JP2007176896A - 微生物農薬製剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】長期保存安定性に優れるフザリウム属菌含有農薬製剤を提供すること。
【解決手段】フザリウム属菌の生菌体、パーライト粉砕品およびD−ソルビトールの組み合わせで含む農薬製剤が有効である。製剤中の水分含量が25重量%以下に調整され、前記パーライト粉砕品が、不規則形状の非多孔性粉末であり、その平均粒子径が、5〜100μmであることが望ましい。本発明の微生物農薬製剤は、有効成分であるフザリウム属菌の生菌体生存率が高いため、農薬製剤の長期保存が可能となる。また常温(約25℃)保管においても安定性が良好であるため、農薬製剤を低温保管する必要がなく、保管コストが削減できる。
【選択図】なし

Description

本発明は、微生物農薬製剤に関し、詳しくは長期保存安定性に優れるフザリウム属菌含有農薬製剤に関する。
植物の病害虫防除は、農作物の生産を効率よく行うために不可欠な作業であり、これまで病害虫防除のために化学農薬が多く使用されてきた。しかし、化学農薬による病害虫の防除では、抵抗性病害虫の発生による防除効果の低下という問題があった。また近年では、食物の安全性および環境保護の観点から、化学農薬に代わるべき、または化学農薬と併用すべき手段として、環境に影響の少ない微生物資材を利用した病害虫防除の開発に年々期待が高まっている。
一方、微生物資材を利用した農薬(いわゆる「微生物農薬」)では、いかに有効成分である微生物を生菌のまま安定に製剤化できるか、あるいは長期保管中に微生物の活力低下または細胞死を抑制できるかが重要な課題となってきている。これらの課題を解決するために以下に例示されるような研究がなされてきた。
微生物農薬の一製剤例として、フザリウム属菌を用いた製剤があり、非病原性のフザリウム属菌を農薬活性成分として使用すると、広く作物のフザリウム病の抑制に有効であることが示されている。例えばフザリウム属菌の胞子または芽胞状菌体とデンプンとを含む製剤(特許文献1、2参照)、フザリウム属菌を液体培養し、脱水処理後のペレットもしくは懸濁状の胞子または芽胞状菌体と粘土鉱物粉末担体(ゼオライト)とを水分含量5〜30%になるように混合した製剤(特許文献3参照)などがある。もっとも液体培養された
フザリウム属菌の実用上の取り扱いおよび安定性に問題があった(特許文献4参照)。そこで、ソルビトールを使用した製剤が提案され、D−ソルビトールを主体とし、これに少量のグルタミン酸塩を添加した分散媒にフザリウム属菌の生菌体を分散させ、真空凍結乾燥をさせたことを特徴とするフザリウム生菌製剤(特許文献4参照)、病原性を欠失させた軟腐病菌を糖類(サッカロース、グルコース、フルクトースおよびソルビトールなど)またはビーフエキスと混合し、真空乾燥もしくは真空凍結乾燥して固定化することを特徴とする軟腐病菌の固定化方法(特許文献5および6を参照)などがある。しかしながら、これらの発明では、有効成分である微生物の長期安定性が充分に達成されているとは必ずしも言えず、またソルビトールの添加量が比較的多いためにコストが高いなどの問題点も残されている。
またパーライトを使用したものとして、糸状菌、有機質基質および多孔性のパーライトを含有する害虫防除資材(特許文献7参照)が提案されている。しかしながら、この発明もフザリウム属菌の生菌体を有効成分とした場合には、必ずしも充分な安定性は得られていない。
このため、常温で長期保管した場合においても充分な安定性を有する微生物農薬製剤が求められている。
特開2003-286120号公報 特開2001-72522号公報 特開2003-250522号公報 特開昭63-227507号公報 特開平4-311391号公報 特開平8-337508号公報 特開平10-218716号公報
本発明は、長期間保管後も有効成分が安定である、すなわちフザリウム属菌の生菌体が高い生存率を維持する微生物農薬製剤を提供することを課題とする。
