JP2007156861A - 機密情報保護装置及び機密情報保護方法並びにプログラム - Google Patents

機密情報保護装置及び機密情報保護方法並びにプログラム Download PDF

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康裕 鈴木
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Abstract

【課題】ファイル中の機密情報部分は保護しつつ、それ以外の部分は容易に一般に開示できるようにすると共に、管理者が元のファイルを復元できるようにする。
【解決手段】変換部200は、ファイル名及び変換対象文字列を含む変換指示が入力されると、各変換対象文字列について、その文字中のどの文字を置換対象文字にするかを決定し、更に、置換対象文字に対する置換後文字を、上記ファイル内に存在しない文字の中から選択する。次いで、変換部200は、置換後文字と置換対象文字との対応関係を示す置換マップを作成し、ファイル名に対応付けて置換マップ記憶部420に格納する。その後、変換部200は、置換マップに従い変換対象文字列中の置換対象文字を置換後文字に置換する。逆変換部300は、ファイル名を含む逆変換指示が入力されると、置換マップ記憶部420に登録されている置換マップを利用して、ファイル内の置換後文字を置換対象文字に戻す。
【選択図】図1

Description

本発明は、機密情報が含まれているファイルに対する機密情報保護技術に関し、特に、機密情報部分のみを隠蔽することにより機密情報を保護する機密情報保護技術に関する。
機密情報を含む文書などをファイルを用いて電子的に管理する場合、機密情報の保護対策が重要になる。何の対策も施さずに、機密情報を含んだファイルをオリジナルファイルのまま保存した場合には、ファイルを閲覧した第三者によって機密情報が漏洩されてしまうだけでなく、管理者の不注意(例えば、ファイルのコピーを他人に渡してしまうとか、他人にファイルを閲覧させてしまうといったこと)によっても機密情報が漏洩してしまう。
機密情報を保護するために、従来一般的に行われている方法は、オリジナルファイルの代わりに、オリジナルファイルを暗号化した暗号化ファイルを保存しておき、閲覧時には、管理者などの認証者が復号鍵を入力する等して暗号化ファイルを復号化するというものである。なお、暗号復号化方式としては、任意の方式(例えば、特許文献1参照)を利用することができる。この従来の技術によれば、第三者がファイルを閲覧したり、管理者が不注意によりコピーを他人に渡したりしても、その内容が分からないため、機密情報を保護することが可能になり、また、認証者は自由に機密情報を含むファイルを閲覧することが可能になる。
しかし、この従来の技術には、次のような問題点がある。機密情報を含むファイルであっても、機密情報部分以外を一般に開示することが必要になるファイルが存在し、このようなファイルを上記した従来の技術を用いて管理した場合は、開示作業が面倒なものとなる。即ち、公開対象にする暗号化ファイルを復号化し、次いで、管理者が復号化されたファイルを参照して機密情報部分を探し出し、その後、探し出した機密情報部分を他の文字などに置き換えるといった面倒な作業を行わなければならないといった問題がある。
一方、ファイル中に存在する機密情報部分を自動的に抽出し、抽出した機密情報部分を特定不可能な記号、アルファベット文字、或いはイニシャル文字などの伏せ字に置換するという技術が従来から提案されている(例えば、特許文献2参照)。この従来の技術を利用してオリジナルファイル中の機密情報部分を特定不可能な伏せ字に置換した置換ファイルを作成し、オリジナルファイルの代わりに保存しておけば、機密情報を保護することが可能になると共に、ファイル中の機密情報部分以外を一般に開示することが必要になった場合、容易に一般に開示することが可能になる。
また、従来、入力された文字が暗号対象文字である場合には、その文字に対応する文字番号と、その文字の入力位置に対応する定数とに基づいて上記文字を別の文字に置き換え、入力された文字が暗号対象文字でない場合には、その文字をそのまま出力する技術も知られているが、ファイル中の機密情報部分のみを隠蔽する技術ではない(例えば、特許文献3参照)。
特開2005−141282号公報 特開2002−259363号公報 特開平9−73354号公報
特許文献2に記載されている従来の技術は、ファイル中の機密情報部分を伏せ字に変換することを目的としている技術であるため、置換ファイルを元の状態に戻すことは全く考慮されていない。このため、特許文献2に記載されている従来の技術を利用して機密情報を保護するようにした場合には、オリジナルファイルを復元できないという問題がある。
〔発明の目的〕
そこで、本発明の目的は、ファイル中の機密情報部分は保護しつつ、それ以外の部分は容易に一般に開示できるようにすると共に、管理者が元のファイルを復元できるようにすることにある。
本発明にかかる第1の機密情報保護装置は、
ファイル内に存在する機密情報を保護する機密情報保護装置において、
