JP2007173722A - 電波遮蔽体及び電波遮蔽窓 - Google Patents

電波遮蔽体及び電波遮蔽窓 Download PDF

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Masahiro Fukui
政博 福井
Takeshi Ikeda
毅 池田
Katsunobu Hosoya
勝宣 細谷
Toshio Kudo
敏夫 工藤
Kazuyuki Kashiwabara
一之 柏原
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Abstract

【課題】周波数選択性を有し、且つ視界の妨げとなりにくい電波遮蔽体を提供する。
【解決手段】電波遮蔽窓1は、窓用基板3と、複数のアンテナ12と、周波数非選択性電波反射膜10とを備えている。複数のアンテナ12のそれぞれは特定の周波数の電波を反射させるものであり、窓用基板3上の一部の領域に形成されている。周波数非選択性電波反射膜10は窓用基板3上の複数のアンテナが形成された領域を除く残りの領域に形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は電波遮蔽体及び電波遮蔽窓に関する。
近年、事業所内PHSや無線LANの利用が広がりを見せるなか、情報の漏洩防止や外部からの侵入電波による誤動作やノイズ防止といった点から、オフィス内での電波環境を整えることが不可欠になっている。そのような電波環境の整備用部材として、種々のタイプのものが提案されている(例えば、特許文献1、2等)。
特許文献1には、金属やフェライトなどの電磁シールド部材をビルの躯体に付加することで、広い周波数帯域で任意の周波数の電波を使って情報通信ができる電磁シールド・インテルジェントビルが開示されている。特許文献1では、電波シールド部材として、鉄板、金属網、金属メッシュ、金属箔などからなる電波反射体やフェライトなどからなる電波吸収体が用いられている。しかし、これらの電波反射体や電波吸収体は電磁シールド性に周波数選択性を有さない。このため、特許文献1に開示された電波反射体や電波吸収体では特定周波数の電波を選択的に遮蔽することができず、遮蔽しようとする周波数以外の電波まで遮蔽してしまうという問題がある。
このような問題に鑑み、例えば特許文献2には、「Y」字状の導電性線状アンテナを定期的に配列させて電磁遮蔽面を形成し、この電磁遮蔽面で建物内に電磁遮蔽空間を確保することを特徴とした電磁遮蔽建物が開示されている。「Y」字状の線状アンテナはアンテナ中心からそれぞれ放射状に延びる線分状の3本のエレメント部により構成されている。特許文献2に開示された電磁遮蔽建物によれば、必要な周波数の電波を選択して電磁シールドすることが可能である、と記載されている。
特公平6−99972号公報 特開平10−169039号公報
建物内の電波環境を整備するためには、窓ガラス等の透明な部材の上にも線状アンテナを配置する必要がある。しかしながら、線状アンテナが窓ガラス上に配置されている場合、室内にいる人の目の焦点がどうしても線状アンテナにより構成される幾何学模様に合ってしまい、窓の向こうの景色に焦点が合いにくくなる。このため、室内にいる人に対して不快感を与えてしまうという問題がある。また、美感が重視されるユビキタスオフィスでは、外観上好ましくないという問題がある。
このような問題に鑑み、例えば、インジウムスズ酸化物(ITO)やインジウム亜鉛酸化物(IZO)等の透明導電性酸化物等を用いて線状アンテナを透明に形成する方法も考えられる。しかしながら、透明導電性酸化物等の透明導電材は導電率が低いため、透明導電材により線状アンテナを形成した場合は、所望の電波遮蔽特性を実現することが困難であるという問題がある。
また、他の方法として、極薄の金属薄膜からなる線状アンテナを形成する方法も考えられる。しかしながら、室内にいる人の目にとまらないほどの極薄の金属製線状アンテナを形成するためには、まず極薄の金属薄膜を形成し、得られた金属薄膜を高精度にパターニングしなければならず、技術上、及びコスト上の観点から困難である。
本発明は係る点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、周波数選択性を有し、且つ視界の妨げとなりにくい電波遮蔽体を提供することにある。
本発明に係る電波反射体は、透明基板と、複数のアンテナと、透明導電膜とを備えている。複数のアンテナのそれぞれは特定の周波数の電波を反射させるものであり、透明基板上の一部の領域に形成されている。透明導電膜は周波数選択性のない電波反射膜であり、透明基板上の複数のアンテナが形成された領域を除く残りの領域に形成されている。尚、本明細書において「透明」とは、可視光における光透過率が60%以上(好ましくは、80%以上)であることをいう。光透過率は、例えば(株)日立製作所製V−4100により測定することができる。
本発明に係る電波反射体では、特定の周波数の電波(以下、「特定電波」とすることがある。)は、アンテナ及び透明導電膜の双方により反射される。一方、特定電波以外の電波は、透明導電膜により反射(遮蔽)されるものの、アンテナには反射(遮蔽)されず、アンテナが設けられた領域(言い換えれば、透明導電膜が設けられていない領域)を透過する。このため、本発明に係る電波反射体は、特定電波を選択的に遮蔽し、特定電波以外の電波(の一部)を透過させる機能を有する。
また、人の目にとまるアンテナは透明基板上の一部の領域にのみ形成されている。このため、たとえアンテナの光透過率が低くても、アンテナは視界の妨げとなりにくい。よって、本発明では導電率の高い金属材料を用いて電波遮蔽特性の高いアンテナを形成することができる。すなわち、本発明によれば、視界の妨げになりにくく、且つ特定の周波数(周波数帯域)の高い電波遮蔽特性を有する電波遮蔽体を実現することができる。
より視界を良好にする観点から、複数のアンテナは透明基板上の周辺領域の少なくとも一部の領域に形成されていることが好ましい。言い換えれば、透明導電膜を透明基板の板央領域に形成し、複数のアンテナを透明導電膜が形成された領域よりも外側に形成することが好ましい。さらには、周辺領域のうち、平面視において矩形状の透明基板の一辺寄りの領域及び一辺と対向する対辺寄りの領域のうちの少なくとも一方の領域も一部分又は全部に形成されていることが好ましい。また、透明基板の角部の上にのみアンテナを設けてもよい。
具体的に示すと、視界を良好にし、特定電波以外の電波を透過させるということを両立観点から、複数のアンテナが形成された領域は、全領域の少なくとも50〜60%であることが必要である。言い換えれば、全領域の50%〜40%が周波数非選択性電波遮蔽膜であることが必要である。
