JP2007173015A - プッシュスイッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】プッシュボタンの周辺部が押下された場合であってもスイッチ部に対し好適に操作ストロークを与えることができ、確実に作動させることができるプッシュスイッチを提供する。
【解決手段】ハウジング10の開口部13に対する出没方向へ移動可能であるとともに、押圧操作方向に対して揺動可能に設けられた操作部材40とを備え、操作部材40が所定の操作量だけ押下されることによりスイッチ部30が作動するプッシュスイッチ1において、ハウジング10内に、操作部材40の周辺部45と当接することにより操作部材40の傾きを規制する傾き規制部60を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は押圧操作によって作動するプッシュスイッチの構造に関する。
従来、押圧操作されることによりスイッチがオンして作動するプッシュスイッチとしては、例えば次のような構成がある。すなわち、図7(a)に示すように、プッシュスイッチ301は、上部が開口した管状のハウジング310を備えている。ハウジング310の底面には、絶縁性を有する基板320が配置されている。また、基板320の上面の中央には、可動接点333及び固定接点331とからなるスイッチ部330が設けられている。スイッチ部330は、可動接点333と固定接点331とが接触することによりスイッチがオンの状態となるよう構成されている。また、可動接点333は図示しない弾性部材の弾性力により常時上方へ付勢されている。また、ハウジング310の上部開口部には、操作部材340が上下方向へ移動可能に設けられている。操作部材340の裏面の中央であって、可動接点333と対向する位置には、作用部351が突出形成されている。操作部材340は、作用部351の先端が可動接点333の上面に当接した状態に保持されている。また、操作部材340が押圧操作されない通常の状態において操作部材340は、前記弾性部材により可動接点333及び作用部351を介して上方へ押し上げられるとともに、操作部材340の上面周縁部312がハウジング310の内面における開口周縁部314に係合した状態に保持される。
このようなプッシュスイッチ301において、操作部材340の中央が押圧操作された場合、操作部材340が沈降するストロークL1と同様のストローク分、可動接点333も沈降し、可動接点333と固定接点331とが当接してプッシュスイッチ301は作動する。
ところで、上記従来のプッシュスイッチ301において、操作部材340の中央から外れた周辺部345が押圧操作された場合、図7(b)に示されるように、操作部材340は操作方向に対して傾いて沈降する。このため、操作部材340の周辺部345を押圧操作する場合、中央を押圧操作する場合と同じ操作量ではプッシュスイッチ301は作動しない虞があるため、図7(c)に示されるように、操作部材340の中央を押圧操作した場合に比して深く押し込む必要があった。
特に、前述のように構成されたプッシュスイッチ301を車両の運転席近傍に配置するようにした場合には、運転中はプッシュスイッチ301には注意が向けられずに操作されることが多いため、操作部材340の周辺部345が押されやすい。このため、操作部材340の傾きによる弊害は顕著なものであった。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、操作部材の周辺部が押下された場合であってもスイッチ部に対し好適に操作ストロークを与えることができ、確実に作動させることができるプッシュスイッチを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、開口部を有するハウジングと、前記ハウジングの内底部に設けられた絶縁性を有する基板と、前記基板の上面に配設されたスイッチ部と、前記ハウジングの開口部に対する出没方向へ移動可能であるとともに、押圧操作方向に対して揺動可能に設けられた操作部材とを備え、前記操作部材が所定の操作量だけ押下されることにより前記スイッチ部が作動するプッシュスイッチにおいて、前記ハウジング内には、前記操作部材の周辺部と当接することにより前記操作部材の傾きを規制する傾き規制部が設けられていることを要旨とする。
同構成によれば、操作部材の周辺部が押圧操作されると、操作部材の傾きは傾き規制部により規制される。当該傾きが規制された状態で、押圧操作する箇所を操作部材の中央側にずらせば深く押し込まなくても作用部を操作部材の押圧操作方向へ変位させることができる。従って、操作部材の中央部と周辺部における押圧操作量の差を小さくすることができる。また、スイッチ部に対し好適に操作ストロークを与えることができ、プッシュスイッチを確実に作動させることができる。
