JP2007160270A - 水質計測方法および排水処理方法 - Google Patents

水質計測方法および排水処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】さまざまな異物に対応でき、異物を確実に除去して長期間、安定した水質の計測を可能とするとともに、水質の計測誤差を生じない水質計測方法を提供する。
【解決手段】生物処理槽(排水貯留槽)4の排水を流入させ一定量貯留する計測槽32と、計測槽32の排水の水質を計測する水質検出器33と、計測槽32に流入させる生物処理槽4の排水を内部で旋回させ異物を分離する第1と第2の分離槽17,19を有する異物分離手段14を備え、生物処理槽4から第1の分離槽17へ排水を取り込み、第1の分離槽17から異物を分離した1次処理水を第2の分離槽19へ流入させてさらに異物を分離し、第1の分離槽17と第2の分離槽19で分離された異物を生物処理槽4へ返送するとともに、第2の分離槽19で異物を分離した2次処理水を計測槽32に流入させて一定量貯留し、生物処理槽4の排水の水質を計測する水質計測方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、工場や他の施設などから排出される被処理水である排水に含まれる浮遊性や沈降性を有するさまざまな異物について、フィルターを使用することなく分離し、前記異物を分離した排水の水質を計測する水質計測方法およびこれを用いた排水処理方法に関するものである。
従来、被処理水である排水を貯留する排水貯留槽または被処理水の好気性または嫌気性処理手段を備えた排水貯留槽の排水(被処理水と汚泥の混合水)の水質を計測する水質計測方法、この検出値に基づき水質を最適条件に制御する排水処理方法として、例えば排水貯留槽の排水に直接、溶存酸素濃度検出器を位置させて溶存酸素濃度(DO、Dissolved Oxygen)を検出し、この検出値に基づき排水貯留槽の曝気手段の曝気能力を制御するものがあるが、曝気による排水の流動化よって溶存酸素濃度検出器の検出値が不安定となり正確な値を検出することが困難である。また比較的大きい設備となる排水貯留槽に溶存酸素濃度検出器を設置することが必要で、メンテナンスも含め作業性等に課題がある。さらに曝気による多量の排水の流動化によって排水中の異物等が溶存酸素濃度検出器に付着しやすく、正確な値を検出することが困難となる課題がある。
前記課題を解決するために、排水貯留槽から、排水の一部を別設の計測槽に取り込み溶存酸素濃度、pH等の水質要素を検出するものがある。
この代表的例として、同心の円筒形外周壁及びそれより低い同心の円筒形内周壁と両周壁間の底壁とで画成された環状水路内に排水を連続流入させて環状水流を形成し、環状水流中に水質計測プローブを垂下して排水の水質を計測するものがある(例えば特許文献1参照)。
特開2002−340883号公報
しかしながら、前記従来の特許文献1に記載のものは、環状水路内に形成した高速の環状水流中に水質計測プローブ(検出器)を位置させており、水流の乱れから水質計測プローブの検出値が不安定となり、また排水の一部を取り込む際、異物も一緒に取り込んでしまい、水質計測プローブ近傍に発生する渦流によって水質計測プローブに異物が付着しやすい。このため水質計測プローブによる正確な水質を検出することが困難で、異物や水流による水質計測プローブの破損の恐れも生じる。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、さまざまな異物に対応でき、異物を確実に除去して長期間、安定した水質の計測を可能とするとともに、水質の計測誤差を生じない水質計測方法を提供することを目的とする。
被処理水である排水を貯留する排水貯留槽と、前記排水貯留槽の排水を流入させ一定量貯留する計測槽と、前記計測槽の排水の水質を計測する水質検出器と、前記計測槽に流入させる排水貯留槽の排水を内部で旋回させ異物を分離する第1と第2の分離槽を有する異物分離手段を備え、排水貯留槽から第1の分離槽へ排水を取り込み、前記第1の分離槽から異物を分離した1次処理水を第2の分離槽へ流入させてさらに異物を分離し、前記第1の分離槽と第2の分離槽で分離された異物を前記排水貯留槽へ返送するとともに、前記第2の分離槽で異物を分離した2次処理水を計測槽に流入させて一定量貯留し、排水貯留槽の排水の水質を計測することを特徴とする水質計測方法としたものである。
