JP2007166274A - 無線lan端末および無線lanシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】無線LAN端末20が、帰属中のアクセスポイント30の通信可能エリア外へ移動した後に、当該アクセスポイント30の通信可能エリア内に戻ってきた場合に、当該アクセスポイント30に確実に帰属することができる無線LANシステム10を提供する。
【解決手段】本発明の無線LAN端末20は、帰属中のアクセスポイント30の通信可能エリア内において所定のキー操作をユーザから受け付けた場合に、当該アクセスポイント30へ、自無線LAN端末20のみが帰属可能な再帰属可能枠を、最大帰属可能台数内に設けさせる旨の予約コマンドを送信する。
【選択図】図2
【解決手段】本発明の無線LAN端末20は、帰属中のアクセスポイント30の通信可能エリア内において所定のキー操作をユーザから受け付けた場合に、当該アクセスポイント30へ、自無線LAN端末20のみが帰属可能な再帰属可能枠を、最大帰属可能台数内に設けさせる旨の予約コマンドを送信する。
【選択図】図2
Description
本発明は、無線LANの規格に基づいて無線通信を行う無線LAN端末およびこれを備える無線LANシステムに関する。
IEEE802.11aやIEEE802.11b等の規格に基づく無線LANシステムが知られている。このような無線LANシステムには、それぞれの無線LAN端末は、アクセスポイントと呼ばれる中継局を介して互いに通信を行う方式がある。このような方式では、1つのアクセスポイントに帰属している無線LAN端末が多くなると、それぞれの無線LAN端末に割り当て可能な通信帯域が狭くなり、実効的な通信速度が低下する場合がある。
このような状況は、VoIP等の音声通信や、映像等のストリーミング配信のような比較的リアルタイム性が要求される通信の場合には、音声や映像が途切れることになり特に問題となる。
これを回避するために、例えば特許文献1には、1つのアクセスポイントに帰属可能な無線LAN端末の最大の台数を予め定めてアクセスポイントに設定し、アクセスポイントが、無線LAN端末から帰属要求を受信した場合に、当該アクセスポイントに現在帰属している無線LAN端末の台数が予め定められている最大帰属可能台数未満の場合にのみ、当該無線LAN端末の帰属を許可することにより、各無線LAN端末に要求される通信品質を保証する技術が開示されている。
ところで、無線LAN端末は、移動に伴って、他のアクセスポイントへハンドオーバしたり、いずれのアクセスポイントからも通信を行うのに十分な品質の電波を受信することができないエリアへ移動したりすることにより、現在帰属しているアクセスポイントとの通信が可能なエリアの外に出る場合がある。この場合、上記の特許文献1に記載の技術において、アクセスポイントは、現在帰属している無線LAN端末の台数を1減らすことになる。
例えば、制限台数いっぱいまで無線LAN端末を帰属させているアクセスポイントの通信可能エリアから、1台の無線LAN端末がそのエリアの外へ移動した場合、当該アクセスポイントは、新たに1台分の無線LAN端末を帰属することができるようになる。そして、他の無線LAN端末がそのアクセスポイントの近傍へ移動し、そのアクセスポイントへ帰属要求を送信した場合、そのアクセスポイントは、無線LAN端末の帰属を新たに許可し、再び制限台数いっぱいの無線LAN端末を帰属させることになる。
その後、そのアクセスポイントの通信可能エリア内からその外へ移動していた無線LAN端末が、再び戻ってきた場合、アクセスポイントには制限台数いっぱいまで他の無線LAN端末が既に帰属しており、そのアクセスポイントへ再び帰属することができない。そのため、アクセスポイントの通信可能エリア内からその外へ移動して戻ってきた無線LAN端末は、そのアクセスポイントに再び帰属することができない場合がある。
例えば、営業部門の社員等が、自分のデスクで顧客からの電話着信に応対し、その後、通話を保留(例えばRFC3981に規定されている技術を用いたシステム保留を実行)して、無線LAN端末を持ったままアクセスポイントの電波が届かない倉庫へ在庫状況を確認するために移動し、再び自分のデスクに戻ってきて保留を解除して電話応対を続ける場合がある。このような場合に、上記の特許文献1に記載の技術では、社員が自分のデスクに戻ってきても、無線LAN端末がもとのアクセスポイントに再び帰属することができない場合があり、電話応対を続けることができず特に問題となる。
本発明は上記事情を鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、無線LAN端末が帰属中のアクセスポイントの通信可能エリア外へ移動した後に、当該アクセスポイントの通信可能エリア内に戻ってきた場合に、当該無線LAN端末が当該アクセスポイントに確実に帰属することができるようにすることにある。
上記課題を解決するために、本発明の無線LAN端末は、帰属中のアクセスポイントの通信可能エリア内において所定のキー操作をユーザから受け付けた場合に、当該アクセスポイントへ、自無線LAN端末のみが帰属可能な再帰属可能枠を最大帰属可能台数内に設けさせる旨の予約コマンドを送信する。
