JP2007155746A - 自動分析装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】免疫自動分析部と生化学自動分析部で構成される自動分析装置において免疫自動分析部での測定後、生化学自動分析部の測定を自動的に効率よく行うことができ、また再検査を効率良く行える自動分析装置を提供する。
【解決手段】再検査が必要である場合に、検体ラックをラック待機部を介さずに帰還ラインへ直接搬送する。また、免疫分析を終了後に生化学分析を行う場合、検体ラックをラック待機部入口から出口までラック送り機構にて水平に押し出し、ラック待機部を介さずに帰還ラインへ直接搬送し、生化学分析を行う。
【選択図】図3

Description

本発明は、血液,尿等の生体サンプルの成分を自動で分析する自動分析装置に係り、特に検体ラックに収容されたサンプル容器から分析部にサンプルを採取して検査し、必要に応じてサンプルを再検査する自動分析装置に関する。
自動分析装置は多量の生体サンプルの分析を短時間で実行できるため、大病院,臨床検査センタなどで使用されている。この自動分析装置の単位時間当たり処理量の更なる増加、より多くの種類の分析項目への対応のため、サンプル容器を収容した検体ラックを搬送ラインで搬送し、搬送ラインに複数の分析モジュールを接続したモジュール型分析装置が提案されている。自動分析装置ではサンプルの濃度が測定レンジを超えるなどで、同じサンプルを再度測定する必要が生じる場合があるが、モジュール型分析装置では、このような再検査も自動で実行できるように検体ラックを帰還ラインによって搬送ライン入口まで移送する機構を備えたものも提案されている。このような自動分析装置の例として特開平10−213586号公報に記載のものが知られている。
特開平10−213586号公報に記載された自動分析装置では、再検査の不要なコントロール検体,標準試料,洗浄液等を収容した検体ラックを再検査不要ラックとして予め制御部に登録している。搬送ラインの終端部に設けられた第1の振分け部に、再検査不要ラックが搬送されてきた場合は、これら再検査不要ラックをラック回収部に振分け、その他の一般検体を収容した検体ラックはすべてU字形のラインで形成されたラック待機部に振分けている。更に第1の振分け部の下流側に設けられた第2の振分け部において、ラック待機部で待機していた検体ラックのうち、再検査が必要と判断された検体ラックを帰還ラインに振分け、再検査が不要と判断された一般検体をラック回収部に振分ける。
この場合、第1の振分け部の上流側で既に再検査不要との判断が下されている一般検体ラックについても、一旦すべてラック待機部に振分けられることになる。
生化学自動分析部だけを搬送ラインに接続した自動分析装置では、再検査の確率は非常に低く、このようなシステムでも問題が発生する可能性は低い。しかし、免疫自動分析部と生化学自動分析部を同じ搬送ラインに接続した自動分析装置では、検体分注装置を介した異種検体間の汚染(キャリーオーバー)による検査結果の信頼性の低下を防ぐため、免疫項目の分析を生化学項目の分析に先駆けて行うことがある。この場合、すべての一般検体ラックを待機部で待機させると生化学項目の分析の実行が遅れ、最終的な検査結果レポートが遅れてしまう可能性がある。また、生化学自動分析部だけ、あるいは免疫分析部だけを同一の搬送ラインに接続した自動分析装置に対しても、第1の振分け部の前に再検査が不要と判断されている検体ラックはラック回収部に振分けた方が、待機部での検体ラックの待機時間が短縮できるため、トータルの分析時間が短縮できる場合も有り得る。
本発明の目的は、従来のものに比べ分析処理時間を短縮できる可能性のある自動分析装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の構成は以下の通りである。
