JP2007152257A - 液滴吐出装置および液滴吐出装置の制御方法、並びに電気光学装置の製造方法、電気光学装置および電子機器 - Google Patents

液滴吐出装置および液滴吐出装置の制御方法、並びに電気光学装置の製造方法、電気光学装置および電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な構造で、基板上の各画素領域の全域に機能液を確実に濡れ拡がらせることができる液滴吐出装置を提供する。
【解決手段】バンク部507bにより画成した基板W上の多数の画素領域507aに対し、機能液を導入した機能液滴吐出ヘッド17を相対的に移動させながら機能液を吐出・着弾させる描画手段と、機能液の吐出に伴って相対的に移動する機能液滴吐出ヘッド17に後行して基板Wに臨み、基板W上にガスを吹き付けて各画素領域507に着弾した機能液の液面を挙動させるガス吹出し口81と、ガス吹出し口81に連なるガス送出手段とを備えた。
【選択図】図5

Description

本発明は、バンク部により画成した基板上の多数の画素領域に対し、機能液を導入した機能液滴吐出ヘッドを相対的に移動させながら機能液を吐出・着弾させる液滴吐出装置および液滴吐出装置の制御方法、並びに電気光学装置の製造方法、電気光学装置および電子機器に関するものである。
従来の液滴吐出装置は、基板に対し、機能液を導入した機能液滴吐出ヘッドを相対的に移動させながら、前記基板上に形成した多数の画素領域に機能液を吐出・着弾させる描画手段と、基板とこれを載置するテーブルとの間に介設した振動板と、を備えている(特許文献1参照)。
多数の画素領域は親水性(親液性)を有すると共に疎水(疎液)性を有するバンク部で画成されており、振動板により基板に超音波振動を与えることにより、各画素領域に着弾した機能液(溶液)を、各画素領域の全域に満遍なく行き渡らせるようにしている。
特開2003−139934号公報
しかしながら、このような従来の液滴吐出装置では、基板そのものを振動させる必要があり、エネルギー的に大きな振動を発生させる機構が必要であった。また、基板を振動させることで、基板の位置が変化するため、振動によってアライメントに狂いが生じないように設計するのは非常に困難である。
本発明は、簡単な構造で、基板上の各画素領域の全域に機能液を確実に濡れ拡がらせることができる液滴吐出装置および液滴吐出装置の制御方法、並びに電気光学装置の製造方法、電気光学装置および電子機器を提供することを課題としている。
本発明の液滴吐出装置は、バンク部により画成した基板上の多数の画素領域に対し、機能液を導入した機能液滴吐出ヘッドを相対的に移動させながら機能液を吐出・着弾させる描画手段と、機能液の吐出に伴って相対的に移動する機能液滴吐出ヘッドに後行して基板に臨み、基板上にガスを吹き付けて各画素領域に着弾した機能液の液面を挙動させるガス吹出し口と、ガス吹出し口に連なるガス送出手段と、を備えたことを特徴とする。
この構造によれば、機能液の吐出に伴って相対的に移動する機能液滴吐出ヘッドに後行し、機能液が着弾した各画素領域に対し、上方からガスを吹き付けると、着弾した機能液の液面が挙動し、表面張力に抗して機能液がガスの風圧により押し拡げられる。このため、機能液を各画素領域の全域に行き渡らせることができ、機能液の濡れ拡がり不足を解消することができる。また、ガス吹出し口は、基板に上方から臨むため、既存の液滴描画装置にも比較的簡単に搭載することができる。なお、この場合のガスは気体の意味であり、空気あるいは不活性ガスであることが、好ましい。
この場合、描画手段、ガス吹出し口およびガス送出手段を収容するチャンバ装置を、更に備えることが好ましい。
この構成によれば、チャンバ装置内の管理(温度およびクリーン度等)された雰囲気を、吹付けガスとして活用することができる。このため、ガスによる機能液の変質等を有効に防止することができる。
また、描画手段およびガス吹出し口を収容するチャンバルームと、送気側をチャンバルームの送気口に連結し、吸気側をチャンバルームの排気口に連通した清浄ガス供給ユニットと、を有するチャンバ装置を、更に備え、ガス送出手段は、清浄ガス供給ユニットで構成され、且つガス吹出し口は送気口に連通していることが、好ましい。
この構成によれば、清浄ガス供給ユニットからチャンバルームに供給される管理された雰囲気を、吹付けガスとして活用することができると共に、ガス送出手段を省略することができる。また、基板上に吹き付けたガスを、排気口から清浄ガス供給ユニットに戻すことにより、これを清浄化することができる。
これらの場合、ガス吹出し口と送気口とを連通するガス吹出し流路には、吹出し流量調整手段が介設されていることが、好ましい。
この構成によれば、各画素領域に加える風圧を、機能液が挙動するのに十分なものであって且つ機能液がバンク部に吹き上げられることないものに、調整することができる。
なお、基板に対する吹付け時を除いて、流量調整手段あるいは流路開閉手段(開閉弁等)により、ガス吹出し口からのガスの吹出しを停止することがさらに好ましく、これによれば、吹出しガスにより機能液滴吐出ヘッドのノズルが乾燥する等の弊害を回避することができる。
これらの場合、機能液滴吐出ヘッドを挟んで機能液滴吐出ヘッドの相対移動方向の前後にガス吹出し口が一対設けられていることが、好ましい。
これらの構成によれば、基板に対する機能液滴吐出ヘッドの相対的な往復動で機能液の吐出・着弾が行われる場合、往動時および復動時にそれぞれガスの吹き付けを行うことができる。
これらの場合、ガス吹出し口は、先端部に機能液滴吐出ヘッドの相対移動方向に並ぶ4つの吹出しノズルを有し、4つの吹出しノズルは、相対移動方向に対しガスを、斜め前方に吹き出す前吹出しノズル、斜め後方に吹き出す後吹出しノズル、斜め左方に吹き出す左吹出しノズル、斜め右方に吹き出す後吹出しノズルから成ることが、好ましい。
この構成によれば、各画素領域に着弾した機能液に対して、様々な方向から風圧を掛けて機能液を挙動させることができ、各画素領域に着弾した機能液の量や着弾位置に関わらず、各画素領域内において機能液を均一に濡れ拡がらせることができる。
この場合、各吹出しノズルは、吹出し方向を指向する複数の風向板を有していることが、好ましい。
この構成によれば、吹付けガスを、各吹出しノズルから均一に吹き出すことができる。
これらの場合、ガス吹出し口は、基板がセットされるセットテーブルを横断するように配設されていることが、好ましい。
これらの構成によれば、基板の1回の相対的移動で、全画素領域にガスを吹き付けることができる。
これらの場合、ガス吹出し口とガス送出手段とを連通するガス吹出し流路に介設され、機能液の溶媒が気化した溶媒ガスを供給する溶媒蒸発槽を、更に備えることが好ましい。
この構成によれば、機能液の溶媒ガスを含んだガスを各画素領域に吹き付けることができるため、機能液の気化(揮発)による増粘を抑制しつつ、液面を挙動させることができる。このため、機能液の濡れ拡がりを促進させることができる。
この場合、ガス吹出し口に添設され、基板上に吹き付けたガスを吸込むガス吸込み口と、ガス吸込み口に連なるガス吸引手段と、を更に備えることが好ましい。
この場合、ガス吸込み口は、ガス吹出し口を囲繞するように配設されていることが、好ましい。
この構成によれば、各画素領域の機能液に吹き付けた機能液の溶媒ガスを含むガスを、効率良く回収することができる。
これらの場合、描画手段の駆動およびガス送出手段の駆動を制御する制御手段を、更に備え、制御手段は、各画素領域の隅部近傍に必要量の機能液の一部を吐出・着弾させた後、各画素領域に着弾した機能液の液面を挙動させ、更に各画素領域の中心部に必要量の機能液の残りを吐出・着弾させた後、各画素領域に着弾した機能液の液面を挙動させることが、好ましい。
この構成によれば、各画素領域に着弾した機能液は、ガスが吹き付けられることにより、同心円上に拡がる性質がある。最初の機能液の着弾において、各画素領域の隅部に機能液を濡れ拡げ、続く機能液の着弾において、各画素領域の中央部に機能液を拡げることができる。これにより、機能液を各画素領域内の全域に効率良く、且つ確実に濡れ拡げることができる。
本発明の液滴吐出装置の制御方法は、バンク部により画成した基板上の多数の画素領域に対し、機能液を導入した機能液滴吐出ヘッドを相対的に移動させながら機能液を吐出・着弾させる描画手段と、各画素領域に着弾した機能液の液面を送風により挙動させる液面挙動手段と、を備えた液滴吐出装置の制御方法であって、描画手段により、各画素領域の隅部近傍に必要量の機能液の一部を吐出・着弾させる第1描画工程と、第1描画工程の後、液面挙動手段により、各画素領域に着弾した機能液の液面を挙動させる第1挙動工程と、挙動工程の後、描画手段により、各画素領域の中央部に必要量の機能液の残りを吐出・着弾させる第2描画工程と、第2描画工程の後、液面挙動手段により、各画素領域に着弾した機能液の液面を挙動させる第2挙動工程と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、各画素領域に着弾した機能液は、ガスが吹き付けられることにより、同心円上に拡がる性質がある。最初の機能液の着弾において、各画素領域の隅部に機能液を濡れ拡げ、続く機能液の着弾において、各画素領域の中央部に機能液を拡げることができる。これにより、機能液を各画素領域内の全域に効率良く、且つ確実に濡れ拡げることができる。