上記問題点に鑑み、本発明者らは鋭意研究した結果、フザリウム属菌の生菌体と、パーライト粉砕品およびD−ソルビトールの組み合わせで含有することを特徴とする農薬製剤が有効であることを見出して本発明を完成するに至った。
本発明の微生物農薬製剤は、フザリウム属菌の生菌体、パーライト粉砕品およびD−ソルビトールを含むことを特徴としている。
本微生物農薬製剤中の水分含量が25重量%以下であり、D−ソルビトールの量が、0.01重量%以上であることが望ましい。
前記パーライト粉砕品が、好ましくは加熱して発泡させた焼成パーライトあるいはシラスバルーンを粉砕して得られた、不規則な形状からなる非多孔性粉末である。
前記パーライト粉砕品の平均粒子径が、好ましくは5〜100μmである。
前記フザリウム属菌の生菌が、フザリウム・サブグルチナンス、フザリウム・ソラニ、フザリウム・モニリフォルメ、フザリウム・オキシスポラム、フザリウム・ロゼウム、またはこれらの変異株であることが望ましい。
また、本発明には、少なくともフザリウム属菌の生菌体、パーライト粉砕品およびD−ソルビトールを含む混合物の水分含量を、最終的に25重量%以下になるように制御することを特徴とする微生物農薬製剤の製造方法が含まれる。
本発明の微生物農薬製剤は、有効成分であるフザリウム属菌の生菌体生存率が高いため、農薬製剤の長期保存が可能となる。また常温(約25℃)で長期間保管しても安定性が良好であるため、農薬製剤を低温保管する必要がなく、保管コストが削減できる。
本発明の微生物農薬製剤は、農薬活性成分が微生物である他、主にパーライト粉砕品、D−ソルビトールを使用するために環境への負荷が少ない。含有されるパーライト粉砕品は安価であり、D−ソルビトールの使用量も僅かですみ、製造も簡便であるために、低コストである。
[発明の詳細な説明]
本発明の微生物農薬製剤は、フザリウム属菌の生菌体、パーライト粉砕品およびD−ソルビトールを含むことを特徴としている。本発明者は、フザリウム属菌の生菌体の安定性が、添加物としてパーライト粉砕品とD−ソルビトールとを組み合わせて、混合するだけで長期にわたり確保されるという驚くべき事実を見出した。D−ソルビトールは、フザリウム属菌の生菌の栄養源ではなく、保護剤として機能する。D−ソルビトールの共存下でパーライト粉砕品も保護作用を発揮する。したがってD−ソルビトールとパーライト粉砕品とを組み合わせることによりフザリウム属菌の生菌保護作用が長期間にわたり持続することとなる。以下、製剤を構成する成分、製剤の調製方法、製剤の使用態様などについて説明する。
構成成分
・フザリウム属菌の生菌体
本発明の製剤に使用するフザリウム属菌の生菌体は、弱病原性または非病原性のフザリ
ウム属菌であれば、特に制限なく用いることができる。例えば、フザリウム・サブグルチナンス(Fusarium subglutinans)、フザリウム・オキシスポラム(Fusarium oxysporum
)、フザリウム・ソラニ(Fusarium solani)、フザリウム・モニリフォルメ(Fusarium moniliforme)、フザリウム・ロゼウム(Fusarium roseum)などが挙げられる。特にフザリウム・サブグルチナンス(Fusarium subglutinans)が、本発明を実施する上で好まし
い。
なお、本発明で使用できるフザリウム属菌の生菌体は、独立行政法人 製品評価技術基
盤機構 バイオテクノロジー本部 生物遺伝資源部門(NBRC)、農業生物資源ジーンバンク 微生物遺伝資源部門などから購入できるものの他に、産業技術総合研究所 生命工業技術研究所(現在、独立行政法人 産業技術総合研究所 特許生物寄託センター)に平成13年3月19日付けで寄託されたフザリウム・サブグルチナンス(Fusarium subglutinans)HPF-1(FERM P-18266)などが使用できる。
また、本発明で使用できるフザリウム属菌の生菌体はこれらの例示に限定されるものではなく、他のフザリウム属菌であってもよい。また1種または2種以上を併用しても何ら問題はない。
さらに菌類は、自然的または通常行われている紫外線照射、X線照射、変異誘発剤(例えば、亜硝酸、N−メチル−N'−ニトロ−N−ニトロソグアニジン(NTG)、ナイト