本発明は、さまざまな異物に対応でき、異物を確実に除去して長期間、安定した水質の計測を可能とするとともに、水質の計測誤差を生じない水質計測方法を提供することができる。
第1の発明は、被処理水である排水を貯留する排水貯留槽と、前記排水貯留槽の排水を流入させ一定量貯留する計測槽と、前記計測槽の排水の水質を計測する水質検出器と、記計測槽に流入させる排水貯留槽の排水を内部で旋回させ異物を分離する第1と第2の分離槽を有する異物分離手段を備え、排水貯留槽から第1の分離槽へ排水を取り込み、前記第1の分離槽から異物を分離した1次処理水を第2の分離槽へ流入させてさらに異物を分離し、前記第1の分離槽と第2の分離槽で分離された異物を前記排水貯留槽へ返送するとともに、前記第2の分離槽で異物を分離した2次処理水を計測槽に流入させて一定量貯留し、排水貯留槽の排水の水質を計測することを特徴とする水質計測方法したものである。
これによって、排水貯留槽から第1の分離槽へ取り込んだ排水の流速を使って第1の分離槽内に旋回水流を形成し、旋回によって発生する遠心力で比較的大きく、重い質量の異物を第1の分離槽の内周部へ移動させ、排水とともに排水貯留槽へ返送し、一方異物を分離した1次処理水を第2の分離槽へ流出させることができ、第1の分離槽での旋回水流によって分離された異物を、返送する排水側へ誘引し、排水とともに排水貯留槽へと返送することができる。
さらに、第2の分離槽へ取り込んだ1次処理水の流速を使って第2の分離槽に旋回水流を形成し、第2の分離槽の流れを整流すると共に、旋回によって発生する遠心力で1次処理水よりも重い質量の異物を第2の分離槽の内周部へ緩やかに移動させつつ凝集させ、重力によって沈降分離することができる。
計測槽に異物を完全に分離した2次処理水を流入させるので、水質検出器への異物の付着を防止することができ、さらに水質検出器は常に高速の水流中に位置していないので、安定した正確な値を検出することができ、破損の恐れもなくすことができる。
したがって、さまざまな異物に対応でき、異物を確実に除去して長期間、安定した水質の計測を可能とするとともに、水質の計測誤差を生じない水質計測方法を提供することができる。
第2の発明は、第1の発明において、第2の分離槽へ流入させる1次処理水の流量が排水貯留槽へ返送する流量に比べて少ないことを特徴とする水質計測方法としたものである。
これによって、1次処理水と返送する排水の流量差によって、第1の分離槽での旋回水流によって分離された異物を、返送する排水側へ誘引し、排水とともに排水貯留槽へと返送することがより確実に行える。第1の分離槽が主として旋回による遠心力を利用して異物の分離を行うのに対して、第2の分離槽は主として重力による沈降分離を利用するため、第1の分離槽に比べて異物の分離にある程度の滞留時間が必要であり、このため第2の分離槽には一定以上の容積が必要であるが、第2の分離槽へ流入する1次処理水の流量が少量であるために、滞留時間を確保しつつ第2の分離槽をコンパクトにすることができる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、第2の分離槽の容積が第1の分離槽に比べ大きいことを特徴とする水質計測方法としたものである。
これによって、容積の小さな第1の分離槽に多量の排水を導入することで、強力な旋回水流を得ることができ、一方、容積の大きな第2の分離槽に少量の排水を導入することで、緩やかな旋回水流を得ることができる。このように、第1の分離槽と第2の分離槽の容積を異ならせることで、予め遠心力にて重い異物の粗分離を行った1次処理水を第2の分離槽へ導入することができ、重力沈降による異物分離を効率良く行うことができる。
第4の発明は、第1〜第3の発明において、第1の分離槽の排水の旋回角速度が、第2の分離槽の排水の旋回角速度よりも速いことを特徴とする水質計測方法としたものである。
