが記憶された場所を示す入手先情報(URLなど)や,クライアント機器情報記憶部315に記憶している,コンテンツ識別情報(コンテンツID)や,機器を識別可能な情報を送信してもよい。
上記クライアント機器情報記憶部315には,ライセンス発行サーバ200に送信する際のコンテンツ処理装置300を識別可能な情報(機器識別情報)が記憶されている。機器を識別可能な情報として,例えば機器のメーカー名,型番,使用しているOS(Operating System)の名称,OSのバージョン等を含んでもよい。
また,上記クライアント機器情報記憶部315は,図5に示すストレージ装置393等の記憶手段に記憶されるものであり,例えば,データベース(DB)等を例に挙げることができるが,かかる例に限定されない。
上記ライセンス受信部320は,例えば,通信回線,通信回路,通信デバイス等で構成された通信インタフェースであって,ライセンス発行サーバ200から送信されたライセンスを受信する。
上記ライセンス確認部325は,ライセンス発行サーバ200から送信されたライセンスの内容を確認する。ライセンスが正式なものであることが確認できれば,ライセンス発行サーバ200から送信されたライセンスをライセンス管理部330に記録する。
上記ライセンス管理部330は,ライセンス発行サーバ200から送信されたライセンスを記録する。コンテンツを再生する際には,ライセンス管理部330に記録されたライセンスを,ライセンス管理鍵を用いて復号し,コンテンツを再生する。
また,上記ライセンス管理部330は,図5に示すストレージ装置393等の記憶手段に記憶されるものであり,例えば,1又は2以上のライセンスを保有するデータベース(DB)等を例に挙げることができるが,かかる例に限定されない。
上記ライセンス管理鍵要求部335は,暗号化されているライセンスの復号に必要なライセンス管理鍵の発行をコンテンツ利用管理サーバ100に要求する。ライセンス管理鍵の発行を要求する際には,利用者を識別する利用者情報を送信する。利用者を識別する利用者情報は,コンテンツを配信する配信会社に登録したユーザID等であってもよい。
なお,ライセンス管理鍵要求部335は,利用者情報の他に,コンテンツの利用希望回数の情報をコンテンツ利用管理サーバ100に送信してもよい。利用者情報を送信する際には,ライセンス管理鍵要求部335は,利用者情報記憶部340に記憶した利用者情報を送信するようにしてもよい。
利用者情報記憶部340には,暗号化されているライセンスの復号に必要なライセンス管理鍵の発行をコンテンツ利用管理サーバ100に要求する際に,コンテンツ利用管理サーバ100に送信する利用者情報が記憶されている。
また,上記利用者情報記憶部340は,図5に示すストレージ装置393等の記憶手段に記憶されるものであり,例えば,データベース(DB)等を例に挙げることができるが,かかる例に限定されない。
セキュアチップ送受信部350は,上記説明の接続ポート395を介して,セキュアチップ400との情報のやり取りを行う。例えば,ライセンス復号要求部345からライセンスを復号する要求信号が転送されると,セキュアチップ送受信部350は,セキュアチップ400に対し上記ライセンス復号要求信号を転送する。
ライセンス管理鍵受信部355は,セキュアチップ400に書き込まれたライセンス管理鍵を,セキュアチップ送受信部350を介して受信する。受信したライセンス管理鍵は,ライセンス管理鍵記憶部360に保存する。なお,コンテンツ処理装置300にライセンス管理鍵受信部355およびライセンス管理鍵記憶部360は,後述するライセンスの検索処理をコンテンツ処理装置300で実施する場合に必要となる。そのため,ライセンスの検索処理をコンテンツ処理装置300ではなくセキュアチップ400で行う場合には,コンテンツ処理装置300にライセンス管理鍵受信部355およびライセンス管理鍵記憶部360を設ける必要はない。
また,上記ライセンス管理鍵記憶部360は,図5に示すストレージ装置393等の記憶手段に格納されるものであり,例えば,1又は2以上のライセンス管理鍵を保有するデータベース(DB)等を例に挙げることができるが,かかる例に限定されない。
コンテンツ復号部365は,復号したライセンスを用いてコンテンツの復号を行う。コンテンツ記憶部370は,復号されたコンテンツを保存する。コンテンツ再生部(コンテンツデータ処理部)375は,復号されたコンテンツ又は一部コンテンツを再生するが,再生処理に限定されず,例えば,コンテンツ再生部375は,アプリケーション等のプログラムを実行してもよい。
また,上記コンテンツ記憶部370は,図5に示すストレージ装置393等の記憶手段に格納されるものであり,例えば,1又は2以上のコンテンツを保有するデータベース(DB)等を例に挙げることができるが,かかる例に限定されない。
上記コンテンツ取得部376は,コンテンツ配信サーバ600に対し,コンテンツID,入手先情報を基にして,コンテンツデータを要求し,コンテンツ配信サーバ600から暗号化されたコンテンツデータを取得する機能を有する。
また,上記コンテンツ取得部376は,かかるコンテンツデータを取得する機能のみならず,詳細は後述するが,他のコンテンツ処理装置300から一部コンテンツデータを取得する機能を有する。