本発明の電気光学装置の製造方法は、上記した液滴吐出装置を用い、基板上の各画素領域に機能液滴による成膜部を形成することを特徴とする。
本発明の電気光学装置は、上記した液滴吐出装置を用い、基板上の各画素領域に機能液滴による成膜部を形成したことを特徴とする。
これらの構成によれば、各画素内に着弾した機能液滴が均一に濡れ拡がり、各画素領域の全域に亘って成膜部を形成することができ、色むら等の無い高品質な電気光学装置を製造することができる。なお、機能材料としては、有機EL装置の発光材料(Elecreo-Luminescence発光層・正孔注入層)は元より、液晶表示装置に用いるカラーフィルタのフィルタ材料(フィルタエレメント)、電子放出装置(Field Emission Display, FED)の蛍光材料(蛍光体)、PDP(plasma Display Panel)装置の蛍光材料(蛍光体)、電気泳動表示装置の泳動体材料(泳動体)等であって、機能液滴吐出ヘッド(インクジェットヘッド)により吐出可能な液体材料を言う。また、電気光学装置(Flat Panel Display, FPD)としては、有機EL装置、液晶表示装置、電子放出装置、PDP装置、電気泳動表示装置等がある。
本発明の電子機器は、上記した電気光学装置の製造方法により製造した電気光学装置または上記した電気光学装置を、搭載したことを特徴とする。
この場合、電子機器としては、いわゆるフラットパネルディスプレイを搭載した携帯電話、パーソナルコンピュータのほか、各種の電気製品がこれに該当する。
以下、添付の図面を参照して、本発明に係る液滴吐出装置の一実施形態について説明する。この液滴吐出装置は、液晶表示装置等のFPDの製造工程において、カラーフィルタ等をいわゆる印刷方式で製造する描画システムに組み込まれている。すなわち、特殊なインクや発光性の樹脂液等の機能液を機能液滴吐出ヘッドに導入し、カラーフィルタの基板上に構成された画素領域に機能液を吐出・着弾させ、機能液による成膜部を形成するものである。そこで、まず、液滴吐出装置による機能液の吐出対象(描画対象)となる基板について説明する。
図1に示すように、基板Wは、ガラス板(石英ガラス)やポリイミド樹脂等で構成されており、その周縁部の前後2箇所には、搬入された液滴吐出装置1(図2参照)により位置認識される一対の基板アライメントマークWm、Wmがそれぞれ形成されており、その周縁部を除いた範囲には、区画壁部507b(バンク部)により画成した複数の画素領域507aがマトリクス状に配列されている。
各画素領域507aは、区画壁部507bで囲まれた平面視長方形の凹部となっており、液滴吐出装置1に搭載された機能液滴吐出ヘッド17(図2参照)により、R(赤)・G(緑)・B(青)3色の着色層508R、508G、508B(成膜部)を形成する際に、機能液の着弾領域となる(図9参照)。この場合、機能液が着弾した3個の画素領域507a、すなわち、Rの機能液が着弾した画素領域507aと、Gの機能液が着弾した画素領域507aと、Bの機能液が着弾した画素領域507aとにより、いわゆる画素が構成される。
各画素領域507aには、吐出を考慮した濃度に調製された機能液を導入した機能液滴吐出ヘッド17により、乾燥処理後の着色層508R、508G、508Bが所定の膜厚となるように、必要量の機能液(所定のショット数の機能液滴)を吐出・着弾させる。
各画素領域507aは、詳細は後述するが、表面処理により親液(親水)性となっており、着弾した機能液が各画素領域507a内で濡れ拡がりやすくなっている。一方、区画壁部507bは、疎液(疎水)性の樹脂材料等で構成されているため、区画壁部507bに機能液が着弾しても、その機能液は隣接する画素領域507a内へ流れ込むようになっている。もっとも、各画素領域507aの周縁部は、区画壁部507bを構成するレジスト層504(図9参照)の残渣等の影響により、疎液性となっている。このため、各画素領域507aに着弾した機能液は、その周縁部、特に隅部(角部)では濡れ拡がりにくくなっている。本実施形態の液滴吐出装置1は、この濡れ拡がりにくい隅部にも、機能液を行き渡らせるものである(詳細は後述する)。
次に、本発明に係る液滴吐出装置1について説明する。カラーフィルタを製造する描画システムには、R・G・Bの各色にそれぞれ対応した3台の液滴吐出装置1が設置されており、各液滴吐出装置1は、順次導入された基板W上に着色層508R、508G、508Bを1色分ずつ形成するように設計されている。もちろん、1台の液滴吐出装置1によりR・G・B3色の描画を一括して行うようにしてもよい。
図2に示すように、液滴吐出装置1は、機能液滴吐出ヘッド17を搭載した描画装置2と、機能液滴吐出ヘッド17のメンテナンス処理(機能維持・回復)を行うメンテナンス装置3と、基板W上にガスを吹き付けるガス吹出し装置4と、吹き付けたガスを吸込むガス吸込み装置5と、アライメント処理等のために画像認識を行う画像認識装置6と、これらの各部を統括制御するコントローラ7と、各装置を収容するチャンバ装置8とを備えている。
そして、メンテナンス装置3により機能液滴吐出ヘッド17のメンテナンス処理を適宜行うと共に、機能液滴吐出ヘッド17から基板W上に機能液を吐出・着弾させる描画処理と、これに続いて、ガス吹出し装置4のガス吹出し口81(後述する)から基板W上にガスを吹き付け、着弾した機能液の液面を挙動させる液面挙動処理とを行うようにしている(詳細は後述する)。
描画装置2は、X軸テーブル12およびX軸テーブル12に直交するY軸テーブル13から成るXY移動機構11と、Y軸テーブル13に移動自在に取り付けられたキャリッジ14と、キャリッジ14に搭載された機能液滴吐出ヘッド17とを備えている。なお、本実施形態では、1個の機能液滴吐出ヘッド17を搭載しているが、その個数や配置は任意である。
X軸テーブル12による基板Wの移動軌跡と、Y軸テーブル13によるキャリッジ14の移動軌跡とが交わる領域が、描画処理を行う描画エリア(図示省略)となり、また、Y軸テーブル13によるキャリッジ14の移動軌跡上のX軸テーブル12から外側に外れた領域(図示右側)がメンテナンス領域(図示省略)となっており、このメンテナンス領域にメンテナンス装置3が設置されている。
X軸テーブル12の手前側の領域は、液滴吐出装置1に対する基板Wの搬出入を行う基板搬出入エリア(図示省略)となっている。また、X軸方向に描画エリア(機能液滴吐出ヘッド17)を間に挟んで一対のガス吹出し口81および一対のガス吸込み口91(後述する)が配設されており、液面挙動処理が行われる一対の挙動処理エリア(図示省略)となっている。なお、詳細は後述するが、基板Wの往動時(図示下側から上側への移動時)には、図示上側のガス吹出し口81(往動時ガス吹出し口81a)により液面挙動処理が行われ、基板Wの復動時(図示上側から下側への移動時)には、図示下側のガス吹出し口81(復動時ガス吹出し口81b)により液面挙動処理が行われる。
X軸テーブル12は、床上に立設した前後の支柱に支持されており、X軸方向の駆動系を構成するモータ駆動のX軸スライダ(図示省略)を有し、これに基板Wを吸着セットするセットテーブル21を移動自在に搭載して、構成されている。このX軸テーブル12により、セットした基板WをX軸方向に移動させることで、基板Wに対し、機能液滴吐出ヘッド17がX軸方向に相対的に移動する。
Y軸テーブル13は、X軸テーブル12およびメンテナンス装置3を跨ぐようにして、床上に立設した左右の支柱に支持されており、Y軸方向の駆動系を構成するモータ駆動のY軸スライダ(図示省略)を有しており、これにキャリッジ14介して機能液滴吐出ヘッド17を移動自在に搭載している。
図3に示すように、機能液滴吐出ヘッド17は、図示しない機能液パック等から機能液が導入され、インクジェット方式(例えば圧電素子駆動)で機能液を吐出するものであって、ノズル面41に相互に平行に形成した2列のノズル列42を有している。各ノズル列42は、複数(例えば180個)のノズル43が等ピッチで並べられて構成されている。そして、コントローラ7からヘッドドライバ(図示省略)を介して駆動波形を印加することにより、各ノズル43から機能液が吐出される。
図2に示すように、メンテナンス装置3は、メンテナンスエリアにおいて、描画エリアから遠い側(図示右側)から順に、機能液滴吐出ヘッド17のノズル43から機能液を吸引する吸引ユニット51、機能液滴吐出ヘッド17のノズル面41を払拭するワイピングユニット52、吐出された機能液滴の飛行状態を観測する飛行観測ユニット53を備えている。
画像認識装置6は、基板搬出入エリアの前後2箇所に臨み、一対の基板アライメントマークWm、Wmを画像認識する2台の基板アライメントカメラ(図示省略)と、X軸テーブル12のX軸スライダに連結され、キャリッジ14に設けた基準ピン(図示省略)を画像認識するキャリッジアライメントカメラ61と、描画エリアの近傍に位置して、基板Wに対する描画結果等を画像認識する描画観測カメラ62と、Y軸テーブル13と平行に延在し、描画観測カメラ62をY軸方向に移動させるカメラ移動機構63とを有している。