これによって、排水貯留槽から第1の分離槽へ取り込んだ排水の流速を使って第1の分離槽に旋回水流を形成し、高速の旋回によって発生する遠心力で比較的大きく、重い質量の異物を第1の分離槽の内周部へ移動させ、排水とともに排水貯留槽へ返送し、一方異物を分離した1次処理水を第2の分離槽へ流出させることができ、1次処理水と返送する排水の流量差によって、第1の分離槽内の旋回水流によって分離された異物を、返送する排水側へ誘引し、排水とともに排水貯留槽へと返送することができる。
さらに、第1の分離槽から第2の分離槽へ取り込んだ1次処理水の流速を使って第2の分離槽に旋回水流を形成し、第2の分離槽の流れを整流すると共に、低速の旋回によって発生する遠心力で1次処理水よりも重い質量の異物を第2の分離槽の内周部へ緩やかに移動させつつ凝集させ、重力によって沈降分離することができる。
第5の発明は、第1〜第4の発明において、排水貯留槽へ返送する流量を調節することにより1次処理水の流量を調節するようにしたことを特徴する水質計測方法としたものである。
これによって、排水貯留槽へ返送する流量を調節することで、第1の分離槽や第2の分離槽へかかる圧力を調節することができ、その結果、第2の分離槽へと流出する1次処理水の流量を調節することができる。
このため、第1の分離槽と第2の分離槽を接続する槽間接続管や2次処理水の導出管に異物が詰まった場合でも加圧量を増加することで異物を押し流すことができ、また1次処理水流量の調節を流量の多い排水返送管で行うために、1次処理水流量調節弁の閉塞を防止することができる。
第6の発明は、第1〜第5の発明において、第2の分離槽の上部に空気抜き弁を有する水質計測方法としたものである。
これによって、第2の分離槽の上部に蓄積される空気を空気抜き弁によって排出することができる。このため、第2の分離槽内に圧力をかけることなく、1次処理水を充満することができ、第2の分離槽のコンパクト化と低コスト化を実現することができる。
第7の発明は、第1〜第6の発明において、第2の分離槽内の2次処理排水を、開口面を上向きとした2次処理水導出管に流入させ、前記2次処理水導出管から計測槽に流入させることを特徴とする水質計測方法としたものである。
これによって、第2の分離槽の水面付近に浮遊する浮遊性の異物と第2の分離槽の底付近に沈殿した沈降性の異物の両方を避けて、異物を含まない2次処理排水を取り出すことができる。
第8の発明は、第1〜第7の発明において、異物分離手段を連続して駆動し、必要に応じて異物を分離した2次処理水を計測槽に流入させて排水貯留槽の排水の水質を計測することを特徴とする水質計測方法としたものである。これによって、排水貯留槽の排水の水質を、連続して計測することができる。
第9の発明は、第1〜第8の発明において、水質検出器は、排水の溶存酸素濃度、pH、酸化還元電位、全活性汚泥濃度の少なくともいずれかを計測する水質計測方法としたものである。これによって、各種の水質要素を、長期間、安定して計測することができる。
第10の発明は、請求項1から9のいずれか1項に記載の水質計測方法を用いて計測した検出値に基づき、排水貯留槽の排水の水質を制御することを特徴とする排水処理方法としたものである。
これによって、長期間、安定して計測した検出値に基づき、排水貯留槽の排水の水質を最適条件に制御することができる。
以下、本発明による実施例の水質計測方法および排水処理方法について、図面を参照して説明する。図1は本発明による一実施例の水質計測方法および排水処理方法を示す構成図、図2は第1の分離槽、第2の分離槽の平面構成図である。なお図中の矢印は排水の流れを示す。
工場や他の施設などから排出される被処理水である排水を排水貯留槽に一時貯留し、次工程おいて生物処理等を行う場合があるが、以下、排水貯留槽の排水を曝気して生物処理を行う構成の一実施例に基づいて説明する。