透明基板上に形成するアンテナの形状は特に限定されるものではなく、どのような形状のアンテナを設けてもよい。例えば、それぞれアンテナ中心から相互に同一の角度(例えば、120°)をなして放射状に略同一長さでもって延びる複数本(例えば、3本)の線分状の第1のエレメント部と、各第1のエレメント部の外側端に結合された線分状の第2のエレメント部とを有するアンテナであってもよい(以下、「それぞれアンテナ中心から相互に120°の角度をなして放射状に略同一長さでもって延びる3本の線分状の第1のエレメント部と、各第1のエレメント部の外側端に結合された線分状の第2のエレメント部とを有するアンテナ」を「Y−T型アンテナ」とすることがある。)。また、それぞれアンテナ中心から相互に同一の角度(例えば、120°)をなして放射状に略同一長さでもって延びる複数本(例えば、3本)の線分状のエレメント部のみからなるアンテナであってもよい。それぞれアンテナ中心から相互に90°の角度をなして放射状に略同一長さでもって延びる4本の線分状の第1のエレメント部と、各第1のエレメント部の外側端に結合された線分状の第2のエレメント部とを有する、所謂エルサレムクロス型のアンテナであってもよい。
これらのアンテナの中でもY−T型アンテナは特に高い周波数選択性を有するため、高い周波数選択性が要求される用途にはY−T型アンテナが特に好ましい。さらに高い周波数選択性を実現する観点から、Y−T型アンテナを、第2のエレメント部同士が対向するように(より好ましくは、緊密且つ平行に対向するように)配置された一対のアンテナによって複数のアンテナユニットを構成するように配置することが好ましい。さらには、複数のアンテナを、第2のエレメント部同士を対向させて環状に配列された6つのアンテナによって六角形状の複数のアンテナ集合体を構成するように配置することが好ましい。
透明基板上にY−T型アンテナを形成する場合、第1のエレメント部と第2のエレメント部は垂直をなしていることが好ましい。また、第2のエレメント部はその中心において第1のエレメント部の外側端に接合されていることが好ましい。
第1のエレメント部の長さと第2のエレメント部の長さとは、それぞれ反射させようとする電波の周波数に応じて適宜決定することができる。例えば、第1のエレメント部の長さと第2のエレメント部の長さとが同一である場合は、第1のエレメント部及び第2のエレメント部の長さを長くすることにより特定周波数を低下させることができる。また、例えば、第1のエレメント部の長さを一定として、第2のエレメント部の長さを調節することによっても特定周波数を調節することができる。
Y−T型アンテナを密に配置する観点からは第2のエレメント部を第1のエレメント部よりも短くすることが好ましい。
尚、透明基板上に形成するアンテナは1種類に限定されない。透明基板上に反射する電波の周波数が相互に異なる複数種類のアンテナを形成してもよい。この構成によれば、周波数の異なる複数種類の電波を選択的に遮蔽することができる電波遮蔽体を実現することができる。このような電波遮蔽体は、例えば、無線LANのような周波数の異なる複数の電波(無線LANの場合は、2.4MHzの電波及び5.2MHzの電波)を使用するようなオフィスの電波環境を整備するのに特に好適である。
尚、複数種類のアンテナを設ける場合、それらアンテナは相互に相似形であってもよく、また、非相似形であってもよい。例えば、「Y」字状のアンテナ、エルサレムクロス型のアンテナ、及びY−T型アンテナからなる群より選ばれた2種以上のアンテナを形成してもよい。
例えば相似形の2種のY−T型アンテナを透明基板上に形成する場合、各種Y−T型アンテナを第2のエレメント部同士を対向させて環状に配列された6つのアンテナならなる六角形状の複数のアンテナ集合体を構成するように配置することが好ましい。この場合、小さい方のY−T型アンテナからなる小さい方のアンテナ集合体を大きい方のY−T型アンテナからなる大きい方のアンテナ集合体により包囲されるように配置することがより好ましい。さらに、大きい方のアンテナ集合体と小さい方のアンテナ集合体は平行な対称軸を有さないことが特に好ましい。すなわち、大きい方のアンテナ集合体の対称軸と小さい方のアンテナ集合体の対称軸とが相互に傾いていることが好ましい。例えば、大きい方のアンテナ集合体の対称軸に対して小さい方のアンテナ集合体の対称軸が2°以上40°以下(好ましくは5°以上20°以下、さらに好ましくは10°以上15°以下)傾いていることが好ましい。
この構成によれば、近接する大きい方のアンテナ集合体と小さい方のアンテナ集合体との接触が抑制される。このため、この構成は、大きい方のアンテナが反射させる電波の周波数と小さい方のアンテナが反射させる電波の周波数とが比較的近い場合、すなわち、アンテナ相互間の寸法が比較的近似する場合に特に有効である。
また、透明基板上に電波反射スペクトルピークが相互に独立していない複数種類のアンテナを形成してもよい。言い換えれば、それぞれの電波反射スペクトルピークが連続している複数のアンテナを形成してもよい。この構成によれば、ある周波数幅を持った特定の周波数帯域の電波を選択的に遮蔽可能な電波遮蔽体を実現することができる。
尚、「電波反射スペクトルピークが相互に独立している(連続していない)」とは、電波遮蔽体の有する電波遮蔽スペクトル(電波反射スペクトル)のうち最も大きなスペクトルの山部(ピーク)の電波反射(遮蔽)率に対するスペクトルピーク間の谷部における最小の電波反射(遮蔽)率の比が50%以上(言い換えれば、ピークの電波反射率と谷部における最小の電波反射率との差が3dB以下)であることをいう。一方、「電波反射スペクトルピークは相互に独立していない(連続している)」とは、電波遮蔽体の有する電波反射(遮蔽)スペクトルのうち最も大きなスペクトルの山部(ピーク)の電波反射(遮蔽)率に対するスペクトルピーク間の谷部における最小の電波反射(遮蔽)率の比が50%より小さい(言い換えれば、ピークの電波反射率と谷部における最小の電波反射率との差が3dBより大きい)ことをいう。
本発明に係る電波反射体において、各アンテナは導電性を有することが好ましく、実質的に導電性金属からなることがより好ましい。この構成によれば高い電波遮蔽特性を実現することができる。尚、導電性金属の具体例としては、例えば、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、銅(Cu)、金(Au)、白金(Pt)、鉄(Fe)、ステンレス、これらの混合物(合金等)等が挙げられる。その中でも、導電性の高いアルミニウム(Al)、銀(Ag)、これらの混合物(合金等)等が好ましい。
本発明に係る電波反射体において、透明導電膜はアンテナよりも膜厚の薄い金属膜からなることが好ましい。そうすることによって、透明導電膜の光透過率を高くすることができる。従って、より視界の妨げとなりにくい電波遮蔽体を実現することができる。尚、透明導電膜はその形成工程においてパターニングする必要がないため、光を透過させるほどに極薄の透明導電金属膜も比較的容易に形成することができる。
