JP2007163240A - バイオチップおよびその使用方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 低分子化合物、蛋白質間の相互作用の検出に用いられる際に、検出対象物質の非特異的な吸着を抑制し、検出精度の高いバイオチップ用基板を提供すること。
【解決手段】固相基板の表面に低分子化合物を固定化したバイオチップであって、基板表面にアルキレングリコール残基を有する単量体を重合してなる高分子物質を有することを特徴とするバイオチップ、及び該バイオチップに生物由来物質を反応させることを特徴とするバイオチップの使用方法。

Description

本発明は、たんぱく質と特異的選択性を有する低分子化合物をスクリーニングするためのバイオチップに関する。
細胞内の特定のたんぱく質に特異的に結合してその機能を調整するような低分子化合物をスクリーニングし、その低分子化合物が示す表現型からたんぱく質の機能を探る手法が注目を集めている。特定のたんぱく質と総合作用する低分子リガンドを得るためにさまざまなスクリーニング手法が確立されているが、この中でも注目に値するのは、1999年に米国ハーバード大学のMacbeathとSchreiberらにより開発された低分子マイクロアレイである。(非特許文献1)この手法では、合成された化合物を、ひとつのスライドガラス基板上に数千〜数万の単位で固定化し、このアレイを蛍光標識化たんぱく質で処理することでたんぱく質と低分子間相互作用を多検体同時に検出することができる。
このようなバイオチップのシグナル検出において、基板への検出対象物質の非特異的な吸着は信号対雑音比を低下させる原因となり、検出精度を低下させる。
このためたんぱく質の非特異的吸着量の少ないバイオチップが求められている。
J. Am. Chem. Soc., 121 7967-7968(1999)
本発明は、検出対象物質の非特異的な吸着を抑制し、検出精度の高いバイオチップ用基板を提供することを目的とする。
本発明は、
(1) 固相基板の表面に低分子化合物を固定化したバイオチップであって、基板表面にアルキレングリコール残基を有する単量体を重合してなる高分子物質を有することを特徴とするバイオチップ、
(2)前記アルキレングリコール残基を有する単量体が下記の一般式[1]で表されるモノマーである(1)記載のバイオチップ、
Figure 2007163240
(式中R1は水素原子またはメチル基を示し、R2は水素原子または炭素数1〜20のアルキル基を示す。Xは炭素数1〜10のアルキレングリコール残基を示し、pは1〜100の整数を示す。繰り返されるXは、同一であっても、または異なるアルキレングリコール残基の連鎖であってもよい。)
(3)前記アルキレングリコール残基を有する単量体がメトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレートである(1)または(2)のバイオチップ。
(4)前記メトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレートのエチレングリコールの平均連鎖が3〜100である(3)記載のバイオチップ、
(5)前記高分子物質が更に架橋可能な官能基を含む単量体との共重合体である(1)〜(4)いずれか記載のバイオチップ、
(6)前記架橋可能な官能基を有する単量体が下記の一般式[2](式中R3は水素原子またはメチル基を示し、Zは炭素数1〜20のアルキル基を示す。ただし、Zはなくても構わない。A1、A2、A3の内、少なくとも1個は加水分解可能基であり、その他はアルキル基を示す。)で表されるものである(5)記載のバイオチップ、
Figure 2007163240
(7)一般式[2]中において、A1、A2、A3の内、少なくとも1つはアルコキシル基である(6)記載のバイオチップ、
(8)前記高分子物質が活性エステル基を含む単量体との共重合体であって、活性エステル基を介して低分子化合物を固定化することを特徴とする(1)〜(7)いずれか記載のバイオチップ、
