JP2007150945A - 画像処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents

画像処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】高い精度で黒帯領域を検出できるようにする。
【解決手段】前フレーム比較部19は、処理対象フレームと、1または2フレーム前のフレームとの黒帯位置の座標が類似して、かつ、信頼度の高い黒帯位置がある場合、適正な黒帯位置の座標として選択し、比較結果判定部21に供給する。比較結果判定部21は、供給された黒帯位置の座標を黒帯位置として出力する。比較結果判定部21は、前フレーム比較部19により適正な黒帯位置の座標が選択できない場合、後フレーム比較部20を制御して、1または2フレーム後のフレームと処理対象フレームとの黒帯位置の座標が類似して、かつ、黒帯位置の座標の信頼性の高い黒帯位置がある場合、適正な黒帯位置の座標とし、条件を満たす座標がない場合、最も信頼度の高い黒帯位置の座標を選択する。本発明は、テレビジョン受像機に適用することが可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は画像処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、特に、正確に黒帯領域を検出できるようにした画像処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関する。
黒帯検出(レターボックス検出)技術が一般に普及しつつある。
黒帯検出技術とは、例えば、通常の縦横比が3:4のテレビジョン画面信号の画面サイズを、9:16のワイドテレビジョン画面信号などに変換させる際、上下に黒帯が生じるので、その位置を見て、黒帯領域を検出する技術である。
この具体的な技術としては、現フレームにおいて、1ライン毎に、1ライン分の画素の全画素値を加算し、その合計値でラインごとに黒帯であるか否かの判定を行うという方法が提案されている(特許文献1参照)。
また、領域の境界検出を行った結果の座標値と前フィールドの座標値の差が閾値より小さい場合、現フィールドで算出した値を用い、そうでない場合、前フィールドの境界検出を行った結果を用いるようにする手法が提案されている(特許文献2参照)。
特開2004−163809号公報 特開平10−178598号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている手法では、ノイズ等が存在するような場合、1フレームのみしか参照しないため、誤検出が発生する可能性が高いにも関わらず、その誤検出を判定することができない。したがって、この方法を画面拡大のためなどに用いると、ノイズ等の影響により、ひんぱんに誤って画面の拡大率変更が生じることがあった。
また、特許文献2に開示されている手法では、ノイズ等による誤判定を防ぐことはある程度可能ではあるが、大きな変化が実際にあった場合、前フィールドの結果が用いられるため、誤った判定をすることがあった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、特に、フレームの変化がありかつノイズが発生した場合にも高い精度で黒帯領域を検出できるようにするものである。
本発明の一側面の画像処理装置は、入力される画像データのうちフレーム単位で黒帯位置を検出する黒帯位置検出手段と、前記黒帯位置検出手段により検出された前記黒帯位置の信頼度を計算する信頼度計算手段と、前記入力される画像データにおける処理対象フレームと、その前後の複数のフレームについて、それぞれの前記黒帯位置および前記信頼度を格納する格納手段と、前記処理対象フレームと、前記処理対象フレームより前のフレームとの前記黒帯位置が類似しているか否かを判定する前フレーム類似判定手段と、前記処理対象フレームと、前記処理対象フレームより前のフレームとの前記信頼度を比較する前フレーム信頼度比較手段と、前記前フレーム類似判定手段の判定結果に基づいて、両者が類似しており、かつ、前記前フレーム信頼度比較手段の比較結果に基づいて、前記信頼度が、前記処理対象フレームのものよりも第1の所定の閾値より高く、かつ、第2の所定の閾値よりも高い前記前のフレームの黒帯位置を選択する前フレーム黒帯位置選択手段と、前記処理対象フレームと、前記処理対象フレームより後のフレームとの前記黒帯位置が類似しているか否かを判定する後フレーム類似判定手段と、前記処理対象フレームと、前記処理対象フレームより後のフレームとの前記信頼度を比較する後フレーム信頼度比較手段と、前記後フレーム類似判定手段の判定結果に基づいて、両者が類似しており、かつ、前記後フレーム信頼度比較手段の比較結果に基づいて、前記信頼度が、前記後のフレームのものよりも前記第1の所定の閾値より高く、かつ、前記第2の所定の閾値よりも高い前記処理対象フレームの黒帯位置を選択する後フレーム黒帯位置選択手段と、前記前フレーム黒帯位置選択手段により黒帯位置が選択できた場合、前記前フレーム黒帯位置選択手段により選択された黒帯位置を、前記処理対象フレームの黒帯位置として選択し、前記後フレーム黒帯位置選択手段により黒帯位置が選択できた場合、前記後フレーム黒帯位置選択手段により選択された黒帯位置を、前記処理対象フレームの黒帯位置として選択する選択手段とを含む。
前記選択手段には、前記前フレーム黒帯位置選択手段および前記後フレーム黒帯位置選択手段により黒帯位置が選択できる場合、前記前フレーム黒帯位置選択手段により選択された黒帯位置を、前記処理対象フレームの黒帯位置として選択させるようにすることができる。
前記選択手段には、前記前フレーム黒帯位置選択手段および前記後フレーム黒帯位置選択手段により黒帯位置が選択できる場合、前記後フレーム黒帯位置選択手段により選択された黒帯位置を、前記処理対象フレームの黒帯位置として選択させるようにすることができる。
前記前フレーム黒帯位置選択手段には、前記前フレーム類似判定手段の判定結果に基づいて、両者が類似していない場合、または、前記前フレーム信頼度比較手段の比較結果に基づいて、前記前のフレームの信頼度が、前記処理対象フレームのものよりも前記第1の所定の閾値より高くない、もしくは、前記第2の所定の閾値よりも高くない場合、前記処理対象フレーム、前記後のフレーム、および前記前のフレームの黒帯位置のうち、前記信頼度の最も高い黒帯位置を選択させるようにすることができる。
前記前フレーム黒帯位置選択手段には、前記前フレーム類似判定手段の判定結果に基づいて、両者が類似していて、かつ、前記前フレーム信頼度比較手段の比較結果に基づいて、前記前のフレームの信頼度が、前記処理対象フレームのものよりも前記第1の所定の閾値よりも高くない、もしくは、前記第2の所定の閾値よりも高くない場合、前記処理対象フレーム、および前記前のフレームの黒帯位置のうち、前記前フレーム類似判定手段の判定結果に基づいて、両者が類似している、前記信頼度の最も高い黒帯位置を選択させるようにすることができる。
前記後フレーム黒帯位置選択手段には、前記後フレーム類似判定手段の判定結果に基づいて、両者が類似していない場合、または、前記後フレーム信頼度比較手段の比較結果に基づいて、前記処理対象フレームの信頼度が、いずれの前記後のフレームよりも前記第1の所定の閾値よりも高くない、もしくは、前記第2の所定の閾値よりも高くない場合、前記処理対象フレーム、前記後のフレーム、および前記前のフレームの黒帯位置のうち、前記信頼度の最も高い黒帯位置を選択させるようにすることができる。
前記後フレーム黒帯位置選択手段には、前記後フレーム類似判定手段の判定結果に基づいて、両者が類似していて、かつ、前記後フレーム信頼度比較手段の比較結果に基づいて、前記処理対象フレームの信頼度が、いずれの前記後のフレームよりも前記第1の所定の閾値よりも高くない、もしくは、前記第2の所定の閾値よりも高くない場合、前記処理対象フレーム、および前記後のフレームの黒帯位置のうち、前記後フレーム類似判定手段の判定結果に基づいて、両者が類似している、前記信頼度の最も高い黒帯位置を選択させるようにすることができる。
前記前フレーム黒帯位置選択手段には、前記前フレーム類似判定手段の判定結果に基づいて、両者が類似しており、かつ、前記前フレーム信頼度比較手段の比較結果に基づいて、前記信頼度が、前記処理対象フレームのものよりも第1の所定の閾値より高くない場合、前記処理対象フレームの信頼度が、前記第2の所定の閾値よりも高いとき、前記処理対象フレームの黒帯位置を選択させるようにすることができる。
前記後フレーム黒帯位置選択手段には、前記後フレーム類似判定手段の判定結果に基づいて、両者が類似しており、かつ、前記後フレーム信頼度比較手段の比較結果に基づいて、前記処理対象フレームの信頼度が、いずれの前記後のフレームのものよりも第1の所定の閾値よりも高くない場合、前記後のフレームの信頼度が、前記第2の所定の閾値よりも高いとき、前記後のフレームの黒帯位置を選択させるようにすることができる。
前記前フレーム類似判定手段には、前記処理対象フレームと、前記処理対象フレームより前のフレームとの前記黒帯位置の座標の差分絶対値和に基づいて、類似しているか否かを判定させるようにすることができ、前記後フレーム類似判定手段は、前記処理対象フレームと、前記処理対象フレームより後のフレームとの前記黒帯位置の座標の差分絶対値和に基づいて、類似しているか否かを判定させるようにすることができる。
前記信頼度は、前記黒帯領域と有効領域との境界に隣接する黒帯領域における黒画素の割合とするようにすることができる。
本発明の一側面の画像処理方法は、入力される画像データのうちフレーム単位で黒帯位置を検出する黒帯位置検出ステップと、前記黒帯位置検出ステップの処理により検出された前記黒帯位置の信頼度を計算する信頼度計算ステップと、前記入力される画像データにおける処理対象フレームと、その前後の複数のフレームについて、それぞれの前記黒帯位置および前記信頼度を格納する格納ステップと、前記処理対象フレームと、前記処理対象フレームより前のフレームとの前記黒帯位置が類似しているか否かを判定する前フレーム類似判定ステップと、前記処理対象フレームと、前記処理対象フレームより前のフレームとの前記信頼度を比較する前フレーム信頼度比較ステップと、前記前フレーム類似判定ステップの処理での判定結果に基づいて、両者が類似しており、かつ、前記前フレーム信頼度比較ステップの処理での比較結果に基づいて、前記信頼度が、前記処理対象フレームのものよりも第1の所定の閾値より高く、かつ、第2の所定の閾値よりも高い前記前のフレームの黒帯位置を選択する前フレーム黒帯位置選択ステップと、前記処理対象フレームと、前記処理対象フレームより後のフレームとの前記黒帯位置が類似しているか否かを判定する後フレーム類似判定ステップと、前記処理対象フレームと、前記処理対象フレームより後のフレームとの前記信頼度を比較する後フレーム信頼度比較ステップと、前記後フレーム類似判定ステップの処理での判定結果に基づいて、両者が類似しており、かつ、前記後フレーム信頼度比較ステップの処理での比較結果に基づいて、前記信頼度が、前記後のフレームのものよりも前記第1の所定の閾値より高く、かつ、前記第2の所定の閾値よりも高い前記処理対象フレームの黒帯位置を選択する後フレーム黒帯位置選択ステップと、前記前フレーム黒帯位置選択ステップの処理により黒帯位置が選択できた場合、前記前フレーム黒帯位置選択ステップの処理により選択された黒帯位置を、前記処理対象フレームの黒帯位置として選択し、前記後フレーム黒帯位置選択ステップの処理により黒帯位置が選択できた場合、前記後フレーム黒帯位置選択ステップの処理により選択された黒帯位置を、前記処理対象フレームの黒帯位置として選択する選択ステップとを含む。
本発明の一側面の記録媒体のプログラムは、入力される画像データのうちフレーム単位で黒帯位置を検出する黒帯位置検出ステップと、前記黒帯位置検出ステップの処理により検出された前記黒帯位置の信頼度を計算する信頼度計算ステップと、前記入力される画像データにおける処理対象フレームと、その前後の複数のフレームについて、それぞれの前記黒帯位置および前記信頼度を格納する格納ステップと、前記処理対象フレームと、前記処理対象フレームより前のフレームとの前記黒帯位置が類似しているか否かを判定する前フレーム類似判定ステップと、前記処理対象フレームと、前記処理対象フレームより前のフレームとの前記信頼度を比較する前フレーム信頼度比較ステップと、前記前フレーム類似判定ステップの処理での判定結果に基づいて、両者が類似しており、かつ、前記前フレーム信頼度比較ステップの処理での比較結果に基づいて、前記信頼度が、前記処理対象フレームのものよりも第1の所定の閾値より高く、かつ、第2の所定の閾値よりも高い前記前のフレームの黒帯位置を選択する前フレーム黒帯位置選択ステップと、前記処理対象フレームと、前記処理対象フレームより後のフレームとの前記黒帯位置が類似しているか否かを判定する後フレーム類似判定ステップと、前記処理対象フレームと、前記処理対象フレームより後のフレームとの前記信頼度を比較する後フレーム信頼度比較ステップと、前記後フレーム類似判定ステップの処理での判定結果に基づいて、両者が類似しており、かつ、前記後フレーム信頼度比較ステップの処理での比較結果に基づいて、前記信頼度が、前記後のフレームのものよりも前記第1の所定の閾値より高く、かつ、前記第2の所定の閾値よりも高い前記処理対象フレームの黒帯位置を選択する後フレーム黒帯位置選択ステップと、前記前フレーム黒帯位置選択ステップの処理により黒帯位置が選択できた場合、前記前フレーム黒帯位置選択ステップの処理により選択された黒帯位置を、前記処理対象フレームの黒帯位置として選択し、前記後フレーム黒帯位置選択ステップの処理により黒帯位置が選択できた場合、前記後フレーム黒帯位置選択ステップの処理により選択された黒帯位置を、前記処理対象フレームの黒帯位置として選択する選択ステップとを含むコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている。
