JP2007174594A - 電子機器、テレビジョン受像機及びテレビジョンチューナ - Google Patents

電子機器、テレビジョン受像機及びテレビジョンチューナ Download PDF

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Abstract

【課題】ロケーションフリーの使用の際に高い無線伝送品質を確保すると共に、必要に応じてより安定的な通信が可能な電子機器を提供する。
【解決手段】TVチューナ300は、表示デバイス200と着脱自在に有線接続するための接続部307と、表示デバイス200および基幹装置50と無線通信するための無線通信部306と、無線通信部306を制御するネットワーク部305を備える。また、ネットワーク部305は、TVチューナ300と表示デバイス200との有線接続が解除される時、無線通信部306と表示デバイス200との無線通信チャネルとして無線通信部306と基幹装置50との無線通信チャンネルを使用するか否かを判定し、使用しないと判定した場合、無線通信部306の無線通信チャネルを変更する。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線装置を備えた電子機器、テレビジョン受像機、及びテレビジョンチューナに関する。
近年、例えば動画データを記憶したサーバ、テレビジョン受像機(以下、TV装置という)、パーソナルコンピュータ等の電子機器間での信号伝達のために、各電子機器を有線/無線で接続することが行われている。其々の電子機器を接続することにより、例えばサーバに記憶された動画データをテレビジョン受像機で視聴することができるようになる。
このような各電子機器間の接続は、無線通信で行われることも多い。無線通信を使用すると、各機器を接続する配線を考慮せずに済み、ロケーションフリーの使い方をすることができるようになるからである。
一方、無線通信は、電波干渉等の影響などにより、高い伝送レートの通信を安定的に確保することが難しい。よって、無線通信の安定性を確保するための手法が検討されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1では、妨害波が存在しない無線チャネルを検出し、その検出した無線チャネルの下で、受信電界強度が閾値以上となる伝送レートで通信することが考えられている。
特開2003−319448号公報
しかしながら、たとえ特許文献1記載の手法を採用したとしても、無線通信は安定的な通信の確保が難しい。これにより、例えば、TV装置本体とテレビジョンチューナ(以下、TVチューナという)との間での動画データのやり取りを常に無線で行なうと、他の無線通信機器との電波干渉等による影響のため、伝達される映像情報の品質が低下する場合がある。このような場合には、TV装置本体とTVチューナとを無線接続するよりも、有線接続した方が良いこととなる。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、ロケーションフリーの使用の際に高い無線伝送品質を確保すると共に、必要に応じてより安定的な通信が可能な電子機器を提供することを目的とする。
本発明は上記課題を解決するために、ネットワークに接続されアクセスポイントとして機能する基幹装置と無線通信するベース装置と、該ベース装置に着脱自在に有線接続されるとともに、該ベース装置と無線通信可能な端末装置とを備えた電子機器であって、前記ベース装置は、前記端末装置と有線接続されている時は前記基幹装置と無線通信し、前記端末装置との有線接続が行われていない時は前記端末装置とも無線通信する通信手段と、前記ベース装置と前記端末装置との有線接続が解除される時、前記通信手段の無線通信チャネルを変更するチャネル変更手段とを備える電子機器を提供する。
本発明によれば、ロケーションフリーの使用の際に高い無線伝送品質を確保すると共に、必要に応じてより安定的な通信が可能な電子機器を提供できる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
<第1の実施形態>
図1および図2は本発明の第1の実施形態に係る電子機器の概念を示す模式図である。
本実施形態においては、電子機器として、分離可能テレビジョン受像機100(以下、分離型TVという)を想定して説明する。