上記課題を解決するために、請求項2に記載の発明は、開口部を有するハウジングと、前記ハウジングの内底部に設けられた絶縁性を有する基板と、前記基板の上面に配設されたスイッチ部と、前記ハウジングの開口部に対する出没方向へ移動可能であるとともに、押圧操作方向に対して揺動可能に設けられた操作部材とを備え、前記操作部材が所定の操作量だけ押下されることにより前記スイッチ部が作動するプッシュスイッチにおいて、前記操作部材の内面に回動可能に軸支されるとともに、前記スイッチ部と当接する作用部を有する回動部材と、前記ハウジング内において、前記回動部材の一部と当接することにより当該回動部材の傾きを規制する傾き規制部とを備え、前記回動部材は、前記傾き規制部と当接する部位と前記作用部との間において前記操作部材と連結されることを要旨とする。
同構成によれば、操作部材の周辺部が押圧操作されると、回動部材が傾き規制部と当接し、回動部材及び操作部材の傾きが規制される。この状態において、作用部は作用点に該当し、回動部材と操作部材との連結された部分は支点に該当し、回動部材と傾き規制部材の当接した部分は力点に該当する。力点と作用点の間に支点がおかれているため、回動部材が傾き規制部と当接した状態で、操作部材の周辺部がさらに押圧操作された場合、回動部材の力点には操作方向と逆向きの操作力が加わる。その結果、回動部材は支点である操作部材と連結された部分を中心に回動し、作用点である作用部は操作部材の押圧操作方向へ変位する。このため、操作部材の周辺部を操作した場合であっても、作用部を操作方向へ変位させることができる。また、操作部材の中央部と周辺部における押圧操作量の差を小さくすることができる。また、操作部材の中央部と周辺部における押圧操作力の差を小さくすることができる。従って、スイッチ部に対して好適に操作ストロークを与えることができ、プッシュスイッチを確実に作動させることができる。
上記課題を解決するために、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のプッシュスイッチにおいて、前記回動部材は、前記傾き規制部と当接する部位と前記作用部とを結んでなる線分の中央で、前記操作部材と連結されることを要旨とする。
同構成によれば、作用点から支点への距離と、力点から支点への距離が略同一になるため、操作部材の周辺部を操作した場合であっても、中央部を押圧操作した場合と同程度の操作荷重でプッシュスイッチを作動させることができる。そのため、操作部材のどの箇所を押圧しても同じ程度のクリック感を得ることができるため、プッシュスイッチの操作性が向上する。
上記課題を解決するために、請求項4に記載の発明は、開口部を有するハウジングと、前記ハウジングの内底部に設けられた絶縁性を有する基板と、前記基板の上面に配設されたスイッチ部と、前記ハウジングの開口部に対する出没方向へ移動可能であるとともに、押圧操作方向に対して揺動可能に設けられた操作部材とを備え、前記操作部材が所定の操作量だけ押下されることにより前記スイッチ部が作動するプッシュスイッチにおいて、前記ハウジングの側壁内面に一方の端部を回動可能に連結されるとともに、他方の端部には前記スイッチ部と当接する作用部を有する回動部材を備えることを要旨とする。
同構成によれば、操作部材の周辺部が押圧操作された場合、操作部材が回動部材と当接する。そして、操作部材を介して回動部材に与えられた操作力により、回動部材は一方の端部を中心として回動し、作用部は操作部材の押圧操作方向へ変位する。このため、操作部材の周辺部を操作した場合であっても、作用部を操作方向へ変位させることができる。また、操作部材の中央部と周辺部における押圧操作量の差を小さくすることができる。また、操作部材の中央部と周辺部における押圧操作力の差を小さくすることができる。従って、スイッチ部に対して好適に操作ストロークを与えることができ、プッシュスイッチを確実に作動させることができる。
上記課題を解決するために、請求項5に記載の発明は、請求項2又は請求項3に記載のプッシュスイッチにおいて、前記回動部材の前記傾き規制部と当接する部位は当該回動部材の他の部位に比して幅が広く形成されていることを要旨とする。
同構成によれば、操作部材の周辺部を押圧操作した場合に操作部材と回動部材が当接しやすいため、操作部材を介して回動部材に対し操作力を伝えやすくなる。そのため、プッシュスイッチの操作性が向上する。
