JP2007156652A - 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、および画像処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザ端末上でアプリケーションを起動させて、ユーザがアプリケーション上でファイルの処理を行う場合において、画像処理装置内に格納されたデータファイルを用いる際、まずユーザ端末から画像処理装置に接続し、画像処理装置内の記憶部の内容をユーザ端末上に表示させて確認し、所望のデータファイルを探し出して選択する必要があった。その場合、処理に適用不可能なデータファイルもすべて表示されているため、効率よく探し出せないという課題があった。
【解決手段】画像処理装置は、ユーザ端末で起動させているアプリケーション上でユーザが指示した処理内容を取得し、当該処理内容とデータファイル属性との関連付けテーブルを参照し、前記関連付けテーブルの項目と一致するデータファイル属性を持つデータファイルを選択してユーザ端末へ提示する。
【選択図】 図4
【解決手段】画像処理装置は、ユーザ端末で起動させているアプリケーション上でユーザが指示した処理内容を取得し、当該処理内容とデータファイル属性との関連付けテーブルを参照し、前記関連付けテーブルの項目と一致するデータファイル属性を持つデータファイルを選択してユーザ端末へ提示する。
【選択図】 図4
Description
本発明は、画像処理装置と、画像処理装置とユーザ端末とがネットワークを介して接続された画像処理システムに関する。本発明はまた、画像処理装置内で起動する画像処理方法、および画像処理装置にネットワークを介して接続されたユーザ端末で起動する画像処理プログラムに関する。
ネットワークに接続され、プリント機能、スキャン機能、FAX機能、ドキュメントサーバー機能などを備えた多機能画像処理装置であるMFPやファクシミリなどでは、内部に記憶装置を持ち、データファイルを格納する機能を持つものが従来から知られている。また、近年のデータファイル容量の増大化により、記憶装置が大容量ハードディスクとなっているものが多い。このような記憶装置内には、スキャナにより入力されたデータファイルや、ネットワークを通じて受信したデータファイルなどの種々のデータファイルが格納されている。ユーザは、それらの格納されたデータファイルを、画像処理装置にネットワークを介して接続されたユーザ端末から記憶装置にアクセスして参照し、所望のデータファイルを探索して選択し、取得することが行われている。引用文献1では、画像処理装置において、スキャナにより入力されたデータファイルを記憶装置内にアクセスして、そこに格納しておき、ユーザ端末から画像処理装置の記憶装置内に格納されたデータファイルをユーザ端末内に取得して、ユーザ端末で起動させたアプリケーション上で当該データファイルに対してOCR処理を行う、といったような画像処理装置とユーザ端末とで一連の処理を行うことが開示されている。
特許文献1で示されたように、ユーザ端末から画像処理装置の記憶装置内のデータファイルをユーザ端末内に取得して、ユーザ端末で起動させたアプリケーション上で各種処理を行う場合、ユーザによって指示された処理内容をすべてのデータファイルについて実行できるわけではなく、処理内容によっては、適用不可能なデータファイルがある。しかし、従来は当該処理内容に適用可能・不可能に係わらず、すべてのデータファイルが提示されていた。そのため、適用不可能なデータファイルを、ユーザが誤って取得してしまうこともあり、ファイル選択の操作性が悪くなっていた。
上記課題を解決するために、請求項1記載の画像処理装置は、データファイルを記憶する記憶手段と、画像処理装置とネットワークを介して接続されたユーザ端末で起動させた前記データファイルの処理を行うアプリケーションにおいて、ユーザによって指示された前記データファイルを用いて実行される処理内容を取得する処理内容取得手段と、前記処理内容に適用可能な前記データファイルを選択する条件を記憶する選択条件記憶手段と、前記選択条件に合致する前記データファイルを選択する選択手段と、前記選択手段によって選択された前記データファイルを前記ユーザ端末に提示する提示手段とを、備えたことを特徴とするものである。
上記課題を解決するために、請求項2記載の画像処理装置は、請求項1において、前記選択手段によって選択された前記データファイルに関する情報を管理する管理手段をさらに備え、前記管理手段は、前記選択手段によって選択された前記データファイルを複製し、複製された前記データファイルを保持し、管理する方法、または、前記選択手段によって選択された前記データファイル名、および、または、前記データファイルの記憶場所に関する情報を含むリストを保持する方法、の少なくともいずれかの方法で保持し、管理することを特徴とするものである。
上記課題を解決するために、請求項3記載の画像処理装置は、請求項1において、前記アプリケーションの種類が所定の条件に合致するものであった場合に、前記処理内容取得手段によって前記処理内容を取得することを特徴とするものである。
上記課題を解決するために、請求項4記載の画像処理装置は、請求項1において、選択条件記憶手段により、前記アプリケーションの種類と、前記処理内容と、前記データファイルの属性であるデータファイル属性とを関連付けて関連付けテーブルとして記憶し、前記選択手段は、ユーザ端末で起動させた前記アプリケーションの種類と、ユーザによって指示された前記処理内容とが、前記関連付けテーブルに記憶されているものと一致する場合に、前記関連付けテーブルにおいて、前記アプリケーションの種類と前記処理内容とに関連付けられている前記データファイル属性を持つ前記データファイルを選択すること、を特徴とするものである。
上記課題を解決するために、請求項5記載の画像処理装置は、請求項4において、データファイル属性とは、ファイル形式、ファイル名、暗号化の要否情報、Fax送信の許可情報、OCR処理の許可情報、領域判別情報、レイヤー情報、のいずれかであること、を特徴とするものである。
上記課題を解決するために、請求項6記載の画像処理装置は、請求項5において、前記データファイル属性がファイル形式である場合に、前記関連付けテーブルに登録されたファイル形式ついて、当該ファイル形式へ変換可能なデータファイルがあれば、未変換の状態でファイル形式をあらわす拡張子のみを変更して提示すること、を特徴とするものである。
上記課題を解決するために、請求項6記載の画像処理装置は、請求項5において、前記データファイル属性がファイル形式である場合に、前記関連付けテーブルに登録されたファイル形式ついて、当該ファイル形式へ変換可能なデータファイルがあれば、未変換の状態でファイル形式をあらわす拡張子のみを変更して提示すること、を特徴とするものである。
上記課題を解決するために、請求項7記載の画像処理装置は、請求項6において、ユーザ端末に提示した、当該ファイル形式に変換可能なデータファイルがユーザによって選択された時に、当該データファイルを前記ユーザ端末で提示したファイル形式に変換し、変換後のデータファイルをユーザ端末へ送信すること、を特徴とするものである。
上記課題を解決するために、請求項8記載の画像処理システムは、データファイルを記憶する記憶手段を備えた画像処理装置とユーザ端末とがネットワークを介して接続された画像処理システムにおいて、ユーザ端末で起動させたアプリケーションにおいて、前記データファイルを用いて実行されるユーザによって指示された処理内容を取得する処理内容取得手段と、前記処理内容に適用可能な前記データファイルを選択する条件を記憶する選択条件記憶手段と、前記選択条件に合致する前記データファイルを前記画像処理装置が選択する選択手段と、前記選択手段によって選択された前記データファイルを前記画像処理装置が前記ユーザ端末に提示する提示手段と、を備えたこと特徴とするものである。