検体ラックに収容されているサンプル容器から採取したサンプルを検査する分析部と、検体を収容した検体ラックを分析部に搬送し、該分析部にてサンプルを採取した検体ラックを出口まで搬送する搬送ラインと、該搬送ラインに検体ラックを供給するラック供給部と、再検査の可能性がある検体ラックを待機させる待機部と、検査が終了した検体ラックを収納するラック回収部と、再検査の必要がある検体ラックを前記分析部に戻すための帰還ラインと、を備えた自動分析装置において、前記搬送ラインで搬送された検体ラックのうち、再検査の要否判断待ちをする必要のある検体ラックを前記待機部に振分け再検査の要否判断待ちをする必要のない検体ラックを後記第2の振分け部に振分ける第1の振分け部と、前記第1の振分け部で振分けられた再検査の要否判断待ちをする必要のない検体ラックのうち、再検査の必要な検体ラックを前記帰還ラインに振分け、検査が終了した検体ラックを前記ラック回収部に振分け、かつ前記待機部で待機していた検体ラックのうち、再検査の必要のある検体ラックを前記帰還ラインに振分け、再検査が不要な検体ラックを前記ラック回収部に振分ける第2の振分け部とを備えた自動分析装置。
また、以下のような構成でも良い。
検体ラックに収容されているサンプル容器から採取したサンプルを検査する分析部と、検体を収容した検体ラックを分析部に搬送し、該分析部にてサンプルを採取した検体ラックを出口まで搬送する搬送ラインと、該搬送ラインに検体ラックを供給するラック供給部と、再検査の可能性がある検体ラックを待機させる待機部と、検査が終了した検体ラックを収納するラック回収部と、再検査の必要がある検体ラックを前記分析部に戻すための帰還ラインと、を備えた自動分析装置において、前記搬送ラインで搬送された検体ラックのうち、再検査の要否判断待ちをする必要のある検体ラックを前記待機部に振分け、再検査の要否判断待ちをする必要のない検体ラックのうち、再検査の必要のない検体ラックを前記回収部に振分け、再検査の必要のある検体ラックを後記第2の振分け部に振分ける第1の振分け部と、前記第1の振分け部で振分けられた再検査の必要のある検体ラックを前記帰還ラインに振分け、かつ前記待機部で待機していた検体ラックのうち、再検査の必要のある検体ラックを前記帰還ラインに振分け、再検査が不要な検体ラックを前記ラック回収部に振分ける第2の振分け部と、を備えた自動分析装置。
更に、以下のような構成であっても良い。
検体ラックに収容されているサンプル容器から採取したサンプルを検査する分析部と、検体を収容した検体ラックを分析部に搬送し、該分析部にてサンプルを採取した検体ラックを出口まで搬送する搬送ラインと、該搬送ラインに検体ラックを供給するラック供給部と、再検査の可能性がある検体ラックを待機させる待機部と、検査が終了した検体ラックを収納するラック回収部と、再検査の必要がある検体ラックを前記分析部に戻すための帰還ラインと、を備えた自動分析装置において、
前記搬送ラインで搬送された検体ラックのうち、再検査の要否判断待ちをする必要のある検体ラックを前記待機部に振分け、再検査の必要な検体ラックを前記帰還ラインに振分け、再検査の必要のない検体ラックを前記ラック回収部に振分ける第1の振分け部と、前記待機部で待機していた検体ラックのうち、再検査の必要のある検体ラックを前記帰還ラインに振分け、再検査が不要な検体ラックを前記ラック回収部に振分ける第2の振分け部と、を備えた自動分析装置。
上記構成は特に、免疫分析項目を分析する免疫自動分析部と、生化学分析項目を分析する生化学自動分析部とが同一の搬送ラインに接続されている自動分析装置に好適な構成である。その場合には、免疫分析項目(検体=生体サンプルの中に特定の抗原あるいは抗体が含まれているかどうかを検査する項目)の測定が終了した検体は待機部を介することなく、帰還ラインに乗せられることにより、生化学分析項目の分析が早くできるので、トータルの分析処理時間を短縮することができる。
上記の自動分析装置においては、検体ラックごとに再検査の要/不要を登録する登録部を備え、該登録部の登録結果に基づいて前記振分け部での振分け動作を制御する制御部を備えることが好ましい。
また、待機部は、待機部入口から検体ラックを受け入れる受け入れエリアと、受け入れた検体ラックを待機時間後に待機部出口に送り出す送り出しエリアを有し、両エリアによってU字状の移送路を形成しても良い。
本発明の請求項1に記載の発明によれば、2箇所あるラック振分け機構にて再検査要否判定待ちの検体ラック,再検査要の検体,再検査不要の検体を効率よく搬送できる。
