JP2007156306A - レンズキャップ - Google Patents
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Abstract
【課題】操作性に優れるとともに美観の向上を図る上で有利なレンズキャップを提供する。
【解決手段】押圧用板部66を操作することで係止爪67が鏡筒106の先端の内周壁に係脱し、レンズキャップ10が鏡筒106に装脱される。レンズキャップ10を鏡筒106から取り外す際に、ケース12の円板部22の孔26から突出する円筒部46の先端を押圧操作すると、係合凸部4802が係合凹部4502から外れ、紐16がリール38により巻き取られ、レンズキャップ10は取付金具126に近接した箇所に位置し、レンズキャップ10はぶらつかなくなる。
【選択図】図3
【解決手段】押圧用板部66を操作することで係止爪67が鏡筒106の先端の内周壁に係脱し、レンズキャップ10が鏡筒106に装脱される。レンズキャップ10を鏡筒106から取り外す際に、ケース12の円板部22の孔26から突出する円筒部46の先端を押圧操作すると、係合凸部4802が係合凹部4502から外れ、紐16がリール38により巻き取られ、レンズキャップ10は取付金具126に近接した箇所に位置し、レンズキャップ10はぶらつかなくなる。
【選択図】図3
Description
本発明はレンズキャップに関する。
ビデオカメラなどの撮像装置の鏡筒に保持されている撮影レンズを保護するために、鏡筒の先端に着脱可能に装着されるレンズキャップが提供されており、多くの場合、レンズキャップは、紛失防止用の紐を介して撮像装置に連結されている。
ところで、撮像装置を用いて撮影を行なう際には、レンズキャップを鏡筒から取り外すため、レンズキャップが紐を介して撮像装置から垂れ下がることになる。そのため、撮像装置を動かす毎にレンズキャップが撮像装置にぶつかって異音が生じたり、鏡筒を下方に向けた際に、レンズキャップが撮影レンズの前方に位置して撮影されてしまったりするなど撮影の邪魔になる不都合が生じる。
このような不都合を解消するために、撮像装置のグリップベルトにレンズキャップに連結された紐が一定の抵抗をもって移動可能に挿通される通し穴を設け、その通し穴に紐を通すことにより、レンズキャップを鏡筒から取り外した際には、レンズキャップに連結された紐の端部とは反対側の端部を引っ張ることにより、レンズキャップを通し穴近傍のグリップベルト部分で保持するようにしたレンズキャップが提案されている(特許文献1参照)。
特開2000-194035号公報
ところで、撮像装置を用いて撮影を行なう際には、レンズキャップを鏡筒から取り外すため、レンズキャップが紐を介して撮像装置から垂れ下がることになる。そのため、撮像装置を動かす毎にレンズキャップが撮像装置にぶつかって異音が生じたり、鏡筒を下方に向けた際に、レンズキャップが撮影レンズの前方に位置して撮影されてしまったりするなど撮影の邪魔になる不都合が生じる。
このような不都合を解消するために、撮像装置のグリップベルトにレンズキャップに連結された紐が一定の抵抗をもって移動可能に挿通される通し穴を設け、その通し穴に紐を通すことにより、レンズキャップを鏡筒から取り外した際には、レンズキャップに連結された紐の端部とは反対側の端部を引っ張ることにより、レンズキャップを通し穴近傍のグリップベルト部分で保持するようにしたレンズキャップが提案されている(特許文献1参照)。
しかしながら、このように通し穴に紐を通したレンズキャップでは、レンズキャップを鏡筒から取り外す毎に紐を引っ張る操作を行わなくてはならないので、操作が煩わしい欠点がある。
また、レンズキャップをグリップベルト部分で保持した状態で通し穴から垂れ下がった紐が美観を損ねる不都合がある。
また、撮像装置の多くは画像データや音声データを記録するために磁気テープカセットや光ディスクなどの記録媒体を用いており、この記録媒体は開閉蓋により開閉される収容部に装脱される構成となっており、開閉蓋を閉塞する際に、通し穴から垂れ下がった紐が開閉蓋と収容部との間に挟まれるといった不都合もある。
本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、その目的は、操作性に優れるとともに美観の向上を図る上で有利なレンズキャップを提供することにある。
