JP2007171475A - 現像処理搬送機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像処理装置において簡単に迅速処理と通常処理の両方を作り出すことができる現像処理搬送機構を提供する。
【解決手段】感光材料Pを供給側から排出側へ搬送することで発色現像処理から漂白定着処理を経て洗浄処理に至る現像処理を実施するために、現像処理槽として、発色現像槽51と、漂白定着槽52と、少なくとも1つの洗浄槽53とからなる洗浄槽群とを備えた現像処理装置の処理槽に装着されて感光材料を搬送する現像処理搬送機構70。この搬送機構は処理槽に脱着可能に装着されるとともに処理槽の処理液外で受け取った感光材料を水平に搬送する水平搬送ユニットとして構成され、水平搬送中の感光材料に対して処理液を付与する処理液付与手段80が設けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、露光済み感光材料を供給側から排出側へ搬送することで発色現像処理から漂白定着処理を経て洗浄処理に至る現像処理を実施するために、現像処理槽として、発色現像槽と、漂白定着槽と、少なくとも1つの洗浄槽とからなる洗浄槽群とを備えた現像処理装置の前記処理槽に装着される、前記感光材料を搬送する現像処理搬送機構に関する。
従来のそのような現像処理搬送機構が装着される現像処理装置は、発色現像液を収容する発色現像槽と、漂白定着液を収容する漂白定着槽と、安定液を収容する前記供給側の少なくとも1つの洗浄槽と前記排出側の少なくとも1つの洗浄槽とからなる洗浄槽群と、前記発色現像槽に装着されて前記発色現像槽内で前記感光材料を往復搬送するUターン発色現像搬送機構と、前記漂白定着槽に装着されて前記漂白定着槽内で前記感光材料を往復搬送するUターン漂白定着搬送機構と、前記洗浄槽群に装着されて前記感光材料を往復搬送するUターン洗浄搬送機構とを備えている。このように、各処理槽に感光材料を沈め込ませては再び引き上げることで現像処理に必要な処理を連続的に行うことが実現しているが、このような感光材料のUターン搬送では感光材料現像処理の簡易化及び迅速化の要望に応えることが困難である。特に、複数の(一般には4つの)洗浄槽からなる洗浄槽群におけるUターン搬送の多数回の繰り返しは現像処理迅速化の大きな障害である。また、Uターン搬送では、1つの洗浄槽から感光材料を引き上げて次の洗浄槽に送り込むまでの搬送路程が必要となるが、この搬送路程で洗浄処理が施されないといことも、Uターン搬送における現像処理迅速化の障害となっている。
このことから、複数の洗浄槽のうち少なくとも1つの槽に対してUターン洗浄搬送機構の代わりに、少なくともその一部分が洗浄液(安定液)に浸漬しながら回転するとともにその周面に弾性変形部材を有する処理ローラを設けることで、感光材料を洗浄槽の洗浄液中に浸漬させずに洗浄液面上を水平搬送して処理ローラの周面を介して洗浄液を付与する感光材料処理装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この感光材料処理装置では、一部の洗浄槽において感光材料を洗浄液に沈め込ませては再び引き上げるUターン搬送ではなく感光材料を洗浄槽の液面上で水平搬送することで、洗浄処理の簡易化及び迅速化に寄与し、感光材料現像処理時間の短縮を実現させる。
しかしながら、この感光材料処理装置では、感光材料の非搬送時に処理ローラを洗浄液中に完全に浸漬させるための手段が必要であり、処理ローラを含めた搬送機構がかなり大がかりなものとなる。さらには、写真プリント作製などにおいては、従来どおりの複数洗浄槽にわたるUターン搬送が必要なケースも要求されることがあり、このような要求も満たすためには、迅速処理用と通常処理用の2つの現像処理装置を設置しておく必要があり、不経済である。
特開平4−268554号公報(段落番号0037−0038、0110−0122、図1)
上記実状に鑑み、本発明の課題は、現像処理装置において簡単に迅速処理と通常処理の両方を作り出すことができる現像処理搬送機構を提供することである。