チャンバ装置8は、描画装置2等を収容するチャンバルーム71と、チャンバルーム71に併設され、温度管理された清浄なガスをチャンバルーム71内に供給する清浄ガス供給ユニット72とを有している。チャンバルーム71の側壁には、後述する各ガス吸込み口91と連通する排気ポート73が設けられている。なお、チャンバ装置8の詳細な構成については、第2実施形態において説明する。
ガス吹出し装置4は、X軸方向に描画エリアを間に挟んで配設され、基板W上にガスを吹き付ける一対のガス吹出し口81(往動時ガス吹出し口81aおよび復動時ガス吹出し口81b)と、チャンバ装置8内の雰囲気ガスを導入すると共にそれを各ガス吹出し口81に供給するブロアユニット82(フィルタ82a内蔵)と、各ガス吹出し口81とブロアユニット82とを連通するガス吹出しダクト83とを備えている。
一対のガス吹出し口81は、基板Wに上方から臨む構成であるため、既存の液滴吐出装置1にも比較的簡単に搭載することができる。また、チャンバルーム71内に収容されたブロアユニット82をガス送気手段としているため、チャンバルーム71内の管理された雰囲気を、吹き付けガスとして活用することができ、ガスによる機能液の変質等を有効に防止することができる。
ガス吹出しダクト83は、ブロアユニット82に接続する共通ダクト84と、共通ダクト84から分岐してそれぞれ各ガス吹出し口81の上部に設けた接続口に接続する2本の分岐ダクト85から構成されている。なお、ガス流路は、ダクトに代えて、パイプで構成してもよい。
共通ダクト84の上流端近傍には、ガス流量を調整可能なモータダンパー86(ボリュームダンパー)が介設されており、コントローラ7によりダンパー開度を制御することで、各ガス吹出し口81から吹き出すガスの流量が調整されるようになっている。
さらに、共通ダクト84には、モータダンパー86の下流側に、機能液の溶媒が気化した溶媒ガスを供給する溶媒蒸発槽87が介設されている。この溶媒蒸発槽87から溶媒ガスが供給されるため、ガス吹出し口81からは、溶媒ガスを含んだガスが吹き出される。
2本の分岐ダクト85には、各分岐ダクト85を開閉する開閉弁88(または開閉ダンパー)がそれぞれ介設されている。2個の開閉弁88は、コントローラ7により開閉弁動作が個々に制御されており、ガス吹出し流路の流路切り換え手段を構成している。すなわち、2個の開閉弁88を交互に開弁させることにより、ブロアユニット82から送り出されるガスの流路が切り換えられ、往動時ガス吹出し口81aおよび復動時ガス吹出し口81bから交互にガスが吹き出されるようになっている。
各ガス吹出し口81は、セットテーブル21を横断するように配設されている。すなわち、セットテーブル21にセット可能な最大サイズの基板Wよりも幅広(Y軸方向に長い)に構成されている。これによれば、基板Wの1回の移動(往動または復動)で、全画素領域507aにガスを吹き付けることができる。
図4に示すように、各ガス吹出し口81は、板金等によりボックス形状に構成されており、下端部(先端部)にX軸方向(機能液滴吐出ヘッド17の相対移動方向)に並ぶ4つの吹出しノズル89を有している。
各吹出しノズル89は、複数の風向板90を有しており、この複数の風向板90により、ガスが一様に吹き出されると共に、4つの吹出しノズル89間で互いに異なる方向にガスを吹き出すように、ガスの吹出し方向が指向されている。
すなわち、4つの吹出しノズル89は、描画エリアに近い側から順に、機能液滴吐出ヘッド17の相対移動方向に対し、ガスを斜め後方(描画エリア側)に吹き出す後吹出しノズル89a、ガスを斜め右方に吹き出す右吹出しノズル89b、ガスを斜め左方に吹き出す左吹出しノズル89c、ガスを斜め前方に吹き出す前吹出しノズル89dとで構成されている。
これにより、基板Wが各ガス吹出し口81の直下を通過する際に、これに4つの吹出しノズル89が順に臨むため、各画素領域507aに着弾した機能液に対して、4方向から順に、すなわち後方、右方、左方、前方の順にガスが吹き付けられる。なお、4つの吹出しノズル89による吹出し方向の並び順は、これに限定されず、例えば描画エリアに近い側から順に、後方、右方、前方、左方とし、機能液に対して左回り(あるいはこれとは逆にして右回りに)にガスが吹き付けられるようにしてもよい。さらに、往動時ガス吹出し口81aと復動時ガス吹出し口81bとで、4つの吹出しノズル89の並び順が相違するようにしてもよい。
ガス吸込み装置5は、それぞれ上記一対のガス吹出し口81に添設した一対のガス吸込み口91(往動時ガス吸込み口91aおよび復動時ガス吸込み口91b)と、各ガス吸込み口91と、チャンバルーム71の側壁に設けた排気ポート73とを連通する排気ダクト92と、排気ダクト92の下流端に介設された排気ファン93(ガス吸引手段)とを備えている。
各ガス吸込み口91は、板金等によりボックス形状に形成されており、各ガス吹出し口81を囲繞するように配設されている。すなわち、各ガス吸込み口91と各ガス吹出し口81とは、その先端部の外縁形状が、相互に同心となる長方形にそれぞれ形成されている。各ガス吸込み口91には、上部に設けた接続口に排気ダクト92の上流端が接続しており、基板Wに吹き付けられたガスを、下端部の吸込みノズルから吸い込むようになっている。
各排気ファン93は、上記の各ガス吹出し口81から基板Wに吹き付けたガスを、強制吸引して排気ポート73からチャンバルーム71外に強制排気するものである。なお、各排気ポート73から排気されたガスは、排気処理設備(工場設備)に送られるようになっている。これによれば、各画素領域507aの機能液に吹き付けた機能液の溶媒ガスを含むガスを、効率良く回収することができる。
なお、2個の排気ファン93は、上記2つの開閉弁88と同様に、交互に駆動制御されるようになっており、往動時ガス吸込み口91aおよび復動時ガス吸込み口91bから交互にガスを吸込むようになっている。
コントローラ7は、図示しないが、CPU、ROM、RAM、インターフェース等を備え、液滴吐出装置1の各種処理を制御している。例えば、コントローラ7は、機能液滴吐出ヘッド17の吐出駆動を制御すると共に、X軸テーブル12およびY軸テーブル13の移動動作を制御して、基板W上に描画処理を行わせると共に、2本の分岐ダクト85に介設した開閉弁88を制御して、基板Wに着弾した機能液にガスを吹き付ける液面挙動処理を行わせるようにしている(詳細は後述する)。
ここで、液滴吐出装置1による基板Wへの一連の描画処理および液面挙動処理について詳細に説明する。まず、セットテーブル21にセットした基板Wに対し、機能液滴吐出ヘッド17を相対的に移動させながら機能液を吐出させる。すなわち、X軸テーブル12により基板WをX軸方向に往復動させながら、基板Wに対して機能液滴吐出ヘッド17から機能液をそれぞれ吐出・着弾させる主走査と、Y軸テーブル13により機能液滴吐出ヘッド17をY軸方向に移動させる副走査とを繰り返し行って、基板Wの端から端まで各画素領域507aに機能液を着弾させる描画処理を行う。そして、各画素領域507aに着弾した機能液がその全域に行き渡るように、各主走査(1回または複数回の往動・復動)の後に(副走査に移る前に)、液面挙動処理を行うようにしている。
すなわち、図5に示すように、まず、基板Wを移動させながら、機能液滴吐出ヘッド17により、未描画の各画素領域507aの隅部近傍(周縁部)に必要量の機能液の一部を吐出・着弾させる第1描画処理を行う(同図(a)参照)。さらに、第1描画処理の後、機能液滴吐出ヘッド17の相対移動に後行して基板Wに臨むガス吹出し口81により、基板W上にガスを吹き付け、各画素領域507aの隅部近傍に着弾した機能液の液面を挙動させる第1液面挙動処理を行う(同図(b)参照)。
すなわち、基板Wを往動させ、各画素領域507aの隅部近傍に機能液を着弾させたときには、基板Wを引き続き往動させ、往動時ガス吹出し口81aおよび往動時ガス吸込み口91aに臨ませると共に、往動時ガス吸込み口91aからガスを吸込みつつ往動時ガス吹出し口81aからガスを吹き出させ、各画素領域507aに着弾した機能液に対しガスを吹き付ける。同様に、基板Wを復動させ、各画素領域507aの隅部近傍に機能液を着弾させたときには、基板Wを引き続き復動させ、復動時ガス吹出し口81bおよび復動時ガス吸込み口91bに臨ませると共に、復動時ガス吸込み口91bからガスを吸込みつつ復動時ガス吹出し口81bからガスを吹き出させ、各画素領域507aに着弾した機能液に対しガスを吹き付ける。
このように、本実施形態では、主走査(描画処理)、液面挙動処理および副走査を、交互に繰り返し行っているが、主走査および副走査を繰り返し行って基板Wの端から端までの描画処理が完了した後、まとめて液面挙動処理を行ってもよい。この場合には、最後に液面挙動処理を行うまでは、2つの開閉弁88をいずれも「閉」としておけばよい。
以上によれば、各画素領域507aに着弾した機能液の液面が挙動し、表面張力に抗して機能液がガスの風圧により同心円状に押し拡げられる。このため、機能液を各画素領域507aの全域に行き渡らせることができ、機能液の濡れ拡がり不足を解消することができる。なお、各画素領域507aに加える風圧は、上記のモータダンパー86により流量を調整することで、機能液が挙動するのに十分なものであって且つ機能液が区画壁部507bに吹き上がられることのないものに、調整されている。
