JP2007174370A - 通信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】光/電気変換器(O/E)の数を低減し、子局装置を小型化及び低価格化することができる通信システムを提供する。
【解決手段】親局装置3、4は、無線基地局1、2から送信された電気信号を光信号に変換し、変換した光信号を、光ファイバ61、63を通じて合成器7へ伝送する。合成器7は、光ファイバ61、63を通じて親局装置3、4から伝送された光信号夫々を合成して子局装置5へ出力する。子局装置5は、無線基地局1、2からの電波が届かない不感地に設置され、合成器7から入力された光信号(波長λ1帯、λ2帯)を電気信号に変換し、変換した電気信号を無線信号として移動局40へ出力する。
【選択図】図1
【解決手段】親局装置3、4は、無線基地局1、2から送信された電気信号を光信号に変換し、変換した光信号を、光ファイバ61、63を通じて合成器7へ伝送する。合成器7は、光ファイバ61、63を通じて親局装置3、4から伝送された光信号夫々を合成して子局装置5へ出力する。子局装置5は、無線基地局1、2からの電波が届かない不感地に設置され、合成器7から入力された光信号(波長λ1帯、λ2帯)を電気信号に変換し、変換した電気信号を無線信号として移動局40へ出力する。
【選択図】図1
Description
本発明は、複数の無線基地局夫々との間で電気信号を送受信する複数の親局装置と、移動局との間で電気信号を送受信する子局装置とを備え、無線基地局と移動局とを中継するために前記複数の親局装置と子局装置との間で光通信を行う通信システムに関する。
携帯電話に代表される移動体無線通信システムでは、無線基地局からの電波が届かない屋内、地下街、ビル等の建物の陰、トンネル内などの不感地対策として、光中継システムが使用されている。光中継システムは、無線基地局と移動局(携帯電話機)との間の無線通信を、光信号を用いて中継するものである。
このような光中継システムは、無線基地局の近傍に親局装置を設け、移動局との通信可能エリアに子局装置を設け、親局装置と子局装置との間を光ファイバで接続している。無線基地局から移動局への通信(下り方向)については、無線基地局が送信した電気信号を親局装置で受信し、受信した電気信号を親局装置の電気/光変換器で光信号に変換し、変換した光信号を光ファイバで不感地にある子局装置まで伝送する。子局装置では、伝送された光信号を受信し、受信した光信号を光/電気変換器で電気信号に変換し、アンテナを通じて変換した電気信号を移動局へ送信する。
同様に、移動局から無線基地局への通信(上り方向)についても、移動局が送信した電気信号を子局装置で受信し、受信した電気信号を子局装置の電気/光変換器で光信号に変換し、変換した光信号を光ファイバで親局装置まで伝送する。親局装置では、伝送された光信号を受信し、受信した光信号を光/電気変換器で電気信号に変換し、アンテナ又は同軸ケーブルなどを通じて変換した電気信号を無線基地局へ送信する。
従来の光中継システムでは、親局装置と子局装置との接続形態は、1:1、又は1:Nが主流であった。これは、移動体無線通信システムを担う通信事業者が単独である場合、中継する無線信号が同一の周波数帯域の電気信号だけであるため、1つの無線基地局からの無線信号を1又は複数の子局装置に中継すればよく、複数の無線基地局からの無線信号を1つの子局装置に中継する必要がないからである。
一方、移動体無線通信システムを担う通信事業者が複数ある場合に、通信事業者毎に使用する無線信号の周波数帯域が異なるときは、異なる周波数帯域の無線信号を不感地にある1つの子局装置に中継する必要がある。例えば、複数の基地局からの異なる周波数帯域の無線信号を親局装置の合成器で合成し、合成した電気信号を電気/光変換器(E/O)で光信号に変換するとともに、子局装置からの光信号を親局装置の光/電気変換器(O/E)で子局装置毎に電気信号に変換し合成した後、分配器で複数の無線基地局に分配する光中継システムが提案されている(特許文献1参照)。
特開平9−200126号公報
しかしながら、特許文献1のシステムにあっては、親局装置で周波数帯域の異なる無線信号を合成及び分配するため、親局装置と無線基地局との距離が、例えば、数十m程度に近接している必要がある。通信事業者が複数ある場合、各通信事業者の無線基地局の設置場所が地理的に離れている場合が多く、このような場合、このシステムは使用することができないという問題があった。また、各通信事業者の無線基地局毎に設けられた親局装置
夫々から1つの子局装置に中継する場合、子局装置には、高価な電気/光変換器(E/O)及び光/電気変換器(O/E)を親局装置の数だけ設ける必要があり、子局装置の小型化及び低価格化が望まれていた。
夫々から1つの子局装置に中継する場合、子局装置には、高価な電気/光変換器(E/O)及び光/電気変換器(O/E)を親局装置の数だけ設ける必要があり、子局装置の小型化及び低価格化が望まれていた。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、第1及び第2の親局装置が送信した第1及び第2の周波数帯域の光信号を合成する合成器を備え、子局装置は、前記合成器で合成された光信号を受信することにより、光/電気変換器(O/E)の数を低減し、子局装置を小型化及び低価格化することができる通信システムを提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、前記子局装置は、受信した電気信号を光信号に変換し、変換された光信号を前記第1及び第2の親局装置夫々へ送信すべく分配する分配器を備えることにより、双方向の通信を可能にするとともに、電気/光変換器(E/O)の数を低減し、子局装置を小型化及び低価格化することができる通信システムを提供することにある。
