JP2007160845A - 樹脂フィルムの接合方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】樹脂フィルムへの接着剤層の形成等なしに、その樹脂フィルムの、貼付け対象物への適正なる貼着を、簡易にかつ迅速に行なうことができ、結果として、その貼着構造体の製造能率を大きく向上させることができる樹脂フィルムの接合方法を提供する。
【解決手段】樹脂フィルム2を正に帯電させるとともに、未加硫ゴムシート1を負に帯電させ、それらの両者を静電結合させる。
【選択図】図1

Description

この発明は、樹脂フィルム、たとえば軟質にして薄肉のシンジオクタクチック1,2−ポリブタジエン(JSR社製 熱可塑性エラストマー)(以下「RB」という)フィルム等を、接着剤その他の接合資材を一切用いることなく、ゴム部材その他の貼り付け対象物を貼着させる、樹脂フィルムの接合方法に関するものである。
たとえば、安全タイヤ用空気のうの、中空円環状をなす内圧保持部材を成型するに当り、未加硫ゴムシートに、離型剤としておよび/または、充填内圧に対するシール材とし機能する樹脂フィルムを貼着させたものを、その内圧保持部材の構成素材として用いることが提案されており、この場合は、樹脂フィルムを、その表面に設けた接着剤層を介して未加硫ゴムシートに貼着させることとしている。
しかるに、軟質にして、数十から数百μm程度の厚みの、RBフィルム等の無延伸樹脂フィルムは、それの取扱い中に皺が寄り易く、そこへの接着剤の塗布等に際して皺が発生したときは、樹脂フィルムへの接着剤の塗布斑等が生じることになる他、接着剤層を形成後の樹脂フィルムに皺が発生したときは、その皺の除去が極めて困難になり、しかも接着剤層を形成した樹脂フィルムの、未加硫ゴムシートへの貼着に当っては、低速での貼着作業が余儀なくされることになって、内圧保持部材用の構成素材それ自体の製造効率の低さが否めないという問題があった。
この発明は、提案技術が抱えるこのような問題点を解決することを課題とするものであり、それの目的とするところは、樹脂フィルムへの接着剤層の形成等なしに、その樹脂フィルムの、ゴム部材等の貼付け対象物への適正なる貼着を、簡易に、かつ迅速に行なうことができ、結果として、その貼着構造体の製造能率を大きく向上させることができる樹脂フィルムの接合方法を提供するにある。
この発明に係る樹脂フィルムの接合方法は、樹脂フィルムを正または負に帯電させるとともに、たとえばゴム部材とすることができる、樹脂フィルムの貼付け対象物をそれとは逆の極性に帯電させ、その後にそれらの両者を静電結合させるにある。
ここで、上記のゴム部材としては、未加硫のゴムシートとすることができる。
この接合方法によれば、たとえば、繰出し走行の途中で、帯電器による所要の極性のイオンの作為的な付与によって、相互に逆の極性に帯電させた樹脂フィルムとゴム部材等とを強く静電結合させることにより、樹脂フィルムに対する接着層の形成等の作業工程なしに、ひいては、樹脂フィルムの繰出しおよび巻取りに伴う、そこへの皺の発生のおそれを大きく低減させるとともに、樹脂フィルムへの接着剤の塗布斑等の発生、接着層の形成後の皺の発生によるその接着層どうしの貼着等の問題を完全に除去して、軟質にして薄肉の樹脂フィルムをも、それの貼付け対象物に、簡易・迅速に、しかも、十分適正に能率良く接合させることができ、仮りに、樹脂フィルムに皺が寄ることがあっても、それを、所要のタイミングで容易に除去することができる。
図1はこの発明の実施の形態を示す接合要領図であり、図中1は、たとえば、コンベア等で搬送される、貼付け対象物の一例としての未加硫ゴムシートを、2は、たとえば、巻取りロールから繰出された、軟質にて薄肉のRBフィルム等の樹脂フィルムをそれぞれ示し、図示のこの樹脂フィルム2は、巻取りロールから繰出された後に、それを裏打ちする補強シートを取り除いた状態で示す。
ここでは、搬送走行される未加硫ゴムシート1および繰出し走行される樹脂フィルム2のそれぞれに対し、それらの各走行経路に近接させて配置したそれぞれの帯電器3、4によって所要の極性のイオンを付与することで、未加硫ゴムシート1および樹脂フィルム2のそれぞれを、相互に逆の極性に帯電させる。
なお、図に示すところでは、未加硫ゴムシート1を負の極性に、そして樹脂フィルム2を正の極正にそれぞれ帯電させることとしているが、それらの極性を相互に逆にすることも可能である。
だたし、材質によっては帯電させ易い極性または、させ難い極性についての特性をもつものもある。
ところで、ここにおける帯電器としては、一段に市販されている除電器を用いることができるので、装置の構造を簡単なものとし、また、装置コストを十分低廉なものとすることができる。
すなわち、除電器は、帯電した不導体に、帯電電荷の極性と異なる極性のイオンを付与することによって帯電電荷を中和し、結果として除去する装置であるので、不導体に付与するイオンバランスを変化させることによって、それを、帯電器に容易に転用することができる。
未加硫ゴムシート1および樹脂フィルム2のそれぞれをこのように帯電させた場合には、それらの走行運動に伴って、両者の間隔を所定値以下とすることで、樹脂フィルム2を未加硫ゴムシート1に能率良く静電結合させることができ、また仮に、樹脂フィルム2の繰出し走行および/または、それの、未加硫ゴムシート1への静電結合に際して、その樹脂フィルム2に皺が寄ることがあっても、静電結合の前後を問わず、適宜のタイミングで、その皺を簡易に取り除くことができるので、樹脂フィルム2の適正なる接合を容易に実現することができる。
図2は、他の実施形態を示す図であり、これは、回転ドラム5の周面上に予め貼着させた未加硫ゴムシート1を、帯電器3をもって、たとえば負の極性に帯電させる一方で、先に述べたようにして繰出し走行される樹脂フィルム2を、帯電器4によって正の極性に帯電させる場合を示すものである。
この場合にあっても、樹脂フィルム2を、その先端から順次に、ドラム5上の未加硫ゴムシート1に静電結合させることにより、前述したところと同様に、樹脂フィルム2への接着層の形成工程を不要とするとともに、その樹脂フィルム2の、未加硫ゴムシート1への速い速度での接合を可能として接合作業能率を十分に高めることができ、また、樹脂フィルム2に皺が生じることがあっても、その皺を、所要のタイミングで簡易に除去することができるので、樹脂フィルム2の、未加硫ゴムシート1への適正なる接合を、容易に、かつ迅速に実現することができる。
以上、樹脂フィルムを、貼付け対象物の一例としてのゴム部材、なかでも未加硫ゴムシートに静電結合させる場合について説明したが、貼付け対象物としては、ガラス,加硫ゴム,他の樹脂フィルム等の帯電可能な不導体を用いることもできる。
この発明の実施形態を示す接合要領図である。 他の実施形態を示す接合要領図である。
符号の説明
1 未加硫ゴムシート
2 樹脂フィルム
3、4 帯電器
5 回転ドラム

Claims (3)

  1. 樹脂フィルムを正または負に帯電させるとともに、樹脂フィルムの貼付け対象物をそれとは逆の極性に帯電させて、それらの両者を静電結合させる樹脂フィルムの接合方法。
  2. 樹脂フィルムの貼付け対象物をゴム部材とする請求項1に記載の樹脂フィルムの接合方法。
  3. ゴム部材を未加硫ゴムシートとする請求項2に記載の樹脂フィルムの接合方法。
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