JP2007179192A - 医用情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フォーマット形式が異なる医用画像に対し、効率良くかつ正確に文字認識を行う。
【解決手段】医用情報処理装置では、文字画像の文字を認識するための辞書画像を一の文字条件で記憶している。そして、文字認識対象の対象画像が入力されると、当該対象画像のフォーマットを特定し(ステップS1)、この特定されたフォーマットに基づき、前記対象画像に含まれる文字画像の位置及び文字条件を特定する(ステップS2)。そして、特定された文字条件に応じて前記医用画像に含まれる文字画像と前記記憶された辞書画像の文字条件を対応させ(ステップS3)、特定した文字位置の画像領域を抽出して2値化を行う(ステップS5)。2値化画像において前記文字条件を対応させた辞書画像を用いて前記医用画像に含まれる文字画像の文字認識を行う(ステップS6)。
【選択図】図7

Description

本発明は、医用画像に含まれる文字画像を認識する医用情報処理装置に関する。
医療の分野では、X線撮影装置等で撮影された医用画像上に撮影条件や患者を識別するためのIDを示す文字の画像を重畳して出力することが行われている。X線画像はグレー画像(白、黒又はその中間色からなる画像)であるため、2値化を行うことによりこのような画像から文字認識を行うことは容易であった。
しかし、CT(Computed Tomography)やMRI(Magnetic Resonance Imaging)等の撮影画像は、一回の撮影で得られる撮影画像数が100枚単位と数が多いため、マルチフォーマット形式で出力されることが多い。マルチフォーマット形式とは、例えばフィルム1枚分の画像領域を複数領域に分割し、この分割領域中に各撮影画像を縮小して配置するものである。このマルチフォーマット形式によれば、複数画像を効率良く出力できるとともに、比較読影することが可能となる。
このようなマルチフォーマット形式の医用画像の場合、撮影画像と文字画像が複数含まれるため、単なる2値化では文字認識ができない。
また、マルチフォーマット形式の場合、配置する画像数により各撮影画像の縮小率が変わるため、文字画像の位置や文字フォントのサイズが異なるものとなる。
従来は、撮影画像中の文字画像の位置が分かるように撮影画像上に文字画像を合成する際に、文字画像の位置を示すライン等の識別情報をともに合成することが行われていた(例えば、特許文献1参照)。文字認識時にはこの識別情報を基に文字位置を認識し、辞書とのマッチングを行うことができる。
或いは、予めフォーマット種類毎に文字画像の位置、文字フォントのサイズを定めるとともに、このフォントサイズに応じた辞書用の文字画像を用意しておき、文字認識対象の医用画像が入力されると、各フォーマットについて定められている文字位置に対し、各フォーマットの辞書を用いて文字認識を行い、最も認識率が良いものを検出していた。
特開平6−282688号公報
しかしながら、撮影画像に識別情報を付加する方法では、撮影装置側でそのような機能を搭載していないと、文字認識を行うことができない。
また、フォーマット毎に文字の条件に関する情報を備える方法では、入力画像に対し全てのフォーマットについて総当たりで辞書とのマッチングを行わなければならず、文字認識に係る処理時間が長くなる。また、フォーマット毎に辞書を準備しなければならず、効率が悪い。
本発明の課題は、フォーマット形式が異なる医用画像に対し、効率良くかつ正確に文字認識を行うことである。
請求項1に記載の発明は、医用情報処理装置において、
文字画像の文字を認識するための辞書画像を一の文字条件で記憶する辞書記憶手段と、
文字画像を含む医用画像のフォーマットを特定するフォーマット特定手段と、
前記特定されたフォーマットに基づき、前記医用画像に含まれる文字画像の文字条件を特定する文字特定手段と、
前記特定された文字条件に応じて前記医用画像に含まれる文字画像と前記記憶された辞書画像の文字条件を対応させ、当該文字条件を対応させた辞書画像を用いて前記医用画像に含まれる文字画像の文字認識を行う文字認識手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の医用情報処理装置において、
前記フォーマット特定手段により特定されたフォーマットに基づき、前記医用画像における文字画像の位置を特定する位置特定手段と、
前記医用画像から前記特定された位置の画像領域を抽出する抽出手段と、を備え、
前記文字認識手段は、前記抽出された抽出画像に対し、文字認識を行うことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の医用情報処理装置において、
