JP2007163922A - 現像剤収容容器の接合構造、現像剤収容容器および画像形成装置 - Google Patents

現像剤収容容器の接合構造、現像剤収容容器および画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】現像剤の漏出に細心の注意を払うことなく、また、ワンアクションで、その現像剤の補給作業を行い得るようにすることにより、取り扱いの容易な現像剤収容容器の接合構造を実現して、現像剤収容容器や画像形成装置を提供すること。
【解決手段】記録用紙に画像形成するトナーを収容する現像剤収容容器であって、当該現像剤収容容器同士を連結可能に雌開口部21と雄開口部22が配設されており、これら開口部は連結接合する周縁部23、24内に収容トナーを流通可能に流通口25、26が開口しているとともに、この流通口は連結接合時に切断部材31により切断されて差込部材33と収装部材34の間に巻き取られる切断フィルム27により閉塞されている。
【選択図】図8

Description

本発明は、現像剤収容容器の接合構造、現像剤収容容器および画像形成装置に関し、詳しくは、現像剤が漏れるなどしないように細心の注意を払って現像剤収容容器を交換する作業に替えて、当該現像剤の漏出する心配のない現像剤の補充作業を実現することのできるものに関する。
従来より、感光体により作製した像担持体の表面に画像データに基づく静電潜像を露光形成する電子写真記録方式の画像形成装置が知られており、この画像形成装置では、現像器(プロセスユニット)がその像担持体表面の静電潜像にトナー(現像剤)を付着させることにより顕像化するトナー現像を行って、そのトナー像を記録用紙などの記録媒体に転写して画像形成する。
この種の画像形成装置では、像担持体表面の静電潜像を現像するトナーを、現像器に供給可能に装置本体内に貯留するようになっており、このトナーは記録用紙などへの画像形成毎に消費されることから、トナーを貯留するホッパー内に補充して貯留する方式が採用されたり(例えば、特許文献1、2参照)、トナーを貯留する収容容器を交換することにより補給する方式が採用されている(例えば、特許文献3参照)。
ここで、このトナーは、微細な粉体であることから、収容容器の交換時に零れたり漏れて煙状に浮遊してしまうと、周囲に付着させて汚染させてしまうとともに、その清掃が面倒である。このため、そのトナーの補充やその収容容器の交換時にトナーが漏出しないように各種工夫がなされており(例えば、特許文献1、2参照)、また、交換するトナーの収容容器では、その収容容器を減容させることにより取り扱い易くすることも行われている(例えば、特許文献3参照)。
実公平4−30605号公報 特公平4−76112号公報 特許第3570714号公報
しかしながら、上記特許文献1〜3に記載のような現像剤収容容器にあっては、その収容容器を装置本体側から外す作業や、新たな容器を装置本体側に接続する作業などの各種作業が必要であり、面倒である。また、その作業中においても、現像剤収容容器を装置本体側に接続する際には、容器を嵌める/捻るなどの多段階の動作が必要であるとともに、外す際にも、容器を捻る/外すなどの多段階の動作が必要であって、面倒である。
さらに、このような現像剤収容容器にあっては、トナーの補給作業中にトナーが漏出することを防止する各種工夫がなされているが、装置本体側から外した現像剤収容容器からトナーが漏出して作業者や周囲を汚染させてしまう場合があることから、トナーが漏出しないように細心の注意を払いつつ作業を行わなければならず、煩雑である。
また、上記特許文献1〜3に記載のもの以外の現像剤収容容器でも、トナーの補給口を開放してから装置本体側へ装着するタイプのものがある。このタイプの現像剤収容容器では、その装置本体側への装着時にトナーが漏出などしないように細心の注意が必要であるとともに、トナーの補給口を開放するために剥がした密閉フィルムなどにはトナーが付着していることから、その処分の際にも、トナーが周囲に付着して汚染させてしまわないように細心の注意を払わなければならず、煩雑である。
そこで、本発明は、現像剤の漏出に細心の注意を払うことなく、また、ワンアクションで、その現像剤の補給作業を行い得るようにすることにより、取り扱いの容易な現像剤収容容器の接合構造を実現して、現像剤収容容器や画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する現像剤収容容器の接合構造の第1の発明は、記録媒体に画像を形成する現像剤の収容容器を、該現像剤を供給可能に当該供給先に接合する接合構造であって、現像剤の収容容器内の収容空間を画成する壁面に形成されて該現像剤の流通を可能に開口する流通口と、該流通口から現像剤が漏れないように当該流通口を閉塞するフィルム部材と、接合相手と流通口同士を接合する際にフィルム部材を該流通口の縁に沿うように切断する切断部材と、を備えることを特徴とするものである。
この発明では、画像形成装置本体側に現像剤収容容器を装着する際には、現像剤収容容器の流通口を相手側と合わせるように接合するのと同時に、その流通口を閉塞するフィルム部材を縁に沿うように切断して大きく開口させることができる。したがって、現像剤収容容器の流通口からフィルム部材を剥がすことなく、その流通口を合わせて接合するだけで、収容空間内の現像剤を流出・流入可能に相手側と接合することができ、接合可能な流通口を有する相手側(画像形成装置本体や別個の現像剤収容容器など)に未使用の現像剤収容容器を簡易かつ容易に接合して現像剤を補給することができる。
上記課題を解決する現像剤収容容器の接合構造の第2の発明は、上記第1の発明の特定事項に加え、前記現像剤収容容器および供給先の流通口として、現像剤の漏れなく互いに閉塞状態に連結可能な雄雌構造の雄開口部および雌開口部を備えており、該雄開口部または雌開口部の一方が接合相手の雄開口部または雌開口部の他方に連結可能に収容容器の壁面の外面側に開口するように形成されていることを特徴とするものである。
この発明では、収容容器の外面に開口する雄開口部と雌開口部(流通口)を連結することにより一方が他方の開口内に進入して現像剤の漏れのないように流通口を接合することができる。したがって、雄雌構造を合わせるだけで、収容空間内の現像剤を漏れなく流出・流入可能に相手側と接合することができ、未使用の現像剤収容容器を現像剤の漏出の恐れなく簡易かつ容易に接合して補給作業を行うことができる。
上記課題を解決する現像剤収容容器の接合構造の第3の発明は、上記第2の発明の特定事項に加え、前記切断部材は、雄開口部または雌開口部の一方に配設されていることを特徴とするものである。
この発明では、収容容器の外面に開口する雄開口部と雌開口部を連結する際に、一方に配設された切断部材がその雄開口部や雌開口部の流通口を閉塞するフィルム部材をその連結接合と同時に切断して開口させることができる。したがって、流通口の開口する雄開口部または雌開口部の一方側にのみ切断部材を配設するだけで、他方側にも切断部材を配設するために相対位置を調整するなどの煩雑な設計を行うことなく、フィルム部材を切断して流通口を開口可能に容易に設計することができる。
上記課題を解決する現像剤収容容器の接合構造の第4の発明は、上記第2または3の発明の特定事項に加え、前記切断部材は、フィルム部材の一箇所または二箇所以上から切断を開始する切断開始部と、該切断開始部から流通口の開口縁に沿う形状にフィルム部材を切断する切断継続部と、を備えており、該切断開始部は、雄開口部と雌開口部が互いに閉塞状態に連結する接合動作時の相対位置に達したときに、フィルム部材の切断を開始するように設計されていることを特徴とするものである。
この発明では、収容容器の外面に開口する雄開口部および雌開口部が現像剤の漏れのないように流通口を連結する状態になってから、その流通口を閉塞するフィルム部材に切断部材の切断開始部が突き刺さるなどして切断を開始し、さらに、その雄開口部と雌開口部の連結が進むに連れて切断部材の切断継続部が流通口の縁に沿うようにそのフィルム部材を切断して現像剤を流通可能に流通口が接合される。したがって、収容容器の外面に開口する雄開口部と雌開口部が閉塞状態に連結される前に、フィルム部材の切断が開始されて、収容容器内の現像剤が漏れてしまうことを回避しつつ、その流通口を現像剤の漏れなく接合することができ、信頼性高く未使用の現像剤収容容器を現像剤の漏出なく簡易かつ容易に接合して補給作業を行うことができる。
上記課題を解決する現像剤収容容器の接合構造の第5の発明は、上記第4の発明の特定事項に加え、前記雄開口部および雌開口部の流通口は、概略四角形状に形成されて現像剤を流通可能に開口されており、前記切断部材は、流通口の内側の対向面の近傍に切断継続部が位置するように一対形成されて、該切断継続部内に切断開始部が位置するように設計されているとともに、該切断部材の間には、切断するフィルム部材を当該切断部材から離隔する方向に牽引する牽引部材が形成されていることを特徴とするものである。
この発明では、概略四角形状の雄開口部および雌開口部の流通口が現像剤の漏れなく連結される際には、切断部材の切断開始部がその概略四角形状の流通口の対向面近傍のフィルム部材に突き刺さるなどして切断を開始し、さらに、その雄開口部と雌開口部の連結が進むに連れて切断部材の切断継続部がその対向面の縁に沿うようにそのフィルム部材を直線的に切断する。このとき、この切断と並行して、その切断されたフィルム部材が切断部材から離隔する方向に牽引されて切断箇所が拡大されることにより流通口から完全に切断される。したがって、四角形状で開口する流通口であっても閉塞するフィルム部材を流通口内に残存させてしまうことなく開口させることができ、信頼性高く現像剤を流通可能に流通口を接合して補給することができる。
上記課題を解決する現像剤収容容器の接合構造の第6の発明は、上記第4の発明の特定事項に加え、前記雄開口部および雌開口部の流通口は、概略円形状に形成されて現像剤を流通可能に開口されており、前記切断部材は、流通口の内周面の近傍を同一方向に半周するように切断継続部が一対形成されて、該切断継続部内に切断開始部が位置するように設計されているとともに、該切断部材の間には、切断するフィルム部材を当該切断部材から離隔する方向に牽引する牽引部材が形成されていることを特徴とするものである。
この発明では、概略円形状の雄開口部および雌開口部の流通口が現像剤の漏れなく連結される際には、切断部材の切断開始部がその概略円形状の流通口の内周面近傍のフィルム部材に突き刺さるなどして切断を開始し、さらに、その雄開口部と雌開口部の連結が進むに連れて切断部材の切断継続部がその内周面の縁に沿うようにそのフィルム部材を切断する。このとき、この切断と並行して、その切断されたフィルム部材が切断部材から離隔する方向に牽引されて切断箇所が拡大されることにより流通口から完全に切断される。したがって、円形状で開口する流通口内にフィルム部材を残存させてしまうことなく開口させることができ、信頼性高く現像剤を流通可能に流通口を接合して補給することができる。