尚、本明細書において「透明基板」とは板状又はフィルム状の基材のことをいい、樹脂透明基板、ガラス透明基板、樹脂フィルム、ガラスフィルム等を含む。また透明基板は、窓枠に装着される窓用基板(例えば、窓ガラス等)であってもよい。すなわち、本発明に係る電波遮蔽体は電波を遮蔽する電波遮蔽窓等であってもよい。
以上説明したように、本発明によれば、周波数選択性を有し、且つ視界の妨げとなりにくい電波遮蔽体を実現することができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。尚、ここでは本発明に係る電波遮蔽体について、電波遮蔽窓を例に挙げて説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、本発明に係る電波遮蔽体は、パーティション等であってもよい。
(実施形態1)
図1は本実施形態1に係る電波遮蔽窓1の構成を表す平面図である。
図2は図1中の切り出し線II−IIで切り出された部分の断面図である。
図3は図1中の切り出し線III−IIIで切り出された部分の断面図である。
本実施形態1に係る電波遮蔽窓1は、窓枠2と、窓枠2に装着された窓用基板(例えば、窓ガラス)3とを備えている。窓枠2は、例えば、アルミニウムやステンレス等により形成することができる。一方、窓用基板3は例えばガラス基板やプラスチック基板等からなる透明な基板である。
本実施形態1では、窓用基板3上の周辺領域Rのうち、上辺寄りの領域と下辺寄りの領域とに周波数選択性電波反射膜11が形成されている。且つ、周波数選択性電波反射膜11が形成された領域を除く窓用基板3上の領域全体にわたって周波数非選択性電波反射膜10が形成されている。
周波数非選択性電波反射膜10は、周波数選択性を有さない電波反射膜(電波反射膜)であり、例えば、透明導電膜により構成することができる。具体的には、周波数非選択性電波反射膜10は極薄の金属薄膜(例えば、アルミニウム、銀、銅、金、白金等の薄膜)、又は実質的にインジウムスズ酸化物(ITO)やインジウム亜鉛酸化物(IZO)等の透明導電性酸化物からなる薄膜により形成することができる。それらの中でも、導電率の比較的高い金属薄膜により形成することが好ましい。金属薄膜により周波数非選択性電波反射膜10を形成することにより高い電波遮蔽率を実現することが可能となるからである。
一方、周波数選択性電波反射膜11は、窓用基板3上に(詳細には窓用基板3上の周辺領域に)模様を構成するように所定パターンで配置された、特定の周波数の電波を選択的に反射する、導電性金属製の複数のアンテナ12によって構成されている。このため、周波数選択性電波反射膜11は特定の周波数の電波(特定電波)を選択的に遮蔽する一方、特定の周波数以外の波長の電波を透過させる。
電波遮蔽窓1に入射した電波のうち、特定電波は周波数非選択性電波反射膜10及び周波数選択性電波反射膜11の双方によって遮蔽(反射)される。その一方、特定電波以外の電波は周波数非選択性電波反射膜10により遮蔽(反射)されるものの、周波数選択性電波反射膜11を透過する。このため、本実施形態1に係る電波遮蔽窓1は特定電波を選択的に遮蔽し、それ以外の電波(の一部)を透過させる機能を有するものである。例えば携帯電話用の電波を透過させ、建物内で無線LAN用に使用されている電波を遮蔽する機能を有するものである。このような周波数選択性を有する電波遮蔽窓1を用いることにより、建物内で使用される無線LAN用の電波が建物外に漏洩することが抑制されると共に建物外から無線LANのノイズ電波等が入り込むことが抑制され、且つ、建物内においても携帯電話等の無線機器により建物外と通信可能な電波環境のオフィスを構築することが可能となる。
また、本実施形態1では、光透過性の低い導電性金属により形成された、光透過性が低く人目に止まりやすいアンテナ12は窓用基板3の一部の領域(詳細には、窓用基板3の周辺領域の少なくとも一部、さらに詳細には、周辺領域のうち上辺寄りの領域及び下辺よりの領域の少なくとも一部)に形成されており、板央領域には視認されやすいアンテナ12は形成されていない。周波数選択性電波反射膜11が形成された領域を除く領域全体にわたって透明導電膜からなる周波数非選択性電波反射膜10が形成されている。このため、本実施形態1に係る電波遮蔽窓1は視界の妨げになりにくく、また、美感に優れている。
視界を良好に保つ観点から、周波数選択性電波反射膜11が形成された領域(複数のアンテナが形成された領域)は窓用基板3の表面の全領域の50%以下(好ましくは %以下、より好ましくは %以下)であることが好ましい。言い換えれば、周波数非選択性電波反射膜10が形成された領域(透明導電膜が形成された領域)が全領域の50%以上(好ましくは %以上、より好ましくは %以上)であることが好ましい。
具体的に示すと、視界を良好にし、特定電波以外の電波を透過させるということを両立観点から、複数のアンテナが形成された領域(周波数選択性電波遮蔽膜11が形成された領域)は、全領域の少なくとも50〜60%であることが必要である。言い換えれば、全領域の50%〜40%が周波数非選択性電波遮蔽膜10であることが必要である。
図4は周波数選択性電波反射膜11を構成するアンテナ12の形状を表す平面図である。
図4に示すように、アンテナ12は、それぞれアンテナ中心C1から相互に120°の角度をなして放射状に略同一長さでもって延びる3本の線分状の第1のエレメント部13を有する。各第1のエレメント部13の外側端には線分状の第2のエレメント部14が結合されている。
第1のエレメント部13の長さ(L1)と第2のエレメント部14の長さ(L2)とは相互に異なっていてもよく、また同一であってもよい。第1のエレメント部13と第2のエレメント部14とが直角に結合している場合は、第1のエレメント部13の長さL1と第2のエレメント部14の長さL2とが0<L2<2(3)1/2/L1という関係式を満たすことが好ましい。L2が2(3)1/2/L1以上である場合は、隣接する第2のエレメント部14同士が接触してしまい、所望の電波遮蔽効果(すなわち、所望の周波数の電波を選択的に遮蔽する効果)が得られなくなるからである。特定周波数の電波の高い遮蔽率を実現する観点から、第2のエレメント部14の長さL2は第1のエレメント部13の長さL1の0.5倍以上2倍以下であることが好ましい。さらに好ましくは、0.75倍以上2倍以下である。
尚、第1のエレメント部13の長さ及び第2のエレメント部14の長さとアンテナ12が反射する電波の周波数(特定周波数)とは相関する。このため、第1のエレメント部13の長さ及び第2のエレメント部14の長さは所望の特定周波数に応じて適宜決定することができる。例えば、第1のエレメント部13及び/又は第2のエレメント部14の長さを長くすることによって特定周波数を低下させることができ、第1のエレメント部13及び/又は第2のエレメント部14の長さを短くすることによって特定周波数を増大させることができる。
