JP2007172411A - 配線システム - Google Patents

配線システム Download PDF

Info

Publication number
JP2007172411A
JP2007172411A JP2005371107A JP2005371107A JP2007172411A JP 2007172411 A JP2007172411 A JP 2007172411A JP 2005371107 A JP2005371107 A JP 2005371107A JP 2005371107 A JP2005371107 A JP 2005371107A JP 2007172411 A JP2007172411 A JP 2007172411A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
module
information
unit
function module
basic function
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2005371107A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsunehiro Kitamura
常弘 北村
Akira Kinomura
章 木野村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2005371107A priority Critical patent/JP2007172411A/ja
Publication of JP2007172411A publication Critical patent/JP2007172411A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Alarm Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】簡単な構成の組合わせによってセキュリティシステムを構築することが可能な配線システムを提供することにある。
【解決手段】ゲート装置をコネクタ装置1と構成する基本機能モジュール2は、携帯端末100が有する個人識別情報を携帯端末100からダウンロードし、電気錠200等のセキュリティ関連機器を制御する制御モジュール4は、基本機能モジュール2にダウンロードされた個人識別情報を基本機能モジュール2から取得して該個人識別情報に基づいてセキュリティ関連機器を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、配線システムに関する。
従来、端末器を通じて負荷の操作(監視)制御を行うシステムには、端末器へ中央監視装置から複極のベースバンド信号からなる伝送信号を時分割多重によって送り、各端末器ではこの伝送信号を利用して情報の授受を行うとともに、端末回路部の電源を得るシステムがあった(特許文献1)。
そしてこのシステムでは、埋め込み型の配線器具用に規格されているスイッチボックスとこれに対応する取付枠を用いて操作スイッチ等を設けた操作用端末器を壁面に埋め込み配設することで、従前の壁スイッチと同様な使い方が行われるようになっている。また2組の操作用端末器を取り付ける場合には、2つの取付窓を備えた2連用の取付枠を用い、取付枠の片側の一連分を一連型のスイッチボックスに取り付け、残りの片側を壁面に沿わせるように配置し、夫々の取付窓に操作用端末器を取り付けることで、2つの操作用端末器を併設する構成を採用していた。また取付窓間に設けた導電片を両側の取付窓に設けた操作用端末器のリード片を接触させることで、一方の操作用端末器(スイッチボックス側)から他方の操作用端末器へ信号線を送り配線する構成となっている。
特許第3136006号公報(段落番号0004、0005、0015、図1、図37)
ところで、上述のシステムでは端末器は監視対象からの情報の取り込みか或いは制御情報に基づいた負荷の制御かの機能しかなく、しかもその機能は端末器が予め備えた機能により限定されるため、多様なシステム展開がニーズに合わせて行えるものではなかった。
一方、防犯などのためにセキュリティシステムが一般家庭などにも導入されつつあるが、上述の遠隔監視制御のシステムとは別個に設けられるため、施工費などが高くなるなどの課題があった。
また通常のコンセント、スイッチ等の配線は、電力線のみが配線されいるだけであるため、ユーザーが将来的に特定の機能を有するシステム(インターホンシステム、防犯、火災等のシステム)や情報機器(無線通信機器等)を入れようとした場合には、別途情報線をそれぞれのシステムや情報機器毎に配線しなければならず、大変煩雑な配線となり、手間をとるいう課題があった。
そこで、通常の電力線とともに、情報線を先行的に配線しておき、ユーザーの将来的なニーズに対応できるシステム、例えば通常建物内に存在しているゲート装置としてのスイッチ口やコンセント口を使用することによって、ユーザーはいままでの必要な機能を確保しつつ、将来のニーズが発生したときに、好みの特定の機能を有するシステムの構築や情報機器を付加することができる、フレキシブルな配線システムが希求されている。
本発明は、上述の点に鑑みて為されたもので、その目的とするところは、被制御機器のスケジュール制御が行え、しかもスケジュールの作成・設定が携帯端末によって自在に行え、多機能なシステムがニーズに合わせて実現できる配線システムを提供することにある。
本発明は、上述の点に鑑みて為されたもので、その目的とするところは、簡単な構成の組合わせによってセキュリティシステムを構築することが可能な配線システムを提供することにある。
