JP2007178232A - 締結具の剪断荷重測定方法 - Google Patents

締結具の剪断荷重測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】締結具の表面の近傍箇所に設置した光ファイバセンサによって検出される光学的特性に基づいて直接的に締結具にかかる剪断荷重を測定し、測定精度を飛躍的に向上することができる締結具に作用する剪断荷重の測定方法を提供する。
【解決手段】測定対象である締結具10の長手方向の表面に沿って表面の近傍箇所に光ファイバセンサ17を設けるセンサ設置ステップS1と、締結具10に剪断荷重を加えたとき、締結具10の変形に対して直接的に対応する光ファイバセンサ17の光学特性の変化に基づいて、締結具10に作用する剪断荷重を測定する測定ステップS2と、から成る。
【選択図】図2

Description

本発明は締結具の剪断荷重測定方法に関し、特に、光ファイバセンサを用いた締結具の剪断荷重測定方法に関するものである。
航空機において、大荷重の伝達をするボルト継手部は、部材間の面圧を下げ冗長性をあげるために通常複数のボルトを用いて締結するようにしている。このボルト継手部に用いられるボルトは、精密公差の孔を介して荷重が伝えられる剪断ボルトである。この場合、ボルト継手部での各ボルトに実際にかかる荷重(荷重分配)は、各ボルトや各孔の変形により変化する。そのため、通常の応力解析に用いられる手法である有限要素法(FEM)解析を用いるだけでは、ボルト継手部での各ボルトに実際にかかる荷重を厳密に予測することは難しい。その上、その有限要素法による解析結果が正しいことの検証をすることも困難である。そのため、一般には、ボルト1本の許容耐力よりかなり低い荷重が各ボルトにかかる程度に非常に安全側の設計を行うようにしている。また、ボルト継手部の各ボルトにかかる荷重を調べるために、実際のボルト継手部の機械要素の破壊試験を行うなどする必要があった。
このように、航空機などにおける大荷重の伝達をするボルト継手部の解析的な最適設計は難しいものであった。もし、実際のボルトの荷重分配が分かれば、ボルト継手部における実際にかかる荷重の解析をすることが容易となり、また、ボルト継手部の設計の精度が向上し、従来の設計より軽量で高信頼性のある最適な設計が可能となる。しかしながら、これまで、ボルトの荷重分配を直接精度良く計測する方法はなく、ただ、ボルト孔周りに歪みゲージを貼ってその部分での歪みを測定し、間接的にボルトの荷重分配を測定するといった方法しかなかった。
このような問題を解決するため、光ファイバセンサを、ボルトの中実軸部の内部に埋め込んで、ボルトの剪断荷重を計測する技術が考えられている(例えば、特許文献1参照)。これは、光ファイバセンサによって中実軸部の軸方向の歪み量を検知し、検知した軸方向歪み量とポアソン効果とに基づいて中実軸部に作用する剪断応力を測定する方法である。
また、光ファイバセンサによる精密計測技術の解説が非特許文献1に記載されている。
特開2004−212210号公報 石川真二著、「光ファイバーグレーティングによる精密計測技術」応用物理、第69巻、第6号(2000)、648頁−654頁、2000年6月10日発行
上記特許文献1の方法の場合、ボルトにかかる剪断荷重を調べるためには光ファイバセンサで観測された軸方向の歪み量をポアソン効果に基づいて剪断応力に換算する必要があった。そのため、ボルトの中実軸方向の歪み量を正確に測るために、光ファイバセンサをボルトの内部にボルトの歪みが正確に光ファイバセンサの歪みに対応するようにボルト内に固定しなければならず、この固定は、非常に難しいものであった。
本発明の目的は、上記課題に鑑み、締結具の表面の近傍箇所に設けた光ファイバセンサによって検出される光学的特性に基づいて直接的に締結具にかかる剪断荷重を測定し、測定精度を飛躍的に向上することができる締結具の剪断荷重測定方法を提供することにある。
本発明に係る締結具の剪断荷重測定方法は、上記の目的を達成するために、次のように構成される。
第1の締結具の剪断荷重測定方法(請求項1に対応)は、測定対象である締結具の長手方向の表面に沿って表面の近傍箇所に光ファイバセンサを設けるセンサ設置ステップと、締結具に剪断荷重を加えたとき、締結具の変形に対して直接的に対応する光ファイバセンサの光学特性の変化に基づいて、締結具に作用する剪断荷重を測定する測定ステップと、を含むことで特徴づけられる。
