JP2005252520A - 暗証番号簡易化システム、その使用方法及び暗証番号簡易化方法 - Google Patents

暗証番号簡易化システム、その使用方法及び暗証番号簡易化方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 乱数を用いて毎回異なるように形成された暗証番号が何らかの原因で乱数と共に漏れ続けても暗証番号を見破られず暗証番号を簡易に形成することを可能にする。
【解決手段】乱数で異なる暗証番号を形成する暗証番号簡易化システムに、乱数を生成する乱数発生部132と、指定した桁数の乱数を演算するための乱数の桁数演算式を複数登録し、登録した桁数演算式を用いて、乱数発生部で生成される乱数を演算し暗証番号を算出する乱数演算式登録部133と、乱数発生部で生成された乱数を表示する表示部と、乱数の桁数演算式に基づいて表示部に表示された乱数を指定して演算し算出された暗証番号を入力し、入力した暗証番号と乱数演算式登録部で算出された暗証番号とを照合する暗証番号簡易化部131Aとを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は暗証番号簡易化システムに関する。特に、本発明は、携帯電話等を含む電子機器において暗証番号の機密性を損ねることなく容易な方法により暗証番号を使用できるように便宜性の改善を図る暗証番号簡易化システム、その使用方法及び暗証番号簡易化方法に関する。
従来、携帯電話の発呼機能の禁止、メモリダイヤルの呼出禁止等の動作に制限を与える機密保護の機能については暗証番号による照合方法が一般的に広く利用されている。
この照合方法では暗証番号の文字、数字の順番が予め登録されている暗証番号の順番と同じであれば正当と判定し、順番が不一致したものに対しては不正と判定していた。
このため一般的に使用される暗証番号は、使用者が記憶しやすいように暗証番号の桁数が少ない上、利用者は自分が使っている電話番号、誕生日のように比較的見破られやすい数字の組み合わせを使用していることが多い。このため、第三者に暗証番号が見破られ不正使用される可能性が高かった。
この対策には暗証番号の桁数を増やす等により組み合わせを複雑化する方法があるが、桁数が多くなると使用者が暗証番号を覚えきれない等の使用上の問題があり、このような問題に関連して以下の従来技術がある。
従来、金融機関の自動入出金機やスーパー等の店舗のPOSレジスタ等に対する暗証番号入力時、入力者の腕や指の動きから押下している暗証番号が推察される不具合を回避することができる暗証番号入力装置及び暗証番号入力方法を提供するために、暗証番号を入力する暗証番号入力部と、暗証番号の入力開始桁を乱数に基づきランダムに決定する乱数による入力桁数決定部と、乱数による入力桁数決定部で決定された入力開始桁を暗証番号入力部のガイド表示部に表示させる入力ガイド制御部と、暗証番号入力部から入力された暗証番号を照合する入力データ処理部とを具備するものがある(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記特許文献1では、入力開始桁を乱数に基づきランダムに決定した暗証番号がなんらかの原因で漏れ続けると、暗証番号が見破れるという問題がある。
また、従来、パスワードの送信ごとに変化する文字列を送信することで利用者の認証が可能とし、パスワードの盗難の防止とデータの機密保護を可能にするパスワード照合装置および方法を提供するために、パスワード照合装置は、利用者が名前を入力するにより管理者端末が生成する乱文字テーブルを取得し、さらに利用者がパスワードを入力すると乱文字テーブルにより変換された文字列を送信する利用者端末と、利用者端末から名前を受信し、正しい利用者名であると乱文字テーブルを生成し利用者端末へ送信し、利用者端末から乱文字テーブルで変換された文字列を受信すると、あらかじめ格納してあるパスワードを変換し文字列へ変換し、受信した文字列と照合し認証する管理者端末とを備えるものがある(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、上記の特許文献2では、乱数文字テーブル、乱数文字テーブルで変換されたパスワードが何らかの原因で漏れ続けると、パスワードが見破られるという問題がある。
また、従来、コンピュータ装置の一部、例えば電話装置の構成メニューに対してアクセスが認可され、アクセス認可のために、利用者からパスワードが受け取られ、また、可変パスワードも計算され、可変パスワードは時間と共に変化し、例えば可変パスワードはコンピュータ装置により記憶された現在の日付と時刻と共に変化し、利用者から受け取られたパスワードはこの計算された可変パスワードと比較され、利用者からのパスワードが計算された可変パスワードに等しい場合、アクセスが認可されるものがある(例えば、特許文献3参照)。
しかしながら、上記の特許文献3では、パスワードが何らかの原因で漏れると、パスワードが使用されてしまうという問題がある。
また、従来、情報通信ネットワークシステムにおけるワンタイムパスワードを利用したユーザ認証に係り、ワンタイムパスワードの安全性を担保しつつ、秘密情報の管理を容易にすることを課題とするため、携帯電話のハッシュ生成部で、ユーザIDと、現在時刻情報と、共通の秘密情報とを用いて、ハッシュ値を求め、ワンタイムパスワードを生成し、ユーザPCからユーザIDとワンタイムパスワードを受信したユーザ認証サーバは、ハッシュ生成部で、受信したユーザIDと、現在時刻情報と、共通の秘密情報とを用いて、同様にワンタイムパスワードを生成し、ワンタイムパスワード検証部による検証に用いるものがある(例えば、特許文献4参照)。
しかしながら、上記の特許文献4では、共通の秘密情報を用いることが条件であるので、共通の秘密情報の管理が大変であり、共通の秘密情報を持っていないもの同士では認証ができないという問題がある。
また、従来、ワンタイムパスワードシステムでのキーの第三者への漏洩を防止し、ホストコンピュータは、乱数データを顧客の端末に送信し、端末は、ホストコンピュータから乱数データを受信し、乱数データが端末のディスプレイ上に表示され、顧客は記憶キーをこのディスプレイに重ね、記憶キーによって指定された入力順に従ってパスワードを入力し、このパスワードはホストコンピュータに送信され、ホストコンピュータは、同じ記憶キーを用いて受信したデータ列を検索し、受信したデータ列と一致したときは、このデータ列は顧客のパスワードと判定して顧客の認証を行うものがある(例えば、特許文献5参照)。