例えば、本発明の第1の態様は、帰属可能な無線LAN端末の台数を予め定められた最大帰属可能台数以内に制限し、予約コマンドを受信した場合に、当該予約コマンドを送信した無線LAN端末のみが帰属可能な再帰属可能枠を最大帰属可能台数内に設けるアクセスポイントを有する無線LANシステムに用いられる無線LAN端末であって、アクセスポイントの通信可能エリア内か否かを判定するエリア内判定手段と、所定のキー操作を検出するキー操作検出手段と、キー操作検出手段によって所定のキー操作が検出された場合に、アクセスポイントの通信可能エリア内であるならば、予約コマンドを帰属中のアクセスポイントへ送信する予約コマンド送信手段とを備えることを特徴とする無線LAN端末を提供する。
また、本発明の第2の態様は、無線LAN端末およびアクセスポイントを備える無線LANシステムであって、アクセスポイントは、無線LAN端末の帰属を許可する予約期間の終了時刻を、許可される無線LAN端末の識別情報に対応付けて格納する終了時刻格納手段と、現在帰属している無線LAN端末の台数を格納する帰属台数格納手段と、無線LAN端末から当該無線LAN端末の識別情報を含む予約コマンドを受信した場合に、終了時刻を当該無線LAN端末の識別情報に対応付けて終了時刻格納手段に格納する予約コマンド受信手段と、終了時刻格納手段を参照して、現在時刻が終了時刻格納手段内に格納されている終了時刻と一致した場合に、対応する終了時刻および当該終了時刻に対応付けられている識別情報を削除すると共に、帰属台数格納手段に格納されている台数を1減らす終了時刻削除手段と、無線LAN端末から帰属要求を受信した場合に、終了時刻格納手段を参照して、帰属要求を送信した無線LAN端末の識別情報が終了時刻格納手段に格納されている場合には、当該識別情報および当該識別情報に対応付けられている終了時刻を終了時刻格納手段から削除すると共に、当該帰属要求を送信した無線LAN端末との間で帰属処理を実行し、帰属要求を送信した無線LAN端末の識別情報が終了時刻格納手段に格納されていない場合には、帰属台数格納手段を参照して、現在帰属している無線LAN端末の台数が、同時に帰属可能な最大の無線LAN端末の台数である最大帰属可能台数未満ならば、帰属要求を送信した無線LAN端末との間で帰属処理を実行し、当該無線LAN端末の帰属を許可する場合には、帰属台数格納手段に格納されている台数を1増やし、現在帰属している無線LAN端末の台数が、最大帰属可能台数以上ならば、帰属要求を送信した無線LAN端末の帰属を拒否するアクセスポイント側帰属処理手段とを有し、無線LAN端末は、アクセスポイントの通信可能エリア内か否かを判定するエリア内判定手段と、所定のキー操作を検出するキー操作検出手段と、キー操作検出手段によって所定のキー操作が検出された場合に、アクセスポイントの通信可能エリア内であるならば、予約コマンドを帰属中のアクセスポイントへ送信する予約コマンド送信手段と、アクセスポイントとの間で帰属処理を実行する端末側帰属処理手段とを有することを特徴とする無線LANシステムを提供する。
本発明の無線LAN端末によれば、帰属中のアクセスポイントの通信可能エリア外へ移動した後に、そのアクセスポイントの通信可能エリア内に戻ってきた場合に、当該アクセスポイントに確実に帰属することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る無線LANシステム10のシステム構成を示す。無線LANシステム10は、複数の無線LAN端末20および複数のアクセスポイント30を備える。
それぞれのアクセスポイント30は、有線LAN11に接続されており、IEEE802.11aやIEEE802.11b等の無線LANの規格に基づいて、それぞれの無線LAN端末20と無線通信を行うと共に、有線LAN11を介して有線LAN11に接続されているSIPサーバ12や他の通信機器13と、例えばイーサネット(登録商標)等の通信規格に基づいて有線通信を行う。なお、それぞれのアクセスポイント30は、有線LAN11に接続されているインターネット等の外部ネットワークを介して、当該外部ネットワークに接続されている通信機器13と通信を行ってもよい。
また、それぞれのアクセスポイント30は、同時に帰属可能な無線LAN端末20の台数を予め定められた台数である最大帰属可能台数以内に制限している。本例では、それぞれのアクセスポイント30には、最大帰属可能台数として例えば6台という値が設定されている。なお、本例において、最大帰属可能台数とは、通信中であるか、待機中であるかに関わらず、アクセスポイント30によって当該アクセスポイント30への帰属が許可されている無線LAN端末20の台数を指す。
これにより、それぞれのアクセスポイント30は、1台のアクセスポイント30に帰属する無線LAN端末20の台数が多くなることにより、それぞれの無線LAN端末20に割り当てられる通信帯域が少なくなって、リアルタイム性が必要な音声や動画像の伝送等に支障が起こることを防止している。
なお、他の例として、それぞれのアクセスポイント30は、最大帰属可能台数に、待機中の無線LAN端末20の台数を含めず、通信中の無線LAN端末20の台数を、最大帰属可能台数に含めるようにしてもよい。また、本例では、それぞれのアクセスポイント30には、同一の最大帰属可能台数が設定されるが、他の例として、それぞれのアクセスポイント30には、異なる最大帰属可能台数が設定されていてもよい。