例えば、「Y」字形の線状アンテナ(第2のエレメント部14を有さず、第1のエレメント部のみにより構成されているアンテナ)の場合、第1のエレメント部の長さを調節することによってのみ特定周波数を調節することができる。それに対して、Y−T型アンテナでは、上述のように、第1のエレメント部13の長さL1を調節することによって特定周波数を調節できると共に、第2のエレメント部14の長さL2の第1のエレメント部13の長さL1に対する比を調節することによっても特定周波数を調節することができる。このため、本実施形態1に係る電波遮蔽窓1は広い設計幅を有する。すなわち、電波遮蔽窓1は種々の周波数の電波を選択的に遮蔽することができる。
第2のエレメント部14はその中心において第1のエレメント部13の外側端と結合されていてもよい。第2のエレメント部14と第1のエレメント部13とが直角(90度)をなしていてもよい。また、第1のエレメント部13の幅と第2のエレメント部14の幅は相互に異なっていてもよく、また、同一であってもよい。本実施形態1においては、第1のエレメント部13の幅と第2のエレメント部14の幅とは略同一の幅(L3)とする。第1のエレメント部13と第2のエレメント部14との幅の差が、第1のエレメント部13の幅の5%以下であることが好ましい。具体的に、幅L3は0.3mm以上2mm以下であることが好ましい。尚、幅L3を狭くするほど、アンテナ12の周波数選択性を高くすることができる。幅L3が2mmより大きいと、周波数選択性が低下する傾向にある。一方、幅L3が0.3mmよりも小さいと製造が困難になる傾向にある。
上述のように、第1のエレメント部13の外側端に結合された第2のエレメント部14を有する。このため、アンテナ12は「Y」字形の線状アンテナ(3本の第1のエレメント部のみにより構成され、第2のエレメント部14を有さない線状アンテナ)よりも高い周波数選択性を有する。従って、複数のアンテナ12が設けられた周波数選択性電波反射膜11は特定周波数の電波を高い選択性で遮蔽することができる。さらに高い周波数選択性を実現する観点から、第1のエレメント部13の長さと第2のエレメント部14の長さとを相互に異ならしめることが好ましい。例えば第2のエレメント部14を第1のエレメント部13よりも短くしてもよい。
また、アンテナ12は第2のエレメント部14を有するため、第2のエレメント部14同士を対向させて複数のアンテナ12を配置することが容易となる。第2のエレメント部14同士を対向させて(より好ましくは、緊密且つ平行に対向させて)複数のアンテナ12を配置することによって、周波数選択性電波反射膜11の特定周波数の電波に対する電波遮蔽率を向上することができる。
アンテナ12は導電性を有する。言い換えれば、アンテナ12は導電材料で形成されている。具体的には、導電性金属で形成されている。アンテナ12の特定周波数の電波に対する電波反射率はアンテナ12の導電率と相関するところ、導電率の比較的高い導電性金属によりアンテナ12を形成することにより、特定周波数の電波に対するより高い電波遮蔽性を実現することができる。尚、導電性金属の具体例としては、例えば、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、銅(Cu)、金(Au)、白金(Pt)、鉄(Fe)、ステンレス、これらの混合物(合金等)等が挙げられる。その中でも、導電性の高いアルミニウム(Al)、銀(Ag)、これらの混合物(合金等)等が好ましい。
アンテナ12はアルミニウムや銀等の導電性材料からなる微粒子を含んだ構成としてもよい。例えば、粉末状の導電材料をバインダーに含ませたペースト(以下、「導電性ペースト」とすることがある。)を窓用基板3に均一に所定パターンで形成し、その後、例えば100℃以上200℃以下の雰囲気中で10分以上5時間以下乾燥させることにより作製することができる。アンテナ12を作製するための導電性ペーストは、粉末状の導電性材料(例えば、銀)をポリエステル樹脂中に分散させたものであってもよい。この場合、導電性材料の含有率は40重量パーセント以上80重量パーセント以下であることが好ましい。導電性材料の含有率は50重量パーセント以上70重量パーセント以下であることがより好ましい。導電性材料の含有率が40重量パーセント未満であるとアンテナ12の十分な導電性を得ることが困難となる傾向がある。一方、導電性材料の含有率が80重量パーセントより多いと樹脂中に均一に分散させることが困難となる傾向がある。尚、ポリエステル樹脂は導電性材料と基材とを接着させる接着剤の役割をなす。
アンテナ12の厚さは10μm以上20μm以下であることが好ましい。アンテナ12の厚さが10μmより小さいとアンテナ12の導電性が低下する傾向がある。アンテナ12の厚さを20μmより大きくすると、パターンの形成性が低下する傾向がある。
尚、製造容易性の観点から、アンテナ12の膜厚は周波数非選択性電波反射膜10の膜厚よりも厚いことが好ましい。言い換えれば、周波数非選択性電波反射膜10を構成する透明導電膜はアンテナ12よりも膜厚が薄いことが好ましい。周波数非選択性電波反射膜10の場合、成膜後のパターニングが不要であるため、極薄に形成することが比較的容易であるが、周波数選択性電波反射膜11は成膜後にパターニングを要するため、膜厚の薄い周波数選択性電波反射膜11は製造が困難となる。
尚、本実施形態1のように窓用基板3に直接アンテナ12を形成してもよいが、まず、アンテナ12をフィルム等の別の基材の上に形成し、それを窓用基板3に貼り付けてもよい。
本実施形態1では、周波数選択性電波反射膜11は、窓用基板3の周辺領域のうち、上辺に沿った部分及び下辺に沿った部分に形成されているが、本発明は何らこの構成に限定されるものではない。周波数選択性電波反射膜11は、例えば図5に示すように、窓用基板3の周辺領域のうち、上辺に沿った部分にのみ形成してもよく、また、下辺に沿った部分にのみ形成してもよい。
また、図6に示すように、窓用基板3の角部のそれぞれにのみ設けてもよい。図7に示すように、窓用基板3の周辺領域のうち、右辺に沿った部分及び左辺に沿った部分にのみ形成してもよい。また、図8に示すように、窓用基板3の周辺領域に、額縁状に形成してもよい。
尚、本実施形態1では、窓枠2には1枚の窓用基板3が装着されており、窓用基板3は窓枠2に対して変位不能に取り付けられているが、本発明はこの構成に限定されるものではない。例えば、窓枠2内に複数枚の窓用基板3がスライド可能又は回動可能に取り付けられている、開閉可能な電波遮蔽窓であってもよい。
(実施形態2)
