JP2007154672A - サイクロン式エアクリーナ - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、大型化せずに、吸気効率を向上させることができるサイクロン式エアクリーナを提供することを課題とする。
【解決手段】サイクロン式エアクリーナ10Cは、エアクリーナケース20、濾過部40、エア反転部50C、旋回羽根部60及び羽根回転機構70からなる。
【効果】サイクロン式エアクリーナ10Cは、凸部51を設けたことで、ケース下部23から円滑に濾過エレメント44及びエア出口43aへエアを導くことができ、吸気効率を向上させることができる。また、8枚の案内壁53・・・及びプレ案内壁54・・・を設けたことで、エアをプレ案内壁54・・・及び案内壁53・・・に沿って、迅速に濾過エレメント44及びエア出口43aへエアを導くことができる。そして、エンジンの回転数が一定値を超えたときに旋回羽根63を回転させ、旋回羽根63の吸引作用及び押出作用で、コンパクトでも吸気効率を向上させることができる。
【選択図】図15

Description

本発明はサイクロン式エアクリーナの改良に関する。
エアを浄化するエアクリーナには各種の形式のものが実用化されている。その一つとして、サイクロン式エアクリーナが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
実開平1−105758号公報(第4図)
特許文献1の第4図において、サイクロン式エアクリーナは、空気取入口1、円筒部2、複数枚のルーバー3・・・(・・・は複数を示す。以下同様)、円錐部4、排出口5及び出口管6を備えるサイクロン10と、このサイクロン10の出口管6の外端に接続する円筒状フィルターエレメント7を内蔵したフィルター8と、このフィルター8の排気口に接続する内燃機関の吸入管9とからなる。
ダストを含んだエアは、円筒部2の内部に設けた環状通路2aで旋回流となり、環状通路2aの内部に取付けた複数枚のルーバー3・・・を通過して円錐部4へ流入する。この円錐部4で、エアはさらに旋回流が加速され、遠心分離作用によって粒径大のダストが捕捉される。
しかし、特許文献1のサイクロン式エアクリーナは、円錐部4が平らな底面を備えているために、円錐部4の底部でエアに乱流が発生しやすくなり、流路抵抗が大きくなる。このため、サイクロン式エアクリーナの吸気効率が低下する虞がある。その対策として、サイクロン式エアクリーナを大型化することが必要となる。そこで、大型化せずに、吸気効率を向上させることができるサイクロン式エアクリーナの開発が求められる。
本発明は、大型化せずに、吸気効率を向上させることができるサイクロン式エアクリーナを提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、エアクリーナケースに、エア入口及びエア出口を備え、これらのエア入口からエア出口までの間に濾過エレメントを介在させ、エア入口から流入させたエアを旋回させて、エアに含むダストを遠心分離させた後、前記エアを前記濾過エレメントで濾過してエア出口から流出させる形式のサイクロン式エアクリーナにおいて、前記エアクリーナケースの底に、エアを反転させて前記濾過エレメント及び前記エア出口へ案内する凸部を設けたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、凸部は、円錐台であり、この円錐台の斜面に、エアを濾過エレメント及びエア出口へ案内する案内壁を設けたことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、エアクリーナケースの底で且つ凸部を除く部位に、案内壁に繋がるプレ案内壁を設けたことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、エアクリーナケースに、エア入口及びエア出口を備え、これらのエア入口からエア出口までの間に濾過エレメントを介在させ、エア入口から流入させたエアを旋回させて、エアに含むダストを遠心分離させた後、前記エアを前記濾過エレメントで濾過してエア出口から流出させる形式のサイクロン式エアクリーナにおいて、前記エア入口から流入させたエアに臨ませる旋回羽根と、エンジンの回転数が所定回転数以上になるときに前記旋回羽根を回転させる羽根回転機構とを備えることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、エアクリーナケースの底に、エアを反転させてエア出口へ案内する凸部を設け、この凸部内に羽根回転機構の全部又は一部を収納したことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、エアクリーナケースの底にエアを反転させて濾過エレメント及びエア出口へ案内する凸部を設けたので、ケース下部における乱流の発生を抑えると共に濾過エレメント及びエア出口にエアを導き易くなり、吸気効率を向上させることができる。