しかしながら、上記の特許文献5では、乱数データ、乱数データに基づき記憶キーによって指定されたパスワードが何らかの原因で漏れ続けると、記憶キーが見破られるという問題がある。
特開2000−330699号公報 特開2001−005784号公報 特表2001−509922号公報 特開2002−259344号公報 特開2001−005785号公報
したがって、本発明は上記問題点に鑑みて、乱数を用いて毎回異なるように形成された暗証番号が何らかの原因で用いた乱数と共に漏れ続けても、暗証番号を見破られず、かつ暗証番号を簡易に形成できる暗証番号簡易化システム、その使用方法及び暗証番号簡易化方法を提供することを目的とする。
本発明は前記問題点を解決するために、乱数で異なる暗証番号を形成する暗証番号簡易化システムにおいて、乱数を生成する乱数発生部と、指定した桁数の乱数を演算するための乱数の桁数演算式を複数登録し、登録した前記桁数演算式を用いて、前記乱数発生部で生成される乱数を演算し暗証番号を算出する乱数演算式登録部と、前記乱数発生部で生成された乱数を表示する表示部と、前記乱数の桁数演算式に基づいて前記表示部に表示された乱数を指定して演算し算出された暗証番号を入力し、入力した前記暗証番号と前記乱数演算式登録部で算出された前記暗証番号とを照合する暗証番号簡易化部とを備えることを特徴とする暗証番号簡易化システムを提供する。
さらに、前記乱数演算式登録部に登録された乱数の桁数演算式の変更は、前記暗証番号簡易化部暗証番号の暗証番号の照合判断で合格後に可能とする。
さらに、前記乱数演算式登録部での前記乱数の桁数演算式の各々は指定した桁数の乱数の加算式である。
さらに、前記乱数演算式登録部での前記乱数の桁数演算式の各々は指定した桁数の乱数の減算式である。
さらに、前記乱数演算式登録部での前記乱数の桁数演算式の各々は指定した桁数の乱数の掛け算式である。
さらに、前記乱数演算式登録部での前記乱数の桁数演算式の各々は指定した桁数の乱数の加算式、減算式である。
さらに、前記乱数演算式登録部での前記乱数の桁数演算式の各々は指定した桁数の乱数の加算式、掛け算式である。
さらに、前記乱数演算式登録部での前記乱数の桁数演算式の各々は指定した桁数の乱数の減算式、掛け算式である。
さらに、前記乱数演算式登録部での前記乱数の桁数演算式の各々は指定した桁数の乱数の加算式、減算式、掛け算式である。
さらに、前記乱数演算式登録部での前記乱数の桁数演算式の各々には指定した桁数を重複して含む。
さらに、前記乱数演算式登録部での前記乱数の桁数演算式の各々には同一の指定した桁数を複数含む。
さらに、前記乱数演算式登録部で算出される暗証番号の桁数は乱数の桁数内で任意に設定可能である。
さらに、暗証番号入力支援部を設け、前記暗証番号入力支援部は、前記表示部に表示された乱数、乱数の桁数を指定させ、指定した乱数、桁数をともに表示させ、表示させた桁数を用いた桁数演算式を入力させ、入力した桁数演算式を表示させ、表示した桁数演算式に基づいて、乱数を演算し、演算結果を表示し、暗証番号を算出し、算出した暗証番号を表示する。
さらに、携帯電話の機密保護に前記暗証番号簡易化システムを使用する。
さらに、携帯電話とコンピュータの間の通信で相手の機密保護に前記暗証番号簡易化システムを使用する。
さらに、本発明は、乱数で異なる暗証番号を形成する暗証番号簡易化方法において、乱数を生成する工程と、指定した桁数の乱数を演算するための乱数の桁数演算式を複数登録し、登録した前記桁数演算式を用いて、生成される前記乱数を演算し暗証番号を算出する工程と、暗証番号を入力する工程と、算出された前記暗証番号と入力された前記暗証番号とを照合する工程とを備えることを特徴とする暗証番号簡易化方法を提供する。
以上説明したように、本発明によれば、 このようにして、ユーザは自分で決めた乱数の桁数の演算を覚えて、乱数の演算を行い、暗証番号を簡易に算出することが可能になる。この場合、乱数を用いて毎回異なるように形成された暗証番号が何らかの原因で用いた乱数と共に漏れ続けても、乱数の桁数演算式は無限にあるので、暗証番号を見破られることはない。また、乱数の桁数演算式を変更することにより、さらに、暗証番号を見破ろうとする行為に対抗することが可能である。暗証番号を簡易に形成でき、携帯電話の機密保護を高め、使用上の便宜の改善を図る効果が期待される。
図1は本発明に係る携帯電話の概略外観を示す図である。本図に示すように、携帯電話100には受話器120、送話器123が設けられ、受話器120は電気信号を音声に変換し、送話器123は、音声を電気信号に変換する機能を有する。
さらに、携帯電話100には表示部121が設けられ、表示部121は数字、文字等の表示を行う。
さらに、携帯電話100にはボタン部122が設けられ、ボタン部122は通話ボタン、電源ボタン、テンキー、乱数ボタン、決定ボタン、登録ボタン、+ボタン、−ボタン、×ボタン、=ボタン等を有し、種々の情報の入力を行う。
図2は図1における本発明に係る携帯電話100の概略機能を説明するブロック図である。本図に示すように、携帯電話100にはアンテナ138が設けられ、アンテナ138は基地局と無線通信を行う。さらに、アンテナ138には無線部137が接続され、無線部137は送信データを送信信号に変調し、受信信号を受信データに復調する。さらに、無線部137にはベースバンド処理部136が接続され、ベースバンド処理部136は送受信データの種々の処理を行う。ベースバンド処理部136には音声信号部135が接続され、音声信号部135は受話器120への受話データを電気信号にし、送話器123からの電気信号を送話データに変換する。
さらに、携帯電話100には表示部121、ボタン部122、ベースバンド処理部136、無線部137に接続される制御部131が設けられ、制御部131は暗証番号簡易化部131Aを有し、携帯電話100の全体を制御する。
暗証番号簡易化部131Aは携帯電話100の機密保護、例えば、発呼機能の禁止、メモリダイヤルの呼出禁止等の機能として一般的に広く用いられている暗証番号を使用した照合において、後述するように、暗証番号の機密性を損ねることなく簡易な方法により暗証番号を使用可能にする機能を有する。
なお、受話器120、送話器123、音声信号部135、ベースバンド処理部136、無線部137、アンテナ138は本発明とは直接関係しないので、詳細な説明を省略する。
