JP2007164733A - 携帯端末、携帯端末のデータ入力装置、そのデータ入力支援方法及びデータ入力支援プログラム - Google Patents

携帯端末、携帯端末のデータ入力装置、そのデータ入力支援方法及びデータ入力支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 操作部を目視することなく、折り畳んだ状態で表示部を目視しながら操作部を直接操作できる携帯端末を提供する。
【解決手段】 携帯電話機1は、操作本体部10と、表示本体部20を軸部30によって互いに回動可能に連結した構造となっており、操作本体部10と表示本体部20を互いに付き合わせて閉じた状態から、操作本体部10と表示本体部20を略180度近くまで開いた状態の間で開閉動作を行うことができる。携帯電話機1の処理状態に応じたキー機能が入力操作部40の各キーに設定され、そのキー機能の内容が各キーのイメージにオーバーラップさせて表示部21に表示される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、携帯端末に関し、特に、折り畳んだ状態でも入力等の各種操作を容易に行うことができる携帯端末、携帯端末のデータ入力装置、そのデータ入力方法及びデータ入力支援プログラムに関する。
従来の携帯型電話機等の携帯端末としては、いわゆる折り畳み式構造のものが広く提供されている。
従来のこの種の折り畳み式の携帯端末では、液晶ディスプレイを備える表示部とデータや指示の入力を行う操作部とを軸部で連結し、表示部の表示面と操作部の入力面とを対向させた状態で折り畳み、使用する際に軸部で表示部と操作部とを略180度近い角度まで開いた状態として操作部に設けられた各種キーを押すことにより、通話や情報通信ための操作を行うのが一般的である。
また、表示部と操作部の開閉を行うための軸部に対して垂直の軸を設けた2軸構造とし、その垂直の軸の回りで表示部を回転させる構造とし、折り畳んだ状態でも表示部の表示面を外に向けた状態で折り畳むことができるようにした携帯端末も提案されている。
さらに、特開2004−185090号公報(特許文献1)には、表示部と操作部を軸部を中心に略360度にわたって回動させる構造のものが提案されている。この特許文献1の携帯端末によれば、表示部と操作部を対向させて折り畳んだ状態と表示部と操作部を開いた状態に加えて、表示部と操作部の背面側を互いに対向させて折り畳んだ状態に保持することができるものである。
特開2004−185090号公報
上述した従来の技術は、いずれも以下に述べるような問題点があった。
従来の携帯端末にあっては、操作部に配された各キーに対してキー機能が固定的に割り付けられており、利用者は操作部の各キートップに付されているキー機能の内容(処理や文字)を確認しながら操作を行うのが一般的である。このため、操作中は画面から目を離すことが多くなり、画面を見ながらスムーズにキー操作を行うことが難しいといった問題があった。
また、従来の一般的な折り畳み式構造の携帯端末にあっては、折り畳んだ状態では、表示部の表示面が隠れてしまうので、折り畳んだままの状態では特定の機能を除きその本来の機能を実行することができないことである。
例えば、折り畳んだ状態では、表示部背面に設けられた小型のサブ表示部と筐体のサイド部分に設けられた操作ボタンを使用することによって、受信確認等の簡単な機能を実行することができるけれども、携帯端末本来の機能を使用する場合には、表示部と操作部を開いた状態にする必要がある。
また、表示部と操作部の開閉を行うための軸部に対して垂直の軸を設けた2軸構造とし、その垂直の軸の回りで表示部を回転させる構造とし、折り畳んだ状態でも表示部の表示面を外に向けた状態で折り畳むことができるようにした携帯端末の場合においても、折り畳んだ状態では、操作部が表示部の裏側に隠れてしまうので、上記と同様に、筐体サイドの操作ボタンを用いた簡単な操作に限定され、操作部を使用した本来的な使用が行えない。
さらに、特許文献1に開示される携帯端末では、表示部と操作部を略360度開いて互いの背面を付き合わせた状態とすれば、表示部と操作部を外側に向けた状態とすることができるが、そのような状態では、操作部が下面を向いてしまうので表示部を見ながら操作部を直接操作できないという問題がある。
すなわち、この特許文献1の携帯端末では、2軸構造とすることなく表示部を外側に向けた状態で折り畳むことができるだけであり、上記と同様の問題を有する。
本発明の目的は、上記従来の課題を解決し、画面上の表示から目を離して操作部のキーに集中することなく画面を見ながらスムーズに処理入力や文字入力のための操作を行うことができる携帯端末、携帯端末のデータ入力装置、そのデータ入力方法及びデータ入力支援プログラムを提案することを目的とする。
本発明の他の目的は、上記従来の課題を解決し、折り畳んだ状態でも、操作部を操作しながら携帯端末本来の機能を実行することができる携帯端末、携帯端末のデータ入力装置、そのデータ入力方法及びデータ入力支援プログラムを提案することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、操作部を目視することなく、表示部を目視しながら操作部を操作してデータ入力を行える携帯端末、携帯端末のデータ入力装置、そのデータ入力方法及びデータ入力支援プログラムを提案することを目的とする。
上記目的を達成する本発明によれば、表示部を備える表示本体部と入力操作部を備える操作本体部とを有する携帯端末において、現在の処理状態に応じて、前記入力操作部に設けられる複数のキー部に所定のキー機能を割り付ける手段と、前記キー部に割り付けられたキー機能の内容を前記表示部に表示させる手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、表示部を備える表示本体部と入力操作部を備える操作本体部とを開閉可能に軸支してなり、前記表示部の背面と前記入力操作部の背面とを互いに付き合わせることで閉状態とする構造とする。
本発明によれば、前記入力操作部が、押ボタンキーとして機能する単体の操作キーであって、その表面に接触による入力が可能な複数のキー部を配置させて形成した操作キーで構成される。
また、本発明によれば、前記キー機能割付け手段は、前記入力操作部を構成する前記操作キーの複数のキー部と押しボタン機能に対して所定のキー機能を割り付けると共に、前記キー機能表示手段は、前記操作キーの複数キー部のイメージに前記キー機能の内容をオーバーラップして表示させる。
本発明の携帯端末では、現在の処理状態に応じて、入力操作部の操作キーの複数のキー部に対して所定のキー機能が割り付けられると共に、操作キーの複数のキー部のイメージに割り付けたキー機能の内容をオーバーラップして表示部に表示したことにより、携帯端末を操作するユーザは、表示部に表示される操作キーのイメージと割り付けられたキー機能を確認しながら入力操作を行うことが可能となり、携帯端末を折り畳んだ状態でも開いた状態と同じような間隔で入力操作ができる。
本発明の携帯端末によれば、入力操作部の操作キーを見ることなく表示部を目視しながら自在に入力操作を行うことができるので、端末のスムーズな操作が可能となる。
また、本発明の携帯端末によれば、携帯端末を折り畳んだ状態でも、表示部を目視しながら開いた状態と同じように自在に入力操作を行うことで、本来の機能を実行することが可能となる。
その理由は、携帯端末の現在の処理状態に応じて、入力操作部の操作キーの複数のキー部に対して所定のキー機能が割り付けられると共に、操作キーの複数のキー部に割り付けたキー機能の内容をオーバーラップして表示部に表示するようにしたからである。
発明の実施するための最良の形態
以下、本発明の好適な実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1に、本発明の第1の実施の形態による携帯端末の外観図を示す。本実施の形態においては、本発明を携帯端末として携帯電話機1に適用した場合を示している。
本実施の形態による携帯電話機1は、一般的な通信機能や、時刻表示機能、通話履歴管理機能、アプリケーションによるメール機能等を有し、操作本体部10と、表示本体部20を軸部30によって互いに回動可能に連結した構造となっている。
操作本体部10と表示本体部20は、軸部30を中心に略180度の範囲で回転することによって、携帯電話機1を閉じた状態から開いた状態の何れかの任意の状態に変形することができる。
図2に、本実施の形態による携帯電話機1の開閉状態の具体例を示す。