なお,本実施の形態にかかるコンテンツ取得部376は,コンテンツデータを取得する機能と一部コンテンツデータを取得する機能とを有する場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,コンテンツ取得部376は,コンテンツデータを取得する取得部と一部コンテンツデータを取得する一部取得部のように別体から構成されてもよい。
(セキュアチップ400)
次に,図7を参照しながら,本実施の形態にかかるセキュアチップ400について説明する。なお,図7は,本実施の形態にかかるセキュアチップの概略的な構成の一例を示すブロック図である。
図7に示すように,セキュアチップ400は,例えばセキュアチップ400から0〜10cmの近距離の範囲内(通信範囲)であればリーダ/ライタ(R/W)301などを介してコンテンツ処理装置300など外部の通信装置と非接触な近距離無線通信することが可能であり,又は,接続ポート484を介してコンテンツ処理装置300と通信することが可能な装置である。
さらに,本実施の形態にかかるセキュアチップ400は,図1に示すように,例えば,当該セキュアチップ400と同等の機能を具備するチップにモジュール化し,携帯電話機などに組み込むことが可能であるが,かかる例に限定されず,セキュアチップ400は,例えば,非接触型ICカードなどとして用いられても実施可能である。
図7に示すように,本実施形態にかかるセキュアチップ400には,リーダ/ライタ301等と無線通信するためのアンテナ481と,同調部483と,変復調部485と,IC制御部487と,EEPROM493とが備わっている。
上記アンテナ481は,例えば,閉ループのコイル等を構成し,上記コイルに流れる電流が変化することで,電磁波を出力する。また,アンテナ481としてのコイルを通る磁束が変化することで,アンテナ481に電流が流れる。
同調部483は,アンテナ481に流れる電流を受信し,例えば,同調又は検波等を行い,変復調部485に出力する。
同調部483が同調又はフィルタリングする周波数帯域は,EEPROM493内に格納されたライセンス等のデータにアクセスする可能性がある周波数であれば,如何なる周波数の場合でもよく,13.56MHz等を例示することができる。
変復調部485は,同調部483から供給される信号を復調し,IC制御部487に供給する。また,変復調部485は,IC制御部487から送られてくるデータを,アンテナ481を介して送出するために変調する。
なお,変復調部485は,アンテナ481から無線信号として送出される搬送波とIC制御部487から送られてくるデータとを基にして変調する。また,復調の際も変復調部485は,同調部483から伝送される無線信号のうち搬送波を取り除いたデータに復調する。
IC制御部487は,接続ポート484又は変復調部485から供給される信号として,例えばマンチェスタ符号などをデコードし,その無線信号からデコードされた符号情報を基に解析し,受信コマンド等を認識する。
なお,上記受信コマンドは,ポーリングコマンド,EEPROM493に記憶されたライセンス等のデータを読み出すコマンド,EEPROM493の記憶領域にライセンスなどのデータを書き込むコマンド等を例示することができる。
また一方で,IC制御部487は,コンテンツ処理装置300に有線又は無線信号として送信するデータを,例えば,マンチェスタ符号などにエンコードする。
IC制御部487は,半導体素子などを1又は2以上備えた回路である。上記IC制御部487は,上記説明したように,例えば,変復調部485により復調された無線信号について,エンコード/デコードを実行するブロックである。
また,上記IC制御部487は,セキュアチップ400に備わる各部(同調部481〜EEPROM493)の処理を制御する。
なお,図7に示すセキュアチップ400には,アンテナ481,同調部483,接続ポート484,および変復調部485が備わる場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,セキュアチップ400には,接続ポート484が備わる場合,又は,セキュアチップ400には,接続ポート484以外のアンテナ481,同調部483,および変復調部485が備わる場合などでもよい。
次に,図8を参照しながら,本実施の形態にかかるセキュアチップ400として機能させるための機能構成について説明する。なお,図8は,本実施の形態にかかるセキュアチップの機能構成の概略を示すブロック図である。
図8に示したように,セキュアチップ400は,ライセンス管理鍵受信部410と,利用コンテンツ数受信部420と,利用コンテンツ数記憶部430と,ライセンス復号要求受信部440と,ライセンス検索部445と,ライセンス管理部450と,利用ライセンス数削減部455と,ライセンス管理鍵記憶部460と,ライセンス復号部465と,復号ライセンス送信部470と,を含んで構成される。
なお,上記ライセンス管理鍵受信部410と,利用コンテンツ数受信部420と,利用コンテンツ数記憶部430と,ライセンス復号要求受信部440と,ライセンス検索部445と,ライセンス管理部450と,利用ライセンス数削減部455と,ライセンス管理鍵記憶部460と,ライセンス復号部465と,復号ライセンス送信部470とは,ファームウェアなどのプログラムとして,IC制御部487からの呼び出しに応じてすぐ実行可能なように,例えば,EEPROM493等に記憶されているものとするが,かかる例に限定されない。
