JP2007167127A - 局所冷却カテーテル - Google Patents

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Abstract

【課題】セルジンガー法にて留置可能なルーメン又は輸液や排液、各種センサーを導入するために利用するルーメンを有し、生体器官を冷却して、虚血や外的損傷による生体器官へのダメージを極力低下させるために局所的に冷却することができる局所冷却カテーテルを提供する。
【解決手段】冷媒送りルーメンと冷媒戻りルーメンがカテーテル先端部3で連通することにより、カテーテル内に冷媒循環用流路を形成し、さらに基部から先端部へ貫通し先端部3で外部と通ずる開口部を有する1以上のルーメンを備えたことを特徴とする局所冷却カテーテル。
【選択図】図1

Description

本発明は、局所冷却カテーテルに関する。さらに詳しくは、血流不全、外的損傷などが生じた生体器官を冷却して虚血や温度上昇にともなう生体器官への侵襲などの悪影響を抑えることができ、また局所冷却によるペインコントロールにも利用でき、更には経皮的に留置することができる局所冷却カテーテルに関する。
低体温療法は、全身の温度を下げることで治療部位の細胞破壊を防ぐ治療法であり、例えば、脊髄損傷もしくは脊髄虚血ならば神経細胞、心筋梗塞ならば心筋細胞、脳虚血ならば脳細胞などの破壊を防ぐ。しかし、問題点として循環の悪化による血圧低下、臓器機能の低下、免疫能の低下があり、更に体温の回復を上手く行わないと臓器機能が低下したままになることがある。
脊髄では、胸腹部大動脈瘤手術や事故による脊椎損傷などが原因で虚血が生じ、脊髄麻痺が生じる場合がある。このために、脊髄保護のため侵襲の少ない手術方法と、脳脊髄液ドレーナジー(背中から脊髄に細いチューブを挿入し、脊髄の血流を改善させる方法)や、脊髄保護剤などの複数の脊髄保護法を組合せるなどして、脊髄神経障害の発生を低く抑える方法が試みられている。しかし、大動脈瘤の占拠部位と範囲、大動脈瘤解離の有無によって異なるが、術後の下半身麻痺の頻度は5〜20%と報告されており、未だにこの悲惨な合併症を回避する手段は確立されていない。また、心房細動の治療として行われる心房の電気的焼灼術(radiofrequency ablation)の際に合併症として起こりうる食道損傷を予防する手段として食道の局所冷却デバイスの開発も望まれている。
硬膜外腔など患部に直接冷却水を注入し、患部を冷却する方法も開発されている(例えば、非特許文献1参照)が、硬膜外腔であれば髄腔内圧の上昇を伴うなど問題もある。
このような問題を解決するために、局所的にカテーテルを用いて脊髄を冷却する方法が開発されている。(例えば、特許文献1、非特許文献2参照)
また、局所冷却の他の例として、血管内にカテーテルを留置して血液を媒介させて選択的に臓器を冷却する方法も幾つか開示されている。(例えば、特許文献2及び3を参照)
Cambria RP,Davion JK. Regional Hypothermia for Prevetion of Spinal Cord Ischemic Complications after Thoracoabdominal Aortic Surgery:Experiencewith Epidural Cooling. Seminars in Thoracic and CardiovascuarSurgery,Vol 10 No.1(Jan.), 1998:pp61-65 国際公開第03/105736号パンフレット Atsuo M,et.al. An epidual Cooling Catheter Protects the Spinal Cord Against Ischemic Injury in Pigs. Ann Thorac Surg 2005;80:1829-1833 特表2002−500915号公報 特表2002−518137号公報