分離型TV100は、接続コードを介して、あるいはコネクタにより一体的に、着脱自在に有線接続される表示デバイス200(端末装置)とTVチューナ300(ベース装置)とを具備し、TVチューナ300はアンテナ310を介してテレビジョン放送(以下、TV放送という)を受像し、表示デバイス200でTV放送を表示する。ここでは、表示デバイス200とTVチューナ300とがコネクタにより直接的に有線接続している一体化状態を図1に示し、有線接続していない分離状態を図2に示している。有線接続が解除されると、表示デバイス200及びTVチューナ300は無線により接続され、TVチューナ300で受信するTV放送に係る映像信号は、無線通信により表示デバイス200に送信される。
ここで、TVチューナ300は、TVチューナ機能だけでなく、WAN等の外部ネットワークとの中継機器としても機能する。すなわち、TVチューナ300は、外部ネットワークに有線接続されアクセスポイント(以下、APという)として機能する基幹装置50を介して外部ネットワークに接続する。また、WDS(Wireless Distribution System)機能を備えることにより自らがAPとして機能し、パーソナルコンピュータ等の無線端末60を外部ネットワークに接続させることができる。なお、基幹装置50には分離型TV100以外にも、他の無線端末70が無線接続されているとする。
図3は分離型TV100が一体化状態であるときの信号の流れを示す模式図であり、図4は分離状態であるときの信号の流れを示す模式図である。
表示デバイス200は、接続部201、ノード制御部202、無線通信部203、ネットワーク部204、メディアクライアント部205、映像処理部206、映像表示部207及び制御部208を備える。
表示デバイス200の接続部201は、TVチューナ300と着脱自在に有線接続するためのコネクタ(図示せず)を有する。このコネクタが後述するTVチューナ300の接続部307のコネクタ(図示せず)と接続することにより、内部バスが有線接続されてTVチューナ300との間で信号を伝達できるようになる。具体的には、TVチューナ300で受信したテレビジョン放送の映像情報が接続部307、201を介して表示デバイス200に伝達される。
ノード制御部202は、TVチューナ300と無線通信するための通信手段を制御するものであり、接続部201のコネクタが接続部307のコネクタと有線接続しているか否かを検知する機能を有する。有線接続していると検知した場合、接続部201と接続部307のコネクタを介して、TVチューナ300から表示デバイス200に信号を伝達するように制御する。また、有線接続していないと検知した場合、ネットワーク部204を制御してTVチューナ300から表示デバイス200に無線通信によりテレビジョン放送の映像信号を伝達するようにする。
無線通信部203は、電波を送出してTVチューナ300と無線通信を行なうものである。なお、無線通信するための制御は、ネットワーク部204により行なわれる。また、TVチューナ300から無線通信により情報を取得した場合は、ノード制御部202を介してメディアクライアント部205に送出される。
ネットワーク部204は、無線通信部203を制御するものである。ここでは、ノード制御部202により、表示デバイス200とTVチューナ300とが有線接続を解除した場合に、後述するTVチューナ300の無線通信部306と無線通信を開始するように無線通信部203を制御する。
メディアクライアント部205は、表示デバイス200とTVチューナ300とが無線通信した場合に、後述するメディアサーバ部304から取得した映像情報等を記憶するためのものである。
映像処理部206は、ノード制御部202を介して取得するテレビジョン放送の映像情報や、メディアクライアント部205に記憶されている映像情報を抽出して映像表示部207に送出するものである。
映像表示部207は、映像処理部206から送出されるテレビジョン放送等の映像情報を、ディスプレイ上に表示するものである。
制御部208は、各部201〜207と信号の授受を行ない、表示デバイス200を制御するものである。
TVチューナ300は、TVチューナ部301、ノード制御部302、映像処理部303、メディアサーバ部304、ネットワーク部305、無線通信部306、接続部307及び制御部308を備える。
TVチューナ部301は、アンテナ310にて受信されたTV放送の放送波を、所望の受信波に選択するものである。また、選択した受信波は、後述するノード制御部302の制御により接続部307に送出されるか、映像処理部303に送出される。
