JP2007158015A - 励起光導入部材、光ファイバ構造体および光学装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】励起光源から光ファイバに導入する励起光のパワーを大きくすることができる励起光導入部材、ならびに、増幅または発振して出力される光のパワーを大きくすることができる光ファイバ構造体および光学装置を提供する。
【解決手段】光学装置1は、渦巻状に密に巻かれていてディスク形状とされた光ファイバ11、この光ファイバ11の一端に設けられた反射部材12、この光ファイバ11に励起光を導入する励起光導入部材13、および、励起光を出力する励起光源15を備える。励起光導入部材13は、導入板13Aと複数の線状体13Bとを含む。各線状体13Bは、励起光源15から出力されて入射端136に入射した励起光を導光させて出射端137から出射する。導入板13Aは、各線状体13Bの出射端137から出射されて入射面131に励起光を上下面で全反射させながら導光させ、その導光した励起光を他端側から光ファイバ11内に導入する。
【選択図】図1

Description

本発明は、コアがレーザ活性物質を含有する光ファイバを含む光ファイバ構造体、この光ファイバ構造体において光ファイバに励起光を導入する励起光導入部材、および、この光ファイバ構造体を含む光学装置(例えば光増幅器やレーザ発振器)に関するものである。
コアがレーザ活性物質を含有する光ファイバを含む光学装置として、光増幅器やレーザ発振器が挙げられる。光増幅器では、光ファイバに励起光が導入されることによりレーザ活性物質が励起され、その光ファイバに被増幅光が入力されると、その光ファイバにおいて誘導放出が生じ、被増幅光が光増幅されて光ファイバから出力される。また、レーザ発振器では、光ファイバが共振器内に配され、その光ファイバに励起光が導入されることによりレーザ活性物質が励起され、その光ファイバにおいて誘導放出が生じるとともに共振器においてレーザ発振してレーザ光が出力される。
このような光学装置は、光増幅媒体として光ファイバを用いていることから、その光ファイバにおいて増幅または発振する光の横モードの数が少なく、出力光の品質が優れている。したがって、光増幅媒体として光ファイバを用いる光学装置は、産業用(特に機械加工用)に好適に使用され得る。
このような光学装置において光ファイバ内に励起光を導入する方法は、光ファイバの端面から光ファイバのコア内に励起光を導入する端面導入方法と、光ファイバを巻回等して構成される光ファイバ構造体の側面から光ファイバのクラッド内に励起光を導入する側面導入方法と、に大別される。前者の端面導入方法と比較すると、後者の側面導入方法は、励起光源から出力された励起光を光ファイバ構造体に導入する際の効率が高く、また、ファイバへの励起光投入口面積を広くとれるので励起光源としてレーザダイオード(LD)単体だけでなくLDアレイやLDスタックを用いることが可能であるので、高パワーの励起光を光ファイバ構造体に導入することができ、したがって、光増幅効率やレーザ発振効率が優れ、この点でも産業用に好適に用いられ得る(例えば特許文献1や非特許文献1を参照)。
側面導入方法においては、光ファイバ構造体の側面から光ファイバのクラッド内に励起光を導入するために励起光導入部材が用いられる。非特許文献1に記載された励起光導入部材は、凡そ平板形状のものであって、入射面に励起光を入射し、その入射した励起光を内部で導光させ、その導光させた励起光を傾斜面で全反射させ、その全反射させた励起光を出射面から出射して光ファイバ内に入射させる。
また、側面導入方法においては、励起光源としてはレーザダイオード(LD)単体だけでなくLDアレイやLDスタックを用いることが可能である。端面導入方法と比較すると、特に側面導入方法においては、上記のような励起光導入部材を使用することとの関係で、LDアレイやLDスタックが励起光源として好適に用いられ得る。
特開平10−190097号公報 平成13年度 新エネルギー・産業技術総合開発機構委託 フォトン計測・加工技術(石油生産システム高度計測・加工技術研究開発)成果報告書、「第VII章 高集光完全固体化レーザー技術:ファイバーレーザーの研究開発」、財団法人製造科学技術センター、平成14年3月
このような側面導入方法に拠る光ファイバ構造体および光学装置において、増幅または発振して出力される光のパワーが大きいことが望まれる。その為には、投入された励起光が効率良くレーザ出力パワーに変換されることが必要である。そのためには、光ファイバにおけるレーザ活性物質の含有量を増やすことや、励起光源から光ファイバに導入される励起光のパワーを大きくすること、が考えられる。しかし、濃度消光の問題や製造上の問題があることから、レーザ活性物質の含有量の増加には限界がある。また、非特許文献1に記載された励起光導入部材を用いた場合には、励起光源等の配置や発熱の問題があることから、励起光源から光ファイバに導入される励起光のパワーの増大にも限界がある。