ロジェン・マスタード、2−アミノプリン、アザセリンまたはエチルメタンスルホネートなど)または遺伝子組換えを用いる人為的変異手段により変異することは周知の事実である。したがって弱病原性または非病原性であれば、このような自然変異株ならびに人工変異株も含めて、フザリウム属に属する菌株はすべて本発明に使用することができる。
また、本発明に使用されるフザリウム属菌の生菌体は、液体培養または固体培養などの公知の手段で増殖させた菌体を用いることができ、芽胞状菌体、小型分生子、大型分生子などとして製剤中に添加される。本発明の製剤中に含有されるフザリウム属菌生菌体の分量は、1〜50重量%、好ましくは2〜40重量%である。これらの生菌体は、水、水性塩類溶液などに懸濁させた状態、あるいは凍結乾燥などにより固体の状態として添加されてもよい。また培養時に生産された菌糸などを含んでいても構わない。製剤中への生菌体の添加量は、通常104〜1011 CFU/g、好ましくは、105〜1010 CFU/gである。
・パーライト粉砕品
本発明で使用できるパーライト粉砕品は、黒曜石、真珠岩、松脂岩などの天然ガラス質およびシラス由来のものである。天然ガラス質物質を通常の方法で加熱して発泡させた焼成パーライトまたはシラスバルーンを、通常の粉砕機で粉砕したものを好適に用いることができる。したがって、本発明の製剤に添加されるパーライト粉砕品は、多孔質状のものではなく、不規則な形状からなる微細粉末である。
使用する本発明のパーライト粉砕品は不規則な形状の微細粉末粒子であり、その平均粒子径が、5〜100μm、より好ましくは9〜60μmを用いることが望ましい。なお平均粒
子径を5μm未満にすることは粉砕能力的に困難であり、また100μmより大きい場合は、フザリウム属菌の生菌体の長期安定性の面から好ましくない。
なおパーライト粉砕品の平均粒子径は、レーザー回折式粒度分布測定装置SALD-2000J(株式会社島津製作所製)で測定し、粒子の体積中位径として求めた。
これらパーライト粉砕品の例として、ロカヘルプB-409、ロカヘルプB-419、ロカヘルプB-439(以上、三井金属鉱業株式会社製の商品名)などが挙げられる。なお、本発明で使用できるパーライト粉砕品は、これらの例示に限られるものではなく、1種または2種以上を併用しても何ら問題はない。
パーライト粉砕品の製剤中における含有量は、通常1重量%以上の添加が望ましく、好ましくは2〜80重量%、より好ましくは5〜50重量%である。含有量が1重量%未満である
と、フザリウム属菌の生菌体の長期安定性を確保することは困難である。
特許文献7に開示された病害虫防除資材は、糸状菌、有機質基質および多孔質物質を含む。多孔質物質としてパーライトが例示され、糸状菌培養のための基材として使用されている。その結果、糸状菌がパーライト中に組み込まれる(特許文献7、請求項2参照)。「培養後に多孔質物質を混合しただけでは、糸状菌が多孔質物質中に組み込まれることはなく(中略)、害虫防除効果も不充分となる」(特許文献7、段落〔0010〕参照)。さらにそうしたパーライトは、「ペレットと同等以上の気相率を得ることができる。しかもペレットを使用した場合のように粉砕せずとも資材の粒が小さく、また長期間に亘って資材中の糸状菌の活性を保持することができる。」(同〔0009〕参照)と述べられている。上記防除資材に使用されたパーライトは、乾燥、粉砕などの製造工程を経ないものであり(同〔0005〕参照)、多孔質であるが微細ではない粒である。しかしながら上記の担体については、粒子径および孔径などのコントロールが重要であると考えられるが、それらの開示はない。
