JP2007179126A - タイミング解析装置及びタイミング解析手法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
タイミング検証の精度を向上できるとともに、論理回路の高速化を図ることができるタイミング解析装置及びタイミング解析方法を提供すること。
【解決手段】
本発明にかかるタイミング解析装置は、集積論理回路のタイミング解析装置であって、電源/グラウンド雑音に応答して、動作クロックのピリオドジッタ情報を生成するジッタ情報生成部12と、生成されたピリオドジッタ情報を格納するジッタ情報格納部34と、格納されたピリオドジッタ情報に基づいて、集積論理回路のタイミング解析を行うタイミング解析部22と、を有するものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、タイミング解析装置及びタイミング解析手法に関し、特に、電源/グラウンドノイズの影響を考慮したタイミング解析装置及びタイミング解析手法に関する。
論理回路の高速化設計において、電源/グラウンドノイズの影響が顕著になってきている。特に、論理回路に入力されるクロック信号のジッタ(以下、クロック信号のジッタを単にジッタという。)は、以前から電源/グラウンドノイズの影響の一つとして良く知られている。PLL(Phase Locked Loop)やDLL(Delay Locked Loop)や、USB(Universal Serial Bus)、DDR I/F(Double Data Rate I/F)などの高速信号を発生する回路において、ジッタは重要な設計指標の1つとなっている。
従来より、電源/グラウンドノイズによって論理回路が誤動作することを防止するため、回路設計時のタイミング解析において、ジッタを考慮した解析・設計が行われてきた。しかし、近年、論理回路の高速化に伴い回路設計が複雑化しており、設計難易度が高くなるに従って、ジッタを考慮した上で設計指標を満たすように設計完了することは困難になってきているため、より適切なジッタの考慮方法が求められている。
一般に、論理回路へ供給されるクロック信号(動作クロック)に生じるジッタには、ピリオドジッタとタイミングジッタの2種類が知られている。図22を用いて、ピリオドジッタとタイミングジッタについて説明する。図22(a)は、クロック信号の基本周期を示し、図22(b)は、クロック信号のずれに対するピリオドジッタを示し、図22(c)は、クロック信号のずれに対するタイミングジッタを示している。
図22(b)に示すように、ピリオドジッタとは、隣接エッジ間もしくは一定間隔の2つのクロックエッジの間に発生するジッタであり、基本周期からのズレ量をエッジ毎に集計した最大値である。図22(c)に示すように、タイミングジッタとは、長時間に渡って発生するエッジのブレ幅をジッタとして表現するものである。
図23は、従来のタイミング解析装置の構成を示している。この従来のタイミング解析装置では、電源/グラウンドノイズ波形が電源/グラウンドノイズ波形格納部901に格納され、電源電圧算出部902は、この電源/グラウンドノイズ波形に基づいて電源電圧情報を算出し、電源電圧情報格納部903へ格納する。また、ネットリストがネットリスト格納部904に格納され、遅延ライブラリが遅延ライブラリ格納部905に格納されて、遅延時間計算部906は、このネットリストと遅延ライブラリ、及び電源電圧情報に基づいて遅延情報を計算し、遅延情報格納部907へ格納する。さらに、タイミング制約情報がタイミング制約格納部908に格納されて、タイミング解析部909は、このタイミング制約と遅延情報に基づいてタイミング解析を行い、解析結果をタイミング解析結果格納部910へ格納する。
従来のタイミング解析装置では、電源/グラウンドノイズのタイミングへの影響考慮するために、タイミングジッタ値を用いている。また、この際にタイミングウィンドウ(不図示)を併用する場合もある。
電源電圧算出部902は、電源/グラウンドノイズ波形から、次の数1及び数2を用いて、電源(VDD)−グラウンド(VSS)間電圧の最大値VMAXと最小値VMINを算出し、電源電圧情報を作成する。また、タイミングウィンドウを併用する場合、その時間範囲に応じて最大値VMAXと最小値VMINを参照する時間範囲が制限される。
Figure 2007179126
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そして、遅延時間計算部906は、この電源電圧情報を参照し、次の数3及び数4を用いて、電源電圧値の最大値VMAXおよび最小値VMINに応じた遅延時間の最大値TMAXおよび最小値TMINを計算し、遅延情報を作成する。遅延情報の中には、論理セルおよびレジスタセルのセル内遅延時間、セル間(配線)遅延時間、レジスタセルのSetup時間やHold時間などが含まれる。
Figure 2007179126
Figure 2007179126
さらに、タイミング解析部909は、遅延情報の中に含まれる遅延時間を用いてタイミング解析を実行する。この際、タイミング解析の結果が最悪ケース(ワーストケース)になるように遅延時間の最大値TMAXと最小値TMINを組み合わせて使用することで、電源/グラウンドノイズの影響を考慮している。タイミング解析では、次のクロックよりも前に信号が届くことを解析するSetup解析と、現在のクロックよりも後に信号が届くことを解析するHold解析が行われる。
図24(a)はSetup解析の例を示し、図24(b)はHold解析の例を示している。この例では、クロックパス3以降で2つのパスP901,P902に分岐し、2つのパスがレジスタ2に共通に入力されている。図24(a)に示すように、Setup解析の場合は、分岐した2つのパスのうち、クロックパス1−レジスタ1−データパス1−レジスタ2を通るパスP901には遅延時間の最大値TMAXを用い、クロックパス2−レジスタ2を通るパスP902には遅延時間の最小値TMINを用いる。また、図24(b)に示すように、Hold解析の場合は、Setup解析と逆に、パスP901には遅延時間の最小値TMINを用い、パスP902には遅延時間の最大値TMAXを用いる。