上記課題を解決するため、露光済み感光材料を供給側から排出側へ搬送することで発色現像処理から漂白定着処理を経て洗浄処理に至る現像処理を実施するために、現像処理槽として、発色現像槽と、漂白定着槽と、少なくとも1つの洗浄槽とからなる洗浄槽群とを備えた現像処理装置の前記処理槽に装着される、前記感光材料を搬送する現像処理搬送機構において、本発明では、前記現像処理搬送機構は前記処理槽に脱着可能に装着されるとともに前記処理槽の処理液外で受け取った感光材料を水平に搬送する水平搬送ユニットとして構成され、前記水平搬送ユニットには水平搬送中の感光材料に対して前記処理液を付与する処理液付与手段が設けられている。
現像処理装置の処理槽に通常装着されている処理槽内で感光材料を往復搬送するUターン洗浄搬送機構に代えて、いずれかの処理槽に本発明による水平搬送ユニットを装着することで、Uターン搬送をショートカットして処理時間を短縮することが可能となる。しかも、この水平搬送ユニットには水平搬送中の感光材料に対して処理液を付与する処理液付与手段を設けられているので、液外での水平搬送中においても処理液による処理を途切らせることはない。迅速処理でなく、従来通りの現像処理仕様が要求される場合、水平搬送ユニットを取り外して、Uターン搬送機構を装着して、全ての処理槽にで感光材料のUターン搬送浸漬処理を行うことができる。
Uターン搬送機構に代えての水平搬送ユニットの信頼性のある装着を簡単化するために、前記水平搬送ユニットを前記洗浄槽群に装着する際に、前記水平搬送ユニットへの動力伝達を可能にする動力接続と前記安定液付与手段への安定液の供給を可能にする配管接続とが実現するような接続構造を採用するとよい。
感光材料の搬送詰まりが生じた場合のリカバリーを容易にする構造が要求される。このため、本発明の好適な実施形態の1つでは、前記処理液付与手段は、水平搬送される感光材料の上面側に処理液を付与する上面側処理液付与モジュールと下面側に処理液を付与する下面側処理液付与モジュールを備えており、前記上面側処理液付与モジュールは上方から脱着可能に構成されている。
現像処理装置では、現像処理時間の短縮と現像結果の品質維持(画質維持)は相反するものであり、処理時間が短くすると品質低下が生じるが、品質維持(画質維持)に関しては洗浄処理の処理時間が発色現像処理や漂白定着処理に較べてより融通性をもっている。このため、迅速処理を所望する場合、洗浄槽に水平搬送ユニットを装着することが好ましい。また、一般的な写真プリント作製のための現像処理装置では、4つの洗浄槽から構成されているので、そのうちの任意の洗浄槽に対してUターン搬送機構に代えて水平搬送ユニットを装着することで、種々のパターンの洗浄処理を実施することができる。このため、本発明による水平搬送ユニットは、洗浄槽群の少なくとも1つに装着可能に構成されることが好都合である。
本発明による現像処理搬送機構の一例としての水平洗浄搬送ユニットをその洗浄槽に装着することができる現像処理装置を含む写真プリント装置の外観図が図1に示されている。この写真プリント装置は、感光材料としての印画紙Pに対して露光処理と現像処理とを行う写真プリンタとしてのプリントステーション1Bと、現像済み写真フィルム2aやデジタルカメラ用メモリカード2bなどの画像入力メディアから取り込んだ撮影画像を処理してプリントステーション1Bで使用されるプリントデータの生成・転送などを行う操作ステーション1Aとから構成されている。
この写真プリント装置はデジタルミニラボとも称せられるものであり、図2からよく理解できるように、プリントステーション1Bは、2つの印画紙マガジン11に納めたロール状の印画紙Pを引き出してシートカッター12でプリントサイズに切断すると共に、このように切断された印画紙Pに対し、バックプリント部13で色補正情報やコマ番号などのプリント処理情報を印画紙Pの裏面に印字するとともに、露光ユニット14で印画紙Pの表面に撮影画像の露光を行う露光装置3と、この露光後の印画紙Pを現像処理するために複数の現像処理槽を有した現像処理装置4から構成されている。現像された印画紙Pは、装置上部の横送りコンベア15からソータ16に送られ、写真プリントPとして、ソータ16の複数のトレイにオーダ単位で仕分けられた状態で集積される(図1参照)。