(9)活性エステル基を有する単量体が下記の一般式[3](式中R2は水素原子またはメチル基を示し、Yは炭素数1〜10のアルキレンオキシ基またはアルキル基を示す。Wは活性エステル基を示す。qは1〜20の整数を示す。qが2以上20以下の整数である場合、繰り返されるYは、それぞれ同一であっても、または異なるアルキレンオキシ基の連鎖であってもよい。)で表されるものである(8)記載のバイオチップ、
Figure 2007163240
(10)活性エステル基を有する単量体がp−ニトロフェニルオキシカルボニル−4.5−エチレングリコールメタクリレートまたはN−ヒドロキシスクシンイミド−4.5−エチレングリコールメタクリレートである(9)記載のバイオチップ、
(11)固相基板がプラスチック製である(1)〜(10)いずれか記載のバイオチップ、
(12)プラスチックが飽和環状ポリオレフィンである(11)記載のバイオチップ、
(13)固相基板がガラス製である(1)〜(10)いずれか記載のバイオチップ。
(14)固相基板に流路が設けてあることを特徴とする(1)〜(13)いずれか記載のバイオチップ、
(15)(1)〜(14)いずれか記載のバイオチップに生物由来物質を反応させることを特徴とするバイオチップの使用方法、
(16)(8)〜(10)いずれか記載のバイオチップをアルカリ処理した後、生物由来物質を反応させることを特徴とするバイオチップの使用方法、
である。
本発明のバイオチップによれば、検出対象物質の非特異的な吸着抑制し、検出精度の高いマイクロアレイを得ることができる。
本発明のバイオチップ用基板は、基板表面にアルキレングリコール残基を有する単量体を重合してなる高分子物質を有することを特徴とする。アルキレングリコール残基を有する単量体を重合してなる高分子物質は、生理活性物質の非特異的吸着を抑制する性質を持つポリマーで、アルキレングリコール残基は生理活性物質の非特異的吸着を抑制する役割を果たす。
本発明に使用するアルキレングリコール残基を有する単量体は、特に構造を限定しないが、一般式[1]で表される(メタ)アクリル基と炭素数1〜10のアルキレングリコール残基Xの連鎖からなる化合物であることが好ましい。
Figure 2007163240
式[1]中のアルキレングリコール残基Xの炭素数は1〜10であり、より好ましくは1〜6であり、更に好ましくは2〜4であり、より更に好ましくは2〜3であり、最も好ましくは2である。アルキレングリコール残基Xの繰り返し数pは、1〜100の整数であり、より好ましくは2〜100の整数であり、更に好ましくは2〜95の整数であり、最も好ましくは20〜90の整数である。繰り返し数2以上100以下の場合は、繰り返されるアルキレングリコール残基Xの炭素数は同一であっても、異なっていてもよい。
このような単量体としては、例えばメトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート等の水酸基の一置換エステルの(メタ)アクリレート類、グリセロールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールを側鎖とする(メタ)アクリレート、2−メトキシエチル(メタ)アクリレート、2−エトキシエチル(メタ)アクリレート、メトキシジエチレングリコール (メタ)アクリレート、エトキシジエチレングリコール (メタ)アクリレート、エトキシポリエチレングリコール (メタ)アクリレート等が挙げられるが、入手性からメトキシポリエチレングリコールメタクリレートが好ましい。
本発明に使用する架橋可能な官能基を有する単量体は、架橋可能な官能基の反応が高分子化合物合成中に進行しないものであれば特に制限されるものではないが、一般式[2]で表される単量体であることが好ましい。
架橋可能な官能基としては、例えば加水分解によりシラノール基を生成する官能基やグリシジル基などが用いられるが、より低温で架橋できることから加水分解によりシラノール基を生成する官能基が好ましい。