ノード制御部302は、表示デバイス200と通信するための通信手段を制御するものであり、接続部307のコネクタが接続部201のコネクタと有線接続しているか否かを検知する機能を有する。有線接続していると検知した場合、接続部307と接続部201とのコネクタを介して、TVチューナ300から表示デバイス200へ信号を伝達するように制御する。この場合、TV放送の映像情報は、TVチューナ部301から接続部307を介して、表示デバイス200に伝達される。一方、有線接続していないと検知した場合、映像処理部303、メディアサーバ部304及びネットワーク部305を制御して、TVチューナ300から表示デバイス200に無線通信により信号を伝達するようにする。
映像処理部303は、TVチューナ300と表示デバイス200とが有線接続していない場合、TVチューナ部301から送出される受信波を映像情報に変換するものである。また、変換した映像情報を、メディアサーバ部304に送出する。
メディアサーバ部304は、TV放送番組をネットワークを通じて伝送するためのものであり、映像処理部303により送出される映像情報のストリーミング機能等を有している。
ネットワーク部305は、無線通信部306を制御するものであり、基幹装置50との無線通信に使用していたチャネルを、表示デバイス200との無線通信にも使用するか否かを判定する機能を有する。基幹装置50との無線通信に使用していたチャネルと同じチャネルのまま表示デバイス200へ放送番組を無線伝送すると、TVチューナ300と表示デバイス200との間の無線伝送が基幹装置50と端末装置70との無線伝送により邪魔されてしまい、映像信号のリアルタイム性を保持するための通信帯域が確保できない場合がある。そのため、ネットワーク部305は、基幹装置50との無線通信に使用していたチャネルのままで映像信号のリアルタイム性が保持できるか否かを判定する。また、リアルタイム性を必要としない信号や、制御信号等の比較的低い伝送レートでも伝送可能な信号を授受している場合には、必ずしも通信チャネルを切り換える必要は無いので、このような信号の種類に応じて、チャネルを切り換えるか否かを判定しても良い。或いは、ユーザがチャネルを切り換えないように設定しているか否かを判定することも考えられる。ネットワーク部305は、基幹装置50との無線通信に使用していたチャネルを表示デバイス200との無線通信には使用しないと判定した場合には、無線通信部306のチャネルを変更する制御を行なう。
無線通信部306は、電波を送出して表示ディスプレイ200と無線通信するものである。ここでは、表示デバイス200をステーション(以下、STAという)とし、TVチューナ300をアクセスポイント(以下、APという)として無線通信が行なわれる。
また、WDS(Wireless Distribution System)機能を有し、外部ネットワークのAPである基幹装置50や無線端末60に無線接続することができる。
なお、TVチューナ300は無線端末60と無線接続している状態から表示デバイス200と無線接続する状態に変化する場合には、無線端末60にローミングさせるためのローミング要求を送出することができる。ここで、「ローミング」とは、STAが、接続先のAPを切り換える処理のことをいう。ローミング処理は、例えば現在規格策定中のIEEE802.11rに基づくものや、マネージメント・フレーム(Management frame)を独自拡張してAPから当該STAに対してローミング要求するものが考えられる。
ローミング処理の前提として、図5に示すようなIEEE802.11規格に準拠した手順により、TVチューナ300と無線端末60との無線接続を確立する。図5の左側はAP、右側はSTAを示す。
詳しくは、以下の手順による。まず、APにより、そのAPでサポートされている機能情報を含むビーコン(Beacon)が周期的に送出される。または、APにより、STAからのプローブ要求(Probe Request)に対するプローブ応答(Probe Response)が送出される(ステップS1)。
これらのビーコン(Beacon)あるいはプローブ応答(Probe Response)を受けると、STAでは接続処理を開始する。具体的には、STAにおいて、APを認証するための認証処理(Authentication)が行なわれる(ステップS2)。この際、STAは、無線通信を確立するための要求であるアソシエーション要求(Association Request)を送出する(ステップS3)。ここで、アソシエーション要求(Association Request)には、STAでサポートされている機能情報が含まれる。それゆえ、例えば拡張されたローミング機能に対応している事をAPに通知できる。
