JP2007150919A - 通信端末およびその表示方法 - Google Patents

通信端末およびその表示方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007150919A
JP2007150919A JP2005344754A JP2005344754A JP2007150919A JP 2007150919 A JP2007150919 A JP 2007150919A JP 2005344754 A JP2005344754 A JP 2005344754A JP 2005344754 A JP2005344754 A JP 2005344754A JP 2007150919 A JP2007150919 A JP 2007150919A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
image
screen
unit
display magnification
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005344754A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5274750B2 (ja
Inventor
Kugo Morita
空悟 守田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2005344754A priority Critical patent/JP5274750B2/ja
Priority to US12/095,489 priority patent/US8487956B2/en
Priority to PCT/JP2006/323857 priority patent/WO2007063922A1/ja
Publication of JP2007150919A publication Critical patent/JP2007150919A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5274750B2 publication Critical patent/JP5274750B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Telephone Function (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】状況に応じて適応的に、最適に表示画像エリア(スクリーン)のサイズ、位置を更新することができ、しかも表示画像エリアの再配置(移動)が連続的になり、異なる形状であっても最適なサイズで配置することが可能で、送信者が見せたい画像を撮像した際に、送信者が何ら新たな操作を追加することなく、受信側では即座にその画像を大きく見せることが可能となる通信端末およびその表示方法を提供する。
【解決手段】デコード装置10は、画像を表示する表示部114と、受信画像の注目度を推定する注目度推定部110と、推定した注目度と、受信音量に基づいて表示エリアの表示倍率用係数を算出する表倍率用係数合成部111と、算出した表示倍率用係数に基づいて表示エリアの表示倍率を算出する表示倍率算出部112と、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、携帯電話機等の通信端末およびその表示方法に係り、特に、多地点通信可能な通信端末およびその表示方法に関するものである。
多地点通信としての代表としては、テレビ会議システムがある。テレビ会議システムでは、MCU(Multi-point Control Unit)を介して複数の端末が接続する。MCUは、多数の端末から送られてきた画像データを1つの画面上に分割合成し、音声データとともに、各々の端末に送信することにより、多地点をつないだテレビ会議を実現する。
基本的に、各拠点の画像を1つの画像に分割合成する場合、
(1)1つの画像を等分割する場合(たとえば4分割、9分割)と、
(2)1つ大きな画像領域を取り、残りの領域を等分割に分割して合成する場合と、
がある(たとえば6分割)。
(1)の場合、MCUで結んでいる拠点からの画像が同じ面積を使って合成される。
(2)の場合、話している拠点を大きな面積を割り当て、残りの拠点からの画像を残りの等分割された領域に割り当てて、合成する。