請求項1の発明では、情報伝送用の情報線及び電力線が接続されたゲート装置と、セキュリティ関連機器にに制御情報を送信して該セキュリティ関連機器を制御する制御手段と、該制御手段の制御機能が前記セキュリティ関連機器を制御するために用いる個人識別情報を有する携帯端末とを備えるとともに、前記制御手段と前記ゲート装置には前記制御手段と前記ゲート装置の間で通信を行う通信手段を夫々備え、前記携帯端末と前記ゲート装置には前記携帯端末と前記ゲート装置との間で通信を行う通信手段を夫々に備え、前記ゲート装置は、前記携帯端末が有する個人識別情報を前記携帯端末からダウンロードし、前記制御手段は、前記ゲート装置にダウンロードされた個人識別情報を前記ゲート装置から取得して該個人識別情報に基づいて前記セキュリティ関連機器を制御することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、セキュリティ関連機器を制御する制御手段と、携帯端末と、ゲート装置との組合わせで簡単にセキュリティシステムを構築できる。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、前記ゲート装置には電力線から得る電力を前記携帯端末に給電する給電手段を備え、前記携帯端末には前記ゲート装置に接続することで受電する手段を備えていることを特徴とする。
請求項2の発明によれば、ゲート装置に携帯端末を接続するたけで電源の確保が容易になる。
請求項3の発明では、請求項1の発明において、前記ゲート装置には電力線から得る電力を前記携帯端末に非接触で給電する給電手段を備え、前記携帯端末には前記ゲート装置にから非接触で受電する手段を備えていることを特徴とする。
請求項3の発明によれば、携帯端末とゲート装置との給電が非接触で行えるため、電極接続の場合のような接触不良の恐れが少ない。
本発明は、セキュリティ関連機器を制御する制御手段と、携帯端末と、ゲート装置との組合わせで簡単にセキュリティシステムを構築できるとい効果がある。
以下本発明を実施形態により説明する。
(実施形態1)
図1に本発明に係る配線システム全体のシステム構成を示す。この配線システムでは、建物内の適所において複数のスイッチボックスBを埋込配設してあり、始端のスイッチボックスBに対しては、屋外より配線盤8内に引き込まれ主幹ブレーカMB及び分岐ブレーカBBを介して屋内に引き込まれた電力線L1と、外部のインターネット網NTにゲートウェイGW(ルータ、ハブ内蔵)を介して接続される情報線L2とを導入する。また各スイッチボックスBの間は壁面内に先行配線された電力線L1と情報線L2とを送り配線してある。
ここで、スイッチボックスBは、例えばJISで規格化された大角形の1個モジュール寸法の埋込型配線器具を3個取り付けることができる1連の取付枠70(図2参照)に対応して規格化されたもので、配線盤8又は他のスイッチボックスBから送り配線されてくる電力線L1及び情報線L2を上部から導入するとともに、他のスイッチボックスBへ送り配線するための電力線L1及び情報線L2を下部から導出している。尚、スイッチボックスBには、図1及び図3に示すように室内の天井CLに設けられるものと、壁Wに設けられるものと、床FLに設けられるものとがある。
そして、各スイッチボックスBの内部には、図1、図2に示すコネクタ装置1が取付枠70を用いて埋込配設されている。取付枠70は矩形枠状であって、器具取付用の細長の取付窓71を有しており、左右の枠片72には取付窓71の長手方向において器具取付孔73を3組ずつ備えている。
また取付枠70の上下の横枠片74には、スイッチボックスBに取り付けるための取付ねじ用の長孔75や、壁を構成する石膏ボードなどに取り付けるための従来周知のはさみ金具(図示せず)が取着される取着孔76や、前面側に後述のプレート枠80を取り付けるためのプレートねじ用のねじ孔77や、石膏ボードなどにタッピングねじにより直接ねじ固定するためのねじ挿通孔78が少なくとも設けてある。
更に上下の横枠片74の左右両側部からはL字形の引掛片79、79が一体に突出しており、左右方向の片側から突出する引掛片79は横枠片74の上部から延出して先端が下向きに突出し、反対側から突出する引掛片79は横枠片74の下部から延出して先端が上向きに突出している。この取付枠70をスイッチボックスBに取り付ける際には、取付枠70の上下の横枠片74に設けた長孔75に挿通する取付ねじ(図示せず)をスイッチボックスBのねじ孔(図示せず)に締結することで、コネクタ装置1ごとスイッチボックスBに取り付けられる。
コネクタ装置1の器体10は、規格化された単位寸法の埋込型配線器具を短幅方向に3個並べた大きさに相当する寸法(3個モジュール寸法)に形成されており、器体10の左右両側面には取付枠70の枠片72に設けた器具取付孔73に係止離脱自在に係止する係止爪10aが2組ずつ形成されている。そして、コネクタ装置1の器体10は、取付枠70の取付窓71から器体10の前面を露出させた状態で取付枠70に取り付けられている。
コネクタ装置1では、図4に示すように器体10の背面に設けた速結端子構造の端子部11a、11b、12a、12bに電力線L1、情報線L2を接続するようになっている。ここで、電力線L1が接続される端子部11a、11bの内、下側の端子部11bに接続される電力線L1は他のスイッチボックスBへの送り配線となる(図1参照)。また、情報線L2が接続される端子部12a、12bの内、下側の端子部12bに接続される情報線L2も他のスイッチボックスBへの送り配線となっている。
一方、器体10の前面には、端子部11a、11bに電気的に接続された導電部を備えて、端子部11a、11bに接続される電力線L1を外部の電力路に接続するための電力路接続口13aと、端子部12a、12bに接続される情報線L2と電気的に接続されている導電部を備えて情報線L2を外部の情報路に接続するための情報路接続口13bとが設けられている。ここに、電力路接続口13a及び情報路接続口13bは、それぞれ、導電部の配列や開口部の形状をシステムとして定形化(規格化)してある。
次にコネクタ装置1に接続される基本機能モジュール2について図1及び図6を参照して説明する。基本機能モジュール2は扁平な直方体状のモジュール本体20を備えており、モジュール本体20の背面側には、電力路接続口13a及び情報路接続口13bにそれぞれ対応した形態に規格化されたコネクタ21a、21bが形成されており、これらのコネクタ21a、21bをコネクタ装置1の各接続口13a、13bに接続することにより、コネクタ装置1の器体10前面側にモジュール本体20を重ねた状態で取着される。