本発明のパーライト粉砕品は、フザリウム属菌の生菌体に対して安定化のための担体として作用し、長期間、しかも常温での保存が可能となった。本発明の製剤に使用するパーライト粉砕品は、粉砕された微粒子であり、かつ非多孔性である。本発明の製剤化では、パーライトが非多孔性であるのみならず、培養後にパーライトを混合しているため、フザリウム属菌はパーライト中に組み込まれていないと考えられる(特許文献7、〔0010〕参照)。このようなパーライト粉砕品であっても、次に述べるように本発明の微生物農薬製剤においてD−ソルビトールと組み合わせて使用すれば、単にフザリウム属菌の生菌体と混ぜるだけでその保護作用が発揮される。したがって、パーライトにフザリウム属菌を組み込んだ態様とする必要もなく、栄養源を加えなくてもよい。なお、D−ソルビトールは、フザリウム属菌の生菌にとり栄養源ではない。
・D−ソルビトール
本発明で使用できるD−ソルビトールは、特に限定されるものではなく、市販品を用いればよい。粉末状のものであってもよく、水に溶解したものを用いても構わない。D−ソルビトールの製剤中への添加量は、製剤の最終濃度として、通常0.01〜3重量%、好ましくは0.1〜2.0重量%、特に好ましくは0.1〜1.0重量%である。添加量が0.01重量%未満では、本製剤による長期安定性の効果が得られない。3重量%を超えると、奏される効果が
頭打ち傾向になることに対応してコスト面で不利となる。
従来技術(特許文献4)におけるD−ソルビトールの使用では、D−ソルビトールおよびグルタミン酸塩の他にスキムミルクを併用することが必要であり、これによってはじめて温度5℃で136日間保存しても生存菌数の維持がなされた。
これに対して本発明の微生物農薬製剤においては、D−ソルビトールのみを上記のように微量添加するだけでよく、10℃保管のみならず25℃の保管でも6ヶ月経過後、顕著な生存菌残存率が認められる。
・その他の成分
本発明の微生物農薬製剤には、上記の必須成分に加えて、必要に応じて他の成分を加えることができる。例えばフザリウム属菌以外の弱病原性または非病原性の生菌体を加えてもよく、化学農薬化合物を適宜併用してもよい。そうした化学農薬化合物としては、殺虫剤、殺菌剤、除草剤、植物成長調整剤など一般に農薬として使用されるものであればよく、また、これらの一種または二種以上を併用してもかまわない。例えば、殺虫剤として、有機リン系、カーバメート系、ピレスロイド系、クロロニコチニル系、フェニルピラゾー
ル系、ネライストキシン系、およびベンゾイルフェニル尿素系の殺虫剤、天然殺虫剤、殺ダニ剤および殺線虫剤などが挙げられる。
さらに界面活性剤、有機溶剤、酸化防止剤、紫外線防止剤、結合剤、物理性改良剤、担体(クレー、ゼオライト、タルク、炭酸カルシウム、ケイソウ土、ベントナイト、結晶質シリカ、デンプン、ホワイトカーボン、塩化カリウム、糖類など)などの補助剤を、本発明の効果を損なわない範囲で添加することができる。
界面活性剤としては、非イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤、両性界面活性剤などが用いられる。
非イオン界面活性剤としては、例えば、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン樹脂酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸ジエステル、ポリオキシエチレンアルキルエステル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンジアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルホルマリン縮合物、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックポリマー、アルキルポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックポリマーエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、ポリオキシエチレン脂肪酸ビスフェニルエーテル、ポリオキシアルキレンベンジルフェニル(またはフェニルフェ
ニル)エーテル、ポリオキシアルキレンスチリルフェニル(またはフェニルフェニル)エ