上記課題を解決するために、請求項9記載の画像処理システムは、請求項8において、前記選択手段によって選択された前記データファイルに関する情報を管理する管理手段をさらに備え、前記管理手段は、前記選択手段によって選択された前記データファイルを複製し、複製された前記データファイルを保持し、管理する方法、または、前記選択手段によって選択された前記データファイル名、および、または、前記データファイルの記憶場所に関する情報を含むリストを保持する方法、の少なくともいずれかの方法で保持し、管理することを特徴とするものである。
上記課題を解決するために、請求項10記載の画像処理システムは、請求項8において、前記アプリケーションの種類が所定の条件に合致するものであった場合に、前記処理内容取得手段によって前記処理内容を取得することを特徴とするものである。
上記課題を解決するために、請求項11記載の画像処理システムは、請求項8において、選択条件記憶手段により、前記アプリケーションの種類と、前記処理内容と、前記データファイルの属性であるデータファイル属性とを関連付けて関連付けテーブルとして記憶し、前記画像処理装置の前記選択手段は、ユーザ端末で起動させた前記アプリケーションの種類と、ユーザによって指示された前記処理内容とが、前記関連付けテーブルに記憶されているものと一致する場合に、前記関連付けテーブルにおいて、前記アプリケーションの種類と前記処理内容とに関連付けられている前記データファイル属性を持つ前記データファイルを選択すること、を特徴とするものである。
上記課題を解決するために、請求項12記載の画像処理方法は、画像処理装置とネットワークを介して接続されたユーザ端末で起動させたアプリケーションにおいて、前記データファイルを用いて実行されるユーザによって指示された処理内容を取得するステップと、前記処理内容に適用可能な前記データファイルを選択する条件を記憶するステップと、前記条件に合致する前記データファイルを選択する選択ステップと、前記選択手段によって選択された前記データファイルを前記ユーザ端末に提示する提示ステップと、を備えたこと特徴とするものである。
上記課題を解決するために、請求項13記載の画像処理方法は、請求項12において、前記選択手段によって選択された前記データファイルに関する情報を管理するステップをさらに備え、前記管理ステップにおいては、前記選択手段によって選択された前記データファイルを複製し、複製された前記データファイルを保持し、管理する方法、または、前記選択手段によって選択された前記データファイル名、および、または、前記データファイルの記憶場所に関する情報を含むリストを保持する方法、の少なくともいずれかの方法で保持し、管理することを特徴とするものである。
上記課題を解決するために、請求項14記載の画像処理方法は、請求項12において、前記アプリケーションの種類が所定の条件に合致するものであった場合に、前記処理内容を取得するステップを備えること、を特徴とするものである。
上記課題を解決するために、請求項14記載の画像処理方法は、請求項12において、前記アプリケーションの種類が所定の条件に合致するものであった場合に、前記処理内容を取得するステップを備えること、を特徴とするものである。
上記課題を解決するために、請求項15記載の画像処理方法は、請求項12において、前記アプリケーションの種類と、前記処理内容と、前記データファイルの属性であるデータファイル属性とを関連付けて関連付けテーブルとして記憶するステップと、ユーザ端末で起動させた前記アプリケーションの種類と、ユーザによって指示された前記処理内容とが、前記関連付けテーブルに記憶されているものと一致する場合に、前記関連付けテーブルにおいて、前記アプリケーションの種類と前記処理内容とに関連付けられている前記データファイル属性を持つ前記データファイルを選択するステップとを備えること、を特徴とするものである。
上記課題を解決するために、請求項16記載の画像処理方法は、請求項14において、データファイル属性とは、ファイル形式、ファイル名、暗号化の要否情報、Fax送信の許可情報、OCR処理の許可情報、領域判別情報、レイヤー情報、のいずれかであること、を特徴とするものである。
上記課題を解決するために、請求項17記載の画像処理方法は、請求項16において、前記データファイル属性がファイル形式である場合に、前記関連付けテーブルに登録されたファイル形式ついて、当該ファイル形式へ変換可能なデータファイルがあれば、未変換の状態でファイル形式をあらわす拡張子のみを変更して提示すること、を特徴とするものである。
上記課題を解決するために、請求項18記載の画像処理方法は、請求項17において、ユーザ端末に提示した、当該ファイル形式に変換可能なデータファイルがユーザによって選択された時に、当該データファイルを前記ユーザ端末で提示したファイル形式に変換し、変換後のデータファイルをユーザ端末へ送信すること、を特徴とするものである。
上記課題を解決するために、請求項19記載の画像処理プログラムは、画像処理装置とネットワークを介して接続されたユーザ端末において、起動されたアプリケーションの種類に関するアプリケーション情報を前記画像処理装置へ送信するステップと、前記画像処理装置へのログインに関するユーザ情報を前記画像処理装置へ送信するステップと、前記データファイルを用いて実行されるユーザによって指示された処理内容に関する処理内容情報を画像処理装置へ送信するステップと、前記画像処理装置から受信した前記データファイル名を前記ユーザに提示する提示ステップと、を備えたこと特徴とするものである。
本発明の構成によると、ユーザ端末で起動させたアプリケーションにおいて、ユーザによって指示された処理内容に応じて、当該処理内容に適用可能なデータファイルをユーザ端末に提示することができ、当該処理内容に適用可能でないデータファイルをユーザが誤って選択することがなくなるため、ユーザの作業効率が向上する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。第1の実施例として、データファイル属性としてファイル形式を使用した場合を示す。データファイル属性とは、たとえば「ファイル形式(拡張子)」、「ファイル名」等のファイルを識別するための情報や、「fax送信許可/禁止」、「OCR許可/禁止」、「暗号化要/不要」、「レイヤー情報有/無」等々の、ファイルに設定されている設定情報である。また、ユーザ端末で起動させたアプリケーション上でユーザによって指示された処理内容とは、たとえば「ファイルを開く」、「ファイルを添付する」、「faxで送信する」、「OCR処理をかける」、「暗号化を行う」等々の、データファイルに対して実行される処理内容である。しかし、ここに例示したものに限定されるものではない。
<システム構成>
図1は、本発明の一実施形態であるシステム構成を示す。本システムでは、例えば記憶装置を有したファクシミリや、プリント機能、スキャン機能、FAX機能、ドキュメントサーバー機能などを備えた多機能画像処理装置であるMulti Function Peripherals (以下、MFPと称する)などの画像処理装置1が少なくとも1台と、複数のユーザ端末2がLANなどのネットワーク3で接続されている。
図1は、本発明の一実施形態であるシステム構成を示す。本システムでは、例えば記憶装置を有したファクシミリや、プリント機能、スキャン機能、FAX機能、ドキュメントサーバー機能などを備えた多機能画像処理装置であるMulti Function Peripherals (以下、MFPと称する)などの画像処理装置1が少なくとも1台と、複数のユーザ端末2がLANなどのネットワーク3で接続されている。
図2は、画像処理装置1としてMFPを用いた場合、MFPの物理的な構成を示すブロック図である。この画像処理装置1は、各種設定や処理指示などのユーザの入力操作および表示を行う操作パネル部12、LANなどのネットワークとの接続を行うネットワーク接続部13、スキャナにより入力されたデータファイルやネットワークを通じて受信したデータファイルと、後述される関連付けテーブルなどを記憶する大容量ハードディスクで構成される画像記憶部14、原稿を読み取って原稿の画像データを出力するスキャン部15、画像データの用紙への画像形成を行うプリント部16、プログラムが記憶されたプログラム記憶部17、メインメモリであるRAM18、を備える。それぞれのブロックは相互に接続され、全体及び各ブロックの制御を行う制御部11により、情報伝達が可能である。