モジュール本体20の内部には図5に示すような構成の回路が内蔵されている。この基本機能モジュール2は、後述する機能モジュール3及び制御モジュール4を連設して使用するために以下の構成を備えている。
すなわち基本機能モジュール2は、コネクタ21aを介して接続される商用電源ACを所定電圧に降圧するとともに、周波数を高周波に変換し、この高周波に変換した定圧交流電源をコア23aに巻装したコイル23bに印加するAC/ACコンバータ22aと、低圧交流電源を整流平滑後、安定した直流電圧からなる内部回路の動作電源(+V)を得る直流電源部22bと、コネクタ21bを介して接続される情報線L2を通じて情報信号の送受信を行う送受信部24と、情報線L2を介して受信される情報信号をE/O変換し、発光素子LEDを通じて光信号で送出するE/O変換部25aと、機能モジュール3から送られてくる光信号からなる情報信号を受光素子PDで受光し、O/E変換して送受信部24に出力するO/E変換部25bと、後述する携帯端末100との間で通信を行って携帯端末100で作成された後述する個人識別情報をダウンロードし、そのダインロードした個人識別情報を記憶部400に格納し、また制御モジュール4との間で通信を行って、記憶部400に格納している個人識別情報を情報信号により制御モジュール4へアップロードする処理を行うマイクロコンピュータからなる情報管理部401とを備えている。
ここで、上述したコイル23bとコア23aとは、基本機能モジュール2から機能モジュール3や、制御モジュール4、更に携帯端末100へ電力を非接触で供給するためのトランスの一次側となる電磁結合部を構成するもので、機能モジュール3、制御モジュール4、更に携帯端末100に同様に設けた電磁結合部のコアにコア23aが磁気結合し、トランス作用によって制御モジュール4に設けた電磁結合部のコイルに低圧交流電源を誘起させて電源供給を行うようになっている。
尚AC/ACコンバータ22aでは、電力線L1を通じて供給される商用電源を、商用電源周波数に比べて高周波の低圧交流電源に変換することで、電磁結合部によるトランス構成の小型化を図っている。
図5ではコア23aとコイル23bとからなる電磁結合部が1組しか示されていないが、機能モジュール3や制御モジュール4或いは携帯端末100は基本機能モジュール2の左右何れかの側、或いは、基本機能モジュール2の左右両側に並べて配置されるので、実際には電気的に並列な2組の電磁結合部が設けられ、モジュール本体20の左右両側において側壁に近接する内部位置に電磁結合部が1組ずつ配置してある。ここに、各電磁結合部のコア23aの先端が近接配置されるモジュール本体20の側面位置が、機能モジュール3や制御モジュール4或いは携帯端末100に対する磁気結合部Xとなっている。
一方、E/O変換部25aの発光素子LEDは、機能モジュール3や制御モジュール4或いは携帯端末100に対して情報信号を光信号により非接触で伝送するためのもので、連設する機能モジュール3側のO/E変換部(図示せず)に設けた受光素子に対置される。また、O/E変換部25bの受光素子PDは連設する機能モジュール3や制御モジュール4、更に携帯端末100から光信号により伝達されてくる情報信号を受光するためのもので、連設する機能モジュール3や制御モジュール4或いは携帯端末100側のE/O変換部(図示せず)に設けた発光素子に対置される。
尚、E/O変換部25aの発光素子LED及び、O/E変換部25bの受光素子PDも図5では1個ずつしか示されていないが、各変換部25a、25bには発光素子LED及び受光素子PDを2組ずつ接続してあり、モジュール本体20の左右両側において側壁に近接する内部位置に発光素子LED及び受光素子PDの組を1組ずつ配置している。ここで、発光素子LEDの発光部及び受光素子PDの受光部が対向するモジュール本体20の側壁部位は光信号が透過可能なように透明部Yとしてある。また、モジュール本体20の両側では、受光素子PDと発光素子LEDの位置が上、下で逆になるように配置され、例えば右側では受光素子PDを上、発光素子LEDを下とし、左側では受光素子PDを下、発光素子LEDを上としてある。そして、電磁結合部のコア23aの先端部の配置位置と、受光素子PD及び発光素子LEDの配置位置の上下間隔は定形としている。
基本機能モジュール2は以上のような構成を有しており、スイッチボックスBに取付枠70を用いて埋込配設されたコネクタ装置1の各接続口13a、13bに適応するコネクタ21a、21bを結合することで、基本機能モジュール2の電力確保と情報路の確保が同時に行え、且つ、スイッチボックスB内への配設が行える。
ここに、コネクタ装置1と基本機能モジュール2とでゲート装置が構成され、基本機能モジュール2の磁気結合部X及び透明部Yから電力路接続口及び情報路接続口がそれぞれ構成される。尚コネクタ装置1の各接続口13a、13bとコネクタ21a、21bの形態を定形化(規格化)しているので、基本機能モジュール2を何れのコネクタ装置1にも接続することができ、そのためレイアウトフリーに基本機能モジュール2を施工でき、また基本機能モジュール2に機能モジュール3や制御モジュール4を連設することによって多様な配線システムを展開することができる。
従って、ユーザーは、好みの利用形態に応じて基本機能モジュール2を自由に施工することができ、将来的に建物内部のレイアウトを変更したり、新しい基本機能モジュール2を追加したい場合にも、基本機能モジュール2のコネクタ装置1へ着脱のみで簡単に対応できるから、基本機能モジュール2の取替性が向上する。
次に、基本機能モジュール2に連設され、基本機能モジュール2から電力供給を受けて動作する機能モジュール3及び制御モジュール4、更に本発明の配線システムの主要な構成の一つである携帯端末100について説明する。
まず機能モジュール3は、夫々独自の機能部28を備え、例えばディスプレイ装置Mを機能部28に備えた機能モジュール3aの場合には図7(a)、(b)に示すように、モジュール本体30の高さ寸法を埋込型配線器具の3倍のモジュール寸法に形成するとともに、横幅寸法を1個モジュール寸法の整数倍(2倍)の寸法に形成し、またモジュール本体30の両側面の形状を基本機能モジュール2の側面と同一形状とし、さらに背面を平坦な面に形成して、造営面に沿って配設できるようにしたものである。