まず、生物処理手段1の構成、動作について説明する。流入管2から流量調節弁3を介して被処理水である排水を排水貯留槽である生物処理槽4に流入させ、一定量貯留する。生物処理槽4の排水(被処理水と汚泥の混合水)に供給管6、散気管7、散気管7に設けた多数の噴出孔8を介してブロワ5からの空気を供給する。この曝気によって、生物処理槽4の排水の溶存酸素濃度を高めて好気性化し、微生物による分解を促進する。生物処理槽4で浄化処理された排水は、接続管9を介して沈殿槽10に供給され、汚泥分が沈降することでこれを分離し、排出管11、開閉弁12を介して排出し活性汚泥として生物処理槽4に返送するか、余剰汚泥として排出する。汚泥分が除かれた処理水は、排出管13より排出し、放流または再利用するものである。排水の生物処理状況に応じて流量調節弁3により生物処理槽4への被処理水である排水の流入量(流入負荷)を制御する。
次に、異物分離手段14の構成、動作について説明する。図1に示すように工場や下水処理場などから排出される被処理水である排水は、生物処理槽4で浄化処理されるが、この排水の水質を精度よく、また長期にわたって安定して検出するには、溶存酸素濃度検出器への異物の付着防止、さらに処理装置の配管等の閉塞を防ぐために、排水に含まれる異物を除去することが重要である。
本実施例による異物分離手段14は、生物処理槽4から異物を含む排水(被処理水と汚泥の混合水)を汲み上げる排水導入ポンプ15と、排水導入ポンプ15から第1の分離槽17へ排水を取り込む排水取込み管16と、第1の分離槽17と第2の分離槽19とを結び、第1の分離槽17からの1次処理水(排水)を第2の分離槽19へ流入させる槽間接続管18と、第1の分離槽17で分離された異物を生物処理槽4へ返送する排水返送管20と、第1の分離槽17下部に設けられ排水返送管20につながる接続管21、第2の分離槽19下部に設けられ排水返送管20につながる接続管22によって構成される。
第1の分離槽17は上部が円筒状で、下部が円錐状のケーシングから構成されており、排水取込み管16から取り込んだ排水を少量の1次処理水と残りの排水に分岐させるとともに、排水に含まれる比較的大きく、重い異物を排水とともに排水返送管20を通じて生物処理槽4へ還流させるものである。
ここで、遠心力場における異物の分離速度はストークスの法則より(数1)で求めることができる。
ω=(ρ−ρ)・(D・(rω)/(18μ) (数1)
(数1)において、vωは異物の分離速度、ρは異物粒子の密度、ρは液体の密度、Dは異物粒子の直径(代表長さ)、rは異物粒子の旋回半径、ωは異物粒子の角速度、μは液体の粘度である。
つまり、排水から異物の分離を効率よく行うためには、異物粒子の回転角速度(ω)を大きくしなければならない。そこで、第1の分離槽17は排水取込み管16を通じて第1の分離槽17内の接線方向へ排水を取り込み、取り込んだ排水の流速を利用して第1の分離槽17内に強力な旋回液流を形成し、高速旋回角速度によって発生する強い遠心力で比較的直径(代表長さ)が大きく、重い質量の異物を高速旋回する第1の分離槽17の内周部へ移動させ、排水とともに接続管21、排水返送管20を通じて生物処理槽4へ還流させている。
一方、比較的大きく、重い質量の異物を分離した少量の1次処理水は槽間接続管18より流出させ、第1の分離槽17内の旋回液流によって分離された異物は、生物処理槽4へ還流する排水側へ誘引され、排水とともに生物処理槽4へと還流されている。ここで、1次処理水と生物処理槽4へ還流される排水の流量比は、3:7〜1:9とするのが好ましい。
また、第2の分離槽19は円筒状の胴部分19aとおわん状の底部分19bとで構成されている。第2の分離槽19の胴部分19aには、1次処理水を第2の分離槽19に導入する槽間接続管18と、2次処理水を導出する2次処理水導出管23とを第2の分離槽19内に突き出して設けている。2次処理水を導入する槽間接続管18は、2次処理水導出管23より下方側で、底部分19bよりも上方側に配置されている。槽間接続管18の流出口18aにはエルボが形成され(詳細は図2参照)、第2の分離槽19内で胴部分19aの接線方向へ1次処理水を流出させ、流出させた1次処理水の流速を使って第2の分離槽19に緩やかな旋回液流を形成し、第2の分離槽19内の流れを整流すると共に、低速旋回液流によって発生する弱い遠心力で1次処理水よりも重い質量の異物を第2の分離槽19の内周部へ緩やかに移動させつつ凝集させ、重力によって沈降分離させている。
