JP2007164906A - リーダーテープ - Google Patents

リーダーテープ Download PDF

Info

Publication number
JP2007164906A
JP2007164906A JP2005360793A JP2005360793A JP2007164906A JP 2007164906 A JP2007164906 A JP 2007164906A JP 2005360793 A JP2005360793 A JP 2005360793A JP 2005360793 A JP2005360793 A JP 2005360793A JP 2007164906 A JP2007164906 A JP 2007164906A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
magnetic
layer
leader tape
leader
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005360793A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Ishiguro
忠 石黒
Hiroaki Doshita
廣昭 堂下
Shinji Tsujimoto
真志 辻本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2005360793A priority Critical patent/JP2007164906A/ja
Publication of JP2007164906A publication Critical patent/JP2007164906A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】とくにヘッドの傷付けを抑制し、かつヘッドの磨耗量を低減するリーダーテープを提供すること。
【解決手段】支持体上の一方の面に粉体と結合剤を含む塗布層を設け、他方の面に非磁性のバック層を設けてなる磁気記録媒体用リーダーテープにおいて、前記塗布層の中心線平均粗さ(Ra)が12〜40nmであり、かつスライダー材料の磨耗量がリーダーテープ1m当り0.02〜0.1μm2であること特徴とするリーダーテープ。
【選択図】なし

Description

本発明は、リーダーテープに関するものである。
従来、コンピュータ等の外部記憶装置に用いられる記録媒体として使用されている磁気テープカートリッジには、単一若しくは複数のリールに磁気テープを巻装し、このリールをカートリッジケース内に回転可能に収容したタイプのものが知られている。この磁気テープはコンピュータ等のデーター保存用として用いられ、重要な情報が記憶されているため、テープジャミング等のトラブルが発生しないように、また不用意に磁気テープが引き出されないように構成されている。
また、単一リールタイプのカートリッジでは、上記磁気テープの先端部にこの磁気テープを引き出すためにリーダーピン、リーダーブロックなどのリーダー部材が固着されるか、又は比較的硬質なプラスチック素材によるテープ先端に係合孔が開口されたリーダーテープが接合され、このリーダー部材又はリーダーテープ先端を記録再生装置側の保持部材で保持して引き出し、磁気テープのロード/アンロード(引き出し/巻き込み)を行うようにドライブ装置が構成される。
しかして、上記のような磁気テープを磁気記録再生装置側に引き出して先端部を装置内のドライブリールに巻き付けてロード/アンロードを行う際には、その先端部分は走行経路に配設されたテープガイド、磁気ヘッド等に正確な位置決めがされていない状態で接触して引っ張られ、ダメージを受けやすいことから補強を行うことが好ましい。
またドライブリールに生じるリーダーブロック段差がデーター記録用の磁気テープに写りドロップアウトが増加するのを防止するためにも補強を行うのが好ましく、磁気テープより強度の高いリーダーテープを磁気テープの先端に接合することが行われている(例えば、特許文献1参照)。
近年、磁気テープカートリッジの高容量化が進むにつれて記録密度が高まり、前記のデーター記録用磁気テープの写りによるスペーシングロスの問題が顕在化しており、従来のリーダーテープ及びデーターテープの改善が必要になってきた。高容量化に伴い、データー記録用磁気テープの薄手化が必要になると、この写りの問題は更に顕著になってきている。
ところで、前記リーダーブロックは、巻取リールのコア部に設けられた凹部内に収容されるようになっており、その状態で、その一部がコア部の円弧面の一部をなすように構成される。
これを模式的に表すと、図3(a)に示すように、リーダーブロック40がコア部41の径方向に沿って設けられた凹部42内に嵌入し、例えば、この状態でリーダーブロック40の端面40aがコア部41の巻取面の一部を構成するようになっている。このリーダーブロック40の端面40aは、磁気テープMTを滑らかに巻取るために、同図に示すように、コア部41の外周面に対応して円弧状に湾曲形成されている。
しかしながら、このような従来のテープドライブでは、巻取面の一部を構成するリーダーブロック40の寸法精度によっては、図3(b)に示すように、端面40aがコア部41より突出した状態となることがあり、コア部41の巻取面に許容できない段差を生じさせる場合があった。