この携帯電話機1は、図2及び図3に示すように操作本体部10と表示本体部20を互いに付き合わせて閉じた状態から、図1に示すように操作本体部10と表示本体部20を略180度近くまで開いた状態の間で開閉動作を行うことができる。
操作本体部10には、データや指示の入力を行うための入力操作部40が配置されている。
この入力操作部40は、図2及び図3のように携帯電話機1を閉じた状態で表示本体部20の表示部50の裏側外方向を向く位置に設けられている。
この携帯電話機1は、図1に示す操作本体部10と表示本体部20を開いた状態と図2及び図3に示す操作本体部10と表示本体部20を互いに付き合わせて閉じた状態の何れの状態でも、操作本体部10を利用した各種の操作を行うことができるように構成されている。
図4は、図1の操作本体部10の入力操作部40部分の断面構造を示す図であり、また図5は、入力操作部40の外観を示す図である。
図5に示すように、入力操作部40は、その横幅が操作本体部10の横幅の寸法に近い単体の操作キー41の表面を複数の小区画に区分けし、それらの複数の小区画に複数の入力キー43を一体的に配置して構成されている。
各々の入力キー43は、指の接触を感知して感知した当該キーに割り付けられた情報の入力を可能とする接触感知式のキーや、指で一定上の圧力が加えられたことを検知して当該キーに割り付けられた情報の入力を可能とする圧力感知式のキー等によって実現される。
また、操作キー41は、タクトスイッチ等のような押下式の押ボタンキーとしての機能を有し、その中央に設けられた軸によって操作キー41全体が押下可能にスイッチ部44に保持されている。
そして、操作キー41は、図4に示すように携帯電話機1の操作本体部10内に収容されている。操作キー41のスイッチ部44が操作本体部10内に内臓されたLSI等の電子部品を搭載する回路基板70上に接続固定され、操作キー41表面の入力キー43が、操作本体部10の筐体上の入力キー43に対応して形成された孔を介して外部に露出するように配置されている。
上記のような入力操作部40の構造により、入力キー43に指で触れる操作や指を離す操作、あるいは圧力を加える等の操作によってタッチ式の入力(タッチ入力信号)が行えると共に、入力キー43の部分を直接押下することによって押下入力(押下入力信号)が行えるものである。
押下による入力においては、操作キー41のどの部分の入力キー43を押下しても操作キー41全体が押し下げられて入力が行えるようになっている。
なお、入力操作部40を構成する操作キー41の構造及び形状については、図示の構造及び形状に限定されることなく種々のものが考えられる。例えば、操作キー41の形状は、図示の略四角形だけでなく円形や多角形のものとすることが可能である。また、操作キー41の入力キー43についても、その個数や配列の仕方は図示のものに限定されない。
ここで、携帯電話機1のハードウェア構成の説明をする。
図6は、本実施の形態による携帯電話機1のハードウェア構成を示すブロック図である。
図6を参照すると、本実施の形態による携帯電話機1は、一般的なコンピュータ装置と同様のハードウェア構成によって実現することができ、データ処理部(CPU:Central Processing Unit)100、RAM(Random Access Memory)等のメインメモリであり、データの作業領域やデータの一時退避領域に用いられる主記憶部110、音声やデータの送受信を行う通信部120、液晶ディスプレイ等の表示部50、本発明の特徴的な構成である入力操作部40、周辺機器と接続してデータの送受信を行うインタフェース部130、ROM(Read Only Memory)、磁気ディスク、半導体メモリ等の不揮発性メモリから構成されるハードディスク装置である補助記憶部140、本情報処理装置の上記各構成要素を相互に接続するシステムバス150等を備えている。
本実施の形態による携帯電話機1は、その動作を、携帯電話機1内部に各種の機能を実現するプログラムを組み込んだ、LSI(Large Scale Integration)等のハードウェア部品からなる回路部品を実装してハードウェア的に実現することは勿論として、上記した各構成要素の各機能を提供するプログラムを、コンピュータ処理装置上のデータ処理部(CPU100)で実行することにより、ソフトウェア的に実現することができる。
すなわち、データ処理部(CPU)100は、補助記憶部140に格納されているプログラムを、主記憶部110にロードして実行し、携帯電話機1の動作を制御することにより、上述した各機能をソフトウェア的に実現する。
図7は、本実施の形態による携帯電話機1の機能を示すブロックであり、携帯電話機1のデータ処理部(CPU)100によって、入力支援部210と、機能処理部220と、表示制御部230の各機能を有する構成となっている。
入力支援部210には、入力インタフェース310を介して入力操作部40が接続されている。また、表示制御部230には、表示インタフェース320を介して表示部50が接続されている。
ここで、入力支援部210は、入力操作部40を利用した入力操作を支援することにより、本発明独自の操作性を持たせるための機能を提供する。
機能処理部220は、携帯電話機1が本来的に備える機能である、通話機能、データ送受信機能、アプリケーション実行機能、電話帳を含むデータの編集機能等の各種機能を実現するための処理部である。
表示制御部230は、表示部50への文字や画像の表示を制御する部分であり、本実施の形態では、さらに上記入力支援部210からの設定に基づいて入力キー43に割り当てられたキー機能とその配置を表示部50上に表示する役割を有する。
図8に示すように、操作キー41からは入力キー43の操作(タッチ操作、加圧操作)による入力信号S1と、入力キー43部分の押下操作による押下入力信号S2とが入力支援部210に入力される。
図8と図9を参照して携帯電話機1の入力操作部40と入力支援部210の構成について説明する。
図8に示すように、入力操作部40における操作キー41の各入力キー43は、一般的なこの種の携帯端末に設けられるスイッチキーと異なり、各キーの機能が物理的に固定されておらず、各入力キー43毎に、あるいは入力キー43をグループ化した場合、その入力キー43のグループ毎に、現在の処理状態に応じてそれらのキー機能が切り替わるように構成されている。
すなわち、一般に提供されているこの種の携帯電話機では、配置されるキーに対して予め特定のキー機能が割り付けられており、それらの機能を表す文字や記号等が付されているが、本実施の形態による携帯電話機の入力キー43にはそのような機能内容を特定する文字や記号等を付す必要がない。
また、個々の入力キー43毎だけでなく、幾つかの入力キー43を含む範囲(例えば、横一列の範囲や縦一列の範囲など)に対し、その組み合わせ(グループ)に応じて特定のキー機能を設定できるように構成されている。
操作キー41の入力キー43によるタッチ入力及び押下による押下入力によって、それらに割り付けられたキー機能に応じた入力情報が入力支援部43に送られる。
入力支援部43は、ファームウェアやソフトウェアによって実現され、操作キー41の押下機能及び入力キー43に対するキー機能の割り付けの処理状態に応じて設定し、設定されたキー機能の割り付けによって入力された情報を取得する機能を有する。
図9に示すように、本実施の形態による入力支援部210は、処理状態判別部211と、キー機能設定部212と、入力表示処理部213と、入力認識部214と、キー機能設定記憶部220を備える。
処理状態判別部211は、携帯電話機1の現在の処理状態(例えば、初期の処理状態にあるか、または、所定の処理によって、他の処理状態にあるか等)を判別する機能を備える。
すなわち、処理状態判別部211は、携帯電話機1がいかなる種類の入力情報を受け付ける状態かを判別するものである。
キー機能設定部212は、処理状態判別部211によって判別された処理状態に応じて、操作キー41の各入力キー43及び押下キー機能に対するキーの配置(範囲)とキー機能を設定する機能を有する。
具体的には、キー機能設定部212は、判別された処理状態に基き、キー機能設定記憶部220に格納されている各種テーブルに定義されている内容に従って、各入力キー43毎またはそれらの組み合わせた範囲(入力キーのグループ)、及び押下キー機能に対して当該処理状態に応じて予め定められたキー機能を設定する。
ここで、キー機能とは、操作キー41の押下操作又は入力キー43のタッチ操作によって入力された情報に対応して処理される所定の機能である。