図9は本実施形態2における周波数選択性電波反射膜11の部分拡大平面図である。
図10は本実施形態2におけるアンテナユニット15の構成を表す平面図である。
本実施形態2に係る電波遮蔽窓は、周波数選択性電波反射膜11におけるアンテナ12の配置を除いては上記実施形態1に係る電波遮蔽窓1と同様の形態を有するものである。ここでは、本実施形態2におけるアンテナ12の配置について詳細に説明する。尚、本実施形態2の説明において、図1〜図3は上記実施形態1と共通に参照し、また、実質的に同じ機能を有する構成要素を上記実施形態1と共通の参照符号で説明し、説明を省略する。
図9に示すように、本実施形態2では、複数のアンテナ12は、第2のエレメント部14同士が対向するように配設された一対のアンテナ12によって複数のアンテナユニット15を構成している。さらに、アンテナユニット15は、第2のエレメント部14同士を対向させて環状に配置された3つのアンテナユニット15によって六角形状の複数のアンテナ集合体16を構成している。すなわち、各アンテナ集合体16は、第2のエレメント部14同士を対向させて環状に配列された6つのアンテナ12により構成されている。この複数のアンテナ集合体16が所定間隔で所定配列で(典型的にはマトリクス配列で)配置されている。
実施形態2では、アンテナ集合体16を構成する18本の第2のエレメント部14のうち12本の第2のエレメント部14が相互に略平行に対向するように設けられている。このように、多くの第2のエレメント部14同士が対向するように構成することによって、アンテナ12の特定周波数の電波に対する電波反射率(電波遮蔽率)を高くすることができる。従って、特定周波数の電波に対する高い電波遮蔽率を有する電波遮蔽窓を実現することができる。
尚、アンテナ12の電波反射率は対向する第2のエレメント部14間の距離X1(図10参照)を短くするほど高くなる。アンテナ12の電波反射率を高くする観点から、対向する第2のエレメント部14間の距離X1(図11参照)が0.4mm以上3mm以下であることが好ましい。より好ましい範囲は0.6mm以上1mm以下である。距離Xを0.4mmより短くすると、対向する第2のエレメント部14同士が不所望に接触する虞がある。一方、距離Xが3mmより長いと電波遮蔽率が低下する傾向にある。
尚、本実施形態2では複数のアンテナ集合体16は相互に離間するように所定配列で配列されているが、例えば、複数のアンテナ集合体16は、さらに第2のエレメント部14同士を対向させてハニカム模様を構成するように配置されていてもよい。この構成によれば、対向配置された第2のエレメント部14の割合をさらに高めることができるため、さらに高い周波数選択性を実現することができる。
以上、実施形態1及び実施形態2において、ある一つの特定周波数の電波を選択的に遮蔽する電波遮蔽窓について説明してきたが、本発明はこの構成に限定するものではない。例えば、周波数選択性電波反射膜11が、反射する電波の周波数が相互に異なる複数種類のアンテナ12からなる、複数の周波数の電波を選択的に遮蔽するものであってもよい。下記実施形態3では、その一例として、例えば2種類の周波数の電波を選択的に遮蔽する電波遮蔽窓を例に挙げて詳細に説明する。
(実施形態3)
図11は本実施形態3における周波数選択性電波反射膜11の部分拡大平面図である。
図12は本実施形態3における周波数選択性電波反射膜11の周波数と電波遮蔽特性(電波の透過減衰量)との相関を表すグラフである。
本実施形態3に係る電波遮蔽窓は、周波数選択性電波反射膜11が第1のアンテナ12a及び第2のアンテナ12bという2種のアンテナにより構成されている点を除いて、上記実施形態1に係る電波遮蔽窓1と同様の形態を有するものである。ここでは、本実施形態3における周波数選択性電波反射膜11の構成について詳細に説明する。尚、本実施形態3の説明において、図1〜図3は上記実施形態1と共通に参照し、また、実質的に同じ機能を有する構成要素を上記実施形態1と共通の参照符号で説明し、説明を省略する。
本実施形態3では、周波数選択性電波反射膜11は、相互に大きさの異なる相似形の第1のアンテナ12a及び第2のアンテナ12bという2種のアンテナにより構成されている。第1のアンテナ12a及び第2のアンテナ12bのそれぞれは、窓用基板3上に、それぞれが相互に干渉しないように、等間隔に所定配列で(典型的にはマトリクス配列で)配列されている。
第1のアンテナ12a及び第2のアンテナ12bはそれぞれ周波数選択性を有する。具体的には、第1のアンテナ12aは第1の周波数(図12におけるP1)を反射し、第2のアンテナ12bは第2の周波数(図12におけるP2)を反射する。このため、周波数選択性電波反射膜11(本実施形態3に係る電波遮蔽窓)は第1の周波数の電波P1と第2の周波数P2の電波とを選択的に遮蔽し、それ以外の周波数の電波を透過させることができる。
例えば、無線LANでは、2.4GHzの周波数の電波と、5.2GHzの周波数の電波との2種の周波数の電波が使用されている。このように無線LANを使用する環境等の2種の周波数の電波を使用するような環境においては、使用される2種の周波数の電波を選択的に遮蔽し、使用されないそれ以外の周波数の電波(例えば携帯電話の通信に用いられている電波、テレビ放送用の電波等)を透過させるような電波遮蔽窓が必要とされる。上述の通り、本実施形態3に係る電波遮蔽窓は特定の2種の周波数(第1の周波数及び第2の周波数)の電波を選択的に遮蔽し、それ以外の周波数の電波を透過させることができる。このため、本実施形態3に係る電波遮蔽窓はこのような無線LANが使用される環境に好適に用いることができる。
尚、本実施形態3において、第1のアンテナ12aの電波反射スペクトルピークと第2のアンテナ12bの電波反射スペクトルピークとは相互に独立していることが好ましい。
尚、本実施形態3における第1のアンテナ12aと第2のアンテナ12bとはそれぞれ上記実施形態1におけるアンテナ12と相似形である。このため、ここでは、第1のアンテナ12a及び第2のアンテナ12bに関する詳細な説明は省略する。
また、本実施形態3では、周波数選択性電波反射膜11は第1のアンテナ12a及び第2のアンテナ12bのみによって構成されているが、本発明は何らこの構成に限定されるものではなく、例えば、周波数選択性電波反射膜11は、その一部に、第1のアンテナ12a及び第2のアンテナ12bとは異なる形状のパターンを含んでいてもよい。
(実施形態4)
図13は本実施形態4における周波数選択性電波反射膜11の部分拡大平面図である。
本実施形態4に係る電波遮蔽窓は、第1のアンテナ12a及び第2のアンテナ12bの配置を除いて、上記実施形態3に係る電波遮蔽窓と同様の形態を有するものである。ここでは、本実施形態4における第1のアンテナ12a及び第2のアンテナ12bの配置について詳細に説明する。尚、本実施形態4の説明において、図1〜図3は上記実施形態3と共通に参照し、また、実質的に同じ機能を有する構成要素を上記実施形態3と共通の参照符号で説明し、説明を省略する。
