JP2007156615A - 商品展示装置、商品展示制御方法、商品売買管理装置、商品売買管理方法、プログラム、およびプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

商品展示装置、商品展示制御方法、商品売買管理装置、商品売買管理方法、プログラム、およびプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】オンラインショッピングにおける問題である、実際の商品を手にとって確認することができない、という利用者の不満を解消し、利用者にとって利便性の高い商品売買システムを実現する商品展示装置を提供する。
【解決手段】商品展示装置4は、ネットワーク通信部17を介して、商品の売買を管理する運営者サーバと通信が可能となっている。展示用BOX11には、通信ネットワークを介して情報が公開されている商品が格納される。認証処理部15は、運営者サーバにおいて会員として登録されている利用者であるか否かを判定するための認証情報を利用者から受け付け、該認証情報を運営者サーバに送信するとともに、運営者サーバから認証結果情報を受信する。制御部19は、認証処理部15において利用者が会員登録されていることが確認された場合に、展示用BOX11の鍵21を解錠する。
【選択図】図1

Description

本発明は、商品の売買を管理する運営者サーバと通信接続されており、上記運営者サーバにおいて管理されている商品であって、通信ネットワークを介して情報が公開されている商品を展示する商品展示装置、および運営者サーバを備えた商品売買システムに関するものである。
従来、携帯電話やノート型パソコンなどの携帯端末によってアクセス可能なインターネット上のホームページにおいて商品の売買が行われるオンラインショッピングシステムがある。このオンラインショッピングシステムでは、顧客はホームページ上に掲載された視覚情報(概観・値段・仕様など)に基づいて、商品の購入の要否を判断することになる。
これに対して、各店舗のホームページに掲載されている商品を、店頭にて直接閲覧できるオンラインショッピングシステムも存在している。例えば、ホームページに掲載されている各商品に対して、どの店舗に該当商品が置いてあるかについての情報も合わせて提示されるホームページが存在している。
また、特許文献1には、ネットワークを介した商品売買が行われるシステムとして、次のようなシステムが開示されている。まず、上記のオンラインショッピングシステムと同様に、売買が行われる対象の商品の情報がネットワーク上のサイトにおいて公開される。また、サイトに公開されている商品の実物は、鉄道の駅などに設置される商品展示装置において、展示収容箱内に収容されて展示される。商品展示装置において商品の売買が成立すると、展示収容箱の錠が解除されて商品の受け渡しが行われる。このシステムによれば、サイトに公開されている商品の実物を商品展示装置において見ることが可能となる。
一方、無人の店舗や自動販売機など、店員などの人手を介さずに商品を展示販売するシステムも提案されている。例えば特許文献2には、管理タグが付加された商品を店舗内の閲覧スペースでのみ自由に客が手にとって閲覧することが可能なシステムが開示されている。また、例えば特許文献3には、無人の店舗において、店舗内の入退出が携帯情報端末との間の無線通信によって管理されるとともに、店舗内の商品の在庫管理を、カメラによって撮影された商品の保管状況の画像によって行うシステムが開示されている。
また、例えば特許文献4には、自動販売機などによって商品を提供する際に、商品に関する情報を利用者に提示可能とするシステムが開示されている。具体的には、非接触型ICチップが付された商品を販売する自動販売機において、利用者によって選択された種類の商品に関する情報がICチップから読み出され、読み出された情報がディスプレイに表示されるようになっている。
特開2002-99964号公報(平成14年(2002)4月5日公開) 特開2002-245555号公報(平成14年(2002)8月30日公開) 特表2004-502220号公報(平成16年(2004)1月22日公開) 特開2004-355395号公報(平成16年(2004)12月16日公開)
特許文献1に開示されているシステムでは、利用者は、ネットワーク上のサイトにおいて公開されている商品を商品展示装置において見ることはできるが、商品の購入を決定しない限り、該商品を手にとって閲覧することはできない。商品の種類によっては、手にとって閲覧しないとその商品の善し悪しを判断することができない場合もあり、利用者の要求に十分に対応できないという問題がある。
特許文献2および3に開示されているシステムでは、商品を手にとって閲覧することが可能となってはいるが、ネットワーク上のサイトにおける商品公開ということが考慮されていない。すなわち、ネットワーク上のサイトにおける商品公開における、利用者が商品を実際に手にとって閲覧したいという欲求を満たす、という課題は一切認識されていない。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、オンラインショッピングにおける問題である、実際の商品を手にとって確認することができない、という利用者の不満を解消し、利用者にとって利便性の高い商品売買システムを実現する商品展示装置、商品展示制御方法、商品売買管理装置、商品売買管理方法、プログラム、およびプログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
本発明に係る商品展示装置は、上記課題を解決するために、商品の売買を管理する商品売買管理装置と通信接続されており、上記商品売買管理装置において管理されている商品であって、通信ネットワークを介して情報が公開されている商品を展示する商品展示装置であって、商品を格納する商品格納部と、上記商品格納部に格納された商品に対する利用者による接触が可能な状態と不可能な状態とを切り替える商品接触許可部と、上記商品展示装置における動作を制御する制御部と、利用者が、上記商品売買管理装置において登録されている利用者であるか否かを判定するための認証情報を利用者から受け付け、該認証情報を上記商品売買管理装置に送信するとともに、上記商品売買管理装置から認証結果情報を受信する認証処理部とを備え、上記認証処理部において利用者が登録されていることが確認された場合に、上記商品接触許可部が、上記商品格納部に格納された商品に対する利用者による接触が可能な状態に切り替えるように、上記制御部が制御する構成である。
また、本発明に係る商品展示制御方法は、商品の売買を管理する商品売買管理装置と通信接続されており、上記商品売買管理装置において管理されている商品であって、通信ネットワークを介して情報が公開されている商品を展示する商品展示装置における商品展示制御方法であって、上記商品展示装置が、商品を格納する商品格納部と、上記商品格納手部に格納された商品に対する利用者による接触が可能な状態と不可能な状態とを切り替える商品接触許可部とを備えており、利用者が、上記商品売買管理装置において登録されている利用者であるか否かを判定するための認証情報を利用者から受け付け、該認証情報を上記商品売買管理装置に送信するとともに、上記商品売買管理装置から認証結果情報を受信する認証処理ステップと、上記認証処理ステップにおいて利用者が登録されていることが確認された場合に、上記商品接触許可部が、上記商品格納部に格納された商品に対する利用者による接触が可能な状態に切り替えるように制御する制御ステップとを有する方法である。
上記の構成または方法では、商品は商品格納部に格納されるとともに、商品格納部に格納された商品に対する利用者による接触が可能な状態と不可能な状態とが切り替えられるようになっている。すなわち、商品格納部に格納された商品に対する利用者による接触が不可能な状態では、利用者は商品に触れることができないようになっている。なお、商品接触許可部は、例えば上記商品格納手段に設けられた扉部の開放の禁止および許可を切り替える扉部開放許可部によって実現することができる。
利用者が商品に触れて閲覧をすることを所望した場合には、まず利用者から認証情報が受け付けられ、該認証情報が商品売買管理装置に送信される。そして、商品売買管理装置において認証が行われ、利用者が登録されていることが確認された場合に、扉部の開放が許可されるようになっている。よって、利用者は、商品売買管理装置に対して登録をしておくことによって、通信ネットワークを介して情報が公開されている商品について、購入を決定する前に商品を実際に手にとって確認することが可能となる。これにより、オンラインショッピングにおける問題である、実際の商品を手にとって確認することができない、という利用者の不満を解消し、利用者にとって利便性の高い商品売買システムを提供することが可能となる。
また、商品に触れることができる利用者は登録されている利用者に限定されることになるので、展示されている商品の盗難が行われる可能性を低減することができるとともに、展示されている商品が閲覧によって破損した場合にも、賠償責任の追及なども可能となる。
また、本発明に係る商品展示装置は、上記の構成において、上記商品格納部を複数備えているとともに、各商品格納部に1つの商品が格納される構成としてもよい。
上記の構成によれば、複数の商品格納部にそれぞれ1つの商品が格納されることになるので、各商品ごとに扉部の開放の禁止および許可を切り替えることが可能となる。よって、必要とされる商品のみ、手にとって閲覧可能とすることが可能となるので、セキュリティ性を向上させることができる。
また、本発明に係る商品展示装置は、上記の構成において、上記商品格納部が、複数の商品を格納しているとともに、上記商品接触許可部が、利用者の商品格納部内への入退出を許可するものである構成としてもよい。
上記の構成によれば、利用者は、商品格納部内に進入することによって、商品格納部内に格納されている複数の商品を手にとって閲覧することが可能となる。よって、商品格納部内における商品の展示形態の自由度を高めることが可能となる。また、商品接触許可部の制御も1箇所のみで済むことになるので、制御の簡素化を図ることができる。
また、本発明に係る商品展示装置は、上記の構成において、上記商品が上記商品格納部における所定の位置に存在しているか否かを検知する商品検知部をさらに備え、上記制御部が、上記商品検知部が読み取った情報に基づいて商品の返却が行われているか否かを判断する構成としてもよい。
上記の構成によれば、商品検知部が読み取った情報に基づいて商品の返却が行われているか否かが判断されるので、多数の商品が展示されている場合にも、各商品の返却状態を的確に確認することが可能となる。
また、本発明に係る商品展示装置は、上記の構成において、上記商品検知部が、上記商品格納部に格納される商品に取り付けられているICチップと無線通信を行う商品管理通信部である構成としてもよい。
上記の構成によれば、各商品に取り付けられているICチップから商品管理通信部が読み取った情報に基づいて商品の返却が行われているか否かが判断される。ここで、商品管理通信部が、特定の領域内に存在するICチップと無線通信を行うように設定されていれば、この特定の領域を、各商品が返却された状態のときに配置される領域に設定することによって、通信が出来ないICチップに対応する商品が返却されていないと判断することが可能となる。