本発明の他の目的は、複数の子局装置と前記親局装置との間の光信号の送受信を中継する中継局装置を備え、該中継局装置は、前記合成器が合成した光信号を前記子局装置夫々に分配する分配器を備え、前記子局装置は、前記分配器で分配された光信号を受信することにより、親局装置と子局装置との間の光ファイバの本数を低減し、親局装置及び子局装置に必要な電気/光変換器(E/O)及び光/電気変換器(O/E)の数を低減し、親局装置及び子局装置を小型化及び低価格化することができる通信システムを提供することにある。
本発明の他の目的は、前記中継局装置は、前記子局装置夫々が送信した光信号を電気信号に変換し、変換された電気信号を合成し、合成された電気信号を光信号に変換して前記親局装置夫々へ分配することにより、親局装置と子局装置との間の光ファイバの本数を低減し、親局装置及び子局装置に必要な電気/光変換器(E/O)及び光/電気変換器(O/E)の数を低減し、親局装置及び子局装置を小型化及び低価格化することができるとともに、長距離に亘って中継することができる通信システムを提供することにある。
本発明の他の目的は、第1及び第2の親局装置が送信する光信号の周波数帯域を子局装置が送信する光信号の周波数帯域と違え、前記第1及び第2の親局装置が送信した光信号を合成し、合成された光信号を前記子局装置で受信することにより、子局装置を小型化及び低価格化するとともに、親局装置と子局装置との間で使用する光ファイバの数を低減することができる通信システムを提供することにある。
第1発明に係る通信システムは、複数の無線基地局夫々との間で電気信号を送受信する複数の親局装置と、移動局との間で電気信号を送受信する子局装置とを備え、前記親局装置は、受信した電気信号を光信号に変換し、変換した光信号を前記子局装置へ送信し、該子局装置は、受信した光信号を電気信号に変換し、変換した電気信号を前記移動局へ送信する通信システムにおいて、第1の親局装置は、第1の周波数帯域の光信号を送信する手段を備え、第2の親局装置は、第1の周波数帯域と異なる第2の周波数帯域の光信号を送信する手段を備え、前記第1及び第2の親局装置が送信した前記第1及び第2の周波数帯域の光信号を合成する合成器をさらに備え、前記子局装置は、前記合成器で合成された光信号を受信する手段を備えることを特徴とする。
第2発明に係る通信システムは、第1発明において、前記子局装置は、受信した電気信号を光信号に変換する手段を備え、前記子局装置で変換された光信号を前記第1及び第2の親局装置夫々へ送信すべく分配する分配器を備え、前記第1及び第2の親局装置は、受
信した光信号を電気信号に変換する手段を備えることを特徴とする。
信した光信号を電気信号に変換する手段を備えることを特徴とする。
第3発明に係る通信システムは、第1発明又は第2発明において、前記子局装置を複数備えるとともに、前記親局装置と子局装置との間の光信号の送受信を中継する中継局装置を備え、該中継局装置は、前記合成器が合成した光信号を前記子局装置夫々に分配する分配器を備え、前記子局装置は、前記分配器で分配された光信号を受信する手段を備えることを特徴とする。
第4発明に係る通信システムは、第3発明において、前記子局装置夫々は、受信した電気信号を光信号に変換する手段と、変換した光信号を前記中継局装置へ送信する手段とを備え、前記中継局装置は、前記子局装置夫々が送信した光信号を受信する手段と、受信した光信号夫々を電気信号に変換する手段と、該手段で変換された電気信号を合成する合成器と、該合成器で合成された電気信号を光信号に変換する手段とを備え、該手段で変換された光信号を前記親局装置夫々へ分配する分配器をさらに備えることを特徴とする。
第5発明に係る通信システムは、複数の無線基地局夫々との間で電気信号を送受信する複数の親局装置と、移動局との間で電気信号を送受信する子局装置とを備え、前記親局装置及び子局装置は、受信した電気信号を光信号に変換し、変換した光信号を送受信するとともに、受信した光信号を電気信号に変換し、変換した電気信号を前記無線基地局又は移動局へ送信する通信システムにおいて、第1の親局装置は、第1の周波数帯域の光信号を送信する手段を備え、第2の親局装置は、前記第1の周波数帯域と異なる第2の周波数帯域の光信号を送信する手段を備え、前記子局装置は、前記第1及び第2の周波数帯域と異なる第3の周波数帯域の光信号を送信する手段を備え、前記第1及び第2の親局装置夫々で送信及び受信する光信号を共用する第1及び第2の共用器と、該第1及び第2の共用器夫々との間で光通信路を形成し、前記子局装置で送信及び受信する光信号を共用する第3及び第4の共用器と、前記第1及び第3の共用器を通じて前記第1の親局装置が送信した第1の周波数帯域の光信号、及び前記第2及び第4の共用器を通じて前記第2の親局装置が送信した第2の周波数帯域の光信号を合成する合成器と、前記子局装置で送信された光信号を前記第3及び第4の共用器夫々へ分配する分配器とをさらに備え、前記子局装置は、前記合成器で合成された光信号を受信する手段を備えることを特徴とする。
