JP2007163631A - 光合分配器 - Google Patents
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Abstract
【課題】フィルタブロックを通過する際に光が減衰しないようにする。
【解決手段】フィルタブロック13に角孔(通過孔)15−0〜15−4を設ける。角孔15−1〜15−4に面してフィルタチップ12−1〜12−4を接着固定する。これにより、フィルタチップ12−1〜12−4を透過する光が、角孔15−1〜15−4を通して、一方の自由空間10側から他方の自由空間11側へと抜け、他方の自由空間側11から一方の自由空間側10へと抜ける。角孔15−0〜15−4は自由空間であるので、フィルタブロック13を通過する際に光が減衰することはない。また、角孔15−0〜15−4を通して光が出入りするので、フィルタブロック13に透過光性が要求されなくなり、その材質に制約が発生しないものとなる。
【選択図】 図1
【解決手段】フィルタブロック13に角孔(通過孔)15−0〜15−4を設ける。角孔15−1〜15−4に面してフィルタチップ12−1〜12−4を接着固定する。これにより、フィルタチップ12−1〜12−4を透過する光が、角孔15−1〜15−4を通して、一方の自由空間10側から他方の自由空間11側へと抜け、他方の自由空間側11から一方の自由空間側10へと抜ける。角孔15−0〜15−4は自由空間であるので、フィルタブロック13を通過する際に光が減衰することはない。また、角孔15−0〜15−4を通して光が出入りするので、フィルタブロック13に透過光性が要求されなくなり、その材質に制約が発生しないものとなる。
【選択図】 図1
Description
この発明は、光信号を合分配する光合分配器に関し、複数の波長の光信号を1本の光伝送路から抽出したり、複数の波長の光信号を1本の光伝送路に挿入し多重化する光合分波器として用いて好適な光合分配器に関するものである。
近年の波長多重伝送技術の発展に伴い、複数のポートを持つ機能デバイスに注目が集まっている。特に、1つの共通ポート(コモンポート)と複数の入出力ポート(チャネルポート)を有し、それぞれのチャネルポートから、特定の波長の光信号を抽出または挿入することができる光合分波器は、小型低コスト化、低損失化などの特性を実現するために、多様な方式および構造のものが提案されている。
図16に従来の光合分波器の一例の要部を示す(例えば、非特許文献1参照)。同図において、1はコモンポート、2−1〜2−4はチャネルポート、3−0〜3−4は凸レンズ(光結合素子)、4−1〜4−4は波長選択素子、5−1〜5−4は導波素子である。
この例において、コモンポート1およびチャネルポート2(2−1〜2−4)は光ファイバ(発受光素子)とされ、そのファイバの端面を発受光点としている。導波素子5(5−1〜5−4)は、全反射ミラーとされ、ブロック6にアレイ状に設けられている。この例では、ブロック6を平板状の樹脂ブロックとし、このブロック6上に4つの導波素子5を一列に等間隔で並べ、導波素子アレイブロック7としている。以下、ブロック6を導波素子ブロックと呼ぶ。
波長選択素子4(4−1〜4−4)は、特定の波長域の光線を透過させそれ以外の波長域の光線を反射させる膜面(誘電体多層膜)4aを石英製の透明な基板4b上に備えたチップとされ、透過光性を有する平板状のブロック8にアレイ状に設けられている。この例では、ブロック8上に4つの波長選択素子4を一列に等間隔で並べ、膜面4aが形成された面とは反対側の面を底面としてブロック8に接着固定し、波長選択素子アレイブロック9としている(図17(a),(b)参照)。以下、波長選択素子4をフィルタチップと呼び、ブロック8をフィルタブロックと呼び、波長選択素子アレイブロック9をフィルタアレイブロックと呼ぶ。
なお、この例において、フィルタチップ4はその立体形状が円柱とされており、基板4bの厚みtは0.1mm以下(基板4bがない場合もある)とされている。また、フィルタチップ4−1は特定の波長域λ1の光線を透過させ、フィルタチップ4−2は特定の波長域λ2の光線を透過させ、フィルタチップ4−3は特定の波長域λ3の光線を透過させ、フィルタチップ4−4は特定の波長域λ4の光線を透過させる。
また、この例では、導波素子ブロック6上に4つの導波素子5−1〜5−4を設けて導波素子アレイブロック7としたが、導波素子5−1〜5−4の全体を1枚の平面ミラーとし、この1枚の平面ミラーをブロック6に形成したものとしてもよい。また、光結合素子として凸レンズ3−0〜3−4を用いた構成としたが、3次元的に凹面ミラーを配置して光を集光する構成を採用してもよい。
〔光分波器として利用する場合の動作原理〕
この光合分波器100において、コモンポート1からの波長多重光は、凸レンズ3−0によって平行光とされ、フィルタブロック8を透過し、導波素子5−1にて全反射して、フィルタチップ4−1に入射される。フィルタチップ4−1に入射された光のうち、特定の波長域λ1の光線がフィルタチップ4−1を透過し、フィルタブロック8を抜けて、チャネルポート2−1で受光される。
この光合分波器100において、コモンポート1からの波長多重光は、凸レンズ3−0によって平行光とされ、フィルタブロック8を透過し、導波素子5−1にて全反射して、フィルタチップ4−1に入射される。フィルタチップ4−1に入射された光のうち、特定の波長域λ1の光線がフィルタチップ4−1を透過し、フィルタブロック8を抜けて、チャネルポート2−1で受光される。
フィルタチップ4−1に入射された光のうち、特定の波長域λ1を含まない残りの光線は反射され、導波素子5−2にて全反射して、フィルタチップ4−2に入射される。フィルタチップ4−2に入射された光のうち、特定の波長域λ2の光線がフィルタチップ4−2を透過し、フィルタブロック8を抜けて、チャネルポート2−2で受光される。