それぞれの無線LAN端末20は、例えば最も受信信号品質のよいアクセスポイント30に帰属し、当該アクセスポイント30と無線LANに基づく無線通信を行い、当該アクセスポイント30を介して、当該アクセスポイント30に帰属している他の無線LAN端末20や、他のアクセスポイント30に帰属している他の無線LAN端末20、有線LAN11に接続されているSIPサーバ12や通信機器13等と通信を行う。
なお、本例において、無線LAN端末20は音声通信端末であり、例えばSIP(Session Initiation Protocol)に基づいて、SIPサーバ12や通信機器13と音声通信を行う。また、他の例として、無線LAN端末20は、音声データ以外のデータや、音声データおよび音声データ以外のデータの両方を送受信する通信端末等であってもよい。
ここで、図1に示すように、アクセスポイント30−1に最大帰属可能台数(6台)分の無線LAN端末20が帰属している場合に、その中の1台である無線LAN端末20−2が、アクセスポイント30−1の通信可能エリア14−1の外へ移動すると、アクセスポイント30−1は、新たに1台の無線LAN端末20を帰属させることができるようになる。このときに、無線LAN端末20−1がアクセスポイント30−1の通信可能エリア14−1内へ移動してアクセスポイント30−1へ帰属要求を送信すると、無線LAN端末20−1の帰属が許可される場合がある。
そうすると、無線LAN端末20−2がアクセスポイント30−1の通信可能エリア14−1の外から通信可能エリア14−1内へ戻ってきて、アクセスポイント30−1へ帰属要求を送信しても、アクセスポイント30−1は、既に帰属可能台数分の無線LAN端末20の帰属を許可しているため、無線LAN端末20−2の帰属を拒否する。この場合、無線LAN端末20−2は、帰属中の無線LAN端末のいずれか1台が帰属を解除するまで、アクセスポイント30−1に再び帰属することはできない。
また、図1に示すように、無線LAN端末20−3が、帰属中のアクセスポイント30−1の通信可能エリア14−1内から、通信可能エリア14−1の外であり、他のアクセスポイント30−2の通信可能エリア14−2内へ移動して、アクセスポイント30−1からアクセスポイント30−2へ帰属を変更する、いわゆるハンドオーバを行ってから、再び通信可能エリア14−1内へ戻る場合においも、上記と同様の問題が生じる。
これを回避するために、本発明では、無線LAN端末20は、アクセスポイント30の通信可能エリア14内で所定のキー操作をユーザから受け付けた場合に、自身が帰属しているアクセスポイント30へ、自無線LAN端末20のみが帰属可能な再帰属可能枠を最大帰属可能台数内に設けさせる旨の予約コマンドを送信する。予約コマンドを受信したアクセスポイント30は、所定期間、当該予約コマンドを送信した無線LAN端末20については、現在帰属中の無線LAN端末20の台数とは無関係に、帰属処理を実行する。
これにより、無線LAN端末20が帰属中のアクセスポイント30の通信可能エリア14外へ移動した後に、当該アクセスポイント30の通信可能エリア内に戻ってきた場合に、当該無線LAN端末20は、当該アクセスポイント30に確実に帰属することができる。
以下、上記機能を実現するための無線LANシステム10の具体的な構成について、詳細に説明する。
図2は、無線LAN端末20の詳細な機能構成の一例を示す。無線LAN端末20は、通知部200、操作キー201、予約期間管理部202、帰属処理部203、エリア内判定部204、コマンド送信部205、キー操作検出部206、および無線通信部207を備える。
無線通信部207は、アクセスポイント30と無線LANに基づく無線通信を行う。エリア内判定部204は、無線通信部207を介してアクセスポイント30からの受信信号品質を測定する。そして、通信を行うのに十分な品質の信号をアクセスポイント30から受信している場合に、エリア内判定部204は、自無線LAN端末20が当該アクセスポイント30の通信可能エリア14内に位置していると判定する。また、エリア内判定部204は、自無線LAN端末20がアクセスポイント30の通信可能エリア14内に位置していると判定した場合、その旨と共に、当該アクセスポイント30の識別情報(ID)を出力する。
帰属処理部203は、エリア内判定部204によって、自無線LAN端末20がアクセスポイント30の通信可能エリア14外に位置していると判定された後に、通信可能エリア14内に位置していると判定された場合に、無線通信部207を介して、当該アクセスポイント30との間で自動的に帰属処理を実行する。
操作キー201は、無線LAN端末20のユーザからのキー操作を受け付ける。キー操作検出部206は、操作キー201を介して受け付けたキー操作が予約コマンドの送信を指示する操作である場合に、予約期間の指定と共に予約コマンドの送信をコマンド送信部205に指示する。また、操作キー201が受け付けたキー操作が、送信した予約コマンドの解除を指示する解除コマンドの送信を指示する操作である場合、キー操作検出部206は、解除コマンドの送信をコマンド送信部205に指示する。
