JP2007156778A - 文字入力装置および文字入力方法 - Google Patents

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Abstract

【目的】ボタンのサイズを小さくすることなく、しかも、小文字入力モードに切り替えるためのボタン操作が不要な「文字入力装置および文字入力方法」を提供することである。
【構成】多数の文字入力用ボタンを有する文字入力画面を表示部に表示し、該文字入力用ボタンを用いて文字を入力する文字入力装置において、文字入力制御部14は、派生文字(小文字、濁音/半濁音文字)を有する文字が指示されたことを検出したとき、所定の文字入力用ボタンを派生文字入力用ボタンに変更すると共に該派生文字を該派生文字入力用ボタンに表示し、文字入力用ボタンの操作により入力された文字を識別する。
【選択図】図1

Description

本発明は、文字入力装置および文字入力方法に係わり、特に多数の文字入力用ボタンを有する文字入力画面を表示装置に表示し、該文字入力用ボタンを用いて文字を入力する文字入力装置および文字入力方法に関する。
ディスプレイ画面にキーボードを表示し、該キーボードの文字入力用ボタンを選択して所定の文字列を入力する文字入力装置は周知である。たとえば、車載のナビゲーション装置は経路探索機能を備え、目的地を入力すると車両現在位置から目的地までの最適経路を探索して表示するようになっている。目的地を入力する方法として種々の方法があり、施設を目的地として設定することができる。
施設を目的地として入力するには、「施設名称50音入力」、「施設住所入力」、「施設ジャンル入力」・・・など複数の入力手段が用意されており、ユーザーは好きな入力手段を用いて施設を目的地として設定することが可能である。
これらの入力手段のうち、「施設名称50音入力」では、ひらがなのキーボードを模したGUI(Graphic User Interface)画面をスクリーンに表示し、ユーザーがGUI画面上でひらがなを一文字ずつカーソルあるいは指(タッチパネルの場合)で選択していくことで、施設名称を入力することができる。ひらがなのキーボードを模したGUI画面としては、図21、図22に示すものが存在する。
図21に示す第1のGUI画面は、あ行、か行、さ行・・・わ行の文字ボタン(文字キー)と、濁点「゛ 」を入力するためのボタン、半濁点「 ゜ 」を入力するためのボタン、「ー」を入力するためのボタンの総計50個のボタンと、「ぁぃぅぇぉっゃゅょ」等の小文字入力に切り替えるための専用ボタンB1、戻しボタンB2、削除ボタンB3、完了ボタンB4を備え、これらボタンを用いて施設名などの文字列を入力する。しかし、この第1のGUI画面を用いて文字を入力する際、小文字入力するたびに小文字入力ボタンB1を押す必要があり、操作の手間がかかる。また、小文字入力した後に大文字入力する際、「大文字入力」ボタンを押して大文字ボタン表示に切り替える操作が必要なものもあり、ますます、操作の手間がかかる。
このため、小文字専用ボタンを配置せず、小文字を大文字で入力して施設名などの文字列を入力する方法もあるが(例:「とうきよう」→「とうきょう」と同じ)、ユーザーはこの入力法に気付かず正確に小文字を入力しようとする。
図22に示す第2のGUI画面は、あ行、か行、さ行・・・わ行の文字ボタン(文字キー)と、濁点「゛ 」を入力するためのボタン、半濁点「 ゜ 」を入力するためのボタン、「ー」を入力するためのボタンの総計50個のボタンと、小文字(「ぁ」、「ぃ」、「ぅ」、「ぇ」、「ぉ」、「っ」、「ゃ」、「ゅ」、「ょ」)も直接入力できるようにするために、9個の小文字専用ボタンB5を備え、これらボタンを用いて施設名などの文字列を入力する。しかし、この第2のGUI画面は、小文字専用ボタンも配置する必要があるため、第1のGUI画面に比べて各ボタンの大きさやボタン間隔が小さくなってしまい、そのため、ユーザーはボタンが押しにくいと感じ操作性を低下し、しかも、ボタンの押し間違いが多くなる問題がある。
操作ボタン(キー)数を少なくし、かつ少ないボタン操作で文字入力する携帯電話機の文字入力方法が知られている(特許文献1参照)。この従来技術は、日本語の50音を構成する「あかさたなはまやらわ」の各行の文字(たとえば、あ行の「あいうえお」、か行の「かきくけこ」)を1つの操作ボタンに割り当て、あ行の操作ボタンが操作されたとき「あいうえお」の5文字と表示し、5文字のそれぞれに対応する選択ボタンで「あいうえお」のいずれかの文字を選択する。また、選択キーを2回押下すると小文字の選択ができるようになっている。以上は仮名入力の場合であるが、アルファベット入力の場合も同様で、複数のアルファベット(たとえば、ABC,DEF,…,WXYZ)を1つの操作ボタンに割り当て、ABCの操作ボタンが操作されたとき「ABC」の3文字と表示し、3文字のそれぞれに対応する選択ボタンで「A,B,C」のいずれかのアルファベットを選択する。また、選択キーを2回押下すると小文字「a,b,c」の選択ができるようになっている。
特開2004−227535号公報
従来技術で小文字を入力するには、該小文字に対応する大文字が割り当てられたボタンを操作し、このボタン操作により表示された複数の文字の中から前記大文字の選択ボタンを2回押下するものである。しかし、かかる小文字入力方法では、操作の手間がかかると共に、離れた2つのボタン操作を必要とするため、高速文字入力ができない問題がある。
以上から、本発明の目的は、ボタンのサイズを小さくすることなく、しかも、小文字入力モードに切り替えるためのボタン操作が不要な文字入力装置および文字入力方法を提供することである。
本発明の別の目的は、小文字と同様に濁音/半濁音を入力できる文字入力装置および文字入力方法を提供することである。
本発明の別の目的は、小文字や濁音/半濁音文字を入力する際、離れた2つのボタン操作をする必要がない文字入力装置および文字入力方法を提供することである。