APでは、アソシエーション要求(Association Request)を受けると、当該STAとの無線通信で使用するための機能情報とAP自身がサポートしている機能情報とが含まれるアソシエーション応答(Association Response)を送出する(ステップS4)。
これにより、STAにおいて、無線接続を確立することができるか否かが判定される。無線接続を確立できると判定されれば、APとSTAとの間で無線接続が確立する(ステップS5)。
即ち、TVチューナ300は、アソシエーション要求(S3)により、STAである無線端末60がローミング機能を有しているか否かを知ることができる。無線端末60がローミング機能を有していれば、無線端末60に対してローミング要求を行なうことにより、無線端末60が接続しなおすAPである、基幹装置50の情報を与えることができる。これにより、無線端末60は、基幹装置50へスムーズに接続先のAPを切り換えることができる。
接続部307は、表示デバイス200と有線接続するためのコネクタである。このコネクタが表示デバイス200の接続部201と有線接続することにより、内部バスが有線接続されて表示デバイス200との間で信号を伝達できるようになる。具体的には、テレビジョン放送の映像情報が伝達される。
制御部308は、各部301〜307と信号の授受を行ない、TVチューナ300を制御するものである。
なお、本実施形態に係る表示デバイス200及びTVチューナ300において、無線通信部203と無線通信部306とは、それぞれIEEE802.11規格に準拠しており、図6に示す構成の無線モジュール500を備えるものである。
無線モジュール500は、無線送受信アンテナ501、送受信部502、変復調部503、受信強度測定部504、送受信制御部505、再送処理制御部506、MAC処理部507、ノード制御部508、内部バス509、内部メモリ510及び外部インターフェース511を備える。
無線送受信アンテナ501は、無線通信するための電波を送受信するためのアンテナである。すなわち、受信した電波を、電気信号に変換して送受信部502に送出する。また、送受信部502から送出された電気信号を電波に変換して送信する。
送受信部502は、無線送受信アンテナ501を用いて無線通信するためのチャネルを設定するものである。また、RF周波数とIF周波数とを変換する機能も有する。
変復調部503は、送受信部502における電波を変復調するものである。
受信強度測定部504は、送受信部502に送出される電波の強度データを測定するものである。
送受信制御部505は、フレームバッファを備え、再送処理制御部506およびMAC処理部507と連動して、変復調部503を制御するものである。
再送処理制御部506は、必要に応じて、送信フレームを再送するための制御を行なうものである。
MAC処理部507では、フレームの識別、誤り検出・訂正機能を有するものである。
ノード制御部508は、各機能ブロック501〜507を制御するものである。なお、ノード制御部508と各機能ブロック501〜507とは、内部バス509と内部メモリ510とを利用して、互いに信号を伝達することができる。
また、無線モジュール500は、外部インターフェース511を介して、Hostデバイス600とのデータ転送を行なうことができる。なお、無線通信部203、306に対するHostデバイスとしては、ネットワーク部204、305がそれぞれ対応する。
このような構成の無線モジュール500を、表示デバイス200とTVチューナ300とはそれぞれ備えるので、互いに無線通信することができる。
次に、本実施形態に係る分離型TV100の動作を説明する。
(一体化状態から分離状態への変更)
図7は表示デバイス200を分離した際のTVチューナ300における動作を説明するためのフローチャートである。
始め、表示デバイス200とTVチューナ300とは図1に示すように一体化している一体化状態であるとする。この状態では、無線端末60は分離型TV100、基幹装置50を介して外部ネットワークに接続され、無線端末70は基幹装置50を介して外部ネットワークに接続されているとする。
このような一体化状態のときに、図2に示すように表示デバイス200をTVチューナ300から分離し、接続部307、201が分離を検出すると、TVチューナ300のネットワーク部305は、TVチューナ300と表示デバイス200とを無線により接続するために無線通信部306の通信先を基幹装置50から表示デバイス200に変更する処理を開始する(ステップT1)。
