JP4784278B2 - 鋼板溶接部後加熱装置 - Google Patents

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Description

本発明は、鋼板どうしを溶接した後に、その溶接時の熱影響を除去するための後加熱を行う鋼板溶接部後加熱装置に関するものである。
例えば、酸洗設備において鋼板を酸洗する場合など、効率をあげるために鋼板どうしを溶接接合して連続的に搬送することが行われる。
この場合、図5に例示するように、アンコイラー31から巻き戻した鋼板1の先端と先行鋼板の尾端をレーザーウェルダー32で溶接接合して鋼板の連続化を行う。そして、連続化した鋼板を、ブライドルロール33の後工程となる酸洗設備(図示せず)等に送って所定の処理を行う。
ところで、このようにして溶接した部分は、熱影響によってもろくなって破断しやすい場合もあることから、鋼板溶接部後加熱装置34で後加熱(焼鈍ともいう)を行うことがある。その際の後加熱方式としては、バーナーによって直接加熱する場合と、誘導加熱を用いる場合がある。
しかし、いずれの場合も、鋼板の変態点近傍の高温になるまで熱を加えることになるので、鋼板が熱変形を起こしやすくなり、それによってバーナー等と鋼板の距離が変動して、入熱が安定せず、鋼板を溶断してしまったり、逆に、入熱不足による通板後の破断を引き起こしたりしやすくなるという問題がある。
そこで、特許文献1には、鋼板が熱変形を起こした場合でも、その熱変形に応じてバーナー等を添わせて移動させることで、安定した入熱を可能とするようにした鋼板溶接部後加熱装置が開示されている。
図3は特許文献1に記載の鋼板溶接部後加熱装置を示すものであり、図3(a)は正面図(鋼板の長手方向からみた図)、図3(b)は側面図(鋼板の幅方向からみた図)である。
この鋼板溶接部後加熱装置21は、鋼板1(鋼板1aと鋼板1b)の溶接部2が延在する方向(溶接線方向)に自在に横行可能とした横行装置10を具備しており、横行装置10は、例えば、ライン上に門型に設けたフレームに鋼板溶接部後加熱装置21の天井プレート9を吊下してモータ駆動で横行させるようにしている。
天井プレート9には、高さ追従手段8を介して台座7が取付けられ、その台座7には、所要数のバーナー3と倣い装置4が一体的に連結されている。バーナー3は、それぞれバーナーの先端開口部を鋼板1上に向けて高さ一定となるように配置されており、倣い装置4で高さ一定として鋼板1の溶接部2に倣うようにされている。また、倣い装置4は、鋼板1上を4個のローラー4aで接触するように構成され、軸4cを支点として自在に鋼板1の凹凸に倣う装置である。そして、倣い装置4で鋼板1上を倣うことを円滑に行うために、エアシリンダ等の高さ追従手段8を鋼板溶接部後加熱装置21の移動方向(溶接線方向)に2個備えている。
特開2005−60787号公報
しかし、特許文献1に記載の鋼板溶接部後加熱装置21においては、高さ追従手段8を鋼板1の溶接線方向に2個備えているので、溶接線方向の鋼板1の熱変形に対しては対応することができるが、図4に示すように、溶接線と直交する方向(鋼板1の長手方向)の熱変形に対しては倣い装置4が鋼板1上を円滑に倣うことができない。その結果、バーナー3と鋼板1の距離が変動して、入熱が安定せず、鋼板1を溶断してしまったり、逆に、入熱不足による通板後の破断を引き起こしたりしやすくなるという問題が依然として残っている。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、鋼板どうしを溶接した後に、その溶接時の熱影響を除去するための後加熱を行う鋼板溶接部後加熱装置として、鋼板に溶接線方向の熱変形や溶接線方向と直交する方向の熱変形といった種々の熱変形が生じる場合でも、適切に溶接部の後加熱を行うことができる鋼板溶接部後加熱装置を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明は以下の特徴を有する。
[1]鋼板どうしを溶接した後に、当該鋼板の溶接部の後加熱を行う鋼板溶接部後加熱装置であって、前記溶接部を加熱する加熱手段と、該加熱手段を鋼板の凹凸および傾斜に倣って前記溶接部との距離が一定となるように保持する倣い機構と、該倣い機構を高さ方向および溶接線と直交する傾斜方向に自在に追従させる高さおよび傾斜追従手段と、溶接部が延在する方向に前記倣い機構を横行させる横行手段とを具備してなり、前記高さおよび傾斜追従手段を、溶接部が延在する方向に複数個、かつ溶接部が延在する方向と直交する方向に複数個有して鋼板の高さおよび傾斜に倣って前記溶接部との距離が一定となるように前記加熱手段を保持することを特徴とする鋼板溶接部後加熱装置。