本発明の別の目的は、初めて文字入力するときでも、小文字や濁音/半濁音文字の入力方法を容易に認識できる文字入力装置および文字入力方法を提供することである。
上記課題は本発明によれば、多数の文字入力用ボタンを有する文字入力画面を表示部に表示し、該文字入力用ボタンを用いて文字を入力する文字入力装置および文字入力方法により達成される。
・文字入力装置
本発明の文字入力装置は、派生文字を有する文字が指示されたことを検出する派生文字指示検出部、該派生文字を有する文字が指示されたとき、所定の文字入力用ボタンを派生文字入力用ボタンに変更すると共に、該派生文字を前記派生文字入力用ボタンに表示するボタン制御部、文字入力用ボタンの操作により入力された文字を識別する文字識別部を備えている。前記派生文字は、日本語において仮名の小文字及びまたは濁音/半濁音文字,外国語においてアルファベットの小文字である。この文字入力装置は携帯端末あるいは車載装置の文字入力装置として有効である。
前記ボタン制御部は、文字入力用ボタンに文字と数字が割り当てられているとき、該文字入力用ボタンが指示されると、別の文字入力用ボタンを該数字入力用に変更し、かつ、該ボタンに該数字を表示するよう制御する。
上記本発明の文字入力装置は、表示部のスクリーン上に積層された文字入力用の第1のタッチパネルと派生文字を有する文字を指示するための第2のタッチパネルとを備えている。第1のタッチパネルは透明タッチパネルであり、第2のタッチパネルは赤外線タッチパネルであり、文字入力装置は、指示された位置を赤外線タッチパネルにより検出する指示位置検出部と、タッチ位置を透明タッチパネルにより検出するタッチ位置検出部を備え、前記派生文字指示検出部は、前記赤外線タッチパネルにより検出された指示位置に基づいて派生文字を有する文字が指示されたことを検出し、前記文字識別部は前記タッチ位置の文字入力用ボタンに基づいて入力文字を識別する。
上記の本発明の文字入力装置は、表示部のスクリーン上に積層された1つの透明タッチパネルと、タッチパネルのタッチ位置を検出するタッチ位置検出部を備え、前記派生文字指示検出部は、タッチ位置に基づいて派生文字を有する文字が指示されたことを検出し、前記文字識別部はタッチ解除位置の文字入力用ボタンに基づいて入力文字を識別する。
上記の本発明の文字入力装置は、カーソルを移動させると共にカーソルで指示した文字入力ボタンを選択する操作部を備え、該操作部を用いて派生文字を有する文字を指示すると共に、文字入力用ボタンを選択して文字入力する。
上記の本発明の文字入力装置は、登録されている名称を入力する際、既に入力された文字列の次に入力すべき文字候補を、前記登録名称を参照して探索し、名称の候補が1つになったとき該名称を入力する施設候補探索部を備え、前記ボタン制御部は、前記派生文字が前記候補文字でなければ該派生文字を表示しないように制御する。
・文字入力方法
本発明の文字入力方法は、派生文字を有する文字が指示されたことを検出する第1ステップ、該派生文字を有する文字が指示されたとき、所定の文字入力用ボタンを派生文字入力用ボタンに変更すると共に該派生文字を該派生文字入力用ボタンに表示する第2ステップ、文字入力用ボタンの操作により入力された文字を識別する第3ステップを有している。前記第2ステップにおいて、前記文字入力用ボタンに文字と数字が割り当てられていれば、所定の文字入力用ボタンを該数字入力用ボタンに変更し、かつ、該ボタンに該数字を表示する。
上記本発明の文字入力方法は、更に、表示部のスクリーン上に文字入力用の第1のタッチパネルと派生文字を有する文字を指示するための第2のタッチパネルを積層するステップ、指示された位置を前記第2タッチパネルにより検出し、タッチ位置を前記第1タッチパネルにより検出するステップを備え、前記第1ステップにおいて、前記第2タッチパネルにより検出された指示位置に基づいて派生文字を有する文字が指示されたことを検出し、前記第3ステップにおいて前記タッチ位置の文字入力用ボタンに基づいて入力文字を識別する。
上記本発明の文字入力方法は、更に、表示部のスクリーン上に透明タッチパネルを積層し、該タッチパネルのタッチ位置を検出するステップを備え、前記第1ステップにおいて、タッチ位置に基づいて派生文字を有する文字が指示されたことを検出し、前記第3ステップにおいて、タッチ解除位置の文字入力用ボタンに基づいて入力文字を識別する。
上記本発明の文字入力方法は、更に、カーソルを移動させると共にカーソルで指示した文字入力ボタンを選択する操作部を用いて派生文字を有する文字を指示すると共に文字入力するステップを有する。
上記本発明の文字入力方法は、更に、予め多数の名称を登録するステップ、登録されている名称を入力する際、既に入力された文字列の次に入力すべき文字候補を、前記登録名称を参照して探索するステップ、名称の候補が1つになったとき該名称を入力するステップを備え、前記第2ステップは、前記派生文字が前記候補文字でなければ該派生文字を表示しないように制御する。
本発明によれば、派生文字を有する文字が指示されたことを検出し、該派生文字を有する文字が指示されたとき、所定の文字入力用ボタンを派生文字入力用ボタンに変更すると共に該派生文字を該派生文字入力用ボタンに表示し、文字入力用ボタンの操作により入力された文字を識別するようにしたから、ボタン数を少なくでき、このためボタンのサイズを大きくでき、しかも、小文字入力モードに切り替えるためのボタン操作を不要にすることができる。
また、本発明によれば、派生文字として、日本語では仮名の小文字及びまたは濁音/半濁音文字を入力でき、外国語ではアルファベットの小文字を入力することができる。
また、本発明によれば、派生文字を有する文字ボタンの隣のボタンを派生文字入力用ボタンに変更できるため、小文字や濁音/半濁音文字を入力する際、離れた2つのボタン操作をする必要がなくワンタッチで、あるいはわずかなスライド操作で派生文字を入力することができる。
