JP2007174564A - 経路制御装置及び方法並びにプログラム - Google Patents

経路制御装置及び方法並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の送信装置から受信装置に、互いに関連する複数のデータが中継装置を経由して送信される通信について、通信コスト削減を図る。
【解決手段】本発明の一態様の経路制御装置は、複数の送信装置A1〜A4と、受信装置C1と、複数の送信装置A1〜A4と受信装置C1との間の通信を中継する複数の中継装置B1〜B5とを具備する通信システム1に用いられる。経路制御装置は、中継装置B1〜B5について、送信装置A1〜A4との間の通信コストを計測する通信コスト計測手段と、中継装置B1〜B5についての送信装置A1〜A4との間の通信コストに基づいて、中継装置B1〜B5について、送信装置A1〜A4との間の合計通信コストを演算する通信コスト演算手段と、中継装置B1〜B5ののうち、合計通信コストの小さい中継装置B4を選択する選択手段と、送信装置A1〜A4から、選択された中継装置B4を経由して、受信装置C1にデータを送信する通信手段とを具備する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の通信装置間のデータ通信において、通信コスト(例えば、通信料金、通信時間、ホップ数など)を削減するための経路制御装置及び方法並びにプログラムに関する。
特許文献1(特開平6−062035号公報)では、加入者に低料金の通信サービスを提供し、かつ通信網の入力トラヒックを平滑化する通信網の経路制御方法が説明されている。
この特許文献1では、複数の通信端末が通信ノードを介した通信回線で通信網が構成される。通信ノードで入力トラヒックを定期的に計量する。計量されたトラヒックに関連する情報は通信端末又は通信端末に直接つながる通信ノードに送信される。送信すべき通信端末又は送信すべき通信端末に直接つながる通信ノードにおいて、トラヒックに関連する情報に基づいて、送信すべき通信端末と受信端末間の経路が制御される。
特開平6−062035号公報
しかしながら、上記特許文献1の通信網の経路制御方法においては、複数の送信装置から受信装置に、互いに関連する複数のデータが送信される通信についての通信コストの削減までは考慮されていない。
本発明は、以上のような実情に鑑みてなされたもので、複数の送信装置から受信装置に、互いに関連する複数のデータが中継装置を経由して送信される通信について、通信コスト削減を図る経路制御装置及び方法並びにプログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1例に係る経路制御装置は、複数の送信装置と、受信装置と、複数の送信装置と受信装置との間の通信を中継する複数の中継装置とを具備する通信システムに用いられる。
第1例に係る経路制御装置は、複数の中継装置のそれぞれについて、複数の送信装置との間の通信コストを計測する通信コスト計測手段と、通信コスト計測手段によって計測された複数の中継装置についての複数の送信装置との間の通信コストに基づいて、複数の中継装置のそれぞれについて、複数の送信装置との間の合計通信コストを演算する通信コスト演算手段と、複数の中継装置のうち、通信コスト演算手段によって求められた合計通信コストの小さい中継装置を選択する選択手段と、複数の送信装置から選択手段によって選択された中継装置を経由して受信装置にデータを送信する通信手段とを具備する。
これにより、複数の送信装置から受信装置への通信に必要とされる通信コストを削減することができる。
本発明の第2例に係る経路制御装置は、上記第1例の経路制御装置において、通信コスト計測手段は、さらに、複数の中継装置のそれぞれについて、受信装置との間の通信コストを計測し、通信コスト演算手段は、通信コスト計測手段によって計測された複数の中継装置についての複数の送信装置との間の通信コストと受信装置との間の通信コストとに基づいて、複数の中継装置のそれぞれについて、複数の送信装置との間の通信コストと受信装置との間の通信コストとの合計である合計通信コストを演算するとしている。
これにより、選択された中継装置から受信装置までの間の通信コストも考慮して、中継装置の選択を行うことができる。
本発明の第3例に係る経路制御装置は、上記第1例の経路制御装置において、通信システムは、複数の受信装置を具備し、通信コスト計測手段は、さらに、複数の中継装置のそれぞれについて、複数の受信装置との間の通信コストを計測し、通信コスト演算手段は、通信コスト計測手段によって計測された複数の中継装置についての複数の送信装置との間の通信コストと複数の受信装置との間の通信コストとに基づいて、複数の中継装置のそれぞれについて、複数の送信装置との間の通信コストと複数の受信装置との間の通信コストとの合計である合計通信コストを演算し、通信手段は、複数の送信装置から、選択手段によって選択された中継装置を経由して、複数の受信装置にデータを送信するとしている。
これにより、複数の送信装置と複数の受信装置が通信を行う場合であっても、複数の送信装置と選択された中継装置との間、及び選択された中継装置と複数の受信装置との間の通信コストを削減することができる。
本発明の第4例に係る経路制御装置は、複数の送信装置と、受信装置と、複数の送信装置と受信装置との間の通信を中継する複数の中継装置とを具備する通信システムに用いられる。
第4例に係る経路制御装置は、複数の中継装置のそれぞれについて、複数の送信装置との間の通信コストを計測する通信コスト計測手段と、通信コスト計測手段によって計測された複数の中継装置についての複数の送信装置との間の通信コストに基づいて、複数の中継装置のそれぞれについて、複数の送信装置との間の最大通信コストを求める通信コスト演算手段と、複数の中継装置のうち、通信コスト演算手段によって求められた最大通信コストの小さい中継装置を選択する選択手段と、複数の送信装置から選択手段によって選択された中継装置を経由して受信装置にデータを送信する通信手段とを具備する。
本発明の第5例に係る経路制御装置は、上記第4例に係る経路制御装置において、通信コスト計測手段は、さらに、複数の中継装置のそれぞれについて、受信装置との間の通信コストを計測し、通信コスト演算手段は、通信コスト計測手段によって計測された複数の中継装置についての複数の送信装置との間の通信コストと受信装置との間の通信コストとに基づいて、複数の中継装置のそれぞれについて、複数の送信装置との間の通信コストの最大値と受信装置との間の通信コストとの合計である最大通信コストを演算するとしている。