尚、従来のタイミング解析装置として特許文献1,2が知られている。
特開2005−092885号公報 特開2005−141434号公報
このように、従来、電源/グラウンドノイズの影響を考慮してタイミング検証を行う場合、上記の数1〜数4のように、電源/グラウンドノイズ波形からタイミングジッタを容易に算出することができるため、タイミングジッタのみが考慮されてきた。
しかしながら、論理回路のタイミング検証にタイミングジッタを用いると、タイミングの検証精度(解析精度)が悪く、論理回路の高速化の妨げになるという問題がある。すなわち、タイミング検証にタイミングジッタを用いると、長時間に渡る全体のクロックエッジのずれを考慮することから、本来タイミング違反ではない場合でもタイミング違反になることがあり、タイミング違反と判定し易い厳しい解析結果となってしまうため、論理回路の高速化が困難となってしまう。
本発明にかかるタイミング解析装置は、集積論理回路のタイミング解析装置であって、電源/グラウンド雑音に応答して、動作クロックにおける隣接クロックエッジ間のジッタ情報であるピリオドジッタ情報を生成するジッタ情報生成部と、前記生成されたピリオドジッタ情報を格納するジッタ情報格納部と、前記格納されたピリオドジッタ情報に基づいて、前記集積論理回路のタイミング解析を行うタイミング解析部と、を有するものである。このタイミング解析装置によれば、ピリオドジッタを考慮してタイミング解析を行うため、タイミングジッタを考慮したタイミング解析よりも、精度よく解析を行うことができ、論理回路の高速化を図ることができる。
本発明にかかるタイミング解析方法は、集積論理回路のタイミング解析処理をコンピュータが実行するタイミング解析方法であって、前記コンピュータは、電源/グラウンド雑音に応答して、動作クロックにおける隣接クロックエッジ間のジッタ情報であるピリオドジッタ情報を生成し、前記コンピュータは、前記生成されたピリオドジッタ情報をジッタ情報格納部に格納し、前記コンピュータは、前記格納されたピリオドジッタ情報に基づいて、前記集積論理回路のタイミング解析を行うものである。このタイミング解析方法によれば、ピリオドジッタを考慮してタイミング解析を行うため、タイミングジッタを考慮したタイミング解析よりも、精度よく解析を行うことができ、論理回路の高速化を図ることができる。
本発明によれば、タイミング検証の精度を向上できるとともに、論理回路の高速化を図ることができるタイミング解析装置及びタイミング解析方法を提供することができる。
発明の実施の形態1.
まず、本発明の実施の形態1にかかるタイミング解析システムについて説明する。本実施形態にかかるタイミング解析システムは、電源/グラウンドジッタ応答(Power Supply Jitter Response:PSJR)によりピリオドジッタを算出し、ピリオドジッタに基づいてタイミング検証を行うことを特徴としている。
図1は、本実施形態にかかるタイミング解析システムの構成を示している。図に示されるように、このタイミング解析システム100は、電源/グラウンドジッタに関する情報を処理する電源/グラウンドジッタ処理部10、遅延情報の処理とタイミング解析を行う遅延情報・タイミング解析処理部20、各情報を格納する格納部を備えている。格納部として、タイミング制約を格納するタイミング制約格納部31、電源/グラウンドジッタ応答を格納する電源/グラウンドジッタ応答格納部32、電源/グラウンドノイズ波形を格納する電源/グラウンドノイズ波形格納部33、ジッタ情報を格納するジッタ情報格納部34、ネットリストを格納するネットリスト格納部35、遅延ライブラリを格納する遅延ライブラリ格納部36、遅延情報を格納する遅延情報格納部37、タイミング制約を格納するタイミング制約格納部38、タイミング解析結果を格納するタイミング解析結果格納部39を有している。
電源/グラウンドジッタ処理部10は、ジッタ応答生成部11とジッタ情報生成部12を有している。
ジッタ応答生成部11は、データ取得部13と周波数感度計算部14を有しており、タイミング制約を取得し、電源/グラウンドジッタ応答を生成する。すなわち、ジッタ応答生成部(ジッタ応答情報生成部)11は、タイミング制約(タイミング制約情報)を取得し、タイミング制約に基づいて電源/グラウンドノイズに応答した電源/グラウンドジッタ応答(ジッタ応答情報)を生成する。
タイミング制約格納部31には、あらかじめタイミング制約が格納されており、データ取得部(タイミング制約取得部)13は、タイミング制約格納部31からタイミング制約を取得する。このタイミング制約には、クロックレイテンシとクロック周期が含まれている。クロックレイテンシとは、タイミング検証の対象となるパイプライン構成のクロック同期順序回路において、遅延均等に配置配線されたRoot−Clock−Buffer(ルートノード−クロック生成回路−バッファ回路)の前段の信号入出力を基点(時刻ゼロ点)とし、この基点となる信号入出力端からクロック同期順序回路までの遅延値である。また、クロックレイテンシを、Root−Clock−Bufferからクロック同期順序回路までの遅延値としてもよい。
周波数感度計算部14は、取得したタイミング制約に含まれているクロックドメイン毎に定義されるクロック周期およびクロックレイテンシを参照し、電源/グラウンドノイズによるピリオドジッタへの影響の度合いを電源/グラウンドジッタ応答(PSJR)として生成し、電源/グラウンドジッタ応答格納部32に格納する。電源/グラウンドジッタ応答とは、電源/グラウンドノイズに対するピリオドジッタの感度(周波数応答)をあらわす曲線である。