また、本発明によれば、文字入力装置を初めて使うときでも、指を近づけてあるいはタッチして小文字や濁音/半濁音文字を有する文字ボタンを指示すれば派生文字が隣接するボタンに表示されるため、派生文字入力方法を容易に認識することができ、スムースに文字入力ができる。
また、本発明によれば、登録されている名称を入力する際、既に入力された文字列の次に入力すべき文字候補を、登録されている名称を参照して探索し、名称の候補が1つになったとき該名称を入力し、派生文字が該候補文字でなければ該派生文字を表示しないように制御するから、文字入力を誤り無く円滑に行なうことができる。
また、本発明によれば、表示部のスクリーン上に文字入力用の第1のタッチパネルと派生文字を有する文字を指示するための第2のタッチパネルを積層するようにしたから、ワンタッチで派生文字を入力することができる。
また、本発明によれば、表示部のスクリーン上に1つの透明タッチパネルを積層し、タッチ位置に基づいて派生文字を有する文字が指示されたことを検出し、タッチ解除位置の文字入力用ボタンに基づいて入力文字を識別するようにしたから、タッチとスライド操作で派生文字を入力することができる。
また、本発明によれば、カーソルを移動させると共にカーソルで指示した文字入力ボタンを選択する操作部を用いて派生文字を有する文字を指示すると共に文字入力するようにしたから、タッチパネルを使用しない場合にも簡単に派生文字を入力できる。
本発明の文字入力装置は携帯端末あるいは車載装置の文字入力装置として有効である。
本発明は多数の文字入力用ボタンを有する文字入力画面を表示部に表示し、該文字入力用ボタンを用いて文字を入力する文字入力装置である。
本発明の文字入力装置は、(1)表示部のスクリーン上に積層された文字入力用の第1のタッチパネル(透明タッチパネル)と、(2)派生文字を有する文字を指示するための第2のタッチパネル(赤外線タッチパネル)と、(3)指で指示された位置を第2タッチパネルにより検出する指示位置検出部と、(4)タッチ位置を第1タッチパネルにより検出するタッチ位置検出部と、(5)第2タッチパネルにより検出された指示位置に基づいて派生文字を有する文字が指示されたことを検出する派生文字指示検出部と、(6)該派生文字を有する文字が指示されたとき、所定の文字入力用ボタンを派生文字入力用ボタンに変更すると共に、該派生文字を前記派生文字入力用ボタンに表示するボタン制御部と、(7)前記タッチ位置の文字入力用ボタンに基づいて入力文字を識別する文字識別部を備えている。前記派生文字は、日本語において仮名の小文字及びまたは濁音/半濁音文字,外国語においてアルファベットの小文字である。
(A)第1実施例
図1は本発明の第1実施例の文字入力装置の構成図である。タッチパネル表示装置11は図2に示すように液晶デバイスなどの表示装置のスクリーン11a上に文字入力用の第1のタッチパネル11bと、派生文字を有する文字を指示するための第2のタッチパネル11cを積層して構成されている。文字入力する際、表示装置のスクリーン11aに多数の文字入力用ボタンを有する文字入力画面が表示される。文字入力画面において、各ボタンには薄紫を背景にした文字が記入されている。この文字入力画面は図21の従来の文字入力画面から小文字入力ボタン、濁音/半濁音文字ボタンを除去したものと同じである。第1のタッチパネル11bは薄型透明の抵抗膜タッチパネルで構成され、第2のタッチパネル11cは赤外線タッチパネルで構成される。なお、ボタンとキーは同義語である。また、派生文字とは、日本語において仮名の小文字及びまたは濁音/半濁音文字、外国語においてアルファベットの小文字である。
図3は抵抗膜タッチパネルの説明図であり、透明プラスチックで形成された上側絶縁体(図示せず)と下側絶縁体(図示せず)が所定の間隔をおいて積層されている。上側絶縁体の左端部にY方向抵抗体RYと該Y方向抵抗体に所定ピッチで一端が接続され、他端がX方向に伸びる多数の電極線Ly1〜Lynが印刷されている。また、下側絶縁体の下端部にX方向抵抗体RXと該X方向抵抗体に所定ピッチで一端が接続され、他端がY方向に伸びる多数の電極線Lx1〜Lxmが印刷されている。電極線Ly1〜Lynと電極線Lx1〜Lxmはパネル上で交差し、交点がパネル上にマトリックス状に配列されている。パネル上の交点座標(xi,yj)を指でタッチ(押下)すると、電極線Lxiと電極線Lyjが接触し、図4に示す回路が形成され、A−xi間の抵抗値RAxiおよびC−yi間の抵抗値RCyjが次式
RAxi=(RAC+RAD−RCD)/2
RCyj=(RAC+RCB−RAB)/2
で求まりタッチ位置を検出できるようになる。すなわち、RABは抵抗体RXの抵抗値、RCDは抵抗体RYの抵抗値で既知であるから、AC間の抵抗及びAD間の抵抗を測定することによりA−xi間の抵抗値RAxiが求まり、AC間の抵抗及びCB間の抵抗を測定することによりC−yi間の抵抗値RCyjがが求まリ、タッチ位置を検出できるようになる。
図5は赤外線タッチパネルの説明図であり、パネル上部のX軸方向に所定のピッチで発光素子Ex1〜Exmが配置され、パネル下部のX軸方向に発光素子Ex1〜Exmに対向するように受光素子R x1〜Rxmが配置されている。受光素子R x1〜Rxmは遮られなければ対向する発光素子Ex1〜Exmからの光を受光できるようになっている。また、パネル左端部のY軸方向に所定のピッチで発光素子Ey1〜Eynが配置され、パネル右端部のY軸方向に発光素子Ey1〜Eynに対向するように受光素子R y1〜Rynが配置されている。受光素子R y1〜Rynは遮られなければ対向する発光素子Ey1〜Eymからの光を受光できるようになっている。X軸方向に配置された発光素子Ex1〜Exmが出力する光線とY軸方向に配置された発光素子Ey1〜Eynが出力する光線はパネル上で交差し、交点がパネル上にマトリックス状に配列されている。パネル上の交点座標(i,j)を指FGで指示すると、受光素子Rxiが発光素子Exiからの光を受光できなくなり、受光素子Ryjが発光素子Eyjからの光を受光できなくなり、これにより指で指示された位置を検出できるようになる。