また例えばスピーカSP等を含む音源装置を機能部28として備えた機能モジュール3bの場合には図8(a)、(b)に示すように、操作スイッチSW1…からなる操作スイッチ部28dを機能部28に備えた機能モジュール3cの場合には図9(a),(b)に示すように、モジュール本体30の高さ寸法を埋込型配線器具の3倍のモジュール寸法に形成するとともに、横幅寸法を1個モジュール寸法の整数倍(1倍)の寸法に形成し、またモジュール本体30の両側面の形状は基本機能モジュール2の側面と同一形状とし、さらに背面を平坦な面に形成して、造営面に沿って配設できるようにしてある。
同様にその他の機能モジュール3にあってもモジュール本体30の高さ寸法を埋込型配線器具の3倍のモジュール寸法に形成するとともに、備える機能部に応じて横幅寸法を1個モジュール寸法の整数倍の寸法に形成し、またモジュール本体30の両側面の形状を基本機能モジュール2の側面と同一形状とし、さらに背面を平坦な面に形成して、造営面に沿って配設できるようにしてある。
制御モジュール4の場合にも図10(a),(b)に示すようにモジュール本体40の高さ寸法を埋込型配線器具の例えば3倍のモジュール寸法に形成するとともに、横幅寸法を1個モジュール寸法の整数倍(例えば1倍)の寸法に形成し、またモジュール本体40の両側面の形状は基本機能モジュール2の側面と同一形状とし、さらに背面を平坦な面に形成して、造営面に沿って配設できるようにしてある。
そしてモジュール本体30、40の上下位置には、取付枠70の横枠片74と同様の横枠片31を一体に形成してあり、上下の横枠片31の挿通孔32に通したタッピングねじにより壁を構成する石膏ボードなどにモジュール本体30を直接ねじ固定することができる。また各横枠片31には、前面側に横枠片被蔽用の化粧カバー80を取り付けるためのねじ孔33が設けてある。また各横枠片31の左右両側部からはL字形の引掛片34、34が一体に突出しており、左右方向の片側から突出する引掛片34は枠片31の上部から延出して先端が下向きに突出し、反対側から突出する引掛片34は枠片31の下部から延出して先端が上向きに突出している。
而して、機能モジュール3或いは制御モジュール4を基本機能モジュール2に連設する場合、基本機能モジュール2が取着された取付枠70の引掛片79に機能モジュール3或いは制御モジュール4の引掛片34と係合することによって、機能モジュール3或いは制御モジュール4のモジュール本体30、40が、がたつき無く基本機能モジュール2に連設されるようになっている。
また機能モジュール3に他の機能モジュール3や制御モジュール4を連設する場合や、制御モジュール4に機能モジュール3を連設する場合は一方の引掛片34を他方の引掛片34と係合させることで、がたつき無く連設することができるようになっている。
図4ではコネクタ装置1に接続した基本機能モジュール2に機能モジュール3aを連設した状態を示している。尚連設後、横方向に並ぶ横枠片74、31を被蔽するように化粧カバー80を被せ、また上下の化粧カバー80の両端端部に上下端を凹凸結合して取り付けるエンドカバー81で連設モジュール群のエンド部位を被蔽する。尚化粧カバー80の長さ寸法を各モジュール2、3、4の横幅寸法に対応した寸法に対応させたものを用いて横方向に連結する構造とすることで、連設するモジュール2、3、4の個数に合わせることができる。
機能モジュール3のモジュール本体30(及び制御モジュール4のモジュール本体40)の内部には、図11に示すようにコア23a及びコイル23bからなる電磁結合部を2組備えて、モジュール本体30(或いはモジュール本体40)の左右両側部において側壁に近接する内部位置に配置するとともに、夫々のコイル23bを電気的に接続し、片側の電磁結合部が隣接する基本機能モジュール2又は他の機能モジュール3或いは制御モジュール4の電磁結合部と電磁結合して受電する側(二次側)となると、他方の電磁結合部が給電側(一次側)となるようになっている。これらの電磁結合部を構成するコア23aの先端が近接配置されるモジュール本体30(或いはモジュール本体40)の側面位置が磁気結合部Xとなる。また両電磁結合部のコイル23b、23b間を接続する線路には直流電源部23を接続し、内部回路の動作電源+Vを得るようになっている。
更に情報信号を授受するために、モジュール本体30(或いはモジュール本体40)内には連設する基本機能モジュール2又は他の機能モジュール3或いは制御モジュール4から送られてくる光信号からなる情報信号を受光素子PDにて受光し電気的な信号に変換するO/E変換部25bと、電気信号からなる情報信号を隣接する基本機能モジュール2又は他の機能モジュール3或いは制御モジュール4へ光信号からなる情報信号として発光素子LEDにより送り出すためのE/O変換部25aと、O/E変換部25bからの電気信号からなる情報信号を受け取るとともに、電気信号からなる情報信号をE/O変換部25aへ送り出す情報信号送受信部25を二組設け、一方の発光素子LEDと受光素子PDをモジュール本体30(或いはモジュール本体40)の左側側壁近傍の内部に、また他方の発光素子LEDと受光素子PDをモジュール本体30の右側側壁近傍の内部に配置してある。ここで、左側に配置される発光素子LEDの位置は受光素子PDの下側に、また右側に配置される発光素子LEDの位置は受光素子PDの上側に夫々を配置してある。
而して、左側に連設される基本機能モジュール2又は他の機能モジュール3或いは制御モジュール4の右側側壁に近接配置された発光素子LED、受光素子PDに、当該モジュールの左側に配置した受光素子PD、発光素子LEDが夫々対向し、また右側に連設される基本機能モジュール2又は制御モジュール4の左側側壁に近接配置された発光素子LED、受光素子PDに、当該モジュールの右側に配置した受光素子PD、発光素子LEDが夫々対向するようになっている。尚発光素子LED、受光素子PDが対向しているモジュール本体30の側壁は光信号が透過できるように基本機能モジュール2と同様に透明部Yとなっている。