ジッタ情報生成部12は、データ取得部15、FFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換)計算部16、逆FFT計算部17、畳み込み積算部18を有しており、電源/グラウンドジッタ応答と電源/グラウンドノイズ波形を取得し、取得した電源/グラウンドジッタ応答と電源/グラウンドノイズ波形に基づいてジッタ情報を生成する。すなわち、ジッタ情報生成部12は、電源/グラウンドノイズに応答して、隣接クロック間のジッタ情報(ピリオドジッタ情報)を生成する。
電源/グラウンドノイズ波形格納部33には、あらかじめ電源/グラウンドノイズ波形が格納されており、ジッタ応答生成部11により電源/グラウンドジッタ応答格納部32に電源/グランドジッタ応答が格納されると、データ取得部(電源グラウンドジッタ応答・ノイズ波形取得部)15は、電源/グラウンドノイズ波形格納部33から電源/グラウンドノイズ波形を取得するともに、電源/グラウンドジッタ応答格納部32から電源/グラウンドジッタ応答を取得する。
FFT計算部(フーリエ変換部)16は、時間ドメインの情報を周波数ドメインにフーリエ変換する。逆FFT計算部(逆フーリエ変換部)17は、周波数ドメインの情報を時間ドメインに逆フーリエ変換する。畳み込み積算部18は、同じドメインの2つの情報を畳み込み積算する。
例えば、逆FFT計算部17は、取得した電源/グラウンドジッタ応答を時間ドメインに逆フーリエ変換し、畳み込み積算部18は、逆フーリエ変換した時間ドメインの電源/グラウンドジッタ応答と、取得した時間ドメインの電源/グラウンドノイズ波形を、畳み込み積算してジッタ情報を生成し、ジッタ情報格納部34に格納する。
また、例えば、FFT計算部16は、取得した電源/グラウンドノイズ波形を周波数ドメインにフーリエ変換し、畳み込み積算部18は、取得した電源/グラウンドジッタ応答と、電源/グラウンドノイズ波形をフーリエ変換した結果を畳み込み積算し、逆FFT計算部17は、この畳み込み積算結果を逆フーリエ変換してジッタ情報を生成することも可能である。
遅延情報・タイミング解析処理部20は、遅延情報生成部21とタイミング解析部30を有している。
遅延情報生成部21は、データ取得部23と遅延時間計算部24を有しており、ネットリストと遅延ライブラリ、ジッタ情報を取得し、遅延情報を生成する。すなわち、遅延情報生成部21は、ネットリスト(ネットリスト情報)と遅延ライブラリ(遅延ライブラリ情報)とジッタ情報(ピリオドジッタ情報)とを取得し、ネットリストと遅延ライブラリに基づいたセル内遅延時間と配線遅延時間に対し、ジッタ情報によって補正を行い遅延情報を生成する。例えば、図23の従来の遅延時間計算部906に、ジッタ情報を参照して遅延時間計算を行い、もしくは遅延時間計算結果を補正する機能を追加して、本実施形態の遅延情報生成部21とすることができる。
あらかじめ、ネットリスト格納部35にはネットリストが格納され、遅延ライブラリ格納部36には遅延ライブラリが格納されており、ジッタ情報生成部12によりジッタ情報格納部34にジッタ情報が格納されると、データ取得部(ネットリスト・遅延ライブラリ・ジッタ情報取得部)23は、ネットリスト格納部35からネットリストを取得し、遅延ライブラリ格納部36から遅延ライブラリを取得し、ジッタ情報格納部34からジッタ情報を格納する。
遅延時間計算部24は、取得したネットリスト、遅延ライブラリ、及びジッタ情報を参照し、セル内遅延時間および配線遅延時間を計算して遅延情報を生成し、遅延情報格納部37に格納する。
タイミング解析部22は、データ取得部25とタイミング計算部26を有しており、遅延情報とタイミング制約を取得し、タイミング解析を行う。すなわち、ジッタ情報生成部12の生成したジッタ情報(ピリオドジッタ情報)に基づいて、タイミング解析を行う。タイミング解析部22は、セル内遅延時間の最大値と配線遅延時間の最大値の合計、もしくは、セル内遅延時間の最小値と配線遅延時間の最小値の合計をパスの遅延時間として、タイミング解析を行う。例えば、図23の従来のタイミング解析部909を、本実施形態のタイミング解析部22とすることができる。
タイミング制約格納部38には、あらかじめタイミング制約が格納されており、遅延情報生成部21により遅延情報格納部37に遅延情報が格納されると、データ取得部(遅延情報・タイミング制約取得部)25は、遅延情報格納部37から遅延情報を取得するとともに、タイミング制約格納部38からタイミング制約を取得する。
タイミング計算部26は、取得した遅延情報及びタイミング制約を参照して、タイミング解析を行い、タイミング解析結果をタイミング解析結果格納部39に格納する。
次に、本実施形態にかかるタイミング解析方法について説明する。図2は、図1のタイミング解析システム1によるタイミング解析方法を示している。
まず、ジッタ応答生成部11は、データ取得部13により、タイミング制約を取得し、周波数感度計算部14により、取得したタイミング制約に基づいてジッタ応答を生成する(S101)。ここで、クロック周期tのシングルサイクル同期回路における電源/グラウンドジッタ応答の例を示す。
一例として、図3のような、クロックパス1,2、レジスタ1,2から構成される同期回路のSetup解析を考える。同期回路のノードC1,C2,C3の各々には、周期tのクロック波形が伝播され、等しい遅延のクロックパスが張られているとし、同期回路全体の電源(またはグラウンド)に周期Tのノイズが発生しているとする。
図4は、このノードC1〜C3のクロック波形と電源(もしくはグラウンド)のノイズ波形を示している。図4では、クロックレイテンシTcがノイズ周期T=1/vの1.5倍の時を考える。このとき、レジスタ2は、レジスタ1よりも1周期だけ後のクロック信号を参照するため、図4のようにノードC1とノードC2の時間差はクロック周期tとなる。したがって、電源/グラウンドノイズによってクロック信号が受ける影響は、ノードC1とノードC2との差の斜線部分に発生することがわかる。この斜線部分の影響が、ピリオドジッタとして観測されることになる。斜線部分の面積F(V)は、次の数5で表現でき、これを電源/グランドジッタ応答と呼ぶ。図5は、この数5で表される電源/グラウンドジッタ応答の曲線を示している。