図3は、無線LAN端末20の概観の一例を示しており、例えば予約ボタン42が押下された場合、キー操作検出部206は、例えば1分を予約期間として指定する予約コマンドの送信をコマンド送信部205に指示する。また、例えば所定時間内に予約ボタン42が複数回押下された場合、キー操作検出部206は、押下された回数に例えば1分を乗じた期間を予約期間として指定する予約コマンドの送信をコマンド送信部205に指示する。
また、数字キー44を押下された後に予約ボタン42を押下された場合に、キー操作検出部206は、押下された数字キー44が示す数値に1分を乗じた期間を予約期間として指定する予約コマンドの送信をコマンド送信部205に指示する。例えば、「1」に対応する数字キー44が押下された後に「2」に対応する数字キー44が押下され、その後に予約ボタン42が押下された場合、キー操作検出部206は、12分間の予約期間を指定する予約コマンドの送信をコマンド送信部205に指示する。
また、図3に示す予約解除ボタン43が押下された場合、キー操作検出部206は、解除コマンドの送信をコマンド送信部205に指示する。なお、予約ボタン42および予約解除ボタン43の代わりに、「*」や「#」を含む数字キー44による特定のキー操作を検出した場合に、キー操作検出部206は、予約コマンドおよび解除コマンドの送信をコマンド送信部205に指示するようにしてもよい。
図2において、コマンド送信部205は、予約期間の指定と共に予約コマンドの送信をキー操作検出部206から指示された場合に、自無線LAN端末20を識別する端末IDおよび予約期間を含む予約コマンドを無線通信部207を介して、帰属中のアクセスポイント30へ送信すると共に、予約期間を予約期間管理部202に通知する。
また、コマンド送信部205は、解除コマンドの送信をキー操作検出部206から指示された場合に、エリア内判定部204によって自無線LAN端末20がアクセスポイント30の通信可能エリア14内に位置していると判定されているならば、端末IDを含む解除コマンドを無線通信部207を介して、帰属中のアクセスポイント30へ送信すると共に、予約が解除された旨を予約期間管理部202に通知する。
一方、解除コマンドの送信をキー操作検出部206から指示された場合に、エリア内判定部204によって自無線LAN端末20がアクセスポイント30の通信可能エリア14内に位置していると判定されていないならば、コマンド送信部205は、エラーを通知するよう通知部200に指示する。
予約期間管理部202は、コマンド送信部205から予約期間を通知された場合に、無線LAN端末20に内蔵されているタイマを用いて、通知された予約期間の計測を開始する。そして、予約期間管理部202は、予約期間の満了を検出した場合に、その旨を通知部200に通知する。一方、予約期間の満了前に、コマンド送信部205から予約を解除する旨を通知された場合、予約期間管理部202は、予約期間の計測を停止する。
通知部200は、予約期間の満了を予約期間管理部202から通知された場合や、エラーの通知をコマンド送信部205から指示された場合に、その旨をユーザに通知する。通知部200は、例えば図3に示すように、スピーカ40からビープ音を発生させたり、表示画面41にメッセージを表示させたりすることにより、予約期間の満了やエラーをユーザに通知する。なお、他の例として、通知部200は、予約期間管理部202が管理している予約期間の残り期間をユーザに通知するようにしてもよい。
図4は、アクセスポイント30の詳細な機能構成の一例を示す。アクセスポイント30は、有線通信部300、予約許可端末情報格納部301、コマンド受信部302、終了時刻削除部303、無線通信部304、終了時刻格納部305、帰属台数格納部306、および帰属処理部307を備える。
有線通信部300は、イーサネット(登録商標)等の通信規格に基づいて、有線LAN11を介してSIPサーバ12や通信機器13、他のアクセスポイント30と有線通信を行う。無線通信部304は、IEEE802.11aやIEEE802.11b等の無線LANの規格に基づいて、それぞれの無線LAN端末20と無線通信を行う。
予約許可端末情報格納部301は、予約コマンドに応じた処理を実行することが許可された無線LAN端末20の端末IDを予め格納している。終了時刻格納部305は、予約期間の終了時刻を、それぞれの無線LAN端末20の端末IDに対応付けて、例えば図5に示すようなデータ構造で格納する。帰属台数格納部306は、現在帰属している無線LAN端末20の台数を格納する。
コマンド受信部302は、無線通信部304を介して無線LAN端末20から予約コマンドを受信した場合に、受信した予約コマンドに含まれる端末IDに基づいて予約許可端末情報格納部301を参照する。そして、予約コマンドに含まれる端末IDが予約許可端末情報格納部301に格納されている場合に、コマンド受信部302は、当該予約コマンドに含まれる予約期間に基づいて予約期間の終了時刻を算出し、算出した終了時刻を、当該予約コマンドに含まれる端末IDに対応付けて終了時刻格納部305に格納する。