以下同様にして、フィルタチップ4−3に入射された光のうち特定の波長域λ3の光線がチャネルポート2−3で受光され、フィルタチップ4−4に入射された光のうち特定の波長域λ4の光線がチャネルポート2−4で受光される。このようにして、1本の光伝送路から、特定の波長域の光線が抽出(分波)される。
〔光合波器として利用する場合の動作原理〕
この光合分波器100において、チャネルポート2−1からの光は、凸レンズ3−1によって平行光とされ、フィルタブロック8を透過し、フィルタチップ4−1に入射される。フィルタチップ4−1に入射された光のうち、特定の波長域λ1の光線がフィルタチップ4−1を透過し、導波素子5−1にて全反射し、フィルタブロック8を透過して、コモンポート1へ送られる。
この光合分波器100において、チャネルポート2−1からの光は、凸レンズ3−1によって平行光とされ、フィルタブロック8を透過し、フィルタチップ4−1に入射される。フィルタチップ4−1に入射された光のうち、特定の波長域λ1の光線がフィルタチップ4−1を透過し、導波素子5−1にて全反射し、フィルタブロック8を透過して、コモンポート1へ送られる。
チャネルポート2−2からの光は、凸レンズ3−2によって平行光とされ、フィルタブロック8を透過し、フィルタチップ4−2に入射される。フィルタチップ4−2に入射された光のうち、特定の波長域λ2の光線がフィルタチップ4−2を透過し、導波素子5−2にて全反射して、フィルタチップ4−1に入射される。フィルタチップ4−1に入射された特定の波長域λ2の光線は全反射して、導波素子5−1へと送られ、コモンポート1への光線に加えられる。
以下同様にして、チャネルポート2−3からの光のうち特定の波長域λ3の光線がフィルタチップ4−3を透過し、チャネルポート2−4からの光のうち特定の波長域λ4の光線がフィルタチップ4−4を透過し、コモンポート1への光線に加えられる。このようにして、1本の光伝送路へ、特定の波長域の光線が挿入(合波)される。
なお、図16には従来の光合分配器の一例として光合分波器を示したが、フィルタチップ4−1〜4−4の膜面4aをハーフミラーなどとすれば、特定の波長域の光線を合分波する光合分波器としてではなく、光のパワーを合分配する光合分配器として用いることも可能である。
K.Hadama et.al.,"A MUX/DEMUX Module for CWDM with Concave Micromirrors,"MOC`03,H32,Tokyo,Japan,Oct.2003.(MOC`03 Technical Digest,pp.248-251)
しかしながら、図16に代表されるような従来の光合分配器によると、フィルタブロック8によって隔てられた一方の自由空間10側から他方の自由空間11側へ、また他方の自由空間11側から一方の自由空間10側へ、フィルタチップ4を透過して光が抜けるようにするめに、透過光性を有するフィルタブロック8を用いており、このフィルタブロック8を通過する際に光が減衰するという問題があった。また、フィルタブロック8に透過光性が要求され、その材質に制約が発生していた。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、フィルタブロックを通過する際に光が減衰することがない、またフィルタブロックの材質に制約が発生しない光合分配器を提供することにある。
このような目的を達成するために本発明は、入射光線の一部を透過させ残りを反射させる光線分岐素子(フィルタチップ)が設けられたブロック(フィルタブロック)に、フィルタチップを透過する光の一方の自由空間側から他方の自由空間側および他方の自由空間側から一方の自由空間側への通過孔を設けたものである。
本発明では、例えば、フィルタブロックに通過孔として角孔を設け、この角孔に面してフィルタチップを接着固定する。これにより、フィルタチップを透過する光が、フィルタブロックに設けられた角孔を通して、一方の自由空間側から他方の自由空間側へと抜け、他方の自由空間側から一方の自由空間側へと抜ける。この場合、フィルタブロックに設けられた通過孔は自由空間であるので、フィルタブロックを通過する際に光が減衰することはない。また、フィルタブロックに設けられた通過孔を通して光が出入りするので、フィルタブロックに透過光性が要求されなくなり、その材質に制約が発生しないものとなる。
なお、フィルタチップは、入射光線の一部を透過させ残りを反射させる素子であればよく、特定の波長域の光線を透過させる波長選択素子に限られるものではない。本発明では、特定の波長域の光線を透過させる波長選択素子を含む素子の上位概念として、光線分岐素子という用語を使用している。
また、本発明において、フィルタチップは、フィルタブロックの一方の自由空間側の面に設けてもよく、他方の自由空間側の面に設けてもよい。また、フィルタブロックの通過孔内に設けてもよい。また、フィルタチップの膜面を通過孔に面してフィルタブロックに接着固定してもよく、フィルタチップの膜面とは反対側の面を通過孔に面してフィルタブロックに接着固定してもよい。
また、本発明において、フィルタブロックに設ける通過孔は、角孔に限られるものではなく、丸孔であっても構わない。また、フィルタチップの立体形状は角柱としてもよく、フィルタチップの膜面が形成された面とは反対側の面に反射防止膜を形成するようにしてもよい。また、フィルタチップの基板の厚みは、0.4ミリ以上とするとよい。また、フィルタブロックに、一方の自由空間側から他方の自由空間側へ抜けようとする光を反射する反射面を設けるようにしてもよい。また、フィルタブロックは、その材質をガラスとしてもよい。