キー機能設定記憶部220には、処理状態−キー設定対応テーブル221、キー設定テーブル222、表示パラメータテーブル223、反転用キーテーブル224が予め格納されている。
処理状態−キー設定対応テーブル221には、図10に示すように、、携帯電話機1の現在の処理状態(待ち受け状態、メインメニュー、メール送信等)毎に、割り付けるキー機能を定義したキー設定テーブル222のテーブル番号と反転テーブル番号が対応付けられている。
キー設定テーブル222には、図11に示すように、各入力キー43のキー番号毎に、入力キー43に対して割り付けるキー機能(処理内容や英数字などの入力文字等)と、表示パラメータが設定されている。
なお、各入力キー43のキー番号については、例えば、図15に示すように、上側の入力キー43から順番に割り当てられている。図15の各入力キー43に付した数字は、キー番号を示すものであり、実際に番号が付されている訳ではない。
このキー設定テーブル222は、処理状態−キー設定対応テーブル221に定義される処理状態に応じて処理状態の数だけ複数用意されており、それぞれにテーブル番号(No.1、No.2、・・・)が付されている。
表示パラメータは、入力キー43に割り付けられたキー機能の内容を表示部50に表示する際の表示方法を示すパラメータであり、パラメータの種類ごとに、表示を制御するための表示方法が表示パラメータテーブル223に定義されている。
図12は、表示パラメータテーブル223を示しており、表示パラメータ(A、B、C、・・・)毎に、入力キー43に割り付けられたキー機能の内容をどのように表示するかを示す表示方法(バックライトの点灯の有無、表示色、点滅の有無等を示す表示属性)が具体的に定義されている。
図13に示す反転用キーテーブル224は、キー設定テーブル222毎に、入力キー43全体を上下に反転させた場合のキー機能の設定内容が定義されている。
この反転用キーテーブル224は、携帯電話機を開いた状態から閉じた状態とした場合に、キー機能の割り付けを反転させるためのテーブルであり、個々のキー設定テーブル222毎に用意され、反転テーブル番号(No.1−1、No.2−1、・・・)が付されている。
キー機能設定部212は、処理状態判別部211で判別された処理状態を取得すると、処理状態−キー設定対応テーブル221を参照しテーブル番号を取得すると共に、取得したキーテーブル番号のキー設定テーブル222に定義された内容に基づいて入力キー43へのキー割り付けを実行する。すなわち、キー設定テーブル222のキー番号毎に定義されたキー機能を対応する入力キー43に割り付ける。
また、キー機能表示処理部213は、キー機能設定部212によって設定されたキー機能の割り付け内容に基づいて、入力キー43のイメージと対応させて割り付けられたキー機能の内容を表示部21に表示させる機能を有する。
具体的には、入力操作部40の入力キー43のイメージを表示部21に透過的に表示させると共に、入力キー43に割り付けられたキー機能の内容を入力キー43のイメージにオーバーラップさせて表示させる。
キー機能表示処理部213は、入力キー43のイメージにオーバーラップさせて表示する場合に、割り付けられているキー設定テーブル222を参照し、キー設定テーブル222に定義されている表示パラメータを取得し、表示パラメータテーブル223から当該表示パラメータに対応付けられた表示方法に基づいてキー機能の表示を行う。
入力認識部214は、入力操作部40からのキー入力の有無を判別する機能と、キー入力があった場合に、入力キー43及び押ボタンキーに対してキー機能設定部212で割り付け設定されたキー機能に対応する入力情報を機能処理部220に出力する機能を有する。
入力認識部214によるキー入力の判別は、後述する入力キー43の選択と決定の操作(動作)に基づいて実行される。
機能処理部220では、入力認識部214から送られる入力情報(キー操作情報)に基づいて所定の処理を実行することとなる。
表示本体部20の液晶ディスプレイ(LCD)等による表示部50には、携帯電話機1によって通信される各種データが表示されると共に、入力操作部40によって行う入力を支援するため画面がキー機能表示処理部213によって表示される。
また、入力操作部40によって入力を行う場合においては、図14〜図17に示すように、入力キー43全体イメージに割り付けたキー機能の内容をオーバーラップさせて表示する部分の上側に、入力した文字やその他の情報を表示するための入力表示エリア22が配置されている。
入力キー43のイメージについては、入力キー43と一対一に対応する同じ大きさのイメージが透過的に表示部21に表示されており、携帯電話機1で送受信される種々の情報は、その入力キー43のイメージにオーバーラップさせた状態で表示されるようになっている。
図14〜図17を参照して、キー機能設定部212によって設定されるキー機能やキー機能の配置位置(範囲)について説明する。
図14では、キー機能設定部212によって、入力キー43の中央の縦横の列からなる十字の範囲に対して、所定の処理状態に応じたキー機能が設定されている。そして、キー機能が設定された入力キー43の中央十字の範囲に対応するイメージ300が、表示部21に表示されている。この状態では、十字の範囲以外の入力キー43にタッチして操作しても何ら入力は実行されない。
図16では、キー機能設定部212によって、中央の横一列を境界にして、入力キー43の上部と下部の範囲に対して、所定の処理状態に応じたキー機能が設定されている。
そして、このキー機能の割り付けに対応して、表示部21には、入力キー43のキー機能が割り付けられたキー部分のイメージ300が透過的に表示され、かつキー機能が設定された上部と下部の範囲には、そのキー機能の内容を表すキー機能情報301が表示されている。
図16の例では、上部と下部の範囲に対応して、それぞれキー機能として「YES」、「NO」の入力を行うためのキー機能が設定され、それを表すキー機能情報301(「YES」、「NO」の文字)が表示されている。
この場合のキー設定テーブル222の定義例を図17に示す。
図15では、キー機能設定部212によって、入力キー43の4つの行範囲に対して、所定の処理状態に応じたキー機能が設定されている。
そして、このキー機能の割り付けに対応して、表示部21には、入力キー43のうちキー機能が割り付けられたキー部分のイメージが透過的に表示され、かつキー機能が設定された四隅の範囲には、そのキー機能の内容を表すキー機能情報301が表示されている。
図15の例は、4つの範囲に対応して、携帯電話機1が有する機能選択のメニューを割り付けた例であり、それぞれ「通話」、「メール」、「アプリ」、「ツール」、「サービス」の各処理に対する入力を行う機能が設定され、それを表すキー機能情報301(「通話」、「メール」、「アプリ」、「ツール」、「サービス」の文字)が表示されている。
図18では、キー機能設定部212によって、中央の縦横の各一列を境界にして、入力キー43の四隅の4つの範囲に対して、所定の処理状態に応じたキー機能が設定されている。
そして、このキー機能の割り付けに対応して、表示部21には、入力キー43のうちキー機能が割り付けられたキー部分のイメージ300が透過的に表示され、かつキー機能が設定された四隅の範囲には、そのキー機能の内容を表すキー機能情報301が表示されている。
図18の例では、四隅の4つの範囲に対応して、それぞれ「送信」、「編集」、「保存」、「削除」の各処理に対する入力を行う機能が設定され、それを表すキー機能情報301(「送信」、「編集」、「保存」、「削除」の文字)が表示されている。
この場合のキー設定テーブル222の定義例を図19に示す。
なお、図14〜図18において、当該範囲ごとに一つのキー機能を割当ててもよいし、当該範囲をさらに複数の小区画に区分けして複数のキー機能を割当ててもよい。
また、表示部21に表示される入力キー43のイメージ300のうち、割り当てられたキー機能に対応する範囲をバックライト等により複数の異なる色で発光させてもよい。
図15〜図18では、操作キー41の入力キー43に対するキー機能の設定について説明したが、所定の処理状態に応じて押ボタンキー機能に対しても所定のキー機能(例えば、入力状態を決定するための機能等)が設定される。
図20と図29を参照して、表示部21に表示される画面の具体例について説明する。
図20は、図1に示すように操作本体部10と表示本体部20とが互いに開いた状態での、操作入力部40の各入力キー43に割り付け設定されたキー機能の内容とその表示部21への表示例を示している。