いずれの場合でも、テレビ会議システムでは、大画面のモニタを用いて行うために、複数の拠点の画像を1つの画像に分割合成しても、個々の拠点を映す画像のサイズは充分な大きさを有し、一人で映っている分には、その人の顔が認識困難になるということはない。テレビ会議システムとしては、たとえば特許文献1,2等に開示されている。
図1(A)〜(E)は、一般的なテレビ会議システムにおける多値点通信時のパーソナルコンピュータ(PC)等の端末の表示画面例を示す図である。
図1の例においては、画面1を先に決められた枠(四角形)のウィンドゥに分割する。
たとえば、画面1は1つの大きなウィンドゥ(四角形)2と複数の小さなウィンドゥ(四角形)3−1〜3−5から形成され、話し手を大きなウィンドゥ2に表示する。
この場合、ウィンドゥのサイズ、および分割数は固定的であり、撮像された画像をそのまま表示しているため、撮影の状態に応じて、顔の大きさが変動する。
一般的なPCのウィンドゥ制御の場合、マウスでウィンドゥをドラッグすることにより、ウィンドゥのサイズの変更、ウィンドゥの選択を自由に行うことが可能である。
ところで、携帯電話機等の携帯通信端末は、音声通話だけでなく、メール、Webアクセス、ゲーム、カメラ、テレビ電話、メディアプレィア、ラジオ、テレビなど年々高機能化されている。
現行、携帯通信端末でのテレビ電話は、発呼時に、テレビ電話で接続することを選択するものである。
しかしながら、パケット通信への対応が進むことにより、音声通話自体がパケット通信に対応したVoIPが使用され、通話中にカメラを起動し、音声および映像での通話に切り替えたり、また逆に、カメラを停止し、音声通話のみにしたりといった使い方が主要となる。さらに、通話中の相手に、自端末に保存している文書(ex. メール)、住所データ、画像(静止画像、動画像)、音声などを送って、(通話相手にて自動的に再生され、)同時に観たり、Webサイトを同時に観たりすることが可能となる。
このように、高機能化により携帯通信端末がIP化された場合、同時に複数の相手(サーバを含む)と通信を行うことが可能となる。
この場合、一つの端末で複数のスクリーンを取り扱う必要がある。複数のスクリーンを取り扱う方法としては、(PDAなどで)ページめくり的に取り扱う方法がある。
特開平06−141310号公報 特開平06−141311号公報
ところで、たとえば携帯IP-TV電話では、画面のサイズが小さいため、複数人で、画像ありの通話を行った場合、一人ひとりの顔の大きさが小さくなる。
PCのウィンドゥのように、ユーザがウィンドゥを動かしたら、サイズを変えたりできるようにするには、画面サイズ、および操作キーに制限があり、困難である。
また、複数人が同程度で話した場合、スクリーンが対応できない。
さらに、音量に応じて、スクリーンサイズを設定した場合、無駄な空間を増加させたり、画面内に全スクリーンを表示しきれなくなったりする問題を有している。
具体的には、全スクリーンの音量が小さい場合、小さいスクリーンが画面上を浮遊することになる。一方、全スクリーンが音量最大の場合、表示スクリーンの合計面積が画面面積を超えるという問題を有する。
これに対して、局所的に合計面積を画面面積に規格化することによって、画面内に収まらせることは可能であるが、次時刻におけるスクリーン位置の再配置(移動)が不連続的になる。
また、送信側である撮影者がカメラをパーンなどして被写体を変える場合、その被写体を受信側である相手に見せたいがためである。その際に、必ずしも撮影者は話しているとは限らない。このため、パーンした後に、何かしら話さないといけないことになる。
たとえば、何を購入してくれば良いか選択してもらうために、画像を送っている場合、絶えず撮影者が話しをしつづけることはできない。が、受信した画像自体はその間絶えず視認できる大きさのスクリーンである必要がある。
本発明の目的は、ユーザが操作することなく、音量の大きさや表示すべき表示画像エリア(スクリーン)の数等の状況に応じて適応的に、最適に表示画像エリア(スクリーン)のサイズ、位置を更新することができ、しかも表示画像エリアの再配置(移動)が連続的になり、異なる形状であっても最適なサイズで配置することが可能であり、送信者が見せたい画像を撮像した際に、送信者が何ら新たな操作を追加することなく、受信側では即座にその画像を大きく見せることが可能となる通信端末およびその表示方法を提供することにある。