このような段差は、リーダーテープLTに折り目や変形を生じさせ、図3(c)に示すように、この折り目や変形は次層以降に巻き付けられる実質的に記録領域となる磁気テープMTの部分にも同様に生じる(いわゆるテープ写りが発生する)。このようなテープ写りは、情報の記録または再生の過程で記録再生ヘッドとの適正な距離が保たれない等の不都合を生じやすく、記録不能や情報の損失の原因となる。
このようなテープ写りは、巻取リールに巻き取られている時間が短時間であれば、前記のような問題を生じることも少ないが、例えば、磁気テープMTを巻取リールに巻き込んだまま放置しておくような状態で使用されるときには、磁気テープMTの表面にコア部41の略円周長のピッチで規則的なテープ写りを生じてしまうこともあった。
一方、巻取リールに対して磁気テープMTを綺麗な巻き姿で巻き付けたいという要請がある。これは、磁気テープMTの巻き姿が乱れた状態になると、磁気テープMTがエッジダメージ等を受け易くなって品質が劣化する等のおそれがあるためである。
磁気テープMTを綺麗な巻き姿で巻き付けるための方策としては、磁気テープMTの巻き付け強さを強くすることが挙げられる。しかしながら、そうすると、前記ような段差を生じている場合に、テープ写りが顕著となるという問題を生じる。
また、LTOドライブに磁気テープカートリッジを装填し、ロード/アンロードを繰り返すとヘッドおよび/またはスライダーによりリーダーテープ表面に傷が付き、削れ粉が走行系に付着する。付着した粉は磁気テープ表面に転写され、ドロップアウトが増大するという問題もある。
上記課題を解決するために、本出願人は、磁気テープの巻き乱れが生じ難く、巻取リールのコア部に段差が生じていたとしてもテープ写りが起こりにくく、かつ傷付き難いリーダーテープを提案した(特許文献2参照)。
特開2001−110164号公報 特開2005−285261号公報
しかし、上記引用文献2に開示されたリーダーテープは、ヘッドを傷付けたり、ヘッドを多く磨耗させたりするため、出力が低下する場合があった。
したがって本発明の目的は、上記引用文献2に記載のリーダーテープの効果に加え、さらにヘッドの傷付けを抑制し、かつヘッドの磨耗量を低減するリーダーテープを提供することである。
本発明の課題は、以下の手段により解決することができる。
1)支持体上の一方の面に粉体と結合剤を含む塗布層を設け、他方の面に非磁性のバック層を設けてなる磁気記録媒体用リーダーテープにおいて、前記塗布層の中心線平均粗さ(Ra)が12〜40nmであり、かつスライダー材料の磨耗量がリーダーテープ1m当り0.02〜0.1μm2であること特徴とするリーダーテープ。
2)前記リーダーテープの厚みが5〜20μmであることを特徴とする上記1)に記載のリーダーテープ。
本発明のリーダーテープは、表面粗さを特定し、かつスライダー材料の磨耗量を制御したので、磁気テープの巻き乱れが生じ難く、巻取リールのコア部に段差が生じていたとしてもテープ写りが起こりにくく、傷付き難いとともに、さらにヘッドの傷付けを抑制し、かつヘッドの磨耗量を低減することができる。
本発明では、塗布層の中心線平均粗さ(Ra)が12〜40nmであることが必要である。Raが12nm未満では、リーダーテープ自体の面性が平滑すぎて、ガイドローラとの摩擦係数が高くなり、リーダーテープの摺動特性が悪くなり、リーダーテープの折れや切断が生じる。Raが40nmを超えると、リーダーテープの面性が磁気テープ本体の磁性層表面に写りやすく、写った箇所のエラーレートが急激に悪化する。最近は、カセット1本当たりの記録密度を上げるため、磁気テープの薄層化が進み、前記LTOのように磁気テープの厚みが9μm以下になってきているシステムでは、とくにリーダーテープの面性が写りやすく、かつ、記録密度が高いために影響が出易い。好ましいRaは、15〜35nmであり、さらに好ましいRaは、20〜32nmである。
また本発明では上記塗布層の中心線平均粗さ(Ra)の条件に加えて、スライダー材料の磨耗量がリーダーテープ1m当り0.02〜0.1μm2であることが必要である。上記摩耗量が0.02μm2未満ではヘット゛クリーニンク゛力がなく、ヘット゛目詰まりしやすい、逆に0.1μm2を超えるとヘッドと接触した際のヘッドの摩耗量を増大させてしまう。またヘッド自体を傷つけてしまうことがある。好ましい摩耗量は、0.025〜0.08μm2であり、さらに好ましい摩耗量は、0.03〜0.06μm2である。
本発明でいうRaは、光干渉式表面粗さ計(WYKO社製HD−2000)にて以下の条件で測定されるものを意味する。
対物レンズ:50倍、中間レンズ:0.5倍、測定範囲:242μm×184μmで円筒補正、傾き補正後にRaを算出する。
また本発明において、スライダー材料の磨耗量とは、以下により測定される量を意味する。
スライダー材料としてアルフェシルバー(Alfesilバー)を用い、リーダーテープの塗布層面とアルフェシルバーを100gの張力(T1)で図1に示すようにラップ角12度として接触させ、リーダーテープを4m/秒の速度で走行させる。走行長20mを往復50回繰り返した後、図2に示すように磨耗したアルフェシルバーの(磨耗長さ×テープ幅)を測定して磨耗量とする。この磨耗量を20mで除すことによりリーダーテープ1m当りの磨耗量を求めることができる。
