JP2007158583A - 受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】中間周波数での離散化のための、高精度かつ、高ダイナミックレンジの折り返し防止フィルタを実現するとともに、集積化を可能とするものである。これによって、低コストで、低電力、高性能な受信装置を提供することができる
【解決手段】周波数ミキサ3から出力される中間周波信号を帯域通過フィルタ6Aでチャネル選択し、帯域通過フィルタ6Aの出力信号をアナログ・デジタル変換器12にて所定のサンプリング周波数でアナログ・デジタル変換する。アナログ・デジタル変換器12の前段に折り返し防止フィルタ11を設ける。この折り返し防止フィルタ11は、ノッチフィルタを含み、サンプリング周波数の整数倍の周波数から中間周波数だけ高い周波数と低い周波数の信号を減衰させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、中間周波信号を発生させる周波数ミキサと中間周波信号をデジタル化するAD変換器や、スイッチトキャパシタ回路などのサンプリング回路を有する受信装置に関するものである。特に、周波数ミキサなどで発生する不要な折り返し信号の防止機能をする能動フィルタなどを有する中間周波数回路に関するものである。さらにいえば、本発明は、中間周波(IF)信号離散化時の折返し信号防止フィルタを有する受信装置に関するものである。
図3は従来のスーパーへテロダイン方式のラジオ受信機の一構成例を示すブロック図である。図3において、入力RF信号は、RFフィルタ1にて、不要信号が除去され、所望の信号が取り出される。RFフィルタ1を通過したRF信号は可変利得アンプ2にて増幅され、発振器4からの局部発振周波数と周波数ミキサ3にてミキシングされ、IF周波数に変換される。
図3において、IFチャネルフィルタ6は周波数ミキサ3の出力信号中の不要な信号を除去し、所望の中間周波信号のみを取り出す機能を有する。このIFチャネルフィルタ6は、主としてセラミックフィルタなどの外部受動部品で構成される。IFチャネルフィルタ6の出力信号は中間周波数増幅器(以下、IFアンプと記す)7を通して、IF検波器8にてベースバンド信号に変換される。
ある通信規格において、1人あたりの利用者に割り当てられた周波数帯域のことをチャネルというが、IFチャネルフィルタ6は、そのある一定の周波数帯域を選択するものである。例えばGSM規格では、チャネル周波数帯域は200kHzであるので、中間周波数±200kHzを選択することである。
IF検波器8の出力信号(ベースバンド信号)は自動利得制御回路(AGC)9にて振幅が検出され、ベースバンド信号振幅が一定となるように利得制御電圧が自動利得制御回路9から可変利得アンプ2とIFアンプ7へ供給される。そのことは同時に、アンプやフィルタにおいて適切なダイナミックレンジが保たれるよう、利得制御電圧にて可変利得アンプ2と、IFアンプ7の利得とが制御されることを意味している。
RFフィルタ1とIFチャネルフィルタ6以外の破線で囲まれた部分10は集積化されたブロックである。IF検波器8から出力されたベースバンド信号は、折り返し周波数を抑圧する折り返し防止フィルタ11を通してAD変換器12に入力される。
上記のように、従来の受信装置においては、信号をデジタル化する場合、ベースバンド信号をAD変換していた。そのために、AD変換器12の前に折り返し防止フィルタ11が配置されている。
AD変換器12のサンプリング周波数がfsであるときに、1/2*fsの周波数まで十分減衰していれば、折り返しノイズは問題とならない。そのため、折り返し防止フィルタ11は、通常、通過帯域の信号は通し、サンプリング周波数fsの半分の周波数では十分減衰するようなローパスフィルタが用いられていた。このとき、サンプリング周波数fsを高く設定できれば、折返し防止フィルタ11の通過帯域周波数と阻止帯域周波数の比を大きくでき、比較的簡単に折り返し防止フィルタ11が設計でき、集積回路への内蔵も可能であった。