さらに、制御部131はボタン部122により入力されたボタン情報を検出し、さらに、表示部121に数字、文字等を表示させる機能を有する。
さらに、制御部131には乱数発生部132、乱数演算式登録部133が接続され、暗証番号簡易化部131Aの指令により、乱数発生部132は一定の桁数の乱数を生成し、乱数演算式登録部133は指定された桁数の乱数を演算する桁数演算式を登録する。
図3は図2における制御部131の暗証番号簡易化部131Aの概略機能例を説明する図である。
本図に示すように、暗証番号簡易化部131Aの指令により、乱数発生部133は、一例として20桁の乱数を発生させる。
暗証番号簡易化部131Aの指令により、乱数発生部132の発生した乱数の演算に基づき、乱数桁数演算式登録部133は、乱数の桁数演算式として、一例として、2桁目の乱数+4桁目の乱数、4桁目の乱数+6桁目の乱数、6桁目の乱数+8桁目の乱数、8桁目の乱数+10桁目を乱数の桁数演算式として登録し、登録した上記乱数の桁数演算式を用いて、乱数発生部133で発生した乱数の演算に基づき4桁の暗証番号を算出する。
図4は図3の例による乱数演算式登録部133の暗証番号の算出例を説明する図である。本図に示すように、暗証番号簡易化部131Aにより、乱数発生部132は、20桁の乱数として、「24680135792468013579」を生成する。
暗証番号簡易化部131Aの指令により、乱数演算式登録部133は、登録した上記乱数の桁数演算式を用いて、下記のように、乱数の演算を行い、暗証番号を算出する。
2桁目の乱数+4桁目の乱数=4+8=12→2
4桁目の乱数+6桁目の乱数=8+1=9→9
6桁目の乱数+8桁目の乱数=1+5=6→6
8桁目の乱数+10桁目の乱数=5+9=14→4
なお、演算結果が2桁以上の場合には下1桁採用する。以下同様である。
このようにして、暗証番号「2964」が算出され、指定した桁数「2468」に対する乱数「4815」とは全く異なる暗証番号を得ることができる。以上の演算式は一例であり、演算式は、後述するように、無限に存在する。
上記演算式はユーザの設定に基づくので、ユーザは指定すべき乱数の上記桁数、上記演算式を覚えておくか、忘れやすいユーザはメモを取っておく必要がある。
暗証番号簡易化部131Aは、暗証番号の照合を行う場合には、乱数発生部132に乱数を生成させ、表示部121に生成された乱数を表示させる。この場合、図4に示すように、ユーザの選択で乱数の桁数を表示してもよいし、表示しなくてもよい。ユーザに対しては入力する上で表示する方が好ましいが、不正アクセスする者に対してはヒントを与えないように表示しない方が好ましい。
ユーザは携帯電話100の発呼機能の禁止、メモリダイヤルの呼出禁止等の機密保護の機能にアクセスする場合には表示部121に表示された乱数、例えば、図4に示す乱数に基づき、指定すべき乱数の桁数、上記演算式を思い出し、暗証番号を算出し、ボタン部122のテンキーにより入力を行う。
暗証番号簡易化部131Aでは、ユーザが入力した暗証番号と、乱数演算式登録部133で、図4に示すように、算出した暗証番号「2964」との一致、不一致の照合判断を行う。
図5は図2における乱数演算式登録部133に乱数の桁数演算式を登録する手順を説明するフローチャートである。本図に示すように、ステップS201において、ユーザによりボタン部122の登録ボタンが押下されると、暗証番号簡易化部131Aは、乱数演算式登録部133に対して乱数の桁数演算式の登録を起動する。
ステップS202において、暗証番号簡易化部131Aは、乱数の桁数演算式の登録が初めての登録か否かを判断する。ここで、本登録が初めての場合と2回目以降の場合で異なる処理となる。
ステップS203において、初めての登録の場合にはまた乱数の桁数演算式が登録されていないため、暗証番号簡易化部131Aは、「乱数の桁数演算式を作成してください。」とのメッセージを表示部121に表示させる。
ステップS204において、図4の例では、ユーザから乱数の桁数演算式として、「2+4=」、「4+6=」、「6+8=」、「8+10=」の桁数演算式が入力され、入力された桁数演算式が乱数演算式登録部133に登録され、処理を終了する。
ステップS205において、2回目以降の登録の場合、暗証番号簡易化部131Aは、図6で後述する暗証番号の照合を行う。暗証番号の照合が合格の場合には、ステップS203に戻り、登録した乱数の桁数演算式を変更することが可能になる。セキュリティ保護のためである。
ステップS206において、暗証番号の照合が不合格の場合にはエラー表示を行い、乱数の桁数演算式の変更を禁止し処理を終了する。
この場合、乱数演算式登録部133に対する乱数の桁数演算式の登録、登録の変更は頻度が少ないので、乱数の桁数演算式の漏れによる乱数の桁数演算式を見破れることはほとんどない。
図6は図2における暗証番号簡易化部131Aが暗証番号の照合を判断する手順を説明するフローチャートである。本図に示すように、ステップS211において、ユーザにボタン部122の乱数ボタンの押下を要求する。
ステップS212において、乱数ボタンの押下により乱数発生部132で生成した乱数に基づき、乱数演算式登録部133により図5のステップS204で登録された乱数の桁数演算式で暗証番号を算出する。
ステップS213において、暗証番号簡易化部131Aは乱数発生部132で生成した乱数を表示部121に表示させる。
ステップS214において、ユーザは表示部121に表示された乱数に基づいて、暗証番号を算出し、算出した暗証番号をボタン部122のテンキーにより入力する。
ステップS215において、乱数演算式登録部133により算出された暗証番号と入力された暗証番号とが一致するか否かを判断する。
ステップS216において、一致する場合には暗証番号の照合判断は合格とし、処理を終了する。
ステップS217において、不一致の場合には暗証番号の照合判断は不合格とし、処理を終了する。
このようにして、ユーザは自分で決めた乱数の桁数の演算を覚えて、乱数の演算を行い、暗証番号を簡易に算出することが可能になる。この場合、乱数、入力した暗証番号は表示部121に表示されるので、漏れるおそれがある。乱数を用いて毎回異なるように形成された暗証番号が何らかの原因で用いた乱数と共に漏れ続けても、乱数の桁数演算式は無限にあるので、暗証番号を見破られることはほとんどない。また、乱数の桁数演算式を変更することにより、さらに、暗証番号を見破ろうとする行為に対抗することが可能である。