図3で示すように、画像記憶部14は、記憶領域毎に複数のデータファイルをまとめて格納している。複数のデータファイルをまとめて格納する記憶領域の単位であるボックス(以降、単にボックスと記載する)141では、ボックス単位で格納されたデータファイルへのアクセス許可または不許可をユーザ別に管理する。スキャン部15は、原稿をスキャナで読み取り、画像記憶部14内のユーザ別に定められた各ボックス141に選択的に格納することができる。ネットワーク接続部13は、画像処理装置1と各ユーザ端末2をLANなどのネットワーク3で接続し、ユーザがユーザ端末2上で起動させるアプリケーションから、画像記憶部14内のボックス141にアクセスし、各ボックス141に格納されたデータファイルの一覧を閲覧及び選択することができる。また、ユーザ端末2で起動させた文書作成ソフトや画像処理ソフトなどのアプリケーション上でユーザによって指示された処理内容を、画像処理装置1側で取得することができる。取得方法の詳細については、後述する。また、ユーザによって指示された処理内容とデータファイル属性とを関連付けてテーブルとして記憶する、関連付けテーブルも画像記憶部14に含まれる。
図4は、図2でプログラム記憶部として示された部分に相当し、画像処理装置1で起動するプログラムの機能的な構成を示すブロック図である。ユーザによって指示された処理内容とデータファイル属性とを関連付けてテーブルとして画像記憶部14に登録する関連付けテーブル登録部18、各データファイルに属性を設定するデータファイル属性設定部19、ユーザ端末で起動させたアプリケーションの種類を取得するアプリケーション種類取得部20、ユーザ端末で起動させたアプリケーション上でユーザによって指示された処理内容を取得する処理内容取得部21、所定の条件を満たすデータファイルを選択するデータファイル選択部22、選択されたデータファイルをユーザ端末へ提示するデータファイル提示部23、特定のフォーマットに従わない生データのみのファイル形式であるrawからpdf、tif、jpgなどの各ファイル形式にフォーマット変換可能を行うフォーマット変換部24、データファイル選択部で選択されたデータファイルに関する情報の管理を行うデータファイル管理部28、で構成される。
図5は、ユーザ端末2のハードウエア構成図である。ユーザ端末2は、例えばパーソナルコンピューターのようなコンピューターシステム500である。コンピューターシステム500は、相互にデータバスにより接続されたCPU502と、指示の入力を受けるためのマウス501およびキーボード505と、入力されるデータあるいはプログラムに従って実行される処理によって生成されるデータを一時的に格納可能なRAM506と、プログラム等が不揮発的に記憶されているROM507と、データファイルやその他のデータを格納可能なハードディスク508と、モニタ504と、通信IF(Interface)503とを含む。
図6は、ユーザ端末2のCPU502で実行されるアプリケーションの機能的な構成を示すブロック図である。この常駐アプリケーションは、ユーザ端末2が起動直後に自動的に起動し、ユーザ端末2の電源がOFFされるまでの間、常に稼動している常駐アプリケーションである(以下、このアプリケーションを常駐アプリケーションと称する)。常駐アプリケーションのプログラムは、図5におけるROM507またはハードディスク508に記憶されている。図11で示される全体シーケンスの説明において、ユーザ端末2上で常に起動している常駐アプリケーションの起動について詳細に説明を行う。ユーザがユーザ端末2でアプリケーションを起動させたことを検知し、アプリケーションの種類を検知するアプリケーション起動検知部61と、ユーザがユーザ端末2で当該アプリケーションを終了させたことを検知するアプリケーション終了検知部62と、ユーザがユーザ端末2で操作し、当該アプリケーションにおいて指示した処理内容などの情報を検知するユーザ操作検知部63と、アプリケーションを起動したユーザを検知し、当該ユーザの画像処理装置1へのログイン情報などを得るユーザ情報取得部64と、上記のブロックで検知した情報を画像処理装置1へ送信する情報送信部65と、画像処理装置1から情報を受け取る情報受信部66とを含む。
<データファイル属性と処理内容の関連付けテーブル作成>
事前設定として必要な2つの処理手順について説明する。
事前設定として必要な2つの処理手順について説明する。
最初に、ネットワークで接続されたユーザ端末上で起動させたアプリケーションの種類と、アプリケーションにおいて、データファイルを用いて実行されるユーザによって指示された処理内容と、当該処理内容に応じたデータファイル属性との関連付けテーブル(以降、単に関連付けテーブルと記載する)を作成する処理手順を説明する。この関連付けテーブルは、画像記憶部14内に記憶される。ユーザ端末2で起動させたアプリケーションの種類と、アプリケーションにおいてデータファイルを用いて実行されるユーザによって指示される処理内容と、データファイル属性とを、任意に関連付けることが可能である。
図7に、この処理手順のフローチャートを示す。この処理は、例えば、画像処理装置1の操作パネル部12を用いて、ユーザが行うことができる。ネットワークを介して、ユーザ端末2上で行うことも可能である。画像処理装置1の操作パネル部12を用いて操作を行う場合には、ユーザは、画像処理装置1の操作パネル部12において、"関連付けテーブルの作成"というメニューを選択することによって、関連付けテーブルの作成を開始することができる。
図8に、この処理を行う操作パネル12上のパネル表示例を示す。図8において、まず関連付けようとするデータファイル属性の種類を選択する(ステップS701)。ここでは、データファイル属性の種類として、ファイル形式を選択した場合を例にとって説明する。ファイル形式を選択して決定ボタンを押した後、パネル表示は図9のように切り替わる。図9において、ファイル形式の具体的な項目と、ユーザ端末2で起動するアプリケーションの種類と、アプリケーションにおいてデータファイルを用いて実行されるユーザによって指示された処理内容との3項目を順に選択する(ステップS702)。パネル表示の中に、選択肢として含まれていなければ、キーボードにより入力する。選択した3項目を関連付けテーブルの1つの項目として登録し、記憶するために、決定ボタンを押す(ステップS703)。続けて関連付けテーブルの別の項目を登録する作業を行う場合は(ステップS704ではい)、ステップS702に戻って、同様の作業を行う。ここで、データファイル属性であるファイル形式が、関連付けられる処理内容に適用可能なものであることは言うまでもない。このようにして作成された関連付けテーブル142は、図3に示されるように、画像記憶部14において記憶される。
図10に、データファイル属性としてファイル形式を使用した場合の、関連付けテーブルの一例を示す。データファイル属性として、ファイル形式の種類と、ユーザ端末で起動させるアプリケーションの種類と、起動しているアプリケーションにおいて、ユーザによって指示された処理内容の情報が、関連付けられている。図10で示されるように、データファイル属性の1つの項目について、複数のアプリケーションまたは複数の処理内容を関連付けることができる。関連付けテーブルは、データファイルの属性ごとに別のテーブルで管理するため、別のデータファイル属性用の関連付けテーブルを作成するためには、再度図7に従って、同様の操作を行なうことが必要である。
次に、各データファイルに、関連付けテーブルに基づいたデータファイル属性設定を行う処理手順を説明する。図11に、この処理手順のフローチャートを示す。
次に、各データファイルに、関連付けテーブルに基づいたデータファイル属性設定を行う処理手順を説明する。図11に、この処理手順のフローチャートを示す。