変換対象文字列中の一部または全部の文字を置換対象文字とし、該置換対象文字に対する置換後文字を、前記ファイル内に存在しない文字の中から選択し、該選択した置換後文字と前記置換対象文字との対応関係を示す置換マップを作成し、該置換マップに基づいて前記ファイル内に存在する前記変換対象文字列中の置換対象文字を置換後文字に置き換える変換部と、
前記置換マップに基づいてファイル内に存在する置換後文字を置換対象文字に戻す逆変換部とを備えたことを特徴とする。
本発明にかかる第2の機密情報保護装置は、第1の機密情報保護装置において、
前記変換部が、
変換対象文字列に含まれている文字の内の、どの文字を置換対象文字にするのかを決定する置換対象文字決定部と、
該置換対象文字決定部において置換対象文字とすることが決定された各文字に対する置換後文字を、前記ファイル内に存在しない文字の中から、置換対象文字と置換後文字との対応関係が1対1となるように選択する置換後文字決定部と、
前記置換対象文字と前記置換後文字決定部が選択した置換後文字との対応関係を示す置換マップを作成する置換マップ作成部と、
前記置換マップに基づいて前記変換対象文字列に対する置換後文字列を決定する置換後文字列決定部と、
前記ファイル内に存在する前記変換対象文字列を、前記置換後文字列決定部で決定された置換後文字列に置き換える文字列置換実施部とを備えたことを特徴とする。
本発明にかかる第3の機密情報保護装置は、第2の機密情報保護装置において、
前記置換後文字決定部が、
前記置換対象文字に対応する置換後文字を、未定義文字コードの中から選択する構成を有することを特徴とする。
本発明にかかる第1の機密情報保護方法は、
ファイル内に存在する機密情報を保護する機密情報保護方法において、
変換部が、変換対象文字列中の一部または全部の文字を置換対象文字とし、該置換対象文字に対する置換後文字を、前記ファイル内に存在しない文字の中から選択し、該選択した置換後文字と前記置換対象文字との対応関係を示す置換マップを作成し、該置換マップに基づいて前記ファイル内に存在する前記変換対象文字列中の置換対象文字を置換後文字に置き換え、
逆変換部が、前記置換マップに基づいてファイル内に存在する置換後文字を置換対象文字に戻すことを特徴とする。
本発明にかかる第2の機密情報保護方法は、第1の機密情報保護方法において、
前記変換部が、
変換対象文字列に含まれている文字の内の、どの文字を置換対象文字にするのかを決定し、
置換対象文字に対する置換後文字を、前記ファイル内に存在しない文字の中から、置換対象文字と置換後文字との対応関係が1対1となるように選択し、
前記置換対象文字と置換後文字との対応関係を示す置換マップを作成し、
前記置換マップに基づいて前記変換対象文字列に対する置換後文字列を決定し、
前記ファイル内に存在する前記変換対象文字列を、前記置換後文字列決定部で決定された置換後文字列に置き換えることを特徴とする。
本発明にかかる第3の機密情報保護方法は、第2の機密情報保護方法において、
前記置換対象文字に対応する置換後文字を、未定義文字コードの中から選択することを特徴とする。
本発明にかかる第1のプログラムは、
ファイルが格納されたファイル記憶部を有するコンピュータを、
変換対象文字列中の一部または全部の文字を置換対象文字とし、該置換対象文字に対する置換後文字を、前記ファイル内に存在しない文字の中から選択し、該選択した置換後文字と前記置換対象文字との対応関係を示す置換マップを作成し、該置換マップに基づいて前記ファイル内に存在する前記変換対象文字列中の置換対象文字を置換後文字に置き換える変換部、
前記置換マップに基づいてファイル内に存在する置換後文字を置換対象文字に戻す逆変換部として機能させる。
本発明にかかる第2のプログラムは、第1のプログラムにおいて、
前記変換部が、
変換対象文字列に含まれている文字の内の、どの文字を置換対象文字にするのかを決定する置換対象文字決定部、
該置換対象文字決定部において置換対象文字とすることが決定された各文字に対する置換後文字を、前記ファイル内に存在しない文字の中から、置換対象文字と置換後文字との対応関係が1対1となるように選択する置換後文字決定部、
前記置換対象文字と前記置換後文字決定部が選択した置換後文字との対応関係を示す置換マップを作成する置換マップ作成部、
前記置換マップに基づいて前記変換対象文字列に対する置換後文字列を決定する置換後文字列決定部、
前記ファイル内に存在する前記変換対象文字列を、前記置換後文字列決定部で決定された置換後文字列に置き換える文字列置換実施部とを備えたことを特徴とする。
本発明にかかる第3のプログラムは、第2のプログラムにおいて、
前記置換後文字決定部が、
前記置換対象文字に対応する置換後文字を、未定義文字コードの中から選択する構成を有することを特徴とする。
〔作用〕
ファイル内に存在する機密情報を保護する場合、管理者は、変換対象文字列(機密情報部分に相当)を指定する。これにより、変換部は、変換対象文字列中の一部または全部の文字を置換対象文字とし、置換対象文字に対する置換後文字を、ファイル内に存在しない文字の中から選択する。その後、変換部は、選択した置換後文字と置換対象文字との対応関係を示す置換マップを作成し、この置換マップに基づいて上記ファイル内に存在する変換対象文字列中の置換対象文字を置換後文字に置き換える。また、逆変換部は、変換部によって変換処理の行われたファイルの内容を元に戻す場合、置換マップに基づいて、変換後ファイル内に存在する置換後文字を置換対象文字に戻す。