また、本発明に係る商品展示装置は、上記の構成において、上記商品検知部が、商品の所定の位置からの移動を検知した場合に、上記制御部が、移動が検知された商品を特定する情報を上記商品売買管理装置に対して送信する構成としてもよい。
上記の構成によれば、移動が検知された商品、すなわち、利用者が手にとって閲覧を行った商品を特定する情報が商品売買管理装置に送信されることになる。よって、商品売買管理装置は、どの商品が利用者によって手にとって閲覧されたかについての情報を取得することができるので、商品の購買を誘導する処理に利用したり、マーケティングデータの収集に利用したりすることが可能となる。
また、本発明に係る商品展示装置は、上記の構成において、上記商品接触許可部が、上記商品格納部に格納された商品に対する利用者による接触が可能な状態に切り替えた時点から所定の時間が経過した時点で、上記制御部による制御によって、上記商品接触許可部が、上記商品格納部に格納された商品に対する利用者による接触が不可能な状態に切り替える構成としてもよい。
上記の構成によれば、商品格納部に格納された商品に対する利用者による接触が所定の時間のみ許可されることになる。よって、必要以上に商品格納部に格納された商品に対する利用者による接触が可能な状態が継続することが禁じられるので、セキュリティ性を向上させることができる。
また、本発明に係る商品展示装置は、上記の構成において、利用者からの入金を受け付ける金銭収受部をさらに備えるとともに、上記金銭収受部によって入金が受け付けられた際に、上記制御部が、入金受け付け情報を上記商品売買管理装置に送信する構成としてもよい。
上記の構成によれば、利用者は、商品の閲覧の結果、商品購入を決定した際に、商品展示装置において入金することによって精算を行うことが可能となる。すなわち、現金精算を実現することができるので、商品購入時の精算の利便性を向上させることができる。
また、本発明に係る商品展示装置は、上記の構成において、上記商品格納部が、格納している商品の少なくとも一部を上記商品展示装置の外部に対して展示する構成としてもよい。
上記の構成によれば、展示されている商品の一部が外部に対して展示されるので、登録していない顧客に対する登録促進および販売促進効果が期待できる。
また、本発明に係る商品売買管理装置は、上記課題を解決するために、上記本発明に係る商品展示装置と通信接続されている商品売買管理装置であって、上記商品展示装置から上記認証情報を受信し、登録されている利用者の情報を記録している登録者データベースを参照することによって、上記認証情報に対応する利用者が登録されているか否かを判定するとともに、この判定結果を認証結果情報として送信する処理を行う登録者管理部を備えている構成である。
また、本発明に係る商品売買管理方法は、上記本発明に係る商品展示装置と通信接続されている商品売買管理装置における商品売買管理方法であって、上記商品展示装置から上記認証情報を受信し、登録されている利用者の情報を記録している登録者データベースを参照することによって、上記認証情報に対応する利用者が登録されているか否かを判定し、この判定結果を認証結果情報として送信する処理を行う方法である。
上記の構成または方法によれば、商品売買管理装置が、商品展示装置において受け付けられた認証情報に対する認証処理を登録者データベースを参照することによって行うことになる。すなわち、認証処理は、商品売買管理装置において一括して行われることになるので、複数の商品展示装置が様々な場所に設置されていたとしても、常に最新の登録者データベースに基づいた認証処理を行うことが可能となる。
また、本発明に係る商品売買管理装置は、上記の構成において、上記登録者管理部が、利用者が有する通信端末から送信された利用者に関する情報に基づいて、登録を希望する利用者を、上記登録者データベースに登録する処理を行う構成としてもよい。
上記の構成によれば、利用者は、通信端末を用いて商品売買管理装置に情報を送ることによって登録を行うことが可能となる。よって、登録の利便性を高めることができる。
また、本発明に係る商品売買管理装置は、上記の構成において、上記商品展示装置において展示されている商品の情報を該商品展示装置から受信するとともに、展示されている商品の情報を商品データベースに登録する処理を行う商品管理部をさらに備える構成としてもよい。
上記の構成によれば、商品展示装置に展示されている商品の情報を、通信によってリアルタイムに商品データベースに登録することが可能となる。よって、商品データベースに登録されている商品の情報を常に最新の状態に保つことが可能となる。
また、本発明に係る商品売買管理装置は、上記の構成において、上記商品管理部が、上記商品展示装置において展示されている商品のうち、利用者によって所定の位置から移動された商品を特定する情報を上記商品展示装置から受信するとともに、上記商品データベースにおける該当商品の情報に閲覧が行われた履歴として記録する構成としてもよい。
上記において、商品展示装置において展示されている商品が利用者によって所定の位置から移動されたということは、該商品を利用者が手にとって閲覧したと見なすことができる。すなわち、上記の構成によれば、商品データベースに記録される各商品の情報に、利用者が手にとって閲覧した履歴を記録することが可能となる。よって、この情報を、例えば商品の販売者が参照することによって、どの商品に対する関心が高いかを把握することが可能となるので、商品データベースを有効なマーケティングデータとして活用することが可能となる。
また、本発明に係る商品売買管理装置は、上記の構成において、上記登録者管理部が、上記商品展示装置において展示されている商品のうち、利用者によって所定の位置から移動された商品を特定する情報、および、該利用者を特定する情報を上記商品展示装置から受信するとともに、上記登録者データベースにおける該当利用者の情報に、閲覧を行った商品の履歴を記録する構成としてもよい。
上記の構成によれば、登録者データベースにおける各利用者の情報に、該利用者が手にとって閲覧した商品の履歴を記録することが可能となる。この情報を、例えば商品の販売者が参照することによって、各利用者の商品の嗜好の傾向を把握することが可能となるので、登録者データベースを有効なマーケティングデータとして活用することが可能となる。
また、本発明に係る商品売買管理装置は、上記の構成において、上記商品展示装置において展示されている商品のうち、利用者によって所定の位置から移動された商品を特定する情報、および、該利用者を特定する情報を上記商品展示装置から受信するとともに、上記商品を特定する情報に対応する商品に関する情報を商品データベースから読み出し、上記利用者を特定する情報に対応する利用者のメールアドレスを登録者データベースから読み出し、上記商品に関する情報を上記メールアドレスに対して送信する購買誘導処理部をさらに備える構成としてもよい。
上記の構成によれば、利用者が手にとって閲覧した商品に関する情報を、例えば利用者が有する通信端末のメールアドレスに送信することが可能となる。ここで、利用者が手にとって閲覧した商品とは、該利用者が関心を持っている商品であることが予想される。すなわち、利用者が関心を持っている商品に関する情報を利用者に対して送信することが可能となるので、商品販売の促進にきわめて有効な情報を利用者に提供することが可能となる。
また、本発明に係る商品売買管理装置は、上記の構成において、上記登録者管理部が、上記商品展示装置において展示されている商品のうち、利用者によって所定の位置から移動された商品を特定する情報、および、該利用者を特定する情報を上記商品展示装置から受信するとともに、上記登録者データベースにおける該当利用者の情報に、閲覧を行った商品の履歴を記録するとともに、上記登録者データベースに記録されている、利用者によって閲覧が行われた商品の履歴情報に基づいて、該利用者の商品嗜好を判断し、嗜好に関連した関連商品情報を商品データベースから抽出する嗜好判断処理部をさらに備え、上記購買誘導処理部が、上記嗜好判断処理部によって判断された関連商品情報を上記メールアドレスに対して送信する構成としてもよい。
上記の構成によれば、嗜好判断処理部が、利用者によって閲覧が行われた商品の履歴情報に基づいて、該利用者の商品嗜好を判断し、嗜好に関連した関連商品情報を商品データベースから抽出する処理を行う。そして、この関連商品情報が利用者に対して送信されることになる。すなわち、利用者が関心を持つであろうと予想される商品に関する情報を利用者に対して送信することが可能となるので、商品販売の促進にきわめて有効な情報を利用者に提供することが可能となる。
また、本発明に係る商品売買管理装置は、上記の構成において、利用者が有している通信端末から該通信端末が有するGPS機能によって得られる現在位置情報を取得し、取得された現在位置情報に基づいて最寄りの店舗を店舗データベースから検索し、該当店舗情報を該通信端末に対して送信する情報提供処理部をさらに備えている構成としてもよい。
上記の構成によれば、利用者の現在位置に最も近い店舗に関する情報を利用者に提供することが可能となる。よって、利用者の利便性を向上させることができる。
なお、上記商品展示装置および上記商品売買管理装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記各部として動作させることにより上記商品展示装置および上記商品売買管理装置をコンピュータにて実現させるプログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明に係る商品展示装置は、以上のように、商品を格納する商品格納部と、上記商品格納部に格納された商品に対する利用者による接触が可能な状態と不可能な状態とを切り替える商品接触許可部と、上記商品展示装置における動作を制御する制御部と、利用者が、上記商品売買管理装置において登録されている利用者であるか否かを判定するための認証情報を利用者から受け付け、該認証情報を上記商品売買管理装置に送信するとともに、上記商品売買管理装置から認証結果情報を受信する認証処理部とを備え、上記認証処理部において利用者が登録されていることが確認された場合に、上記商品接触許可部が、上記商品格納部に格納された商品に対する利用者による接触が可能な状態に切り替えるように、上記制御部が制御する構成である。これにより、オンラインショッピングにおける問題である、実際の商品を手にとって確認することができない、という利用者の不満を解消し、利用者にとって利便性の高い商品売買システムを提供することが可能となるという効果を奏する。
本発明の一実施形態について図面に基づいて説明すると以下の通りである。
(商品売買システムの構成)
図2は、本実施形態に係る商品売買システム10の概略構成を示すブロック図である。同図に示すように、商品売買システム10は、携帯端末(通信端末)1…、運営者サーバ(商品売買管理装置)2、店舗3…、および販売者5…を有している。