第1の締結具の剪断荷重測定方法によれば、測定対象である締結具の長手方向の表面に沿って表面の近傍箇所に光ファイバセンサを設けるセンサ設置ステップと、締結具に剪断荷重を加えたとき、締結具の変形に対して直接的に対応する光ファイバセンサの光学特性の変化に基づいて、締結具に作用する剪断荷重を測定する測定ステップと、から成るため、締結具にかかる剪断荷重を直接的に精度良く測定することができる。
第2の締結具の剪断荷重測定方法(請求項2に対応)は、上記の方法において、好ましくは変形は曲げ変形であることで特徴づけられる。
第3の締結具の剪断荷重測定方法(請求項3に対応)は、上記の方法において、好ましくは測定ステップは、光学特性・剪断荷重対応関係データベースに基づいて剪断荷重を求めるステップを含むことで特徴づけられる。
第4の締結具の剪断荷重測定方法(請求項4に対応)は、上記の方法において、好ましくは光ファイバセンサは、締結具の軸に平行にして設けられることで特徴づけられる。
第5の締結具の剪断荷重測定方法(請求項5に対応)は、上記の方法において、好ましくは光ファイバセンサは、締結具に対して螺旋的位置関係で設けられることで特徴づけられる。
第6の締結具の剪断荷重測定方法(請求項6に対応)は、上記の方法において、好ましくは光ファイバセンサは、締結具の表面の軸方向に形成される溝に接着剤を介して埋設することで特徴づけられる。
第7の締結具の剪断荷重測定方法(請求項7に対応)は、上記の方法において、好ましくは光ファイバセンサのセンサ部の長さは、少なくとも、締結される2つの部材の重ねた板厚の厚みと同等の長さであることで特徴づけられる。
第8の締結具の剪断荷重測定方法(請求項8に対応)は、上記の方法において、好ましくは光ファイバセンサのセンサ部の長さは、締結部の軸部の全長であることで特徴づけられる。
第9の締結具の剪断荷重測定方法(請求項9に対応)は、上記の方法において、好ましくは光ファイバセンサは光ファイバグレーティングセンサであることで特徴づけられる。
第10の締結具の剪断荷重測定方法(請求項10に対応)は、上記の方法において、好ましくは光学特性は反射光特性であることで特徴づけられる。
第11の締結具の剪断荷重測定方法(請求項11に対応)は、上記の方法において、好ましくは光学特性は透過光特性であることで特徴づけられる。
本発明によれば、冗長性の観点から複数の部材を多数の締結具で締結してなる構造物においても、個々の締結具に作用される剪断荷重を正確に測定することが可能となり、構造設計上、大きく優位となり、例えば構造物の重量や信頼性に大きく付与する。
また、本発明によれば、締結具の外表面近傍に光ファイバセンサを配置することで、曲げ変形による引っ張りまたは圧縮の歪量を最大にして測定感度を高め、より高精度の剪断荷重測定が期待できる。光ファイバセンサを締結具の内部中央に配置すると、曲げ変形量が最小になり測定感度は低下する。
さらに、本発明によれば、光ファイバセンサを締結具外表面の浅い溝(0.3mm)に配置しているので、高精度の期待以外に、配設作業が簡単で再現性に優れ、測定感度アップも容易となる。併せて、浅い溝故に、締結具の軸径に影響がほとんどなく、溝に関わる補正が不要で、高精度の剪断荷重が得られる。
また、本発明によれば、部材の板厚が異なる場合でも、剪断面が締結具のどの位置にくる場合でも、測定感度は維持できる。 さらに、本発明によれば、どのような板厚でも、1つの計測具にて剪断荷重結果が得られるため、汎用性に優れ、計測具のコスト削減が期待できる。
以下、本発明の好適な実施形態(実施例)を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る締結具の剪断荷重測定方法を示すフローチャートである。締結具の剪断荷重測定方法は、測定対象である締結具の長手方向の表面に沿って表面の近傍箇所に光ファイバセンサを設けるセンサ設置ステップS1と、締結具に剪断荷重が加わるとき、締結具の変形に対して直接的に対応する光ファイバセンサの光学特性の変化に基づいて、締結具に作用する剪断荷重を測定する測定ステップS2とから成る。測定ステップS2は、締結具の組み込み締め付け作業を行うステップS21と、組み込み締め付けた締結具での光ファイバセンサの光学特性を測定するステップS22と、光学特性・剪断荷重対応関係データベースからデータを取り出すステップS23と、測定された光ファイバセンサからの光学特性と光学特性・剪断荷重対応関係データベースに基づいて締結具の剪断荷重を評価するステップS24から成る。以下では、締結具の剪断荷重測定方法を各ステップで用いる部材、装置、およびデータを記述し、詳細に説明する。