しかも、本実施形態では、機能液の溶媒ガスを含んだガスを各画素領域507aに吹き付けることができるため、機能液の気化による増粘を抑制しつつ、液面を挙動させることができる。このため、機能液の濡れ拡がりを促進させることができる。
また、2つの開閉弁88を交互に開弁・閉弁することで、基板Wに対する吹付け時(基板Wの通過時)を除いて、各ガス吹出し口81からのガスの吹出しを停止させている。これによれば、吹出しガスにより機能液滴吐出ヘッド17のノズル43が乾燥する等の弊害を回避することができる。なお、液滴吐出装置1の設置スペース等の制約がない場合には、ガス吹出し口81を、基板Wの描画処理のための往復移動範囲から外れた位置に配設して、必要な場合にのみ基板Wをガス吹出し口81に臨ませるようにしてもよい。これにより、ガスの吹出しをON/OFF制御することなく(吹出しを止めることなく)、選択的に基板Wにガスを吹き付けることができる。
さらに、上述したように、4つの吹出しノズル89により、各画素領域507aに着弾した機能液に対して、4方向から順にガスを吹き付けるため、様々な方向から風圧を掛けて機能液を挙動させることができる。このため、各画素領域507aに着弾した機能液の量や着弾位置に拘らず、各画素領域507a内において機能液を均一に濡れ拡がせることができる。
このようにして第1描画処理および第1液面挙動処理が終了すると、第2描画処理および第2液面挙動処理を行う。すなわち、基板Wを移動させながら、機能液滴吐出ヘッド17により、未描画の各画素領域507aの中央部に必要量の機能液の残りを吐出・着弾させる(同図(c)参照)。もちろん、ここで各画素領域507aの中央部に加えて、隅部近傍に機能液を吐出・着弾させてもよい。さらに、第2描画処理の後、機能液滴吐出ヘッド17の相対移動に後行して基板Wに臨むガス吹出し口81により、基板W上にガスを吹き付け、各画素領域507aの中央部に着弾した機能液の液面を挙動させる第2液面挙動処理を行う(同図(d)参照)。
このように、第1描画処理および第1液面挙動処理により、各画素領域507aの隅部に機能液を濡れ拡げ、続く第2描画処理および第2液面挙動処理により、各画素領域507aの中央部に機能液を拡げることができる。これにより、機能液を各画素領域507a内の全域に効率良く、且つ確実に濡れ拡げることができる。
なお、ガス吹出し口81は、描画エリア(機能液滴吐出ヘッド17)に対しX軸方向の手前側および奥側のいずれかのみに設けてもよい。もっとも、本実施形態では、手前側および奥側の双方にガス吹出し口81(往動時ガス吹出し口81aおよび復動時ガス吹出し口81b)を設けたことで、基板Wの往動に伴った液滴吐出処理の後、基板Wを往動させたまま液面挙動処理を行うことができると共に、基板Wの複動に伴った液滴吐出処理の後、基板Wを復動させたまま液面挙動処理を行うことができる。
以上のように、本実施形態の液滴吐出装置1によれば、基板Wに上方から臨むようにガス吹出し口81を設け、このガス吹出し口81から基板W上にガスを吹き付けるというシンプルな構造により、各画素領域507aに着弾した機能液の液面を挙動させることで、各画素領域507aの全域に機能液を行き渡らせることができる。
次に、本発明に係る液滴吐出装置の他の実施形態について説明する。この第2実施形態の液滴吐出装置は、上記した第1実施形態の液滴吐出装置1と略同様の構成であるが、第2実施形態の液滴吐出装置は、チャンバ装置の清浄ガス供給装置をガス送気手段として活用するようにした点で、第1実施形態と相違する。以下、相違点を中心に説明する。
図6および図7に示すように、第2実施形態の液滴吐出装置101は、第1実施形態の液滴吐出装置1と同様に、描画装置102、メンテナンス装置103、ガス吹出し装置104、画像認識装置(図示省略)、コントローラ(図示省略)およびチャンバ装置108を備えている。もっとも、本実施形態では、ガス吹出し装置104において、第1実施形態のような溶媒蒸発槽を設けておらず、溶媒ガスを含んだガスを吹き出すようにしていないため、これを回収するためのガス吸込み装置を備えていない。もちろん、本実施形態においても、ガス吹出し装置104に溶媒蒸発槽を設け、溶媒ガスを含んだガスを吹き出すようにしてもよく、さらに、ガス吸込み装置を設けてもよい。
チャンバ装置108は、描画装置102やガス吹出し装置104等を収容するチャンバルーム171と、チャンバルーム171に併設され、チャンバルーム171内にクリーンエアーを供給する清浄ガス供給ユニット172とを備えている。
チャンバルーム171は、四方を囲む側壁176、床壁177および天壁178で略直方体に形成され、基板搬出入エリア側の側壁176には、基板Wを搬出入するためのシャッタ付きの基板搬出入口179が形成されている。チャンバルーム171の天面の略全域には、複数のHEPAフィルタ185が設けられており、HEPAフィルタ185の背面側空間である天井内送気室186には、清浄ガス供給ユニット172の送気側に連通する円形の送気口187が形成されている。また、チャンバルーム171の側壁下部には、清浄ガス供給ユニット172の吸気側に連通する円形の排気口188が形成されている。
天井内送気室186には、送気口187からHEPAフィルタ185に向かって延びる複数枚の天井内風向プレート189を設け、ガスをHEPAフィルタ185に均一に導くようになっている。これにより、HEPAフィルタ185から構成装置に向かって流れるエアーは、均一なダウンフローとなって流れる。
清浄ガス供給ユニット172は、図示しないが、ファン、コイルおよびフィルタを内蔵し、適宜外気を取り入れると共に、所定の温度および湿度に調整したクリーンガスを生成し送気する。清浄ガス供給ユニット172の送気側は、送気ダクト191を介して上記の送気口187に接続され、吸気側は、吸気ダクト192を介して上記の排気口188に接続されている。
清浄ガス供給ユニット172は、チャンバルーム171内の雰囲気を所定の換気回数で連続的に循環させ、チャンバルーム171内を、所定の温度、湿度およびクリーン度に且つ正圧に維持する。本実施形態の清浄ガス供給ユニット172は、チャンバルーム内に、いわゆるドライクリーンエアー(ドライエアー)を供給するが、使用する機能液によっては、ドライエアーに代えて不活性ガス(窒素、二酸化炭素、希ガス等)を供給するようにしてもよい。
また、液滴吐出装置101のガス吹出し口181は、ガス吹出しダクト183により、チャンバルーム171の送気口187に連通している。ガス吹出しダクト183は、上流端が送気口187近傍において天井内送気室186に開放されており、HEPAフィルタ185の部分を境に上下に2分割されている。すなわち、ガス吹出しダクト183の上流部は上方から、下流部は下方から、それぞれHEPAフィルタ185の取付け枠に固定されて、流路接続されている。
これにより、清浄ガス供給ユニット172からチャンバルーム171に供給される管理されたガスを、吹付けガスとして活用することができると共に、第1実施形態のようなブロアユニットを省略することができる。もっとも、このガス吹出しダクト183においては、HEPAフィルタ185を省略してもよい。
なお、天井内送気室186に開放されたガス吹出しダクトの上流端部には、送気ダンパー193(吹出し流量調整手段)が介設されている。送気ダンパー193は、ボリュームダンパーで構成されており、ダンパー開度を全開から全閉の間で調整することで、吹出しガスの流量が調整される。
本実施形態の液滴吐出装置101においても、第1実施形態の液滴吐出装置1と同様にして、基板Wに対する描画処理および液面挙動処理が行われる。すなわち、描画処理の後、ガス吹出し口181から基板W上にガスを吹き付ける液面挙動処理を行うことで、各画素領域507aに着弾した機能液の液面が挙動し、表面張力に抗して機能液がガスの風圧により同心円状に押し拡げられる。このため、機能液を各画素領域507aの全域に行き渡らせることができ、機能液の濡れ拡がり不足を解消することができる。
次に、本実施形態の液滴吐出装置1を用いて製造される電気光学装置(フラットパネルディスプレイ)として、カラーフィルタ、液晶表示装置、有機EL装置、プラズマディスプレイ(PDP装置)、電子放出装置(FED装置、SED装置)、さらにこれら表示装置に形成されてなるアクティブマトリクス基板等を例に、これらの構造およびその製造方法について説明する。なお、アクティブマトリクス基板とは、薄膜トランジスタ、および薄膜トランジスタに電気的に接続するソース線、データ線が形成された基板をいう。
まず、液晶表示装置や有機EL装置等に組み込まれるカラーフィルタの製造方法について説明する。図8は、カラーフィルタの製造工程を示すフローチャート、図9は、製造工程順に示した本実施形態のカラーフィルタ500(フィルタ基体500A)の模式断面図である。