上記中心線平均粗さ(Ra)を得る手段としては、塗布層を形成する塗布液の分散状態の制御や、リーダーテープを作成する工程でのカレンダー処理などの表面成形処理の線圧、ロール表面性などを選定すること等でコントロールできる。またスライダー材料の磨耗量については、塗布層に使用する粉体(例えば無機粉体)の粒径や添加量を減じること、潤滑剤の種類や添加量を選定することなどによってコントロールできる。
本発明のリーダーテープは、磁気テープに接合される。
この接合は、リーダーテープの一端を磁気テープの先端に突き合わせた状態で公知のスプライシングテープを貼り付けることにより実施することができる。リーダーテープの他端は、リーダーピン等の係合部材が設けられ、これは、磁気記録再生装置のドライブリールへの固定に使用される。
本発明のリーダーテープは、線記録密度が100kfci以上、記録トラック幅と再生トラック幅の差が0〜16μm、とくに10μm以下である磁気記録再生装置で使用されることが好ましい。
この磁気記録再生装置は、磁気テープカートリッジと磁気テープドライブとで構成されるものであれば、特に制限はない。
本発明は、このように記録トラック幅が狭く、再生トラック幅との差が小さくても、トラックずれを抑え、安定した記録再生が得られるものである。
上記トラック幅で記録再生を行う記録再生装置については、特に限定されず、記録・再生ヘッドを有した公知の態様の磁気記録再生装置を用いることができる。
本発明に用いられる磁気ヘッドは記録用としてはインダクティブヘッドが、再生用としてはMRヘッドが好ましく使用できる。
以下、本発明を更に詳細に説明する。
[リーダーテープ]
支持体上に設けられる塗布層は、結合剤及び粉体を少なくとも含有するが、好ましくは、粉体としては微粒子無機粉末を結合剤で分散したものを主に用い、潤滑剤を含有することが好ましい。前記微粒子無機粉末は非磁性物でも磁性粒子でも構わない。塗布層は単層、若しくは複数の層で構成される。バック層は、塗布層と同じ材料から構成することもできるし、別の材料から構成することもできる。
塗布層を設ける目的は、支持体にない機能を必要に応じて付与するためのもので、例えば、研磨粒子を磁気ヘッドに接触する面に含有させてクリーニング効果をもたせる、導電性粒子を含有させて帯電防止機能を持たせる、磁性体を含有させて磁気信号を記録することなどが挙げられる。
塗布層はさらに潤滑剤を含むことにより、摩擦係数を制御することが可能である。塗布層としては、磁気テープ(データーテープ)と同様の磁性層、若しくは、非磁性層を単独に、あるいは非磁性層上に磁性層を塗布した2層構成のものを磁気ヘッドに接触する側に設けることが好ましく、反対側にカーボンブラックを主体としたバック層を設けることが好ましい。
リーダーテープの総厚は、5〜20μmが好ましく、8〜17.5μmが更に好ましい。
リーダーテープの塗布層の厚みは、0.1〜3.0μmであることが好ましく、0.5〜2.0μmであることが更に好ましい。
支持体の厚みは、3〜17μmが好ましく、6〜15μmが更に好ましい。
また、リーダーテープの表面電気抵抗は1010Ω/sq以下が好ましく、109Ω/sq以下が更に好ましい。このことにより、リーダーテープの帯電防止を行い磁気ヘッドの静電気よるダメージを受けないようにし、信頼性を高めると共に、基本的に磁気テープより強度が高いリーダーテープの接合により得られる磁気テープカートリッジの磁気記録再生装置へのロード/アンロード繰り返し操作に対する耐久性が向上する。
上記表面電気抵抗を所定に制御する手段としては、カーボンブラックなどの導電性粉末を塗布層及びバック層の少なくとも1層に添加することが挙げられる。例えば、各々の層の結合剤100質量部に対してカーボンブラックを1〜20質量部添加することが挙げられる。
上記リーダーテープとしては、塗布層及びバック層とも磁気テープで用いられるものが好ましい。以下、塗布層として、下層が無機粉末と結合剤を含む非磁性層で、上層が強磁性粉末と結合剤を含む磁性層で、それらの反対側にバック層が形成された磁気テープを例に説明する。
(塗布層)
<磁性層および非磁性層の結合剤等>
磁性層、非磁性層に使用される結合剤としては従来公知の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、反応型樹脂やこれらの混合物が使用される。熱可塑性樹脂としては、ガラス転移温度が−100〜150℃、数平均分子量が1000〜200000、好ましくは10000〜100000、重合度が約50〜1000程度のものが使用される。
このような例としては、塩化ビニル、酢酸ビニル、ビニルアルコール、マレイン酸、アクリル酸、アクリル酸エステル、塩化ビニリデン、アクリロニトリル、メタクリル酸、メタクリル酸エステル、スチレン、ブタジエン、エチレン、ビニルブチラール、ビニルアセタール、ビニルエーテル、等を構成単位として含む重合体または共重合体、ポリウレタン樹脂、各種ゴム系樹脂がある。また、熱硬化性樹脂または反応型樹脂としてはフェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン硬化型樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アルキド樹脂、アクリル系反応樹脂、ホルムアルデヒド樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ−ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂とイソシアネートプレポリマーの混合物、ポリエステルポリオールとポリイソシアネートの混合物、ポリウレタンとポリイソシアネートの混合物等があげられる。これらの樹脂については朝倉書店発行の「プラスチックハンドブック」に詳細に記載されている。また、公知の電子線硬化型樹脂を各層に使用することも可能である。これらの例とその製造方法については特開昭62−256219号公報に詳細に記載されている。
