JP2007164875A - 記録ディスクカートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】記録ディスクメディアの高密度記録化を図ることができるとともに、金属プレートと合成樹脂製部材とが剥れにくい記録ディスクカートリッジを提供する。
【解決手段】カートリッジケース10と、ロータリシャッタ20と、記録ディスクメディア30と、を備える記録ディスクカートリッジ1において、カートリッジケース10を構成する上シェル11及び下シェル12の少なくとも一方に、カートリッジケース10の周壁のうちアクセス用開口部101に隣接する部分を構成する折り曲げ部102を、金属プレートを折り曲げ加工することにより、平面視直線状に一体形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、記録ディスクカートリッジに関し、より詳しくは記録ディスクメディアと、記録ディスクメディアを収容するカートリッジケースとを備える記録ディスクカートリッジに関する。
従来、ポリエステルシート等からなる円盤状の支持体の両面に磁性層を形成したフレキシブルな磁気ディスクメディアや、光記録ディスクメディア、相変化ディスクメディア等の記録ディスクメディアをカートリッジケースに収容した記録ディスクカートリッジが知られている。これらの記録ディスクメディアは、年々、高密度記録化されており、その記録トラック幅はより狭くなってきていると共にその記録長はより短くなってきている。
従来の記録ディスクカートリッジとしては、例えば特許文献1に記載のものが知られている。ここで、図7(a)は、従来の記録ディスクカートリッジの上側を前方左側から見下ろした様子を示す図、図7(b)は、この記録ディスクカートリッジを構成するロータリシャッタの分解斜視図である。図7(a)に示すように、従来の記録ディスクカートリッジ800は、その外観が厚さの薄い略直方体であって、カートリッジケース810の内部に回動可能に配置されたロータリシャッタ820と、このロータリシャッタ820の内部に回転自在に配置された記録ディスクメディア830とを備えている。
この記録ディスクカートリッジ800では、図示しない専用のドライブ装置に装填された際に、ロータリシャッタ820が回動することでロータリシャッタ820の切欠部821がカートリッジケース810のアクセス用開口部813と重なり合って、記録ディスクメディア830が外部に臨むようになっている。
そして、この記録ディスクカートリッジ800では、薄さを確保するために、カートリッジケース810及びロータリシャッタ820が、金属プレートにしぼり加工や折り曲げ加工を施すことによって形成されている。具体的には、カートリッジケース810は、金属プレートからなる上シェル811と下シェル812とで構成されており、上シェル811と下シェル812の周囲には、しぼり加工や折り曲げ加工によって周壁部811a,812aがそれぞれ立ち上げられている。また、図7(b)に示すように、ロータリシャッタ820は、金属プレートからなる上シャッタ823と下シャッタ824とで構成されており、この上シャッタ823と下シャッタ824のそれぞれは、略円形の輪郭を有するとともに、その周囲にはしぼり加工によって周壁部823a,824aが形成されている。
米国特許第6256168号明細書
ところで、従来の記録ディスクカートリッジ800の構造では、しぼり加工を施して金属プレートの一部を立ち上げて、平面視円弧状の周壁を形成した際に、立ち上げ箇所で加工ひずみが生じる。そのために、カートリッジケース810及びロータリシャッタ820の上壁及び下壁を構成する平坦面には、反りやうねりが生じる場合がある。そして、このような反りやうねりが生じると、記録ディスクメディア830の安定した回転が妨げられるために、記録ディスクメディア830の高密度記録化を図ることができないという問題点があった。
そこで、カートリッジケース810及びロータリシャッタ820の周壁を合成樹脂製の別部材で形成することにより、しぼり加工によるひずみを回避することが考えられる。
しかしながら、カートリッジケース810及びロータリシャッタ820の周壁を金属プレートと合成樹脂の2部材で構成すると、これらの周壁のうちアクセス用開口部813及び切欠部821に面する端部に異物が引っ掛かり易くなり、金属プレートと合成樹脂部材とが剥れてしまうおそれがある。金属プレート部材と合成樹脂製部材とが剥れると、剥れた部分から塵埃などが侵入し易くなり、記録ディスクカートリッジ800の防塵性が低下し、記録ディスクメディア830の記録/再生エラーが生じ易くなる。
そこで、本発明は、記録ディスクメディアの高密度記録化を図ることができるとともに、金属プレートと合成樹脂製部材とが剥れにくい記録ディスクカートリッジを提供することを課題とする。
本発明に係る記録ディスクカートリッジは、記録ディスクメディアと、前記記録ディスクメディアを回転自在に収容するとともに前記記録ディスクメディアを外部に臨ませるためのケース開口を有するカートリッジケースと、を備える記録ディスクカートリッジであって、前記カートリッジケースは、前記記録ディスクメディアの上方に配置される金属プレートからなる上シェルと、前記記録ディスクメディアの下方に配置される金属プレートからなる下シェルと、前記記録ディスクメディアの半径方向外側であって前記上シェルと前記下シェルとの間に配置される合成樹脂製のフレーム部材と、を有し、前記上シェル及び前記下シェルの少なくとも一方には、前記カートリッジケースの周壁のうち前記ケース開口に隣接する部分を構成する折り曲げ部が、前記金属プレートを折り曲げ加工することにより、平面視直線状に一体形成されていることを特徴とする。