図1に戻り、指位置検出部12は指で指示された位置を赤外線タッチパネル11cより検出し、タッチ位置検出部13はタッチ位置を透明タッチパネル11bより検出する。文字入力制御部14は、赤外線タッチパネルにより検出された指示位置に基づいて派生文字を有する文字が指示されたことを検出する派生文字指示検出部21と、該派生文字を有する文字が指示されたとき、所定の文字入力用ボタンを派生文字入力用ボタンに変更する派生文字入力用ボタン変更部22と、該派生文字入力用ボタンに該派生文字を表示する派生文字表示制御部23と、第1タッチパネル11bのタッチ位置に応じた文字入力用ボタンに基づいて入力文字を識別する文字識別部24を備えている。
入力文字列保持部15は入力された文字列を保持し、施設名称データベース16は予め登録された多数の施設名称を保持している。表示ボタン制御部17は施設名称入力などの文字入力に際して図2に示す文字入力画面を表示スクリーンに表示する表示制御を行うと共に、指示された文字入力ボタンの強調表示や派生文字表示制御を行い、画像発生部18は表示制御部17からの指示により文字入力画面を発生してスクリーンに表示すると共に、文字入力ボタンの強調表示や派生文字表示を行なう。
施設候補探索部19は施設名称入力の際、既に入力された文字列の次に入力すべき文字候補を、前記登録名称を参照して探索し、施設名称の候補が1つになったとき該施設名称を図示しないナビゲーション装置などに入力する。
図6は第1実施例の文字入力の説明図である。「あ、い、う、・・・、つ、や、ゆ、よ、・・・」などの派生文字を有するボタンに指が近づくと自動的に該ボタンに隣接する所定のボタンを該派生文字入力ボタンに変更し、かつ該ボタン上に該派生文字(「あ」の場合→「ぁ(小文字)」、「は」の場合→「ば、ぱ」・・・)を表示し、該派生文字入力ボタンを押下することにより派生文字を入力する。
図6(A)は「ふ」入力済み後の文字入力画面であり、図6(B)は指を「あ」入力ボタンに近づけた状態であり、本来の「き」入力ボタンを小文字「ぁ」入力ボタンに変更し、該ボタン上に小文字「ぁ」を強調表示す。また、図6(B)においては明確でないが、「あ」入力ボタン上の大文字「あ」も強調表示する。強調表示は、背景を薄黄色にすることにより行い、これにより他の薄紫ボタンと区別できる。図6(C)は、小文字「ぁ」入力ボタンをタッチした状態であり、これにより小文字「ぁ」を入力できる。なお、大文字「あ」入力ボタンにタッチすれば大文字「あ」を入力することができる。
図7は文字入力制御部14による第1実施例の施設名称入力の処理フローである。
施設名称の全文字列を入力し終わって完了ボタンが押下されたか、あるいは施設名称候補が1つになって入力すべき施設名称が確定したかチェックし(ステップ101)、「YES」であれば施設名称入力を終了する。一方、「NO」であれば、指が所定の文字入力ボタンの文字を指示したかチェックし(ステップ102)、指示すれば、該指示された文字入力ボタンの文字に派生文字が存在するかチェックし(ステップ103)、派生文字が存在すれば、既に入力した文字列と施設名称候補文字列を比較し(ステップ104)、施設名称を入力するための次の文字が派生文字であるかチェックする(ステップ105)。派生文字であれば、指により指示された文字入力ボタンに隣接する所定のボタンを該派生文字入力ボタンに変更し、該派生文字入力ボタンに該派生文字を強調表示し、かつ、指により指示された文字入力ボタンの文字も強調表示する(ステップ106)。
ついで、あるいは、ステップ103において派生文字が存在しなければ、あるいは、ステップ105において次に入力する文字が派生文字でなければ、指が指示した文字入力ボタン及び派生文字入力ボタンのエリア外へ移動したかチェックし(ステップ107)、移動すれば、派生文字の強調表示を消去し(ステップ108)、ステップ102に戻る。
ステップ107において、「NO」であれば、文字入力ボタンにタッチしたかチェックし(ステップ109)、タッチしなければステップ107に戻り、文字入力ボタンにタッチすれば、該文字入力ボタンに基づいて入力文字を識別し、入力文字列保持部15に保存する(ステップ110)。すなわち、派生文字入力ボタンにタッチすれば派生文字が入力されたものと識別し、それ以外の文字入力ボタンをタッチすれば該ボタンに表示されている文字が入力されたものと識別する。以後、強調表示をクリアし(ステップ111)、始めに戻る。
「はひふへほ」のように2つの派生文字「ぱ、ば:ぴ、び:….:ぽ、ぼ」が存在する場合には隣接する2つのボタンが派生文字入力ボタンとなってそのうえに派生文字が表示される。
以上では、小文字及び濁音/半濁音の文字入力に本発明を適用した例であるが、小文字の文字入力に本発明の適用を限定し、あるいは、濁音/半濁音の文字入力に限定することができる。また、以上では車載ナビゲーション制御における施設名入力に本発明を適用した場合であるが、本発明は車載装置に限らず、携帯端末の文字入力に適用することもできる。これらのことは以後の実施例にも適用できる。
第1実施例によれば、ボタン数をすくなくでき、このためボタンのサイズを大きくでき、しかも、小文字入力モードに切り替えるためのボタン操作を不要にできる。
また、第1実施例によれば、派生文字として、日本語では仮名の小文字及びまたは濁音/半濁音文字を入力できる。
また、第1実施例によれば、派生文字を有する文字ボタンの隣のボタンを派生文字入力用ボタンにできるため、小文字や濁音/半濁音文字を入力する際、離れた2つのボタン操作をする必要がなくワンタッチで派生文字を入力することができる。