また、無線通信部304を介して無線LAN端末20から解除コマンドを受信した場合、コマンド受信部302は、受信した解除コマンドに含まれる端末IDに基づいて終了時刻格納部305を参照する。そして、解除コマンドに含まれる端末IDが終了時刻格納部305に格納されている場合に、コマンド受信部302は、当該端末IDおよび当該端末IDに対応する終了時刻を終了時刻格納部305から削除する。
終了時刻削除部303は、終了時刻格納部305を参照して、終了時刻格納部305内に格納されている終了時刻のいずれかが現在時刻と一致しているか否かを判定する。そして、現在時刻と一致する終了時刻を検出した場合に、終了時刻削除部303は、当該終了時刻および当該終了時刻に対応する端末IDを終了時刻格納部305から削除すると共に、帰属台数格納部306に格納されている台数を1減らす。
本例において、終了時刻削除部303は、終了時刻格納部305内に格納されている終了時刻のいずれかと現在時刻との差が例えば1分以内である場合に、当該終了時刻と現在時刻とが一致していると判定する。
帰属処理部307は、無線通信部304を介して、無線LAN端末20の端末IDを含む帰属要求を受信した場合に、終了時刻格納部305を参照して、当該帰属要求に含まれる端末IDが終了時刻格納部305に格納されているか否かを判定する。そして、当該端末IDが終了時刻格納部305内に格納されている場合、帰属処理部307は、当該端末IDおよび対応する終了時刻を終了時刻格納部305から削除すると共に、無線通信部304を介して、当該帰属要求を送信した無線LAN端末20との間で帰属処理を実行する。
そして、帰属処理の結果、帰属を許可する場合、帰属処理部307は、帰属許可応答を無線通信部304を介して無線LAN端末20へ送信すると共に、帰属台数格納部306に格納されている、帰属中の無線LAN端末20の台数を1増やす。
一方、受信した帰属要求に含まれる端末IDが終了時刻格納部305内に格納されていない場合、帰属処理部307は、帰属台数格納部306を参照して、帰属中の無線LAN端末20の台数が予め設定された最大帰属可能台数(本例では6台)未満か否かを判定する。帰属中の無線LAN端末20の台数が最大帰属可能台数未満の場合、帰属処理部307は、無線通信部304を介して、当該帰属要求を送信した無線LAN端末20との間で帰属処理を実行する。そして、帰属処理の結果、帰属を許可する場合、帰属処理部307は、帰属許可応答を無線通信部304を介して無線LAN端末20へ送信すると共に、帰属台数格納部306に格納されている、帰属中の無線LAN端末20の台数を1増やす。
一方、帰属中の無線LAN端末20の台数が最大帰属可能台数以上の場合、帰属処理部307は、無線通信部304を介して、当該帰属要求を送信した無線LAN端末20へ帰属拒否応答を送信することにより、当該無線LAN端末20の帰属を拒否する。
図6は、無線LAN端末20の動作の一例を示すフローチャートである。例えば電源投入等の所定のタイミングで、無線LAN端末20は、本フローチャートに示す動作を開始する。
まず、キー操作検出部206は、操作キー201を介して受け付けたキー操作が予約コマンドの送信を指示する操作であるか否かを判定する(S100)。キー操作が予約コマンドの送信指示でない場合(S100:No)、キー操作検出部206は、予約コマンドの送信指示を受け付けるまでステップ100を繰り返す。
キー操作が予約コマンドの送信指示である場合(S100:Yes)、キー操作検出部206は、予約期間の指定と共に予約コマンドの送信をコマンド送信部205に指示する。そして、コマンド送信部205は、エリア内判定部204からの判定結果に基づいて、自無線LAN端末20がアクセスポイント30の通信可能エリア14内に位置しているか否かを判定する(S101)。
自無線LAN端末20がアクセスポイント30の通信可能エリア14内に位置していない場合(S101:No)、コマンド送信部205は、エラーを通知部200を介してユーザに通知し(S114)、キー操作検出部206は、再びステップ100に示した処理を実行する。
自無線LAN端末20がアクセスポイント30の通信可能エリア14内に位置している場合(S101:Yes)、コマンド送信部205は、自無線LAN端末20の端末IDおよび予約期間を含む予約コマンドを無線通信部207を介して、帰属中のアクセスポイント30へ送信すると共に、予約期間を予約期間管理部202に通知する(S102)。
そして、予約期間管理部202は、予約期間の計測を開始する(S103)。そして、コマンド送信部205は、予約コマンドの送信先のアクセスポイント30のIDを記憶する(S104)。
次に、コマンド送信部205は、エリア内判定部204からの判定結果を参照して、自無線LAN端末20が、予約コマンドの送信先のアクセスポイント30の通信可能エリア14外へ移動したか否かを判定する(S105)。自無線LAN端末20が、予約コマンドの送信先のアクセスポイント30の通信可能エリア14外へ移動した場合(S105:Yes)、予約期間管理部202は、予約期間が満了したか否かを判定する(S106)。
予約期間が満了した場合(S106:Yes)、予約期間管理部202は、その旨を通知部200を介して無線LAN端末20のユーザに通知し(S107)、キー操作検出部206は、再びステップ100に示した処理を実行する。