前記フォーマットは、画像領域を複数に分割し、各分割領域に対する複数の撮影画像の配置方法を定めたものであり、
前記フォーマット特定手段は、前記医用画像の画像解析を行い、当該医用画像からフォーマットの分割パターンを決定付ける図形情報を抽出し、当該図形情報に基づいて当該医用画像のフォーマットを特定することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の医用情報処理装置において、
前記フォーマットは、画像領域を複数に分割し、各分割領域に対する複数の撮影画像の配置方法を定めたものであり、
前記フォーマット特定手段は、前記医用画像の画像解析を行い、当該医用画像に含まれる撮影画像の配置状態を検出し、当該配置状態に基づいて当該医用画像のフォーマットを特定することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の医用情報処理装置において、
前記文字認識手段は、前記特定された文字画像の文字条件を基準として前記辞書画像の文字条件を変更し、当該文字画像及び辞書画像の文字条件を対応させることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の医用情報処理装置において、
前記文字認識手段は、前記辞書画像の文字条件を基準として前記文字画像の文字条件を変更し、当該文字画像及び辞書画像の文字条件を対応させることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、先にフォーマットを特定することにより、文字画像の文字条件を特定することができ、当該文字条件に応じた文字認識を行うことができる。よって、フォーマット毎にそのフォーマットに応じた文字認識を行う必要が無く、効率良い文字認識を行うことができるとともに、特定された文字条件に合わせて正確に文字認識を行うことが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、先にフォーマットを特定することにより、医用画像における文字画像の位置を特定することができる。これにより、文字画像が含まれる画像領域にのみ文字認識を行えばよく、文字認識の処理時間の短縮化を図ることができるとともに、その認識精度を向上させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、分割パターンからフォーマットを特定することができる。
請求項4に記載の発明によれば、撮影画像の配置状態からフォーマットを特定することができる。
請求項5、6に記載の発明によれば、一の文字条件でのみ備えられた辞書画像の文字条件を変更する、或いはその辞書画像の文字条件に合わせて文字画像の文字条件を変更することにより、効率の良い文字認識を行うことができる。
まず、構成を説明する。
図1に、本実施形態における医用情報処理装置を含む医用画像システム10を示す。
図1に示すように、医用画像システム10は、各種撮影装置1a〜1d、DICOM(Digital Imaging and Communication in Medicine)変換装置2、医用情報処理装置3、フィルム出力装置4、表示装置5、プリンタ6、サーバ7を備えて構成されている。
以下、各構成装置について説明する。
この医用画像システム10は、X線撮影装置1a、超音波/内視鏡撮影装置1b、X線撮影装置1c、超音波/内視鏡撮影装置1dで生成された医用画像をフィルム出力装置4、表示装置5、プリンタ6(以下、総称して出力装置という)の各出力装置4〜6により出力するものである。
撮影装置1a〜1dは、撮影動作を行うとともに、その撮影により医用画像のデータを生成するものである。撮影装置1a〜1dの中にはそれぞれDICOM対応(X線撮影装置1c、超音波/内視鏡撮影装置1d)とDICOM非対応(X線撮影装置1a、超音波/内視鏡撮影装置1b)のものがある。
DICOMとは医用画像と通信に関する標準規格であり、これに非対応のものについてはDICOM変換装置2を介して医用情報処理装置3に接続される。DICOM非対応の撮影装置1a、1bから医用情報処理装置3へ向けてデータを送信する場合には、このDICOM変換装置2によりDICOM対応のデータ規格に変換されて医用情報処理装置3へ送出される。一方、DICOM対応の撮影装置1c、1dでは、各装置1c、1dにおいてDICOM規格に対応したデータが生成されるので、直接医用情報処理装置3へ送信される。
X線撮影装置1a、1cは、被写体(患者)にX線を照射して撮影を行い、そのX線画像を生成する。X線画像はグレー画像で生成される。ここで、グレー画像とは、白、黒の無彩色又はその中間色からなる画像をいう。