すなわち、図示のようなひらがな文字の「あ」行の文字及び小文字の「ぁ」行の文字を入力するためのキー機能が割り付けられており、そのキー機能情報301が入力キー43のイメージにオーバーラップさせて表示部21に対応付けて表示されている。
図20の場合のキー設定テーブル222の定義例を図21に示す。
なお、図20では、キー機能が設定されている入力キー43のキー部分を太線によって強調して示している。
図20と同じキー機能が割り付けられた状態で図2に示すように操作本体部10と表示本体部20とが互いに付き合わせられて閉じた状態における表示例を図29に示している。
図29において、図の左側には、操作本体部10の操作キー41を、表示本体部20側から透過して見た状態を示している。
この携帯電話機1を折り畳んだ(閉じた)状態では、ユーザは携帯電話機1の裏側に位置する操作本体部10の操作入力部40にタッチすることにより、表示部21を見ながら入力操作を行う。
また、図29に示すように、この場合、表示部21に表示される入力キー43のイメージとそのキー機能の内容は図20の場合と同じであるが、操作入力部40の入力キー43に対する割り付けは、図20の場合と上下が反転した状態となっている。すなわち、折り畳んで裏側に位置する操作入力部40の入力ー43のキー番号は、表示部50側から透過させて見た場合に、開いた状態と上下が反転した状態となる。
例えば、図20において、キー番号(1)の入力キー43に割り付けられている「ひらがな」の「あ」の文字が、図29では、キー番号(19)の入力キー43に割り付けられ、入力キー43に対するキー機能の割り付けが上下に反転していることが分かる。
このため、図13に示すような、反転用キー設定テーブル224を予め定義しておくことにより、折り畳んだ状態に移行した場合に、キー機能の割り付けを簡単に変えることができる。
図29の場合の反転用キー設定テーブル224の定義例を図22に示す。
このように、本実施の形態による携帯電話機1においては、操作本体部10と表示本体部20を開いた状態でも閉じた状態でも、表示部21に表示されるキー機能表示301を見ながら同じように入力操作が可能である。
携帯電話機1を開いた状態と閉じた状態とにおける入力キー43に対するキー機能の割り割り付け状態の反転処理は、入力支援部210のキー機能設定部213が携帯電話機1の形態(開状態又は折り畳み状態)に応じて自動的に実行する。
携帯電話機1の開状態と閉状態の検出については、例えば軸部30に開閉に連動して動作するスイッチや角度を検出するセンサーを設け、操作部10と表示部20間の角度によって開状態と閉状態を検出することが可能である。
(第1の実施の形態の動作)
図23は、本実施の形態による携帯電話機1の入力支援部210の動作を示すフローチャートである。
図23を参照すると、本実施の形態による携帯電話機1は、まず、処理状態判別部211で携帯電話機1における現在の処理状態を判別する(ステップS2301)。
次いで、キー機能設定部212が、ステップS2301において判別された処理状態に基づいてキー設定記憶部220の処理状態−キー設定対応テーブル221を参照し(ステップS2302)、判別した処理状態に対応するキー設定テーブル222のテーブル番号を取得する(ステップS2303)。
携帯電話機1が開状態か閉状態かを判定し(ステップS2304)、開状態であればテーブル番号で示されるキー設定テーブル222を読み込んで定義された内容にしたがってキー機能の設定を行う(ステップS2305)。
閉状態であれば、反転用のテーブル番号で示される反転用キー設定テーブル224を読み込んで定義された内容にしたがってキー機能の設定を行う(ステップS2306)。これにより、現在の処理状態に対応したキー機能の割り付けがなされる。
キー機能表示処理部213は、キー機能設定部212がキー機能の割り付けに用いたキー設定テーブル222から表示パラメータを取得し(ステップ2307)、表示パラメータテーブル223から取得した表示パラメータで示される表示方法を取得し(ステップS2308)、取得した表示方法によってキー機能設定部212によって割り付けられたキー機能の内容を、入力キー43のイメージにオーバーラップさせて表示部50に表示する(ステップS2308)。
その状態で、入力認識部214は、入力操作部40からのキー入力があるか否かを判別し(ステップS2309)、キー入力があった場合、入力されたキー機能を認識し、キー機能に対応する入力情報を機能処理部220に出力する(ステップS2310)。
これにより、機能処理部220では、入力認識部214から送られるキー入力情報に基づいて所定の処理を実行する。
また、携帯電話機1を開いた状態から閉じた場合、又は閉じた状態から開いた場合には、キー機能設定部212とキー機能表示処理部213によって、上述したステップが実行され、キー機能の割り付けと割り付けられたキー機能の表示が行われる。
上記の説明では、携帯電話機1を開いた状態でのキー機能の割り付けを行うためのテーブルをキー設定テーブル222、閉じた状態でのキー機能の割り付けを行うためのテーブルを反転用キー設定テーブル224とした場合を説明したが、閉じた状態のためのテーブルをキー設定テーブル222、開いた状態のためのテーブルを反転用キー設定テーブル224とすることも可能である。
次いで、入力認識部214によるキー入力の認識処理の動作について、図24と図25のフローチャートに従って説明する。
操作キー41の入力キー43として、指の接触を感知して感知した当該キーに割り付けられた情報の入力を可能とする接触感知式のキーを利用した場合のキー入力の認識処理を図24に示す。
入力認識部214は、入力キー43から接触による感知信号を常時監視し、一定時間以上連続して接触されたかどうを判別する(ステップS2401)。
一定時間以上連続して接触された場合、対応する入力キー43のキー機能の選択処理を行う(ステップS2402)。
そして、その状態で選択された入力キー43から指を離すことで接触が無くなったかどうかを判定し(ステップS2403)、入力キー43から指を離して接触(タッチ)が無くなった場合に選択された入力キー43のキー機能の入力が決定され(ステップS2404)、決定された入力キー43の機能を認識し入力信号を出力する(ステップS2405)。
上記の説明では、入力キー43からの接触(タッチ)が無くなった時に、選択状態のキー機能が決定される場合を説明したが、選択状態で操作キー41(押ボタンキー)そのものが押下された時に選択された入力が決定されるようにしてもよい。
操作キー41の入力キー43として、指で一定上の圧力が加えられたことを検知して当該キーに割り付けられた情報の入力を可能とする圧力感知式のキーを利用した場合キー入力の認識処理を図25に示す。
入力認識部214は、入力キー43からの圧力の検知信号を常時監視し、一定圧力以上の圧力を検知したかどうかを判別する(ステップ2501)。
一定圧力以上の圧力を検知した場合、対応する入力キー43のキー機能の選択処理を行う(ステップ2502)。
そして、その状態で選択された入力キー43から指を離すことで圧力が無くなったかどうかを判定し、圧力が無くなった場合に選択された入力キー43のキー機能の入力が決定され(ステップ2503)、決定された入力キー43のキー機能を認識し入力信号を出力する(ステップ2504)。
上記のように、入力キー43に対する一定時間以上の接触又は一定圧力以上の押圧と、入力キー43から指を離すという2つの動作によってキー入力が実行されることになる。
なお、操作キー41の入力キー43として圧力感知式のキーを利用した場合でも、接触感知式のキーの場合と同様に、入力キー43に一定圧力以上の圧力が一定時間以上加えられたことを検知した場合に、入力キー43のキー機能の選択処理を行うようにしてもよい。
また、入力キー43に加えられる圧力が無くなった時に、選択状態が決定される場合を説明したが、選択状態で操作キー41(押ボタンキー)の押下に必要な圧力以下の圧力(選択処理において感知される圧力より大きい圧力)を感知した場合に選択された入力が決定されるようにしてもよい。
なお、操作キー41の押しボタンキーの機能についても、対応するキー機能が割り付けられており、例えば処理の最終確認に対する決定等のキー機能が割り付けられる。
この操作キー41の押しボタンキーに対するキー機能も、上述したキー設定テーブル222に処理状態に応じて定義されている。