かかる構成によれば、カートリッジケースの周壁が、折り曲げ加工によって金属プレートと一体形成された平面視直線状の折り曲げ部と合成樹脂製のフレーム部材とで構成されている。つまり、この記録ディスクカートリッジでは、従来の記録ディスクカートリッジのカートリッジケース(図7(a)参照)と異なって、円弧状の輪郭を呈する部分にしぼり加工を施していないので、上シェル及び下シェルの平坦性が失われることがない。そのため、記録ディスクカートリッジの高密度記録化を図ることが可能となる。
また、かかる構成によれば、記録ディスクカートリッジを持ち運ぶときなどに異物がもっとも引っ掛かりやすい部分であるカートリッジケースの周壁のうち前記ケース開口に隣接する部分が、折り曲げ加工によって上シェル又は下シェルを構成する金属プレートと一体に形成されている。そのため、合成樹脂製のフレーム部材と金属プレートとの継ぎ目がケース開口に露出しないので、異物が引っ掛かり難くなり、上シェル又は下シェルとフレーム部材とが剥れ難くなる。
また、かかる構成によれば、カートリッジケースの周壁のうちケース開口に隣接する部分が金属プレートを折り曲げ加工して一体形成されているので、例えば記録ディスクカートリッジを誤って落とした場合でも、フレーム部材の端部と金属プレートとの継ぎ目が直接衝撃を受けることがないため、壊れ難い。
また、前記折り曲げ部の、前記ケース開口と反対側の端部は、前記フレーム部材と重なり合うとともに該フレーム部材よりも外側に位置するのが好ましい。
かかる構成によれば、折り曲げ部とフレーム部材とが重なり合っているので、両者の間に隙間が生じることがない。そのため、塵埃の侵入を防止することができる。また、折り曲げ部がフレーム部材よりも外側に位置しているので、フレーム部材の端部が折り曲げ部によって隠される。そのため、フレーム部材の端部と金属プレートとの継ぎ目に異物が引っ掛かることがなく、両者が剥れ難くなる。
また、前記折り曲げ部は、前記上シェル及び前記下シェルの対向する位置にそれぞれ設けられており、互いに重なり合って前記カートリッジケースの周壁のうち前記ケース開口に隣接する部分を構成しているのが好ましい。
かかる構成によれば、互いに重なり合った折り曲げ部によって、カートリッジケースの周壁のうちケース開口に隣接する部分が構成されるので、この部分の周壁の強度が向上するとともに、カートリッジケース内に塵埃が侵入しにくくなる。
また、本発明に係る記録ディスクカートリッジは、記録ディスクメディアと、前記記録ディスクメディアを回転自在に収容するとともに前記記録ディスクメディアを外部に臨ませるためのシャッタ開口を有するロータリシャッタと、前記ロータリシャッタを回動自在に収容するとともに前記シャッタ開口を介して前記記録ディスクメディアを外部に臨ませるためのケース開口を有するカートリッジケースと、を備える記録ディスクカートリッジであって、前記ロータリシャッタは、前記記録ディスクメディアの上方に配置される金属プレートからなる上シャッタと、前記記録ディスクメディアの下方に配置される金属プレートからなる下シャッタと、前記記録ディスクメディアの半径方向外側であって前記上シャッタと前記下シャッタとの間に配置される合成樹脂製のシャッタウォールと、を有し、前記上シャッタ及び前記下シャッタの少なくとも一方には、前記ロータリシャッタの周壁のうち前記シャッタ開口に隣接する部分を構成する折り曲げ部が、前記金属プレートを折り曲げ加工することにより、平面視直線状に一体形成されていることを特徴とする。
かかる構成によれば、ロータリシャッタの周壁が、折り曲げ加工によって金属プレートと一体形成された平面視直線状の折り曲げ部と合成樹脂製のシャッタウォールとで構成されている。つまり、この記録ディスクカートリッジでは、従来の記録ディスクカートリッジのロータリシャッタ(図7(b)参照)と異なって、円弧状の輪郭を呈する部分にしぼり加工を施していないので、上シャッタ及び下シャッタの平坦性が失われることがない。そのため、記録ディスクカートリッジの高密度記録化を図ることが可能となる。
また、かかる構成によれば、記録ディスクカートリッジを組み立てるときなどに異物がもっとも引っ掛かりやすい部分であるロータリシャッタの周壁のうち前記シャッタ開口に隣接する部分が、折り曲げ加工によって上シャッタ又は下シャッタを構成する金属プレートと一体に形成されている。そのため、合成樹脂製のシャッタウォールと金属プレートとの継ぎ目がシャッタ開口に露出しないので、異物が引っ掛かり難くなり、上シャッタ又は下シャッタとシャッタウォールとが剥れ難くなる。
また、かかる構成によれば、ロータリシャッタの周壁のうちシャッタ開口に隣接する部分が金属プレートを折り曲げ加工して一体形成されているので、例えば記録ディスクカートリッジの組み立て時にロータリシャッタを誤って落とした場合でも、シャッタウォールの端部と金属プレートとの継ぎ目が直接衝撃を受けることがないため、壊れ難い。
また、前記折り曲げ部の、前記シャッタ開口と反対側の端部は、前記シャッタウォールと重なり合うとともに該シャッタウォールよりも外側に位置するのが好ましい。
かかる構成によれば、折り曲げ部とシャッタウォールとが重なり合っているので、両者の間に隙間が生じることがない。そのため、塵埃の侵入を防止することができる。また、折り曲げ部がシャッタウォールよりも外側に位置しているので、シャッタウォールの端部が折り曲げ部によって隠される。そのため、シャッタウォールの端部と金属プレートとの継ぎ目に異物が引っ掛かることがなく、両者が剥れ難くなる。
また、前記折り曲げ部は、前記上シャッタ及び前記下シャッタの対向する位置にそれぞれ設けられており、互いに重なり合って前記ロータリシャッタの周壁のうち前記シャッタ開口に隣接する部分を構成しているのが好ましい。