以上の樹脂は単独または組合せで使用できるが、本発明において好ましいものとして、塩化ビニル樹脂、塩化ビニル酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル酢酸ビニルビニルアルコール共重合体、塩化ビニル酢酸ビニル無水マレイン酸共重合体、から選ばれる少なくとも1種とポリウレタン樹脂およびポリイソシアネートを組み合わせたものがあげられる。
ポリウレタン樹脂の構造はポリエステルポリウレタン、ポリエーテルポリウレタン、ポリエーテルポリエステルポリウレタン、ポリカーボネートポリウレタン、ポリエステルポリカーボネートポリウレタン、ポリカプロラクトンポリウレタンなど公知のものが使用できる。ここに示したすべての結合剤について、より優れた分散性と耐久性を得るためには必要に応じ、COOM、SO3 M、OSO3M、P=O(OM)2 、O−P=O(OM)2、(以上につきMは水素原子、またはアルカリ金属塩基)、OH、N(R)2、N+(R)3 (Rは炭化水素基)、エポキシ基、SH、CN、などから選ばれる少なくともひとつ以上の極性基を共重合または付加反応で導入したものをもちいることが好ましい。このような極性基の量は10-1〜10-8モル/gであり、好ましくは10-2〜10-6モル/gである。
ポリウレタン樹脂中の水酸基の含有量は、1分子あたり3〜20個であるのが好ましく、より好ましくは1分子あたり4〜5個である。1分子あたり3個未満であるとポリイソシアネート硬化剤との反応性が低下するために、塗膜強度と耐久性が低下しやすい。また、20個より多いと、溶剤への溶解性と分散性が低下しやすい。ポリウレタン樹脂中の水酸基の含有量を調整するために、ポリウレタン樹脂の合成に際し、水酸基が3官能以上の化合物を用いることができる。具体的には、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、無水トリメリット酸、グリセリン、ペンタエリスリトール、ヘキサントリオール、特公平6−64726号公報に記載されるポリエステルポリオールを原料とする2塩基酸と該化合物をグリコール成分として得られる3官能以上水酸基を有する分岐ポリエステル、ポリエーテルエステル等が挙げられる。好ましいのは3官能のものであり、4官能以上になると反応過程においてゲル化しやすくなる。
本発明に用いられるこれらの結合剤の具体的な例としてはダウケミカル社製VAGH、VYHH、VMCH、VAGF、VAGD、VROH、VYES、VYNC、VMCC、XYHL、XYSG、PKHH、PKHJ、PKHC、PKFE、日信化学工業社製MPR−TA、MPR−TA5、MPR−TAL、MPR−TSN、MPR−TMF、MPR−TS、MPR−TM、MPR−TAO、電気化学社製1000W、DX80、DX81、DX82、DX83、100FD、日本ゼオン社製MR−104、MR−105、MR110、MR100、MR555、400X−110A、日本ポリウレタン社製ニッポランN2301、N2302、N2304、大日本インキ社製パンデックスT−5105、T−R3080、T−5201、バ−ノックD−400、D−210−80、クリスボン6109、7209、東洋紡社製バイロンUR8200、UR8300、UR−8700、RV530、RV280、大日精化社製ダイフェラミン4020、5020、5100、5300、9020、9022、7020、三菱化学社製、MX5004、三洋化成社製サンプレンSP−150、旭化成社製サランF310、F210などがあげられる。
ポリイソシアネートとしては、トリレンジイソシアネート、4,4'−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、ヘキサメチレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、ナフチレンー1,5−ジイソシアネート、o−トルイジンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、トリフェニルメタントリイソシアネート等のイソシアネート類、また、これらのイソシアネート類とポリアルコールとの生成物、また、イソシアネート類の縮合によって生成したポリイソシアネート等を使用することができる。
磁性層に用いられる結合剤は強磁性粉末に対し、また非磁性層に用いられる結合剤は非磁性無機粉末に対し、各々通常、5〜50質量%の範囲、好ましくは10〜30質量%の範囲で用いられる。塩化ビニル系樹脂を用いる場合は5〜30質量%、ポリウレタン樹脂を用いる場合は2〜20質量%、ポリイソシアネートは2〜20質量%の範囲でこれらを組み合わせて用いることが好ましいが、例えば、微量の脱塩素によりヘッド腐食が起こる場合は、ポリウレタンとイソシアネートのみを使用することも可能である。
