JP2007153225A - 自動車用エアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 隔壁の端末の上方へのばたつきを防止して、ガスを正しい比率で上下に分流供給することができる自動車用エアバッグ装置を提供する。
【解決手段】 内部に下部空間Aと上部空間Bに区画する隔壁6が設けられたエアバッグ5において、インフレータ8のガス噴射口10からのガスGを当てる案内板12の上端に、隔壁6の端末6aに対して上側から重なるサイズのフランジ13を形成したため、フランジ13により、隔壁6の端末6aの上方へのばたつきが防止され、ガスGを正しい比率で上下に分流供給することができる。フランジ13が水平よりも上向き角度であるため、上部空間BへのガスGの分散効果が向上する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、自動車用エアバッグ装置に関するものである。
自動車には、側面衝突時に乗員の側方に展開して乗員を保護するエアバッグが備えられている。エアバッグは、サイドドアやシートバックの端部に設置され、衝突時に、インフレータから噴射されたガスにより、乗員とサイドドアの間のスペースに向けて前方に展開する構造になっている。
この種のエアバッグは、内部に設けられた隔壁により、腰部を保護する下部空間と、胸部を保護する上部空間に区画されている。そして、その隔壁の端末には、インフレータのガス噴射口が臨まされ、ガス噴射口からのガスを隔壁を境にして下部空間と上部空間に同時に供給している。
ガスを直接隔壁の端末に当てると、隔壁に対するダメージが大きいので、隔壁の端末と、ガス噴射口との間には、ガス噴射口に対向する案内板を設けている。そして、ガス噴射口から噴射されたガスを案内板に当てることにより、所定の比率で下部空間と上部空間に分流供給するようにしている。一般に、腰部に対応する下部空間にガスを多く供給し、上部空間よりも膨張圧力が高くなるように設定されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−238890号公報
しかしながら、このような従来の技術にあっては、ガスを案内板に当ててから下部空間と上部空間に分流供給することにより、隔壁のガスによるダメージを緩和しているものの、上部空間よりも下部空間に多くのガスを供給して、下部空間の膨張圧力を上部空間よりも高めようとすると、下部空間側に多く供給されたガスの圧力により、隔壁の端末が案内板を越えて上方へばたつき、ガスを正しい比率で上下に分流供給できなくなるおそれがある。
本発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、隔壁の端末の上方へのばたつきを防止して、ガスを正しい比率で上下に分流供給することができる自動車用エアバッグ装置を提供するものである。
請求項1記載の発明は、ドアやシートから乗員とドアとの間のスペースへ向けて前方に展開する袋状のエアバッグを有し、エアバッグの内部にはエアバッグを下部空間と上部空間に区画する隔壁が設けられ、エアバッグの後方にはガス噴射口を隔壁の端末に対応させた状態のインフレータが設けられ、隔壁の端末とインフレータのガス噴射口との間にはガス噴射口に対向する案内板が設けられ、ガス噴射口から噴射されたガスを案内板に当てることにより所定の比率でガスを下部空間と上部空間に分流供給する自動車用エアバッグ装置であって、前記案内板の上端に隔壁の端末に対して上側から重なるサイズのフランジを形成したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、フランジが水平よりも上向き角度であることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、案内板及びフランジが、インフレータを固定するリテーナに一体形成されていることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、案内板の上端に隔壁の端末に対して上側から重なるサイズのフランジを形成したため、フランジにより、隔壁の端末の上方へのばたつきが防止され、ガスを正しい比率で上下に分流供給することができる。
請求項2記載の発明によれば、フランジが水平よりも上向き角度であるため、上部空間へのガスの分散効果が向上する。
請求項3記載の発明によれば、案内板及びフランジが、インフレータを固定するリテーナに一体形成されているため、部品点数が増加しない。
本発明は、隔壁の端末の上方へのばたつきを防止して、ガスを正しい比率で上下に分流供給することができる自動車用エアバッグ装置を提供するという目的を、ドアやシートから乗員とドアとの間のスペースへ向けて前方に展開する袋状のエアバッグを有し、エアバッグの内部にはエアバッグを下部空間と上部空間に区画する隔壁が設けられ、エアバッグの後方にはガス噴射口を隔壁の端末に対応させた状態のインフレータが設けられ、隔壁の端末とインフレータのガス噴射口との間にはガス噴射口に対向する案内板が設けられ、ガス噴射口から噴射されたガスを案内板に当てることにより所定の比率でガスを下部空間と上部空間に分流供給する自動車用エアバッグ装置であって、前記案内板の上端に隔壁の端末に対して上側から重なるサイズのフランジを形成したことで、実現した。以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1〜図7は、本発明の一実施例を示す図である。この実施例の自動車1は、運転者の前方のステアリングホイール2と、助手席の前方のインストルメントパネル3に、それぞれ、図示せぬ前突用のエアバッグを折り畳み状態で備えている。この前突用のエアバッグは自動車が前面衝突した場合に車室内側へ展開するようになっている。
また、自動車1のサイドドア4には側突用のエアバッグ5が設けられている。このエアバッグ5は、自動車が側面から衝突Fを受けた場合に、乗員Mと、衝突Fを受けた側のサイドドア4との間のスペースに向けて展開するようになっている。