本発明によれば、フィルタチップを透過する光の一方の自由空間側から他方の自由空間側および他方の自由空間側から一方の自由空間側への通過孔をフィルタブロックに設けたので、フィルタブロックを通過する際に光が減衰することがなくなる。また、フィルタブロックに透過光性が要求されなくなり、その材質に制約が発生しないものとなる。
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。図1はこの発明に係る光合分配器の一実施の形態を示す光合分波器の要部の側断面図である。同図において、図16と同一符号は図16を参照して説明した構成要素と同一或いは同等構成要素を示し、その説明は省略する。
この光合分波器101の従来の光合分波器100と異なる点はフィルタアレイブロックの構成にある。従来の光合分波器100のフィルタアレイブロック9と区別するために、本実施の形態のフィルタアレイブロックを符号14で示す。また、フィルタチップを符号12(12−1〜12−4)で示し、フィルタブロックを符号13で示す。
本実施の形態において、フィルタブロック13は樹脂製とされており、透過光性は有していない。また、フィルタブロック13には光の通過孔として角孔15−0〜15−4が一列に等間隔で形成されている。フィルタチップ12−1〜12−4は、特定の波長域の光線を透過させそれ以外の波長域の光線を反射させる膜面(誘電体多層膜)12aを石英製の透明な基板12b上に備えたチップとされ、角孔15−1〜15−4に面してフィルタブロック13に固定されている。
この例では、フィルタブロック13の一方の自由空間10側に面する角孔15−1〜15−4の開口の全体を覆うようにフィルタチップ12−1〜12−4を一列に等間隔で並べ、膜面12aが形成された面とは反対側の面を底面としてフィルタブロック13の表面に接着固定し、フィルタアレイブロック14としている(図2(a),(b)参照)。
なお、この例において、フィルタチップ12はその立体形状が四角柱とされており、基板12bの厚みtは0.4mm以上とされている。また、フィルタチップ12−1は特定の波長域λ1の光線を透過させ、フィルタチップ12−2は特定の波長域λ2の光線を透過させ、フィルタチップ12−3は特定の波長域λ3の光線を透過させ、フィルタチップ12−4は特定の波長域λ4の光線を透過させる。
〔光分波器として利用する場合の動作原理〕
この光合分波器101において、コモンポート1からの波長多重光は、凸レンズ3−0によって平行光とされ、フィルタブロック13の角孔15−0を通過し、導波素子5−1にて全反射して、フィルタチップ12−1に入射される。フィルタチップ12−1に入射された光のうち、特定の波長域λ1の光線がフィルタチップ12−1を透過し、フィルタブロック13の角孔15−1を抜けて、チャネルポート2−1で受光される。
この光合分波器101において、コモンポート1からの波長多重光は、凸レンズ3−0によって平行光とされ、フィルタブロック13の角孔15−0を通過し、導波素子5−1にて全反射して、フィルタチップ12−1に入射される。フィルタチップ12−1に入射された光のうち、特定の波長域λ1の光線がフィルタチップ12−1を透過し、フィルタブロック13の角孔15−1を抜けて、チャネルポート2−1で受光される。
フィルタチップ12−1に入射された光のうち、特定の波長域λ1を含まない残りの光線は反射され、導波素子5−2にて全反射して、フィルタチップ12−2に入射される。フィルタチップ12−2に入射された光のうち、特定の波長域λ2の光線がフィルタチップ12−2を透過し、フィルタブロック13の角孔15−2を抜けて、チャネルポート2−2で受光される。
以下同様にして、フィルタチップ12−3に入射された光のうち特定の波長域λ3の光線がフィルタブロック13の角孔15−3を抜けてチャネルポート2−3で受光され、フィルタチップ12−4に入射された光のうち特定の波長域λ4の光線がフィルタブロック13の角孔15−4を抜けてチャネルポート2−4で受光される。このようにして、1本の光伝送路から、特定の波長域の光線が抽出(分波)される。
〔光合波器として利用する場合の動作原理〕
この光合分波器101において、チャネルポート2−1からの光は、凸レンズ3−1によって平行光とされ、フィルタブロック13の角孔15−1を通過し、フィルタチップ12−1に入射される。フィルタチップ12−1に入射された光のうち、特定の波長域λ1の光線がフィルタチップ12−1を透過し、導波素子5−1にて全反射し、フィルタブロック13の角孔15−0を抜けて、コモンポート1へ送られる。
この光合分波器101において、チャネルポート2−1からの光は、凸レンズ3−1によって平行光とされ、フィルタブロック13の角孔15−1を通過し、フィルタチップ12−1に入射される。フィルタチップ12−1に入射された光のうち、特定の波長域λ1の光線がフィルタチップ12−1を透過し、導波素子5−1にて全反射し、フィルタブロック13の角孔15−0を抜けて、コモンポート1へ送られる。
チャネルポート2−2からの光は、凸レンズ3−2によって平行光とされ、フィルタブロック13の角孔15−2を通過し、フィルタチップ12−2に入射される。フィルタチップ12−2に入射された光のうち、特定の波長域λ2の光線がフィルタチップ12−2を透過し、導波素子5−2にて全反射して、フィルタチップ12−1に入射される。フィルタチップ12−1に入射された特定の波長域λ2の光線は全反射して、導波素子5−1へと送られ、コモンポート1への光線に加えられる。
以下同様にして、チャネルポート2−3からの光のうち特定の波長域λ3の光線がフィルタチップ12−3を透過し、チャネルポート2−4からの光のうち特定の波長域λ4の光線がフィルタチップ12−4を透過し、コモンポート1への光線に加えられる。このようにして、1本の光伝送路へ、特定の波長域の光線が挿入(合波)される。