上記ライセンス管理鍵受信部410は,コンテンツ利用管理サーバ100から送信されたライセンス管理鍵を受信する。受信したライセンス管理鍵はライセンス管理鍵記憶部460に保管する。
上記利用コンテンツ数受信部420は,コンテンツ利用管理サーバ100から送信されたコンテンツの利用希望回数の情報を受信する。コンテンツ処理装置300からコンテンツの利用希望回数の情報をコンテンツ利用管理サーバ100に送信した場合に,コンテンツ利用管理サーバ100からセキュアチップ400にコンテンツの利用希望回数の情報が送信される。受信したコンテンツの希望利用回数の情報は利用コンテンツ数記憶部430に保管する。
上記ライセンス復号要求受信部440は,コンテンツ処理装置300から暗号化されたライセンスの復号が要求された場合に,ライセンスの復号要求を受信する。
ライセンス管理部450は,過去に復号化したライセンスの一部の情報を保管する。ライセンス発行サーバ200から発行されたライセンスが,過去に復号したものと同一かどうかを判断するために,ライセンス管理部に過去に復号したライセンスの一部の情報を保管する。ライセンスの一部の情報としては,ライセンスのハッシュ値であってもよい。なお,上記過去に復号したものと同一かどうかの判断は,ライセンス検索部445により同一のライセンスが検索されたか否かで行われるが,かかる例に限定されない。
利用ライセンス数削減部455は,ライセンス発行サーバ200から発行されたライセンスが過去に復号したものと同一ではないと判断された場合,利用ライセンス数(ライセンス管理鍵利用回数)を,1減算する(デクリメントする)。
ライセンス管理鍵記憶部460は,コンテンツ利用管理サーバ100から送信されたライセンス管理鍵を保管する。
ライセンス復号部465は,ライセンス管理鍵を用いて暗号化されたライセンスを復号する。なお,復号されたライセンスには,暗号化されたコンテンツデータを復号するためのコンテンツ暗号/復号鍵が含まれている。
復号ライセンス送信部470は,復号したライセンスをコンテンツ処理装置300に送信する。
(権利取得処理について)
次に,図9〜図11を参照しながら,本実施の形態にかかるコンテンツ流通システム101におけるコンテンツデータを再生するための権利を取得する処理について説明する。図9は,ライセンス管理部をセキュアチップ400に設ける場合の権利取得処理のフローチャートであり,図10は,ライセンス管理部をコンテンツ処理装置300に設ける場合の権利取得処理のフローチャートであり,図11は,コンテンツ利用管理サーバにライセンス管理鍵を要求する際に,過去に再生したコンテンツの情報を併せてコンテンツ利用管理サーバに送信する権利取得処理のフローチャートである。
なお,本実施の形態にかかるICチップ(又は,セキュアチップ)を利用したコンテンツ流通システム101を実施するにあたっては,予め何らかの手段によって暗号化されたコンテンツを入手してクライアントに格納するものとする。その際の入手経路は問わず,CD−ROMやDVD−ROM等の記憶媒体から入手してもよく,ネットワーク経由で入手してもよい。
図9を使用してコンテンツ流通システム101における権利取得処理の流れを説明すると,暗号化されたコンテンツを再生する際には,コンテンツ処理装置300からライセンス発行サーバ200に向けて,再生するコンテンツの情報とコンテンツ処理装置300の機器情報を送信して,ライセンスの発行を要求する(S100)。ライセンス発行サーバ200は,コンテンツの情報とコンテンツ処理装置300の機器情報を受信すると,コンテンツ処理装置300に向けて,コンテンツを再生する際に必要となる,暗号化されたライセンスを送信する(S110)。
暗号化されたライセンスを受信したコンテンツ処理装置300は,コンテンツ利用管理サーバ100に向けてライセンスの復号に必要なライセンス管理鍵の発行を要求する(S120)。この際,コンテンツ処理装置300からは,コンテンツを利用する利用者を識別する利用者情報を送信する。また,利用者情報と合わせて,コンテンツの利用を希望する利用回数の情報を送信してもよい。コンテンツの利用回数とは,言い換えればライセンスを復号するライセンス管理鍵の利用可能回数である。
コンテンツ処理装置300からライセンス管理鍵の発行要求を受信したコンテンツ利用管理サーバ100は,ライセンス管理鍵の作成を行い(S130),ライセンス管理鍵の発行要求を送信した利用者の利用者情報と,その利用者が利用可能なコンテンツの利用回数とをデータベースに記録する(S140)。データベースに利用者情報とコンテンツ利用回数とが記録されると,コンテンツ利用管理サーバ100は,コンテンツ処理装置300を経由して,セキュアチップ400に向けて,ライセンスの復号に必要なライセンス管理鍵と,コンテンツの利用回数とを送信する(S150)。
コンテンツ利用管理サーバ100からライセンス管理鍵およびコンテンツの利用回数が送信されると,セキュアチップ400にライセンス管理鍵およびコンテンツの利用回数が書き込まれる(S160)。セキュアチップ400にライセンス管理鍵およびコンテンツの利用回数が書き込まれると,コンテンツ処理装置300がセキュアチップ400に暗号化されたライセンスを送信し,ライセンスの復号を要求する(S170)。
ライセンスの復号要求を受信したセキュアチップ400は,ライセンス管理部450に,復号の対象となるライセンスの情報が格納されているかどうか検索する(S180)。ライセンス管理部450に復号の対象となるライセンスの情報が格納されていない場合に,利用コンテンツ数記憶部430に保存されている利用可能なコンテンツの利用回数を1つ減らし(S190),ライセンス管理鍵を用いてライセンスの復号を行う(S200)。