運営者サーバ2は、商品売買システム10を統括的に管理するサーバコンピュータである。この運営者サーバ2は、商品売買システム10における電子商取引の管理運営を行う運営者によって管理される。
携帯端末1は、商品売買システム10を利用する利用者によって保持されている端末装置である。この携帯端末1は、WEBアクセス機能およびメール機能を有する端末装置によって構成される。このような携帯端末1としては、例えば携帯型電話機や小型端末装置などが挙げられる。
店舗3は、商品売買システム10において売買が行われる商品を展示する店舗である。この店舗3は商品展示装置4を備えており、商品はこの商品展示装置4によって展示される。
販売者5は、商品売買システム10において売買される商品の販売者である。この販売者5は、商品売買システム10において取引が成立した商品を購入者としての利用者に送付するとともに、その代金を利用者によって指定された支払い方法によって受け取る。運営者と販売者5との間の情報の伝達は、販売者5が有する、運営者サーバ2と通信可能な販売者サーバコンピュータと運営者サーバ2との間で直接通信が行われることによって実現されてもよいし、運営者と販売者5との間で別の情報伝達手段によって実現されてもよい。
携帯端末1は、運営者サーバ2に対してインターネットなどの通信ネットワークを介してアクセスし、情報の送受信を行うことが可能となっている。また、運営者サーバ2は、インターネットなどの通信ネットワークを介して電子メールを送信することによって情報の提供を行うことが可能となっている。また、運営者サーバ2と商品展示装置4とは、インターネットや専用線などの通信ネットワークを介して情報の送受信が可能となっている。
(商品展示装置の構成)
次に、商品展示装置4の構成について図4および図1を参照しながら説明する。図4は、商品展示装置4の外観の概略を示す斜視図である。同図に示すように、商品展示装置4は、複数の展示用BOX(商品格納部)11…、表示部12、入力部13、金銭収受部14、および認証処理部15を備えた構成となっている。
また、図1は、商品展示装置4の機能的な構成の概略を示すブロック図である。同図に示すように、商品展示装置4は、上記した展示用BOX11…、表示部12、入力部13、金銭収受部14、および認証処理部15に加えて、音声出力部16、ネットワーク通信部17、タグ通信部(商品管理通信部)18、および制御部19を備えている。
展示用BOX11は、展示対象となる商品が格納される空間であり、開閉可能なドア(扉部)を備えている。ドアには鍵(扉部開放許可部)21が取り付けられており、鍵21が施錠された状態ではドアを開くことはできず、鍵21が解錠された状態の場合のみ、利用者が内部に格納されている商品を取り出すことが可能となる。
表示部12は、商品展示装置4の動作状態、および利用者に対するメッセージなどを表示する。この表示部12は、例えば液晶表示装置などによって実現されるが、情報の表示が可能な表示装置であればどのような表示装置によって実現されてもよい。
入力部13は、利用者からの入力を受け付ける。この入力部13は、例えば各種ボタンなどによって構成される。なお、表示部12および入力部13が、タッチパネル方式のディスプレイによって実現されてもよい。
金銭収受部14は、利用者が商品の購入を決定した際に、商品展示装置4に対して現金精算を行う場合に、金銭の受け渡し処理を行う。この金銭収受部14は、例えば紙幣投入口、コイン投入口、および釣り銭返却口などを備えた構成とすることによって実現される。
認証処理部15は、商品展示装置4の利用者が、商品売買システム10において登録されている会員であるか否かの認証処理を行う。また、認証処理部15は、商品展示装置4の管理者あるいは商品設置者であるか否かの認証処理をも行う。これらの認証処理の詳細は後述する。
音声出力部16は、商品展示装置4の利用者に対して各種メッセージ、警告音、および警報音などを出力する。ネットワーク通信部17は、通信ネットワークを介した運営者サーバ2との通信処理を行う。タグ通信部18は、展示用BOX11の内部に格納された商品に取り付けられている商品特定媒体としてのICチップから無線通信により情報を読み出す処理を行う。
制御部19は、商品展示装置4における各種動作を制御する処理を行う。なお、制御部19による制御処理の詳細については後述する。
(運営者サーバの構成)
次に、運営者サーバ2の構成について図3を参照しながら説明する。図3は、運営者サーバ2の機能的な構成の概略を示すブロック図である。同図に示すように、運営者サーバ2は、通信部31、WEBサーバ処理部(情報提供処理部)32、購買誘導処理部33、嗜好判断処理部34、商品管理部35、会員管理部(登録者管理部)36、会員DB(登録者データベース)37、商品DB38、および店舗DB39を備えた構成となっている。
通信部31は、通信ネットワークを介して外部装置との間での通信処理を行う。外部装置としては、携帯端末1、商品展示装置4、および販売者5が有する販売者サーバコンピュータなどが挙げられる。
WEBサーバ処理部32は、インターネットなどの通信ネットワーク上でWEBサイトを提供する処理を行う。このWEBサイトでは、商品売買システム10において取り扱われている商品に関する情報の提供処理、および商品購入処理などが行われる。このWEBサーバ処理部32による処理の詳細については後述する。
購買誘導処理部33は、利用者が商品展示装置4において商品の閲覧を行った際に、商品の購買を誘導する処理を行う。この購買誘導処理部33による処理の詳細については後述する。
嗜好判断処理部34は、購買誘導処理部33において購買誘導処理が行われている際に、該購買誘導処理の対象となる利用者の商品嗜好を判断し、嗜好に関連した商品情報を商品DB38から抽出する処理を行う。
商品管理部35は、商品売買システム10において取り扱われている商品の管理処理を行う。具体的には、販売者5から商品の登録依頼を運営者が受けた場合に、商品管理部35が登録依頼を受けた商品を商品DB38に登録する。また、商品管理部35は、商品展示装置4から展示商品として追加された商品の商品ID情報、および、店舗番号情報を商品DB38および店舗DB39に登録する。
会員管理部36は、商品売買システム10の利用者のうち、会員登録されている会員に関する情報の管理処理を行う。具体的には、会員管理部36は、利用者が携帯端末1を介してWEBサーバ処理部32によって提供されているWEBサイトにおいて、会員登録処理を行った際に、受信した各種会員情報を会員DB37に登録する処理を行う。また、商品展示装置4において会員認証処理が行われた際に、商品展示装置4から会員認証のための会員情報を受信し、該会員情報の適否を会員DB37を照会することによって確認し、確認結果を商品展示装置4に対して送信する処理を行う。
会員DB37は、商品売買システム10における会員に関する情報を記録するデータベースである。会員に関する情報としては、会員ID、パスワード、商品の送付先情報、商品閲覧履歴、および商品購買履歴などが挙げられる。
商品DB38は、商品売買システム10において取り扱われている商品に関する情報を記録するデータベースである。商品に関する情報としては、商品名、商品の詳細説明、商品の写真画像、展示されている店舗情報、商品のジャンル、関連商品情報、および、過去の全ての会員による購買履歴や商品閲覧履歴に基づく購買動向に関する情報などが挙げられる。
店舗DB39は、商品売買システム10に含まれる店舗3…に関する情報を記録するデータベースである。店舗3に関する情報としては、店舗名、店舗の所在地情報、および、展示している商品情報などが挙げられる。
なお、会員DB37、商品DB38、および店舗DB39に記録される情報は、運営者と販売者5との契約に基づいて、販売者5に対して例えば一定期間毎に伝達されるようになっていてもよい。例えば会員DB37や商品DB38に記録されている情報は、販売者5にとってはマーケティングデータとして極めて有用であり、商品企画や開発計画に有効なものである。すなわち、このような商品売買システム10は、販売者5にとって正確かつ詳細なマーケティングデータを取得することを可能とするものとなる。
さらに、図3においては図示していないが、各店舗3における商品展示装置4に関する装置管理情報を記録するデータベースが設けられていてもよい。装置管理情報としては、機器の不具合発生状況、および保守状況などが挙げられる。このような装置管理情報が記録されていることにより、各商品展示装置4のメンテナンス管理を運営者側で的確に行うことが可能となる。
上記の会員DB37、商品DB38、および店舗DB39は、運営者サーバ2が備える情報記録装置に記録される。この情報記録装置としては、例えばハードディスク装置などが挙げられるが、上記のような情報を記録可能な情報記録装置であればどのような装置であってもよい。
(商品設置処理の流れ)
次に、店舗3に設置される商品展示装置4において、該商品展示装置4に対する商品設置者が商品を設置する際の処理の流れについて、図5を参照しながら説明する。まず、ステップ1(以降、S1のように称する)において、商品設置者の認証処理が行われる。具体的には、まず入力部13が、商品設置者から商品設置を行う指示入力を受け付ける。そして、商品設置者が保持している設置者IDカードが認証処理部15によって認証されることによって、商品設置者の認証処理が行われる。なお、認証処理部15における設置者IDカードの認証処理において、設置者IDカードに記録されている情報の読み出しは、例えばカードリーダによって行われてもよいし、無線通信によって行われてもよいし、IDおよびパスワードの入力によって行われてもよい。
また、商品設置者の認証処理は、設置者IDカードによって行われる形態に限られるものではなく、既存の種々の認証処理によって実現されうる。例えば、商品設置者が携帯端末を有しており、携帯端末の赤外線通信やBluetooth(登録商標)などの無線通信機能によって認証処理が行われるようになっていてもよい。また、この携帯端末に商品設置者用のバーコード情報(1次元、2次元含む)が記録されており、認証処理部15がバーコードリーダによって認証処理を行うようになっていてもよい。また、商品設置者が有する携帯型電話機によって認証処理部15に対して電話をかけることによって認証処理が行われるようになっていてもよい。
認証処理が正常に完了したことが認証処理部15によって確認されると、商品展示装置4における全ての展示用BOX11…の鍵21…が解錠される(S2)。鍵21…の解錠は、次の手順で行われる。まず、認証処理部15が認証処理完了通知を制御部19に送信する。その後、制御部19が各鍵21に対して解錠指示信号を送信する。各鍵21は、制御部19から解錠指示信号を受信することによって解錠動作を行う。
その後、S3において、各展示用BOX11に対して、商品設置者によって商品の設置が行われる。この設置処理は、設置すべき全ての商品が展示用BOX11に対して商品が格納されるまで繰り返される(S4)。