本発明の第1の観点は、送信側端末から送信された受信撮像画像データおよび音声データを再生する通信端末であって、画像を表示する表示手段と、前記表示手段に特定のエリアを抽出されて表示すべき画像を表示する複数の表示エリアを形成可能で、受信音量に基づいて表示すべき画像のサイズを制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、受信画像の注目度を推定する注目度推定手段と、推定した注目度と、受信音量に基づいて表示エリアの表示倍率用係数を算出する表倍率用係数合成手段と、算出した前記表示倍率用係数に基づいて表示エリアの表示倍率を算出する表示倍率算出手段と、を含む。
好適には、前記注目度推定手段は、受信画像の動きベクトル、符号化の増大、および周波数成分に基づいて、受信画像の注目度を推定する。
好適には、前記制御手段は、受信画像の動きベクトル、符号化の変動に基づいて、送信側の撮像操作を推定する判定手段を有し、前記判定手段にて、操作があったと判定した場合、前記注目度推定手段は、前記判定された操作後に受信する画像は、注目度が高いと推定する。
好適には、前記表示倍率用係数合成手段は、注目度と、受信音量とから、大きい方を選択する。
好適には、送信側となる端末、受信側となる端末の一方に、第1特定エリア(顔)を抽出する第1抽出手段と、第2特定エリア(手)を抽出する第2抽出手段と、先に設定された第2特定エリア(手)の動きがされているかを判定する挙動判定手段と、を有し、前記第1抽出手段にて、映像上に第1特定エリア(顔)を抽出した場合に、映像上の第2特定エリア(手)の動きを検知し、前記挙動判定手段にて、先に設定された動きを検出した場合、注目度を上げる。
好適には、前記挙動情報蓄積手段には、前記第1特定エリア(顔)の位置に対する前記第2特定エリア(手)の位置の移動軌跡を表すベクトル群が蓄積されている。
好適には、前記挙動判定手段は、前記第1抽出手段にて抽出された第1特定エリア(顔)の座標と、前記第2抽出手段にて抽出された第2特定エリア(手)の座標に基づき、第1特定エリア(顔)の位置に対する第2特定エリア(手)の相対座標として認識し、時間経過に対して、手の相対座標の移動ベクトルを算出し、当該移動ベクトルが、挙動情報蓄積手段に蓄積されているベクトルとの一致度(相関)を算出し、一致度が閾値より大きい場合、蓄積された挙動を行っていると判定する。
本発明の第2の観点は、送信側端末から送信された受信撮像画像データおよび音声データを再生する通信端末の表示方法であって、受信画像の注目度を推定し、推定した注目度と、受信音量に基づいて表示エリアの表示倍率用係数を算出し、算出した前記表示倍率用係数に基づいて表示エリアの表示倍率を算出し、表示倍率に従って表示すべき画像を含む表示エリアを表示する。
本発明によれば、ユーザが操作することなく、音量の大きさや表示すべき表示画像エリア(スクリーン)の数等の状況に応じて適応的に、最適に表示画像エリア(スクリーン)のサイズ、位置を更新することができ、しかも表示画像エリアの再配置(移動)が連続的になり、異なる形状であっても最適なサイズで配置することが可能となる。
また、送信者が見せたい画像を撮像した際に、送信者が何ら新たな操作を追加することなく、(また、送信者が声を発すことなく、)受信側では即座にその画像(スクリーンサイズ)を大きく見せることが可能となる。
以下、本発明の実施形態を図面に関連付けて説明する。
<第1実施形態>
図2は、本発明の実施形態に係る携帯通信端末の構成例を示す図であって、受信側のデコード装置を示すブロック図である。
デコード装置10は、通信相手(送信元)のエンコード装置から送信されネットワークを介して受信した音声データ、画像データを再生する機能を有する。
デコード装置10は、たとえば多地点通信を行っている場合に、受信画像の制御情報に基づいて特定エリアである顔を含む画像を、使用するスクリーン(サイズが制御された表示エリア)を選択して表示し、音声を発する機能を有する。
デコード装置30は、このスクリーンの表示に際し、デッドゾーンをなくした円形(楕円形を含む概念である)ウィンドゥにて分割する機能を有する。
円形(楕円形)ウィンドウに分割するように構成したのは、以下の理由による。
一般的に、画面の分割は、長方形で行っていた。人間の顔は基本的に楕円形であり、長方形の四隅はデットゾーンとなる。このデッドゾーンが、顔を表示するエリアを結果的に狭く(小さく)している。
よって、本実施形態においては、このデッドゾーンをなくした円形(楕円形)ウィンドゥにて分割するように構成している。