この光合分波器101では、フィルタチップ12−1〜12−4を透過する光が、フィルタブロック13に設けられた角孔15−1〜15−4を通して、一方の自由空間10側から他方の自由空間11側へと抜け、他方の自由空間11側から一方の自由空間10側へと抜ける。また、コモンポート1からの光およびコモンポート1への光が、フィルタブロック13に設けられた角孔15−0を通して、一方の自由空間10側から他方の自由空間11側へと抜け、他方の自由空間11側から一方の自由空間10側へと抜ける。この場合、フィルタブロック13に設けられた角孔15−0〜15−4は自由空間であるので、フィルタブロック13を通過する際に光が減衰することはない。また、フィルタブロック13に設けられた角孔15−0〜15−4を通して光が出入りするので、フィルタブロック13に透過光性が要求されなくなり、その材質に制約が発生しないものとなる。
〔フィルタチップの基板の厚みを0.4mm以上としたことによる効果〕
この光合分波器101では、フィルタチップ12の基板12bの厚みを0.4mm以上としている。すなわち、従来の光合分波器100ではフィルタチップ4の基板4bの厚みが0.1mm以下あるいは基板4bがない場合もあったのに対し、基板の厚みを厚くし、0.4mm以上としている。これにより、従来の光合分波器100と比較して、次のような効果を奏する。
この光合分波器101では、フィルタチップ12の基板12bの厚みを0.4mm以上としている。すなわち、従来の光合分波器100ではフィルタチップ4の基板4bの厚みが0.1mm以下あるいは基板4bがない場合もあったのに対し、基板の厚みを厚くし、0.4mm以上としている。これにより、従来の光合分波器100と比較して、次のような効果を奏する。
従来の光合分波器100では、誘電体多層膜の内部応力によりフィルタチップ4に反りが発生するが、反りを補正する基板4bがない、あるいは基板4bがあっても厚みが薄く強度が十分でないため、フィルタブロック8にフィルタチップ4を貼り付けたときに反りが残留しやすく、フィルタチップ4の膜面4aがフィルタブロック8の表面に対して傾斜し易くなる。フィルタチップ4の膜面4aがフィルタブロック8の表面に対して傾斜すると、その膜面4aで反射された光線が隣接するフィルタチップ4に入射する際の入射角度が設計値からずれてしまい、所望の特性が得られない。
これに対して、本実施の形態の光合分波器101では、フィルタチップ12の基板12bの厚みを0.4mm以上とし、誘電体多層膜の内部応力により発生する反りを補正するために十分な厚みと強度を持たせているので、フィルタブロック13にフィルタチップ12を貼り付けたときに、フィルタブロック13の表面に対してフィルタチップ12の膜面12aの平行度を確保することができる。
また、誘電体多層膜の設計透過帯域や設計中心波長によっては、誘電体多層膜の厚みにばらつきが発生する。それぞれのフィルタチップ12の厚みがばらばらだと、あるフィルタチップ12の膜面12aで反射された光線が隣接するフィルタチップ12に入射する際の入射位置がずれてしまい、所望の特性が得られない。これに対し、本実施の形態の光合分波器101では、基板12bに十分な厚みがあるため、その厚みによってばらつきを吸収することにより、フィルタブロック13の表面から各フィルタチップ12の膜面12aまでの距離にばらつきが発生しないようにすることができる。
このように、本実施の形態の光合分波器101では、フィルタチップ12の基板12bの厚みを0.4mm以上としていることから、フィルタチップ12の膜面12aとフィルタブロック13の表面を互いに平行にし、各フィルタチップ12の膜面12aを同一平面に配置することが容易となり、確実に所望の特性を得ることができるようになる。
〔フィルタチップの立体形状を四角柱としたことによる効果〕
この光合分波器101では、フィルタチップ12の立体形状を四角柱としている。すなわち、従来の光合分波器100ではフィルタチップ4の立体形状を円柱としていたのに対し、本実施の形態の光合分波器101ではフィルタチップ12の立体形状を四角柱としている。これにより、従来の光合分波器100と比較して、次のような効果を奏する。
この光合分波器101では、フィルタチップ12の立体形状を四角柱としている。すなわち、従来の光合分波器100ではフィルタチップ4の立体形状を円柱としていたのに対し、本実施の形態の光合分波器101ではフィルタチップ12の立体形状を四角柱としている。これにより、従来の光合分波器100と比較して、次のような効果を奏する。
従来の光合分波器100では、フィルタチップ4の立体形状を円柱としていたために、フィルタチップの収量が低下し、フィルタチップの製造コストが増大する。すなわち、フィルタチップは、誘電体多層膜を成膜したウエハ基板から切り出して得られる。この際、1つのウエハ基板からできるだけ多くのフィルタチップを切り出すのが望ましい。フィルタチップの立体形状が円柱である場合、その平面形状が円形となって、切りしろ面積が多く必要となり、収量が低下する。
これに対し、本実施の形態の光合分波器101では、フィルタチップ12の立体形状を四角柱としているので、フィルタチップの収量がアップし、フィルタチップの製造コストが低減される。すなわち、フィルタチップの立体形状を四角柱とすると、その平面形状が正方形や長方形となる。この場合、切りしろ面積は、ダイシングソーの刃の厚みだけ確保すればよいので、切りしろ面積は最小限に抑えることが可能となる。これにより、1つのウエハ基板からできるだけ多くのフィルタチップを切り出すことができるようになり、フィルタチップの収量がアップし、フィルタチップの製造コストが低減される。なお、フィルタチップ12の立体形状は四角柱に限られるものではなく、切りしろ面積は増えるが、5角柱、6角柱などとしてもよい。