上記課題を解決する現像剤収容容器の接合構造の第7の発明は、上記第2から第6のいずれかの発明の特定事項に加え、前記雄開口部および雌開口部の流通口内に配設されて、該流通口を閉塞するフィルム部材を現像剤の流通方向と平行になる姿勢に強制的に変化させる強制部材を備えており、該強制部材は、雄開口部と雌開口部が互いに閉塞状態に連結する接合動作時の相対位置に達したときにフィルム部材を互いの間で挟み込むように対面して、当該連結接合が深くなるに連れて当該対面面積の拡大する対面部を有することを特徴とするものである。
この発明では、収容容器の外面に開口する雄開口部と雌開口部の流通口が現像剤の漏れなく連結接合する状態になってから、切断部材の切断するフィルム部材が強制部材の対面部間に徐々に挟み込まれて(切断部材から離隔する方向に牽引されて)、その雄開口部と雌開口部の連結接合する方向、言い換えると、流通口の開口する流通方向と平行な姿勢に強制的に変化される。したがって、流通口から切断されたフィルム部材は、現像剤の流通方向と平行になって、その流通を妨げてしまうことがない。
上記課題を解決する現像剤収容容器の接合構造の第8の発明は、上記第7の発明の特定事項に加え、前記強制部材は、一方が概略断面I字形状に形成されて現像剤の流通方向と平行になる姿勢に配設されているとともに、他方が概略断面U字形状に形成されて該U字の底部側が現像剤の流通方向上流側に位置して、接合時には一方を内部に収装するように配設されていることを特徴とするものである。
この発明では、収容容器の外面に開口する雄開口部と雌開口部の流通口が現像剤の漏れなく連結接合する際に、I字形状がU字形状内に収装されることにより、切断部材の切断するフィルム部材がそのI字形状の両面に対面するU字形状内に折り畳まれるようにして挟み込まれて(巻き込まれるように牽引されて)、流通口の開口する流通方向(雄開口部と雌開口部の連結接合する方向)と平行な姿勢に強制的に変化される。したがって、流通口から切断されたフィルム部材は、現像剤の流通方向と平行な姿勢でコンパクトになって、その流通を妨げてしまうことがない。このとき、強制部材のU字形状は底部が現像剤の流通方向上流側に位置することにより開口していないので、その内部に現像剤が溜まってしまうことがない。
上記課題を解決する現像剤収容容器の第1の発明は、記録媒体に画像を形成する現像剤の収容容器であって、現像剤の収容空間を画成する壁面に、該現像剤の供給先に当該現像剤を供給可能に連結させる連結部を備えており、該連結部が上記の第1の発明から第8の発明のいずれかに記載の接合構造を有することを特徴とするものである。
この発明では、上記発明の現像剤収容容器の接合構造により現像剤の供給を受ける側と連結することができる。したがって、上記発明による作用効果を得ることができ、現像剤収容容器の流通口からフィルム部材を剥がすことなく、その流通口を相手側と合わせるだけで、未使用の現像剤収容容器を簡易かつ容易に接合して現像剤を補給することができる。
上記課題を解決する現像剤収容容器の第2の発明は、上記第1の発明の特定事項に加え、前記連結部は、別個の現像剤収容容器の流通口の開口方向に相対的に接近させることにより互いに係合して、該現像剤収容容器同士の連結状態を維持する係合部を備えることを特徴とするものである。
この発明では、使用済みの現像剤収容容器に未使用の現像剤収容容器を互いの流通口の開口方向に接近させるだけで連結することができ、その現像剤収容容器同士が互いに係合して連結状態を維持することができる。したがって、現像剤収容容器同士を一方向に相対移動させる操作(ワンアクション)で連結を完了することができ、複数個の現像剤収容容器を容易かつ簡易に装着して現像剤を補給することができる。
上記課題を解決する現像剤収容容器の第3の発明は、上記第1または第2の発明の特定事項に加え、前記連結部は、収容空間内に収容する現像剤の種別毎の構造に設計されていることを特徴とするものである。
この発明では、使用済みの現像剤収容容器と未使用の現像剤収容容器の連結部同士を連結させる際に、収容する現像剤の種別に応じてその連結が許容または拒否される。したがって、混合させてはいけない現像剤を収容する現像剤収容容器を連結させてしまうことを回避することができる。
上記課題を解決する現像剤収容容器の第4の発明は、上記第1から第3のいずれかの発明の特定事項に加え、前記連結部は、供給先との連結動作時に振動を発生する構造に形成されていることを特徴とするものである。
この発明では、未使用の現像剤収容容器を使用済みの現像剤収容容器に連結して現像剤の収容空間を連通させる際に振動を与えることができ、その収容空間を画成する壁面部材の内面に付着する現像剤を振り落とすことができる。したがって、収容空間内に収容する現像剤を無駄なく使用することができる。
上記課題を解決する画像形成装置の第1の発明は、像担持体表面に形成された静電潜像を現像剤により現像する現像ユニットと、該現像ユニットに現像剤を補給する補給ユニットと、を備えて、補給される現像剤により現像した像担持体表面の画像を転写することにより記録媒体に画像を記録形成するプロセスを繰り返し行い得る画像形成装置であって、補給ユニットは、現像剤を収容する容器をセットするセット部が上記の第1の発明から第4のいずれかに記載の現像剤収容容器から現像剤の供給を受け取り可能に該現像剤収容容器を連結する連結部を備えることを特徴とするものである。
この発明では、上記発明の現像剤収容容器を現像剤の供給を受ける連結部に連結して装着することができる。したがって、上記発明による作用効果を得ることができ、画像形成装置本体から使用済みの現像剤収容容器を外す交換作業を行うことなく、また、現像剤が漏れてしまうことなく、さらに、複数個の現像剤収容容器を連結することもできる。
このように本発明によれば、未使用の現像剤収容容器を現像剤の流通口を合わせるように現像剤の供給相手に接合するだけで、その現像剤収容容器の流通口を閉塞するフィルム部材を剥がすことなく、そのフィルム部材を切断するのと同時に接合することができる。このとき、流通口を現像剤の漏れなく閉塞する状態に連結接合してからそのフィルム部材を切断することにより、現像剤の漏出のない連結接合を実現することができる。したがって、画像形成装置本体や別個の現像剤収容容器などに未使用の現像剤収容容器を、フィルム部材を剥がすことなく、簡易かつ容易に接合して現像剤を補給する作業を完了することができる。
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図8は本発明に係る現像剤収容容器をセット可能な画像形成装置の第1実施形態を示す図である。
図1および図2において、画像形成装置は、文字等の画像を作成・出力するパーソナルコンピュータなどの外部装置に接続して利用するプリンタである。この画像形成装置は、その外部装置から送られてきた文字等の画像データを受け取って電子写真記録方式により感光体ドラム(像担持体)11上に静電潜像を形成した後に、現像ユニット12がその静電潜像にトナー(現像剤)を選択的に付着させることにより現像してトナー像を形成するようになっており、このトナー像を搬送されてきた記録用紙の一面側または両面側に転写・定着させることにより画像形成するように構築されている。この現像ユニット12が感光体ドラム11上の静電潜像を現像するトナーは、補給ユニット13から供給(補給)するように設計されている。
この補給ユニット13は、装置本体Hの外装ハウジングh内に確保されているセット空間(セット部)14に現像剤収容容器20をセットするようになっており、現像ユニット12に連設されている装置本体H側の搬送部15の連結部21に現像剤収容容器20の連結部22を連結してセットする。この装置本体H側の搬送部15は、例えば、スクリューなどの不図示の搬送手段を内装する流通空間15a(図3(b)参照)内に、連結部21、22を介してその現像剤収容容器20内に収容されているトナーが落とし込まれるように降下してくることにより現像ユニット12側に搬送供給するトナーを受け取る。ここで、補給ユニット13のセット空間14は、現像ユニット12が感光体ドラム11上の静電潜像を繰り返し現像可能な量のトナーを、言い換えると、現像ユニット12の使用限界(寿命)に応じた量のトナーを収容する現像剤収容容器20をセット可能な容積に設定されており、後述するように、その現像処理可能なトナー量分に対応する個数の現像剤収容容器20を連結接合可能に設計されている。
この搬送部15と補給ユニット13の連結部21、22は、図3および図4に示すように、互いに組み合わせ可能な寸法の概略四角の筒形状に、例えば、樹脂材料などを金型成形することにより作製されており、一対の雄雌構造に設計されている。現像ユニット12(装置本体H)側の連結部21は、搬送部15の上部に配設されており、内部の流通空間15aを外部に開放する開口形状に形成された雌開口部(雌連結部)21に設計されている。補給ユニット13(現像剤収容容器20)側の連結部22は、現像剤収容容器20の下部に配設されており、内部の収容空間20aを外部に開放する開口形状に形成された雄開口部(雄連結部)22に設計されている。
現像ユニット12側の雌開口部21は、図3に示すように、搬送部15の流通空間15aを画成する壁面部材15bの上部に連設されており、その流通空間15a内へのトナーの流入を許容するように、概略四角の筒形状に形成された周縁部23内に流通口25が開口する。一方、補給ユニット13側の雄開口部22は、図4に示すように、現像剤収容容器20内の収容空間20aを画成する壁面部材20bの下部に連設されており、その収容空間20a内からのトナーの流出を許容するように、概略四角の筒形状に形成された周縁部24内に流通口26が開口する。すなわち、雌開口部21と雄開口部22は、トナーの流通を許容する連通部を内装するように周縁部23、24内に流通口25、26が開口している。ここで、本実施形態では、連結部と連通部を一体に構築した構造の雌開口部21と雄開口部22を一例に説明するが、これに限るものではなく、例えば、連結部専用の構造と連通部専用の構造を別個に構築してもよいことは言うまでもない。
そして、この現像ユニット12と補給ユニット13は、搬送部15の雌開口部21の周縁部23の内面間隔が、現像剤収容容器20の雄開口部22の周縁部24の外面間隔と略同一寸法に設定されている。