第1発明にあっては、第1の親局装置は、第1の無線基地局から受信した電気信号を光信号に変換し、変換した光信号を第1の周波数帯域を用いて合成器へ送信する。第2の親局装置は、第2の無線基地局から受信した電気信号を光信号に変換し、変換した光信号を第1の周波数帯域と異なる第2の周波数帯域を用いて合成器へ送信する。該合成器は、前記第1及び第2の周波数帯域の光信号を合成する。子局装置は、合成器で合成された光信号を受信し、合成された光信号(第1及び第2の周波数帯域)を電気信号に変換し、変換した電気信号を無線信号として移動局へ送信する。これにより、親局装置夫々から送信された光信号を夫々電気信号に変換する場合に、子局装置には親局装置の数だけ光/電気変換器を必要としていたのに比べて、光/電気変換器の数を1つにする。
第2発明にあっては、前記子局装置は、移動局から受信した電気信号を光信号に変換し、変換した光信号を分配器へ出力する。変換された光信号は、分配器を通じて前記第1及び第2の親局装置夫々へ分配される。該第1及び第2の親局装置夫々は、受信した光信号を電気信号に変換し、変換した電気信号を無線信号として夫々無線基地局へ送信する。これにより、下り・上り双方向で複数の親局装置と子局装置との間で通信する。
第3発明にあっては、複数の親局装置と複数の子局装置との間の光信号の送受信を中継する中継局装置を備える。該中継局装置は、前記合成器が合成した光信号を分配器で前記子局装置夫々に分配する。該子局装置夫々は分配された光信号を受信する。これにより、
親局装置と子局装置との接続形態がM:Nである場合に、親局装置と子局装置との間で接続される2×M×N本の光ファイバを2×(M+N)本に低減する。また、親局装置の電気/光変換器、及び光/電気変換器をM個から1個に低減するとともに、子局装置の電気/光変換器、及び光/電気変換器をN個から1個に低減する。
親局装置と子局装置との接続形態がM:Nである場合に、親局装置と子局装置との間で接続される2×M×N本の光ファイバを2×(M+N)本に低減する。また、親局装置の電気/光変換器、及び光/電気変換器をM個から1個に低減するとともに、子局装置の電気/光変換器、及び光/電気変換器をN個から1個に低減する。
第4発明にあっては、前記中継局装置は、前記子局装置夫々が送信した光信号を受信し、受信した光信号夫々を電気信号に変換する。前記中継局装置は、変換された電気信号を合成器で合成し、合成した電気信号を光信号に変換する。変換された光信号は、分配器を通じて前記親局装置夫々へ分配される。これにより、親局装置と子局装置との接続形態がM:Nである場合に、親局装置と子局装置との間で接続される2×M×N本の光ファイバを2×(M+N)本に低減する。また、親局装置の電気/光変換器、及び光/電気変換器をM個から1個に低減するとともに、子局装置の電気/光変換器、及び光/電気変換器をN個から1個に低減する。また、親局装置と子局装置との距離が長距離である場合であっても、下り・上り双方向で複数の親局装置と複数の子局装置との間で通信する。
第5発明にあっては、第1の親局装置は、第1の無線基地局から受信した電気信号を光信号に変換し、変換した光信号を第1の周波数帯域を用いて第1の共用器へ送信する。第1の周波数帯域の光信号は、第1の共用器と第3の共用器との間の光通信路、及び第3の共用器を通じて合成器へ送信される。第2の親局装置は、第2の無線基地局から受信した電気信号を光信号に変換し、変換した光信号を第1の周波数帯域と異なる第2の周波数帯域を用いて第2の共用器へ送信する。第2の周波数帯域の光信号は、第2の共用器と第4の共用器との間の光通信路、及び第4の共用器を通じて前記合成器へ送信される。該合成器は、前記第1及び第2の周波数帯域の光信号を合成する。子局装置は、前記合成器で合成された光信号を受信し、合成された光信号(第1及び第2の周波数帯域)を電気信号に変換し、変換した電気信号を無線信号として移動局へ送信する。
前記子局装置は、移動局から受信した電気信号を光信号に変換し、変換した光信号を第3の周波数帯域を用いて分配器へ出力する。変換された光信号は、分配器を通じて第3及び第4の共用器夫々に分配される。第3の共用器に分配された第3の周波数帯域の光信号は、第1の共用器と第3の共用器との間の光通信路、及び第1の共用器を通じて第1の親局装置へ送信される。第4の共用器に分配された第3の周波数帯域の光信号は、第2の共用器と第4の共用器との間の光通信路、及び第2の共用器を通じて第2の親局装置へ送信される。これにより、第1の共用器と第3の共用器との間の光通信路、及び第2の共用器と第4の共用器との間の光通信路夫々で下り方向と上り方向とで異なる周波数帯域の光信号を用いる。
第1発明にあっては、第1及び第2の親局装置が送信した第1及び第2の周波数帯域の光信号を合成する合成器を備え、子局装置は、前記合成器で合成された光信号を受信することにより、安価な合成器を用いる代わりに、高価な光/電気変換器(O/E)の数を低減し、子局装置を小型化及び低価格化することができる。
第2発明にあっては、前記子局装置は、受信した電気信号を光信号に変換し、変換された光信号を前記第1及び第2の親局装置夫々へ送信すべく分配する分配器を備えることにより、双方向の通信を可能にするとともに、電気/光変換器(E/O)の数を低減し、子局装置を小型化及び低価格化することができる。
第3発明にあっては、複数の子局装置と前記親局装置との間の光信号の送受信を中継する中継局装置を備え、該中継局装置は、前記合成器が合成した光信号を前記子局装置夫々に分配する分配器を有し、前記子局装置は、前記分配器で分配された光信号を受信するこ
とにより、親局装置と子局装置との間の光ファイバの本数を低減し、親局装置及び子局装置に必要な電気/光変換器(E/O)及び光/電気変換器(O/E)の数を低減し、親局装置及び子局装置を小型化及び低価格化することができる。
とにより、親局装置と子局装置との間の光ファイバの本数を低減し、親局装置及び子局装置に必要な電気/光変換器(E/O)及び光/電気変換器(O/E)の数を低減し、親局装置及び子局装置を小型化及び低価格化することができる。