ここで、重力場における異物の分離速度はストークスの法則より(数2)で求めることができる。
=(ρ−ρ)・g・(D/(18μ) (数2)
(数2)において、vは異物の分離速度、ρは異物粒子の密度、ρは液体の密度、Dは異物粒子の直径(代表長さ)、gは重力加速度、μは液体の粘度である。
つまり、重力を使って排水から異物の分離を効率よく行うためには、異物粒子の直径(代表長さ)(D)を大きくしなければならない。そこで、第2の分離槽19では接続管22に滞留時間調節弁24を設け、滞留時間調節弁24の開度を調節することにより、第2の分離槽19へと流入する1次処理水の流入速度を増減し、第2の分離槽内19の1次処理水の滞留時間を調節することで、1次処理水に含まれる異物の種類に応じた旋回流速の微調整が可能となり、効率よく異物粒子を凝集させて異物粒子の直径(D)を大きくし重力によって沈降分離させている。
一方、必要な2次処理水のみを第2の分離槽19から取り出し、分離した異物は第2の分離槽19の底部分19bの接続管22から生物処理槽4へ還流させているが、分離した異物が少ない場合、この滞留時間調節弁24を通常の運転時は閉じておき、メンテナンスを行う場合に開放し、第2の分離槽19に沈降分離した異物を排出することも可能である。
2次処理水導出管23の導入口23aは第2の分離槽19における旋回液流の中心軸もしくは中心軸近傍で、第2の分離槽19内の水面より下側で、上向きに開口しており、第2の分離槽19の水面に浮上した浮遊性の異物、底部分19bに沈降した沈降性の異物、及び旋回流による慣性力で第2の分離槽19の内周へ分離された異物を導入することなく、2次処理水の排出が可能となっている。
また、底部分19bに凝集沈降した沈降性の異物は、接続管22より生物処理槽4へ返送することが可能となっている。ここで、第2の分離槽19の上部には、空気抜き弁25を設け、第2の分離槽19内へ溜まった空気を外部へ排出するように構成することが好ましい。空気抜き弁25を設けることで、第2の分離槽19に余分な圧力がかからず、胴部分19aの強度を低く抑えることができ、第2の分離槽19のコンパクト化と低コスト化を実現できる。
接続管21には1次処理水の流量を調節する1次処理水流量調節弁26が、2次処理水導出管23には2次処理水流量計27が設けられている。1次処理水流量調節弁26の開度を調節することで、第1の分離槽17や第2の分離槽19へかかる圧力を調節することができ、その結果、2次処理水導出管23や槽間接続管18へと流出する1次処理水や2次処理水の流量を調節することができる。
すなわち、1次処理水の流量を増す場合は1次処理水流量調節弁26を閉じ、第1の分離槽17や第2の分離槽19へかかる圧力を高める。一方、1次処理水の流量を減らす場合は1次処理水流量調節弁26を開け、第1の分離槽17や第2の分離槽19へかかる圧力を減少させる。
このように、接続管21に1次処理水流量調節弁26を設けることで、2次処理水導出管23や槽間接続管18に異物が詰まった場合でも加圧量を増加することが可能となり、異物を押し流すことで配管の閉塞を防ぐことができる。また処理水流量の調節を流量の多い排水返送管20、接続管21で行うために、配管が細く、流量が少ない槽間接続管18や2次処理水導出管23で1次処理水の流量を調節する場合よりも1次処理水流量調節弁26の閉塞を防止することができる。
第2の分離槽19の上部の液面レベル付近には、第2の分離槽19の上部の液面レベル付近から排水返送管20へとつながった浮遊物返送管28が設けられ、浮遊物返送管28には浮遊物排出弁29が設けられている。排水よりも軽く、遠心力や重力によって分離することのできない浮遊性の異物は浮遊物排出弁29を開放することで、第2の分離槽19より排出することができる。
図2は本実施例による異物分離手段主要部の平面図である。本図に示すように、第1の分離槽17の中心軸と第2の分離槽19の中心軸が一致するように第1の分離槽17と第2の分離槽19を結ぶ槽間接続管18が設けられている。このように槽間接続管18を配置することで、配管の長さを短くすることができ、異物分離手段全体をコンパクトに構成することができるとともに、配管の閉塞などの故障を最小限にすることもできる。なお、異物分離手段14は、前記した構成に限定されるものではなく、フィルターを用いたものでもでもよい。