これにより、現像ユニット12と補給ユニット13は、図6に示すように、搬送部15上部の雌開口部21の周縁部23内に現像剤収容容器20下部の雄開口部22の周縁部24を摺接させつつ面接触する状態で嵌入させて内装状態にすることができ、互いの流通口25、26を共通にしてトナーが漏れることなく降下することを許容することができる。すなわち、この雌開口部21と雄開口部22は、搬送部15と現像剤収容容器20とを連結するとともに、その搬送部15の流通空間15aと現像剤収容容器20の収容空間20aとをトナーが流通(流出・流入)可能でそのトナーの漏れることのない閉塞状態に接合することができ、搬送部15に現像剤収容容器20をセット(連結・接合)することにより現像ユニット12に補給ユニット13からトナーを補給することができる。
また、補給ユニット13側の現像剤収容容器20は、図5に示すように、トナーの収容空間20aを画成する壁面部材20bの上部に、現像ユニット12の搬送部15と同一寸法の雌開口部21が連設されている。
これにより、補給ユニット13は、図7および図8に示すように、同様に、現像剤収容容器20上部の雌開口部21の周縁部23内に現像剤収容容器20下部の雄開口部22の周縁部24を摺接させつつ面接触する状態で嵌入させて内装状態にすることができ、雌開口部21と雄開口部22が別個の現像剤収容容器20の収容空間20a同士をトナーの流通(流出・流入)可能な閉塞状態に連結して、現像剤収容容器20に別個の現像剤収容容器20を連結セットすることにより補給ユニット13から現像ユニット12に補給するトナーを追加することができる。
ここで、現像剤収容容器20は、上下に配設されている雌開口部21や雄開口部22の流通口25、26の開口端面が切断フィルム27により閉塞されており、収容空間20a内の収容トナーが現像ユニット12(搬送部15や連結済みの現像剤収容容器20)側への連結前に漏れてしまわないようにして、容易に取り扱い可能に作製されている。
このことから、雌開口部21および雄開口部22は、それぞれの周縁部23、24を連結する際に、その切断フィルム27を切断するとともに、その切断後の切断フィルム27が流通口25、26でのトナーの流通の妨げにならないように処理する各種部材が配設されている。
具体的には、雌開口部21には、概略四角形状の周縁部23の内側対向面(内面)の近傍に一対の切断部材31が立設されており、この切断部材31は、雄開口部22の周縁部24の厚さ分だけその内面から離隔して隣接する位置で平行になるように一体成形されている。この切断部材31は、中央を頂点とする三角形の板形状に形成されており、その斜辺が切断刃31aに形成されているとともに、その頂点には上方に突出する針31bが形成されている。また、この切断部材31は、針31bの先端が切断フィルム27の貼られる周縁部23の開口端よりも後退する位置になるように雌開口部21に一体成形されている。
これにより、雌開口部21と雄開口部22の周縁部23、24を嵌合させて連結する際には、その流通口25、26の開口端面を閉塞する切断フィルム27を切断部材31により切断することができる。このとき、雌開口部21と雄開口部22は、周縁部23、24の開口端を突き合わせて切断フィルム27を張った状態にしつつ嵌合を開始して閉塞状態になったときに、その周縁部23、24の内面の中央付近に隣接する2箇所に切断部材31の針31bが突き刺さって切断を開始することができ、さらに、その周縁部23、24の嵌合程度が進行すると、切断刃31aがその切断を継続して切断範囲を拡大させる。すなわち、切断部材31は、雌開口部21の周縁部23側にのみ配設されており、針31bが切断開始部を構成し、切断刃31aが切断継続部を構成している。なお、本実施形態では、切断フィルム27の二箇所を切断するように、切断部材31を一対配設するが、これに限るものはなく、一箇所または三箇所以上に配設してもよく、また、その切断部材31がそれぞれ2箇所以上から切断を開始するように複数の針31bを備えていてもよいことは言うまでもない。また、この切断部材31は、雌開口部21の周縁部23側にのみ配設するのではなく、雄開口部22の周縁部24内にも配設して双方から切断フィルム27を切断するように設計してもよいが、この場合には、互いの切断部材が干渉し合わないように雌開口部21と雄開口部22とを組み合わせる周縁部23、24の相対的な位置関係に限定が掛かるため、切断するだけの場合には(本実施形態では後述する差込部材33や収装部材34も配設することから限定されてしまうが)一方側にのみ配設する方が容易に設計することができる。
また、雌開口部21は、周縁部23内の切断部材31間の中央に断面I字形状に形成された差込部材33が一体成形されており、この差込部材33は、その切断部材31と平行の鉛直姿勢で延在することにより、周縁部23の開口端に張られて流通口25を閉塞する切断フィルム27が先端部33aに接するように形成されている。一方、雄開口部22は、周縁部24内の対向面間の中央に断面U字形状に形成された収装部材34が一体成形されており、この収装部材34は、雌開口部21側の差込部材33を内部に収装可能に上部側を開口する鉛直姿勢で延在することにより、周縁部24の開口端に張られて流通口26を閉塞する切断フィルム27が先端部34aに接するように形成されている。なお、雌開口部21側の差込部材33は、周縁部23との間に雄開口部22側の周縁部24が差し込まれるためにその周縁部23の内面との間に隙間が形成されているが、その雄開口部22側の収装部材34は、その隙間内に差し込むことができることから周縁部24の内面間を横断して連続するように連設されている。
これにより、図6に示すように、補給ユニット13のセット空間14に開口する現像ユニット12の搬送部15には、その上部に配設された雌開口部21の周縁部23内に、現像剤収容容器20の雄開口部22の周縁部24を嵌入させて閉塞状態を確保しつつ連結接合させる際に、その流通口26を閉塞する切断フィルム27が切断されて連通されるのと並行して、その雌開口部21側の差込部材33が雄開口部22側の収装部材34内に進入される。このとき、切断フィルム27は、その差込部材33と収装部材34の先端部33a、34a間に挟まれるのに続いて、収装部材34内に差込部材33の周囲に巻き付くようにして進入されることにより、切断部材31間の中央方向に牽引されて、周縁部24の内面に沿うように切断範囲が広げられるとともに、その差込部材33と収装部材34の側面部33b、34b間に挟み込まれる状態に強制的に変形されつつ徐々に巻き取られる。すなわち、これら差込部材33と収装部材34は、強制部材および牽引部材を構成しており、切断フィルム27は、切断部材31により切断される箇所だけではなく、その切断部材31から収装部材34の先端部34aに向う方向(切断部材31による切断に対して交差する方向)にも切断範囲が広がることにより、差込部材33と収装部材34の側面部33b、34b間に挟み込まれて、閉塞していた流通口25の開口方向と平行になるように強制的に2つ折りに折り畳まれる。なお、本実施形態では、切断フィルム27を2つ折にしているがこれに限るものではなく、例えば、切断したフィルムの一側辺側を押さえて開口方向下方に(周縁部の内面に沿うように)強制的に折り曲げるように構成してもよい。
したがって、現像剤収容容器20内の収容トナーは、漏出のないように連結接合された雌開口部21と雄開口部22の周縁部23、24内の流通口25、26を介して、切断フィルム27により妨げられることなく、現像ユニット12側の搬送部15内に降下(流通)させて供給することができる。ここで、この流通口25、26内では、下方に開口する姿勢の収装部材34の先端部34a間に差込部材33が先端部33aから差し込まれるので、降下するトナーが切断フィルム27間や収装部材34内に溜まってしまうことはない。
また同様に、図7および図8に示すように、その現像剤収容容器20には、その上部に配設された雌開口部21の周縁部23内に、別個の現像剤収容容器20下部の雄開口部22の周縁部24を嵌入させて閉塞状態を確保しつつ連結接合させることができ、このときには、その流通口25、26を閉塞する切断フィルム27は、その連結接合と並行して切断部材31により切断されつつ差込部材33と収装部材34の間に挟み込まれるようにして巻き取られてコンパクトに2つ折りに折り畳まれる。すなわち、この補給ユニット13は、このような現像剤収容容器20同士の連結接合を繰り返すことにより、セット空間14内にセット可能な個数の現像剤収容容器20を追加してトナーを補給することができるように設計されている。
さらに、この雌開口部21と雄開口部22は、周縁部23、24の外側に互いに係合して連結状態を維持するようにロック可能なロック機構(外係合部)を備えており、雌開口部21側には、雌側ロック受け35が一体成形される一方、雄側開口部22側には、雄側ロック爪36が一体成形されている。この雌開口部21の雌側ロック受け35は、切断部材31に隣接する周縁部23外面(差込部材33と平行な外面)に対面するように横方向に延在して下方を開口させており、雄開口部22の雄側ロック爪36は、その雌側ロック受け35に対応する周縁部24外面(収装部材34と平行な外面)に対面するように立設されて、その先端部には外方に突出する爪部36aが形成されている。
これにより、雌開口部21と雄開口部22の周縁部23、24を嵌合させて閉塞状態を確保しつつ連結接合させる際には、雄側ロック爪36が雌側ロック受け35の内側に進入して先端部の爪部36aが突き抜けることにより、その雄側ロック爪36は、爪部36aが雌側ロック受け35の内面に摺接して弾性変形された後に弾性復帰してその下端部35aに対面することによって、後退する方向に移動しようとしても衝止されて引抜不能に係合ロックさせることができる。すなわち、この雌開口部21と雄開口部22は、切断フィルム27を剥がすことなく、互いを組み合わせるように接近させて周縁部23内に周縁部24を差し込む簡易なワンアクション(一操作)で連結させて、その周縁部23、24内の流通口25、26をトナーの漏出のない閉塞状態に連通接合させるとともに、その連通接合状態を維持するようにロックさせて、トナーの供給・補給作業を容易に完了することができる。
したがって、現像ユニット12の搬送部15上部の雌開口部21に、現像剤収容容器20下部の雄開口部22を連結接合した後に、その現像剤収容容器20内の収容トナーが現像ユニット12による現像プロセス(感光体ドラム11上の静電潜像のトナー現像)の繰り返しにより消費されてそのトナーの補給指示が装置本体H側からあったときには、既に装着済みの現像剤収容容器20を外すことなく(交換作業を行うことなく)、その使用済みの現像剤収容容器20上部の雌開口部21に、同一で未使用の現像剤収容容器20下部の雄開口部22を同様に連結接合させるだけで、その未使用の現像剤収容容器20内の収容トナーを使用済みの現像剤収容容器20内(収容空間20a)を介して現像ユニット12の搬送部15内(流通空間15a)に流入させて補給することができる。