また、以上の説明では、キー設定テーブル222と反転用キー設定テーブル224を予め定義してキー機能設定記憶部220に格納する構成を説明したが、開いた状態のキー機能の割り付けのためにキー設定テーブル222だけを予め定義しておき、携帯電話機1を閉じることでキー機能を反転させる際に、その都度キー番号を上下に反転させた反転用テーブルを生成してキー機能の割り付けを行うようにすることも可能である。
(第1の実施の形態における具体的動作)
次に、本実施の形態による携帯電話機1における入力動作の具体的な動作例について説明する。
図26は、携帯電話機1における入力動作の具体的な動作例を示すフローチャートである。
図15、図18、図28〜図31を参照して、第1の実施の形態による携帯電話機1の詳細な動作の一例として、日本語のひらがなを入力する動作について説明する。
なお、図28〜図31は、第1の実施の形態による携帯電話機1の表示部21に表示される画面の具体例を示す図であって、図28は、日本語入力のための「ひらがな」の五十音の「あ」行から「わ」行の先頭のひらがな、句読点、矢印記号や、変換、確定、クリア、終了等の機能や、カナ入力への変換、英語入力への変換、数字入力への変換の機能を表示している状態を示し、図29は、日本語入力のための「あ」行及び「ぁ」行と、クリアの機能を表示している状態を示す。
以下では、携帯電話機1を折り畳んだ状態で、表示本体部20の裏側に位置する操作本体部10の入力キー43を操作して表示部21に表示される入力キー43のイメージとキー機能表示情報301を見ながら入力を行う場合について説明する。
まず、ユーザの指等により入力操作部40がタッチ操作されると、図15に示すように、携帯電話機1で実行可能な処理機能を示すメニュー文字(キー機能情報301)が入力キー43のイメージ300とオーバーラップして表示される。
次いで、図15のメニュー画面で、例えば、「メール」の表示の位置に対応する入力キー43に一定時間以上タッチし、入力キー43から指を離すことにより、メールに関する機能が選択決定され、編集の処理状態に対応して、図18に示すようなメールに関する各種機能である送信、編集、保存、削除の各処理を行う機能が表示される。
そして、これらの機能のうち、メールの「編集」の表示の位置に対応する入力キー43を一定時間以上タッチし、入力キー43から指を離すことにより、「編集」の機能が選択決定され、編集の処理状態に対応して、図27に示すような文字入力のための「ひらがな」の五十音の「あ」行から「わ」行の先頭のひらがな文字を入力するキー機能が割り付けられ、それらのキー機能を示すキー機能情報301(先頭のひらがな文字)が入力キー43の各キーと対応させて表示される(ステップS2601)。
次いで、図27の状態で、ユーザが指で入力キー43をタッチすることにより、入力したい文字を含む行を示すひらがな文字を選択する(ステップS2602)。文字の選択は、上記のように入力キー43を一定時間以上タッチすることによって行う。
図28においては、ユーザが指で入力キー43のうち「あ」行の先頭文字である「あ」の表示位置に対応するキーにタッチして選択した場合を示している。
この場合、選択した文字の表示が図示のように強調表示される。図28では、文字「あ」の表示位置に対応するキーに一定時間以上触れたことにより、文字「あ」が選択され、文字「あ」の表示が拡大されて強調表示された状態を示している。
このように、表示部21で強調表示される文字を見ながら自分が選択した文字を確認しながら入力操作を行うことができる。
強調表示については、拡大による以外に選択した文字の明るさを他の部分より明るくする等によって強調することも可能である。
上記のように、入力したい文字を含む行を示すひらがな文字を選択することにより、次いで、図29に示すように、携帯電話機1の処理状態が切り替わることによって表示部21のキー機能表示が切り替わり、ひらがな文字の「あ」行の内容及び小文字の「ぁ」行の内容が入力キー43の各キーと対応させて表示される(ステップS2603)。
次いで、図29の状態で、ユーザが指で入力キー43にタッチすることにより、入力したいひらがな文字を選択する(ステップS2604)。
図30では、ユーザが指をスライドさせ、入力キー43のうち、表示部21に表示される文字「う」の表示位置に対応するキーに触れることにより、ひらがな文字「う」を選択した状態を示している。この場合も、選択した文字のキー機能表示が図示のように強調表示される。
これにより、入力したひらがな文字が入力表示エリア22に表示される(ステップS2605)。図30では、表示部21の入力表示エリア22上にひらがな文字「う」が表示された状態を示している。
続いて他の文字を入力する場合には(ステップS2606)、ステップS2601の「ひらがな」の五十音のキー機能表示の画面に戻り、上記のステップを繰り返して他のひらがな文字を入力する。
入力を終了する場合には、入力したひらがな文字を漢字変換するか、そのままひらがな文字として確定するかを、入力キー43にタッチすることにより選択する(ステップ1607)。
図31では、ひらがな文字「う」が入力された後に、ひらがな文字「う」を確定させた状態を示している。ここでは、表示エリア22に表示された文字「う」に付されていた下線が確定により消えた状態を表している。
(第1の実施の形態の効果)
以上説明した本実施の形態によれば、携帯電話機1について、折り畳んだ状態であっても、入力操作部40を目視することなく、表示部21に表示される入力キー43のイメージとキー機能表示情報を確認しながら入力操作を行うことで、携帯電話機1を開いた状態と同じように本来の機能を実行することが可能となる。
その理由は、携帯電話機1の処理状態が処理状態判別部211によって判別され、判別された処理状態に対応する処理内容に応じてキー機能設定部212によって設定されたキー機能の情報を、入力キー43のイメージとオーバーラップさせて表示部21に表示するようにしたからである。
また、本実施の形態によれば、入力操作部40のメカニカルな機構を簡素化することができる。
その理由は、入力キー43の各キーの機能が物理的に割り付けられておらず、入力キー43の各キーに対するキー機能を、現在の処理状態に応じてキー機能設定部212によって割り付けるようにしたためである。
すなわち、処理状態判別部211が、携帯電話機1がいかなる種類の情報を入力可能な状態にあるかを判別し、キー機能設定部212が、処理状態判別部211によって判別された処理状態に基づいて、入力キー43及び押ボタンキーに対してキー機能を設定するようにしたので、携帯電話機1に備えられた複数の機能を実行するために必要なキーを全て設ける必要がない。
さらにまた、本実施の形態によれば、入力操作部40をデザインする際の自由度が増す。
その理由は、これまでの携帯電話機1では、複数の機能を実行するために必要な多数のキーをその機能毎に操作部に配置する必要やその操作性の制限から、入力操作部のデザインに対して大きな制約があったが、本実施の形態によれば、各種のキー機能を自由に割り付けると共に、そのキー機能を表示部に表示させて入力操作を行うようにしたことで、入力操作部のデザインに対する制約が減少するためである。
以上好ましい複数の実施の形態をあげて本発明を説明したが、本発明は必ずしも、上記実施の形態に限定されるものでなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形して実施することができる。
上述した実施の形態においては、携帯電話機を開いた状態から閉じた状態とした場合に、キー設定テーブル222毎に用意した反転用キーテーブル224の定義内容に基づいて、各入力キーへのキー機能の割り付けを反転させる構成を説明したが、そのようなキー機能の割り付けの反転を行わず(反転用キーテーブル224を備えず)、表示部21に入力キー43のイメージにオーバーラップさせて表示するキー機能の表示を反転するようにしてもよい。
例えば、携帯電話機を開いた状態で、図20に示すように、図21に示すキー設定テーブル222に基づいてキー機能が割り付けられている場合、その携帯電話機を閉じた状態にすると、操作キー41の各入力キー43の配置状態が上下に反転するが、その状態で、キー機能表示処理部213がキー設定テーブル213に基づいて再度キー機能の表示を実行することにより、入力キー43のイメージにオーバーラップさせて表示するキー機能の表示が反転する。そのようなキー機能の表示を反転させた状態を図32に示す。
図32に示すように、入力キー43のイメージに各入力キー43のキー番号毎にキー設定テーブル222で定義されたキー機能が表示されることで、キー機能の表示が図20の場合の表示と上下が反転している。