本発明の一側面のプログラムは、入力される画像データのうちフレーム単位で黒帯位置を検出する黒帯位置検出ステップと、前記黒帯位置検出ステップの処理により検出された前記黒帯位置の信頼度を計算する信頼度計算ステップと、前記入力される画像データにおける処理対象フレームと、その前後の複数のフレームについて、それぞれの前記黒帯位置および前記信頼度を格納する格納ステップと、前記処理対象フレームと、前記処理対象フレームより前のフレームとの前記黒帯位置が類似しているか否かを判定する前フレーム類似判定ステップと、前記処理対象フレームと、前記処理対象フレームより前のフレームとの前記信頼度を比較する前フレーム信頼度比較ステップと、前記前フレーム類似判定ステップの処理での判定結果に基づいて、両者が類似しており、かつ、前記前フレーム信頼度比較ステップの処理での比較結果に基づいて、前記信頼度が、前記処理対象フレームのものよりも第1の所定の閾値より高く、かつ、第2の所定の閾値よりも高い前記前のフレームの黒帯位置を選択する前フレーム黒帯位置選択ステップと、前記処理対象フレームと、前記処理対象フレームより後のフレームとの前記黒帯位置が類似しているか否かを判定する後フレーム類似判定ステップと、前記処理対象フレームと、前記処理対象フレームより後のフレームとの前記信頼度を比較する後フレーム信頼度比較ステップと、前記後フレーム類似判定ステップの処理での判定結果に基づいて、両者が類似しており、かつ、前記後フレーム信頼度比較ステップの処理での比較結果に基づいて、前記信頼度が、前記後のフレームのものよりも前記第1の所定の閾値より高く、かつ、前記第2の所定の閾値よりも高い前記処理対象フレームの黒帯位置を選択する後フレーム黒帯位置選択ステップと、前記前フレーム黒帯位置選択ステップの処理により黒帯位置が選択できた場合、前記前フレーム黒帯位置選択ステップの処理により選択された黒帯位置を、前記処理対象フレームの黒帯位置として選択し、前記後フレーム黒帯位置選択ステップの処理により黒帯位置が選択できた場合、前記後フレーム黒帯位置選択ステップの処理により選択された黒帯位置を、前記処理対象フレームの黒帯位置として選択する選択ステップとを含む処理をコンピュータに実行させる。
本発明の一側面の画像処理装置および方法、並びにプログラムにおいては、入力される画像データのうちフレーム単位で黒帯位置が検出され、検出された前記黒帯位置の信頼度が計算され、前記入力される画像データにおける処理対象フレームと、その前後の複数のフレームについて、それぞれの前記黒帯位置および前記信頼度が格納され、前記処理対象フレームと、前記処理対象フレームより前のフレームとの前記黒帯位置が類似しているか否かが判定され、前記処理対象フレームと、前記処理対象フレームより前のフレームとの前記信頼度が比較され、判定結果に基づいて、両者が類似しており、かつ、比較結果に基づいて、前記信頼度が、前記処理対象フレームのものよりも第1の所定の閾値より高く、かつ、第2の所定の閾値よりも高い前記前のフレームの黒帯位置が選択され、前記処理対象フレームと、前記処理対象フレームより後のフレームとの前記黒帯位置が類似しているか否かが判定され、前記処理対象フレームと、前記処理対象フレームより後のフレームとの前記信頼度が比較され、判定結果に基づいて、両者が類似しており、かつ、比較結果に基づいて、前記信頼度が、前記後のフレームのものよりも前記第1の所定の閾値より高く、かつ、前記第2の所定の閾値よりも高い前記処理対象フレームの黒帯位置が選択され、前記前フレームと前記処理対象フレームとから黒帯位置が選択できた場合、前記前フレームと前記処理対象フレームとから選択された黒帯位置が、前記処理対象フレームの黒帯位置として選択され、前記後フレームと前記処理対象フレームとから黒帯位置が選択できた場合、前記後フレームと前記処理対象フレームとから選択された黒帯位置が、前記処理対象フレームの黒帯位置として選択される。
画像処理装置は、独立した装置であっても良いし、画像処理装置の情報処理を行うブロックであっても良い。
以上のように、本発明の一側面によれば、フレームの変化があり、かつ、ノイズが発生した場合でも、高い精度で黒帯領域を検出することが可能となる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、発明の詳細な説明に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、発明の詳細な説明に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の詳細な説明中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
すなわち、本発明の一側面の画像処理装置は、入力される画像データのうちフレーム単位で黒帯位置を検出する黒帯位置検出手段(例えば、図1のフレーム内座標決定部12)と、前記黒帯位置検出手段により検出された前記黒帯位置の信頼度を計算する信頼度計算手段(例えば、図1のフレーム内信頼度計算部13)と、前記入力される画像データにおける処理対象フレームと、その前後の複数のフレームについて、それぞれの前記黒帯位置および前記信頼度を格納する格納手段(例えば、図1の後フレームバッファ14乃至前フレームバッファ18)と、前記処理対象フレームと、前記処理対象フレームより前のフレームとの前記黒帯位置が類似しているか否かを判定する前フレーム類似判定手段(例えば、図4の前フレーム類似判定部81)と、前記処理対象フレームと、前記処理対象フレームより前のフレームとの前記信頼度を比較する前フレーム信頼度比較手段(例えば、図4の前フレーム信頼度比較部82)と、前記前フレーム類似判定手段の判定結果に基づいて、両者が類似しており、かつ、前記前フレーム信頼度比較手段の比較結果に基づいて、前記信頼度が、前記処理対象フレームのものよりも第1の所定の閾値より高く、かつ、第2の所定の閾値よりも高い前記前のフレームの黒帯位置を選択する前フレーム黒帯位置選択手段(例えば、図4の前フレーム比較結果出力部83)と、前記処理対象フレームと、前記処理対象フレームより後のフレームとの前記黒帯位置が類似しているか否かを判定する後フレーム類似判定手段(例えば、図5の後フレーム類似判定部91)と、前記処理対象フレームと、前記処理対象フレームより後のフレームとの前記信頼度を比較する後フレーム信頼度比較手段(例えば、図5の後フレーム信頼度比較部92)と、前記後フレーム類似判定手段の判定結果に基づいて、両者が類似しており、かつ、前記後フレーム信頼度比較手段の比較結果に基づいて、前記信頼度が、前記後のフレームのものよりも前記第1の所定の閾値より高く、かつ、前記第2の所定の閾値よりも高い前記処理対象フレームの黒帯位置を選択する後フレーム黒帯位置選択手段(例えば、図5の後フレーム比較結果出力部93)と、前記前フレーム黒帯位置選択手段により黒帯位置が選択できた場合、前記前フレーム黒帯位置選択手段により選択された黒帯位置を、前記処理対象フレームの黒帯位置として選択し、前記後フレーム黒帯位置選択手段により黒帯位置が選択できた場合、前記後フレーム黒帯位置選択手段により選択された黒帯位置を、前記処理対象フレームの黒帯位置として選択する選択手段(例えば、図1の比較結果判定部21)とを含む。
前記選択手段(例えば、図1の比較結果判定部21)には、前記前フレーム黒帯位置選択手段および前記後フレーム黒帯位置選択手段により黒帯位置が選択できる場合、前記前フレーム黒帯位置選択手段により選択された黒帯位置を、前記処理対象フレームの黒帯位置として選択させるようにすることができる。
前記選択手段(例えば、図14の比較結果判定部103)には、前記前フレーム黒帯位置選択手段および前記後フレーム黒帯位置選択手段により黒帯位置が選択できる場合、前記後フレーム黒帯位置選択手段により選択された黒帯位置を、前記処理対象フレームの黒帯位置として選択させるようにすることができる。
前記前フレーム黒帯位置選択手段(例えば、図4の前フレーム比較部19の前フレーム比較結果出力部83)には、前記前フレーム類似判定手段の判定結果に基づいて、両者が類似していない場合、または、前記前フレーム信頼度比較手段の比較結果に基づいて、前記前のフレームの信頼度が、前記処理対象フレームのものよりも前記第1の所定の閾値より高くない、もしくは、前記第2の所定の閾値よりも高くない場合、前記処理対象フレーム、前記後のフレーム、および前記前のフレームの黒帯位置のうち、前記信頼度の最も高い黒帯位置を選択させるようにすることができる。
前記前フレーム黒帯位置選択手段(例えば、図4の前フレーム比較部19の前フレーム比較結果出力部83)には、前記前フレーム類似判定手段の判定結果に基づいて、両者が類似していて、かつ、前記前フレーム信頼度比較手段の比較結果に基づいて、前記前のフレームの信頼度が、前記処理対象フレームのものよりも前記第1の所定の閾値よりも高くない、もしくは、前記第2の所定の閾値よりも高くない場合、前記処理対象フレーム、および前記前のフレームの黒帯位置のうち、前記前フレーム類似判定手段の判定結果に基づいて、両者が類似している、前記信頼度の最も高い黒帯位置を選択させるようにすることができる。
前記後フレーム黒帯位置選択手段(例えば、図15の後フレーム比較部101の後フレーム比較結果出力部111)には、前記後フレーム類似判定手段の判定結果に基づいて、両者が類似していない場合、または、前記後フレーム信頼度比較手段の比較結果に基づいて、前記処理対象フレームの信頼度が、いずれの前記後のフレームよりも前記第1の所定の閾値よりも高くない、もしくは、前記第2の所定の閾値よりも高くない場合、前記処理対象フレーム、前記後のフレーム、および前記前のフレームの黒帯位置のうち、前記信頼度の最も高い黒帯位置を選択させるようにすることができる。
前記後フレーム黒帯位置選択手段(例えば、図15の後フレーム比較部101の後フレーム比較結果出力部111)には、前記後フレーム類似判定手段の判定結果に基づいて、両者が類似していて、かつ、前記後フレーム信頼度比較手段の比較結果に基づいて、前記処理対象フレームの信頼度が、いずれの前記後のフレームよりも前記第1の所定の閾値よりも高くない、もしくは、前記第2の所定の閾値よりも高くない場合、前記処理対象フレーム、および前記後のフレームの黒帯位置のうち、前記後フレーム類似判定手段の判定結果に基づいて、両者が類似している、前記信頼度の最も高い黒帯位置を選択させるようにすることができる。
前記前フレーム黒帯位置選択手段(例えば、図20の前フレーム比較部102の前フレーム比較結果出力部121’)には、前記前フレーム類似判定手段の判定結果に基づいて、両者が類似しており、かつ、前記前フレーム信頼度比較手段の比較結果に基づいて、前記信頼度が、前記処理対象フレームのものよりも第1の所定の閾値より高くない場合、前記処理対象フレームの信頼度が、前記第2の所定の閾値よりも高いとき、前記処理対象フレームの黒帯位置を選択させるようにすることができる。
前記後フレーム黒帯位置選択手段(例えば、図12の後フレーム比較部20の後フレーム比較結果出力部93’)には、前記後フレーム類似判定手段の判定結果に基づいて、両者が類似しており、かつ、前記後フレーム信頼度比較手段の比較結果に基づいて、前記処理対象フレームの信頼度が、いずれの前記後のフレームのものよりも第1の所定の閾値よりも高くない場合、前記後のフレームの信頼度が、前記第2の所定の閾値よりも高いとき、前記後のフレームの黒帯位置を選択させるようにすることができる。
前記前フレーム類似判定手段(例えば、図4の前フレーム類似判定部81)には、前記処理対象フレームと、前記処理対象フレームより前のフレームとの前記黒帯位置の座標の差分絶対値和に基づいて、類似しているか否かを判定させるようにすることができ、前記後フレーム類似判定手段(例えば、図5の後フレーム類似判定部91)は、前記処理対象フレームと、前記処理対象フレームより後のフレームとの前記黒帯位置の座標の差分絶対値和に基づいて、類似しているか否かを判定させるようにすることができる。
前記信頼度は、前記黒帯領域と有効領域との境界に隣接する黒帯領域における黒画素の割合とするようにすることができる。