まず、ネットワーク部305は、表示デバイス200との無線通信に際し、TVチューナ300は、基幹装置50との無線通信で使用していたチャネルとは別チャネルを使用するかどうかを判定する(ステップT2)。具体的には、他の無線端末70が基幹装置50と無線接続している場合に、TVチューナ300と表示デバイス200とを無線接続すると、大容量の画像(動画)データのリアルタイム伝送に必要な通信帯域が確保できない場合がある。そこで、無線通信するためのチャンネルを変更する必要があるか否かがネットワーク部305の制御により判定される。動画データのリアルタイム伝送に必要な帯域が確保できると判定された場合や、基幹装置50が他の無線端末70と無線接続していない場合等には、チャネルを変更する処理は行なわれない。すなわち、基幹装置50と無線接続するために予め設定されているチャネルを用いて、表示デバイス200と無線接続する(ステップT2−No,ステップT9)。
尚このとき、ネットワーク部305は、TVチューナ300と表示デバイス200との間に伝送されているデータが動画データで無い場合や、ユーザがチャネルを切り換えないように設定していない場合には、チャネルを切り換える必要がないと判定するようにしてもよい。
一方、チャネルを変更する必要があると判定された場合には、無線通信部306のチャネルを変更するための処理が開始される(ステップT2−Yes)。
チャネルを変更するための処理に際し、TVチューナ300自体に無線端末60がSTAとして無線接続されているか否かが検出される(ステップT3)。
無線端末60が無線接続されている場合には、ネットワーク部306により、ローミング処理を行なうか否か、即ち無線端末60がローミング機能を有しているか否かがさらに判定される(ステップT3−Yes,ステップT4)。無線端末60がローミング機能を有しているか否かの情報は、先述の通り、図5に示した無線端末60とTVチューナ300との接続処理内のアソシエーション要求の際に得ることができる。
無線端末60がローミング機能を有していれば、ネットワーク部306は、無線端末60へローミング要求を送信するとともに、無線接続を切断するように無線通信部305を制御する。(ステップT4−Yes,ステップT5)。
また、無線端末60自体がローミング機能を有していなければ、ローミング要求を送信せずに、無線端末60に対して無線接続の切断を行なう(ステップT4−No,ステップT6)。無線端末60は、再接続を行うAP(本実施例では基幹装置50)の情報をTVチューナ300から得ることができないため、自ら接続先のAPである基幹装置50を探し、当該装置に対して無線接続処理を行う。
続いて、基幹装置50との無線接続を切断する(ステップT7)。
これらの基幹装置50や無線端末60と無線接続を切断した後、TVチューナ300は、表示デバイス200と通信するために、チャネルを変更する(ステップT8)。この結果、TVチューナ300と表示デバイス200とが無線接続する(ステップT9)。そして、TV放送番組の無線伝送等を開始することができるようになる(ステップT10)。
図8は表示デバイス200とTVチューナ300とが分離した際のシステム全体の動作を説明するためのシーケンス図である。
表示デバイス200とTVチューナ300とが分離する前の一体化状態においては、基幹装置50とTVチューナ300と、TVチューナ300と無線端末60とが無線接続されているとする(ステップU1・ステップU2)。
このような一体化状態から分離状態への変更に伴い、TVチューナ300は無線端末60に対し、基幹装置50へローミングするようにローミング要求を送出する(ステップU3・ステップU4)。
ローミング要求を受けると、無線端末60は、基幹装置50に接続要求を行なう(ステップU5)。これにより、無線端末60と基幹装置50とで無線接続を確立する(ステップU6)。
TVチューナ300は、基幹装置50に対して、無線接続の切断通知を送出して、チャネルの変更処理を開始する(ステップU7・ステップU8)。
変更処理後のチャネルを使用して表示デバイス200とTVチューナ300とで無線接続を確立する(ステップU9)。
(分離状態から一体化状態への変更)
図9は表示デバイス200と一体化した際のTVチューナ300における動作を説明するためのフローチャートである。