本発明の第1の実施の形態による携帯端末の開いた状態の外観図である。 第1の実施の形態による携帯電話機を折り畳んだ状態の入力操作部側の外観図である。 第1の実施の形態による携帯電話機を折り畳んだ状態の表示部側の外観図である。 第1の実施の形態による携帯電話機の入力操作部部分の断面構造を示す図である。 第1の実施の形態による携帯電話機の入力操作部の外観を示す図である。 第1の形態による携帯電話機1のハードウェア構成を示すブロック図である。 第1の形態による携帯電話機1全体の機能構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態による携帯電話機の入力操作部と入力支援部の構成を示す図である。 第1の実施の形態による入力支援部の機能的な構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態による携帯電話機で用いる処理状態−キー設定対応テーブルの例を示す図である。 第1の実施の形態による携帯電話機で用いるキー設定テーブルの例を示す図である。 第1の実施の形態による携帯電話機で用いる表示パラメータテーブルの例を示す図である。 第1の実施の形態による携帯電話機で用いる反転用キー設定テーブルの例を示す図である。 第1の実施の形態によるキー機能設定部で設定されるキー機能の割り付け例とその表示部への表示例を示す図である。 第1の実施の形態によるキー機能設定部で設定されるキー機能の割り付け例とその表示部への表示例を示す図である。 第1の実施の形態によるキー機能設定部で設定されるキー機能の割り付け例とその表示部への表示例を示す図である。 図16に示すキー機能の割付けに用いるキー設定テーブル222の定義例を示す図である。 第1の実施の形態によるキー機能設定部で設定されるキー機能の割り付け例とその表示部への表示例を示す図である。 図18に示すキー機能の割付けに用いるキー設定テーブル222の定義例を示す図である。 第1の実施の形態によるキー機能設定部で設定されるキー機能の割り付け例とその表示部への表示例を示す図である。 図20に示すキー機能の割付けに用いるキー設定テーブル222の定義例を示す図である。 図29に示すキー機能の割付けに用いるキー設定テーブル222の定義例を示す図である。 第1の実施の形態による携帯電話機1の動作を示すフローチャートである。 入力認識部によるキー入力の認識処理の動作を説明するフローチャートである。 入力認識部によるキー入力の認識処理の他の動作例を説明するフローチャートである。 第1の実施の形態による携帯電話機1の文字入力の動作を説明するフローチャートである。 本実施の形態による携帯電話機1における入力動作の具体的な動作例について説明する図である。 本実施の形態による携帯電話機1における入力動作の具体的な動作例について説明する図である。 本実施の形態による携帯電話機1における入力動作の具体的な動作例について説明する図である。 本実施の形態による携帯電話機1における入力動作の具体的な動作例について説明する図である。 本実施の形態による携帯電話機1における入力動作の具体的な動作例について説明する図である。 第1の実施の形態によるキー機能設定部で設定されるキー機能の表示部への表示が反転された例を示す図である。
符号の説明
1:携帯電話機
10:操作本体部
20:表示本体部
21:表示部
22:入力表示エリア
30:軸部
40:入力操作部
41:操作キー
43:入力キー
44:スイッチ部
210:入力支援部
211:処理状態判別部
212:キー機能設定部
213:キー機能表示処理部
214:入力認識部
220:キー機能設定記憶部
221:処理状態−キー設定対応テーブル
222:キー設定テーブル
223:表示パラメータテーブル
224:反転用キー設定テーブル
300:入力キーのイメージ
301:キー機能情報

Claims (60)

  1. 表示部を備える表示本体部と入力操作部を備える操作本体部とを有する携帯端末において、
    現在の処理状態に応じて、前記入力操作部に設けられる複数のキー部に所定のキー機能を割り付けるキー機能割付け手段と、
    前記キー部に割り付けられたキー機能の内容を前記表示部に表示させるキー機能表示手段とを備えることを特徴とする携帯端末。
  2. 表示部を備える表示本体部と入力操作部を備える操作本体部とを開閉可能に軸支してなる携帯端末において、
    前記表示部の背面と前記入力操作部の背面とを互いに付き合わせることで閉状態とする構造とし、
    現在の処理状態に応じて、前記入力操作部に設けられる複数のキー部に所定のキー機能を割り付けるキー機能割付け手段と、
    前記キー部に割り付けられたキー機能の内容を前記表示部に表示させるキー機能表示手段とを備えることを特徴とする携帯端末。
  3. 前記入力操作部が、押ボタンキーとして機能する単体の操作キーであって、その表面に接触し又は圧力を加えることによる入力が可能な複数のキー部を配置させて形成した操作キーで構成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の携帯端末。
  4. 前記操作キーの表面を複数の小区画で区分けし、当該小区画部分に複数の前記キー部を形成したことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の携帯端末。
  5. 前記操作キーを、前記入力操作部全体を構成する大きさとすることを特徴とする請求項3に記載の携帯端末。
  6. 前記キー機能割付け手段は、
    前記入力操作部を構成する前記操作キーの複数のキー部と押しボタン機能に対して所定のキー機能を割り付けると共に、
    前記キー機能表示手段は、前記操作キーの複数キー部のイメージに前記キー機能の内容をオーバーラップして表示させることを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載の携帯端末。
  7. 前記入力操作部の複数のキー部のうち、個々のキー部毎に、または幾つかのキー部を組み合わせた所定の範囲毎に、キー機能を割り付けることを特徴とする請求項1から請求項6の何れか1つに記載の携帯端末。
  8. 前記表示本体部と前記操作本体部を開いた状態又は閉じた状態の一方の状態において前記複数のキー部に割り当てられた前記キー機能の割り当てを、他方の状態への移行に連動して上下に反転させることを特徴とする請求項2から請求項7の何れか1つに記載の携帯端末。
  9. 前記表示本体部と前記操作本体部を開いた状態又は閉じた状態の一方の状態において前記複数のキー部に割り当てられた前記キー機能の内容の前記表示部への表示を、他方の状態への移行に連動して上下に反転させることを特徴とする請求項2から請求項7の何れか1つに記載の携帯端末。
  10. 前記入力操作部の各キー部と対応する位置に前記イメージを前記表示部に透過的に表示させることを特徴とする請求項1から請求項9の何れか1つに記載の携帯端末。
  11. 現在の処理の状態を判別する処理状態判別部と、
    現在の処理の状態に対応して前記入力操作部に設けられる複数のキー部に所定のキー機能を割り付けるキー機能設定部と、
    前記入力操作部の前記キー部のイメージを前記表示部に表示させると共に、前記キー部に割り付けられたキー機能の内容をキー表示にオーバーラップさせて表示させる入力表示処理部と、
    前記キー機能が割り付けられた前記キー部の入力操作を認識し当該キー部に割り付けられたキー機能に対応する入力情報を出力する入力認識部からなる入力支援部を備えることを特徴とする請求項1から請求項10の何れか1つに記載の携帯端末。
  12. 前記入力認識部は、接触され又は圧力が加えられた前記キー部への接触又は圧力が無くなったことを検知した場合に、前記キー部に割り当てられた前記キー機能を決定することを特徴とする請求項11に記載の携帯端末。
  13. 前記入力認識部は、前記キー部に対し、接触され又は圧力が加えられた状態で、押ボタンキーとして機能する前記操作キーが押下された場合に、前記キー部に割り当てられた前記キー機能を決定することを特徴とする請求項11に記載の携帯端末。
  14. 前記入力認識部は、前記キー部へ一定時間以上の接触がなされ又は前記キー部へ一定圧力以上の圧力が加えられたことを検知した場合に、前記キー部に割り当てられたキー機能を選択し、押ボタンキーとして機能する前記操作キーが押下された場合に、選択された前記キー機能を決定することを特徴とする請求項11に記載の携帯端末。