本発明の第6例に係る経路制御装置は、上記第4例に係る経路制御装置において、通信システムは、複数の受信装置を具備し、通信コスト計測手段は、さらに、複数の中継装置のそれぞれについて、複数の受信装置との間の通信コストを計測し、通信コスト演算手段は、通信コスト計測手段によって計測された複数の中継装置についての複数の送信装置との間の通信コストと複数の受信装置との間の通信コストとに基づいて、複数の中継装置のそれぞれについて、複数の送信装置との間の通信コストの最大値と複数の受信装置との間の通信コストの最大値との合計である最大通信コストを演算し、通信手段は、複数の送信装置から、選択手段によって選択された中継装置を経由して、複数の受信装置にデータを送信するとしている。
上記第4例乃至第6例に係る経路制御装置は、上記第1例乃至第3例に係る経路制御装置の合計通信コストを、最大通信コストに代えたものである。合計通信コストを用いた場合は、通信料金などの通信コストの削減に適しており、最大通信コストを用いた場合は、通信時間などの通信コストの削減に適している
本発明の第7例に係る経路制御装置は、上記第1乃至第6例のいずれかに係る経路制御装置において、選択された中継装置は、複数の送信装置からのデータが所定の条件を満たすか否か判断する判断手段を具備し、通信手段は、判断手段によって複数の送信装置からのデータが所定の条件を満たすと判断された場合に、データを前記受信装置に送信するとしている。
このため、所定の条件を満たすか否か判断されるなどのような関係を持つデータについて、所定の条件が満たされない場合に、中継装置から受信装置までの通信を削減し、通信を効率化することができる。
なお、上記の第1乃至第7例においては装置として表現されている。しかしながら、これに限らず、上記第1乃至第7例は、方法、プログラム、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体、送信装置、中継装置、受信装置、通信システムなどで表現されるとしてもよい。
本発明により、複数の送信装置から受信装置に、互いに関連する複数のデータが中継装置を経由して送信される通信について、通信コストを削減することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の各図において同様の機能を実現する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
(第1の実施の形態)
図1は、本実施の形態に係る通信システムの一例を示すブロック図である。
本実施の形態では、経路制御装置の各構成要素が、その役割に応じて通信システム1に配置されているが、この配置は自由に変更可能である。
本実施の形態に係る通信システム1は、複数の送信装置A1〜A7と、複数の中継装置B1〜B5と、複数の受信装置C1〜C3とを具備する。送信装置A1〜A7は、データを送信する通信機器である。中継装置B1〜B5は、送信装置A1〜A7と受信装置C1〜C3との間で、データを中継する通信機器である。受信装置C1〜C3は、送信装置A1〜A7からのデータを、中継装置B1〜B5のうちの少なくとも一つを経由して、受信する通信機器である。
各送信装置A1〜A7は、中継装置B1〜B5のうちの少なくとも一つと通信可能であり、各受信装置C1〜C3は、中継装置B1〜B5のうちの少なくとも一つと通信可能である。
例えば、通信システム1において、送信装置A1〜A7は、広域に分散されており、中継装置B1〜B5は、電話局に分散配置されているサーバ、PCなどの機器であり、受信装置C1〜C3は、消防署内に設置されている警報装置であるとすることができる。
その他、通信システム1は、遠赤外線人感センサで作成されたセンサデータ、カメラの撮影データ、火災報知機の警報データを送信装置が送信し、受信装置が受信するシステムとしてもよい。
本実施の形態において、送信装置A1〜A4と受信装置C1とは、通信グループG1に所属し、送信装置A5〜A7と受信装置C2,C3とは、通信グループG2に所属する。通信グループG1に所属する送信装置A1〜A4は、例えば、特定の地域の震度データなどのような、互いに関係のあるデータを送信する。同様に、通信グループG2に所属する送信装置A5〜A7も、互いに関係のあるデータを送信する。なお、一台の送信装置が、複数の通信グループに所属するとしてもよい。以下においては、通信グループG1を用いて説明を行う。
通信グループG1に所属する送信装置A1〜A4は、互いに関連するデータを、選択された中継装置B4経由で、同じ通信グループG1に所属する受信装置C1に受信されるように、送信する。
選択された中継装置B4は、通信グループG1に属する全送信装置A1〜A4からのデータを受信したか判断する。
そして、選択された中継装置B4は、全送信装置A1〜A4からのデータを受信した場合、この全送信装置A1〜A4から受信したデータが所定の条件を満たすか否か判断し、所定の条件を満たす場合に、通信グループG1に属する受信装置C1にデータ又は制御データを送信する。
ここで、中継装置B1〜B5の選択手法について簡単に説明する。まず、通信グループG1に属する送信装置A1〜A4から各中継装置B1〜B5までの通信コストが求められる。次に、中継装置B1〜B5ごとに、通信グループG1に属する全ての送信装置A1〜A4からその中継装置までの通信コストの合計値である合計通信コストが求められる。そして、全中継装置B1〜B5の中から、合計通信コストの小さい中継装置B4が選択される。例えば、全中継装置B1〜B5の中から、合計通信コストが所定値以下となる中継装置のいずれかが選択されるとしてもよく、例えば、全中継装置B1〜B5の中から、合計通信コストが最小の中継装置が選択されるとしてもよい。なお、全中継装置B1〜B5の合計通信コストを相対的に判断して、中継装置の選択を行うとしてもよい。すなわち、本実施の形態では、中継装置B1〜B5の合計通信コストに基づいて、通信コスト抑制基準を満たす中継装置が選択される。
選択された中継装置B4は、上述したように、通信グループG1に属する全送信装置A1〜A4から全データを受信し、全データの組み合わせが所定の条件を満たすか否か判断し、所定の条件を満たす場合にデータ又は所定の条件を満たすことを示す制御データを、通信グループG1に属する受信装置C1に送信する。
本実施の形態においては、ホップ数を通信コストとして採用する場合について説明する。ホップ数とは、通信に利用される中継装置の数(言い換えると、通信装置間で行われる通信の回数)をいう。ホップ数は、通信回数が増えるほど通信時間がかかると推定し、通信時間の近似として用いられる。
以下に、送信装置A1について具体的に説明する。なお、他の送信装置A2〜A4についても同様である。
図2は、本実施の形態に係る送信装置A1の構成の一例を示すブロック図である。