図2は、それぞれ締結具の長手方向の表面に沿って表面の近傍箇所に光ファイバセンサを設けるセンサ設置ステップS1を行った締結具と光ファイバセンサを示す正面図である。また、図3、図4は、それぞれ図2でのとA−A線断面図とB−B線断面図である。ボルト10は、ねじ部11と胴部12と頭部13とからなり、胴部12の表面の近傍箇所に軸方向に平行に溝14を掘り、ねじ部11,頭部13を貫通する孔15,16を掘ってある。また、孔15,16に光ファイバセンサ17を通し、溝14に光ファイバセンサ17のセンサ部17sを埋め込み、光ファイバセンサ17をボルト10に接着剤18で接着する。光ファイバセンサ17は、例えば、光ファイバグレーティングセンサを用い、特にファイバブラッググレーティング(FBG)を用いるとよい。以下では、光ファイバグレーティングセンサを用いた例で説明する。光ファイバセンサ17のセンサ部17sと胴部12の溝14の長さは、ほぼ同じ長さになるようにしている。好ましくは、このセンサ部17sの長さは、少なくとも締結される2つの部材の重ねた板厚の厚みと同等の長さであり、また、好ましくは、締結部の軸部全長である。例えば、後述の実施例では、ボルトの大きさは、φ=4.8mmであり、全長36mmであり、胴部12の長さが30mmであり、光ファイバセンサ17のセンサ部17sの長さは25mmのものを用いた。
図5と図6は、それぞれボルト継手での各ボルトに加わる荷重を測定するときの構成を示す正面図と側面図である。図5と図6では、ステップS21により締結具の組み込み締め付け作業を行った後の板20と板21をボルト10と同様の複数のボルト22〜33とナットで組み込んだ様子を示す。図5の裏面側には、ナットが設けてあるが、図6でその一部22n〜25nを示している。各ボルトには、図2と図3で示したものと同様の光ファイバセンサ34〜45が組み込まれている。また、光ファイバセンサのボルトの軸との位置関係とボルトの締め力を記録しておく。
ステップS22では、組み込み締め付けた締結具での光ファイバセンサの光学特性を測定する。このとき用いる測定系を以下に図7と図8を用いて説明する。
測定系50は、図8で示すような光源51と光検出部52を備えた光スペクトルアナライザ計測装置53と、測定データの記憶を行うパーソナルコンピュータ54から構成される。また、図5と図6で示した複数のボルト22〜33に設けられた光ファイバセンサ34〜45のうちの、剪断荷重を測定しようとするボルトに設けられた光ファイバセンサを光スペクトルアナライザ計測装置53の光源側先端55と光検出部側先端56で接続する。ここでは、例として、ボルト22の剪断荷重を測定することを説明する。
光源51は、広帯域の光を光ファイバセンサ34の入射側の端面に照射する装置であり、光ファイバセンサ34で検出できる波長の光を含んだ領域の波長の光を発光する光源である。光源51は、例えば、スーパールミネッセンスダイオード(SLD)、ハロゲンランプあるいはタングステンランプなどの広帯域の連続スペクトルを持つ光源である。
光ファイバセンサ34は、センサ部34sとカップラ34aを有し、光源51からの光をセンサ部34sに導入し、そのセンサ部34sからの反射光をカップラ34aを介して検出する。光ファイバの先端55は光スペクトルアナライザ計測装置53に備えられた光源51に接続される。また、先端56は光スペクトルアナライザ計測装置53の光検出部52に接続される。
図8に示す光検出部52は、センサ部34sからの反射光の反射スペクトルを得るためのものであり、光スペクトルアナライザ計測装置53に備えられている。
次に、本発明の締結具の剪断荷重測定方法の測定系50による測定の原理を図9を用いて説明する。
図9は、ファイバグレーティングの模式図である。光ファイバセンサ34として用いられるセンサ部34sのファイバグレーティング34gはファイバコア部34cに光の波長オーダーの周期を書き込んだもので、コア34cを伝搬する前進と後退モード間の結合を用いることで、所定の波長の光を反射させる機能をもつ。結合する波長λは、伝搬モードの実効屈折率ncoreと屈折率周期Λを用いて(1)式で示される。
Figure 2007178232
反射率Rは屈折率変化量Δn、グレーティング長L、伝搬光のコア部への閉じ込め率ηcを用いて、(2)式で求められる。
Figure 2007178232