しかし、最近は半導体の微細化に伴いデジタル処理を低コスト、高精度に行うことが可能となってきた。そのため、図4に示すように、ベースバンド信号ではなく、中間周波信号がAD変換され、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)13にてデジタル処理され、検波された信号が自動利得制御回路9に加えられるようになってきている。そのために、周波数ミキサ3とIFアンプ7の間にIFチャネルフィルタ6Aが配置され、IFアンプ7と検波機能を有するデジタルシグナルプロセッサ13との間に折り返し防止フィルタ11とAD変換器12が配置されている。さらに、発振器4と周波数ミキサ3との間に分周器(DIV)5が配置されている。破線で囲まれた部分10Aは集積化されたブロックである。
この例が、非特許文献1「10.7−MHz IF-to-Baseband ΣΔ A/D Conversion System for AM/FM Radio Receiver」IEEE JOURNAL OF SOLID-STATE CIRCUITS VOL-35,NO.12,DECEMBER 2000に示されている。
ところで、周波数ミキサ3には希望チャンネルの信号のみならず、さまざまな不要信号が入力されている。図5には、デジタル受信装置のブロック図を示し、図6に希望波と妨害波が同時にこのデジタル受信装置に入力された場合の周波数スペクトラムを示す。図5において、記号VRFXは入力RF信号を示し、VRFは希望受信信号(希望波)を示し、記号VURF1、VURF2は2つの不要信号(妨害波)を示し、記号VLOはローカル信号を示し、記号VOUTは周波数ミキサ回路3の出力信号を示している。ただし、各信号は次式で表される。
VRFX= VRF+ VURF1+ VURF2
VRF= ARF cos(ωLOt+ ωIFDt)
VURF1=AURF1cos(ωLOt-ωIFDt+ ωSt)
VURF2=AURF2 cos(ωLOt+ ωIFDt+ ωSt)
VLO= cos(ωLOt)
VOUT= cos(ωIFDt)+ cos(ωSt-ωIFDt) + cos(ωSt-ωIFDt)
ここで、ωLOはローカル周波数に対応した角周波数を示し、ωIFDは中間周波数に対応した角周波数を示し、ωSはサンプリング周波数に対応した角周波数を示す。ARFは希望受信信号の振幅を示し、AURF1、AURF2はそれぞれ不要信号の振幅を示す。
図6には、周波数ミキサ3への入力信号のスペクトラムと、周波数ミキサ3の出力信号VOUTのスペクトラムを示している。図6において、fRFは希望受信信号の周波数を示し、
LOはローカル信号の周波数を示し、fIF、fIFD、fIFUは中間周波数を示し、fIMはイメージ信号の周波数を示し、fURF1、fURF2は不要信号の周波数をそれぞれ示している。上記の各周波数は次式で表される。
fRF=fLO+ fIF
fIM=fLO― fIF
fIF=fIFD=fIFU
fURF1=fLO+fs― fIF
fURF2=fLO+fs+ fIF
ここで、不要信号の周波数fURF1、fURF2とローカル周波数fLOとの間には、fs−fif、fs+fifの周波数差がある。この周波数差fs−fif、fs+fifが、周波数ミキサ3の出力信号VOUTにおいて、折り返し信号となって現れる。
つまり、受信系の周波数ミキサ3では、本来受信すべき周波数fRFのRF信号の他に、ロ―カル周波数fLOよりサンプリング周波数fSとIF周波数fIFの和(fLO+fS+fIF)だけ高い周波数のRF信号、ロ―カル周波数fLOよりサンプリング周波数fSとIF周波数fIFとの差(fLO+fS-fIF)だけ高い周波数のRF信号が周波数ミキサ3の入力として存在した場合、周波数ミキサ3の出力信号に、図7(a)に示すように、周波数(fS+fIF)、(fS-fIF)の信号が現れ、これがAD変換器12の入力となるため、折り返しノイズとなり、折り返し信号による妨害が発生し受信品質が劣化する。そのため、通常はベースバンドでのAD変換の場合と同様、AD変換器12の入力部に周波数fs/2までの不要信号を除去するローパスフィルタ(折り返し防止フィルタ)を付加する必要があった。