本実施形態4では、図13に示すように、複数の第1のアンテナ12aは、第2のエレメント部14a同士が対向するように配設された一対の第1のアンテナ12aによって複数の第1のアンテナユニット15aを構成している。さらに、第1のアンテナユニット15aは、第2のエレメント部14a同士を対向させて環状に配置された3つの第1のアンテナユニット15aによって六角形状の複数の第1のアンテナ集合体16aを構成している。すなわち、各第1のアンテナ集合体16aは、第2のエレメント部14a同士を対向させて環状に配列された6つの第1のアンテナ12aにより構成されている。第1のアンテナ集合体16aは、さらに第2のエレメント部14a同士を対向させてハニカム模様を構成するように配置されている。
一方、複数の第2のアンテナ12bは、第2のエレメント部14b同士が対向するように配設された一対の第2のアンテナ12bによって複数の第2のアンテナユニット15bを構成している。さらに、第2のアンテナユニット15bは、第2のエレメント部14b同士を対向させて環状に配置された3つの第2のアンテナユニット15bによって六角形状の複数の第2のアンテナ集合体16bを構成している。すなわち、各第2のアンテナ集合体16bは、第2のエレメント部14b同士を対向させて環状に配列された6つの第2のアンテナ12bにより構成されている。各第2のアンテナ集合体16bは各第1のアンテナ集合体16aの内部に配置されている。すなわち、各第2のアンテナ集合体16bは第1のアンテナ集合体16aによって包囲されている。
本実施形態4においては、ほぼすべての第2のエレメント部14a同士が略平行に対向するように、複数の第1のアンテナ12aが配設されている。第2のアンテナ12bに関しても、第2のアンテナ集合体16bを構成する18本の第2のエレメント部14bのうち12本の第2のエレメント部14bが相互に略平行に対向するように設けられている。このように、第2のエレメント部14a、14b同士を対向させるように構成することによって、第1のアンテナ12a及び第2のアンテナ12bの特定周波数の電波に対する電波反射率(電波遮蔽率)を高くすることができる。従って、本実施形態4に係る電波遮蔽窓は、特定周波数(第1の周波数及び第2の周波数)の電波に対する高い電波遮蔽率を有する。具体的には、対向する第2のエレメント部14a(14b)間の距離は0.4mm以上3mm以下であることが好ましい。より好ましい範囲は、0.6mm以上1mm以下である。対向する第2のエレメント部14a(14b)間の距離を0.4mmより短くすると、対向する第2のエレメント部14a(14b)同士が不所望に接触する虞がある。一方、対向する第2のエレメント部14a(14b)間の距離が3mmより大きいと、電波遮蔽率が低下する傾向にある。
また、本実施形態4では、第1のアンテナ集合体16aと第2のアンテナ集合体16bとは相互に傾斜するように配置されている。
第1のアンテナ集合体16aにより第2のアンテナ集合体16bを包囲させるためには、第2のアンテナ集合体16bを構成する第2のアンテナ12bの寸法を、第1のアンテナ集合体16aを構成する第1のアンテナ12aの寸法より小さくする必要がある。例えば、第1のアンテナ集合体16aと第2のアンテナ集合体16bとを傾斜させることなく平行に配置させた場合、第1のアンテナ12aと第2のアンテナ12bとが相互に干渉しないように第2のアンテナ12bを第1のアンテナ12aに対して非常に小さくしなければならず、第1のアンテナ12aと第2のアンテナ12bとの高い設計自由度が得られない。
一方、本実施形態4に示すように、第1のアンテナ集合体16aと第2のアンテナ集合体16bとを傾斜(例えば、θ=10°)させて配列した場合は、相互に対向する第2のエレメント部14b同士と、相互に対向する第2のエレメント部14b同士との相対位置がずれている。このため、第1のアンテナ集合体16aと第2のアンテナ集合体16bとを相互に傾斜するように配置することにより、第1のアンテナ集合体16aと第2のアンテナ集合体16bとを平行に配置させた場合と比較して、第1のアンテナ12aに対する第2のアンテナ12bの相対大きさを比較的大きくすることができる。すなわち、第1のアンテナ12aと第2のアンテナ12bとの設計自由度が向上する。具体的には、周波数の近い(例えば、第1の周波数との第2の周波数との比(第1の周波数<第2の周波数)が0.45以上である)2波に対する電波遮蔽が可能となる。従って、周波数選択性電波反射膜11により遮蔽させることができる2種の電波の周波数を比較的自由に選択することができる。
また、図13では、略六角形状の第1のアンテナ集合体16a、第2のアンテナ集合体16bを最密に配置しているが、所望の電波遮蔽率によっては、最密に配置せず、略六角形状のアンテナ集合体16a、16bの数をそれぞれ適宜調整すればよい。
(実施形態5)
図14は本実施形態5における周波数選択性電波反射膜11の部分拡大平面図である。
本実施形態5に係る電波遮蔽窓は、周波数選択性電波反射膜11が、第1のアンテナ12a、第2のアンテナ12b、及び第3のアンテナ12cにより構成されている点を除いて、上記実施形態1に係る電波遮蔽窓1と同様の形態を有するものである。ここでは、本実施形態5における周波数選択性電波反射膜11の構成について詳細に説明する。尚、本実施形態5の説明において、図1〜図3は上記実施形態1と共通に参照し、また、実質的に同じ機能を有する構成要素を上記実施形態1と共通の参照符号で説明し、説明を省略する。
本実施形態5では、周波数選択性電波反射膜11は、相互に大きさの異なる第1のアンテナ12a、第2のアンテナ12b、及び第3のアンテナ12c(以下、本実施形態5において「第1のアンテナ12a、第2のアンテナ12b、及び第3のアンテナ12c」を「アンテナ12」と総称することがある。)により構成されている。第1のアンテナ12aと、第2のアンテナ12bと、第3のアンテナ12cとは相似形の所謂Y−T型アンテナである。
本実施形態5では、第1のアンテナ12aと第2のアンテナ12bと第3のアンテナ12cとはそれぞれ相互に独立していない(連続した)電波反射(遮蔽)スペクトルピークを有する。従って、第1のアンテナ12aと第2のアンテナ12bと第3のアンテナ12cとの3種類のアンテナにより構成された周波数選択性電波反射膜11は、第1のアンテナ12aが反射させる電波の周波数と、第2のアンテナ12bが反射させる電波の周波数と、第3のアンテナ12cが反射させる電波の周波数とを含む、幅を持った周波数帯域(例えば、815MHz以上925MHz以下の周波数帯域)の電波を選択的に反射することができる。すなわち、本実施形態5に係る電波遮蔽窓はある幅を持った周波数帯域の電波を選択的に遮蔽することができる。例えば、本実施形態5に係る電波遮蔽窓は図15で示されるような電波遮蔽特性(電波の透過減衰特性)を有する。