加水分解によりシラノール基を生成する官能基を有する単量体は、(メタ)アクリル基と加水分解によりシラノール基を生成する官能基が炭素数1〜20のアルキル鎖を介して、または直接結合した化合物である。加水分解によりシラノール基を生成する官能基とは、水と接触すると容易に加水分解を受けシラノール基を生成する基であり、例えば、ハロゲン化シリル基、アルコキシシリル基、フェノキシシリル基、アセトキシシリル基等を挙げることができる。なかでもアルコキシシリル基がシラノール基を生成し易い点から好ましい。アルコキシシリル基を含有する単量体としては、例えば、3−(メタ)アクリロキシプロペニルトリメトキシシラン、3−(メタ)アクリロキシプロピルビス(トリメチルシロキシ)メチルシラン、3−(メタ)アクリロキシプロピルジメチルメトキシシラン、3−(メタ)アクリロキシプロピルジメチルエトキシシラン、3−(メタ)アクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−(メタ)アクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン、3−(メタ)アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−(メタ)アクリロキシプロピルトリエトキシシラン、3−(メタ)アクリロキシプロピルトリス(メトキシエトキシ)シラン、8−(メタ)アクリロキシオクタニルトリメトキシシラン、11−(メタ)アクリロキシウンデニルトリメトキシシラン等の(メタ)アクリロキシアルキルシラン化合物等を挙げることができる。なかでも3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルジメチルメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルジメチルエトキシシランがホスホリルコリン基を有する単量体との共重合性が優れている点、入手が容易である点等から好ましい。これらのアルコキシシリル基を有する単量体は、単独または2種以上の組み合わせで用いられる。
本発明に使用する活性エステル基を有する単量体は、特に構造を限定しないが、一般式[3]で表される(メタ)アクリル基と活性エステル基が炭素数1〜10のアルキレンオキシ基の連鎖またはアルキル基を介して結合した化合物であることが好ましい。アルキレンオキシ基Yの繰り返し数は1〜20の整数であり、繰り返し数2以上20以下の場合は、繰り返されるアルキレンオキシ基の炭素数は同一であっても、異なっていてもよい。
本発明に使用する「活性エステル基」は、エステル基のアルコール側に酸性度の高い電子求引性基を有して求核反応を活性化するエステル群、すなわち反応活性の高いエステル基を意味するものとして、各種の化学合成、たとえば高分子化学、ペプチド合成等の分野で慣用されているものである。実際的には、フェノールエステル類、チオフェノールエステル類、N−ヒドロキシアミンエステル類、複素環ヒドロキシ化合物のエステル類等がアルキルエステル等に比べてはるかに高い活性を有する活性エステル基として知られている。
このような活性エステル基としては、例えばp−ニトロフェニルエステル基、N−ヒドロキシスクシンイミドエステル基、コハク酸イミドエステル基、フタル酸イミドエステル基、5-ノルボルネン-2,3-ジカルボキシイミドエステル基、等が挙げられるが、p−ニトロフェニルエステル基又はN−ヒドロキシスクシンイミドエステル基がより低いpHにて生理活性物質を固定化できるため好ましい。
本発明の高分子化合物の合成方法は、特に限定されるものではないが、合成の容易さから、アルキレングリコール残基を有する単量体、活性エステル基を有する単量体および架橋可能基を有する単量体を含む混合物を、重合開始剤存在下、溶媒中でラジカル重合することが好ましい。
溶媒としてはそれぞれの単量体が溶解するものであればよく、例えば、メタノール、エタノール、t−ブチルアルコール、ベンゼン、トルエン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジクロロメタン、クロロホルム等を挙げることができる。これらの溶媒は、単独または2種以上の組み合わせで用いられる。プラスチック基材に該高分子化合物を塗布する場合は、エタノール、メタノールが基材を変性させないため好ましい。
重合開始剤としては通常のラジカル開始剤ならいずれでもよく、例えば、2,
2’−アゾビスイソブチルニトリル(以下「AIBN」という)、1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1 −カルボニトリル)等のアゾ化合物、過酸化ベンゾイル、過酸化ラウリル等の有機過酸化物等を挙げることができる。