プリントステーション1B内で印画紙Pを搬送する印画紙搬送機構は、印画紙Pを露光する露光ユニット14の領域に配置される露光搬送ライン17と、露光された印画紙Pを現像処理する現像処理装置4の領域に配置される現像搬送ライン18に区分けされる。露光搬送ライン17には、露光ユニット14の露光ポイントの前後に配置されたチャッカー式印画紙搬送機構17aや露光搬送ローラユニット17bを含む複数の挟持搬送ローラ対が設けられている。
プリント露光ユニット14には、副走査方向に搬送される印画紙Pに対して、主走査方向に沿って操作ステーション1Aからのプリントデータに基づいてR(赤)、G(緑)、B(青)の3原色のレーザ光線の照射を行うライン走査型記録ヘッドとしてのライン露光ヘッドが設けられている。プリント露光方式としては、このレーザビーム方式以外に、PLZTシャッター方式、液晶シャッター方式、蛍光ビーム方式、DMD(デジタルマイクロミラーデバイス)方式などが知られており、設計時に露光仕様に応じて選択することができる。
前記操作ステーション1Aのデスク状コンソールの上部位置には、写真フィルム2aの撮影画像コマから撮影画像データ(以下単に画像データと略称する)を取得するフィルムスキャナ21が配置されており、デジタルカメラ等に装着される撮影画像記録媒体2bとして用いられている各種半導体メモリやCD−Rなどから画像データとしての撮影画像を取得するメディアリーダ22は、この写真プリント装置のコントローラ20として機能する汎用パソコンに組み込まれている。この汎用パソコンには、さらに各種情報を表示するモニタ23、各種設定や調整を行う際に用いる操作入力部として利用されるキーボード24やポインティングデバイスとしてのマウス25も接続されている。
現像処理装置4は、処理槽部5Aと乾燥部5Bに区画されている。処理槽部5Aは各種処理液毎に区画された処理槽つまり、発色現像液を収容する発色現像槽51と、漂白定着液を収容する漂白定着槽52と、安定液を収容する4つの洗浄槽、つまり第1洗浄槽53aと第2洗浄槽53bと第3洗浄槽53cと第4洗浄槽53dからなる洗浄槽群53を備えている。第1洗浄槽53aと第2洗浄槽53bと第3洗浄槽53cと第4洗浄槽53dはカスケード接続されており、第4洗浄槽53dに補充された処理液がオーバーフロー方式で順次第1洗浄槽53aに流れ込む。乾燥部5Bは、現像処理された印画紙Pを乾燥するための熱風ブロア54を備えている。
図2に示すように、現像搬送ライン18には、処理槽内で印画紙Pを往復搬送するUターン搬送機構6が備えられるが、このUターン搬送機構6は、現像処理装置4の処理形態に応じて、図3に示すように、本発明による現像処理搬送機構である水平搬送ユニット7によって部分的に置き換えることができる。処理槽毎に処理液中に印画紙Pを浸漬させUターン搬送させるUターン搬送機構6とは異なり水平搬送ユニット7は、処理槽の処理液上方で印画紙Pを水平に搬送しながら処理液付与手段により処理液と接触させるものであり、処理槽通過距離が断然短くなることから現像処理の迅速化に寄与する。つまり、標準処理形態での現像処理装置4では現像搬送ライン18はUターン搬送機構6のみによって構成され、迅速処理形態ではUターン搬送機構6と水平搬送ユニット7の組み合わせによって構成される。
ここでは、まず図2を用いて標準処理形態を説明する。Uターン搬送機構6は、印画紙Pを処理槽の深さ方向に送り込むとともに底部でUターンさせて再び液面に向かわせるように配置された駆動ローラを備えた液中ラックと呼ばれる複数の浸漬搬送ラック60と、処理槽外つまり液面上で各処理槽をクロスするように印画紙Pを実質的に水平に搬送する液外ラックと呼ばれる複数の槽外搬送ラック61との組み合わせで構成されている。液中ラック60は装着される処理槽によってその長さ(高さ)が異なっており、発色現像槽51と漂白定着槽52に装着される発色現像槽用液中ラック60aと漂白定着槽用液中ラック60bは、洗浄槽群53に装着される第1・第2・第3・第4洗浄槽用液中ラック60c、60d、60e、60fより長くなっている。