次に、水質計測手段30の構成、動作について説明する。異物分離手段14の2次処理水導出管23より流出する2次処理水(排水)を、三方弁31を介して計測槽32に流入させて一定量貯留する。計測槽32には、水質検出器33として溶存酸素濃度を検出する溶存酸素濃度検出器33a、pH検出器33b、酸化還元電位(ORP Oxidation−Reduction Potential)検出器33c、全活性汚泥濃度(MLSS、Mixed Liquor Suspended Solid)検出器33dを貯留する2次処理水中に位置させている。
計測槽32の底部に排出管34を接続し、計測槽32に貯留した排水の水質を計測後、開閉弁35を開として前記排出管34を介して生物処理槽4に返送する。また三方弁31と排出管34とを接続する接続管36を設けている。前記三方弁31は、2次処理水を計測槽32に流入させて一定量貯留する流れと、一定量貯留し水質を計測終了後、接続管36を介して排出管34から生物処理槽4に返送する流れを切り替えるものである。
計測槽32における排水の貯留量は、前記したそれぞれの水質検出器33の水質を計測できるだけの少量でよく、計測槽32を小型にすることができる。
2次処理水(排水)を、三方弁31を介して計測槽32に流入させて一定量貯留し、2次処理水を静止させた状態において、まずpH検出器33b、酸化還元電位検出器33c、全活性汚泥濃度検出器33dにより、それぞれの水質データを計測する。2次処理水を静止させた状態において計測することによって、安定した正確な値を検出することができ、破損の恐れもなくすことができる。
前記水質データを測定後、計測槽32の排水に供給管37、散気管38、散気管38に設けた多数の噴出孔39を介してブロワ40からの空気を供給する。この曝気によって、計測槽32の排水の溶存酸素濃度を、生物処理槽4の排水の溶存酸素濃度よりも高めるものである。
計測槽32における排水の貯留量は、酸素利用速度を計測できるだけの少量でよく、また強力な曝気も必要としない。これにより溶存酸素濃度検出器33aの破損の恐れがなく、異物等の付着も抑制し、短時間で溶存酸素濃度を高めかつ酸素利用速度を計測することができる。
生物処理槽4から計測槽32に流入させた排水の曝気開始後の溶存酸素濃度を溶存酸素濃度検出器33aにより検出し、前記計測槽32の排水の溶存酸素濃度が一定値以上であるとき、計測槽の排水の曝気を停止するようにしたものである。これによって、計測槽32に流入させた排水の必要以上の曝気をなくし、計測サイクルの短縮と、省エネルギー化を図ることができる。
計測槽32の排水への曝気を停止させた後、計測槽32の被処理水の酸素利用速度を溶存酸素濃度検出器33aにより計測する。計測槽32の排水の曝気を停止した状態で酸素利用速度を計測することにより、溶存酸素濃度検出器33aの検出値が安定し、正確な値を検出することができる。
なお、計測槽32の排水への曝気を開始する前に、pH検出器33b、酸化還元電位検出器33c、全活性汚泥濃度検出器33dの検出値を計測するのは、曝気によって生物処理槽4の排水の水質が計測槽32で変化することを防止するためである。
以下、溶存酸素濃度検出器33aにより計測した酸素利用速度の検出値に基づいた排水処理方法の一例を説明する。
生物処理槽4の排水に連続的に曝気を行うが、排水中の例えば処理すべき汚染物である有機物濃度に対して曝気量が不足状態にあるときは、溶存酸素濃度が低下する。この排水を計測槽32に流入させて曝気し、溶存酸素濃度を一定値以上に高めた後、曝気を停止して酸素利用速度を計測した場合は、酸素の消費量が多く排水の溶存酸素濃度の低下が速くなる(酸素消費速度が速い)。この状態を計測した場合は、生物処理槽4への排水の流入負荷の減少および/または排水の曝気能力を高めるよう制御器(図示なし)により制御する。