第4発明にあっては、前記中継局装置は、前記子局装置夫々が送信した光信号を電気信号に変換し、変換された電気信号を合成し、合成された電気信号を光信号に変換して前記親局装置夫々へ分配することにより、親局装置と子局装置との間の光ファイバの本数を低減し、親局装置及び子局装置に必要な電気/光変換器(E/O)及び光/電気変換器(O/E)の数を低減し、親局装置及び子局装置を小型化及び低価格化することができるとともに、長距離に亘って中継することができる。
第5発明にあっては、第1及び第2の親局装置が送信する光信号の周波数帯域を子局装置が送信する光信号の周波数帯域と違え、前記第1及び第2の親局装置が送信した光信号を合成し、合成された光信号を前記子局装置で受信することにより、子局装置を小型化及び低価格化するとともに、親局装置と子局装置との間で使用する光ファイバの数を低減することができる。
実施の形態1
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る通信システムを示す構成図である。本発明の通信システムは、親局装置3、4、子局装置5、合成器7、分配器8、光ファイバ61、62、63、64などを備える。なお、合成器7、分配器8は、子局装置5に内蔵する構成であってもよく、また、子局装置5とは別個の装置として構成してもよい。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る通信システムを示す構成図である。本発明の通信システムは、親局装置3、4、子局装置5、合成器7、分配器8、光ファイバ61、62、63、64などを備える。なお、合成器7、分配器8は、子局装置5に内蔵する構成であってもよく、また、子局装置5とは別個の装置として構成してもよい。
図において、1は無線基地局である。無線基地局1は、例えば、800MHz帯の周波数帯域を使用する通信事業者により設置されている。無線基地局1は、方向性結合器11、アンテナ12などを備え、方向性結合器11を介して親局装置3に同軸ケーブルなどにより接続されている。無線基地局1からの電気信号は、方向性結合器11を通じて親局装置3へ送信されるとともに、親局装置3からの電気信号も、方向性結合器11を通じて無線基地局1へ送信される。また、無線基地局1は、方向性結合器11、アンテナ12を通じて、通信エリア内に存在する移動局40(携帯電話機)との間で無線通信を行う。
また、無線基地局2は、例えば、無線基地局1と同じ通信事業者により無線基地局1から遠方の別の場所に設置され、無線基地局1と同じ800MHz帯であるが、チャネルが異なる周波数帯域を使用している。無線基地局2は、方向性結合器21、アンテナ22などを備え、方向性結合器21を介して親局装置4に同軸ケーブルなどにより接続されている。無線基地局2からの電気信号は、方向性結合器21を通じて親局装置4へ送信されるとともに、親局装置4からの電気信号も、方向性結合器21を通じて無線基地局2へ送信される。また、無線基地局2は、方向性結合器21、アンテナ22を通じて、通信エリア内に存在する移動局40(携帯電話機)との間で無線通信を行う。
親局装置3は、共用器31、電気/光変換器(E/O)32、光/電気変換器(O/E)33などを備える。共用器31は、無線基地局1から送信された電気信号を濾波し、濾波した下り方向の電気信号をE/O32へ出力する。E/O32は、例えば、波長が1550nm帯のレーザ光を出力する半導体レーザを備え、共用器31から入力された電気信号を所定の波長λ1帯の光信号に変換し、変換した光信号を光ファイバ61(下り光回線)を通じて合成器7へ伝送する。
O/E33は、フォトダイオードを備え、光ファイバ62(上り光回線)を通じて分配
器8から伝送された光信号を電気信号に変換し、変換した電気信号を共用器31へ出力する。共用器31は、O/E33から入力された電気信号を濾波し、濾波した上り方向の電気信号を無線基地局1へ出力する。
器8から伝送された光信号を電気信号に変換し、変換した電気信号を共用器31へ出力する。共用器31は、O/E33から入力された電気信号を濾波し、濾波した上り方向の電気信号を無線基地局1へ出力する。
親局装置4は、共用器41、電気/光変換器(E/O)42、光/電気変換器(O/E)43などを備える。共用器41は、無線基地局2から送信された電気信号を濾波し、濾波した下り方向の電気信号をE/O42へ出力する。E/O42は、例えば、波長が1510nm帯のレーザ光を出力する半導体レーザを備え、共用器41から入力された電気信号を所定の波長λ2帯の光信号に変換し、変換した光信号を光ファイバ63(下り光回線)を通じて合成器7へ伝送する。
ここで、親局装置3、4夫々が送出する光信号の波長帯を異なる波長帯にしているのは、同一波長帯で光信号を送出した場合、半導体レーザのバラツキなどに起因するわずかな波長の差によりビート信号と称する不要な信号が発生し、このビート信号の周波数帯が無線信号の周波数帯と一致した場合、無線信号に混信して通信品質の低下が生じることがあるためである。親局装置3、4夫々が送出する光信号の波長帯を異なる波長帯にすることにより、ビート信号が発生した場合であっても、ビート信号の周波数帯を無線信号の周波数帯から大きく離すことができる。
O/E43は、フォトダイオードを備え、光ファイバ64(上り光回線)を通じて分配器8から伝送された光信号を電気信号に変換し、変換した電気信号を共用器41へ出力する。共用器41は、O/E43から入力された電気信号を濾波し、濾波した上り方向の電気信号を無線基地局2へ出力する。