例えば、1.55μm帯波長多重伝送の波長分離に用いられるファイバグレーティングの場合、周期Λ約0.5μm、長さL=10mm、と約20,000層の屈折率周期が書き込まれたものとなり、非常に急峻な反射特性が図10に示すように形成される。図10で、横軸は波長を表し、縦軸は光強度を示す。反射特性は曲線C10で示している。
このようなグレーティングに圧縮ひずみが加わると屈折率周期Λが図11で示すようにΛcとなり短くなり、(1)式にしたがって結合するλは短くなり、すなわち反射光の波長は短くなる。一方、引っ張りひずみが加わると、屈折率周期Λは、ひずみのない状態の周期より長くなり、その部分からの反射光の波長は、長くなり、図12に示すように、長波長側にも反射ピークP2が生じる。図12では、横軸が波長を表し、縦軸は光強度を示す。反射特性はC11で示している。ボルト22に剪断荷重が加わると、ボルト22が曲げ変形を起こし、それに伴い、ボルト22の溝に埋め込まれたセンサ部34sに歪みが生じ、後述の図15〜図18で示すような長波長側にも反射ピークが生じた反射スペクトルになる。
上記の測定系50を用い、また上記の測定原理に従って、図5と図6で示した各ボルト22〜33に組み込んだ光ファイバセンサ34〜45からの反射スペクトルを測定する。
図1で示したステップS23では、予め作成された光学特性・剪断荷重対応関係データベースからデータを取り出す。
ここで、光学特性・剪断荷重対応関係データベースの作成方法について説明する。
図13は、光学特性・剪断荷重対応関係データベースの作成方法を説明するフローチャートである。光学特性・剪断荷重対応関係データベースの作成方法は、締結具の長手方向の表面に沿って表面の近傍箇所に光ファイバセンサを設けるセンサ設置ステップS31と、種々の剪断荷重を加えて締結具での光ファイバセンサの光学特性を測定するステップS32と、光学特性・剪断荷重対応関係データベースを作成するステップS33から成る。
ステップS31は、締結具の長手方向の表面に沿って表面の近傍箇所に光ファイバセンサを設ける。これは、前述のステップS1と同様に行い、また図2〜図4で示したものと同様であるので説明を省略する。
ステップS32では、種々の剪断荷重を加えて締結具での光ファイバセンサの光学特性を測定する。図14は、締結具に種々の荷重をかけるときの治具を示す側面図である。
剪断荷重をかけるときに用いる治具60は、図14に示すように、一方が剪断荷重をかけるための端部61を有するピン62を備えた部材63と、ピン62を通す孔64とボルト10を通す孔65を設けたプレート66と、一方が剪断荷重をかけるための端部67を有するピン68を備えた部材69と、ピン68を通す孔70とボルト10を通す孔71を設けたプレート72を備えている。
ボルト10に剪断荷重をかける試験は、次のようにして行われる。プレート66の孔65とプレート72の孔71にワッシャ73を介して光ファイバセンサ17を備えたボルト10を通し組み込み、ボルト10のねじ部11をナット74で締め付ける。プレート66の孔65はピン62に通し、プレート72の孔70はピン68に通す。部材63の端部61と部材69の端部67を図示しない加重装置に取り付け、加重装置により矢印75,76で示す方向に所定の荷重をかける。
上述した治具60を用いて、また、図7と図8で示した測定系50に光ファイバセンサ17を接続して、ボルト10に種々の剪断荷重を加えたときの光ファイバセンサ17からの反射スペクトルを測定する。そして、ステップS33で、パーソナルコンピュータ24により種々の剪断荷重に対して測定された反射スペクトルを記憶させることにより、光学特性・剪断荷重対応関係データベースを作成することができる。
次に、図15〜図18により光学特性・剪断荷重対応関係データベースの一例としての剪断荷重に対する反射スペクトルのデータベース作成について説明する。
図15は、ボルト10に種々の剪断荷重を加えたときの光ファイバセンサ17からの反射スペクトルのデータである。この測定は、センサ部17sの位置とボルト10の中心軸を結んだ線分が剪断荷重の方向に平行である場合で、また、ボルト10の締め付け力が比較的弱くしてある場合に対するデータである。これらのデータによりデータベースが作成されている。横軸は、波長であり、縦軸は、光強度である。剪断荷重を加えないとき、すなわち荷重0Kgfのとき、光ファイバセンサ17からの反射スペクトルC20は、波長λ0にピークが見られる。図14で示した部材63,69を用いてボルト10に種々の大きさの荷重を加えていく。図15(b)は、40Kgfの剪断荷重を加えたときの反射スペクトルC21である。反射スペクトルは変化し、いくつかのピークが生じ、最大強度のピークは波長λ0より長い波長の波長λ1に生じる。これは、剪断荷重をボルト10に加えることにより、ボルト10が曲げ変形を起こし、それに伴い光ファイバセンサ17のセンサ部17sに歪みが生じ、センサ部17sの屈折率周期が荷重をかける前より長くなった部分がセンサ部17sに生じたことに起因するものと考えられる。