液外ラック61は、露光装置3から送られてきた印画紙Pを発色現像槽51に送り込む導入ラック61a、発色現像槽51から引き上げた印画紙Pを漂白定着槽52に送り込む第1クロスオーバラック61b、漂白定着槽52から引き上げた印画紙Pを第1洗浄槽53aに送り込む第2クロスオーバラック61c、第1洗浄槽53aから引き上げた印画紙Pを第2洗浄槽53bに送り込む第3クロスオーバラック61d、第2洗浄槽53bから引き上げた印画紙Pを第3洗浄槽53cに送り込む第4クロスオーバラック61e、第3洗浄槽53dから引き上げた印画紙Pを第4洗浄槽53dに送り込む第5クロスオーバラック61f、第4洗浄槽53eから引き上げた印画紙Pを絞りながら乾燥部5Bに送るスクイズラック61gから構成されている。
現像搬送ライン18を構成する液中ラック60と液外ラック61には、印画紙Pを搬送するための駆動ローラが設けられているが、これらの駆動ローラへ動力を伝達するために、図2では模式的にしか図示されていないが、モータによって回転駆動される動力伝達主軸62が処理槽の並びに沿って延設されている。各液中ラック60の駆動ローラは、液中ラック60の対応処理槽への装着によって噛み合い結合するウオームギヤセットを介して動力伝達主軸62から分岐された回転動力を利用して回転駆動される。同様に、各液外ラック61の駆動ローラも、液外ラック61の対応処理槽への装着によって噛み合い結合するギヤセットを介して動力伝達主軸62から分岐された回転動力を利用して回転駆動される。
次に、図3を用いて迅速処理形態の一例を説明する。図示された迅速処理形態では、上記標準処理形態に較べて、第1洗浄槽53aと第2洗浄槽53bに装着されていた第1洗浄槽用液中ラック60aと第2洗浄槽用液中ラック60bが省かれているとともに、第2クロスオーバラック61cと第3クロスオーバラック61dと第4クロスオーバラック61eとが水平搬送ユニット7によって置き換えられていることで異なっている。つまり、この迅速処理形態では、漂白定着槽52から引き上げた印画紙Pはそのまま水平搬送され、第1洗浄槽53aと第2洗浄槽53bを飛び越して第3洗浄槽53cに送り込まれる。
この水平搬送ユニット7は、印画紙Pを水平搬送しながら洗浄処理する水平洗浄搬送ユニット70であり、図4と図5に示すように、第1洗浄槽53aと第2洗浄槽53bに装着されている。水平洗浄搬送ユニット70は、印画紙Pを漂白定着槽52から引き上げる入口ローラ部72、引き上げられた印画紙Pを水平搬送するために相互に間隔をあけて配置されている第1ローラ部73と中間ローラ部74と第2ローラ部75、水平搬送された印画紙Pを第3洗浄槽53cに送り込む出口ローラ部76を設けている。これらのローラ部は、第2クロスオーバラック61cと第3クロスオーバラック61dと第4クロスオーバラック61eとが装着されていた装着位置に同様に装着されるような寸法形状を有するハウジング71に取り付けられている。各ローラ部の駆動ローラには印画紙Pの搬送方向に延びている動力伝達主軸62からウオームギヤセット63を介して分岐された回転動力が、さらに動力分岐ギヤセット64を介して伝達される。この動力分岐ギヤセット64は、水平洗浄搬送ユニット70を所定の洗浄槽に装着されることによって上下から噛み合うように構成されている。
第1ローラ部73と中間ローラ部74との間、及び中間ローラ部74と第2ローラ部75との間には、水平搬送される印画紙Pの両面(乳剤面とベース面)側に対応する洗浄槽に収容されている安定液(図3の例では安定液)を付与する安定液付与手段としての水平洗浄器80が配置されている。