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、励起光源から光ファイバに導入する励起光のパワーを大きくすることができる励起光導入部材、ならびに、増幅または発振して出力される光のパワーを大きくすることができる光ファイバ構造体および光学装置を提供することを目的とする。
本発明に係る励起光導入部材は、レーザ活性物質を含有するコアをクラッド内に含む光ファイバの側面から該光ファイバ内に励起光を導入する励起光導入部材であって、(1) 励起光を入射する入射端と、この入射端に入射して内部を導光した励起光を出射する出射端と、を各々有する複数の線状体と、(2) 複数の線状体それぞれの出射端と光学的に接続されて励起光を入射する入射面と、この入射面に入射して内部を導光した励起光を全反射させる傾斜面と、この傾斜面で全反射させた励起光を出射して光ファイバ内に入射させる出射面と、を有する導入板と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る光ファイバ構造体は、レーザ活性物質を含有するコアをクラッド内に含む光ファイバと、この光ファイバの側面から該光ファイバ内に励起光を導入する上記の本発明に係る励起光導入部材と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る光学装置は、上記の本発明に係る光ファイバ構造体と、この光ファイバ構造体に含まれる光ファイバに導入されるべき励起光を出力する励起光源と、を備えることを特徴とする。
本発明では、励起光源から出力された励起光は励起光導入部材を経て光ファイバに導入される。このとき、励起光導入部材において、励起光源から出力された励起光は、先ず複数の線状体それぞれの入射端に入射し、各線状体の内部を導光し、各線状体の出射端から出射されて導入板の入射面に入射する。導入板の入射面に入射した励起光は、導入板の内部を導光し、導入板の傾斜面で全反射され、導入板の出射面から出射されて光ファイバ内に導入される。このようにすることにより、励起光源等の配置や発熱の問題が緩和されるので、励起光源から励起光導入部材を経て光ファイバに高いパワーの励起光を導入することができる。
本発明に係る励起光導入部材は、励起光源から光ファイバに導入する光のパワーを大きくすることができる。また、この励起光導入部材を用いた光ファイバ構造体および光学装置は、増幅または発振して出力される光のパワーを大きくすることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
先ず、本発明に係る励起光導入部材の実施形態について説明するとともに、この励起光導入部材を用いた光ファイバ構造体および光学装置の第1実施形態について説明する。図1は、第1実施形態に係る光学装置1の平面図である。この図に示される光学装置1は、渦巻状に密に巻かれていてディスク形状とされた光ファイバ11、この光ファイバ11の一端に設けられた反射部材12、この光ファイバ11に励起光を導入する励起光導入部材13、および、励起光を出力する励起光源15を備える。これらのうち、光ファイバ11,反射部材12および励起光導入部材13は、光ファイバ構造体10を構成している。
光ファイバ11の断面形状は略正方形であり、当該クラッド内にあるコアの断面形状は円形である。そのコアは、所定波長の励起光を吸収して他の波長の光を放出することができるレーザ活性物質を含有する。具体的には、光ファイバ11は石英ガラスを主成分とするものである。また、コアに含有されるレーザ活性物質として、Yb,Er,Nd,Tm,Ho,Pr,Ce等のランタノイド元素の三価イオンの何れか一種もしくは組み合わせ、または、Cr,Ti等の或る種の遷移金属元素のイオン、が例示される。
このような光ファイバ11は以下のようにして製造される。通常の光ファイバ母材を製造する方法と同様の方法(例えばMCVD法等)により円形断面の母材を製造し、この円形断面の母材の側面を研削・研磨して矩形断面の母材とする。そして、この光ファイバ母材を線引することで、光ファイバ11を得ることができる。この線引の際の諸条件を適切に設定することにより、線引により得られる光ファイバ11の断面形状は略矩形のままとなる。
光ファイバ構造体10において、光ファイバ11は渦巻状に密に巻かれていてディスク形状とされている。この券回に際して、光ファイバ11の少なくとも一部は、径方向に積層されてディスク形状とされている。なお、このディスク面に垂直な方向には光ファイバ11は積層される必要は無い。この巻かれた状態において隣接するクラッド間は、融着や光学樹脂により光学的に接続されていてもよいが、より好適にはポリシラザンが接着剤として用いられて光学的に接続される。