かかる構成によれば、互いに重なり合った折り曲げ部によって、ロータリシャッタの周壁のうちシャッタ開口に隣接する部分が構成されるので、この部分の周壁の強度が向上するとともに、ロータリシャッタ内に塵埃が侵入しにくくなる。
本発明によれば、記録ディスクメディアの高密度記録化を図ることができるとともに、金属プレートと合成樹脂製部材とが剥れにくい記録ディスクカートリッジを提供することができる。そのため、記録ディスクカートリッジの品質と生産性の向上を図ることができる。
本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
参照する図面において、図1は、本実施形態に係る記録ディスクカートリッジを示す斜視図であり、(a)は前方斜め上方からみた図、(b)は後方斜め下方からみた図をそれぞれ示している。図2は、本実施形態に係る記録ディスクカートリッジの分解斜視図である。図3は、下シェル及びハブ孔シャッタを取り外したときの記録ディスクカートリッジの下側の様子を示す平面図であり、(a)は全体図、(b)は(a)の符号E部分の拡大図である。図4は、本実施形態に係るロータリシャッタを示す斜視図であり、(a)は前方斜め上方からみた図、(b)は後方斜め下方からみた図である。図5は、上シャッタを取り外した状態のロータリシャッタの様子を示す平面図であり、(a)は、全体図、(b)は(a)の符号F部分の拡大図、(c)は(a)の符号G部分の拡大図である。図6は、本実施形態に係る記録ディスクカートリッジをドライブ装置に挿入した状態を示す斜視図である。
なお、本実施形態において方向を説明する場合は、図1に示す前、後、右、左、上、下、を基準として説明する。また、図3(a)中、下シェルのガイド溝及びハブ孔シャッタは、便宜上、仮想線(二点鎖線)で表わしている。
≪記録ディスクカートリッジ1の構成≫
本実施形態に係る記録ディスクカートリッジ1は、図1及び図2に示すように、カートリッジケース10と、このカートリッジケース10の内部に回動可能に配置されたロータリシャッタ20と、このロータリシャッタ20の内部に回転自在に配置された記録ディスクメディア30と、カートリッジケース10の内部であってロータリシャッタ20の下方に配置されたハブ孔シャッタ40と、を主に備えている。そして、このような記録ディスクカートリッジ1は、専用のドライブ装置D(図6参照)に、その前側から挿入されて使用される。
<カートリッジケース10>
カートリッジケース10は、図1に示すように、記録ディスクメディア30を収容するための厚さの薄い箱状体である。そして、カートリッジケース10は、前端部10aが平面視で円弧(アーチ)状に形成されると共に、後端部10b、右端部10c及び左端部10dが平面視で略直線状に形成されている。なお、後端部10bの中間部は、その両側に比してやや後側に膨らんでおり、記録ディスクカートリッジ1をドライブ装置Dから取り出す際に把持し易くなっている(図6参照)。
また、カートリッジケース10は、その内部に収容された記録ディスクメディア30を外部に臨ませるための、平面視でくさび形(中心角が略90°の略扇形)に切り欠かれたアクセス用開口部101(ケース開口)を有している。なお、このアクセス用開口部101は、ドライブ装置DのスイングアームSA(図6参照)の動作に干渉しない形状となっている。また、カートリッジケース10は、アクセス用開口部101に隣接する部分に、折り曲げ部102を有している。折り曲げ部102については後に詳しく説明する。
このようなカートリッジケース10は、図2に示すように、互いに対向して配置される金属製の上シェル11及び下シェル12と、この上シェル11及び下シェル12の間に介在した合成樹脂製のフレーム部材13と、を備えて構成されている。
[上シェル11、下シェル12]
上シェル11は、主に、カートリッジケース10の上壁を構成する部材である。下シェル12は、主に、カートリッジケース10の下壁を構成する部材である。このような上シェル11及び下シェル12は、例えばステンレス鋼等の金属プレートが、打ち抜き加工され、後記するように折り曲げ加工されることで、所定の形状に形成されている。
上シェル11は、その前側左寄りの部分に、平面視でくさび形に切り欠かれたアクセス用開口部111を有している。これと同様に、下シェル12は、その前側左寄りの部分に、平面視でくさび形に切り欠かれたアクセス用開口部121を有している。そして、アクセス用開口部111とアクセス用開口部121とで、前記したカートリッジケース10のアクセス用開口部101が構成されている。
また、上シェル11は、その右側に、金属プレートを折り曲げ加工して一体形成された平面視直線状の折り曲げ部112cを有しており、その左側に、折り曲げ部112dを有している。これと同様に、下シェル12は、その右側に折り曲げ部122cを、その左側に折り曲げ部122dを有している。
そして、カートリッジケース10が組み立てられたときに、折り曲げ部112cと折り曲げ部122cが重なり合って、カートリッジケース10の右端部10cにおける周壁の一部を構成するようになっている。これと同様に、折り曲げ部112dと折り曲げ部122dとが重なり合って、左端部10dにおける周壁の一部を構成するようになっている。