送信装置A1は、ホップ数計測パケット作成部2、パケット記憶装置3、通信部4、通信コスト記憶装置5、選択部6、選択結果記憶装置7、データ作成部8、データ記憶装置9を具備する。
ホップ数計測パケット作成部2は、中継装置B1〜B5のいずれかに中継されるたびに、ホップ変数がカウントアップされるホップ数計測パケット(ホップ数計測データ)D1を作成し、パケット記憶装置3に記憶する。このホップ数計測パケットD1は、例えば「A1」などのような送信装置ID、例えば「G1」などのような通信グループID、ホップ数を計測するためのホップ変数を含む。本実施の形態において、ホップ変数の初期値は1とする。
通信部4は、ホップ数計測パケット作成部2によって作成され、パケット記憶装置3に記憶されたホップ数計測パケットD1を隣接する全ての中継装置(自装置A1と通信可能な中継装置)に送信する。
また、通信部4は、各中継装置B1〜B5からそれぞれ合計通信コストデータE1〜E5を受信し、通信コスト記憶装置5に記憶する。ここで、各合計通信コストデータE1〜E5には、各中継装置B1〜B5についての中継装置IDと合計通信コストとが含まれている。
また、通信部4は、データ作成部8によって作成され、データ記憶装置9に記憶されている送信対象のデータH1を、選択結果記憶装置7に記憶されている選択結果データF1の示す選択された中継装置B4を経由して、宛先の受信装置C1に受信されるように、送信する。
通信コスト記憶装置5には、各中継装置B1〜B5について、通信グループG1に属する全ての送信装置A1〜A4から各中継装置B1〜B5へデータを通信した場合の各中継装置B1〜B5に関する合計通信コスト(すなわち、合計通信コストデータE1〜E5の内容)が、例えばテーブルにより管理される。
選択部6は、通信コスト記憶装置6に記憶されている合計通信コストデータE1〜E5の示す各中継装置B1〜B5の合計通信コストに基づいて、合計通信コストの小さい中継装置B4(例えば、合計通信コストが所定値以下のいずれかの中継装置、あるいは合計通信コストが最小の中継装置など)を選択し、選択結果を示す選択結果データF1を選択結果記憶装置7に記憶する。
データ作成部8は、例えば震度データを作成する震度計、異常を検知して異常データを作成するセンサなど、送信対象となるデータH1を作成し、データ記憶装置9に記憶する。なお、データ作成部8は、送信装置A1に対して外付けとしてもよい。
データH1は、選択部6によって選択された中継装置B4経由で、宛先を受信装置C1として送信される。
以下に、中継装置B4について具体的に説明する。なお、他の中継装置B1〜B3,B5についても同様である。
図3は、本実施の形態に係る中継装置B4の構成の一例を示すブロック図である。
中継装置B4は、通信グループG1に属する送信装置A1〜A4からの互いに関連するデータH1〜H4を受信し、この受信した複数のデータH1〜H4を、通信グループG1に属する受信装置C1に送信するための中継処理を実行する。
中継装置B4は、通信部10、データ記憶装置11、通信コスト計測部12、通信コスト演算部13、演算結果記憶装置14、判断部15、判断結果記憶装置16を具備する。また、通信コスト計測部12は、ホップ数更新部12a、ホップ数記憶制御部12b、ホップ数記憶装置12cを具備する。
通信部10は、各送信装置A1〜A4からのホップ数計測パケットD1〜D4を、隣接する送信装置又は中継装置から受信し、ホップ数更新部12aによってホップ変数を1増加する更新を行い、更新後のホップ数計測パケットD1〜D4を、隣接する他の送信装置又は他の中継装置に送信する。
また、通信部10は、演算結果記憶装置14に記憶されている合計通信コストデータE4を、通信グループG1に属する送信装置A1〜A4に送信する。
通信部10は、各送信装置A1〜A4からのデータH1〜H4を、隣接する送信装置又は中継装置から受信し、データ記憶装置11に記憶する。
また、通信部10は、判断結果記憶装置16に記憶されている判断結果データ16aが所定の条件を満たす旨を示す場合、データ記憶装置11に記憶されているデータH1〜H4又は判断結果データ16aに応じた制御データを、通信グループG1に所属する受信装置C1に送信する。
ホップ数更新部12aは、通信部10によって受信されたホップ数計測パケットD1〜D4に含まれているホップ変数の値を1増やし、更新後のホップ数計測パケットD1〜D4を作成する。
ホップ数記憶制御部12bは、通信部10によって受信されたホップ数計測パケットD1〜D4に含まれているデータに基づいて、ホップ数データ17をホップ数記憶装置12cに記憶する。
例えば、ホップ数記憶制御部12bは、送信装置A1〜A4より送信されたホップ数計測パケットD1〜D4に含まれている送信装置ID、通信グループID、ホップ数(ホップ変数の値)を記憶する。ここで、ホップ数記憶制御部12bは、同じ送信装置IDと同じ通信グループIDとを含む複数のホップ数計測パケットが受信されたか判断し、同じ送信装置IDと同じ通信グループIDとを含む複数のホップ数計測パケットが受信されたと判断した場合、この送信装置ID及び通信グループIDに対するホップ数として、最小のホップ数を記憶する。
ホップ数記憶装置12cには、システム構築時に、全送信装置A1〜A4について、送信装置ID、所属する通信ID、ホップ数を記憶するためのテーブルが作成され、記憶されている。
通信コスト演算部13は、通信グループG1に属する全ての送信装置A1〜A4より送信されたホップ数計測パケットD1〜D4を受信するまで待機する。
通信コスト演算部13は、通信グループG1に属する全ての送信装置A1〜A4から送信されたホップ数計測パケットD1〜D4を受信すると、ホップ数記憶装置12cに記憶されている通信グループG1に属する全ての送信装置A1〜A4のホップ数の合計値である合計通信コストを求め、この合計通信コストと例えば「B4」などのような中継装置IDとを含む合計通信コストデータE4を作成し、演算結果記憶装置14に記憶する。
判断部15は、通信グループG1に属する全送信装置A1〜A4からのデータH1〜H4が受信されてデータ記憶装置11に記憶されているか判断し、通信グループG1に所属する全送信装置A1〜A4からのデータH1〜H4がデータ記憶装置11に記憶されている場合、この全送信装置A1〜A4から受信したデータH1〜H4が所定の条件を満たすか否か判断し、判断結果データ16aを判断結果記憶装置16に記憶する。
図4は、本実施の形態に係る通信システム1における送信装置A1の動作の一例を示すフローチャートである。
また、図5は、本実施の形態に係る通信システム1における中継装置B4の動作の一例を示すフローチャートである。
以下においては、この図4,5を組み合わせて、通信システム1の動作の例を説明する。