光ファイバ11の両端面は、平坦(斜めを含む)または球面に研磨されていてもよい。この場合、この光ファイバ構造体10は光増幅器における光増幅媒体として好適に用いられる。すなわち、一方の端面からコアに入射した被増幅光は、コアにおいて光増幅され、その光増幅された光は他方の端面から出射される。このとき、双方の端面には反射低減膜が設けられているのも好ましい。
また、図1に示されるように、一方の端面に、光ファイバ11のコアに含有されたレーザ活性物質から放出される光を反射する反射部材12が設けられていてもよい。この場合、他方の端面と反射部材12とは光共振器を構成していて、光ファイバ構造体10はレーザ発振器における光増幅媒体として好適に用いられる。このとき、他方の端面(レーザ光が出射する面)には反射低減膜が設けられているのも好ましい。また、レーザ光が出射する端面付近には反射率10%以下のファイバブラッググレーティング(FBG)を設置し、端面自体は斜めに研磨した構成も好ましい。反射部材12として、好適には、外部ミラー、端面に貼り付けられた誘電体多層膜ミラー、光ファイバグレーティング等が用いられる。
また、光ファイバ11を冷却する為のディスク形状の金属板(不図示)が設けられている。この金属板は、ディスク形状に巻かれた光ファイバ11に直接に又は間接に接していて、励起光吸収により生じる光ファイバ11の熱を吸収する。また、この金属板と光ファイバ11との間に低屈折率の樹脂が設けられているのも好ましく、このようにすることにより、樹脂とクラッドとの界面で励起光が全反射するので、金属板による励起光の吸収が防止されるとともに、金属板とクラッドとの間の熱伝達がよくなるので、冷却効果が増す。
励起光源15は、光ファイバ構造体10に含まれる光ファイバ11に導入されるべき励起光を出力するものであり、例えばLDであり、好適には、複数のLDのエミッタが一次元配列されたLDアレイや、複数のLDアレイが積層されたLDスタックであり、また、本実施形態では各々1つのエミッタを有するLDであってもよい。励起光の波長としては、光ファイバ11のコアに含有されたレーザ活性物質を励起し得る波長が選ばれる。励起光導入部材13は、励起光源15から出力された励起光を、光ファイバ11のうち積層された部分において光ファイバ11内に導入する。なお、励起光源15と励起光導入部材13との間に光学系を設けて、この光学系により、励起光源15から出力された励起光をコリメートし更に収斂して、その収斂した励起光を励起光導入部材13に入射させてもよい。
励起光導入部材13は、導入板13Aおよび複数の線状体13Bを含む。これらは、励起光波長において吸収が小さい材料からなり、好適には合成石英ガラスであり、また、多成分系ガラスであってもよい。また、更に好適には、導入板13Aは、光ファイバ11のクラッドの屈折率より高い屈折率を有する。例えば、光ファイバ11のクラッド110が純石英ガラスからなるのに対して、導入板13Aは、屈折率上昇をもたらす元素、たとえばGe,P,Cl等が添加された石英ガラスからなる。また、導入後の励起光がコアの延在方向に伝搬するように導入板13Aが設けられているのが好ましい。
図2は、第1実施形態に係る光ファイバ構造体10の一部断面図である。この図に示されるように、光ファイバ構造体10において、クラッド110内にコア111を含む光ファイバ11が渦巻状に密に巻かれてディスク形状とされていて、そのディスク形状とされた光ファイバ11のクラッド110間がポリシラザン161により接着されており、また、ディスク形状とされた光ファイバ11の上下に、ゲル状のフルオロシリコーン162A,162B、フッ素樹脂シート163A,163B、熱伝導シート164A,164B、および、金属板165A,165Bが順に設けられている。
このようにクラッド110間がポリシラザン161により接続されてディスク形状とされた光ファイバ11と、この光ファイバ11を冷却する冷却部材としての金属板165A,165Bとの間に、ゲル状のフルオロシリコーン162A,162B、フッ素樹脂シート163A,163B、および、熱伝導シート164A,164Bが順に設けられている。フッ素樹脂シート163A,163B、および、熱伝導シート164A,164Bは、何れも熱伝導率が高く、可撓性が優れている。フッ素樹脂シート163A,163Bの屈折率は、光ファイバ11のクラッド110の屈折率より低い。