また、上シェル11は、その前側であってアクセス用開口部111に隣接する位置に、金属プレートを下向きに折り曲げ加工して一体形成された平面視直線状の折り曲げ部117を有している。これと同様に、下シェル12は、その前側であってアクセス用開口部121に隣接する位置に、金属プレートを上向きに折り曲げ加工して一体形成された平面視直線状の折り曲げ部127を有している。そして、カートリッジケース10が組み立てられたときに、折り曲げ部117と折り曲げ部127が重なり合って、カートリッジケース10の前端部10aにおいて、カートリッジケース10の周壁のうちアクセス用開口部101に隣接する部分である折り曲げ部102(図1参照)を構成する。なお、折り曲げ部102のアクセス用開口部101と反対側の端部102aは、後記するアーチ状フレーム131のアクセス用開口部101側の端部と重なっている(図3(b)参照)。
さらに、上シェル11は、その中央部に、ロータリシャッタ20を回動可能に止め付けるセンタピン50と係合する係合孔113を有している。
一方、下シェル12は、その中央部に、記録ディスクメディア30のハブ32を外部に臨ませるハブ孔123を有している。そして、記録ディスクカートリッジ1がドライブ装置Dに装着された際に、このハブ孔123を介して、ドライブ装置Dのスピンドル(図示省略)が、ハブ32に係合するようになっている。
また、下シェル12は、ロータリシャッタ20のシャッタノブ24の軌道に沿って形成されたガイド孔124と、ハブ孔シャッタ40を軸支するための内側(記録ディスクメディア30側)に突出した2つの回動軸部125a,125bとを有している。
[フレーム部材13]
フレーム部材13は、図2に示すように、主に前端部10aの周壁となるアーチ状フレーム131と、主に後端部10bの周壁となるベースフレーム132と、主に左端部10dの前側の周壁の一部となるVノッチ部材133と、を備えて構成されている。
アーチ状フレーム131の内壁面131a(記録ディスクメディア30側の面)は、ロータリシャッタ20の外形に沿って円弧状に形成されており、アーチ状フレーム131の外壁面131b(記録ディスクカートリッジ1の外側の面)は、カートリッジケース10の前端部10aの形状に沿って平面視で円弧状に形成されている。
これと同様に、ベースフレーム132の内壁面132a(記録ディスクメディア30側の面)は、ロータリシャッタ20の外形に沿って円弧状に形成されており、ベースフレーム132の外壁面132b(記録ディスクカートリッジ1の外側の面)はカートリッジケース10の後端部10bの形状に沿って平面視で略直線形状に形成されている。
また、アーチ状フレーム131は、図3(a)に示すように、下向きに開口し、カートリッジケース10の内部と外部を連通させる係合溝131eを有している。この係合溝131eは、後記するロック片70が係合する溝である。
また、アーチ状フレーム131は、図3(b)に示すように、アクセス用開口部101側の端部に、折り曲げ部102のアクセス用開口部101と反対側の端部102aと重なり合う重複部131fを有している。この重複部131fの外側面131gは、アーチ状フレーム131の外壁面131bと折り曲げ部102の外側面とが面一になるように、アーチ状フレーム131の外壁面131bよりも、折り曲げ部102の厚さ分だけ内側寄りに位置している。また、重複部131fの外側面131gは、折り曲げ部102の内側面に当接している。そのため、両者の継ぎ目から塵埃が侵入しにくくなる。
Vノッチ部材133は、後記するように閉方向に付勢されるロータリシャッタ20を閉位置で止めるストッパとしての役割と(図3(a)参照)、ドライブ装置Dとの係合部としての役割とを備える部材であり、左端部10dの前側に配置されている。
そして、このような上シェル11及び下シェル12とフレーム部材13とは、公知の技術によって、それぞれ固定されている。例えば、(1)フレーム部材13にボスを設けると共に、上シェル11及び下シェル12にボス孔を設け、ボスをボス孔に挿通した状態でボスの先端をかしめたり、(2)上シェル11及び下シェル12とフレーム部材13とを接着剤により接着したりして、上シェル11及び下シェル12とフレーム部材13とが固定されている。
<ロータリシャッタ20>
ロータリシャッタ20は、アクセス用開口部101(図1参照)を開閉するためのシャッタであり、中空構造の略円盤形状に形成されている。そして、ロータリシャッタ20の中空部に、記録ディスクメディア30が回転自在に収容されている(図4参照)。
ロータリシャッタ20は、図2及び図4に示すように、記録ディスクメディア30を外部に臨ませる切欠部201(シャッタ開口)を有している(図6参照)。なお、切欠部201は、カートリッジケース10のアクセス用開口部101と略同形状となっている。
そして、ロータリシャッタ20は上シェル11の中央部付近にセンタピン50によって回動自在に固定されている。
さらに説明すると、ロータリシャッタ20が閉位置にある場合、ロータリシャッタ20の切欠部201と、カートリッジケース10のアクセス用開口部101とが周方向にずれ、ロータリシャッタ20がカートリッジケース10のアクセス用開口部101を閉じるようになっている(図1、図3(a)、図6参照)。
これに対し、ロータリシャッタ20が開位置にある場合、記録ディスクカートリッジ1の厚み方向(記録ディスクメディア30の軸方向)において、切欠部201とアクセス用開口部101とが一致し、ロータリシャッタ20がアクセス用開口部101を開くようになっている。そして、このようにアクセス用開口部101が開かれると、記録ディスクメディア30が外部に臨むようになっている(図6参照)。
また、ロータリシャッタ20は、図示しない付勢手段(例えば渦巻きばね)によって、閉方向(図3(a)、矢印A1参照)に付勢されている。そして、このように閉方向に付勢されたロータリシャッタ20は、記録ディスクカートリッジ1がドライブ装置Dに挿入される前の通常時では、周方向において、Vノッチ部材133に当接することで閉位置に配置され、アクセス用開口部101を閉じるようになっている(図1、図3(a)、図6参照)。