また、レンズキャップをグリップベルト部分で保持した状態で通し穴から垂れ下がった紐が美観を損ねる不都合がある。
また、撮像装置の多くは画像データや音声データを記録するために磁気テープカセットや光ディスクなどの記録媒体を用いており、この記録媒体は開閉蓋により開閉される収容部に装脱される構成となっており、開閉蓋を閉塞する際に、通し穴から垂れ下がった紐が開閉蓋と収容部との間に挟まれるといった不都合もある。
本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、その目的は、操作性に優れるとともに美観の向上を図る上で有利なレンズキャップを提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明は、撮像装置の鏡筒の先端に装着されるレンズキャップであって、前記鏡筒の先端に着脱可能に装着されるケースと、前記ケースに設けられた巻き取り用操作部材と、前記ケースの内部に設けられ前記巻き取り用操作部材の操作により紐状の部材を巻き取る巻取り機構と、一端が前記巻取り機構に連結され他端が前記ケースから露出する紐とを備えることを特徴とする。
そのため、本発明によれば、レンズキャップを鏡筒から取り外す際に、巻き取り用操作部材を操作すると、紐巻き取り機構により巻き取られ、レンズキャップはぶらつかなくなる。
したがって、レンズキャップが紐状の部材の長さの範囲で移動して撮影の邪魔になることがなく、紐が撮像装置の開閉蓋に挟まれる不具合もなく、レンズキャップの操作性および撮像装置の操作性の向上を図る上で有利となり、撮像装置の美観を高める上でも有利となる。
したがって、レンズキャップが紐状の部材の長さの範囲で移動して撮影の邪魔になることがなく、紐が撮像装置の開閉蓋に挟まれる不具合もなく、レンズキャップの操作性および撮像装置の操作性の向上を図る上で有利となり、撮像装置の美観を高める上でも有利となる。
(第1の実施の形態)
次に本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1はレンズキャップ10が装着された撮像装置100の斜視図、図2はレンズキャップ10が取り外された撮像装置100の斜視図である。
本実施の形態の撮像装置100はビデオカメラである。
図1、図2に示すように、撮像装置100は、外装を構成し左右方向の幅よりも大きな寸法の前後方向の長さおよび上下方向の高さを有するケース102を有している。
ケース102の上部の前部には、撮影光学系104が組み込まれた鏡筒106が前面から前方に臨んで設けられている。撮影光学系104が最も前方に位置する箇所には撮影レンズ105が配置されている。
撮影光学系104によって捉えられた被写体像はケース102内部に設けられた不図示の撮像素子で撮像される。
ケース102の上部の後部には前記撮像素子によって撮像された被写体像を視認するためのビューファインダー(電子式ファインダー)108が後面から後方に臨んで設けられている。
ケース102の左側部には、前記撮像素子によって撮像された被写体像などを表示するための例えば液晶表示装置からなるディスプレイパネルが開閉可能に設けられている。
ケース102の右側部には、画像データや音声データを記録するディスク状記録媒体2が装脱可能に収容される収容部110が設けられ、収容部110を開閉する開閉蓋112が揺動可能に設けられている。
また、ケース12の右側面には、前後方向に延在するグリップベルト120が設けられている。
グリップベルト120は、両端がケース12の前部と後部に連結されたベルト本体122と、ベルト本体122の中間箇所を覆う甲当てパッド124とを有し、ベルト本体122の両端寄り箇所には取付金具126が設けられている。
次に本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1はレンズキャップ10が装着された撮像装置100の斜視図、図2はレンズキャップ10が取り外された撮像装置100の斜視図である。
本実施の形態の撮像装置100はビデオカメラである。
図1、図2に示すように、撮像装置100は、外装を構成し左右方向の幅よりも大きな寸法の前後方向の長さおよび上下方向の高さを有するケース102を有している。