このような磁気テープでは、結合剤量、結合剤中に占める塩化ビニル系樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリイソシアネート、あるいはそれら以外の樹脂の量、磁性層を形成する各樹脂の分子量、極性基量、あるいは先に述べた樹脂の物理特性などを必要に応じ非磁性層、各磁性層とで変えることはもちろん可能であり、むしろ各層で最適化すべきであり、多層磁性層に関する公知技術を適用できる。例えば、各層でバインダー量を変更する場合、磁性層表面の擦傷を減らすためには磁性層のバインダー量を増量することが有効であり、ヘッドに対するヘッドタッチを良好にするためには、非磁性層のバインダー量を多くして柔軟性を持たせることができる。
<強磁性粉末>
磁性層に使用する強磁性粉末としては、α−Feを主成分とする強磁性合金粉末が好ましい。これらの強磁性粉末には所定の原子以外にAl、Si、S、Sc、Ca、Ti、V、Cr、Cu、Y、Mo、Rh、Pd、Ag、Sn、Sb、Te、Ba、Ta、W、Re、Au、Hg、Pb、Bi、La、Ce、Pr、Nd、P、Co、Mn、Zn、Ni、Sr、Bなどの原子を含んでもかまわない。特に、Al、Si、Ca、Y、Ba、La、Nd、Co、Ni、Bの少なくとも1つをα−Fe以外に含むことが好ましく、Co、Y、Alの少なくとも一つを含むことがさらに好ましい。
強磁性合金微粉末には少量の水酸化物、または酸化物が含まれてもよい。強磁性合金微粉末の公知の製造方法により得られたものを用いることができ、下記の方法を挙げることができる。複合有機酸塩(主としてシュウ酸塩)と水素などの還元性気体で還元する方法、酸化鉄を水素などの還元性気体で還元してFeあるいはFe−Co粒子などを得る方法、金属カルボニル化合物を熱分解する方法、強磁性金属の水溶液に水素化ホウ素ナトリウム、次亜リン酸塩あるいはヒドラジンなどの還元剤を添加して還元する方法、金属を低圧の不活性気体中で蒸発させて微粉末を得る方法などである。このようにして得られた強磁性合金粉末は公知の徐酸化処理、すなわち有機溶剤に浸漬したのち乾燥させる方法、有機溶剤に浸漬したのち酸素含有ガスを送り込んで表面に酸化膜を形成したのち乾燥させる方法、有機溶剤を用いず酸素ガスと不活性ガスの分圧を調整して表面に酸化皮膜を形成する方法のいずれを施したものでも用いることができる。
磁性層に使用する強磁性粉末としては六方晶フェライト微粉末も使用できる。六方晶フェライトとしてバリウムフェライト、ストロンチウムフェライト、鉛フェライト、カルシウムフェライト、これらの各置換体、例えば、Co置換体等がある。具体的にはマグネトプランバイト型のバリウムフェライト及びストロンチウムフェライト、スピネルで粒子表面を被覆したマグネトプランバイト型フェライト、更に一部スピネル相を含有したマグネトプランバイト型のバリウムフェライト及びストロンチウムフェライト等が挙げられ、その他所定の原子以外にAl、Si、S、Sc、Ti、V、Cr、Cu、Y、Mo、Rh、Pd、Ag、Sn、Sb、Te、Ba、Ta、W、Re、Au、Hg、Pb、Bi、La、Ce、Pr、Nd、P、Co、Mn、Zn、Ni、Sr、B、Ge、Nbなどの原子を含んでもかまわない。一般にはCo−Ti、Co−Ti−Zr、Co−Ti−Zn、Ni−Ti−Zn、Nb−Zn−Co、Sb−Zn−Co、Nb−Zn等の元素を添加した物を使用することができる。
(非磁性層)
非磁性層に用いられる無機粉末は、非磁性粉末であり、例えば、金属酸化物、金属炭酸塩、金属硫酸塩、金属窒化物、金属炭化物、金属硫化物、等の無機質化合物から選択することができる。非磁性層にカーボンブラックを混合させて公知の効果である表面電気抵抗Rsを下げること、光透過率を小さくすることができるとともに、所望のマイクロビッカース硬度を得る事ができる。また、下層にカーボンブラックを含ませることで潤滑剤貯蔵の効果をもたらすことも可能である。カーボンブラックの種類はゴム用ファーネス、ゴム用サーマル、カラー用ブラック、アセチレンブラック、等を用いることができる。下層のカーボンブラックは所望する効果によって、以下のような特性を最適化すべきであり、併用することでより効果が得られることがある。また非磁性層には有機質粉末を目的に応じて、添加することもできる。非磁性層の潤滑剤、分散剤、添加剤、溶剤、分散方法その他は磁性層に関する公知技術が適用できる。
〔添加剤〕
磁性層、非磁性層等に使用される添加剤としては、ヘッド研磨効果、潤滑効果、帯電防止効果、分散効果、可塑効果などをもつものが使用される。具体的にはWO98/35345号等に記載のものが挙げられる。
潤滑剤としては、例えば、炭素数10〜24の一塩基性脂肪酸、およびこれらの金属塩(Li、Na、K、Cuなど)または炭素数10〜24の一塩基性脂肪酸と炭素数2〜12の一価、二価、三価、四価、五価、六価アルコールのいずれか一つとからなるモノ脂肪酸エステルまたはジ脂肪酸エステルまたはトリ脂肪酸エステル、アルキレンオキシド重合物のモノアルキルエーテルの脂肪酸エステル、炭素数8〜22の脂肪酸アミドなどが使用できる。上記脂肪酸及びアルコールは、不飽和結合を含んでも、また分岐していてもかまわない。