さらに、ボルト10に剪断荷重を加え、80Kgfの荷重を加えたときは、図15(c)で示す反射スペクトルC22となり、最大強度のピークはより長波長側の波長λ2に生じる。図15(d)は、ボルトに120Kgfの荷重を加えたときの反射スペクトルC23を示し、図15(e)は、ボルトに160Kgfの荷重を加えたときの反射スペクトルC24を示し、図15(f)は、ボルトに200Kgfの荷重を加えたときの反射スペクトルC25を示す。ボルト10に加える荷重を増加させると、反射スペクトルは、最大強度のピークの位置が長波長側にシフトする。これは、荷重の増加によりボルト10の曲げ変形が増加し、ボルト10の溝に埋め込まれた光ファイバセンサ17のセンサ部17sの屈折率周期がより長くなった部分が生じるためと考えられる。
図16は、ボルト10に種々の荷重を加えたときの光ファイバセンサからの反射スペクトルの別のデータである。この測定は、センサ部17sの位置とボルト10の中心軸を結んだ線分が剪断荷重の方向に平行である場合で、また、ボルト10の締め付け力が比較的強くしてある場合に対するデータである。これらのデータによりデータベースが作成されている。横軸は、波長であり、縦軸は、光強度である。荷重を加えないとき、すなわち荷重0Kgfのとき、光ファイバセンサ17からの反射スペクトルC30は、波長λ0にピークが見られる。図14で示した部材63,69を用いてボルトに種々の大きさの荷重を加えていく。図16(b)は、40Kgfの荷重を加えたときの反射スペクトルC31である。反射スペクトルは変化し、いくつかのピークが生じ、最大強度のピークは波長λ3に生じる。これは、荷重をボルトに加えることにより、ボルトが曲げ変形を起こし、それに伴い光ファイバセンサのセンサ部に歪みが生じ、センサ部の屈折率周期が荷重をかける前より長くなった部分がセンサ部14に生じたことに起因するものと考えられる。
さらに、ボルトに荷重を加え、80Kgfの荷重を加えたときは、図16(c)で示す反射スペクトルC32となり、最大強度のピークはより長波長側の波長λ4に生じる。図16(d)は、ボルトに120Kgfの荷重を加えたときの反射スペクトルC33を示し、図16(e)は、ボルトに160Kgfの荷重を加えたときの反射スペクトルC34を示し、図16(f)は、ボルトに200Kgfの荷重を加えたときの反射スペクトルC35を示す。ボルトに加える荷重を増加させると、反射スペクトルは、最大強度のピークの位置が長波長側にシフトする。これは、荷重の増加によりボルトの曲げ変形が増加し、ボルトの溝に埋め込まれた光ファイバセンサのセンサ部の屈折率周期がより長くなった部分が生じるためと考えられる。
図17は、ボルトに種々の荷重を加えたときの光ファイバセンサからの反射スペクトルの別のデータである。この測定は、センサ部17sの位置とボルト10の中心軸を結んだ線分が剪断荷重の方向に垂直である場合で、また、ボルト10の締め付け力が比較的弱くしてある場合に対するデータである。これらのデータによりデータベースが作成されている。横軸は、波長であり、縦軸は、光強度である。荷重を加えないとき、すなわち荷重0Kgfのとき、光ファイバセンサ17からの反射スペクトルC40は、波長λ0にピークが見られる。図14で示した部材63,69を用いてボルトに種々の大きさの荷重を加えていく。図17(b)は、40Kgfの荷重を加えたときの反射スペクトルC41である。反射スペクトルは変化し、いくつかのピークが生じ、最大強度のピークは波長λ5に生じる。これは、荷重をボルトに加えることにより、ボルトが曲げ変形を起こし、それに伴い光ファイバセンサのセンサ部に歪みが生じ、センサ部の屈折率周期が荷重をかける前より長くなった部分がセンサ部14に生じたことに起因するものと考えられる。