ステップI1において、送信装置A1のホップ数計測パケット作成部2は、ホップ数計測パケットD1を作成し、パケット記憶装置3に記憶する。
ステップI2において、送信装置A1の通信部4は、ホップ数計測パケットD1を隣接する全ての中継装置に送信する。
ステップJ1において、中継装置B4の通信部10は、隣接する装置からホップ数計測パケットD1を受信する。
ステップJ2において、中継装置B4のホップ数更新部12aは、ホップ数計測パケットD1に含まれているホップ変数の値を1増やす。
ステップJ3において、中継装置B4の通信部10は、更新後のホップ数計測パケットD1を、他の隣接する装置に送信する。
ステップJ4において、中継装置B4のホップ数記憶制御部12bは、受信されたホップ数計測パケットD1に含まれている送信装置ID、通信グループIDと同じ送信装置ID、通信グループIDについて、ホップ数が記憶されているか否か判断する。
同じ送信ID、通信グループIDについてホップ数が既に記憶されている場合、ステップJ5において、中継装置B4のホップ数記憶制御部12bは、受信されたホップ数計測パケットD1に含まれているホップ数が、記憶されているホップ変数の値よりも小さいか否か判断する。
同じ送信ID、通信グループIDについてホップ変数の値が未だ記憶されていない場合又は受信されたホップ数計測パケットD1に含まれているホップ変数の値が記憶されているホップ数よりも小さい場合、ステップJ6において、中継装置B4のホップ数記憶制御部12bは、受信されたホップ数計測パケットD1に含まれている送信ID,通信グループIDについて、受信されたホップ数計測パケットD1に含まれているホップ数を、ホップ数記憶装置12cに記憶する。
ステップJ7において、中継装置B4の通信コスト演算部13は、通信グループG1に属する全ての送信装置A1〜A4より送信されたホップ数計測パケットD1〜D4を受信したか否か判断する。
通信グループG1に属する全ての送信装置A1〜A4から送信されたホップ数計測パケットD1〜D4を受信していない場合、処理は、上記ステップJ1に戻る。
通信グループG1に属する全ての送信装置A1〜A4から送信されたホップ数計測パケットD1〜D4を受信した場合、ステップJ8において、中継装置B4の通信コスト演算部13は、通信グループG1について、ホップ数記憶装置12cに記憶されているホップ数データ17に含まれている送信装置A1〜A4のホップ数の合計値である合計通信コストの値を求め、この合計通信コストと中継装置IDとを含む合計通信コストデータE4を作成し、演算結果記憶装置14に記憶する。
ステップJ9において、中継装置B4の通信部10は、通信グループG1に属する全ての送信装置A1〜A4宛で、合計通信コストデータE4を送信する。
ステップI3において、送信装置A1の通信部4は、全ての中継装置B1〜B5から合計通信コストデータE1〜E5を受信し、通信コスト記憶装置5に記憶する。
ステップI4において、送信装置A1の選択部6は、通信コスト記憶装置5に記憶されている各中継装置B1〜B5の合計通信コストデータE1〜E5に基づいて、合計通信コストの小さい中継装置B4を選択し、選択結果データF1を選択結果記憶装置7に記憶する。
ステップI5において、送信装置A1のデータ作成部8は、送信対象となるデータH1を作成し、データ記憶装置9に記憶する。
ステップI6において、送信装置A1の通信部4は、送信装置A1の選択部6によって選択された中継装置B4を経由して、通信グループG1に所属する宛先の受信装置C1に受信されるように、データH1を送信する。
ステップJ10において、中継装置B4の通信部10は、受信装置C1を宛先とするデータを受信する。
ステップJ11において、中継装置B4の判断部15は、通信グループG1に属する全送信装置A1〜A4からのデータH1〜H4を受信しているか判断する。
通信グループG1に属する全送信装置A1〜A4からのデータH1〜H4を受信していない場合、中継装置B4の処理は、上記ステップJ10に戻り、待機状態となる。
通信グループG1に属する全送信装置A1〜A4からのデータH1〜H4が受信されている場合、ステップJ12において、判断部15は、全送信装置A1〜A4から受信したデータH1〜H4が所定の条件を満たすか否か判断する。
全送信装置A1〜A4から受信したデータH1〜H4が所定の条件を満たさない場合、ステップJ13において、中継装置B4の通信部10は、データ送信を中止するか、あるいは条件を満たさない旨を受信装置C1に送信する。
全送信装置A1〜A4から受信したデータH1〜H4が所定の条件を満たす場合、ステップJ14において、中継装置B4の通信部10は、宛先の受信装置C1にデータが到達するように、データを送信する。
以上説明した本実施の形態に係る通信システム1においては、同じ通信グループG1に属する全ての送信装置A1〜A4により送信されたデータH1〜H4が選択された中継装置G4に一旦受信され、通信グループG1に属する全ての送信装置A1〜A4からのデータH1〜H4が所定条件を満たすか否か判断され、所定条件を満たす場合に、通信グループG1に属する全ての送信装置A1〜A4より送信されたデータ又はこの所定条件に対応する制御データが宛先の受信装置C1を目指して送信される。
したがって、所定の条件を満たすか否か判断されるなどのような関係を持つデータH1〜H4について、所定の条件を満たさない場合には選択された中継装置B4と受信装置C1との間でデータ通信を省略することができるため、この選択された中継装置B4と受信装置C1との間の通信コストを削減させることができ、通信の効率化を図ることができる。
また、本実施の形態においては、各中継装置B1〜B5について、通信グループG1に所属する全送信装置A1〜A4から各中継装置B1〜B5までの合計通信コストが求められ、この合計通信コストの小さい中継装置B4が選択される。
したがって、通信グループG1に所属する全送信装置A1〜A4から、選択された中継装置B4までの通信コストを削減させることができ、通信の効率化を図ることができる。
本実施の形態においては、特に、所定の条件を満たす確率が低い場合、通信コストの削減を効果的に行うことができる。すなわち、本実施の形態において、通信グループG1に所属する全送信装置A1〜A4より送信されたデータH1〜H4が所定の条件を満たす確率が低い場合、通信グループG1に所属する全送信装置A1〜A4と各中継装置B1〜B5との間の通信コストのみを評価することで、合計通信コストを抑制できる。
なお、本実施の形態では、各中継装置B1〜B5についての合計通信コストがそれぞれの中継装置B1〜B5で演算されているがこれに限定されるものではなく、例えば各中継装置B1〜B5の合計通信コストは、送信装置A1〜A4で演算されるとしてもよい。
(第2の実施の形態)