請求項2に係る発明では、エアクリーナケースの底の凸部の斜面にエアを案内する案内壁を設けたことで、エアを、旋回させることなく、案内壁に沿って迅速にエアを濾過エレメント及びエア出口に導くことができる。
請求項3に係る発明では、エアクリーナケースの底で且つ凸部を除く部位に案内壁に繋がるプレ案内壁を設けたことで、エアをプレ案内壁及び案内壁に沿って、迅速に濾過エレメント及びエア出口に導くことができる。
請求項4に係る発明では、エア入口から流入させたエアに臨ませる旋回羽根を採用したので、旋回羽根を通過するように上から下へエアを流すと、エアに旋回作用が付加される。したがって、下向き旋回流を強化することができる。
また、エンジンの回転数が一定以上になるときに旋回羽根を回転させる羽根回転機構を採用したので、エンジンの回転数が一定値を超えたときに、旋回羽根を電動機で回転させて、この旋回羽根の吸引作用で、大量のエアをエア入口から取り込むことができ、旋回羽根の押出作用で、大量のエアをエア出口へ送り込むことができる。この結果、コンパクトなサイクロン式エアクリーナで、吸気効率を向上させることができる。
請求項5に係る発明では、エアクリーナケースの底にエアを反転させてエア出口へ案内する凸部を設けたので、この凸部の斜面に沿って旋回流を円滑に濾過エレメント及びエア出口に向けて反転させることができる。
加えて、凸部の下方空間に、電動機の全部又は一部(上半部)を収納することで、エアクリーナケースの小型化にも寄与する。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、請求項1に係る発明は主として図1で説明する。請求項2に係る発明は主として図3で説明し、請求項3に係る発明は図4で説明し、請求項4に係る発明は図6で説明し、請求項5に係る発明は図10で説明する。
図1は本発明に係るサイクロン式エアクリーナの全体断面図であり、サイクロン式エアクリーナ10は、ダストを含んだエアを流入させて旋回流を発生させるエアクリーナケース20(詳細構造は後述)と、このエアクリーナケース20の外側の上部にエアの濾過を実施するために設ける濾過部40(詳細構造は後述)と、この濾過部40に旋回しているエアを反転させて案内するためにエアクリーナケース20の最下部に設けるエア反転部50(詳細構造は後述)とからなる。
エアクリーナケース20は、ダストを含んだエアが流入する入口管21と、この入口管21を側面に備えるケース上部22と、このケース上部22の下部に設ける円筒状のケース下部23と、このケース下部23の上端にケース上部22の下端を接続するために設ける2枚のケースフランジ24、24と、これらのケースフランジ24、24の合せ面で挟み込むガスケット25と、このガスケット25による気密性を保つためにケースフランジ24、24を固定する複数本のボルト26・・・と、ケース下部23の最下部に設ける底板27と、この底板27の直近のケース下部23に取付ける複数個の排出口28・・・と、ケース上部22の真上に取付ける天板29と、この天板29に固定すると共に旋回したエアを流出させる出口管31とで構成する。
図2は図1の2部拡大図であり、濾過部40は、出口管31の上端に取付ける出口管フランジ41と、この出口管フランジ41の上に接続するために載せる接続管フランジ42と、この接続管フランジ42に固定する接続管43と、出口管フランジ41−接続管フランジ42の合せ面で挟み込む濾過エレメント44と、この濾過エレメント44を固定した際の気密性を保つために出口管フランジ41及び接続管フランジ42の各々に設けた溝に挿入する2個のOリング45、45と、これらのOリング45、45及び濾過エレメント44を挟み込んだ出口管フランジ41−接続管フランジ42を固定する複数本のボルト46・・・とで構成する。
なお、天板29と出口管31と出口管フランジ41は分割型で形成したが、一体型で形成して差し支えない。また、接続管フランジ42と接続管43についても分割型で形成したが、一体型で形成して差し支えない。
図1に戻って、入口管21から流入したエアは矢印aのように旋回しながら下降し、エアより比重の大きなダストは、ケース下部23の内周面に沿って落下し、底板27の上に堆積する。
一方、エアは矢印bのように反転して上昇し、その後矢印cのように出口管31に至る。このときに、エアは凸部51の斜面52で案内されるため、滑らかに反転する。このように、ケース下部23の内部でのエアの流れが円滑になる。