始め、表示デバイス200とTVチューナ300とは図2に示すように分離している分離状態であるとする。
このような分離状態のときに、図1に示すように表示デバイス200とTVチューナ300とを一体化し、接続部201と307が接続を検知すると、接続部201のコネクタと接続部307のコネクタとを介して通信するように、各ノード制御部202、302により制御される(ステップV1)。これにより、TVチューナ300から表示デバイス200への無線通信が終了して、無線接続が切断される(ステップV2・ステップV3)。
次に、TVチューナ300から表示デバイス200への無線通信に使用されていたチャネルがTVチューナ300と基幹装置50との無線通信の本来のチャネルであるか否か、すなわち、TVチューナ300の通信先が表示デバイス200から基幹装置50への切り換えに伴い無線通信チャネルを変更する(元に戻す)必要があるか否かがネットワーク部305により判定される(ステップV4)。
無線通信チャネルを変更する必要がある場合には、無線通信部306のチャネルの変更がネットワーク部305により行なわれる(ステップV4−Yes・ステップV5)。これにより、TVチューナ300と基幹装置50との無線接続を確立することができる(ステップV6)。
一方、無線通信チャネルを変更する必要がない場合には、チャネルの変更はされずに処理が終了する(ステップV4−No・ステップV6)。
この後、分離型TV100は一体化状態となり通常動作を行なう。すなわち、TVチューナ300から表示デバイス200に、内部バスを介してTV放送の映像情報が伝達される。
図10は表示デバイス200とTVチューナ300とが一体化した際のシステム全体の動作を説明するためのシーケンス図である。
表示デバイス200とTVチューナ300とが一体化する前の分離状態においては、基幹装置50と無線端末60と、表示デバイス200とTVチューナ300とが無線接続されている(ステップW1・ステップW2)。
このような分離状態から一体化状態への変更に伴い、表示デバイス200とTVチューナ300との間の無線接続は切断される(ステップW3)。
一体化すると、TVチューナ300は、基幹装置50に接続するためのチャネルを設定する(ステップW4)。そして、基幹装置50に接続要求を送信して、無線接続を確立する(ステップW5・ステップW6)。
なお、基幹装置50に接続している無線端末60は、ローミング処理により、WDSとして機能するTVチューナ300に接続することができる(ステップW7〜ステップW9)。
以上説明したように、本実施形態に係る分離型TV100は、表示デバイス200とTVチューナ300とが着脱自在に有線接続するとともに、有線接続を解除した場合には無線通信を行なうものである。また、有線接続を解除した場合の表示デバイス200とTVチューナ300との間の無線伝送チャネルを、TVチューナ300と基幹装置50との間の無線通信チャネルとは別のチャネルに設定することができる。これにより、他の無線端末からの電波干渉を減らし、表示デバイス200とTVチューナ300との間の無線伝送帯域をリアルタイムの動画伝送に必要な伝送レートを確保できる帯域とすることができる。
また、表示デバイス200とTVチューナ300とが分離した場合には無線伝送によりTV放送を受像する。そのため、ユーザは、TVチューナ300の場所に囚われずに、好きな場所に表示デバイス200を移動させて、TV放送の番組を視聴できる。
このように表示デバイス200とTVチューナ300とを分離する際には、TVチューナ300は、表示デバイス200と無線通信するための通信帯域が確保できるか否かの確認を行ない、帯域が確保されない場合には、表示デバイス200とTVチューナ300との間のチャネルを変更する処理を行なう。そのため、ロケーションフリーの使用をしても、高い無線伝送品質を確保することができる。
さらに、上記のような処理を行っても十分な通信帯域が確保できない場合等には、内部バスにより有線接続すればよいので、必要に応じてより安定的な通信が可能である。
特に、テレビジョン放送等の伝送においては、広い通信帯域を必要とするものであるとともに、リアルタイム性が要求される。そのため、表示デバイス200とTVチューナ300との間の無線伝送が影響を受けると、放送番組の品質が低下する事態を招来することがある。この点、本実施形態に係る分離型TV100であれば、帯域を確保できない場合に、チャネルを変更して無線通信するので、高い無線伝送品質を確保できる。