ライセンスの復号が完了すると,復号が完了したライセンスの情報をライセンス管理部450に記録する(S210)。記録する情報は,ライセンスに対応するコンテンツの情報や,ライセンスの一部もしくは全部や,ライセンスのハッシュ値などであってもよい。次回以降,同一のライセンスの復号要求が送信された場合は,コンテンツの利用回数を減らさずにライセンスの復号を行う。これにより,ライセンス管理鍵の利用回数はコンテンツ利用回数に一致することとなる。
コンテンツ処理装置300では,復号されたライセンスを受けとり,そのライセンスからコンテンツ管理鍵を取り出し,コンテンツ管理鍵を用いてコンテンツを復号し,コンテンツの再生を行う(S220)。コンテンツの復号が完了すると,コンテンツの復号に用いたコンテンツ管理鍵を削除する(S230)。ここでコンテンツ管理鍵を削除するのはセキュリティ上の観点からで,コンテンツ管理鍵を保持したままでは,コンテンツ管理鍵が第三者の手に盗まれる恐れがあり,その第三者がコンテンツ管理鍵を解析することで,ライセンスを入手しなくてもコンテンツの再生が行えてしまう。そのため,コンテンツの復号が完了するとコンテンツ管理鍵の削除を行うが,本発明を実施する上では必ずしもコンテンツ管理鍵を削除する必要は無い。
次に,図10を参照すると,ライセンス管理部をコンテンツ処理装置300に設ける場合においては,コンテンツ利用管理サーバ100がコンテンツ処理装置300経由でセキュアチップ400にライセンス管理鍵を送信する処理までは,図9に示したライセンス管理部をセキュアチップ400に設ける場合と同一である。
図10に示すように,まず,コンテンツ処理装置300がライセンスの発行を要求する(S300)と,ライセンス発行サーバ200が暗号化されたライセンスを送信する(S310)。コンテンツ処理装置300がライセンスを復号するライセンス管理鍵の発行を要求する(S320)と,ライセンス管理鍵の作成を行い(S330),ライセンス管理鍵の発行要求を送信した利用者の利用者情報と,その利用者が利用可能なコンテンツの利用回数とをデータベースに記録し(S340)。コンテンツ処理装置300を経由して,セキュアチップ400に向けて,ライセンスの復号に必要なライセンス管理鍵を送信する(S350)。セキュアチップ400は,コンテンツ利用管理サーバ100から送信されたライセンス管理鍵を書き込む(S360)。ここでライセンス管理部をセキュアチップ400に設ける場合と唯一異なるのは,利用可能なコンテンツの利用回数の情報を,セキュアチップ400ではなくコンテンツ処理装置300に保管することである。
セキュアチップ400にライセンス管理鍵が書き込まれると,コンテンツ処理装置300は,ライセンス管理部330に復号の対象となるライセンスの情報が格納されているかどうか検索する(S370)。ライセンス管理部330に復号の対象となるライセンスの情報が格納されていない場合に,利用可能なコンテンツの利用回数を1つ減らし(S380),ライセンスの情報をライセンス管理部330に記録する(S390)。記録する情報は,ライセンスに対応するコンテンツの情報や,ライセンスの一部もしくは全部や,ライセンスのハッシュ値などであってもよい。
ライセンス管理部330へライセンスの情報を保存すると,再生するコンテンツに対応するライセンスを復号するため,暗号化されたライセンスをセキュアチップ400に送信し,ライセンスの復号を要求する(S400)。セキュアチップ400がライセンスの復号要求を受信すると,セキュアチップ400に書き込まれたライセンス管理鍵を用いてライセンスを復号する(S410)。
コンテンツ処理装置300では,復号されたライセンスを受けとり,そのライセンスからコンテンツ管理鍵を取り出し,コンテンツ管理鍵を用いてコンテンツを復号し,コンテンツの再生を行う(S430)。コンテンツの復号が完了すると,コンテンツの復号に用いたコンテンツ管理鍵を削除する(S230)が,本発明を実施する上では必ずしもコンテンツ管理鍵を削除する必要は無い。
図11を参照すると,図9のステップS120,および図10のステップS320の,コンテンツ処理装置300から利用者情報や利用コンテンツ数の情報をコンテンツ利用管理サーバ100に送信する処理の際に,これまでに利用したコンテンツを識別する情報を送信する(S520)。コンテンツを識別する情報としては,それぞれのコンテンツに付されたIDのようなものであってもよい。
コンテンツ利用管理サーバ100では,コンテンツ処理装置300から送信された利用者情報,利用コンテンツ数,利用したコンテンツを識別する情報,ライセンス管理鍵およびライセンス管理限利用回数を管理する。コンテンツ処理装置300から利用者情報,利用コンテンツ数および利用したコンテンツを識別する情報を受信すると,ライセンス管理鍵を作成(S530)した後,コンテンツ処理装置300から送信された情報をデータベースに記録する(S540)。保存した情報は,コンテンツを供給したコンテンツ供給会社へのコンテンツ利用要の支払いなどに利用することができる。
(一部コンテンツを取得した後に権利取得する処理)