すなわち、底板27に凸部51を設けたことにより、一旦ケース下部23に向かったエアを円滑に濾過エレメント44及びエア出口43aに導くことができる。これにより、吸気効率を向上させることができる。
図3は本発明に係るエア反転部の改良図であり、エア反転部50Bは、凸部51の斜面52に複数枚の案内壁53・・・を取付けたことを特徴とする。
エアを、斜面52、案内壁53・・・に沿って迅速に濾過エレメント(図2符号44)及びエア出口(図1符号43a)に導くことができる。
図4は本発明に係るエア反転部の更なる改良図であり、エア反転部50Cは、凸部51の斜面52に複数枚の案内壁53・・・を取付けると共に、底板27にもプレ案内壁54・・・を設けたことを特徴とする。エアが底板27上で凸部51へ導かれる。
図5は図4の5−5線断面図であり、8枚の案内壁53・・・及びプレ案内壁54・・・を、ケース下部23の中心に設けた凸部51の外面からケース下部23の内面に向かって放射状に設けた形態である。
エアを、プレ案内壁54・・・及び案内壁53・・・に沿って、図面おもて側へ迅速に上昇させることができる。
なお、この例では、案内壁53・・・及びプレ案内壁54・・・を各々8枚としたが、これに限らず、複数枚であれば差し支えない。
以下に、図1のサイクロン式エアクリーナ10とは異なる構造のサイクロン式エアクリーナを説明する。
図6は本発明に係る別のサイクロン式エアクリーナの全体断面図であり、サイクロン式エアクリーナ10Bは、ダストを含んだエアを流入させて旋回流を発生させるエアクリーナケース20と、このエアクリーナケース20の外側の上部にエアの濾過を実施するために設ける濾過部40と、この濾過部40にエアを案内するために設ける旋回羽根部60と、この旋回羽根部60をエンジンの回転数が一定以上になるときに回転させる羽根回転機構70とからなる。
エアクリーナケース20は、ダストを含んだエアが流入する入口管21と、この入口管21を側面に備えるケース上部22と、このケース上部22の下部に設けるケース下部23と、このケース下部23の上端にケース上部22の下端を接続するために設ける2枚のケースフランジ24、24と、これらのケースフランジ24、24の合せ面で挟み込むガスケット25と、このガスケット25による気密性を保つためにケースフランジ24、24を固定する複数本のボルト26・・・と、ケース下部23の最下部に設ける底板27と、この底板27の直近のケース下部23に取付ける複数個の排出口28・・・と、ケース上部22の真上に取付ける天板29と、この天板29に固定すると共に旋回したエアを流出させる出口管31と、底板27の下部に設ける脚32とで構成する。
濾過部40の構造は図2と同様である。また、図2は説明済であるので、詳細な構造の説明を省略する。
旋回羽根部60の詳細構造は、後述する。
羽根回転機構70は、底板27の下面に取付けた電動機71と、この電動機71を固定するボルト72・・・と、これらのボルト72・・・で固定した電動機71に備える軸73と、この軸73を支持するために底板27の上面に取付けるブシュ74とで構成する。
図7は図6の7−7線断面図であり、旋回羽根部60は、ケース上部22の中心に設けた軸に等角度ピッチで取付ける3個の支持材61、61、61と、これらの支持材61、61、61の先端に固定する支持リング62と、この支持リング62の外面に軸を中心にして等角度ピッチで取付ける8枚の旋回羽根63・・・とで構成する。
なお、この例では、旋回羽根63・・・を8枚としたが、これに限らず、複数枚であれば差し支えない。
図8は図7の8−8線断面図であり、旋回羽根63は支持リング62の外面に傾斜させた状態で取付けられる。
図9は図7の作用説明図である。
(a)において、エンジンの回転数が一定値以下のときには、電動機71に通電しない。必要なら電動機71にブレーキを内蔵し、このブレーキを制動状態にする。
この状態では、旋回羽根63が静止しているため、この旋回羽根63を通過するように上から下へエアを流すと、エアに旋回作用が付加される。したがって、下向き旋回流を強化することができる。
(b)において、エンジンの回転数が一定値を超えたときには、電動機71に通電して、旋回羽根63を回転させる。この回転の方向は、エア入口21aから流入したエアが下向きに流れる方向とする。すると、旋回羽根63の吸引作用で、大量のエアをエア入口21aから取り込むことができ、旋回羽根63の押出作用で、大量のエアをエア出口43aへ送り込むことができる。
この結果、コンパクトなサイクロン式エアクリーナ10Bで、吸気効率を向上させることができる。