これに対し、超音波/内視鏡撮影装置1b、1dは、超音波撮影及び内視鏡撮影が可能な撮影装置であり、超音波撮影又は内視鏡撮影による撮影画像を生成する。これら撮影画像はカラー画像で生成される。ここで、カラー画像とは、白、黒の無彩色に加え、赤、緑、青等の有彩色又はそれらの中間色からなる画像をいう。
各撮影装置1a〜1dでは、撮影画像上に文字画像を重ねる画像処理及びマルチフォーマット形式への変換処理が可能である。例えば、撮影対象の患者の患者IDや撮影日付、撮影条件等を撮影装置1a〜1dに入力することにより、各撮影装置1a〜1dでは入力情報に対応する文字画像を生成して撮影画像上の所定の位置に配置し、撮影画像と合成する。文字画像の配置位置は、例えば撮影画像の上部左上等、撮影画像中の被写体領域との重複が少ない位置に予め設定されている。
さらにマルチフォーマット形式に変換する際には、文字画像が合成された撮影画像を、指定されたフォーマットパターンに従って縮小し、配置する。マルチフォーマット形式とは、図2(b)、(c)に示すように、1つの出力画像領域を複数に分割し、各分割領域に撮影画像を縮小して配置したものである。例えば、2×2のフォーマットパターンが指定された場合には、図2(b)に示すように出力画像領域を4つに等分割し、この分割された領域に縮小された4つの撮影画像をそれぞれ配置する。CT撮影画像等は、画像数が多いため、図2(c)に示すような分割数が多いフォーマットパターンが用いられることが多い。
このとき、図2(a)に示すようにシングルフォーマット形式(1つの出力画像領域に1つの撮影画像を配置したもの)の撮影画像と比較して、マルチフォーマット形式の撮影画像は縮小されて配置されるため、その撮影画像に含まれる文字画像Fの位置及び文字のフォントサイズがフォーマットパターン毎に異なるものとなる。
医用情報処理装置3は、各撮影装置1a〜1dから送信された医用画像から文字画像を抽出し、これを文字認識して付帯情報として医用画像に付帯させて各出力装置4〜6、サーバ7に出力するものである。
図3に、医用情報処理装置3の内部構成を示す。
図3に示すように、医用情報処理装置3は、制御部31、操作部32、表示部33、通信部34、記憶部35、画像メモリ36を備えて構成されている。
制御部31は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)等からなる。制御部31は、記憶部35に記憶されている各種制御プログラムを読み出し、これら制御プログラムに従って各種演算を行う或いは各部32〜36の動作を集中制御する。
操作部32は、キーボードやマウス等を備えて構成され、これらが操作されると、その操作に対応する操作信号を生成して制御部31に出力する。
表示部33は、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示ディスプレイを備え、制御部31の表示制御に従って医用画像の他、操作画面や制御部31の処理結果等の各種表示情報を表示する。
通信部34は、通信用のインターフェイスを備え、外部装置と相互に通信を行う。例えば、通信部34は各撮影装置1a〜1dから医用画像を受信し、出力装置4〜6、サーバ7へ医用画像を送信する。
記憶部35は、上記制御プログラムの他、プログラムの実行に必要なパラメータやデータ、制御部31の処理結果等の各種情報を記憶する。例えば、文字認識処理に必要なフォーマットテーブル351、トリムパターンテーブル352、辞書テーブル353を記憶している。
フォーマットテーブル351は、マルチフォーマット形式の各フォーマットパターンに関する情報を管理するためのテーブルである。フォーマットテーブル351には、図4に示すように、各フォーマットパターンを示すフォーマットパターン番号に対応付けて、そのフォーマットの分割パターン(例えば1×2等、分割領域の列数×行数で示される。)、画像数(例えば、分割パターンが1×2のとき、配置される全画像数は2)の他、そのフォーマットで定められている文字画像の位置情報、文字フォントサイズの文字の条件(以下、文字条件という)に関する情報が記憶されている。なお、文字画像の位置情報は、医用画像を構成する画素位置を座標で表し、始点O(0、0)及び終点P(x、y)で方形に囲まれる領域をその文字画像が含まれる位置として示すものである。