次に,図12,図13を参照しながら,本実施の形態にかかる一部コンテンツを取得した後に,その一部コンテンツに対応するコンテンツの権利取得処理について説明する。なお,図12は,本実施の形態にかかる一部コンテンツを取得した後に権利取得する処理の概略を示すフローチャートであり,図13は,本実施の形態にかかる一部コンテンツから,その対応するコンテンツに切り替えて再生する処理の概略を示す説明図である。
図12に示すように,コンテンツ処理装置300−2は,コンテンツ処理装置300−1に対し,自己が記憶する1又は2以上のコンテンツデータから所定のコンテンツデータを取得し,そのコンテンツデータの一部分のデータである一部コンテンツデータを転送する(S601)。
なお,コンテンツ処理装置300−1とコンテンツ処理装置300−2との間の通信は,P2Pによる通信であれば,10Base−Tなどのケーブルを介したLANや,IEEE802.11b等のアドホック通信など,通信方式や,有線/無線などを問わず,如何なる通信でもよい。
また,コンテンツ処理装置300−2は,上記一部コンテンツデータを転送する際に,その一部コンテンツデータに対応するコンテンツデータの識別情報(例えば,コンテンツID)や,コンテンツデータが記憶された記憶場所を示し,そのコンテンツデータを取得するための入手先情報(URLなど)も送信する(S601)。
なお,上記一部コンテンツデータとしてコンテンツデータの一部分の範囲は,コンテンツ処理装置300が一部コンテンツデータを再生している間に,そのコンテンツデータに係るライセンスを取得し,暗号化されたコンテンツデータを復号できるだけの時間的な余裕があれば,如何なる範囲でもよい。
また,上記一部コンテンツデータとしてコンテンツデータの一部分である範囲は,例えば,コンテンツ処理装置300−2がコンテンツデータを取得する時点など予め指定されている場合,又は,コンテンツ処理装置300−2を使用するユーザが自ら指定する等の場合でもよい。
一部コンテンツデータは,例えば,コンテンツデータの先頭からt秒後までの範囲を有するデータである場合や,コンテンツデータの先頭からn秒後〜n+t秒後までの範囲が指定されたデータである場合などを例示できる。
次に,コンテンツ処理装置300−1(又は,コンテンツ取得部376)は,コンテンツ処理装置300−2から一部コンテンツデータを受信すると,その一部コンテンツデータを再生する(S603)。なお,一部コンテンツデータは,例えば,コンテンツ処理装置300−1とコンテンツ処理装置300−2の間で共通な鍵を生成し,その鍵でコンテンツ処理装置300−1及びコンテンツ処理装置300−2間を暗号化/復号されてもよいし,又は,生データのままでも実施可能であるが,かかる例に限定されない。
一部コンテンツデータを再生開始後(S603),その一部コンテンツデータに対応したコンテンツデータ全体を再生する等の権利を取得する旨の要求がユーザから入力部390を介して受け付けられた場合,コンテンツ処理装置300−1は,コンテンツIDと入手先情報とを基にしてコンテンツ配信サーバ600にアクセスし,コンテンツデータを要求する(S605)。
なお,本実施の形態におけるアクセスとは,例えば,システムの利用,サーバへの接続,ファイルの参照,ファイルの保存,ファイルの削除,またはファイルの変更などの情報処理を総称していうが,かかる例に限定されない。
コンテンツ配信サーバ600は,コンテンツ処理装置300−1からコンテンツデータの要求があると,上記コンテンツIDに対応する暗号化されたコンテンツデータを送信する(S607)。なお,暗号化されたコンテンツデータは,上記説明の通り,ライセンスに含まれるコンテンツ暗号/復号鍵を用いて復号される。
次に,コンテンツ処理装置300−1は,コンテンツデータを再生するなどの権利を取得する処理(S609)が実施されるが,かかる処理は,図9〜図11に示すように,上記説明した権利取得処理と実質的に同一であるため,詳細な処理は省略する。
次に,コンテンツ処理装置300−1(又は,コンテンツ復号部365)は,ライセンスに含まれるコンテンツ暗号/復号鍵を用いて,受信し取得した暗号化されたコンテンツデータを復号し,生のコンテンツデータを得る(S611)。
次に,コンテンツ処理装置300−1(又は,コンテンツ再生部375)は,一部コンテンツデータを再生している地点を示す再生時間を取得し(S613),その地点で一部コンテンツデータの再生を停止するとともに,再生対象を全体のコンテンツ,即ちコンテンツデータに切り替えて,上記一部コンテンツデータを再生している地点に対応するコンテンツデータ上の地点からコンテンツデータを再生する(S615)。
上記ステップS615では,一部コンテンツデータにおける再生地点と略同一地点からコンテンツ処理装置300−1による再生処理の切れ間なく遅延なくコンテンツデータを再生するため,一部コンテンツデータとコンテンツデータとをシームレスに再生することができる。
コンテンツ処理装置300−1が取得した一部コンテンツデータが出力部391に出力されることで,ユーザは試しに実行又は視聴し,ライセンス取得/コンテンツ購入する判断材料とすることができ,ユーザは,コンテンツ処理装置300−1に迅速にライセンス取得を要求することができる。コンテンツ処理装置300−1は,ライセンスを取得することで,コンテンツデータを一部始終再生することができる。