これらの具体例としては脂肪酸では、カプリン酸、カプリル酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、エライジン酸、リノール酸、リノレン酸、イソステアリン酸、などが挙げられる。エステル類ではブチルステアレート、オクチルステアレート、アミルステアレート、イソオクチルステアレート、ブチルミリステート、オクチルミリステート、ブトキシエチルステアレート、ブトキシジエチルステアレート、2−エチルヘキシルステアレート、2−オクチルドデシルパルミテート、2−ヘキシルドデシルパルミテート、イソヘキサデシルステアレート、オレイルオレエート、ドデシルステアレート、トリデシルステアレート、エルカ酸オレイル、ネオペンチルグリコールジデカノエート、エチレングリコールジオレイル等が挙げられる。
(バック層)
バック層には、カーボンブラックと無機粉末が含有されていることが好ましい。結合剤、各種添加剤は、磁性層や非磁性層の処方が適用される。バック層の厚みは、0.1〜1.0μmが好ましく、0.4〜0.6μmが更に好ましい。
(支持体)
磁気テープに用いられる支持体は、非磁性可撓性支持体であることが好ましく、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル類、ポリオレフィン類、セルローストリアセテート、ポリカーボネート、芳香族又は脂肪族ポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリスルフォン、ポリアラミド、ポリベンゾオキサゾールなどの公知のフィルムが使用できる。中でもポリエチレンテレフタレートフィルム又はポリイミドフィルムを用いるのが好ましい。これらの支持体にはあらかじめコロナ放電処理、プラズマ処理、易接着処理、熱処理、除塵処理などを行ってもよい。
支持体は、長さ方向の弾性率が3.5〜20GPa、幅方向の弾性率が3.5〜20GPa、好ましくは長さ方向及び幅方向共に弾性率が4〜15GPaとするのが好適である。
(製造法)
磁性層と非磁性層は、上記成分を溶媒に溶解乃至分散して各々の塗料を作製し、支持体(ウェブ)上に順じ塗布することにより作製できる。非磁性層が湿潤状態にあるうち磁性層を塗布するウエット・オン・ウエット方式でも非磁性層が乾燥した上に塗布するウエット・オン・ドライ方式でもよい。塗布乾燥されたウェブは適宜配向処理、カレンダ処理、スリットが施される。
[データー記録用磁気テープ]
データー記録用磁気テープは、非磁性支持体に磁性層を設け、必要に応じてバック層を設けたものを用いる。好ましい態様は、2〜9μmの支持体に非磁性下層と磁性上層を塗布、反対面にバック層を設けたものが好ましい。磁気テープの構成要素は高密度記録に適したもので、特開2001−250219号公報、特開2002−251710号公報に記載の磁気テープが好ましい例として挙げられる。
本発明では、さらに磁気テープの厚みが3〜11μm、好ましくは4〜9μmにすることで、高容量化に適した磁気テープカートリッジが得られる。
リーダーテープの厚みは、磁気テープの厚みの5倍以下、好ましくは3倍以下、さらに好ましくは2倍以下とするのが好適である。
リーダーテープの長さは、磁気記録再生装置におけるドライブリールの少なくとも3巻分の長さに、カートリッジケースの開口部から上記ドライブリールに至る走行経路の長さを加えた長さ以上であることが望ましい。
以下に本発明を具体的実施例で詳細に説明するが、本発明はこの実施例に限定されるべきものではない。
[実施例1]
実施例中の「部」の表示は「質量部」を示す。
リーダーテープの作製
<塗布液の作製>
塗布層用塗料組成
強磁性金属粉末 100部
抗磁力Hc:128kA/m(1600Oe)
BET法による比表面積:53m/g
結晶子サイズ:160Å
飽和磁化量σs:130A・m/kg
平均長軸長:130nm
平均針状比:6.5
pH:9.3
Co/Fe:5原子%
Al/Fe:7原子%
Y/Fe:2原子%
水溶性Na:5ppm
水溶性Ca:1ppm
水溶性Fe:1ppm
塩化ビニル系共重合体(日本ゼオン社製MR−104) 5部
ポリウレタン樹脂(東洋紡社製、商品名:UR8300) 15部
上記にシクロヘキサノン50部を加え60分間混練し、次いで
α−アルミナ(最大粒径0.20μm、平均粒径:0.08μm) 2部
カーボンブラック(平均粒径:0.03μm) 0.5部
メチルエチルケトン/トルエン=1/1 220部
を加えてサンドミルで180分間分散した(以下、この分散を分散aと呼ぶ)。これに
潤滑剤
ブチルステアレート 2部
ステアリン酸 1部
ステアリン酸アミド 1部
溶剤
メチルエチルケトン 60部
ポリイソシアナート(日本ポリウレタン社製コロネートL) 13.5部
を加え20分間攪拌し、0.5μmの平均孔径を有するフィルターを用いて濾過し、塗布層用塗料を調製した。
バック層形成用塗料組成
混練物1
微粒子カーボンブラック 100部
(キャボット社製BP−800、平均粒子径:17nm)
ニトロセルロース RS1/2 100部
ポリウレタン樹脂(日本ポリウレタン社製N2301) 30部
分散剤 オレイン酸銅 5部
銅フタロシアニン 5部
沈降性硫酸バリウム 5部
メチルエチルケトン 500部
トルエン 500部
上記をロールミルで予備混練した。
混練物2
カーボンブラック 100部
BET法による比表面積:8.5m/g
平均粒径:270nm
DBP吸油量:36ml/100g
pH:10