全ての商品が展示用BOX11に格納されると、商品設置者からの指示により全ての展示用BOX11…の鍵21…が施錠される(S5)。具体的には、まず入力部13が商品設置者から施錠指示入力を受け付ける。そして、商品設置者が保持している設置者IDカードが認証処理部15によって認証されることによって、商品設置者の認証処理が行われる。認証が正常に完了したことが認証処理部15によって確認されると、制御部19の制御に基づいて、商品展示装置4における全ての展示用BOX11…の鍵21…が施錠される。なお、この例では、施錠処理時にも認証処理が行われるようになっているが、施錠処理に関しては認証処理が行われなくてもよい。
施錠処理が完了すると、タグ通信部18によって、各展示用BOX11の内部に格納された各商品に取り付けられているICチップに記録されている商品ID情報が順次読み出され、読み出された全ての商品ID情報が制御部19に伝送される(S6)。その後、ネットワーク通信部17は、収集した全ての商品ID情報、および、店舗番号情報を運営者サーバ2に送信する(S7)。運営者サーバ2では、商品管理部35が、受信した全ての商品ID情報、および、店舗番号情報を商品DB38および店舗DB39に登録する。
以上により、商品設置処理が完了する。
ここで、展示用BOX11に展示する商品について説明する。商品展示装置4において展示される商品は、基本的には、運営者サーバ2においてWEBサーバ処理部32によるWEBサイトにおいて提供されている商品となる。しかしながら、商品展示装置4において展示可能な商品の数は、商品展示装置4が備える展示用BOX11の数によって限定されることになるので、WEBサイトにおいて提供されている商品の全てを商品展示装置4において展示することはできないことが予想される。この場合、例えば期間に応じて展示商品を入れ替えることによって、WEBサイトにおいて提供されている商品をなるべく多く実際に展示することが可能となる。
また、特定の客層を目当てにした商品陳列を、予め定めた各期間に集中して行うようにしてもよい。具体的には、一ヶ月をA期間(1日〜10日)、B期間(11日〜20日)、C期間(21日〜30日)の3つの期間に分け、A期間は20〜25歳の顧客をターゲットにした商品、B期間は26から30歳の顧客をターゲットにした商品、C期間はそれ以上の顧客をターゲットにした商品を陳列するようにしてもよい。
また、WEBサイトにおいて提供されている商品の全てを展示するイベントが実施されてもよい。具体的には、大きな会場を借りてイベント形式で実施することが考えられる。また、商品収容能力の高い商品展示装置4であれば、1つの店舗における商品展示装置1を用いて全ての商品を展示しても良い。
(WEBサーバ処理部における処理の流れ)
次に、運営者サーバ2が備えるWEBサーバ処理部32における処理の流れについて図6を参照しながら説明する。まずS11において、商品購入を検討している利用者が有する携帯端末1から、インターネットなどの通信ネットワークを介して、WEBサーバ処理部32によって公開されているサイトに対するアクセスが受け付けられる。その後、S12において、携帯端末1からのアクセスが終了したか否かが判定され、アクセスが終了している場合(S12においてYES)には、処理が終了する。
S12においてNO、すなわち、携帯端末1からのアクセスが継続している場合には、S14において、まず商品検索方法の入力が受け付けられる。図17(a)に、商品検索方法の入力受付画面を含む、WEBサイトのトップページの例を示す。商品検索方法として、キーワード検索が選択された場合、WEBサーバ処理部32は、入力されたキーワードに対応する商品を商品DB38から検索し、検索結果を携帯端末1に対して送信する(S15)。図17(b)に、キーワード検索の結果表示例を示す。なお、キーワード検索を利用者が行う場合とは、利用者が購入を検討している商品が明確となっている場合が想定される。
一方、商品検索方法として、ジャンル検索が選択された場合、WEBサーバ処理部32は、指定されたジャンルに対応する商品を商品DB38から検索し、検索結果を携帯端末1に対して送信する(S16)。図17(c)に、キーワード検索の結果表示例を示す。また、商品検索方法として、店舗検索が選択された場合、WEBサーバ処理部32は、指定された店舗に展示されている商品を商品DB38から検索し、検索結果を携帯端末1に対して送信する(S17)。図17(d)に、店舗検索の結果表示例を示す。
その後、S18において、携帯端末1から、S15、S16、またはS17において提示された商品群の中から商品を指定する指示が送信されたか否かが判定される。S18においてNO、すなわち、商品指定指示がない場合には、S12からの処理に戻る。
一方、S18においてYES、すなわち、商品指定指示を受信した場合、WEBサーバ処理部32は、指定された商品に関する詳細情報を商品DB38から抽出し、該詳細情報を携帯端末1に対して送信する(S19)。この詳細情報としては、例えば商品の写真画像、商品説明、および商品の価格などが挙げられる。図17(g)に、商品に関する詳細情報の表示例を示す。
その後、S21において、携帯端末1から該当商品の購入申し込みが受け付けられたか否かが判定される。S21においてYES、すなわち、購入申し込みが受け付けられた場合には、S20において商品売買処理が行われる。商品売買処理としては、例えば購入者が会員登録済みである場合には、会員の認証処理後、登録されている送付先情報の確認、および、支払方法の確認などが行われる。また、購入者が会員登録されていない場合には、会員登録処理が行われた上で、上記と同様の処理が行われる。図17(f)に、会員登録処理画面の表示例を示す。また、購入者が会員登録処理を希望しない場合には、購入者情報、送付先情報などの確認、支払い方法の確認などが行われる。商品売買処理が終了すると、S12からの処理に戻る。
一方、S21においてNO、すなわち、購入申し込みが受け付けられていない場合には、S22において、利用者の現在位置に対する最寄りの店舗に関する情報が要求されているか否かが判定される。S22においてNO、すなわち、最寄りの店舗情報が要求されていない場合には、S12からの処理に戻る。
一方、S22においてYES、すなわち、最寄りの店舗情報が要求されている場合には、まずS23において、利用者が会員未登録である場合には会員登録処理が行われ、会員登録済みである場合には会員認証処理が行われる。その後、S24において、WEBサーバ処理部32は、利用者の携帯端末1から該携帯端末1が有するGPS(global positioning system)機能によって得られる現在位置情報を取得する。なお、利用者が有する携帯端末1がGPS機能を有していない場合には、利用者の入力によって現在位置情報が取得されるようになっていてもよい。
その後、S25において、WEBサーバ処理部32は、取得された現在位置情報に基づいて最寄りの店舗を店舗DBから検索し、該当店舗情報を携帯端末1に対して送信する。この店舗情報としては、例えば店舗の位置を示す地図、店舗名、および電話番号などが挙げられる。図17(e)に、店舗情報の表示例を示す。店舗情報の送信が完了すると、S12からの処理に戻る。
(利用者来店時の処理の流れ)
次に、利用者が店舗3に来店した際の処理の流れについて、図7を参照しながら説明する。まず、利用者が店舗3に来店すると、店舗3内に設置してある商品展示装置4によって、利用者の会員認証処理が行われる(S31)。具体的には、まず入力部13が、利用者から会員認証を行う指示入力を受け付ける。そして、利用者が入力部13を介して会員IDおよびパスワードを入力することによって、認証処理部15が会員認証を行う。
ここで、認証処理部15は、入力された会員IDおよびパスワードを制御部19の制御により、ネットワーク通信部17を介して運営者サーバ2に対して送信する。運営者サーバ2では、会員管理部36が、会員DB37を参照することにより、受信した会員IDおよびパスワードの組み合わせが正当なものであるかを確認し、確認結果を通信部31を介して商品展示装置4に対して送信する。認証処理部15は、運営者サーバ2から送られた確認結果に基づき会員認証の適否を判断する。
なお、会員認証処理は、IDおよびパスワードの入力以外にも、会員に事前に配布される会員カードによって行われても良い。また、利用者が保持している携帯端末1を利用して会員認証処理が行われても良い。携帯端末1による会員認証処理としては、携帯端末1がBluetooth(登録商標)などの無線通信機能や赤外線通信機能を有している場合には、これを利用して携帯端末1と商品展示装置4との間で会員情報の送受信が行われてもよいし、携帯端末1の通話機能により商品展示装置4との間で会員情報の送受信が行われてもよい。また、この携帯端末1に会員用のバーコード情報(1次元、2次元含む)が記録されており、認証処理部15がバーコードリーダによって認証処理を行うようになっていてもよい。その他、会員認証処理は、既存の種々の認証処理によって実現されうる。
また、会員登録していない利用者が店舗3に来店した場合を考慮して、商品展示装置4において会員登録を行うことが可能となっていてもよい。すなわち、入力部13を介して会員登録申し込みの受け付けが行われると、会員登録に必要とされる情報の入力を利用者から受け付け、該情報が制御部19の制御によって運営者サーバ2に送信されることによって会員登録が行われるようになっていてもよい。
会員認証処理が正常に完了すると、商品展示装置4において、展示用BOX11の解錠処理が行われる(S32)。この処理が行われることによって、利用者は、展示用BOX11内に格納されている商品を手にとって閲覧することが可能となる。展示用BOX11の解錠が完了すると、商品展示装置4において、利用者の商品閲覧に伴う処理(閲覧処理)が行われる(S33)。利用者による商品閲覧が終了すると、運営者サーバ2による購買誘導処理が行われる(S34)。以下に、展示用BOX11の解錠処理、閲覧処理、および購買誘導処理の詳細について説明する。
(展示用BOXの解錠処理)
商品展示装置4において会員認証処理が完了すると、展示用BOX11内に格納されている商品を閲覧可能とするために、展示用BOX11の解錠処理が行われる。この処理の流れについて図8を参照しながら以下に説明する。
まずS41において、商品展示装置4における全ての展示用BOX11…の鍵21…が解錠される。鍵21…の解錠は、次の手順で行われる。まず、認証処理部15が認証処理完了通知を制御部19に送信する。その後、制御部19が各鍵21に対して解錠指示信号を送信する。各鍵21は、制御部19から解錠指示信号を受信することによって解錠動作を行う。
展示用BOX11…の解錠が完了すると、S42において、少なくともいずれか1つの展示用BOX11のドアが開けられたか否かが制御部19によって判定される。ドアの開閉の確認は、各展示用BOX11のドアにドア開閉センサが設けられており、このドア開閉センサからの検知信号が制御部19に送られることによって実現される。
S42においてNO、すなわち、展示用BOX11のドアが開けられていないと判定された場合、S43において、展示用BOX11…の解錠が行われてから30秒以上経過したか否かが制御部19によって判定される。30秒以上経過した場合には、S44において全ての展示用BOX11…の鍵21…が施錠され、処理が終了する。これは、会員認証が行われた後に、利用者が立ち去ってしまった場合に対応するためである。