また、第1実施例によれば、文字入力装置を初めて使うときでも、指を近づけてあるいはタッチして小文字や濁音/半濁音文字を有する文字ボタンを指示すれば派生文字が隣接するボタンに表示されるため、派生文字入力方法を容易に認識することができ、スムースに文字入力ができる。
また、第1実施例によれば、登録されている名称を入力する際、既に入力された文字列の次に入力すべき文字候補を、登録されている名称を参照して探索し、名称の候補が1つになったとき該名称を入力し、派生文字が該候補文字でなければ該派生文字を表示しないように制御するから、文字入力を誤り無く円滑に行なうことができる。
また、第1実施例によれば、表示装置のスクリーン上に文字入力用の第1のタッチパネルと派生文字を有する文字を指示するための第2のタッチパネルとを積層するようにしたから、ワンタッチで派生文字を入力することができる。
(B)第2実施例
図8は本発明の第2実施例の文字入力装置の構成図であり、図1の第1実施例と異なる点は、(1)指示位置検出部12を削除した点、(2)タッチパネル表示装置11は表示部のスクリーン上に1つのタッチパネルのみを積層して構成している点、(3)タッチにより派生文字を有する文字が指示されたか否かを識別し、タッチを離した直前にタッチしていた文字入力ボタンの文字が入力されたものと認識する点である。
図9は第2実施例の文字入力の説明図である。「あ、い、う、・・・、つ、や、ゆ、よ、・・・」などの派生文字を有するボタンをタッチすれば、自動的に該ボタンに隣接するボタンを該派生文字入力ボタンに変更し、かつ該ボタン上に該派生文字を表示し、該派生文字入力ボタンを押下することにより派生文字を入力する。図9(A)は初期の文字入力画面であり、図9(B)は「あ」入力ボタンにタッチした状態である。この「あ」入力ボタンのタッチにより、図9(C)に示すように本来の「き」入力ボタンを小文字「ぁ」入力ボタンに変更し、該ボタン上に小文字「ぁ」を強調表示し、かつ、「あ」入力ボタン上の大文字「あ」を強調表示する。強調表示は、背景を薄黄色にすることにより行い、これにより他の薄紫ボタンと区別できる。
図9(D)は図9(C)に示すタッチ状態からタッチを継続しながら滑らせて小文字「ぁ」入力ボタンにタッチを移行した状態である。この状態において、図9(E)に示すようにタッチを解除すれば小文字「ぁ」を入力することができる。尚、タッチ解除直前のボタンを大文字「あ」とすることにより大文字「あ」を入力することができる。
図10は文字入力制御部14による第2実施例の施設名称入力の処理フローである。
施設名称の全文字列を入力し終わって完了ボタンが押下されたか、あるいは施設名称候補が1つになって入力すべき施設名称が確定したかチェックし(ステップ201)、「YES」であれば施設名称入力を終了する。一方、「NO」であれば、指が所定の文字入力ボタンをタッチしたかチェックし(ステップ202)、タッチすれば、該タッチされた文字入力ボタンの文字に派生文字が存在するかチェックし(ステップ203)、派生文字が存在すれば、タッチされた文字入力ボタンに隣接する所定のボタンを該派生文字入力ボタンに変更し、該派生文字入力ボタンに該派生文字を強調表示し、かつ、タッチされた文字入力ボタンの文字も強調表示する(ステップ204)。
ついで、タッチを継続しながら、該タッチした文字入力ボタン及び派生文字入力ボタンのエリア外へ指が移動したかチェックし(ステップ205)、移動すれば、派生文字などの強調表示を消去し(ステップ206)、ステップ202に戻る。
一方、ステップ205において、「NO」であれば、文字入力ボタンのタッチを解除したかチェックし(ステップ207)、タッチ解除しなければステップ205に戻る。文字入力ボタンのタッチを解除すれば、該タッチ解除直前にタッチしていた文字入力ボタンに基づいて入力文字を識別し、入力文字列保持部15に保存する(ステップ208〜210)。すなわち、タッチ解除直前にタッチしていたボタンが派生文字入力ボタンであるかチェックし(ステップ208)、派生文字入力ボタンであれば派生文字が入力されたものと認識して入力文字列保持部15に保存し(ステップ209)、派生文字入力ボタンでなければタッチ解除直前にタッチしていたボタンの文字が入力されたものと認識して入力文字列保持部15に保存する(ステップ210)。
一方、ステップ203において、タッチされた文字入力ボタンの文字に派生文字が存在しなければ、タッチが解除されたチェックし(ステップ211)、タッチが解除されればタッチ解除直前にタッチしていたボタンの文字が入力されたものと認識して入力文字列保持部15に保存する(ステップ210)。
図10のフローでは、派生文字が候補文字でなければ該派生文字を表示しないようにする処理を省略しているが、この処理を含めることもできる。
第2実施例によれば、表示装置のスクリーン上に1つの透明タッチパネルを積層し、タッチ位置に基づいて派生文字を有する文字が指示されたことを検出し、タッチ解除位置の文字入力用ボタンに基づいて入力文字を識別するようにしたから、タッチとスライド操作で簡単に派生文字を入力することができる。
(C)第3実施例
図11は本発明の第3実施例の文字入力装置の構成図であり、図1の第1実施例と異なる点は、ボタン選択をタッチパネルパネルにより行なわずリモコン31に設けられたジョイスティックJYS、エンターキーEKを用いてカーソルで選択する点であり、このため、図1の指示位置検出部12、タッチ位置検出部13は削除され、また、表示装置11はタッチパネル構造を備えていない。ジョイスティックJYSは左右上下方向に倒してカーソルをその方向にスクリーン上で移動させて所定の文字入力ボタン上に位置させ、エンターキーEKを押下して該ボタンを選択することができる。