そして、補給ユニット13のセット空間14内にセット可能な個数だけの現像剤収容容器20を連結接合した後に、再度、装置本体H側から現像ユニット12側へのトナーの補給指示があったときには、その現像ユニット12の寿命を特別に管理することなく使用限界と判断して、複数段の現像剤収容容器20を連結接合したまま現像ユニット12と補給ユニット13を一緒に装置本体Hから外し、未使用の現像ユニット12などを新たに装着する。すなわち、この補給ユニット13のセット空間14は、現像ユニット12の使用限界に応じた容量の現像剤収容容器20を連結接合可能に設定されており、例えば、図9(a)に示すように、大容量の現像剤収容容器20の場合には少ないトナーの補給作業で現像ユニット12の使用限界に達する一方、図9(b)に示すように、小容量の現像剤収容容器20の場合にはトナーの補給作業を都度行うように、ユーザの使い勝手に応じて選択することができる。
このように本実施形態においては、使用済みの現像剤収容容器20を外す交換作業を行う必要がないことから、トナーを漏出・飛散させることなく、現像ユニット12側の雌開口部21内に雄開口部22を差し込んで嵌合させるワンアクションの操作で、未使用の現像剤収容容器20を連結接合してトナーを補給することができる。したがって、作業者を選ぶことなく、現像剤収容容器20を簡易かつ容易に追加装着して、トナーの補給作業を完了することができる。
次に、図10および図11は、本発明に係る現像剤収容容器をセット可能な画像形成装置の第2実施形態を示す図である。ここで、本実施形態は上述実施形態と略同様に構成されているので、同様な構成には同一の符号を付して特徴部分を説明する(以下で説明する他の実施形態においても同様)。
図10および図11において、画像形成装置は、受け取った画像データの色毎に感光体ドラム11上に静電潜像を形成して、対応する各色トナーにより現像したその静電潜像のトナー像を記録用紙に転写・定着させることにより、カラー画像を記録形成する機能を備えており、その感光体ドラム11上の静電潜像を現像する各色トナー毎の現像ユニット12が準備されている。この各色毎の現像ユニット12には、該当する色のトナーを補給するように補給ユニット13(雌開口部21および雄開口部22)が設計されている。
すなわち、補給ユニット13には、各色毎の現像ユニット12に応じた色のトナーを収容する現像剤収容容器20を装着するように設計されており、その現像ユニット12の搬送部15上部や現像剤収容容器20上部の雌開口部21の雌側ロック受け35と、現像剤収容容器20下部の雄開口部22の雄側ロック爪36とは、搬送・収容トナーの色が一致する場合のみに係合ロック可能に設計されている。
具体的には、雄側ロック爪36は、図10(b)に示すように、現像剤収容容器20内の収容トナーの色毎に異なる幅wおよび厚さtに寸法設計されており、雌側ロック受け35は、図11(b)に示すように、その雄側ロック爪36を差し込み可能な幅Wおよび厚さTで周縁部23外面から離隔対面して開口するように設計されている。詳細には、雌側ロック受け35は、その雌開口部21の周縁部23外面に支持板35cが幅Wで離隔するように立設されているとともに、その外面に突起35dが形成されて雌側ロック受け35までの間隔が厚さTになるように設定されている。なお、この図10および図11に示す雌側ロック受け35と雄側ロック爪36は、図3〜図5に示すものよりも、その幅W、wや厚さT、tを小さく寸法設定して、異なる色のトナーを収容する現像剤収容容器20の場合を一例に図示している。
これにより、現像ユニット12の使用する色のトナーを収容する現像剤収容容器20の場合には、例えば、図11に示す現像ユニット12側の雌開口部21の雌側ロック受け35内に、図10に示す現像剤収容容器20側の雄開口部22の雄側ロック爪36を差し込んで係合ロックさせることができるが、異なる色のトナーを収容する図4に示す上述実施形態の現像剤収容容器20の雄開口部22の雄側ロック爪36は差し込むことができずに、切断フィルム27が切断されることもない。
このように本実施形態においては、上述実施形態による作用効果に加えて、現像ユニット12側に異なる色のトナーを収容する現像剤収容容器20が連結接合されることを拒否して、色の一致するトナーを収容する現像剤収容容器20のみの連結接合を許容することができる。したがって、トナーの補給作業で不注意による混色を発生させてしまうことを未然に防止することができ、信頼性高くトナーの補給作業を完了することができる。
ここで、本実施形態では、雄側ロック爪36と雌側ロック受け35の開口形状の幅Wや厚さTを収容トナーの色に応じた寸法にすることにより誤った現像剤収容容器20の連結接合を防止するように設計するが、これに限るものでなく、例えば、互いの対向面に組み合わせ可能なリブや溝を形成するなどしてもよいことは言うまでもない。
また、本実施形態では、現像剤収容容器20内に収容するトナーの色を種別の一例として説明するが、これに限るものではなく、トナーの粒径や特性などに応じて連結接合の許容・拒否を行うように設計してもよいことは言うまでもない。
次に、図12は、本発明に係る現像剤収容容器をセット可能な画像形成装置の第3実施形態を示す図である。
図12において、画像形成装置は、上述第2実施形態と同様に、各色トナー毎の現像ユニット12に、該当する色のトナーを補給するように補給ユニット13(雌開口部21および雄開口部22)が設計されており、その雌開口部21と雄開口部22の周縁部23、24の対面間隔Lが各色トナーの色毎に異なるように設計されている。
具体的には、雌開口部21と雄開口部22は、搬送部15や現像剤収容容器20の搬送・収容するトナーの色に応じて、それぞれの周縁部23、24の対面間隔Lを拡大または縮小させることにより、同一色のトナーを収容する現像剤収容容器20を連結接合することは許容する一方、異なる色のトナーを収容する現像剤収容容器20の連結接合は拒否するように設計する。なお、この図12に示す現像剤収容容器20は、図1〜図9に示すものよりも、収容空間20aの容積は一定のまま、周縁部23、24の対面間隔Lが小さくなるように寸法設定した場合の一例を示している。
これにより、現像ユニット12の使用する色のトナーを収容する現像剤収容容器20の場合には、例えば、図12に示すように、現像ユニット12側の雌開口部21の周縁部23に、現像剤収容容器20側の雄開口部22の周縁部24を嵌合させて連結接合させることができるが、異なる色のトナーを収容する図4に示す上述実施形態の現像剤収容容器20の雄開口部22の周縁部24は差し込むことができずに、切断フィルム27が切断されることもない。
このように本実施形態においては、上述第2実施形態による作用効果と同様に、現像ユニット12側に異なる色のトナーを収容する現像剤収容容器20が連結接合されることを拒否して、色の一致するトナーを収容する現像剤収容容器20のみの連結接合を許容することができる。したがって、トナーの補給作業で不注意による混色を発生させてしまうことを未然に防止することができ、信頼性高くトナーの補給作業を完了することができる。
次に、図13および図14は、本発明に係る現像剤収容容器をセット可能な画像形成装置の第4実施形態を示す図である。
図13において、画像形成装置は、補給ユニット13に現像剤収容容器20をセットする際に振動を発生する構造を備えており、現像ユニット12側の雌開口部21の雌側ロック受け35の内面に、横方向に延在する溝35bが複数本形成されている。
これにより、図14に示すように、現像剤収容容器20の雄開口部22を現像ユニット12側の雌開口部21に連結接合させる際には、雄開口部22の雄側ロック爪36の爪部36aが雌開口部21の雌側ロック受け35の内面に摺接して溝35b内への進入・離脱を繰り返した後に、言い換えると、振動を繰り返した後に、その爪部36aが雌側ロック受け35の下端部35aに引抜不能に係合ロックされる。
このように本実施形態においては、上述実施形態による作用効果に加えて、現像剤収容容器20の雄開口部21を現像ユニット12側の雌開口部21に連結接合させて雄側ロック爪36を雌側ロック受け35に係合ロックさせる際に振動を発生させることができ、その収容空間20aの内壁面などに付着・残留していたトナーを振り落とすことができる。したがって、現像剤収容容器20内に収容するトナーを無駄なく現像ユニット12側に補給することができる。
次に、図15および図16は、本発明に係る現像剤収容容器をセット可能な画像形成装置の第5実施形態を示す図である。
図15において、画像形成装置は、補給ユニット13に現像剤収容容40を複数段セット可能に設計されており、この現像剤収容容器40は、現像ユニット12側への複数段の連結接合を可能にする雌開口部21と雄開口部22の間が、例えば、ビニール樹脂材料などをフィルム状にした自由に変形可能な壁面部材41により作製されており、この壁面部材41によりトナーの収容空間40aが画成されている。すなわち、この自由壁面部材41は、平面方向に広がる延展面積を縮小するように自由に変形することができ、離隔する端辺を接近させて、ここでは上下に位置する雌開口部21と雄開口部22とを接近させることができる。
この自由壁面部材41は、内部に画成する収容空間40aの横断面形状が上部側ほど雌開口部21の周縁部23内の流通口25よりも大面積の相似形状になって、下部側ほど雄開口部22の周縁部24の流通口26と略同等の相似形状になるように絞られている。
これにより、現像剤収容容器40は、トナーの収容空間40aを画成する自由壁面部材41の横断面積が下方ほど絞られて、その斜め下方向に荷重を掛けている状態にすることができ、下部側の雄開口部22の周縁部24内の流通口26から収容トナーが流出しても、その自由壁面部材41を斜め下方向に荷重を掛けている状態を維持することができる。このため、現像ユニット12側で連結接合されている雌開口部21と雄開口部22の周縁部23、24内の流通口25、26を介して収容トナーを降下流入させて補給する際には、自由壁面部材41により形成されている外形を崩すことなく、収容空間40a内の収容トナーの高さがその流出量に応じて減少することになり、その収容トナーを残留させることなく補給したときには、この自由壁面部材41の上部と下部に連設されている雌開口部21の下面21aと雄開口部22の上面22aとを対面接触させる状態にすることができる。なお、雄開口部22の上面22aは、雄側ロック爪36の反対側が内方に張り出すようにフランジ形状に成形されることにより形成されている。ここで、この現像剤収容容器40は、角筒状の外装部材内にセットしたり、上部の雌開口部21を吊るす形式を採用して倒れないようにすることにより、収容トナーを残留させることなく、降下補給可能に設計しても良い。