本発明の一側面の画像処理方法およびプログラムは、入力される画像データのうちフレーム単位で黒帯位置を検出する黒帯位置検出ステップ(例えば、図7のフローチャートにおけるステップS2の処理)と、前記黒帯位置検出ステップの処理により検出された前記黒帯位置の信頼度を計算する信頼度計算ステップ(例えば、図7のフローチャートにおけるステップS3の処理)と、前記入力される画像データにおける処理対象フレームと、その前後の複数のフレームについて、それぞれの前記黒帯位置および前記信頼度を格納する格納ステップ(例えば、図7のフローチャートにおけるステップS1の処理)と、前記処理対象フレームと、前記処理対象フレームより前のフレームとの前記黒帯位置が類似しているか否かを判定する前フレーム類似判定ステップ(例えば、図10のフローチャートにおけるステップS85の処理)と、前記処理対象フレームと、前記処理対象フレームより前のフレームとの前記信頼度を比較する前フレーム信頼度比較ステップ(例えば、図10のフローチャートにおけるステップS87,S88の処理)と、前記前フレーム類似判定ステップの処理での判定結果に基づいて、両者が類似しており、かつ、前記前フレーム信頼度比較ステップの処理での比較結果に基づいて、前記信頼度が、前記処理対象フレームのものよりも第1の所定の閾値より高く、かつ、第2の所定の閾値よりも高い前記前のフレームの黒帯位置を選択する前フレーム黒帯位置選択ステップ(例えば、図10のフローチャートにおけるステップS91の処理)と、前記処理対象フレームと、前記処理対象フレームより後のフレームとの前記黒帯位置が類似しているか否かを判定する後フレーム類似判定ステップ(例えば、図11のフローチャートにおけるステップS115の処理)と、前記処理対象フレームと、前記処理対象フレームより後のフレームとの前記信頼度を比較する後フレーム信頼度比較ステップ(例えば、図11のフローチャートにおけるステップS117,S118の処理)と、前記後フレーム類似判定ステップの処理での判定結果に基づいて、両者が類似しており、かつ、前記後フレーム信頼度比較ステップの処理での比較結果に基づいて、前記信頼度が、前記後のフレームのものよりも前記第1の所定の閾値より高く、かつ、前記第2の所定の閾値よりも高い前記処理対象フレームの黒帯位置を選択する後フレーム黒帯位置選択ステップ(例えば、図11のフローチャートにおけるステップS121の処理)と、前記前フレーム黒帯位置選択ステップの処理により黒帯位置が選択できた場合、前記前フレーム黒帯位置選択ステップの処理により選択された黒帯位置を、前記処理対象フレームの黒帯位置として選択し、前記後フレーム黒帯位置選択ステップの処理により黒帯位置が選択できた場合、前記後フレーム黒帯位置選択ステップの処理により選択された黒帯位置を、前記処理対象フレームの黒帯位置として選択する選択ステップ(例えば、図7のフローチャートにおけるステップS7の処理)とを含む。
図1は、本発明を適用した黒帯位置検出装置1の一実施の形態の構成を示す図である。
黒帯位置検出装置1は、処理対象とする1フレームの画像データについて、その前後のフレームの情報を用いて、黒帯領域の境界となる位置を検出する。
前処理用フレームバッファ11は、供給されてくる1フレーム分の画素の画素値からなる画像データを、前処理用に一時的に記憶し、フレーム内座標決定部12、およびフレーム内信頼度計算部13に供給すると共に、1フレーム分の処理が終了した後、後フレームバッファ14に出力する。
フレーム内座標決定部12は、前処理用フレームバッファ11に格納されている1フレーム分の画像の画素値の情報に基づいて、黒帯位置を示す座標を決定し、その結果をフレーム内信頼度計算部13および後フレームバッファ14に供給する。尚、フレーム内座標決定部12は、1フレームの画像の各4辺から中央に向かって1ラインごとに画素値の合計値を求め、隣接するラインの合計値が大きく変化する各辺からの位置を黒帯位置として検出する(したがって、黒帯位置とは、各辺からのライン数に基づいた位置である)。すなわち、フレーム内座標決定部12は、従来の手法でフレーム内の情報により黒帯位置を決定する。したがって、フレーム内座標決定部12により求められる黒帯位置を示す座標は、従来の課題を含むものであって、必ずしも正確なものではない。
フレーム内信頼度計算部13は、フレーム内座標決定部12により決定された黒帯位置の座標の情報に基づいて、その信頼度を計算し、後フレームバッファ14にに供給する。
後フレームバッファ14は、前処理用フレームバッファ11より供給されてきた1フレーム分の画像データを各画素の画素値の情報として記憶すると共に、新たな1フレームの画像データが供給されてくるとき、それまでに記憶していた1フレーム分の画像データを後フレームバッファ15に供給する。
後フレームバッファ15、処理対象フレームバッファ16、前フレームバッファ17,18は、後フレームバッファ14と同様のものであり、順次1フレーム分の画像データを順次スライドして供給する。ただし、前フレームバッファ18については、新たな1フレーム分の画像データが供給されてくるとき、それまでに記憶していた1フレーム分の画像データを消去する。このような構成により、処理対象フレームバッファ16に、例えば、n番目のフレーム(以降、フレーム(n)と称する)が格納されている場合、後フレームバッファ14,15には、それぞれフレーム(n−2)およびフレーム(n−1)の画像データ、黒帯位置の座標、および黒帯位置の信頼度の情報が記憶されており、同様にして、前フレームバッファ17,18には、それぞれフレーム(n+1)およびフレーム(n+2)の画像データ、黒帯位置の座標、および黒帯位置の信頼度の情報が記憶されていることになる。
したがって、この状態において、1フレーム分の処理が終了するとき、後フレームバッファ14には、前処理フレームバッファ11より1フレーム分の画像データが供給されると共に、フレーム内座標決定部12より黒帯位置の座標が供給され、さらに、フレーム内信頼度計算部13より黒帯位置の座標の信頼度が供給される。また、同時に、後フレームバッファ15、処理対象フレームバッファ16、前フレームバッファ17,18には、それぞれ直前のタイミングで、後フレームバッファ14,15、および処理対象フレームバッファ16、および前フレームバッファ17に記憶されていた1フレーム分の画像データ、黒帯位置の座標、および黒帯位置の信頼度の情報が供給されてきて、ぞれぞれ上書きされる。
すなわち、この例においては、処理対象フレームバッファ16に記憶されている1フレーム分の画像データにおける黒帯位置の座標を正しく求めるために、前後の2フレーム分の画像データを併せた、合計5フレーム分の画像データが常に用いられる。
前フレーム比較部19は、処理対象フレームバッファ16、および前フレームバッファ17,18に記憶されている3フレーム分の画像データ、黒帯位置の座標、および黒帯位置の信頼度の情報を比較し、いずれかを正しい黒帯位置の座標として特定する処理を実行し、処理結果を比較結果判定部21に供給する。ただし、前フレーム比較部19は、必ずしも正しいと特定できる黒帯位置を求められないことがある。
比較結果判定部21は、前フレーム比較部19より黒帯座標の位置が求められた場合、その処理結果を正しい処理対象フレームの黒帯位置の座標、および黒帯位置の信頼度として出力すると共に、処理対象フレームバッファ16に記憶されている黒帯位置の座標、および黒帯位置の信頼度を決定された値に更新する。また、比較結果判定部21は、前フレーム比較部19により黒帯座標の位置が求められなかった場合、後フレーム比較部20に対して、後フレームバッファ14,15、および処理対象フレームバッファ16の3フレーム分の画像データ、黒帯位置の座標、および黒帯位置の信頼度に基づいて、黒帯位置を求めるように要求し、これにより決定された黒帯位置の座標、および黒帯位置の信頼度を処理結果として出力すると共に、処理対象フレームバッファ16に記録されている黒帯位置の座標、および黒帯位置の信頼度を決定された値に更新する。
後フレーム比較部20は、前フレーム比較部19により適正な黒帯位置が求められない場合、比較結果判定部21の指示に基づいて、処理対象フレームバッファ16、および後フレームバッファ14,15に記憶されている3フレーム分の画像データ、黒帯位置の座標、および黒帯位置の信頼度の情報を比較し、いずれかを正しい黒帯位置の座標として特定する処理を実行し、特定できたとき、処理結果を比較結果判定部21に供給し、さらに、特定できなかったとき、後フレームバッファ14乃至前フレームバッファ18に記憶されている5フレームの黒帯位置の信頼度を比較して最も信頼度の高い黒帯位置の座標を処理結果として比較結果判定部21に供給する。すなわち、後フレーム比較部20は、いずれかの黒帯位置を適正なものとして特定する。
次に、図2を参照して、フレーム内座標決定部12およびフレーム内信頼度計算部13の詳細な構成について説明する。
ライン画素抽出部41は、比較部43により制御され、前処理用フレームバッファ11に記憶されている画像データの各辺から順次1画素の幅を持つ1ライン分の画素の画素値を抽出して格納し、必要に応じて画素値加算部42に供給する。また、ライン画素抽出部41は、新たな1ライン分の画素値を抽出して格納するとき、それまでに格納していた直前の1ライン分の画素値をライン画素バッファ44に記憶させる。すなわち、図3で示されるように、1フレーム分の画素の画素値からなる画像データが、前処理用フレームバッファ11に記憶されている場合、ライン画素抽出部41は、図中の上部の1辺に対して幅1画素分のラインL1,L2,・・・の順に、1ライン分ずつ格納する。
また、ライン画素抽出部41が、ラインL1について全ての画素の画素値を格納しているような状態で、新たな1ライン分の画素値としてラインL2の全画素の画素値を格納するとき、それまでに記憶していたラインL1の全画素の画素値を、ライン画素バッファ44に格納させた後、新たなラインL2の全画素の画素値を上書きして格納する。したがって、ライン画素バッファ41,44には、隣接する2の1ライン分の画素値が格納されることになる。
画素値加算部42,45は、それぞれライン画素抽出部41,44に格納されている1ライン分の全ての画素の画素値を加算して、加算結果を比較部43に出力する。比較部43は、画素値加算部42,45よりそれぞれに供給されてくる1ライン分の全画素の加算値を比較し、比較結果に基づいて黒帯領域の境界となる座標を求め、座標位置出力部46に供給すると共に、黒帯領域の境界となる座標が求められるまで、順次1ライン分の画素値を読み込むように、ライン画素抽出部41に指令する。
すなわち、黒帯位置の座標とは、図3で示されるように、黒帯領域が、図中の垂直方向の位置P1乃至P2の範囲内で、かつ、水平方向の位置P3乃至P4の範囲内ではない部分であるとする場合、すなわち、外側の太枠の領域であるとした場合、位置P1乃至P4から構成される情報である。
このうち位置P1を求める場合、ライン画素バッファ41が、ラインL2の1ライン分の画素を格納し、ライン画素バッファ44が、ラインL1の1ライン分の画素を格納したとき、画素値加算部42,45は、それぞれラインL1,L2の1ライン分の画素値の合計値を比較部43に出力することになる。比較部43は、両者の画素値の合計値の差分絶対値が所定の閾値以上であるか否かを求める。図3においては、外枠の領域、すなわち、ラインL1乃至L3においては、黒帯領域であるので、各ラインの画素値の合計値には大きな差が生じないので、差分絶対値は、所定の閾値よりも小さな値となるはずである。一方、境界となる位置P1を挟んだラインL3,L4においては、ラインL4は、映像が表示される黒帯領域ではなく、通常、映像が表示される有効領域であるので、黒帯領域の画素値よりも大きな値の画素が存在するので、ラインL3,L4のそれぞれの1ライン分の画素の画素値の合計値は、所定の閾値よりも一般に大きくなる。そこで、比較部43は、このラインL3,L4の境界となる位置を位置P1として求めて、座標位置出力部46に供給する。
位置P2乃至P4についても、同様の処理により、フレームを構成する各辺からの距離を求めて決定する。
座標位置出力部46は、上述したように位置P1乃至P4が求められると、求められた黒帯領域の座標の情報として後フレームバッファ14に供給すると共に、黒帯領域の座標の情報をフレーム内信頼度計算部13に供給する。
フレーム内信頼度計算部13の黒帯画素抽出部61は、座標位置出力部46より供給されてくる黒帯位置の座標の情報に基づいて、境界の黒帯側の1ラインの画素の画素値を抽出し格納する。すなわち、図3で示される位置P1に対しては、黒帯側の1ラインは、ラインL3の1ライン分の画素の画素値を前処理用フレームバッファ11より読み出して、格納する。黒画素抽出部61は、位置P1乃至P4のそれぞれについて、対応する黒帯位置の座標の情報に基づいて、黒帯側の1ラインの画素の画素値を抽出し、格納することになる。
黒割合計算部62は、黒帯位置の座標P1乃至P4のそれぞれについて、黒帯画素抽出部61に格納されている1ライン分の画素の画素値のうち、黒となる画素の割合を信頼度Riとして計算すると共に、比較部65より有効領域の黒とならない画素の割合Ctiが供給されてくるとき、これを乗じた値を信頼度Ri(=Ri×Cti)として、後フレームバッファ14に出力する。
より具体的には、黒割合計算部62は、黒帯画素抽出部61に格納されている1ライン分の画素の画素値のうち、所定の閾値t2より小さい画素値の画素を黒となる画素として認識し、黒となる画素の割合を境界における信頼度Riとして計算する。黒割合計算部62は、位置P1乃至P4のそれぞれについて、信頼度R1乃至R4を計算し、それらの加算合計値を黒帯領域の信頼度R(=R1+R2+R3+R4)として出力する。
有効領域画素抽出部63は、黒帯情報の座標の情報に基づいて境界の黒帯側ではない、有効領域の1ラインの画素の画素値を抽出し格納する。すなわち、図3で示される位置P1に対しては、黒帯側ではない1ラインは、ラインL4以降の1ライン分の画素の画素値を前処理用フレームバッファ11より読み出して、格納する。有効領域画素抽出部63は、位置P1乃至P4のそれぞれについて、有効領域における1ラインの画素の画素値を抽出し、格納する。
白割合計算部64は、有効領域画素抽出部63に格納されている1ライン分の画素の画素値のうち、黒とならない画素の割合を信頼度として計算する。より具体的には、白割合計算部62は、有効領域画素抽出部61に格納されている1ライン分の画素の画素値のうち、所定の閾値t1(<t2)より大きい画素値の画素を黒とならない画素として認識し、黒とならない画素の割合を有効領域の信頼度Ctiとして計算する。黒割合計算部62は、位置P1乃至P4のそれぞれについて、信頼度Ct1乃至Ct4を計算する。尚、閾値t1は、閾値t2よりも小さいため、画素値が閾値t1より大きく閾値t2より小さい範囲の画素は、黒の画素としても、黒ではない画素としてもその割合にカウントされることになるため、同一ライン上の全画素に対して、黒である画素の割合Riと黒ではない画素の割合Ctiは、加算したとき必ずしも1とはならない。