上記した脊髄等の局所冷却カテーテルは、先端部がU型に折り返す構造、あるいは同軸のダブルルーメン、2軸のダブルルーメンの先端部でそれぞれのルーメンが連通している構造となっており、すなわち冷媒を循環させるルーメンのみを有するカテーテルである。そのため経皮的に留置する場合、先端部分から基部側へ貫通するルーメンが無いため、ガイドワイヤーに従いカテーテルを留置するセルジンガー法に必須なガイドワイヤーを挿通させることができず、結果的にセルジンガー法を採用することができない。また、上記した局所冷却カテーテルは内腔が全て冷却に利用されるため輸液や排液、各種センサーを導入するためのルーメンがなく、さらに別ルートよりカテーテル、シース、センサーなどを留置する必要があった。このように留置するカテーテル、シース等が増加すると侵襲が増えるばかりか感染症などの確率も高くなるなど患者および術者の負担が増加する等問題があった。
血管内に留置して血液を冷却するためのカテーテルは、熱交換効率を向上させるために凹凸の表面形状を有していたり、形状記憶合金などを用い、らせん状に変形させたりするカテーテルであった。脊髄を選択的に冷却するには、硬膜外腔などにカテーテルを挿入する必要があり、上記した形状のカテーテルではその表面形状から脊髄を損傷させる可能性があった。
また、脊髄に栄養を補給する動脈は椎骨動脈の枝の前脊椎動脈と後脊椎動脈、および分節動脈の脊椎枝(spinal branches)である。分節動脈はあらゆる脊髄高位で、一対の分節動脈が脊柱管内外に血液を供給している。というように、脊髄への血液供給はその多様性が一つの特徴となっている。従って、血液をカテーテルにて冷却して脊椎を局所冷却しようとした場合、多くの脊髄へ血液を供給している動脈内へカテーテルを複数留置する必要が生じ、患者への負担が非常に大きくなり、また局所的ではなく目的とする脊髄以外の組織器官、しいては全身冷却にまでにいたる可能性がある。
従って、脊髄を選択的に冷却するには血管内を冷却する方法では充分な効果が得られないなどの問題もあり血管内にカテーテルを挿入して局所冷却を行う戦略では脊髄保護のための冷却は実質的に不可能であった。
つまり、血管内にカテーテルを挿入して局所冷却を行う方法は、その適用部位への血管走行、太さ、流量などに影響され、局所冷却が行える部位が限られるという問題があった。そのような部位として、脊髄以外にも食道等が挙げられる。
本発明は、セルジンガー法にて留置可能なルーメン又は輸液、薬剤投与や排液、各種センサーを導入するために利用するルーメンを有し、血管内の血液を媒介せず生体器官を冷却して、虚血や外的損傷による生体器官へのダメージを極力低下させるために、あるいはペインコントロールのために局所的に冷却することができる局所冷却カテーテルを提供することを目的とするものである。
本発明者らは、上記の課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、カテーテルの内腔を3ルーメン以上の構造とし、その内の2ルーメンを冷媒送りルーメン及び冷媒戻りルーメンに使用して冷媒循環用流路とし、残りの少なくとも1ルーメンを輸液、薬剤投与や排液、各種センサーを導入するためのルーメンとして利用することでカテーテル挿入部位が一箇所となり、さらに挿入補助具などを利用することにより経皮的に留置可能となり、ことを見出し本発明に到達した。