個々のデータファイルにデータファイル属性を設定する一つの方法として、画像処理装置のボックス内にデータファイルを記憶する際に、データファイル属性を設定する手順について説明する。データファイル属性がファイル形式である場合を例にとって説明する。ボックス内にデータファイルを記憶する場合は(ステップS1101ではい)、まず、関連付けテーブルを参照して、その中で関連付けられているデータファイル属性を取得する(ステップS1102)。例えば、参照した関連付けテーブルが、データファイル属性としてファイル形式を対象としていた場合、ボックス内に記憶しようとするデータファイルのファイル形式を読み出す。ファイル形式は、データファイル名の拡張子によって区別されることが多く、例えば、bmp、jpg、pdfなどがあり、それぞれが特定のファイルフォーマットのデータファイルであることを示すものである。読み出されたファイル形式が、例えばjpgであった場合には、設定する内容は「jpg」となる(ステップS1103)。記憶しようとするデータファイルに対して、ヘッダー等のデータファイルに関連付けられた領域に、データファイル属性が「ファイル形式」であり、それに対応する内容として「jpg」と設定する(ステップS1104)。画像記憶部14に記憶されている別のデータファイル属性に関する関連付けテーブルがあれば、ステップS1102へ戻って、それらの関連付けテーブルに関してもデータファイル属性設定を行う(ステップS1105)。例えば、データファイル属性が、「fax送信許可/禁止」であった場合には、ステップS1104 においては、記憶しようとするデータファイルに対して、ヘッダー等のデータファイルに関連付けられた領域に、データファイル属性が「fax送信許可/禁止」であり、それに対応する内容として「fax送信許可」又は「fax送信禁止」と設定する。すべてのデータファイル属性が設定終了すれば、当該データファイルをボックスへ保存する(ステップS1106)。
画像処理装置1内のスキャン部15で画像を入力した際には、操作パネル部12を用いてこれらの操作を実施する。スキャン部15によらずネットワークを介した方法、たとえばユーザ端末2より画像処理装置へデータファイルを転送し、記憶させる場合には、ユーザ端末2によりデータファイル属性設定を実施する。ネットワークを介した別の方法として、たとえば他の画像処理装置からのジョブによるデータファイル記憶の場合、あらかじめデータファイル属性設定されたデータファイルであった場合は、この処理手順は省略できる。データファイル属性がファイル形式のような限定的な項目のみであった場合、データファイル名の拡張子部分から判断して、自動的にデータファイル属性を設定することも可能である。これらの場合、データファイル属性設定のための操作は必要ない。
<全体の処理の流れ>
事前に設定され画像記憶部14内に記憶されているデータファイル属性と、関連付けテーブルとを用いて行われる、全体のシーケンスを図12に示す。図12において、画像処理装置1とユーザ端末2における常駐アプリケーションとの間で、種々の情報がやり取りされるが、その通信に必要な各々の機器のIPアドレスは各々の機器が予め保有しており、それらを利用して通信を行うものとする。全体シーケンスにおいては、画像処理装置1と、ユーザ端末2が装置として関与し、ユーザ端末2上では、常駐アプリケーションとユーザが起動させたアプリケーションとが関与する。
事前に設定され画像記憶部14内に記憶されているデータファイル属性と、関連付けテーブルとを用いて行われる、全体のシーケンスを図12に示す。図12において、画像処理装置1とユーザ端末2における常駐アプリケーションとの間で、種々の情報がやり取りされるが、その通信に必要な各々の機器のIPアドレスは各々の機器が予め保有しており、それらを利用して通信を行うものとする。全体シーケンスにおいては、画像処理装置1と、ユーザ端末2が装置として関与し、ユーザ端末2上では、常駐アプリケーションとユーザが起動させたアプリケーションとが関与する。
常駐アプリケーションとは、ユーザ端末2上で、システム立ち上げと共に自動で起動し、その後、常に起動しているアプリケーションであって、ユーザ端末2でユーザが行うアプリケーションの起動と終了を検知し、またユーザが起動させた当該アプリケーションにおけるすべてのユーザ操作を検知し、ユーザによって指示された処理内容についての情報を画像処理装置1へ伝える役目を果たす。
図11のシーケンスの流れに沿って、説明する。まず、ユーザがユーザ端末2上で例えば文書作成アプリケーションであるwordなどのアプリケーションを起動する。常駐アプリケーションは、そのアプリケーションの起動を検知することができ、起動されたアプリケーションの種類に関する情報を得る。また一方、ユーザ端末2では、アプリケーションを起動したユーザの画像処理装置1へのログイン情報などを管理している。それら2つの情報、つまり起動されたアプリケーションの種類に関する情報と、アプリケーションを起動したユーザの画像処理装置1へのログイン情報などを含むユーザ情報を、画像処理装置1へ送信する。
画像処理装置1では、起動されたアプリケーションの種類と、ユーザ情報を受信した後、予め作成して画像記憶部14に登録されている関連付けテーブルを順に参照して、当該関連付けテーブルに起動されたアプリケーションの種類が含まれているかどうかを判断し、含まれていた場合、常駐アプリケーションに対して、その情報を送信する。常駐アプリケーションでは、その情報を受信した後は、ユーザによって指示された前記データファイルを用いて実行される処理内容を検知するように、起動されているアプリケーションの監視を継続する。アプリケーションが起動されたとしても、そのアプリケーションの種類がいずれの関連付けテーブルに含まれていなかった場合は、その後の監視は行われない。監視中に、常駐アプリケーションが、ユーザによって指示された前記データファイルを用いて実行される処理内容を検知すると、そのユーザ操作において、データファイルを用いて実行される処理内容を含む情報を画像処理装置1へ送信する。ユーザによる操作が、データファイルを用いて実行されるものでなければ、情報を画像処理装置1へ送信することは行わなくてもよい。関連付けテーブルには、データファイルを用いて実行される処理内容が登録されているので、データファイルを用いて実行されるものではないユーザ操作については、その情報を画像処理装置1へ送信しても、無駄な処理が増えるだけである。
画像処理装置1では、その処理内容に関する情報を受けて、関連付けテーブルを参照し、一致する処理内容があるかどうか判断する。一致する処理内容がなければ、次の処理内容に関する情報が送信されるまで何も動作しない。一致する処理内容があれば、仮想ボックスを作成する。仮想ボックスの作成手順については、後述する。作成された仮想ボックスを、常駐アプリケーションを介在させずに、直接ユーザ端末で起動させているアプリケーション上で提示する。提示とは、仮想ボックスに含まれるデータファイルに関する情報をユーザ端末2へ送信し、ユーザ端末2上のモニタにおいて、ユーザが起動しているアプリケーションのウィンドウ内に表示されることを指す。具体的な提示方法は、後述する。ユーザは、提示されたデータファイルのうちのいずれかを選択し、選択したデータファイル名を直接画像処理装置1へ送信する。画像処理装置1では、仮想ボックスの情報を元に、選択されたデータファイルの複製を、直接ユーザが起動させているアプリケーションへ送信する。ユーザがアプリケーションを終了させるまでは、ユーザが行った操作について、同様の処理を繰り返し行う。ユーザにより、アプリケーションが終了された場合は、常駐アプリケーションが検知し、画像処理装置1へアプリケーションが終了されたことを示す情報を送信する。アプリケーション終了の情報受信を受けて、画像処理装置1では、作成した仮想ボックスが存在していれば、その仮想ボックスを消去する。