比較部65は、白割合計算部64より供給されてくる信頼度Ctiについて所定の閾値Cthと比較し、大きい場合、今現在の信頼度Riを確定させる。また、比較部65は、白割合計算部64より供給されてくる信頼度Ctiについて所定の閾値Cthと比較し、大きくない場合、黒割合計算部62に信頼度Ctiを供給し、対応する信頼度Riに信頼度Ctiを乗じて更新させると共に、境界として設定される幅Lthまでの範囲で、境界より1ライン離れた1ライン分の画素を抽出するように有効領域画素抽出部63を制御する。例えば、位置P1に対して、有効領域の1ラインがラインL4であった場合、比較部65は、ラインL5の全画素の画素値を抽出するように有効領域画素抽出部63を制御し、白割合計算部64より供給されてくるラインL5の信頼度Ctiを黒割合の信頼度Riに乗じて更新する。比較部65は、位置P1乃至P4について、信頼度Ctiが所定の閾値Cthより大きくなるか、または、境界として設定されているL=Lthまで黒割合の信頼度Riに白割合である信頼度Ctiを乗じて更新する処理を繰り返す。
次に、図4を参照して、前フレーム比較部19の構成について説明する。
前フレーム類似判定部81は、前フレーム信頼度比較部82からの処理対象フレームと、1フレーム前の画像データ、または、2フレーム前の画像データとの信頼度Rの比較結果に基づいて、処理対象フレームバッファ16乃至前フレームバッファ18より処理対象となるフレームの画像データと、1フレーム前の画像データまたは2フレーム前の画像データを読み出し処理対象となるフレームの黒帯位置の座標が類似しているか否かを判定し、判定結果を前フレーム信頼度比較部82および前フレーム比較結果出力部83に供給する。
前フレーム信頼度比較部82は、前フレーム類似判定部81からの類似判定結果に基づいて、処理対象フレームと、1フレーム前の画像データ、または、2フレーム前の画像データとの信頼度Rを比較し、比較結果を前フレーム類似判定部81および前フレーム比較結果出力部83に供給する。
前フレーム比較結果出力部83は、前フレーム類似比較部81からの黒帯位置の座標の比較結果、および前フレーム信頼度比較部82からの処理対象フレームと1フレーム前のフレーム、または、2フレーム前のフレーム間の信頼度の比較結果に基づいて、黒帯位置の座標を決定できた場合、決定した黒帯位置の座標を比較結果判定部21に供給する。尚、前フレーム比較結果出力部83は、黒帯位置の座標を決定できないこともあり、その場合、黒帯位置の座標が決定できないことを比較結果判定部21に通知する。
次に、図5を参照して、後フレーム比較部20の構成について説明する。
後フレーム類似判定部91は、後フレーム信頼度比較部92からの処理対象フレームと、1フレーム後の画像データ、または、2フレーム後の画像データとの信頼度Rの比較結果に基づいて、後フレームバッファ14乃至処理対象フレームバッファ16より処理対象となるフレームの画像データと、1フレーム後の画像データまたは2フレーム後の画像データを読み出し処理対象となるフレームの黒帯位置の座標が類似しているか否かを判定し、判定結果を後フレーム信頼度比較部92および後フレーム比較結果出力部93に供給する。
後フレーム信頼度比較部92は、後フレーム類似判定部91からの類似判定結果に基づいて、処理対象フレームと、1フレーム後の画像データ、または、2フレーム後の画像データとの信頼度Rを比較し、比較結果を後フレーム類似判定部91および後フレーム比較結果出力部93に供給する。
後フレーム比較結果出力部93は、後フレーム類似比較部91からの黒帯位置の座標の比較結果、および後フレーム信頼度比較部92からの処理対象フレームと1フレーム後のフレーム、または、2フレーム後のフレーム間の信頼度の比較結果に基づいて、黒帯位置の座標を決定することができたとき、決定した黒帯位置の座標を比較結果判定部21に供給し、決定できなかったとき、前フレームバッファ17,18から1,2フレーム前までの黒帯位置の座標と、その信頼度を読み込み、2フレーム前のフレームから2フレーム後までのフレームの黒帯位置の座標の信頼度のうち最も信頼度の高い黒帯位置の座標を比較結果判定部21に供給する。
尚、以降の説明においては、処理対象フレームは、n番目のフレームとして説明し、図6で示されるように、単にフレーム(n)と称するものとする。また、1フレーム前のフレーム乃至3フレーム前のフレームについては、それぞれフレーム(n−1)乃至(n−3)と称するものとし、同様にして、1フレーム後のフレーム乃至3フレーム後のフレームについては、それぞれフレーム(n+1)乃至(n+3)と称するものとする。したがって、前処理用フレームバッファ11に格納されるフレームは、処理対象フレームをフレーム(n)として表現するとき、フレーム(n+3)で表現されることになる。
次に、図7のフローチャートを参照して、黒帯検出処理について説明する。
ステップS1において、前処理用フレームバッファ11は、新たなフレーム(n+3)を格納すると共に、それまで記憶していた1フレーム分の画像データを後フレームバッファ14に供給する。このとき、同様にして、後フレームバッファ14乃至前フレームバッファ17は、格納していた1フレーム分の画像データ、黒帯位置の座標、および黒帯位置の信頼度の情報を、それぞれ後フレームバッファ15乃至前フレームバッファ18に供給し、新たに供給されてくる1フレーム分の画像データ、黒帯位置の座標、および黒帯位置の信頼度の情報を格納する。尚、前フレームバッファ18は、それまで記憶していた1フレーム分の画像データ、黒帯位置の座標、および黒帯位置の信頼度の情報を消去して、新たに前フレームバッファ17より供給されてくる1フレーム分の画像データ、黒帯位置の座標、および黒帯位置の信頼度の情報に更新する。さらに、フレーム内座標決定部12の座標位置出力部46は、直前の処理で求められている黒帯位置の座標情報を後フレームバッファ14に出力する。また、フレーム内信頼度計算部13の黒割合計算部62は、直前の処理で求められた信頼度Rを後フレームバッファ14に出力する。尚、最初の処理においては、デフォルトの黒帯位置の座標、および信頼度が出力される。
ステップS2において、フレーム内座標決定部12は、黒帯位置決定処理を実行し、黒帯位置の座標を決定する。
ここで、図8のフローチャートを参照して、黒帯位置決定処理について説明する。
ステップS21において、比較部43は、図示せぬカウンタiを1に設定する(初期化する)。尚、このカウンタiは、黒帯位置の座標P1乃至P4をPiで示したものである。したがって、ここでは、カウンタiは、1,2,3,4のいずれかとなる。
ステップS22において、比較部43は、図示せぬカウンタLを1に設定する(初期化する)。ここで、カウンタLは、図3で示した黒帯位置の座標について、対応するラインを識別するものである。
ステップS23において、比較部43は、ライン画素抽出部41を制御して、座標Piに対してライン(L−1)の全画素の画素値の情報を抽出して格納させる。このとき、ライン画素抽出部41は、それまでに格納していた1ライン分の画素の画素値の情報をライン画素バッファ44に格納させてから、新たなライン(L−1)の全画素の画素値を抽出して格納する。尚、最初の処理においては、ライン画素抽出部41は、それまでに何の画素の情報も格納されていないので、新たに取り込んだ1ライン分の画素情報を、ライン画素バッファ44に供給する。したがって、最初の処理においては、ライン画素抽出部41およびライン画素バッファ44には、いずれも、図3におけるラインL1の全がその情報が格納されることになるが、それ以降においては、ライン画素抽出部41にライン(L−1)の1ライン分の全画素の画素値が格納されているとき、ライン画素バッファ44には、常に、ライン(L)の1ライン分の全画素の画素値が格納されていることになる。
ステップS24において、画素値加算部45は、ライン画素バッファ44に格納されているライン(L)の全画素の画素値を加算して、加算値S(L)を求めて比較部43に供給する。
ステップS25において、画素値加算部42は、ライン画素抽出部41に格納されているライン(L−1)の全画素の画素値を加算して、加算値S(L−1)を求めて比較部43に供給する。
ステップS26において、比較部43は、画素値加算部42,45よりそれぞれ供給されてきた加算値S(L−1),S(L)の差分絶対値|S(L−1)−S(L)|を演算する。
ステップS27において、比較部43は、計算した差分絶対値|S(L−1)−S(L)|が閾値th1よりも大きいか否かを判定する。加算値S(L−1),S(L)が、例えば、図3におけるラインL2,L1のそれぞれの1ライン分の全画素の画素値の加算した値であった場合、いずれも黒帯領域のラインであるので、差分絶対値|S(L−1)−S(L)|は、ほぼ0に近い値となるため、所定の閾値th1よりも大きくないとみなされ、ステップS28において、比較部43は、カウンタLを1インクリメントして、その処理は、ステップS23に戻る。
すなわち、差分絶対値|S(L−1)−S(L)|が、所定の閾値th1よりも大きいと判定されるまで、ステップS23乃至S28の処理が繰り返される。
ステップS27において、例えば、加算値S(L),S(L−1)が、それぞれ図3におけるラインL4,L3の1ライン分の全画素の画素値の加算値であった場合、ラインL4は、有効画素領域を含むため、ラインL3の加算値S(L3)よりも、ラインL4の加算値S(L4)の方が大きくなる。結果として、ステップS27において、差分絶対値|S(L4)−S(L3)|は、所定の閾値th1よりも大きいとみなされるので、このとき、比較部43は、比較結果として境界となるライン(L)およびライン(L−1)の情報を座標位置出力部46に供給する。
ステップS29において、座標位置出力部4は、比較部43より供給されてきたライン(L),(L−1)の情報に基づいて、その境界の位置を、黒帯領域の座標Piとして決定する。
ステップS30において、比較部43は、カウンタiが4であるか否か、すなわち、黒帯位置の座標P1乃至P4の全てが求められたか否かを判定し、カウンタiが4ではない、すなわち、まだ、黒帯位置の座標のずべてが求められていないと判定した場合、ステップS31において、カウンタiを1インクリメントして、その処理は、ステップS22に戻り、それ以降の処理が繰り返される。すなわち、黒帯位置の座標P1乃至P4が求められるまで、ステップS22乃至S31の処理が繰り返される。
ステップS30において、カウンタiが4である、すなわち、黒帯位置の座標P1乃至P4が全て求められたと判定された場合、その処理は終了し、ステップS7の処理に戻る。
すなわち、以上の処理によれば、黒帯位置の座標P1乃至P4のそれぞれについて、ラインごとの画素値の合計値が求められ、隣接する2ラインの画素値の合計値が大きく変化している位置が、黒帯位置の座標として求められることになる。
ここで、図7のフローチャートの説明に戻る。
ステップS2において、黒帯位置決定処理が実行されて、黒帯位置の座標が求められると、ステップS3において、フレーム内信頼度計算部13は、信頼度計算処理を実行し、黒帯位置の座標P1乃至P4の信頼度が計算される。
ここで、図9のフローチャートを参照して、信頼度計算処理について説明する。
ステップS51において、黒割合計算部62は、図示せぬカウンタiを1に、また、カウンタRを0に設定する。ここで、カウンタiは、黒帯位置の座標P1乃至P4をPiとして表現するときのカウンタであり、1乃至4である。また、カウンタRは、黒帯位置の座標の信頼度を示すカウンタである。
ステップS52において、黒帯画素抽出部61は、カウンタLを座標Piに隣接する黒帯側に設定する。ここで、カウンタLは、水平方向、または、垂直方向の1画素の幅の1ライン分の位置を示すカウンタである。すなわち、例えば、図3において、座標P1の場合、隣接する黒帯側のラインは、ラインL3である。そこで、このような場合、黒帯画素抽出部61は、カウンタLをL3に設定する。
ステップS53において、黒帯画素抽出部61は、前処理用フレームバッファ11に格納されている画像データより、座標Piに対してライン(L)の1ライン分の全画素の画素値を抽出して格納する。さらに、黒割合計算部62は、黒帯画素抽出部61は、ライン(L)の画素のうち、画素値が所定の閾値t2よりも小さい画素の割合を信頼度Riとして計算する。
ステップS54において、有効領域画素抽出部63は、前処理用フレームバッファ11に格納されている画像データより、座標Piに対してライン(L+1)の1ライン分の全画素の画素値を抽出して格納する。さらに、黒割合計算部62は、黒帯画素抽出部61は、ライン(L+1)の画素のうち、画素値が所定の閾値t1(<t2)よりも大きい画素の割合を信頼度Ctiとして計算し、比較部65に供給する。
すなわち、ステップS53においては、ライン(L)が黒帯領域のラインであることが前提であるため、所定の閾値t2より小さい画素(より黒に近い値の画素)の割合が信頼度Riとして扱われる。これに対して、ステップS54においては、ライン(L+1)が、有効画素領域のライン(通常の映像が表示される領域のライン)であることが前提となるため、所定の閾値t1(<t2)よりも大きい画素(より明るい画素)画素の割合が信頼度Ctiとして扱われる。
ステップS55において、比較部65は、信頼度Ctiが所定の閾値Cthよりも大きいか否かを判定する。ステップS55において、例えば、信頼度Ctiが所定の閾値Cthよりも大きくないと判定された場合、ステップS56において、比較部65は、信頼度Ctiを黒割合計算部62に供給する。黒割合計算部62は、比較部65より供給されてきた有効領域の信頼度Ctiを黒割合の信頼度Riに乗じて、黒割合の信頼度Riを更新する。