S42において展示用BOX11のドアが開けられたことが確認されると、次にS45において、ドアが開けられた展示用BOX11…の数が規定数以内であるか否かが制御部19によって判定される。ドアを開けることが可能な展示用BOX11…の規定数の設定は、商品展示装置4の出荷時点で設定される。この規定数は、利用者が制限時間内に十分閲覧できる数を考慮して、2〜3箇所程度に設定される。このように閲覧商品の数を規定するメリットとしては、悪意ある顧客の行動抑止(明らかに時間内に閲覧できないだけのBOXを開ける等のいたずら行為)や盗難時の被害を最小限に食止める等の効果が挙げられる。
S45においてYES、すなわち、ドアが開けられた展示用BOX11…の数が規定数以内であると判定された場合、S52の処理に移行する。一方、S45においてNO、すなわち、ドアが開けられた展示用BOX11…の数が規定数を超えている場合、S46において、制御部19による制御に基づき、閲覧商品を規定数とするように利用者に対して警告が行われる。この警告は、例えば商品展示装置4が備える表示部12に該当メッセージを表示させたり、音声出力部16によって該当メッセージの音声を出力させたりすることによって行われる。
その後、S47において、タグ通信部18によって、各展示用BOX11の内部に格納された各商品に取り付けられているICチップに記録されている商品ID情報が順次読み出され、この結果に基づき、制御部19が、商品ID情報が読み取れていない商品の数が規定数以内であるか否かを判定する。なお、タグ通信部18は、展示用BOX11内から取り出されている商品に取り付けられているICチップとは通信ができないようになっているものとしている。この例では、タグ通信部18による通信の可否によって商品の取り出しが確認されているが、これに限定されるものではなく、例えば展示用BOX11内に商品の有無を検知するセンサが設けられており、このセンサ出力によって商品の取り出しが確認されるようになっていてもよい。
S47においてNO、すなわち、商品ID情報が読み取れていない商品の数が規定数を超えていると判定された場合、S48において、S46における警告が行われてから30秒経過したか否かが制御部19によって判定される。30秒以上経過した場合には、S49において警報処理が行われ、処理が終了する。警報処理としては、例えば非常用のベルやサイレンなどを鳴らす、店舗管理者に対して通報処理が行われるなどが挙げられる。
一方、S47においてYES、すなわち、商品ID情報が読み取れていない商品の数が規定数以内であると判定された場合、S50において、商品ID情報が読み取れている商品に対応する展示用BOX11のドアが閉じられているか否かが制御部19によって判定される。ドアの開閉の確認は、上記と同様に、各展示用BOX11のドアにドア開閉センサが設けられており、このドア開閉センサからの検知信号が制御部19に送られることによって実現される。
S50においてNO、すなわち、商品ID情報が読み取れている商品に対応する展示用BOX11のドアが閉じられていない場合には、S51において、該当する展示用BOX11のドアを閉めるように利用者に対して警告が行われる。この警告は、上記と同様に、例えば商品展示装置4が備える表示部12に該当メッセージを表示させたり、音声出力部16によって該当メッセージの音声を出力させたりすることによって行われる。
一方、S50においてYES、すなわち、すなわち、商品ID情報が読み取れている商品に対応する展示用BOX11のドアが閉じられている場合には、S52において、商品ID情報が読み取れている商品に対応する展示用BOX11の施錠が行われる。この施錠処理は、制御部19が各鍵21に対して施錠指示信号を送信し、各鍵21がこの施錠指示信号を受信することによって施錠動作を行うことによって実現される。以上により、展示用BOXの解錠処理が終了する。
(閲覧処理)
展示用BOX11の解錠処理が終了すると、利用者による商品の閲覧が実際に行われることになるが、この際の商品展示装置4における処理の流れについて図9を参照しながら以下に説明する。
まずS61において、商品が取り出されたか否かが制御部19によって判定される。具体的には、タグ通信部18によって、各展示用BOX11の内部に格納された各商品に取り付けられているICチップに記録されている商品ID情報が順次読み出され、この結果に基づき、制御部19が、商品ID情報が読み取れていない商品があるか否かを判定する。S61においてNO、すなわち、商品が取り出されていないと判定された場合には、S62において、閲覧が開始されてから5分以上経過したか否かが制御部19によって判定される。閲覧が開始されてからの時間は、例えば展示用BOX11の解錠処理が完了した時点からカウントが開始されるタイマーによって計測するようになっていればよい。
S62においてNO、すなわち、閲覧開始後5分経過していない場合には、S61からの処理に戻り、S62においてYES、すなわち、閲覧開始後5分以上経過した場合には、S66の処理に移行する。
S61においてYES、すなわち、商品が取り出されたと判定された場合、S63において、商品が返却されたか否かが制御部19によって判定される。具体的な処理は、S61と同様である。S63においてNO、すなわち、商品が返却されていないと判定された場合には、S64において、閲覧が開始されてから5分以上経過したか否かが制御部19によって判定される。S64においてNO、すなわち、閲覧開始後5分経過していない場合には、S63からの処理に戻り、S64においてYES、すなわち、閲覧開始後5分以上経過した場合には、S68の処理に移行する。
S63においてYES、すなわち、商品が返却されたと判定された場合には、S65において、解錠されている展示用BOX11のドアが閉じられているか否かが制御部19によって判定される。ドアの開閉の確認は、上記と同様に、各展示用BOX11のドアにドア開閉センサが設けられており、このドア開閉センサからの検知信号が制御部19に送られることによって実現される。
S65においてNO、解錠されている展示用BOX11のドアが閉じられていない場合には、S66において、該当する展示用BOX11のドアを閉めるように利用者に対して警告が行われる。この警告は、上記と同様に、例えば商品展示装置4が備える表示部12に該当メッセージを表示させたり、音声出力部16によって該当メッセージの音声を出力させたりすることによって行われる。
一方、S65においてYES、すなわち、すなわち、解錠されている展示用BOX11のドアが閉じられている場合には、S67において、解錠されている展示用BOX11の施錠が行われる。この施錠処理は、上記と同様に、制御部19が各鍵21に対して施錠指示信号を送信し、各鍵21がこの施錠指示信号を受信することによって施錠動作を行うことによって実現される。以上により、閲覧開始から終了までの処理が終了する。
次に、S64においてNOと判定された場合の処理について説明する。この場合、S68において、制御部19による制御に基づき、会員認証処理を行うことを促す処理が行われる。この処理は、例えば商品展示装置4が備える表示部12に該当メッセージを表示させたり、音声出力部16によって該当メッセージの音声を出力させたりすることによって行われる。
その後、S69において、会員認証処理が成功したか否かが制御部19によって認証処理部15によって判定される。S69においてNO、すなわち、認証に失敗した場合には、S70において閲覧開始から6分以上経過したか否かが制御部19によって判定され、閲覧開始から6分以上経過するまで、会員認証の催促処理が行われる。S70においてYES、すなわち閲覧開始から6分以上経過しても会員認証処理が成功しない場合には、S76において警報処理が行われ、処理が終了する。警報処理としては、例えば非常用のベルやサイレンなどを鳴らす、店舗管理者に対して通報処理が行われるなどが挙げられる。
一方、S69においてYES、すなわち、会員認証処理が成功した場合、S71において、催促カウンタが1インクリメントされる。なお、催促カウンタは、制御部19によって管理されており、閲覧開始時点で0に初期化されているものとする。その後、S72において、催促カウンタが2となったか否かが判定される。S72においてNO、すなわち、催促カウンタが2とはなっていない場合には、閲覧開始時間を現時点に変更した上で、S63からの処理に戻る。
一方、S72においてYES、すなわち、催促カウンタが2となった場合、S73において、商品返却の催促が制御部19の制御に基づいて行われる。この催促は、例えば商品展示装置4が備える表示部12に該当メッセージを表示させたり、音声出力部16によって該当メッセージの音声を出力させたりすることによって行われる。
その後、S74において、商品が返却されたか否かが制御部19によって判定される。具体的な処理は、S61と同様である。S74においてNO、すなわち、商品が返却されていないと判定された場合には、S75において、返却の催促が行われてから1分以上経過したか否かが制御部19によって判定される。S75においてNO、すなわち、返却の催促が行われてから1分経過していない場合には、S74からの処理に戻り、S75においてYES、すなわち、返却の催促が行われてから1分以上経過した場合には、S76の処理に移行する。
以上の処理によれば、閲覧開始後5分が経過した時点で一旦会員認証処理を行い、この時点で会員認証処理が正常にできない場合には警報処理が行われることになる。また、閲覧開始後5分が経過した時点で会員認証処理が行われた場合には、さらに5分延長することが可能となっているとともに、延長は1回までに限定されている。このような処理とすることにより、会員に対しては、ある程度の延長を許可することにより利便性を向上させることができるとともに、何らかの理由により会員以外の不審者が侵入した場合でも、被害を最小限に抑えることが可能となる。
なお、上記のS63の処理において、商品が返却されたと判定された場合、返却された商品が返却された展示用BOX11に対応しているか否かが判定されるようになっていてもよい。具体的には、まず返却された商品に取り付けられているICチップに記録されている商品ID情報をタグ通信部18が読み取る。タグ通信部18によって読み取られた商品ID情報が制御部19に伝えられ、制御部19が、商品ID情報と展示用BOX11との対応が適切であるか否かを判定する。両者の対応が不適切である場合、間違った展示用BOX11に商品が返却された旨の警告が、表示部12への表示、音声出力部16による警告音声によって制御部19の制御により実行される。このような処理が行われることによって、商品の返却場所の間違いを防止することが可能となる。
また、利用者が、商品展示装置4において展示されている商品で他の種類のもの(同じ形だがサイズ・色などが違う)の閲覧を求めた時、携帯端末1から閲覧を希望する商品の種類を運営者サーバ2に対して伝えることが可能となっていてもよい。運営者サーバ2は、閲覧を希望する商品の種類の情報をWEBサーバ処理部32において携帯端末1から受信した場合、その情報が商品管理部35に伝えられ、商品管理部35が、該当商品が展示されている店舗3を商品DBから抽出し、該店舗情報を電子メールなどによって携帯端末1に送信する。また、上記したように、商品展示装置4において展示の入れ替えが行われる場合には、希望する商品の種類が展示される期間についての情報が携帯端末1に送信されるようになっていてもよい。また、展示商品の近くに色違いの素材のみを展示するようにしてもよい。