〔フィルタチップに反射防止膜を設けることによる効果〕
フィルタチップ12を切り出す前に、フィルタチップ12の膜面12aが形成された面とは反対側の面に反射防止膜を形成しておき、この反射防止膜が形成されたフィルタチップ12をフィルタブロック13に接着固定するようにしてもよい。このようにすると、自由空間からフィルタチップ12に光が出入りする際のフレネル損失を抑制することができる。
フィルタチップ12を切り出す前に、フィルタチップ12の膜面12aが形成された面とは反対側の面に反射防止膜を形成しておき、この反射防止膜が形成されたフィルタチップ12をフィルタブロック13に接着固定するようにしてもよい。このようにすると、自由空間からフィルタチップ12に光が出入りする際のフレネル損失を抑制することができる。
なお、図16に示した従来の光合分波器100において、同様の効果を得る反射防止膜を形成しようとすると、フィルタブロック8のフィルタチップ4が設けられた側とは反対側の面に反射防止膜を形成しなければならない。一般的に、フィルタブロック8はフィルタチップ4より表面積が広い。したがって、一度の蒸着で成膜できる収量を比較すると、フィルタチップへの成膜よりフィルタブロックへの成膜の方が収量が低下してしまう。さらに、フィルタブロックへの成膜は、実際には光線が通過しない領域にも反射防止膜を形成してしまうため、成膜効率が低下し成膜コストが増加する。
これに対して、本実施形態の光合分波器101では、フィルタチップだけに反射防止膜を成膜すればよいので、一度の蒸着で成膜できる収量を低下させず、必要な領域に効率的に成膜できるので、反射防止膜の成膜コストを必要最小限に抑制できる。
これに対して、本実施形態の光合分波器101では、フィルタチップだけに反射防止膜を成膜すればよいので、一度の蒸着で成膜できる収量を低下させず、必要な領域に効率的に成膜できるので、反射防止膜の成膜コストを必要最小限に抑制できる。
〔フィルタブロックをガラス製とすることによる効果〕
上述した光合分波器101では、フィルタブロック13を樹脂製としたが、ガラス製としてもよい。これにより、フィルタブロック13を樹脂製とする場合と比較して、次のような効果を奏する。
上述した光合分波器101では、フィルタブロック13を樹脂製としたが、ガラス製としてもよい。これにより、フィルタブロック13を樹脂製とする場合と比較して、次のような効果を奏する。
射出成型技術を用いて、穴の開いた樹脂製フィルタブロックを製造する場合、フィルタブロックの強度・剛性を確保するため、ある程度の体積が必要になるが、体積が増大するとヒケが発生し易い。このため、フィルタブロック13を樹脂製とし、射出成型技術を用いて製造すると、フィルタブロック13の表面を広い範囲にわたって平坦にすることが困難となる。また、切削で角孔15−0〜15−4を加工すると、バリが発生し易いので、フィルタチップ12を貼り付ける際にバリを挟み込む可能性が高く、フィルタチップ12の貼り付け平行度が低下する。また、石英製のフィルタチップ12と樹脂製のフィルタブロック13を接着すると、熱膨張率の差が大きいため、環境温度の変動にともない接着部に応力が発生し、フィルタチップ12の剥離が発生する可能性が高い。このように、フィルタブロック13を樹脂製とすると、フィルタチップ12の膜面12aとフィルタブロック13の表面を互いに平行に配置することが困難となったり、フィルタチップ12の接着信頼性が低下する虞れがある。
これに対して、フィルタブロック13をガラス製とすると、研磨により表面および裏面を広い範囲にわたって平坦にすることが容易となる。また、切削で角孔15−0〜15−4を加工してもバリが発生しにくいので、フィルタチップ12の貼り付け平行度も低下しにくい。また、石英製のフィルタチップ12を貼り付けても、熱膨張率の差がないため、接着部の応力も発生せず、フィルタチップ12の剥離が発生し難くなる。このように、フィルタブロック13をガラス製とすると、フィルタチップ12の膜面12aとフィルタブロック13の表面を互いに平行に配置することが容易となり、フィルタチップ12の接着信頼性も確保することができるようになる。
〔フィルタチップの固定位置〕
上述した光合分波器101では、フィルタチップ12−1〜12−4を角孔15−1〜15−4に面してフィルタブロック13の表面に接着固定するようにしたが、図3に示すようにフィルタブロック13の角孔15−1〜15−4内に接着固定するようにしてもよい。
上述した光合分波器101では、フィルタチップ12−1〜12−4を角孔15−1〜15−4に面してフィルタブロック13の表面に接着固定するようにしたが、図3に示すようにフィルタブロック13の角孔15−1〜15−4内に接着固定するようにしてもよい。
フィルタブロック13の角孔15内にフィルタチップ12を接着固定する場合、角孔15の内側側面とフィルタチップ12の側面との間に接着剤を流し込んで固定することになる。この場合、接着剤が多すぎると、フィルタチップ12の表面や裏面に接着剤が流れ込み、接着剤が光路を塞いでしまう。逆に、接着剤の量が少な過ぎると、フィルタチップ12の固定強度が低下し、接着の信頼性が低下してしまう。また、フィルタチップ12のサイズとフィルタブロック13の角孔15の大きさにばらつきがあると、フィルタチップ12が嵌らなかったり、角孔15とフィルタチップ12の隙間が大き過ぎたりする。
フィルタチップ12を角孔15に面してフィルタブロック13の表面に接着固定する場合、フィルタチップ12の底面とフィルタブロック13の表面との間に接着剤を流し込んで固定することになる。この場合、接着剤の量が多少多くても、フィルタブロック13の角孔15とフィルタチップ12が接着する部分の周縁部にフィレットが形成されるので、接着剤が光路を塞ぐことはない。また、フィルタチップ12のサイズに多少のばらつきがあっても、そのばらつきを吸収するように接着剤の貼りしろを確保しておけば、問題なくフィルタチップ12を固定することができる。