ケース102の上部の前部には、撮影光学系104が組み込まれた鏡筒106が前面から前方に臨んで設けられている。撮影光学系104が最も前方に位置する箇所には撮影レンズ105が配置されている。
撮影光学系104によって捉えられた被写体像はケース102内部に設けられた不図示の撮像素子で撮像される。
ケース102の上部の後部には前記撮像素子によって撮像された被写体像を視認するためのビューファインダー(電子式ファインダー)108が後面から後方に臨んで設けられている。
ケース102の左側部には、前記撮像素子によって撮像された被写体像などを表示するための例えば液晶表示装置からなるディスプレイパネルが開閉可能に設けられている。
ケース102の右側部には、画像データや音声データを記録するディスク状記録媒体2が装脱可能に収容される収容部110が設けられ、収容部110を開閉する開閉蓋112が揺動可能に設けられている。
また、ケース12の右側面には、前後方向に延在するグリップベルト120が設けられている。
グリップベルト120は、両端がケース12の前部と後部に連結されたベルト本体122と、ベルト本体122の中間箇所を覆う甲当てパッド124とを有し、ベルト本体122の両端寄り箇所には取付金具126が設けられている。
図3はレンズキャップ10の分解斜視図、図4(A)はレンズキャップ10の平面図、(B)は(A)のB矢視図、(C)は(A)のC矢視図、(D)は(A)のD矢視図、図5(E)は図4(A)のE矢視図、(F)は(E)のF矢視図である。
図6(A)、(B)はリール38の係合凹部4502と巻き取り用操作部材18の係合凸部4802の説明図である。
図1、図2に示すように、レンズキャップ10は鏡筒106の先端に位置する撮影レンズ105を保護するものであり、鏡筒106の先端に装脱可能に設けられ、レンズキャップ10は、図3に示すように、ケース12と、巻取り機構14と、紐16と、巻き取り用操作部材18と、着脱用操作部材20などを含んで構成され、紐16の一端は取り付け金具2830に取着されている。
図6(A)、(B)はリール38の係合凹部4502と巻き取り用操作部材18の係合凸部4802の説明図である。
図1、図2に示すように、レンズキャップ10は鏡筒106の先端に位置する撮影レンズ105を保護するものであり、鏡筒106の先端に装脱可能に設けられ、レンズキャップ10は、図3に示すように、ケース12と、巻取り機構14と、紐16と、巻き取り用操作部材18と、着脱用操作部材20などを含んで構成され、紐16の一端は取り付け金具2830に取着されている。
図3乃至図5に示すように、ケース12は、円板部22と、円板部22の内面の外周から起立する筒状部24とを有している。
円板部22の中央には孔26が貫通形成され、円板部22の内面には孔26に沿って第1内周壁28が設けられ、第1内周壁28の外側に第2内周壁30が設けられている。
筒状部24の対向する2箇所には切り欠き34が設けられている。
また、筒状部24には紐挿通孔36が貫通形成されている。
円板部22の中央には孔26が貫通形成され、円板部22の内面には孔26に沿って第1内周壁28が設けられ、第1内周壁28の外側に第2内周壁30が設けられている。
筒状部24の対向する2箇所には切り欠き34が設けられている。
また、筒状部24には紐挿通孔36が貫通形成されている。
巻き取り機構14は、リール38と、ねじりコイルばね40(付勢手段)とを含んで構成されている。
リール38は、内周壁42と、外周壁44と、それら内周壁42と外周壁44とを接続する環状壁45を有しており、外周壁44が紐16を巻き取る巻き胴となっている。
紐16は、その一端が筒状部24の紐挿通孔36および外周壁44の孔4402を通り内周壁42と外周壁44との間に取着されている。
リール38は、ケース12の円板部22の内面に向かい合わされ、外周壁44の内周が第2内周壁30で回転可能に支持され、ねじりコイルばね40はそのコイル部が内周壁42の内周面に沿って配設され、一端が第1内周壁28の欠部2802に係止され、他端が内周壁42の欠部4202に係止され、これによりリール38は、紐16を外周壁44で巻き取る方向に常時付勢されている。