また、排水中の例えば処理すべき汚染物である有機物濃度に対して曝気量が過剰状態にあるときは、溶存酸素濃度が高い。この排水を計測槽32に流入させて曝気し、溶存酸素濃度を一定値以上に高めた後、曝気を停止して酸素利用速度を計測した場合は、酸素の消費量が少なく排水の溶存酸素濃度の低下が遅くなる(酸素消費速度が遅い)。この状態を計測した場合は、生物処理槽4への排水の流入負荷の増加および/または排水の曝気能力を下げるよう制御器(図示なし)により制御する。
これによって生物処理槽4の排水に連続的に曝気を行いながら、排水中の例えば処理すべき有機物濃度に応じて、生物処理槽4への排水の流入負荷および/または曝気能力を調節して最適な溶存酸素濃度に維持し、排水の処理能力の確保、その最大化および過剰な曝気による無駄な電力消費の増大を防止することができるものである。
なお被処理水である排水の流入負荷は、被処理水である排水の生物処理槽4への流入量を制御することによって行う。また処理すべき汚染物である有機物濃度の異なる排水を選択して生物処理槽4へ流入させることによっても制御することができる。
前記したように溶存酸素濃度検出器33aにより計測した酸素利用速度の検出値に基づいた排水処理方法の一例を説明したが、溶存酸素濃度検出器33aを含めpH検出器33b、酸化還元電位検出器33c、全活性汚泥濃度検出器33dにより計測した各々の検出値または複数の検出値により生物処理槽4の排水の水質をより最適条件に制御することができる。
前記した水質を計測した後、計測槽32に水質検出器33および計測槽32を洗浄する洗浄水を、供給管41、開閉弁42、散水部43を介して供給し、洗浄後の洗浄水を開閉弁35、排出管34を介して生物処理槽4に排出するものである。これによって、水質検出器33および計測槽32に付着した異物等を洗浄水により除去し、長期間にわたって正確で安定した検出をすることができる。
また、計測槽32に供給した洗浄水を排出後、計測槽32を水質検出器33の保存液である洗浄水または窒素、アルゴン等の保存気体を充填する。これによって、計測槽32での非計測時、排水の生物処理の停止時等に水質検出器33を保護して劣化を防止し、長期間にわたって正確で安定した検出をすることができる。なお保存液を洗浄水としたが、純水その他保存に適した液体でもよい。
また、異物分離手段14の排水導入ポンプ15を連続して駆動させることによって、常に生物処理槽4(排水貯留槽)の水質状態の2次処理水(排水)を計測槽32に流入させる態勢を維持することができる。即ち異物分離手段14を連続して駆動し、必要に応じて異物を分離した2次処理排水を計測槽32に流入させて排水の水質を計測することによって、生物処理槽4の排水の水質を、連続して計測することができる。
また、前記したように単一の計測槽32において複数種の水質検出器33による検出値を、長期間、安定して計測することができ、さらにほぼ同時に計測することができる。これによってより多くの検出値により生物処理槽4の排水の水質をより最適条件に制御することができる。
また、大型となる生物処理槽4は、温度が一定となりやすい通常地中に埋設させ、小型でよい計測槽32は温度が変化しやすい地上に備えることになるため、生物処理槽4の排水と計測槽32の排水の温度が大きく異なる場合があり、計測槽32における水質検出器33による検出に誤差を生じやすい。
本実施例においては、計測槽32に温度調節手段44を備え、これにより生物処理槽4の排水と計測槽32の排水の温度を略同一となるよう調節する。これによって、生物処理槽4の排水と計測槽32の排水の温度条件を略同一となるよう調節し、生物処理槽4の排水の水質の計測バラツキを抑制することができる。なお、温度調節手段44は、電気ヒータ、ペルチェ素子、冷温水製造機等を用いることができる。
なお、本実施例においては、被処理水である排水を汚泥とともに曝気して生物処理を生物処理槽4で行う構成、すなわち排水貯留槽を生物処理槽4とした場合の一実施例に基づいて説明したが、被処理水である排水を貯留する排水貯留槽に一時貯留した後、次工程に備えた生物処理槽4に供給して、被処理水である排水を汚泥とともに曝気して生物処理を行う場合にも適用できるものである。この場合には、排水貯留槽と生物処理槽4とも排水貯留槽として包含するものである。