本発明によれば、ファイル中の機密情報部分は保護しつつ、それ以外の部分は容易に一般に開示することが可能になると共に、管理者が元のファイルを復元することが可能になる。その理由は、変換部が、ファイル中の変換対象文字列(機密情報部分に相当する)に含まれている置換対象文字を、ファイル中に存在しない文字の中から選択した置換後文字と置き換え、逆変換部が、変換部が作成した置換対象文字と置換後文字との対象関係を示す置換マップに基づいて、変換後ファイル内に存在する置換後文字を置換対象文字に戻すようにしているからである。
次に本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
〔第1の実施の形態の構成の説明〕
図1は本発明にかかる機密情報保護装置の第1の実施の形態の構成例を示すブロック図である。同図を参照すると、本実施の形態の機密情報保護装置100は、変換部200と、逆変換部300と、記憶部400とを備えている。また、機密情報保護装置100には、キーボード等の入力部500と、LCD等の出力部600とが接続されている。
入力部500は、管理者が行う操作に従って変換指示或いは逆変換指示を入力する。変換指示には、変換対象ファイルのファイル名リストと、各変換対象ファイル毎の変換対象文字列リストとが含まれている。逆変換指示には、逆変換対象ファイルのファイル名リストが含まれている。
機密情報保護装置100内の記憶部400には、ファイル記憶部410と、置換マップ記憶部420とが設けられている。ファイル記憶部410には、複数のファイルが格納されており、ここに格納されているファイルが、変換部200によって変換処理が行われる変換対象ファイル或いは逆変換部300によって逆変換処理が行われる逆変換対象ファイルとなる。置換マップ記憶部420には、ファイル名に対応付けて、そのファイルに対する置換マップが登録されている。置換マップは、置換対象文字と置換後文字との対応関係、即ち変換規則を示すものである。図2に置換マップ記憶部420の内容例を示す。同図の例は、ファイル名fileAのファイルAにおいては、変換時には、「木」,「佐」,「藤」をそれぞれ「○」,「△」,「□」に変換し、逆変換時には、「○」,「△」,「□」をそれぞれ「木」,「佐」,「藤」に変換することを示している。
変換部200は、入力部500から変換指示が入力されたとき、変換指示中のファイル名リストによって示される各ファイル毎に置換マップを作成し、作成した置換マップに基づいて置換対象文字を置換後後文字に置き換える機能を有する。
このような機能を有する変換部200は、置換対象文字決定部210と、置換後文字決定部220と、置換マップ作成部230と、置換後文字列決定部240と、文字列置換実施部250とから構成されている。
置換対象文字決定部210は、入力部500から入力された変換指示中の変換対象文字列リストに基づいて、変換対象となる各ファイル毎に、そのファイルに対して指定されている変換対象文字列中の、どの文字を置換対象文字にするのかを決定する機能を有する。変換対象文字列中の文字の内、何文字を置換対象文字にするかは任意であり、変換対象文字列中の全文字を置換対象文字とすることもできる。
置換後文字決定部220は、変換対象となる各ファイル毎に、置換対象文字決定部210によって置換対象文字とすることが決定された各文字に対する置換後文字を決定する機能を有する。なお、置換後文字は、ファイル記憶部410に格納されている該当するファイルにおいて未使用の文字(文字コード)であり、且つ、置換対象文字との対応関係が1対1であることが必要である。
置換マップ作成部230は、変換対象となる各ファイル毎に、置換対象文字と置換後文字との対応関係を示す置換マップを作成し、この作成した置換マップをファイル名と対応付けて置換マップ記憶部420に格納する機能を有する。
置換後文字列決定部240は、変換対象となる各ファイル毎に、そのファイルに対応する変換対象文字列リスト中の各変換対象文字列に対する置換後文字列を決定する機能を有する。
文字列置換実施部250は、置換後文字列決定部240が決定した各ファイル毎の置換後文字列に基づいて、ファイル記憶部410に格納されている該当するファイル中の変換対象文字列を置換後文字列に置換する機能や、置換後のファイルの内容を出力部600に出力する機能を有する。
逆変換部300は、入力部500から入力された逆変換指示に含まれているファイル名リストによって示される各ファイルの内容を、変換部200によって変換される前の状態に戻す機能を有する。
このような機能を有する逆変換部300は、文字置換実施部310を備えている。文字置換実施部310は、逆変換指示中のファイル名リストによって指定されているファイルを順次処理対象にして、そのファイル中の置換後文字を、置換マップ記憶部420に格納されている該当する置換マップに基づいて、置換対象文字に戻す機能や、逆変換後のファイルの内容を出力部600に出力する機能を有する。