本発明の高分子化合物の化学構造は、アルキレングリコール残基、活性エステル基及び架橋可能な官能基を有する各単量体が共重合されたものであれば、その結合方式がランダム、ブロック、グラフト等いずれの形態をなしていてもかまわない。
本発明の高分子化合物の分子量は、高分子化合物と未反応の単量体との分離精製が容易になることから、数平均分子量は5000以上が好ましく、10000以上がより好ましい。
本発明の高分子化合物は、基材表面を該高分子化合物で被覆することにより、生理活性物質の非特異的吸着を抑制し低分子化合物を固定化する性質を容易に付与することが可能である。
基材表面への高分子化合物の被覆は、例えば有機溶剤に高分子化合物を0.05〜10重量%濃度になるように溶解した高分子溶液を調製し、浸漬、吹きつけ等の公知の方法で基材表面に塗布した後、室温下ないしは加温下にて乾燥させることにより行われる。
有機溶剤としてはエタノール、メタノール、t−ブチルアルコール、ベンゼン、トルエン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジクロロメタン、クロロホルム等の単独溶媒またはこれらの混合溶剤が使用される。中でも、エタノール又はメタノールがプラスチック基材を変性させず、乾燥させやすいため好ましい。
本発明の高分子化合物を固相基板に塗布することで容易に基材に生理活性物質の非特異的吸着を抑制する性質を与えることができる。これらのことより、該高分子化合物を塗布した基材はバイオチップ用基板に好適に用いることができる。
本発明に用いる固相基板としては、プラスチック製基板、ガラス製基板、金属蒸着膜を有する基板などがあげられる。プラスチック製基板の具体例としては、シクロオレフィンポリマー、ポリプロピレン、ポリエチレンポ、ポリサロフォン、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリメチルペタクリレートなどがあげられる。
固相基板はマイクロフルイディスクとして用いられる流路を有していても良い。
本発明に用いる低分子化合物は合成化合物、天然由来化合物などあげられるが特に限定されるものではない。あらゆる低分子化合物を基板上に固定化し、たんぱく質と特異的に相互作用を及ぼす低分子化合物を探索する。これまでたんぱく質と相互作用が確認されている低分子化合物としては、ビオチン、ラパマイシン、ジゴキシン、ジギトキシン、シクロスポリンA、ジゴキシゲニン、FK506、レプトマイシン、ラクタシスチン、トラポキシン、フマギリン、ラディシコール、エポネマイシン、ミリオシン、パルセノライド、ドキソルビシンなどがあげられる。
本発明のバイオチップ用基板を使用して低分子化合物を固定化することにより、たんぱく質と特異的選択性を有する低分子化合物をスクリーニングするためのバイオチップとなる。
本発明の使用方法としては、活性エステルを有しない場合は、細胞抽出タンパク、血液抽出タンパク、アビジン、FKBP、mTORなどの特定のタンパク質を反応させることにより特定の低分子化合物とタンパク質との相互作用を検出するという使用方法がある。
活性エステルを有する場合は、アミノ化された低分子化合物を固定化した後、アルカリ化合物や一級アミノ基を有する化合物で表面を処理し、低分子化合物を固定化した部分以外の活性エステルを不活性化する。その後前記のようにタンパク質と反応させる特定の低分子化合物とタンパク質との相互作用を検出するという使用方法がある。
アルカリ化合物としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、ホウ酸ナトリウム、水酸化リチウム、リン酸カリウムなどを好ましく用いることができる。