ステップS57において、比較部65は、ラインLが所定の閾値Lthよりも大きいか否かを判定する。ここで、閾値Lthとは、有効画素領域で信頼度の計算に用いるライン数を示す値である。ステップS57において、ラインLが所定の閾値Lthよりも大きくないと判定された場合、ステップS59に進み、カウンタLが1インクリメントされて、その処理は、ステップS54に戻る。
すなわち、有効画素の信頼度Ctiが所定の閾値Cthよりも大きいと判定されるか、または、カウンタLが所定の閾値Lthよりも大きいと判定されるまで、カウンタLの値が1インクリメントされながら、ステップS54乃至S59の処理が繰り返される。
ステップS55において、有効領域の信頼度Ctiが所定の閾値Cthよりも大きいと判定された場合、または、ステップS57において、カウンタLが所定の閾値Lthよりも大きいと判定された場合、ステップS58において、黒割合計算部62は、カウンタRに黒割合の信頼度Riを加算して、カウンタRを更新する。すなわち、黒帯位置の座標の信頼度Rは、各座標P1乃至P4について求められた黒割合の信頼度Riが加算されたものであるので、求められた座標Piの信頼度Riが加算される。
ステップS60において、黒割合計算部62は、カウンタiが4であるか、すなわち、全ての黒帯位置の座標Piについて、信頼度Riが求められ、それら全てが加算されて黒帯位置の座標の信頼度Rが求められているか否かを判定する。ステップS60において、例えば、全ての黒帯位置の座標の信頼度Riが求められていない、すなわち、カウンタiが4ではない場合、ステップS61において、黒割合計算部62は、カウンタiを1インクリメントして、その処理は,ステップS52に戻り、それ以降の処理が繰り返される。すなわち、全ての黒帯位置の座標に対して信頼度Riが求められて、黒帯位置の座標の全体の信頼度Rが求められるまで、ステップS52乃至S61の処理が繰り返される。
ステップS60において、カウンタiが4である、すなわち、黒帯位置の座標の全てについて信頼度Riが求められ、それらが加算された黒帯位置の座標の全体の信頼度Rが求められたと判定された場合、処理は、終了する。
以上の処理により、黒帯位置の座標の全体の信頼度Rが計算される。尚、ステップS55において、有効領域の信頼度Ctiが所定の閾値Cthより大きくないとき、ステップS56において、黒割合の信頼度Riに有効領域の信頼度Ctiが乗じられている。黒帯位置の座標Piについての信頼度は、有効領域側の有効領域の黒ではない画素の割合からなる信頼度Ctiが所定の閾値Cthより大きい場合の座標Piに隣接する黒帯側の黒割合の信頼度Riとしている。
そこで、有効領域の信頼度Ctiが所定の閾値Cthより大きくないとき、有効領域の信頼度Ctiを黒帯側の黒割合の信頼度Riに乗じることにより、黒帯位置の座標に隣接する黒帯側のラインから有効領域の信頼度Ctiが所定の閾値Cthより大きいラインまでの範囲の信頼度を黒帯位置の座標の信頼度にするため、黒帯側のラインの信頼度Riに有効領域の信頼度Ctiを乗じている。
ここで、図7のフローチャートの説明に戻る。
ステップS3における信頼度計算処理により、前処理用フレームバッファに格納されているフレームの黒帯位置の座標の信頼度Rが計算される。すなわち、ステップS2,S3の処理により前処理用フレームバッファ11に1フレーム分の画像データが格納された時点で、黒帯位置の座標が求められると共に、黒帯位置の座標の信頼度が求められ、ステップS1の処理が実行されるとき、前処理用フレームバッファ11に格納されている画像データが後フレームバッファ14に供給されるとき、併せて黒帯位置の座標、および、黒帯位置の座標の信頼度も併せて後フレームバッファ14に供給される。さらに、それ以降の処理において、後フレームバッファ14乃至前フレームバッファ17の全てが、この画像データ、黒帯位置の座標、および黒帯位置の座標の信頼度を順次後段の後フレームバッファ15乃至前フレームバッファ18に供給する。結果として、後フレームバッファ14乃至前フレームバッファ18は、処理対象フレームがフレーム(n)であるとき、フレーム(n+2)乃至(n−2)のフレームについて、画像データ、黒帯位置の座標、および黒帯位置の座標の信頼度を常に格納した状態となる。
ステップS4において、前フレーム比較部20により前フレーム比較処理が実行される。
ここで、図10のフローチャートを参照して、前フレーム比較処理について説明する。
ステップS81において、前フレーム比較部19の前フレーム類似比較部81は、処理対象フレームバッファ16より処理対象フレームの黒帯位置の座標情報を読み出す。ステップS82において、前フレーム比較結果出力部83は、図示せぬカウンタiを1に初期化する。ここで、カウンタiは、処理対象フレームに対して類似を比較するフレームがiフレーム前のフレームであることを示すカウンタである。
ステップS83において、前フレーム類似判定部81は、iフレーム前の黒帯位置の座標情報を読み出す。例えば、カウンタiが1である場合、前フレーム類似判定部81は、前フレームバッファ17に記憶されている1フレーム前のフレーム(n−1)の黒帯位置の座標情報を読み出す。
ステップS84において、前フレーム類似判定部81は、処理対象フレームであるフレーム(n)とフレーム(n−1)との黒帯位置の座標の差分絶対値和DSを求める。すなわち、例えば、フレーム(n)とフレーム(n−1)との黒帯位置の座標が、それぞれ(P1,P2,P3,P4)および(P’1,P’2,P’3,P’4)で表されるとき、前フレーム類似判定部81は、差分絶対値和DS(=|P1−P’1|+|P2−P’2|+|P3−P’3|+|P4−P’4|)を計算する。
ステップS85において、前フレーム類似判定部81は、差分絶対値和DSが所定の閾値DSthより小さいか否かを判定する。例えば、ステップS85において、差分絶対値和DSが所定の閾値DSthよりも小さいと判定された場合、ステップS86において,前フレーム類似判定部81は、フレーム(n)と(n−i)とのそれぞれの黒帯位置の座標が類似しているとの判定結果を前フレーム信頼度比較部82および前フレーム比較結果出力部83に供給する。これに応じて、前フレーム信頼度比較部82は、フレーム(n)とフレーム(n−i)のそれぞれの信頼度R(n)およびR(n−i)を読み出す。すなわち、カウンタiが1である場合、前フレーム信頼度比較部82は、処理対象フレームバッファ16よりフレーム(n)の信頼度R(n)を読み出し、前フレームバッファ17よりフレーム(n−1)の信頼度R(n−1)を読み出す。
ステップS87において、前フレーム信頼度比較部82は、信頼度R(n−i)とR(n)との差分R(n−i)−R(n)が、所定の閾値Rfd以上であるか否かを判定する。すなわち、フレーム(n−i)の信頼度R(n−i)の方が、処理対象であるフレーム(n)の信頼度R(n)よりも所定の閾値Rfd以上に高い信頼度であるか否かが判定されることになる。
ステップS87において、差分R(n−i)−R(n)が、所定の閾値Rfd以上であると判定された場合、ステップS88において、前フレーム信頼度比較部82は、フレーム(n−i)の信頼度R(n−i)が所定の閾値Rthよりも大きいか否かを判定する。ステップS88において、信頼度R(n−i)が所定の閾値Rthよりも大きいと判定された場合、すなわち、フレーム(n−i)の信頼度R(n−i)が、処理対象フレームの信頼度R(n)に対して所定の閾値Rfd以上に大きく、かつ、所定の閾値Rthよりも大きい場合、ステップS91において、前フレーム比較結果出力部83は、処理対象フレームであるフレーム(n)の黒帯位置の座標をフレーム(n−i)の黒帯位置の座標として決定し、比較結果判定部21に出力する。
一方、ステップS85において、差分絶対値和DSが所定の閾値DSthより小さくないと判定された場合、ステップS87において、差分R(n−i)−R(n)が、所定の閾値Rfd以上ではないと判定された場合、または、ステップS88において、信頼度R(n−i)が所定の閾値Rthよりも大きくないと判定された場合、ステップS89において、前フレーム比較結果出力部83は、カウンタiがimaxであるか否か、すなわち、カウンタiの最大値であるか否かを判定する。この例においては、フレーム(n−2)までの前フレームが存在するので、カウンタiの最大値は2となる。ステップS89において、カウンタiがimaxではないと判定された場合、ステップS90において、前フレーム比較結果出力部83は、カウンタiを1インクリメントし、その処理は、ステップS84に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
すなわち、前フレームとして記憶されているフレーム数だけ、差分絶対値和DSが所定の閾値DSthより小さく、かつ、差分R(n−i)−R(n)が、所定の閾値Rfd以上であり、かつ、信頼度R(n−i)が所定の閾値Rthよりも大きいと判定されるまで、ステップS84乃至S90の処理が繰り返される。
そして、ステップS89において、カウンタiがimaxであると判定された場合、ステップS92において、前フレーム比較結果出力部83は、比較結果判定部21に対して、適切な黒帯位置の座標情報が求められないことを通知する。
以上のような処理により、処理対象フレームであるフレーム(n)と、iフレームだけ前のフレーム(n−i)との黒帯位置の座標が類似しているとみなしたとき、フレーム(n)の信頼度R(n)とフレーム(n−i)の信頼度R(n−i)との間で、所定の関係が満たされるとき、フレーム(n−i)の黒帯位置の座標を、フレーム(n)の黒帯位置の座標に決定し、それ以外のとき、適正な黒帯位置の座標が、フレーム(n)の黒帯位置の座標とフレーム(n−i)の黒帯位置の座標とのいずれかから適正な黒帯位置の座標が決定できないことが通知される。
ここで、図7のフローチャートの説明に戻る。
ステップS4において、前フレーム比較処理が実行されると、ステップS5において、比較結果判定部21は、黒帯位置の座標が決定されたか否かを判定する。ステップS5において、例えば、図10のフローチャートのステップS92により適切な黒帯位置の座標が決定できない旨の通知があった場合、ステップS6において、比較結果判定部21は、後フレーム比較部20に対して後フレーム比較処理を実行するように指示する。
ここで、図11のフローチャートを参照して、後フレーム比較処理について説明する。尚、後フレーム比較処理については、図10のフローチャートを参照して説明した前フレーム比較処理における比較対象が、処理対象フレームと前フレームとであったものが、処理多少フレームと後フレームとに変わったのみで基本的な処理は同様である。
すなわち、ステップS111において、後フレーム比較部20の後フレーム類似比較部91は、処理対象フレームバッファ16より処理対象フレームの黒帯位置の座標情報を読み出す。ステップS112において、後フレーム比較結果出力部93は、図示せぬカウンタiを1に初期化する。ここで、カウンタiは、処理対象フレームに対して類似を比較するフレームがiフレーム後のフレームであることを示すカウンタである。
ステップS113において、後フレーム類似判定部91は、iフレーム後の黒帯位置の座標情報を読み出す。例えば、カウンタiが1である場合、後フレーム類似判定部91は、後フレームバッファ15に記憶されている1フレーム後のフレーム(n+1)の黒帯位置の座標情報を読み出す。
ステップS114において、後フレーム類似判定部91は、処理対象フレームであるフレーム(n)とフレーム(n+1)との黒帯位置の座標の差分絶対値和DSを求める。
ステップS115において、後フレーム類似判定部91は、差分絶対値和DSが所定の閾値DSthより小さいか否かを判定する。例えば、ステップS115において、差分絶対値和DSが所定の閾値DSthよりも小さいと判定された場合、ステップS116において、後フレーム類似判定部91は、フレーム(n)と(n+i)とのそれぞれの黒帯位置の座標が類似しているとの判定結果を後フレーム信頼度比較部92および後フレーム比較結果出力部93に供給する。これに応じて、後フレーム信頼度比較部82は、フレーム(n)とフレーム(n+i)のそれぞれの信頼度R(n)およびR(n+i)を読み出す。すなわち、カウンタiが1である場合、後フレーム信頼度比較部92は、処理対象フレームバッファ16よりフレーム(n)の信頼度R(n)を読み出し、後フレームバッファ15よりフレーム(n+1)の信頼度R(n+1)を読み出す。
ステップS117において、後フレーム信頼度比較部92は、信頼度R(n)とR(n+i)との差分R(n)−R(n+i)が、所定の閾値Rrd以上であるか否かを判定する。すなわち、処理対象のフレーム(n)の信頼度R(n)の方が、フレーム(n+i)の信頼度R(n+i)よりも所定の閾値Rrd以上に高い信頼度であるか否かが判定されることになる。
ステップS117において、差分R(n)−R(n+i)が、所定の閾値Rrd以上であると判定された場合、ステップS118において、後フレーム信頼度比較部92は、フレーム(n)の信頼度R(n)が所定の閾値Rthよりも大きいか否かを判定する。ステップS118において、信頼度R(n)が所定の閾値Rthよりも大きいと判定された場合、すなわち、フレーム(n)の信頼度R(n)が、フレーム(n+i)の信頼度R(n+i)に対して所定の閾値Rrd以上に大きく、かつ、所定の閾値Rthよりも大きい場合、ステップS121において、後フレーム比較結果出力部93は、処理対象フレームであるフレーム(n)の黒帯位置の座標を、そのまま黒帯位置の座標として決定し、比較結果判定部21に出力する。