図12で示した全体シーケンスのうち、画像処理装置1で行われる処理の流れについて、図13のフローチャートに示す。まず、ユーザ端末2において、ユーザが行ったログイン操作から、ユーザログイン情報およびアプリケーションの種類を取得する(ステップS1301)。ユーザログイン情報は、ログインユーザがアクセスを許可されている画像記憶部14内の検索可能な範囲を知るためと、検索の際にボックス内のデータファイルにアクセスするために必要となる。次に、関連付けテーブルを参照し(ステップS1302)、ユーザ端末で起動させたアプリケーションの種類が、関連付けテーブルに含まれているかどうかを、判断する(ステップS1303)。関連付けテーブル内にそのアプリケーションの種類が含まれていなかった場合(ステップS1303でいいえ)、終了する。関連付けテーブル内にそのアプリケーションの種類が含まれていた場合(ステップS1303ではい)、ユーザ端末で起動させたアプリケーション上でユーザによって指示された処理内容を取得する(ステップS1304)。関連付けテーブルを参照して(ステップS1305)、取得した処理内容がテーブルに含まれている処理内容かどうかを、判断する(ステップS1306)。関連付けテーブルに含まれている処理内容でなかった場合(ステップS1306でいいえ)、アプリケーションの終了判断(ステップS1309)へ移る。関連付けテーブルに含まれている処理内容であった場合(ステップS1306ではい)、仮想ボックスを作成し、ユーザ端末2上で提示する(ステップS1307)。仮想ボックスの作成および提示については、後述する。ユーザが提示されたデータファイルを選択した場合(ステップS1308ではい)、データファイルが実際に記憶されている領域からユーザ端末2へ当該データファイルの送信を行う(ステップS1309)。その後、アプリケーションの終了判断(ステップS1310)を行い、終了していない場合は、次の処理内容取得(ステップS1304)へ戻る。アプリケーションが終了した後、仮想ボックスが作成されているかどうかを判断し(ステップS1311)、作成されているすべての仮想ボックスと内容の消去を行う(ステップS1312)。
仮想ボックスは処理内容の種類に対応して作成されるため、1つのアプリケーションが終了するまでに、複数作成される場合がある。また、同じ処理内容が何度も繰り返されることもあるが、処理内容毎に作成した仮想ボックスは、繰り返し操作時には新規に作成せず、前回操作分を使いまわし、データファイルの追加のみ実施するようにすると、無駄な動作を省くことができる。
<仮想ボックス作成・データファイル提示>
以下、仮想ボックス作成およびユーザ端末2への提示について詳細に説明する。仮想ボックス作成については、2種類の方法がある。仮想ボックスは、画像処理装置1のメインメモリであるRAM18、もしくは画像処理装置1のハードディスク上の仮想メモリ(不図示)といった一時的な記憶領域に作成されて保持され、再利用のために管理される。
<仮想ボックス作成・データファイル提示>
以下、仮想ボックス作成およびユーザ端末2への提示について詳細に説明する。仮想ボックス作成については、2種類の方法がある。仮想ボックスは、画像処理装置1のメインメモリであるRAM18、もしくは画像処理装置1のハードディスク上の仮想メモリ(不図示)といった一時的な記憶領域に作成されて保持され、再利用のために管理される。
1つ目の方法は、データファイルの複製を作成して複製されたデータファイルを、仮想ボックスへ追加する方法である。2つ目の方法は、仮想ボックス内にはデータファイルの実体を持たずにデータファイル名とデータファイルの実体が格納されているボックス名をリスト(テーブル)として保持する方法である。具体的には、当該データファイル名と、そのデータファイルの記憶場所であるデータファイルの実体が格納されているボックス名をリスト(テーブル)に追加してリストを更新する。上記第1、第2のいずれの方法を用いてもよいが、リストを保持する2つ目の方法が、記憶領域に無駄がなく、ファイルの複製が行われないため動作も速い。
ユーザ端末に提示するとは、ユーザ端末のディスプレイにおいて、ユーザが起動させているアプリケーション上で、仮想ボックスに含まれるデータファイルが選択可能な状態で、データファイル一覧として提示されることを指す。具体的には、前述したような方法により作成された仮想ボックスに含まれるデータファイルに関する情報を、画像処理装置1からユーザ端末2で起動させたアプリケーションへ受け渡す。データファイルに関する情報は、データファイル名だけであってもよいが、それ以外にデータファイルの更新日時やサイズ、データファイルの種類などの情報を含んでいても良い。当該アプリケーションでは、受け取ったデータファイルに関する情報を保持する。画像処理装置1は、起動中のアプリケーションの種類に基づいて、当該アプリケーション上に選択されたデータファイル情報を表示させるための関数をコールするメッセージを作成して送信する。当該アプリケーションでは、受信したメッセージを解析し、保持していたデータファイルに関する情報を表示する。データファイルに関する情報用に、新たなウィンドウを開いても良い。表示されたデータファイルに関する情報は、ユーザがマウスやキーボードなどを使用して、必要とするデータファイルを選択することが可能な状態となっている。
図14は、仮想ボックスの作成とデータファイル提示の処理手順を示すフローチャートである。
画像処理装置1は、まず仮想ボックスを作成する際に、以前に同じ処理内容が行われて作成されている仮想ボックスがないかどうかを、仮想ボックスが保持されている一時的な記憶領域にアクセスして調べる。以前に同じ処理内容が行われて作成されている仮想ボックスがないかどうかを検索する際には、仮想ボックスに記憶されているアプリケーションの種類と処理内容をもとに、アプリケーションの種類と処理内容の両方が一致するものがないかどうか、検索を行う(ステップS1401)。一致する仮想ボックスがすでにある場合はそれを使用し、ステップS1403へ進む。一致する仮想ボックスがない場合は新規に仮想ボックスを作成する(ステップS1402)。
画像処理装置1は、まず仮想ボックスを作成する際に、以前に同じ処理内容が行われて作成されている仮想ボックスがないかどうかを、仮想ボックスが保持されている一時的な記憶領域にアクセスして調べる。以前に同じ処理内容が行われて作成されている仮想ボックスがないかどうかを検索する際には、仮想ボックスに記憶されているアプリケーションの種類と処理内容をもとに、アプリケーションの種類と処理内容の両方が一致するものがないかどうか、検索を行う(ステップS1401)。一致する仮想ボックスがすでにある場合はそれを使用し、ステップS1403へ進む。一致する仮想ボックスがない場合は新規に仮想ボックスを作成する(ステップS1402)。
一致する仮想ボックスを使用することで、同じ処理内容について、何度も同一の操作を繰り返して仮想ボックスを作成しなおす、といった無駄な作業を省くことができ、効率化を図ることができる。
画像記憶部14内でユーザのアクセス権がある全ボックスについて、各ボックス内に含まれるデータファイルを全てリストアップする(ステップS1403)。図15に、ボックス内データの例を示す。ここで、ボックス2に含まれる拡張子がraw のデータファイルは、圧縮がかけられていない、生データのみが含まれるファイル形式であり、画像処理装置1においてpdf、tif、jpgの各ファイル形式にフォーマット変換可能である。ファイル形式のフォーマット変換は、図4に示されたフォーマット変換部24で行われる。
次に、図14に戻り、関連付けテーブルを参照しながら、データファイル属性が一致するかどうかの判断を行う(ステップS1404)。一致する場合(ステップS1404ではい)、そのデータファイルを仮想ボックスに追加する(ステップS1405)。このステップでは、当該データファイルがユーザによって指示された処理内容に適用可能であるので、仮想ボックスへ追加されたことになる。データファイルの複製を作成して複製を仮想ボックス追加する方法をとっている場合は、当該データファイルの複製ファイルを作成して、仮想ボックスに追加する。仮想ボックス内にはデータファイルの実体を持たずにデータファイル名とデータファイルの実体が格納されているボックス名をリスト(テーブル)として管理する方法をとっている場合は、例えば追加されたデータファイル名やデータファイルの実体が格納されているボックス名やパス名などの必要事項を仮想ボックス内のリストへ追加する。