一級アミノ基を有する化合物としては、メチルアミン、エチルアミン、ブチルアミン、グリシン、9−アミノアクアジン、アミノブタノール、4−アミノ酪酸、アミノカプリル酸、アミノエタノール、5−アミノ2,3−ジヒドロー1,4−ペンタノール、アミノエタンチオール塩酸塩、アミノエタンチオール硫酸、2−(2−アミノエチルアミノ)エタノール、リン酸二水素2−アミノエチル、硫酸水素アミノエチル、4−(2−アミノエチル)モルホリン、5-アミノフルオレセイン、6−アミノヘキサン酸、アミノヘキシルセルロース、p−アミノ馬尿酸、2−アミノ−2−ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジオール、5−アミノイソフタル酸、アミノメタン、アミノフェノール、2−アミノオクタン、2−アミノオクタン酸、1−アミノ2−プロパノール、3−アミノ−1−プロパノール、3−アミノプロペン、3−アミノプロピオニトリル、アミノピリジン、11−アミノウンデカン酸、アミノサリチル酸、アミノキノリン、4−アミノフタロニトリル、3−アミノフタルイミド、p−アミノプロピオフェノン、アミノフェニル酢酸、アミノナフタレンなどを好ましく用いることができ、アミノエタノール、グリシンが最も好ましい。
以下に本発明に使用する高分子化合物の合成例を示す。
(p−ニトロフェニルオキシカルボニル−ポリエチレングリコールメタクリレート(MEONP)の合成)
0.01molのポリエチレングリコールモノメタクリレート(Blenmer PE−200(n=4) 日本油脂(株)製)を20mLのクロロホルムに溶解させた後、−30℃まで冷却した。−30℃に保ちながらこの溶液に、予め作成しておいた0.01molのp−ニトロフェニルクロロフォーメート(Aldrich製)と0.01molのトリエチルアミン(和光純薬(株)製)及びクロロホルム20mLの均一溶液をゆっくりと滴下した。−30℃にて1h反応させた後、室温でさらに2h溶液を攪拌した。その後反応液から塩をろ過により除去し、溶媒を留去してp−ニトロフェニルオキシカルボニル−ポリエチレングリコールメタクリレート(MEONP)を得た。得られたモノマーを重クロロホルム溶媒中1H―NMRで測定し、エチレングリコール残基が4.5単位含まれていることを確認した。
(高分子化合物の合成例1)
ポリエチレングリコールメチルエーテルメタクリレート(別名メトキシポリエチレングリコールメタクリレート)(PEGMA平均Mn=約188 Aldrich製)、3−メタクリロキシプロピルジメチルエトキシシラン(MPDES GELEST,INC.製)をそれぞれ順に0.90mol/L、0.1mol/L、になるように脱水エタノールに溶解させ、モノマー混合溶液を作製した。そこにさらに0.002mol/Lの2、2−アゾビスイソブチロニトリル(AIBN 和光純薬(株)製)を添加し、均一になるまで撹拌した。その後、アルゴンガス雰囲気下、60℃で4時間反応させた後、反応溶液をジエチルエーテル中に滴下し、沈殿を収集した。得られた高分子化合物を重クロロホルム溶媒中1H―NMRで測定し、0.13ppm付近に現れるMPDESのSiに結合したメチル基に帰属されるピーク、3.4ppm付近に現れるPEGMAの末端メトキシ基に帰属されるピーク、それぞれの積分値より、この高分子化合物の組成比を算出した。表1に結果を示した。
(高分子化合物の合成例2)
ポリエチレングリコールメチルエーテルメタクリレート(別名メトキシポリエチレングリコールメタクリレート)(PEGMA平均Mn=約300 Aldrich製)、3−メタクリロキシプロピルジメチルエトキシシラン(MPDES GELEST,INC.製)をそれぞれ順に0.90mol/L、0.10mol/L、になるように脱水エタノールに溶解させ、モノマー混合溶液を作製した。そこにさらに0.01mol/Lの2、2−アゾビスイソブチロニトリル(AIBN 和光純薬(株)製)を添加し、均一になるまで撹拌した。その後、アルゴンガス雰囲気下、60℃で2時間反応させた後、反応溶液をジエチルエーテル中に滴下し、沈殿を収集した。得られた高分子化合物を重クロロホルム溶媒中1H―NMRで測定し、0.13ppm付近に現れるMPDESのSiに結合したメチル基に帰属されるピーク、3.38ppm付近に現れるPEGMAの末端メトキシ基に帰属されるピーク、それぞれの積分値より、この高分子化合物の組成比を算出した。表1に結果を示した。
(高分子化合物の合成例3)