図2のデコード装置10は、ネットワークと無線通信可能で送信元から送信された音声データ、画像(映像)データ、制御情報や指示情報、スクリーン情報、音量情報等を含むパケットを受信するネットワークインタフェース(I/F)101、ネットワークインタフェース101で受信されたパケットを解析し、音声データ、画像データ、送信元アドレス、制御情報(天地情報や指示情報等)を抽出する受信パケット解析部102、受信パケット解析部102により抽出された音声データを復号する音声復号処理部103、受信パケット解析部102により抽出された映像データを復号する映像復号処理部104、復号映像処理部104により復号された映像データを蓄積する映像蓄積部105、映像蓄積部105に蓄積された映像データおよび映像復号処理部104により復号された映像信号に基づいて送信側のカメラ(撮像)操作のシーンチェンジを推定するシーンチェンジ判定部106、映像蓄積部105に蓄積された映像データおよび映像復号処理部104により復号された映像信号に基づいて送信側のカメラ(撮像)操作のパーン操作を推定するパーン判定部107、映像蓄積部105に蓄積された映像データおよび映像復号処理部104により復号された映像信号に基づいて送信側のカメラ(撮像)操作の回転操作を推定する回転判定部108、映像復号処理部104により復号された映像信号に基づいて画像の合焦状態を判定する合焦判定部109、シーンチェンジ判定部106、パーン判定部107、回転判定部108、および合焦判定部109の判定結果に基づいて受信画像の注目度(Vatt)を推定する注目度推定部110、推定した注目度注目度(Vatt)と、受信音量(Vrec)に基づいて画像を表示すべき表示エリア(スクリーン)の表示倍率用係数(Vsyn)を算出する表示倍率用係数合成部111、算出した表示倍率用係数(Vsyn)に基づいてスクリーンの表示倍率(R)を算出する表示倍率算出部112、映像復号処理部104により復号された映像信号を算出した表示倍率に従って合成するマルチスクリーン合成部113、マルチスクリーン合成部113の合成画像を表示するLCD等の表示部(画像出力部)114、および音声復号処理部103で復号された音声を所定の音量で発音するスピーカ等の音声出力部115を有する。
このように、本実施形態においては、注目度推定部110は、受信画像の動きベクトル、符号化の増大、および周波数成分に基づいて、受信画像の注目度(Vatt)を推定する。
表示倍率用係数合成部111は、注目度(Vatt)と、受信音量(Vrec)に基づいて、スクリーンの表示倍率用係数(Vsyn)を算出する。
また、表示倍率算出部112は、表示倍率用係数(Vsyn)に基づいてスクリーンの表示倍率(R)を算出する。
また、判定部106〜109は、受信画像の動きベクトル、符号化の変動に基づいて、送信側のカメラ操作(パーン、回転、シーンチェンジ)を推定する。
そして、所定の操作があったと判定した場合、注目度推定部110は、判定された操作(終了)後に受信する画像は、注目度が高いと推定する。
また、表示倍率用係数合成部111は、注目度(Vstt)と、受信音量(Vrec)とから、大きい方を選択する。
以下に、図2のデコード装置10の動作について説明する。
復号された映像データ(M(t))に基づき、前時刻の映像データ(M(t-nΔt))に基づいて、シーンチェンジ判定部106、パーン判定部107、回転判定部108により、各々シーンチェンジの発生の有無、パーンの発生の有無、回転の発生の有無を判定する。
具体的には、たとえば、映像間の動きベクトルを検出し、画面全体の動きベクトルが一様に一方向に揃っており、そのベクトル長が閾値以上の場合、パーンと判定する。また、ある一点を中心にベクトルが渦状に配している場合、回転と判定する。ベクトルが揃わず、符号量が増大している場合に、シーンチェンジと判定する。
注目度算出部110は、シーンチェンジ判定部106、パーン判定部107、回転判定部108の判定結果、および合焦判定部109の判定結果に基づいて、シーンチェンジ、パーン、回転いずれかが起こっている場合、それが終了した後に注目すべき映像を受信すると推測し、終了後、合焦している映像を受信した場合に、この映像以降を注目すべき映像と推定する。
なお、合焦判定部109は、受信映像の周波数成分を算出し、周波数成分の最大値が閾値以上であるかを判定することにより、合焦判定を行う。
表示倍率係数合成部111は、次のように受信した音声(Vrec)と、注目度(Vatt)に基づいて表示倍率係数(Vsyn)算出する。
Figure 2007150919
そして、表示倍率算出部112は、次のように、表示倍率係数(Vsyn)から表示倍率(R)を算出する。
Figure 2007150919
各スクリーンの表示倍率(R)に基づいて、画面上にスクリーンを成形し、画像出力手段としての表示部114にて表示出力する。また、復号された音声は、音声出力部115にて再生される。