すなわち本発明は、冷媒送りルーメンと冷媒戻りルーメンがカテーテル先端部で連通することにより、カテーテル内に冷媒循環用流路を形成し、さらに基部から先端部へ貫通し先端部で外部と通ずる開口部を有する1以上のルーメンを備えたことを特徴とする局所冷却カテーテルを要旨とするものであり、好ましくは、同軸のダブルルーメンを有するカテーテルにおいて、該ダブルルーメンのインナーを冷媒送りルーメン又は冷媒戻りルーメンとし、アウターを冷媒戻りルーメン又は冷媒送りルーメンとすることによりカテーテル内に冷媒循環用流路を形成した前記の局所冷却カテーテルであり、また好ましくは、多軸のダブルルーメンを有するカテーテルにおいて、該ダブルルーメンの一方を冷媒送りルーメン又は冷媒戻りルーメンとし、他方を冷媒戻りルーメン又は冷媒送りルーメンとすることによりカテーテル内に冷媒循環用流路を形成した前記の局所冷却カテーテルである。
また、本発明は、上記した局所冷却カテーテルにおいて、カテーテル外表面に潤滑処理を施したものであり、また、本発明は、脊髄又は脳における硬膜外腔内、硬膜下腔内又はクモ膜下腔内へ経皮的に挿入・留置することにより、脊髄又は脳を選択的かつ持続的に局所冷却するための上記した局所冷却カテーテルであり、さらに、本発明は、食道腔内へ経口的又は経鼻的に挿入・留置することにより、食道を選択的かつ持続的に局所冷却するための上記した局所冷却カテーテルである。
本発明によれば、従来の脊髄等の局所冷却カテーテルと同等の冷却性能を有し、その構造から挿入時にセルジンガー法を利用して経皮的に挿入補助具を用いて留置可能である。更に冷却に使用しないルーメンをドレーナジーのルート、薬剤投与のルート、各種センサーの挿入ルート等として利用することが可能であるので術者、患者への負担を軽くすることができる。また、本発明によれば、本発明の局所冷却カテーテルを脊髄又は脳における硬膜外腔内、硬膜下腔内又はクモ膜下腔内へ経皮的に挿入・留置することによって、血液を介することなく直接的に脊髄又は脳を冷却することができ、また、食道腔内へ経口的又は経鼻的に挿入・留置することによって、血液を介することなく直接的に食道を冷却することができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の局所冷却カテーテルは、主要部材としてカテーテル本体、分岐部、枝管及びハブから構成される。カテーテル本体には冷媒送りルーメンと冷媒戻りルーメンで形成される冷媒循環流路と、この冷媒送り・戻りルーメンとは別に基部から先端部へ貫通したルーメンが設けられている。分岐部はカテーテル本体と各ルーメンの枝管を接続するためのものであり、冷媒送り・戻りルーメンに繋がる枝管は冷媒循環装置とハブを介して接続されている。本発明の局所冷却カテーテルは、カテーテルの用途ならびに形状に特徴を有するものであり、分岐部、枝管、コネクター、ハブについては従来から知られているものが良好に用いられる。
本発明の局所冷却カテーテルにおいては、冷媒送りルーメンと冷媒戻りルーメンがカテーテル先端部で連通することにより、カテーテル内に冷媒循環用流路を形成し、さらに基部から先端部へ貫通し先端部で外部と通ずる開口部を有する1以上のルーメンを備えている。冷媒送りルーメンと冷媒戻りルーメンがカテーテル先端部で連通することにより、カテーテル内に冷媒循環用流路を形成することとなる形状としては、次のようなタイプが代表的な具体例である。すなわち、
a)同軸のダブルルーメンを有するカテーテルにおいて、該ダブルルーメンのインナーを冷媒送りルーメン又は冷媒戻りルーメンとし、アウターを冷媒戻りルーメン又は冷媒送りルーメンとし、両ルーメンがカテーテル先端部の内部にて連通するタイプ。
b)多軸のダブルルーメンを有するカテーテルにおいて、該ダブルルーメンの一方を冷媒送りルーメン又は冷媒戻りルーメンとし、他方を冷媒戻りルーメン又は冷媒送りルーメンとし、両ルーメンがカテーテル先端部の内部にて連通するタイプ。
以下、図面を用いて説明する。