さらに、ボルトに荷重を加え、80Kgfの荷重を加えたときは、図17(c)で示す反射スペクトルC42となり、最大強度のピークはより長波長側の波長λ6に生じる。図17(d)は、ボルトに120Kgfの荷重を加えたときの反射スペクトルC43を示し、図17(e)は、ボルトに160Kgfの荷重を加えたときの反射スペクトルC44を示し、図17(f)は、ボルトに200Kgfの荷重を加えたときの反射スペクトルC45を示す。ボルトに加える荷重を増加させると、反射スペクトルは、最大強度のピークの位置が長波長側にシフトする。これは、荷重の増加によりボルトの曲げ変形が増加し、ボルトの溝に埋め込まれた光ファイバセンサのセンサ部の屈折率周期がより長くなった部分が生じるためと考えられる。
図18は、ボルトに種々の荷重を加えたときの光ファイバセンサからの反射スペクトルの別のデータである。この測定は、センサ部17sの位置とボルト10の中心軸を結んだ線分が剪断荷重の方向に垂直である場合で、また、ボルト10の締め付け力が比較的強くしてある場合に対するデータである。これらのデータによりデータベースが作成されている。横軸は、波長であり、縦軸は、光強度である。荷重を加えないとき、すなわち荷重0Kgfのとき、光ファイバセンサ17からの反射スペクトルC50は、波長λ0にピークが見られる。図14で示した部材63,69を用いてボルトに種々の大きさの荷重を加えていく。図18(b)は、40Kgfの荷重を加えたときの反射スペクトルC51である。反射スペクトルは変化し、いくつかのピークが生じ、最大強度のピークは波長λ7に生じる。これは、荷重をボルトに加えることにより、ボルトが曲げ変形を起こし、それに伴い光ファイバセンサのセンサ部に歪みが生じ、センサ部の屈折率周期が荷重をかける前より長くなった部分がセンサ部14に生じたことに起因するものと考えられる。
さらに、ボルトに荷重を加え、80Kgfの荷重を加えたときは、図18(c)で示す反射スペクトルC52となり、最大強度のピークはより長波長側の波長λ8に生じる。図18(d)は、ボルトに120Kgfの荷重を加えたときの反射スペクトルC53を示し、図18(e)は、ボルトに160Kgfの荷重を加えたときの反射スペクトルC54を示し、図18(f)は、ボルトに200Kgfの荷重を加えたときの反射スペクトルC55を示す。ボルトに加える荷重を増加させると、反射スペクトルは、最大強度のピークの位置が長波長側にシフトする。これは、荷重の増加によりボルトの曲げ変形が増加し、ボルトの溝に埋め込まれた光ファイバセンサのセンサ部の屈折率周期がより長くなった部分が生じるためと考えられる。
以上の測定により得られたボルトに加えた剪断荷重に対する反射スペクトルのデータをデータベースにすることにより、逆に、ボルトに埋め込まれた光ファイバセンサからの反射スペクトルを測定し、その反射スペクトルをデータベースと参照することにより、ボルトに加わっている剪断荷重を測定することができる。
図1のステップS23では、上述のようにして得られた光学特性・剪断荷重対応関係データベースを用いる。図1のステップS24では、測定された光ファイバセンサからの光学特性と光学特性・剪断荷重対応関係データベースに基づいて締結具の剪断荷重を評価する。これらのステップにより、それぞれのボルトの光ファイバセンサのボルトの軸との位置関係とボルトの締め力に対応させて図15〜図18で示すデータベースでの反射スペクトルと照合することにより各ボルトに加わる剪断荷重を測定することができる。例えば、ボルト22に取り付けられた光ファイバセンサ34のボルトの軸との位置関係が、センサ部の位置とボルト22の中心軸を結んだ線分が剪断荷重の方向に平行であり、また、ボルト52の締め付け力が比較的強くしてある場合であるとする。そのとき、光ファイバセンサ34からの光学特性が図15(c)で示した反射スペクトルとほぼ等しい反射スペクトルが得られたとする。その得られた反射スペクトルとコンピュータ54のメモリのデータベースと照合することにより、ボルト22に加わっている剪断荷重は80Kgfであると測定することができる。他のボルトに対しても同様にして求めることができる。
上記の測定系を航空機胴体部のボルト継手のボルトにかかる荷重を測定するために用いることにより、反射スペクトルを測定することによって、設計をこれまで以上に正確に行うことができる。
なお、上記の測定系において、データベースとして、各荷重に対する反射スペクトルのデータを用いたが、データベースとして、各荷重に対する反射スペクトルの最大強度のピークの波長との関係を用いることもできる。そのときには、測定された反射スペクトルの最大強度のピークの波長を測定し、データベースからそのピーク波長に対応する荷重を推定すれば良い。
