JP2007158958A - 音声入出力装置 - Google Patents

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訓史 鵜飼
Katsuichi Osakabe
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Abstract

【課題】複数のスピーカユニットを用いることなく、また、スピーカユニットから放音された音声が周囲に漏れることなく、フリーハンドで相手と会話することができる音声入出力装置を提供する。
【解決手段】音声入出力装置101は、コンデンサスピーカ102の放音面102Aの曲率を変更する可動機構109A〜109Dを備え、話者Wの位置を推定して、コンデンサスピーカ102から放音する音声が話者Wの位置で焦点を結ぶように、コンデンサスピーカ102の放音面102Aの向き、及び放音面102Aの曲率を変更する。コンデンサスピーカ102を凹曲面状に設定した場合には、音を1点(焦点)に集中させることができるので、狭い範囲にだけ音が届き、焦点よりも後方では音が拡散・減衰するので、音漏れが生じることなく、フリーハンドで会話できる。
【選択図】図12

Description

この発明は、電話などのコミュニケーション機器に接続して、フリーハンドで会話ができる音声入出力装置に関する。
スピーカとマイクとが一体化されたヘッドセットを電話などのコミュニケーション機器に接続して、このヘッドセットを装着することで、ユーザは受話器を持つことなく相手と会話することができる(特許文献1参照。)。
また、ハンズフリー装置を電話などのコミュニケーション機器に接続して、このハンズフリー装置を用いることで、ユーザは装置を装着することなく相手と会話することができる(特許文献2参照。)。
さらに、従来、複数のマイクロホンで聴取者の位置を計測して、複数のスピーカアレイにより構成された2つのチャンネルのスピーカの指向性を調整する指向性制御可能スピーカシステムに関する発明が開示されている(例えば、特許文献3参照。)。
特開2005−167360公報 特開2002−118878公報 特開2005−192212公報
しかし、特許文献1に記載のヘッドセットはある程度重量があり、また、耳あて部を常に耳に当てて使用するため、ユーザはヘッドセットを装着すると重量感や圧迫感を感じるため、長時間使用することができないという問題があった。
また、特許文献2に記載のハンズフリー装置は、1つの無指向性のマイクロホンと、1つの無指向性のスピーカを通常使用する。そのため、話者以外から発せられた音声(雑音)も収音してしまうため、収音した音声の品質が低く、通話相手はこちらの音声を聞き取りにくいという問題があった。
さらに、特許文献3に記載の指向性制御可能スピーカシステムは、複数のスピーカから成るスピーカアレイによって指向性を制御するので、各スピーカについてゲインや音声の出力タイミングを調整する必要がある。そのため、電話用の音声入出力装置として用いるには、装置の規模がかなり大きくなるので、取り扱いにくいという問題があった。また、スピーカアレイは、指向性を制御するためには、多くのスピーカユニットが必要であり、またスピーカユニット毎にゲインや音声の出力タイミング調整用回路も必要なため、構成が複雑となりコストもかかるという問題があった。
そこで、この発明は、複数のスピーカユニットを用いることなくシンプルな構成で、また、スピーカユニットから放音された音声が周囲に漏れることなく、フリーハンドで相手と会話することができる音声入出力装置を提供することを目的とする。
この発明は、上記の課題を解決するための手段として、以下の構成を備えている。
(1)凸曲面状、凹曲面状または平面状の放音面を有し、入力された音声信号に応じた音声を放音する平板型スピーカユニットと、
それぞれ異なる位置に設置された複数のマイクロホンと、
前記平板型スピーカユニットの放音面の向きを変更する向き変更手段と、
前記複数のマイクロホンの各々で収音した音声に基づいて音源の位置を推定し、前記平板型スピーカユニットの放音面の向きを音源の方向に変更させるよう前記向き変更手段を制御する音源位置推定手段と、
を備えたことを特徴とする。
この構成においては、音声入出力装置は、複数のマイクロホンで音源から発せられた音声を収音して、収音した音声に基づいて音源の位置を推定し、その音源の方向に平板型スピーカユニットの放音面が向くように、平板型スピーカユニットの向きを変更させる。また、平板型スピーカユニットの放音面は凸曲面状、凹曲面状または平面状であり、平板型スピーカユニットが凸曲面状の場合には、音声を拡散させて広い範囲に音を伝搬させることができ、複数の人に音声を聞かせることができる。また、平板型スピーカユニットが凹曲面状の場合には、音声を焦点に集中させることができ、狭い範囲にだけ音声が届き、焦点よりも後方では音声が拡散・減衰するので、周囲への音漏れを生じにくくすることができる。また、平板型スピーカユニットが平面状の場合には、直進性が強く減衰の少ない遠方まで音声が届く音場を生成できる。