ポリエチレングリコールメチルエーテルメタクリレート(別名メトキシポリエチレングリコールメタクリレート)(PEGMA平均Mn=約475 Aldrich製)、3−メタクリロキシプロピルジメチルエトキシシラン(MPDES GELEST,INC.製)をそれぞれ順に0.90mol/L、0.1mol/L、になるように脱水エタノールに溶解させ、モノマー混合溶液を作製した。そこにさらに0.002mol/Lの2、2−アゾビスイソブチロニトリル(AIBN 和光純薬(株)製)を添加し、均一になるまで撹拌した。その後、アルゴンガス雰囲気下、60℃で1.5時間反応させた後、反応溶液をジエチルエーテル中に滴下し、沈殿を収集した。得られた高分子化合物を重エタノール溶媒中1H―NMRで測定し、0.15ppm付近に現れるMPDESのSiに結合したメチル基に帰属されるピーク、3.35ppm付近に現れるPEGMAの末端メトキシ基に帰属されるピーク、それぞれの積分値より、この高分子化合物の組成比を算出した。表1に結果を示した。
(高分子化合物の合成例4)
ポリエチレングリコールメチルエーテルメタクリレート(別名メトキシポリエチレングリコールメタクリレート)(PEGMA平均Mn=約1100 Aldrich製)、3−メタクリロキシプロピルジメチルエトキシシラン(MPDES GELEST,INC.製)をそれぞれ順に0.90mol/L、0.10mol/L、になるように脱水エタノールに溶解させ、モノマー混合溶液を作製した。そこにさらに0.002mol/Lの2、2−アゾビスイソブチロニトリル(AIBN 和光純薬(株)製)を添加し、均一になるまで撹拌した。その後、アルゴンガス雰囲気下、60℃で1時間反応させた後、反応溶液をジエチルエーテル中に滴下し、沈殿を収集した。得られた高分子化合物を重エタノール溶媒中1H―NMRで測定し、0.16ppm付近に現れるMPDESのSiに結合したメチル基に帰属されるピーク、3.35ppm付近に現れるPEGMAの末端メトキシ基に帰属されるピーク、それぞれの積分値より、この高分子化合物の組成比を算出した。表1に結果を示した。
(高分子化合物の合成例5)
ポリエチレングリコールメチルエーテルメタクリレート(別名メトキシポリエチレングリコールメタクリレート)(PEGMA平均Mn=約188 Aldrich製)、p−ニトロフェニルオキシカルボニル−ポリエチレングリコールメタクリレート(MEONP)、3−メタクリロキシプロピルジメチルエトキシシラン(MPDES GELEST,INC.製)をそれぞれ順に0.90mol/L、0.05mol/L、0.05mol/L、になるように脱水エタノールに溶解させ、モノマー混合溶液を作製した。そこにさらに0.002mol/Lの2、2−アゾビスイソブチロニトリル(AIBN 和光純薬(株)製)を添加し、均一になるまで撹拌した。その後、アルゴンガス雰囲気下、60℃で4時間反応させた後、反応溶液をジエチルエーテル中に滴下し、沈殿を収集した。得られた高分子化合物を重クロロホルム溶媒中1H―NMRで測定し、0.13ppm付近に現れるMPDESのSiに結合したメチル基に帰属されるピーク、3.4ppm付近に現れるPEGMAの末端メトキシ基に帰属されるピーク、7.4および8.29ppm付近に現れるMEONPのベンゼン環に帰属されるピーク、それぞれの積分値より、この高分子化合物の組成比を算出した。表1に結果を示した。
(高分子化合物の合成例6)
ポリエチレングリコールメチルエーテルメタクリレート(別名メトキシポリエチレングリコールメタクリレート)(PEGMA平均Mn=約300 Aldrich製)、p−ニトロフェニルオキシカルボニル−ポリエチレングリコールメタクリレート(MEONP)、3−メタクリロキシプロピルジメチルエトキシシラン(MPDES GELEST,INC.製)をそれぞれ順に0.90mol/L、0.05mol/L、0.05mol/L、になるように脱水エタノールに溶解させ、モノマー混合溶液を作製した。そこにさらに0.01mol/Lの2、2−アゾビスイソブチロニトリル(AIBN 和光純薬(株)製)を添加し、均一になるまで撹拌した。その後、アルゴンガス雰囲気下、60℃で2時間反応させた後、反応溶液をジエチルエーテル中に滴下し、沈殿を収集した。得られた高分子化合物を重クロロホルム溶媒中1H―NMRで測定し、0.13ppm付近に現れるMPDESのSiに結合したメチル基に帰属されるピーク、3.38ppm付近に現れるPEGMAの末端メトキシ基に帰属されるピーク、7.4および8.3ppm付近に現れるMEONPのベンゼン環に帰属されるピーク、それぞれの積分値より、この高分子化合物の組成比を算出した。表1に結果を示した。