Figure 2007179126
一方、図6のように、クロックレイテンシTcが有限でありノイズ周期の整数倍、つまりnT(nは自然数)に等しい場合、ノードC1とノードC2の斜線部分は完全に一致するため、電源/グラウンドノイズを受けないことが分かる。図6は、クロックレイテンシTc=2×Tの例である。このTc=nTの場合の効果を盛り込み、上記の数5を一般化すると電源/グラウンドジッタ応答は次の数6で表現できる。ジッタ応答生成部11では、この数6を用いて、電源/グラウンドジッタ応答を算出する。
Figure 2007179126
上記の数6で求めた、電源/グラウンドジッタ応答の具体例を図7〜図10に示す。図7はクロックレイテンシTc=5nsの場合、図8はクロックレイテンシTc=10nsの場合、図9はクロックレイテンシTc=20nsの場合、図10はクロックレイテンシTc=50nsの場合における、電源/グラウンドジッタ応答の曲線を示している。
図2のS101に続いて、ジッタ情報生成部12は、データ取得部15により、電源/グラウンドジッタ応答を取得し、逆FFT計算部17により、取得した電源/グラウンドジッタ応答を逆フーリエ変換する(S102)。このときの逆フーリエ変換は、一般的な手法により行われる。例えば、上記の数6により求めた電源/グラウンドジッタ応答の逆フーリエ変換は、次の数7により求められる。ジッタ情報生成部12では、この数7を用いて、電源/グラウンドジッタ応答を時間ドメインに変換する。
Figure 2007179126
次いで、ジッタ情報生成部12は、データ取得部15により、電源/グラウンドノイズ波形を取得し、畳み込み積算部18により、電源/グラウンドジッタ応答の時間ドメイン成分と電源/グラウンドノイズ波形とを畳み込み積算し、ジッタ情報を生成する(S103)。
このときの畳み込み積算は、一般的な手法により行われる。例えば、次の数8のように、電源/グラウンドジッタ応答を逆フーリエ変換した時間ドメイン成分(f(t))と取得した電源/グラウンドノイズ波形(V(t))の畳み込み積算を行い、その最大値をピリオドジッタ値PJとする。ジッタ情報生成部12では、この数8を用いて、ピリオドジッタ値PJを算出し、ジッタ情報として出力する。また、数8に限らず、積分値もしくは一般にピリオドジッタ値を求める関数を用いてもよい。
Figure 2007179126
次いで、遅延情報生成部21は、データ取得部23により、ネットリスト、遅延ライブラリ、及びジッタ情報を取得し、遅延時間計算部24により、取得した情報に基づいて遅延時間を計算する(S104)。
このとき、遅延情報生成部21は、最初に、ネットリストおよび遅延ライブラリから、各セルのセル遅延値Tcellおよび、各セル間の配線遅延値Twireを算出する。その後、上記の数8で算出したピリオドジッタ値PJを用いて、次の数9〜数12により各遅延値の最小値Tminと最大値Tmaxを求める。遅延情報生成部21は、数9によりセル遅延値の最小値Tcellminを求め、数10によりセル遅延値の最大値Tcellmaxを求め、数11により配線遅延値の最小値Twireminを求め、数12により配線遅延値の最大値Twiremaxを求めて、これらを遅延情報として出力する。数9〜数12のように、TcellもしくはTwireを(1−(PJ/Tc))倍したものを最小値とし、(1+(PJ/Tc))倍したものを最大値とする。
Figure 2007179126
Figure 2007179126
Figure 2007179126
Figure 2007179126
次いで、タイミング解析部30は、データ取得部25により、遅延情報とタイミング制約を取得し、タイミング計算部26により、取得した情報に基づきタイミング解析を行う(S105)。
このとき、タイミング解析部30は、セルを通る各パスの遅延値Tpassを求める。遅延値Tpassは、該当セルが属するクロックパスの総遅延値である。一般に、1つのクロックドメインには複数のクロックパスが存在する。ここでは、一例として、各セル毎にクロックパス遅延値を算出する。一般に、CTS(Clock Tree Synthesis)では、後段にパスの分岐が存在するので、全ての分岐を終点(F/F)までトレースした際の最小遅延値をTpassとする。
例えば、図11のように、複数のセルにより回路が構成されているとき、セル(i,j)における遅延値Tpassは、次の数13により求められる。
Figure 2007179126
そして、タイミング解析部30は、上記の数9〜数12で求めたセル遅延値の最小値Tcellmin,最大値Tcellmaxと、配線遅延値の最小値Twiremin,最大値Twiremaxを用いて、ワーストケースのタイミング検証を行う。図12は、Setup解析の例であり、図13は、Hold解析の例である。この例では、セルC101からフリップフロップF102の間で2つのパスP101,P102が存在する。
図12に示すように、Setup解析の場合は、C101−C102−F101−F102を通るパスP101には、Twiremax,Tcellmaxを用い、C101−C103−C104−F102のパスP102には、Twiremin,Tcellminを用いる。また、図13に示すように、Hold解析の場合は、パスP101には、Twiremin,Tcellminを用い、パスP102には、Twiremax,Tcellmaxを用いる。