このエアバッグ5の内部には、エアバッグ5を下部空間Aと上部空間Bに区画する略水平な隔壁6が設けられている。隔壁6は両側端を下に折り曲げた状態で、エアバッグ5の左右の側面部に接合されている。しかし、隔壁6の後側には、その車幅方向外側の側端と、エアバッグ5の側面部との間に、半長円状の開口7が形成されている。開口7を形成する端末6aも下側に折り曲げられた状態になっているが、エアバッグ5とは接合されておらず離間している。
エアバッグ5の後端部には、インフレータ8がリテーナ9に保持された状態で設置される。インフレータ8は棒形状で、下端にガス噴射口10を有する。ガス噴射口10からはガスGが水平方向に噴射される。リテーナ9はインフレータ8を抱き込む2本のアーム11を有し、下端にはガス噴射口10に対向する案内板12を有する。案内板12は湾曲した状態でガス噴射口10の前側に回り込み、ガス噴射口10と前側の案内板12とは前後方向で離間している。
この案内板12の上端からは、車幅方向内側位置からから前方へ回り込むフランジ13が連続形成されている。フランジ13は水平に対して所定の角度θ(例えば45°)だけ上向きになっている(図7参照)。このフランジ13の外形は、隔壁6の開口7よりも大きく、フランジ13が隔壁6の端末6aの上側に所定の寸法d分だけ重なった状態となる(図6参照)。このような案内板12及びフランジ13は、インフレータ8を固定するためのリテーナ9に一体形成されているため、部品点数が増加しない。
インフレータ8を保持したリテーナ9は、エアバッグ5の後端部からエアバッグ5内に挿入され、リテーナ9の案内板12を、開口7における隔壁6の端末6aに対応させた状態で、エアバッグ5の後端部ごと、開閉自在なカバー14を備えたケース15と一緒に、サイドドア4に対して固定される。エアバッグ5は折り畳まれた状態でケース15内に収納され、カバー14にて覆われる。カバー14はサイドドア4のドアトリムの一部を構成する。
次に、自動車1が側面から衝突Fを受けた場合の作用を説明する。衝突Fを受けると、それをセンサーが検出して、衝突Fを受けた側のエアバッグ5のインフレータ8を作動させる。インフレータ8が作動して、ガス噴射口10からガスGが噴射されると、エアバッグ5がケース15のカバー14を開いて車室内側に展開する。
ガス噴射口10からのガスGは、リテーナ9の案内板12に当たり、下部空間A及び上部空間Bに所定の比率で分流供給される。この実施例の場合は、乗員の腰部を確実に保護するために、下部空間Aに多くのガスGが流れて、展開した際の下部空間Aの圧力が上部空間Bよりも高くなるように設定されている。
ガス噴射口10から噴射されたガスGが、下部空間A及び上部空間Bに供給されてエアバッグ5全体が膨張すると、エアバッグ5は前方に向けて展開し、乗員Mとサイドドア4との間のスペースに入り込む。従って、衝突Fよる慣性力により、シート16に着座している乗員Mが、サイドドア4側へ倒れ込んでも、前方へ展開したエアバッグ5により乗員Mを受け止めて保護することができる。
この実施例によれば、案内板12の上端に隔壁6の端末6aに対して上側から重なるサイズのフランジ13を形成したため、インフレータ8のガス噴射口10から下部空間Aに多くのガスGを供給しても、隔壁6は図7に示すようにフランジ13に沿う位置まで盛り上がり変形するが、隔壁6の端末6aがフランジ13を越えて上方へばたつくことがない。従って、ガスGを正しい比率で下部空間A及び上部空間Bへ分流供給することができる。
しかも、フランジ13が水平よりも所定の角度θだけ上向きのため、本来、インフレータ8の下端に設けられたガス噴射口10から上部空間Bの全体へガスGを分散させた状態で供給するのは難しいが、上向き角度のフランジ13によりガスGを上部空間Bの上側の隅部にまで分散させることができ、上部空間BへのガスGの分散効果が向上する。
以上の実施例では、サイドドア4から側突用のエアバッグ5を前方へ展開させる構造を例にしたが、シート16のシートバックの端部から側突用のエアバッグを前方へ展開させても良い。
本発明の一実施例に係る自動車の側面衝突状態を示す平面図。 側突用エアバッグが展開した状態を示す平面図。 エアバッグの取付構造を示す分解斜視図。 インフレータのエアバッグへの取付け状態を示す斜視図。 エアバッグの内部構造を示す断面図。 インフレータのエアバッグへの取付構造を示す平面図。 図6中矢示SA−SA線に沿う断面図。
符号の説明
4 サイドドア
5 エアバッグ
6 隔壁
8 インフレータ
10 ガス噴射口
12 案内板
13 フランジ
A 下部空間
B 上部空間
F 衝突
G ガス
M 乗員
d 重なり寸法

Claims (3)

  1. ドアやシートから乗員とドアとの間のスペースへ向けて前方に展開する袋状のエアバッグを有し、エアバッグの内部にはエアバッグを下部空間と上部空間に区画する隔壁が設けられ、エアバッグの後方にはガス噴射口を隔壁の端末に対応させた状態のインフレータが設けられ、隔壁の端末とインフレータのガス噴射口との間にはガス噴射口に対向する案内板が設けられ、ガス噴射口から噴射されたガスを案内板に当てることにより所定の比率でガスを下部空間と上部空間に分流供給する自動車用エアバッグ装置であって、
    前記案内板の上端に隔壁の端末に対して上側から重なるサイズのフランジを形成したことを特徴とする自動車用エアバッグ装置。
  2. 請求項1記載の自動車用エアバッグ装置であって、
    フランジが水平よりも上向き角度であることを特徴とする自動車用エアバッグ装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の自動車用エアバッグ装置であって、
    案内板及びフランジが、インフレータを固定するリテーナに一体形成されていることを特徴とする自動車用エアバッグ装置。
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