合成器7は、例えば、WDM(Wavelength Division Multiplexing:波長多重伝送)方式の光合成装置であり、複数の波長の異なる光信号を1本の光ファイバに伝送するため、波長の異なる光信号を合成する。なお、合成器7は、WDM方式のものに限定されるものではなく、通常の光合成器でもよいが、WDM方式の方が、光の損失を低減することができるので、WDM方式のものが望ましい。合成器7は、光ファイバ61を通じて親局装置3から伝送された波長λ1帯の光信号と、光ファイバ63を通じて親局装置4から伝送された波長λ2帯の光信号とを合成して子局装置5へ出力する。
子局装置5は、光/電気変換器(O/E)51、増幅器53、56、アンテナ54、55、電気/光変換器(E/O)52などを備え、無線基地局1、2からの電波が届かない不感地に設置されている。光/電気変換器(O/E)51は、フォトダイオードを備え、合成器7から入力された光信号(波長λ1帯、λ2帯)を電気信号に変換し、変換した電気信号を増幅器53へ出力する。
増幅器53は、O/E51から入力された電気信号を増幅し、アンテナ54を介して無線信号として移動局40へ送信される。また、移動局40から送信された無線信号は、アンテナ55を通じて増幅器56へ出力される。増幅器56は、入力された電気信号を増幅してE/O52へ出力する。
E/O52は、例えば、波長が1550nm帯のレーザ光を出力するレーザダイオードを備え、増幅器56から入力された電気信号を所定の波長λ1帯の光信号に変換し、変換した光信号を分配器8へ出力する。分配器8は、入力された光信号を光ファイバ62、64を通じて親局装置3、4夫々へ分配する。
次に本発明に係る通信システムの動作について説明する。無線基地局1からの電気信号は、親局装置3で光信号(波長λ1帯)に変換され、変換された光信号は、光ファイバ6
1を通じて合成器7へ伝送される。一方、無線基地局2からの電気信号は、親局装置4で光信号(波長λ2帯)に変換され、変換された光信号は、光ファイバ63を通じて合成器7へ伝送される。
1を通じて合成器7へ伝送される。一方、無線基地局2からの電気信号は、親局装置4で光信号(波長λ2帯)に変換され、変換された光信号は、光ファイバ63を通じて合成器7へ伝送される。
合成器7は、WDM方式により波長帯λ1、λ2の光信号夫々を波長多重して合成し、1本の光ファイバを介して子局装置5へ出力する。子局装置5は、合成器7から入力された多重光信号を電気信号に変換し、変換した電気信号を増幅した後、アンテナ54を介して移動局40へ無線信号として送信する。
一方、移動局40から送信された無線信号は、子局装置5で受信され、子局装置5は、無線信号を電気信号として受信し、受信した電気信号を光信号(波長λ1帯)に変換する。子局装置5は、変換した光信号を分配器8へ出力する。分配器8へ入力された光信号は、分配器8で分配され、夫々光ファイバ62、64を通じて親局装置3、4へ伝送される。親局装置3、4夫々は、受信した光信号を電気信号に変換し、変換した電気信号を無線基地局1、2へ出力する。
上述のとおり、本発明に係る通信システムは、親局装置3、4と子局装置5との間で光通信を用いることにより、複数の無線基地局1、2と不感地にある移動局40との間を双方向に中継する。また、子局装置5は、合成器7で合成された光信号を受信することにより、安価な合成器7を用いることで、高価なO/E51の数を低減し、子局装置5を小型化及び低価格化することができる。
上述の実施の形態においては、親局装置3、4は、1550nm、1510nm帯の光信号を用いる構成であったが、光信号の波長帯域は、これに限定されるものではなく、他の波長帯(例えば、1310nm、1530nm、1570nmなど)を用いることができる。
上述の実施の形態においては、中継する無線周波数の帯域が800MHzの場合について説明したが、使用する無線周波数帯は、これに限定されるものではなく、また、親局装置の数も2個に限定されるものではない。例えば、無線周波数帯としては、800MHzの他に、2GHz、1.5GHzなどを用いる構成であってもよい。また、子局装置5において、中継する無線周波数帯域が大きく異なることにより、O/E、E/O以外の機能部分が共用できない場合には、無線周波数帯域に応じて構成を変更することもできる。
実施の形態2
図2はO/E及びE/O以外の機能部分が共用できない場合の子局装置5の構成を示すブロック図である。例えば、使用する無線周波数帯域が800MHz、及び2GHzである場合、子局装置5は、O/E51、E/O52に加えて、共用器57、58、増幅器53a、56a、アンテナ54a、55aと、増幅器53b、56b、アンテナ54b、55bとを備える。
図2はO/E及びE/O以外の機能部分が共用できない場合の子局装置5の構成を示すブロック図である。例えば、使用する無線周波数帯域が800MHz、及び2GHzである場合、子局装置5は、O/E51、E/O52に加えて、共用器57、58、増幅器53a、56a、アンテナ54a、55aと、増幅器53b、56b、アンテナ54b、55bとを備える。
O/E51で光信号から変換された電気信号は、共用器57へ出力される。共用器57は、入力された電気信号を濾波し、濾波した800MHz帯域用の電気信号を800MHz帯域用の増幅器53aへ出力するとともに、濾波した2GHz帯域用の電気信号を2GHz帯域用の増幅器53bへ出力する。増幅器53a、53b夫々は入力された電気信号を増幅し、800MHz帯域用のアンテナ54a及び2GHz帯域用のアンテナ54bを介して無線信号を送信する。