  15. 前記入力認識部は、前記キー部へ一定圧力が加えられたことを検知した場合に、前記キー部に割り当てられたキー機能を選択し、前記キー部へ前記一定圧力より大きい圧力であって前記操作キーの押下に必要な圧力より小さい圧力が加えられた場合に、選択された前記キー機能を決定することを特徴とする請求項11に記載の携帯端末。
  16. 前記入力認識部は、前記キー部へ一定時間以上の接触がなされ又は前記キー部へ一定圧力以上の圧力が加えられたことを検知した場合に、前記キー部に割り当てられたキー機能を選択し、前記キー部への接触又は圧力が無くなったことを検知した場合に、選択された前記キー機能を決定することを特徴とする請求項11に記載の携帯端末。
  17. 前記入力認識部は、前記キー部へ一定時間以上の接触がなされ又は前記キー部へ一定圧力以上の圧力が加えられたことを検知した場合に、前記キー部に割り当てられたキー機能を選択し、押ボタンキーとして機能する前記操作キーが押下された場合に、選択された前記キー機能を決定することを特徴とする請求項11に記載の携帯端末。
  18. 前記入力認識部は、前記キー部へ一定圧力が加えられたことを検知した場合に、前記キー部に割り当てられたキー機能を選択し、前記キー部へ前記一定圧力より大きい圧力であって前記操作キーの押下に必要な圧力より小さい圧力が加えられた場合に、選択された前記キー機能を決定することを特徴とする請求項11に記載の携帯端末。
  19. 前記処理状態に応じて前記複数のキー部に割り当てる所定のキー機能を予め定義したテーブルを複数を備え、
    前記キー機能を割り付ける手段は、前記処理状態に対応する前記テーブルの定義内容に基づいて前記所定のキー機能を割り当てることを特徴とする請求項1から請求項18の何れか1項に記載の携帯端末。
  20. 前記キー部へ接触がなされ又は圧力が加えられた場合に、前記キー機能表示手段が、当該キー部に対応して前記表示部に表示される前記キー部のキー機能の内容を強調して表示することを特徴とする請求項1から請求項19の何れか1項に記載の携帯端末。
  21. 表示部を備える表示本体部と入力操作部を備える操作本体部とを有する携帯端末のデータ入力装置であって、
    現在の処理状態に応じて、前記入力操作部に設けられる複数のキー部に所定のキー機能を割り付けるキー機能割付け手段と、
    前記キー部に割り付けられたキー機能の内容を前記表示部に表示させるキー機能表示手段を有することを特徴とする携帯端末のデータ入力装置。
  22. 表示部を備える表示本体部と入力操作部を備える操作本体部とを開閉可能に軸支してなる携帯端末のデータ入力装置であって、
    前記携帯端末を、前記表示部の背面と前記入力操作部の背面とを互いに付き合わせることで閉状態とする構造とし、
    現在の処理状態に応じて、前記入力操作部に設けられる複数のキー部に所定のキー機能を割り付けるキー機能割付け手段と、
    前記キー部に割り付けられたキー機能の内容を前記表示部に表示させるキー機能表示手段を有することを特徴とする携帯端末のデータ入力装置。
  23. 前記入力操作部が、押ボタンキーとして機能する単体の操作キーであって、その表面に接触し又は圧力を加えることによる入力が可能な複数のキー部を配置させて形成した操作キーで構成されることを特徴とする請求項21又は請求項22に記載の携帯端末のデータ入力装置。
  24. 前記操作キーの表面を複数の小区画で区分けし、当該小区画部分に複数の前記キー部を形成したことを特徴とする請求項21から請求項23の何れか1項に記載の携帯端末のデータ入力装置。
  25. 前記ボタンキーを、前記入力操作部全体を構成する大きさとすることを特徴とする請求項24に記載の携帯端末のデータ入力装置。
  26. 前記キー機能割付け手段は、
    前記入力操作部を構成する前記操作キーの複数のキー部と押しボタン機能に対して所定のキー機能を割り付けると共に、
    前記キー機能表示手段は、前記操作キーの複数キー部のイメージに前記キー機能の内容をオーバーラップして表示させることを特徴とする請求項21から請求項25の何れか1項に記載の携帯端末のデータ入力装置。
  27. 前記入力操作部の複数のキー部のうち、個々のキー部毎に、または幾つかのキー部を組み合わせた所定の範囲毎に、キー機能を割り付けることを特徴とする請求項21から請求項26の何れか1つに記載の携帯端末のデータ入力装置。
  28. 前記表示本体部と前記操作本体部を開いた状態又は閉じた状態の一方の状態において前記複数のキー部に割り当てられた前記キー機能の割り当てを、他方の状態への移行に連動して上下に反転させることを特徴とする請求項22から請求項27の何れか1つに記載の携帯端末のデータ入力装置。
  29. 前記表示本体部と前記操作本体部を開いた状態又は閉じた状態の一方の状態において前記複数のキー部に割り当てられた前記キー機能の内容の前記表示部への表示を、他方の状態への移行に連動して上下に反転させることを特徴とする請求項22から請求項27の何れか1つに記載の携帯端末のデータ入力装置。
  30. 前記入力操作部の各キー部と対応する位置に前記イメージを前記表示部に透過的に表示させることを特徴とする請求項21から請求項29の何れか1つに記載の携帯端末のデータ入力装置。
  31. 現在の処理の状態を判別する処理状態判別部と、
    現在の処理の状態に対応して前記入力操作部に設けられる複数のキー部に所定のキー機能を割り付けるキー機能設定部と、
    前記入力操作部の前記キー部のイメージを前記表示部に表示させると共に、前記キー部に割り付けられたキー機能の内容をキー表示にオーバーラップさせて表示させる入力表示処理部と、
    前記キー機能が割り付けられた前記キー部の入力操作を認識し当該キー部に割り付けられたキー機能に対応する入力情報を出力する入力認識部からなる入力支援部を備えることを特徴とする請求項21から請求項30の何れか1つに記載の携帯端末のデータ入力装置。
  32. 前記入力認識部は、接触され又は圧力が加えられた前記キー部への接触又は圧力が無くなったことを検知した場合に、前記キー部に割り当てられた前記キー機能を決定することを特徴とする請求項31に記載の携帯端末のデータ入力装置。
  33. 前記入力認識部は、前記キー部に対し、接触され又は圧力が加えられた状態で、押ボタンキーとして機能する前記操作キーが押下された場合に、前記キー部に割り当てられた前記キー機能を決定することを特徴とする請求項31に記載の携帯端末のデータ入力装置。
  34. 前記入力認識部は、前記キー部へ一定時間以上の接触がなされ又は前記キー部へ一定圧力以上の圧力が加えられたことを検知した場合に、前記キー部に割り当てられたキー機能を選択し、押ボタンキーとして機能する前記操作キーが押下された場合に、選択された前記キー機能を決定することを特徴とする請求項31に記載の携帯端末のデータ入力装置。
  35. 前記入力認識部は、前記キー部へ一定圧力が加えられたことを検知した場合に、前記キー部に割り当てられたキー機能を選択し、前記キー部へ前記一定圧力より大きい圧力であって前記操作キーの押下に必要な圧力より小さい圧力が加えられた場合に、選択された前記キー機能を決定することを特徴とする請求項31に記載の携帯端末のデータ入力装置。
  36. 前記入力認識部は、前記キー部へ一定時間以上の接触がなされ又は前記キー部へ一定圧力以上の圧力が加えられたことを検知した場合に、前記キー部に割り当てられたキー機能を選択し、前記キー部への接触又は圧力が無くなったことを検知した場合に、選択された前記キー機能を決定することを特徴とする請求項31に記載の携帯端末のデータ入力装置。
  37. 前記入力認識部は、前記キー部へ一定時間以上の接触がなされ又は前記キー部へ一定圧力以上の圧力が加えられたことを検知した場合に、前記キー部に割り当てられたキー機能を選択し、押ボタンキーとして機能する前記操作キーが押下された場合に、選択された前記キー機能を決定することを特徴とする請求項31に記載の携帯端末のデータ入力装置。
  38. 前記入力認識部は、前記キー部へ一定圧力が加えられたことを検知した場合に、前記キー部に割り当てられたキー機能を選択し、前記キー部へ前記一定圧力より大きい圧力であって前記操作キーの押下に必要な圧力より小さい圧力が加えられた場合に、選択された前記キー機能を決定することを特徴とする請求項31に記載の携帯端末のデータ入力装置。