図1は上記のa)タイプの局所冷却カテーテルの全体の概略正面図を示している。局所冷却カテーテル1は、カテーテル本体2、分岐部4および5、枝管6a、6b、6c、6d及びハブ8a、8bおよび8cから構成されている。図1で示した局所冷却カテーテル1は、分岐部5で同軸ダブルルーメンカテーテルを構成するインナーカテーテル7とアウターカテーテルとが分岐し、それぞれのルーメンが枝管6c及び枝管6dに繋がっている。分岐部4では同軸ダブルルーメンカテーテルの枝管6bと、基部から先端部まで貫通するルーメンにつながった枝管6aが分岐している。図1におけるインナーカテーテル7は、分岐部5と着脱可能なような構造となっており、図1では嵌合方法を説明する便宜上、インナーカテーテル7のアダプター部10を分岐部5のコネクター部12より外した状態を示している。インナーカテーテル7はアダプター部10に貫通して固定されており、アダプター部10におけるコネクター部12は雄ルアーテーパー9となっている(図4参照)。コネクター部12はインナーカテーテル7を固着したアダプター部10と嵌合しロックリング11をネジ締めして接続できるように内腔は図5に示すような雌ルアーテーパー構造を有している。同軸ダブルルーメンカテーテルにおけるインナーカテーテル7のルーメンとアウターカテーテルのルーメンとは、カテーテル先端部3で連通しており、インナーカテーテル7のルーメン又はアウターカテーテルのルーメンの何れか一方が冷媒送りルーメンとなり、他方が冷媒戻りルーメンとなることにより冷媒循環用流路を形成している。そして両ルーメンは、枝管6b、6c、6d及びハブ8bおよび8cを介して冷媒循環装置に接続され、冷媒が循環できるようになっている。分岐部4で分岐している枝管6aにつながるルーメン14は、カテーテル本体2内で基部から先端部まで貫通し先端部3において外部と通ずる開口部を有したルーメンとなっている。
図2は、図1のカテーテル本体2の先端部3近傍の長手方向における平面断面図(A)、及び同じく正面断面図(B)を表している。カテーテル本体2の先端部3内部において、同軸ダブルルーメンカテーテルのアウターカテーテルのルーメン18が閉塞し、インナーカテーテル7はアウターカテーテルの閉塞面手前の空間内で切断されることにより、アウターカテーテルのルーメン18とインナーカテーテルのルーメン19とが連通する構造となっている。両ルーメン18、19の何れか一方が冷媒送りルーメンとして、他方のルーメンが冷媒戻りルーメンとして利用されることにより冷媒循環用流路を形成している。冷媒循環用流路に利用されるルーメン18,19とは別のルーメンは14で示され、外部とはエンドホール型の外口部15及び側壁にも設けられた側孔16により外部と連通している。
カテーテル本体2のルーメンの断面形状としては、同軸のダブルルーメンとシングルルーメンが備わっておれば特に限定しないが、例えば、図1のA−A’における断面図が図3(A)〜(C)のようなものが考えられる。
局所冷却カテーテル1を体内に留置する際に、カテーテルに適度の硬さを付与するために、上述した着脱可能なインナーカテーテル7を取り外し、代わりに目的とする硬度のスタイレット(またはオブチュレーター(図6))をアウターカテーテルに挿入してもよい。留置後にスタイレットをアウターカテーテルと枝管6bよりなるルーメンより抜き取り、インナーカテーテル7を挿入し、局所冷却カテーテルとして使用することができる。
前記の目的のために、図1には枝管分岐部5にコネクター12を有するタイプを図示したが、コネクター12を有せず枝管分岐部5で貫通してインナーカテーテルが固着されている場合もある。