また、トリムパターンテーブル352は、医用画像中に含まれるトリムを検出するための情報を記憶するものである。トリムとは、撮影画像をマルチフォーマット変換した際に生じる、各撮影画像間の境界線であり、分割パターンを決定付ける図形情報となり得る。例えば、図2(a)に示すシングルフォーマット形式の場合、トリムは画像上に表れないが、マルチフォーマット形式の場合、図2(b)、(c)に示すように、各分割領域に配置された撮影画像間に白い境界線、トリムが画像化されている。すなわち、フォーマットにおける分割パターンの違いによりトリム画像は異なるパターンを示す。
トリムパターンテーブル352には、図5に示すように、トリムパターンに対応するフォーマットパターンのフォーマットパターン番号が設定されている。なお、トリムパターンは画像中に表れるトリムの線数を列数×行数で示している。例えば、トリムパターンが「1×0」である場合、撮影画像を縦に分割するトリムが1本含まれており、フォーマットパターン番号2のフォーマットに対応することを示している。また、トリムが無いトリムパターンの場合、フォーマットパターン番号1、つまりシングルフォーマットであることを示している。
辞書テーブル353は、文字認識のための辞書として準備された様々な文字画像(これを辞書画像という)が設定されたものである。
辞書テーブル353には、図6に示すように、辞書画像及びその辞書画像に対応する文字の情報が記憶されている。なお、辞書画像は一の文字条件のもののみが記憶されている。ここで、文字条件とは、文字のフォント、スタイル、フォントサイズ等の文字に関する条件をいう。図6に示す例では文字条件としてフォントサイズ「12」のもののみを備えている例を示している。
画像メモリ36は、医用画像を一時的に記憶するためのメモリである。
出力装置4〜6は、医用情報処理装置3から入力された医用画像の出力動作を行うものであり、フィルム出力装置4はフィルム媒体に、表示装置5は表示ディスプレイに、プリンタ6は紙媒体に出力する。
サーバ7は、大容量メモリを備え、このメモリに医用情報処理装置3から送信された医用画像をその医用画像に付帯された付帯情報と対応付けて保存し、その入出力を管理するものである。
次に、動作について説明する。
各撮影装置1a〜1dでは患者の撮影が行われると、その撮影画像が生成される。そして、撮影時に技師により入力された患者ID等の入力情報に応じた文字画像が生成され、撮影画像上の所定の位置に配置され、合成される。そして、指示に応じてマルチフォーマット形式に変換され、当該変換された医用画像は医用情報処理装置3に送信される。
医用情報処理装置3では、医用画像が入力されると、図7に示す文字認識処理が実行される。文字認識処理は、制御部31及び記憶部35に記憶されている文字認識処理プログラムとの協働により実現されるソフトウェア処理である。
図7に示す文字認識処理では、入力された文字認識対象の医用画像(これを対象画像という)の画像解析が制御部31において行われ、対象画像に含まれるトリム画像の検出が行われる。トリム画像の検出方法は特に限定しないが、例えば直線状のパターン画像を準備しておき、このパターン画像と対象画像とマッチングさせて一致する画像部分をトリム画像として検出すればよい。
トリム画像が検出されると、制御部31によりトリムパターンテーブル352に基づいて、検出されたトリム画像のパターンから対象画像のフォーマットパターンが特定される(ステップS1)。具体的に、図8に示す2×2のフォーマットパターンの対象画像を例に説明すると、対象画像のX方向及びY方向の何れにも1本づつトリム画像が検出されるので、トリムパターンは1×1となる。図5に示すトリムパターンテーブル352においてトリムパターン1×1に対応するのはフォーマットパターン番号3であるため、フォーマットテーブル351から対象画像のフォーマットパターンは2×2の分割パターンを有するものであると特定される。
次いで、制御部31によりフォーマットテーブル351に基づき、特定されたフォーマットパターンに対応する文字画像の位置、文字のフォントサイズが特定される(ステップS2)。上記例では、フォーマットテーブル351のパターン番号3の文字位置及びフォントサイズの情報が取得され、各分割領域に配置された撮影画像中の文字画像の位置及びその文字のフォントサイズとして特定される。
次いで、制御部31において辞書テーブル353から各辞書画像が読み出され、対象画像のフォーマットのフォントサイズとして特定されたサイズを基準に、このサイズと同一サイズとなるようにこの辞書画像が拡大又は縮小処理され、フォントサイズの変更が行われる(ステップS3)。特定フォーマットのフォントサイズが7であり、辞書画像のフォントサイズが12である場合には、辞書画像はフォントサイズ7となるように縮小処理される。