  39. 前記処理状態に応じて前記複数のキー部に割り当てる所定のキー機能を予め定義したテーブルを複数を備え、
    前記キー機能を割り付ける手段は、前記処理状態に対応する前記テーブルの定義内容に基づいて前記所定のキー機能を割り当てることを特徴とする請求項21から請求項38の何れか1項に記載の携帯端末のデータ入力装置。
  40. 前記キー部へ接触がなされ又は圧力が加えられた場合に、前記キー機能表示手段が、当該キー部に対応して前記表示部に表示される前記キー部のキー機能の内容を強調して表示することを特徴とする請求項22から請求項39の何れか1項に記載の携帯端末のデータ入力装置。
  41. 表示部を備える表示本体部と入力操作部を備える操作本体部とを有する携帯端末のデータ入力支援方法であって、
    現在の処理状態に応じて、前記入力操作部に設けられる複数のキー部に所定のキー機能を割り付け、
    前記キー部に割り付けられたキー機能の内容を前記表示部に表示させることを特徴とする携帯端末のデータ入力支援方法。
  42. 表示部を備える表示本体部と入力操作部を備える操作本体部とを開閉可能に軸支してなる携帯端末のデータ入力支援方法であって、
    前記表示部の背面と前記入力操作部の背面とを互いに付き合わせることで閉状態とする構造とした前記携帯端末に、
    現在の処理状態に応じて、前記入力操作部に設けられる複数のキー部に所定のキー機能を割り付け、
    前記キー部に割り付けられたキー機能の内容を前記表示部に表示させることを特徴とする携帯端末のデータ入力支援方法。
  43. 前記キー機能割付けにおいて、
    前記入力操作部を構成する前記操作キーの複数のキー部と押しボタン機能に対して所定のキー機能を割り付けると共に、
    前記キー機能表示手段は、前記操作キーの複数キー部のイメージに前記キー機能の内容をオーバーラップして表示させることを特徴とする請求項41又は請求項42に記載の携帯端末のデータ入力支援方法。
  44. 前記キー機能割付けにおいて、前記入力操作部の複数のキー部のうち、個々のキー部毎に、または幾つかのキー部を組み合わせた所定の範囲毎に、キー機能を割り付けることを特徴とする請求項41から請求項43の何れか1項に記載の携帯端末のデータ入力支援方法。
  45. 前記表示本体部と前記操作本体部を開いた状態又は閉じた状態の一方の状態において前記複数のキー部に割り当てられた前記キー機能の割り当てを、他方の状態への移行に連動して上下に反転させることを特徴とする請求項41から請求項44の何れか1つに記載の携帯端末のデータ入力支援方法。
  46. 前記表示本体部と前記操作本体部を開いた状態又は閉じた状態の一方の状態において前記複数のキー部に割り当てられた前記キー機能の内容の前記表示部への表示を、他方の状態への移行に連動して上下に反転させることを特徴とする請求項42から請求項45の何れか1つに記載の携帯端末のデータ入力支援方法。
  47. 前記キー部へ接触がなされ又は圧力が加えられた場合に、当該キー部に対応して前記表示部に表示される前記キー部のキー機能の内容を強調して表示することを特徴とする請求項42から請求項46の何れか1項に記載の携帯端末のデータ入力支援方法。
  48. 前記入力操作部の各キー部と対応する位置に前記イメージを前記表示部に透過的に表示させることを特徴とする請求項42から請求項47の何れか1つに記載の携帯端末のデータ入力支援方法。
  49. 表示部を備える表示本体部と入力操作部を備える操作本体部とを有する携帯端末上で実行されるデータ入力支援プログラムであって、
    現在の処理状態に応じて、前記入力操作部に設けられる複数のキー部に所定のキー機能を割り付ける機能と、
    前記キー部に割り付けられたキー機能の内容を前記表示部に表示させる機能を前記携帯端末に持たせることを特徴とする携帯端末のデータ入力支援プログラム。
  50. 表示部を備える表示本体部と入力操作部を備える操作本体部とを開閉可能に軸支してなる携帯端末上で実行されるデータ入力支援プログラムであって、
    前記表示部の背面と前記入力操作部の背面とを互いに付き合わせることで閉状態とする構造とした前記携帯端末に、
    現在の処理状態に応じて、前記入力操作部に設けられる複数のキー部に所定のキー機能を割り付ける機能と、
    前記キー部に割り付けられたキー機能の内容を前記表示部に表示させる機能を前記携帯端末に持たせることを特徴とする携帯端末のデータ入力支援プログラム。
  51. 前記キー機能割付け機能は、
    前記入力操作部を構成する前記操作キーの複数のキー部と押しボタン機能に対して所定のキー機能を割り付けると共に、
    前記キー機能表示手段は、前記操作キーの複数キー部のイメージに前記キー機能の内容をオーバーラップして表示させることを特徴とする請求項49請求項50に記載の携帯端末のデータ入力支援プログラム。
  52. 前記キー機能割付け機能は、前記入力操作部の複数のキー部のうち、個々のキー部毎に、または幾つかのキー部を組み合わせた所定の範囲毎に、キー機能を割り付けることを特徴とする請求項49から請求項51の何れか一項に記載の携帯端末のデータ入力支援プログラム。
  53. 前記表示本体部と前記操作本体部を開いた状態又は閉じた状態の一方の状態において前記複数のキー部に割り当てられた前記キー機能の割り当てを、他方の状態への移行に連動して上下に反転させる機能を有することを特徴とする請求項50から請求項52の何れか1つに記載の携帯端末のデータ入力支援プログラム。
  54. 前記表示本体部と前記操作本体部を開いた状態又は閉じた状態の一方の状態において前記複数のキー部に割り当てられた前記キー機能の内容の前記表示部への表示を、他方の状態への移行に連動して上下に反転させることを特徴とする請求項50から請求項52の何れか1つに記載の携帯端末のデータ入力支援プログラム。
  55. 前記入力操作部の各キー部と対応する位置に前記イメージを前記表示部に透過的に表示させる機能を有することを特徴とする請求項49から請求項54の何れか1つに記載の携帯端末のデータ入力支援プログラム。
  56. 表示部を備える表示本体部と入力操作部を備える操作本体部とを有する携帯端末のデータ入力方法であって、
    前記入力操作部に設けられた複数のキー部の何れかのキー部に対し、一定時間以上の接触がなされたことを検知した場合に、接触された前記キー部に割り当てられたキー機能を選択し、
    前記キー部に対する接触が無くなったことを検知した場合に、選択された前記キー機能を決定することを特徴とする携帯端末のデータ入力方法。
  57. 表示部を備える表示本体部と入力操作部を備える操作本体部とを有する携帯端末のデータ入力方法であって、
    前記入力操作部に設けられた複数のキー部の何れかに一定圧力の圧力が加えられたことを検知することにより、圧力が加えられた前記キー部に割り当てられたキー機能を選択し、
    前記キー部に対する圧力が無くなったことを検知した場合に、選択された前記キー機能を決定することを特徴とする携帯端末のデータ入力方法。
  58. 表示部を備える表示本体部と入力操作部を備える操作本体部とを有する携帯端末のデータ入力方法であって、
    前記入力操作部に設けられた複数のキー部の何れかのキー部に対し、一定圧力の圧力が加えられたことを検知した場合に、圧力が加えられた前記キー部に割り当てられたキー機能を選択し、
    前記キー部に対し、前記一定圧力より大きな圧力が加えられたことを検知した場合に、選択された前記キー機能を決定することを特徴とする携帯端末のデータ入力方法。
  59. 前記キー部に対し、前記一定圧力以上であって押ボタンキーとして機能する前記入力操作部の押下に必要な圧力以下の圧力が加えられたことを検知した場合に、選択された前記キー機能を決定することを特徴とする請求項58に記載の携帯端末のデータ入力方法。
  60. 表示部を備える表示本体部と入力操作部を備える操作本体部とを有する携帯端末のデータ入力方法であって、
    押ボタンキーとして機能する前記入力操作部に設けられた複数のキー部の何れかのキー部に対し、一定時間以上の接触がなされ又は一定圧力以上の圧力が加えられたことを検知した場合に、接触され又は圧力が加えられた前記キー部に割り当てられたキー機能を選択し、
    前記入力操作部が押下された場合に、選択された前記キー機能を決定することを特徴とする携帯端末のデータ入力方法。
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