この雌開口部21と雄開口部22は、対面接触する状態で互いに係合して水平方向に位置決め固定することができるようになっており、雌開口部21の下面21aの複数箇所に穴43が形成される一方、雄開口部22の上面22aの対応する複数箇所にはその穴43内に収装される突起44が形成されている。
これにより、現像剤収容容器40上部の雌開口部21は、収容トナーが現像ユニット12側に補給されて収容空間40aが縮小するのに応じて下部側の雄開口部22の上面22aに接近して対面接触する際に、下面21aの穴43内に上面22aの突起44が嵌り込むことにより、その周縁部23内の流通口25が下方の雄開口部22の周縁部24内の流通口26から水平方向にずれてしまうことを制限することができ、収容空間40a内の収容トナーが現像ユニット12側に補給不能になって残留してしまうことがない。すなわち、この雌開口部21の下面21aの穴43と雄開口部22の上面22aの突起44がトナーの流通を確保するように互いに係合する内係合部を構成している。
したがって、現像剤収容容器40は、現像ユニット12により収容トナーが消費されてその補給指示が装置本体H側からあったときには、図16に示すように、自由壁面部材41が収容トナーの減少に従って収容空間40aを潰すように降下(雌開口部21が雄開口部22に接近)しつつ自身の形状に応じて外側に広がる状態に変形することにより、雌開口部21が雄開口部22に対面接触するほど接近しているので、補給ユニット13から外すことなく(交換作業を行うことなく)、その下面21aの穴43内に上面22aの突起44を嵌め込んで係合させるコンパクトな状態にすることができ、その上部の雌開口部21に未使用の現像剤収容容器40の雄開口部22を連結接合することにより、下方で開口方向の一致する雌開口部21と雄開口部22の周縁部23、24内の流通口25、26を介してトナーを補給することができる。
そして、補給ユニット13のセット空間14内にセット可能な個数だけの現像剤収容容器40を連結接合した後に、再度、装置本体H側から現像ユニット12側へのトナーの補給指示があったときには、その現像ユニット12の使用限界(寿命)と判断して、複数の現像剤収容容器40の雌開口部21と雄開口部22が多段に連結接合した状態のまま(トナーを撒き散らすことなく)現像ユニット12と補給ユニット13を一緒に装置本体Hから外して、未使用の現像ユニット12などを装着する。ここで、現像剤収容容器40は、上部の雌開口部21と下部の雄開口部22が直接対面接触するコンパクトな状態になっているので、補給ユニット13のセット空間14としては、雌開口部21と雄開口部22が多段に連結接合する上に、その現像ユニット12の使用限界に達する最後の現像剤収容容器40を連結接合可能な容量、言い換えると、その多段の雌開口部21と雄開口部22に加えて最後の収容空間40aを連結接合可能な容量を確保すればよく、補給するトナーが通過するだけの使用済み現像剤収容容器により無駄にセット空間14内のスペースが占有されてしまうことを回避することができる。
このように本実施形態においては、上述実施形態による作用効果に加えて、雌開口部21と雄開口部22が崩れてしまわないように積み重ねてコンパクトに現像剤収容容器40を追加することができ、補給ユニット13のセット空間14内で使用済みの現像剤収容容器40が嵩張ってしまうことなく、未使用の現像剤収容容器40を連続して現像ユニット12側に連結接合することができる。したがって、補給ユニット13のセット空間14の容量をコンパクトに設計しつつ現像ユニット12に複数の現像剤収容容器40からトナーを補給することができる。
次に、図17〜図21は、本発明に係る現像剤収容容器をセット可能な画像形成装置の第6実施形態を示す図である。
図17および図18において、画像形成装置は、補給ユニット13に現像剤収容容50を複数段セット可能に設計されており、この現像剤収容容器50は、補給ユニット13のセット空間14の底面形状と略同一形状に形成されてヒンジ部53を介して連設されている硬質板材料からなる一対の硬質壁面部材51、52と、この硬質壁面部材51、52のヒンジ部53以外の側辺に連設されている、例えば、ビニール樹脂材料などからなるフィルム状の自由壁面部材54と、によりトナーの収容空間50aが画成されている。なお、ヒンジ部53は、硬質壁面部材51、52の一辺間を薄肉に成形することにより屈折可能に形成されている。
そして、自由壁面部材54は、硬質壁面部材51、52がヒンジ部53を介して互いに略鉛直姿勢になる状態のときに、全体で画成するトナーの収容空間50aが概略6面体箱形状になるように作製されている。
これにより、現像剤収容容器50は、硬質壁面部材51、52と自由壁面部材54により画成される収容空間50a内の収容トナーが減少したときには、図19に示すように、その硬質壁面部材51、52がヒンジ部53で屈折して互いに接近する方向に回動することにより対面接触する状態(重ねた状態)に畳むことができ、このときに、自由壁面部材54は平面方向に広がる延展面積を縮小するように自由に変形する。なお、この自由壁面部材54や硬質壁面部材51は、支持したり吊り下げる部材を装置本体H側に配置しても良く、現像剤収容容器50内の収容トナーを現像ユニット12側に全て補給した後に、その硬質壁面部材51を硬質壁面部材52に対面接触させる方向に回動させて畳むようにしても良い。
また、硬質壁面部材51、52は、図20に示すように、ヒンジ部53に隣接する箇所に雌開口部21と雄開口部22が配設されており、この雌開口部21と雄開口部22は、硬質壁面部材51、52がヒンジ部53により屈折する際に、それぞれの下面21aと上面22aを同様に対面接触させて周縁部23、24内の流通口25、26が一致するようになっている。この雌開口部21と雄開口部22は、下面21aと上面22aを対面接触させた状態を維持するように係合ロック可能なロック機構(内係合部)が一体形成されており、雌開口部21には外方に突出する爪部55aを有する雌側ロック爪55が下面21aに立設される一方、雄開口部22には雄側ロック爪36の反対側を内方に張り出したフランジ形状の雄側ロック受け56が形成されている。
これにより、硬質壁面部材51、52が屈折する際には、雌開口部21の雌側ロック爪55の爪部55aが雄開口部22の雄側ロック受け56に摺接して弾性変形された後に弾性復帰することによりその下面に係合ロックする。すなわち、この雌開口部21と雄開口部22は、硬質壁面部材51、52が屈折して対面接触するのと同時に、それぞれの周縁部23、24内の流通口25、26が一致する状態にロックされて、トナーの流通経路を確保することができる。
さらに、硬質壁面部材51、52は、ヒンジ部53の反対側で雌開口部21と雄開口部22に隣接する箇所が雌開口部21側に屈折されており、現像ユニット12側に連結接合させる雄開口部22側の硬質壁面部材52は、その雄開口部22から離隔する側が上昇して収容トナーがその流通口26に向かって流れ落ちてくるように設定される一方、硬質壁面部材51は、この硬質壁面部材52に対面接触可能に倣う形状に成形されている。
これにより、硬質壁面部材51は、収容空間50a内の収容トナーを上面側で滑らせて雄開口部22の周縁部24内の流通口26に流入させることにより、その収容トナーを残留させることなく、現像ユニット12側に降下・補給することができ、この収容空間50a内の収容トナーの減少に従って自由壁面部材54が平面方向に広がる延展面積の縮小方向に変形することによりヒンジ部53を中心に硬質壁面部材52に接近する方向に回動することができる。
したがって、現像剤収容容器50は、現像ユニット12により収容トナーが消費されてその補給指示が装置本体H側からあったときには、図19に示すように、その収容トナーの減少に従って収容空間50aを潰すように自由壁面部材54が変形するとともに硬質壁面部材51がヒンジ部53を中心に回動して硬質壁面部材52に接近(雌開口部21が雄開口部22に接近)する状態になる。この状態では、雌開口部21を雄開口部22に接触対面させるようにヒンジ部53を中心に回動させる(押下する)ことにより、その下面21a側の雌側ロック爪55を上面22a側の雄側ロック受け56に係合させてコンパクトな状態にすることができ、この後には、図21に示すように、その上部に位置する雌開口部21に未使用の現像剤収容容器50の雄開口部22を連結接合することにより、下方で開口方向の一致する雌開口部21と雄開口部22の周縁部23、24内の流通口25、26を介してトナーを補給することができる。
このように本実施形態においては、上述実施形態による作用効果に加えて、雌開口部21と雄開口部22を位置ずれすることなくヒンジ部53により回動させて現像剤収容容器50をコンパクトに積み重ねた状態にすることができ、雌側ロック爪55を雄側ロック受け56に係合ロックさせて連続して連結接合させた状態を維持することができる。したがって、複数の現像剤収容容器50を連結接合した状態でもトナーを信頼性高く現像ユニット12に補給することができる。
次に、図22〜図25は、本発明に係る現像剤収容容器をセット可能な画像形成装置の第7実施形態を示す図である。
図22および図23において、画像形成装置は、補給ユニット13に現像剤収容容60を複数段セット可能に設計されており、この現像剤収容容器60は、補給ユニット13のセット空間14の底面形状と略同一形状に形成された可撓性板材料からなる4枚の可撓壁面部材61〜64と、伸縮可能な可撓性板材料(所謂、弾性板材料)からなる一対の伸縮壁面部材65、66(伸縮壁面部材66は図24を参照)と、がヒンジ部67を介して連接されることにより概略6面体箱形状のトナーの収容空間60aが画成されている。この可撓壁面部材61〜64は、一方向に連続する4面を画成するように側辺間がヒンジ部67を介して連設されているとともに、伸縮壁面部材65、66は、これら可撓壁面部材61〜64に囲まれた部分を閉塞するようにヒンジ部67を介して連設されている。なお、可撓壁面部材62、64と伸縮壁面部材65、66の間は、後述するように回動させる必要はないので、回動不能に連設させてもよい。
そして、伸縮壁面部材65、66には、可撓壁面部材61、62間のヒンジ部67と可撓壁面部材63、64間のヒンジ部67の端部間を繋げる直線状の薄肉に成形されたヒンジ部(折目線)68が入れられており、面内で屈折可能に形成されている。
また、可撓壁面部材61、62は、上述実施形態と同様に、ヒンジ部67に隣接する箇所に雌開口部21と雄開口部22が配設されており、この雌開口部21と雄開口部22は、互いに対面接触する際に雌側ロック爪55が雄側ロック受け56に係合ロックしてそれぞれの周縁部23、24内の流通口25、26が一致する状態を維持することができる。