(購買誘導処理)
次に、閲覧処理が終了した後に、運営者サーバ2における購買誘導処理部33によって行われる購買誘導処理について、図10を参照しながら以下に説明する。
まず、商品展示装置4における制御部19が閲覧処理の終了を検知すると、ネットワーク通信部17が、その閲覧処理を行っていた利用者の会員ID、閲覧された商品の商品ID、および店舗情報を、運営者サーバ2に対して送信する。ここで、閲覧された商品の商品IDとは、閲覧処理中に展示用BOX11から取り出された商品の商品IDに相当するものであり、制御部19がメモリなどに記録しておき、これを読み出すことによって得られるものである。運営者サーバ2では、通信部31によって商品展示装置4から閲覧処理を行っていた利用者の会員ID、閲覧された商品の商品ID、および店舗情報を受信する(S81)と、これらの情報が購買誘導処理部33に伝送される。
その後、購買誘導処理部33は、商品展示装置4から受信した会員IDに対応するメールアドレスを会員DB37から読み出すとともに、受信した商品IDに対応する商品情報を商品DB38から読み出す(S82)。さらに、会員管理部36は、会員DB37に対して、受信した会員IDに関する情報として、受信した商品IDの情報を商品閲覧履歴として記録する処理を行う。また、商品管理部35は、商品DB38に対して、受信した商品IDに関する情報として、閲覧回数を記録する処理を行う。
次に、購買誘導処理部33は、会員DBに該会員IDに対応する商品閲覧履歴に、今回の商品ID以外の商品閲覧履歴が記録されているか否かを確認する(S83)。S83においてNO、すなわち、今回の商品ID以外の商品閲覧履歴が記録されていない場合には、S85の処理に移行する。一方、S83においてYES、すなわち、今回の商品ID以外の商品閲覧履歴が記録されている場合には、嗜好判断処理部34が、商品閲覧履歴に基づいて該当会員の商品嗜好を判断し、嗜好に関連した関連商品情報を商品DB38から抽出する(S84)。この商品嗜好の判断は、例えば次のようにして実現することができる。まず、商品DB38に記録されている各商品のデータに、その商品のジャンルの情報、過去の全ての会員による購買履歴や商品閲覧履歴に基づく購買動向に関する情報などが商品嗜好情報として記録されており、嗜好判断処理部34が、この商品嗜好情報と、該当会員の商品閲覧履歴および商品購買履歴を参照することによって、該当会員の商品嗜好を判断する。
その後、S85において、購買誘導処理部33は、嗜好判断処理部34によって抽出された関連商品情報を通信部31を介して商品展示装置4および該当会員の保持する携帯端末1に送信する。商品展示装置4は、運営者サーバ2から関連商品情報を受信すると、制御部19による制御によって、該関連商品情報が表示部12に表示される。一方、携帯端末1に対しては、S82で読み出されたメールアドレスに対して電子メールの形式で関連商品情報が送信される。なお、電子メールに詳細な関連商品情報が記されていてもよいし、電子メールには詳細な関連商品情報が表示されるWEBアドレスが記されており、利用者が該アドレスにアクセスすることによって、詳細な関連商品情報を確認することが可能となっていてもよい。図17(h)に、関連商品情報のWEBサイトにおける表示例を示す。また、この例では、商品展示装置4の表示部12に関連商品情報が表示されるとともに、携帯端末1にも関連商品情報が送信されるようになっているが、どちらか一方のみでもよい。さらに、商品展示装置4にプリンタが設けられており、関連商品情報がプリンタによってプリントアウトされるようになっていてもよい。
なお、運営者サーバ2から商品展示装置4および該当会員の保持する携帯端末1に送信される関連商品情報には、該当関連商品が展示されている店舗3の情報が含まれていても良い。また、制御部19は、利用者の携帯端末1から該携帯端末1が有するGPS機能によって得られる現在位置情報を取得し、関連商品が展示されている店舗3…のうち、現在位置から最も近い店舗3の情報を関連商品情報に含めるようにしてもよい。なお、利用者が有する携帯端末1がGPS機能を有していない場合には、利用者の入力によって現在位置情報が取得されるようになっていてもよい。
次に、S86において、購買誘導処理部33は、商品を購入する指示が該当会員から行われたか否かを判断する。商品購入の指示の受け付けは、商品展示装置4における入力部13によって行われてもよいし、携帯端末1からのWEBアクセスによって行われてもよい。商品展示装置4における入力部13によって商品購入の指示の受け付けが行われた場合、その情報がネットワーク通信部17によって運営者サーバ2に送信され、購買誘導処理部33に伝えられる。一方、携帯端末1からのWEBアクセスによって商品購入の指示の受け付けが行われた場合、WEBサーバ処理部32から購買誘導処理部33に商品購入の指示の情報が伝えられる。
S86においてNO、すなわち、商品購入の指示が該当会員によって行われなかった場合には、購買が行われないものと判断され、処理が終了する。一方、S86においてYES、すなわち、商品購入の指示が該当会員によって行われた場合、S87において、その場で入金を行うか否かが購買誘導処理部33によって判定される。入金を行うか否かの受付は、上記と同様に、商品展示装置4における入力部13によって行われてもよいし、携帯端末1からのWEBアクセスによって行われてもよい。
S87においてNO、すなわち、その場では入金を行わないという指示が該当会員によって行われた場合、S88において、購買誘導処理部33は、購入希望商品および支払い方法の情報を受け付ける。この受付も、上記と同様に、商品展示装置4における入力部13によって行われてもよいし、携帯端末1からのWEBアクセスによって行われてもよい。その後、S91からの処理に移行する。
一方、S89においてYES、すなわち、その場で入金を行うという指示が該当会員によって行われた場合、S89において、購買誘導処理部33は、該当会員の携帯端末1に向けて、商品展示装置4における表示部12に表示される案内に従って入金を行うように、という旨の電子メールを送信する。その後、商品展示装置4では、入金案内の指示が表示部12に表示されるとともに、金銭収受部14によって該当会員から入金処理が行われる。金銭収受部14によって入金が確認されると、ネットワーク通信部17が運営者サーバ2に対して入金済情報を送信し、運営者サーバ2における通信部31を介して、購買誘導処理部33がこの入金済情報を受信する(S90)。
S91では、購買誘導処理部33が、会員DB37から該当会員に対応する商品送付先情報を抽出する。そしてS92において、購入商品、支払い方法(入金済の場合には入金済情報)、および商品送付先情報などの情報を最終確認メールとして該当会員の携帯端末1に対して送信する。以上により、購買誘導から購買処理に至る処理が終了する。
なお、上記では、利用者が商品購入を決定した際に、会員登録されている商品送付先情報に商品が後日送られるようになっているが、商品展示装置4がベンディング機能を有しており、その場で商品の受け渡しが行われるようになっていてもよい。また、店舗に販売カウンターが別途設けられており、この販売カウンターにて商品の受け渡しが行われるようになっていてもよい。また、会員登録していない利用者に対しては、展示用BOX11を開けて商品を手にとって閲覧することは許可しないが、商品購入のみが受け付けられるようになっていてもよい。この場合、上記のようにその場で商品の受け渡しが行われるようになっていてもよいし、商品送付先情報の入力を受け付けることによって後日の商品送付が行われるようになっていてもよい。
また、商品展示装置4に展示されている商品そのものが、購入した利用者に受け渡されるようになっていてもよい。この場合、入金や支払い方法の確認が行われた後に、該当商品が格納されている展示用BOX11の鍵21が解錠され、利用者が該展示用BOX11のドアを開けて商品を取り出すことによって商品の受け渡しが行われることになる。
このように、展示商品がそのまま受け渡される場合、商品に取り付けられている商品特定媒体としてのICチップは、ICチップ回収BOXなどの所定の場所に利用者によって返却されるようになっていることが好ましい。また、商品特定媒体として、バーコードを印刷した紙やプラスチックなど、再使用しない部材を用いた構成とすれば、商品特定媒体を利用者が返却する手間を省くことができる。この場合、タグ通信部18による商品管理を行うことができなくなるので、展示用BOX11内に商品の有無を検知するセンサを設け、このセンサ出力によって商品の取り出しが確認されるようにすればよい。
また、上記では、購買誘導処理は、閲覧処理が完了してから行われるようになっているが、閲覧処理の最中に購買誘導処理が行われるようになっていてもよい。
(商品展示室による商品展示)
上記した商品売買システム10では、店舗3に図1および図4に示したような構成の商品展示装置4が備えられており、この商品展示装置4によって商品の展示が行われていたが、以下に示すように、商品展示室(商品格納部)6によって展示が行われるようになっていてもよい。図11は、店舗3に商品展示室6が備えられている場合の商品売買システム10の概略構成を示している。なお、図11では、全ての店舗3…のそれぞれに商品展示室6が備えられている例が示されているが、商品展示室6が備えられている店舗3と、商品展示装置4が備えられている店舗3との両方が商品売買システム10に含まれていてもよい。
(商品展示室の構成)
次に、商品展示室6の構成について、図12および図16を参照しながら説明する。図16は、商品展示室6の外観の概略を示す斜視図である。同図に示すように、商品展示室6は、扉23を備えた空間によって構成されており、商品展示室6の内部には、扉23を介してのみ進入可能となっている。また、商品展示室6の外側壁面に、表示部12、入力部13、金銭収受部14、および認証処理部15を備えた構成となっている。
また、図12は、商品展示室6の機能的な構成の概略を示すブロック図である。同図に示すように、商品展示室6は、上記した扉23、表示部12、入力部13、金銭収受部14、および認証処理部15に加えて、音声出力部16、ネットワーク通信部17、タグ通信部18、制御部19、および退出ボタン24を備えている。なお、表示部12、入力部13、金銭収受部14、認証処理部15、音声出力部16、ネットワーク通信部17、タグ通信部18、および制御部19は、上記した商品展示装置4における各構成と同様であるので、ここではその説明を省略する。
退出ボタン24は、商品展示室6の内部に設けられており、商品の閲覧を終了した利用者が、商品展示室6内部から退出する際に扉23を開ける指示を行うためのボタンである。