次いで、制御部31において特定された文字画像の位置に応じた画像領域が対象画像から抽出される(ステップS4)。例えばフォーマットテーブル351から文字位置情報として始点(0,0)〜終点(12、90)の座標情報が得られている場合、図8に示すように各トリム画像により区切られている各分割領域g1〜g4の左上の頂点をそれぞれ始点O(0、0)としてXY座標を導入したときにこの始点Oと終点P(12、90)とで決定される矩形領域が文字画像g12が位置する領域(図8中、点線で囲まれる領域g13)として抽出される。なお、図8では分割領域g1についてのみ、始点O、終点P、文字画像g12等の符号を付しているが、他の分割領域g2〜g4についても同様に始点O、終点Pにより決定される画像領域g13が抽出されるものである。
次いで、制御部31において予め定められた閾値により抽出画像が2値化され、2値化画像が作成される(ステップS5)。X線画像では、被写体画像以外の領域(例えば、X線が被写体を介さずに直接検出された素抜け領域等)は低信号値となるため、そのような領域に対して高信号値の文字画像が合成されることが多い。そのため、閾値以上の信号部分は高信号「1」、閾値未満の信号部分には低信号「0」を割り付ける2値化を行うことにより、高信号部分を文字画像として抽出することが可能となる。
制御部31では、そのような2値化画像から高信号部分の画素を抽出する等して文字画像の抽出が行われる。そして、この抽出された文字画像と縮小された辞書画像とのマッチングが行われて文字認識が行われる(ステップS6)。すなわち、同一フォントサイズの文字画像と各種辞書画像とのパターンマッチングが行われ、その結果、一致する辞書画像があればその辞書画像の文字であると認識される。
得られた文字認識結果は制御部31により対象画像の付帯情報として対象画像のヘッダ領域に書き込まれる等して付帯され、通信部34を介して各出力装置4〜6、サーバ7等の送信先へ送信される(ステップS7)。
以上のように、本実施形態によれば、予めフォーマット毎に文字画像の位置、フォントサイズ等の情報を設定しておき、対象画像についてフォーマット形式が何れであるかをまず特定する。そして、特定されたフォーマットから文字画像の文字条件及び位置を特定し、この文字条件を基準に辞書画像のフォントサイズを変更し、パターンマッチングを行う。
よって、先にフォーマットを特定することにより、そのフォーマットにおける文字画像の位置を特定することができ、マルチフォーマット形式における文字画像の抽出が容易となる。また、文字認識を行う領域を絞り込むことができ、正確な文字認識を行うことが可能となる。
また、フォーマットを特定することにより、そのフォーマットにおける文字画像の文字条件(フォントサイズ)を特定することができるので、ある一つのフォントサイズで準備された辞書画像のサイズを、特定されたフォントサイズに応じて拡大又は縮小すればよい。よって、各フォーマットでの文字フォントサイズ毎に辞書画像を準備する必要が無く、冗長構成を回避することができる。
従来は、対象画像に対し各フォーマットに応じた文字認識処理を順次行い、最も良い結果を文字認識結果としていた。しかしながら、本実施形態のように先にフォーマットを特定する場合、そのフォーマットに応じた文字認識処理のみを行えばよいため、処理時間を大幅に短縮することができ、処理効率が良い。
また、文字認識は、撮影画像から文字画像が含まれている所定領域を抽出し、この抽出画像に対してのみ行うので、処理時間の短縮化を図ることができる。
また、文字認識結果は撮影画像に付帯されるので、当該撮影画像の受信先においてその付帯情報を参照することにより撮影画像に合成された文字が示す患者情報や撮影条件等の情報を取得することができるので、これらの情報を活用することができる。
なお、上記実施形態は本発明を適用した好適な一例であり、これに限定されない。
例えば、トリム画像の行列における数(トリムパターン)によりフォーマットパターンを特定することとしていたが、これに限らず、トリム画像により分割される各分割領域のX方向及びY方向のサイズ(画素数)を算出し、このサイズの違いからフォーマットパターンを特定することとしてもよい。
また、上述した説明では、トリム画像によりフォーマットパターンを特定することとしていたが、対象画像中に含まれる画像及びその配置を検出することによりフォーマットパターンを特定することとしてもよい。具体的には、対象画像のX方向及びY方向のそれぞれについて走査し、その走査線上の画素値の分布を求める。X線画像の場合、被写体画像は高信号、素抜け領域は低信号となることが多いため、走査線上において被写体画像の位置では高信号を呈し、素抜け領域の位置では低信号を呈するはずである。よって、上記走査線上の画素値の分布からX方向及びY方向における画像信号値が極大値となる数を求め、この極大値の数から画像数及び画像の配置状態を検出すればよい。