図3は、励起光導入部材13の平面図および側面図である。励起光導入部材13は、凡そ平板形状の導入板13Aと複数(図では5本)の線状体13Bとを備えている。導入板13Aは、入射面131,傾斜面132および出射面133を有する。各線状体13Bは、励起光源15から出力された励起光を入射する入射端136と、この入射端136に入射して内部を導光した励起光を出射する出射端137と、を有する。各線状体13Bの出射端137は、導入板13Aの入射面131と光学的に接続されている。各線状体13Bは可撓性を有するのが好適である。各線状体13Bは、屈折率が一様のものであってもよいし、クラッド内にコアを有する光ファイバであってもよい。また、後者の場合には、各線状体13Bは、光ファイバアレイを構成する個々の光ファイバであってもよいし、励起光源15としてのLDに付属しているピグテイル光ファイバであってもよい。
励起光導入部材13の各線状体13Bは、励起光源15から出力されて入射端136に入射した励起光を、内部を導光させて出射端137から出射する。励起光導入部材13の導入板13Aは、各線状体13Bの出射端137から出射されて入射面131に励起光を、上下面で全反射させながら内部を導光させ、その導光した励起光を他端側から光ファイバ11内に導入する。
このように励起光導入部材13が導入板13Aおよび複数の線状体13Bを備えることにより、光ファイバ11に導入する励起光のパワーを大きくすることができるだけでなく、以下のような効果もある。すなわち、アレイ配置された複数の線状体13Bと導入板13Aとの接続は、光通信分野で実績がある融着接続により容易に可能である。また、図4に側面図が示されるように、樹脂138A,138Bを介して金属板139A,139Bにより励起光導入部材13を挟むことにより、効率が高い冷却を行うことができ、また、機械的に強固にすることも容易である。また、作製が容易であって、精密な位置調整やあおり調整が可能であるので、複数の線状体13Bから導入板13Aで合流された励起光のビーム品質の劣化が小さい。
各線状体13Bが可撓性を有していれば、線状体13Bの入射端136に接続される励起光源15としてのLDの配置を任意とすることができ、励起光源25としてチップLDなど空冷駆動に有利な形態のLDを用いることができる。個々の線状体13Bについては、径を小さくできるので、放熱の点でも好ましい。LDの配置を任意とすることができることから、レーザファイバとは別個のボード上にLDの集約が可能であり、その結果、劣化LDの交換も容易となる。また,LDからレーザファイバまで全てを空間結合なしに励起光接続できるため、アライメントずれが生じ難い。また、高出力化のため,分散したLD光源からの励起光を集約してレーザファイバに導入することができる。そして、その集約度は、たとえば複数の発光素子を並べたLDアレイのそれのおよそ2倍程度となり、そのため、2段スタックLDアレイと同じ励起光総量を一列にしかも幅を広げることなく並べることが可能である。そのため、ディスク形状の光ファイバ構造体10を薄くしても、2段スタックLD光源と同じ総量の励起光源を同じ配置密度で設置できるため、高出力のままでビーム品質の向上も容易である。
図5は、励起光導入部材13の導入板13Aによる光ファイバ11への励起光導入を説明する側面図である。励起光導入部材13の導入板13Aは、各線状体13Bの出射端137から出射されて入射面131に励起光を、上下面で全反射させながら内部を導光させ、その導光した励起光を他端側から光ファイバ11内に導入する。導入板13Aの上面および下面は互いに平行な平面であり、導入板13Aの他端側(光ファイバ11内に励起光を導入する側)においては、下面に対して傾斜した傾斜面132が設けられている。この傾斜面132の下方の下面(出射面)133は、光ファイバ11の側面に対して光学的に接続されている。この傾斜面132は、下面に対して数度〜十数度の角度をなし、光学研磨またはそれに相当する滑らかな面を有しており、導入板13Aの内部を導光してきた励起光を全反射させる。そして、出射面133は、傾斜面132で全反射させた励起光を出射して光ファイバ11内に入射させる。
ここで、図中において点線で示すように進む励起光について考える。導入板13A中において励起光が出射面133に対して角度θで進むものとする。出射面133と傾斜面132とがなす角度をθとする。光ファイバ11中において励起光が光軸に対して角度θで進むものとする。導入板13Aの屈折率をnとし、光ファイバ11のクラッド110の屈折率をncladとする。また、導入板13Aの厚みをDとし、光ファイバ11のクラッド110の径をDとする。このとき、これらのパラメータの間には下記(1)式の関係が成り立つ。
Figure 2007158015
導入板13Aの傾斜面132で反射されて出射面133から光ファイバ11内に導入された励起光は、ディスク形状とされた光ファイバ11の下面で反射され、次いで上面(導入板13Aが設けられている側)で反射される。導入板13Aの傾斜面132の始点(入射面131に最も近い位置)と、その始点で反射された励起光がディスク形状の光ファイバ11の上面に最初に到達する位置との間の距離Xrefは、下記(2)式で表される。