ーテル、ポリオキシエチレンエーテルおよびエステル型シリコンおよびフッ素系界面活性剤、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油などがあげられる。また、陰イオン界面活性剤としては、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンベンジル(またはスチリル)フェニル(またはフェニルフェニル)エーテル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレン-ポリオキシプロピレンブロックポリマー硫酸エステル
塩、パラフィン(アルカン)スルホン酸塩、ジアルキルスルホサクシネート、アルキルベンゼンスルホン酸塩、モノまたはジアルキルナフタレンスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸塩・ホルマリン縮合物、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸塩、リグニンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルスルホコハク酸ハーフエステル、脂肪酸塩、N-メチル・脂肪酸サルコシネート、樹脂酸塩、ポリオキシエチレンモノまたはジアルキルエーテルリン酸エステル塩、ポリオキシエチレンモノまたはジアルキルフェニルエーテルリン酸エステル塩、ポリオキシエチレンベンジル(またはスチリル)化フェニル(またはフェニルフェニル)エーテルリン酸エステル塩、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックポリマーリン酸エステル塩、ホスファチジルコリン・ホスファチジルエタノールイミン(レシチン)、アルキルリン酸エステル塩、イソブチレンまたはジイソブチレンとマレイン酸または無水マレイン酸との共重合体の水溶性塩などがあげられる。
また、陽イオン界面活性剤としては、アルキルトリメチルアンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩などがあげられる。
両性界面活性剤としては、ジアルキルジアミノエチルベタイン、アルキルジメチルベンジルベタインなどがあげられる。
なお、本発明に用いられる界面活性剤としては、これらの例示に限られるものではなく、これらから選ばれる1種または2種以上を併用しても何ら問題はない。
このような界面活性剤を用いることにより、農薬活性成分の付着性をさらに向上させることができ、農薬活性成分の効果を向上させることができる。
また、結合剤としては、デキストリン、リグニンスルホン酸ナトリウム、リグニンスル
ホン酸カルシウム、セルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルデンプン、プルラン、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸アンモニウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル、グアーガム、ローカストビーンガム、アラビアゴム、キサンタンガム、ゼラチン、カゼイン、ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキサイド、ポリエチレングリコール、エチレン・プロピレンブロックポリマー、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリビニルピロリドンなどが挙げられる。これらの例示に限られるものではなく、これらから選ばれる1種または2種以上を併用しても何ら問題はない。
・製剤中の水分含量
本発明の製剤では、フザリウム属菌の生菌が死滅しないように、水が存在する必要があり、水分含量を最終的に、25重量%以下、特に1〜25重量%とすることが好ましい。製剤