そして、両側の情報信号送受信部25、25間をモジュール本体30(或いはモジュール本体40)内において、双方向の信号ライン29で接続して、両側に隣接する基本機能モジュール2又は制御モジュール4に対して情報信号を中継できるようになっている。
またモジュール本体30(或いはモジュール本体40)内には、信号ライン29上の情報信号を受信するとともに、信号ライン29上に情報信号を送出する送受信部24と、この送受信部24で受信される情報信号から情報を取り込んで処理を行うとともに、機能モジュール3から基本機能モジュール2又は制御モジュール4宛に情報を送る場合の情報生成処理を行う演算処理部26と、I/Oインターフェース27を介して演算処理部26との間で情報の授受を行って動作する機能部28とを設けてある。
機能モジュール3の機能部28は特有のハードウェア(以下被制御機器という)と、その被制御機器を特定システムの所定の機能として動作させるために後述するように制御モジュール4との間で通信を行うことで情報信号として送られてくる制御情報(制御信号)に基づいて被制御機器を制御するマイクロコンピュータ部(以下CPU部と称する)28aを備えている。
例えば図12に示すように被制御機器としてデジタル映像信号対応の液晶表示器からなるディスプレイ装置Mを機能部28に備えている機能モジュール3aの場合には、ディスプレイ装置(インターフェースを含む)M以外に、制御モジュール4との間の通信や、情報線L2を介して情報伝達が行える機能モジュール3’(図1ではインターホンのTVカメラ付きドアホン子機5に設けられるもの)からの撮像情報信号を受け取るためのこれら機器との通信や、他の機能モジュール3に備わった撮像カメラの撮像情報信号の受信のために当該機能モジュール3との間の通信をI/Oインターフェース27、演算処理部26を介して行うための通信機能と、通信により制御モジュール4から受け取った制御情報に基づいてディスプレイ装置Mを起動する制御機能と、情報信号として送られてくる所定形式の撮像情報信号を復調した後ディスプレイ装置Mに適合したデジタル映像信号に変換生成する映像処理機能とを、CPU部28aの実行で実現する基本プログラムを記憶部28bに備えている。
同様に図13に示すように被制御機器としてマイク兼用のスピーカSPや、再生音声の増幅用アンプAP1や、入力音声の増幅用アンプAP2等の音響装置を機能部28に備えた機能モジュール3bの場合には、音響装置以外に、制御モジュール4との間の通信や他の機能モジュール3或いはシステムの情報線L2に接続された機能モジュール3’との間の通信をI/Oインターフェース27、演算処理部26を介して行うための通信機能と、通信により制御モジュール4から受け取った制御情報に基づいてスピーカSPをマイクとして使用する切り替えを切替回路28cで行ったり、情報信号として送られてくる圧縮音声情報を復調してD/A変換を行う機能と、マイクとしてスピーカSPを使用したときの音声信号をA/D変換するとともに、所定の圧縮音声情報に変換して上述の通信機能を介して送信させる機能とを、CPU部28aが実行することで実現する基本プログラムを記憶部28bに備えている。尚VRは再生音量調整用の可変抵抗器である。
また図14に示すように被制御機器として操作スイッチSW1…及びインターフェース(図示せず)からなる操作スイッチ部28dを機能部28に備えている機能モジュール3cの場合には、CPU部28aには、制御モジュール4との間の通信や他の機能モジュール3或いは情報線L2を介して情報伝達を行う機能モジュール3’との間の通信をI/Oインターフェース27、演算処理部26を介して行うための通信機能と、通信により制御モジュール4から受け取った制御情報に基づいて操作スイッチ部28dの各押釦スイッチSW1…の役割設定を行う機能と、押釦スイッチSW1…の操作情報を制御モジュール4や他の機能モジュール3へ上述の通信機能を用いて送る処理機能とを、CPU部28aが実行することで実現する基本プログラムを記憶部28bに備えている。
また上述の機能モジュール3以外において、同様なモジュール本体30にセンサ、撮像カメラ等被制御機器を組み込む機能モジュール3もその機能部28として必要な被制御機器やインターフェースを備えるとともに、CPU部28aが実行することで、制御モジュール4や他の機能モジュール3、3’との通信を行うための通信機能や、制御モジュール4からの制御情報に基づいて被制御機器を動作させる制御機能を実現する基本プログラムを記憶部28bに備えているものとする。
ここで、本実施形態の配線システムでは、上述のように基本機能モジュール2に連設する機能モジュール3以外に、情報線L2、電力線L1に直接接続し、電力線L1から電源を得るとともに、情報線L2を通じて制御情報を制御モジュール4から受け取り、対応する被制御機器を制御情報に基づいて動作させる機能モジュール3’が準備されており、例えばドアホン子機5や、電気錠200に対応するものが設けられている。
これら機能モジュール3’は、図15(a)に示すように情報線L2を通じて情報信号の送受信を行う通信機能として情報信号送受信部300と、情報信号送受信部300から動作情報等を送信する情報生成、情報信号送受信部300で受信した制御情報の取り込みと内容の判断処理、制御情報の内容に基づいて機能部303を制御する制御信号を生成する処理を行う演算処理部301と、夫々の被制御機器に対応した機能部303と、演算処理部301と機能部303との間に介在するI/Oインターフェース302と、電力線L1から供給を受ける交流電源から動作用の直流電源+Vを得る直流電源部305とを備えている。
そして機能部303としては、電気錠201の場合にはJEMA規格の信号発生部を、ドアホン子機5に対応する機能モジュール3’の場合には通話手段や、来訪者を撮像するTVカメラの他に音声データの送受や映像データの送受のための信号処理手段などを備えている。
また各機能モジュール3及び機能モジュール3’には夫々を識別する識別情報(後述するIPアドレスやMACアドレス)や夫々が設定され、機能モジュール3、3’の被制御機器を制御モジュール4が制御する際に使用する。