上記課題を解決するために、請求項6に記載の発明は、請求項2から請求項5の何れか一項に記載のプッシュスイッチにおいて、前記回動部材は、前記ハウジング内に放射状であって、且つ等間隔に複数配設されることを要旨とする。
同構成によれば、回動部材がハウジング内において均等に配置されるため、操作部材のどの部分を押圧操作しても、回動部材が回動して作用部が操作方向に変位するように操作力を伝えやすくなり、プッシュスイッチの操作性が向上する。
本発明のプッシュスイッチは、操作部材の周辺部が押下された場合であってもスイッチ部に対し好適に操作ストロークが与えられるため、スイッチ部を確実に作動させることができる。
本発明に係るプッシュスイッチの具体的な構成を、図を参照して説明する。図1は、プッシュスイッチの正面断面図であり、図2は、図1のA−Aでのプッシュスイッチの断面図である。なお、本実施形態において、「上」「下」「左」「右」は、各図に示す矢印Z1の方向を上下方向とし、矢印Z2の方向を左右方向とする。
図1、図2に示すように、プッシュスイッチ1は、上部が開口した有底円管状のハウジング10を有しており、当該ハウジング10は略円形状の底壁11と、その周辺に立設された側壁12と、側壁12の上縁に底壁11と対向するように設けられるとともに、中央に円形状の開口部13が形成された円形状の頂壁14とから構成されている。
また、ハウジング10の側壁12の内周面12aには、複数の傾き規制部60が設けられている。また、傾き規制部60は、内周面12aの周方向において所定間隔ごとに配置されているとともに、ハウジング10の底壁11と略平行となる態様で延設された水平部60aと、水平部60aの先端上面から略垂直に立設された垂直部60bとを有している。
底壁11の上面には、当該底壁11の表面積と略同一の大きさに形成された円形状の基板20が設けられている。当該基板20は絶縁性を有する素材により形成されている。
基板20の上面であって、その略中央には、スイッチ部30が設けられている。当該スイッチ部30は、直方体状をなすとともに、上面中央に開口部32aが形成されたケース32を備えている。ケース32の内底面には、2つの固定接点31a及び31bが間隔を開けて設けられている。また、固定接点31a、31bは図示しない接続端子を介して基板20に接続されている。ケース32の開口部32aには、可動接点33が出没方向(上下方向)へ移動可能に設けられており、可動接点33は図示しない弾性部材によって上向きに支持されている。当該可動接点33と固定接点31a、31bとは各々対向しており、可動接点33の左右方向における幅は、固定接点31aと固定接点31bとの間隔よりも幅広に形成されている。
そして、可動接点33は、図1において破線で示すP1の位置と破線で示すP2の位置との間を移動する。P1は、操作力が加えられておらず、固定接点31a、31bと離間している場合の可動接点33の上面の位置であるとともに、P2は、操作力が加えられることにより前記弾性部材の弾性力に抗して下方へ移動し、固定接点31a、31bの上面と当接する場合の可動接点33の上面の位置である。
また、ハウジング10内の上部には、ハウジング10の開口部13を内側から覆う態様で操作部材としてのプッシュボタン40が設けられている。当該プッシュボタン40は、下部が開口した円管状の管部41を備えているとともに、当該管部41の開口周縁部には、フランジ部42が形成されている。フランジ部42の上面は、ハウジング10の頂壁14内面に係合可能とされており、これによりプッシュボタン40がハウジング10から外れないようになっている。
また、管部41の内底面における中央には、可動接点33の上面中央と当接する突部43が設けられている。そして、プッシュボタン40は、可動接点33及び突部43を介して、スイッチ部30内の弾性体の弾性力により上方へ若干付勢されている。プッシュボタン40の上方への移動は、フランジ部42の上面が頂壁14の内面に係合することにより規制される。また、プッシュボタン40は、突部43を支点として、ハウジング10の内方へ揺動可能に支持されている。また、プッシュボタン40の下面40aにあって、突部43の周囲には、6つの支持部44が同一円状に位置するように、かつ等間隔で設けられている。
図1、図2に示すように、プッシュボタン40とスイッチ部30との間には、6つの回動部材50が放射状であって、かつ等間隔に配設されている。当該回動部材50はハウジング10の半径方向に延びる板状に形成されるとともに、ハウジング10の中央側から側壁12側に向かうにつれて幅が広くなるよう形成されている。また、回動部材50は、第1板部50a、第2板部50b、及びそれらを連結する連結部50cから断面クランク状をなす板状に形成されている。回動部材50の第1板部50aの先端下面には、作用部51が突設されている。