リール38は、内周壁42と、外周壁44と、それら内周壁42と外周壁44とを接続する環状壁45を有しており、外周壁44が紐16を巻き取る巻き胴となっている。
紐16は、その一端が筒状部24の紐挿通孔36および外周壁44の孔4402を通り内周壁42と外周壁44との間に取着されている。
リール38は、ケース12の円板部22の内面に向かい合わされ、外周壁44の内周が第2内周壁30で回転可能に支持され、ねじりコイルばね40はそのコイル部が内周壁42の内周面に沿って配設され、一端が第1内周壁28の欠部2802に係止され、他端が内周壁42の欠部4202に係止され、これによりリール38は、紐16を外周壁44で巻き取る方向に常時付勢されている。
巻き取り用操作部材18は、孔26に挿通される円筒部46と、円筒部46の基部から円筒部46の半径方向外方に突設された2つの脚部48とを有している。
円筒部46の内部には基部側に開放された孔4602が形成されている。
円筒部46はリール38の内周壁42の内側、すなわち、ねじりコイルばね40のコイル部の内側を通り、孔26に挿通されている。
円筒部46の内部には基部側に開放された孔4602が形成されている。
円筒部46はリール38の内周壁42の内側、すなわち、ねじりコイルばね40のコイル部の内側を通り、孔26に挿通されている。
ケース12の筒状部24の後端にはカバー50が取着されている。
図3、図5(F)に示すように、カバー50は、リール38よりも大きな外径で形成された円板状の板部52と、板部52がケース12に臨む面に突設された円弧状の一対のガイド片54と、板部52がケース12に臨む面に設けられた一対の凹部55と、板部52がケース12と反対側に臨む面の互いに対向する箇所から突設された円弧状の一対の壁部56とを備えている。
壁部56の延在方向の両端で板部52に臨む箇所には、ガイド溝5602が形成されている。
図3に示すように、カバー50は、板部52が筒状部24の内側に押し込まれ、板部52の外周部が、筒状部24の内周面に設けられた第1の突起2410と第2の突起2412とにより挟まれることで筒状部24に軸方向に移動不能に取着されている。
また、壁部56の両端が、筒状部24の延在方向の両端の係止壁2414に係止することで、カバー50は筒状部24に回転不能に取着されている。
図3、図5(F)に示すように、カバー50は、リール38よりも大きな外径で形成された円板状の板部52と、板部52がケース12に臨む面に突設された円弧状の一対のガイド片54と、板部52がケース12に臨む面に設けられた一対の凹部55と、板部52がケース12と反対側に臨む面の互いに対向する箇所から突設された円弧状の一対の壁部56とを備えている。
壁部56の延在方向の両端で板部52に臨む箇所には、ガイド溝5602が形成されている。
図3に示すように、カバー50は、板部52が筒状部24の内側に押し込まれ、板部52の外周部が、筒状部24の内周面に設けられた第1の突起2410と第2の突起2412とにより挟まれることで筒状部24に軸方向に移動不能に取着されている。
また、壁部56の両端が、筒状部24の延在方向の両端の係止壁2414に係止することで、カバー50は筒状部24に回転不能に取着されている。
そして、板部52と円板部22との間に、リール38、巻き取り用操作部材18、ねじりコイルばね40、圧縮コイルばね58が配設されている。
すなわち、巻き取り用操作部材18は、円筒部46の先端が孔26に挿通され、2つの脚部48は凹部55に収容され、円筒部46の基部は一対のガイド片54で軸方向に移動可能に支持され、これにより巻き取り用操作部材18は軸方向に移動可能に、かつ、孔26の周方向に回転不能に配設される。
また、図6(A),(B)に示すように、巻き取り用操作部材18の2つ脚部48のうちの一方の脚部48には、リール38の環状面45に設けられた係合凹部4502に係脱可能な係合凸部4802が形成されている。
係合凸部4802は、リール38が紐16を繰り出す方向に回転したときに係合凹部4502に係合しない傾斜面4802Aと、リール38が紐16を巻き取る方向に回転したときに係合凹部4502に係合する起立面4802Bとで構成されている。