ニトロセルロース 100部
ポリウレタン樹脂(日本ポリウレタン社製N2301) 30部
メチルエチルケトン 300部
トルエン 300部
上記混練物1および2をサンドグラインダーで分散し、完成後、以下を添加した。
ポリエステル樹脂(東洋紡製バイロン300) 5部
ポリイソシアナート(日本ポリウレタン社製コロネートL) 5部
このようにして、バック層用塗料を調製した。
リーダーテープの作製
得られた塗布層塗料を、長尺状のポリエチレンテレフタレート(PET)支持体(厚さ:15.0μm、長さ(MD)方向の破断強度:30Kg/mm(294MPa)、巾(TD)方法の破断強度:30Kg/mm(294MPa)、塗布面の中心線平均表面粗さRa(カットオフ値:0.25mm):30nm)上に塗布層の乾燥後の厚みが1.4μmとなるよう塗布した。次いで、塗布層がまだ湿潤状態にあるうちに300mTの磁力をもつコバルト磁石と150mTの磁力をもつソレノイドを用いて配向処理を行った。その後、乾燥させることにより塗布層を形成した。
その後、支持体の他方の側(塗布層とは反対側)に、上記バック層用塗料を乾燥後の厚さが、0.3μmとなるように塗布し、乾燥してバック層を形成した。支持体の一方の面に塗布層そして他方の面にバック層がそれぞれ設けられたリーダーテープ用のロールを得た。
更に、加熱処理後のロールを加熱金属ロールから構成されるカレンダー処理機(温度:90℃、線圧:300Kg/cm(294kN/m))に通してカレンダー処理を行い、テンション5Kg/m(49N/m)で巻き取った。
得られたロールを50℃48時間、加熱処理を行った。次いで該ロールを1/2吋巾にスリットした後、300mTの磁束密度を持つソレノイド中を通過させて消磁した。
[実施例2]
実施例1のリーダーテープの作製において、塗布層用塗料のカーボンブラックの使用量を0.1部に変更した以外は実施例1と同様にしてリーダーテープを作製した。
[実施例3]
実施例1のリーダーテープの作製において、塗布層用塗料のカーボンブラックの使用量を1.0部に変更した以外は実施例1と同様にしてリーダーテープを作製した。
[実施例4]
実施例1のリーダーテープの作製において、塗布層の構成を上層および下層の2層構成とした。上層は実施例1における塗布層用塗料を用い、下層は下記の処方を有する下層非磁性層用塗料を用いた。
下層非磁性層用塗料組成
非磁性無機粉末 α−Fe(ヘマタイト) 85部
平均粒径:0.13μm
BET法による比表面積:55m/g
表面処理層:Al,SiO
pH:6.0〜8.5
をオープンニーダーで10分間粉砕し、次いで
ポリウレタン樹脂(東洋紡社製、商品名:UR8300) 13.5部
シクロヘキサノン 50部
を加えて60分間混練し、次いで
メチルエチルケトン/シクロヘキサノン=6/4 200部
を加えて120分間分散し、次いで
ブチルステアレート 4部
ステアリン酸アミド 1部
ステアリン酸 3部
メチルエチルケトン 60部
ポリイソシアナート(日本ポリウレタン社製コロネートL) 5部
を加え20分間攪拌し、0.5μmの平均孔径を有するフィルターを用いて濾過し、下層非磁性層用塗料を調製した。
次いで、上記のように得られた下層非磁性層用塗料を乾燥後の厚さが1.4μmとなるように、さらに、その直後に塗布層用塗料を乾燥後の厚さが0.12μmになるように、実施例1の支持体上に同時重層塗布した。その後は、実施例1と同じ条件でリーダーテープを作製した。
[比較例1]
実施例1のリーダーテープの作製において、分散aの分散時間を144分間に変更し、かつ、塗布層用塗料中のα−アルミナの使用量を10部に変更した以外は、実施例1と同じようにしてリーダーテープを作製した。
[比較例2]
実施例1のリーダーテープの作製において、分散aの分散時間を126分間に変更し、かつ、塗布層用塗料中のα−アルミナの使用量を20部に変更した以外は、実施例1と同じようにしてリーダーテープを作製した。
[比較例3]
実施例1のリーダーテープの作製においてα−アルミナの最大粒径を0.50μm(平均粒径 0.25μm)に変更した以外は、実施例1と同じようにしてリーダーテープを作製した。
[比較例4]
実施例1のリーダーテープの作製において、塗布層用塗料中のステアリン酸アミドの使用量を0部に変更した以外は、実施例1と同じようにしてリーダーテープを作製した。
[比較例5]
実施例1のリーダーテープの作製において、カレンダー処理を行わなかった以外は実施例1と同様にしてリーダーテープを作製した。
[リーダーテープの評価]
得られたリーダーテープを下記の測定条件に従って評価した。評価環境は23±2℃、40〜60%RHである。
(1)表面粗さ(Ra)
前記方法によった。
(2)スライダーの磨耗量
前記方法によった。
(3)出力低下
LTO改造ドライブで全長を1往復走行させて再生出力を測定する。その後、1万回のロード/アンロードを行った後、再度全長1往復させて再生出力を測定し、ロード/アンロード前後での再生出力変化を調べた。
(4)ヘッド部の傷つき
1万回のロード/アンロードを行った後、磁気ヘッド表面を観察して傷本数を数えた。
なお、記録トラック幅10μm、再生トラック幅20μm、線記録密度190kfciの信号を用いた。磁気ヘッドとしてはMRヘッドを用いた。
結果を下記表に示す。なお分散度とは実施例1の分散aの分散時間に対する各例の分散時間の百分率である。