予約期間が満了していない場合(S106:No)、コマンド送信部205は、エリア内判定部204からの判定結果を参照して、自無線LAN端末20が、予約コマンドの送信先のアクセスポイント30の通信可能エリア14内へ戻ったか否かを判定する(S108)。自無線LAN端末20が、予約コマンドの送信先のアクセスポイント30の通信可能エリア14内へ戻っていない場合(S108:No)、予約期間管理部202は、再びステップ106に示した処理を実行する。
自無線LAN端末20が、予約コマンドの送信先のアクセスポイント30の通信可能エリア14内へ戻った場合(S108:Yes)、帰属処理部203は、当該アクセスポイント30へ帰属要求を送信することにより帰属処理を開始し、コマンド送信部205は、予約期間管理部202に予約期間の計測を終了させ(S109)、キー操作検出部206は、再びステップ100に示した処理を実行する。
ステップ105において、自無線LAN端末20が、予約コマンドの送信先のアクセスポイント30の通信可能エリア14外へ移動していない場合(S105:No)、予約期間管理部202は、予約期間が満了したか否かを判定する(S110)。予約期間が満了した場合(S110:Yes)、予約期間管理部202は、ステップ107に示した処理を実行する。
予約期間が満了していない場合(S110:No)、キー操作検出部206は、操作キー201を介して、送信した予約コマンドの解除を指示するキー操作を受け付けたか否かを判定する(S111)。送信した予約コマンドの解除を指示するキー操作を受け付けていない場合(S111:No)、コマンド送信部205は、再びステップ105に示した処理を実行する。
送信した予約コマンドの解除を指示するキー操作を受け付けた場合(S111:Yes)、コマンド送信部205は、端末IDを含む解除コマンドを無線通信部207を介して、帰属中のアクセスポイント30へ送信し(S112)、予約が解除された旨を予約期間管理部202に通知する。そして、予約期間管理部202は、予約期間の計測を終了し(S113)、キー操作検出部206は、再びステップ100に示した処理を実行する。
図7は、アクセスポイント30の動作の一例を示すフローチャートである。例えば、電源投入等の所定のタイミングで、アクセスポイント30は、本フローチャートに示す処理を開始する。
まず、帰属処理部307は、帰属要求を受信したか否かを判定する(S200)。帰属要求を受信した場合(S200:Yes)、帰属処理部307は、終了時刻格納部305を参照して、受信した帰属要求に含まれる端末IDが終了時刻格納部305内に格納されているか否かを判定する(S201)。
受信した帰属要求に含まれる端末IDが終了時刻格納部305内に格納されている場合(S201:Yes)、帰属処理部307は、当該端末IDおよび対応する終了時刻を終了時刻格納部305から削除する(S202)。そして、帰属処理部307は、当該帰属要求を送信してきた無線LAN端末20との間で帰属処理を実行し(S203)、再びステップ200に示した処理を実行する。
ステップ203において、帰属処理の結果、帰属を許可する場合、帰属処理部307は、帰属許可応答を無線LAN端末20へ送信すると共に、帰属台数格納部306に格納されている、帰属中の無線LAN端末20の台数を1増やす。
受信した帰属要求に含まれる端末IDが終了時刻格納部305内に格納されていない場合(S201:No)、帰属処理部307は、帰属台数格納部306を参照して、帰属中の無線LAN端末20の台数が予め設定された最大帰属可能台数(本例では6台)未満か否かを判定する(S204)。
帰属中の無線LAN端末20の台数が最大帰属可能台数未満である場合(S204:Yes)、帰属処理部307は、ステップ203に示した処理を実行する。帰属中の無線LAN端末20の台数が最大帰属可能台数以上である場合(S204:No)、帰属処理部307は、当該帰属要求を送信した無線LAN端末20へ帰属拒否応答を送信することにより、当該無線LAN端末20の帰属を拒否し(S205)、再びステップ200に示した処理を実行する。
ステップ200において、帰属要求を受信していない場合(S200:No)、コマンド受信部302は、予約コマンドを受信したか否かを判定する(S206)。予約コマンドを受信した場合(S206:Yes)、コマンド受信部302は、受信した予約コマンドに含まれる端末IDに基づいて予約許可端末情報格納部301を参照し、当該端末IDが予約許可端末情報格納部301に格納されているか否かを判定する(S207)。
予約コマンドに含まれる端末IDが予約許可端末情報格納部301に格納されていない場合(S207:No)、帰属処理部307は、再びステップ200に示した処理を実行する。予約コマンドに含まれる端末IDが予約許可端末情報格納部301に格納されている場合(S207:Yes)、コマンド受信部302は、当該予約コマンドに含まれる予約期間に基づいて予約期間の終了時刻を算出し、算出した終了時刻を、当該予約コマンドに含まれる端末IDに対応付けて終了時刻格納部305に格納し(S208)、帰属処理部307は、再びステップ200に示した処理を実行する。