本実施の形態においては、上記第1の実施の形態の変形例について説明する。本実施の形態においては、送信装置から中継装置までの通信コスト(以下、「送信コスト」という)に加えて、中継装置から受信装置までの通信コスト(以下、「受信コスト」という)も用いて中継装置の選択を行う。
図6は、本実施の形態に係る通信システムの一例を示すブロック図である。
通信システム17は、通信グループG3に属する送信装置A8〜A11と、中継装置B6〜B9と、受信装置C4とを具備する。
本実施の形態では、受信装置C4からもホップ数計測パケットを送信する。
中継装置B6は、受信装置C4により送信されたホップ数計測パケットに基づいて、自装置と受信装置C4との間の受信コストを求める。そして、中継装置B6は、送信装置A8〜A11から自装置までの送信コストと、受信装置C4から自装置までの受信コストとの合計である中継装置B6の合計通信コストを求め、通信グループG3に属する送信装置A8〜A11に、中継装置B6の合計通信コストを含む合計通信コストデータを送信する。他の中継装置B7〜B9も同様である。通信グループG3に属する送信装置A8〜A11は、中継装置B6〜B9のうち、合計通信コストの最も小さい中継装置B6を選択する。
すなわち、本実施の形態においては、全中継装置B6〜B9が、通信グループG3に属する全送信装置A8〜A11との間の通信コストの合計を求め、この値を合計送信コストとする。
また、本実施の形態においては、全中継装置B6〜B9が、通信グループG3に所属する受信装置C4との間の通信コストを求め、この値を受信コストとする。
各中継装置B6〜B9は、合計送信コストと受信コストとの合計値である合計通信コストを求める。
そして、本実施の形態では、各中継装置B6〜B9の合計通信コストに基づいて、全中継装置B6〜B9の中から、合計通信コストの小さい中継装置B6が選択される。
中継装置B6は、送信装置A8から1ホップ、送信装置A9から1ホップ、送信装置A10から1ホップ、送信装置A11から2ホップ、受信装置C4から1ホップである。
このため、中継装置B6の合計送信コストの値は5ホップであり、受信コストは1ホップであり、合計通信コストは、6ホップである。
他の中継装置B7〜B9についても同様の手法で合計通信コストを算出すると、それぞれ9ホップ、10ホップ、12ホップである。
したがって、複数の中継装置B6〜B9の中で最も合計通信コストの小さい中継装置B6が選択される。
以上説明した本実施の形態においては、通信グループG3に所属する全送信装置A8〜A11から各中継装置B6〜B9までの間の通信コストのみではなく、さらに各中継装置B6〜B9から通信グループG3に所属する受信装置C4までの通信コストも参考にして中継装置B6が選択される。
したがって、中継装置B6〜B9から受信装置C4までの通信コストについても削減することができる。本実施の形態においては、特に、通信グループG3に所属する全送信装置A8〜A11から送信され、選択された中継装置B6に受信されたデータが所定の条件を満たす確率が高い場合であっても、その後(選択された中継装置B6から受信装置C4までの間)の通信コストの削減を効果的に行うことができる。
図7は、従来の手法による経路制御結果の例を示すブロック図である。
従来の手法では、送信装置、受信装置各1台に着目して最短経路が選択されるため、通信システム全体で適切な経路が選択されない場合がある。この図7においては、通信を表す矢印の本数である7本に比例した通信料金がかかる。
これに対して、図8は、本実施の形態に係る経路制御結果の例を示すブロック図である。
本実施の形態では、システム全体で経路の最適化が行われるため、通信を表す矢印の本数は6本となり、この矢印の本数に比例した通信料金となる。
なお、本実施の形態において、中継装置の受信コスト=(中継装置と受信装置との間のホップ数)×(中継装置においてデータが所定の条件を満たす確率P)として、中継装置の合計通信コストを算出するとしてもよい。これにより、中継装置において所定の条件を満たす確率に応じた経路制御を行うことができる。
(第3の実施の形態)
本実施の形態においては、上記第2の実施の形態の変形例について説明する。本実施の形態においては、上記図1の通信グループG2のように、一つの通信グループG2に複数の受信装置C2,C3が所属している場合について説明する。ここでは、上記図1の通信グループG2において、中継装置B5が選択される場合を例として説明を行う。
通信グループG2に所属する送信装置A5〜A7は、上記第1及び第2の実施の形態に係る送信装置A1〜A4,A8〜A11と同様の機能を持ち、選択された中継装置B5を経由して、同じ通信グループG2に所属する複数の受信装置C2,C3に向けてデータを送信する機能を具備する。
選択された中継装置B5は、通信グループG2に属する全送信装置A5〜A7からのデータH5〜H7からのデータH5〜H7を受信したか判断する。
そして、選択された中継装置B5は、全送信装置A5〜A7からのデータH5〜H7を受信した場合、この全送信装置A5〜A7から受信したデータH5〜H7が所定の条件を満たすか否か判断し、所定の条件を満たす場合に、通信グループG2に属する複数の受信装置C2,C3に、データH5〜H7又は判断結果に対応した制御データを送信する。
ここで、中継装置B5の選択手法について説明する。まず、通信グループG2に属する送信装置A5〜A7から各中継装置B1〜B5までの送信コストと、各中継装置B1〜B5から通信グループG2に属する受信装置C2,C3までの受信コストとが求められる。次に、中継装置B1〜B5ごとに、通信グループG2に属する全ての送信装置A5〜A7との間の送信コストの合計値である合計送信コストが求められる。同様に、中継装置B1〜B5ごとに、通信グループG2に属する全ての受信装置C2,C3との間の受信コストの合計値である合計受信コストの値が求められる。そして、中継装置B1〜B5ごとに、合計送信コストと合計受信コストとの合計値である合計通信コストが求められる。本実施の形態においては、全中継装置B1〜B5の中から、合計通信コストの小さい中継装置B5が選択される。
選択された中継装置B5は、上述したように、通信グループG2に属する全送信装置A5〜A7から全データH5〜H7を受信し、全データH5〜H7が所定の条件を満たすか否か判断し、所定の条件を満たす場合に全データH5〜H7又は所定の条件を満たす場合に対応した制御データを通信グループG2に属する受信装置C2,C3に送信する。
複数の受信装置C2,C3は、上記第2の実施の形態の受信装置C4と同様の機能を持つ。
以上説明したように、本実施の形態においては、合計送信コストと合計受信コストとの合計値の小さい中継装置が選択されるため、通信グループG2に複数の受信装置C2,C3が属する場合にも、上記第2の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