したがって、本発明は、暗証番号を簡易に形成でき、携帯電話100の機密保護を高め、使用上の便宜の改善を図る効果が期待される。
図7は図4の第1の変形例を説明する図である。本図に示すように、乱数演算式登録部133は、例えば、4桁目の乱数+14桁目の乱数、3桁目の乱数+13桁目の乱数、2桁目の乱数+12桁目の乱数、1桁目の乱数+11桁目の乱数の桁数演算式を登録し、登録した上記乱数の桁数演算式を用いて、乱数発生部133で発生した乱数の演算に基づき4桁の暗証番号を算出するようにしてもよい。図4に示す乱数に対して、この場合の暗証番号は、「6284」となる。
このように、任意の2つの桁数の乱数を加算して任意のいくつかの組み合わせで異なる暗証番号を得ることができる。
乱数演算式登録部133の上記演算式は加算の演算であったが、下記のように、減算であってよい。
図8は図4の第2の変形例を説明する図である。本図に示すように、乱数演算式登録部133は、例えば、13桁目の乱数−14桁数目の乱数−15桁数目の乱数、10桁目の乱数−11桁数目の乱数−12桁数目の乱数、7桁目の乱数−8桁数目の乱数−9桁数目の乱数、4桁目の乱数−5桁数目の乱数−6桁数目の乱数、1桁目の乱数−2桁数目の乱数−3桁数目を乱数の桁数演算式として登録し、登録した上記乱数の桁数演算式を用いて、乱数発生部133で発生した乱数の演算に基づき5桁の暗証番号を算出するようにしてもよい。なお、桁数の乱数の演算で結果が値の負になる場合には正の値とする。図4に示す乱数に対して、この場合の暗証番号は、「23978」となる。
このように、任意の3の桁数の乱数を減算して任意のいくつかの組み合わせで異なる暗証番号を得ることができる。
乱数演算式登録部133の上記演算式は、以下のように、乱数の演算と、乱数が混在してもよい。
図9は図4の第3の変形例を説明する図である。本図(a)に示すように、乱数演算式登録部133は、例えば、1桁目の乱数+2桁目の乱数、3桁目の乱数、4桁目の乱数、17桁目の乱数+18桁目の乱数、19桁目の乱数+20桁目を乱数の桁数演算式として登録し、登録した上記乱数の桁数演算式を用いて、乱数発生部133で発生した乱数の演算に基づき5桁の暗証番号を算出するようにしてもよい。図4に示す乱数に対して、この場合の暗証番号は、「66886」となる。
このように、任意の2の桁数の乱数を加算した値と、加算しない桁数の乱数を混在したいくつかの組み合わせで異なる暗証番号を得ることができる。
さらに、本図(b)に示すように、乱数演算式登録部133は、例えば、1桁目の乱数−2桁目の乱数、3桁目の乱数、4桁目の乱数、17桁目の乱数−18桁目の乱数、19桁目の乱数−20桁目を乱数の桁数演算式として登録し、登録した上記乱数の桁数演算式を用いて、乱数発生部133で発生した乱数の演算に基づき5桁の暗証番号を算出するようにしてもよい。図4に示す乱数に対して、この場合の暗証番号は、「26822」となる。
このように、任意の2の桁数の乱数を減算した値と、減算しない桁数の乱数を混在したいくつかの組み合わせで異なる暗証番号を得ることができる。
さらに、本図(c)に示すように、乱数演算式登録部133は、例えば、1桁目の乱数×2桁目の乱数、3桁目の乱数、4桁目の乱数、17桁目の乱数×18桁目の乱数、19桁目の乱数×20桁目を乱数の桁数演算式として登録し、登録した上記乱数の桁数演算式を用いて、乱数発生部133で発生した乱数の演算に基づき5桁の暗証番号を算出するようにしてもよい。図4に示す乱数に対して、この場合の暗証番号は、「86853」となる。
さらに、本図(d)に示すように、乱数演算式登録部133は、例えば、1桁目の乱数+2桁目の乱数、3桁目の乱数、4桁目の乱数、17桁目の乱数−18桁目の乱数、19桁目の乱数×20桁目を乱数の桁数演算式として登録し、登録した上記乱数の桁数演算式を用いて、乱数発生部133で発生した乱数の演算に基づき5桁の暗証番号を算出するようにしてもよい。図4に示す乱数に対して、この場合の暗証番号は、「66823」となる。
このように、任意の2の桁数の乱数を加算、減算、掛け算した値と、演算しない桁数の乱数を混在したいくつかの組み合わせで異なる暗証番号を得ることができる。
このように、任意の2の桁数の乱数を掛け算した値と、掛け算しない桁数の乱数を混在したいくつかの組み合わせで異なる暗証番号を得ることができる。
以上のように、同じ乱数から同じ桁数の乱数を指定しても演算式が異なると全く異なる暗証番号を得ることが可能になる。
図10は図4の第4の変形例を説明する図である。本図(a)に示すように、乱数演算式登録部133は、例えば、5桁目の乱数+5桁目の乱数、6桁目の乱数+6桁目の乱数、7桁目の乱数+7桁目の乱数、8桁目の乱数+8桁目の乱数、9桁目の乱数+9桁目の乱数を桁数演算式として登録し、登録した上記乱数の桁数演算式を用いて、乱数発生部133で発生した乱数の演算に基づき5桁の暗証番号を算出するようにしてもよい。図4に示す乱数に対して、この場合の暗証番号は、「02604」となる。
本図(b)に示すように、乱数演算式登録部133は、桁数の乱数の演算として、例えば、5桁目の乱数×5桁目の乱数、6桁目の乱数×6桁目の乱数、7桁目の乱数×7桁目の乱数、8桁目の乱数×8桁目の乱数、9桁目の乱数×9桁目を乱数の桁数演算式として登録し、登録した上記演算式を用いて、乱数発生部133で発生した乱数の演算に基づき5桁の暗証番号を算出するようにしてもよい。図4に示す乱数に対して、この場合の暗証番号は、「01959」となる。
このように、任意の連続して簡易に指定した桁数の乱数について、同じ桁の乱数を加算したり、掛け算しても異なる暗証番号を得ることができる。
図11は図4の第5の変形例を説明する図である。本図(a)に示すように、乱数演算式登録部133は、例えば、8桁目の乱数+8桁目の乱数、6桁目の乱数+6桁目の乱数、4桁目の乱数+4桁目を乱数の桁数演算式として登録し、登録した上記乱数の桁数演算式を用いて、乱数発生部133で発生した乱数の演算に基づき4桁の暗証番号を算出するようにしてもよい。図4に示す乱数に対して、この場合の暗証番号は、「0268」となる。
本図(b)に示すように、乱数演算式登録部133は、例えば、8桁目の乱数×8桁目の乱数、6桁目の乱数×6桁目の乱数、4桁目の乱数×4桁目を乱数の桁数演算式として登録し、登録した上記乱数の桁数演算式を用いて、乱数発生部133で発生した乱数の演算に基づき4桁の暗証番号を算出するようにしてもよい。図4に示す乱数に対して、この場合の暗証番号は、「0268」となる。