一方、ステップS115において、差分絶対値和DSが所定の閾値DSthより小さくないと判定された場合、ステップS117において、差分R(n)−R(n+i)が、所定の閾値Rrd以上ではないと判定された場合、または、ステップS118において、信頼度R(n)が所定の閾値Rthよりも大きくないと判定された場合、ステップS119において、後フレーム比較結果出力部93は、カウンタiがimaxであるか否か、すなわち、カウンタiの最大値であるか否かを判定する。この例においては、フレーム(n+2)までの後フレームが存在するので、カウンタiの最大値は2となる。ステップS119において、カウンタiがimaxではないと判定された場合、ステップS120において、後フレーム比較結果出力部93は、カウンタiを1インクリメントし、その処理は、ステップS114に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
すなわち、後フレームとして記憶されているフレーム数だけ、差分絶対値和DSが所定の閾値DSthより小さく、かつ、差分R(n)−R(n+i)が、所定の閾値Rrd以上であり、かつ、信頼度R(n)が所定の閾値Rthよりも大きいと判定されるまで、ステップS114乃至S120の処理が繰り返される。
そして、ステップS119において、カウンタiがimaxであると判定された場合、ステップS122において、後フレーム比較結果出力部93は、前フレームバッファ17,18より処理対象フレームであるフレーム(n)よりも前のフレーム(n−i)乃至(n−1)までの黒帯位置の座標の情報と、その信頼度R(n−i)乃至R(n−1)を読み出す。すなわち、今の場合、フレーム(n−1),(n−2)の黒帯位置と信頼度R(n−1),R(n−2)が読み込まれる。
ステップS123において、後フレーム比較結果出力部93は、フレーム(n−i)乃至(n+i)(今の場合、(n−2)乃至(n+2))までのフレームの信頼度R(n−i)乃至R(n+i)(今の場合、R(n−i)乃至R(n+2))のうち、最も信頼度の高いフレームの黒帯位置の座標を処理対象フレームの黒帯位置の座標として決定し、その旨を比較結果判定部21に供給する。
以上のような処理により、処理対象フレームであるフレーム(n)と、iフレームだけ後のフレーム(n+i)との黒帯位置の座標が類似しているとみなしたとき、フレーム(n)の信頼度R(n)とフレーム(n+i)の信頼度R(n+i)との間で、所定の関係が満たされるとき、フレーム(n)の黒帯位置の座標を、そのまま黒帯位置の座標に決定し、それ以外のとき、フレーム(n−i)乃至(n+i)までのフレームの信頼度R(n−i)乃至R(n+i)のうち、最も信頼度の高いフレームの黒帯位置の座標を処理対象フレームの黒帯位置の座標に決定する。
尚、以上の処理においては、類似度と信頼度の条件を満たさない場合、ステップS123の処理において、フレーム(n−i)乃至(n+i)までのフレームのうち、信頼度の最も高いフレームの黒帯位置の座標を処理対象フレームの黒帯位置の座標として決定するようにしているが、その前に、類似度を考慮して黒帯位置の座標を決定する処理を加えるようにしてもよい。すなわち、ステップS123の処理の前に、例えば、フレーム(n)乃至(n+i)までのフレームのうち、類似度の条件を満たした(例えば、ステップS115の条件と同一の条件を満たした)フレームがあるときは、その中で最も信頼度の高いフレームの黒帯位置の座標を処理対象フレームの黒帯位置の座標として決定するようにしてもよいし、これまでに処理した全てのフレーム(フレーム(n−i)乃至(n+i))について類似度の条件を満たしたフレームの中から最も信頼度の高いフレームの黒帯位置の座標を処理対象フレームの黒帯位置の座標として決定するようにしてもよい。このように処理することで、類似度および信頼度が所定の条件を満たされないものの、黒帯位置の座標の中でも、類似度の条件が満たされた、信頼性の高いものを選択することが可能となる。そして、この条件でも、黒帯位置の座標を決定できないとき、ステップS123の処理が実行されることで、最終的に信頼度のみの条件で黒帯位置の座標を決定することが可能となる。
ここで、図7のフローチャートの説明に戻る。
ステップS6において、後フレーム比較処理により黒帯位置の座標が決定されると、ステップS7において、比較結果判定部21は、後フレーム比較部20より供給されてきた黒帯位置の座標の情報を処理対象フレームの黒帯位置の座標として出力すると共に、処理対処フレームバッファ16に格納されている黒帯位置の座標を決定された情報に更新する。
ステップS8において、比較結果判定部21は、終了が指示されたか否かを判定し、終了が指示されていないと判定された場合、その処理は、ステップS1に戻りそれ以降の処理が繰り返される。
また、ステップS5において、前フレーム比較処理により黒帯位置の座標が決定されたと判定された場合、ステップS6の処理がスキップされ、ステップS7において、比較結果判定部21は、前フレーム比較部19より供給されてきた黒帯位置の座標の情報を処理対象フレームの黒帯位置の座標として出力すると共に、処理対処フレームバッファ16に格納されている黒帯位置の座標を決定された情報に更新する。
そして、ステップS8において、終了が指示されたと判定された場合、その処理は、終了する。
以上の処理により、処理対象となるフレームと、前のタイミングのフレームとの黒帯位置の座標が類似している場合であって、黒帯位置の座標の信頼度に所定の関係があるとき、前のタイミングのフレームにおける黒帯位置の座標を連続的に用いるようにする。結果として、黒帯位置が変化していないような場合、黒帯位置がちらついたり、ノイズによって黒帯位置が変化するといったことを低減させることができる。
また、処理対象となるフレームと、前のタイミングのフレームとの黒帯位置の座標が類似していない、または、黒帯位置の座標の信頼度に所定の関係がない場合、処理対象となるフレームと、後のタイミングのフレームとの黒帯位置の座標が類似しており、黒帯位置の座標の信頼度に所定の関係があるとき、処理対象となるフレームの黒帯位置の座標をそのまま使用する。結果として、処理対象となるフレームにおけるタイミングを起点として黒帯位置が切り替わった場合、それ以降のタイミングのフレームとの関係により正確に黒帯位置を切り替えることが可能となる。
さらに、処理対象となるフレームと、後のタイミングのフレームとの黒帯位置の座標が類似していない、または、黒帯位置の座標の信頼度に所定の関係がないとき、黒帯位置が連続的に変化しているものとみなして、処理対象となるフレームと、後のタイミングのフレームとの黒帯位置の座標のうち、最も信頼度の高い黒帯位置を選択する。結果として、黒帯位置が実際に連続的に変化しても、黒帯位置の変化に追従して、正確に黒帯位置の座標を変化させることが可能となる。
以上においては、後フレーム比較処理において、フレーム(n)とフレーム(n+i)とが類似しているとみなされた場合、信頼度R(n)が信頼度R(n+i)よりも所定の閾値Rrd以上に大きくないとき、フレーム(n)と比較するフレームを変更させるように処理する例について説明してきた。しかしながら、フレーム(n+i)の黒帯位置の座標は、フレーム(n)の黒帯位置の座標と類似しているのであるから、比較するフレームを変更させる前に、信頼度R(n+i)と所定の閾値Rrdとの比較により、信頼度R(n+i)が大きければ、フレーム(n+i)の黒帯位置の座標を採用するようにしてもよい。
図12は、フレーム(n)とフレーム(n+i)とが類似しているとみなされた場合、信頼度R(n)が信頼度R(n+i)よりも所定の閾値Rrd以上に大きくないとき、フレーム(n)と比較するフレームを変更させる前に、信頼度R(n+i)と所定の閾値Rrdとの比較により、信頼度R(n+i)が大きければ、フレーム(n+i)の黒帯位置の座標を採用するようにした後フレーム比較部20の構成を示している。尚、図5の後フレーム比較部20と同一の構成については、同一の符号を付しているので、その説明は適宜省略するものとする。図12において、図5の後フレーム比較部20と異なる点は、後フレーム信頼比較部92および後フレーム比較結果出力部93に代えて、後フレーム信頼比較部92’および後フレーム比較結果出力部93’を設けた点である。
後フレーム信頼比較部92’および後フレーム比較結果出力部93’は、基本的に後フレーム信頼比較部92および後フレーム比較結果出力部93と同様の機能を備えているが、さらに、フレーム(n)とフレーム(n+i)とが類似しているとみなされた場合、信頼度R(n)が信頼度R(n+i)よりも所定の閾値Rrd以上に大きくないとき、フレーム(n)と比較するフレームを変更させる前に、信頼度R(n+i)と所定の閾値Rthとの比較により、信頼度R(n+i)が大きければ、フレーム(n+i)の黒帯位置の座標を採用する
次に、図13のフローチャートを参照して、図12の後フレーム比較部20による後フレーム比較処理について説明する。尚、図13のフローチャートにおけるステップS141乃至S153の処理は、図11のフローチャートにおけるステップS111乃至S143の処理と同様であるので、その説明は、省略するものとする。
ステップS147において、差分R(n)−R(n+i)が、所定の閾値Rrd以上ではないと判定された場合、ステップS153において、後フレーム信頼度比較部92’は、フレーム(n+i)の信頼度R(n+i)が所定の閾値Rthよりも大きいか否かを判定する。ステップS154において、信頼度R(n+i)が所定の閾値Rth以上であると判定された場合、ステップS155において、後フレーム比較結果出力部93’は、フレーム(n+i)の黒帯位置の座標を、フレーム(n)の黒帯位置の座標として決定し、比較結果判定部21に出力する。
また、ステップS154において、信頼度R(n+i)が所定の閾値Rthよりも大きくないと判定された場合、その処理は、ステップS149に進む。
以上の処理により、処理対象フレームの黒帯位置の座標が類似したフレームのうち、信頼できる黒帯位置の座標を選択することが可能となり、より正確に黒帯位置の座標を特定することが可能となる。
以上においては、前フレーム比較処理によりフレーム(n)とフレーム(n−i)との比較により黒帯位置の座標の決定を試みて、適切に選択できないとき、後フレーム比較処理によりフレーム(n)とフレーム(n+i)との比較によりフレーム(n)の黒帯位置の座標の決定するようにする例について説明してきた。しかしながら、フレーム(n)に対して後フレーム比較処理を先に実行し、適切に選択できないとき、前フレーム比較処理によりフレーム(n)の黒帯位置の座標の決定するようにしてもよい。
図14は、フレーム(n)に対して後フレーム比較処理を先に実行し、適切に選択できないとき、前フレーム比較処理によりフレーム(n)の黒帯位置の座標の決定するようにした黒帯位置検出装置1の構成を示している。尚、図1における黒帯位置検出装置1の構成と同一の構成については、同一の符号を付しており、その説明は適宜省略するものとする。
図14において、図1の黒帯位置検出装置1と異なるのは、前フレーム比較部19、後フレーム比較部20、および比較結果判定部21に代えて、前フレーム比較部102、後フレーム比較部101、および比較結果判定部103を設けた点である。
前フレーム比較部102、後フレーム比較部101、および比較結果判定部103は、前フレーム比較部19、後フレーム比較部20、および比較結果判定部21と基本的に同様の機能を備えているが、フレーム(n)に対して後フレーム比較処理を先に実行し、適切に選択できないとき、前フレーム比較処理によりフレーム(n)の黒帯位置の座標の決定する。
次に、図15を参照して、後フレーム比較部101の構成について説明する。尚、図15において、図5の後フレーム比較部20の構成と同一の構成については、同一の符号を付しており、その説明は適宜省略するものとする。図15の後フレーム比較部101において、図5の後フレーム比較部20と異なるのは、後フレーム比較結果出力部93に代えて、後フレーム比較結果出力部111を設けた点である。
後フレーム比較結果出力部111は、基本的に後フレーム比較結果出力部93と同様の機能を備えているが、フレーム(n)と類似したフレーム(n+i)がない、または、信頼度R(n),R(n+i)の間に所定の関係が満たせない場合、適正な黒帯位置の座標が検出できないことを比較結果判定部103に供給する。
次に、図16を参照して、前フレーム比較部102の構成を説明する。尚、図16において、図4の前フレーム比較部19の構成と同一の構成については、同一の符号を付しており、その説明は適宜省略するものとする。図16の前フレーム比較部102において、図4の前フレーム比較部19と異なるのは、前フレーム比較結果出力部83に代えて、前フレーム比較結果出力部121を設けた点である。
前フレーム比較結果出力部121は、基本的に前フレーム比較結果出力部83と同様の機能を備えているが、フレーム(n)と類似したフレーム(n−i)がない、または、信頼度R(n),R(n−i)の間に所定の関係が満たせない場合、後フレームバッファ14,15よりフレーム(n+i)乃至(n+1)の黒帯位置の座標と、その信頼度の情報を読み出し、フレーム(n+i)乃至(n−i)の信頼度R(n+i)乃至R(n−1)のうち最も信頼度の高いフレームの黒帯位置の座標を、フレーム(n)の黒帯位置の座標として比較結果判定部103に供給する。
次に、図17のフローチャートを参照して、図14の黒帯位置検出装置1による黒帯検出処理について説明する。尚、図17のフローチャートにおけるステップS201乃至S208の処理は、図7のフローチャートにおけるステップS1乃至S8のうち、ステップS4,S6の処理順序が基本的に入れ替わったものである。しかしながら、対応するステップS204,S206の処理である後フレーム比較処理および前フレーム比較処理は、図7におけるステップS6,S4の処理とは異なるものであるので、その処理の説明をする。