図19は、本発明の第2の実施形態に係る締結具の剪断荷重測定方法で用いる測定系の基本構成図である。この測定系80では、図5と図6で示したボルト22〜33に設けられた光ファイバセンサ34〜45のうち、剪断荷重を測定しようとするボルトに設けられた光ファイバセンサの一端を光源51に接続し、他端を光検出部52に接続する。この例では、ボルト22の剪断荷重を測定することを説明する。
光源51と光検出器52は、第1の実施形態と同様であるので同じ符号を付し説明も省略する。
光ファイバセンサ34は、センサ部34sを有し、光源51からの光をセンサ部34sに導入し、そのセンサ部34sからの透過光を検出する。
図19に示す光検出部52は、センサ部34sからの透過光の透過スペクトルを得るための光スペクトルアナライザが用いられる。
次に、本発明の締結具の剪断荷重測定方法の測定系80による測定の原理を説明する。
ファイバグレーティング34gは光ファイバセンサ34の中間に形成された以外は第1の実施形態と同様であり、ファイバコア部に光の波長オーダーの周期を書き込んだもので、コアを伝搬する前進と後退モード間の結合を用いることで、所定の波長の光を反射させる機能をもつ。結合する波長λは、伝搬モードの実効屈折率ncoreと屈折率周期Λを用いて(1)式で示される。
反射率Rは屈折率変化量Δn、グレーティング長L、伝搬光のコア部への閉じ込め率ηcを用いて、(2)式で求められる。
例えば、1.55μm帯波長多重伝送の波長分離に用いられる光ファイバグレーティングセンサの場合、周期Λ=約0.5μm、長さL=10mm、と約20,000層の屈折率周期が書き込まれたものとなり、非常に急峻な透過特性C60が図20に示すように形成される。
このようなグレーティングに圧縮ひずみが加わると屈折率周期Λが図11で示すようにΛcとなり短くなり、(1)式にしたがって反射光の波長は短くなる。一方、引っ張りひずみが加わると、屈折率周期Λは、長くなり、グレーティングからの反射光の波長は、長くなり、図21の透過特性C61に示すように、長波長側にも透過ディップD2が生じる。ボルト22に剪断荷重が加わり、ボルト22に曲げ変形が生じると、長波長側にも透過ディップが生じる。
以上の原理に基づいて、上記の測定系により予めボルト22〜33と同様のボルト10に光ファイバセンサ34〜45と同様にして設けた光ファイバセンサ17の透過スペクトルを測定し、各剪断荷重に対する透過スペクトルのデータベース(別の例としての光学特性・剪断荷重対応関係データベース)を作成しておく。次に、図5と図6で示したように実際にボルト22〜33を2枚の板に組み込み、その組み込んだボルト22〜33に設けられた光ファイバセンサ34〜45の透過スペクトルあるいは透過スペクトルの最大の透過ディップの波長を測定する。そして、それらの測定データと剪断荷重に対する透過スペクトルのデータベースと照合することにより各ボルト22〜33にかかっている剪断荷重を測定することができる。
上記の測定系を航空機胴体部のボルト継手のボルトに加わる剪断荷重を測定するために用いることにより、各ボルトに設けられた光ファイバセンサの透過スペクトルを測定し、予め測定された剪断荷重に対する透過スペクトルのデータベースと照合することによって、各ボルトに加わっている剪断荷重を正確に測定できる。
なお、本実施形態では、光ファイバセンサは、締結具の表面の近傍箇所に、締結具の軸方向に平行に埋め込まれているが、光ファイバセンサは、締結具の表面の近傍箇所に、締結具の軸の周囲に螺旋状に埋め込まれているようにしてもよい。また、本実施形態では、締結具としてボルトを用いて説明したが、その他の締結具、例えば、リベット、ピン等も用いることができる。
実施形態で説明される構成、形状、大きさおよび配置関係については本発明が理解・実施できる程度に概略的に示したものにすぎず、例えば、実施例では、1本のボルトに対して1本の光ファイバセンサを埋設しているが、2本、あるいは複数本、埋め込むことも可能で、また、数値および各構成の組成(材質)については例示にすぎない。従って本発明は、以下に説明される実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示される技術的思想の範囲を逸脱しない限り様々な形態に変更することができる。
本発明は、ボルトなどの締結具による継手での締結具に加わる荷重を測定するための方法として利用される。