以上のように、本発明によれば、さまざまな異物に対応でき、異物を確実に除去して長期間、安定した水質の計測を可能とするとともに、水質の計測誤差を生じない質計測方法および前記水質計測方法を用いた排水処理方法を提供することができる。
本発明による水質計測方法および排水処理方法は、工場や、排水処理施設などから排出されるさまざま排水に対して適用することができる。
本発明による一実施例の排水処理方法を示す構成図 図1における第1の分離槽、第2の分離槽の平面構成図
符号の説明
1 生物処理手段
2 流入管
3 流量調節弁
4 生物処理槽
5、40 ブロワ
6、37、41 供給管
7、38 散気管
8、39 噴出孔
9、21、22、36 接続管
10 沈殿槽
11、34 排出管
12、35、42 開閉弁
13 排出管
14 異物分離手段
15 排水導入ポンプ
16 排水取込み管
17 第1の分離槽
18 槽間接続管
18a 流出口
19 第2の分離槽
19a 胴部分
19b 底部分
20 汚泥返送管


23 2次処理水導出管
23a 導入口
24 滞留時間調節弁
25 空気抜き弁
26 1次処理水流量調節弁
27 2次処理水流量計
28 浮遊物返送管
29 浮遊物排出弁
30 水質計測手段
31 3方弁
32 計測槽
33 水質検出器
33a 溶存酸素濃度検出器
33b pH検出器
33c 酸化還元電位検出器
33d 全活性汚泥濃度検出器
43 散水部
44 温度調節手段

Claims (10)

  1. 被処理水である排水を貯留する排水貯留槽と、前記排水貯留槽の排水を流入させ一定量貯留する計測槽と、前記計測槽の排水の水質を計測する水質検出器と、前記計測槽に流入させる排水貯留槽の排水を内部で旋回させ異物を分離する第1と第2の分離槽を有する異物分離手段を備え、排水貯留槽から第1の分離槽へ排水を取り込み、前記第1の分離槽から異物を分離した1次処理水を第2の分離槽へ流入させてさらに異物を分離し、前記第1の分離槽と第2の分離槽で分離された異物を前記排水貯留槽へ返送するとともに、前記第2の分離槽で異物を分離した2次処理水を計測槽に流入させて一定量貯留し、排水貯留槽の排水の水質を計測することを特徴とする水質計測方法。
  2. 第2の分離槽へ流入させる1次処理水の流量が排水貯留槽へ返送する流量に比べて少ないことを特徴とする請求項1記載の水質計測方法。
  3. 第2の分離槽の容積が第1の分離槽に比べ大きいことを特徴とする請求項1または2に記載の水質計測方法。
  4. 第1の分離槽の排水の旋回角速度が、第2の分離槽の排水の旋回角速度よりも速いことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の水質計測方法。
  5. 排水貯留槽へ返送する流量を調節することにより1次処理水の流量を調節するようにしたことを特徴する請求項1から4のいずれか1項に記載の水質計測方法。
  6. 第2の分離槽の上部に空気抜き弁を有する請求項1から5のいずれか1項に記載の水質計測方法。
  7. 第2の分離槽内の2次処理排水を、開口面を上向きとした2次処理水導出管に流入させ、前記2次処理水導出管から計測槽に流入させることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の水質計測方法。
  8. 異物分離手段を連続して駆動し、必要に応じて異物を分離した2次処理水を計測槽に流入させて排水貯留槽の排水の水質を計測することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の水質計測方法。
  9. 水質検出器は、排水の溶存酸素濃度、pH、酸化還元電位、全活性汚泥濃度の少なくともいずれかを計測する請求項1から8のいずれか1項に記載の水質計測方法。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載の水質計測方法を用いて計測した検出値に基づき、排水貯留槽の排水の水質を制御することを特徴とする排水処理方法。
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