本発明の局所冷却カテーテルの別のタイプとしては、上記b)のように多軸のダブルルーメン以上の内腔を有するカテーテル本体を有し、少なくとも2ルーメンを冷媒循環用流路を形成するルーメンとするものがある。図7にそのような局所冷却カテーテルの一例としてトリプルルーメンの場合の全体正面概略図を示した。図7に示した局所冷却カテーテル24は、カテーテル本体25、分岐部4、枝管6及びハブ8a、8b、8cから構成され、分岐部4において各ルーメンの枝管6が一度に分岐している。図8にはカテーテル本体25の先端部3近傍を拡大して示しており、(A)は下面断面図、(B)は正面断面図を示している。冷媒循環用流路として利用されるルーメン18、ルーメン19は、一方が冷媒送りルーメンとなり、他方が冷媒戻りルーメンとなり、先端部で閉塞し、さらに閉塞面26の手前の空間で両ルーメンを仕切っていた隔壁17が途絶えることにより両ルーメンが連通している。冷媒循環用流路に使用しないルーメン14は、基部から先端部へ貫通し、先端部において開口部15、側孔16により外部と連通している。
カテーテル本体25のルーメンの断面形状としては、多軸のダブルルーメン以上であれば特に限定されず、例えば、図7におけるB−B’における断面としては、図9(A)〜(C)の形状が挙げられる。
上記a)又はb)のいずれのタイプにおいても、冷媒循環用流路として用いないルーメン14は、本発明の局所冷却カテーテルを生体内に留置の際に、ガイドワイヤーに従い留置するセルジンガー法に利用可能であり、また留置後は冷却部位への薬剤の局所投与などにも利用可能であり、また損傷を受けた部位へ留置するので排液吸引用のルーメンとしても利用可能である。さらには、局所冷却の部位における温度、圧力等の状況をモニターするための各種センサーなどを留置するルーメンとしても利用できる。
本発明の局所冷却カテーテルは、生体内に留置後、冷媒循環用流路を形成しないルーメン14を利用しない場合には、血栓や異物などにより閉塞するのを防止するために図6に示すようなオブチュレーター(内栓)を装着してもよい。オブチュレーターの構造としては、冷却に使用しないルーメンの内腔を閉塞させるロッド状のオブチュレーター本体22と冷却カテーテルに装着させるためのアダプター10の構造を有していればよい。
本発明の局所冷却カテーテルは挿入性を向上させるために、上述したように、目的とする硬度のスタイレットを冷媒循環用流路を形成するルーメンあるいは冷媒循環用流路を形成しないルーメンに装着することができる。スタイレット本体はロッド状またはチューブ状であり、チューブの形態をとり長手方向へ貫通しているタイプは内腔にガイドワイヤーを挿通させることができるのでスタイレットを装着したままセルジンガー法にて留置が可能である。また、留置の際に必要な柔らかさ、硬さに応じてスタイレットの硬さを変化させることが可能である。留置後にスタイレットを冷却カテーテルより抜き取り冷却を実施する。
本発明の局所冷却カテーテルにおけるカテーテル本体の材質としては、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、シリコーン、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリアミド等で生体内において安定な形状を保ち、生体器官を傷つけない程度の硬さのもので、更に短時間で効率の良い冷却能を得るためにある程度の高い流量で冷媒を循環させる圧力に耐えうる耐圧性、強度を有しているものであれば何でもよいが、特にポリウレタンはカテーテル挿入性を損なわない程度の硬さを持ち、常温では硬く体内の温度では柔らかくなり且つ耐圧性も有しているので最も好ましい。また、更に耐圧性を向上させるためにブレード(補強材)などを施しブレード入りチューブとしてもよい。
また、カテーテル本体の材質は体内のカテーテルの位置を認識するため、硫酸バリウム、タングステン酸ビスマス、酸化ビスマスなどの造影剤を含ませることにより造影性をもたせることが好ましい。
カテーテルの枝管の材質としては、カテーテル本体の材質と同じ硬さの材質あるいは柔らかい材質が使用される。例えばポリウレタン、ポリ塩化ビニル、シリコーン、エチレン酢酸ビニル共重合体等が挙げられるが、容易に折れ曲がり内腔が閉塞しない強度と皮膚表面を傷つけない柔らかさを持つ樹脂としてポリウレタン、ポリ塩化ビニル、シリコーンが特に好ましい。