尚、図2のタイミング解析方法では、逆フーリエ変換と畳み込み積算によりジッタ情報を生成したが、これに限らず、図14のように、フーリエ変換、畳み込み積算、逆フーリエ変換によりジッタ情報を生成してもよい。すなわち、ジッタ情報生成部12は、FFT計算部16により電源/グラウンド波形をフーリエ変換し(S201)、畳み込み積算部18により電源/グラウンドジッタ応答とS201のフーリエ変換結果とを畳み込み積算し(S202)、逆FFT計算部17によりS202の畳み込み積算結果を逆フーリエ変換してジッタ情報を生成する(S203)。その他の処理は、図2と同様である。
以上のように、本実施形態では、タイミング制約から生成する電源/グラウンドジッタ応答を求め、電源/グラウンドジッタ応答と電源/グラウンドノイズ波形からピリオドジッタを算出し、ピリオドジッタに基づいて遅延時間計算及びタイミング検証を行うようにした。
ピリオドジッタは、論理回路の動作周期と電源ノイズ周期との関係によって大きく変化するものである。このピリオドジッタを用いてタイミング検証を行うことにより、実際の検証で必要なジッタ成分のみ考慮することができ、従来のタイミングジッタを考慮したタイミング検証よりも厳密な値で検証できるため、検証精度を向上することができる。したがって、このタイミング検証結果を用いて回路設計をすることで、論理回路の高速化を図ることができる。
また、本実施形態のタイミング解析システムでは、遅延情報生成部やタイミング解析部の大部分を従来のシステムから変更せずにそのまま構成できるため、効率よくシステムの設計・構築が可能となる。
発明の実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2にかかるタイミング解析システムについて説明する。本実施形態にかかるタイミング解析システムは、遅延情報としてSDF(Standard Delay Format)ファイルを用いる構成において、実施の形態1と同様に、電源/グラウンドジッタ応答によりピリオドジッタを算出し、ピリオドジッタに基づいてタイミング検証を行うことを特徴としている。
図15は、本実施形態にかかるタイミング解析システムの構成を示している。図15において、図1と同一の符号を付されたものは同様の要素であり、それらの説明を適宜省略する。
図に示されるように、このタイミング解析システム200は、電源/グラウンドジッタ処理部10、遅延情報・タイミング解析処理部20を有し、加えて、電源/グラウンドノイズ波形を生成する電源/グラウンドノイズ解析部41、SDFファイルからタイミング解析を行うタイミング解析部42を有している。
各情報を格納する格納部として、タイミング制約格納部31、電源/グラウンドジッタ応答格納部32、電源/グラウンドノイズ波形格納部33、ネットリスト格納部35、遅延ライブラリ格納部36、遅延情報格納部37、タイミング解析結果格納部39を有し、加えて、SDFファイルを格納するSDF格納部43、インクリメンタルSDFファイルを格納するインクリメンタルSDF格納部44、タイミング解析結果を格納するタイミング解析結果格納部45を有している。
図16は、図15のタイミング解析システムによりタイミング解析方法を示している。
まず、遅延情報生成部21は、ネットリスト格納部35のネットリストと遅延ライブラリ格納部36の遅延ライブラリを参照し、遅延情報としてSDFファイルを生成する(S201)。遅延情報生成部21は、生成したSDFファイルをSDF格納部43に格納する。
次いで、タイミング解析部22は、SDF格納部43のSDFファイルとタイミング制約格納部31のタイミング制約を参照し、タイミング解析を行う(S202)。タイミング解析部22は、タイミング解析結果をタイミング解析結果格納部39に格納する。
次いで、ジッタ応答生成部11は、タイミング解析結果格納部39のタイミング解析結果を参照し、タイミング解析結果に含まれるクロック周期およびクロックレイテンシ情報を参照して、電源/グラウンドジッタ応答を生成する(S203)。ジッタ応答生成部11は、生成した電源/グラウンドジッタ応答を電源/グラウンドジッタ応答格納部32に格納する。
次いで、ジッタ情報生成部12は、電源/グラウンドジッタ応答格納部32の電源/グラウンドジッタ応答を参照し、逆フーリエ変換する(S205)。
一方、S202の後、電源/グラウンドノイズ解析部41は、タイミング解析結果格納部39のタイミング解析結果を参照し、電源/グラウンドノイズ波形を生成する(S204)。電源/グラウンドノイズ解析部41は、生成した電源/グラウンドノイズ波形を電源/グラウンドノイズ波形格納部33に格納する。
S205とS204に続いて、ジッタ情報生成部12は、電源/グラウンドノイズ波形格納部33の電源/グラウンドノイズ波形とS205の逆フーリエ変換とを畳み込み積算し、インクリメンタルSDFファイルを生成する(S206)。ジッタ情報生成部12は、生成したインクリメンタルSDFファイルをインクリメンタルSDF格納部44に格納する。
このとき、ジッタ情報生成部12は、上記の数9〜数12の右辺の第2項をインクリメンタルSDFの文法に従って記述し、インクリメンタルSDFファイルを生成する。すなわち、インクリメンタルSDFファイルには、個々のセル内遅延時間および配線遅延時間の変動分が含まれており、本実施形態では、電源/グラウンドジッタ応答にも個々のセル内遅延時間および配線遅延時間に対するジッタが含まれている。
次いで、タイミング解析部42は、タイミング制約格納部31のタイミング制約、SDF格納部43のSDFファイル、及びインクリメンタルSDF格納部32のインクリメンタルSDFファイルを参照し、タイミング解析を行う(S207)。タイミング解析部42は、タイミング解析結果をタイミング解析結果格納部45に格納する。
このように、SDFファイルを用いたタイミング解析システムにおいても、実施の形態1と同様に、ピリオドジッタに基づいてタイミング検証を行うことで、タイミング検証の精度を向上でき、論理回路の高速化を図ることができる。
発明の実施の形態3.