このように、指定する乱数の桁数を少なくしても、桁数の順番を入れ替えて、同じ桁の乱数を加算したり、掛け算しても異なる暗証番号を得ることができる。
以上の説明により、乱数の桁数を任意に指定でき、桁数の配列も任意に指定でき、例えば、自分の誕生日、自宅の電話番号にし、誕生日、電話番号を並び替え、演算方法と組み合わせると、演算方法は無限であり、かつ、誕生日、電話番号を構成する数字とは全くことなる暗証番号になる。
以上の説明では、ユーザが暗証番号を入力するには、乱数演算式登録部133への演算式はユーザの設定に基づくが、ユーザは指定すべき乱数の上記桁数、上記演算式を覚えておく必要があるので、ユーザの負担が大きいので、以下のように、入力の支援を行う。
図12は図2の変形例に係る携帯電話100の概略機能を説明するブロック図である。本図に示すように、図2と比較して、制御部131には暗証番号入力支援部134が設けられ、暗証番号入力支援部134は表示部121に表示される乱数の桁数を指定して指定した桁数と乱数を表示させ、表示した乱数の演算を行い、演算結果を表示させ、最終的に暗証番号を算出し、表示させる。以下に、例を用いて説明を行う。
図13は図4における乱数演算式登録部133の暗証番号の算出に対して暗証番号入力支援部134によるユーザの支援例を説明する図である。
本図に示す乱数に対して、ボタン部122のテンキーの押下で、乱数の桁数「2、4、6、8、10」が指定されると、本図(a)に示すように、指定された乱数の桁数と共に、乱数(4、8、1、5、9)が表示される。予め演算の対象となる桁数、乱数を絞って表示することにより、以下の演算確認を容易にできる。
本図(b)に示すように、本図(a)に示す乱数に対して、ボタン部122のテンキー、+ボタン、=ボタンを押下して、乱数の桁数演算式を入力すると、以下のように乱数の演算が行われる。
乱数の桁数演算式 乱数の演算
2+4= → 4+8=12
4+6= → 8+1=9
6+8= → 1+5=6
8+10= → 5+9=14
このように、乱数の演算式、演算結果を表示する。
本図(c)に示すように、演算が終了したらボタン部122の決定ボタンを押下して、暗証番号「2964」を表示する。本図(a)を飛ばして、直接、本図(b)の演算を行ってもよい。以下同様である。
この場合、乱数の桁数演算式を表示部121に表示するので、漏れるおそれがある。漏れたおそれがある場合には、乱数演算式登録部133への乱数の桁数演算式を変更する必要がある。また、定期的に乱数の桁数演算式を変更することにより、暗証番号を見破ろうとする者に対抗することが可能である。
図14は図6における乱数演算式登録部133の暗証番号の算出に対して暗証番号入力支援部134によるユーザの支援動作例を説明するフローチャートである。
本図に示すように、ステップS221において、図6のステップS213で、乱数が表示されている場合、ボタン部122からの支援要求を待つ。
ステップS222において、支援要求があると、暗証番号入力支援部134は、「乱数桁数を指定してください。」とのメッセージを表示部121に表示させる。
ステップS223において、乱数桁数の指定があると、指定した桁数と共に対応する乱数を表示部121に表示させる。
ステップS224において、「乱数の桁数演算式を作成してくだい。」とのメッセージを表示部121に表示させる。
ステップS225において、作成された乱数の桁数演算式、乱数の演算を表示部121に表示させる。
ステップS226において、ボタン部122の決定ボタンを押下する。
ステップS227において、暗証番号の算出を行い、表示部121に表示させる。
ステップS228において、暗証番号を図6のステップS214でボタン部122のテンキーから入力し、処理を終了する。
ユーザはこの支援により演算を行う必要がなくなり、表示により入力のミスを防げる。
図15は図7における乱数演算式登録部133の暗証番号の算出に対して暗証番号入力支援部134によるユーザの支援例を説明する図である。
本図に示す乱数に対して、ボタン部122のテンキーの押下で、乱数の桁数「1、2、3、4、11、12、13、14」が指定されると、本図(a)に示すように、指定された乱数の桁数と共に、乱数(2、4、6、8、2、4、6、8)が表示される。予め演算の対象となる桁数、乱数を絞って表示することにより、以下の演算確認を容易にできる。
本図(b)に示すように、本図(a)に示す乱数に対して、ボタン部122のテンキー、+ボタン、=ボタンを押下して、乱数の桁数演算式を入力すると、以下のように乱数の演算が行われる。
乱数の桁数演算式 乱数の演算
4+14= → 8+8=16
3+13= → 6+6=12
2+12= → 4+4=8
1+11= → 2+2=4
このように、乱数の演算式、演算結果を表示する。
本図(c)に示すように、演算が終了したらボタン部122の決定ボタンを押下して、暗証番号「6284」を表示する。
図16は図8における乱数演算式登録部133の暗証番号の算出に対して暗証番号入力支援部134によるユーザの支援例を説明する図である。
本図に示す乱数に対して、ボタン部122のテンキーの押下で、乱数の桁数「1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15」が指定されると、本図(a)に示すように、指定された乱数の桁数と共に、乱数(2、4、6、8、0、13、5、7、9、2、4、6、8、0)が表示される。予め演算の対象となる桁数、乱数を絞って表示することにより、以下の演算確認を容易にできる。
本図(b)に示すように、本図(a)に示す乱数に対して、ボタン部122のテンキー、−ボタン、=ボタンを押下して、乱数の桁数演算式を入力すると、以下のように乱数の演算が行われる。
乱数の桁数演算式 乱数の演算
13−14−15= → 6−8−0=−2
10−11−12= → 9−2−4=3
7−8−9= → 3−5−7=−9
4−5−6= → 8−0−1=7
1−2−3= → 2−4−6=−8
このように、乱数の演算式、演算結果を表示する。
本図(c)に示すように、演算が終了したらボタン部122の決定ボタンを押下して、暗証番号「23978」を表示する。
図17は図9における乱数演算式登録部133の暗証番号の算出に対して暗証番号入力支援部134によるユーザの支援例を説明する図である。