ちなみに、本発明において、前記付勢手段は必須の構成要素ではなく、ドライブ装置D(図6参照)から記録ディスクカートリッジ1を抜き出す際に、ロータリシャッタ20が閉方向A1に回動するように、ドライブ装置D側にシャッタノブ24の係止手段を設けることによって、前記付勢手段は省略することができる。
このようなロータリシャッタ20は、図2及び図4に示すように、金属プレートからなる上シャッタ21及び下シャッタ22と、これらの間に介在した合成樹脂製のシャッタウォール23と、を備えて構成されている。
[上シャッタ21、下シャッタ22]
上シャッタ21は、ロータリシャッタ20の上壁を構成する部材であり、くさび形に切り欠かれた切欠部211を有している。下シャッタ22は、ロータリシャッタ20の下壁を構成する部材であり、くさび形に切り欠かれた切欠部221を有している。
そして、切欠部211と切欠部221とで、前記したロータリシャッタ20の切欠部201が構成されている。
また、上シャッタ21は、図2に示すように、切欠部211に隣接する位置に、金属プレートを下向きに折り曲げ加工して一体形成された平面視直線状の折り曲げ部215,216を有している。これと同様に、下シャッタ22は、切欠部221に隣接する位置に、金属プレートを上向きに折り曲げ加工して一体形成された平面視直線状の折り曲げ部225,226を有している。そして、ロータリシャッタ20が組み立てられたときに、折り曲げ部215と折り曲げ部225が重なり合って、ロータリシャッタ20の周壁であって切欠部201に隣接する部分である折り曲げ部205(図4,図5(b)参照)を構成する。同様に、ロータリシャッタ20が組み立てられたときに、折り曲げ部216と折り曲げ部226が重なり合って、ロータリシャッタ20の周壁であって切欠部201に隣接する部分である折り曲げ部206(図4,図5(c)参照)を構成する。折り曲げ部205,206の切欠部201と反対側の端部205a,206aは、後記するシャッタウォール23の端部と重なっている(図5(b),(c)参照)。
また、上シャッタ21は、その中央部に、前記したセンタピン50を挿通させるための挿通孔212を有している。
下シャッタ22は、その中央部に、記録ディスクメディア30の後記するハブ32を外部に露出させるためのハブ孔222を有している。
また、下シャッタ22の下シェル12側には、ハブ孔シャッタ40の係合長孔413に係合する係合突起223aと、係合長孔423に係合する係合突起223bとが形成されている。そして、このように、係合突起223aが係合長孔413に、係合突起223bが係合長孔423に、それぞれ係合することで、ロータリシャッタ20の回動に連動して、ハブ孔シャッタ40が回動するようになっている。
さらに、下シャッタ22の下面には、ロータリシャッタ20を回動させるためのシャッタノブ24が取り付けられている(図4(b)参照)。このシャッタノブ24は、カートリッジケース10の下シェル12に形成されたガイド孔124を通って、記録ディスクカートリッジ1の下面から突出している(図1(b)参照)。そして、記録ディスクカートリッジ1がドライブ装置Dに挿入される際に、シャッタノブ24がドライブ装置Dのシャッタノブ係止部D1に係止されるようになっている(図6参照)。
さらにまた、下シャッタ22は、その一部が上側に折り曲げ加工されることで一体に形成されたロック片70(ロック機構)を備えている。ロック片70は、記録ディスクカートリッジ1の挿入前である通常時において、ロータリシャッタ20を閉位置でロックするためのものである。
具体的には、ロック片70は、下シャッタの側面から、その径方向外側に向かって徐々に離れるように延出した細長の金属片である。ロック片70の先端部71は、径方向内側に向かってやや屈曲している(図3、図4参照)。
そして、記録ディスクカートリッジ1がドライブ装置Dに挿入される前の通常時、ロータリシャッタ20が閉位置にある場合、ロック片70の先端部71は、アーチ状フレーム131の係合溝131e(図4参照)に係合し、ロータリシャッタ20が回動しないようになっている。
また、ロック片70の先端部71は、係合溝131eを介して、記録ディスクカートリッジ1の右側方に臨んでいる。そして、記録ディスクカートリッジ1がドライブ装置D(図6参照)に挿入されると、ドライブ装置D内のロック解除ピン(図示省略)が、ロック片70の先端部71を径方向内側に押し(図4の矢印A6参照)、ロック片70と係合溝131eとの係合が解除され、ロータリシャッタ20が回動可能となるように構成されている。
[シャッタウォール23]
シャッタウォール23は、ロータリシャッタ20の周壁を構成する部材であり、図2に示すように、ロータリシャッタ20の切欠部201に相当する部分が切り欠かれた、平面視「C」字形状の樹脂製の部材である。そして、シャッタウォール23の上下には、上シャッタ21と下シャッタ22とが、カートリッジケース10と同様に、適宜な方法によって固定されており、このようなシャッタウォール23が上シャッタ21と下シャッタ22との間に介在されることにより、記録ディスクメディア30を収容するスペースが形成されている。
また、シャッタウォール23は、図5(b),(c)に示すように、その端部に、折り曲げ部205,206の切欠部201と反対側の端部205a,206aと重なり合う重複部23a,23bを有している。この重複部23a,23bの外側面23c,23dは、ロータリシャッタ20の外側面と折り曲げ部205,206の外側面とが面一になるように、ロータリシャッタ20の外側面よりも、折り曲げ部205,206の厚さ分だけ内側寄りに位置している。また、重複部23a,23bの外側面23c,23dは、折り曲げ部205,206の内側面に当接している。そのため、両者の継ぎ目から塵埃が侵入しにくくなる。