中の水分含量が25重量%よりも多くなると、フザリウム属菌の生菌体の長期安定性は悪くなる。製剤中の水分含量を最終的に25重量%以下にするためには、製剤調製時に使用するフザリウム属菌の生菌体に由来する水分(例えば芽胞状菌体懸濁液に含まれる水分など)を予め少なくしておくか、あるいは調製した製剤を通風乾燥、減圧乾燥、凍結乾燥などの方法で乾燥して水分を除き、25重量%以下とする。なお、製剤の乾燥方法は、上記の例示に限定されるわけではない。
また水分含量は、製剤約2gを105℃の恒温器中に1時間保管した後の乾燥減量分とし
て以下の式から求めた。
水分含量(%)=100×{105℃保管前の製剤の重量(g)−105℃保管後の製剤の重量(
g)}/(105℃保管前の製剤の重量(g))
微生物農薬製剤の調製方法
本発明の微生物農薬製剤の調製方法は特に限定されないが、例えば以下の方法によって調製できる。
少なくともフザリウム属菌の生菌体、パーライト粉砕品およびD−ソルビトールを含む混合物の水分含量を、最終的に25重量%以下になるように制御することを特徴としている。
本発明の微生物農薬製剤の剤型としては粉状の製剤(一般粉剤、DL剤、フローダスト剤)として調製されるほか、粒状の製剤(粒剤、顆粒水和剤)、錠剤、懸濁剤などの形態に製剤化して用いられる。水溶性高分子フィルムに被覆された被覆粒剤でもよい。
粒剤の調製方法も特に限定されるものではなく、上記の工程の他に具体的には、さらに次の工程を含めることにより調製することが好ましい。
上記粉末状の混合物に、必要であればさらに適当量の水を添加し混練した後、その混練物を造粒機に入れて造粒し、粒状の組成物を得る。この粒状の組成物を流動乾燥させ、さらに目標の粒度分布を有するように篩別して本発明の農薬粒剤を得ることができる。
調製例
・調製例1
フザリウム属菌の生菌体の集菌時にD−ソルビトールを予め加えて集菌し、D−ソルビトールを含有した芽胞状菌体懸濁液、分生子懸濁液または凍結乾燥した菌体を得る。始めからD−ソルビトールを添加しておいてもフザリウム属菌の生菌によって資化されないので、その量は変化しない。得られた菌体懸濁液または凍結乾燥した菌体、パーライト粉砕品、必要に応じてその他の補助剤を混合し、水分含量が25重量%以下になるように製剤を
乾燥するなどして、粉状の微生物農薬製剤を得た。
・調製例2
フザリウム属菌の生菌体を培養し、芽胞状菌体懸濁液、分生子懸濁液または凍結乾燥した菌体を得る。得られた懸濁液または凍結乾燥した菌体、パーライト粉砕品、D−ソルビトール、必要に応じてその他の補助剤を混合し、水分含量が25重量%以下になるように製剤を乾燥するなどして、粉状の微生物農薬製剤を得た。
・調製例3
調製例1または2に準じて、フザリウム属菌の生菌体(懸濁液または凍結乾燥した菌体)、パーライト粉砕品、D−ソルビトールなどを混合し、造粒後、水分含量が25重量%以下になるように乾燥するなどして、粒状の微生物農薬製剤を得た。
微生物農薬製剤の使用態様
上記により調製した本発明の微生物農薬製剤は、通常の化学農薬製剤と同様な方法によって施用することができる。具体的には本発明の製剤の施用に際して、通常、水で2〜3000倍程度に希釈し、噴霧器などを使用して、作物や雑草に茎葉散布してもよく、ヘリコプ
ターなどによる空中散布による方法でもよい。あるいは水で希釈しないで、粉状または粒状の製剤を、散布機などを用いてそのまま散布してもよい。施用量は、水田や畑地に施用される場合の施用量は、10アールあたり、0.1〜10kg、好ましくは0.2〜5kgである。
なお、使用方法はこれらに限定されるわけではない。
[実施例]
以下、実施例で本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。したがって、本発明の効果が奏される限り、フザリウム属菌の生菌体、パーライト粉砕品およびD-ソルビトールを前述した種々のものに置き換えて、以下の実
施例と同様な方法で調製することにより、長期保管後も有効成分が安定である、すなわち、フザリウム属菌の生菌体が高い生存率を維持する微生物農薬製剤とすることができる。なお、以下の実施例、比較例において「部」とあるのは、すべて重量部を示し、また「CFU」は、Colony Forming Unitを示す。