一方、移動局40から送信された無線信号は、夫々800MHz用のアンテナ55a、2GHz用のアンテナ55bを介して電気信号として受信され、800MHz帯域用の増
幅器56a及び2GHz帯域用の増幅器56bで増幅され、共用器58へ出力される。共用器58は、入力された電気信号を濾波し、濾波した800MHz帯域用の電気信号及び2GHz帯域用の電気信号をE/O52へ出力する。なお、O/E51、E/O52は、実施の形態1と同様であるので説明は省略する。
幅器56a及び2GHz帯域用の増幅器56bで増幅され、共用器58へ出力される。共用器58は、入力された電気信号を濾波し、濾波した800MHz帯域用の電気信号及び2GHz帯域用の電気信号をE/O52へ出力する。なお、O/E51、E/O52は、実施の形態1と同様であるので説明は省略する。
上述の実施の形態1、2においては、親局装置3、4と子局装置5との間に光ファイバ61、62、63、64を設け、親局装置3、4と子局装置5との間に下り光回線及び上り光回線を夫々別個の光ファイバを用いる構成であったが、下り方向及び上り方向で光ファイバを共用することにより、この光ファイバの数を低減することもできる。
実施の形態3
図3は下り方向及び上り方向で光ファイバを共用する場合の通信システムを示す構成図である。実施の形態3の本発明に係る通信システムと実施の形態1との相違は、共用器71、72、73、74を設け、子局装置5のE/O52が送出する光信号の波長帯(λ3)を親局装置3、4が送出する光信号の波長帯(λ1、λ2)と異なる波長帯を用いたことである。なお、共用器71、72夫々は、親局装置3、4に内蔵される構成でもよく、また、親局装置3、4とは別個の装置として構成してもよい。また、共用器73、74、合成器7、分配器8は、子局装置5に内蔵される構成でもよく、また、子局装置5とは別個の装置として構成してもよい。
図3は下り方向及び上り方向で光ファイバを共用する場合の通信システムを示す構成図である。実施の形態3の本発明に係る通信システムと実施の形態1との相違は、共用器71、72、73、74を設け、子局装置5のE/O52が送出する光信号の波長帯(λ3)を親局装置3、4が送出する光信号の波長帯(λ1、λ2)と異なる波長帯を用いたことである。なお、共用器71、72夫々は、親局装置3、4に内蔵される構成でもよく、また、親局装置3、4とは別個の装置として構成してもよい。また、共用器73、74、合成器7、分配器8は、子局装置5に内蔵される構成でもよく、また、子局装置5とは別個の装置として構成してもよい。
共用器71、72、73、74は、例えば、WDM(Wavelength Division Multiplexing:波長多重伝送)方式の光共用装置であり、複数の波長の異なる光信号を入力側及び出力側で共用して1本の光ファイバに伝送することができる。なお、共用器71、72、73、74は、WDM方式のものに限定されるものではなく、通常の光共用器でもよいが、WDM方式の方が、光の損失を低減することができるので、WDM方式のものが望ましい。共用器71は、E/O32から出力された波長λ1帯の光信号を、光ファイバ65を通じて共用器73へ送出するとともに、E/O52から出力され、光ファイバ65を通じて伝送された波長λ3帯の光信号をO/E33へ出力する。
共用器73は、E/O32から出力され、光ファイバ65を通じて伝送された波長λ1帯の光信号を合成器7へ出力するとともに、分配器8を通じてE/O52から出力された波長λ3帯の光信号を、光ファイバ65を通じて共用器71へ送出する。
共用器72は、E/O42から出力された波長λ2帯の光信号を、光ファイバ66を通じて共用器74へ送出するとともに、E/O52から出力され、光ファイバ66を通じて伝送された波長λ3帯の光信号をO/E43へ出力する。
共用器74は、E/O42から出力され、光ファイバ66を通じて伝送された波長λ2帯の光信号を合成器7へ出力するとともに、分配器8を通じてE/O52から出力された波長λ3帯の光信号を、光ファイバ66を通じて共用器72へ送出する。なお、親局装置3、4、子局装置5、合成器7、分配器8は、実施の形態1と同様であるので説明は省略する。
以上説明したように、実施の形態3にあっては、親局装置3、4夫々と子局装置5とを中継する場合に、上り方向の光信号の波長帯域と下り方向の光信号の波長帯域とで異なる波長帯域を用いることにより、光ファイバ65、66で上下双方向の光信号を共通に使用することができ、光ファイバの本数を低減することができる。
上述の実施の形態1〜3においては、親局装置が2つある場合について説明したが、親局装置の数は、これに限定されるものではなく、3つ以上存在してもよいことはいうまで
もない。
もない。
上述の実施の形態においては、複数の親局装置と1つの子局装置とを中継する構成であったが、これに限定されるものではなく、複数の親局装置と複数の子局装置とを中継することもできる。
実施の形態4
図4は中継局装置9を備えた場合の通信システムを示す構成図である。実施の形態4の本発明に係る通信システムと実施の形態1との相違は、中継局装置9及び複数の子局装置5、5、…を設けたことである。なお、この場合、合成器7、分配器8を中継局装置9に内蔵させる構成であっても、又は中継局装置9とは別個の装置として構成してもよい。
図4は中継局装置9を備えた場合の通信システムを示す構成図である。実施の形態4の本発明に係る通信システムと実施の形態1との相違は、中継局装置9及び複数の子局装置5、5、…を設けたことである。なお、この場合、合成器7、分配器8を中継局装置9に内蔵させる構成であっても、又は中継局装置9とは別個の装置として構成してもよい。