本実施の形態では、紐16は外周壁44を1周する長さで形成され、紐16の全長がリール38から繰り出された際に、リール38が紐16を巻き取る方向に付勢されていることから係合凸部4802の起立面4802Bと係合凹部4502とが係合し、紐16が繰り出された状態にロックされるように構成されている。
そして、板部52と巻き取り用操作部材18の円筒部46の基端との間に、円筒部46の先端を孔26から円板部22の外側に突出させる圧縮コイルばね58が設けられ、この圧縮コイルばね58により係合凸部4802は係合凹部4502に没入する方向に付勢されている。
したがって、本実施の形態では、係合凸部4802と係合凹部4502と圧縮コイルばね58により、紐16を巻き取る方向へのリール38の回転をロックし巻き取り用操作部材18の操作で前記ロックが解除されるロック機構が構成されている。
すなわち、巻き取り用操作部材18は、円筒部46の先端が孔26に挿通され、2つの脚部48は凹部55に収容され、円筒部46の基部は一対のガイド片54で軸方向に移動可能に支持され、これにより巻き取り用操作部材18は軸方向に移動可能に、かつ、孔26の周方向に回転不能に配設される。
また、図6(A),(B)に示すように、巻き取り用操作部材18の2つ脚部48のうちの一方の脚部48には、リール38の環状面45に設けられた係合凹部4502に係脱可能な係合凸部4802が形成されている。
係合凸部4802は、リール38が紐16を繰り出す方向に回転したときに係合凹部4502に係合しない傾斜面4802Aと、リール38が紐16を巻き取る方向に回転したときに係合凹部4502に係合する起立面4802Bとで構成されている。
本実施の形態では、紐16は外周壁44を1周する長さで形成され、紐16の全長がリール38から繰り出された際に、リール38が紐16を巻き取る方向に付勢されていることから係合凸部4802の起立面4802Bと係合凹部4502とが係合し、紐16が繰り出された状態にロックされるように構成されている。
そして、板部52と巻き取り用操作部材18の円筒部46の基端との間に、円筒部46の先端を孔26から円板部22の外側に突出させる圧縮コイルばね58が設けられ、この圧縮コイルばね58により係合凸部4802は係合凹部4502に没入する方向に付勢されている。
したがって、本実施の形態では、係合凸部4802と係合凹部4502と圧縮コイルばね58により、紐16を巻き取る方向へのリール38の回転をロックし巻き取り用操作部材18の操作で前記ロックが解除されるロック機構が構成されている。
図3、図5(F)に示すように、着脱用操作部材20は、弾性変形可能な楕円状のリング部60と、リング部60の長軸を通る2箇所に形成された突起62と、リング部60の短軸を通る2箇所から突設された基板部64と、基板部64の先端側に設けられた押圧用板部66とを備えている。
基板64には、鏡筒106の先端の内周壁に係合する係止爪67が設けられている。
各基板部64には、それらが対向する箇所に開口するスプリング収容溝68が形成されている。
リング部60の突起62は、カバー50の壁部56の溝5604に挿入され、基板部64は壁部56のガイド溝5602に挿通され、これにより着脱用操作部材20は軸方向に移動不能にかつ回転不能にカバー50に取着され、この状態で一対の押圧用板部66はケース12の筒状部24の切り欠き34内に位置している。
また、各基板部64のスプリング収容溝68にコイルスプリング70が挿入され、このコイルスプリング70により一対の押圧用板部66は離れる方向に常時付勢されており、押圧用板部66は基板部64の基端の両側の突起6402が壁部56の内面に当接することで外方への限界位置が決定されている。
本実施の形態では、リング部60、基板部64、係止爪67により鏡筒106の先端に係脱する着脱機構が構成されている。
基板64には、鏡筒106の先端の内周壁に係合する係止爪67が設けられている。
各基板部64には、それらが対向する箇所に開口するスプリング収容溝68が形成されている。
リング部60の突起62は、カバー50の壁部56の溝5604に挿入され、基板部64は壁部56のガイド溝5602に挿通され、これにより着脱用操作部材20は軸方向に移動不能にかつ回転不能にカバー50に取着され、この状態で一対の押圧用板部66はケース12の筒状部24の切り欠き34内に位置している。