また、図18(a)および(b)は、商品展示室6の具体的な構成例を示している。同図(a)は、商品展示室6の具体例の外観、同図(b)は、商品展示室6の具体例の内部の状態をそれぞれ示す斜視図である。同図に示す例では、会員登録していない顧客が商品展示室6の外からでも商品を見ることができるような形態となっている。具体的には、商品展示室6の一部をガラス張りの構造とし、このガラス張り部分において商品展示室6外部からの商品の観覧が可能となる。このように、展示されている商品の一部を外部に対して展示することにより、会員登録していない顧客に対する会員登録促進および販売促進効果が期待できる。また、同図(a)に示すように、企業の広告展示スペースとして、商品展示室6の外壁の一部に、例えば販売者5などの企業の広告展示スペースを設けるようにしてもよい。
(商品展示室における利用者来店時の処理の流れ)
次に、利用者が、商品展示室6を有する店舗3に来店した際の処理の流れについて、図13を参照しながら説明する。まず、利用者が店舗3に来店すると、店舗3内に設置してある商品展示室6によって、利用者の会員認証処理が行われる(S101)。具体的には、まず入力部13が、利用者から会員認証を行う指示入力を受け付ける。そして、利用者が入力部13を介して会員IDおよびパスワードを入力することによって、認証処理部15が会員認証を行う。なお、会員認証処理は、IDおよびパスワードの入力以外にも、会員に事前に配布される会員カードによって行われても良い。また、利用者が保持している携帯端末1を利用して会員認証処理が行われても良い。携帯端末1による会員認証処理としては、携帯端末1がBluetooth(登録商標)などの無線通信機能を有している場合には、これを利用して携帯端末1と商品展示室6との間で会員情報の送受信が行われてもよいし、携帯端末1の通話機能により商品展示室6との間で会員情報の送受信が行われてもよい。その他、会員認証処理は、既存の種々の認証処理によって実現されうる。
会員認証処理が正常に完了すると、商品展示室6において、入室するための扉23の解錠処理が行われる(S102)。この処理が行われることによって、利用者は、商品展示室6の内部に進入することが可能となる。扉23の解錠が完了すると、商品展示室6において、利用者の商品閲覧に伴う処理(閲覧処理)が行われる(S103)。利用者による商品閲覧が終了すると、運営者サーバ2による購買誘導処理が行われる(S104)。なお、この購買誘導処理は、図6を参照しながら説明した内容と同様であるので、ここではその説明を省略する。以下に、扉23の解錠処理、および閲覧処理の詳細について説明する。
(扉の解錠処理)
商品展示室6において会員認証処理が完了すると、商品展示室6の内部に展示されている商品を閲覧可能とするために、商品展示室6の扉23の解錠処理が行われる。この処理の流れについて図14を参照しながら以下に説明する。
まずS111において、扉23が解錠される。扉23…の解錠は、次の手順で行われる。まず、認証処理部15が認証処理完了通知を制御部19に送信する。その後、制御部19が扉23に対して解錠指示信号を送信する。扉23は、制御部19から解錠指示信号を受信することによって解錠動作を行う。
扉23の解錠が完了すると、S112において、顧客としての利用者が入出したか否かが制御部19によって判定される。利用者の入室確認は、例えば商品展示室6の内部に人間が存在するか否かを検知する人体検知センサが設けられており、この人体検知センサからの検知信号が制御部19に送られることによって実現される。
S112においてNO、すなわち、利用者が入室していないと判定された場合、S113において、扉23…の解錠が行われてから30秒以上経過したか否かが制御部19によって判定される。30秒以上経過した場合には、S114において扉23が施錠され、処理が終了する。これは、会員認証が行われた後に、利用者が立ち去ってしまった場合に対応するためである。また、利用者が入室したと判定された場合(S112においてYES)にも、S114において扉23が施錠される。以上により、扉23の解錠から利用者の入室までの処理が完了する。
(商品展示室の場合の閲覧処理)
扉23の解錠処理が終了すると、利用者による商品の閲覧が実際に行われることになるが、この際の商品展示室6における処理の流れについて図15を参照しながら以下に説明する。
まずS121において、商品が所定の展示位置に戻されているか否かが制御部19によって判定される。具体的には、タグ通信部18によって、各商品に取り付けられているICチップに記録されている商品ID情報が順次読み出され、この結果に基づき、制御部19が、商品ID情報が読み取れていない商品があるか否かを判定する。なお、タグ通信部18は、所定の展示位置から取り出されている商品に取り付けられているICチップとは通信ができないようになっているものとしている。この例では、タグ通信部18による通信の可否によって商品の取り出しが確認されているが、これに限定されるものではなく、例えば各商品の展示位置に商品の有無を検知するセンサが設けられており、このセンサ出力によって商品の取り出しが確認されるようになっていてもよい。
S121においてYES、すなわち、商品が所定の展示位置に戻されていると判定された場合には、商品戻しフラグを1とし(S122)、S121においてNO、すなわち、商品が所定の展示位置に戻されていないと判定された場合には、商品戻しフラグを0とする(S123)。
その後、S124において、閲覧が開始されてから15分以上経過したか否かが制御部19によって判定される。閲覧が開始されてからの時間は、例えば扉23の解錠処理が完了した時点からカウントが開始されるタイマーによって計測するようになっていればよい。
S124においてNO、すなわち、閲覧開始から15分経過していない場合、S125において退出ボタン24が利用者によって押されたか否かが制御部19によって判定される。S125においてNO、すなわち、退出ボタン24が利用者によって押されていないと判定された場合には、S121からの処理に戻る。一方、S124においてYES、すなわち、閲覧開始から15分経過した場合、および、S125においてYES、すなわち、退出ボタン24が利用者によって押された場合、S126の処理に移行する。
S126では、商品戻しフラグが0であるか否かが制御部19によって判定される。S126においてNO、すなわち、商品戻しフラグが1であり、商品が所定の展示位置に戻されていると判定された場合、S131からの利用者退出処理が行われる。
一方、S126においてYES、すなわち、商品戻しフラグが0であり、商品が所定の展示位置に戻されていないと判定された場合、S127において、商品を返却するように催促する警告が制御部19の制御に基づいて行われる。この催促は、例えば商品展示室6が備える表示部12に該当メッセージを表示させたり、音声出力部16によって該当メッセージの音声を出力させたりすることによって行われる。
その後、S128において、商品が所定の展示位置に戻されているか否かが制御部19によって判定される。S128においてYES、すなわち、商品が所定の展示位置に戻されていると判定された場合には、商品戻しフラグを1とし(S129)、S128においてNO、すなわち、商品が所定の展示位置に戻されていないと判定された場合には、商品戻しフラグを0とする(S130)。その後、S126からの処理に戻る。
利用者退出処理では、まずS131において、制御部19による制御により扉23の解錠処理が行われる。その後、S132において、利用者に対して商品展示室6から退出するように催促する注意が制御部19の制御に基づいて行われる。この注意は、例えば商品展示室6が備える表示部12に該当メッセージを表示させたり、音声出力部16によって該当メッセージの音声を出力させたりすることによって行われる。
次に、S133において、利用者が商品展示室6から退出したか否かが制御部19によって判定される。利用者の退出確認は、上記した入室確認と同様に、例えば商品展示室6の内部に人間が存在するか否かを検知する人体検知センサが設けられており、この人体検知センサからの検知信号が制御部19に送られることによって実現される。S133においてYES、すなわち、利用者が退出したことが確認されると、S137において、制御部19による制御に基づいて扉23が施錠され、処理が終了する。
一方、S133においてNO、すなわち、利用者が退出していないと判定された場合、S134において、退出の催促を行ってから3分経過したか否かが制御部19によって判定される。S134においてNO、すなわち、退出の催促を行ってから3分経過していない場合には、S133からの処理に戻る。
一方、S134においてYES、すなわち、退出の催促を行ってから3分経過した場合、制御部19の制御に基づいて扉23が強制的に開放されるとともに、利用者に対して商品展示室6からすぐに退出するように催促する警告が行われる。この警告は、例えば商品展示室6が備える表示部12に該当メッセージを表示させたり、音声出力部16によって該当メッセージの音声を出力させたりすることによって行われるが、上記の退出注意よりも強い調子で行われることが好ましい。
その後、S136において利用者の退出が確認され、S137において、制御部19による制御に基づいて扉23が施錠され、処理が終了する。
最後に、商品展示装置4および商品展示室6が備える制御部19、ならびに、運営者サーバ2が備える各ブロック、特に、WEBサーバ処理部32、購買誘導処理部33、嗜好判断処理部34、商品管理部35、および会員管理部36は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、商品展示装置4および商品展示室6、ならびに運営者サーバ2は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである商品展示装置4および商品展示室6、ならびに運営者サーバ2の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記商品展示装置4および商品展示室6、ならびに運営者サーバ2に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、商品展示装置4および商品展示室6、ならびに運営者サーバ2を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明に係る商品展示装置および商品売買管理装置は、例えばインターネット上におけるオンラインショッピングサイトの提供、および、該オンラインショッピングサイトにおいて公開されている商品の実物の展示が行われる商品売買システムに適用可能である。