制御モジュール4は信号伝送系、電源系の構成は基本的には機能モジュール3と同じ構成を有するが、機能部28の構成が図15(b)に示すように独自の構成を備えている。つまり対応機能モジュール3、3’に対して夫々の機能モジュール3、3’に対応する被制御機器を制御する制御情報を生成する制御動作用のソフトウェア(プログラム)と、制御対象の機能モジュール3、3’の登録内容を含む制御関連情報を予め記憶しておくとともに、被制御機器がセキュリティ関連機器、例えば電気錠200の場合には、当該電気錠200の解錠を許可する個人識別情報を予め記憶する記憶部28bと、記憶部28bで記憶している制御関連情報や個人識別情報に基づいたり、機能モジュール3から送られてくる操作情報に基づいて機能モジュール3、3’へ送信する制御情報の生成処理等を行うCPU部28aとを備えている。
ここで上述の電気錠200を動作させる機能モジュール3’が制御対象の場合に、記憶部28bに記憶する個人識別情報として指紋データ等がある。
さて本発明の主要な構成の一つである携帯端末100は、携帯電話機を含むPDA(Personal Digital Assistance)により構成され、本実施形態の配線システムに対応した固有の機能を回路構成を図16(a)に示す。この図16(a)で示すようにゲート装置を構成する基本機能モジュール2から非接触で電力供給を受けるとともに、情報の授受を行うための通信を行うために、機能モジュール3や、制御モジュール4と同様にコア23aに巻装したコイル23bから低圧交流を取り込み、その低圧交流を整流平滑後、安定した直流電圧からなる内部回路の動作電源(+V)を得る直流電源部22と、基本機能モジュール2との間で情報授受を行うための送受信部24と、送受信部24からの情報信号を発光素子LEDを通じて基本機能モジュール2へ光信号で送出するE/O変換部25aと、基本機能モジュール2から送られてくる光信号からなる情報信号を受光素子PDで受光し、O/E変換して送受信部24に出力するO/E変換部25bと、送信する情報の生成処理及び受信情報の取得処理等を携帯端末本来の機能とともに備えた演算処理部101と、キー操作入力部102と、液晶表示器からなる表示部103と、記憶部104と、携帯端末本来の通信機能部105と、充電池等の電池電源106とを基本構成として備えるとともに、上述の電気錠200の解錠に用いる個人識別情報たる指紋情報を読み取るための指紋リーダ部107を備えている。またこの指紋リーダ部107に対応して、指紋リーダ部107で読み取った指紋情報を送受信部24とE/O変換部25aを介して送出させる処理や記憶部104に格納する機能を演算処理部101に備えてある。
そして図16(b)に示すように器体100aの側面には磁気結合部Xと、透明部Yとを基本機能モジュール2,機能モジュール3,制御モジュール4と同様に設け、後述する情報のダウンロード時や、電力供給を受けるときにゲート装置を構成する基本機能モジュール2の側面に器体100aの側面を当接することで通信路確保や、電力確保が行えるようになっている。
ここでこの携帯端末100から指紋情報を受信するための基本機能モジュール2は、例えば電気錠200が設けられた玄関等の出入り口の外側に配設されたスイッチボックスB内のコネクタ装置1に接続され、また一側面の透明部Yを外部に露出するようにエンドカバー81は取り付けない。
次にこの携帯端末100の指紋リーダ部107の使い方について簡単に説明する。
まず配線システムの稼動初期時において、電気錠200に対応する機能モジュール3’を制御する制御モジュール4に個人識別情報として指紋情報を登録する必要がある。この場合ユーザーが携帯端末100の表示部103のメニュー画面とキー操作入力部102の操作とから初期登録用の指紋読み取りモードを選択すると、演算処理部101の制御の下で指紋リーダ部107が起動して指紋情報の読み取り準備状態となる。この読み取り準備状態においてユーザーが指を指紋リーダ部107に押し付けると、当該指の指紋が指紋リーダ部107で読み取られその指紋情報が記憶部104に格納され、指紋情報読み取りが終了する。これらの一連の流れは表示部103により表示されるためユーザーは迷うことなく指紋読み取りの操作ができる。尚この初期登録の操作はセキュリティ性を高めるために、携帯端末100側から予め登録されている暗証番号の入力を要求するなどを講じても良い。
このようにして予め初期登録する指紋情報を記憶部104に格納させた携帯端末100を対応する基本機能モジュール2の透明部Yに携帯端末100の透明部Yを接合して通信路を確立した上で、携帯端末100においてキー操作入力部102から初期登録のためのダウンロードの指示を与えると、このダウンロードの指示に対応して携帯端末100の演算処理部101は基本機能モジュール2側に個人識別情報のダウンロードを指示するコマンド情報を送受信部24とE/O変換部25aを介して基本機能モジュール2側へ送信する。このコマンド情報を受信した基本機能モジュール2の情報管理部401ではダウンロード準備完了の情報を送受信部24、E/O変換部25aを介して携帯端末100へ送る。このダウンロード準備完了の情報を受け取った携帯端末100の演算処理部101は、記憶部104に記憶している指紋情報を基本機能モジュール2の情報管理部401との連携動作によって転送する処理を行い、基本機能モジュール2の情報管理部401は転送されてきた指紋情報を記憶部104に記憶させるダウンロード処理を行う。
そしてダウンロード処理が終了後、携帯端末100側では記憶部104に格納した指紋情報を消去する処理を行宇。一方基本機能モジュール2は配線システム上に存在している電気錠200の制御を対応する機能モジュール3’を介して行う制御モジュール4を探し出す検索処理を行う。ここで制御モジュール4は、他の基本機能モジュール2に直接或いは機能モジュール3を介して連設されることで、情報線L2及びモジュール2,3内の信号路からなる情報ネットワークに接続されており、この情報ネットワークを通じて上述の検索が行われることになる。この検索には例えばUPnP(ユニバーサルプラグアンドプレイ)の技術を用いて機能内容とIPアドレス(或いはMACアドレス)を取得することで、基本機能モジュール2の情報管理部401は対応する制御モジュール4を探し出すことになり、この探し出した制御モジュール4に対して情報管理部104は記憶部104に記憶している指紋情報を転送する処理を行う。対応する制御モジュール4は、基本機能モジュール2との間で通信を行うことで、指紋情報を取得することになり、この指紋情報を機能部28内の記憶部28bに格納して保持することになる。