しかし、折り返し防止するのに、ラジオ受信機などでは、受信感度を十分に保つため、妨害波は希望波にくらべて150dB以上減衰させねばならず、図7(b)に示すように、一つの外部受動フィルタだけでは十分に減衰させることができず、新たに折り返し防止のためのフィルタを追加せねばならなかった。この新たな折り返し防止のためのフィルタは、AD変換周波数をfsとするとfs/2までの周波数を、必要とされるAD変換器の分解能から決まる値まで減衰させておく必要のあるフィルタのことである。
ところが、一般に中間周波数はかなりの高周波となるため、高いサンプリング周波数となることや、fs/2までにかなりの減衰量を確保しなければならないため、折り返し防止フィルタの設計が難しく、外付けのフィルタで構成されていた。しかしながら、外付けフィルタはコストの増加を招き、また実装基板密度を下げることが難しい。また、近年中間周波数でのデジタル化に際して、高いSNR(信号対雑音比)を求められるようになってきており、デルタ・シグマ変調を利用したアナログ・デジタル変換器が使われるようになってきている。
図9にデルタ・シグマ変調器の一例を示す。図9において、符号121はデルタ・シグマ変調器への入力端を示し、符号122はサンプリング回路を示し、符号123は減算器を示し、符号124は時間離散フィルタを示し、符号125は量子化器を示し、符号126はデジタル・アナログ変換器を示し、符号127はデルタ・シグマ変調器の出力端を示す。
以上のような構成のデルタ・シグマ変調器においては、入力端121の信号Xをナイキスト周波数のM倍のオーバーサンプリング(サンプリング周波数M・fs)を行うサンプリング回路122にてサンプリングする。また、出力端127に得られた信号Ysをデジタル・アナログ変換器126によりサンプリング周波数M・fsでアナログ信号に変換する。そして、減算器123にて、サンプリング回路122の出力信号からデジタル・アナログ変換器126の出力信号を減じる。さらに、減算器123の出力信号を伝達関数H(Z)を有する時間離散フィルタ124に通し、量子化器125で量子化することで、出力端127に信号Ysが得られる。以上の構成によってデルタ・シグマ変調動作が行われる。
上記デルタ・シグマ変調器において、オーバーサンプリング率Mを高くとると、量子化ノイズを低くできると同時にノイズシェーピングの効果によってSNRを高くとることができる。そのため、しばしば高いSNRが求められるシステムではデルタ・シグマ変調器が用いられてきている。また、オーバーサンプリング率を高くできると、通過帯域と阻止帯域の比率が高くなり、折り返し防止フィルタが設計しやすい。そのため、低周波の入力信号の場合は、しばしば、十分なオーバーサンプリングをとったデルタ・シグマ型のAD変換器が使われていた。このとき、中間周波数が高くなってくる(たとえば、ラジオ受信機では10.7MHz)と、オーバーサンプリングが難しく高いサンプリング周波数を選択することがむずかしくなってきている。そのため、オーバーサンプリング率が低くなり、fs/2までの周波数を十分減衰させるためには高次のLPFが必要となり、折り返し防止フィルタの設計が難しく集積回路への内蔵化がむずかしかった。
10.7−MHz IF-to-Baseband ΣΔ A/D Conversion System for AM/FM Radio Receiver」IEEE JOURNAL OF SOLID-STATE CIRCUITS VOL-35,NO.12,DECEMBER 2000
従来、ラジオ受信機では、入力受信号帯域は広く、またAM信号やFM信号など、異なる変調方式の信号が入力されたりしていた。また、日本のみならず、北米、ヨーロッパなどの放送局のRF信号に対しても正しく受信する必要が求められている。一方で、半導体技術の進歩とともに、デジタル化が進展し、より高い周波数での信号のデジタル化が要望され、中間周波数でのデジタル化が盛んに行われつつある。