また、上記実施形態ではフォーマットパターンを特定することにより、文字画像の文字フォントサイズを特定可能な構成としたが、各撮影装置1a〜1dから撮影画像とともに撮影画像中の文字画像に用いた文字フォントサイズの情報を取得し、これを基にフォーマットパターンを特定することとしてもよい。この場合、対象画像からトリム画像を検出する等の画像解析が不要となるため、処理効率が向上する。
また、抽出した文字画像の文字フォントサイズに合わせて、辞書画像のフォントサイズを縮小することとしたが、逆に辞書画像のフォントサイズを基準に、抽出した文字画像のフォントサイズを拡大又は縮小し、一致させることとしてもよい。
また、本実施形態では、フォーマットパターンの例として出力画像領域を等分割したもののみ示したが、これに限らず、左右非対称の分割領域を有する等、様々な分割パターンのフォーマットパターンにおいても本発明を適用可能である。例えば、左右に2分割され、さらに右側のみが上下に2分割されているような分割パターンであったり、等分割された分割パターンであっても分割領域によって文字位置が異なるような場合には、フォーマットテーブル351において分割領域毎に文字位置情報等を設定しておくことにより、上記と同様に文字画像の位置を容易に判別することができる。
本実施形態における医用情報処理装置を含む医用画像システムを示す図である。 フォーマットパターン例を示す図である。 医用情報処理装置の内部構成を示す図である。 フォーマットテーブル例を示す図である。 トリムパターンテーブル例を示す図である。 辞書テーブル例を示す図である。 医用情報処理装置により実行される文字認識処理を説明するフローチャートである。 2×2のフォーマットパターンの対象画像例を示す図である。
符号の説明
10 医用画像システム
1a〜1d 撮影装置
3 医用情報処理装置
31 制御部
35 記憶部
351 フォーマットテーブル
352 トリムパターンテーブル
353 辞書テーブル
4 フィルム出力装置
5 表示装置
6 プリンタ
7 サーバ

Claims (6)

  1. 文字画像の文字を認識するための辞書画像を一の文字条件で記憶する辞書記憶手段と、
    文字画像を含む医用画像のフォーマットを特定するフォーマット特定手段と、
    前記特定されたフォーマットに基づき、前記医用画像に含まれる文字画像の文字条件を特定する文字特定手段と、
    前記特定された文字条件に応じて前記医用画像に含まれる文字画像と前記記憶された辞書画像の文字条件を対応させ、当該文字条件を対応させた辞書画像を用いて前記医用画像に含まれる文字画像の文字認識を行う文字認識手段と、
    を備えることを特徴とする医用情報処理装置。
  2. 前記フォーマット特定手段により特定されたフォーマットに基づき、前記医用画像における文字画像の位置を特定する位置特定手段と、
    前記医用画像から前記特定された位置の画像領域を抽出する抽出手段と、を備え、
    前記文字認識手段は、前記抽出された抽出画像に対し、文字認識を行うことを特徴とする請求項1に記載の医用情報処理装置。
  3. 前記フォーマットは、画像領域を複数に分割し、各分割領域に対する複数の撮影画像の配置方法を定めたものであり、
    前記フォーマット特定手段は、前記医用画像の画像解析を行い、当該医用画像からフォーマットの分割パターンを決定付ける図形情報を抽出し、当該図形情報に基づいて当該医用画像のフォーマットを特定することを特徴とする請求項1又は2に記載の医用情報処理装置。
  4. 前記フォーマットは、画像領域を複数に分割し、各分割領域に対する複数の撮影画像の配置方法を定めたものであり、
    前記フォーマット特定手段は、前記医用画像の画像解析を行い、当該医用画像に含まれる撮影画像の配置状態を検出し、当該配置状態に基づいて当該医用画像のフォーマットを特定することを特徴とする請求項1又は2に記載の医用情報処理装置。
  5. 前記文字認識手段は、前記特定された文字画像の文字条件を基準として前記辞書画像の文字条件を変更し、当該文字画像及び辞書画像の文字条件を対応させることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の医用情報処理装置。
  6. 前記文字認識手段は、前記辞書画像の文字条件を基準として前記文字画像の文字条件を変更し、当該文字画像及び辞書画像の文字条件を対応させることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の医用情報処理装置。
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