本発明の請求項2に記載の発明によれば2箇所あるラック振分け機構にて再検査要否判定待ちの検体ラック,再検査要の検体,再検査不要の検体を効率よく搬送でき、上流のラック振分け機構から直接ラック収納ラインへ搬送することにより、より効率的に検体ラックを格納することができる。
本発明の請求項3に記載の発明によれば2箇所あるラック振分け機構にて再検査要否判定待ちの検体ラック,再検査要の検体,再検査不要の検体を効率よく搬送でき、上流のラック振分け機構から直接帰還ラインへ搬送することにより、より効率的に再検処理が可能となる。
本発明の請求項4に記載の発明によれば、下流にある免疫分析部での測定が終了したのち、上流の生化学分析部での測定を行う場合において、効率よく自動的に処理する自動分析装置を提供できる。
以下、図面を用いて本発明の一実施例を説明する。
図1は本発明の自動分析装置の一例であり、全体構成を示す概略図である。生化学自動分析部6と、免疫自動分析部14とで構成されたハイブリッドタイプの自動分析装置である。ラック供給部1に並べられた検体ラック2は、搬送ライン3に移載された後、検体ラック2に収容されるサンプル容器に貼り付けられたバーコードラベル等の識別媒体を識別部4で識別装置5により読み取ることで、検体ラック番号及びサンプル容器番号が認識される。識別装置5によって認識された検体ラック番号及びサンプル容器番号は、制御部33に伝達され、検体ラック2の種別,各サンプル容器に対し指示されている分析項目の種類等が、検体受付番号と対応させて操作部35から予め指示されている分析情報と照合され、その照合結果に基づいて検体ラック2の送り先が制御部33によって決定され、記憶部34に記憶されてその後の検体ラック2の処理に利用される。
ラック供給部1の上流部には、緊急検体ラック投入部46が備わっており、ラック供給部1に検体ラック2がある状態で緊急検体ラック投入部46に検体ラック2が置かれた場合には、ラック供給部1にある検体ラック2に優先して緊急検体ラック投入部46にある検体ラック2が、搬送ライン3に移載される。
搬送ライン3に沿って配置される免疫自動分析部14は、搬送ライン3から検体ラック2を受け取り、サンプリング処理後の検体ラック2を再び搬送ライン3に戻すサンプリングエリア16と、円周上に並べて配置された反応容器内で各種の分析項目に応じたサンプルと試薬の反応を進める反応ディスク18と、1個ずつ独立した反応容器を反応ディスクへ供給する反応容器供給機構32と、各種の分析項目に応じた試薬を試薬吸入位置に位置付けるように動作する試薬ディスク19と、反応容器内で形成された各サンプルの反応液を測定ユニットに導入するための反応溶液吸引機構27と、作用電極に電位を与え、反応液の発光度を測定する測定部と、サンプリングエリア16から反応ディスク18上の反応容器へサンプル容器内のサンプルを分注する検体分注機構17と、試薬ディスク19の試薬ボトルから反応ディスク18上の反応容器へ分析項目に応じた試薬を分注する試薬分注機構20とを具備する。
生化学自動分析部6は、搬送ライン3から検体ラック2を受け取りサンプリング処理後の検体ラック2を再び搬送ライン3に戻すサンプリングエリア8と、円周上に並べて配置された各反応容器内で各種の分析項目に応じたサンプルと試薬の反応を進める反応ディスク10と、各種の分析項目に応じた試薬を試薬吸入位置に位置付けるように動作する試薬ディスク11と、反応容器内で形成された各サンプルの反応液の吸光度を測定するための多波長分光光度計と、サンプリングエリア8から反応ディスク10上の反応容器へサンプル容器内のサンプルを分注する検体分注機構9と、試薬ディスク11上の試薬ボトルから反応ディスク10上の反応容器へ分析項目に応じた試薬を分注する試薬分注機構12を具備する。
免疫自動分析部14または、生化学自動分析部6によって分析検査される項目が指示されているサンプルを保持する検体ラック2は、ラック取込機構7または15により搬送ライン3上からサンプリングエリア8または16に移載される。移載された検体ラック2は、サンプリングエリア8または16内のサンプル採取位置に移動され、必要なサンプル容器内に検体分注機構9または17の分注ノズルが挿入されて反応容器への分注がなされる。