中継局装置9は、O/E91、E/O92、分配器93、O/E94、94、…、合成器95、E/O96などを備える。各親局装置から送出され、合成器7で合成された光信号(波長λ1帯、λ2帯、…λn帯)はO/E91へ出力される。O/E91は、入力された光信号を電気信号に変換し、変換した電気信号をE/O92へ出力する。中継局装置9にO/E91、及びE/O92を備えることにより、親局装置3、4から子局装置5、5、…へ伝送される信号を増幅し、親局装置3、4と子局装置5、5、…との間の中継距離を長くすることができる。
E/O92は、入力された電気信号を光信号に変換し、変換された光信号を分配器93へ出力する。これにより、伝送された光信号を増幅することができる。分配器93は、入力された光信号を分配して、それぞれ子局装置5、5、…へ出力する。
一方、各子局装置5、5、…から入力された光信号(例えば、波長λ1帯)夫々は、O/E94、94、…へ出力される。各O/E94、94、…は、入力された光信号を電気信号に変換し、変換した電気信号を合成器95へ出力する。合成器95は、入力された電気信号を合成し、合成後の電気信号をE/O96へ出力する。E/O96は、合成器95から入力された電気信号を光信号に変換し、変換後の光信号を分配器8へ出力する。なお、親局装置3、4、子局装置5、合成器7、分配器8は、実施の形態1と同様であるので、説明は省略する。
この場合、複数の親局装置と複数の子局装置との間を中継することができ、例えば、親局装置と子局装置との接続形態がM:Nである場合、親局装置3、4と子局装置5、5、…との間で接続される2×M×N本の光ファイバを2×(M+N)本に低減することができる。また、親局装置のE/O、及びO/EをM個から1個に低減するとともに、子局装置のE/O、及びO/EをN個から1個に低減することができる。
上述の実施の形態4においては、下り方向の通信でO/E91、E/O92を用いる構成であったが、これを省略して中継局装置9をより小型化、低価格化することもできる。
実施の形態5
図5は他の例の中継局装置9を備えた場合の通信システムを示す構成図である。実施の形態5の本発明に係る通信システムと実施の形態4との相違は、O/E91、E/O92を取り除いたことである。
図5は他の例の中継局装置9を備えた場合の通信システムを示す構成図である。実施の形態5の本発明に係る通信システムと実施の形態4との相違は、O/E91、E/O92を取り除いたことである。
各親局装置から送出され、合成器7で合成された光信号(波長λ1帯、λ2帯、…λn帯)は分配器93へ出力される。分配器93は、入力された光信号を分配して、それぞれ子局装置5、5、…へ出力する。これにより、O/E91、E/O92を削減して中継局装置9をより小型化、低価格化できる。
上述の実施の形態4においては、子局装置5、5、…が送出する光信号の波長帯は同一であったが、これに限定されるものではなく、各子局装置で異なる波長帯の光信号を送出するように構成することもできる。
実施の形態6
図6は他の例の中継局装置9を備えた場合の通信システムを示す構成図である。実施の形態6の本発明に係る通信システムと実施の形態4との相違は、各子局装置5、5、…で異なる波長帯の光信号を送出するようにしてあるとともに、中継局装置9において、O/E94、94、…及び合成器95に代えて、合成器98、及びO/E97を設けていることである。
図6は他の例の中継局装置9を備えた場合の通信システムを示す構成図である。実施の形態6の本発明に係る通信システムと実施の形態4との相違は、各子局装置5、5、…で異なる波長帯の光信号を送出するようにしてあるとともに、中継局装置9において、O/E94、94、…及び合成器95に代えて、合成器98、及びO/E97を設けていることである。
子局装置5、5、…夫々は、異なる波長帯の光信号(例えば、λ1帯、λ2帯、…、λn帯)を中継局装置9へ出力する。中継局装置9の合成器98は、各子局装置5、5、…から入力された光信号を合成し、合成した光信号をO/E97へ出力する。O/E97は、入力された光信号を電気信号に変換し、変換した電気信号をE/O96へ出力する。E/O96は、入力された電気信号を光信号に変換し、分配器8へ出力する。
この場合、中継局装置9は、子局装置の数に対応するだけのO/E94に代えて、1つのO/E97に統合することができ、さらに低価格化、小型化が可能になる。
実施の形態7
図7は他の例の中継局装置9を備えた場合の通信システムを示す構成図である。実施の形態7の本発明に係る通信システムと実施の形態6との相違は、中継局装置9において、O/E97、E/O96を取り外したことである。
図7は他の例の中継局装置9を備えた場合の通信システムを示す構成図である。実施の形態7の本発明に係る通信システムと実施の形態6との相違は、中継局装置9において、O/E97、E/O96を取り外したことである。
中継局装置9の合成器98は、各子局装置5、5、…から入力された光信号を合成し、合成した光信号(例えば、λ1帯、λ2帯、…、λn帯)を分配器8へ出力する。この場合、中継局装置9は、O/E97、E/O96を削減することができ、さらに低価格化、小型化が可能になる。
1、2 無線基地局
3、4 親局装置
5 子局装置
7 合成器
8 分配器
9 中継局装置
32、42、52、92、96 E/O
33、43、51、91、94、97 O/E
71、72、73、74 共用器
93 分配器
95、98 合成器
3、4 親局装置
5 子局装置
7 合成器
8 分配器
9 中継局装置
32、42、52、92、96 E/O