以後携帯端末4は通常の携帯端末4として使用すれば良いことなる。また日常的には電気錠200の解錠を行うためのキーとして用いることが可能となる。
このキーとして用いる場合には、携帯端末4を所有している者の指紋情報をリアルタイムで認証する必要があるため、初期登録時のように予め記憶部104に格納する処理は行わない。
つまり、電気錠200を解錠したいユーザーは、キー操作入力部102の操作で携帯端末100をキーモード状態とした上で、携帯端末4の透明部Yを対応する基本機能モジュール2の透明部Yに接合して通信路を確立させる。キーモード状態では指紋リーダ部107が指紋読み取り準備状態になり、通信路を確立した状態で、ユーザーが指紋リーダ部107に指紋情報を登録してある指を押し付けると、指紋リーダ部107は指紋を読み取り演算処理部101は基本機能モジュール2の情報管理部401との間の連携動作によって読み取った指紋情報を基本機能モジュール2にダウンロードする処理を行う。基本機能モジュール2は、ダウンロードした指紋情報を上述の情報ネットワークを介して対応する制御モジュール4へ転送する。制御モジュール4の機能部28のCPU部28aは転送されたきた指紋情報が記憶部28bに登録されている指紋情報に一致するものであるかの判定を行い、一致するものがあれば、電気錠200に対応する機能モジュール3’へ解錠指令を与える制御情報を生成して上述の情報ネットワークを介して当該機能モジュール3’へ送信する。
制御情報を受け取った機能モジュール3’の機能部28は解錠指令に基づいて電気錠200を解錠させる処理を行う。また一致する指紋情報が無ければ電気錠200は解錠されないため例え指紋リーダ部107を備えた携帯端末100が使用されたとしても、不正使用を防げる。
ところで、図1ではドアホン子機5が配線システムに接続されているが、このドアホン子機5は上述した機能モジュール3a〜3cとこれに対応した制御モジュール4により制御されるドアホン親機が配線システムに設置され、通話や来訪者モニタができるようになっている。
また図1中2aはスピーカSP等の音響装置のための機能部28を備え、機能モジュールと兼用する基本機能モジュールであり、2bは電力線L1に接続される引掛シーリングローゼット102を一体に備えた基本機能モジュールである。また2cは電力線L1に接続される電源コンセント103を一体に備えた基本機能モジュールである。2dは操作スイッチ部を前面に設け、内部に操作スイッチ部のための機能部28を備え、機能モジュールを兼用する基本機能モジュールである。
尚上述の携帯端末100とゲート装置を構成する基本機能モジュール2との接合は非接触で行っているが、有線ケーブルを用いて行うようにしても良い。また電源供給が不要な場合には、基本機能モジュール2へ携帯端末100から個人識別情報等の伝送を行う場合に、赤外線通信や小電力の無線通信を用いてもよい。更に移動体通信端末で携帯端末100が構成される場合には、移動体通信網からインターネット網NTを通じて基本機能モジュール2へ情報伝送を行うようにしても良い。
また室内に設けた基本機能モジュール2の磁気結合部Xに携帯端末10の側面の磁気結合部Yを接合することで、非接触による携帯端末100への給電ができるため、電池電源106への充電が可能となる。そこで室内に設けた基本機能モジュール2を充電器として使用できるようにしても良く、この場合基本機能モジュール2と携帯端末10との接合状態を維持できる手段を基本機能モジュール2に備えると良い。
更に上述で用いた個人識別情報は指紋情報であったが、携帯端末10の固有番号とパスワードとを組み合わせ個人識別情報としても良い。この場合、初期処理としてゲート装置を構成する基本機能モジュール2との間の通信によって携帯端末100の固有番号とキー操作入力部102で入力されたパスワードとからなる個人識別情報を一旦基本機能モジュール2にダウンロードした後、制御モジュール4へ転送することで登録する。その後キーモードで使用する際には基本機能モジュール2に携帯端末100を接合した状態でパスワードを入力し、基本機能モジュール2を通じてパスワード及び携帯端末100の固有番号からなる個人識別情報を制御モジュール4へ転送して登録済みの個人識別情報との照合から認証を受ける。制御モジュール4は、この認証によって指紋情報の場合と同様に電気錠200の解錠を行うか否かの判断を行う。
また上述の機能モジュール3及び制御モジュール4は基本機能モジュール2の側部若しくは他の機能モジュール3の側部に連設した状態で壁面等にねじ固定するようになっているが、隣接するモジュール同士を機械的に連結する連結手段を用い、この連結されたモジュール群の荷重をゲート装置を構成する基本機能モジュール2で支える構造としても良い。
また、上述の実施形態では基本機能モジュール4に携帯端末100からダウンロードした個人識別情報を記憶する記憶部400と、制御モジュール4へスケジュール情報を転送する情報管理部401を設けてあるが、これらの構成や直流電源部をコネクタ装置1に設けても良い。この場合コネクタ装置1単体でゲート装置を構成し、基本機能モジュール2は情報信号を光信号により連設する機能モジュール3や制御モジュールと情報線L1との間で中継するとともに、電力線L1からの交流電源を低圧交流電源に変換して非接触で機能モジュール3や制御モジュール4へ給電するためのモジュールとなる。
また制御モジュール4は、配線盤8内に設けても良く、この場合携帯端末100から個人識別情報をダウンロードした、例えば基本機能モジュール2との間で上述の情報ネットワークを介して通信路を確立し、基本機能モジュール2から個人識別情報を転送して貰うことになる。