また、本実施形態に係るTVチューナ300に、無線端末60が無線接続している場合には、必要に応じてローミング要求を送信する。それゆえ、表示デバイス200とTVチューナ300とが分離する際に、外部ネットワークへのアクセスを遮断させずに、無線端末60のアクセス先を変えることができる。
(変形例)
なお、本実施形態に係る電子機器の変形例として、ノートブック型パーソナルコンピュータ(以下、ノート型PCという)が挙げられる。具体的には、ノート型PCのディスプレイ部分を端末装置とし、それ以外をベース装置として、ディスプレイ部分とベース装置分とを着脱自在に有線接続する。これにより、ディスプレイ部分を自由に設置することができ、ロケーションフリーに使用することができる。すなわち、ロケーションフリーの使用の際に高い無線伝送品質を確保すると共に、必要に応じてより安定的な通信が可能なノート型PCを提供することができる。
<その他>
なお、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の第1の実施形態に係る電子機器(一体化状態)の概念を示す模式図である。 同実施形態に係る電子機器(分離状態)の概念を示す模式図である。 同実施形態に係る分離型TV100が一体化状態であるときの信号の流れを示す模式図である。 同実施形態に係る分離型TV100が分離状態であるときの信号の流れを示す模式図である。 同実施形態に係る無線通信の確立を説明するための図である。 同実施形態に係る無線モジュール50の構成を示す模式図である。 同実施形態に係る表示デバイス200と分離した際のTVチューナ300における動作を説明するためのフローチャートである。 同実施形態に係る表示デバイス200とTVチューナ300とが分離した際のシステム全体の動作を説明するためのシーケンス図である。 同実施形態に係る表示デバイス200と一体化した際のTVチューナ300における動作を説明するためのフローチャートである。 同実施形態に係る表示デバイス200とTVチューナ300とが一体化した際のシステム全体の動作を説明するためのシーケンス図である。
符号の説明
50…基幹装置、60…無線端末、70…無線端末、
100…分離・一体化可能無線テレビジョン受像機(分離型TV)、
200…表示デバイス200(端末装置)、201…接続部、202…ノード制御部、
203…無線通信部、204…ネットワーク部、205…メディアクライアント部、
206…映像処理部、207…映像表示部、208…制御部、
300…TVチューナ(ベース装置)、301…TVチューナ部、
302…ノード制御部、303…映像処理部、304…メディアサーバ部、
305…ネットワーク部、306…無線通信部、307…接続部、308…制御部、
310…アンテナ、500…無線モジュール、501…無線送受信アンテナ、
502…送受信部、503…変復調部、504…受信強度測定部、
505…送受信制御部、506…再送処理制御部、507…MAC処理部、
508…ノード制御部、509…内部バス、510…内部メモリ、
511…外部インターフェース、600…Hostデバイス。

Claims (10)

  1. ネットワークに接続されアクセスポイントとして機能する基幹装置と無線通信するベース装置と、該ベース装置に着脱自在に有線接続されるとともに、該ベース装置と無線通信可能な端末装置とを備えた電子機器であって、
    前記ベース装置は、
    前記端末装置と有線接続されている時は前記基幹装置と無線通信し、前記端末装置との有線接続が行われていない時は前記端末装置とも無線通信する通信手段と、
    前記ベース装置と前記端末装置との有線接続が解除される時、前記通信手段の無線通信チャネルを変更するチャネル変更手段と
    を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器において、
    前記ベース装置は、
    前記ベース装置と前記端末装置との有線接続が解除される時、前記通信手段と前記端末装置との無線通信チャネルとして前記通信手段と前記基幹装置との無線通信チャネルを使用するか否かを判定するチャネル判定手段
    をさらに備え、
    前記チャネル変更手段は、前記チャネル判定手段により、前記通信手段と前記基幹装置との無線通信チャネルを使用しないと判定した場合、前記通信手段の無線通信チャネルを変更すること
    を特徴とする電子機器。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電子機器において、
    前記ベース装置は、