図3は、本第1の実施形態の主要動作を示すフローチャートである。
この場合、画像を受信して(ST1)、シーンチェンジ、パーン、回転を判別した場合(ST2〜ST4)、注目度フラグ(bAtentFlg)をTRUEとする(ST5)。
注目度フラグ(bAtentFlg)がTRUEの場合(ST6)、映像の周半数成分(Fmax)が閾値(FThreah)を越えているか否かを判定し(ST7)、越えている場合、合焦と判定し、時間を初期化し(Tstt=t)、注目度(Vatt)を関数(g(・))にて算出する(ST8〜ST13))。関数(g(・))は、0で最大となり、時間経過に伴い減衰する関数である。
Figure 2007150919
図4(A)〜(C)は、端末Aと端末Bからの撮像画像を端末Cの画面にて表示している場合を示す図である。
この場合、端末Aからは絶えず一定の音量の声が流れているものとする。
端末Bでは、時間tから時間t+Δtの間にて、撮像するカメラを切り替えた。これにより、時間t+Δtにて撮像される画像が、人から魚になった。
この場合、端末Bからの画像の注目度は上がったと判断し、端末Cの画面には、時間t+Δtにおける端末Bのスクリーンは、時間tにおける端末Bのスクリーンよりサイズが大きくなる。
そのまま時間t+NΔtに経過した場合、注目度は少しずつ低下すると推測し、時間t+NΔtにおける端末Bのスクリーンは、時間t+Δtのスクリーンサイズに比べ小さくする。
図5(A)〜(C)は、端末Aと端末Bからの撮像画像を端末Cの画面にて表示している他の例を示す図である。
この場合、端末Aからは絶えず一定の音量の声が流れているものとする。
端末Bでは、時間tから時間t+NΔtの間にて、撮像するカメラをパーンした。時間t+NΔtにて撮像される画像が、人間から魚になった。しかし、時間t+NΔtでは、ぼけた画像となっている。時間t+(N+1)Δtにて合焦する。
これに対して、端末Cでの画面は、時間t+(N+1)Δtの合焦に共に、端末Bのスクリーンが、時間t+NΔtのスクリーンより大きくなる。
時間t+Δtのパーンの検知により、注目画像が来ることを予測し、その後、合焦の検知により、時間t+(N+1)Δtの画像を注目度の高い画像と判断し、注目度の値を大きくする。
図6および図7は、シーンチェンジによる注目度(Vatt)の変化と、受信音量(Vrec)の変化、および表示倍率用係数(Vsyn)の変動を示した図である。
図6では、時間t0にて符号量の増大があり、および動きベクトル(図なし)から、シーンチェンジが生じたと判定する。注目度(Vatt)は時間tに最大値となる。時間経過とともに、注目度(Vatt)は減衰する。表示倍率用係数合成手段にて、表示倍率用係数(Vsyn)を得る。時間tからtの区間は、注目度(Vatt)が受信音量(Vrec)より大きいため、Vsyn=Vattとする。
図7も同様である。受信音量(Vrec)の変動が異なり、シーンチェンジ時(時間t)に高い。表示倍率用係数(Vsyn)は、時間tからtの区間は、注目度(Vatt)が受信音量(Vrec)より大きいため、Vsyn=Vattとする。
表示倍率用係数(Vsyn)の算出において最大値(max)演算にて注目度(Vatt)と受信音量(Vrec)を合成しているため、受信音量が高い場合に、注目度が上がった場合に、更に表示倍率用係数(Vsyn)が増大しすぎることを制限することとなっており、声の大きい人の撮像したものだけが、シーンチェンジ、パーン、回転など注目度が高いと推測された際のスクリーンサイズが極端に大きくなることを防ぐことが可能となる。
<第2実施形態>
本第2の実施形態においては、送信側と受信側に処理を分散した場合について説明する。
本第2の実施形態においては、顔検出部、手検出部、および挙動判定部段、送信側に置き、挙動判定部にて判定した注目度は、制御情報として受信側に送出している。受信側では、受信した制御情報に記載された注目度情報(Vatt)、および、受信音量(Vrec)とから表示倍率用係数合成手段にて、表示倍率用係数(Vsyn)を算出し、スクリーンを形成する。なお、送信側から操作部にて、意図的に注目度(Vatt)を発生することもできるものとする。
挙動情報蓄積部には、顔の位置に対する手の位置の移動軌跡を表すベクトル群として蓄積し、顔検出手部にて検出された顔の座標と、手検出部にて検出された手の座標に基づき、顔の位置に対する手の相対座標として認識し、時間経過に対して、手の相対座標の移動ベクトルを算出し、この移動ベクトルが、挙動情報蓄積手段に蓄積されているベクトルとの一致度(相関)を算出し、一致度が閾値より大きい場合、蓄積された挙動を行っていると判定する。
