JP2007161499A - ガラス板の曲げ加工装置及び曲げ加工方法 - Google Patents

ガラス板の曲げ加工装置及び曲げ加工方法 Download PDF

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明男 伊原
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Abstract

【課題】曲げ加工したガラス板に変形やタワミが生じることなく平滑性及び面精度を向上させると共に、製造コストを下げたガラス板の曲げ加工装置を提供する。
【解決手段】所定形状に湾曲した枠体22と、該枠体22が取り付けられた基台23とを有し、前記枠体22の湾曲部位に沿って所定の間隔を開けて複数の凹溝22aが形成され、該凹溝22aに金属製のパイプ24を載置したガラス板の曲げ加工装置21である。また、パイプ24は真鍮製であることが望ましい。
【選択図】図1

Description

本発明は、ガラス板の曲げ加工装置及び曲げ加工方法に関するものである。
従来のガラス板の曲げ加工装置としては、図3に示す構成のものが知られている。この曲げ加工装置1は、鋼材を所定Rに湾曲して凸型の枠体2を形成し、この枠体2を基台3に溶接して、さらに枠体2の凸型部位に沿って鉄板4を溶接する。そして、その上に錆び防止及び融着防止のためのグラスウール5を貼着している。
また、図4に示すガラス板の曲げ加工装置6は、鋼材を所定Rに湾曲して凹型の枠体7を形成し、この枠体7を基台8に溶接して、さらに枠体7の凹型部位に沿って鉄板9を溶接する。そして、その上にグラスウール10を設けている。
更に、図5に示すガラス板の曲げ加工装置11は、複数の切れ目12を設けたアングル13を差し込んで所定Rに近づけて枠体14に溶接し、さらにその上にグラスウール15を設けている。
これらのガラス板の曲げ加工装置1、6、11は、鉄板4、9又はアングル13の上部にグラスウール5、10、15を介在させた状態でガラス板を配設し、電熱炉内で所定の温度に加熱することにより、自重によってガラス板を湾曲させるのである。
なお、上記以外のガラス板の曲げ加工装置としては、例えば特開2002−241140号公報、又は特開平9−52724号公報に開示されたものが知られている(特許文献1又は2参照)。
特開2002−241140号公報 特開平9−52724号公報
図3及び図4に示すガラス板の曲げ加工装置においては、図6に示すように、加熱したときに鋼材2、2(又は7、7)間において鉄板4(又は9)が膨張して変形し、その結果、ガラス板16が追従して変形やタワミが生じるという問題点を有している。この場合、例えばガラス板の表面にフィルムを貼ったときに、内部に空気が溜まることとなる。
図5に示すガラス板の曲げ加工装置においては、ガラス板を深い円弧状に成形した場合には、アングル13の切れ目12に沿った平面が複数並列して円弧状に形成されることとなり、外観の見栄えが悪いという欠点を有する。
また、グラスウールの折り目や厚み差などの影響によって、ガラス板の面精度が低下する。この場合、前記と同様にガラス板の表面にフィルムを貼ったときに、内部に空気が溜まることとなる。
更に、図3、図4、及び図5に示すガラス板の曲げ加工装置においては、一種類の形状毎に対応した装置が必要であり、製造コストが嵩むと共に、多数の装置の保管やメンテナンスが厄介である。また、装置の製造には熟練した技術と経験を要することとなり、コスト高の原因となる。
更には、鉄板には錆び防止のためのグラスウールを貼着するものの、何回も繰り返して加熱すると鉄が酸化して錆が発生し、使用が困難になるという欠点も有している。
従って、従来例における場合においては、曲げ加工したガラス板に変形やタワミが生じないで平滑性及び面精度を向上させることと、装置の製造コストを下げること等に解決しなければならない課題を有している。