本発明の一実施形態に係る商品展示装置の機能的な構成の概略を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る商品売買システム10の概略構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る運営者サーバの機能的な構成の概略を示すブロック図である。 商品展示装置の外観の概略を示す斜視図である。 商品展示装置に対する商品設置者が商品を設置する際の処理の流れを示すフローチャートである。 運営者サーバが備えるWEBサーバ処理部における処理の流れを示すフローチャートである。 利用者が店舗に来店した際の処理の流れを示すフローチャートである。 展示用BOXの解錠処理の流れを示すフローチャートである。 商品展示装置における閲覧処理の流れを示すフローチャートである。 運営者サーバにおける購買誘導処理部によって行われる購買誘導処理の流れを示すフローチャートである。 店舗に商品展示室が備えられている場合の商品売買システムの概略構成を示すブロック図である。 商品展示室の機能的な構成の概略を示すブロック図である。 利用者が、商品展示室を有する店舗に来店した際の処理の流れを示すフローチャートである。 商品展示室の扉の解錠処理の流れを示すフローチャートである。 商品展示室における閲覧処理の流れを示すフローチャートである。 商品展示室の外観の概略を示す斜視図である。 (a)は、商品検索方法の入力受付画面を含む、WEBサイトのトップページの例を示す図であり、(b)は、キーワード検索の結果表示例を示す図であり、(c)は、キーワード検索の結果表示例を示す図であり、(d)は、店舗検索の結果表示例を示す図であり、(e)は、店舗情報の表示例を示す図であり、(f)は、会員登録処理画面の表示例を示す図であり、(g)は、商品に関する詳細情報の表示例を示す図であり、(h)は、関連商品情報のWEBサイトにおける表示例を示す図である。 (a)および(b)は、商品展示室の具体的な構成例を示す斜視図である。
符号の説明
1 携帯端末(通信端末)
2 運営者サーバ(商品売買管理装置)
3 店舗
4 商品展示装置
5 販売者
6 商品展示室(商品格納部)
10 商品売買システム
11 展示用BOX(商品格納部)
12 表示部
13 入力部
14 金銭収受部
15 認証処理部
16 音声出力部
17 ネットワーク通信部
18 タグ通信部(商品管理通信部)
19 制御部
21 鍵(扉部開放許可部)
23 扉(扉部)
24 退出ボタン
31 通信部
32 WEBサーバ処理部(情報提供処理部)
33 購買誘導処理部
34 嗜好判断処理部
35 商品管理部
36 会員管理部(登録者管理部)
37 会員DB
38 商品DB
39 店舗DB

Claims (23)

  1. 商品の売買を管理する商品売買管理装置と通信接続されており、上記商品売買管理装置において管理されている商品であって、通信ネットワークを介して情報が公開されている商品を展示する商品展示装置であって、
    商品を格納する商品格納部と、
    上記商品格納部に格納された商品に対する利用者による接触が可能な状態と不可能な状態とを切り替える商品接触許可部と、
    上記商品展示装置における動作を制御する制御部と、
    利用者が、上記商品売買管理装置において登録されている利用者であるか否かを判定するための認証情報を利用者から受け付け、該認証情報を上記商品売買管理装置に送信するとともに、上記商品売買管理装置から認証結果情報を受信する認証処理部とを備え、
    上記認証処理部において利用者が登録されていることが確認された場合に、上記商品接触許可部が、上記商品格納部に格納された商品に対する利用者による接触が可能な状態に切り替えるように、上記制御部が制御することを特徴とする商品展示装置。
  2. 上記商品格納部を複数備えているとともに、各商品格納部に1つの商品が格納されることを特徴とする請求項1記載の商品展示装置。
  3. 上記商品格納部が、複数の商品を格納しているとともに、上記商品接触許可部が、利用者の商品格納部内への入退出を許可するものであることを特徴とする請求項1記載の商品展示装置。
  4. 上記商品が上記商品格納部における所定の位置に存在しているか否かを検知する商品検知部をさらに備え、
    上記制御部が、上記商品検知部が読み取った情報に基づいて商品の返却が行われているか否かを判断することを特徴とする請求項1記載の商品展示装置。
  5. 上記商品検知部が、上記商品格納部に格納される商品に取り付けられているICチップと無線通信を行う商品管理通信部であることを特徴とする請求項4記載の商品展示装置。
  6. 上記商品検知部が、商品の所定の位置からの移動を検知した場合に、上記制御部が、移動が検知された商品を特定する情報を上記商品売買管理装置に対して送信することを特徴とする請求項4記載の商品展示装置。
  7. 上記商品接触許可部が、上記商品格納部に格納された商品に対する利用者による接触が可能な状態に切り替えた時点から所定の時間が経過した時点で、上記制御部による制御によって、上記商品接触許可部が、上記商品格納部に格納された商品に対する利用者による接触が不可能な状態に切り替えることを特徴とする請求項1記載の商品展示装置。
  8. 利用者からの入金を受け付ける金銭収受部をさらに備えるとともに、
    上記金銭収受部によって入金が受け付けられた際に、上記制御部が、入金受け付け情報を上記商品売買管理装置に送信することを特徴とする請求項1記載の商品展示装置。
  9. 上記商品格納部が、格納している商品の少なくとも一部を上記商品展示装置の外部に対して展示することを特徴とする請求項1記載の商品展示装置。
  10. 商品の売買を管理する商品売買管理装置と通信接続されており、上記商品売買管理装置において管理されている商品であって、通信ネットワークを介して情報が公開されている商品を展示する商品展示装置における商品展示制御方法であって、
    上記商品展示装置が、商品を格納する商品格納部と、上記商品格納部に格納された商品に対する利用者による接触が可能な状態と不可能な状態とを切り替える商品接触許可部とを備えており、
    利用者が、上記商品売買管理装置において登録されている利用者であるか否かを判定するための認証情報を利用者から受け付け、該認証情報を上記商品売買管理装置に送信するとともに、上記商品売買管理装置から認証結果情報を受信する認証処理ステップと、
    上記認証処理ステップにおいて利用者が登録されていることが確認された場合に、上記商品接触許可部が、上記商品格納部に格納された商品に対する利用者による接触が可能な状態に切り替えるように制御する制御ステップとを有することを特徴とする商品展示制御方法。
  11. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の商品展示装置と通信接続されている商品売買管理装置であって、
    上記商品展示装置から上記認証情報を受信し、登録されている利用者の情報を記録している登録者データベースを参照することによって、上記認証情報に対応する利用者が登録されているか否かを判定するとともに、この判定結果を認証結果情報として送信する処理を行う登録者管理部を備えていることを特徴とする商品売買管理装置。
  12. 上記登録者管理部が、利用者が有する通信端末から送信された利用者に関する情報に基づいて、登録を希望する利用者を、上記登録者データベースに登録する処理を行うことを特徴とする請求項11記載の商品売買管理装置。
  13. 上記商品展示装置において展示されている商品の情報を該商品展示装置から受信するとともに、展示されている商品の情報を商品データベースに登録する処理を行う商品管理部をさらに備えることを特徴とする請求項11記載の商品売買管理装置。
  14. 上記商品管理部が、上記商品展示装置において展示されている商品のうち、利用者によって所定の位置から移動された商品を特定する情報を上記商品展示装置から受信するとともに、上記商品データベースにおける該当商品の情報に閲覧が行われた履歴として記録することを特徴とする請求項11記載の商品売買管理装置。
  15. 上記登録者管理部が、上記商品展示装置において展示されている商品のうち、利用者によって所定の位置から移動された商品を特定する情報、および、該利用者を特定する情報を上記商品展示装置から受信するとともに、上記登録者データベースにおける該当利用者の情報に、閲覧を行った商品の履歴を記録することを特徴とする請求項11記載の商品売買管理装置。
  16. 上記商品展示装置において展示されている商品のうち、利用者によって所定の位置から移動された商品を特定する情報、および、該利用者を特定する情報を上記商品展示装置から受信するとともに、上記商品を特定する情報に対応する商品に関する情報を商品データベースから読み出し、上記利用者を特定する情報に対応する利用者のメールアドレスを登録者データベースから読み出し、上記商品に関する情報を上記メールアドレスに対して送信する購買誘導処理部をさらに備えることを特徴とする請求項11記載の商品売買管理装置。
  17. 上記登録者管理部が、上記商品展示装置において展示されている商品のうち、利用者によって所定の位置から移動された商品を特定する情報、および、該利用者を特定する情報を上記商品展示装置から受信するとともに、上記登録者データベースにおける該当利用者の情報に、閲覧を行った商品の履歴を記録するとともに、
    上記登録者データベースに記録されている、利用者によって閲覧が行われた商品の履歴情報に基づいて、該利用者の商品嗜好を判断し、嗜好に関連した関連商品情報を商品データベースから抽出する嗜好判断処理部をさらに備え、
    上記購買誘導処理部が、上記嗜好判断処理部によって判断された関連商品情報を上記メールアドレスに対して送信することを特徴とする請求項16記載の商品売買管理装置。
  18. 利用者が有している通信端末から該通信端末が有するGPS(global positioning system)機能によって得られる現在位置情報を取得し、取得された現在位置情報に基づいて最寄りの店舗を店舗データベースから検索し、該当店舗情報を該通信端末に対して送信する情報提供処理部をさらに備えていることを特徴とする請求項11記載の商品売買管理装置。
  19. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の商品展示装置と通信接続されている商品売買管理装置における商品売買管理方法であって、
    上記商品展示装置から上記認証情報を受信し、登録されている利用者の情報を記録している登録者データベースを参照することによって、上記認証情報に対応する利用者が登録されているか否かを判定し、この判定結果を認証結果情報として送信する処理を行うことを特徴とする商品売買管理方法。
  20. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の商品展示装置が備える制御部および認証処理部としてコンピュータを機能させるための商品展示制御プログラム。
  21. 請求項20に記載の商品展示制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  22. 請求項11〜18のいずれか1項に記載の商品売買管理装置が備える上記各部としてコンピュータを機能させるための商品売買管理プログラム。
  23. 請求項22に記載の商品売買管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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