また、回動部材50の長手方向における中央であって、第2板部50bの上面には1対の被支持部52が延設されている。より具体的には、回動部材50の長手方向に延びる中心軸上において、作用部51の中心と被支持部52間の中心との距離と、被支持部52間の中心と第2板部50bの連結部50cと反対側の端部との距離とが略同一となるよう、被支持部52は配置されている。そして、被支持部52は、プッシュボタン40の支持部44に回動軸52aを介して回動可能に連結されている。
この状態において、作用部51の先端は可動接点33の上面における突部43の周囲に当接している。また、第1板部50aの上面はプッシュボタン40の下面40aと当接しているとともに、第2板部50bの上面はプッシュボタン40の下面40aと離間している。また、第2板部50bの連結部50cとは反対側の端部は、傾き規制部60の垂直部60bと対向している。すなわち、第2板部50bの下面と垂直部60bの先端とが距離L1だけ離間するように回動部材50は設けられている。そして、回動部材50の第2板部50bは距離L1だけ下降した際に、垂直部60bの先端に当接可能とされている。
次に、前述のように構成された本実施形態のプッシュスイッチ1の作用について説明する。
図1に示すように、プッシュボタン40の突部43が形成されている中央付近を押圧操作した場合、プッシュボタン40は操作方向に対し傾かずに下降する。そのため、可動接点33には、突部43及び作用部51から均等に力が加えられ、プッシュボタン40が距離L1だけ下降した場合、可動接点33も距離L1だけ下降する。従って、可動接点33は固定接点31a及び31bと当接してプッシュスイッチ1は正常に作動する。
一方、図3(a)に示すように、プッシュボタン40の図における右側の周辺部45が押圧操作された場合、プッシュボタン40は右側に傾く態様で下降するとともに、回動部材50はプッシュボタン40とともに作用部51を支点として傾く。そして、第2板部50bの連結部50cとは反対側の端部が距離L1分、下降するまでプッシュボタン40が押圧操作されると、回動部材50は傾き規制部60の垂直部60bと当接する。一方、回動部材50の作用部51は、回動部材50が右側に傾いて下降したため、距離ΔL1(0<Δ<1)しか下降しておらず、可動接点33が下降した距離も距離ΔL1である。そのため、この状態においては、可動接点33は固定接点31と接触しておらず、プッシュスイッチは作動していない。
そして、この状態からプッシュボタン40の図における右側の周辺部45がさらに押圧操作されると、図3(b)に示すように、第2板部50bの連結部50cとは反対側の端部が傾き規制部60の垂直部60bと当接部54において当接しているため、梃子の原理により被支持部52を支点として回動部材50は回動する。そして、回動部材50の作用部51が距離(1−Δ)L1分だけ下降すると、可動接点33も同様に距離(1−Δ)L1分下降する。つまり、この時点で可動接点33に対し、ΔL1+(1−Δ)L1=L1の距離の操作ストロークが加えられたこととなり、可動接点33は固定接点31と接触して、プッシュスイッチ1は作動する。また、被支持部52は回動部材50の長手方向における中央に設けられているため、操作荷重もプッシュボタン40の中央を押圧操作した場合と略同一の荷重となる。
以上に説明した本実施形態のプッシュスイッチ1の効果を以下に述べる。
(1)本実施形態のプッシュスイッチ1は、ハウジング10内において、第2板部50bの連結部50cとは反対側の端部と移動方向において対向する位置に回動部材50と当接することにより当該回動部材50の傾きを規制する傾き規制部60を備えている。そのため、プッシュボタン40の周辺部45が押圧操作されると、回動部材50が傾き規制部60と当接し、回動部材50及びプッシュボタン40の傾きが規制される。従って、プッシュボタン40に加えられた操作力が、回動部材50及びプッシュボタン40を傾かせるだけではなく、作用部51や突部43を下降させるために用いられる。その結果、プッシュボタン40の周辺部45が押圧された場合であっても、可動接点33に対し好適に操作ストロークを伝播することができ、確実に可動接点33と固定接点31とを接触させることができプッシュスイッチ1を作動させることができる。そして、プッシュボタン40の中央部が押圧操作された場合と、周辺部45が押圧操作された場合の操作量の差が小さくなり、プッシュスイッチ1の操作性が向上する。