次に、本発明の実施の形態3にかかるタイミングドリブンレイアウトシステムについて説明する。本実施形態にかかるタイミングドリブンレイアウトシステムは、実施の形態1と同様に、電源/グラウンドジッタ応答によりピリオドジッタを算出し、ピリオドジッタに基づいてタイミング検証を行い、検証結果に基づいて回路の配置・配線を行うことを特徴としている。
図17は、本実施形態にかかるタイミングドリブンレイアウトシステム(自動レイアウトシステム)の構成を示している。図17において、図1及び図15と同一の符号を付されたものは同様の要素であり、それらの説明を適宜省略する。
図に示されるように、このタイミングドリブンレイアウトシステム300は、電源/グラウンドジッタ処理部10、遅延情報・タイミング解析処理部20、電源/グラウンドノイズ解析部41を有し、加えて、回路の配置・配線を行うレイアウト処理部50を有している。
各情報を格納する格納部として、電源/グラウンドジッタ応答格納部32、電源/グラウンドノイズ波形格納部33、ジッタ情報格納部34、遅延情報格納部37、タイミング解析結果格納部39を有し、加えて、配置前のネットリストを格納する配置前ネットリスト格納部56、配置・配線後のネットリストを格納する配置後ネットリスト格納部57、ECO(Engineering Change Order)情報を格納するECO格納部58、最終的なレイアウトデータを格納するレイアウトデータ格納部59を有している。
レイアウト処理部50は、フロアプランを決定するフロアプラン処理部51、セルを配置する配置処理部52、クロックツリーを合成するクロックツリー合成処理部53、セル間を配線する配線処理部54、レイアウト修正を行うレイアウト修正部55を有している。
図18は、図17のタイミングドリブンレイアウトシステム300によるタイミングドリブンレイアウト方法(自動レイアウト方法)を示している。この方法では、遅延情報の計算とタイミング解析が繰り返し実行され、ECO情報が各配置・配線処理に対してフィードバックされる。
まず、フロアプラン処理部51は、配置前ネットリスト格納部56の配置前ネットリストを参照し、フロアプランを決定する(S301)。フロアプラン処理部51は、決定したフロアプランを配置処理部52に出力する。
次いで、配置処理部52は、決定したフロアプランにしたがってセルを配置する(S302)。配置処理部52は、セル配置後のネットリストを配置後ネットリスト格納部57に格納する。
次いで、クロックツリー合成処理部53は、配置後ネットリスト格納部57のセル配置後のネットリストを参照し、クロックツリーを合成する(S303)。クロックツリー合成処理部53は、合成したクロックツリーを含むネットリストを配置後ネットリスト格納部57に格納する。
次いで、配線処理部54は、配置後ネットリスト格納部57のクロックツリー合成後のネットリストを参照し、セル間を配線する(S304)。配線処理部54は、配線後のネットリストを配置後ネットリスト格納部57に格納する。
次いで、遅延情報生成部21は、配置後ネットリスト格納部57の配置・配線後のネットリストを参照するとともに、後のS310で生成されるジッタ情報を参照し、遅延情報を生成する(S305)。遅延情報生成部21は、生成した遅延情報を遅延情報格納部37に格納する。
次いで、タイミング解析部22は、遅延情報格納部37の遅延情報を参照し、タイミング解析を行う(S306)。タイミング解析部22は、タイミング解析結果をタイミング解析結果格納部39に格納する。
次いで、ジッタ応答生成部11は、タイミング解析結果格納部39のタイミング解析結果を参照し、電源/グラウンドジッタ応答を生成する(S307)。ジッタ応答生成部11は、生成した電源/グラウンドジッタ応答を電源/グラウンドジッタ応答格納部32に格納する。
次いで、ジッタ情報生成部12は、電源/グラウンドジッタ応答格納部32の電源/グラウンドジッタ応答を参照し、逆フーリエ変換する(S309)。
また、S306の後、電源/グラウンドノイズ解析部41は、タイミング解析結果格納部39のタイミング解析結果を参照し、電源/グラウンドノイズ波形を生成する(S308)。電源/グラウンドノイズ解析部41は、生成した電源/グラウンドノイズ波形を電源/グラウンドノイズ波形格納部33に格納する。
S309とS308に続いて、ジッタ情報生成部12は、電源/グラウンドノイズ波形格納部33の電源/グラウンドノイズ波形とS309の逆フーリエ変換結果とを畳み込み積算し、ジッタ情報を生成する(S310)。ジッタ情報生成部12は、生成したジッタ情報をジッタ情報格納部34に格納し、このジッタ情報は、S305にフィードバックされて遅延情報生成に用いられる。
一方、S306の後、タイミング解析部22は、タイミング解析結果に基づいて、ECO情報を生成する(S311)。タイミング解析部22は、生成したECO情報をECO格納部58に格納する。
次いで、レイアウト修正部55は、ECO格納部38のECO情報を参照し、再レイアウトするかどうか判定する(S312)。再レイアウトする場合、再レイアウトに必要な情報をフロアプラン処理部51、配置処理部52、クロックツリー合成処理部53、配線処理部54に出力し、S301から再度、配置・配線処理を行う。再レイアウトしない場合、配線処理部54は、レイアウトデータをレイアウトデータ格納部59に格納する。
このように、タイミングドリブンレイアウトシステムにおいても、実施の形態1と同様に、ピリオドジッタに基づいてタイミング検証を行うことで、タイミング検証の精度を向上することができ、論理回路の高速化できる配置・配線が可能となる。
発明の実施の形態4.
次に、本発明の実施の形態4にかかる協調設計システムについて説明する。本実施形態にかかる協調設計システムは、実施の形態1と同様に、電源/グラウンドジッタ応答によりピリオドジッタを算出し、ピリオドジッタに基づいて、再度、協調設計を行うことを特徴としている。
図19は、本実施形態にかかる協調設計システムの構成を示している。図19において、図1及び図15と同一の符号を付されたものは同様の要素であり、それらの説明を適宜省略する。
この協調設計システム400は、LSIとパッケージ(Interposer)を協調設計(コ・デザイン)するシステムである。本来、電源/グラウンドノイズは、パッケージやPCBボードを含む大規模な系をモデリングして解析すべき事象であるが、従来は解析に必要な情報処理装置の性能や解析の必要性が低かった為、あまり実施されていなかった。近年、LSIの動作周波数が高速化することによって解析の必要性が急速に高まっており、この協調設計システム400は、パッケージによる電源/グラウンドノイズの考慮してタイミング解析を行うものである。