また、各基板部64のスプリング収容溝68にコイルスプリング70が挿入され、このコイルスプリング70により一対の押圧用板部66は離れる方向に常時付勢されており、押圧用板部66は基板部64の基端の両側の突起6402が壁部56の内面に当接することで外方への限界位置が決定されている。
本実施の形態では、リング部60、基板部64、係止爪67により鏡筒106の先端に係脱する着脱機構が構成されている。
本実施の形態によれば、押圧用板部66を押圧操作することで係止爪67が鏡筒106の先端の内周壁から離れ、レンズキャップ10を鏡筒106から取り外すことができる。
また、押圧用板部66を押圧した状態でレンズキャップ10を鏡筒106の先端に挿入し、押圧用板部66から指を離すことで係止爪67が鏡筒106の先端の内周壁に押圧され、レンズキャップ10が鏡筒106の先端に装着される。
そして、レンズキャップ10を鏡筒106から取り外す際に、ケース12の円板部22の孔26から突出する円筒部46の先端を押圧操作すると、係合凸部4802が係合凹部4502から外れ、紐16がリール38により巻き取られ、図2に示すように、レンズキャップ10は取付金具126に近接した箇所に位置し、レンズキャップ10はぶらつかなくなる。
したがって、円筒部46を押圧操作することでレンズキャップ10は取付金具126に近接した箇所に位置し、レンズキャップ10は従来のように紐16の長さの範囲で移動することはなく、撮影の邪魔にならず、紐が開閉蓋112に挟まれる不具合もなく、レンズキャップ10の操作性および撮像装置100の操作性の向上を図る上で有利となり、撮像装置100の美観を高める上でも有利となる。
また、円筒部46を単に押圧操作することで、紐16がリール38により巻き取られるので、紐16の巻き取り操作も簡単に行なえ、レンズキャップ10の操作性を向上する上で有利となる。
また、押圧用板部66を押圧した状態でレンズキャップ10を鏡筒106の先端に挿入し、押圧用板部66から指を離すことで係止爪67が鏡筒106の先端の内周壁に押圧され、レンズキャップ10が鏡筒106の先端に装着される。
そして、レンズキャップ10を鏡筒106から取り外す際に、ケース12の円板部22の孔26から突出する円筒部46の先端を押圧操作すると、係合凸部4802が係合凹部4502から外れ、紐16がリール38により巻き取られ、図2に示すように、レンズキャップ10は取付金具126に近接した箇所に位置し、レンズキャップ10はぶらつかなくなる。
したがって、円筒部46を押圧操作することでレンズキャップ10は取付金具126に近接した箇所に位置し、レンズキャップ10は従来のように紐16の長さの範囲で移動することはなく、撮影の邪魔にならず、紐が開閉蓋112に挟まれる不具合もなく、レンズキャップ10の操作性および撮像装置100の操作性の向上を図る上で有利となり、撮像装置100の美観を高める上でも有利となる。
また、円筒部46を単に押圧操作することで、紐16がリール38により巻き取られるので、紐16の巻き取り操作も簡単に行なえ、レンズキャップ10の操作性を向上する上で有利となる。
(第2の実施の形態)
次に第2の実施の形態について説明する。
図7は第2の実施の形態のレンズキャップ10の要部を示す説明図である。
第2の実施の形態では、巻き取り用操作部材18と着脱用操作部材20を単一の部材で形成したものであり、着脱用操作部材20を巻き取り用操作部材18として兼用したものである。
すなわち、カバー50のガイド片54が、第1の実施の形態と異なって円筒状に形成され、カバー50の板部52が、第1の実施の形態と異なって円板の両側を切りかかれた形状で形成されている。
カバー50の板部52には、半径方向に延在する開口5210が設けられている。
そして、着脱用操作部材20の2つの基板部64のうちの一方の基板部64に係合凸部4802が設けられ、この係合凸部4802は開口5210に挿入され、リール38の係合凹部4502に係合している。すなわち、係合凸部4802は、第2の実施の形態では、リール38の半径方向に移動する。
第1の実施の形態と同様に、係合凸部4802の一方の面は、傾斜面4802Aで形成され、他方の面は起立面4802Bで形成されている。