Figure 2007158015
また、導入板13Aの傾斜面132の始点と終点(入射面131から最も遠い位置)との間の距離Ledgeは、下記(3)式で表される。なお、距離Xrefおよび距離Ledgeそれぞれは、光ファイバ11の光軸に沿った方向についての距離である。
Figure 2007158015
仮に、導入板13Aから光ファイバ11に導入された励起光が再び導入板13Aに戻ると、励起光導入効率が低減する。このように導入板13Aに励起光が戻ることを防止するため、距離Xrefと距離Ledgeとの間に下記(4)式の関係が成り立つことが必要である。
Figure 2007158015
このように構成される光学装置1は以下のように動作する。励起光源15から出力された励起光は、励起光導入部材13の線状体13Bを経て、導入板13Aの入射面131に入射され、導入板13Aの内部で導光され、導入板13Aの傾斜面132で全反射される。傾斜面132で全反射された励起光は、導入板13Aの出射面133と光ファイバ11の側面とが光学的に接続された部分を経て、光ファイバ11内に導入される。光ファイバ11内に導入された励起光は、クラッド110の外側界面で全反射されながら光ファイバ11内を導波する間に、コア111に含まれるレーザ活性物質を励起する。
光学装置1が反射部材12を含まず光増幅器として動作する場合、コア111の一端に被増幅光が入力すると、その入力した被増幅光はコア111を導波する間に光増幅され、その光増幅された光は他端から出力される。一方、光学装置1が反射部材12を含みレーザ発振器として動作する場合、励起されたレーザ活性物質で誘導放出が生じるとともに共振器においてレーザ発振してレーザ光が出力される。
特に、本実施形態では、励起光導入部材13が導入板13Aと複数の線状体13Bとを備えていて、励起光源15から出力された励起光が線状体13Bおよび導入板13Aを順に経て光ファイバ11に導入される。このようにすることにより、励起光源15等の配置や発熱の問題が緩和されるので、励起光源15から励起光導入部材13を経て光ファイバ11に高いパワーの励起光を導入することができる。
次に、励起光導入部材13の導入板13Aの種々の変形例について説明する。図6は、励起光導入部材13の導入板13Aの変形例を示す第1の側面図である。導入板13Aの傾斜面132で反射された励起光が通過する範囲において、出射面133と光ファイバ11のクラッド110とが光学的に接続されていればよい。このとき、同図(a)に示されるように、導入板13Aの下面とクラッド110とが重なる範囲の全体が光学的に接続されていてもよい。しかし、同図(b)に示されるように、導入板13Aの傾斜面132で反射された励起光が通過する範囲において、出射面133とクラッド110とが光学的に接続されている一方で、励起光が通過しない範囲においては、励起光を遮断する膜134が出射面133とクラッド110との間に設けられているのが好適である。このように励起光遮断膜134が設けられていることにより、或る励起光導入部材から光ファイバ11に導入された励起光が他の励起光導入部材を経て放射されることを抑制することが可能となって、励起効率を向上させることができる。
図7は、励起光導入部材13の導入板13Aの変形例を示す第2の側面図である。同図(a)に示されるように、導入板13Aの傾斜面132は、平面であって、先端が下面まで達していてもよい。しかし、先端が鋭く尖ったものを製作することは現実には困難であるので、同図(b)に示されるように、導入板13Aの傾斜面132は、先端が鋭く尖っておらず、光ファイバ11との接続に用いた光学樹脂135が先端部分に存在していてもよい。また、導入板13Aの傾斜面132は、同図(c)に示されるように凸面であってもよいし、同図(d)に示されるように凹面であってもよく、これらの場合には、反射する励起光に対してレンズ作用を奏することができる。
図8は、励起光導入部材13の導入板13Aの変形例を示す第3の側面図である。同図(a)に示されるように、導入板13Aの入射面131は、平面であって、下面に対して垂直であってもよい。しかし、同図(b)に示されるように、導入板13Aの入射面131は、平面であって、下面に対して垂直でないのが好適である。この場合には、入射面131で反射した励起光が励起光源15に戻ることが抑制されて、安定した励起光出力を得ることができる。また、同図(b)に示されるように、導入板13Aの入射面131は、凸面であって、レンズ作用を奏するのも好適である。