フザリウム・サブグルチナンスHPF-1(FERM P-18266)の芽胞状菌体とD−ソ
ルビトール(芽胞状菌体の集菌時に添加)との混合懸濁液(1×1010 CFU/g、水分含量80重量%)20部(D−ソルビトールは、0.1部含有されている)を、パーライト粉砕品(平均粒子径18μm)30部、クレー50部と混合し、本発明である粉状の微生物農薬製剤(2×109 CFU/g)を得た。なお得られた微生物農薬製剤の水分含量は、16重量%であった。
フザリウム・サブグルチナンスHPF-1(FERM P-18266)の小型分生子の懸濁液
(5×109 CFU/g、水分含量80重量%)30部、パーライト粉砕品(平均粒子径58μm)40
部、ゼオライト29部、D−ソルビトール1部と混合し、本発明である粉状の微生物農薬製
剤(1.5×109 CFU/g)を得た。なお、得られた微生物農薬製剤の水分含量は、24重量%であった。
フザリウム・サブグルチナンスHPF-1(FERM P-18266)の芽胞状菌体とD−ソ
ルビトール(芽胞状菌体の集菌時に添加)の混合懸濁液(1×109 CFU/g、水分含量80重量%))40部(D−ソルビトールは、0.05部含有されている)を、パーライト粉砕品(平均粒子径9μm)30部、クレー57部と混合し、減圧乾燥して本発明である粉状の微生物農薬製剤(4×108 CFU/g)を得た。なお、得られた微生物農薬製剤の水分含量は、5重量%
であった。
フザリウム・サブグルチナンスHPF-1(FERM P-18266)の芽胞状菌体の懸濁液
(2×1010 CFU/g、水分含量80重量%))20部、パーライト粉砕品(平均粒子径25μm)40部、クレー30部、D−ソルビトール0.5部、リグニンスルホン酸ナトリウム5部、カルボキシメチルセルロース4.5部を混合後、φ1.0mmのスクリーン径の押し出し造粒機を用いて造粒し、本発明である粒状の微生物農薬製剤(4×109 CFU/g)を得た。なお、得られた微生物農薬製剤の水分含量は、16重量%であった。
フザリウム・サブグルチナンスHPF-1(FERM P-18266)の小型分生子の懸濁液
(1×1010 CFU/g、水分含量80重量%))40部、パーライト粉砕品(平均粒子径17μm)30部、クレー40部、D−ソルビトール1部、ポリオキシエチレンアルキルエーテル2部、ラウリル硫酸ナトリウム5部、デキストリン5部を混合後、φ0.8mmのスクリーン径の押し出
し造粒機を用いて造粒し、通風乾燥して本発明である粒状の微生物農薬製剤(4×109 CFU/g)を得た。なお、得られた微生物農薬製剤の水分含量は、9重量%であった。
後掲の表1に示すとおり、上記実施例1〜5に準拠して製剤No.1〜11を調製した。製剤No.1は、実施例1に基づいて得られた製剤であり、製剤No.2〜4は、実施例1において、各成分の種類や、配合量を他のものに変更して同様の製法で調製された製剤である。同様に製剤No.5は、実施例2に基づいて得られた製剤であり、製剤No.6およびNo.7は、その
バリエーションである。また製剤No.8は、実施例3に基づいて得られた製剤であり、製剤No.9は、そのバリエーションである。さらに製剤No.10は、実施例4に基づいて得られた製剤であり、製剤No.11は、実施例5に基づいて得られた製剤である。
〔比較例〕
比較製剤No.1〜14は、実施例1〜5に準拠して調製したものであるが、その中で比較
製剤No.1、3、4、5、7、9、12および13は、パーライト粉砕品を含有しない例であり、比
較製剤No.2、8、10、11および14は、D−ソルビトールを含有しない例である。また比較
製剤No.6は、パーライト粉砕品およびD−ソルビトールを含有しない例である。
・有効成分安定性試験
次に上記のとおり調製した製剤No.1〜11ならびに比較製剤No.1〜14に関して、長期保存安定性の試験を以下の試験方法によって行なった。
(試験方法)