したがって、平板型スピーカユニットの放音面を平面状にする場合には焦点位置を設定することなく、また、平板型スピーカユニットの放音面を凹曲面状にする場合には、平板型スピーカユニットから放音する音声の焦点位置を、話者の位置に予め設定しておくことで、音源である話者が声を発すると、話者の方向を自動的に推定して、平板型スピーカユニットの放音面を話者の方向に変更するので、周囲に音漏れが発生することなく、スピーカユニットから話者に対して音声を放音でき、話者は音声入出力装置を用いてフリーハンドで相手と会話できる。また、平板型スピーカユニットの放音面を凸曲面状にする場合には、音源である話者が声を発すると、話者の方向を自動的に推定して、平板型スピーカユニットの放音面を話者の方向に変更するので、話者のその周囲に居る複数の人に対して、スピーカユニットから音声を放音でき、複数の話者が音声入出力装置を用いてフリーハンドで相手と会話できる。さらに、フリーハンドで使用できる音声入出力装置を、複数のスピーカユニットを用いることなく、シンプルな構成にすることができる。
(2)可撓性を有するパネル状の放音面を有し、入力された音声信号に応じた音声を放音する平板型スピーカユニットと、
前記平板型スピーカユニットの放音面の曲率を変更する曲率変更手段と、
それぞれ異なる位置に設置された複数のマイクロホンと、
前記スピーカ装置の放音面の向きを変更する向き変更手段と、
前記複数のマイクロホンの各々で収音した音声から音源の位置を推定し、前記平板型スピーカユニットの放音面の向きを音源の方向に変更するとともに、平板型スピーカユニットの曲率を変更して、前記推定した音源の位置を平板型スピーカユニットから放音する音声の焦点位置に設定するよう前記向き変更手段を制御する音源位置推定手段と、
を備えたことを特徴とする。
この構成においては、音声入出力装置は、複数のマイクロホンで音声を収音して、収音した音声に基づいて音源の位置を推定し、その音源の位置で焦点を結ぶように平板型スピーカユニットの放音面の向き及び曲率を変更する。したがって、音声入出力装置は、話者の方向を自動的に検出して、平板型スピーカユニットの向きや曲率を変更するので、話者は機器を装着することなくフリーハンドで、スピーカから周囲への音漏れを発生することなく、相手と会話できる。また、コンデンサスピーカの曲率を変更して、焦点位置を変えるので、複数のスピーカユニットを用いることなく、構成をシンプルにすることができる。
(3)前記平板型スピーカユニットの放音面における曲率の設定を受け付ける操作手段を備え、
前記音源位置推定手段は、前記操作手段で受け付けた設定に応じて、前記変形機構を制御して前記平板型スピーカユニットの曲率を変更させることを特徴とする。
この構成においては、操作手段により平板型スピーカユニットの形状を、凹曲面状、平面状、または凸曲面状のいずれかに設定すると、制御手段が変形機構を制御して、平板型スピーカユニットを設定された形状に変形させる。したがって、スピーカ装置の使用状況や周囲の状況に応じて、音声を放音する範囲を切り替えることができる。
(4)前記平板型スピーカユニットは、可撓性を有する電極及び振動板を備えた平板状のコンデンサスピーカであることを特徴とする。
この構成においては、スピーカユニットは、ダイナミックスピーカのようにボイスコイルを備えた構造とは異なり、可撓性を有する電極及び振動板を対向させた構成である平板状のコンデンサスピーカなので、設定された形状に応じてスピーカユニットを自在に変形させることが可能となる。
この発明によれば、音声入出力装置は、複数のマイクロホンで音源から発せられた音声を収音して、音源の位置を推定し、その音源の方向に平板型スピーカユニットの放音面が向くように、平板型スピーカユニットの向きを変更する。また、平板型スピーカユニットの放音面は凸曲面状、凹曲面状または平面状であり、平平板型スピーカユニットが凸曲面状の場合には、音声を拡散させて、広い範囲に音を伝搬させることができ、複数の人に音声を聞かせることができる。また、平板型スピーカユニットが平面状の場合には、直進性が強く減衰の少ない遠方まで音声が届く音場を生成できる。また、平板型スピーカユニットが凹曲面状の場合には、音を1点(焦点)に集中させることができるので、狭い範囲にだけ音が届き、焦点よりも後方では音が拡散し、音圧も減衰するので、音の漏れを生じにくくすることができる。したがって、音源である話者が声を発すると、話者の方向を自動的に推定して、平板型スピーカユニットの放音面の向きを話者の方向に変えるので、周囲に音声の漏れが発生することなく、スピーカユニットから話者に対して音声を放音できる。
また、音声入出力装置は、平板型スピーカユニットの放音面の曲率を変更することができるので、スピーカから放音する音声の焦点位置を変更して、音源の位置を焦点にすることができる。さらに、音声入出力装置は、操作手段からの入力に応じて、平板型スピーカユニットの放音面を凸曲面状に変形させることができるので、音声を周囲に拡散させて、相手が話す内容を同時に複数の人に聞かせることができる。
また、本発明の音声入出力装置によれば、1つのスピーカユニットを用いて音声を放音する範囲を制御できるので、音声入出力装置の構成が複雑とならずコストを抑制することができ、また位相のずれが生じにくく、放音方向の正確な制御が可能となる。