Figure 2007164906
上記表より、本発明の塗布層の中心線平均粗さ(Ra)およびスライダー材料の磨耗量の条件を満たす各実施例は、該条件を満たさない比較例に比べ、出力低下およびヘッドの傷つきが少ないことが分かる。
スライダー材料の磨耗量の測定法を説明するための図である。 スライダー材料の磨耗量の測定法を説明するための図である。 (a)〜(c)は、従来技術の説明図である。

Claims (2)

  1. 支持体上の一方の面に粉体と結合剤を含む塗布層を設け、他方の面に非磁性のバック層を設けてなる磁気記録媒体用リーダーテープにおいて、前記塗布層の中心線平均粗さ(Ra)が12〜40nmであり、かつスライダー材料の磨耗量がリーダーテープ1m当り0.02〜0.1μm2であること特徴とするリーダーテープ。
  2. 前記リーダーテープの厚みが5〜20μmであることを特徴とする請求項1に記載のリーダーテープ。
JP2005360793A 2005-12-14 2005-12-14 リーダーテープ Pending JP2007164906A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005360793A JP2007164906A (ja) 2005-12-14 2005-12-14 リーダーテープ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005360793A JP2007164906A (ja) 2005-12-14 2005-12-14 リーダーテープ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007164906A true JP2007164906A (ja) 2007-06-28

Family

ID=38247639

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005360793A Pending JP2007164906A (ja) 2005-12-14 2005-12-14 リーダーテープ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007164906A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20080297950A1 (en) Magnetic signal reproduction system and magnetic signal reproduction method
US7086623B2 (en) Leader tape and magnetic tape cartridge
JP2007026564A (ja) 磁気記録媒体
EP1736987A1 (en) Leader tape and magnetic tape cartridge employing it
JP2005317182A (ja) リーダーテープおよびこれを用いた磁気テープカートリッジ
JP2005276387A (ja) リーダーテープおよびこれを用いた磁気テープカートリッジ
EP1736988B1 (en) Magnetic tape cartridge
JP4190447B2 (ja) リーダーテープおよびこれを用いた磁気テープカートリッジ
JP2007164906A (ja) リーダーテープ
JP2005285261A (ja) リーダーテープ、及び磁気テープカートリッジ
JP4195885B2 (ja) リーダーテープおよびこれを用いた磁気テープカートリッジ
JP4149399B2 (ja) リーダーテープおよびこれを用いた磁気テープカートリッジ
JP2005276385A (ja) リーダーテープおよびこれを用いた磁気テープカートリッジ
JP2006059393A (ja) 磁気テープおよびこれを用いた磁気テープカートリッジ
JPH10275325A (ja) ディスク状磁気記録媒体
JP2006059392A (ja) 磁気テープおよびこれを用いた磁気テープカートリッジ
JP4190450B2 (ja) リーダーテープ、及び磁気テープカートリッジ
JP2006031751A (ja) 磁気記録媒体
JP2005310355A (ja) リーダーテープ、及び磁気テープカートリッジ
JP2005339594A (ja) 磁気記録再生方法およびこれに用いる磁気記録媒体
JP2006004531A (ja) 単一リール用トレーラーテープおよびこれを備えた磁気テープカートリッジ
JP2005276386A (ja) リーダーテープ、磁気テープカートリッジ、並びに磁気記録再生方法
JP2006040457A (ja) フレキシブル磁気記録媒体
JP2002334401A (ja) 磁気記録再生方法
JP2002175677A (ja) 磁気テープカセット

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20071109

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20071116

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20071126