前記従来例の課題を解決する具体的手段として本発明は、所定形状に湾曲した枠体と、該枠体が取り付けられた基台とを有し、前記枠体の湾曲部位に沿って所定の間隔を開けて複数の凹溝が形成され、該凹溝に金属製のパイプを載置したことを特徴とするガラス板の曲げ加工装置を提供するものである。
そして、前記パイプは、真鍮製である構成としたものであり、更に、前記パイプの内部には、発熱手段が設けられる構成としたものである。
また、本発明は、請求項1乃至3に記載のガラス板の曲げ加工装置を所定の炉内に設けると共に、前記枠体の上部にガラス板を載置し、前記炉内を加熱することにより前記ガラス板の自重によって湾曲成形することを特徴とするガラス板の曲げ加工方法を提供するものである。
そして、前記パイプには、ケイ酸カルシウム粉がふりかけられることとしたものである。
本発明に係るガラス板の曲げ加工装置は、所定形状に湾曲した枠体と、該枠体が取り付けられた基台とを有し、前記枠体の湾曲部位に沿って所定の間隔を開けて複数の凹溝が形成され、該凹溝に金属製のパイプを載置したことによって、パイプは取り外して他の枠体に使い回しができる。従って、種々な形状の枠体のみを作成すればよいので、装置の製造コストが下がり、更には装置の保管やメンテナンスに都合がよいという種々な優れた効果を奏する。
そして、パイプは、真鍮製であることによって、熱伝導が良好で加工効率が向上すると共に、従来例のように鉄板が酸化するような不都合が生じないという優れた効果を奏する。
更に、パイプの内部には、発熱手段が設けられることによって、部分加熱ができることとなるので、従来は曲げられなかった部位や局部の湾曲成形が可能であるという優れた効果を奏する。
また、本発明に係るガラス板の曲げ加工方法は、請求項1乃至3に記載のガラス板の曲げ加工装置を所定の炉内に設けると共に、前記枠体の上部にガラス板を載置し、前記炉内を加熱することにより前記ガラス板の自重によって湾曲成形することによって、パイプの内部にも熱が通るので加熱時の温度分布が均一になり、結果的にガラス板の平滑性が向上する。
また、パイプは枠体に対して溶接しないので、従来例のように熱膨張による変形が起きにくく、ガラス板に変形やタワミが生じない。更に、ガラス板が曲がってきたときにパイプで直接受けるので、ガラス板の変形やタワミが補正されて、ガラス板の平滑性が向上する。
そして、従来例の鉄板と異なり、パイプ同士の際は接しているだけなので、冷却寺にガラス板が冷えやすく、また、ガラス板の上面側と下面側との温度差を小さくすることができるという種々の優れた効果を奏する。
そして、パイプには、ケイ酸カルシウム粉がふりかけられることによって、ガラス板との融着が防止できる。また、従来例のようにグラスウールを使用しないので、温度分布が均一であり、更にグラスウールの折り目や厚み差などの影響がないので、面精度が向上するという優れた効果を奏する。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。まず、図1及び図2において、符号21はガラス板の曲げ加工装置を示し、この曲げ加工装置21は、所定形状に湾曲した枠体22と、この枠体22が取り付けられた基台23と、枠体22に設けられた凹溝22aに載置される金属製のパイプ24とから構成される。
枠体22は、鋼材等を所定Rに湾曲して凹型に形成したものであり、湾曲部位の上部に沿って複数の凹溝22aが所定間隔を開けて設けられている。凹溝22aの溝幅は、パイプ24が嵌ることができる寸法に形成されている。
また、枠体22は、少なくとも一対設けられているが、載置するパイプ24の長さ、即ち加工するガラス板の長さに応じて複数本を設けてもよい。
基台23は、鋼材等で形成されており、枠部23aと、この枠部23aの四隅に設けられる柱部23bとから構成される。そして、柱部23bの上端と枠体22の下部とが溶接等の接続手段で取り付けられている。
パイプ24は、例えば1インチ管(約25mm)が用いられており、所定の長さに形成されている。また、パイプ24は真鍮製であることが望ましく、この場合は、熱伝導が良好で加工効率が向上すると共に酸化しにくい特徴を有する。更に、パイプ24は、凹溝22aに対して取り外し自在であり、他の形状の枠体に使い回しができる。