コネクター及びハブの材質としては、硬度、強度が高く、消毒剤等に対する耐薬品性と寸法安定性に優れた樹脂で、成形され得るものであればよい。この樹脂としては、例えばポリカーボネート、硬質のポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリアミド、ポリエーテルイミド、またこれらの樹脂の強度をさらに上げるために他の樹脂を混合させたものであってもよい。
本発明のカーテル本体の外径は、留置する生体器官および部位などにより決まるが、例えば硬膜外腔へ留置し冷却する場合、このとき使用されるカテーテル本体の外径は1〜4mmφであり、より好ましくは1〜2mmφである。また、より微細な部位へ留置する場合は0.5〜1mmφの太さのカテーテル本体が用いられる。
カテーテル本体の肉厚は、熱伝導性を向上させるため薄い方が好ましいが、薄すぎると耐圧性が低下するため、0.05〜1.0mmがよく、より好ましくは0.075〜0.5mmがよく、最も好ましくは0.1〜0.4mmである。
本発明の局所冷却カテーテルは、生体器官への挿入・留置を容易にするために基材表面を親水性高分子化合物でコーティングするなどの潤滑性処理が施されているもの(例えば、特開平10−248919号公報参照)であってもよい。潤滑性処理する方法は多くの方法が開発されているが、特にどの方法を選択してもよい。また、潤滑性処理の範囲は人体に接触する部分、またはカテーテルを留置する用具等に接触する部分であれば特にどの部分であってもよい。また、カテーテルの外表面は物理的に外表面に凹凸がなく滑らかであることが挿入性、安全性の面より好ましい。
本発明の局所冷却カテーテルは、生体器官へ留置中に体液・組織などと接触して異物反応を生じるのを防ぐために、基材表面が生体適合性処理、例えば抗血栓処理などが施されていてもよい。生体適合性処理はウロキナーゼ等のプラスミノーゲンアクチベーターを化学結合法により基材のカテーテル表面に固定化する方法(詳細は、特許第1406830号公報参照)、ヘパリン等の抗凝固因子をカテーテル表面に固定化する方法等様々な方法が開発されているが、特定の方法に限定されるものではない。また、生体適合性処理の範囲は生体内と接触する部分であれば、特にどの部分でもよい。
本発明の局所冷却カテーテルは、カテーテル留置中に細菌や真菌、ウイルスなどに感染することを防止するため、基材のカテーテル表面に抗菌剤や、抗生物資などがコーティングしているもの(例えば、特開2001−276210号公報参照)や、抗菌剤が基材に直接混練されているもの(例えば、特開平8−157641号公報参照)であってもよい。
本発明の局所冷却カテーテルにおいて用いられる冷媒は、特に限定はされないが熱伝導率の高い水、生理的食塩水、エチレングリコール、エチレングルコール水溶液が好ましい。
本発明の局所冷却カテーテルを冷媒循環装置に接続することにより局所冷却システムとすることができる。ここで用いられる冷媒循環装置における冷媒を冷却するシステムとしては、一般的に知られる冷却機などが良好に用いられ、また、循環と冷却が一体になった冷却循環機などを用いてもよい。冷媒を循環させるポンプはカテーテル内を循環させるので高圧に耐えるようなもの、例えば高圧ローラーポンプ、シリンジポンプなどが良好に用いられる。
冷媒の循環量としては、少なすぎると冷却効率が低下するため、カテーテルの冷却に使用するルーメンサイズ、長さに影響されるが、好ましくは5〜100mL/minがよく、より好ましくは10〜70mL/min、更に好ましくは15〜45mL/minである。