次に,コンテンツ処理装置300−1は,コンテンツデータを復号する際に用いられたコンテンツ暗号/復号鍵を削除する(S617)。また,コンテンツ処理装置300−1は,一部コンテンツデータの再生終了後,コンテンツ処理装置300−2から取得した一部コンテンツデータを削除してもよく,または,コンテンツ処理装置300−1は,その一部コンテンツデータをさらに他のコンテンツ処理装置300に転送してもよい。
ここで,図13を参照しながら,一部コンテンツデータからコンテンツデータに再生切り替えを行う処理(S615)について,より具体的に説明する。
まず,図13(a)に示すように,コンテンツ処理装置300(又は,コンテンツ再生部375)は,まず一部コンテンツデータ1301の開始(再生時間0)から再生を始める。また,コンテンツ再生部375は一部コンテンツデータ1301の再生終了時間を一部コンテンツデータ1301のヘッダ情報等から取得する。
次に,コンテンツ処理装置300(又は,コンテンツ再生部375)は,上記再生終了時間を基に一部コンテンツデータ1301の再生終了を検知し,一部コンテンツデータ1301の終了(再生時間m)まで再生した地点(ハッチングされた矩形の右端,再生終了地点)で,コンテンツデータ1303に再生対象を切り替える。さらにコンテンツ再生部375は,上記コンテンツデータ1303において上記再生時間mに該当する地点(ハッチングされた矩形の左端)を開始地点とし,その開始地点からコンテンツデータ1303をコンテンツデータ1303の終了地点(再生時間t)まで再生する(S615)。
また,図13(b)に示すように,コンテンツ処理装置300(又は,コンテンツ再生部375)は,一部コンテンツデータ1301は,まず一部コンテンツデータ1301の開始(再生時間0)から再生を始める。
次に,コンテンツ処理装置300(又は,コンテンツ再生部375)は,一部コンテンツデータ1301の終了手前の再生時間sまで再生した地点(ハッチングされた矩形の右端)で,コンテンツデータ1303に再生対象を切り替える。さらにコンテンツ再生部375は,上記コンテンツデータ1303において上記再生時間sに該当する地点(ハッチングされた矩形の左端)を開始地点とし,その開始地点からコンテンツデータ1303をコンテンツデータ1303の終了地点(再生時間t)まで再生する(S615)。
なお,一部コンテンツデータ1301からコンテンツデータ1303に再生対象を切り替えるタイミングは,例えば,暗号化されたコンテンツデータ1303がコンテンツ復号部365により復号された時点,一部コンテンツデータ1301の再生終了時点,コンテンツ再生部375の再生処理によるコンテンツ処理装置300の負荷が所定レベル以下の時点などを例に挙げることができるが,かかる例に限定されない。
また,図13に示す一部コンテンツデータ1301は,コンテンツデータ1303の先頭からm秒後までの範囲に該当するデータであったが,かかる例に限定されず,例えば,コンテンツデータ1303の先頭からn秒後であって,n秒後〜n+p秒後までの範囲に該当するデータなどの場合でもよい。なお,m,n,p,s,tともに正数とする。
また,コンテンツデータ1303は課金対象のデータであって,例えば,ライセンス取得のたびに,所定時間ごとにコンテンツ処理装置300は,コンテンツ利用管理サーバ100などから課金要求があると,セキュアチップ400内に格納された電子マネー(図示せず)又はクレジット機能等により決済処理を行う。なお,一部コンテンツデータ1301は,課金対象ではないが,コンテンツデータの著作権者等に一部使用料が支払われてもよい。かかる一部使用料は,例えば,アフィリエイトなどのように,コンテンツを提供する側が支払っても良いが,かかる例に限定されない。
以上で,本実施の形態にかかる一部コンテンツを取得した後に権利取得する処理の一連の動作について説明を終了するが,かかるコンテンツ流通システム101によって,以下に示すような優れた効果が存在する。
(1)一部コンテンツデータをコンテンツ処理装置300間で送受信し権利取得することにより,個人間流通を利用したコンテンツデータの配信を可能とし,コンテンツ流通を促進することができる。
(2)不正コピー防止等のコンテンツに対する権利を守りながら,一部コンテンツデータによる個人間流通を図ることができる。
(3)コンテンツ処理装置300は,一部コンテンツデータを取得した後,一部コンテンツデータを再生しながら,その一部コンテンツデータに対応したコンテンツデータのライセンスを取得することができ,コンテンツ処理装置300は,一部コンテンツデータを再生した場合でも,途切れないように再生対象を替えて遅延なくコンテンツデータ全体を再生することができる。
なお,上述した一連の処理は,専用のハードウェアにより行うこともできるし,ソフトウェアにより行うこともできる。一連の処理をソフトウェアによって行う場合には,そのソフトウェアを構成するプログラムが,汎用のコンピュータやマイクロコンピュータ等の情報処理装置にインストールされ,上記情報処理装置をコンテンツ処理装置300として機能させる。
プログラムは,コンピュータに内蔵されている記録媒体としてのハードディスクなどのストレージ装置393やROM381に予め記録しておくことができる。