入口ローラ部72と第1ローラ部73との間には、印画紙Pを介して漂白定着槽52から第1洗浄槽53aに漂白定着液が持ち込まれないように印画紙Pに付着する漂白定着液を削ぎ取る入口ブレード部77が設けられている。また、第2ローラ部74と出口ローラ部75との間には、比較的汚れをもつ安定液が印画紙Pを介して第3洗浄槽53acに持ち込まれないように印画紙Pに付着する安定液を削ぎ取る出口ブレード部78が設けられている。
図3に示す迅速処理形態での現像処理装置4では、供給側に位置する洗浄槽(ここでは第1洗浄槽53aと第2洗浄槽53b)が飛び越されて、排出側にある洗浄槽(ここでは第3洗浄槽53cと第4洗浄槽53d)で十分な浸漬洗浄処理を受けることになる。特に洗浄槽群53は、第4洗浄槽53dに補充された安定液が最終的に第1洗浄槽53aへオーバーフローされるカスケード接続を採用していることから、第1洗浄槽53aから第4洗浄槽53dにかけて順に新鮮な安定液が収容されていることになるので、供給側に位置する洗浄槽を飛び越して排出側にある洗浄槽で浸漬洗浄処理することが効率的である。しかも、供給側に位置する洗浄槽を飛び越し搬送する際、順次第1洗浄槽53aと第2洗浄槽53bの安定液を用いた洗浄を行うため、飛び越し搬送において洗浄処理が中断することがない。これにより、この迅速処理形態においても満足できる品質が期待できる現像処理が可能となる。
水平洗浄搬送ユニット70に備えられている水平洗浄器80には、図4に示すように、水平搬送される印画紙Pの上面(ベース面)と対向する上面側処理液付与モジュール80aと、水平搬送される印画紙Pの下面(乳剤面)と対向する下面側処理液付与モジュール80bが含まれている。下面側処理液付与モジュール80bは水平洗浄搬送ユニット70のハウジング71にネジ止め固定されているが、上面側処理液付与モジュール80aはハウジング71の上方からワンタッチでハンドル81をもって脱着可能なようにバネ付勢ボールなどによるクイックカップリング82を介してハウジング71に保持されている。これにより、水平洗浄搬送ユニット70内で印画紙Pの搬送詰まりが発生しても、上面側処理液付与モジュール80aをワンタッチで取り外すことで簡単に搬送詰まりした印画紙Pを取り除くことができる。
洗浄器80には、供給配管79を通じてポンプ供給されてきた安定液を流通させる流通路83と、水平搬送される印画紙Pに対向する領域に形成されるとともに前記流通路83が開口している四角形凹部84が形成されており、この四角形凹部84の底面にブラシ毛85が密集植設されている。現像処理時には、対応する洗浄槽53a又は53bから安定液が流通路83を通じて四角形凹部84流れ込み、印画紙Pの表面に達した安定液がブラシ毛85によって掃き取られていくことで、効果的な洗浄処理が期待できる。なお、ブラシ毛85に代えて、スポンジなどの多孔の弾性体を用いても同様な効果が得られる。
図4と図6から明らかなように、供給配管79は、洗浄槽側配管79bと水平洗浄搬送ユニット側配管79aにクイックカップリング79cを介して接続可能に分割されており、上述した水平洗浄搬送ユニット70を第1洗浄槽53aと第2洗浄槽53bに装着すると同時に洗浄槽側配管79bと水平洗浄搬送ユニット側配管79aが接続される。これにより、迅速処理形態で使用される水平洗浄搬送ユニット70は、第1洗浄槽53aと第2洗浄槽53bへの装着の際に、その動力伝達及び洗浄液伝達の両方の接続が実現されるので、標準処理形態から迅速処理形態への移行が簡単に行われれる。
上述した実施の形態では、水平洗浄搬送ユニット70を第1洗浄槽53aと第2洗浄槽53bに装着して、第1洗浄槽53aと第2洗浄槽53bにおける浸漬処理を飛ばしていたが、同じ水平洗浄搬送ユニット70を第2洗浄槽53bと第3洗浄槽53cに装着して第2洗浄槽53bと第3洗浄槽53cにおける浸漬処理を飛ばすることも可能である。