図12は第3実施例の文字入力の説明図である。図12(A)は初期の文字入力画面であり、図12(B),(F)はジョイスティックJYSを上下左右方向に動かしてカーソルを「あ」入力ボタン上に移動した状態である。図12(C)、(G)は図12(B),(F)の状態でエンターキーEKを押下した状態であり、このエンターキーEKの押下により、本来の「か」入力ボタンを小文字「ぁ」入力ボタンに変更し、該ボタン上に小文字「ぁ」を強調表示する(エンターキーの押下継続する)。図12(D),(H)はエンターキーEKを押下したまま、更にジョイスティックJYSを左に倒してカーソルを小文字「ぁ」入力ボタン上に移動させた状態である。図12(E),(I)は図12(D),(H)の状態でエンターキーの押下を解除した状態であり、この解除により小文字「ぁ」を入力することができる。すなわち、エンターキーの押下を解除したときにカーソルで指示されているボタンに応じた文字を入力することができる。したがって、カーソルを「あ」入力ボタン上に移動した状態で、エンターキーEKを押下し、ついで押下を解除すれば大文字の「あ」を入力できる。
図13は文字入力制御部14による第3実施例の施設名称入力の処理フローである。
施設名称の全文字列を入力し終わって完了ボタンが押下されたか、あるいは施設名称候補が1つになって入力すべき施設名称が確定したかチェックし(ステップ301)、「YES」であれば施設名称入力を終了する。一方、「NO」であれば、ジョイスティックJYSを操作して所定の文字入力ボタンを選択する(ステップ302)。ついで、エンターキーEKが押下されたかチェックし(ステップ303)、押下されなければステップ302以降の処理を繰り返す。
ステップ303においてエンターキーEKが押下されれば(押下は継続する)、カーソルで指示された文字入力ボタンの文字に派生文字が存在するかチェックし(ステップ304)、派生文字が存在すれば、カーソルで指示された文字入力ボタンに隣接する所定のボタンを該派生文字入力ボタンに変更し、該派生文字入力ボタンに該派生文字を強調表示する(ステップ305)。
ついで、エンターキーEKを押下したままジョイスティックJYSを倒して派生文字入力ボタン上にカーソルを移動させる操作が行なわれたかチェックし(ステップ306)、「NO」であればエンターキーの押下が解除されたかチェックし(ステップ307)、解除されなければステップ306以降の処理を繰り返す。一方、ステップ307においてエンターキーEKの押下が解除されればカーソルで指示されている文字入力ボタンの文字が入力されたものと判定し(ステップ308)、以後始めに戻る。
一方、ステップ306において、エンターキーEKを押下したままジョイスティックJYSを倒して派生文字入力ボタン上にカーソルを移動させる操作が行なわれれば、ステップ306において「YES」となり、派生文字入力ボタン上にカーソルを移動表示する(ステップ309)。かかる状態において、エンターキーEKの押下が解除されたかチェックし(ステップ310)、エンターキーEKの押下が解除されればカーソルで指示されている派生文字入力ボタンの派生文字が入力されたものと判定し(ステップ311)、以後始めに戻る。
第3実施例によれば、タッチパネルを使用しなくても簡単に派生文字を入力することができる。
(D)変形例
・第1変形例
第1実施例〜第3実施例では派生文字として小文字入力する場合について図示して説明したが、派生文字として濁音/半濁音文字を入力する場合には図14に示すようになる。すなわち、(A)の初期画面において、指あるいはカーソルで「は」入力ボタンを指示すれば、(B)に示すように「は」入力ボタン近傍の2つの文字入力ボタンをそれぞれ「ば」入力ボタンと「ぱ」入力ボタに変更し、これら入力ボタン上に「ば」、「ぱ」をそれぞれ表示する。そして、第1〜第3実施例と同様の操作で「ば」、「ぱ」を入力する。同様に他の濁音/半濁音文字を入力できる。
・第2変形例
日本語の場合、派生文字は小文字や濁音/半濁音文字であるが、アルファベットの場合、小文字である。図15はアルファベット入力に本発明を適用した例であり、大文字ボタンが表示されている。指あるいはカーソルで所定の大文字ボタン(図ではGボタン)を指示すると、該大文字ボタンの隣接ボタン(図ではKボタン)を小文字入力ボタン(図ではg入力ボタン)に変更し、該小文字を該小文字入力ボタン上に表示する。以後、第1〜第3実施例と同様の操作で小文字のアルファベットを入力することができる。
・第3変形例
図16は独語のアルファベット入力に本発明を適用した例であり、通常は大文字ボタンが表示されている。指あるいはカーソルで所定の大文字ボタン(図ではAボタン)を指示すると、該大文字ボタンに隣接する2つのボタン(図ではBボタン,Eボタン)をそれぞれ小文字入力ボタン(図ではウムラウトa入力ボタンと通常のa入力ボタン)に変更し、各小文字を各小文字入力ボタン上に表示する。以後、第1〜第3実施例と同様の操作で独語の小文字を入力することができる。
・第4変形例
以上の実施例では、車載装置たとえば車載のナビゲーション装置における文字入力に本発明を適用した場合であるが、本発明は携帯電話機や携帯端末装置などにも適用できる。
図17は本発明を携帯電話機に適用した例であり、携帯電話機は折りたたみ形になっており、図では開いた状態が示されており、液晶などの表示部51とタッチパネル部52を有している。タッチパネル52は第2実施例と同様に表示部のスクリーンの上に1層の透明タッチパネルが積層されて構成されている。タッチパネルの表示部には図示の各ボタンが表示されている。仮名/数字入力ボタンは、該仮名の行の5文字と該数字を入力できる。たとえば、「ま」入力ボタン53を所定時間内に押す毎に表示部51の文字入力位置に順次、
ま→み→む→め→も→7→ま→・・・
と表示されるから、所望の文字を表示した後、前記所定時間が経過すれば該文字を入力したとみなされる。
図18は図17の携帯電話機を用いて派生文字を入力する操作説明図であり、「ふぁーすとふーど」と入力すべく、「ふ」を既に入力した場合である。なお、紙面の都合で表示部51とタッチパネル部52を並べている。