ステップ205において、予約コマンドを受信していない場合(S206:No)、コマンド受信部302は、解除コマンドを受信したか否かを判定する(S209)。解除コマンドを受信した場合(S209:Yes)、コマンド受信部302は、受信した解除コマンドに含まれる端末IDに基づいて終了時刻格納部305を参照し、解除コマンドに含まれる端末IDが終了時刻格納部305に格納されている場合には、当該端末IDおよび当該端末IDに対応する終了時刻を終了時刻格納部305から削除し(S210)、帰属処理部307は、再びステップ200に示した処理を実行する。
解除コマンドを受信していない場合(S209:No)、終了時刻削除部303は、終了時刻格納部305を参照して、終了時刻格納部305内に格納されている終了時刻のいずれかが現在時刻と一致しているか否かを判定する(S211)。現在時刻と一致する終了時刻が終了時刻格納部305内に格納されていない場合(S211:No)、帰属処理部307は、再びステップ200に示した処理を実行する。
現在時刻と一致する終了時刻が終了時刻格納部305内に格納されている場合(S211:Yes)、終了時刻削除部303は、当該終了時刻および当該終了時刻に対応する端末IDを終了時刻格納部305から削除する(S212)。そして、終了時刻削除部303は、帰属台数格納部306に格納されている、現在帰属中の無線LAN端末20の台数を1減らし(S213)、帰属処理部307は、再びステップ200に示した処理を実行する。
以上、本発明の実施の形態について説明した。
上記説明から明らかなように、本実施形態の無線LAN端末20によれば、帰属中のアクセスポイント30の通信可能エリア14外へ移動した後に、そのアクセスポイント30の通信可能エリア14内に戻ってきた場合に、当該アクセスポイント30に確実に帰属することができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
例えば、無線LAN端末20は、SIPに基づく音声通信中に、ユーザからシステム保留(例えばRFC3981に規定されている技術を用いる)の指示を受け付けた場合に、システム保留の処理を実行すると共に、予約コマンドを帰属中のアクセスポイント30へ送信するようにしてもよい。
図8は、システム保留処理を実行する際に予約コマンドを送信する場合の無線LANシステム10の動作の一例を示すシーケンス図である。
まず、無線LAN端末20は、帰属中のアクセスポイント30を介して、通信機器13とSIPに基づく音声通信を実行している(S300)。ユーザからシステム保留の指示を受け付けると(S301)、無線LAN端末20は、Refer−ToヘッダにSIPサーバ12のSIP URIを記述したREFERメソッドを、アクセスポイント30を介して、通信相手の通信機器13へ送信することにより、通信相手の通信機器13に保留を指示する(S302)。
通信機器13は、通信相手を無線LAN端末20からSIPサーバ12へ変更し、システム保留状態となる(S303)。無線LAN端末20は、アクセスポイント30へ予約コマンドを送信することにより、無線LAN端末20の再帰属を予約する(S304)。そして、無線LAN端末20は、帰属解除要求を送信することにより、アクセスポイント30への帰属を解除する(S305)。
次に、無線LAN端末20は、アクセスポイント30の通信可能エリア14外へ移動した後に、通信可能エリア14内へ戻り、アクセスポイント30へ帰属要求を送信することにより、アクセスポイント30との間で帰属処理を実行する(S306)。このとき、無線LAN端末20の帰属は、ステップ304によって予約されているので、無線LAN端末20は、アクセスポイント30に確実に帰属することができる。
そして、無線LAN端末20は、ユーザからシステム保留解除の指示を受け付けると(S307)、Replacesヘッダに自身のSIP URIを設定したINVITEリクエストを、保留中の通信機器13へ送信することにより、通信機器13に保留解除を指示する(S308)。そして、無線LAN端末20と通信機器13とは、通話を再開する(S309)。
また、上記した実施形態では、予約コマンド内に予約期間が含まれていたが、他の例として、コマンド受信部302は、予約コマンドを受信した場合に、どの無線LAN端末20に対しても一律に予約期間を設定してもよい。また、無線LAN端末20毎に異なる予約期間を予め定め、予約コマンドを受信した場合に、予約コマンドに含まれる端末IDに応じて、予め定められた予約期間を適用するようにしてもよい。
また、上記した実施形態では、アクセスポイント30は、予約コマンドを送信した無線LAN端末20のみが帰属可能な再帰属可能枠を、予約期間分、最大帰属可能台数内に設けるが、他の例として、予約コマンドを受信した場合に、終了時刻を設定せずに、予約コマンドを送信した無線LAN端末20が再び帰属するか、あるいは、予約コマンドを送信した無線LAN端末20から解除コマンドを受信するまで、予約コマンドを送信した無線LAN端末20のみが帰属可能な再帰属可能枠を、最大帰属可能台数内に設けるようにしてもよい。