局所冷却システムを使用する場合には、先ず、本発明の局所冷却カテーテルを目的とする生体器官へ留置する。そのための方法としては、一般的にカテーテルの留置法として知られているようにガイドワイヤーを使用するセルジンガー法、カニューラ、分割式カニューラ、シース、分割式シースなどの挿入補助具を利用して目的の部位に留置することが可能であるが、挿入補助具では留置が危険な部位への留置は外科的手術などの方法にて直接留置してもよい。図1又は図7に示したような局所冷却カテーテルにおいて、セルジンガー法にて留置して組織の冷却を行う場合、体腔内に予め挿入されているガイドワイヤー等を局所冷却カテーテル1、24の冷媒の循環に使用しないルーメン14の開口部15から冷媒の循環に使用しないルーメン14に挿通させ、このガイドワイヤー等を用いて局所冷却カテーテル1、24を目的の体腔内に挿入し、留置する。ついでガイドワイヤーを局所冷却カテーテルから抜去し、冷媒送りルーメンの枝管に接続されたコネクター8b又は8cを冷媒循環装置の冷媒送り側に接続し、冷媒戻りのルーメンの枝管に接続されたコネクター8c又は8bを冷媒循環装置の冷媒戻り側に接続して冷却を開始する。
以下に実施例にて本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例によりなんら限定されるものではない。
なお、実施例中、冷却効果の確認試験は以下のようにして行なった。すなわち、ブタ(35kg,n=7)を全身麻酔下に椎弓切除し、本発明の局所冷却カテーテル又は比較例のカテーテルを第3腰椎から先端が第5胸椎レベルになるように硬膜外腔に挿入し、カテーテルに冷却水循環装置をセットして冷却水の温度を3℃、流量を30mL/minとして冷却しその際の脊髄温、直腸温、鼻咽頭温、髄腔内圧の変化を測定した。
実施例1
図1に示した形状を有する局所冷却カテーテルであって、外径1.7mm、カテーテル本体2の長さ15cm、全長30cmのポリウレタン製カテーテルを作製した。カテーテル本体は図3(C)の断面形状を有する。分岐部4にはアウターカテーテル本体2の夫々のルーメンに通じるポリウレタン製枝管6bが付いており、枝管6bの分岐部5にインナーカテーテル7(外径0.8mm)が挿入されロックリング11により嵌合されている。末端部には冷媒の流入出口となる接続部ハブ8b、8cがついている。また、冷却に使用しない枝管6aの末端部にも接続部ハブ8aがついている。このカテーテルの冷却に使用するルーメンに接続するハブ8b、8cに冷却水循環装置を接続し冷却水を循環させることにより局所冷却システムとした。
実施例2
図7に示した形状を有する局所冷却カテーテルであって、外径1.7mm、カテーテル本体25の長さ15cm、全長30cmのポリウレタン製トリプルルーメンカテーテルを作製した。カテーテル本体は図9(B)の断面形状を有する。ポリウレタン製分岐部4にはカテーテル本体25の夫々のルーメンに通じるポリウレタン製枝管6が付いており、枝管6の末端部には冷却水の流入出口となる接続部ハブ8b、8cが付いている。また、冷却に使用しない枝管6の末端部にも接続部ハブ8aがついている。このカテーテルの冷却に使用するルーメンに接続するハブ8b、8cに冷却水循環装置を接続し冷却水を循環させることにより局所冷却システムとした。
比較例1
外径1.1mm、カテーテル本体長さ30cmの図10に示したポリウレタン製シングルルーメンカテーテルを作製した。このカテーテルを図10に示すようにU字に折り曲げた状態で硬膜外腔に挿入した。ハブ27に冷却水循環装置を接続し冷却水を循環させることにより局所冷却システムとした。
比較例2
実施例1のカテーテルのみ挿入し、冷却せず、実施例1と同様に30分間放置した。
比較例3
実施例2のカテーテルのみ挿入し、冷却せず、実施例1と同様に30分間放置した。
実施例1、実施例2、比較例1では、カテーテルによる冷却開始後、脊髄温が冷却前と比較し10分間で5℃低下した。直腸温、鼻咽頭温は変化しなかった。冷却中止後5分間で冷却前の温度に復帰した。髄腔内圧の上昇はなかった。一方、比較例2、3では脊髄温の低下は確認されなかった。