実施形態1の配線システム全体の概略システム構成図である。 実施形態1の配線システムに用いる基本機能モジュールを接続装置から外した状態の分解斜視図である。 実施形態1の配線システムの施工例図である。 実施形態1の基本機能モジュールと機能モジュールの取付状態を説明する一部省略した背面図である。 実施形態1の基本機能モジュールとコネクタ装置のブロック図である。 実施形態1の基本モジュールの背面側からみた斜視図である。 実施形態1に用いる機能モジュールの一例を示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。 実施形態1に用いる機能モジュールの別の例を示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。 実施形態1に用いる機能モジュールの他の例を示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。 実施形態1に用いる制御モジュールを示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。 実施形態1に用いる機能モジュール及び制御モジュールの基本的なブロック図である。 実施形態1に用いる機能モジュールの一例の機能部のブロック図である。 実施形態1に用いる機能モジュールの別の例の機能部のブロック図である。 実施形態1に用いる機能モジュールの他の例の機能部のブロック図である。 (a)は実施形態1に用いる別の機能モジュールのブロック図、(b)は実施形態1に用いる制御モジュール4の要部のブロック図である。 (a)は実施形態1に用いる携帯端末のブロック図、(b)は実施形態1に用いる携帯端末の縮小斜視図である。
符号の説明
1 コネクタ装置
2 基本機能モジュール
3a〜3b 機能モジュール
3’機能モジュール
4 制御モジュール
5 ドアホン子器
B スイッチボックス
100 携帯端末
200 電気錠
L1 電力線
L2 情報線

Claims (3)

  1. 情報伝送用の情報線及び電力線が接続されたゲート装置と、セキュリティ関連機器にに制御情報を送信して該セキュリティ関連機器を制御する制御手段と、該制御手段の制御機能が前記セキュリティ関連機器を制御するために用いる個人識別情報を有する携帯端末とを備えるとともに、前記制御手段と前記ゲート装置には前記制御手段と前記ゲート装置の間で通信を行う通信手段を夫々備え、前記携帯端末と前記ゲート装置には前記携帯端末と前記ゲート装置との間で通信を行う通信手段を夫々に備え、前記ゲート装置は、前記携帯端末が有する個人識別情報を前記携帯端末からダウンロードし、前記制御手段は、前記ゲート装置にダウンロードされた個人識別情報を前記ゲート装置から取得して該個人識別情報に基づいて前記セキュリティ関連機器を制御することを特徴とする配線システム。
  2. 前記ゲート装置には電力線から得る電力を前記携帯端末に給電する給電手段を備え、前記携帯端末には前記ゲート装置に接続することで受電する手段を備えていることを特徴とする請求項1又は2記載の配線システム。
  3. 前記ゲート装置には電力線から得る電力を前記携帯端末に非接触で給電する給電手段を備え、前記携帯端末には前記ゲート装置から非接触で受電する手段を備えていることを特徴とする請求項1又は2記載の配線システム。
JP2005371107A 2005-12-22 2005-12-22 配線システム Withdrawn JP2007172411A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005371107A JP2007172411A (ja) 2005-12-22 2005-12-22 配線システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005371107A JP2007172411A (ja) 2005-12-22 2005-12-22 配線システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007172411A true JP2007172411A (ja) 2007-07-05

Family

ID=38298872

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005371107A Withdrawn JP2007172411A (ja) 2005-12-22 2005-12-22 配線システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007172411A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7772717B2 (en) Dual wiring system
EP2928113B1 (en) Power line ethernet adaptor and power line ethernet communication kit
JP2007174435A (ja) 配線システム
CN100594695C (zh) 双布线系统
JP4925252B2 (ja) 機能装置
JP2007172411A (ja) 配線システム
JP2007174434A (ja) 配線システム
CN209657489U (zh) 红外转发装置以及系统
JP2007020015A (ja) 機能装置
JP4710447B2 (ja) 配線システム
JP4710595B2 (ja) 配線システム
JP2007174433A (ja) 配線システム
JP4674542B2 (ja) 配線システム及びコントロール端末
JP4613819B2 (ja) 配線システム
JP2007181109A (ja) 配線システム
CN217690148U (zh) 一种智能中控装置
JP2007174413A (ja) インターホンシステム
JP2007172408A (ja) プログラム組込方法
JP2007174550A (ja) 配線システム

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20090303