図8(A)〜(C)は、映像から顔が認識されている場合であって、映像内に手が入ってきた場合に、注目度を増大させる場合を示す図である。
映像内に顔を検出できた場合、映像内に手を探索する。時間t−Δtに(上向きの)手を検出できず、時間tに(上向きの)手を検出できた場合に、注目度Vattを増加する。なお、その後受信音声が増大した場合に、時間経過に対して注目度Vattが閾値(VattThresh)以下に低下しないように制限する。なお、受信音量が一定時間途切れた場合、注目度(Vatt)の閾値(VattThresh)の制限をなくす。
これにより、手を挙げたと判断されたスクリーンは、手を挙げた動作と共に、話始めることにより、話を継続している最中は、スクリーンサイズを算出する表示倍率用係数(Vsyn)が一定値以下に低くなることを抑えることとなり、スクリーンサイズが時間経過に伴い小さくなることを抑えることが可能となる。
図9は、受信音量が高い場合、図10は受信音量が低い場合である(実線)。時間t、時間tにて上向き手が検知され、注目度(Vatt)が増大する(破線)。受信音量(Vrec)が閾値(Vrec0)を下回った場合、話が途切れたと判断する。時間tからtの区間では、注目度(Vatt)が、受信音量(Vrec)より大きいため、表示倍率用係数(Vsyn=Vatt)とする。時間tからtの区間では、受信音量(Vrec)が注目度(Vatt)より大きいため、表示倍率用係数(Vsyn=Vrec)とする。時間tで閾値(Vrec0)を下回り、話が途切れたと判断する。
時間tで、注目度(Vatt)が閾値(VattThresh)に到達する。受信音量(Vrec)は閾値(VattThresh)より小さいため、話が途切れる時間tまで、表示倍率用係数は(Vsyn=VattThresh)となる。
これにより、受信音量が小さい場合でも、話中はある程度の大きさに表示倍率用係数(Vsyn)を保つことが可能となる。
なお、上向きの手を認識する。つまり手を挙げる挙動に対して、動作する場合を示したが、その他の挙動に対して(顔を近づけるetc)にて、注目度を上げるように設定しても良い。
図11および図12は、本発明の第2の実施形態に係る携帯通信端末の構成例を示す図であって、図11はエンコード装置を示すブロック図であり、図12はデコード装置を示すブロック図である。
本携帯通信端末は、送信元となるエンコード装置200と、受信側とあるデコード装置300とを有し、多地点通信可能に構成される。
エンコード装置200は、符号化した音声データ、画像データを、受信側端末に対する指示情報や画像の天地情報等を付加してパケットとしてネットワークに送信する機能を有する。
音声データおよび画像データに付加される送信元の指示情報は、指示された画像の送信元の識別する情報(たとえ、IPアドレス、MACアドレス)と、受信した画像上の位置を示す位置情報とを含む。
送信元となるエンコード装置200は、送信元は、画面上、指示した位置にスクリーン(スクリーンについては後で詳述する)が存在する場合、対応する指示情報、スクリーン情報、音量情報を生成し、同通信中の相手に対して送出する機能を有する。
図11のエンコード装置200は、マイクロフォン等からなる音声入力部201、デジタルカメラ等の画像入力部202、キー入力等が可能な操作部203、音声入力部201により入力される音声データを符号化する音声符号化処理部204、画像入力部202から入力され所定エリアに切り出された画像データを符号化する画像符号化処理部205、撮像画像に関連付けた天地情報に基づいて、撮像画像の天地を受信側の表示部の画面(端末画面)の天地と一致するように補正する天地補正部206、撮像画像から顔のエリア(第1特定エリア)を検出、抽出する顔エリア検出部207、顔エリア検出部207にて検出された顔エリアに基づいて使用するスクリーン(表示すべき表示画像エリア)を判別しスクリーン情報を生成するスクリーン判別部208、クリーン判別部208の判定に基づいて受信画像から該当するエリアを切り出す切り出し部209、撮像画像から手のエリア(第2特定エリア)を検出、抽出する手検出部210、顔検出部207および手検出部210の検出結果に基づいて挙動判定を行い注目度情報を生成する挙動判定部211、挙動情報を蓄積する挙動情報蓄積部212、操作部203の入力情報に基づいて端末を制御する端末制御部213、端末制御部213の指示に基づいて指示情報や天地情報、スクリーン情報、注目度情報、音量情報等を含む制御情報を生成する制御情報生成部214、画像・映像を記憶する記憶部215、符号化された音声データおよび画像データ、制御情報、端末制御部213の指示に基づいて記憶部215から読み出された画像・映像データを送信パケットとして生成する送信パケット生成部216、およびネットワークと無線通信可能で生成された送信パケットをネットワークを介して通信相手の端末やサーバに送信するネットワークインタフェース(I/F)217を有する。