なお、機密情報保護装置100は、コンピュータによって実現可能なものであり、コンピュータによって実現する場合は、例えば、次のようにする。コンピュータを機密情報保護装置100として機能させるためのプログラムを記録したディスク、半導体メモリ、その他の記録媒体を用意し、コンピュータに上記プログラムを読み取らせる。コンピュータは、読み取ったプログラムに従って自身の動作を制御することにより、自コンピュータ上に、置換対象文字決定部210、置換後文字決定部220、置換マップ作成部230、置換後文字列決定部240および文字列置換実施部250を含む変換部200と、文字置換実施部310を含む逆変換部300とを実現する。
〔第1の実施の形態の動作の説明〕
次に、本実施の形態の動作について説明する。
〔変換時の動作〕
先ず、管理者が変換部200を利用して、ファイル記憶部410に格納されているファイル中の機密情報部分を、推測不可能なものに変換する場合の動作を説明する。
この場合、管理者は、図3のフローチャートに示すように、入力部500から変換部200に対して、変換対象ファイルのファイル名リストと、各変換対象ファイル毎の変換対象文字列リストとを含む変換指示を入力する(ステップS301)。今、例えば、図4に示す変換指示41を入力したとする。この変換指示41中のファイル名リストにはファイルA,Bのファイル名fileA,fileBが含まれ、ファイルAに対する変換対象文字列リストには変換対象文字列「鈴木」「佐藤」「加藤」が含まれ、ファイルBに対する変換対象文字列リストには変換対象文字列「加藤」「SecretWord」が含まれている。
変換部200は、変換指示41が入力されると、ファイル名リストの中から変換対象にするファイルのファイル名を1つ選択する(ステップS302)。今、例えば、ファイル名fileAを選択したとする。
置換対象文字決定部210は、変換部200によってファイル名fileAが選択されると、変換指示41中のファイルAに対する変換対象文字列「鈴木」「佐藤」「加藤」それぞれについて、変換対象文字を決定し、決定した各変換対象文字を含む文字リストを置換後文字決定部220に渡す(ステップS303)。置換対象文字の決定方法は、各変換対象文字列毎に、1文字以上の置換対象文字を決定できる方法であれば任意の方法を採用することができ、例えば、「変換対象文字列中の先頭の文字を置換対象文字にする」「変換対象文字列中の最後の文字を置換対象文字にする」「変換対象文字列中の全ての文字を置換対象文字にする」というような変換対象文字決定規則を複数用意しておき、各変換対象文字列毎にランダムに使用する変換対象文字決定規則を選択し、選択した規則に従って変換対象文字を決定するという方法を採用することができる。
今、例えば、図4の処理結果42に示すように、「鈴木」に対する置換対象文字を「木」、「佐藤」に対する置換対象文字を「佐」「藤」、「加藤」に対する置換対象文字を「藤」とすることが決定されたとすると、置換対象文字決定部210は、「木、佐、藤、藤」を含む文字リスト43を置換後文字決定部220に引き渡すことになる。
置換後文字決定部220は、文字リストが渡されると、その中から1文字を選択し(ステップS304)、選択した文字が、自身が保持している置換マップリスト上に存在するか否かを調べる(ステップS305)。
そして、置換マップリスト上に存在する場合(ステップS305がYes)は、文字リスト中の全ての文字に対する処理が完了したか否かを判断し(ステップS309)、未処理の文字が存在する場合(ステップS309がNo)は、文字リストから次の文字を選択し(ステップS304)、未処理の文字が存在しない場合(ステップS309がYes)は、ステップS310の処理を行う。これに対して、置換マップリスト上に存在しない場合(ステップS305がNo)は、置換マップリスト上に存在しない文字の中から置換後文字候補を1文字選択し(ステップS306)、選択した置換後文字候補が、ファイル記憶部410に格納されているファイルの内の、現在処理対象にしているファイルA内に存在するか否かを調べる(ステップS307)。
そして、置換後文字候補がファイルA内に存在している場合(ステップS307がYes)は、別の置換後文字候補を選択する(ステップS306)。これに対して、置換後文字候補がファイルA内に存在しない場合(ステップS307がNo)は、上記置換後文字候補を置換後文字とすることを決定し、上記置換後文字とステップS304で選択した文字とを対応付けて置換マップリストに登録する(ステップS308)。
置換後文字決定部220は、文字リスト中の全ての文字に対する処理が完了するまで(ステップS309がNoの間)、上記したステップS304〜S308の処理を繰り返し行う。そして、文字リスト中の全ての文字に対する処理が完了すると(ステップS309がYes)、置換マップリストの内容を置換マップ作成部230に渡し、その後、置換マップリストをクリアする(ステップS310)。
置換マップ作成部230は、置換後文字決定部220から置換マップリストの内容が渡されると、置換マップ記憶部420に、現在処理対象にしているファイルAのファイル名fileAと上記置換マップリストの内容とを対応付けて追加登録する(ステップS311)。
ここで、置換後文字決定部220の動作を具体例を挙げて説明する。今、例えば、現在処理対象にしているファイルAに関する文字リストとして、図5に示す文字リスト43が置換対象文字決定部210から渡されたとする。この文字リスト43には、「木、佐、藤、藤」が含まれている。