予め、生菌数を確認した微生物農薬製剤1gを、10ml容のガラス瓶に入れて密栓をし、10℃または25℃の恒温室に保管する。3ヶ月後または6ヶ月後に、恒温室から各ガラス瓶に保管されていた微生物農薬を取り出し、希釈平板法により生菌数を確認し、予め含有されていた生菌数との割合から、有効成分の生菌残存率(%)を算出した。その結果は表1のとおりである。
有効成分残存率(%)=100−100×{予め含有されていた生菌数(CFU/g)−保管後の生菌数(CFU/g)}/(予め含有されていた生菌数(CFU/g))
(注)CFUは、Colony Forming Unitを示す。
表1に記載された結果から明らかなように、製剤No.1〜11の有効成分残存率は、「10
℃で3ヶ月」で83〜93%、「10℃で6ヶ月」で67〜87%、「25℃で3ヶ月」で70〜87%、「25℃で6ヶ月」で51〜82%であった。
これに対し、比較製剤No.1〜14では、「10℃で3ヶ月」で15〜40%、「10℃で6ヶ月
」で7〜22%、「25℃で3ヶ月」で10〜25%、「25℃で6ヶ月」で2〜12%と、顕著な差異が認められた。
表1においてパーライト粉砕品の代わりにクレーまたはゼオライト、あるいはこれらとベントナイト、多孔質パーライトまたはケイソウ土とを併用し、D−ソルビトールを添加しても、製剤No.1〜5、10と比較製剤No.1、3、4、5、7、13とを比較して有効成分残存率
を見れば、パーライト粉砕品が有効であり、本発明の微生物農薬製剤では、パーライト粉砕品の代わりにクレーまたはゼオライトで代替することができないことは明らかである。
また、上記の実施例と比較例との比較から明らかなように、パーライト粉砕品とD−ソルビトールのいずれかを欠くと、フザリウム属菌の安定性は、製剤の長期保管後には著しく低下する。このことからパーライト粉砕品とD−ソルビトールとを組み合わせて併用することにより、それぞれの単独使用とは違って、混合されたこれらの成分間で何らかの相互作用、または安定化の相乗効果が現れている。したがって、これらの組み合わせからなる本発明の微生物農薬製剤は、フザリウム属菌の生菌体が高い生存率を維持することより、長期保管後も有効成分が安定である製剤である。
上記の使用材料はこの発明の範囲内の好適例にすぎない。また、以下の実施例中で用いる装置名及び、使用材料の濃度、使用量、処理時間、処理温度等の数値的条件、処理方法等はこの発明の範囲内の好適例にすぎない。
Figure 2007176896
Figure 2007176896

Claims (7)

  1. フザリウム属菌の生菌体、パーライト粉砕品およびD−ソルビトールを含むことを特徴とする微生物農薬製剤。
  2. 製剤中の水分含量が25重量%以下であることを特徴とする請求項1に記載の微生物農薬製剤。
  3. 製剤中のD-ソルビトールの量が、0.01重量%以上であることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の微生物農薬製剤。
  4. 前記パーライト粉砕品が、加熱して発泡させた焼成パーライトあるいはシラスバルーンを粉砕して得られた、不規則な形状からなる非多孔性粉末であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の微生物農薬製剤。
  5. 前記パーライト粉砕品の平均粒子径が、5〜100μmであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の微生物農薬製剤。
  6. 前記フザリウム属菌の生菌が、フザリウム・サブグルチナンス、フザリウム・ソラニ、フザリウム・モニリフォルメ、フザリウム・オキシスポラム、フザリウム・ロゼウム、またはこれらの変異株であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の微生物農薬製剤。
  7. 少なくともフザリウム属菌の生菌体、パーライト粉砕品およびD−ソルビトールを含む混合物の水分含量を、最終的に25重量%以下になるように制御することを特徴とする微生物農薬製剤の製造方法。
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