まず、ブラックマトリクス形成工程(S101)では、図9(a)に示すように、基板(W)501上にブラックマトリクス502を形成する。ブラックマトリクス502は、金属クロム、金属クロムと酸化クロムの積層体、または樹脂ブラック等により形成される。金属薄膜からなるブラックマトリクス502を形成するには、スパッタ法や蒸着法等を用いることができる。また、樹脂薄膜からなるブラックマトリクス502を形成する場合には、グラビア印刷法、フォトレジスト法、熱転写法等を用いることができる。
続いて、バンク形成工程(S102)において、ブラックマトリクス502上に重畳する状態でバンク503を形成する。即ち、まず図9(b)に示すように、基板501およびブラックマトリクス502を覆うようにネガ型の透明な感光性樹脂からなるレジスト層504を形成する。そして、その上面をマトリクスパターン形状に形成されたマスクフィルム505で被覆した状態で露光処理を行う。
さらに、図9(c)に示すように、レジスト層504の未露光部分をエッチング処理することによりレジスト層504をパターニングして、バンク503を形成する。なお、樹脂ブラックによりブラックマトリクスを形成する場合は、ブラックマトリクスとバンクとを兼用することが可能となる。
このバンク503とその下のブラックマトリクス502は、各画素領域507aを区画する区画壁部507bとなり、後の着色層形成工程において機能液滴吐出ヘッド17により着色層(成膜部)508R、508G、508Bを形成する際に機能液滴の着弾領域を規定する。
以上のブラックマトリクス形成工程およびバンク形成工程を経ることにより、上記フィルタ基体500Aが得られる。
なお、本実施形態においては、バンク503の材料として、塗膜表面が疎液(疎水)性となる樹脂材料を用いている。そして、基板(ガラス基板)501の表面が親液(親水)性であるので、後述する着色層形成工程においてバンク503(区画壁部507b)に囲まれた各画素領域507a内への液滴の着弾位置のばらつきを自動補正できる。
次に、着色層形成工程(S103)では、図9(d)に示すように、機能液滴吐出ヘッド17によって機能液滴を吐出して区画壁部507bで囲まれた各画素領域507a内に着弾させる。この場合、機能液滴吐出ヘッド17を用いて、R・G・Bの3色の機能液(フィルタ材料)を導入して、機能液滴の吐出を行う。なお、R・G・Bの3色の配列パターンとしては、ストライプ配列、モザイク配列およびデルタ配列等がある。
その後、乾燥処理(加熱等の処理)を経て機能液を定着させ、3色の着色層508R、508G、508Bを形成する。着色層508R、508G、508Bを形成したならば、保護膜形成工程(S104)に移り、図9(e)に示すように、基板501、区画壁部507b、および着色層508R、508G、508Bの上面を覆うように保護膜509を形成する。
即ち、基板501の着色層508R、508G、508Bが形成されている面全体に保護膜用塗布液が吐出された後、乾燥処理を経て保護膜509が形成される。
そして、保護膜509を形成した後、カラーフィルタ500は、次工程の透明電極となるITO(Indium Tin Oxide)などの膜付け工程に移行する。
図10は、上記のカラーフィルタ500を用いた液晶表示装置の一例としてのパッシブマトリックス型液晶装置(液晶装置)の概略構成を示す要部断面図である。この液晶装置520に、液晶駆動用IC、バックライト、支持体などの付帯要素を装着することによって、最終製品としての透過型液晶表示装置が得られる。なお、カラーフィルタ500は図9に示したものと同一であるので、対応する部位には同一の符号を付し、その説明は省略する。
この液晶装置520は、カラーフィルタ500、ガラス基板等からなる対向基板521、および、これらの間に挟持されたSTN(Super Twisted Nematic)液晶組成物からなる液晶層522により概略構成されており、カラーフィルタ500を図中上側(観測者側)に配置している。
なお、図示していないが、対向基板521およびカラーフィルタ500の外面(液晶層522側とは反対側の面)には偏光板がそれぞれ配設され、また対向基板521側に位置する偏光板の外側には、バックライトが配設されている。
カラーフィルタ500の保護膜509上(液晶層側)には、図10において左右方向に長尺な短冊状の第1電極523が所定の間隔で複数形成されており、この第1電極523のカラーフィルタ500側とは反対側の面を覆うように第1配向膜524が形成されている。
一方、対向基板521におけるカラーフィルタ500と対向する面には、カラーフィルタ500の第1電極523と直交する方向に長尺な短冊状の第2電極526が所定の間隔で複数形成され、この第2電極526の液晶層522側の面を覆うように第2配向膜527が形成されている。これらの第1電極523および第2電極526は、ITOなどの透明導電材料により形成されている。
液晶層522内に設けられたスペーサ528は、液晶層522の厚さ(セルギャップ)を一定に保持するための部材である。また、シール材529は液晶層522内の液晶組成物が外部へ漏出するのを防止するための部材である。なお、第1電極523の一端部は引き回し配線523aとしてシール材529の外側まで延在している。
そして、第1電極523と第2電極526とが交差する部分が画素であり、この画素となる部分に、カラーフィルタ500の着色層508R、508G、508Bが位置するように構成されている。
通常の製造工程では、カラーフィルタ500に、第1電極523のパターニングおよび第1配向膜524の塗布を行ってカラーフィルタ500側の部分を作成すると共に、これとは別に対向基板521に、第2電極526のパターニングおよび第2配向膜527の塗布を行って対向基板521側の部分を作成する。その後、対向基板521側の部分にスペーサ528およびシール材529を作り込み、この状態でカラーフィルタ500側の部分を貼り合わせる。次いで、シール材529の注入口から液晶層522を構成する液晶を注入し、注入口を閉止する。その後、両偏光板およびバックライトを積層する。
実施形態の液滴吐出装置1は、例えば上記のセルギャップを構成するスペーサ材料(機能液)を塗布すると共に、対向基板521側の部分にカラーフィルタ500側の部分を貼り合わせる前に、シール材529で囲んだ領域に液晶(機能液)を均一に塗布することが可能である。また、上記のシール材529の印刷を、機能液滴吐出ヘッド17で行うことも可能である。さらに、第1・第2両配向膜524,527の塗布を機能液滴吐出ヘッド17で行うことも可能である。
図11は、本実施形態において製造したカラーフィルタ500を用いた液晶装置の第2の例の概略構成を示す要部断面図である。
この液晶装置530が上記液晶装置520と大きく異なる点は、カラーフィルタ500を図中下側(観測者側とは反対側)に配置した点である。
この液晶装置530は、カラーフィルタ500とガラス基板等からなる対向基板531との間にSTN液晶からなる液晶層532が挟持されて概略構成されている。なお、図示していないが、対向基板531およびカラーフィルタ500の外面には偏光板等がそれぞれ配設されている。
カラーフィルタ500の保護膜509上(液晶層532側)には、図中奥行き方向に長尺な短冊状の第1電極533が所定の間隔で複数形成されており、この第1電極533の液晶層532側の面を覆うように第1配向膜534が形成されている。
対向基板531のカラーフィルタ500と対向する面上には、カラーフィルタ500側の第1電極533と直交する方向に延在する複数の短冊状の第2電極536が所定の間隔で形成され、この第2電極536の液晶層532側の面を覆うように第2配向膜537が形成されている。
液晶層532には、この液晶層532の厚さを一定に保持するためのスペーサ538と、液晶層532内の液晶組成物が外部へ漏出するのを防止するためのシール材539が設けられている。
そして、上記した液晶装置520と同様に、第1電極533と第2電極536との交差する部分が画素であり、この画素となる部位に、カラーフィルタ500の着色層508R、508G、508Bが位置するように構成されている。
図12は、本発明を適用したカラーフィルタ500を用いて液晶装置を構成した第3の例を示したもので、透過型のTFT(Thin Film Transistor)型液晶装置の概略構成を示す分解斜視図である。
この液晶装置550は、カラーフィルタ500を図中上側(観測者側)に配置したものである。
この液晶装置550は、カラーフィルタ500と、これに対向するように配置された対向基板551と、これらの間に挟持された図示しない液晶層と、カラーフィルタ500の上面側(観測者側)に配置された偏光板555と、対向基板551の下面側に配設された偏光板(図示せず)とにより概略構成されている。
カラーフィルタ500の保護膜509の表面(対向基板551側の面)には液晶駆動用の電極556が形成されている。この電極556は、ITO等の透明導電材料からなり、後述の画素電極560が形成される領域全体を覆う全面電極となっている。また、この電極556の画素電極560とは反対側の面を覆った状態で配向膜557が設けられている。
対向基板551のカラーフィルタ500と対向する面には絶縁層558が形成されており、この絶縁層558上には、走査線561および信号線562が互いに直交する状態で形成されている。そして、これらの走査線561と信号線562とに囲まれた領域内には画素電極560が形成されている。なお、実際の液晶装置では、画素電極560上に配向膜が設けられるが、図示を省略している。