図9は、励起光導入部材13の導入板13Aの変形例を示す平面図である。導入板13Aは、同図(a)に示されるように幅が一定であってもよいし、同図(b)に示されるように入射面131から傾斜面132に向かうに従って幅が狭くなっていてもよい。後者の場合には、多数の線状体13Bを導入板13Aの入射面131に光学的に接続することができ、高パワーの励起光を高密度で光ファイバ11に導入することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る光ファイバ構造体および光学装置の第2実施形態について説明する。図10は、第2実施形態に係る光学装置2の斜視図である。この図に示される光学装置2は、円柱状の冷却部材29、この冷却部材29の周囲に螺旋状に密に巻かれてシリンダ形状とされた光ファイバ21、この光ファイバ21の一端に設けられた反射部材22、この光ファイバ21に励起光を導入する励起光導入部材23、および、励起光を出力する励起光源25を備える。これらのうち、冷却部材29,光ファイバ21,反射部材22および励起光導入部材23は、光ファイバ構造体20を構成している。光ファイバ21は、第1実施形態における光ファイバ11と同様の構成のものであり同様にして作製される。
光ファイバ構造体20において、光ファイバ21は螺旋状に密に巻かれていてシリンダ形状とされている。この券回に際して、光ファイバ21の少なくとも一部は、径方向に積層されてシリンダ形状とされている。なお、このシリンダ形状の径方向には光ファイバ21は積層される必要は無い。この巻かれた状態において隣接するクラッド間は、融着や光学樹脂により光学的に接続されていてもよいが、より好適にはポリシラザンが接着剤として用いられて光学的に接続される。
光ファイバ21の両端面は、平坦に研磨されていてもよい。この場合、この光ファイバ構造体20は光増幅器における光増幅媒体として好適に用いられる。すなわち、一方の端面からコアに入射した被増幅光は、コアにおいて光増幅され、その光増幅された光は他方の端面から出射される。このとき、双方の端面には反射低減膜が設けられているのも好ましい。また、レーザ光が出射する端面付近には反射率10%以下のファイバブラッググレーティング(FBG)を設置し、端面自体は斜めに研磨した構成も好ましい。
また、図10に示されるように、一方の端面に、光ファイバ21のコアに含有されたレーザ活性物質から放出される光を反射する反射部材22が設けられていてもよい。この場合、他方の端面と反射部材22とは光共振器を構成していて、光ファイバ構造体20はレーザ発振器における光増幅媒体として好適に用いられる。このとき、他方の端面(レーザ光が出射する面)には反射低減膜が設けられているのも好ましい。反射部材22として、好適には、外部ミラー、端面に貼り付けられた誘電体多層膜ミラー、光ファイバグレーティング等が用いられる。
また、冷却部材29は、金属からなり、光ファイバ21を冷却する為のものである。この冷却部材29の内部には、循環する冷却水を流す孔が設けられているのが好ましい。この冷却部材29は、シリンダ形状に巻かれた光ファイバ21に直接に又は間接に接していて、励起光吸収により生じる光ファイバ21の熱を吸収する。また、この冷却部材29と光ファイバ21との間には低屈折率の樹脂(例えばフルオロシリコーン)が設けられているのも好ましく、このようにすることにより、樹脂とクラッドとの界面で励起光が全反射するので、冷却部材29により励起光の吸収が防止されるとともに、冷却部材29とクラッドとの間の熱伝達がよくなるので、冷却効果が増す。
第2実施形態における励起光導入部材23は、図3〜図5に示されたような第1実施形態における励起光導入部材13と同様のものである。励起光導入部材23は、導入板23Aおよび複数の線状体23Bを含む。これらは、励起光波長において吸収が小さい材料からなり、好適には合成石英ガラスであり、また、多成分系ガラスであってもよい。また、更に好適には、導入板23Aは、光ファイバ21のクラッドの屈折率より高い屈折率を有する。例えば、光ファイバ21のクラッドが純石英ガラスからなるのに対して、導入板23Aは、屈折率上昇材としての不純物が添加された石英ガラスからなる。また、導入後の励起光がコアの延在方向に伝搬するように導入板23Aが設けられているのが好ましい。励起光導入部材23の導入板23aは、図6〜図9に示されたような構成のものであってもよい。
図11は、第2実施形態に係る光ファイバ構造体20の一部断面図である。この図に示されるように、光ファイバ構造体20において、クラッド210内にコア211を含む光ファイバ21が螺旋状に密に巻かれてシリンダ形状とされていて、そのシリンダ形状とされた光ファイバ21のクラッド210間がポリシラザン261により接着されており、また、シリンダ形状とされた光ファイバ21と冷却部材29との間にゲル状のフルオロシリコーン262、フッ素樹脂シート262および熱伝導シート264が順に設けられている。