(第4の実施の形態)
本実施の形態においては、上記第1乃至第3の実施の形態に係る通信システムの変形例について説明する。
上記第1乃至第3の実施の形態においては、通信コストとしてホップ数を用いている。しかしながら、例えば、通信グループに属する複数の送信装置から中継装置までの通信料金や、中継装置から通信グループに属する複数の受信装置までの通信料金を通信コストとしてもよい。上記第1乃至第3の実施の形態のように、合計通信コストの小さい中継装置を選択する手法は、特に、通信コストが通信料金の場合に有効である。
上記第1の実施の形態においては、各中継装置B1〜B5について、通信グループG1に属する複数の送信装置A1〜A4との間の通信コストの合計値を合計通信コストとし、この合計通信コストの小さい中継装置B4を選択するとしている。しかしながら、これに代えて、各中継装置B1〜B5について、通信グループG1に属する複数の送信装置A1〜A4との間の通信コストの最大値を求め、この最大通信コストの小さい中継装置を選択するとしてもよい。すなわち、この変形例においては、全中継装置B1〜B5について、通信グループG1に属する全送信装置A1〜A4との間の通信コストが求められ、その最大値を最大通信コストとし、この最大通信コストの小さい中継装置B4が選択される。
上記第2の実施の形態においては、中継装置B6〜B9について、通信グループG3に属する複数の送信装置A8〜A11との間の通信コストの合計である合計送信コストと、受信装置C4との間の送信コストとの合計値を合計通信コストとし、この合計通信コストの小さい中継装置B6を選択するとしている。しかしながら、これに代えて、中継装置B6〜B9について、通信グループG3に属する複数の送信装置A8〜A11との間の通信コストの最大値である最大送信コストと、受信装置C4との間の送信コストとの合計値を最大通信コストとし、この最大通信コストの小さい中継装置B6を選択するとしてもよい。
なお、複数の送信装置A8〜A11からのデータH8〜H11が、選択された中継装置B6において所定の条件を満たす確率Pを、受信コストにかけて、最大通信コストを算出してもよい(最大通信コスト=最大送信コスト+受信コスト×P)。
図9は、最大送信コストと受信コストとの合計値を用いた中継装置の選択状態の例を示すブロック図である。
すなわち、この変形例においては、全中継装置B6〜B9について、通信グループG3に属する全送信装置A8〜A11との間の送信コストが求められ、その最大値を最大送信コストとする。また、全中継装置B6〜B9について、通信グループG3に属する受信装置C4との間の受信コストが求められる。そして、全中継装置B6〜B9について、最大送信コストと受信コストの合計値である最大通信コストが求められ、この最大通信コストの小さい中継装置B6が選択される。
上記第3の実施の形態においては、中継装置B1〜B5について、通信グループG2に属する複数の送信装置A5〜A7との間の送信コストの合計値を合計送信コストとし、中継装置B1〜B5について、通信グループG2に属する複数の受信装置C2,C3との間の受信コストの合計値を合計受信コストとし、合計送信コストと合計受信コストとの合計値を合計通信コストとし、この合計通信コストの小さい中継装置B6を選択するとしている。しかしながら、これに代えて、中継装置B1〜B5について、通信グループG2に属する複数の送信装置A5〜A7との間の送信コストの最大値を最大送信コストとし、中継装置B1〜B5について、通信グループG2に属する複数の受信装置C2,C3との間の受信コストの最大値を最大受信コストとし、最大送信コストと最大受信コストとの合計値を最大通信コストとし、この最大通信コストの小さい中継装置B6を選択するとしてもよい。
すなわち、この変形例においては、全中継装置B1〜B5について、通信グループG2に属する全送信装置A5〜A7との間の送信コストが求められ、その最大値を最大送信コストとする。また、全中継装置B1〜B5について、通信グループG2に属する全受信装置C2,C3との間の受信コストが求められ、その最大値を最大受信コストとする。そして、全中継装置B1〜B5について、最大送信コストと最大受信コストとの合計値である最大通信コストが求められ、この最大通信コストの小さい中継装置B5が選択される。
上記のように、最大通信コストの小さい中継装置を選択する手法は、送信装置と受信装置との間の伝達時間を通信コストとする場合に特に有効である。
なお、複数の送信装置A5〜A7からのデータH5〜H7が、選択された中継装置B5において所定の条件を満たす確率Pを、最大受信コストにかけて、最大通信コストを算出してもよい(最大通信コスト=最大送信コスト+最大受信コスト×P)。
上記第1乃至第3の実施の形態、及び本実施の形態において、通信コスト(送信コスト、受信コストを含む)が変動することが想定される場合には、通信コストを複数回計測し、その平均値、最大値、最新値(真近値)を通信コストの値として採用してもよい。
また、上記第1乃至第3の実施の形態、及び本実施の形態において、通信コストとして、ターンアラウンドタイムを用いるとしてもよい。すなわち、送信装置から送信され、中継装置で折り返され、送信装置に受信されるまでの通信を完了するために必要とした時間を送信コストとし、受信装置から送信され、中継装置で折り返され、受信装置に受信されるまでの通信を完了するために必要とした時間を受信コストとしてもよい。ターンアラウンドタイムは、pingコマンドなどで通信コストを測定することにより計測可能である。
(第5の実施の形態)
本実施の形態においては、上記図9のように、通信グループG3に、複数の送信装置A8〜A11と、複数の中継装置B6〜B9と、受信装置C4とが所属し、通信コストとして、最大送信コストと受信コストとを用いる場合の具体例について説明する。
例えば、広域に分散した4つの送信装置A8〜A11があるとする。各送信装置A8〜A11には、震度計が内蔵されている。中継装置B6〜B9は、PCサーバであり、電話局に分散配置されている。受信装置C4は、消防署内に設置されている警報装置である。
各送信装置A8〜A11は、ホップ数計測パケットD8〜D11を作成する。ホップ数計測パケットパケットD8〜D11は、送信ID、通信グループID、ホップ変数を含み、ホップ変数の初期値は1である。各送信装置A8〜A11は、隣接する全ての中継装置に、ホップ数計測パケットD8〜D11を送信する。ホップ数計測パケットD8〜D11を受信した中継装置B6〜B9は、送信ID,通信グループID、ホップ変数の値を記憶する。そして、中継装置B6〜B9は、ホップ数計測パケットD8〜D11のホップ変数の値を1増やして、隣接する中継装置に転送する。ただし、中継装置B6〜B9は、既に同じ送信IDであり、同じ通信グループIDのパケットを受け取っている場合、ホップ数の小さい方を採用する。