図15に含まれるデータファイルを対象にして、図10に含まれる4種類のアプリケーションにおける処理内容に対応して作成された、4種類の仮想ボックスの内容を図16に示す。ここで、図15に含まれている拡張子がrawであるBox2-2.rawのデータファイルについては、ファイル変換後のBox2-2.pdf, Box2-2.tif, Box2-2.jpgの3種類のファイルがあると仮定して、図16の仮想ボックスには拡張子を変えて表示する。但し、実際のフォーマット変換はこの時点では行なわれない。
図14に戻り、ボックス内の全データファイルについて、データファイル属性の判断が終了したかどうかの判定を行い(ステップS1406)、終了していなければボックス内の次のデータファイルについて、データファイル属性が一致するかどうかの判断に戻る(ステップS1404)。ボックス内の全データファイルについて、データファイル属性の判断が終了していれば、全ボックスについて、データファイル属性の判断が終了したかどうかの判定を行う(ステップS1407)。全ボックスとは、ユーザのアクセスが許可されているすべてのボックスを指す。終了していなければ次のボックス内の全データファイルのリストアップに戻る(ステップS1403)。終了していれば、仮想ボックスに含まれるデータファイル名をユーザ端末2で提示するために、仮想ボックスの情報をユーザ端末2へ送信する(ステップS1408)。
上記の仮想ボックスの例では、データファイル名をユーザ端末2で提示したが、データファイルに関連する保存日時、サイズなどの情報についても、同様の方法で管理し、ユーザ端末2で提示するためにユーザ端末2へ送信してもよい。
通常、データファイルはユーザがアクセス権を持つ複数の領域にまたがって保存されていることが多い。そのため、ユーザは複数の領域にまたがって順に探索してゆかなければならず、ユーザによって指示された処理内容に適用可能なデータファイルのみを選択可能な状態で一覧表示することはできなかったが、上記のように所定の条件に合致したデータファイルのみを仮想ボックスへ追加しておき、仮想ボックスの内容をユーザ端末2で提示することにより、ユーザによって指示された処理内容に適用可能なデータファイルのみを、一覧表示することができ、ユーザの操作性は向上する。
<データファイル転送>
次に、データファイル送信について、詳細に説明する。
次に、データファイル送信について、詳細に説明する。
図17は、データファイル選択及びデータファイル送信を行う処理手順を示すフローチャートである。ユーザ端末2で提示した仮想ボックスからユーザによってデータファイルが選択された後、画像処理装置1は選択されたデータファイルを仮想ボックスから取得する(ステップS1701)。具体的には、仮想ボックスの作成方法が、ボックス態様によるものである場合には、仮想ボックス内に置かれた当該データファイルの複製データファイルから、もうひとつの複製データファイルを作成し、取得する。仮想ボックスの作成方法が、リスト態様によるものである場合には、当該リストを参照して元のデータファイル格納場所より当該データファイルの複製を作成し、その複製を取得する。
仮想ボックスで提示されたデータファイル属性に応じて、ボックス内に保存されているデータファイルをアプリケーションに合わせてフォーマット変換する必要がある場合(ステップS1702ではい)、取得したデータファイルを画像処理装置1で所望のデータファイルに変換する(ステップS1703)。フォーマット変換する必要があるデータファイルとは、具体的には、拡張子がrawであるデータファイルで、ファイル変換可能な拡張子に変えて表示されていた、実際のフォーマット変換は行なわれていないデータファイルなどである。このようにして、ユーザ端末2に表示したデータファイル属性に合ったファイル形式で、データファイルをユーザ端末2へ送信する(ステップS1704)。例えば、図15で示される仮想ボックスの中から、例えばユーザがアプリケーションとしてWordを起動させて「ファイルから画像貼り付け」 の操作を行った時に、Box2-2.jpg のデータファイルが選択されたとすると、Box2-2.raw のデータファイルをJPEGファイル形式にフォーマット変換してユーザ端末2へ送信する。
<新しいデータファイル属性の定義>
データファイル属性はユーザが任意に定義して使用することができる。新しいデータファイル属性を定義する際の手順を説明する。ユーザが新たに「メール添付用ファイル」というデータファイル属性を定義したい場合、新しいデータファイル属性が増えることになるため、関連付けテーブルを新規に作成する。手順はすでに説明した通り、図7に従って実施する。作成した関連付けテーブルの例を図18に示す。
データファイル属性はユーザが任意に定義して使用することができる。新しいデータファイル属性を定義する際の手順を説明する。ユーザが新たに「メール添付用ファイル」というデータファイル属性を定義したい場合、新しいデータファイル属性が増えることになるため、関連付けテーブルを新規に作成する。手順はすでに説明した通り、図7に従って実施する。作成した関連付けテーブルの例を図18に示す。
また、新規の関連付けテーブルが作成された時点で、すでにボックス内に記憶されているデータファイルについては、新規の関連付けテーブルに関して、データファイル属性追加を実施する必要がある。手順はすでに説明した通り、図11に従って、各データファイルにメール添付用ファイルON/OFFというデータファイル属性を設定する。データファイル属性追加後の、ボックス内のデータ例を図19に示す。図19のデータファイルに対応して、実際の処理内容に応じて作成された仮想ボックスの内容を示す例を図20に示す。ユーザ端末2で起動させるアプリケーションが「Outlook」という名称のメーラーであり、ユーザがユーザ端末において、「ファイル添付」という処理内容の操作を行った場合、「メール添付用ファイル:ON」というデータファイル属性を持つデータファイルを集めた仮想ボックスが作成される。
<別のデータファイル属性での実施例>
ファイル形式以外のデータファイル属性を使用した複数の実施例を説明する。関連付けテーブルの作成手順、データファイル属性の設定手順、処理内容に対応した全体の流れについては、第1の実施例で示した通りである。
ファイル形式以外のデータファイル属性を使用した複数の実施例を説明する。関連付けテーブルの作成手順、データファイル属性の設定手順、処理内容に対応した全体の流れについては、第1の実施例で示した通りである。
第2の実施例では、データファイル属性として、ファイル名中に特定の文字列を持つものを登録する。
例えば、ユーザ端末2で起動させるアプリケーションが「データベースソフトウエア」であり、ユーザがユーザ端末において、「ファイルへのリンク」という処理内容の操作を行った場合、データファイル名の一部分に"DB"を含むデータファイルを集めた仮想ボックスを作成する。規則性を持たせたファイル名を付けることはよく見受けられることであるため、このデータファイル属性を利用すると、ファイル選択が容易になる。
第3の実施例では、データファイル属性として、「データファイルの暗号化 要/不要」というデータファイル属性を登録する。
例えば、ユーザ端末2で起動させるアプリケーションが「データファイル暗号化アプリケーション」であり、ユーザがユーザ端末において、「暗号化」という処理内容の操作を行った場合、「データファイルの暗号化 要」のデータファイル属性を持つデータファイルを集めた仮想ボックスを作成する。このようにすると、暗号化不要なデータファイルを誤って選択しないよう、ユーザのミスを未然に防ぐことができる。
第4の実施例では、データファイル属性として、「データファイルのFax送信 可/不可」というデータファイル属性を登録する。