置換後文字決定部220は、置換対象文字決定部210から文字リスト43が渡されると、先ず、先頭の文字「木」を選択し(ステップS304)、文字「木」が置換マップリスト上に存在するか否かを調べる(ステップS305)。この時点では、置換マップリストはクリア状態になっており、「木」が置換マップリスト上に存在しないので(ステップS305がNo)、「木」に対する置換後文字候補(例えば「○」)を選択する(ステップS306)。その後、「○」が現在処理対象にしているファイルA内に存在しないことを確認すると(ステップS307がNo)、置換マップリストに対応関係「木」⇔「○」を登録する(ステップS308)。
次に、文字リスト43中の第2番目の文字「佐」を選択する(ステップS304)。この時点では、置換マップリストには、対応関係「木」⇔「○」だけが登録されており、「佐」は登録されていないので(ステップS305がNo)、「佐」に対する置換後文字候補(例えば、「△」)を選択する(ステップS306)。その後、「△」が現在処理対象にしているファイルA内に存在しないことを確認すると(ステップS307がNo)、置換マップリストに対応関係「佐」⇔「△」を追加登録する(ステップS308)。
次いで、文字リスト43中の第3番目の文字「藤」を選択する(ステップS304)。この時点では、置換マップリストには、対応関係「木」⇔「○」、「佐」⇔「△」が登録されているだけであり、「藤」は登録されていないので、「藤」に対する置換後文字候補(例えば「□」)を選択する(ステップS306)。その後、「□」が現在処理対象にしているファイルA内に存在しないことを確認すると(ステップS307がNo)、置換マップリストに対応関係「藤」⇔「□」を追加する。
その後、文字リスト43中の第4番目の文字「藤」を選択する(ステップS304)。文字「藤」は置換マップリスト上に既に存在し(ステップS305がYes)、且つ今回選択した第4番目の文字「藤」は文字列リスト43中の最後の文字であるので(ステップS309がYes)、置換後文字決定部220は、置換マップリストの内容を置換マップ作成部230に渡す(ステップS310)。この時、置換マップ作成部230に渡される置換マップリストの内容は、図5の置換マップリスト51に示すように{「木」⇔「○」、「佐」⇔「△」、「藤」⇔「□」}となる。
置換マップ作成部230は、置換マップリストの内容が置換後文字決定部220から渡されると、置換マップ記憶部420に、現在処理対象にしているファイルAのファイル名fileAと置換マップリストの内容{「木」⇔「○」、「佐」⇔「△」、「藤」⇔「□」}とを対応付けて登録する。
置換マップ作成部230の処理が完了すると、置換後文字列決定部240は、変換指示41中の各ファイルに対する変換対象文字列リストの内の、現在処理対象にしているファイルAに対する変換対象文字列リスト中の変換対象文字列「鈴木」「佐藤」「加藤」と、置換マップ記憶部420に格納されているファイルAについての置換マップ{「木」⇔「○」、「佐」⇔「△」、「藤」⇔「□」}とに基づいて、文字の置換を実施し、置換後文字列リストを作成する(ステップS312)。
具体的には、図6に示すように、変換対象文字列「鈴木」中の変換対象文字「木」を置換後文字「○」に置換し、変換対象文字列「佐藤」中の変換対象文字「佐」「藤」をそれぞれ置換後文字「△」「□」に置換し、変換対象文字列「加藤」中の変換対象文字「藤」を置換後文字「□」に置換することにより、置換後文字列リスト61{「鈴木」⇔「鈴○」、「佐藤」⇔「△□」、「加藤」⇔「加□」}を作成する。
置換後文字列決定部240によって置換後文字列リストが作成されると、文字列置換実施部250は、上記置換後文字列リストに基づいて、ファイル記憶部410に格納されている、現在処理対象にしているファイルA内に存在する変換対象文字列を置換後文字列に置き換える(ステップS313)。
具体的には、図7に示すように、現在処理対象にしているファイルA内に存在する変換対象文字列「鈴木」「佐藤」「加藤」をそれぞれ置換後文字列「鈴○」「△□」「加□」へ変換し、ファイル保存を行う。今、例えば、変換前のファイルAの内容が図7の枠71内に示すものであったとすると、変換処理が行われることにより、その内容は、図7の枠72内に示すものに変換される。なお、文字単位で置換を行うのではなく、単語(文字列)単位で置換を実施しているため、これらの例で単独文字として使用されている「木」「藤」などの単語は変換されない。
文字列置換実施部250の処理が完了すると、変換部200は、変換指示41中のファイル名リストによって指定されている全てのファイルについて処理が完了したか否かを調べる(ステップS314)。この例では、ファイル名リストによりファイルA、Bが指定されているが、まだ、ファイルAについてしか処理を行っていないので(ステップS314がNo)、変換部200は、ファイル名リストからファイル名fileBを選択する(ステップS302)。
これにより、置換対象文字決定部210、置換後文字決定部220、置換マップ作成部230、置換後文字列決定部240および文字列置換実施部250において、ファイル名fileBのファイルBを処理対象にして、前述した処理と同様の処理が行われる。