そのため、アナログ信号の離散化に対して、その処理の前に折り返し防止フィルタが必要とされる。また、デジタル信号の高周波領域での離散化とともに、より広いダイナミックレンジが求められてきている。そのことは、同時に折り返し防止フィルタにも、より広いダイナミックレンジ、すなわち、より高精度かつ、高いSNRが要求される。
連続時間フィルタの要求を緩和するには、ナイキストレートよりも十分高いサンプリング周波数を選ぶことがベターであるが、より高い中間周波数での離散化への要求とあいまって、オーバーサンプリング率を大きくとることが困難となってきている。そのため、従来、高精度な折り返し防止フィルタは外付けの受動部品フィルタ、たとえばセラミックフィルタが使われていた。しかし、外付け受動部品の使用はコストが高く、コストの低減のため、高精度な折り返し防止フィルタの集積回路への内蔵化が必要とされていた。しかし、高精度なフィルタは実現が難しいばかりでなく、高い次数を要求されるため、高いSNRを得ることが難しく、また、一方で高精度にするためには多くの電力を使用せねばならず、集積回路への内蔵化は困難であった。非特許文献1では、そのためいったん、IF周波数を低いIF周波数に変換し、オーバーサンプリング率を高くしている。しかし、このことは余分な周波数ミキサを必要とし、多くの不要スペクトラムを発生させる。
したがって、本発明の目的は、余分な周波数ミキサを必要とせず、中間周波数に比べてあまり高くないサンプリング周波数で離散化可能な、高いダイナミックレンジの、低電力かつ、高精度な中間周波数での離散化に対する折り返し防止フィルタを実現し、それによって低コストで、低電力、高性能な受信装置を提供することである。
上記課題を解決するために本発明ではとりわけ、折り返しが発生する周波数に着目し、周波数ミキサなどで発生する中間周波数とサンプリング周波数の関係に着目し、折り返しが発生する周波数付近を例えばノッチフィルタにて除去することにより、折り返し防止フィルタの負担を軽減しつつ、高いSNRを持ち、高いダイナミックレンジの折り返し防止フィルタを実現するものである。このことによって、低コストで、低電力、高性能な受信システムを提供するものである。
第1の発明の受信装置は、異なる周波数バンドを持つ複数のRF入力信号を増幅する増幅器と、局部発振信号を出力するローカル発振器と、可変利得増幅器から出力されるRF信号とローカル発振器から出力される局部発振信号とを混合して中間周波信号を得る周波数ミキサと、周波数ミキサから出力される中間周波信号をチャネル選択する帯域通過フィルタと、帯域通過フィルタの出力信号を所定のサンプリング周波数でアナログ・デジタル変換するアナログ・デジタル変換器と、アナログ・デジタル変換器の前段に設けられて、サンプリング周波数の整数倍の周波数から中間周波数だけ高い周波数と低い周波数の信号を減衰させる折り返し防止フィルタとを備えている。
この構成によれば、折り返し防止フィルタがサンプリング周波数の整数倍の周波数から中間周波数だけ高い周波数と低い周波数の信号を減衰させる構成であるので、中間周波数での離散化のための、高精度かつ、高ダイナミックレンジの折り返し防止フィルタを実現するとともに、集積化を可能とするものである。これによって、低コストで、低電力、高性能な受信装置を提供することができる。
ここで、アナログ・デジタル変換器としては、デルタ・シグマ変調器が使用されることが好ましい。
また、折り返し防止フィルタは、例えば複数のノッチフィルタを含む能動フィルタからなり、サンプリング周波数の整数倍の周波数から、中間周波数だけ高い周波数のチャネル帯域周波数と、サンプリング周波数の整数倍から、中間周波数だけ低い周波数のチャネル周波数とを所望の値だけ減衰させる。
ここで、折り返し防止フィルタは、単一の周波数だけではなく、妨害となる不要なチャネル帯域の周波数を除去するために設けられる。妨害波は同じ通信システムとは限らずラジオに対してテレビの信号が、あるいはテレビに対して携帯電話の信号が妨害波となったりする。それぞれ通信システムでチャネル帯域は異なるので、除去すべき帯域は妨害波の内容によって異なる。
また、折り返し防止フィルタは、増幅器と周波数ミキサとローカル発振器と同一集積回路内に集積化されていることが好ましい。