[第1実施形態]
まず、音声入出力装置の全体構成について説明する。図1は、音声入出力装置の概略構成を示す斜視図である。
図1に示すように、音声入出力装置1は、平板型スピーカユニットであるコンデンサスピーカ2、支柱3、回転台4、回転機構5、5本の固定アーム6A・6B・6C・6D・6E、及び8個のマイクロホン7A・7B・7C・7D・7E・7F・7G・7Hを備えている。
コンデンサスピーカ2は、外部から入力された音声信号に応じた音声を放音する。また、コンデンサスピーカ2は、平板状の矩形で、その放音面の形状が凹曲面状または平面状に形成されている。なお、コンデンサスピーカ2の詳細の構造については後述する。
支柱3は、コンデンサスピーカ2の放音面2Aが、回転台4に対してほぼ垂直となるように支持する。支柱3の壁面3Aには、その各端部に固定アーム6A〜6Dが固定されている。また、支柱3は、その中央部に固定アーム6Eが固定されている。さらに、支柱3の上面3Bには、マイクロホン7A〜7HがT字型に配置されている。
回転台4は、コンデンサスピーカ2が接続された支柱3を直立させる。
回転機構5は、内蔵された回転台モータ5Aと歯車5B(共に不図示)により支柱3の軸3E(不図示)を回転させて、コンデンサスピーカ2の放音面2Aの向きを変更する。
固定アーム6A〜6Eは、コンデンサスピーカ2を支柱3の壁面3Aに固定するためのものであり、その一端がコンデンサスピーカ2の中央部または各端部に固定され、その他端が支柱3の壁面3Aの中央部または各端部に固定されている。
マイクロホン7A〜7Hは、支柱3の上面のそれぞれ異なる位置に取り付けられており、周囲の音声を収音する無指向性のマイクロホンである。マイクロホン7A〜7Hは、前記のように、支柱3の上面3BにT字型に配置されている。
次に、音声入出力装置のシステム構成について説明する。図2は、音声入出力装置のブロック図である。音声入出力装置1は、コンデンサスピーカ2、マイクロホン7A〜7H、演算ユニット41、回転台モータ5A、出力端子48、及び入力端子49を備えている。また、演算ユニット41は、A/D変換回路42、加算器43、音源位置推定回路44、モータ制御回路45、入力音声強調回路46、及び回り込み音推定回路47から成る。
マイクロホン7A〜7Hは、話者(音源)Wや周囲の音声を収音して、アナログ音声信号を演算ユニット41のA/D変換回路42に出力する。
A/D変換回路42は、マイクロホン7A〜7Hから送られてきたアナログ音声信号をディジタル音声信号に変換する。そして、A/D変換回路42は、各マイクロホン7A〜7Hで収音された音声信号を、加算器43に出力する。
加算器43は、マイクロホン7A〜7Hで収音した音声信号の位相を合わせて加算する。また、加算器43は、位相を合わせて加算した信号から、回り込み音推定回路47から出力された音声信号を減算する。そして、加算器43は、この音声信号を入力音声強調回路46へ出力する。
音源位置推定回路44は、マイクロホン7A〜7Hから出力された音声信号に基づいて音源の位置を推定する。そして、音源位置推定回路44は、音源位置情報をモータ制御回路45及び入力音声強調回路46へ出力する。
モータ制御回路45は、音源位置推定回路44から送られてきた音源位置情報に基づいて、回転台モータ5Aを回転させる信号を出力して、コンデンサスピーカ2の放音面2Aの向きを音源の方向に変更する。
回転台モータ5Aは、モータ制御回路45から送られてきた信号に応じて支柱3を回転させて、コンデンサスピーカ2の放音面2Aの向きを変更する。
入力音声強調回路46は、音源位置推定回路44から送られてきた信号に基づいて、加算器43から出力された音声信号のうち話者(音源)Wの音声のみを抽出して、出力端子48へ出力する。
回り込み音推定回路47は、入力端子49を介して入力された音声信号に基づいて、コンデンサスピーカ2から放音されてマイクロホン7A〜7Hに回り込む音声の信号量を推定して、推定した音声信号を加算器43に出力する。
出力端子48及び入力端子49は、音声信号を入出力する端子であり、例えば、コミュニケーション機器である電話機などの音声入出力端子と接続する。
コンデンサスピーカ2は、入力端子49から入力された音声信号を音声に変換して放音する。なお、コンデンサスピーカ2は、後述する増幅器21及びバイアス電源22を含む構成である。
音声入出力装置1は、上記のような構成により、複数のマイクロホン7A〜7Hにより話者(音源)Wの位置を推定し、回転機構5により支柱3を回転させて、コンデンサスピーカ2の放音面2Aの向きを話者Wの方向に変更する。
次に、コンデンサスピーカ2の詳細な構成について説明する。図3は、コンデンサスピーカの概略構成図である。コンデンサスピーカ2は、図3(A)に示すように、メッシュ加工された平板状で矩形の固定電極(正極、負極)12,13の間に、絶縁体15,16を介して、通気性のない導電性薄膜からなる平板状の可動振動板14を、固定電極12,13に対向して配置したものである。