ポリシラザン261は、光ファイバ21が巻かれた状態において隣接するクラッド210間に接着剤として設けられたものである。ここでクラッド210間に接着剤として設けられるポリシラザン261は、転化していてもよいし、転化していなくてもよい。このようにクラッド210間がポリシラザン261により接続されてシリンダ形状とされた光ファイバ21と、この光ファイバ21を冷却する冷却部材29との間に、ゲル状のフルオロシリコーン262、フッ素樹脂シート262および熱伝導シート264が順に設けられている。ゲル状のフルオロシリコーン262、フッ素樹脂シート262および熱伝導シート264は、何れも熱伝導率が高い。また、フッ素樹脂シート262および熱伝導シート264は、何れも可撓性が優れている。
このように構成される本実施形態に係る光学装置2は、第1実施形態に係る光学装置1と同様に動作し同様の効果を奏することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明に係る光ファイバ構造体および光学装置の第3実施形態について説明する。図12は、第3実施形態に係る光学装置3の斜視図である。この図に示される光学装置3は、略円盤状の冷却部材39、この冷却部材39の周囲に巻かれた光ファイバ31、この光ファイバ31の一端に設けられた反射部材32、この光ファイバ31に励起光を導入する励起光導入部材33、および、励起光を出力する励起光源(不図示)を備える。これらのうち、冷却部材39,光ファイバ31,反射部材32および励起光導入部材33は、光ファイバ構造体30を構成している。光ファイバ31は、第1実施形態における光ファイバ11と同様の構成のものであり同様にして作製される。
光ファイバ構造体30において、光ファイバ31は冷却部材38の側面に巻かれている。径方向には光ファイバ31は積層される必要は無い。この券回された光ファイバ31において、一部の領域31Aにおいては隣接クラッド間が光学的に接続されているが、その他の領域31Bにおいては個々のクラッドが互いに離間されている。領域31Aにおける隣接クラッド間は、融着や光学樹脂により光学的に接続されていてもよいが、より好適にはポリシラザンが接着剤として用いられて光学的に接続される。クラッドが互いに離間している領域31Bにおいては、石英ガラスからなるクラッドの周囲に樹脂等が被覆されている。クラッドの周囲の樹脂の屈折率はクラッドの屈折率より低く、これらは2重クラッド構造を構成しているのが好適である。
光ファイバ31の両端面は、平坦に研磨されていてもよい。この場合、この光ファイバ構造体30は光増幅器における光増幅媒体として好適に用いられる。すなわち、一方の端面からコアに入射した被増幅光は、コアにおいて光増幅され、その光増幅された光は他方の端面から出射される。このとき、双方の端面には反射低減膜が設けられているのも好ましい。
また、図12に示されるように、一方の端面に、光ファイバ31のコアに含有されたレーザ活性物質から放出される光を反射する反射部材32が設けられていてもよい。この場合、他方の端面と反射部材32とは光共振器を構成していて、光ファイバ構造体30はレーザ発振器における光増幅媒体として好適に用いられる。このとき、他方の端面(レーザ光が出射する面)には反射低減膜が設けられているのも好ましい。また、レーザ光が出射する端面付近には反射率10%以下のファイバブラッググレーティング(FBG)を設置し、端面自体は斜めに研磨した構成も好ましい。反射部材32として、好適には、外部ミラー、端面に貼り付けられた誘電体多層膜ミラー、光ファイバグレーティング等が用いられる。
また、冷却部材39は、金属からなり、光ファイバ31を冷却する為のものである。この冷却部材39の内部には、循環する冷却水を流す孔が設けられているのが好ましく、また、図12に示されるように空冷の為に複数の貫通孔39Aが設けられているのも好ましい。これら複数の貫通孔39Aそれぞれは、一方向に長い矩形形状を有していて、各々の長辺が互いに平行であり、隣り合う貫通孔39Aの間が肉薄になっている。この冷却部材39は、光ファイバ31に直接に又は間接に接していて、励起光吸収により生じる光ファイバ31の熱を吸収する。また、この冷却部材39と光ファイバ31との間には低屈折率の樹脂(例えばフルオロシリコーン)が設けられているのも好ましく、このようにすることにより、樹脂とクラッドとの界面で励起光が全反射するので、冷却部材39により励起光の吸収が防止されるとともに、冷却部材39とクラッドとの間の熱伝達がよくなるので、冷却効果が増す。