第2の発明の受信装置は、異なる周波数バンドを持つ複数のRF入力信号を増幅する増幅器と、局部発振信号を出力するローカル発振器と、可変利得増幅器から出力されるRF信号とローカル発振器から出力される局部発振信号とを混合して中間周波信号を得る周波数ミキサと、サンプリング機能を有し、入力周波数バンドに応じて周波数応答を基準信号にて可変する手段を有し、周波数ミキサから出力される中間周波信号をチャネル選択する帯域通過フィルタと、帯域通過フィルタと周波数ミキサとの間に設けられてサンプリング周波数の整数倍の周波数から中間周波数だけ高い周波数と低い周波数の信号を減衰させる折り返し防止フィルタを備えている。
この構成によれば、折り返し防止フィルタがサンプリング周波数の整数倍の周波数から中間周波数だけ高い周波数と低い周波数の信号を減衰させる構成であるので、中間周波数での離散化のための、高精度かつ、高ダイナミックレンジの折り返し防止フィルタを実現するとともに、集積化を可能とするものである。これによって、低コストで、低電力、高性能な受信装置を提供することができる。
ここで、帯域通過フィルタは、例えば、スイッチトキャパシタフィルタで構成される。また、帯域通過フィルタのサンプリング周波数は中間周波数の4倍であることが好ましい。
また、折り返し防止フィルタは、複数のノッチフィルタを含む能動フィルタからなり、サンプリング周波数の整数倍の周波数から、中間周波数だけ高い周波数のチャネル帯域周波数と、サンプリング周波数の整数倍から、中間周波数だけ低い周波数のチャネル帯域周波数の信号とを所望の値だけ減衰させる。
本発明によって、中間周波数での離散化のための、高精度かつ、高ダイナミックレンジの折り返し防止フィルタを実現するとともに、集積化を可能とするものである。これによって、低コストで、低電力、高性能な受信装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1の受信装置を示すブロック図であり、請求項1に対応する。以下図をもとに説明する。図1において、入力RF信号はRFフィルタ1にて周波数選択され、可変利得アンプ2を通して、発振器4からの局部発振信号と周波数ミキサ3にてミキシングされ、中間周波数信号となる。周波数ミキサ3の出力信号は、帯域通過フィルタであるIFチャネルフィルタ(中間周波帯域フィルタ)6Aに供給され、所望のIF信号のみが選択される。IFチャネルフィルタ6Aの出力はIFアンプ7にて増幅され、折り返し防止フィルタ11を通してアナログ・デジタル変換器12に入力される。
アナログ・デジタル変換器12の出力はデジタルシグナルプロセッサ13にてベースバンド信号に変換され、レベル検波された出力は自動利得制御回路9に印加される。それによって、ベースバンド信号レベルが一定となるように制御電圧が可変利得(RF)アンプ2とIFアンプ7とに供給され、利得が制御される。
このとき分周器5の分周比を変えることによって中間周波信号周波数を一定にすることができる。例えば、日本国内のFMラジオ放送のRF信号は76MHzから91MHzの間に200kHz間隔でチャンネルが存在する。中間周波数fIF=10.7MHzとするためには、ローカル周波数は65.3MHzから80.3MHzとなる。アナログ・デジタル変換器のサンプリング周波数fsをたとえば、41.6MHzとすると、このとき入力RF信号に、ローカル周波数に対してfs−fIF=30.9MHzだけ高い96.2MHzから111.2MHzの信号が存在すると、周波数ミキサ3の出力信号として30.9MHzの周波数の信号が現れ、41.6MHzの周波数でサンプリングすると、サンプリング後、10.7MHzの周波数成分が出現するため、折り返しノイズとなる。
TV放送のFM音声信号キャリアは95.75MHzから6MHz刻みの帯域で存在するため、上記したような折り返し信号が発生する。そのため、あらかじめ、周波数ミキサ3の出力信号からfs−fIF=30.9MHz付近の信号を除去しておけば、折り返しノイズは発生しない。逆に、fs/2まで十分減衰させる必要はなく、折り返しとなる周波数成分のみ減衰させておけばよいことになる。