コンデンサスピーカ2の固定電極12,13は、可撓性を有する素材、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)から成る。また、コンデンサスピーカ2の厚みは、例えば5ミリ程度である。コンデンサスピーカ2は、通常は平面状であるが、外力が加えられると、凹曲面状または凸曲面状に変形可能である。また、固定電極12,13と可動振動板14との間は、後述するように固定アーム6A〜6Eによりコンデンサスピーカ2を変形させた場合でも、可動振動板14が問題なく振動するように間隔が設定されている。
図3(B)に示すように、コンデンサスピーカ2をスピーカとして動作させるために、コンデンサスピーカ2に増幅器(パワーアンプ)21、及びバイアス電源22を接続する。すなわち、入力端子20から入力されたオーディオ信号は、電圧増幅器21Pで増幅されて、この信号に応じた電圧がコンデンサスピーカ2の前面側の固定電極13に印加されるとともに、反転電圧増幅器21Nで位相の正負を反転して増幅されて、この信号に応じた電圧がコンデンサスピーカ2の後面側の固定電極12に印加される。可動振動板14は、バイアス電源22からバイアス電圧が印加されており、固定電極12,13間の電位差に応じて発生した吸引力・反発力によって振動して、音声波となる空気振動を発生する。
図4は、音声入出力装置の上面図及びコンデンサスピーカの放音面2Aを凹曲面状及び平面状に設定した場合の放音領域を示す図である。
図4(A)に示すように、各固定アーム6A〜6Eの長さを調整して、コンデンサスピーカ2を凹曲面状(円筒状)に設定すると、コンデンサスピーカ2から放音した音波は、円筒の中心である1本の線上(焦点と称する。)に集中する。そのため、図4(B)に示すように、コンデンサスピーカ2の焦点付近が、最も音圧の高い領域となる。また、各固定アーム6A〜6Eの長さを調整して、コンデンサスピーカ2を球面状に設定すると、コンデンサスピーカ2から放音した音声は、1点(焦点)に集中する。したがって、狭い範囲にだけ音声が伝搬して、その後方や遠方では、音声が拡散するために減衰して、音声の漏れが生じにくい音場を形成することができる。
また、図4(C)に示すように、各固定アーム6A〜6Eの長さを調整して、コンデンサスピーカ2を平面状に設定すると、図4(D)に示すように、コンデンサスピーカ2から放音した音波は、直進性が強くなる。したがって、減衰が少なく遠方まで音が伝搬する音場を形成することができる。
さらに、図4(E)に示すように、各固定アーム6A〜6Eの長さを調整して、コンデンサスピーカ2を凸曲面状に設定すると、図4(F)に示すように、コンデンサスピーカ2から放音した音波は拡散する。したがって、広い範囲に音を伝搬させることができ、複数の人に音声を聞かせることができる。
次に、複数のマイクロホンによる音源推定動作について説明する。図5は、マイクロホンの配置と収音領域を示す図である。本発明の音声入出力装置1は、前記のように、複数のマイクロホンにより音声を収音して、各マイクロホンで収音した音声を用いて音源の位置を特定し、回転機構5によりコンデンサスピーカ2の放音面2Aの向きを変更する。また、収音した音声から話者(音源)Wの音声のみを抽出する。
音声入出力装置1は、音源位置推定回路44により以下の手順で音源位置推定を行う。
1.まず、マイクロホンで収音した入力音声と、非目的音の混合信号を分離し、得られる信号をy(t)とする。音源分離方法としては、複数のマイクロホンを用いた場合には、独立成分分析によるブラインド音源分離などの手法が適用可能である。
2.図5に示すように、音源探索空間51内の複数の地点を収音焦点として用意し、それぞれの収音焦点pの音を

Figure 2007158958
(Lknはマイクロホンkから収音焦点pまでの距離、Vは音速)
のように同位相化、同レベル化し、加算して得られる信号をy(t)とする。
3.そして、y(t)とy(t)の相関

Figure 2007158958
を計算して、相関値が一番高くなる収音焦点pを音源位置(話者Wの位置)と推定し、モータ制御回路に音源位置情報を送信して、回転機構5のモータを駆動してコンデンサスピーカ2の放音面2Aの向きを、話者Wの位置の方向に合わせる。
また、入力音声強調回路46は、上記の音源分離方法によって得られた分離信号y(t)を出力する。
以上の手順により、音声入出力装置1は、話者Wの音声のみを収音して、話者Wの方向に音声を放音することができる。
次に、音声入出力装置が音源の位置を推定してコンデンサスピーカの向きを変更する動作について、フローチャートに基づいて説明する。図6は、音声入出力装置の動作を説明するためのフローチャートである。
音声入出力装置1は、マイクロホン7A〜7Hで周囲の音声を収音している。演算ユニット41は、話者Wの音声を検出すると(s1)、音源位置推定回路44で話者Wの位置を推定する(s2)。そして、現在のコンデンサスピーカ2の放音面2Aの向きが、話者Wの方向であるか否かを確認する(s3)。音源位置推定回路44は、現在のコンデンサスピーカ2の放音面2Aの向きが、話者Wの方向である場合には、音源位置情報をモータ制御回路45へ出力せずに、ステップs1の処理を行う。一方、音源位置推定回路44は、現在のコンデンサスピーカ2の放音面2Aの向きが、話者Wの方向と異なる場合には、音源位置情報をモータ制御回路45へ出力する。そして、モータ制御回路45は、この音源位置情報に基づいて回転台モータ5Aを所定量回転させて、コンデンサスピーカ2の放音面2Aの向きを話者Wの方向に変更する(s4)。