本発明の第1の実施形態に係る締結具の剪断荷重測定方法を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る締結具の剪断荷重測定方法において用いる締結具と光ファイバセンサを示す正面図である。 図2のA−A線断面図である。 図2のB−B線断面図である。 ボルト継手での各ボルトに加わる荷重を測定するときの構成を示す正面図である。 ボルト継手での各ボルトに加わる荷重を測定するときの構成を示す側面図である。 本発明の第1の実施形態に係る締結具の剪断荷重測定方法で用いる測定系の基本構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る締結具の剪断荷重測定方法で用いる測定系の模式図である。 ファイバグレーティングの模式図である。 ファイバグレーティングからの反射特性を示すグラフである。 圧縮ひずみが加わったときのグレーティングの模式図である。 引っ張りひずみが生じたときのファイバグレーティングからの反射特性を示すグラフである。 光学特性・剪断荷重対応関係データベースの作成方法を説明するフローチャートである。 締結具に剪断荷重をかけるときに使用する治具の側面図である。 ボルトに種々の剪断荷重を加えたときの光ファイバセンサからの反射スペクトルのデータである。 ボルトに種々の剪断荷重を加えたときの光ファイバセンサからの反射スペクトルのデータである。 ボルトに種々の剪断荷重を加えたときの光ファイバセンサからの反射スペクトルのデータである。 ボルトに種々の剪断荷重を加えたときの光ファイバセンサからの反射スペクトルのデータである。 本発明の第2の実施形態に係る締結具に作用する剪断荷重の測定方法で用いる測定系の模式図である。 ファイバグレーティングからの透過特性を示すグラフである。 引っ張りひずみが生じたときのファイバグレーティングからの透過特性を示すグラフである。
符号の説明
10 ボルト
11 ねじ部
12 胴部
13 頭部
14 溝
15 孔
16 孔
17 光ファイバセンサ
17s センサ部
20,21 板
22〜33 ボルト
34〜45 光ファイバセンサ
50 測定系
51 光源
52 光検出部
53 光スペクトルアナライザ計測装置
54 パーソナルコンピュータ

Claims (11)

  1. 測定対象である締結具の長手方向の表面に沿って前記表面の近傍箇所に光ファイバセンサを設けるセンサ設置ステップと、
    前記締結具に剪断荷重を加えたとき、前記締結具の変形に対して直接的に対応する前記光ファイバセンサの光学特性の変化に基づいて、前記締結具に作用する前記剪断荷重を測定する測定ステップと、
    を含むことを特徴とする締結具の剪断荷重測定方法。
  2. 前記変形は曲げ変形であることを特徴とする請求項1記載の締結具の剪断荷重測定方法。
  3. 前記測定ステップは、光学特性・剪断荷重対応関係データベースに基づいて前記剪断荷重を求めるステップ
    を含むことを特徴とする請求項1記載の締結具の剪断荷重測定方法。
  4. 前記光ファイバセンサは、前記締結具の軸に平行にして設けられることを特徴とする請求項1記載の締結具の剪断荷重測定方法。
  5. 前記光ファイバセンサは、前記締結具に対して螺旋的位置関係で設けられることを特徴とする請求項1記載の締結具の剪断荷重測定方法。
  6. 前記光ファイバセンサは、前記締結具の表面の軸方向に形成される溝に接着剤を介して埋設することを特徴とする請求項4記載の締結具の剪断荷重測定方法。
  7. 前記光ファイバセンサのセンサ部の長さは、少なくとも、締結される2つの部材の重ねた板厚の厚みと同等の長さであることを特徴とする請求項1記載の締結具の剪断荷重測定方法。
  8. 前記光ファイバセンサのセンサ部の長さは、前記締結部の軸部の全長であることを特徴とする請求項1記載の締結具の剪断荷重測定方法。
  9. 前記光ファイバセンサは光ファイバグレーティングセンサであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の締結具の剪断荷重測定方法。
  10. 前記光学特性は反射光特性であることを特徴とする請求項1記載の締結具の剪断荷重測定方法。
  11. 前記光学特性は透過光特性であることを特徴とする請求項1記載の締結具の剪断荷重測定方法。
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