33、43、51、91、94、97 O/E
71、72、73、74 共用器
93 分配器
95、98 合成器
Claims (5)
- 複数の無線基地局夫々との間で電気信号を送受信する複数の親局装置と、移動局との間で電気信号を送受信する子局装置とを備え、前記親局装置は、受信した電気信号を光信号に変換し、変換した光信号を前記子局装置へ送信し、該子局装置は、受信した光信号を電気信号に変換し、変換した電気信号を前記移動局へ送信する通信システムにおいて、
第1の親局装置は、第1の周波数帯域の光信号を送信する手段を備え、
第2の親局装置は、第1の周波数帯域と異なる第2の周波数帯域の光信号を送信する手段を備え、
前記第1及び第2の親局装置が送信した前記第1及び第2の周波数帯域の光信号を合成する合成器をさらに備え、
前記子局装置は、
前記合成器で合成された光信号を受信する手段を備えることを特徴とする通信システム。 - 前記子局装置は、受信した電気信号を光信号に変換する手段を備え、
前記子局装置で変換された光信号を前記第1及び第2の親局装置夫々へ送信すべく分配する分配器を備え、
前記第1及び第2の親局装置は、
受信した光信号を電気信号に変換する手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の通信システム。 - 前記子局装置を複数備えるとともに、前記親局装置と子局装置との間の光信号の送受信を中継する中継局装置を備え、
該中継局装置は、
前記合成器が合成した光信号を前記子局装置夫々に分配する分配器を備え、
前記子局装置は、
前記分配器で分配された光信号を受信する手段を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の通信システム。 - 前記子局装置夫々は、
受信した電気信号を光信号に変換する手段と、
変換した光信号を前記中継局装置へ送信する手段と
を備え、
前記中継局装置は、
前記子局装置夫々が送信した光信号を受信する手段と、
受信した光信号夫々を電気信号に変換する手段と、
該手段で変換された電気信号を合成する合成器と、
該合成器で合成された電気信号を光信号に変換する手段と
を備え、
該手段で変換された光信号を前記親局装置夫々へ分配する分配器をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の通信システム。 - 複数の無線基地局夫々との間で電気信号を送受信する複数の親局装置と、移動局との間で電気信号を送受信する子局装置とを備え、前記親局装置及び子局装置は、受信した電気信号を光信号に変換し、変換した光信号を送受信するとともに、受信した光信号を電気信号に変換し、変換した電気信号を前記無線基地局又は移動局へ送信する通信システムにおいて、
第1の親局装置は、第1の周波数帯域の光信号を送信する手段を備え、
第2の親局装置は、前記第1の周波数帯域と異なる第2の周波数帯域の光信号を送信す
る手段を備え、
前記子局装置は、前記第1及び第2の周波数帯域と異なる第3の周波数帯域の光信号を送信する手段を備え、
前記第1及び第2の親局装置夫々で送信及び受信する光信号を共用する第1及び第2の共用器と、
該第1及び第2の共用器夫々との間で光通信路を形成し、前記子局装置で送信及び受信する光信号を共用する第3及び第4の共用器と、
前記第1及び第3の共用器を通じて前記第1の親局装置が送信した第1の周波数帯域の光信号、及び前記第2及び第4の共用器を通じて前記第2の親局装置が送信した第2の周波数帯域の光信号を合成する合成器と、
前記子局装置で送信された光信号を前記第3及び第4の共用器夫々へ分配する分配器と
をさらに備え、
前記子局装置は、前記合成器で合成された光信号を受信する手段を備えることを特徴とする通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005370558A JP2007174370A (ja) | 2005-12-22 | 2005-12-22 | 通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005370558A JP2007174370A (ja) | 2005-12-22 | 2005-12-22 | 通信システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007174370A true JP2007174370A (ja) | 2007-07-05 |
Family
ID=38300323
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005370558A Pending JP2007174370A (ja) | 2005-12-22 | 2005-12-22 | 通信システム |
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JP (1) | JP2007174370A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018174460A (ja) * | 2017-03-31 | 2018-11-08 | 古河電気工業株式会社 | 移動通信システム |
-
2005
- 2005-12-22 JP JP2005370558A patent/JP2007174370A/ja active Pending
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