このように、コンデンサスピーカ2の放音面2Aの向きを変更して、音声信号を入力端子49から入力することで、音声入出力装置1のコンデンサスピーカ2から話者Wの方向に音声を放音させることができる。
以上のように、本発明の音声入出力装置によれば、複数のスピーカユニットを用いることなく、またコストアップすることなく、簡単な構成で、音声の収音、拡散、など音声の放音方向を制御することができる。
音声入出力装置1は、前記のようにコンデンサスピーカ2から放音する音声を1点に集中するように設定することも、音声に直進性を持たせるように設定することもできるので、その用途に応じて、コンデンサスピーカ2の放音面2Aの曲率を予め設定すると良い。例えば、2つの机の境界に音声入出力装置1を置いて、2人で共用する場合には、机の境界から2人のユーザの着席位置までの距離はほぼ同じなので、コンデンサスピーカ2の放音面2Aを凹曲面状にするとともに、この距離を焦点距離に設定すると良い。また、音声入出力装置1を複数のユーザで使用する場合に、各ユーザまでの距離がそれぞれ異なる場合には、コンデンサスピーカ2の放音面2Aを平面状にすると良い。これにより、各ユーザが音声入出力装置1を使用する場合には、コンデンサスピーカ2から放音される音声は聞き取りやすくなり、また周囲に音漏れが発生しないようにすることができる。
なお、以上の説明では、音声入出力装置1の平板型スピーカユニットとして、コンデンサスピーカ2を用いた場合について説明したが、本発明はこれに限るものではなく、振動板の形状を平面状、または凹曲面状に設定できる平板型スピーカユニットであれば、例えばパネル型のダイナミックスピーカであっても良い。
[第2実施形態]
次に、本発明の音声入出力装置の第2実施形態について説明する。第2実施形態に係る音声入出力装置は、コンデンサスピーカの放音面の曲率を変更する可動機構を備え、話者(音源)の位置を推定して、コンデンサスピーカから放音する音声が話者の位置で焦点を結ぶように、コンデンサスピーカの放音面の向き、及び焦点の位置を変更する構成である。以下、詳細について説明する。
まず、音声入出力装置の全体構成について説明する。図7は、音声入出力装置の概略構成を示す斜視図である。ここで、図1に基づいて説明した第1実施形態に係る音声入出力装置1と同様の構成には、同じ符号を付している。
図7に示すように、音声入出力装置101は、平板型スピーカユニットであるコンデンサスピーカ102、支柱103、回転台4、回転機構5、固定アーム6E、マイクロホン7A〜7H、可動アーム108A・108B・108C・108D、及び可動機構109A・109B・109C・109Dを備えている。
コンデンサスピーカ102は、外部から入力された音声信号に応じた音声を放音する。また、コンデンサスピーカ102は、平板状の矩形で可撓性を有しており、可動アーム108A〜108D及び可動機構109A〜109Dによりその形状を変更可能であり、音声の放音範囲を制御することが可能である。なお、コンデンサスピーカ102の詳細の構成は、図3に基づいて説明したコンデンサスピーカ2と同様である。
支柱103は、コンデンサスピーカ102の放音面102Aが回転台4に対してほぼ垂直となるように支持する。支柱103には、その各端部に可動アーム108A〜108Dを貫通させる孔103C・103D・103E・103Fが形成されている。また、支柱103は、その中央部に固定アーム6Eが取り付けられている。さらに、支柱103は、コンデンサスピーカ102の放音面102Aを凸曲面状や凹曲面状に変形させた際に、コンデンサスピーカ102と接触しない形状に形成されている(図7には支柱103の壁面103Aを凸曲面状に形成した例を示している。)。
回転台4は、コンデンサスピーカ102が接続された支柱103を直立させる。
回転機構5は、図7(B)に示すように内蔵された回転台モータ5Aと歯車5Bにより支柱103の軸103Gを回転させて、コンデンサスピーカ102の放音面102Aの回転台4に対する向きを変更する。
固定アーム6Eは、コンデンサスピーカ102を支柱103に固定するためのものであり、その一端がコンデンサスピーカ102の中央部に固定され、その他端が支柱103の中央部に固定されている。
マイクロホン7A〜7Hは、支柱103の上面103Bのそれぞれ異なる位置に取り付けられており、周囲の音声を収音する無指向性のマイクロホンである。
可動アーム108A〜108Dは、コンデンサスピーカ102の曲率を変更して、その形状を変えるためのものであり、その一端がコンデンサスピーカ102の各端部に固定され、その他端が支柱103の孔103C〜103Fのいずれかを貫通して、支柱103の壁面103Aの裏面103BB側に延出している。