受信装置C4も同様にホップ数計測パケットを送信する。
各中継装置B6〜B9には、システム構築時に全送信装置A8〜A11及び受信装置C4についてホップ数と所属する通信グループG3とを記憶するテーブルが作成されている。中継装置B6〜B9は、通信グループG3に属する全ての送信装置A8〜A11からのホップ数計測パケットD8〜D11及び受信装置C4からのホップ数計測パケットを受信するまで待機状態となる。全ての必要なホップ数計測パケットが中継装置B6〜B9に受信された場合、中継装置B6〜B9は、各送信装置A8〜A11からのホップ数の最大値を最大送信コストとする。そして、中継装置B6〜B9は、最大送信コストと受信コストとの合計を最大通信コストとし、通信グループG3に所属する全ての送信装置A8〜A11に通知する。
送信装置A8〜A11は、最も小さい最大通信コストを通知してきた中継装置B6を選択し、震度計のセンサデータH8〜H11を送信する。
選択された中継装置B6は、全てのセンサデータH8〜H11を受信した後、全てのセンサデータH8〜H11が震度5以上を示すか判断する。全てのセンサデータH8〜H11が震度5以上を示す場合、中継装置B6は、受信装置C6に警報発生制御データを送信する。警報発生制御データを受信した受信装置C4は、大規模地震が発生したことを知らせる動作を実行する。選択されていない中継装置B7〜B9は、データを単に転送する。
なお、受信装置が複数の場合には、上記最大送信コストと同様の手法により、最大受信コストが求められる。
(第6の実施の形態)
本実施の形態においては、通信グループG3に、複数の送信装置A8〜A11と、複数の中継装置B6〜B9と、受信装置C4とが所属し、通信コストとして、通信料金を用い、通信料金の削減を図る場合の具体例について説明する。
通信グループG3に所属する複数の送信装置A8〜A11、複数の中継装置B6〜B9、受信装置C4は、電話回線で接続されている。各送信装置A8〜A11は、全ての中継装置B6〜B9へ発番号通知を実行して電話をかけ、送信装置IDと通信グループIDとを通知する。中継装置B6〜B9は、通知された発信者番号と自装置の電話番号とから通信距離を求め、通信料金を算出する。受信装置C4も同様に全ての中継装置B6〜B9へ発番号通知を実行して電話をかけ、中継装置B6〜B9が受信装置C4との間の通信料金を算出する。中継装置B6〜B9は、通信グループG3に属する全ての送信装置A8〜A11との間の通信料金と、受信装置C4との間の通信料金との合計を、通信グループG3に属する全ての送信装置A8〜A11に通知する。送信装置A8〜A11は、最も低い通信料金を通知してきた中継装置を選択する。
なお、受信装置が複数の場合には、上記合計送信コストと同様の手法により、合計受信コストが求められる。
上記各実施の形態に係る通信システムにおける経路選択は、例えばプログラムによって制御されるプロセッサにより実現されるとしてもよい。
この経路選択のために用いられるプログラムは、例えば磁気ディスク(フレキシブルディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリなどの記憶媒体に書き込んで、プロセッサを持つコンピュータに適用可能である。また、プログラムは、通信媒体により伝送してコンピュータに適用することも可能である。コンピュータは、プログラムを読み込み、このプログラムによって動作が制御されることにより、経路制御装置としての機能を実現する。プログラムは、複数のコンピュータに分散して配置され、複数のコンピュータ間で互いに連携しつつ処理が実行されるとしてもよい。
本発明は、複数の送信装置と受信装置との間において複数の中継装置が用いられる通信システムの分野に有効である。
本発明の第1の実施の形態に係る通信システムの一例を示すブロック図。 同実施の形態に係る送信装置の構成の一例を示すブロック図。 同実施の形態に係る中継装置の構成の一例を示すブロック図。 同実施の形態に係る通信システムにおける送信装置の動作の一例を示すフローチャート。 同実施の形態に係る通信システムにおける中継装置の動作の一例を示すフローチャート。 本発明の第2の実施の形態に係る通信システムの一例を示すブロック図。 従来の手法による経路制御結果の例を示すブロック図。 同実施の形態に係る経路制御結果の例を示すブロック図。 最大送信コストと受信コストとの合計値を用いた中継装置の選択状態の例を示すブロック図。
符号の説明
1…通信システム、A1〜A11…送信装置、B1〜B9…中継装置、C1〜C4…受信装置、G1〜G3…通信グループ、2…ホップ数計測パケット作成部、3…パケット記憶装置、D1…ホップ数計測パケット、4,10…通信部、5…通信コスト記憶装置、E1〜E5…合計通信コストデータ、6…選択部、7…選択結果記憶装置、F1…選択結果データ、8…データ作成部、9,11…データ記憶装置、H1〜H4…データ、12…通信コスト計測部、12a…ホップ数更新部、12b…ホップ数記憶制御部、12c…ホップ数記憶装置、13…通信コスト演算部、14…演算結果記憶装置、E4…合計通信コストデータ、15…判断部、16…判断結果記憶装置、16a…判断結果データ、17…ホップ数データ

Claims (10)

  1. 複数の送信装置と、受信装置と、前記複数の送信装置と前記受信装置との間の通信を中継する複数の中継装置とを具備する通信システムに用いられる経路制御装置において、
    前記複数の中継装置のそれぞれについて、前記複数の送信装置との間の通信コストを計測する通信コスト計測手段と、
    前記通信コスト計測手段によって計測された前記複数の中継装置についての前記複数の送信装置との間の通信コストに基づいて、前記複数の中継装置のそれぞれについて、前記複数の送信装置との間の合計通信コストを演算する通信コスト演算手段と、
    前記複数の中継装置のうち前記通信コスト演算手段によって求められた合計通信コストの小さい中継装置を選択する選択手段と、
    前記複数の送信装置から前記選択手段によって選択された中継装置を経由して前記受信装置にデータを送信する通信手段と
    を具備することを特徴とする経路制御装置。
  2. 請求項1記載の経路制御装置において、
    前記通信コスト計測手段は、さらに、前記複数の中継装置のそれぞれについて、前記受信装置との間の通信コストを計測し、
    前記通信コスト演算手段は、前記通信コスト計測手段によって計測された前記複数の中継装置についての前記複数の送信装置との間の通信コストと前記受信装置との間の通信コストとに基づいて、前記複数の中継装置のそれぞれについて、前記複数の送信装置との間の通信コストと前記受信装置との間の通信コストとの合計である合計通信コストを演算する