(2)回動部材50は、回動部材50の傾き規制部60との当接箇所である当接部54と作用部51との間でとプッシュボタン40と連結されることとした。作用部51が作用点に該当し、被支持部52が支点に該当し、当接部54が力点に該当する。力点と作用点の間に支点がおかれているため、回動部材50が傾き規制部60と当接すると、プッシュボタン40の周辺部45を押圧操作した場合、回動部材50は力点である当接部54から操作方向と逆向きの操作力が加わる。そして、当該操作力は支点である回動軸52aを中心に回動部材50を回動させ、作用点である作用部51を操作方向へ下降させる。従って、プッシュボタン40の周辺部45を操作した場合であっても、作用部51を下降させる操作力を好適に与えることができる。その結果、プッシュボタン40の中央部が押圧操作された場合と、周辺部45が押圧操作された場合の操作力の差が小さくなり、プッシュスイッチ1の操作性が向上する。
(3)回動部材50と傾き規制部60とが当接する部分と作用部51とを結んでなる線分の中央で、回動部材50はプッシュボタン40と連結されることとした。作用点から支点への距離と、力点から支点への距離が略同一になるため、プッシュボタン40の周辺部45を操作した場合であっても、中央部を押圧操作した場合と同程度の操作荷重でプッシュスイッチ1を作動させることができる。そのため、プッシュボタン40のどの箇所を押圧しても同じ程度のクリック感を得ることができるため、プッシュスイッチ1の操作性が向上する。
(4)回動部材50は、第2板部50bの連結部50cとは反対側の端部を第1板部50aの中央側の端部に比べ幅が広く形成することとした。そのため、プッシュボタン40の周辺部45を押した場合に、プッシュボタン40を介して回動部材50に対し操作力を伝えやすくなる。そのため、プッシュスイッチ1の操作性が更に向上する。
(5)回動部材50を、ハウジング10内において、放射状であって、且つ隣り合う回動部材50との間隔が夫々同一となるよう複数配置することとした。従って、複数の回動部材50がハウジング10内の周方向において均等に配置されるため、プッシュボタン40のどの部分を押圧操作しても、回動部材50が回動して作用部51が下降するように操作力を伝えやすくなり、プッシュスイッチ1の操作性が向上する。
なお、本実施形態の構成は以下のように変更することもできる。
・本実施形態において、回動部材50の形状は側壁側の端部が中央側の端部に比べ幅広になる形状をしているが形状はこれに限定されず、例えば同一幅の長方形状でもよい。
・また、本実施形態においてプッシュスイッチは平面視円形状のものを示したが、形状はこれに限定されず、例えば、図4に示すような平面視長方形状のものであってもよい。この場合であっても、図4に示すように、ハウジング110内に複数(2個)の回動部材150を均等に配置することにより、(1)〜(5)に準ずる効果を奏することができる。なお、図4で示したような回動部材150の配置の態様も、本発明の請求項6で示した、放射状であって、且つ等間隔になるような配置の態様に含まれる。
・被支持部52を作用部51と、当接部54との略中央に設ける構成を示したが、位置はこれには限定されず、例えば図5に示すように変更してもよい。すなわち、図5に示すように、力点である当接部54から支点となる被支持部52への距離が、作用点である作用部51から被支持部52への距離よりも長くなるようにする。
・図6に示すように、プッシュスイッチ201は、ハウジング210の側壁212の内周面212aに支持部243が設けられるとともに、回動部材250の側壁212側の端部に被支持部252が設けられ、支持部243と被支持部252が回動軸252aを介して連結される構成としてもよい。この場合、プッシュボタン240には、回動部材250と当接して回動部材250に操作力を伝達する周辺突部246が設けられている。そして、このようなプッシュスイッチ201において、プッシュボタン240の周辺部245が押圧操作された場合、周辺突部246が回動部材250と当接し、回動部材250は回動軸252aを中心に、操作方向に回動する。従って、作用部251は好適に可動接点233を下降させることができる。その結果、この場合であっても、上述の(1)及び(2)に準ずる効果を奏することができる。なお、力点である周辺突部246は、作用点である作用部251と支点である被支持部252との間の中央付近に当接するように配設するのが好ましい。