具体的には、置換対象文字決定部210においては、ファイルBに対する変換対象文字列が「加藤」「SecretWord」であるので、図4の処理結果44に示すように、変換対象文字列「加藤」に対する置換対象文字を「加」とし、変換対象文字列「SecretWord」に対する置換対象文字を「S,e,W」とする処理が行われると共に、各置換対象文字を含んだ文字リスト45「加,S,e,W」を置換後文字決定部220に引き渡す処理が行われる。
置換後文字決定部220においては、文字リスト45「加,S,e,W」が引き渡されると、図5に示すように、「加」「S」「e」「W」に対する置換後文字をそれぞれ「○」「▲」「□」「○」とし、置換マップリスト52{「加」⇔「○」、「S」⇔「▲」、「e」⇔「□」、「W」⇔「●」}を作成する。
置換マップ作成部230は、置換マップリスト52の内容と、現在処理対象にしているファイルBのファイル名fileBとを対応付けて置換マップ記憶部420に登録する。
置換後文字列決定部240は、ファイルBに対する変換対象文字列が「加藤」「SecretWord」であり、置換マップ記憶部420に格納されているファイルBの置換マップが{「加」⇔「○」、「S」⇔「▲」、「e」⇔「□」、「W」⇔「●」}であるので、図6に示す置換後文字列リスト62{「加藤」⇔「○藤」、「SecretWord」⇔「▲□cr□t●ord」}を作成する。
文字列置換実施部250は、置換後文字列決定部240が作成した置換後文字列リスト62{「加藤」⇔「○藤」、「「SecretWord」⇔「▲□cr□t●ord」}に基づいて、ファイル記憶部410に格納されているファイルBの内容を、図7の枠73内に示すものから、枠74内に示すものに変更する。
変換部200は、文字列置換実施部250がファイルBに関する処理を完了すると、変換指示41中のファイル名リストによって指定されているファイルの中に未処理のファイルがあるか否かを調べる(ステップS314)。この例の場合、変換指示41中のファイル名リストによって指定されているファイルは、ファイルA,Bの2つであり、それらのファイルについては、既に処理が完了しているので(ステップS314がYes)、変換部200はその処理を終了する。
〔逆変換時の動作〕
次に、変換部200によって置換処理が行われたファイルの内容を、元に戻す場合の動作について説明する。この場合、管理者は、図8のフローチャートに示すように、入力部500から逆変換部300に対して、逆変換処理の対象にするファイルのファイル名リストを含んだ逆変換指示を入力する(ステップS81)。今、例えば、図9に示す逆変換指示91を入力したとする。この逆変換指示91のファイル名リストにはファイルA,Bのファイル名fileA,fileBが含まれている。
逆変換部300は、逆変換指示91が入力されると、ファイル名リストの中から逆変換処理の対象にするファイルのファイル名を1つ選択する(ステップS82)。今、例えば、ファイル名fileAを選択したとする。
文字置換実施部310は、逆変換部300がファイル名fileAを選択すると、置換マップ記憶部420からファイル名fileAに対応付けて登録されている置換マップ{「木」⇔「○」、「佐」⇔「△」、「藤」⇔「□」}を入力する(ステップS84)。その後、文字置換実施部310は、入力した置換マップに基づいて、ファイル記憶部410に格納されているファイルA中に存在する置換後文字「○」「△」「□」を、それぞれ対応する置換対象文字「木」「佐」「藤」に置き換える(ステップS85)。今、例えば、逆変換前のファイルAの内容が、図9の枠92内に示すものであったとすると、逆変換処理が行われることにより、その内容は、枠93内に示すものに変換される。即ち、ファイルAの内容は、変換処理前の状態に戻される(図7の枠71内参照)。
逆変換部300は、ファイルAに対する処理が終了すると、逆変換指示91中のファイル名リストからファイル名fileBを選択する(ステップS82)。
文字置換実施部310は、逆変換部300がファイル名fileBを選択すると、置換マップ記憶部420からファイル名fileBに対応付けて登録されている置換マップ{「加」⇔「○」、「S」⇔「△」、「e」⇔「□」、「W」⇔「●」}を入力する(ステップS84)。その後、文字列置換実施部310は、入力した置換マップに基づいて、ファイル記憶部410に格納されているファイルB中に存在する置換後文字「○」「△」「□」「●」を、それぞれ対応する置換対象文字「加」「S」「e」「W」に置き換える(ステップS85)。今、例えば、逆変換前のファイルBの内容が、図9の枠94内に示すものであったとすると、逆変換処理が行われることにより、その内容は、枠95内に示すものに変換される。即ち、ファイルBの内容は、変換処理前の状態に戻される(図7の枠内73参照)。
逆変換部300は、ファイルBに関する処理が完了すると、未処理のファイルがないので(ステップS83がNo)、その処理を終了する。
〔第1の実施の形態の効果〕