本図に示す乱数に対して、ボタン部122のテンキーの押下で、乱数の桁数「1、2、3、4、17、18、19、20」が指定されると、本図(a)に示すように、指定された乱数の桁数と共に、乱数(2、4、6、8、3、5、7、9)が表示される。予め演算の対象となる桁数、乱数を絞って表示することにより、以下の演算確認を容易にできる。
本図(b−1)に示すように、本図(a)に示す乱数に対して、ボタン部122のテンキー、+ボタン、=ボタンを押下して、乱数の桁数演算式を入力すると、以下のように乱数の演算が行われる。
乱数の桁数演算式 乱数の演算
1+2= → 2+4=6
3= → 6=6
4= → 8=8
17+18= → 3+5=8
19+20= → 7+9=16
このように、乱数の演算式、演算結果を表示する。
本図(c−1)に示すように、演算が終了したらボタン部122の決定ボタンを押下して、暗証番号「66886」を表示する。
本図(b−2)に示すように、本図(a)に示す乱数に対して、ボタン部122のテンキー、−ボタン、=ボタンを押下して、乱数の桁数演算式を入力すると、以下のように乱数の演算が行われる。
乱数の桁数演算式 乱数の演算
1−2= → 2−4=−2
3= → 6=6
4= → 8=8
17−18= → 3−5=−2
19−20= → 7−9=−2
このように、乱数の演算式、演算結果を表示する。
本図(c−2)に示すように、演算が終了したらボタン部122の決定ボタンを押下して、暗証番号「26822」を表示する。
本図(b−3)に示すように、本図(a)に示す乱数に対して、ボタン部122のテンキー、×ボタン、=ボタンを押下して、乱数の桁数演算式を入力すると、以下のように乱数の演算が行われる。
乱数の桁数演算式 乱数の演算
1×2= → 2×4=8
3= → 6=6
4= → 8=8
17×18= → 3×5=15
19×20= → 7×9=63
このように、乱数の演算式、演算結果を表示する。
本図(c−3)に示すように、演算が終了したらボタン部122の決定ボタンを押下して、暗証番号「86853」を表示する。
本図(b−4)に示すように、本図(a)に示す乱数に対して、ボタン部122のテンキー、+ボタン、−ボタン、×ボタン、=ボタンを押下して、乱数の桁数演算式を入力すると、以下のように乱数の演算が行われる。
乱数の桁数演算式 乱数の演算
1+2= → 2+4=6
3= → 6=6
4= → 8=8
17−18= → 3−5=−2
19×20= → 7×9=63
このように、乱数の演算式、演算結果を表示する。
本図(c−3)に示すように、演算が終了したらボタン部122の決定ボタンを押下して、暗証番号「66823」を表示する。
図18は図10における乱数演算式登録部133の暗証番号の算出に対して暗証番号入力支援部134によるユーザの支援例を説明する図である。
本図に示す乱数に対して、ボタン部122のテンキーの押下で、乱数の桁数「5、6、7、8、9」が指定されると、本図(a)に示すように、指定された乱数の桁数と共に、乱数(0、1、3、5、7)が表示される。予め演算の対象となる桁数、乱数を絞って表示することにより、以下の演算確認を容易にできる。
本図(b−1)に示すように、本図(a)に示す乱数に対して、ボタン部122のテンキー、+ボタン、=ボタンを押下して、乱数の桁数演算式を入力すると、以下のように乱数の演算が行われる。
乱数の桁数演算式 乱数の演算
5+5= → 0+0=0
6+6= → 1+1=2
7+7= → 3+3=6
8+8= → 5+5=10
9+9= → 7+7=14
このように、乱数の演算式、演算結果を表示する。
本図(c−1)に示すように、演算が終了したらボタン部122の決定ボタンを押下して、暗証番号「02604」を表示する。
本図(b−2)に示すように、本図(a)に示す乱数に対して、ボタン部122のテンキー、×ボタン、=ボタンを押下して、乱数の桁数演算式を入力すると、以下のように乱数の演算が行われる。
乱数の桁数演算式 乱数の演算
5×5= → 0×0=0
6×6= → 1×1=1
7×7= → 3×3=9
8×8= → 5×5=25
9×9= → 7×7=49
このように、乱数の演算式、演算結果を表示する。
本図(c−2)に示すように、演算が終了したらボタン部122の決定ボタンを押下して、暗証番号「01959」を表示する。
図19は図11における乱数演算式登録部133の暗証番号の算出に対して暗証番号入力支援部134によるユーザの支援例を説明する図である。
本図に示す乱数に対して、ボタン部122のテンキーの押下で、乱数の桁数「2、4、6、8」が指定されると、本図(a)に示すように、指定された乱数の桁数と共に、乱数(4、8、1、5)が表示される。予め演算の対象となる桁数、乱数を絞って表示することにより、以下の演算確認を容易にできる。
本図(b−1)に示すように、本図(a)に示す乱数に対して、ボタン部122のテンキー、+ボタン、=ボタンを押下して、乱数の桁数演算式を入力すると、以下のように乱数の演算が行われる。
乱数の桁数演算式 乱数の演算
8+8= → 5+5=10
6+6= → 1+1=2
4+4= → 8+8=16
2+2= → 4+4=8
このように、乱数の演算式、演算結果を表示する。
本図(c−1)に示すように、演算が終了したらボタン部122の決定ボタンを押下して、暗証番号「0268」を表示する。
本図(b−2)に示すように、本図(a)に示す乱数に対して、ボタン部122のテンキー、×ボタン、=ボタンを押下して、乱数の桁数演算式を入力すると、以下のように乱数の演算が行われる。
乱数の桁数演算式 乱数の演算
8×8= → 5×5=25
6×6= → 1×1=1
4×4= → 8×8=64
2×2= → 4×4=16
このように、乱数の演算式、演算結果を表示する。
本図(c−2)に示すように、演算が終了したらボタン部122の決定ボタンを押下して、暗証番号「5146」を表示する。
さらに、暗証番号入力支援部134を用いてさらに複雑な演算で暗証番号を算出することが以下のように行うことができる。
図20は乱数演算式登録部133の暗証番号の算出で複雑な演算を用いた例を説明する図である。本図に示すように、暗証番号簡易化部131Aにより、乱数発生部132は、20桁の乱数として、「24680135792468013579」を生成する。
本図(a)に示すように、暗証番号簡易化部131Aの指令により、乱数演算式登録部133は、登録した上記乱数の桁数演算式を用いて、下記のように、乱数の演算を行い、暗証番号を算出する。
8桁目の乱数+8桁目の乱数+8桁目の乱数=5+5+5=15→5
6桁目の乱数+6桁目の乱数+6桁目の乱数+6桁目の乱数=1+1+1+1=4→4