図15は本実施形態5に係る電波遮蔽窓の電波遮蔽量(電波の透過減衰量)と周波数との相関を例示するグラフである。
図15に示すように、本実施形態5に係る電波遮蔽窓では、第1のアンテナ12aのスペクトルピークP4と、第2のアンテナ12bのスペクトルピークP5と、第3のアンテナ12cのスペクトルピークP3とは相互に独立しておらず、連続している。すなわち、最も大きなピークであるP3のベースラインBLからの深さH1に対する、谷部のベースラインBLからの深さH2との比が50%以上(言い換えればH1とH2との差が3dB以下)である。このため、本実施形態5に係る電波遮蔽窓によれば、ピークP3〜P5の間の周波数帯域の全域の電波が10dB以上という高い遮蔽率で遮蔽される。また、10%を超える高い10dBの比帯域が実現される。尚、10dBの比帯域は、10dB以上遮蔽される電波の周波数の最大値をFmaxとし、10dB以上遮蔽される電波の周波数の最小値をFminとした場合、2(Fmax−Fmin)/(Fmax+Fmin)で表される。
次に、アンテナ12a、12b、及び12cの配置について、図14を参照しながら詳細に説明する。
図14に示すように、周波数選択性電波反射膜11には、複数の第1のアンテナ12a、複数の第2のアンテナ12b、及び複数の第3のアンテナ12cが、第1のアンテナ12a、第2のアンテナ12b、第3のアンテナ12cの順で一方向に交番状に配列されてなる複数のアンテナ列17を構成するように二次元配列されている。言い換えれば、周波数選択性電波反射膜11には、それぞれ第1のアンテナ12a、第2のアンテナ12b、第3のアンテナ12cの順で一方向に交番状に配列された複数のアンテナ列17がストライプ状に相互に平行に配置されている。
周波数選択性電波反射膜11において、各第1のアンテナ12aはその第1のアンテナ12aが属するアンテナ列17の隣のアンテナ列17に属する第2のアンテナ12b及び第3のアンテナ12cに隣接している。同様に、各第2のアンテナ12bはその第2のアンテナ12bが属するアンテナ列17の隣のアンテナ列17に属する第1のアンテナ12a及び第3のアンテナ12cに隣接している。各第3のアンテナ12cはその第3のアンテナ12cが属するアンテナ列17の隣のアンテナ列17に属する第2のアンテナ12b及び第1のアンテナ12aに隣接している。
言い換えれば、第1のアンテナ12aと、その第1のアンテナ12aが属するアンテナ列17の両側に位置するアンテナ列17に属する、その第1のアンテナ12aに隣接する第1のアンテナ12aとのアンテナ中心が三角形(好ましくは正三角形)を構成するように配置されている。且つ、第1のアンテナ12aと、その第2のアンテナ12bが属するアンテナ列17の両側に位置するアンテナ列17に属する、その第2のアンテナ12bに隣接する第2のアンテナ12bとのアンテナ中心が三角形(好ましくは正三角形)を構成するように配置されている。且つ、第1のアンテナ12aと、その第3のアンテナ12cが属するアンテナ列17の両側に位置するアンテナ列17に属する、その第3のアンテナ12cに隣接する第3のアンテナ12cとのアンテナ中心が三角形(好ましくは正三角形)を構成するように配置されている。
このような配置にすることによって、例えば、第1のアンテナ12aの第2のエレメント部14が隣のアンテナ列17に属する第2のアンテナ12bと第3のアンテナ12cとの間に入り込むように、複数のアンテナ列17を行方向に密に配列することが可能となる。言い換えれば、図14に示すように、第2のアンテナ12bが配置された領域内に隣接するアンテナ12の第2のエレメント部14が入り込むような態様で密にアンテナ12を配置することが可能となる。よって、単位面積あたりにより多くのアンテナ12a、12b、12cを密に配置することができる。
ここで、電波の遮蔽率は単位面積あたりのアンテナ12の数量と相関し、単位面積あたりのアンテナ12の数量が増加すると電波の遮蔽率も増加するため、本実施形態5に係るアンテナ12の配置によれば高い電波遮蔽率を実現することが可能となる。また、第1のアンテナ12a、第2のアンテナ12b、及び第3のアンテナ12cの単位面積あたりに含まれる個数を略同一にすることができるため、周波数帯域における電波遮蔽ムラを抑制することができる。尚、より単位面積あたりのアンテナ12の数量を多くする観点から、第2のエレメント部14は第1のエレメント部13よりも短い方が好ましい(L2>L1)。
また、本実施形態5におけるアンテナ12の配列では、複数のアンテナ12が第2のエレメント部14同士が平行に対向しないように配列されている。このため、アンテナ12の周波数選択性を比較的低く保つことができる。言い換えれば、アンテナ12の比帯域を比較的広く保つことができる。従って、特定の周波数帯域全域の電波に対する偏りの少ない良好な電波遮蔽率を実現することができる。
(実施形態6)
以上、実施形態1〜5において、Y−T型アンテナにより構成された周波数選択性電波反射膜11を有する電波遮蔽窓について説明してきたが、本発明はこの構成に限定するものではない。例えば、周波数選択性電波反射膜11が、Y−T型アンテナ以外の形状のアンテナを含むものであってもよい。また、複数種類の形状のアンテナを含むものであってもよい。本実施形態6及び下記実施形態7では、その一例として、「Y」字状のアンテナにより周波数選択性電波反射膜11を構成した例、及び所謂エルサレムクロス型のアンテナにより周波数選択性電波反射膜11を構成した例について説明する。
図16は本実施形態6における周波数選択性電波反射膜11の部分拡大平面図である。
図16に示すように周波数選択性電波反射膜11を、アンテナ中心から相互に120°の角度をなして放射状に略同一長さでもって延びる3本のエレメント部からなる、所謂「Y」字状のアンテナ18により構成されるものであってもよい。この構成においても、アンテナ18固有の周波数の電波が選択的に遮蔽される電波遮蔽窓を実現することができる。
(実施形態7)
図17は本実施形態7における周波数選択性電波反射膜11の部分拡大平面図である。
図17に示すように周波数選択性電波反射膜11を、アンテナ中心から相互に90°の角度をなして放射状に略同一長さでもって延びる4本のエレメント部からなる、所謂エルサレムクロス型のアンテナ19により構成されるものであってもよい。この構成においても、アンテナ19固有の周波数の電波が選択的に遮蔽される電波遮蔽窓を実現することができる。
(変形例1)