このように、フィルタブロック13の角孔15内にフィルタチップ12を接着固定する方法では、接着剤の量を厳密に制御する必要があり、フィルタチップ12のサイズのばらつきの許容度が小さいので製造コストが増大する虞れがあるという難点がある。これに対して、フィルタチップ12を角孔15に面してフィルタブロック13の表面に接着固定する方法では、接着剤の量を厳密に制御する必要がなく、フィルタチップ12のサイズのばらつきの許容度が大きいので、製造コストが増大しないという点で有利であり、この方法によってフィルタチップ12を接着固定した方がよい。
また、上述した光合分波器101では、フィルタチップ12−1〜12−4を膜面12aが形成された面とは反対側の面を底面としてフィルタブロック13の表面に接着固定するようにしたが、図4に示すように膜面12aが形成された面を底面としてフィルタブロック13の表面に接着固定するようにしてもよい。基本的には、フィルタチップ12を膜面12aが形成された面とは反対側の面を底面としてフィルタブロック13の表面に接着固定するようにすることが望ましい。すなわち、導波素子5側に膜面12aを向け、凸レンズ3側に膜面12aが形成された面とは反対側の面を向けると、フィルタチップ12での反射光はガラス内面反射(基板12b内の反射)ではなく、ガラス表面反射になるので、伝播損やフレネル損がなく、低損失化することができる。
また、上述した光合分波器101では、フィルタチップ12−1〜12−4をフィルタブロック13の一方の自由空間10側に設けるようにしたが、図5に示すようにフィルタブロック13の他方の自由空間11側に設けるようにしてもよい。この例では、フィルタブロック13の他方の自由空間11側に面する角孔15−1〜15−4の開口の全体を覆うようにフィルタチップ12−1〜12−4を一列に等間隔で並べ、膜面12aが形成された面を底面としてフィルタブロック13の表面に接着固定しているが、膜面12aが形成された面とは反対側の面を底面としてフィルタブロック13の表面に接着固定するようにしてもよい(図6参照)。
〔フィルタブロックに形成する通過孔の形状〕
上述した光合分波器101では、フィルタブロック13に光の通過孔として角孔15−0〜15−4を形成するようにしたが、フィルタブロック13に形成する光の通過孔は必ずしも角孔でなくてもよく、丸孔であっても構わない。
上述した光合分波器101では、フィルタブロック13に光の通過孔として角孔15−0〜15−4を形成するようにしたが、フィルタブロック13に形成する光の通過孔は必ずしも角孔でなくてもよく、丸孔であっても構わない。
フィルタブロック13に角孔15を形成する場合、放電加工や切削加工が考えられるが、放電加工が可能なのは金属製のフィルタブロックに限られ、加工コストも高い。ガラス製のフィルタブロックに角孔を形成するには一般的に切削加工が用いられるが、まず、目的の孔径よりも細いドリルを用いて貫通孔を形成し、その後、許容されるコーナーRより細いドリルを用いてコーナー加工をする必要があるため、小さな角孔を加工するのが困難であり、加工コストが高くなってしまう。
例えば、角孔のサイズが1mm角でコーナーRを0.2mm以下にするためには、直径0.4mm以下のドリルが必要になる。このような細径ドリルは一般的に高価であり、また加工中に折損しやすいため加工コストが増大してしまう。
例えば、角孔のサイズが1mm角でコーナーRを0.2mm以下にするためには、直径0.4mm以下のドリルが必要になる。このような細径ドリルは一般的に高価であり、また加工中に折損しやすいため加工コストが増大してしまう。
これに対し、フィルタブロック13に形成する光の通過孔を丸孔とすると(図7参照)、切削で加工する場合、ドリルで穴を開けるだけでよいので加工時間が短くなる。また、穴サイズはドリルサイズとほゞ一致しているため、小さな穴も加工することができる。また、フィルタチップ12を大きくしなくても、フィルタブロック13に接着することができるので、フィルタチップ12の収量が増加し、フィルタチップ12の製造コストを低減することができる。
なお、フィルタブロック13に光の通過孔として形成する丸孔15−1’〜15−4’の径は、0.5〜0.8mmであることが望ましい。なぜなら、現在一般的に流通している光通信用の誘電体多層膜フィルタチップのサイズが1〜1.6mm角程度なので、フィルタチップをフィルタホルダの表面に接着固定するためには、チップサイズよりも孔径を小さくする必要があるからである。また、孔径が小さすぎると高価なドリルが必要になるので、加工コストが上昇してしまうからである。
〔チャネルポートのピッチの拡大〕
上述した光合分波器101では、フィルタブロック13に形成した角孔15−1〜15−4に対してそれぞれフィルタチップ12を設けたが、その一部にミラーチップを設けるようにしてもよい。例えば、図8に示した構成では、角孔15−1および15−3に対して、その膜面を全反射ミラーとしたミラーチップ16−1および16−2を設けている。このようにすると、フィルタ入射角を変化させずに、チャネルポート間のピッチを広げることが可能となる。
上述した光合分波器101では、フィルタブロック13に形成した角孔15−1〜15−4に対してそれぞれフィルタチップ12を設けたが、その一部にミラーチップを設けるようにしてもよい。例えば、図8に示した構成では、角孔15−1および15−3に対して、その膜面を全反射ミラーとしたミラーチップ16−1および16−2を設けている。このようにすると、フィルタ入射角を変化させずに、チャネルポート間のピッチを広げることが可能となる。