4桁目の乱数+4桁目の乱数=8+8=16→6
2桁目の乱数+2桁目の乱数+2桁目の乱数+2桁目の乱数+2桁目の乱数=4+4+4+4+4=20→0
このようにして、暗証番号「5460」が算出される。
本図(b)に示すように、暗証番号簡易化部131Aの指令により、乱数演算式登録部133は、登録した上記乱数の桁数演算式を用いて、下記のように、乱数の演算を行い、暗証番号を算出する。
8桁目の乱数×8桁目の乱数×8桁目の乱数=5×5×5=125→5
6桁目の乱数×6桁目の乱数×6桁目の乱数×6桁目の乱数=1×1×1×1=1→1
4桁目の乱数×4桁目の乱数=8×8=64→4
2桁目の乱数×2桁目の乱数×2桁目の乱数×2桁目の乱数×2桁目の乱数=4×4×4×4×4=1024→4
このようにして、暗証番号「5144」が算出される。
本図(c)に示すように、暗証番号簡易化部131Aの指令により、乱数演算式登録部133は、登録した上記乱数の桁数演算式を用いて、下記のように、乱数の演算を行い、暗証番号を算出する。
8桁目の乱数+8桁目の乱数+8桁目の乱数=5+5+5=15→5
6桁目の乱数×6桁目の乱数×6桁目の乱数×6桁目の乱数=1×1×1×1=1→1
4桁目の乱数×+4桁目の乱数=8+8=16→6
2桁目の乱数×2桁目の乱数×2桁目の乱数×2桁目の乱数×2桁目の乱数=4×4×4×4×4=1024→4
このようにして、暗証番号「5164」が算出される。
図21は図20における乱数演算式登録部133の暗証番号の算出に対して暗証番号入力支援部134によるユーザの支援例を説明する図である。
本図に示す乱数に対して、ボタン部122のテンキーの押下で、乱数の桁数「2、4、6、8」が指定されると、本図(a)に示すように、指定された乱数の桁数と共に、乱数(4、8、1、5)が表示される。予め演算の対象となる桁数、乱数を絞って表示することにより、以下の演算確認を容易にできる。
本図(b−1)に示すように、本図(a)に示す乱数に対して、ボタン部122のテンキー、+ボタン、=ボタンを押下して、乱数の桁数演算式を入力すると、以下のように乱数の演算が行われる。
乱数の桁数演算式 乱数の演算
8+8+8= → 5+5+5=15
6+6+6+6= → 1+1+1+1=4
4+4= → 8+8=16
2+2+2+2+2= → 4+4+4+4+4=20
このように、乱数の演算式、演算結果を表示する。
本図(c−1)に示すように、演算が終了したらボタン部122の決定ボタンを押下して、暗証番号「5460」を表示する。
本図(b−2)に示すように、本図(a)に示す乱数に対して、ボタン部122のテンキー、+ボタン、×ボタン、=ボタンを押下して、乱数の桁数演算式を入力すると、以下のように乱数の演算が行われる。
乱数の桁数演算式 乱数の演算
8×8×8= → 5×5×5=125
6×6×6×6= → 1×1×1×1=1
4×4= → 8×8=64
2×2×2×2×2= → 4×4×4×4×4=1024
このように、乱数の演算式、演算結果を表示する。
本図(c−2)に示すように、演算が終了したらボタン部122の決定ボタンを押下して、暗証番号「5144」を表示する。
本図(b−3)に示すように、本図(a)に示す乱数に対して、ボタン部122のテンキー、×ボタン、=ボタンを押下して、乱数の桁数演算式を入力すると、以下のように乱数の演算が行われる。
乱数の桁数演算式 乱数の演算
8+8+8= → 5+5+5=15
6×6×6×6= → 1×1×1×1=1
4+4= → 8+8=16
2×2×2×2×2= → 4×4×4×4×4=1024
このように、乱数の演算式、演算結果を表示する。
本図(c−3)に示すように、演算が終了したらボタン部122の決定ボタンを押下して、暗証番号「5164」を表示する。
図22は図2における携帯電話100の応用例を示す図である。本図に示すように、本発明に係る携帯電話100と無線通信を行う基地局150を介してコンピュータ160が接続される。コンピュータ160には、携帯電話100と同様に、暗証番号簡易化部131A、乱数発生部132、乱数演算式登録部133、暗証番号入力支援部134が設けられる。
携帯電話100、コンピュータ160の乱数演算式登録部133には同一の乱数の桁数演算式が登録されている。
携帯電話100からコンピュータ160の保護された機密にアクセスする場合には、携帯電話100では、コンピュータ160の暗証番号簡易化部131Aを介して、乱数発生部132で生成された乱数を受信し、受信した乱数に基づき暗証番号を算出し、算出した暗証番号を携帯電話100からコンピュータ160に送信する。
コンピュータ160では携帯電話100から受信した暗証番号を照合し、合格の場合には携帯電話100にコンピュータ160の保護されている機密に対するアクセスを許可する。
逆に、コンピュータ160から携帯電話100の保護された機密にアクセスする場合も同様にして行われる。
この場合、携帯電話100とコンピュータ160の間で送信される乱数、暗証番号は送信毎になんらかの原因で漏れ続けても、乱数の演算の方法は無限にあるので、暗証番号を見破られることはほとんどない。このようにして、遠隔にある電子機器に対して簡易化された暗証番号により機密保護を高めることができる。
以上の説明では、図2における乱数発生部132で乱数を生成したが、携帯電話100のユーザが乱数を入力し、入力された乱数の桁数演算式を用いて乱数の演算を行い、暗証番号を算出するようにしてもよい。
さらに、乱数発生部132の代わりに時計データ、例えば、20040331235959を使用してもよい。
以上の説明では、説明の簡単化のため、携帯電話について本発明の説明を行ったが、本発明は、携帯電話に限定されず、コンピュータ、PDA(携帯情報端末)、金融機関の自動入出金機、スーパー等の店舗のPOSレジスタを含む電子機器の機密保護に適用可能である。