・回動部材50から傾き規制部60の垂直部60bの上端への距離がL1である構成を示したが、この距離は変更してもよい。例えば、回動部材50から傾き規制部60の垂直部60bの上端への距離をL1よりも小さくしてもよい。この場合、回動部材50の当接部54は、本実施形態に比してより早く傾き規制部60の当接するため、回動部材50はより早く回動を開始する。そのため、プッシュボタン40の周辺部45に対し操作力が加えられた場合に、プッシュボタン40が傾いて傾斜するために発生する作用部51に対する操作ストロークのロスが少なくなり、プッシュスイッチの操作性がより好適なものとなる。この場合、回動部材50が傾き規制部60と当接するまでの移動距離と、当接後に回動部材50が回動可能な移動距離とを加算した距離がL1より短くならないようにする。
・プッシュスイッチ1から回動部材50を除いた構成にしてもよい。この場合であっても、プッシュボタン40の周辺部45が押圧操作されると、プッシュボタン40の傾きは傾き規制部60により規制される。そのため、規制された状態で、押圧操作する箇所をプッシュボタン40の中央側にずらせば作用部51を下降させることができ、プッシュスイッチ1を作動させることができる。
・回動部材50の数を、例えば1個にしてもよい。この場合であっても、回動部材50と対向する位置のプッシュボタン40の周辺部が押圧操作された場合、(1)〜(4)と同様の効果を奏することができる。
本実施形態のプッシュスイッチの図2におけるB−B断面図。 同じくプッシュスイッチの図1におけるA−A断面図。 (a)、(b)は同じくプッシュスイッチの動作図。 別の実施形態の平面視長方形状のプッシュスイッチの断面図。 別の実施形態のプッシュスイッチの断面図。 別の実施形態のプッシュスイッチの断面図。 (a)(b)(c)は、従来のプッシュスイッチの動作図。
符号の説明
L1…距離、10…ハウジング、11…底壁、12…側壁、20…基板、30…スイッチ部、31a,31b…固定接点、33…可動接点、40…プッシュボタン、44,…支持部、45…周辺部、50…回動部材、51…作動部、52a…回動軸、60…傾き規制部。

Claims (6)

  1. 開口部を有するハウジングと、前記ハウジングの内底部に設けられた絶縁性を有する基板と、前記基板の上面に配設されたスイッチ部と、前記ハウジングの開口部に対する出没方向へ移動可能であるとともに、押圧操作方向に対して揺動可能に設けられた操作部材とを備え、前記操作部材が所定の操作量だけ押下されることにより前記スイッチ部が作動するプッシュスイッチにおいて、
    前記ハウジング内には、前記操作部材の周辺部と当接することにより前記操作部材の傾きを規制する傾き規制部が設けられていることを特徴とするプッシュスイッチ。
  2. 開口部を有するハウジングと、前記ハウジングの内底部に設けられた絶縁性を有する基板と、前記基板の上面に配設されたスイッチ部と、前記ハウジングの開口部に対する出没方向へ移動可能であるとともに、押圧操作方向に対して揺動可能に設けられた操作部材とを備え、前記操作部材が所定の操作量だけ押下されることにより前記スイッチ部が作動するプッシュスイッチにおいて、
    前記操作部材の内面に回動可能に軸支されるとともに、前記スイッチ部と当接する作用部を有する回動部材と、
    前記ハウジング内において、前記回動部材の一部と当接することにより当該回動部材の傾きを規制する傾き規制部とを備え、
    前記回動部材は、前記傾き規制部と当接する部位と前記作用部との間において前記操作部材と連結されることを特徴とするプッシュスイッチ。
  3. 請求項2に記載のプッシュスイッチにおいて、前記回動部材は、前記傾き規制部と当接する部位と前記作用部とを結んでなる線分の中央で、前記操作部材と連結されることを特徴とするプッシュスイッチ。
  4. 開口部を有するハウジングと、前記ハウジングの内底部に設けられた絶縁性を有する基板と、前記基板の上面に配設されたスイッチ部と、前記ハウジングの開口部に対する出没方向へ移動可能であるとともに、押圧操作方向に対して揺動可能に設けられた操作部材とを備え、前記操作部材が所定の操作量だけ押下されることにより前記スイッチ部が作動するプッシュスイッチにおいて、
    前記ハウジングの側壁内面に一方の端部を回動可能に連結されるとともに、他方の端部には前記スイッチ部と当接する作用部を有する回動部材を備えることを特徴とするプッシュスイッチ。
  5. 請求項2又は請求項3に記載のプッシュスイッチにおいて、前記回動部材の前記傾き規制部と当接する部位は当該回動部材の他の部位に比して幅が広く形成されていることを特徴とするプッシュスイッチ。
  6. 請求項2から請求項5の何れか一項に記載のプッシュスイッチにおいて、前記回動部材は、前記ハウジング内に放射状であって、且つ等間隔に複数配設されることを特徴とするプッシュスイッチ。
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