挙動判定部211は、顔検出部207にて、映像上に顔を抽出した場合に、映像上の手の動きを検知し、先に設定された動きを検出した場合、注目度を上げる。
挙動情報蓄積部212には、顔の位置に対する手の位置の移動軌跡を表すベクトル群が蓄積されている。
そして、挙動判定部211は、顔検出部207にて抽出された顔の座標と、手検出部210にて抽出された手の座標に基づき、顔の位置に対する手の相対座標として認識し、時間経過に対して、手の相対座標の移動ベクトルを算出し、当該移動ベクトルが、挙動情報蓄積部212に蓄積されているベクトルとの一致度(相関)を算出し、一致度が閾値より大きい場合、蓄積された挙動を行っていると判定する。
デコード装置300は、通信相手(送信元)のエンコード装置20から送信されネットワークを介して受信した音声データ、画像データを再生する機能を有する。
デコード装置300は、たとえば多地点通信を行っている場合に、受信画像の制御情報に基づいて特定エリアである顔を含む画像を、使用するスクリーン(サイズが制御された表示エリア)を選択して表示し、音声を発する機能を有する。
デコード装置300は、このスクリーンの表示に際し、デッドゾーンをなくした円形(楕円形を含む概念である)ウィンドゥにて分割する機能を有する。
円形(楕円形)ウィンドウに分割するように構成したのは、以下の理由による。
一般的に、画面の分割は、長方形で行っていた。人間の顔は基本的に楕円形であり、長方形の四隅はデットゾーンとなる。このデッドゾーンが、顔を表示するエリアを結果的に狭く(小さく)している。
よって、本実施形態においては、このデッドゾーンをなくした円形(楕円形)ウィンドゥにて分割するように構成している。
また、デコード装置300は、マルチスクリーンを表示する機能を有し、スクリーン中心間を結ぶ線分、基準形状の厚さ、音声の大きさに基づいて、スクリーンの表示倍率を算出し、この表示倍率に基づいてスクリーンの移動、新規生成を制御することにより、画面上に複数のスクリーンを最適に形成する機能を有する。
具体的な処理については、後で図面に関連付けて詳述する。
図12のデコード装置300は、ネットワークと無線通信可能で送信元から送信された音声データ、画像(映像)データ、制御情報や指示情報、スクリーン情報、注目度情報、音量情報等を含むパケットを受信するネットワークインタフェース(I/F)301、キー入力等が可能な操作部302、ネットワークインタフェース301で受信されたパケットを解析し、音声データ、画像データ、送信元アドレス、制御情報(天地情報や指示情報等)を抽出する受信パケット解析部303、受信パケット解析部303により抽出された音声データを復号する音声復号処理部304、受信パケット解析部303により抽出された映像データを復号する映像復号処理部305、映像復号処理部305により復号された映像データ、送信元アドレス、制御情報、スクリーン情報、サイズ情報、天地情報に基づいて表示すべきスクリーン(表示ウィンドウ)のサイズや表示形態を制御する表示画像制御部306、音声復号処理部304により復号された音声の音量を修正する音量修正部307、音量修正部307で修正された音量で発音するスピーカ等の音声出力部308、表示画像制御部306によりサイズや表示形態が制御された画像を補正する画像補正部309、画像補正部309を介した画像を表示するLCD等の表示部(画像出力部)310、および操作部302からの入力情報に基づいて表示画像制御部306に制御情報(天地情報)を与える自端末制御部311を有する。
なお、エンコード装置20とデコード装置30は、操作部203と302、ネットワークインタフェース217と301、端末制御部213と自端末制御部311は共用することが可能である。
以下に、本実施形態の特徴部分である表示画像制御部306のより具体的な構成および機能、並びにスクリーンの具体的な構成や表示形態例について順を追って説明する。