<記録ディスクメディア30>
記録ディスクメディア30は、データを記録する記録媒体であり、本実施形態では、図2に示すように、フレキシブルディスク31と、このフレキシブルディスク31を支持するハブ32と、を備えて構成されている。
フレキシブルディスク31は、例えば、ポリエステルシート等からなる円盤状の支持体の両面に磁性層等の記録層を形成したものである。
ハブ32は、フレキシブルディスク31を支持する金属製の円筒状部材である。また、ハブ32は、上面にフレキシブルディスク31の取り付け部(図示省略)を備えると共に、下面にドライブ装置D(図6参照)のスピンドル(図示省略)にチャックされるチャック部321を備えている(図4(b)参照)。
<ライナ60>
ライナ60,60は、記録ディスクメディア30をクリーニングすると共に、記録ディスクメディア30を保護するものであり、例えば、不織布等から形成されている。そして、図2に示すように、ライナ60,60は、上シャッタ21及び下シャッタ22のフレキシブルディスク31(記録ディスクメディア30)側にそれぞれ位置しており、接着テープなどによって上シャッタ21又は下シャッタ22に固定されている。
<ハブ孔シャッタ40>
ハブ孔シャッタ40は、図2に示すように、下シェル12とハブ32との間の隙間S(図6参照)を開閉するシャッタであり、第1シャッタ41と、第2シャッタ42とを備えて構成されている。なお、ハブ孔シャッタ40は、ロータリシャッタ20によるアクセス用開口部101の開閉に連動して、隙間Sを開閉するようになっている。
第1シャッタ41及び第2シャッタ42は、それぞれ、平面視で半円状の板状部材である。第1シャッタ41は、その一方側に、軸孔411を有している。同様に、第2シャッタは、その一方側に、軸孔421を有している。そして、軸孔411には、下シェル12の内側面に設けられた回動軸部125aが差し込まれており、同様に、軸孔421には下シェル12の回動軸部125bが差し込まれている。このようにして、第1シャッタ41は回動軸部125aに回動自在に軸支されており、第2シャッタ42は回動軸部125bに回動自在に軸支されている。
また、第1シャッタ41は、その他方側に、ハブ32と嵌り合うように半円形状に切り欠かれた嵌合部412を有している。同様に、第2シャッタは、その他方側に、嵌合部422を有している。そして、記録ディスクカートリッジ1がドライブ装置Dに挿入される前の通常時では、第1シャッタ41と第2シャッタ42とで、ハブ32を、その両側から挟むと共に、隙間Sを閉じるようになっている。
さらに、第1シャッタ41は、下シャッタ22の下側面に設けられた係合突起223aが係合する係合長孔413を有している。同様に、第2シャッタ42は、係合突起223aが係合する係合長孔423を有している。なお、係合長孔413,423の平面視における形状は、後記するように、ロータリシャッタ20と一体に回動する係合突起223a,223bの回動により、第1シャッタ41及び第2シャッタ42が回動し、ハブ孔シャッタ40が隙間Sを開閉するように設計されている。
≪記録ディスクカートリッジの作用効果≫
次に、記録ディスクカートリッジ1の作用効果について説明する。まず、ロータリシャッタ20及びハブ孔シャッタ40の動作について図6を主に参照して説明し、その後、カートリッジケース10の折り曲げ部102及びロータリシャッタ20の折り曲げ部205,206の作用効果について説明する。
<ロータリシャッタ20の動作>
ロータリシャッタ20は、図6右側に示すように、記録ディスクカートリッジ1の通常時(ドライブ装置Dへの挿入前)において、閉位置に配置されており、アクセス用開口部101が閉じられている。さらに説明すると、通常時において、カートリッジケース10のアクセス用開口部101と、ロータリシャッタ20の切欠部201とは、一致しておらず、アクセス用開口部101は閉状態となっている。これにより、アクセス用開口部101からカートリッジケース10内への塵埃の侵入が防止されており、その結果として、記録ディスクメディア30等が保護されている。
なお、このようにロータリシャッタ20が閉位置に配置される場合、シャッタノブ24は、下シェル12のガイド孔124の前方に位置している。
そして、記録ディスクカートリッジ1をドライブ装置DのカートリッジスロットDSに挿入すると、ドライブ装置Dのロック解除ピン(図示省略)がロック片70の先端部71を径方向内側に押し、ロック片70によるロータリシャッタ20のロックが解除された後(図3(a)、矢印A6参照)、シャッタノブ24がドライブ装置Dのシャッタノブ係止部D1に引っ掛かって係止される。このようにシャッタノブ24がシャッタノブ係止部D1に係止されたまま、記録ディスクカートリッジ1をさらに挿入すると、シャッタノブ24はガイド孔124に沿って摺動する(図3(a)、矢印A2参照)。
そうすると、シャッタノブ24が固定されたロータリシャッタ20は、カートリッジケース10内でセンタピン50を軸として回動する(図3(a)、矢印A3参照)。つまり、ロータリシャッタ20がカートリッジケース10に対して相対的に回動する。このようなロータリシャッタ20の回動に伴って、アクセス用開口部101が、ドライブ装置D内で徐々に開く。
そして、図6左側に示すように、記録ディスクカートリッジ1が、完全に挿入され、ドライブ装置Dに装着されると、ロータリシャッタ20の切欠部201とカートリッジケース10のアクセス用開口部101とが一致し、ロータリシャッタ20が開位置に配置され、アクセス用開口部101が完全に開かれる。その結果として、記録ディスクメディア30が、切欠部201及びアクセス用開口部101を介して、ドライブ装置D内で、外部に臨んだ状態となる。そして、ドライブ装置DにおけるスイングアームSAのヘッドは、記録ディスクメディア30に書き込み/読み取り可能となる。