また、同様に、入力RF信号に、ローカル周波数に対してfs+fIF=52.3MHzだけ高い128.3MHzから143.3MHzの信号が存在すると、上記と同様に折り返しノイズとなる。このため、この信号をあらかじめ、周波数fsでサンプリングする前に、フィルタで減衰させておけばよいことになる。
同様に2fs−fIF=72.5MHz、2fs+fIF=93.9MHz、結局(nfs−fIF)、 (nfs+fIF)の信号(nは任意の整数)を、サンプリングの前に減衰させておけばよいことになる。このため、折り返し防止フィルタの負担が軽減され、折り返し防止フィルタの集積化が容易となるとともに、折り返しノイズとなる周波数の減衰量も取りやすい。
符号10は集積化されたブロックを示しているが、この実施の形態では、折り返し防止フィルタ11も集積化されている。
図8(a)はIFチャネルフィルタ6Aの出力の周波数特性を示す。図8(b)には本実施の形態における折り返し防止フィルタ11の周波数特性を破線で示し、折り返し防止フィルタ11の出力の周波数特性を示す。図8(b)から、周波数fUIF1、fUIF2を有する2つの折り返し信号を除去するため、複数のノッチフィルタを含んで構成されていることが明らかである。複数のノッチフィルタを含んでいるのは、ある帯域を持つ信号を除去するのに1つのノッチフィルタでは不十分な場合があるためである。つまり、複数のノッチフィルタを設け除去すべき妨害波を一定値以下に抑える。図8(b)は3つのノッチフィルタを有する折り返し防止フィルタの例を示している。
従来例の折り返し防止フィルタは、外付けのセラミックフィルタでサンプリング周波数の半分の周波数までを減衰させるフィルタである。これに対し、本発明の折り返し防止フィルタは、IF周波数の生成の性質を鑑みて発生するであろうと考えられるIF帯域付近の妨害波を、ノッチフィルタを利用して、除去するものである。周波数特性的には図7(b)と図8(b)のように特性が異なる。
ここで、ノッチフィルタについて説明する。ノッチフィルタはその周波数のみを除去することが可能である。複数の妨害波が存在するときや、妨害波がある帯域を有している場合、複数のノッチフィルタを用いると有効に妨害波を除去できる。
ノッチフィルタの一例を図10に示す。図10において、入力端子200には正相入力Vinpが入力され、逆相入力端子201には逆相入力Vinnが入力され、それぞれトランスコンダクタンスアンプ202,203の正相入力端子に入力される。トランスコンダクタンスアンプ202の逆相入力端子には正相出力端子216に現れる正相出力Vopが入力され、トランスコンダクタンスアンプ203の逆相入力端子には逆相出力端子217に現れる逆相出力Vonが入力される。トランスコンダクタンスアンプ202,203の出力には、積分コンデンサ206,207が付加されている。トランスコンダクタンスアンプ202、203の出力信号は電圧バッファ208,209を通して、それぞれ抵抗210、211を通り、コンデンサC3a,C3bにて加算され、同時に正相入力200、201ともコンデンサ204,205を通して加算され、バッファ214,215を通して出力される。トランスコンダクタンスアンプ202,203のコンダクタンス値をgm1とし、コンデンサ206,207の容量値をC1,抵抗210,211の抵抗値をR2,コンデンサ212(C3a),213(C3b)の加算容量値をC3,コンデンサ204,205の容量値をC2とすると、このフィルタの伝達関数H(s)は、
H(s)={C2/(C2+4C3)}*{(S+gm1/(2C1*C2*R2)}/{S+S/((C2+4C3)*R2)+gm1/(C1*(C2+4C3)*R2}
となり、ノッチ周波数ωn=1/√(C1*C2*R2/gm1)、特性周波数ω0=1/√(C1*(C2+4C3)*R2/gm1)、選択度Q=√{(C2+4C3)/C1*(R2*gm1)}のローパスノッチフィルタ(LPN)となる。周波数特性の一例を図11に示す。
(実施の形態2)