可動機構109A〜109Dは、コンデンサスピーカ102の各端部に取り付けられている可動アーム108A〜108Dが支柱103の各孔103C〜103Fから延出する長さを変更することで、コンデンサスピーカ102の端部と支柱103との距離を変更して、コンデンサスピーカ102を平面状、凹曲面状、または凸曲面状のいずれかに変形させる。
次に、音声入出力装置のシステム構成について説明する。図8は、音声入出力装置のブロック図である。なお、図2に基づいて説明した第1実施形態の音声入出力装置1と同様の構成には同符号を付して、その詳細な説明を省略する。
音声入出力装置101は、コンデンサスピーカ102、マイクロホン7A〜7H、演算ユニット41、回転台モータ5A、及びステッピングモータ133A・133B・133C・133D、操作部161、記憶部162、出力端子48、及び入力端子49を備えている。また、演算ユニット41は、A/D変換回路42、加算器43、音源位置推定回路44、モータ制御回路145、入力音声強調回路46、及び回り込み音推定回路47から成る。
マイクロホン7A〜7H、モータ制御回路145を除く演算ユニット41の各部、及び回転台モータ5Aは、音声入出力装置1と同様の構成であり、同様の動作を行う。
モータ制御回路145は、音源位置推定回路44から送られてきた音源位置情報に基づいて、回転台モータ5Aを回転させる信号及びステッピングモータ133A〜133Dを回転させる信号を出力して、コンデンサスピーカ102の放音面102Aの向き、及びコンデンサスピーカ102から放音した音声の焦点位置を音源の位置に変更する。
ステッピングモータ133A〜133Dは、モータ制御回路145から出力された信号に応じて回転し、支柱103の壁面103Aの裏面103BBからの可動アームの108A〜108Dの延出長を変更する。
操作部161は、ユーザがコンデンサスピーカ102の形状を設定するためのものである。操作部161には、コンデンサスピーカ102の形状を設定する形状設定ボタン、焦点位置までの距離や拡散角度を入力するためのテンキーなどが設けられている。ユーザは、操作部161から、コンデンサスピーカ102の形状(平面状、凸曲面状、凹曲面状)の選択、凸曲面状を選択した場合には、音声を放音する範囲(放音角度)、及び凹曲面状を選択した場合には、音声を収音させる焦点の位置(音声入出力装置からの焦点距離)を設定できる。
記憶部162は、操作部161から入力される焦点距離や放音角度に応じた各可動アーム108A〜108Dの延出長や、前回設定された延出長のデータ等を記憶している。
コンデンサスピーカ102は、入力端子49から入力された音声信号を音声に変換して放音する。なお、コンデンサスピーカ102は、前記の増幅器21及びバイアス電源22を含む構成である。
音声入出力装置101は、上記のような構成により、複数のマイクロホン7A〜7Hにより話者(音源)Wの位置を推定し、回転機構5により支柱3を回転させて、コンデンサスピーカ102の放音面2Aの向きを話者Wの方向に変更するとともに、コンデンサスピーカ102から放音した音声の焦点位置を話者Wの位置に変更する。
また、話者Wは、音声入出力装置101の操作部161を操作して、コンデンサスピーカ102の形状(平面状、凸曲面状、凹曲面状)を選択すると、モータ制御回路145は、操作部161で行われた操作に応じて、記憶部162からステッピングモータ133A〜133Dの制御情報を読み出す。そして、モータ制御回路145は、ステッピングモータ133A〜133Dを駆動して、コンデンサスピーカ102を設定された形状に変形する。また、話者Wは、音声入出力装置101の操作部161を操作して、コンデンサスピーカ102から音声を放音する範囲(放音角度)、または音声を収音させる焦点の位置(音声入出力装置からの焦点距離)を設定すると、モータ制御回路145は同様に、設定された放音角度または音声入出力装置101からの焦点距離となるように、コンデンサスピーカ102の曲率を設定する。
次に、コンデンサスピーカ102の形状を変形させる構成について、詳細を説明する。図9は、コンデンサスピーカの形状を変形させる構成を説明するための図であり、図9(A)は、コンデンサスピーカを変形させる構成の一例を示す上面透視図である。図9(B)は、可動機構109Aの具体的な構成図である。図9(C)は、コンデンサスピーカを変形させる図9(A)とは異なる構成の一例を示す上面透視図である。
図9(A)に示すように、可動アーム108A〜108Dは、それぞれ所定の曲率で湾曲しており、一端から他端まで全体にネジ溝108AM〜108DMが設けられている。また、図9(B)に示すように、支柱103のコンデンサスピーカ102に対向する壁面103Aの裏面103BBには、可動機構109A〜109Dが設けられている。ここで、可動機構109A〜109Dは、それぞれ同様の構成であるため、図9(B)に示した可動機構109Aを例に挙げてその構成を説明する。