さらに、可撓壁面部材61、62は、ヒンジ部67の反対側で雌開口部21と雄開口部22に隣接する箇所が屈折されており、現像ユニット12側に連結接合する雄開口部22側の可撓壁面部材62は、上述実施形態と同様に、その雄開口部22から離隔する側が上昇して収容トナーがその流通口26に向かって流れ落ちてくるように設定される一方、可撓壁面部材61は、この可撓壁面部材62と反対方向に屈折されている。
これにより、上述実施形態と同様に、収容空間60a内の収容トナーが可撓壁面部材62の上面を滑って雄開口部22の周縁部24内の流通口26を介して現像ユニット12側に補給されことにより減少したときには、図24に示すように、可撓壁面部材61を可撓壁面部材62に接近させる方向に押すことによりヒンジ部67を中心に回動(屈折)させて対面接触する状態(重ねた状態)に畳むことができる。
このとき、可撓壁面部材61、63と可撓壁面部材62、64は、伸縮壁面部材65、66を伸張させつつヒンジ部67を中心に拡開する方向に回動して(可撓壁面部材61、62と可撓壁面部材63、64の間のヒンジ部67は屈折して)一時的に平面状に変形するとともに、その伸縮壁面部材65、66内のヒンジ部68が屈折する。この後に、可撓壁面部材62、64は、元の状態に復帰する一方、可撓壁面部材61、63は、逆向きに折れ曲がってその可撓壁面部材62、64と内面同士を対面接触させる状態に変形する(可撓壁面部材61は、可撓壁面部材62に倣う形状に変形して対面接触する)。同時に、可撓壁面部材61、62側の雌開口部21と雄開口部22は、上述実施形態と同様に、雌側ロック爪55が雄側ロック受け56に係合ロックして、それぞれの周縁部23、24内の流通口25、26を介するトナーの流通経路が確保される。
したがって、現像剤収容容器60は、現像ユニット12により収容トナーが消費されてその補給指示が装置本体H側からあったときには、図24に示すように、収容空間60aを潰すように可撓壁面部材61〜64のそれぞれを対面接触させるとともに伸縮壁面部材65、66をヒンジ部68で屈折させることによりコンパクトにすることができ、この後には、図25に示すように、その上部に位置する雌開口部21に未使用の現像剤収容容器60の雄開口部22を連結接合することにより、下方で開口方向の一致する雌開口部21と雄開口部22の周縁部23、24内の流通口25、26を介してトナーを補給することができる。
このように本実施形態においては、上述実施形態による作用効果に加えて、現像剤収容容器60の収容空間60aを画成する壁面部材が広がってしまうことなく折り畳んだ状態にしてコンパクトに積み重ねることができる。したがって、複数の現像剤収容容器60を取り扱い易く容易に連結接合することができ、使い勝手を良くすることができる。
次に、図26〜図29は、本発明に係る現像剤収容容器をセット可能な画像形成装置の第8実施形態を示す図である。
図26および図27において、画像形成装置は、装置本体Hの前面側のパネルを開くことにより補給ユニット13のセット空間14を開放して現像剤収容容器70を複数段セット可能に設計されており、現像ユニット12の搬送部15に配設される雌開口部21は、そのセット空間14の開放前面側に向かって斜め上方に対面するように傾斜する姿勢で奥側に取り付けられている。
一方、現像剤収容容器70は、四角の底面部71の各側辺から外方斜めに延在する斜面部72が連設された所謂、四角の深皿形状に形成されており、この斜面部72外周の開放端部に伸張可能な伸張フィルム73が貼られることによりトナーの収容空間70aが閉塞されている。
この現像剤収容容器70は、図28に示すように、現像ユニット12側の雌開口部21に連結接合可能な雄開口部22が一つの斜面部72の中央部分に収容トナーの漏出がないように埋め込まれており、その斜面部72の端辺にヒンジ部74が配設されて雌開口部21を回動可能に支持しているとともに、その雌開口部21の周囲に収容空間70aを閉塞する伸張フィルム73が収容トナーの漏出のないように貼付されている。また、この雌開口部21と雄開口部22は、上述実施形態と同様に、ヒンジ部74により互いに下面21aと上面22aを対面接触可能に連設されており、その下面21aに立設されている雌側ロック爪55を、上面22aを構成する雄側ロック受け56に係合ロックさせることができる。
これにより、この現像剤収容容器70は、上述実施形態と同様に、雄開口部22を現像ユニット12側の雌開口部21に切断フィルム27を切断しつつ連結接合させることにより収容空間70aをその周縁部、23、24内の流通口25、26を介して連通させて収容トナーを補給することができる。
このとき、図29に示すように、使用済みの現像剤収容容器70の雌開口部21に未使用の現像剤収容容器70の雄開口部22を連結接合する際には、収容空間70aを閉塞する伸張フィルム73を伸張させつつ、使用済み側の雌開口部21をその収容空間70a内で雄開口部22に対面接触させる方向にヒンジ部74を中心に回動させて雌側ロック爪55を雄側ロック受け56に係合ロックさせることにより、この雌開口部21と雄開口部22の周縁部23、24内の流通口25、26を一致させてトナーの流通経路を確保することができる。この後に、その使用済み側の伸張フィルム73を同様に伸張させつつ、使用済み側と未使用側の底面部71と斜面部72を重ねることにより、使用済み側の雌開口部21に未使用側の雄開口部22を連結接合させることができる。すなわち、底面部71と斜面部72が変形かつ破断され難い非変形壁面部材を構成するとともに、切断フィルム27が切断可能な切断壁面部材を、伸張フィルム73が変形する切断壁面部材を構成している。
また、この現像剤収容容器70は、ヒンジ部74の反対側の斜面部72の背面側には、使用済み側と未使用側の底面部71と斜面部72の重ねた状態を維持するように係合ロックするロック機構(外係合部)が一体成形されており、内側に突出する爪部75aを有するロック爪75が斜面部72の背面側に立設されているとともに、その斜面部72の背面側でロック爪75に隣接して端辺側外方に張り出したロック受け76が形成されている。
これにより、使用済みの現像剤収容容器70の伸張フィルム73を伸張させつつ未使用の現像剤収容容器70の底面部71を押し付けて雄開口部22を雌開口部21に係合ロックさせる際に、その反対側でもロック爪75が斜面部72の端辺により弾性変形された後に弾性復帰してその爪部75aがロック受け76に係合してロックさせることができる。
したがって、現像剤収容容器70は、現像ユニット12により収容トナーが消費されてその補給指示が装置本体H側からあったときには、図29に示すように、補給ユニット13のセット空間14の前面側を開放して、使用済み側の伸張フィルム73を伸張させつつ、その雌開口部21を雄開口部22に連結接合させた後に、その使用済み側の雌開口部21に未使用側の雄開口部22を連結接合させることにより、使用済み側の収容空間70aを潰すように、使用済み側と未使用側の底面部71と斜面部72を重ねた状態にしてコンパクトにすることができ、開口方向の一致する雌開口部21と雄開口部22の周縁部23、24内の流通口25、26を介してトナーを補給することができる。
このように本実施形態においては、上述実施形態による作用効果に加えて、装置本体Hの前面側を開放して現像剤収容容器70を重ねることによりコンパクトに連結接合してトナーを補給することができる。したがって、装置本体Hの上面側のレイアウトの自由度を向上させることができる。
次に、図30〜図33は、本発明に係る現像剤収容容器をセット可能な画像形成装置の第9実施形態を示す図である。
図30および図31において、画像形成装置は、補給ユニット13に現像剤収容容80を複数段セット可能に設計されており、現像ユニット12の搬送部15の上部には、その現像剤収容容器80を重ねてセット可能に、雌開口部21に代えて、その現像剤収容容器80と同様に構成された概略半球形状の半球部81がその開口端を上方に向ける姿勢で取り付けられている(図33参照)。
この半球部81は、開口端の反対側に位置する背面側に短尺な筒形状に形成された台座部82が連設されており、その台座部82を下にして載置することにより上方を開放端とする、所謂、スリ鉢やドンブリの形状に形成されて積み重ねることができるように設計されている。
また、この半球部81は、図32に示すように、台座部82内がトナーを連通可能な流通口83として開口しているとともに、その流通口83内には十字部材84が形成されており、この十字部材84の交差する位置には、半球部81の内側に突出する概略円錐形状の針状部材85が立設されているとともに、この針状部材85の周面には上部から下端部まで延在する溝85aが形成されている。
さらに、半球部81は、下部の台座部82を下向きにすることにより積み重ねた状態(図33参照)を維持するように係合ロックするロック機構(外係合部)が一体形成されており、半球部81の外周端部の外面から上方に延在して内側に突出する爪部86aを有するロック爪86が中心を挟む対向位置に一体形成されている。なお、ここでは、ロック爪86を一対形成する場合を一例に説明するが3箇所以上に形成しても良いことは言うまでもない。
これにより、半球部81は、台座部82が底面側に位置するように積み重ねることにより、その台座部82内の流通口83を介してトナーを流通可能に連結することができ、このときには、積み重ねた半球部81の開放端にロック爪86の爪部86aが弾性変形した後に弾性復帰して係合ロックすることによりその積み重ね状態を維持することができる。
また、この現像剤収容容器80は、半球部81の外周開口端に、伸張するとともに切断可能な伸張切断フィルム87が貼られているとともに、台座部82の開口端面には、切断可能な切断フィルム88が貼られることにより、この半球部81の開口端と共に流通口83の開口端が閉塞されて、トナーを収容する収容空間80aが画成されている。
さらに、この現像剤収容容器80の半球部81の外周面には、台座部82を別個の半球部81内に積み重ねたときに、その半球部81の内周面にトナーの流通を制限するように密接するゴム材料よりなるシール部材89が設置されている。