また、画素電極560の切欠部と走査線561と信号線562とに囲まれた部分には、ソース電極、ドレイン電極、半導体、およびゲート電極とを具備する薄膜トランジスタ563が組み込まれて構成されている。そして、走査線561と信号線562に対する信号の印加によって薄膜トランジスタ563をオン・オフして画素電極560への通電制御を行うことができるように構成されている。
なお、上記の各例の液晶装置520,530,550は、透過型の構成としたが、反射層あるいは半透過反射層を設けて、反射型の液晶装置あるいは半透過反射型の液晶装置とすることもできる。
次に、図13は、有機EL装置の表示領域(以下、単に表示装置600と称する)の要部断面図である。
この表示装置600は、基板(W)601上に、回路素子部602、発光素子部603および陰極604が積層された状態で概略構成されている。
この表示装置600においては、発光素子部603から基板601側に発した光が、回路素子部602および基板601を透過して観測者側に出射されると共に、発光素子部603から基板601の反対側に発した光が陰極604により反射された後、回路素子部602および基板601を透過して観測者側に出射されるようになっている。
回路素子部602と基板601との間にはシリコン酸化膜からなる下地保護膜606が形成され、この下地保護膜606上(発光素子部603側)に多結晶シリコンからなる島状の半導体膜607が形成されている。この半導体膜607の左右の領域には、ソース領域607aおよびドレイン領域607bが高濃度陽イオン打ち込みによりそれぞれ形成されている。そして陽イオンが打ち込まれない中央部がチャネル領域607cとなっている。
また、回路素子部602には、下地保護膜606および半導体膜607を覆う透明なゲート絶縁膜608が形成され、このゲート絶縁膜608上の半導体膜607のチャネル領域607cに対応する位置には、例えばAl、Mo、Ta、Ti、W等から構成されるゲート電極609が形成されている。このゲート電極609およびゲート絶縁膜608上には、透明な第1層間絶縁膜611aと第2層間絶縁膜611bが形成されている。また、第1、第2層間絶縁膜611a、611bを貫通して、半導体膜607のソース領域607a、ドレイン領域607bにそれぞれ連通するコンタクトホール612a,612bが形成されている。
そして、第2層間絶縁膜611b上には、ITO等からなる透明な画素電極613が所定の形状にパターニングされて形成され、この画素電極613は、コンタクトホール612aを通じてソース領域607aに接続されている。
また、第1層間絶縁膜611a上には電源線614が配設されており、この電源線614は、コンタクトホール612bを通じてドレイン領域607bに接続されている。
このように、回路素子部602には、各画素電極613に接続された駆動用の薄膜トランジスタ615がそれぞれ形成されている。
上記発光素子部603は、複数の画素電極613上の各々に積層された機能層617と、各画素電極613および機能層617の間に備えられて各機能層617を区画するバンク部618とにより概略構成されている。
これら画素電極613、機能層617、および、機能層617上に配設された陰極604によって発光素子が構成されている。なお、画素電極613は、平面視略矩形状にパターニングされて形成されており、各画素電極613の間にバンク部618が形成されている。
バンク部618は、例えばSiO、SiO2、TiO2等の無機材料により形成される無機物バンク層618a(第1バンク層)と、この無機物バンク層618a上に積層され、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂等の耐熱性、耐溶媒性に優れたレジストにより形成される断面台形状の有機物バンク層618b(第2バンク層)とにより構成されている。このバンク部618の一部は、画素電極613の周縁部上に乗上げた状態で形成されている。
そして、各バンク部618の間には、画素電極613に対して上方に向けて次第に拡開した開口部619が形成されている。
上記機能層617は、開口部619内において画素電極613上に積層状態で形成された正孔注入/輸送層617aと、この正孔注入/輸送層617a上に形成された発光層617bとにより構成されている。なお、この発光層617bに隣接してその他の機能を有する他の機能層をさらに形成しても良い。例えば、電子輸送層を形成することも可能である。
正孔注入/輸送層617aは、画素電極613側から正孔を輸送して発光層617bに注入する機能を有する。この正孔注入/輸送層617aは、正孔注入/輸送層形成材料を含む第1組成物(機能液)を吐出することで形成される。正孔注入/輸送層形成材料としては、公知の材料を用いる。
発光層617bは、赤色(R)、緑色(G)、または青色(B)のいずれかに発光するもので、発光層形成材料(発光材料)を含む第2組成物(機能液)を吐出することで形成される。第2組成物の溶媒(非極性溶媒)としては、正孔注入/輸送層617aに対して不溶な公知の材料を用いることが好ましく、このような非極性溶媒を発光層617bの第2組成物に用いることにより、正孔注入/輸送層617aを再溶解させることなく発光層617bを形成することができる。
そして、発光層617bでは、正孔注入/輸送層617aから注入された正孔と、陰極604から注入される電子が発光層で再結合して発光するように構成されている。
陰極604は、発光素子部603の全面を覆う状態で形成されており、画素電極613と対になって機能層617に電流を流す役割を果たす。なお、この陰極604の上部には図示しない封止部材が配置される。
次に、上記の表示装置600の製造工程を図14〜図22を参照して説明する。
この表示装置600は、図14に示すように、バンク部形成工程(S111)、表面処理工程(S112)、正孔注入/輸送層形成工程(S113)、発光層形成工程(S114)、および対向電極形成工程(S115)を経て製造される。なお、製造工程は例示するものに限られるものではなく必要に応じてその他の工程が除かれる場合、また追加される場合もある。
まず、バンク部形成工程(S111)では、図15に示すように、第2層間絶縁膜611b上に無機物バンク層618aを形成する。この無機物バンク層618aは、形成位置に無機物膜を形成した後、この無機物膜をフォトリソグラフィ技術等によりパターニングすることにより形成される。このとき、無機物バンク層618aの一部は画素電極613の周縁部と重なるように形成される。
無機物バンク層618aを形成したならば、図16に示すように、無機物バンク層618a上に有機物バンク層618bを形成する。この有機物バンク層618bも無機物バンク層618aと同様にフォトリソグラフィ技術等によりパターニングして形成される。
このようにしてバンク部618が形成される。また、これに伴い、各バンク部618間には、画素電極613に対して上方に開口した開口部619が形成される。この開口部619は、画素領域を規定する。
表面処理工程(S112)では、親液化処理および撥液化処理が行われる。親液化処理を施す領域は、無機物バンク層618aの第1積層部618aaおよび画素電極613の電極面613aであり、これらの領域は、例えば酸素を処理ガスとするプラズマ処理によって親液性に表面処理される。このプラズマ処理は、画素電極613であるITOの洗浄等も兼ねている。
また、撥液化処理は、有機物バンク層618bの壁面618sおよび有機物バンク層618bの上面618tに施され、例えば四フッ化メタンを処理ガスとするプラズマ処理によって表面がフッ化処理(撥液性に処理)される。
この表面処理工程を行うことにより、機能液滴吐出ヘッド17を用いて機能層617を形成する際に、機能液滴を画素領域に、より確実に着弾させることができ、また、画素領域に着弾した機能液滴が開口部619から溢れ出るのを防止することが可能となる。
そして、以上の工程を経ることにより、表示装置基体600Aが得られる。この表示装置基体600Aは、図2に示した液滴吐出装置1のセットテーブル21に載置され、以下の正孔注入/輸送層形成工程(S113)および発光層形成工程(S114)が行われる。
図17に示すように、正孔注入/輸送層形成工程(S113)では、機能液滴吐出ヘッド17から正孔注入/輸送層形成材料を含む第1組成物を画素領域である各開口部619内に吐出する。その後、図18に示すように、乾燥処理および熱処理を行い、第1組成物に含まれる極性溶媒を蒸発させ、画素電極(電極面613a)613上に正孔注入/輸送層617aを形成する。
次に発光層形成工程(S114)について説明する。この発光層形成工程では、上述したように、正孔注入/輸送層617aの再溶解を防止するために、発光層形成の際に用いる第2組成物の溶媒として、正孔注入/輸送層617aに対して不溶な非極性溶媒を用いる。