例えば、ユーザ端末2で起動させるアプリケーションが「PC-FAX送信ソフト」であり、ユーザがユーザ端末において、「送信」という処理内容の操作を行った場合、「データファイルのFax送信 可」のデータファイル属性を持つデータファイルを集めた仮想ボックスを作成する。これにより、Fax送信不可のデータファイルをユーザが誤って選択しないよう、ユーザの処理ミスを未然に防ぐことができる。
第5の実施例では、データファイル属性として、「OCR 許可/禁止」というデータファイル属性を登録する。このデータファイル属性では、文字情報を含まないデータファイルはOCR禁止というデータファイル属性に設定される。
例えば、ユーザ端末2で起動させるアプリケーションが「OCRソフトウエア」であり、ユーザがユーザ端末において、「解析」という処理内容の操作を行った場合、「OCR 許可」のデータファイル属性を持つデータファイルを集めた仮想ボックスを作成することにより、OCRが有効なデータファイルを選択することができ、ユーザの操作性を向上させることができる。
第6の実施例では、データファイル属性として、「原稿スキャン時における画像の領域判別情報 文字/写真」というデータファイル属性を登録する。このデータファイル属性は原稿スキャン時に自動的に設定されるので、データファイル属性設定の手間もかからない。
例えば、ユーザ端末2で起動させるアプリケーションが「OCRソフトウエア」であり、ユーザがユーザ端末において、「解析」という処理内容の操作を行った場合、「原稿スキャン時における画像の領域判別情報: 文字」のデータファイル属性を持つデータファイルを集めた仮想ボックスを作成することにより、OCRの実行が有効なデータファイルを選択することができ、ユーザの操作性を向上させることができる。
第7の実施例では、データファイル属性として、「ビットマップ画像レイヤー 有/無」というデータファイル属性を登録する。
例えば、ユーザ端末2で起動させるアプリケーションが「ペイントソフト」であり、ユーザがユーザ端末において、「ファイルを開く」という処理内容の操作を行った場合、「ビットマップ画像レイヤー:有」のデータファイル属性を持つデータファイルを集めた仮想ボックスを作成することにより、ユーザがアプリケーション上で所定の処理内容に適用可能なデータファイルを効率的に選択でき、操作性を向上させることができる。特にレイヤー情報は、ファイル名だけでは判断できない情報であるため、データファイル属性が登録されていることで、データファイルの利用効率を格段に向上させることができる。
また、ユーザ端末で起動させたデータファイルの処理を行うアプリケーションにおいて、ユーザによって指示されたデータファイルを用いて実行される処理内容を、当該処理内容と対象のデータファイル属性とを関連付けて処理履歴として記憶しておき、処理履歴から関連付けられるデータファイル属性を割り出し、自動的に関連付けテーブルを作成してもよい。処理履歴は当該データファイル内に含まれていてもよいし、データファイルとは別のログファイルとして記憶領域内記憶させてもよい。この場合は、関連付けテーブル作成のための特別な操作は必要なくなり、手間を省くことが可能となる。
また、すべてのデータファイル属性を1つの関連付けテーブルで記述することも可能であるが、その場合、定義されている項目数が多くなり、関連付けテーブルのメンテナンスに手間がかかることとなる。関連付けテーブルを、データファイル属性毎に作成しておくと、管理が容易になる。
画像処理装置の一例であるMFP内におけるボックスに対する機能として説明を行ったが、本技術はMFP内におけるボックスに限られることなく、ユーザ端末における記憶部のフォルダや、ファイルサーバーにおける記憶部のフォルダにも同様に適用させることが可能である。
1;画像処理装置
2;ユーザ端末
3;ネットワーク
11;制御部
12;操作パネル部
13;ネットワーク接続部
14;画像記憶部
141;ボックス
142;関連付けテーブル
15;スキャン部
16;プリント部
17;プログラム記憶部
18;関連付けテーブル登録部
19;データファイル属性設定部
20;アプリケーション種類取得部
21;処理内容取得部
22;データファイル選択部
23;データファイル提示部
24;フォーマット変換部
501;マウス
502;CPU
503;通信インターフェース
504;モニタ
505;キーボード
506;RAM
507;ROM
508;ハードディスク
61;アプリケーション起動検知部
62;アプリケーション終了検知部
63;ユーザ操作検知部
64;ユーザ情報取得部
65;情報送信部
66;情報受信部
2;ユーザ端末
3;ネットワーク
11;制御部
12;操作パネル部
13;ネットワーク接続部
14;画像記憶部
141;ボックス
142;関連付けテーブル
15;スキャン部
16;プリント部
17;プログラム記憶部
18;関連付けテーブル登録部
19;データファイル属性設定部
20;アプリケーション種類取得部
21;処理内容取得部
22;データファイル選択部
23;データファイル提示部
24;フォーマット変換部
501;マウス
502;CPU
503;通信インターフェース
504;モニタ
505;キーボード
506;RAM
507;ROM
508;ハードディスク
61;アプリケーション起動検知部
62;アプリケーション終了検知部
63;ユーザ操作検知部
64;ユーザ情報取得部
65;情報送信部
66;情報受信部
Claims (19)
- データファイルを記憶する記憶手段と、
画像処理装置とネットワークを介して接続されたユーザ端末で起動させた前記データファイルの処理を行うアプリケーションにおいて、ユーザによって指示された前記データファイルを用いて実行される処理内容を取得する処理内容取得手段と、
前記処理内容に適用可能な前記データファイルを選択する条件を記憶する選択条件記憶手段と、
前記選択条件に合致する前記データファイルを選択する選択手段と、
前記選択手段によって選択された前記データファイルを前記ユーザ端末に提示する提示手段と、
を備えたこと特徴とする画像処理装置。 - 請求項1において、
前記選択手段によって選択された前記データファイルに関する情報を管理する管理手段をさらに備え、
前記管理手段は、
前記選択手段によって選択された前記データファイルを複製し、複製された前記データファイルを保持し、管理する方法、または、
前記選択手段によって選択された前記データファイル名、および、または、前記データファイルの記憶場所に関する情報を含むリストを保持する方法、
の少なくともいずれかの方法で保持し、管理することを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1において、
前記アプリケーションの種類が所定の条件に合致するものであった場合に、前記処理内容取得手段によって前記処理内容を取得することを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1において、
選択条件記憶手段により、前記アプリケーションの種類と、前記処理内容と、前記データファイルの属性であるデータファイル属性とを関連付けて関連付けテーブルとして記憶し、
前記選択手段は、ユーザ端末で起動させた前記アプリケーションの種類と、ユーザによって指示された前記処理内容とが、前記関連付けテーブルに記憶されているものと一致する場合に、前記関連付けテーブルにおいて、前記アプリケーションの種類と前記処理内容とに関連付けられている前記データファイル属性を持つ前記データファイルを選択すること、
を特徴とする画像処理装置。 - 請求項4において、
データファイル属性とは、
ファイル形式、ファイル名、暗号化の要否情報、Fax送信の許可情報、OCR処理の許可情報、領域判別情報、レイヤー情報、のいずれかであること、
を特徴とする画像処理装置。 - 請求項5において、
前記データファイル属性がファイル形式である場合に、前記関連付けテーブルに登録されたファイル形式ついて、当該ファイル形式へ変換可能なデータファイルがあれば、ファイル形式を未変換の状態でファイル形式をあらわす拡張子のみを変更して提示すること、
を特徴とする画像処理装置。 - 請求項6において、