なお、このようにロータリシャッタ20が開位置に配置される場合、ロータリシャッタ20に固定されたシャッタノブ24は、下シェル12のガイド孔124の後方に位置する。
また、記録ディスクカートリッジ1がドライブ装置Dから取り出されると、ロータリシャッタ20が付勢手段(図示省略)によって閉方向に付勢され、閉位置に戻り、アクセス用開口部101を閉じる。そして、このようにロータリシャッタ20が閉位置に戻ると、ロック片70がロータリシャッタ20をロックする(図3(a)参照)。
<ハブ孔シャッタ40の動作>
次に、このようなロータリシャッタ20の動作に連動するハブ孔シャッタ40について説明する。
ハブ孔シャッタ40は、図6右側に示すように、記録ディスクカートリッジ1の通常時(ドライブ装置Dへの挿入前、ロータリシャッタ20が閉位置にあるとき)において、カートリッジケース10の下シェル12とハブ32との、隙間Sを塞いでいる。さらに説明すると、ハブ孔シャッタ40を構成する第1シャッタ41と第2シャッタ42とは、下シェル12と記録ディスクメディア30との間でハブ32を挟んでおり、隙間Sを塞いでいる。これにより、この隙間Sからカートリッジケース10内への塵埃の侵入が防止されており、その結果として、記録ディスクメディア30等が保護されている。
そして、記録ディスクカートリッジ1がドライブ装置Dに挿入されて、前記したように、ロータリシャッタ20が回動すると、この回動に連動して、ハブ孔シャッタ40が隙間Sを開く。さらに説明すると、ロータリシャッタ20が回動すると、下シャッタ22の係合突起223a、223bも回動する(図3(a)、矢印A4、A4参照)。
ここで、前記したように、係合突起223aは第1シャッタ41の係合長孔413と係合しているため、回動する係合突起223aは係合長孔413内を摺動し、第1シャッタ41が下シェル12の回動軸部125aを軸として回動する(図3(a)、矢印A5参照)。
また、係合突起223bは第2シャッタ42の係合長孔423と係合しているため、回動する係合突起223bは係合長孔423内を摺動し、第2シャッタ42が下シェル12の回動軸部125bを軸として回動する(図3(a)、矢印A5参照)。
このように第1シャッタ41及び第2シャッタ42がそれぞれ回動すると、ハブ孔シャッタ40は隙間Sを開き、これと共に、ハブ孔シャッタ40によるハブ32の挟持状態は解除される(図6左側参照)。その結果として、ハブ32及びこれを備える記録ディスクメディア30は、ハブ32にチャックするドライブ装置Dのスピンドル(図示省略)により、良好に回転することができる。
なお、記録ディスクカートリッジ1がドライブ装置Dから取り出されると、閉位置に戻るロータリシャッタ20に連動して、ハブ孔シャッタ40は隙間Sを閉じる。
<カートリッジケース10の折り曲げ部102の作用効果>
カートリッジケース10の周壁のうちアクセス用開口部101に隣接する部分である折り曲げ部102が、上シェル11及び下シェル12を構成する金属プレートを折り曲げ加工することによってこれらと一体に形成されているので、上シェル11及び下シェル12とアーチ状フレーム131との継ぎ目がアクセス用開口部101に露出しない。そのため、記録ディスクカートリッジ1を持ち運んだときでも、カートリッジケース10の周壁のうちアクセス用開口部101に隣接する部分に、異物が引っ掛かりにくい。そのため、上シェル11及び下シェル12とアーチ状フレーム131とが剥れにくくなる。
また、カートリッジケース10の折り曲げ部102と、アーチ状フレーム131の重複部131fとが重なり合っているので、両者の継ぎ目から塵埃が侵入しにくい。そのため、記録ディスクカートリッジ1の防塵性を損なうことがない。
また、アーチ状フレーム131は、図3(a)に示すように、アクセス用開口部101に近づくに連れて幅が狭くなるが、本実施形態では、折り曲げ部102の分だけ、アクセス用開口部101からアーチ状フレーム131の端部を離すことができるため、アーチ状フレーム131のアクセス用開口部101側の端部の幅を比較的大きくすることができる。そのため、アーチ状フレーム131にボスを形成するとともに上シェル11及び下シェル12にボス孔を形成して両者を固着する際に、アーチ状フレーム131のアクセス用開口部101側の端部のすぐ近くに、比較的大きなボスを形成することができる。そのため、上シェル11及び下シェル12とアーチ状フレーム131とがしっかりと固着されて剥れにくくなる。
<ロータリシャッタ20の折り曲げ部205,206の作用効果>
ロータリシャッタ20の周壁のうち切欠部201に隣接する部分である折り曲げ部205,206が、上シャッタ21及び下シャッタ22を構成する金属プレートを折り曲げ加工することによってこれらと一体に形成されているので、上シャッタ21及び下シャッタ22とシャッタウォール23との継ぎ目が切欠部201に露出しない。そのため、例えば記録ディスクカートリッジ1の組立時などにロータリシャッタ20を持ち運んだときでも、ロータリシャッタ20の周壁のうち切欠部201に隣接する部分に、異物が引っ掛かりにくい。そのため、上シャッタ21及び下シャッタ22とシャッタウォール23とが剥れにくくなる。
また、ロータリシャッタ20の折り曲げ部205,206と、シャッタウォール23の重複部23a,23bとが重なり合っているので、両者の継ぎ目から塵埃が侵入しにくい。そのため、記録ディスクカートリッジ1の防塵性を損なうことがない。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、例えば次のように変更することもできる。