    前記基幹装置と無線通信するチャネルと同一チャネルにより無線端末と通信する手段と、
    前記端末装置と該ベース装置との有線接続が解除される時、前記無線端末にローミング要求を送信して、前記基幹装置と無線通信させるためのローミング手段と
    をさらに備えることを特徴とする電子機器。
  4. 請求項3に記載の電子機器において、
    前記ローミング手段は、前記無線端末がローミング機能を有しているか否かを判断し、前記無線端末がローミング機能を有している場合に、前記無線端末にローミング要求を送信すること
    を特徴とする電子機器。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の電子機器において、
    前記ベース装置は、テレビジョン放送を受信するためのテレビジョンチューナ
    をさらに備えることを特徴とする電子機器。
  6. ネットワークに接続されアクセスポイントとして機能する基幹装置と無線通信するとともにテレビジョン放送を受信するベース装置を備えたテレビジョン受像機であって、
    前記テレビジョン受像機のテレビジョン受像機本体は、
    前記ベース装置と着脱自在に有線接続する手段と、
    前記ベース装置と有線接続を解除した場合、前記ベース装置と無線通信する手段と、
    前記ベース装置を介して、テレビジョン放送を表示する表示手段と
    を備え、
    前記ベース装置は、
    前記テレビジョン受像機本体の表示手段に表示させるテレビジョン放送を受信する手段と、
    前記テレビジョン受像機本体と着脱自在に有線接続する手段と、
    前記テレビジョン受像機本体と有線接続されている時は前記基幹装置と無線通信し、前記端末装置との有線接続が行われていない時は前記テレビジョン受像機本体とも無線通信する通信手段と、
    前記テレビジョン受像機本体と該ベース装置との有線接続が解除される時、前記通信手段と前記テレビジョン受像機本体との無線通信チャネルを使用するか否かを判定するチャネル判定手段と、
    前記チャネル判定手段により、前記通信手段と前記基幹装置との無線通信チャネルを使用しないと判定した場合、前記通信手段の無線通信チャネルを変更するチャネル変更手段と
    を備えることを特徴とするテレビジョン受像機。
  7. ネットワークに接続されアクセスポイントとして機能する基幹装置と無線通信するテレビジョンチューナであって、
    テレビジョン受像機と着脱自在に有線接続する有線接続手段と、
    該テレビジョン受像機に表示させるテレビジョン放送を受信する手段と、
    前記有線接続手段により前記テレビジョン受像機に有線接続されている時は前記基幹装置と無線通信し、前記テレビジョン受像機に有線接続されていない時は前記テレビジョン受像機とも無線通信する通信手段と、
    前記有線接続手段による前記テレビジョン受像機への有線接続が解除される時、前記通信手段の無線通信チャネルを変更するチャネル変更手段と
    を備えることを特徴とするテレビジョンチューナ。
  8. 請求項7に記載のテレビジョンチューナにおいて、
    前記通信手段と前記テレビジョン受像機との無線通信チャネルとして前記通信手段と前記基幹装置との無線通信チャネルを使用するか否かを判定するチャネル判定手段
    をさらに備え、
    前記チャネル変更手段は、前記チャネル判定手段により前記通信手段と前記基幹装置との無線通信チャネルを使用しないと判定した場合、前記通信手段の無線通信チャネルを変更すること
    を特徴とするテレビジョンチューナ。
  9. 請求項7または請求項8に記載のテレビジョンチューナにおいて、
    前記基幹装置と無線通信するチャネルと同一チャネルにより無線端末と通信する手段と、
    前記有線接続手段による前記テレビジョン受像機への有線接続が解除される時、前記無線端末にローミング要求を送信して、前記基幹装置と無線通信させるためのローミング手段と
    をさらに備えることを特徴とするテレビジョンチューナ。
  10. 請求項9に記載のテレビジョンチューナにおいて、
    前記ローミング手段は、前記無線端末がローミング機能を有しているか否かを判断し、前記無線端末がローミング機能を有している場合に、前記無線端末にローミング要求を送信すること
    を特徴とするテレビジョンチューナ。
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