図に示されるように、この協調設計システム400は、電源/グラウンドジッタ処理部10を有し、加えて、パッケージの設計を行うパッケージ設計システム71、LSI/チップの設計を行うLSI設計システム72、パッケージとLSIの電源/グラウンドノイズを解析する電源/グラウンドノイズ解析システム60、ジッタ情報を判定するジッタ情報判定部73を有している。
各情報を格納する格納部として、タイミング制約格納部31、電源/グラウンドジッタ応答格納部32、電源/グラウンドノイズ波形格納部33、ジッタ情報格納部34に加えて、パッケージデータを格納するパッケージデータ格納部74、パッケージモデルを格納するパッケージモデル格納部75、LSI/チップデータを格納するLSI/チップデータ格納部76、LSI/チップモデルを格納するLSI/チップモデル格納部77を有している。
電源/グラウンドノイズ解析システム60は、パッケージモデルを生成するパッケージ電磁界解析部(電磁界シミュレータ)61、LSI/チップモデルを生成するLSI電気モデル生成部、電源/グラウンドノイズを解析する電源/グラウンドノイズ解析部41を有している。
図20は、図19の協調設計システム400による協調設計方法を示している。
まず、パッケージ設計システム71は、パッケージデータを生成しパッケージデータ格納部74に格納するとともに(S401)、LSI設計システム72は、LSI/チップデータを生成しLSIチップデータ格納部76に格納する(S403)。
S401に続いて、パッケージ電磁界解析部61は、パッケージデータ格納部74のパッケージデータを参照し、パッケージパッケージモデルを生成しパッケージモデル格納部75に格納する(S402)。パッケージモデルのフォーマットには、Sパラメータ形式とSpiceネットリスト形式の2種類が存在し、このフォーマットに合わせてパッケージモデルを出力する。
S403に続いて、LSI電気モデル生成部62は、LSI/チップデータ格納部76のLSI/チップデータを参照し、LSI/チップモデルを生成しLSI/チップモデル格納部77に格納する(S404)。
S402,S404の後、電源/グラウンドノイズ解析部41は、パッケージモデル格納部75のパッケージモデルとLSI/チップモデル格納部77のLSI/チップモデルを参照し、電源/グラウンドノイズを解析して電源/グランドノイズ波形を生成する(S405)。電源/グラウンドノイズ解析部41は、生成した電源/グラウンドノイズ波形を電源/グラウンドノイズ波形格納部33に格納する。
次いで、ジッタ応答生成部11は、タイミング制約格納部31のタイミング制約を参照し、電源/グラウンドジッタ応答を生成する(S406)。ジッタ応答生成部11は、生成した電源/グラウンドジッタ応答を電源/グラウンドジッタ応答格納部32に格納する。
次いで、ジッタ情報生成部12は、電源/グラウンドジッタ応答格納部32の電源/グラウンドジッタ応答を参照し、逆フーリエ変換する(S407)。
次いで、ジッタ情報生成部12は、電源/グラウンドノイズ波形格納部33の電源/グラウンドノイズ波形とS407の逆フーリエ変換結果とを畳み込み積算しジッタ情報を生成する(S408)。ジッタ情報生成部12は、生成したジッタ情報をジッタ情報格納部34に格納する。
次いで、ジッタ情報判定部は、ジッタ情報格納部34のジッタ情報を参照し、ピリオドジッタ値がタイミング違反かどうか判定する(S409)。ジッタ情報判定部73は、ピリオドジッタ値を参照し、あらかじめ設計仕様として定義されたタイミングマージン値と大小関係を比較し、ピリオドジッタ値がタイミングマージン値以上であった場合は、タイミング違反として、S401,S403からパッケージ設計およびLSI設計を再度実施する。ピリオドジッタ値がタイミングマージン値より小さい場合、タイミング違反ではないので、協調設計を終了する。
このように、LSIとパッケージの協調設計システムにおいても、実施の形態1と同様に、ピリオドジッタに基づいてタイミング検証を行うことで、タイミング検証の精度を向上することができ、論理回路の高速化できるパッケージ・LSIの協調設計が可能となる。
その他の発明の実施の形態.
上述のタイミング解析システム100,200、タイミングドリブンレイアウトシステム300、協調設計システム400は、例えば、パーソナルコンピュータやサーバコンピュータ等のコンピュータにより構成されている。
図21は、これらのシステムを実現するためのハードウェア構成の例を示している。例えば、このシステムは、中央処理装置(CPU)501とメモリ502とを含んでいる。CPU501とメモリ502とは、バスを介して補助記憶装置としてのハードディスク装置(HDD)503に接続される。このシステムは、典型的には、ユーザ・インターフェース・ハードウェアを備える。ユーザ・インターフェース・ハードウェアとしては、例えば、入力をするためのポインティング・デバイス(マウス、ジョイスティック等)やキーボード等の入力装置504や、視覚データをユーザに提示するための液晶ディスプレイなどの表示装置505がある。ハードディスク装置503等の記憶媒体にはオペレーティングシステムと共同してCPU501等に命令を与え、このシステムの各部の機能を実施するためのコンピュータ・プログラムを記憶することができる。すなわち、プログラムがメモリ502上に展開され、CPU501がプログラムに従って処理を行い、他のハードウェア構成と協働することによって、図1、図15、図17、図19のシステムの各ブロックが構成されている。図2、図16、図18、図20の方法は、CPU501において所定のプログラムが実行されることで実現されている。尚、これらのシステムは、単一のコンピュータでなくとも、複数のコンピュータによって構成することも可能である。
尚、上述の実施の形態に限らず、このほか、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形、実施が可能である。