なお、図9に示すように、フィルタブロック13に角孔15−1および15−3を形成せずに、角孔15−1および15−3があった一方の自由空間側の開口位置に全反射ミラー17−1および17−2が形成されるように、フィルタブロック13の表面に反射膜を成膜してもよい。このようにすると、ミラーチップ16−1および16−2を用いなくてよいので部材数を削減できる。また、チップの貼り付け工数、フィルタブロック13に対する孔加工の工数も削減できるので、安価な構成とすることが可能となる。なお、図8に示した構成において、ミラーチップ16−1および16−2は、その膜面をハーフミラーとしてもよい。
〔チャネルポート数の増大〕
上述した光合分波器101では、導波素子アレイブロック7を使用した構成としたが、図10に示すような導波素子アレイブロック7を使用しない構成としてもよい。この例では、第1のフィルタアレイブロック14−1と第2のフィルタアレイブロック14−2とを設け、第1のフィルタブロック14−1の前面に、凸レンズ3−0,3−2,3−4,3−6,3−8を介して、コモンポート1およびチャネルポート2−2,2−4,2−6,2−8を設けている。また、第2のフィルタアレイブロック14−2の背面に、凸レンズ3−1,3−3,3−5,3−7を介して、チャネルポート2−1,2−3,2−5,2−7を設けている。
上述した光合分波器101では、導波素子アレイブロック7を使用した構成としたが、図10に示すような導波素子アレイブロック7を使用しない構成としてもよい。この例では、第1のフィルタアレイブロック14−1と第2のフィルタアレイブロック14−2とを設け、第1のフィルタブロック14−1の前面に、凸レンズ3−0,3−2,3−4,3−6,3−8を介して、コモンポート1およびチャネルポート2−2,2−4,2−6,2−8を設けている。また、第2のフィルタアレイブロック14−2の背面に、凸レンズ3−1,3−3,3−5,3−7を介して、チャネルポート2−1,2−3,2−5,2−7を設けている。
第1のフィルタアレイブロック14−1においては、第1のフィルタブロック13−1に角孔15−0,15−2,15−4,15−6,15−8を形成し、角孔15−2,15−4,15−6,15−8に面してフィルタチップ12−2,12−4,12−6,12−8を設けている。第2のフィルタアレイブロック14−2においては、第2のフィルタブロック13−2に角孔15−1,15−3,15−5,15−7を形成し、角孔15−1,15−3,15−5,15−7に面してフィルタチップ12−1,12−3,12−5,12−7を設けている。
この光合分波器102において、コモンポート1からの波長多重光は、凸レンズ3−0によって平行光とされ、フィルタブロック13−1の角孔15−0、フィルタブロック13−2の角孔15−1を通過し、フィルタチップ12−1に入射される。フィルタチップ12−1に入射された光のうち、特定の波長域λ1の光線がフィルタチップ12−1を透過し、チャネルポート2−1で受光される。
フィルタチップ12−1に入射された光のうち、特定の波長域λ1を含まない残りの光線は反射され、フィルタブロック13−2の角孔15−1、フィルタブロック13−2の角孔15−2を通過し、フィルタチップ12−2に入射される。フィルタチップ12−2に入射された光のうち、特定の波長域λ2の光線がフィルタチップ12−2を透過し、チャネルポート2−2で受光される。
以下同様にして、フィルタチップ12−3に入射された光のうち特定の波長域λ3の光線がチャネルポート2−3で受光され、フィルタチップ12−4に入射された光のうち特定の波長域λ4の光線がチャネルポート2−4で受光されるというようにして、1本の光伝送路から特定の波長域の光線が抽出(分波)される。これとは逆の動作として光伝送路への特定の波長域の光線の挿入(合波)が行われる。
このような構成とすることによって、導波素子アレイブロック7を使用する光合分波器101とほゞ同サイズで、チャネルポート数を増やすことができる。
〔フィルタアレイブロックの保持〕
図11に、図1に示した構成を基本として、導波素子アレイブロック7にフィルタアレイブロック14を保持する保持構造を設けた例を示す。この例では、導波素子アレイブロック7にフィルタアレイブロック14を保持する保持構造として嵌合部7aを設け、この嵌合部7aにフィルタアレイブロック14を嵌め込んでいる。これにより、フィルタアレイブロック14の周縁部が導波素子アレイブロック7の嵌合部7aと線または点によって接触、位置決め、固定される。
図11に、図1に示した構成を基本として、導波素子アレイブロック7にフィルタアレイブロック14を保持する保持構造を設けた例を示す。この例では、導波素子アレイブロック7にフィルタアレイブロック14を保持する保持構造として嵌合部7aを設け、この嵌合部7aにフィルタアレイブロック14を嵌め込んでいる。これにより、フィルタアレイブロック14の周縁部が導波素子アレイブロック7の嵌合部7aと線または点によって接触、位置決め、固定される。
この場合、射出成型技術などを利用して、導波素子5−1〜5−4とフィルタアレイブロック14を保持する保持構造を一体化した導波素子アレイブロック7を製造すれば、フィルタチップ12−1〜12−4と導波素子5−1〜5−4との相対的な位置関係を簡易に決定することができる。また、導波素子アレイブロック7は光学透明である必要はないので、射出成型技術で複雑なブロック構造も高精度かつ低コストに量産することができる。
図12に、光結合素子アレイブロック18にフィルタアレイブロック14を保持する保持構造として嵌合部18aを設け、この嵌合部18aにフィルタアレイブロック14を嵌め込んだ例を示す。なお、凸レンズ3−0〜3−4は、3次元的に凹面ミラーを配置した構成としてもよい。この例においても、フィルタアレイブロック14の周縁部が光結合素子アレイブロック18の嵌合部18aと線または点によって接触、位置決め、固定される。