可動機構109Aは、歯車131A、歯車132A、及びステッピングモータ133Aを含む構成である。歯車131Aは、可動アーム108Aの支柱103からの延出長を調整するためのものであり、中央に孔131A1が形成され、その壁面には可動アーム108Aのネジ溝108AMと螺接させるネジ溝131AMが形成されている。孔131A1には、可動アーム108Aが挿入(貫通)されており、歯車131Aが回転することで、可動アーム108Aの延出長が変更される。なお、歯車131Aは、支柱103の裏面103BBに回転自在に取り付けられている。歯車132Aは、歯車131Aを回転させるためのものであり、中央にステッピングモータ133Aの軸が接続されている。ステッピングモータ133Aは、歯車131Aを回転させるためのものであり、歯車132Aを介して動力を歯車131Aに伝達して、可動アーム108Aの支柱103からの延出長を変更する。
コンデンサスピーカ102の形状を変形させるために、図9(C)に示すように構成することも可能である。すなわち、まっすぐな形状の可動アーム108A〜108Dを使用し、各可動アーム108A〜108Dの一端にボールジョイントまたはユニバーサルジョイント108AJ〜108DJを設ける。そして、これらのジョイントを矩形のコンデンサスピーカ102の各端部に接続する。また、可動アーム108A〜108Dは、図9(A)と同様に、一端から他端まで全体にネジ溝108AM〜108DMを設けておき、他端を支柱103の各孔103C〜103F及び歯車131A〜131Dに貫通させておく。そして、可動機構109A〜109Dを動作させることで、各可動アーム108A〜108Dの他端が支柱103から延出する長さを調整する。
図10は、音声入出力装置の上面図及びコンデンサスピーカの放音面を凹面状・平面状・及び凸曲面状にした場合の放音領域を示す図である。
音声入出力装置101では、図10(A)に示すように、各可動アーム108A〜108Dを支柱103の裏面から延出させる長さを調整することで、コンデンサスピーカ102の形状を凹曲面状(円筒状)にすることで、図10(B)に示すように、コンデンサスピーカ102から放音させる音波は、1本の線上に集中させることができる。したがって、狭い範囲にだけ音が伝搬して、その後方や遠方には、音が拡散するために減衰して、音の漏れが生じにくい音場を形成することができる。
また、音声入出力装置101では、コンデンサスピーカ102の凹曲面の曲率を変えることで、音声を放音する範囲(領域)を変えるとともに、コンデンサスピーカ102から放音する音声の伝搬距離を変えることができる。
例えば、凹曲面の曲率を小さくした場合には、遠方まで音声を伝搬させることができる。一方、凹曲面の曲率を大きくした場合には、スピーカの近傍にのみ音声を伝搬させることができる。
さらに、音声入出力装置101は、コンデンサスピーカ102の放音面102Aから一定距離以上離れた位置に音源がある場合には、図10(C)に示すように、コンデンサスピーカ102の放音面102Aを平面状に設定する。この場合には、図10(D)に示すように、コンデンサスピーカ102から放音させる音波は、直進性が強くなるので、減衰が少なく遠方まで音が伝搬する音場を生成できる。
このように、音声入出力装置101では、後述するように複数のマイクロホンにより音源の位置を推定し、コンデンサスピーカ102から放音した音声が音源の位置で焦点を結ぶように、コンデンサスピーカ102の曲率を変更する。
また、音声入出力装置101は、操作部161を操作して設定を切り替えることで、コンデンサスピーカ102を凹曲面状、平面状、または凸曲面状にすることができる。例えば、図10(E)に示すように、可動アーム108A〜108Dの支柱103からの延出長を調整することで、コンデンサスピーカ102の形状を凹曲面状や平面状だけでなく、凸曲面状に変形させることができる。この場合には、図10(F)に示すように、コンデンサスピーカ102から放音させる音波は、拡散させることができるので、広い範囲に音を伝搬させることができ、複数の人に音声を聞かせることができる。
また、音声入出力装置101は、操作部161の操作により、コンデンサスピーカ102の凹曲面状に変形させた場合に、コンデンサスピーカ102から放音させる音声の焦点位置や、コンデンサスピーカ2を凸曲面状に変形させた場合に、コンデンサスピーカ102から音声を放音する角度(範囲)を、操作部161の操作により設定することができる。
次に、音声入出力装置101の音源推定動作は、図5に基づいて説明した通りであり、音源位置推定回路44は、話者Wの位置を推定すると、モータ制御回路145に音源位置情報を送信して、回転機構5の回転台モータ5A、可動機構109A〜109Dのステッピングモータ133A〜133Dを駆動してコンデンサスピーカ102から放音する音声の焦点をpに合わせる。
次に、音声入出力装置が音源の位置を推定してコンデンサスピーカの向きを変更する動作について、フローチャートに基づいて説明する。図11は、音声入出力装置の動作を説明するためのフローチャートである。図12は、音声入出力装置の動作を示す図である。