10・・・無線LANシステム、11・・・有線LAN、12・・・SIPサーバ、13・・・通信機器、14・・・通信可能エリア、20・・・無線LAN端末、200・・・通知部、201・・・操作キー、202・・・予約期間管理部、203・・・帰属処理部、204・・・エリア内判定部、205・・・コマンド送信部、206・・・キー操作検出部、207・・・無線通信部、30・・・アクセスポイント、300・・・有線通信部、301・・・予約許可端末情報格納部、302・・・コマンド受信部、303・・・終了時刻削除部、304・・・無線通信部、305・・・終了時刻格納部、3050・・・端末ID、3051・・・終了時刻、306・・・帰属台数格納部、307・・・帰属処理部、40・・・スピーカ、41・・・表示画面、42・・・予約ボタン、43・・・予約解除ボタン、44・・・数字キー
Claims (5)
- 帰属可能な無線LAN端末の台数を予め定められた最大帰属可能台数以内に制限し、予約コマンドを受信した場合に、当該予約コマンドを送信した無線LAN端末のみが帰属可能な再帰属可能枠を最大帰属可能台数内に設けるアクセスポイントを有する無線LANシステムに用いられる無線LAN端末であって、
アクセスポイントの通信可能エリア内か否かを判定するエリア内判定手段と、
所定のキー操作を検出するキー操作検出手段と、
前記キー操作検出手段によって所定のキー操作が検出された場合に、アクセスポイントの通信可能エリア内であるならば、前記予約コマンドを帰属中のアクセスポイントへ送信する予約コマンド送信手段と
を備えることを特徴とする無線LAN端末。 - 請求項1に記載の無線LAN端末であって、
前記予約コマンドには、再帰属可能枠を最大帰属可能台数内に設ける期間である予約期間が含まれ、
前記アクセスポイントは、前記予約コマンドを無線LAN端末から受信した場合に、受信した予約コマンドに含まれる予約期間分、当該無線LAN端末の帰属可能枠を最大帰属可能台数内に設け、
前記予約コマンド送信手段は、所定のキーが押下された回数に所定時間を乗じた値を前記予約期間として算出し、算出した予約期間を含む予約コマンドを送信することを特徴とする無線LAN端末。 - 請求項2に記載の無線LAN端末であって、
前記予約コマンド送信手段によって予約コマンドが送信された場合に、当該予約コマンドに含まれる予約期間が経過したか否かの判定を開始する予約期間経過判定手段と、
前記予約期間経過判定手段によって前記予約期間が経過したと判定された場合に、その旨を無線LAN端末のユーザに通知する通知手段と
をさらに備えることを特徴とする無線LAN端末。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の無線LAN端末であって、
前記エリア内判定手段によってアクセスポイントの通信可能エリア外と判定された後に、前記エリア内判定手段によってアクセスポイントの通信可能エリア内と判定された場合に、アクセスポイントへ帰属要求を送信することにより帰属処理を自動的に開始する帰属処理手段をさらに備えることを特徴とする無線LAN端末。 - 無線LAN端末およびアクセスポイントを備える無線LANシステムであって、
前記アクセスポイントは、
無線LAN端末の帰属を許可する予約期間の終了時刻を、許可される無線LAN端末の識別情報に対応付けて格納する終了時刻格納手段と、
現在帰属している無線LAN端末の台数を格納する帰属台数格納手段と、
無線LAN端末から当該無線LAN端末の識別情報を含む予約コマンドを受信した場合に、前記終了時刻を当該無線LAN端末の識別情報に対応付けて前記終了時刻格納手段に格納する予約コマンド受信手段と、
前記終了時刻格納手段を参照して、現在時刻が前記終了時刻格納手段内に格納されている終了時刻と一致した場合に、対応する終了時刻および当該終了時刻に対応付けられている識別情報を削除すると共に、前記帰属台数格納手段に格納されている前記台数を1減らす終了時刻削除手段と、
無線LAN端末から帰属要求を受信した場合に、前記終了時刻格納手段を参照して、
前記帰属要求を送信した無線LAN端末の識別情報が前記終了時刻格納手段に格納されている場合には、当該識別情報および当該識別情報に対応付けられている終了時刻を前記終了時刻格納手段から削除すると共に、当該帰属要求を送信した無線LAN端末との間で帰属処理を実行し、
前記帰属要求を送信した無線LAN端末の識別情報が前記終了時刻格納手段に格納されていない場合には、前記帰属台数格納手段を参照して、
現在帰属している無線LAN端末の台数が、同時に帰属可能な最大の無線LAN端末の台数である最大帰属可能台数未満ならば、前記帰属要求を送信した無線LAN端末との間で帰属処理を実行し、当該無線LAN端末の帰属を許可する場合には、前記帰属台数格納手段に格納されている前記台数を1増やし、
現在帰属している無線LAN端末の台数が、前記最大帰属可能台数以上ならば、前記帰属要求を送信した無線LAN端末の帰属を拒否するアクセスポイント側帰属処理手段と
を有し、
前記無線LAN端末は、
アクセスポイントの通信可能エリア内か否かを判定するエリア内判定手段と、
所定のキー操作を検出するキー操作検出手段と、
前記キー操作検出手段によって所定のキー操作が検出された場合に、アクセスポイントの通信可能エリア内であるならば、前記予約コマンドを帰属中のアクセスポイントへ送信する予約コマンド送信手段と、
前記アクセスポイントとの間で帰属処理を実行する端末側帰属処理手段と
を有することを特徴とする無線LANシステム。
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