あるいはまた,プログラムは,ハードディスクドライブに限らず,フレキシブルディスク,CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory),MO(Magneto Optical)ディスク,DVD(Digital Versatile Disc),磁気ディスク,半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体に,一時的あるいは永続的に格納(記録)しておくことができる。このようなリムーバブル記録媒体は,いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することができる。
なお,プログラムは,上述したようなリムーバブル記録媒体からコンピュータにインストールする他,ダウンロードサイトから,ディジタル衛星放送用の人工衛星を介して,コンピュータに無線で転送したり,LAN(Local Area Network),インターネットといったネットワークを介して,コンピュータに有線で転送したり,コンピュータでは,そのようにして転送されてくるプログラムを受信し,ストレージ装置393等にインストールすることができる。
ここで,本明細書において,コンピュータに各種の処理を行わせるためのプログラムを記述する処理ステップは,必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく,並列的あるいは個別に実行される処理(例えば,並列処理あるいはオブジェクトによる処理)も含むものである。
また,プログラムは,1のコンピュータにより処理されるものであっても良いし,複数のコンピュータによって分散処理されるものであっても良い。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例を想定し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
上記実施形態においては,コンテンツ処理装置300に備わるライセンス要求部310と,クライアント機器情報記憶部315と,ライセンス受信部320と,ライセンス確認部325と,ライセンス管理部330と,ライセンス管理鍵要求部335と,利用者情報記憶部340と,ライセンス復号要求部345と,セキュアチップ送受信部350と,ライセンス復号鍵受信部335と,ライセンス管理鍵記憶部360と,コンテンツ復号部365と,コンテンツ記憶部370と,コンテンツ再生部375とは,1又は2以上のモジュールまたはコンポーネントから構成されるプログラムからなる場合を例に挙げて説明したが,本発明はかかる例に限定されない。例えば,複数の半導体素子等を備えたハードウェアからなる場合であってもよい。
また,上記実施形態においては,セキュアチップ400に備わるライセンス管理鍵受信部410と,利用コンテンツ数受信部420と,利用コンテンツ数記憶部430と,ライセンス復号要求受信部440と,ライセンス検索部445と,ライセンス管理部450と,利用ライセンス数削減部455と,ライセンス管理鍵記憶部460と,ライセンス復号部465と,復号ライセンス送信部470とは,1又は2以上のモジュールまたはコンポーネントから構成されるプログラムからなる場合を例に挙げて説明したが,本発明はかかる例に限定されない。例えば,複数の半導体素子等を備えたハードウェアからなる場合であってもよい。
また,上記実施形態においては,コンテンツ処理装置300は,他のコンテンツ処理装置300から一部コンテンツデータを取得する場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,コンテンツ処理装置300は,CD−ROMやUSBメモリ等の記録媒体から一部コンテンツデータを取得する場合,ネット上のサーバ等から一部コンテンツデータを取得する場合,放送局等の放送波を介して一部コンテンツデータを取得する場合などでもよい。
本実施の形態に係るセキュアチップを利用したコンテンツ流通システムの構成を説明した説明図である。 本実施の形態に係るライセンス発行サーバの機能構成の概略的な一例を示すブロック図である。 本実施の形態にかかるコンテンツ利用管理サーバの機能構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態にかかるコンテンツ配信サーバの機能構成の概略的な一例を示すブロック図である。 本実施の形態にかかるコンテンツ処理装置の概略的な構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態にかかるコンテンツ処理装置の機能構成の概略的な構成を示すブロック図である。 本実施の形態にかかるセキュアチップの概略的な構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態にかかるセキュアチップの機能構成の概略を示すブロック図である。 本実施の形態に係るライセンス管理部をセキュアチップに設ける場合の権利取得処理のフローチャートである。 本実施の形態にかかるライセンス管理部をコンテンツ処理装置に設ける場合の権利取得処理のフローチャートである。 本実施の形態にかかるコンテンツ利用管理サーバにライセンス管理鍵を要求する際に,過去に再生したコンテンツの情報を併せてコンテンツ利用管理サーバに送信する権利取得処理のフローチャートである。 本実施の形態にかかる一部コンテンツを取得した後に権利取得する処理の概略を示すフローチャートである。 本実施の形態にかかる一部コンテンツから,その対応するコンテンツに切り替えて再生する処理の概略を示す説明図である。
符号の説明
100 コンテンツ利用管理サーバ
101 コンテンツ流通システム