図2は本発明の実施の形態2の受信装置を示すブロック図であり、請求項6に対応する。IFチャネルフィルタとして、スイッチトキャパシタ(SCF)回路などのような、サンプリング回路が使われるときも、折り返しノイズに関して上記と同様なことがいえる。この実施の形態2は、IFチャネルフィルタとして、スイッチトキャパシタ回路などのような、サンプリング回路が使用される場合の、折り返しノイズに対応したものである。
図2ではIFチャネルフィルタ6Aをスイッチトキャパシタ回路で構成した場合の受信装置を示している。IFチャネルフィルタは選択度が高いため、通常外部受動部品、主として、セラミックフィルタで構成される。そのため、クロック周波数で管理されたスイッチトキャパシタフィルタは高精度なフィルタが構成可能なためIFチャネルフィルタとして使用することに適している。なお、IFチャネルフィルタ6Aの後段には、スムージングフィルタ61が設けられ、スムージングフィルタ61の出力信号がIFアンプ7に入力される。
また、発振器4からIFチャネルフィルタ6Aにクロック信号が入力される。したがって、IFチャネルフィルタ6Aのクロック周波数は、IF周波数に連動して切り替わる。つまり、IF周波数が変わると同時に信号帯域(BPFの場合3dBダウンの周波数幅)も変化した場合、その信号帯域に合うようにフィルタ特性を変えるということになる。この構成が、入力周波数帯域に応じて周波数応答を基準信号にて可変できる手段に相当する。
その他の構成および動作については、従来例もしくは先の実施の形態と同様である。
このとき、スイッチトキャパシタ回路としては、中間周波数はかなり高い周波数となる。たとえば、IF周波数として450kHzを選択した場合、クロック周波数として、その4倍の周波数1.8MHzを選択したとする。このとき、クロック周波数は、高ければ高いほど、折り返し防止フィルタ11の負担は軽くなる。ところが、通常、スイッチトキャパシタ回路に使われるオペアンプの周波数特性(利得帯域幅積)は、クロック周波数の5倍から20倍が選択される。そのため、クロック周波数を高く選択すると、オペアンプの設計が困難となり、また多くの電流を消費してしまうため、あまり高くすることができない。その一方で、クロック周波数を低く選択すれば、折り返し防止フィルタの設計が困難となる。そのため、先に述べた4倍程度を選択する。このときも、図1のAD変換器の場合と同様に、あらかじめ、RF信号として、折り返しがありうる周波数を選び出し、スイッチトキャパシタ回路からなるIFチャネルフィルタ6Aの前段で、折り返し防止フィルタ11によってフィルタリングして減衰させておけばよい。
このことによって、折り返し防止フィルタ11の負担を軽減し、電力の削減と、高精度な折り返し防止フィルタの実現が可能となる。
以上のように本発明は、ラジオ受信機などの受信システムにおいて、IF周波数をアナログ・デジタル変換したり、スイッチトキャパシタ回路を用い離散化する場合に、折り返し防止フィルタの電力を削減することを可能とし、かつ高精度な折り返し防止フィルタを実現するものである。そのため、外部フィルタを使用することなく集積回路に内蔵が可能であり、またさまざまな入力信号周波数に応じて、低消費電力、かつ高精度の折り返し防止フィルタの実現が可能である。それゆえ、低コスト、高性能な受信システムを提供することが可能となり、また、他の受信システムにも応用可能である。
本発明の実施の形態1の受信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2の受信装置の構成を示すブロック図である。 ベースバンド信号をデジタル化する従来の受信装置の構成を示すブロック図である。 従来のIF周波数信号をデジタル化する従来の受信装置の構成を示すブロック図である。 希望波と妨害波が同時に入力されたIFデジタル受信装置の構成を示すブロック図である。 希望波と妨害波が同時に入力されたIFデジタル受信装置の周波数ペクトラムを示す図である。 従来の折り返し防止フィルタの特性を示す特性図である。 本発明の折り返し防止フィルタの特性を示す特性図である。 デルタ・シグマ変調器の一例を示すブロック図である。 LPN(ローパスノッチ)の一例を示す図である。 LPN(ローパスノッチ)の周波数特性例を示す図である。
