JP2007162880A - 蒸気トラップの消湯気器 - Google Patents
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Abstract
【課題】復水の再蒸発に伴うモヤモヤとした湯気を確実に消すことのできる小型で安価な蒸気トラップの消湯気器を提供する。
【解決手段】 蒸気トラップ3の出口2に複数の螺旋状細管4を接続する。複数の螺旋状細管4は、直径が数ミリ程度の銅管を、円弧状や略V字状や略U字状に曲げて取り付ける。複数の螺旋状細管4の右端部にL字状のエルボ5を接続する。
蒸気トラップ3の出口2から排出される高温状態の復水は、複数の螺旋状細管4内を分配されて流下する間に、その熱が大気中へ放熱されて冷却されることにより、オリフィス・プレート7の小径貫通孔6から大気中へ排出される際には復水の温度が低下しており、再蒸発してモヤモヤと湯気が立ち昇ることがない。
【選択図】 図1
【解決手段】 蒸気トラップ3の出口2に複数の螺旋状細管4を接続する。複数の螺旋状細管4は、直径が数ミリ程度の銅管を、円弧状や略V字状や略U字状に曲げて取り付ける。複数の螺旋状細管4の右端部にL字状のエルボ5を接続する。
蒸気トラップ3の出口2から排出される高温状態の復水は、複数の螺旋状細管4内を分配されて流下する間に、その熱が大気中へ放熱されて冷却されることにより、オリフィス・プレート7の小径貫通孔6から大気中へ排出される際には復水の温度が低下しており、再蒸発してモヤモヤと湯気が立ち昇ることがない。
【選択図】 図1
Description
本発明は、蒸気トラップの出口から排出される復水の再蒸発に伴うモヤモヤと立ち昇る湯気を減少又は消すことのできる蒸気トラップの消湯気器に関する。
蒸気トラップの消湯気器は、蒸気トラップの出口に排出管と上下に位置する水溜部を設けて、再蒸発した蒸気を上部の水溜部を通過させて冷却することによって、モヤモヤと立ち昇る再蒸発蒸気の湯気を減少又は消すことができるものである。
この蒸気トラップの消湯気器では、モヤモヤとした湯気を確実に消すために、排出管の上下に数多くの水溜部を設ける必要があり、消湯気器そのものが大型化して高価なものとなってしまう問題点があった。
特公平4−67080号公報
解決しようとする課題は、復水の再蒸発に伴うモヤモヤとした湯気を確実に消すことのできる小型で安価な蒸気トラップの消湯気器を提供することである。
本発明は、蒸気トラップの出口から排出される復水が再蒸発してモヤモヤと立ち昇る湯気を減少又は消すものにおいて、蒸気トラップの出口に復水が流下することのできる複数の細管を螺旋状に連設して、当該複数の螺旋状細管内を復水が流下する間に復水の保有する熱を大気中に放熱することにより、復水の再蒸発蒸気の発生を減少又は防止するものである。
本発明の蒸気トラップの消湯気器は、蒸気トラップの出口に取り付けた複数の螺旋状細管内を復水が流下する間に冷却されることにより、再蒸発蒸気のモヤモヤと立ち昇る湯気を消すことができ、小型で安価な蒸気トラップの消湯気器とすることができる。
本発明は、蒸気トラップの出口に複数の螺旋状細管を連設するものであるが、複数の細管としては、銅やアルミやステンレス等の金属製で、内径が1ミリメートル以下の極細管から2〜10ミリメートル程度の細管が適し、蒸気トラップの出口から排出される復水の量や温度に応じて適宜選定することができる。
本実施例においては図1に示すように、入口1と出口2を備えた蒸気トラップ3と、蒸気トラップ3の出口2に連設した複数の螺旋状細管4とで蒸気トラップの消湯気器を構成する。
蒸気トラップ3の入口1は図示しない蒸気使用装置と接続することにより、蒸気使用装置で蒸気の凝縮した復水と一部蒸気との混合流体が、蒸気トラップ3内に流入する。蒸気トラップ3は、復水は出口2から外部へ排出するが、蒸気は排出することのない自動弁の一種である。
複数の螺旋状細管4は、本実施例においては管内径が1ミリメートルないし6ミリメートルの銅管を、それぞれ連続した螺旋状に曲げ加工して取り付ける。また、複数の螺旋状細管4はそれぞれ極力接触しないように配置して、大気中への放熱が阻害されないようにする。
複数の螺旋状細管4の右端にはL字状の配管部材であるエルボ5を接続する。複数の螺旋状細管4の両端部と、蒸気トラップ3の出口2及びエルボ5の接続部は、溶接又はろう付け等によって気密に接合する。複数の螺旋状細管4の総有効内径断面積は、蒸気トラップ3の出口2の内径断面積と、及び、エルボ5の内径断面積と極力等しくなるように選定する。