200 ライセンス発行サーバ
300 コンテンツ処理装置
365 コンテンツ復号部
375 コンテンツ再生部
376 コンテンツ取得部
400 セキュアチップ
500 ネットワーク
600 コンテンツ配信サーバ

Claims (10)

  1. コンテンツデータのうち一部分のデータである一部コンテンツデータを取得する一部取得部と;
    前記一部取得部による前記一部コンテンツデータが取得されると,その一部コンテンツデータを再生又は実行するコンテンツデータ処理部と;
    前記コンテンツデータ処理部による一部コンテンツデータの再生又は実行と並行して該一部コンテンツデータに対応する前記コンテンツデータを取得する取得部と;
    を備え,
    前記コンテンツデータ処理部は,前記一部コンテンツデータから該一部コンテンツデータに対応するコンテンツデータに切り替えて,該コンテンツデータを再生又は実行することを特徴とする,コンテンツ処理装置。
  2. 前記コンテンツデータ処理部は,前記一部コンテンツデータの再生又は実行中に,前記一部コンテンツデータの再生又は実行している地点を示す時間情報を取得し,その時間情報を基にして前記一部コンテンツデータの再生又は実行している地点と対応する前記コンテンツデータにおける地点を開始地点として設定し,その開始地点から該コンテンツデータを再生することを特徴とする,請求項1に記載のコンテンツ処理装置。
  3. 前記コンテンツデータ処理部は,前記一部コンテンツデータの再生終了時間情報を取得し,その再生終了時間情報を基にして前記一部コンテンツデータの終了地点と対応する前記コンテンツデータにおける地点を開始地点として設定し,前記一部コンテンツデータの再生終了とともに,その開始地点から該コンテンツデータを再生することを特徴とする,請求項1に記載のコンテンツ処理装置。
  4. 前記取得部は,前記一部コンテンツデータとともに,その一部コンテンツデータに対応するコンテンツデータに係る識別情報及び入手先情報を取得し;
    前記取得部は,前記コンテンツデータの識別情報及び入手先情報を基にして,そのコンテンツデータを取得することを特徴とする,請求項1に記載のコンテンツ処理装置。
  5. 前記一部取得部は,前記一部コンテンツデータを外部のコンテンツ処理装置から取得し;
    前記取得部は,前記一部コンテンツデータに対応するコンテンツデータを,コンテンツデータを配信するコンテンツ配信サーバから取得することを特徴とする,請求項1に記載のコンテンツ処理装置。
  6. 前記一部コンテンツデータは,暗号化されているデータ,又は,暗号化されていないデータのいずれかであり,前記コンテンツデータは,暗号化されている課金対象のデータであることを特徴とする,請求項1に記載のコンテンツ処理装置。
  7. 前記一部コンテンツデータに対応するコンテンツデータは暗号化されており,前記コンテンツデータ処理部は,前記一部コンテンツデータの再生又は実行が終了するまでの間に,前記コンテンツデータが復号されたタイミングで,前記一部コンテンツデータから該一部コンテンツデータに対応するコンテンツデータに切り替えることを特徴とする,請求項1に記載のコンテンツ処理装置。
  8. 前記一部コンテンツデータに対応するコンテンツデータは暗号化されており,前記コンテンツデータ処理部は,前記コンテンツデータが復号され,かつ,前記一部コンテンツデータの再生又は実行が終了するタイミングで,前記一部コンテンツデータから該一部コンテンツデータに対応するコンテンツデータに切り替えることを特徴とする,請求項1に記載のコンテンツ処理装置。
  9. コンテンツデータのうち一部分のデータである一部コンテンツデータを取得する一部取得ステップと;
    前記一部コンテンツデータを再生又は実行するコンテンツデータ処理ステップと;
    前記コンテンツデータ処理ステップと並行して前記一部コンテンツデータに対応するコンテンツデータを取得する取得ステップと;
    前記一部コンテンツデータから該一部コンテンツデータに対応するコンテンツデータに切り替えて,該コンテンツデータを再生又は実行する切替ステップと;
    を含むことを特徴とする,コンテンツ処理方法。
  10. コンテンツデータのうち一部分のデータである一部コンテンツデータを取得する一部取得ステップと;
    前記一部コンテンツデータを再生又は実行するコンテンツデータ処理ステップと;
    前記コンテンツデータ処理ステップと並行して前記一部コンテンツデータに対応するコンテンツデータを取得する取得ステップと;
    前記一部コンテンツデータから該一部コンテンツデータに対応するコンテンツデータに切り替えて,該コンテンツデータを再生又は実行する切替ステップと;
    をコンピュータに実行させることを特徴とする,コンピュータプログラム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009049654A (ja) * 2007-08-17 2009-03-05 Mobi Techno:Kk ハンディサーバ及びコンテンツ提供方法
JP2012155726A (ja) * 2012-02-17 2012-08-16 Toshiba Corp 情報管理システム、icカードおよび情報管理方法

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