第2の実施の形態でも、紐16は外周壁44を1周する長さで形成され、紐16の全長がリール38から繰り出された際に、リール38が紐16を巻き取る方向に付勢されていることから係合凸部4802の起立面4802Bと係合凹部4502とが係合し、紐16が繰り出された状態にロックされるように構成されている。
したがって、押圧用操作部66の操作により、第1の実施の形態と同様に、係止爪67が鏡筒106の先端の内周壁に係脱され、レンズキャップ10が鏡筒106に装脱される。
同時に、押圧用操作部材66の操作により、係合凸部4802が開口5210内をリール38の半径方向に沿って移動し、係合凹部4502から外れ、紐16がリール38により巻き取られ、図2に示すように、レンズキャップ10は取付金具126に近接した箇所に位置し、レンズキャップ10はぶらつかなくなる。
このような第2の実施の形態によっても第1の実施の形態と同様な効果が奏される他、着脱用操作部材20を巻き取り用操作部材18として兼用したので、部品点数の削減化およびコストダウンを図る上でも有利となる。
次に第2の実施の形態について説明する。
図7は第2の実施の形態のレンズキャップ10の要部を示す説明図である。
第2の実施の形態では、巻き取り用操作部材18と着脱用操作部材20を単一の部材で形成したものであり、着脱用操作部材20を巻き取り用操作部材18として兼用したものである。
すなわち、カバー50のガイド片54が、第1の実施の形態と異なって円筒状に形成され、カバー50の板部52が、第1の実施の形態と異なって円板の両側を切りかかれた形状で形成されている。
カバー50の板部52には、半径方向に延在する開口5210が設けられている。
そして、着脱用操作部材20の2つの基板部64のうちの一方の基板部64に係合凸部4802が設けられ、この係合凸部4802は開口5210に挿入され、リール38の係合凹部4502に係合している。すなわち、係合凸部4802は、第2の実施の形態では、リール38の半径方向に移動する。
第1の実施の形態と同様に、係合凸部4802の一方の面は、傾斜面4802Aで形成され、他方の面は起立面4802Bで形成されている。
第2の実施の形態でも、紐16は外周壁44を1周する長さで形成され、紐16の全長がリール38から繰り出された際に、リール38が紐16を巻き取る方向に付勢されていることから係合凸部4802の起立面4802Bと係合凹部4502とが係合し、紐16が繰り出された状態にロックされるように構成されている。
したがって、押圧用操作部66の操作により、第1の実施の形態と同様に、係止爪67が鏡筒106の先端の内周壁に係脱され、レンズキャップ10が鏡筒106に装脱される。
同時に、押圧用操作部材66の操作により、係合凸部4802が開口5210内をリール38の半径方向に沿って移動し、係合凹部4502から外れ、紐16がリール38により巻き取られ、図2に示すように、レンズキャップ10は取付金具126に近接した箇所に位置し、レンズキャップ10はぶらつかなくなる。
このような第2の実施の形態によっても第1の実施の形態と同様な効果が奏される他、着脱用操作部材20を巻き取り用操作部材18として兼用したので、部品点数の削減化およびコストダウンを図る上でも有利となる。
なお、本発明は、レンズキャップに、巻き取り用操作部材、巻取り機構、紐を設けたことに特徴を有するものであり、巻き取り用操作部材の操作により紐状の部材を巻き取る巻取り機構や、紐が所定長繰り出された際にリールに係合して紐を巻き取る方向へのリールの回転をロックし巻き取り用操作部材の操作でロックが解除されるロック機構や、着脱用操作部材の操作により鏡筒106の先端へ係脱する着脱機構などは、実施の形態の構造に限定されず、従来公知の様々な構成が採用可能である。
10……レンズキャップ、12……ケース、14……巻取り機構、16……紐、18……巻き取り用操作部材、100……撮像装置、106……鏡筒。
Claims (6)
- 撮像装置の鏡筒の先端に装着されるレンズキャップであって、
前記鏡筒の先端に着脱可能に装着されるケースと、
前記ケースに設けられた巻き取り用操作部材と、
前記ケースの内部に設けられ前記巻き取り用操作部材の操作により紐状の部材を巻き取る巻取り機構と、
一端が前記巻取り機構に連結され他端が前記ケースから露出する紐と、