まず、図18のフローチャートを参照して、図17のフローチャートのステップS204における後フレーム比較処理について説明する。尚、図18のフローチャートにおけるステップS221乃至S231の処理は、図11のフローチャートを参照して説明したステップS111乃至121の処理と同様であるので、その説明は省略するものとする。図18において、図11のフローチャートと異なるのは、ステップS232の処理である。すなわち、ステップS232において、後フレーム比較結果出力部111は、比較結果判定部103に対して、適切な黒帯位置の座標情報が求められないことを通知する。
次に、図19のフローチャートを参照して、図17のフローチャートにおけるステップS206における前フレーム比較処理について説明する。尚、図19のフローチャートにおけるステップS251乃至S261の処理は、図10のフローチャートを参照して説明したステップS81乃至S91の処理と同様であるので、その説明は省略するものとする。図19において、図10のフローチャートと異なるのは、ステップS262,S263の処理である。すなわち、ステップS262において、前フレーム比較結果出力部121は、後フレームバッファ14,15より処理対象フレームであるフレーム(n)よりも後のフレーム(n+i)乃至(n+1)までの黒帯位置の座標の情報と、その信頼度R(n+i)乃至R(n+1)を読み出す。すなわち、今の場合、フレーム(n+1),(n+2)の黒帯位置と信頼度R(n+1),R(n+2)が読み込まれる。
ステップS263において、前フレーム比較結果出力部121は、フレーム(n+i)乃至(n−i)までのフレームの信頼度R(n+i)乃至R(n−i)のうち、最も信頼度の高いフレームの黒帯位置の座標を処理対象フレームの黒帯位置の座標として決定し、その旨を比較結果判定部103に供給する。
以上の処理によれば、後フレーム比較処理を先に実行し、黒帯位置の座標が決定できなかった場合にのみ、前フレーム比較処理を実行するようにしても、処理対象となるフレームと、後のタイミングのフレームとの黒帯位置の座標が類似している場合であって、処理対象となるフレームの黒帯位置の座標の信頼度に所定の関係があるとき、処理対象となるフレームにおける黒帯位置の座標をそのまま用いるようにする。結果として、処理対象となるフレームにおけるタイミングを起点として黒帯位置が切り替わった場合、それ以降のタイミングのフレームとの関係により正確に黒帯位置を切り替えることが可能となる。
また、処理対象となるフレームと、後のタイミングのフレームとの黒帯位置の座標が類似していない、または、黒帯位置の座標の信頼度に所定の関係がない場合、処理対象となるフレームと、前のタイミングのフレームとの黒帯位置の座標が類似しており、黒帯位置の座標の信頼度に所定の関係があるとき、前のタイミングのフレームの黒帯位置の座標を使用する。結果として、黒帯位置が変化していないような場合、黒帯位置がちらついたり、ノイズによって黒帯位置が変化するといったことを低減させることができる。
さらに、処理対象となるフレームと、前のタイミングのフレームとの黒帯位置の座標が類似していない、または、黒帯位置の座標の信頼度に所定の関係がないとき、黒帯位置が連続的に変化しているものとみなして、処理対象となるフレームと、前のタイミングのフレームとの黒帯位置の座標のうち、最も信頼度の高い黒帯位置を選択する。結果として、黒帯位置が実際に連続的に変化しても、黒帯位置の変化に追従して、正確に黒帯位置の座標を変化させることが可能となる。
尚、以上の処理においては、類似度と信頼度の条件を満たさない場合、ステップS263の処理において、フレーム(n−i)乃至(n+i)までのフレームのうち、信頼度の最も高いフレームの黒帯位置の座標を処理対象フレームの黒帯位置の座標として決定するようにしているが、ステップS123の処理における場合と同様に、その前に、類似度を考慮して黒帯位置の座標を決定する処理を加えるようにしてもよい。すなわち、ステップS263の処理の前に、例えば、フレーム(n−i)乃至(n)までのフレームのうち、類似度の条件を満たした(例えば、ステップS255の条件と同一の条件を満たした)フレームがあるときは、その中で最も信頼度の高いフレームの黒帯位置の座標を処理対象フレームの黒帯位置の座標として決定するようにしてもよいし、これまでに処理した全てのフレーム(フレーム(n−i)乃至(n+i))について類似度の条件を満たしたフレームの中から最も信頼度の高いフレームの黒帯位置の座標を処理対象フレームの黒帯位置の座標として決定するようにしてもよい。このように処理することで、類似度および信頼度が所定の条件を満たされないものの、黒帯位置の座標の中でも、類似度の条件が満たされた、信頼性の高いものを選択することが可能となる。そして、この条件でも、黒帯位置の座標を決定できないとき、ステップS263の処理が実行されることで、最終的に信頼度のみの条件で黒帯位置の座標を決定することが可能となる。
以上においては、前フレーム比較処理において、フレーム(n)とフレーム(n−i)とが類似しているとみなされた場合、信頼度R(n)が信頼度R(n−i)よりも所定の閾値Rfd以上に大きくないとき、フレーム(n)と比較するフレームを変更させるように処理する例について説明してきた。しかしながら、フレーム(n−i)の黒帯位置の座標は、フレーム(n)の黒帯位置の座標と類似しているのであるから、比較するフレームを変更させる前に、信頼度R(n−i)と所定の閾値Rthとの比較により、信頼度R(n−i)が大きければ、フレーム(n−i)の黒帯位置の座標を採用するようにしてもよい。
図20は、フレーム(n)とフレーム(n−i)とが類似しているとみなされた場合、信頼度R(n)が信頼度R(n−i)よりも所定の閾値Rfd以上に大きくないとき、フレーム(n)と比較するフレームを変更させる前に、信頼度R(n−i)と所定の閾値Rthとの比較により、信頼度R(n−i)が大きければ、フレーム(n−i)の黒帯位置の座標を採用するようにした前フレーム比較部102の構成を示している。尚、図16の前フレーム比較部102と同一の構成については、同一の符号を付しているので、その説明は適宜省略するものとする。図16において、図12の前フレーム比較部102と異なる点は、前フレーム信頼比較部82および前フレーム比較結果出力部121に代えて、前フレーム信頼比較部82’および前フレーム比較結果出力部121’を設けた点である。
前フレーム信頼比較部82’および前フレーム比較結果出力部121’は、基本的に前フレーム信頼比較部82および前フレーム比較結果出力部121と同様の機能を備えているが、さらに、フレーム(n)とフレーム(n−i)とが類似しているとみなされた場合、信頼度R(n)が信頼度R(n−i)よりも所定の閾値Rfd以上に大きくないとき、フレーム(n)と比較するフレームを変更させる前に、信頼度R(n−i)と所定の閾値Rfdとの比較により、信頼度R(n−i)が大きければ、フレーム(n−i)の黒帯位置の座標を採用する
次に、図21のフローチャートを参照して、図20の前フレーム比較部102による前フレーム比較処理について説明する。尚、図21のフローチャートにおけるステップS281乃至S293の処理は、図19のフローチャートにおけるステップS251乃至S263の処理と同様であるので、その説明は、省略するものとする。
ステップS287において、差分R(n)−R(n−i)が、所定の閾値Rfd以上ではないと判定された場合、ステップS294において、前フレーム信頼度比較部82’は、フレーム(n−i)の信頼度R(n−i)が所定の閾値Rthよりも大きいか否かを判定する。ステップS294において、信頼度R(n−i)が所定の閾値Rthよりも大きいと判定された場合、ステップS295において、前フレーム比較結果出力部121’は、フレーム(n−i)の黒帯位置の座標を、フレーム(n)の黒帯位置の座標として決定し、比較結果判定部103に出力する。
また、ステップS294において、信頼度R(n)が所定の閾値Rthよりも大きくないと判定された場合、その処理は、ステップS289に進む。
以上の処理により、処理対象フレームの黒帯位置の座標が類似したフレームのうち、信頼度の高い黒帯位置の座標を選択することが可能となり、より正確に黒帯位置の座標を特定することが可能となる。
尚、以上においては、処理対象フレームと前後の2フレームを用いた場合の黒帯位置検出装置1の例について説明してきたが、当然のことながら、処理使用するフレーム数は、処理対象フレームからみて前後の2フレーム以外の数であってもよいし、前フレームと後フレームのフレーム数が異なっていてもよい。また、複数のフレームを用いて黒帯位置の座標を決定することにより、例えば、薄暗い屋内画像などの元々画像全体が暗い、黒帯位置との境界が鮮明ではない画像に対しても正確に黒帯位置を検出することが可能となる。
以上によれば、フレームの変化があり、かつ、ノイズが発生した場合でも、高い精度で黒帯領域を検出することが可能となる。
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム記録媒体からインストールされる。
図22は、図1または図14の黒帯位置検出装置1の電気的な内部構成をソフトウェアにより実現する場合のパーソナルコンピュータの一実施の形態の構成を示している。パーソナルコンピュータのCPU301は、パーソナルコンピュータの全体の動作を制御する。また、CPU301は、バス304および入出力インタフェース305を介してユーザからキーボードやマウスなどからなる入力部306から指令が入力されると、それに対応してROM(Read Only Memory)302に格納されているプログラムを実行する。あるいはまた、CPU301は、ドライブ310に接続された磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリを含むリムーバブルメディア311から読み出され、記憶部308にインストールされたプログラムを、RAM(Random Access Memory)303にロードして実行する。これにより、上述した図1または図14の黒帯位置検出装置1の機能が、ソフトウェアにより実現されている。さらに、CPU301は、通信部309を制御して、外部と通信し、データの授受を実行する。
コンピュータにインストールされ、コンピュータによって実行可能な状態とされるプログラムを格納するプログラム記録媒体は、図22に示すように、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスクを含む)、もしくは半導体メモリなどよりなるパッケージメディアであるリムーバブルメディア311、または、プログラムが一時的もしくは永続的に格納されるROM302や、記憶部308を構成するハードディスクなどにより構成される。プログラム記録媒体へのプログラムの格納は、必要に応じてルータ、モデムなどのインタフェースである通信部309を介して、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の通信媒体を利用して行われる。
なお、本明細書において、プログラム記録媒体に格納されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
本発明を適用した黒帯位置検出装置の一実施の形態の構成を示す図である。 図1のフレーム内座標決定部およびフレーム内信頼度計算部の構成例を示す図である。 フレーム内座標の決定手法を説明する図である。 図1の前フレーム比較部の構成例を説明する図である。 図1の後フレーム比較部の構成例を説明する図である。 フレームの表記方法を説明する図である。 図1の黒帯位置検出装置による黒帯位置検出処理を説明するフローチャートである。 図1の黒帯位置検出装置による黒帯位置決定処理を説明するフローチャートである。 図1の黒帯位置検出装置による信頼度計算処理を説明するフローチャートである。 図1の黒帯位置検出装置による前フレーム比較処理を説明するフローチャートである。 図1の黒帯位置検出装置による後フレーム比較処理を説明するフローチャートである。 図1の黒帯位置検出装置の後フレーム比較部のその他の構成例を説明する図である。 図12の後フレーム比較部による後フレーム比較処理を説明するフローチャートである。 黒帯位置検出装置のその他の構成を示す図である。 図14の後フレーム比較部の構成例を説明する図である。 図14の前フレーム比較部の構成例を説明する図である。 図14の黒帯位置検出装置による黒帯位置検出処理を説明するフローチャートである。 図14の黒帯位置検出装置による後フレーム比較処理を説明するフローチャートである。 図14の黒帯位置検出装置による前フレーム比較処理を説明するフローチャートである。 図14の黒帯位置検出装置の前フレーム比較部のその他の構成例を説明する図である。 図20の前フレーム比較部による前フレーム比較処理を説明するフローチャートである。 媒体を説明する図である。
符号の説明
1 黒帯位置検出装置, 11 前処理用フレームバッファ, 12 フレーム内座標決定部, 13 フレーム内信頼度計算部, 14,15 後フレームバッファ, 16 処理対象フレームバッファ, 17,18 前フレームバッファ, 19 前フレーム比較部, 20 後フレーム比較部20 比較結果判定部, 101 後フレーム比較部, 102 前フレーム比較部, 103 比較結果判定部

Claims (14)

  1. 入力される画像データのうちフレーム単位で黒帯位置を検出する黒帯位置検出手段と、
    前記黒帯位置検出手段により検出された前記黒帯位置の信頼度を計算する信頼度計算手段と、
    前記入力される画像データにおける処理対象フレームと、その前後の複数のフレームについて、それぞれの前記黒帯位置および前記信頼度を格納する格納手段と、
    前記処理対象フレームと、前記処理対象フレームより前のフレームとの前記黒帯位置が類似しているか否かを判定する前フレーム類似判定手段と、