エルボ5の下端部には、小径貫通孔6を設けたオリフィス・プレート7を取り付ける。小径貫通孔6の断面積は、エルボ5の内径断面積よりも小さくして、絞り作用を果たすものである。
蒸気トラップ3の出口2から排出される復水は高温状態であるが、複数の螺旋状細管4内を分配されて流下する間に、その熱が大気中へ放熱されて冷却されることにより、オリフィス・プレート7の小径貫通孔6から大気中へ排出される際には復水の温度が低下しており、再蒸発してモヤモヤと湯気が立ち昇ることがない。また、複数の細管4を螺旋状に曲げ加工して取り付けたことによって、細管4の放熱表面積をより多く確保することができ、復水の冷却を促進することができる。
小径貫通孔6によってエルボ5内の流路が絞られることにより、蒸気トラップ3の出口2から排出される復水は、複数の螺旋状細管4とエルボ5内に長時間滞留することとなり、大気中への放熱が一層促進される。
このように、蒸気トラップ3の出口2に複数の螺旋状細管4を接続するだけで、復水の再蒸発に伴うモヤモヤとした湯気を確実に消すことのできる小型で安価な蒸気トラップの消湯気器とすることができる。
また、螺旋状細管4の長さは、蒸気トラップ3から排出される復水の量、温度及び細管4の管径に応じて適宜選定することができる。
1 入口
2 出口
3 蒸気トラップ
4 複数の螺旋状細管
5 エルボ
6 小径貫通孔
7 オリフィス・プレート
2 出口
3 蒸気トラップ
4 複数の螺旋状細管
5 エルボ
6 小径貫通孔
7 オリフィス・プレート
Claims (1)
- 蒸気トラップの出口から排出される復水が再蒸発してモヤモヤと立ち昇る湯気を減少又は消すものにおいて、蒸気トラップの出口に復水が流下することのできる複数の細管を螺旋状に連設して、当該複数の螺旋状細管内を復水が流下する間に復水の保有する熱を大気中に放熱することにより、復水の再蒸発蒸気の発生を減少又は防止することを特徴とする蒸気トラップの消湯気器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005362347A JP2007162880A (ja) | 2005-12-15 | 2005-12-15 | 蒸気トラップの消湯気器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005362347A JP2007162880A (ja) | 2005-12-15 | 2005-12-15 | 蒸気トラップの消湯気器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007162880A true JP2007162880A (ja) | 2007-06-28 |
Family
ID=38246010
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005362347A Pending JP2007162880A (ja) | 2005-12-15 | 2005-12-15 | 蒸気トラップの消湯気器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007162880A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007162879A (ja) * | 2005-12-15 | 2007-06-28 | Tlv Co Ltd | 蒸気トラップの消湯気器 |
JP2007303627A (ja) * | 2006-05-15 | 2007-11-22 | Tlv Co Ltd | 蒸気トラップの消湯気器 |
-
2005
- 2005-12-15 JP JP2005362347A patent/JP2007162880A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007162879A (ja) * | 2005-12-15 | 2007-06-28 | Tlv Co Ltd | 蒸気トラップの消湯気器 |
JP2007303627A (ja) * | 2006-05-15 | 2007-11-22 | Tlv Co Ltd | 蒸気トラップの消湯気器 |
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