を備えることを特徴とするレンズキャップ。 - 前記巻取り機構は、紐の巻取りを可能としたリールと、前記紐を巻き取る方向に前記リールを付勢する付勢手段とを含んで構成されていることを特徴とする請求項1記載のレンズキャップ。
- 前記巻取り機構は、紐の巻取りを可能としたリールと、前記紐を巻き取る方向に前記リールを付勢する付勢手段と、紐が所定長繰り出された際に前記リールに係合して前記紐を巻き取る方向への前記リールの回転をロックし前記巻き取り用操作部材の操作で前記ロックが解除されるロック機構とを含んで構成されていることを特徴とする請求項1記載のレンズキャップ。
- 前記巻取り機構は、紐の巻取りを可能としたリールと、前記紐を巻き取る方向に前記リールを付勢する付勢手段とを備え、前記紐は前記リールを一周する長さで形成され、前記紐の全長が前記リールから繰り出された状態と、前記紐が前記リールに1周に巻回された状態とで前記リールに係合して前記紐を巻き取る方向への前記リールの回転をロックし前記巻き取り用操作部材の操作で前記ロックが解除されるロック機構とを含んで構成されていることを特徴とする請求項1記載のレンズキャップ。
- 前記ケースに、前記鏡筒の先端への前記レンズキャップの着脱を行うための着脱用操作部材が設けられ、前記ケースに、前記着脱用操作部材の操作により前記鏡筒の先端へ係脱する着脱機構が設けられていることを特徴とする請求項1記載のレンズキャップ。
- 前記ケースに、前記鏡筒の先端への前記レンズキャップの着脱を行うための着脱用操作部材が設けられ、前記ケースに、前記着脱用操作部材の操作により前記鏡筒の先端へ係脱する着脱機構が設けられ、前記巻き取り用操作部材と着脱用操作部材は単一の部材で形成されていることを特徴とする請求項1記載のレンズキャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005354717A JP2007156306A (ja) | 2005-12-08 | 2005-12-08 | レンズキャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005354717A JP2007156306A (ja) | 2005-12-08 | 2005-12-08 | レンズキャップ |
Publications (1)
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JP2007156306A true JP2007156306A (ja) | 2007-06-21 |
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ID=38240730
Family Applications (1)
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JP2005354717A Pending JP2007156306A (ja) | 2005-12-08 | 2005-12-08 | レンズキャップ |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2007156306A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3051340A1 (de) * | 2015-01-29 | 2016-08-03 | Britta Böhmer | Rückzugsrolle mit einem Gehäuse für Objektivdeckel |
-
2005
- 2005-12-08 JP JP2005354717A patent/JP2007156306A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP3051340A1 (de) * | 2015-01-29 | 2016-08-03 | Britta Böhmer | Rückzugsrolle mit einem Gehäuse für Objektivdeckel |
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