本実施の形態によれば、ファイル中の機密情報部分は保護しつつ、それ以外の部分は容易に一般に開示することが可能になると共に、管理者が元のファイルを復元することが可能になる。その理由は、変換部200が、ファイル中の変換対象文字列(機密情報部分に相当する)に含まれている置換対象文字を、ファイル中に存在しない文字の中から選択した置換文字列と置き換え、逆変換部300が、変換部200が作成した置換対象文字と置換後文字との対象関係を示す置換マップに基づいて、変換後ファイル内に存在する置換後文字を置換対象文字に戻すようにしているからである。
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明にかかる機密情報保護装置の第2の実施の形態について説明する。
前述した第1の実施の形態では、変換指示中の変換対象文字列リストに含まれる変換対象文字列の件数が多く、且つ、置換対象文字決定部210で決定された置換対象文字の数が少ない場合、変換処理を行っても、内容が推測される恐れがある。
例えば、変換対象文字列リストとして「鈴木」「木村」「佐藤」「加藤」を含んだ図10に示す変換指示101が変換部200に入力され、変換部200内の置換対象文字決定部210において、置換対象文字として「木」「藤」が決定された場合、図10の置換例1に示すように、ファイル名ファイルfileXのファイルX内に存在する「鈴木」「木村」「佐藤」「加藤」が「鈴○」「○村」「佐△」「加△」に変換される。置換後のファイル内に「鈴○」「○村」「加△」「佐△」などの文字列があるので、一般的な名称から「○」=「木」、「△」=「藤」と推測されてしまう場合がある。
また、置換対象文字決定部210で決定した置換対象文字の数が多すぎる場合、置換後文字として使用される文字数がその分多くなり、図10に示すように、表示が煩雑に見える場合がある。
本実施の形態にかかる機密情報保護装置は、このような問題を解決するため、図11に示す構成を有する。図11に示した本実施の形態にかかる機密情報保護装置100aと、図1に示した第1の実施の形態にかかる機密情報保護装置100との相違点は、置換後文字決定部220の代わりに置換後文字決定部220aを備えている点である。
本実施の形態の置換後文字決定部220aは、第1の実施の形態の置換後文字決定部220が行う処理とほぼ同様の処理(図3のステップS304〜S310)の処理を行うが、ステップS306において、置換マップリスト上に存在しない文字(文字コード)を未定義文字コードの中から選択し、それを置換後文字候補とするようにしている点が相違している。
今、例えば、図10に示すような変換指示101が変換部200に入力され、置換対象文字決定部210で「木」「藤」が置換対象文字にされたとすると、本実施の形態の置換後文字決定部220aでは、図10に示す置換例2のように、未定義文字コード「0xmmmmmmmm〜0xnnnnnnnn」の中から「木」「藤」に対する置換後文字(例えば「0xmmmmmmmm」「0xmmmmmmmm+1」)を決定する。このように「木」「藤」に対する置換後文字を未定義文字コード「0xmmmmmmmm」「0xmmmmmmmm+1」としておけば、一般的なエディタにて閲覧時に該当部分が「・」表示される。本実施の形態では、「鈴木」「木村」「佐藤」「加藤」が「鈴・」「・村」「佐・」「加・」と表示されるため、置換後文字列から元情報を推測しようとしても、全ての「・」に共通の文字が見つからないため、情報が推測されない。また置換後の文字は全て同一に見えるため、表示が煩雑に感じられることもなくなる。
〔第2の実施の形態の効果〕
本実施の形態によれば、第1の実施の形態が有している効果に加え、機密情報の推測を極めて困難なものにすることができるという効果を得ることができる。その理由は、置換後文字決定部220aが、置換対象文字に対応する置換後文字を、未定義文字コードの中から選択するようにしているからである。
本発明によれば、機密情報を電子文書で扱う機会が多くファイルを開示する機会の多い産業にて、機密情報の保護対策といった用途に適用できる。また、機密情報を含む実運用データから、同じ形式でかつ機密情報を含まないテストデータを作成する際に、本発明は有効である。
本発明にかかる機密情報保護装置の第1の実施の形態の構成例を示すブロック図である。 置換マップ記憶部420の内容例を示す図である。 変換部200の処理例を示すフローチャートである。 置換対象文字決定部210の動作を説明するための図である。 置換後文字決定部220の動作を説明するための図である。 置換後文字列決定部230の動作を説明するための図である。 文字列置換実施部250の動作を説明するための図である。 逆変換部300の処理例を示すフローチャートである。 文字置換実施部310の動作を説明するための図である。 本発明にかかる機密情報保護装置の第2の実施の形態の動作を説明するための図である。 本発明にかかる機密情報保護装置の第2の実施の形態の構成例を示すブロック図である。
符号の説明
100、100a…機密情報保護装置
200…変換部
210…置換対象文字決定部
220、220a…置換後文字決定部
230…置換マップ作成部
240…置換後文字列決定部
250…文字列置換実施部
300…逆変換部
310…文字置換実施部
400…記憶部
410…ファイル記憶部
420…置換マップ記憶部
500…入力部
600…出力部