指示されている総ての分析項目に関するサンプルの採取が終了した検体ラック2は、ラック排出機構13または21の対応位置まで移動され、ラック排出機構13または21によって搬送ライン3上へ移載される。一方、反応ディスク10または18上の反応容器に採取されたサンプルは、試薬分注機構12または20によって分注された試薬と反応され、所定時間後に測定された各分析項目に対応するデータが制御部33へ出力される。制御部33は、予め設定されている判定規準と分析検査データを照合し、測定データが不適性な場合は、再検査が必要な検体であることを検体ラック番号及びサンプル容器番号と対応させて記憶部34に記憶し、後述するラック振分機構22の動作を適正なタイミングで制御する。また、再検査が不要な検体であれば、ラック収納部23へ搬送し、収納する。測定終了後、測定結果は表示部36に表示され、記憶部34に記憶される。
図1及び図2に再検処理が必要と判断されたラックの従来の搬送経路を示す。
ラック振分機構22は、検体ラック2をラック待機部24に押し込む方向に往復動作するラック押し出し機構40と、検体ラック2の後端を押すための爪を回動ベルト等によって移動するラック送り機構41と、ラック振分機構22に到達した検体ラック2の先端に当接して検体ラック2の動きを止める部材をソレノイド等で駆動する収納式ラックストッパ45を具備する。ラック取込機構28は、搬出ライン26上の再検査が不要な検体ラック2の後端を押して各検体ラック2を収納ライン47のベルト上に乗せるための爪を有するラック送り機構から構成されている。帰還ライン30の入口には搬出ライン26から移送されてきた再検査が必要な検体ラック2の端部を押して帰還ライン30に移載するための爪を回動ベルト等によって移動するラック送り機構43が具備されている。また、ラックの位置を確認するためのセンサを各所に設けてある。
搬送ライン26にて搬送された検体ラック2は、図1で説明したとおりラック振分機構22に到達するとき既に、ラック収納部23に収納されるか、ラック待機部24へ搬入されるかの判断が制御部33にて下されている。
ラック収納部23へ収納される場合は、収納式ラックストッパ45は作動せず、ラックセンサ74にてラック待機部24入口にラックが無いことを確認後、ラック送り機構41にてラック待機部24入口まで送られ、さらにラックセンサ75にてラック待機部24出口にラックが無いことを確認後、ラック取込機構28にてラック待機部出口を経て、ラックセンサ77にて収納ライン47にラックが無いことを確認後、収納ライン47まで運ばれる。収納ライン47に移載された検体ラック2は、ラック収納部23入口まで運ばれて、ラック押込機構29によりラック収納部23に収納される。
一方、ラック待機部24に搬入される場合は、収納式ラックストッパ45を作動させ、検体ラック2をラック待機部24入口で止め、ラック押し出し機構40によりラック待機部24へ搬入する。ラック待機部24入口にはラックセンサ70が設けてあり確実に検体ラック2が収納されたことを確認する。前記の手順で検体ラック2を順次検体ラック待機部24に搬入し、ラックセンサ71が検体ラック2を検知するまで、またはある一定時間検体ラック2がラック振分機構22に運ばれない場合は、収納された検体ラック2は複数個まとめてラック送り機構42により運ばれラック引渡しポジション48に送られる。ラック引渡しポジション48に送られた検体ラック2は、ラックセンサ72により搬出アーム44に検体ラック2が無いことを確認後、ラック移送機構25により搬出ライン26のラック搬出アーム44に移送され、検体ラック2は搬出アーム44にて把持される。このとき、すでに搬出アーム44にて把持された検体ラック2の再検査要否が決定されていれば、検体ラック2は即座にラック取込機構28または帰還ライン30へ運ばれ、帰還ライン30に運ばれた場合は、ラック戻し機構31にて搬送ラインに取り込まれ、分析部へと送られる。また、再検査の要否が決定していなければそのまま待機させる。
図3は図1の自動分析装置においてラック振分け機構が2箇所あり、それにより再検査が必要な検体ラックを効率よく帰還ラインへとラックを搬送する機構を説明した図である。