この場合、射出成型技術などを利用して、凸レンズ3−0〜3−4とフィルタアレイブロック14を保持する保持構造を一体化した光結合素子アレイブロック18を製造することにより、フィルタチップ12−1〜12−4と光結合素子との相対的な位置関係を簡易に決定することができる。また、光結合素子アレイブロック18は光学透明である必要はないので、射出成型技術で複雑なブロック構造も高精度かつ低コストに量産することができる。
なお、受発光素子なども含めた全体の実装構造や要求組立精度によって、導波素子アレイブロック7にフィルタアレイブロック14を保持する保持構造を形成する方が適している場合と、光結合素子アレイブロック18にフィルタアレイブロック14を保持する保持構造を形成する方が適している場合とに分かれる。
また、光結合素子アレイブロック18にフィルタアレイブロック14を保持する保持構造を形成する場合には、図12に示したようにフィルタチップ12−1〜12−4をフィルタブロック13の他方の自由空間11側に設け、膜面12aが形成された面を底面としてフィルタブロック13の表面に接着固定するようにすることが望ましい。このようにすると、フィルタブロック13の両面の平行度が多少悪くても、フィルタチップ12−1〜12−4の貼り付け面側の平面度さえ高ければ、フィルタチップ12−1〜12−4の膜面12aの設計値からの位置および角度誤差を小さくすることができる。
参考として、図13に、フィルタアレイブロック14を図8に示した構成とし、このフィルタアレイブロック14を光結合素子アレイブロック18の嵌合部18aに嵌め込んだ例を示す。図14に、フィルタアレイブロック14を図9に示した構成とし、このフィルタアレイブロック14を光結合素子アレイブロック18の嵌合部18aに嵌め込んだ例を示す。図15に、図10に示した構成において、フィルタアレイブロック14−1を第1の光結合素子アレイブロック18−1の嵌合部18−1aに嵌め込み、フィルタアレイブロック14−2を第2の光結合素子アレイブロック18−2の嵌合部18−2aに嵌め込んだ例を示す。
また、上述した実施の形態では、フィルタチップ12を特定の波長域の光線を透過させる波長選択素子としたが、入射光線の一部を透過させ残りを反射させる素子であればよく、例えば膜面12aをハーフミラーとしたような素子を用いてもよい。フィルタチップ12として、膜面12aをハーフミラーとしたような素子を用いると、光のパワーを合分配する光合分配器とすることが可能である。
1…コモンポート、2(2−1〜2−4)…チャネルポート、3(3−0〜3−4)…凸レンズ、5(5−1〜5−4)…導波素子、6…導波素子ブロック、7…導波素子アレイブロック、10…一方の自由空間、11…他方の自由空間、12(12−1〜12−8)…フィルタチップ(波長選択素子)、12a…膜面(誘電体多層膜)、12b…基板、13…フィルタブロック、14…フィルタアレイブロック(波長選択素子アレイブロック)、15(15−1〜15−8)…角孔、15−1’〜15−4’…丸孔、16−1,16−2…ミラーチップ、17−1,17−2…ミラー、18(18−1,18−2)…光結合素子アレイブロック、18a(18−1a,18−2a)…嵌合部、101,102…光合分波器。
Claims (9)
- 入射光線の一部を透過させ残りを反射させる光線分岐素子と、この光線分岐素子が設けられたブロックとを備え、前記ブロックによって隔てられた一方の自由空間から前記光線分岐素子を透過して他方の自由空間へ抜ける光を光伝送路から抽出し、前記ブロックによって隔てられた他方の自由空間から前記光線分岐素子を透過して一方の自由空間へ抜ける光を前記光伝送路に挿入する光合分配器において、
前記ブロックは、前記光線分岐素子を透過する光の前記一方の自由空間側から前記他方の自由空間側および前記他方の自由空間側から前記一方の自由空間側への通過孔を有していることを特徴とする光合分配器。 - 請求項1に記載された光合分配器において、
前記ブロックは、その材質がガラスであることを特徴とする光合分配器。 - 請求項1に記載された光合分配器において、
前記光線分岐素子は、前記通過孔に面して前記ブロックに接着固定されていることを特徴とする光合分配器。 - 請求項1に記載された光合分配器において、
前記通過孔は、丸孔であることを特徴とする光合分配器。 - 請求項1に記載された光合分配器において、
前記光線分岐素子は、入射光線の一部を透過させ残りを反射させる膜面を基板上に備え、前記膜面を前記通過孔に面して前記ブロックに接着固定されていることを特徴とする光合分配器。 - 請求項1に記載された光合分配器において、
前記ブロックは、前記一方の自由空間側から前記他方の自由空間側へ抜けようとする光を反射する反射面を有することを特徴とする光合分配器。 - 請求項1に記載された光合分配器において、
前記光線分岐素子は、その基板の厚みが0.4mm以上とされていることを特徴とする光合分配器。 - 請求項1に記載された光合分配器において、
前記光線分岐素子は、その立体形状が角柱とされていることを特徴とする光合分配器。 - 請求項1に記載された光合分配器において、
前記光線分岐素子は、入射光線の一部を透過させ残りを反射させる膜面を基板上に備え、前記膜面が形成された面とは反対側の面に反射防止膜が形成されていることを特徴とする光合分配器。
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-
2005
- 2005-12-12 JP JP2005357315A patent/JP2007163631A/ja active Pending
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