Claims (9)

  1. ファイル内に存在する機密情報を保護する機密情報保護装置において、
    変換対象文字列中の一部または全部の文字を置換対象文字とし、該置換対象文字に対する置換後文字を、前記ファイル内に存在しない文字の中から選択し、該選択した置換後文字と前記置換対象文字との対応関係を示す置換マップを作成し、該置換マップに基づいて前記ファイル内に存在する前記変換対象文字列中の置換対象文字を置換後文字に置き換える変換部と、
    前記置換マップに基づいてファイル内に存在する置換後文字を置換対象文字に戻す逆変換部とを備えたことを特徴とする機密情報保護装置。
  2. 請求項1記載の機密情報保護装置において、
    前記変換部が、
    変換対象文字列に含まれている文字の内の、どの文字を置換対象文字にするのかを決定する置換対象文字決定部と、
    該置換対象文字決定部において置換対象文字とすることが決定された各文字に対する置換後文字を、前記ファイル内に存在しない文字の中から、置換対象文字と置換後文字との対応関係が1対1となるように選択する置換後文字決定部と、
    前記置換対象文字と前記置換後文字決定部が選択した置換後文字との対応関係を示す置換マップを作成する置換マップ作成部と、
    前記置換マップに基づいて前記変換対象文字列に対する置換後文字列を決定する置換後文字列決定部と、
    前記ファイル内に存在する前記変換対象文字列を、前記置換後文字列決定部で決定された置換後文字列に置き換える文字列置換実施部とを備えたことを特徴とする機密情報保護装置。
  3. 請求項2記載の機密情報保護装置において、
    前記置換後文字決定部が、
    前記置換対象文字に対応する置換後文字を、未定義文字コードの中から選択する構成を有することを特徴とする機密情報保護装置。
  4. ファイル内に存在する機密情報を保護する機密情報保護方法において、
    変換部が、変換対象文字列中の一部または全部の文字を置換対象文字とし、該置換対象文字に対する置換後文字を、前記ファイル内に存在しない文字の中から選択し、該選択した置換後文字と前記置換対象文字との対応関係を示す置換マップを作成し、該置換マップに基づいて前記ファイル内に存在する前記変換対象文字列中の置換対象文字を置換後文字に置き換え、
    逆変換部が、前記置換マップに基づいてファイル内に存在する置換後文字を置換対象文字に戻すことを特徴とする機密情報保護方法。
  5. 請求項4記載の機密情報保護方法において、
    前記変換部が、
    変換対象文字列に含まれている文字の内の、どの文字を置換対象文字にするのかを決定し、
    置換対象文字に対する置換後文字を、前記ファイル内に存在しない文字の中から、置換対象文字と置換後文字との対応関係が1対1となるように選択し、
    前記置換対象文字と置換後文字との対応関係を示す置換マップを作成し、
    前記置換マップに基づいて前記変換対象文字列に対する置換後文字列を決定し、
    前記ファイル内に存在する前記変換対象文字列を、前記置換後文字列決定部で決定された置換後文字列に置き換えることを特徴とする機密情報保護方法。
  6. 請求項5記載の機密情報保護方法において、
    前記置換対象文字に対応する置換後文字を、未定義文字コードの中から選択することを特徴とする機密情報保護方法。
  7. ファイルが格納されたファイル記憶部を有するコンピュータを、
    変換対象文字列中の一部または全部の文字を置換対象文字とし、該置換対象文字に対する置換後文字を、前記ファイル内に存在しない文字の中から選択し、該選択した置換後文字と前記置換対象文字との対応関係を示す置換マップを作成し、該置換マップに基づいて前記ファイル内に存在する前記変換対象文字列中の置換対象文字を置換後文字に置き換える変換部、
    前記置換マップに基づいてファイル内に存在する置換後文字を置換対象文字に戻す逆変換部として機能させるプログラム。
  8. 請求項7記載のプログラムにおいて、
    前記変換部が、
    変換対象文字列に含まれている文字の内の、どの文字を置換対象文字にするのかを決定する置換対象文字決定部、
    該置換対象文字決定部において置換対象文字とすることが決定された各文字に対する置換後文字を、前記ファイル内に存在しない文字の中から、置換対象文字と置換後文字との対応関係が1対1となるように選択する置換後文字決定部、
    前記置換対象文字と前記置換後文字決定部が選択した置換後文字との対応関係を示す置換マップを作成する置換マップ作成部、
    前記置換マップに基づいて前記変換対象文字列に対する置換後文字列を決定する置換後文字列決定部、
    前記ファイル内に存在する前記変換対象文字列を、前記置換後文字列決定部で決定された置換後文字列に置き換える文字列置換実施部とを備えたことを特徴とするプログラム。
  9. 請求項8記載のプログラムにおいて、
    前記置換後文字決定部が、
    前記置換対象文字に対応する置換後文字を、未定義文字コードの中から選択する構成を有することを特徴とするプログラム。
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