(高分子化合物の合成例7)
ポリエチレングリコールメチルエーテルメタクリレート(別名メトキシポリエチレングリコールメタクリレート)(PEGMA平均Mn=約475 Aldrich製)、p−ニトロフェニルオキシカルボニル−ポリエチレングリコールメタクリレート(MEONP)、3−メタクリロキシプロピルジメチルエトキシシラン(MPDES GELEST,INC.製)をそれぞれ順に0.90mol/L、0.05mol/L、0.05mol/L、になるように脱水エタノールに溶解させ、モノマー混合溶液を作製した。そこにさらに0.002mol/Lの2、2−アゾビスイソブチロニトリル(AIBN 和光純薬(株)製)を添加し、均一になるまで撹拌した。その後、アルゴンガス雰囲気下、60℃で1.5時間反応させた後、反応溶液をジエチルエーテル中に滴下し、沈殿を収集した。得られた高分子化合物を重エタノール溶媒中1H―NMRで測定し、0.15ppm付近に現れるMPDESのSiに結合したメチル基に帰属されるピーク、3.35ppm付近に現れるPEGMAの末端メトキシ基に帰属されるピーク、7.6および8.4ppm付近に現れるMEONPのベンゼン環に帰属されるピーク、それぞれの積分値より、この高分子化合物の組成比を算出した。表1に結果を示した。
(高分子化合物の合成例8)
ポリエチレングリコールメチルエーテルメタクリレート(別名メトキシポリエチレングリコールメタクリレート)(PEGMA平均Mn=約1100 Aldrich製)、p−ニトロフェニルオキシカルボニル−ポリエチレングリコールメタクリレート(MEONP)、3−メタクリロキシプロピルジメチルエトキシシラン(MPDES GELEST,INC.製)をそれぞれ順に0.9mol/L、0.05mol/L、0.05mol/L、になるように脱水エタノールに溶解させ、モノマー混合溶液を作製した。そこにさらに0.002mol/Lの2、2−アゾビスイソブチロニトリル(AIBN 和光純薬(株)製)を添加し、均一になるまで撹拌した。その後、アルゴンガス雰囲気下、60℃で1時間反応させた後、反応溶液をジエチルエーテル中に滴下し、沈殿を収集した。得られた高分子化合物を重エタノール溶媒中1H―NMRで測定し、0.16ppm付近に現れるMPDESのSiに結合したメチル基に帰属されるピーク、3.35ppm付近に現れるPEGMAの末端メトキシ基に帰属されるピーク、7.6および8.4ppm付近に現れるMEONPのベンゼン環に帰属されるピーク、それぞれの積分値より、この高分子化合物の組成比を算出した。表1に結果を示した。
Figure 2007163240
(基板1)
飽和環状ポリオレフィン樹脂をスライドガラス形状(寸法:76mm×26mm×1mm)に加工して固相基板を作成し、酸素プラズマ処理を行った。
(基板2)
マツナミ社製スライドガラス(品番:SD90011)
(高分子化合物の塗布及びバイチップ用基板の作製)
合成例1−8にて得られた高分子化合物をエタノールに溶解し、0.3重量%とした。合成例1−8の0.3wt%エタノール溶液に基板1、2を浸漬し、風乾して、それぞれバイチップ用基板1−16を作製した。
コーティングなしの基板1、2をそれぞれバイオチップ用基板17,18とした。
(実施例1−4、実施例9−12、比較例1)
バイオチップ用基板1−4、9−12、17にビオチン(和光純薬製:023−08711)をスポットしバイオチップを得た。
(実施例5−8、実施例13−16、比較例2)
バイオチップ用基板5−8、13−16、18にEZ−Link(TM)ビオチンPEOアミン(和光純薬製:500−45431)をスポットし、65℃で1時間処理した後、0.1N水酸化ナトリウム水溶液で室温10分間処理をし、乾燥することによりバイオチップを得た。
(評価)
得られたバイオチップの表面に、Cy3標識されたストレプトアビジンを1ug/mlの割合でCy3標識された10%血清溶液に混合した溶液を適用し、ビオチン―ストレプトアビジン反応を行った。0.1%ドデシル硫酸ナトリウムのPBS溶液で5分間洗浄した。各スポットについて蛍光量測定を行った。結果を表2に示す。
Figure 2007163240