ユーザ端末に提示した、当該ファイル形式に変換可能なデータファイルがユーザによって選択された時に、当該データファイルを前記ユーザ端末で提示したファイル形式に変換し、変換後のデータファイルをユーザ端末へ送信すること、
を特徴とする画像処理装置。 - データファイルを記憶する記憶手段を備えた画像処理装置とユーザ端末とがネットワークを介して接続された画像処理システムにおいて、
ユーザ端末で起動させたアプリケーションにおいて、前記データファイルを用いて実行されるユーザによって指示された処理内容を取得する処理内容取得手段と、
前記処理内容に適用可能な前記データファイルを選択する条件を記憶する選択条件記憶手段と、
前記選択条件に合致する前記データファイルを前記画像処理装置が選択する選択手段と、
前記選択手段によって選択された前記データファイルを前記画像処理装置が前記ユーザ端末に提示する提示手段と、
を備えたこと特徴とする画像処理システム。 - 請求項8において、
前記選択手段によって選択された前記データファイルに関する情報を管理する管理手段をさらに備え、
前記管理手段は、
前記選択手段によって選択された前記データファイルを複製し、複製された前記データファイルを保持し、管理する方法、または、
前記選択手段によって選択された前記データファイル名、および、または、前記データファイルの記憶場所に関する情報を含むリストを保持する方法、
の少なくともいずれかの方法で保持し、管理することを特徴とする画像処理システム。 - 請求項8において、
前記アプリケーションの種類が所定の条件に合致するものであった場合に、前記処理内容取得手段によって前記処理内容を取得することを特徴とする画像処理システム。 - 請求項8において、
選択条件記憶手段により、前記アプリケーションの種類と、前記処理内容と、前記データファイルの属性であるデータファイル属性とを関連付けて関連付けテーブルとして記憶し、
前記画像処理装置の前記選択手段は、ユーザ端末で起動させた前記アプリケーションの種類と、ユーザによって指示された前記処理内容とが、前記関連付けテーブルに記憶されているものと一致する場合に、前記関連付けテーブルにおいて、前記アプリケーションの種類と前記処理内容とに関連付けられている前記データファイル属性を持つ前記データファイルを選択すること、
を特徴とする画像処理システム。 - 画像処理装置とネットワークを介して接続されたユーザ端末で起動させたアプリケーションにおいて、前記データファイルを用いて実行されるユーザによって指示された処理内容を取得するステップと、
前記処理内容に適用可能な前記データファイルを選択する条件を記憶するステップと、
前記条件に合致する前記データファイルを選択する選択ステップと、
前記選択手段によって選択された前記データファイルを前記ユーザ端末に提示する提示ステップと、
を備えたこと特徴とする画像処理方法。 - 請求項12において、
前記選択手段によって選択された前記データファイルに関する情報を管理するステップをさらに備え、
前記管理ステップにおいては、
前記選択手段によって選択された前記データファイルを複製し、複製された前記データファイルを保持し、管理する方法、または、
前記選択手段によって選択された前記データファイル名、および、または、前記データファイルの記憶場所に関する情報を含むリストを保持する方法、
の少なくともいずれかの方法で保持し、管理することを特徴とする画像処理方法。 - 請求項12において、
前記アプリケーションの種類が所定の条件に合致するものであった場合に、前記処理内容を取得するステップを備えること、
を特徴とする画像処理方法。 - 請求項12において、
前記アプリケーションの種類と、前記処理内容と、前記データファイルの属性であるデータファイル属性とを関連付けて関連付けテーブルとして記憶するステップと、
ユーザ端末で起動させた前記アプリケーションの種類と、ユーザによって指示された前記処理内容とが、前記関連付けテーブルに記憶されているものと一致する場合に、前記関連付けテーブルにおいて、前記アプリケーションの種類と前記処理内容とに関連付けられている前記データファイル属性を持つ前記データファイルを選択するステップとを備えること、
を特徴とする画像処理方法。 - 請求項14において、
データファイル属性とは、
ファイル形式、ファイル名、暗号化の要否情報、Fax送信の許可情報、OCR処理の許可情報、領域判別情報、レイヤー情報、のいずれかであること、
を特徴とする画像処理方法。 - 請求項16において、
前記データファイル属性がファイル形式である場合に、前記関連付けテーブルに登録されたファイル形式ついて、当該ファイル形式へ変換可能なデータファイルがあれば、ファイル形式を未変換の状態でファイル形式をあらわす拡張子のみを変更して提示すること、を特徴とする画像処理方法。 - 請求項17において、
ユーザ端末に提示した、当該ファイル形式に変換可能なデータファイルがユーザによって選択された時に、当該データファイルを前記ユーザ端末で提示したファイル形式に変換し、変換後のデータファイルをユーザ端末へ送信すること、
を特徴とする画像処理方法。 - 画像処理装置とネットワークを介して接続されたユーザ端末において、
起動されたアプリケーションの種類に関するアプリケーション情報を前記画像処理装置へ送信するステップと、
前記画像処理装置へのログインに関するユーザ情報を前記画像処理装置へ送信するステップと、
前記データファイルを用いて実行されるユーザによって指示された処理内容に関する処理内容情報を画像処理装置へ送信するステップと、
前記画像処理装置から受信した前記データファイル名を前記ユーザに提示する提示ステップと、
を備えたこと特徴とする画像処理プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005348473A JP2007156652A (ja) | 2005-12-01 | 2005-12-01 | 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、および画像処理プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005348473A JP2007156652A (ja) | 2005-12-01 | 2005-12-01 | 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、および画像処理プログラム |
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Country | Link |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010219700A (ja) * | 2009-03-13 | 2010-09-30 | Ricoh Co Ltd | 画像読取装置、配信システム、情報処理方法、及びプログラム |
JP2014140259A (ja) * | 2014-05-01 | 2014-07-31 | Canon Inc | 通信装置、画像形成装置、それらの制御方法及びプログラム |
US9787804B2 (en) | 2009-09-17 | 2017-10-10 | Canon Kabushiki Kaisha | Communication apparatus, control method for the communication apparatus, and storage medium |
-
2005
- 2005-12-01 JP JP2005348473A patent/JP2007156652A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010219700A (ja) * | 2009-03-13 | 2010-09-30 | Ricoh Co Ltd | 画像読取装置、配信システム、情報処理方法、及びプログラム |
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