図10は図6に示すサイクロン式エアクリーナの要部改良図であり、エアクリーナケース20の底板27の中央に凸部状のエア反転部50を設けてもよい。このエア反転部50を構成する凸部51の斜面52に沿って旋回流を円滑に濾過エレメント(図6符号44)及びエア出口(図6符号43a)に向けて反転させることができる。
加えて、凸部51の下方空間に、電動機71の全部又は一部(上半部)を収納することで、エアクリーナケース20の小型化にも寄与する。
図11は図6に示すサイクロン式エアクリーナの更なる要部改良図であり、図11において、図6に示す支持材61・・・を補助羽根64・・・に変更したことを特徴とする。
図12は図11の12−12線断面図であり、軸73と支持リング62との間に3枚又は複数枚の補助羽根64・・・を介在させ、支持リング62の外周面に8枚又は複数枚のの旋回羽根63・・・を取付けた構成にした。
なお、旋回羽根63・・・をケース上部22の内周面に固定し、補助羽根64・・・のみを電動機71(図6符合71)と連動するようにしてもよい。
図13は図12の13−13線断面図であり、補助羽根64のひねり方向は、旋回羽根63(図8参照)のひねり方向と、逆にしたことを示す。
図14は本発明に係る補助羽根を備えたサイクロン式エアクリーナの作用説明図である。
(a)において、電動機71に通電しない。電動機71にブレーキを内蔵し、このブレーキを制動状態にする。
旋回羽根63が静止しているため、この旋回羽根63を通過するように上から下へエアを流すと、エアに旋回作用が付加される。したがって、下向き旋回流を強化することができる。
(b)において、電動機71に通電しない。電動機71にブレーキを内蔵するときにはブレーキを非制動状態にする。
旋回羽根63は回転自在になるため、エア入口21aから流入した下向きのエア流れによって、旋回する。この旋回により、補助羽根64も旋回する。この補助羽根64はケース下部23のエアをエア出口43aへ押し込む作用を発揮する。したがって、電動機71に通電しない状態で、エア流量を増加させることができる。
(c)において、エンジンの回転数が一定値を超えたときには、電動機71に通電して、旋回羽根63を回転させる。この回転方向は、エア入口21aから流入したエアが下向きに流れる方向とする。すると、旋回羽根63の吸引作用で、大量のエアをエア入口21aから取り込むことができ、旋回羽根63の押出作用で、大量のエアをエア出口43aへ送り込むことができる。同時に、補助羽根64も旋回する。この補助羽根64はケース下部23のエアをエア出口43aへ押し込む作用を発揮する。
この結果、コンパクトなサイクロン式エアクリーナ10Bで、吸気効率を向上させることができる。
図15は本発明に係る最も好ましいサイクロン式エアクリーナの構造を説明する斜視図であり、サイクロン式エアクリーナ10Cは、ダストを含んだエアを流入させて旋回流を発生させるエアクリーナケース20と、このエアクリーナケース20の外側の上部にエアの濾過を実施するために設ける濾過部40と、この濾過部40に向けてエアを旋回させることなく上昇させるために設けるエア反転部50Cと、このエア反転部50Cから上昇したエアを案内するために設ける旋回羽根部60と、この旋回羽根部60をエンジンの回転数が一定以上になるときに回転させる羽根回転機構70とで構成する。
エアクリーナケース20は図1で説明したので、詳細な構造の説明は省略する。また、濾過部40は図2で、エア反転部50Cは図4で、旋回羽根部60は図7で、羽根回転機構70は図6で各々説明したので、詳細な構造の説明は省略する。
これらの構成を採用すれば、第1に、凸部51を設けたことにより、ケース下部23から円滑に濾過エレメント44及びエア出口43aへエアを導くことができ、吸気効率を向上させることができる。
第2に、8枚の案内壁53・・・及びプレ案内壁54・・・を設けたことにより、エアをプレ案内壁54・・・及び案内壁53・・・に沿って、迅速に濾過エレメント44及びエア出口43aへエアを導くことができる。
第3に、エアを旋回羽根63を通過するように上から下へ流すと、エアに旋回作用が付加される。したがって、下向き旋回流を強化することができる。
第4に、エンジンの回転数が一定値を超えたときに、旋回羽根63を電動機71で回転させて、この旋回羽根63の吸引作用で、大量のエアをエア入口21aから取り込むことができ、旋回羽根63の押出作用で、大量のエアをエア出口43aへ送り込むことができる。この結果、コンパクトなサイクロン式エアクリーナ10Cで、吸気効率を向上させることができる。
第5に、凸部51の下方空間に、電動機71の全部又は一部(上半部)を収納することで、エアクリーナケース20の小型化にも寄与する。