実施例および比較例における蛍光量の測定には、Packard BioChip Technologies社製マイクロアレイスキャナー「ScanArray」を用いた。測定条件は、レーザー出力90%、PMT感度60%、励起波長649nm、測定波長670nm、解像度50μmであった。
実施例は、固定化したビオチンと後から反応させたアビジンが特異的に反応することによりシグナルが得られ、かつバックグランドが低いバイオチップとなった。比較例も同様にビオチンとアビジンの特異的な相互作用によるシグナルが確認できているがバックグランドが高いという結果になった。

Claims (16)

  1. 固相基板の表面に低分子化合物を固定化したバイオチップであって、基板表面にアルキレングリコール残基を有する単量体を重合してなる高分子物質を有することを特徴とするバイオチップ。
  2. 前記アルキレングリコール残基を有する単量体が下記の一般式[1]で表されるモノマーである請求項1記載のバイオチップ。
    Figure 2007163240
    (式中R1は水素原子またはメチル基を示し、R2は水素原子または炭素数1〜20のアルキル基を示す。Xは炭素数1〜10のアルキレングリコール残基を示し、pは1〜100の整数を示す。繰り返されるXは、同一であっても、または異なるアルキレングリコール残基の連鎖であってもよい。)
  3. 前記アルキレングリコール残基を有する単量体がメトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレートである請求項2記載のバイオチップ。
  4. 前記メトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレートのエチレングリコールの平均連鎖が3〜100である請求項3記載のバイオチップ。
  5. 前記高分子物質が更に架橋可能な官能基を含む単量体との共重合体である請求項1〜4いずれか記載のバイオチップ。
  6. 前記架橋可能な官能基を有する単量体が下記の一般式[2](式中R3は水素原子またはメチル基を示し、Zは炭素数1〜20のアルキル基を示す。ただし、Zはなくても構わない。A1、A2、A3の内、少なくとも1個は加水分解可能基であり、その他はアルキル基を示す。)で表されるものである請求項5記載のバイオチップ。
    Figure 2007163240
  7. 一般式[2]中において、A1、A2、A3の内、少なくとも1つはアルコキシル基である請求項6記載のバイオチップ。
  8. 前記高分子物質が更に活性エステル基を含む単量体との共重合体であって、前記活性エステル基を介して低分子化合物を固定化することを特徴とする請求項1〜7いずれか記載のバイオチップ。
  9. 活性エステル基を有する単量体が下記の一般式[3](式中R2は水素原子またはメチル基を示し、Yは炭素数1〜10のアルキレンオキシ基またはアルキル基を示す。Wは活性エステル基を示す。qは1〜20の整数を示す。qが2以上20以下の整数である場合、繰り返されるYは、それぞれ同一であっても、または異なるアルキレンオキシ基の連鎖であってもよい。)で表されるものである請求項8記載のバイオチップ。
    Figure 2007163240
  10. 活性エステル基を有する単量体がp−ニトロフェニルオキシカルボニル−4.5−エチレングリコールメタクリレートまたはN−ヒドロキシスクシンイミド−4.5−エチレングリコールメタクリレートである請求項9記載のバイオチップ。
  11. 固相基板がプラスチック製である請求項1〜10いずれか記載のバイオチップ。
  12. プラスチックが飽和環状ポリオレフィンである請求項11記載のバイオチップ。
  13. 固相基板がガラス製である請求項1〜10いずれか記載のバイオチップ。
  14. 固相基板に流路が設けてあることを特徴とする請求項1〜13いずれか記載のバイオチップ
  15. 請求項1〜14いずれか記載のバイオチップに生物由来物質を反応させることを特徴とするバイオチップの使用方法
  16. 請求項8〜10いずれか記載のバイオチップをアルカリ処理した後、生物由来物質を反応させることを特徴とするバイオチップの使用方法。

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