更に、パイプ24の内部には、電熱線等の発熱手段(図示せず)を設けておき、必要に応じて通電して発熱させることも可能である。この場合は、部分加熱ができることとなるので、従来は曲げられなかった部位や局部の湾曲成形が可能となる。
次に、以上のような構成のガラス板の曲げ加工装置21を用いたガラス板の曲げ加工方法について説明する。まず、図1に示すガラス板の曲げ加工装置21を、図示しない電熱炉内に設置すると共に、枠体22の上部に曲げ加工を施すガラス板25を載置する。
パイプ24には、必要に応じてケイ酸カルシウム粉をふりかけてもよい。この場合は、ガラス板25との融着が防止できる。また、従来例のようにグラスウールを使用しないので、温度分布が均一であり、更にグラスウールの折り目や厚み差などの影響がないので面精度が向上する。
そして、電熱炉を約590〜650℃程度に加熱すると、ガラス板25の自重によって曲がりはじめて、枠体22に載置された複数のパイプ24沿って湾曲したガラス板26が成形される。
この場合、炉内の加熱に伴ってパイプ24の内部にも熱が通るので加熱時の温度分布が均一になる。また、パイプ24は枠体22の凹溝22aに載置されるので、従来例のように熱膨張による変形が起きにくく、直線の変形が少ない。更に、ガラス板26が曲がってきたときにパイプ24で直接受けるので、ガラス板26の変形やタワミが補正される。
そして、パイプ24、24同士の際は接しているだけなので、冷却寺にガラス板26が冷えやすく、また、ガラス板26の上面側と下面側との温度差を小さくできる。
本発明のガラス板の曲げ加工装置21及び曲げ加工方法は、主に照明装置に用いるガラス板の曲げ加工に最適であるが、その他の種々な用途に用いるガラス板の曲げ加工に適用することが可能である。
また、実施例及び図面においては、凹型に湾曲した枠体22について説明したが、凸型に湾曲した枠体であってもよい。
本発明に係るガラス板の曲げ加工装置21の斜視図である。 本発明に係るガラス板の曲げ加工装置21の正面図である。 従来例に係るガラス板の曲げ加工装置1の斜視図である。 従来例に係るガラス板の曲げ加工装置6の斜視図である。 従来例に係るガラス板の曲げ加工装置11の斜視図である。 従来例に係るガラス板の曲げ加工装置1において、鋼材2と鉄板4との関係を説明する側面図である。
符号の説明
1 ガラス板の曲げ加工装置
2 枠体
3 基台
4 鉄板
5 グラスウール
6 ガラス板の曲げ加工装置
7 枠体
8 基台
9 鉄板
10 グラスウール
11 ガラス板の曲げ加工装置
12 切れ目
13 アングル
14 枠体
15 グラスウール
16 ガラス板
21 ガラス板の曲げ加工装置
22 枠体
22a凹溝
23 基台
23a枠部
23b柱部
24 パイプ
25、26ガラス板

Claims (5)

  1. 所定形状に湾曲した枠体と、該枠体が取り付けられた基台とを有し、
    前記枠体の湾曲部位に沿って所定の間隔を開けて複数の凹溝が形成され、
    該凹溝に金属製のパイプを載置したこと
    を特徴とするガラス板の曲げ加工装置。
  2. 前記パイプは、真鍮製であること
    を特徴とする請求項1に記載のガラス板の曲げ加工装置。
  3. 前記パイプの内部には、発熱手段が設けられること
    を特徴とする請求項1又は2に記載のガラス板の曲げ加工装置。
  4. 請求項1乃至3に記載のガラス板の曲げ加工装置を所定の炉内に設けると共に、前記枠体の上部にガラス板を載置し、
    前記炉内を加熱することにより前記ガラス板の自重によって湾曲成形すること
    を特徴とするガラス板の曲げ加工方法。
  5. 前記パイプには、ケイ酸カルシウム粉がふりかけられること
    を特徴とする請求項4に記載のガラス板の曲げ加工方法。
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