しかしその一方で、正孔注入/輸送層617aは、非極性溶媒に対する親和性が低いため、非極性溶媒を含む第2組成物を正孔注入/輸送層617a上に吐出しても、正孔注入/輸送層617aと発光層617bとを密着させることができなくなるか、あるいは発光層617bを均一に塗布できない虞がある。
そこで、非極性溶媒並びに発光層形成材料に対する正孔注入/輸送層617aの表面の親和性を高めるために、発光層形成の前に表面処理(表面改質処理)を行うことが好ましい。この表面処理は、発光層形成の際に用いる第2組成物の非極性溶媒と同一溶媒またはこれに類する溶媒である表面改質材を、正孔注入/輸送層617a上に塗布し、これを乾燥させることにより行う。
このような処理を施すことで、正孔注入/輸送層617aの表面が非極性溶媒になじみやすくなり、この後の工程で、発光層形成材料を含む第2組成物を正孔注入/輸送層617aに均一に塗布することができる。
そして次に、図19に示すように、各色のうちのいずれか(図19の例では青色(B))に対応する発光層形成材料を含有する第2組成物を機能液滴として画素領域(開口部619)内に所定量打ち込む。画素領域内に打ち込まれた第2組成物は、正孔注入/輸送層617a上に広がって開口部619内に満たされる。なお、万一、第2組成物が画素領域から外れてバンク部618の上面618t上に着弾した場合でも、この上面618tは、上述したように撥液処理が施されているので、第2組成物が開口部619内に転がり込み易くなっている。
その後、乾燥工程等を行うことにより、吐出後の第2組成物を乾燥処理し、第2組成物に含まれる非極性溶媒を蒸発させ、図20に示すように、正孔注入/輸送層617a上に発光層617bが形成される。この図の場合、青色(B)に対応する発光層617bが形成されている。
同様に、機能液滴吐出ヘッド17を用い、図21に示すように、上記した青色(B)に対応する発光層617bの場合と同様の工程を順次行い、他の色(赤色(R)および緑色(G))に対応する発光層617bを形成する。なお、発光層617bの形成順序は、例示した順序に限られるものではなく、どのような順番で形成しても良い。例えば、発光層形成材料に応じて形成する順番を決めることも可能である。また、R・G・Bの3色の配列パターンとしては、ストライプ配列、モザイク配列およびデルタ配列等がある。
以上のようにして、画素電極613上に機能層617、即ち、正孔注入/輸送層617aおよび発光層617bが形成される。そして、対向電極形成工程(S115)に移行する。
対向電極形成工程(S115)では、図22に示すように、発光層617bおよび有機物バンク層618bの全面に陰極604(対向電極)を、例えば蒸着法、スパッタ法、CVD法等によって形成する。この陰極604は、本実施形態においては、例えば、カルシウム層とアルミニウム層とが積層されて構成されている。
この陰極604の上部には、電極としてのAl膜、Ag膜や、その酸化防止のためのSiO2、SiN等の保護層が適宜設けられる。
このようにして陰極604を形成した後、この陰極604の上部を封止部材により封止する封止処理や配線処理等のその他処理等を施すことにより、表示装置600が得られる。
次に、図23は、プラズマ型表示装置(PDP装置:以下、単に表示装置700と称する)の要部分解斜視図である。なお、同図では表示装置700を、その一部を切り欠いた状態で示してある。
この表示装置700は、互いに対向して配置された第1基板701、第2基板702、およびこれらの間に形成される放電表示部703を含んで概略構成される。放電表示部703は、複数の放電室705により構成されている。これらの複数の放電室705のうち、赤色放電室705R、緑色放電室705G、青色放電室705Bの3つの放電室705が組になって1つの画素を構成するように配置されている。
第1基板701の上面には所定の間隔で縞状にアドレス電極706が形成され、このアドレス電極706と第1基板701の上面とを覆うように誘電体層707が形成されている。誘電体層707上には、各アドレス電極706の間に位置し、且つ各アドレス電極706に沿うように隔壁708が立設されている。この隔壁708は、図示するようにアドレス電極706の幅方向両側に延在するものと、アドレス電極706と直交する方向に延設された図示しないものを含む。
そして、この隔壁708によって仕切られた領域が放電室705となっている。
放電室705内には蛍光体709が配置されている。蛍光体709は、赤(R)、緑(G)、青(B)のいずれかの色の蛍光を発光するもので、赤色放電室705Rの底部には赤色蛍光体709Rが、緑色放電室705Gの底部には緑色蛍光体709Gが、青色放電室705Bの底部には青色蛍光体709Bが各々配置されている。
第2基板702の図中下側の面には、上記アドレス電極706と直交する方向に複数の表示電極711が所定の間隔で縞状に形成されている。そして、これらを覆うように誘電体層712、およびMgOなどからなる保護膜713が形成されている。
第1基板701と第2基板702とは、アドレス電極706と表示電極711が互いに直交する状態で対向させて貼り合わされている。なお、上記アドレス電極706と表示電極711は図示しない交流電源に接続されている。
そして、各電極706,711に通電することにより、放電表示部703において蛍光体709が励起発光し、カラー表示が可能となる。
本実施形態においては、上記アドレス電極706、表示電極711、および蛍光体709を、図2に示した液滴吐出装置1を用いて形成することができる。以下、第1基板701におけるアドレス電極706の形成工程を例示する。
この場合、第1基板701を液滴吐出装置1のセットテーブル21に載置された状態で以下の工程が行われる。
まず、機能液滴吐出ヘッド17により、導電膜配線形成用材料を含有する液体材料(機能液)を機能液滴としてアドレス電極形成領域に着弾させる。この液体材料は、導電膜配線形成用材料として、金属等の導電性微粒子を分散媒に分散したものである。この導電性微粒子としては、金、銀、銅、パラジウム、またはニッケル等を含有する金属微粒子や、導電性ポリマー等が用いられる。
補充対象となるすべてのアドレス電極形成領域について液体材料の補充が終了したならば、吐出後の液体材料を乾燥処理し、液体材料に含まれる分散媒を蒸発させることによりアドレス電極706が形成される。
ところで、上記においてはアドレス電極706の形成を例示したが、上記表示電極711および蛍光体709についても上記各工程を経ることにより形成することができる。
表示電極711の形成の場合、アドレス電極706の場合と同様に、導電膜配線形成用材料を含有する液体材料(機能液)を機能液滴として表示電極形成領域に着弾させる。
また、蛍光体709の形成の場合には、各色(R,G,B)に対応する蛍光材料を含んだ液体材料(機能液)を機能液滴吐出ヘッド17から液滴として吐出し、対応する色の放電室705内に着弾させる。
次に、図24は、電子放出装置(FED装置あるいはSED装置ともいう:以下、単に表示装置800と称する)の要部断面図である。なお、同図では表示装置800を、その一部を断面として示してある。
この表示装置800は、互いに対向して配置された第1基板801、第2基板802、およびこれらの間に形成される電界放出表示部803を含んで概略構成される。電界放出表示部803は、マトリクス状に配置した複数の電子放出部805により構成されている。
第1基板801の上面には、カソード電極806を構成する第1素子電極806aおよび第2素子電極806bが相互に直交するように形成されている。また、第1素子電極806aおよび第2素子電極806bで仕切られた部分には、ギャップ808を形成した導電性膜807が形成されている。すなわち、第1素子電極806a、第2素子電極806bおよび導電性膜807により複数の電子放出部805が構成されている。導電性膜807は、例えば酸化パラジウム(PdO)等で構成され、またギャップ808は、導電性膜807を成膜した後、フォーミング等で形成される。
第2基板802の下面には、カソード電極806に対峙するアノード電極809が形成されている。アノード電極809の下面には、格子状のバンク部811が形成され、このバンク部811で囲まれた下向きの各開口部812に、電子放出部805に対応するように蛍光体813が配置されている。蛍光体813は、赤(R)、緑(G)、青(B)のいずれかの色の蛍光を発光するもので、各開口部812には、赤色蛍光体813R、緑色蛍光体813Gおよび青色蛍光体813Bが、上記した所定のパターンで配置されている。
そして、このように構成した第1基板801と第2基板802とは、微小な間隙を存して貼り合わされている。この表示装置800では、導電性膜(ギャップ808)807を介して、陰極である第1素子電極806aまたは第2素子電極806bから飛び出す電子を、陽極であるアノード電極809に形成した蛍光体813に当てて励起発光し、カラー表示が可能となる。
この場合も、他の実施形態と同様に、第1素子電極806a、第2素子電極806b、導電性膜807およびアノード電極809を、液滴吐出装置1を用いて形成することができると共に、各色の蛍光体813R,813G,813Bを、液滴吐出装置1を用いて形成することができる。