    ことを特徴とする経路制御装置。
  3. 請求項1記載の経路制御装置において、
    前記通信システムは、複数の受信装置を具備し、
    前記通信コスト計測手段は、さらに、前記複数の中継装置のそれぞれについて、前記複数の受信装置との間の通信コストを計測し、
    前記通信コスト演算手段は、前記通信コスト計測手段によって計測された前記複数の中継装置についての前記複数の送信装置との間の通信コストと前記複数の受信装置との間の通信コストとに基づいて、前記複数の中継装置のそれぞれについて、前記複数の送信装置との間の通信コストと前記複数の受信装置との間の通信コストとの合計である合計通信コストを演算し、
    前記通信手段は、前記複数の送信装置から、前記選択手段によって選択された中継装置を経由して、前記複数の受信装置にデータを送信する
    ことを特徴とする経路制御装置。
  4. 複数の送信装置と、受信装置と、前記複数の送信装置と前記受信装置との間の通信を中継する複数の中継装置とを具備する通信システムに用いられる経路制御装置において、
    前記複数の中継装置のそれぞれについて、前記複数の送信装置との間の通信コストを計測する通信コスト計測手段と、
    前記通信コスト計測手段によって計測された前記複数の中継装置についての前記複数の送信装置との間の通信コストに基づいて、前記複数の中継装置のそれぞれについて、前記複数の送信装置との間の最大通信コストを求める通信コスト演算手段と、
    前記複数の中継装置のうち前記通信コスト演算手段によって求められた最大通信コストの小さい中継装置を選択する選択手段と、
    前記複数の送信装置から前記選択手段によって選択された中継装置を経由して前記受信装置にデータを送信する通信手段と
    を具備することを特徴とする経路制御装置。
  5. 請求項4記載の経路制御装置において、
    前記通信コスト計測手段は、さらに、前記複数の中継装置のそれぞれについて、前記受信装置との間の通信コストを計測し、
    前記通信コスト演算手段は、前記通信コスト計測手段によって計測された前記複数の中継装置についての前記複数の送信装置との間の通信コストと前記受信装置との間の通信コストとに基づいて、前記複数の中継装置のそれぞれについて、前記複数の送信装置との間の通信コストの最大値と前記受信装置との間の通信コストとの合計である最大通信コストを演算する
    ことを特徴とする経路制御装置。
  6. 請求項4記載の経路制御装置において、
    前記通信システムは、複数の受信装置を具備し、
    前記通信コスト計測手段は、さらに、前記複数の中継装置のそれぞれについて、前記複数の受信装置との間の通信コストを計測し、
    前記通信コスト演算手段は、前記通信コスト計測手段によって計測された前記複数の中継装置についての前記複数の送信装置との間の通信コストと前記複数の受信装置との間の通信コストとに基づいて、前記複数の中継装置のそれぞれについて、前記複数の送信装置との間の通信コストの最大値と前記複数の受信装置との間の通信コストの最大値との合計である最大通信コストを演算し、
    前記通信手段は、前記複数の送信装置から、前記選択手段によって選択された中継装置を経由して、前記複数の受信装置にデータを送信する
    ことを特徴とする経路制御装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の経路制御装置において、
    前記選択された中継装置は、前記複数の送信装置からのデータが所定の条件を満たすか否か判断する判断手段を具備し、
    前記通信手段は、前記判断手段によって前記複数の送信装置からのデータが前記所定の条件を満たすと判断された場合に、データを前記受信装置に送信する
    ことを特徴とする経路制御装置。
  8. 複数の送信装置と、受信装置と、前記複数の送信装置と前記受信装置との間の通信を中継する複数の中継装置とを具備する通信システムに用いられる経路制御方法において、
    前記複数の中継装置のそれぞれについて、前記複数の送信装置との間の通信コストを計測し、
    計測された前記複数の中継装置についての前記複数の送信装置との間の通信コストに基づいて、前記複数の中継装置のそれぞれについて、前記複数の送信装置との間の合計通信コストを演算し、
    前記複数の中継装置のうち合計通信コストの小さい中継装置を選択し、
    前記複数の送信装置から、選択された中継装置を経由して、前記受信装置にデータを送信する
    ことを特徴とする経路制御方法。
  9. 複数の送信装置と、受信装置と、前記複数の送信装置と前記受信装置との間の通信を中継する複数の中継装置とを具備する通信システムに用いられる経路制御方法において、
    前記複数の中継装置のそれぞれについて、前記複数の送信装置との間の通信コストを計測し、
    計測された前記複数の中継装置についての前記複数の送信装置との間の通信コストに基づいて、前記複数の中継装置のそれぞれについて、前記複数の送信装置との間の最大通信コストを求め、
    前記複数の中継装置のうち最大通信コストの小さい中継装置を選択し、
    前記複数の送信装置から、選択された中継装置を経由して、前記受信装置にデータを送信する
    ことを特徴とする経路制御方法。
  10. 複数の送信装置と、受信装置と、前記複数の送信装置と前記受信装置との間の通信を中継する複数の中継装置とを具備する通信システムに用いられるプログラムにおいて、
    コンピュータを、
    前記複数の中継装置のそれぞれについて、前記複数の送信装置との間の通信コストを計測し、通信コストデータを第1記憶装置に記憶する通信コスト計測手段、
    前記第1記憶装置に記憶されている前記複数の中継装置についての前記複数の送信装置との間の通信コストに基づいて、前記複数の中継装置のそれぞれについて、前記複数の送信装置との間の合計通信コストを演算し、合計通信コストデータを第2記憶装置に記憶する通信コスト演算手段、
    前記第2記憶装置に記憶されている合計通信コストデータに基づいて、前記複数の中継装置のうち、合計通信コストの小さい中継装置を選択し、選択結果データを第3記憶装置に記憶する選択手段、
    前記第3記憶装置に記憶されている選択結果データに基づいて、前記複数の送信装置から、選択された中継装置を経由して、前記受信装置にデータを送信する通信手段
    として機能させるためのプログラム。
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