符号の説明
1 RFフィルタ
2 可変利得アンプ
3 周波数ミキサ
4 発振器
5 分周器
6 IFチャネルフィルタ
61 スムージングフィルタ
7 IFアンプ
8 IF検波器
9 AGC(自動利得制御回路)
10 集積回路部
11 折り返し防止フィルタ
12 AD変換器
121 デルタ・シグマ変調器への入力
122 サンプリング回路
123 減算器
124 時間離散フィルタ
125 量子化器
126 デジタル・アナログ変換器
127 デルタ・シグマ変調器の出力
13 デジタルシグナルプロセッサ
200 ローパスノッチへの正相入力
201 ローパスノッチへの逆相入力
202,203 トランスコンダクタンスアンプ
204、205、206、207、212、213 コンデンサ
208、209、214、215 電圧バッファ
216 ローパスノッチの正相出力
217 ローパスノッチの逆相出力

Claims (9)

  1. 異なる周波数バンドを持つ複数のRF入力信号を増幅する増幅器と、
    局部発振信号を出力するローカル発振器と、
    前記増幅器から出力されるRF信号と前記ローカル発振器から出力される局部発振信号とを混合して中間周波信号を得る周波数ミキサと、
    前記周波数ミキサから出力される中間周波信号をチャネル選択する帯域通過フィルタと、
    前記帯域通過フィルタの出力信号を所定のサンプリング周波数でアナログ・デジタル変換するアナログ・デジタル変換器と、
    前記アナログ・デジタル変換器の前段に設けられて、前記サンプリング周波数の整数倍の周波数から前記中間周波数だけ高い周波数と低い周波数の信号を減衰させる折り返し防止フィルタとを備えた受信装置。
  2. 前記アナログ・デジタル変換器はデルタ・シグマ変調器である請求項1記載の受信装置。
  3. 前記折り返し防止フィルタは、サンプリング周波数の整数倍の周波数から、前記中間周波数だけ高い周波数のチャネル帯域周波数と、サンプリング周波数の整数倍から、前記中間周波数だけ低い周波数のチャネル帯域周波数とを所望の値だけ減衰させる請求項1記載の受信装置。
  4. 前記折り返し防止フィルタは、複数のノッチフィルタを含む能動フィルタからなり、サンプリング周波数の整数倍の周波数から、前記中間周波数だけ高い周波数のチャネル帯域周波数と、サンプリング周波数の整数倍から、前記中間周波数だけ低い周波数のチャネル帯域周波数とを所望の値だけ減衰させる請求項1記載の受信装置。
  5. 前記折り返し防止フィルタは、前記増幅器と前記周波数ミキサと前記ローカル発振器と同一集積回路内に集積化されている請求項1記載の受信装置。
  6. 異なる周波数バンドを持つ複数のRF入力信号を増幅する増幅器と、
    局部発振信号を出力するローカル発振器と、
    前記可変利得増幅器から出力されるRF信号と前記ローカル発振器から出力される局部発振信号とを混合して中間周波信号を得る周波数ミキサと、
    サンプリング機能を有し、入力周波数バンドに応じて周波数応答を基準信号にて可変する手段を有し、前記周波数ミキサから出力される中間周波信号をチャネル選択する帯域通過フィルタと、
    前記帯域通過フィルタと前記周波数ミキサとの間に設けられて前記サンプリング周波数の整数倍の周波数から前記中間周波数だけ高い周波数と低い周波数の信号を減衰させる折り返し防止フィルタを備えた受信装置。
  7. 前記帯域通過フィルタはスイッチトキャパシタフィルタで構成される請求項6記載の受信装置。
  8. 前記帯域通過フィルタのサンプリング周波数は中間周波数の4倍である請求項6記載の受信装置。
  9. 前記折り返し防止フィルタは、複数のノッチフィルタを含む能動フィルタからなり、サンプリング周波数の整数倍の周波数から、前記中間周波数だけ高い周波数のチャネル帯域周波数と、サンプリング周波数の整数倍から、前記中間周波数だけ低い周波数のチャネル周波数の信号とを所望の値だけ減衰させる請求項6記載の受信装置。
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