これにより、この現像剤収容容器80は、図33に示すように、半球部81を現像ユニット12の搬送部15に固設されている半球部81内に積み重ねると、その台座部82の切断フィルム88に針状部材85が突き刺さることにより、少なくともその針状部材85の外周面の溝85a内を介して下方に収容トナーを降下可能に開口して連通させることができ、その現像ユニット12側に収容トナーを補給する流通経路を確保する状態に連結接合することができる。また、使用済みの現像剤収容容器80に未使用の現像剤収容容器80を積み重ねる場合には、未使用側の台座部82により使用済み側の伸張切断フィルム87を押し下げて、その台座部82の下端部を半球部81の底面側に圧接させることにより、同様に、使用済み側の伸張切断フィルム87と未使用側の台座部82の切断フィルム88に使用済み側の針状部材85が突き刺さって、未使用側の収容空間80a内の収容トナーを現像ユニット12側に補給可能に連結接合することができる。
このとき、使用済みの現像剤収容容器80の伸張切断フィルム87は、未使用の現像剤収容容器80の台座部82の下端部により使用済み側の半球部81の底面に圧接させる状態が維持されることにより、使用済み側の収容空間80aを閉塞状態に維持することができる。また、この伸張切断フィルム87は、針状部材85が突き刺さったことによる切断範囲が半球部81の底面に圧接する台座部82の下端部の周囲よりも外方に向かって広がっても、また、現像ユニット12の搬送部15上部の半球部81に積み重ねる際(伸張切断フィルム87が存在しない際)にも、その半球部81の外周面のシール部材89が相手側の半球部81の内面に圧接することにより、その収容空間80aや台座部82内の流通口83が外部に開放状態になってしまうことを回避することができる。
したがって、現像剤収容容器80は、現像ユニット12により収容トナーが消費されてその補給指示が装置本体H側からあったときには、図33に示すように、半球部81内に台座部82を位置させるように押し込んでロック爪86によりコンパクトに積み重ねた状態に係合ロックさせることができ、このときには、その半球部81の開口端の伸張切断フィルム87を伸張させつつ、台座部82の開口端の切断フィルム88と共にその伸張切断フィルム87に針状部材85を突刺してその溝85aを介して収容空間80aを現像ユニット12側に連結接合して収容トナーを補給することができる。
このように本実施形態においては、上述実施形態による作用効果に加えて、現像剤収容容器80をドンブリなどのようにコンパクトに積み重ねつつその収容空間80aを連結接合してトナーを補給することができる。したがって、複数の現像剤収容容器80を容易に連結接合することができる。
次に、図34〜図39は、本発明に係る現像剤収容容器をセット可能な画像形成装置の第10実施形態を示す図である。
図34において、画像形成装置は、補給ユニット13に現像剤収容容90を複数段セット可能に設計されており、現像ユニット12の搬送部15の上部には、上述実施形態と同様に、その現像剤収容容器90をセット可能に、雌開口部21に代えて、現像剤収容容器90の上部に配設される雌開口部91が連設されることにより、その現像剤収容容器90の下部の雄開口部92を連結接合することができるように設計されている。
雌開口部91は、図35に示すように、円筒形状に形成された周縁部93内にトナーの流通を許容する流通口95が開口しており、雄開口部92は、図36に示すように、円筒形状に形成された周縁部94内に流通口96が開口している。この雌開口部91の周縁部93の内径が雄開口部92の周縁部94の外径と略同一寸法に設定されることにより、例えば、図39に示すように、下部側に位置する雌開口部91の周縁部93内に上部側に位置する雄開口部92の周縁部94を摺接させつつ面接触する状態で嵌入させて内装状態にすることができる。すなわち、この雌開口部91と雄開口部92は、上述実施形態の雌開口部21と雄開口部22と同様に、互いの流通口95、96を共通にしてトナーが漏れることなく降下することを許容することにより、収容トナーを流出・流入(流通)させることができるように連結接合可能な一対の雄雌構造に設計されている。
この雌開口部91および雄開口部92は、流通口25、26を閉塞するように周縁部93、94の開口端面に切断フィルム97が貼られており、この切断フィルム97は、雌開口部91側の周縁部93内の切断部材101により切断されるとともに、その雌開口部91の周縁部93内の差込部材33と雄開口部92の周縁部94内の収装部材34との間に挟み込まれようにして巻き取られることによりその流通口25、26を開口可能に設計されている。
具体的には、雌開口部91内には、その周縁部93の内面から雄開口部92の周縁部94を内装可能に離隔する位置から流通口95を横断するように直径方向に延在する差込部材33が一体成形されている。一方、雄開口部92内には、その周縁部94の内面に連設されて流通口96を横断するように直径方向に延在する収装部材34が一体成形されており、この収装部材34は、その流通口96の開口方向外方が雌開口部91の差込部材33を内装可能に拡開されている。
また、雌開口部91内には、その差込部材33の側面部33bに向かって左側端部の近傍からその周縁部93の内周面に沿って反対側の右側端部の近傍まで延在する一対の切断部材101が一体成形されている。この切断部材101は、切断フィルム97を切断可能に薄刃形状に形成された切断刃(切断継続部)101aが雌開口部91の流通口95の開口方向外方に対向する姿勢になるように立設されており、それぞれの切断刃101aの差込部材33の側面部33bに向って左側端部が鋭角に形成されることにより切断フィルム97の切断を開始する刃先部(切断開始部)101aになる。すなわち、この切断部材101は、雌開口部91の周縁部93の内周面近傍に沿う同一周回方向に向って切断フィルム97を切断するように回転対称に形成されている。
これにより、この切断部材101は、雌開口部91と雄開口部92の周縁部93、94を嵌合させて連結する際に、その周縁部93、94の開口端を突き合わせて切断フィルム97を張った状態にしつつ嵌合を開始して閉塞状態になったときに、その周縁部93、94内の流通口95、96の開口端面を閉塞する切断フィルム97に、刃先部101bがその周縁部93、94内の直径方向の内面近傍の2箇所に突き刺さって切断を開始し、さらに周縁部93、94の嵌合程度が進行すると、切断刃101aがその周縁部93、94の内面に沿うように切断を継続して切断範囲を拡大させる。そして、この切断フィルム97は、切断部材101による切断と並行して、雌開口部91と雄開口部92の周縁部93、94内の差込部材33と収装部材34の間に挟み込まれて牽引されることによりコンパクトに折り畳まれて、その周縁部93、94内の流通口95、96が開口する。
さらに、この雌開口部91と雄開口部92は、円筒形状の蛇腹部材103の両端部に連設されて現像剤収容容器90を構成しており、この蛇腹部材103内でトナーを収容する収容空間90aを画成している。この蛇腹部材103は、図37に示すように、伸張された状態では雌開口部91と雄開口部92をできるだけ離隔させて収容空間90aを大容量に画成する一方、図38に示すように、短縮された状態では雌開口部91と雄開口部92ができるだけ接近して収容空間90aの容量を縮小することができ、このときには、蛇腹部材103の上斜面部材103a内に下斜面部材103bが入り込むように変形して対面接近する状態を維持するように設計されている。すなわち、この蛇腹部材103では、上斜面部材103aと下斜面部材103b自体が雌開口部91と雄開口部92を接近状態に係合する内係合部を構成している。
また、この雌開口部91と雄開口部92は、上述実施形態と同様に、周縁部93、94の外側に雌側ロック受け35と雄側ロック爪36が一体成形されており、雌開口部91と雄開口部92を連結接合させる際に、雌側ロック受け35内に雄側ロック爪36が進入して引抜不能に係合ロックして、その連結接合された状態を維持する。
したがって、現像剤収容容器90は、現像ユニット12により収容トナーが消費されてその補給指示が装置本体H側からあったときには、図39に示すように、未使用の現像剤収容容器90下部の雄開口部92を使用済みの現像剤収容容器90上部の雌開口部91に連結接合させて現像ユニット12側に収容トナーを補給することができるとともに、上側の未使用の現像剤収容容器90を下方に向かって押さえることにより、その下側の使用済み現像剤収容容器90の蛇腹部材103を変形させてその上斜面部材103a内に下斜面部材103bを入り込ませて短縮させることができ、その収容空間90aを縮小させたコンパクトな圧縮状態にして積み重ねることができる。ここで、この蛇腹部材103は、伸縮する際に全体が振動して、その内面に付着するトナーを降下させることができる。
このように本実施形態においては、上述実施形態による作用効果と同様に、現像剤収容容器90同士を連結接合してその収容空間90a内の収容トナーを現像ユニット12側に補給することができるとともに、その収容空間90aを画成する蛇腹部材103を短縮してコンパクトに積み重ねることができる。したがって、補給ユニット13のセット空間14の容量をコンパクトに設計しつつ現像ユニット12に複数の現像剤収容容器90からトナーを補給することができる。
ここで、本実施形態の他の態様としては、上述実施形態では同一円内に蛇腹形状が延在する蛇腹部材103を用いているが、これに限るものではなく、例えば、図40に示すように、螺旋形状に形成された円筒形状の蛇腹部材104の両端部に雌開口部91と雄開口部92を連設しても良い。この場合には、収容空間90aを短縮させるように圧縮する際に、その蛇腹部材104の内面に付着する収容トナーが、その圧縮する際に発生する周方向への振動でも降下方向に滑らされて現像ユニット12側に供給される。
また、本実施形態では、円筒形状の雌開口部91と雄開口部92を、同様に円筒形状の蛇腹部材103に連設する場合を一例に説明するが、これに限るものではなく、例えば、四角形状などの他の形状の蛇腹部材を採用してもよく、また、上述実施形態における概略四角形状の雌開口部21と雄開口部22を連設しても良いことは言うまでもない。
これまで本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。例えば、上述実施形態においては、現像剤として、所謂、トナーのみをセットする場合を一例に説明するが、静電潜像を顕像化するトナーの他にキャリアなどの他の成分を一緒にセットする2成分式の現像器を搭載する画像形成装置にも同様に適用できることは言うまでもない。