図16は図6に示すサイクロン式エアクリーナの更々なる要部改良図であり、サイクロン式エアクリーナ10Dは、ダストを含んだエアを流入させて旋回流を発生させるエアクリーナケース20と、このエアクリーナケース20の外側の上部にエアの濾過を実施するために設ける濾過部40と、この濾過部40にエアを案内するために設ける旋回羽根部60と、この旋回羽根部60をエンジンの回転数が一定以上になるときに回転させる羽根回転機構70とからなる。
エアクリーナケース20は図1で説明したので、詳細な構造の説明は省略する。また、濾過部40は図2で、旋回羽根部60は図7で、羽根回転機構70は図6で各々説明したので、詳細な構造の説明は省略する。
なお、図1から図16に示したケース下部23は円筒状にしたが、円筒状に限定しない。例えば、ケース下部23の下部を下方にいくほど径が小さくなる円錐状の筒にしてもよい。
図16は、図6に示す支持リング62の高さを大きくしたことを特徴とする。
これにより、旋回羽根63を通過した旋回エアが、支持リング62の外周面に沿って下降するために、下向き旋回流を強化することができる。
本発明は、出口に濾過エレメントを備えたサイクロン式エアクリーナに好適である。
本発明に係るサイクロン式エアクリーナの全体断面図である。 図1の2部拡大図である。 本発明に係るエア反転部の改良図である。 本発明に係るエア反転部の更なる改良図である。 図4の5−5線断面図である。 本発明に係る別のサイクロン式エアクリーナの全体断面図である。 図6の7−7線断面図である。 図7の8−8線断面図である。 図7の作用説明図である。 図6に示すサイクロン式エアクリーナの要部改良図である。 図6に示すサイクロン式エアクリーナの更なる要部改良図である。 図11の12−12線断面図である。 図12の13−13線断面図である。 本発明に係る補助羽根を備えたサイクロン式エアクリーナの作用説明図である。 本発明に係る最も好ましいサイクロン式エアクリーナの構造を説明する斜視図である。 図6に示すサイクロン式エアクリーナの更々なる要部改良図である。
符号の説明
10、10B、10C…サイクロン式エアクリーナ、20…エアクリーナケース、21a…エア入口、43a…エア出口、44…濾過エレメント、51…凸部、52…斜面、53…案内壁、54…プレ案内壁、63…旋回羽根、70…羽根回転機構。

Claims (5)

  1. エアクリーナケースに、エア入口及びエア出口を備え、これらのエア入口からエア出口までの間に濾過エレメントを介在させ、エア入口から流入させたエアを旋回させて、エアに含むダストを遠心分離させた後、前記エアを前記濾過エレメントで濾過してエア出口から流出させる形式のサイクロン式エアクリーナにおいて、
    前記エアクリーナケースの底に、エアを反転させて前記濾過エレメント及び前記エア出口へ案内する凸部を設けたことを特徴とするサイクロン式エアクリーナ。
  2. 前記凸部は、円錐台であり、この円錐台の斜面に、エアを前記濾過エレメント及び前記エア出口へ案内する案内壁を設けたことを特徴とする請求項1記載のサイクロン式エアクリーナ。
  3. 前記エアクリーナケースの底で且つ前記凸部を除く部位に、前記案内壁に繋がるプレ案内壁を設けたことを特徴とする請求項2記載のサイクロン式エアクリーナ。
  4. エアクリーナケースに、エア入口及びエア出口を備え、これらのエア入口からエア出口までの間に濾過エレメントを介在させ、エア入口から流入させたエアを旋回させて、エアに含むダストを遠心分離させた後、前記エアを前記濾過エレメントで濾過してエア出口から流出させる形式のサイクロン式エアクリーナにおいて、
    前記エア入口から流入させたエアに臨ませる旋回羽根と、エンジンの回転数が所定回転数以上になるときに前記旋回羽根を回転させる羽根回転機構とを備えることを特徴とするサイクロン式エアクリーナ。
  5. 前記エアクリーナケースの底に、エアを反転させて前記エア出口へ案内する凸部を設け、この凸部内に前記羽根回転機構の全部又は一部を収納したことを特徴とする請求項4記載のサイクロン式エアクリーナ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014077438A (ja) * 2012-09-19 2014-05-01 Hiroo Hayashi エアフィルタ装置、吸気装置、及び集塵装置
CN105649833A (zh) * 2016-03-17 2016-06-08 中国人民解放军理工大学野战工程学院 沙尘环境运行的工程机械发动机的空气预滤器

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