さらには、図7に模式的に示すように、水平洗浄搬送ユニット70を、印画紙Pを隣接処理槽から受け取る入口ローラ部72、引き上げられた印画紙Pを水平搬送するために相互に間隔をあけて配置されている第1ローラ部73及び第2ローラ部75と、水平搬送された印画紙Pを隣接処理槽に送り込む出口ローラ部76と、第1ローラ部73と第2ローラ部75との間に設けられた水平洗浄器80とから構成した場合、第1洗浄槽53aと第2洗浄槽53bと第3洗浄槽53cのいずれか1つに装着することが可能となる。また、図8に模式的に示すように、第4洗浄槽53dに装着する水平洗浄搬送ユニット70は、図3や図7に示した水平洗浄搬送ユニット70に較べて、出口ローラ部76の配置が乾燥部5Bへの受け渡しに適合したものとなっている。
上述した実施の形態では、本発明による現像処理搬送機構である水平搬送ユニット7は印画紙Pを洗浄槽に収容された安定液の液面上を通過させる水平洗浄搬送ユニットとして構成されていたが、もちろんこの水平搬送ユニット7を、発色現像槽51の発色現像液又は漂白定着槽52の漂白定着液の液面上を通過させる水平発色現像搬送ユニット又は水平漂白定着搬送ユニットとして構成してもよい。
本発明による現像処理搬送機構の一例としての水平洗浄搬送ユニットをその洗浄槽に装着することができる現像処理装置を含む写真プリント装置を採用した写真プリント装置の外観図 標準処理形態における現像処理装置の構成を示す概略断面図 迅速処理形態における現像処理装置の構成を示す概略断面図 水平洗浄搬送ユニットの概略構造を示す概略図 動力伝達の経路を示す概略平面図 水平洗浄搬送ユニットの部分拡大概略図 水平洗浄搬送ユニットの別な形態を示す概略図 水平洗浄搬送ユニットのさらに別な形態を示す概略図
符号の説明
4:現像処理装置
6:Uターン搬送機構
7:水平搬送機構
51: 発色現像槽
52: 漂白定着槽
53 :洗浄槽群
53a:第1洗浄槽
53b:第2洗浄槽
53c:第3洗浄槽
53d:第4洗浄槽
60:液中ラック
61:液外ラック
70:水平洗浄搬送ユニット(水平搬送洗浄機構)
71:ハウジング
79:供給配管
80:水平洗浄器(安定液付与手段)
80a:上面側処理液付与モジュール
80b:下面側処理液付与モジュール
81:ハンドル
82:クイックカップリング
83:流通路
84:四角形凹部
85:ブラシ毛
90A:入口ブレード部
90B:出口ブレード部
P:印画紙(感光材料)

Claims (4)

  1. 露光済み感光材料を供給側から排出側へ搬送することで発色現像処理から漂白定着処理を経て洗浄処理に至る現像処理を実施するために、現像処理槽として、発色現像槽と、漂白定着槽と、少なくとも1つの洗浄槽とからなる洗浄槽群とを備えた現像処理装置の前記処理槽に装着される、前記感光材料を搬送する現像処理搬送機構において、
    前記現像処理搬送機構は前記処理槽に脱着可能に装着されるとともに前記処理槽の処理液外で受け取った感光材料を水平に搬送する水平搬送ユニットとして構成され、前記水平搬送ユニットには水平搬送中の感光材料に対して前記処理液を付与する処理液付与手段が設けられていることを特徴とする現像処理搬送機構。
  2. 前記処理液付与手段には前記水平搬送ユニットが装着された処理槽に収容されている処理液が配管を通じて供給されるように構成され、前記水平搬送ユニットが前記処理槽に装着される際に、前記水平搬送ユニットへの動力伝達を可能にする動力接続と前記処理液付与手段への処理液の供給を可能にする配管接続とが実現することを特徴とする請求項1に記載の現像処理搬送機構。
  3. 前記処理液付与手段は、水平搬送される感光材料の上面側に処理液を付与する上面側処理液付与モジュールと下面側に処理液を付与する下面側処理液付与モジュールを備えており、前記上面側処理液付与モジュールは上方から脱着可能に構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の現像処理搬送機構。
  4. 前記水平搬送ユニットは、前記洗浄槽群の少なくとも1つに装着可能に構成された水平洗浄搬送ユニットであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の現像処理搬送機構。
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