(A)に示すようにボタン「あ」に指をタッチし、タッチを継続する。
これにより、(B)に示すように指を触れたボタンに「あ」を強調表示すると共にその下のボタンを小文字「ぁ」入力用に変更し該ボタン上に「ぁ」を強調表示する。また、画面の文字入力位置に大文字「あ」を表示し、その下に小文字「ぁ」を同時に表示する。この時点ではまだ入力文字は確定していない。
ついで、指をタッチパネルに触れたままの状態で、(C)に示すように小文字「ぁ」入力ボタンまでスライドさせる。これにより、画面の文字入力位置に表示されている大文字「あ」と小文字「ぁ」の位置を入れ替えて表示する。
しかる後、(D)に示すように指のタッチを解除すれば、指がタッチパネルから離れた時点で、それまでタッチしていた文字、すなわち、小文字「ぁ」が入力される。これにより、画面に入力された小文字「ぁ」のみ表示し、また、ボタンの強調表示を消す。
図19は数字を派生文字とみなして数字入力する操作説明図であり、「今夜19時」と入力すべく、「今夜」までは入力済みの場合である。
(A)に示すようにボタン「あ」に指をタッチし、タッチを継続する。
これにより、(B)に示すように指を触れたボタンに「あ」を強調表示すると共にその下の2つのボタンをそれぞれ小文字「ぁ」入力用ボタンと数字「1」入力用ボタンに変更し各ボタン上に「ぁ」と「1」を強調表示する。また、画面の文字入力位置に大文字「あ」を表示し、その下に小文字「ぁ」と数字「1」を同時に表示する。この時点ではまだ入力文字は確定していない。
ついで、指をタッチパネルに触れたままの状態で、(C)に示すように数字「1」入力ボタンまでスライドさせる。これにより、画面の文字入力位置に表示されている大文字「あ」と数字「1」の位置を入れ替えて表示する。
しかる後、(D)に示すように指のタッチを解除すれば、指がタッチパネルから離れた時点で、それまでタッチしていた数字「1」が入力される。これにより、画面に入力された数字「1」のみ表示し、また、ボタンの強調表示を消す。
図20は図17の携帯電話機を用いて派生文字を入力する別の操作説明図であり、「ふぁーすとふーど」と入力すべく、「ふ」を入力した場合である。
(A)に示すようにボタン「あ」に指をタッチする。なお、指はタッチパネルから離される。これにより、(B)に示すように、タッチパネルに「あ」行の5文字を表示する。画面は入力文字が確定していないから何も変化しない。
ついで、(C)に示すようにボタン「あ」に指をタッチし、タッチを継続する。指を触れたボタンに「あ」を強調表示すると共にその下のボタンを小文字「ぁ」入力用に変更し該ボタン上に「ぁ」を表示する。また、タッチパネルにおける「い」、「う」、「え」、「お」の文字表示を消す。この時点でも入力文字が確定していないから画面は何も変化しない。
ついで、指をタッチパネルに触れたままの状態で、(D)に示すように小文字「ぁ」入力ボタンまでスライドさせる。これにより、小文字「ぁ」を強調表示する。しかる後、指のタッチを解除すれば、指がタッチパネルから離れた時点で、それまでタッチしていた文字、すなわち、小文字「ぁ」が入力される。これにより、画面に入力された小文字「ぁ」を表示し、また、ボタンの強調表示を消す。
以上の第4変形例はタッチパネルが一層の場合であるが、第1実施例と同様に2層タッチパネルとすることもできる。
以上の説明ではナビゲーション装置の施設名入力に適用した例を示したが、本発明はかかる施設名入力に限らず任意の文字入力に適用することができる。
本発明の第1実施例の文字入力装置の構成図である。 タッチパネル表示装置の構成説明図である。 抵抗膜タッチパネルの説明図である。 抵抗膜タッチパネルの位置検出原理説明図である。 赤外線タッチパネルの説明図である。 第1実施例の文字入力の説明図である。 文字入力制御部による第1実施例の施設名称入力の処理フローである。 第2実施例の文字入力装置の構成図である。 第2実施例の文字入力の説明図である。 文字入力制御部による第2実施例の施設名称入力の処理フローである。 本発明の第3実施例の文字入力装置の構成図である。 第3実施例の文字入力の説明図である。 文字入力制御部による第3実施例の施設名称入力の処理フローである。 派生文字として濁音/半濁音文字を入力する場合の説明図である。 アルファベット入力に本発明を適用した例である。 独語のアルファベット入力に本発明を適用した例である。 本発明を携帯電話機に適用した場合の操作部の説明図である。 図17の携帯電話機を用いて派生文字を入力する操作説明図である。 数字を派生文字とみなして数字入力する操作説明図である。 図17の携帯電話機を用いて派生文字を入力する別の操作説明図である。 キーボードを模した第1のGUI画面である。 キーボードを模した第2のGUI画面である。
符号の説明
11タッチパネル表示装置
12指位置検出部
13タッチ位置検出部
14文字入力制御部
15入力文字列保持部
16施設名称データベース
17表示ボタン制御部
18画像発生部
19施設候補探索部
21 派生文字指示検出部
22派生文字入力用ボタン変更部
23派生文字表示制御部
24入力文字識別部

Claims (22)

  1. 多数の文字入力用ボタンを有する文字入力画面を表示部に表示し、該文字入力用ボタンを用いて文字を入力する文字入力装置において、
    派生文字を有する文字が指示されたことを検出する派生文字指示検出部、
    該派生文字を有する文字が指示されたとき、所定の文字入力用ボタンを派生文字入力用ボタンに変更すると共に、該派生文字を前記派生文字入力用ボタンに表示するボタン制御部、
    文字入力用ボタンの操作により入力された文字を識別する文字識別部、
    を備えたことを特徴とする文字入力装置。
  2. 前記派生文字は、仮名の小文字及びまたは濁音/半濁音文字であることを特徴とする請求項1記載の文字入力装置。