第3実施形態における励起光導入部材33は、図3〜図5に示されたような第1実施形態における励起光導入部材13と同様のものである。励起光導入部材33は、導入板33Aおよび複数の線状体33Bを含む。これらは、励起光波長において吸収が小さい材料からなり、好適には合成石英ガラスであり、また、多成分系ガラスであってもよい。また、更に好適には、導入板33Aは、光ファイバ31のクラッドの屈折率より高い屈折率を有する。例えば、光ファイバ31のクラッドが純石英ガラスからなるのに対して、導入板33Aは、屈折率上昇材としての不純物が添加された石英ガラスからなる。また、導入後の励起光がコアの延在方向に伝搬するように導入板33Aが設けられているのが好ましい。励起光導入部材33の導入板33aは、図6〜図9に示されたような構成のものであってもよい。
なお、本実施形態では、励起光導入部材33の出射面(光ファイバ31へ導入される励起光が出射される面)は、券回された光ファイバ31において隣接クラッド間が光学的に接続されている領域31Aに接続されている。また、特に図12に示された励起光導入部材33は、図3および図4に示されたような凡そ平板形状の導入板33Aと複数の線状体33Bとを備える構成を有している。また、隣接クラッド間が光学的に接続されている領域31Aにおける光ファイバ構造体30の断面構造は、図11に示されたものと同様である。
このように構成される本実施形態に係る光学装置3は、第1実施形態に係る光学装置1と同様に動作し同様の効果を奏することができる。加えて、本実施形態に係る光学装置3は、以下のような作用・効果を奏することができる。励起光導入部材33から励起光が導入される光ファイバ31の領域31Aでは、隣接クラッド間が光学的に接続されることで、励起光導入効率が高められる。一方、光ファイバ31の他の領域31Bでは、個々のクラッドが互いに離間されているので、放熱の点で有利である。
また、この光学装置3は、作製が容易であり、また、光ファイバの径を細くすることができるので、光ファイバの収納がコンパクトであり、この点でも放熱に有利である。この光学装置3は、光ファイバ31における励起光伝搬損失が小さいので、励起光吸収長を長くすることができ、シングルモード化し易い。また、この光学装置3は、2重クラッドとなっている領域31Bでは、光ファイバ31は様々な取り回しが可能であることから、曲げに因る高次モード抑制が容易である。
第1実施形態に係る光学装置1の平面図である。 第1実施形態に係る光ファイバ構造体10の一部断面図である。 励起光導入部材13の平面図および側面図である。 励起光導入部材13の側面図である。 励起光導入部材13の導入板13Aによる光ファイバ11への励起光導入を説明する側面図である。 励起光導入部材13の導入板13Aの変形例を示す第1の側面図である。 励起光導入部材13の導入板13Aの変形例を示す第2の側面図である。 励起光導入部材13の導入板13Aの変形例を示す第3の側面図である。 励起光導入部材13の導入板13Aの変形例を示す平面図である。 第2実施形態に係る光学装置2の斜視図である。 第2実施形態に係る光ファイバ構造体20の一部断面図である。 第3実施形態に係る光学装置3の斜視図である。
符号の説明
1〜3…光学装置、10…光ファイバ構造体、11…光ファイバ、12…反射部材、13…励起光導入部材、13A…導入板、13B…線状体、15…励起光源、20…光ファイバ構造体、21…光ファイバ、22…反射部材、23…励起光導入部材、23A…導入板、23B…線状体、25…励起光源、29…冷却部材、30…光ファイバ構造体、31…光ファイバ、32…反射部材、33…励起光導入部材、33A…導入板、33B…線状体、39…冷却部材。

Claims (3)

  1. レーザ活性物質を含有するコアをクラッド内に含む光ファイバの側面から該光ファイバ内に励起光を導入する励起光導入部材であって、
    励起光を入射する入射端と、この入射端に入射して内部を導光した励起光を出射する出射端と、を各々有する複数の線状体と、
    前記複数の線状体それぞれの出射端と光学的に接続されて励起光を入射する入射面と、この入射面に入射して内部を導光した励起光を全反射させる傾斜面と、この傾斜面で全反射させた励起光を出射して前記光ファイバ内に入射させる出射面と、を有する導入板と、
    を備えることを特徴とする励起光導入部材。
  2. レーザ活性物質を含有するコアをクラッド内に含む光ファイバと、この光ファイバの側面から該光ファイバ内に励起光を導入する請求項1記載の励起光導入部材と、を備えることを特徴とする光ファイバ構造体。
  3. 請求項2記載の光ファイバ構造体と、この光ファイバ構造体に含まれる光ファイバに導入されるべき励起光を出力する励起光源と、を備えることを特徴とする光学装置。

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