本発明にかかるタイミング解析システムの構成図である。 本発明にかかるタイミング解析方法を示すフローチャートである。 本発明にかかるタイミング解析方法を説明するための回路図である。 本発明にかかるタイミング解析方法を説明するためのタイミングチャートである。 本発明にかかるタイミング解析方法で用いられる電源/グランドジッタ応答の波形図である。 本発明にかかるタイミング解析方法を説明するためのタイミングチャートである。 本発明にかかるタイミング解析方法で用いられる電源/グランドジッタ応答の波形図である。 本発明にかかるタイミング解析方法で用いられる電源/グランドジッタ応答の波形図である。 本発明にかかるタイミング解析方法で用いられる電源/グランドジッタ応答の波形図である。 本発明にかかるタイミング解析方法で用いられる電源/グランドジッタ応答の波形図である。 本発明にかかるタイミング解析方法を説明するための回路図である。 本発明にかかるタイミング解析方法を説明するための回路図である。 本発明にかかるタイミング解析方法を説明するための回路図である。 本発明にかかるタイミング解析方法を示すフローチャートである。 本発明にかかるタイミング解析システムの構成図である。 本発明にかかるタイミング解析方法を示すフローチャートである。 本発明にかかるタイミングドリブンレイアウトシステムの構成図である。 本発明にかかるタイミングドリブンレイアウト方法を示すフローチャートである。 本発明にかかる協調設計システムの構成図である。 本発明にかかる協調設計方法を示すフローチャートである。 本発明にかかるシステムのハードウェア構成図である。 ピリオドジッタとタイミングジッタを説明するための波形図である。 従来のタイミング解析システムの構成図である。 従来のタイミング解析方法を説明するための回路図である。
符号の説明
10 電源/グラウンドジッタ処理部
11 ジッタ応答生成部
12 ジッタ情報生成部
13 データ取得部
14 周波数感度計算部
15 データ取得部
16 FFT計算部
17 逆FFT計算部
18 畳み込み積算部
20 遅延情報・タイミング解析処理部
21 遅延情報生成部
22 タイミング解析部
23 データ取得部
24 遅延時間計算部
25 データ取得部
26 タイミング計算部
31 タイミング制約格納部
32 電源/グラウンドジッタ応答格納部
33 電源/グラウンドノイズ波形格納部
34 ジッタ情報格納部
35 ネットリスト格納部
36 遅延ライブラリ格納部
37 遅延情報格納部
38 タイミング制約格納部
39 タイミング解析結果格納部
41 電源/グラウンドノイズ解析部
42 タイミング解析部
43 SDF格納部
44 インクリメンタルSDF格納部
45 タイミング結果格納部
50 レイアウト処理部
51 フロアプラン処理部
52 配置処理部
53 クロックツリー合成部
54 配線処理部
55 レイアウト修正部
56 配置前ネットリスト格納部
57 配置後ネットリスト格納部
58 ECO格納部
59 レイアウトデータ格納部
60 電源/グラウンドノイズ解析システム
61 パッケージ電磁界解析部
62 LSI電気モデル生成部
71 パッケージ設計システム
72 LSI設計システム
73 ジッタ情報判定部
74 パッケージデータ格納部74
75 パッケージモデル格納部
76 LSI/チップデータ格納部
77 LSI/チップモデル格納部
100,200 タイミング解析システム
300 タイミングドリブンレイアウトシステム
400 協調設計システム

Claims (9)

  1. 集積論理回路のタイミング解析装置であって、
    電源/グラウンド雑音に応答して、動作クロックにおける隣接クロックエッジ間のジッタ情報であるピリオドジッタ情報を生成するジッタ情報生成部と、
    前記生成されたピリオドジッタ情報を格納するジッタ情報格納部と、
    前記格納されたピリオドジッタ情報に基づいて、前記集積論理回路のタイミング解析を行うタイミング解析部と、を有する、
    タイミング解析装置。
  2. タイミング制約情報を取得し、前記タイミング制約情報に基づいて電源/グラウンド雑音に応答したジッタ応答情報を生成するジッタ応答情報生成部と、
    前記生成されたジッタ応答情報を格納するジッタ応答情報格納部と、をさらに有し、
    前記ジッタ情報生成部は、電源/グラウンド雑音波形情報と前記格納されたジッタ応答情報とを取得し、前記電源/グラウンド雑音波形情報と前記ジッタ応答情報とに基づいて前記ピリオドジッタ情報を生成する、
    請求項1に記載のタイミング解析装置。
  3. 前記取得されるタイミング制約情報は、動作クロックのクロックレイテンシとクロック周期である、
    請求項2に記載のタイミング解析装置。
  4. 前記生成されるジッタ応答情報は、電源/グラウンド雑音に対するピリオドジッタの周波数応答である、
    請求項1乃至3のいずれか一つに記載のタイミング解析装置。
  5. 前記ジッタ情報生成部は、
    前記ジッタ応答情報を逆フーリエ変換する逆フーリエ変換部と、
    前記逆フーリエ変換した結果と前記電源/グラウンド雑音波形情報とを畳み込み積算して前記ピリオドジッタ情報を生成する畳み込み積算部と、を有する、
    請求項1乃至4のいずれか一つに記載のタイミング解析装置。
  6. 前記ジッタ情報生成部は、
    前記電源/グラウンド雑音波形情報をフーリエ変換するフーリエ変換部と、
    前記ジッタ応答情報と前記フーリエ変換の結果とを畳み込み積算する畳み込み積算部と、
    前記畳み込み積算の結果を逆フーリエ変換して前記ピリオドジッタ情報を生成する逆フーリエ変換部と、を有する、
    請求項1乃至4のいずれか一つに記載のタイミング解析装置。
  7. 前記集積論理回路のネットリスト情報と遅延ライブラリ情報と前記格納されたピリオドジッタ情報とを取得し、前記ネットリスト情報と前記遅延ライブラリ情報とに基づいたセル内遅延時間と配線遅延時間とに対し、前記ピリオドジッタ情報によって補正を行い遅延情報を生成する遅延情報生成部と、
    前記生成された遅延情報を格納する遅延情報格納部と、をさらに有し、
    前記タイミング解析部は、前記格納された遅延情報を取得し、前記遅延情報に基づいてタイミング解析を行う、
    請求項1乃至6のいずれか一つに記載のタイミング解析装置。
  8. 前記タイミング解析部は、セル内遅延時間の最大値と配線遅延時間の最大値との合計、もしくは、セル内遅延時間の最小値と配線遅延時間の最小値との合計をパスの遅延時間として、タイミング解析を行う、
    請求項1乃至7のいずれか一つに記載のタイミング解析装置。
  9. 集積論理回路のタイミング解析処理をコンピュータが実行するタイミング解析方法であって、
    前記コンピュータは、電源/グラウンド雑音に応答して、動作クロックにおける隣接クロックエッジ間のジッタ情報であるピリオドジッタ情報を生成し、
    前記コンピュータは、前記生成されたピリオドジッタ情報をジッタ情報格納部に格納し、
    前記コンピュータは、前記格納されたピリオドジッタ情報に基づいて、前記集積論理回路のタイミング解析を行う、
    タイミング解析方法。
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