該分析部にて測定が終了した検体ラックのうち、制御部33より再検査の要否判定待ちである検体ラック2は、第1ラック振分機構37において、収納式ラックストッパ45を作動させ、ラック押し出し機構40によりラック待機部24へ搬出される。ラック待機部24にて再検査の要否判定待ちであった検体ラックのうち、制御部33により再検が必要と判断された検体ラック2は、前記図2で説明した搬送経路にて搬出ライン26へ搬送され、ラック搬出アーム44にて把持され搬出ラインを通り、搬出ライン出口49から帰還ライン入口73へ搬送され、ラック送り機構43にて水平に帰還ライン30へ押し出され帰還ライン30上を搬送ベルトによって帰還ラインの出口まで移送され、該分析部へ送られる。
また、同様にラック待機部24にあったもののうち、制御部33より再検査が不要と判断された検体ラック2は同様に搬出ライン26からラック搬出アーム44にて搬出ライン出口49まで搬送されたのち、ラック取込機構28にて収納ライン47へ水平に押し出され、ラック押込機構29にて押し出されラック収納部23へ格納される。
一方、再検査が決定されている検体ラックについては、そのまま第1のラック振分機構37からラック送り機構41にて水平にラック第2ラック振分機構38へ搬送され、さらにラック送り機構39にて検体ラック2の終端を押して、搬出ライン26の出口位置49まで水平に押し出される。その間に、搬出アーム44は搬出ラインの出口位置49まで移動してきており、搬出アーム44にて搬出ラインの出口位置49から帰還ラインの入口
73まで搬送され、ラック送り機構43にて検体ラックの頭部を押して帰還ライン30上の搬送ベルトまで押し出され、帰還ライン30上を搬送ベルトによって帰還ラインの出口まで移送され該分析ユニットへ搬送される。
第1ラック振分機構37から第2ラック振分機構38に送られた検体ラックのうち、再検査が不要と判断された検体ラック2はラック送り機構39にて水平に収納ライン47へと押し出され、ラック押込機構29にてラック収納部23へ押し出され格納される。
それぞれの検体ラックの引渡しポジションへのラックの到達・検体ラックの在る無しはラックセンサ74〜77で検知する。
図4も図3の自動分析装置と同様にラック振分け機構が2箇所あり、図3よりも効率良くラック収納部へ検体ラックを格納できる機構について説明した図である。
再検査要否判定待ち及び再検査が必要な検体ラックの搬送方法は同一であるが、再検査が不要と判断された検体ラック2は、ラック送り機構41にてラック待機部24及び第2ラック振分部を介さずに第1ラック振分部からそのまま水平に収納ライン47まで送り出され、ラック押込機構29にて収納部23へ格納される。
図5は図3,図4と同様にラック振分け機構が2箇所あり、この両方のラック振分け機構で検体ラックを直接帰還ラインへ搬送できる機構について説明した図である。
第1ラック振分機構37に到達した時点で、再検査が必要と判断された検体ラックは、第1ラック振分機構37のラック送り機構39によって帰還ライン30へ直接搬送され、第2ラック振分機構38まで搬送される必要がなく、よりスピーディに検体ラックを帰還ラインへと搬送可能である。その他再検査要否判定待ちの検体ラックの搬送方法は図2,図3,図4と同一であり、再検査不要と判断された検体ラックの搬送方法は図4と同一である。
また、図1及び図3から図5の自動分析装置において、免疫分析終了後に生化学分析を行う場合も前記した再検処理が必要と判断された検体ラックの搬送経路と同様となる。検体ラック2はラック供給部1に投入されるとき既に、免疫分析と生化学分析が必要であるという情報を識別媒体に記録されており、その情報により制御部33は免疫分析が終了した検体ラックを生化学分析部へ送るよう指示する。免疫自動分析部14にて測定を終了し、次に生化学自動分析部6にて測定が必要と決定されている検体ラック2は、搬送ライン3を通り第1ラック振分機構37へ搬送される。その後図3から図5での実施例に示したとおり第1ラック振分機構37に到達した時点で既に再検処理が既に決定されている検体ラック2の搬送経路と同じ経路をたどり帰還ラインへと搬送され、その後、前記した経路にて生化学自動分析部へ搬送される。