音声入出力装置1は、マイクロホン7A〜7Hで周囲の音声を収音している。演算ユニット41は、話者Wの音声を検出すると(s11)、音源位置推定回路44で話者Wの位置を推定する(s12)。そして、現在のコンデンサスピーカ2の放音面2Aの焦点位置が、話者Wの推定位置であるか否かを確認する(s13)。音源位置推定回路44は、現在のコンデンサスピーカ2の放音面2Aの焦点位置が、話者Wの推定位置である場合には、音源位置情報をモータ制御回路145へ出力せずに、ステップs11の処理を行う。一方、音源位置推定回路44は、図12(A)に示すように、現在のコンデンサスピーカ2の放音面2Aの焦点位置が、話者Wの推定位置と異なる場合には、音源位置情報をモータ制御回路145へ出力する。そして、モータ制御回路145は、この音源位置情報に基づいて回転台モータ5A及びステッピングモータ133A〜133Dを所定量回転させて、図12(B)に示すように、コンデンサスピーカ102の放音面102Aの向きを話者Wの方向に変更するとともに、コンデンサスピーカ102から放音する音声の焦点位置を話者Wの位置に変更する(s14)。
このように、コンデンサスピーカ102の放音面102Aから放音する音声の焦点位置を変更して、音声信号を入力端子49から入力することで、音声入出力装置101のコンデンサスピーカ102から話者Wの推定位置で焦点を結ぶ音声を放音させることができる。
以上のように、本発明の音声入出力装置によれば、複数のスピーカユニットを用いることなく、またコストアップすることなく、簡単な構成で、音声の収音、拡散、など音声の放音方向を制御することができる。
なお、以上の説明では、音声入出力装置101の平板型スピーカユニットとして、コンデンサスピーカ102を用いた場合について説明したが、本発明はこれに限るものではなく、振動板が可撓性を有しており、また振動板の曲率を変更して、形状を凸曲面状、平面状、及び凹曲面状にできるスピーカであれば、例えばパネル型のダイナミックスピーカであっても良い。
音声入出力装置の概略構成を示す斜視図である。 音声入出力装置のブロック図である。 コンデンサスピーカの概略構成図である。 音声入出力装置の上面図及びコンデンサスピーカの放音面2Aを凹曲面状及び平面状に設定した場合の放音領域を示す図である。 マイクロホンの配置と収音領域を示す図である。 音声入出力装置の動作を説明するためのフローチャートである。 音声入出力装置の概略構成を示す斜視図である。 音声入出力装置のブロック図である。 コンデンサスピーカの形状を変形させる構成を説明するための図である。 音声入出力装置の上面図及びコンデンサスピーカの放音面を凹面状・平面状・及び凸曲面状にした場合の放音領域を示す図である。 音声入出力装置の動作を説明するためのフローチャートである。 音声入出力装置の動作を示す図である。
符号の説明
1,101−音声入出力装置 2,102−コンデンサスピーカ 3,103−支柱 4−回転台 5−回転機構 6A〜6E−固定アーム 7A〜7H−マイクロホン 8A〜8D,109A〜109D−可動機構 41−演算ユニット 42−A/D変換回路 43−加算器 44−音源位置推定回路 45−モータ制御回路 46−入力音声強調回路 47−回り込み音推定回路 48−出力端子 49−入力端子 133A−ステッピングモータ 145−モータ制御回路 161−操作部 162−記憶部

Claims (4)

  1. 凸曲面状、凹曲面状または平面状の放音面を有し、入力された音声信号に応じた音声を放音する平板型スピーカユニットと、
    それぞれ異なる位置に設置された複数のマイクロホンと、
    前記平板型スピーカユニットの放音面の向きを変更する向き変更手段と、
    前記複数のマイクロホンの各々で収音した音声に基づいて音源の位置を推定し、前記平板型スピーカユニットの放音面の向きを音源の方向に変更させるよう前記向き変更手段を制御する音源位置推定手段と、
    を備えた音声入出力装置。
  2. 可撓性を有するパネル状の放音面を有し、入力された音声信号に応じた音声を放音する平板型スピーカユニットと、
    前記平板型スピーカユニットの放音面の曲率を変更する曲率変更手段と、
    それぞれ異なる位置に設置された複数のマイクロホンと、
    前記スピーカ装置の放音面の向きを変更する向き変更手段と、
    前記複数のマイクロホンの各々で収音した音声から音源の位置を推定し、前記平板型スピーカユニットの放音面の向きを音源の方向に変更するとともに、平板型スピーカユニットの曲率を変更して、前記推定した音源の位置を平板型スピーカユニットから放音する音声の焦点位置に設定するよう前記向き変更手段を制御する音源位置推定手段と、
    を備えた音声入出力装置。
  3. 前記平板型スピーカユニットの放音面における曲率の設定を受け付ける操作手段を備え、
    前記音源位置推定手段は、前記操作手段で受け付けた設定に応じて、前記変形機構を制御して前記平板型スピーカユニットの曲率を変更させる請求項1または2に記載の音声入出力装置。
  4. 前記平板型スピーカユニットは、可撓性を有する電極及び振動板を備えた平板状のコンデンサスピーカであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の音声入出力装置。
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