前記した実施形態では、カートリッジケース10に折り曲げ部102を形成するとともに、ロータリシャッタ20にも折り曲げ部205,206を形成したが、これに限られるものではなく、カートリッジケース10とロータリシャッタ20のいずれか一方のみに、折り曲げ部を形成してもよい。
また、前記した実施形態では、アクセス用開口部101に隣接するカートリッジケース10の周壁のうち、アーチ状フレーム131側のみに折り曲げ部102を形成したが、Vノッチ部材133側にも折り曲げ部を形成してもよい。
本実施形態に係る記録ディスクカートリッジを示す斜視図であり、(a)は前方斜め上方からみた図、(b)は後方斜め下方からみた図である。 本実施形態に係る記録ディスクカートリッジの分解斜視図である。 下シェル及びハブ孔シャッタを取り外したときの記録ディスクカートリッジの下側の様子を示す平面図であり、(a)は全体図、(b)は(a)の符号E部分の拡大図である。 本実施形態に係るロータリシャッタを示す斜視図であり、(a)は前方斜め上方からみた図、(b)は後方斜め下方からみた図である。 上シャッタを取り外した状態のロータリシャッタの様子を示す平面図であり、(a)は、全体図、(b)は(a)の符号F部分の拡大図、(c)は(a)の符号G部分の拡大図である。 本実施形態に係る記録ディスクカートリッジをドライブ装置に挿入した状態を示す斜視図である。 従来の記録ディスクカートリッジを示す斜視図であり、(a)は、従来の記録ディスクカートリッジの上側を前方左側から見下ろした様子を示す図、(b)は、この記録ディスクカートリッジを構成するロータリシャッタの分解斜視図である。
符号の説明
1 記録ディスクカートリッジ
10 カートリッジケース
101 アクセス用開口部
102 折り曲げ部
11 上シェル
12 下シェル
13 フレーム部材
20 ロータリシャッタ
201 切欠部
205 折り曲げ部
206 折り曲げ部
21 上シャッタ
22 下シャッタ
23 シャッタウォール
30 記録ディスクメディア
40 ハブ孔シャッタ
D ドライブ装置

Claims (6)

  1. 記録ディスクメディアと、前記記録ディスクメディアを回転自在に収容するとともに前記記録ディスクメディアを外部に臨ませるためのケース開口を有するカートリッジケースと、を備える記録ディスクカートリッジであって、
    前記カートリッジケースは、前記記録ディスクメディアの上方に配置される金属プレートからなる上シェルと、前記記録ディスクメディアの下方に配置される金属プレートからなる下シェルと、前記記録ディスクメディアの半径方向外側であって前記上シェルと前記下シェルとの間に配置される合成樹脂製のフレーム部材と、を有し、
    前記上シェル及び前記下シェルの少なくとも一方には、前記カートリッジケースの周壁のうち前記ケース開口に隣接する部分を構成する折り曲げ部が、前記金属プレートを折り曲げ加工することにより、平面視直線状に一体形成されていることを特徴とする記録ディスクカートリッジ。
  2. 前記折り曲げ部の、前記ケース開口と反対側の端部は、前記フレーム部材と重なり合うとともに該フレーム部材よりも外側に位置することを特徴とする請求項1に記載の記録ディスクカートリッジ。
  3. 前記折り曲げ部は、前記上シェル及び前記下シェルの対向する位置にそれぞれ設けられており、互いに重なり合って前記カートリッジケースの周壁のうち前記ケース開口に隣接する部分を構成していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の記録ディスクカートリッジ。
  4. 記録ディスクメディアと、前記記録ディスクメディアを回転自在に収容するとともに前記記録ディスクメディアを外部に臨ませるためのシャッタ開口を有するロータリシャッタと、前記ロータリシャッタを回動自在に収容するとともに前記シャッタ開口を介して前記記録ディスクメディアを外部に臨ませるためのケース開口を有するカートリッジケースと、を備える記録ディスクカートリッジであって、
    前記ロータリシャッタは、前記記録ディスクメディアの上方に配置される金属プレートからなる上シャッタと、前記記録ディスクメディアの下方に配置される金属プレートからなる下シャッタと、前記記録ディスクメディアの半径方向外側であって前記上シャッタと前記下シャッタとの間に配置される合成樹脂製のシャッタウォールと、を有し、
    前記上シャッタ及び前記下シャッタの少なくとも一方には、前記ロータリシャッタの周壁のうち前記シャッタ開口に隣接する部分を構成する折り曲げ部が、前記金属プレートを折り曲げ加工することにより、平面視直線状に一体形成されていることを特徴とする記録ディスクカートリッジ。
  5. 前記折り曲げ部の、前記シャッタ開口と反対側の端部は、前記シャッタウォールと重なり合うとともに該シャッタウォールよりも外側に位置することを特徴とする請求項4に記載の記録ディスクカートリッジ。
  6. 前記折り曲げ部は、前記上シャッタ及び前記下シャッタの対向する位置にそれぞれ設けられており、互いに重なり合って前記ロータリシャッタの周壁のうち前記シャッタ開口に隣接する部分を構成していることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の記録ディスクカートリッジ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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