以上、実施形態1〜7において、電波を反射させるアンテナが窓用基板3に直接形成されている例について説明してきたが、本発明はこの構成に限定するものではない。まず周波数選択性電波反射膜11及び周波数非選択性電波反射膜10が形成されたフィルム20を用意し、そのフィルムを窓用基板3に貼着又は粘着させてもよい。尚、変形例1、2の説明において、図1は上記実施形態1と共通に参照し、また、実質的に同じ機能を有する構成要素を上記実施形態1と共通の参照符号で説明し、説明を省略する。
図18は変形例1に係る電波遮蔽窓を図1中の切り出し線II−IIの部分で切り出した部分の断面図である。
図19は変形例1に係る電波遮蔽窓を図1中の切り出し線III−IIIの部分で切り出した部分の断面図である。
図18及び図19に示すように、周波数非選択性電波反射膜10及び周波数選択性電波反射膜11が形成された透明なフィルム20を、電波反射膜10、11が窓用基板3に対向するように接着剤(又は粘着剤)21により貼着(又は粘着)させることにより電波遮蔽窓を作成してもよい。また、周波数選択性電波反射膜11と周波数非選択性電波反射膜10とを別個のフィルムに形成し、それぞれ個別に窓用基板3に貼り付けてもよい。
(変形例2)
図20は変形例2に係る電波遮蔽窓を図1中の切り出し線II−IIの部分で切り出した部分の断面図である。
図21は変形例2に係る電波遮蔽窓を図1中の切り出し線III−IIIの部分で切り出した部分の断面図である。
上記変形例1では電波反射膜10、11を窓用基板3に対向させて貼着(又は粘着)させたが、例えば、図20、21に示すように、周波数非選択性電波反射膜10及び周波数選択性電波反射膜11が形成された透明なフィルム20を、電波反射膜10、11が形成されていない方の表面が窓用基板3に対向するように接着剤(又は粘着剤)21により貼着(又は粘着)させることにより電波遮蔽窓を作成してもよい。
以上説明したように、本発明に係る電波遮蔽窓は、ある幅を有する特定周波数帯域の電波を好適に遮蔽することができるため、間仕切り(パーティション)、窓用基板(窓ガラス)、内壁パネル等として有用である。
実施形態1に係る電波遮蔽窓1の構成を表す平面図である。 図1中の切り出し線II−IIで切り出された部分の断面図である。 図1中の切り出し線III−IIIで切り出された部分の断面図である。 周波数選択性電波反射膜11を構成するアンテナ12の形状を表す平面図である。 周波数選択性電波反射膜11の一形成パターンを表す平面図である。 周波数選択性電波反射膜11の一形成パターンを表す平面図である。 周波数選択性電波反射膜11の一形成パターンを表す平面図である。 周波数選択性電波反射膜11の一形成パターンを表す平面図である。 実施形態2における周波数選択性電波反射膜11の部分拡大平面図である。 実施形態2におけるアンテナユニット15の構成を表す平面図である。 実施形態3における周波数選択性電波反射膜11の部分拡大平面図である。 実施形態3における周波数選択性電波反射膜11の周波数と電波遮蔽特性(電波の透過減衰量)との相関を表すグラフである。 実施形態4における周波数選択性電波反射膜11の部分拡大平面図である。 実施形態5における周波数選択性電波反射膜11の部分拡大平面図である。 実施形態に係る電波遮蔽窓の電波遮蔽量(電波の透過減衰量)と周波数との相関を例示するグラフである。 実施形態6における周波数選択性電波反射膜11の部分拡大平面図である。 実施形態7における周波数選択性電波反射膜11の部分拡大平面図である。 図1中の切り出し線II−IIの部分で切り出された部分の断面図である。 図1中の切り出し線III−IIIの部分で切り出された部分の断面図である。 変形例2に係る電波遮蔽窓を図1中の切り出し線II−IIの部分で切り出した部分の断面図である。 変形例2に係る電波遮蔽窓を図1中の切り出し線III−IIIの部分で切り出した部分の断面図である。
符号の説明
1 電波遮蔽窓
2 窓枠
3 窓用基板
10 周波数非選択性電波反射膜
11 周波数選択性電波反射膜
12、18、19 アンテナ
13 第1のエレメント部
14 第2のエレメント部
15 アンテナユニット
16 アンテナ集合体
17 アンテナ列
20 フィルム

Claims (12)

  1. 透明基板と、
    上記透明基板上の一部の領域に形成され、各々特定の周波数の電波を反射する複数のアンテナと、
    上記透明基板上の上記複数のアンテナが形成された領域を除く残りの領域に形成された透明導電膜と、
    を備えた電波遮蔽体。
  2. 請求項1に記載された電波遮蔽体において、
    上記複数のアンテナは上記透明基板上の周辺領域の少なくとも一部の領域に形成されている電波遮蔽体。
  3. 請求項2に記載された電波遮蔽体において、
    上記透明基板は平面視矩形状であり、
    上記複数のアンテナは上記透明基板の一辺寄りの領域及び該一辺と対向する対辺寄りの領域のうちの少なくとも一方の領域に形成されている電波遮蔽体。
  4. 請求項1に記載された電波遮蔽体において、
    上記各アンテナは、それぞれアンテナ中心から相互に120°の角度をなして放射状に略同一長さでもって延びる3本の線分状の第1のエレメント部と、該各第1のエレメント部の外側端に結合された線分状の第2のエレメント部とを有する電波遮蔽体。
  5. 請求項4に記載された電波遮蔽体において、
    上記複数のアンテナは、上記第2のエレメント部同士が対向するように配置された一対のアンテナによって複数のアンテナユニットを構成している電波遮蔽体。
  6. 請求項4に記載された電波遮蔽体において、
    上記複数のアンテナは、第2のエレメント部同士を対向させて環状に配置された6つのアンテナによって六角形状の複数のアンテナ集合体を構成している電波遮蔽体。
  7. 請求項1に記載された電波遮蔽体において、
    上記複数のアンテナは、反射する電波の周波数が相互に異なる複数種類のアンテナからなる電波遮蔽体。
  8. 請求項1に記載された電波遮蔽体において、
    上記複数のアンテナは、電波反射スペクトルピークが相互に独立していない複数種類のアンテナからなる電波遮蔽体。
  9. 請求項1に記載された電波遮蔽体において、
    上記各アンテナは導電性を有する電波遮蔽体。
  10. 請求項9に記載された電波遮蔽体において、
    上記各アンテナは実質的に金属からなる電波遮蔽体。
  11. 請求項10に記載された電波遮蔽体において、
    上記透明導電膜は上記アンテナよりも膜厚の薄い金属膜からなる電波遮蔽体。
  12. 請求項1に記載された電波遮蔽体において、
    上記透明基板は窓枠に装着される窓用基板である電波遮蔽体。
JP2005372560A 2005-12-26 2005-12-26 電波遮蔽体及び電波遮蔽窓 Pending JP2007173722A (ja)

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