本発明の局所冷却カテーテルの一例を示す概略図(正面図)である。 (A)図1のカテーテル先端部の長手方向における平面断面図を示す図である。(B)図1のカテーテル先端部の長手方向における正面断面図を示す図である。 (A)、(B)及び(C)図1のカテーテル本体のA−A’の位置における断面図を示す図である。 本発明の局所冷却カテーテルにおけるインナーカテーテル、スタイレット、オブチュレーターのアダプター部構造の一例を示す概略図である。 本発明の局所冷却カテーテルにおけるアウターカテーテルのコネクター部の横断面の一例を示す概略図である。 本発明の局所冷却カテーテルにおけるアウターカテーテルの挿入性向上、もしくは内腔閉塞防止のために、アウターカテーテルに装着するスタイレット(またはオブチュレーター)の一例を示す概略図である。 本発明の局所冷却カテーテルの他の例を示す概略図(正面図)である。 (A)図7のカーテル先端部の長手方向の下面断面図を示す図である。(B)図7のカーテル先端部の長手方向の正面断面図を示す図である。 (A)、(B)及び(C)図7のカテーテル本体21のB−B’の位置における断面を示す図である。 比較例1のカテーテルの概略図。
符号の説明
1 局所冷却カテーテル
2 2軸のダブルルーメンカテーテル本体
3 カテーテル先端部
4 カテーテル分岐部
5 枝管分岐部
6 (a,b,c,d)枝管(延長管)
7 インナーカテーテル
8a ハブ(冷媒循環に使用しないルーメン用)
8b ハブ(冷媒送りルーメンまたは冷媒戻りルーメン用)
8c ハブ(冷媒送りルーメンまたは冷媒戻りルーメン用)
9 雄ルアーアダプター
10 アダプター
11 ロックリング
12 コネクター
13 ネジ部
14 長手方向へ貫通するルーメン
15 先端孔
16 側孔
17 隔壁
18 冷媒送りルーメンまたは冷媒戻りルーメン
19 冷媒戻りルーメンまたは冷媒送りルーメン
20 ロックリング内ネジ
21 雌ルアーテーパー
22 スタイレット(またはオブチュレーター)
23 スタイレット本体(またはオブチュレーター本体)
24 局所冷却カテーテル
25 カテーテル本体
26 冷媒送りルーメンと冷媒戻りルーメンの連通部
27 ハブ
28 シングルルーメンカテーテル

Claims (6)

  1. 冷媒送りルーメンと冷媒戻りルーメンがカテーテル先端部で連通することにより、カテーテル内に冷媒循環用流路を形成し、さらに基部から先端部へ貫通し先端部で外部と通ずる開口部を有する1以上のルーメンを備えたことを特徴とする局所冷却カテーテル。
  2. 同軸のダブルルーメンを有するカテーテルにおいて、該ダブルルーメンのインナーを冷媒送りルーメン又は冷媒戻りルーメンとし、アウターを冷媒戻りルーメン又は冷媒送りルーメンとすることによりカテーテル内に冷媒循環用流路を形成した請求項1記載の局所冷却カテーテル。
  3. 多軸のダブルルーメンを有するカテーテルにおいて、該ダブルルーメンの一方を冷媒送りルーメン又は冷媒戻りルーメンとし、他方を冷媒戻りルーメン又は冷媒送りルーメンとすることによりカテーテル内に冷媒循環用流路を形成した請求項1記載の局所冷却カテーテル。
  4. カテーテル外表面に潤滑処理を施した請求項1〜3のいずれかに記載の局所冷却カテーテル。
  5. 脊髄又は脳における硬膜外腔内、硬膜下腔内又はクモ膜下腔内へ経皮的に挿入・留置することにより、脊髄又は脳を選択的かつ持続的に局所冷却するための請求項1〜4のいずれかに記載の局所冷却カテーテル。
  6. 食道腔内へ経口的又は経鼻的に挿入・留置することにより、食道を選択的かつ持続的に局所冷却するための請求項1〜4のいずれかに記載の局所冷却カテーテル。
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