本発明に係る携帯電話の概略外観を示す図である。 図1における本発明に係る携帯電話100の概略機能を説明するブロック図である。 図2における制御部131の暗証番号簡易化部131Aの概略機能例を説明する図である。 図3の例による乱数演算式登録部133の暗証番号の算出例を説明する図である。 図2における乱数演算式登録部133に乱数の桁数演算式を登録する手順を説明するフローチャートである。 図2における暗証番号簡易化部131Aが暗証番号の照合を判断する手順を説明するフローチャートである。 図4の第1の変形例を説明する図である。 図4の第2の変形例を説明する図である。 図4の第3の変形例を説明する図である。 図4の第4の変形例を説明する図である。 図4の第5の変形例を説明する図である。 図2の変形例に係る携帯電話100の概略機能を説明するブロック図である。 図4における乱数演算式登録部133の暗証番号の算出に対して暗証番号入力支援部134によるユーザの支援例を説明する図である。 図6における乱数演算式登録部133の暗証番号の算出に対して暗証番号入力支援部134によるユーザの支援動作例を説明するフローチャートである。 図7における乱数演算式登録部133の暗証番号の算出に対して暗証番号入力支援部134によるユーザの支援例を説明する図である。 図8における乱数演算式登録部133の暗証番号の算出に対して暗証番号入力支援部134によるユーザの支援例を説明する図である。 図9における乱数演算式登録部133の暗証番号の算出に対して暗証番号入力支援部134によるユーザの支援例を説明する図である。 図10における乱数演算式登録部133の暗証番号の算出に対して暗証番号入力支援部134によるユーザの支援例を説明する図である。 図11における乱数演算式登録部133の暗証番号の算出に対して暗証番号入力支援部134によるユーザの支援例を説明する図である。 乱数演算式登録部133の暗証番号の算出で複雑な演算を用いた例を説明する図である。 図20における乱数演算式登録部133の暗証番号の算出に対して暗証番号入力支援部134によるユーザの支援例を説明する図である。 図2における携帯電話100の応用例を示す図である。
符号の説明
100…携帯電話
120…受話器
121…表示部
122…ボタン部
123…送話器
131…制御部
131A…暗証番号簡易化部
132…乱数発生部
133…乱数演算式登録部
134…暗証番号入力支援部
135…音声信号部
136…ベースバンド処理部
137…無線部
138…アンテナ
150…基地局
160…コンピュータ

Claims (16)

  1. 乱数で異なる暗証番号を形成する暗証番号簡易化システムにおいて、
    乱数を生成する乱数発生部と、
    指定した桁数の乱数を演算するための乱数の桁数演算式を複数登録し、登録した前記桁数演算式を用いて、前記乱数発生部で生成される乱数を演算し暗証番号を算出する乱数演算式登録部と、
    前記乱数発生部で生成された乱数を表示する表示部と、
    前記乱数の桁数演算式に基づいて前記表示部に表示された乱数を指定して演算し算出された暗証番号を入力し、入力した前記暗証番号と前記乱数演算式登録部で算出された前記暗証番号とを照合する暗証番号簡易化部とを備えることを特徴とする暗証番号簡易化システム。
  2. 前記乱数演算式登録部に登録された乱数の桁数演算式の変更は、前記暗証番号簡易化部暗証番号の照合判断で合格後に可能とすることを特徴とする、請求項1に記載の暗証番号簡易化システム。
  3. 前記乱数演算式登録部での前記乱数の桁数演算式の各々は指定した桁数の乱数の加算式であることを特徴とする、請求項1に記載の暗証番号簡易化システム。
  4. 前記乱数演算式登録部での前記乱数の桁数演算式の各々は指定した桁数の乱数の減算式であることを特徴とする、請求項1に記載の暗証番号簡易化システム。
  5. 前記乱数演算式登録部での前記乱数の桁数演算式の各々は指定した桁数の乱数の掛け算式であることを特徴とする、請求項1に記載の暗証番号簡易化システム。
  6. 前記乱数演算式登録部での前記乱数の桁数演算式の各々は指定した桁数の乱数の加算式、減算式であることを特徴とする、請求項1に記載の暗証番号簡易化システム。
  7. 前記乱数演算式登録部での前記乱数の桁数演算式の各々は指定した桁数の乱数の加算式、掛け算式であることを特徴とする、請求項1に記載の暗証番号簡易化システム。
  8. 前記乱数演算式登録部での前記乱数の桁数演算式の各々は指定した桁数の乱数の減算式、掛け算式であることを特徴とする、請求項1に記載の暗証番号簡易化システム。
  9. 前記乱数演算式登録部での前記乱数の桁数演算式の各々は指定した桁数の乱数の加算式、減算式、掛け算式であることを特徴とする、請求項1に記載の暗証番号簡易化システム。
  10. 前記乱数演算式登録部での前記乱数の桁数演算式の各々には指定した桁数を重複して含むことを特徴とする、請求項1に記載の暗証番号簡易化システム。
  11. 前記乱数演算式登録部での前記乱数の桁数演算式の各々には同一の指定した桁数を複数含むことを特徴とすることを特徴とする請求項1に記載の暗証番号簡易化システム。
  12. 前記乱数演算式登録部で算出される暗証番号の桁数は乱数の桁数内で任意に設定可能であることを特徴とする、請求項1に記載の暗証番号簡易化システム。
  13. さらに、暗証番号入力支援部を設け、前記暗証番号入力支援部は、前記表示部に表示された乱数、乱数の桁数を指定させ、指定した乱数、桁数をともに表示させ、表示させた桁数を用いた桁数演算式を入力させ、入力した桁数演算式を表示させ、表示した桁数演算式に基づいて、乱数を演算し、演算結果を表示し、暗証番号を算出し、算出した暗証番号を表示することを特徴とする、請求項1に記載の暗証番号簡易化システム。
  14. 携帯電話の機密保護に前記暗証番号簡易化システムを使用することを特徴とする、請求項1に記載の暗証番号簡易化システムの使用方法。
  15. 携帯電話とコンピュータの間の通信で相手の機密保護に前記暗証番号簡易化システムを使用することを特徴とする、請求項1に記載の暗証番号簡易化システムの使用方法。
  16. 乱数で異なる暗証番号を形成する暗証番号簡易化方法において、
    乱数を生成する工程と、
    指定した桁数の乱数を演算するための乱数の桁数演算式を複数登録し、登録した前記桁数演算式を用いて、生成される前記乱数を演算し暗証番号を算出する工程と、
    暗証番号を入力する工程と、
    算出された前記暗証番号と入力された前記暗証番号とを照合する工程とを備えることを特徴とする暗証番号簡易化方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007156861A (ja) * 2005-12-06 2007-06-21 Nec Software Chubu Ltd 機密情報保護装置及び機密情報保護方法並びにプログラム

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