本発明の一実施例である自動分析装置の全体構成を示す概略図である。 従来の自動分析装置の再検処理際の検体ラック搬送経路を説明するための図である。 請求項1にある、ラック振分け機構が2箇所ある自動分析装置での検体ラックの搬送経路及び、請求項4にある免疫自動分析部での測定後に生化学分析装置での測定を行う際の検体ラックの搬送経路を説明するための図である。 請求項2にある、ラック振分け機構が2箇所ある自動分析装置において、上流のラック振分け機構から直接ラック収納ラインへの検体ラックの搬送経路及び、請求項4にある免疫自動分析部での測定後に生化学分析装置での測定を行う際の検体ラックの搬送経路を説明するための図である。 請求項3にある、ラック振分け機構が2箇所ある自動分析装置において、上流のラック振分け機構から直接ラック帰還ラインへ検体ラックの搬送経路及び、請求項4にある免疫自動分析部での測定後に生化学自動分析部での測定を行う際の検体ラックの搬送経路を説明するための図である。
符号の説明
1…ラック供給部、2…検体ラック、3…搬送ライン、4…識別部、5…識別装置、6…生化学自動分析部、7,15,28…ラック取込機構、8,16…サンプリングエリア、9,17…検体分注機構、10,18…反応ディスク、11,19…試薬ディスク、
12,20…試薬分注機構、13,21…ラック排出機構、14…免疫自動分析部、22…ラック振分機構、23…ラック収納部、24…ラック待機部、25…ラック移送機構、
26…搬出ライン、27…反応溶液吸引機構、29…ラック押込機構、30…帰還ライン、31…ラック戻し機構、32…反応容器供給機構、33…制御部、34…記憶部、35…操作部、36…表示部、37…第1ラック振分機構、38…第2ラック振分機構、39,41〜43…ラック送り機構、40…ラック押し出し機構、44…ラック搬出アーム、45…収納式ラックストッパ、46…緊急検体ラック投入部、47…収納ライン、48…ラック引渡しポジション、49…搬出ライン出口、70〜72,74,75…ラックセンサ、73…帰還ライン入口。

Claims (5)

  1. 検体ラックに収容されているサンプル容器から採取したサンプルを検査する分析部と、
    検体を収容した検体ラックを分析部に搬送する搬送ラインと、
    再検査の可能性がある検体ラックを待機させる待機部と、
    検査が終了した検体ラックを収納するラック回収部と、
    再検査の必要がある検体ラックを前記分析部に戻すための帰還ラインと、
    を備えた自動分析装置において、
    前記搬送ラインで搬送された検体ラックのうち、再検査の要否判断待ちをする必要のある検体ラックを前記待機部に振分け、再検査の要否判断待ちをする必要のない検体ラックを前記ラック回収部に振分ける第1ラック振分部と、
    前記待機部に振分けられた検体ラックのうち、再検査の必要な検体ラックを前記帰還ラインに振分け、再検査が不要な検体ラックを前記ラック回収部に振分ける第2ラック振分部と、
    を備えたことを特徴とする自動分析装置。
  2. 請求項1記載の自動分析装置において、
    前記第1ラック振分部は、再検査の必要な検体ラックを前記帰還ラインに振分ける機構を備えたことを特徴とする自動分析装置。
  3. 請求項1記載の自動分析装置において、
    前記分析部は免疫分析項目を分析可能な免疫自動分析部と、生化学分析項目を分析可能な生化学自動分析部とを含み、
    前記免疫自動分析部での分析が終了して前記搬送ラインで搬送されてきた検体ラックは前記第1ラック振分部により前記帰還ラインに振分けられ、該帰還ラインを介して前記生化学自動分析部へ搬送されるように制御する機構を備えたことを特徴とする自動分析装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の自動分析装置において、
    前記検体ラックごとに再検査の要/不要を登録する登録部を備え、該登録部の登録結果に基づいて前記第1ラック振分部,第2ラック振分部での振分け動作を制御する制御部を備えたことを特徴とする自動分析装置。
  5. 請求項1〜3のいずれかに記載の自動分析装置において、
    前記待機部は、待機部入口から検体ラックを受け入れる受け入れエリアと、受け入れた検体ラックを待機時間後に待機部出口に送り出す送り出しエリアを有し、両エリアによってU字状の移送路を形成することを特徴とする自動分析装置。
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