本発明においては、倣い機構を高さ方向に自在に追従させる高さ追従手段を、溶接部が延在する方向(溶接線方向)及びそれに直交する方向にそれぞれ複数個有しているので、溶接線方向の熱変形や溶接線方向と直交する方向の熱変形といった種々の熱変形が生じる場合に対しても的確に倣い機構を追従させることができ、それによって溶接部の後加熱を適切に行うことが可能となる。
本発明の実施形態を以下に述べる。
図1は本発明の一実施形態に係る鋼板溶接部後加熱装置を示すものであり、図1(a)は正面図(鋼板の長手方向からみた図)、図3(b)は側面図(鋼板の幅方向からみた図)である。
この鋼板溶接部後加熱装置11は、鋼板1(鋼板1aと鋼板1b)の溶接部2が延在する方向(溶接線方向)に自在に横行可能とした横行装置10を具備している。横行装置10の方式は特に限定しないが、ライン上に門型に設けたフレームに装置の天井プレート9を吊下してモータ駆動で横行させる等の方法をとることができる。
天井プレート9には、高さ追従手段8を介して台座7が取付けられ、その台座7には、所要数のバーナー3と倣い装置4が一体的に連結されている。
バーナー3は、それぞれバーナーの先端開口部を鋼板1上に向けて高さ一定となるように配置されており、倣い機構として倣い装置4で高さ一定として鋼板1の溶接部に倣うようにされている。なお、図1では、バーナー3が2本の場合を示しているが、これに限定されるものではなく、1本以上のバーナーが設けられていればよい。また、バーナーの本数は、バーナーの加熱能力と、必要とされる入熱量に応じて適宜設定すればよく、複数のバーナーを設ける際には図1に示すように溶接線方向に並べて配置することが好ましい。
倣い装置4は、鋼板1上を複数のローラー4a(ここでは4個)で接触するように構成され、ブラケット4bの軸4cを支点として自在に鋼板1の凹凸に倣う装置である。
そして、この実施形態においては、倣い装置4で鋼板1上を円滑に倣うことを可能とするために、溶接線方向に2個、溶接線と直交する方向に2個の計4個の高さ追従手段8を有している。高さ追従手段8として具体的には、単純なスプリングで倣い装置4を押し付けて追従するように構成できる。また、エアや油圧等のダンパーを採用してもよい。さらに、エアシリンダや油圧シリンダなどの制御シリンダを採用し、倣い装置での倣いに応じて高さ追従を自動的に行うようにすることもできる。
上記のように構成された鋼板溶接部後加熱装置11においては、高さ追従手段8を、溶接線方向及びそれに直交する方向にそれぞれ2個有しているので、溶接線方向の熱変形のみならず、図2に示すように、溶接線方向と直交する方向の熱変形が生じる場合でも、溶接線方向と直交する方向の高さ追従手段8が熱変形に対応して伸縮するので、的確に倣い装置4を鋼板1の表面に追従させることができる。したがって、常にバーナー3と鋼板1の距離が一定に保たれ、入熱が安定し、溶接部2の後加熱を適切に行うことが可能となる。
なお、加熱手段として、バーナー3に替えて、例えば誘導加熱コイルを採用して溶接部の後加熱を行うようにしてもよいことは言うまでもない。この際、特に倣い機構と誘導加熱コイルを近接して配置するためには、倣い機構を誘導電流の影響がない絶縁性のセラミック等で構成することを好適とする。また、加熱手段を電熱器とすることもできる。
本発明の一実施形態に係る鋼板溶接部後加熱装置の概略模式図である。 本発明の一実施形態に係る鋼板溶接部後加熱装置における高さ追従状態を示す図である。 従来の鋼板溶接部後加熱装置の概略模式図である。 従来の鋼板溶接部後加熱装置における高さ追従状態を示す図である。 鋼板の溶接接合ラインの一例を示す模式図である。
符号の説明
1、1a、1b 鋼板
2 溶接部
3 バーナー
4 倣い装置
4a ローラー
4b ブラケット
4c 軸
7 台座
8 高さ追従手段
9 天井プレート
10 横行手段
11 鋼板溶接部後加熱装置
21 鋼板溶接部後加熱装置
31 アンコイラー
32 レーザーウェルダー
33 ブライドルロール
34 鋼板溶接部後加熱装置

Claims (1)

  1. 鋼板どうしを溶接した後に、当該鋼板の溶接部の後加熱を行う鋼板溶接部後加熱装置であって、前記溶接部を加熱する加熱手段と、該加熱手段を鋼板の凹凸および傾斜に倣って前記溶接部との距離が一定となるように保持する倣い機構と、該倣い機構を高さ方向および溶接線と直交する傾斜方向に自在に追従させる高さおよび傾斜追従手段と、溶接部が延在する方向に前記倣い機構を横行させる横行手段とを具備してなり、前記高さおよび傾斜追従手段を、溶接部が延在する方向に複数個、かつ溶接部が延在する方向と直交する方向に複数個有して鋼板の高さおよび傾斜に倣って前記溶接部との距離が一定となるように前記加熱手段を保持することを特徴とする鋼板溶接部後加熱装置。
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