    前記処理対象フレームと、前記処理対象フレームより前のフレームとの前記信頼度を比較する前フレーム信頼度比較手段と、
    前記前フレーム類似判定手段の判定結果に基づいて、両者が類似しており、かつ、前記前フレーム信頼度比較手段の比較結果に基づいて、前記信頼度が、前記処理対象フレームのものよりも第1の所定の閾値より高く、かつ、第2の所定の閾値よりも高い前記前のフレームの黒帯位置を選択する前フレーム黒帯位置選択手段と、
    前記処理対象フレームと、前記処理対象フレームより後のフレームとの前記黒帯位置が類似しているか否かを判定する後フレーム類似判定手段と、
    前記処理対象フレームと、前記処理対象フレームより後のフレームとの前記信頼度を比較する後フレーム信頼度比較手段と、
    前記後フレーム類似判定手段の判定結果に基づいて、両者が類似しており、かつ、前記後フレーム信頼度比較手段の比較結果に基づいて、前記信頼度が、前記後のフレームのものよりも前記第1の所定の閾値より高く、かつ、前記第2の所定の閾値よりも高い前記処理対象フレームの黒帯位置を選択する後フレーム黒帯位置選択手段と、
    前記前フレーム黒帯位置選択手段により黒帯位置が選択できた場合、前記前フレーム黒帯位置選択手段により選択された黒帯位置を、前記処理対象フレームの黒帯位置として選択し、前記後フレーム黒帯位置選択手段により黒帯位置が選択できた場合、前記後フレーム黒帯位置選択手段により選択された黒帯位置を、前記処理対象フレームの黒帯位置として選択する選択手段と
    を含む画像処理装置。
  2. 前記選択手段は、前記前フレーム黒帯位置選択手段および前記後フレーム黒帯位置選択手段により黒帯位置が選択できる場合、前記前フレーム黒帯位置選択手段により選択された黒帯位置を、前記処理対象フレームの黒帯位置として選択する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記選択手段は、前記前フレーム黒帯位置選択手段および前記後フレーム黒帯位置選択手段により黒帯位置が選択できる場合、前記後フレーム黒帯位置選択手段により選択された黒帯位置を、前記処理対象フレームの黒帯位置として選択する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記前フレーム黒帯位置選択手段は、前記前フレーム類似判定手段の判定結果に基づいて、両者が類似していない場合、または、前記前フレーム信頼度比較手段の比較結果に基づいて、前記前のフレームの信頼度が、前記処理対象フレームのものよりも前記第1の所定の閾値よりも高くない、もしくは、前記第2の所定の閾値よりも高くない場合、前記処理対象フレーム、前記後のフレーム、および前記前のフレームの黒帯位置のうち、前記信頼度の最も高い黒帯位置を選択する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記前フレーム黒帯位置選択手段は、前記前フレーム類似判定手段の判定結果に基づいて、両者が類似していて、かつ、前記前フレーム信頼度比較手段の比較結果に基づいて、前記前のフレームの信頼度が、前記処理対象フレームのものよりも前記第1の所定の閾値よりも高くない、もしくは、前記第2の所定の閾値よりも高くない場合、前記処理対象フレーム、および前記前のフレームの黒帯位置のうち、前記前フレーム類似判定手段の判定結果に基づいて、両者が類似している、前記信頼度の最も高い黒帯位置を選択する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 前記後フレーム黒帯位置選択手段は、前記後フレーム類似判定手段の判定結果に基づいて、両者が類似していない場合、または、前記後フレーム信頼度比較手段の比較結果に基づいて、前記処理対象フレームの信頼度が、いずれの前記後のフレームよりも前記第1の所定の閾値よりも高くない、もしくは、前記第2の所定の閾値よりも高くない場合、前記処理対象フレーム、前記後のフレーム、および前記前のフレームの黒帯位置のうち、前記信頼度の最も高い黒帯位置を選択する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 前記後フレーム黒帯位置選択手段は、前記後フレーム類似判定手段の判定結果に基づいて、両者が類似していて、かつ、前記後フレーム信頼度比較手段の比較結果に基づいて、前記処理対象フレームの信頼度が、いずれの前記後のフレームよりも前記第1の所定の閾値よりも高くない、もしくは、前記第2の所定の閾値よりも高くない場合、前記処理対象フレーム、および前記後のフレームの黒帯位置のうち、前記後フレーム類似判定手段の判定結果に基づいて、両者が類似している、前記信頼度の最も高い黒帯位置を選択する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  8. 前記前フレーム黒帯位置選択手段は、前記前フレーム類似判定手段の判定結果に基づいて、両者が類似しており、かつ、前記前フレーム信頼度比較手段の比較結果に基づいて、前記信頼度が、前記処理対象フレームのものよりも第1の所定の閾値より高くない場合、前記処理対象フレームの信頼度が、前記第2の所定の閾値よりも高いとき、前記処理対象フレームの黒帯位置を選択する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  9. 前記後フレーム黒帯位置選択手段は、前記後フレーム類似判定手段の判定結果に基づいて、両者が類似しており、かつ、前記後フレーム信頼度比較手段の比較結果に基づいて、前記処理対象フレームの信頼度が、いずれの前記後のフレームのものよりも第1の所定の閾値よりも高くない場合、前記後のフレームの信頼度が、前記第2の所定の閾値よりも高いとき、前記後のフレームの黒帯位置を選択する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  10. 前記前フレーム類似判定手段は、前記処理対象フレームと、前記処理対象フレームより前のフレームとの前記黒帯位置の座標の差分絶対値和に基づいて、類似しているか否かを判定し、
    前記後フレーム類似判定手段は、前記処理対象フレームと、前記処理対象フレームより後のフレームとの前記黒帯位置の座標の差分絶対値和に基づいて、類似しているか否かを判定する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  11. 前記信頼度は、前記黒帯領域と有効領域との境界に隣接する黒帯領域における黒画素の割合である
    請求項1に記載の画像処理装置。
  12. 入力される画像データのうちフレーム単位で黒帯位置を検出する黒帯位置検出ステップと、
    前記黒帯位置検出ステップの処理により検出された前記黒帯位置の信頼度を計算する信頼度計算ステップと、
    前記入力される画像データにおける処理対象フレームと、その前後の複数のフレームについて、それぞれの前記黒帯位置および前記信頼度を格納する格納ステップと、
    前記処理対象フレームと、前記処理対象フレームより前のフレームとの前記黒帯位置が類似しているか否かを判定する前フレーム類似判定ステップと、
    前記処理対象フレームと、前記処理対象フレームより前のフレームとの前記信頼度を比較する前フレーム信頼度比較ステップと、
    前記前フレーム類似判定ステップの処理での判定結果に基づいて、両者が類似しており、かつ、前記前フレーム信頼度比較ステップの処理での比較結果に基づいて、前記信頼度が、前記処理対象フレームのものよりも第1の所定の閾値より高く、かつ、第2の所定の閾値よりも高い前記前のフレームの黒帯位置を選択する前フレーム黒帯位置選択ステップと、
    前記処理対象フレームと、前記処理対象フレームより後のフレームとの前記黒帯位置が類似しているか否かを判定する後フレーム類似判定ステップと、
    前記処理対象フレームと、前記処理対象フレームより後のフレームとの前記信頼度を比較する後フレーム信頼度比較ステップと、
    前記後フレーム類似判定ステップの処理での判定結果に基づいて、両者が類似しており、かつ、前記後フレーム信頼度比較ステップの処理での比較結果に基づいて、前記信頼度が、前記後のフレームのものよりも前記第1の所定の閾値より高く、かつ、前記第2の所定の閾値よりも高い前記処理対象フレームの黒帯位置を選択する後フレーム黒帯位置選択ステップと、
    前記前フレーム黒帯位置選択ステップの処理により黒帯位置が選択できた場合、前記前フレーム黒帯位置選択ステップの処理により選択された黒帯位置を、前記処理対象フレームの黒帯位置として選択し、前記後フレーム黒帯位置選択ステップの処理により黒帯位置が選択できた場合、前記後フレーム黒帯位置選択ステップの処理により選択された黒帯位置を、前記処理対象フレームの黒帯位置として選択する選択ステップと
    を含む画像処理方法。
  13. 入力される画像データのうちフレーム単位で黒帯位置を検出する黒帯位置検出ステップと、
    前記黒帯位置検出ステップの処理により検出された前記黒帯位置の信頼度を計算する信頼度計算ステップと、
    前記入力される画像データにおける処理対象フレームと、その前後の複数のフレームについて、それぞれの前記黒帯位置および前記信頼度を格納する格納ステップと、
    前記処理対象フレームと、前記処理対象フレームより前のフレームとの前記黒帯位置が類似しているか否かを判定する前フレーム類似判定ステップと、
    前記処理対象フレームと、前記処理対象フレームより前のフレームとの前記信頼度を比較する前フレーム信頼度比較ステップと、
    前記前フレーム類似判定ステップの処理での判定結果に基づいて、両者が類似しており、かつ、前記前フレーム信頼度比較ステップの処理での比較結果に基づいて、前記信頼度が、前記処理対象フレームのものよりも第1の所定の閾値より高く、かつ、第2の所定の閾値よりも高い前記前のフレームの黒帯位置を選択する前フレーム黒帯位置選択ステップと、
    前記処理対象フレームと、前記処理対象フレームより後のフレームとの前記黒帯位置が類似しているか否かを判定する後フレーム類似判定ステップと、
    前記処理対象フレームと、前記処理対象フレームより後のフレームとの前記信頼度を比較する後フレーム信頼度比較ステップと、
    前記後フレーム類似判定ステップの処理での判定結果に基づいて、両者が類似しており、かつ、前記後フレーム信頼度比較ステップの処理での比較結果に基づいて、前記信頼度が、前記後のフレームのものよりも前記第1の所定の閾値より高く、かつ、前記第2の所定の閾値よりも高い前記処理対象フレームの黒帯位置を選択する後フレーム黒帯位置選択ステップと、
    前記前フレーム黒帯位置選択ステップの処理により黒帯位置が選択できた場合、前記前フレーム黒帯位置選択ステップの処理により選択された黒帯位置を、前記処理対象フレームの黒帯位置として選択し、前記後フレーム黒帯位置選択ステップの処理により黒帯位置が選択できた場合、前記後フレーム黒帯位置選択ステップの処理により選択された黒帯位置を、前記処理対象フレームの黒帯位置として選択する選択ステップと
    を含むコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
  14. 入力される画像データのうちフレーム単位で黒帯位置を検出する黒帯位置検出ステップと、
    前記黒帯位置検出ステップの処理により検出された前記黒帯位置の信頼度を計算する信頼度計算ステップと、
    前記入力される画像データにおける処理対象フレームと、その前後の複数のフレームについて、それぞれの前記黒帯位置および前記信頼度を格納する格納ステップと、
    前記処理対象フレームと、前記処理対象フレームより前のフレームとの前記黒帯位置が類似しているか否かを判定する前フレーム類似判定ステップと、
    前記処理対象フレームと、前記処理対象フレームより前のフレームとの前記信頼度を比較する前フレーム信頼度比較ステップと、
    前記前フレーム類似判定ステップの処理での判定結果に基づいて、両者が類似しており、かつ、前記前フレーム信頼度比較ステップの処理での比較結果に基づいて、前記信頼度が、前記処理対象フレームのものよりも第1の所定の閾値より高く、かつ、第2の所定の閾値よりも高い前記前のフレームの黒帯位置を選択する前フレーム黒帯位置選択ステップと、
    前記処理対象フレームと、前記処理対象フレームより後のフレームとの前記黒帯位置が類似しているか否かを判定する後フレーム類似判定ステップと、
    前記処理対象フレームと、前記処理対象フレームより後のフレームとの前記信頼度を比較する後フレーム信頼度比較ステップと、
    前記後フレーム類似判定ステップの処理での判定結果に基づいて、両者が類似しており、かつ、前記後フレーム信頼度比較ステップの処理での比較結果に基づいて、前記信頼度が、前記後のフレームのものよりも前記第1の所定の閾値より高く、かつ、前記第2の所定の閾値よりも高い前記処理対象フレームの黒帯位置を選択する後フレーム黒帯位置選択ステップと、
    前記前フレーム黒帯位置選択ステップの処理により黒帯位置が選択できた場合、前記前フレーム黒帯位置選択ステップの処理により選択された黒帯位置を、前記処理対象フレームの黒帯位置として選択し、前記後フレーム黒帯位置選択ステップの処理により黒帯位置が選択できた場合、前記後フレーム黒帯位置選択ステップの処理により選択された黒帯位置を、前記処理対象フレームの黒帯位置として選択する選択ステップと
    を含む処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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