第1素子電極806a、第2素子電極806bおよび導電性膜807は、図25(a)に示す平面形状を有しており、これらを成膜する場合には、図25(b)に示すように、予め第1素子電極806a、第2素子電極806bおよび導電性膜807を作り込む部分を残して、バンク部BBを形成(フォトリソグラフィ法)する。次に、バンク部BBにより構成された溝部分に、第1素子電極806aおよび第2素子電極806bを形成(液滴吐出装置1によるインクジェット法)し、その溶剤を乾燥させて成膜を行った後、導電性膜807を形成(液滴吐出装置1によるインクジェット法)する。そして、導電性膜807を成膜後、バンク部BBを取り除き(アッシング剥離処理)、上記のフォーミング処理に移行する。なお、上記の有機EL装置の場合と同様に、第1基板801および第2基板802に対する親液化処理や、バンク部811,BBに対する撥液化処理を行うことが、好ましい。
また、他の電気光学装置としては、金属配線形成、レンズ形成、レジスト形成および光拡散体形成等の装置が考えられる。上記した液滴吐出装置1を各種の電気光学装置(デバイス)の製造に用いることにより、各種の電気光学装置を効率的に製造することが可能である。
本発明の一実施形態に係る液滴吐出装置の描画対象となる基板の平面模式図である。 本発明の一実施形態に係る液滴吐出装置の平面模式図である。 液滴吐出装置に搭載される機能液滴吐出ヘッドをノズル面側から見た模式図である。 液滴吐出装置のガス吹出し口の4つの吹出しノズルを模式的に示す図であって、(a)は底面図、(b)はb−b線による断面図、(c)はc−c線による断面図、(d)はd−d−線による断面図である。 液滴吐出装置による描画処理を説明する概念図であって、(a)は第1描画処理を示す図、(b)は第1液面振動処理を示す図、(c)は第2描画処理を示す図、(d)は第2液面振動処理を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る液滴吐出装置の平面模式図である。 本発明の他の実施形態に係る液滴吐出装置の正面模式図である。 カラーフィルタ製造工程を説明するフローチャートである。 (a)〜(e)は、製造工程順に示したカラーフィルタの模式断面図である。 本発明を適用したカラーフィルタを用いた液晶装置の概略構成を示す要部断面図である。 本発明を適用したカラーフィルタを用いた第2の例の液晶装置の概略構成を示す要部断面図である。 本発明を適用したカラーフィルタを用いた第3の例の液晶装置の概略構成を示す要部断面図である。 有機EL装置である表示装置の要部断面図である。 有機EL装置である表示装置の製造工程を説明するフローチャートである。 無機物バンク層の形成を説明する工程図である。 有機物バンク層の形成を説明する工程図である。 正孔注入/輸送層を形成する過程を説明する工程図である。 正孔注入/輸送層が形成された状態を説明する工程図である。 青色の発光層を形成する過程を説明する工程図である。 青色の発光層が形成された状態を説明する工程図である。 各色の発光層が形成された状態を説明する工程図である。 陰極の形成を説明する工程図である。 プラズマ型表示装置(PDP装置)である表示装置の要部分解斜視図である。 電子放出装置(FED装置)である表示装置の要部断面図である。 表示装置の電子放出部廻りの平面図(a)およびその形成方法を示す平面図(b)である。
符号の説明
1…液滴吐出装置 2…描画装置 7…コントローラ 8…チャンバ装置 17…機能液滴吐出ヘッド 21…セットテーブル 71…チャンバルーム 72…清浄ガス供給ユニット 81…ガス吹出し口 82…ブロアユニット 86…モータダンパー 87…溶媒蒸発槽 89…ガス吹出しノズル 90…風向板 91…ガス吸込み口 93…排気ファン 507a…画素領域 507b…区画壁部 W…基板

Claims (16)

  1. バンク部により画成した基板上の多数の画素領域に対し、機能液を導入した機能液滴吐出ヘッドを相対的に移動させながら機能液を吐出・着弾させる描画手段と、
    機能液の吐出に伴って相対的に移動する前記機能液滴吐出ヘッドに後行して前記基板に臨み、前記基板上にガスを吹き付けて前記各画素領域に着弾した機能液の液面を挙動させるガス吹出し口と、
    前記ガス吹出し口に連なるガス送出手段と、を備えたことを特徴とする液滴吐出装置。
  2. 前記描画手段、前記ガス吹出し口および前記ガス送出手段を収容するチャンバ装置を、更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出装置。
  3. 前記描画手段および前記ガス吹出し口を収容するチャンバルームと、送気側を前記チャンバルームの送気口に連結し、吸気側を前記チャンバルームの排気口に連通した清浄ガス供給ユニットと、を有するチャンバ装置を、更に備え、
    前記ガス送出手段は、前記清浄ガス供給ユニットで構成され、且つ前記ガス吹出し口は前記送気口に連通していることを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出装置。
  4. 前記ガス吹出し口と前記送気口とを連通するガス吹出し流路には、吹出し流量調整手段が介設されていることを特徴とする請求項3に記載の液滴吐出装置。
  5. 前記機能液滴吐出ヘッドを挟んで前記機能液滴吐出ヘッドの相対移動方向の前後に前記ガス吹出し口が一対設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の液滴吐出装置。
  6. 前記ガス吹出し口は、先端部に前記機能液滴吐出ヘッドの相対移動方向に並ぶ4つの吹出しノズルを有し、
    前記4つの吹出しノズルは、前記相対移動方向に対し前記ガスを、斜め前方に吹き出す前吹出しノズル、斜め後方に吹き出す後吹出しノズル、斜め左方に吹き出す左吹出しノズル、斜め右方に吹き出す後吹出しノズルから成ることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の液滴吐出装置。
  7. 前記各吹出しノズルは、吹出し方向を指向する複数の風向板を有していることを特徴とする請求項6に記載の液滴吐出装置。
  8. 前記ガス吹出し口は、前記基板がセットされるセットテーブルを横断するように配設されていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の液滴吐出装置。
  9. 前記ガス吹出し口と前記ガス送出手段とを連通するガス吹出し流路に介設され、機能液の溶媒が気化した溶媒ガスを供給する溶媒蒸発槽を、更に備えたことを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の液滴吐出装置。
  10. 前記ガス吹出し口に添設され、前記基板上に吹き付けたガスを吸込むガス吸込み口と、
    前記ガス吸込み口に連なるガス吸引手段と、を更に備えたことを特徴とする請求項9に記載の液滴吐出装置。
  11. 前記ガス吸込み口は、前記ガス吹出し口を囲繞するように配設されていることを特徴とする請求項10に記載の液滴吐出装置。
  12. 前記描画手段の駆動および前記ガス送出手段の駆動を制御する制御手段を、更に備え、
    前記制御手段は、各画素領域の隅部近傍に必要量の機能液の一部を吐出・着弾させた後、前記各画素領域に着弾した機能液の液面を挙動させ、更に前記各画素領域の中心部に前記必要量の機能液の残りを吐出・着弾させた後、前記各画素領域に着弾した機能液の液面を挙動させることを特徴とする請求項1ないし11のいずれかに記載の液滴吐出装置。
  13. バンク部により画成した基板上の多数の画素領域に対し、機能液を導入した機能液滴吐出ヘッドを相対的に移動させながら機能液を吐出・着弾させる描画手段と、
    前記各画素領域に着弾した機能液の液面を送風により挙動させる液面挙動手段と、を備えた液滴吐出装置の制御方法であって、
    前記描画手段により、前記各画素領域の隅部近傍に必要量の機能液の一部を吐出・着弾させる第1描画工程と、
    前記第1描画工程の後、前記液面挙動手段により、前記各画素領域に着弾した機能液の液面を挙動させる第1挙動工程と、
    前記挙動工程の後、前記描画手段により、前記各画素領域の中央部に前記必要量の機能液の残りを吐出・着弾させる第2描画工程と、
    前記第2描画工程の後、前記液面挙動手段により、前記各画素領域に着弾した機能液の液面を挙動させる第2挙動工程と、を備えたことを特徴とする液滴吐出装置の制御方法。
  14. 請求項1ないし12のいずれかに記載の液滴吐出装置を用い、前記基板上の前記各画素領域に機能液滴による成膜部を形成することを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  15. 請求項1ないし12のいずれかに記載の液滴吐出装置を用い、前記基板上の前記各画素領域に機能液滴による成膜部を形成したことを特徴とする電気光学装置。
  16. 請求項14に記載の電気光学装置の製造方法により製造した電気光学装置または請求項15に記載の電気光学装置を、搭載したことを特徴とする電子機器。
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