  3. 前記派生文字はアルファベットの小文字であることを特徴とする請求項1記載の文字入力装置。
  4. 前記文字入力用ボタンに文字と数字が割り当てられているとき、前記ボタン制御部は、所定の文字入力用ボタンを該数字入力用ボタンに変更し、かつ、該ボタンに該数字を表示するよう制御することを特徴とする請求項1記載の文字入力装置。
  5. 表示部のスクリーン上に積層された文字入力用の第1のタッチパネルと派生文字を有する文字を指示するための第2のタッチパネルとを備えたことを特徴とする請求項1記載の文字入力装置。
  6. 前記第1のタッチパネルは透明タッチパネルであり、前記第2のタッチパネルは赤外線タッチパネルであり、
    該文字入力装置は、指示された位置を前記赤外線タッチパネルにより検出する指示位置検出部と、タッチ位置を透明タッチパネルにより検出するタッチ位置検出部を備え、
    前記派生文字指示検出部は、前記赤外線タッチパネルにより検出された指示位置に基づいて派生文字を有する文字が指示されたことを検出し、前記文字識別部は前記タッチ位置の文字入力用ボタンに基づいて入力文字を識別する、
    ことを特徴とする請求項5記載の文字入力装置。
  7. 前記文字入力装置は、
    表示部のスクリーン上に積層された透明タッチパネル、
    タッチパネルのタッチ位置を検出するタッチ位置検出部、
    を備え、前記派生文字指示検出部は、タッチ位置に基づいて派生文字を有する文字が指示されたことを検出し、前記文字識別部はタッチ解除位置の文字入力用ボタンに基づいて入力文字を識別する、
    ことを特徴とする請求項1記載の文字入力装置。
  8. 前記文字入力装置は、
    カーソルを移動させると共にカーソルで指示した文字入力ボタンを選択する操作部を備え、
    該操作部を用いて派生文字を有する文字を指示すると共に、文字入力用ボタンを選択して文字入力することを特徴とする請求項1記載の文字入力装置。
  9. 登録されている名称を入力する際、既に入力された文字列の次に入力すべき文字候補を、前記登録名称を参照して探索し、名称の候補が1つになったとき該名称を入力する施設候補探索部、
    を備え、前記ボタン制御部は、前記派生文字が前記候補文字でなければ該派生文字を表示しないように制御することを特徴とする請求項1記載の文字入力装置。
  10. 前記文字入力装置は携帯端末に装着されていることを特徴とする請求項1記載の文字入力装置。
  11. 前記文字入力装置は車載装置に装着されていることを特徴とする請求項1記載の文字入力装置。
  12. 多数の文字入力用ボタンを有する文字入力画面を表示部に表示し、該文字入力用ボタンを用いて文字を入力する文字入力方法において、
    派生文字を有する文字が指示されたことを検出する第1ステップ、
    該派生文字を有する文字が指示されたとき、所定の文字入力用ボタンを派生文字入力用ボタンに変更すると共に該派生文字を該派生文字入力用ボタンに表示する第2ステップ、
    文字入力用ボタンの操作により入力された文字を識別する第3ステップ、
    を有することを特徴とする文字入力方法。
  13. 前記派生文字は、仮名の小文字及びまたは濁音/半濁音文字であることを特徴とする請求項12記載の文字入力方法。
  14. 前記派生文字はアルファベットの小文字であることを特徴とする請求項12記載の文字入力方法。
  15. 前記第2ステップにおいて、前記文字入力用ボタンに文字と数字が割り当てられていれば、所定の文字入力用ボタンを該数字入力用ボタンに変更し、かつ、該ボタンに該数字を表示する、
    ことを特徴とする請求項12記載の文字入力方法。
  16. 前記表示部のスクリーン上に文字入力用の第1のタッチパネルと派生文字を有する文字を指示するための第2のタッチパネルを積層し、指示された位置を前記第2タッチパネルにより検出し、タッチ位置を前記第1タッチパネルにより検出するステップを備え、
    前記第1ステップにおいて、前記第2タッチパネルにより検出された指示位置に基づいて派生文字を有する文字が指示されたことを検出し、前記第3ステップにおいて前記タッチ位置の文字入力用ボタンに基づいて入力文字を識別する、
    ことを特徴とする請求項12記載の文字入力方法。
  17. 前記第1のタッチパネルは透明タッチパネルであり、前記第2のタッチパネルは赤外線タッチパネルであることを特徴とする請求項16記載の文字入力方法。
  18. 前記表示部のスクリーン上に透明タッチパネルを積層し、該タッチパネルのタッチ位置を検出するステップを備え、
    前記第1ステップにおいて、タッチ位置に基づいて派生文字を有する文字が指示されたことを検出し、前記第3ステップにおいて、タッチ解除位置の文字入力用ボタンに基づいて入力文字を識別する、
    ことを特徴とする請求項12記載の文字入力方法。
  19. カーソルを移動させると共にカーソルで指示した文字入力ボタンを選択する操作部を用いて派生文字を有する文字を指示すると共に文字入力するステップ、
    を有することを特徴とする請求項12記載の文字入力方法。
  20. 予め多数の名称を登録するステップ、
    登録されている名称を入力する際、既に入力された文字列の次に入力すべき文字候補を、前記登録名称を参照して探索するステップ、
    名称の候補が1つになったとき該名称を入力するステップ、
    を備え、前記第2ステップは、前記派生文字が前記候補文字でなければ該派生文字を表示しないように制御することを特徴とする請求項12記載の文字入力方法。
  21. 携帯端末における文字入力に用いることを特徴とする請求項12記載の文字入力方法。
  22. 車載装置における文字入力に用いることを特徴とする請求項12記載の文字入力方法。
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