本発明に係る現像剤収容容器をセット可能な画像形成装置の第1実施形態を示す図であり、その現像ユニットと補給ユニットの連結状態を示す外観斜視図である。 その現像ユニットと補給ユニットの連結状態を示す外観側面図である。 その現像ユニット側の雌開口部を示す図であり、(a)はその斜視図、(b)はその縦断面図である。 その補給ユニット側の現像剤収容容器下部の雄開口部を示す図であり、(a)はその一部破断斜視図、(b)はその縦断面図である。 その補給ユニット側の現像剤収容容器上部の雌開口部を示す図であり、(a)はその一部破断斜視図、(b)はその縦断面図である。 その現像ユニットと補給ユニットの現像剤収容容器の連結状態を示す図であり、(a)はその縦断面図、(b)はその(a)と直交する縦断面図である。 その補給ユニットでの現像剤収容容器同士の連結状態を示す概観斜視図である。 その補給ユニットでの現像剤収容容器同士の連結状態を示す図であり、(a)はその縦断面図、(b)はその(a)と直交する縦断面図である。 その異なる容量の現像剤収容容器を示す図であり、(a)は大容量の現像剤収容容器を示す縦断面図、(b)は小容量の現像剤収容容器を示す縦断面図である。 本発明に係る現像剤収容容器をセット可能な画像形成装置の第2実施形態を示す図であり、(a)はその補給ユニット側の現像剤収容容器下部の雄開口部を示す透視斜視図、(b)はその要部構成を示す拡大平面図である。 その補給ユニット側の現像剤収容容器上部の雌開口部を示す図であり、(a)はその透視斜視図、(b)はその要部構成を示す拡大平面図である。 本発明に係る現像剤収容容器をセット可能な画像形成装置の第3実施形態を示す図であり、その補給ユニット側の現像剤収容容器を縦断面図である。 本発明に係る現像剤収容容器をセット可能な画像形成装置の第4実施形態を示す図であり、その補給ユニット側の現像剤収容容器上部の雌開口部を示す縦断面図である。 その補給ユニット側の現像剤収容容器下部の雄開口部を示す縦断面図である。 本発明に係る現像剤収容容器をセット可能な画像形成装置の第5実施形態を示す図であり、その補給ユニット側の現像剤収容容器を示す縦断面図である。 その補給ユニットでの現像剤収容容器同士の連結状態を示す縦断面図である。 本発明に係る現像剤収容容器をセット可能な画像形成装置の第6実施形態を示す図であり、その補給ユニット側の現像剤収容容器を示す概観斜視図である。 その現像剤収容容器の概略全体構成を示す縦断面図である。 その現像剤収容容器の使用後の状態を説明する概観斜視図である。 その現像剤収容容器の雌開口部と雄開口部の構成を示す縦断面図である。 その補給ユニットでの現像剤収容容器同士の連結状態を示す縦断面図である。 本発明に係る現像剤収容容器をセット可能な画像形成装置の第7実施形態を示す図であり、その補給ユニット側の現像剤収容容器を示す概観斜視図である。 その現像剤収容容器の概略全体構成を示す縦断面図である。 その現像剤収容容器の使用後の状態を説明する概観斜視図である。 その補給ユニットでの現像剤収容容器同士の連結状態を示す縦断面図である。 本発明に係る現像剤収容容器をセット可能な画像形成装置の第8実施形態を示す図であり、その補給ユニット側の現像剤収容容器を示す概観斜視図である。 その現像剤収容容器の概略全体構成を示す縦断面図である。 その現像剤収容容器の雌開口部と雄開口部の構成を示す縦断面図である。 その補給ユニットでの現像剤収容容器同士の連結状態を示す縦断面図である。 本発明に係る現像剤収容容器をセット可能な画像形成装置の第9実施形態を示す図であり、その補給ユニット側の現像剤収容容器を示す概観斜視図である。 その現像剤収容容器の概略全体構成を示す縦断面図である。 その連結接合構造を示す平面図である。 その補給ユニットでの現像剤収容容器同士の連結状態を示す縦断面図である。 本発明に係る現像剤収容容器をセット可能な画像形成装置の第10実施形態を示す図であり、その補給ユニット側の現像剤収容容器を示す概観斜視図である。 その補給ユニット側の現像剤収容容器上部の雌開口部を示す図であり、(a)はその一部破断斜視図、(b)はその縦断面図である。 その補給ユニット側の現像剤収容容器下部の雄開口部を示す図であり、(a)はその一部破断斜視図、(b)はその縦断面図である。 その補給ユニット側の現像剤収容容器の使用前の状態を示す縦断面図である。 その補給ユニット側の現像剤収容容器の使用後の状態を示す縦断面図である。 その補給ユニットでの現像剤収容容器同士の連結状態を示す縦断面図である。 その他の態様を示す図であり、その補給ユニット側の現像剤収容容器を示す概観斜視図である。
符号の説明
11……感光体ドラム 12……現像ユニット 13……補給ユニット 14……セット空間 15……搬送部 20、40、50、60、70、80、90……現像剤収容容器 20a、40a、50a、60a、70a、80a、90a……収容空間 20b……壁面部材 21、91……雌開口部(連結部) 22、92……雄開口部(連結部) 23、24、93、94……周縁部 25、26、83、95、96……流通口 27、88、97……切断フィルム 31、101……切断部材 31a、101a……切断刃 31b……針 33……差込部材 34……収装部材 35……雌側ロック受け 35b……溝 35c……支持板 35d……突起 36……雄側ロック爪 41、54……自由壁面部材 43……穴 44……突起 51、52……硬質壁面部材 53、67、68、74……ヒンジ部 55……雌側ロック爪 56……雄側ロック受け 61〜64……可撓壁面部材 65、66……伸縮壁面部材 71……底面部 72……斜面部 73……伸張フィルム 75、86……ロック爪 76……ロック受け 81……半球部 82……台座部 84……十字部材 85……針状部材 85a……溝 87……伸張切断フィルム 89……シール部材 101b……刃先部 103、104……蛇腹部材 103a……上斜面部材 103b……下斜面部材 H……画像形成装置本体 h……外装ハウジング

Claims (13)

  1. 記録媒体に画像を形成する現像剤の収容容器を、該現像剤を供給可能に当該供給先に接合する接合構造であって、
    現像剤の収容容器内の収容空間を画成する壁面に形成されて該現像剤の流通を可能に開口する流通口と、該流通口から現像剤が漏れないように当該流通口を閉塞するフィルム部材と、接合相手と流通口同士を接合する際にフィルム部材を該流通口の縁に沿うように切断する切断部材と、を備えることを特徴とする現像剤収容容器の接合構造。
  2. 前記現像剤収容容器および供給先の流通口として、現像剤の漏れなく互いに閉塞状態に連結可能な雄雌構造の雄開口部および雌開口部を備えており、
    該雄開口部または雌開口部の一方が接合相手の雄開口部または雌開口部の他方に連結可能に収容容器の壁面の外面側に開口するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の現像剤収容容器の接合構造。
  3. 前記切断部材は、雄開口部または雌開口部の一方に配設されていることを特徴とする請求項2に記載の現像剤収容容器の接合構造。
  4. 前記切断部材は、フィルム部材の一箇所または二箇所以上から切断を開始する切断開始部と、該切断開始部から流通口の開口縁に沿う形状にフィルム部材を切断する切断継続部と、を備えており、
    該切断開始部は、雄開口部と雌開口部が互いに閉塞状態に連結する接合動作時の相対位置に達したときに、フィルム部材の切断を開始するように設計されていることを特徴とする請求項2または3に記載の現像剤収容容器の接合構造。
  5. 前記雄開口部および雌開口部の流通口は、概略四角形状に形成されて現像剤を流通可能に開口されており、
    前記切断部材は、流通口の内側の対向面の近傍に切断継続部が位置するように一対形成されて、該切断継続部内に切断開始部が位置するように設計されているとともに、
    該切断部材の間には、切断するフィルム部材を当該切断部材から離隔する方向に牽引する牽引部材が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の現像剤収容容器の接合構造。
  6. 前記雄開口部および雌開口部の流通口は、概略円形状に形成されて現像剤を流通可能に開口されており、
    前記切断部材は、流通口の内周面の近傍を同一方向に半周するように切断継続部が一対形成されて、該切断継続部内に切断開始部が位置するように設計されているとともに、
    該切断部材の間には、切断するフィルム部材を当該切断部材から離隔する方向に牽引する牽引部材が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の現像剤収容容器の接合構造。
  7. 前記雄開口部および雌開口部の流通口内に配設されて、該流通口を閉塞するフィルム部材を現像剤の流通方向と平行になる姿勢に強制的に変化させる強制部材を備えており、
    該強制部材は、雄開口部と雌開口部が互いに閉塞状態に連結する接合動作時の相対位置に達したときにフィルム部材を互いの間で挟み込むように対面して、当該連結接合が深くなるに連れて当該対面面積の拡大する対面部を有することを特徴とする請求項2から6のいずれかに記載の現像剤収容容器の接合構造。
  8. 前記強制部材は、一方が概略断面I字形状に形成されて現像剤の流通方向と平行になる姿勢に配設されているとともに、他方が概略断面U字形状に形成されて該U字の底部側が現像剤の流通方向上流側に位置して、接合時には一方を内部に収装するように配設されていることを特徴とする請求項7に記載の現像剤収容容器の接合構造。
  9. 記録媒体に画像を形成する現像剤の収容容器であって、
    現像剤の収容空間を画成する壁面に、該現像剤の供給先に当該現像剤を供給可能に連結させる連結部を備えており、
    該連結部が上記請求項1から8のいずれかに記載の接合構造を有することを特徴とする現像剤収容容器。
  10. 前記連結部は、別個の現像剤収容容器の流通口の開口方向に相対的に接近させることにより互いに係合して、該現像剤収容容器同士の連結状態を維持する係合部を備えることを特徴とする請求項9に記載の現像剤収容容器。
  11. 前記連結部は、収容空間内に収容する現像剤の種別毎の構造に設計されていることを特徴とする請求項9または10に記載の現像剤収容容器。
  12. 前記連結部は、供給先との連結動作時に振動を発生する構造に形成されていることを特徴とする請求項9から11のいずれかに記載の現像剤収容容器。
  13. 像担持体表面に形成された静電潜像を現像剤により現像する現像ユニットと、該現像ユニットに現像剤を補給する補給ユニットと、を備えて、補給される現像剤により現像した像担持体表面の画像を転写することにより記録媒体に画像を記録形成するプロセスを繰り返し行い得る画像形成装置であって、
    補給ユニットは、現像剤を収容する容器をセットするセット部が上記請求項9から12のいずれかに記載の現像剤収容容器から現像剤の供給を受け取り可能に該現像剤収容容器を連結する連結部を備えることを特徴とする画像形成装置。
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