図3の表示画像制御部306は、受信パケット解析部303により供給される制御情報に基づいてスクリーン情報、サイズ情報、天地情報、および指示情報を抽出する制御情報解析部3061、スクリーン情報に基づいて映像復号処理部305で復号された映像に対してマスキングを行うマスキング処理部3062、注目度情報に基づいて表示すべきスクリーン(表示画像エリア)の表示倍率用係数を算出する表示倍率用係数合成部3063、表示倍率用係数合成部3063で算出された表示倍率用係数に従ってマスキング処理後の画像を縮小・拡大する縮小・拡大処理部3064、表示倍率用係数合成部3063で算出された表示倍率用係数および天地情報に従って表示位置を算出する表示位置算出部3065、および表示位置算出部3065にて得られた表示部310上の位置に縮小・拡大処理部3064にて得られた画像をマッピングするマッピング処理部3066を有する。
本実施形態の表示画像制御部306によりサイズおよび表示形態が制御されるスクリーンは、1つの画面上に複数のスクリーンを表示するマルチスクリーンとして表示される。
本実施形態の表示倍率算出部3063において、スクリーンは、スクリーンの表示位置を示す中心位置座標(P(i))、スクリーンの形状を示す基準形状(Unit(i))、スクリーンに対応付けられた音声の大きい(V(i))、スクリーンを画面上に表示する際の表示倍率(R(i))とを有し、表示倍率(R(i))は、周囲のスクリーンの中心位置座標(P(j))と結ぶ線分(L(i,j))と、その線分上の基準形状の厚さ(Lm(i,j),Lm(j,i))、および、音声の大きさ(V(i),V(j))に基づいて算出しされた仮表示倍率(R(i,j))の内、最も小さい値をする。
表示倍率算出部3063において、スクリーン中心から画面境界に垂直に接した点に、音声の大きさ(V(k)=0)、厚さ(Lm(k,i)=0)を設定し、表示倍率(R(i,k))を算出する。
また、スクリーンは、表示倍率(R(i))を最も大きくする位置に移動する。
また、スクリーンは、表示倍率(R(k))の最も大きい位置に、新規スクリーンの中心を生成する。
また、基準形状は、面積を等しくする。
さらにまた、基準形状にて形成したスクリーン間に分離線を引き、前記分離線にて分離されたエリアを新たなスクリーンとする。
次に、本実施形態に係る表示画像制御部306によりサイズおよび表示形態が制御されるスクリーンの表示倍率の算出、新規スクリーンの生成位置の算出、スクリーンの移動位置の算出等についてより具体的に説明する。
図13に示すように、各スクリーン40は、基準形状(Unit)を有する。表示部310の画面上へのスクリーン40は、基準形状(Unit)を表示倍率(R)に従って、拡大・縮小して表示する。
表示倍率(R)の算出
表示倍率算出部3063は、スクリーンiとスクリーンjとの中心間の距離(L(i,j))、各スクリーンの中心から前記方向への基準形状(Unit)における厚さ(Lm(i,j)、Lm(j,i))を算出し、および、各スクリーンに表示する内容における受信した音声の大きさ(V(i),V(j))に基づいて、スクリーンiにおけるスクリーンjからの算出される表示倍率(R(i,j))を以下の通りに算出する。
Figure 2007150919
周囲に存在するスクリーン間の表示倍率を算出し、次式のように、その表示倍率の内、最も小さい値を実際の表示倍率(R(i))とする。
Figure 2007150919
新規のスクリーンの生成位置の算出
表示倍率算出部3063は、画面上に仮の中心を配し、各中心において、表示倍率(Rmin)を算出する。各表示倍率(R)の内、最も大きい値を取る位置を新規のスクリーンの生成の中心位置とする。
Figure 2007150919
Figure 2007150919
この条件を満たす中心(P(k))を新規スクリーンの中心位置とする。
スクリーンの移動位置の算出
各スクリーンは、現在(t)の位置から一定距離内(集合I)の各位置において、表示倍率(R)を算出し、表示倍率の内、最も大きな値を取る位置を次時刻(t+Δt)における中心位置とする。
Figure 2007150919
Figure 2007150919
この条件を満たす中心(P(t+Δt))に移動する。
スクリーン位置は、時間経過に伴い、画面上を移動していく。このため、新規のスクリーンの生成においては、画面上の空き位置全てに対して演算を行う必要はない。つまり、画面上の何点かに対して、新規生成位置の判定を行い、その結果により位置を配置したとしても、時間経過とともに、表示倍率がもっとも大きい位置に移動していく。これにより、生成における演算負荷を低減することが可能となる。
随時、スクリーンの位置関係は変動していくため、表示倍率(R(*))算出における基準形状の厚さ(Lm(*))は、その時の方向に対して算出する必要がある。
この厚さ算出に関しては、(複雑な形状に対して)中心から対象方向へデジタル直線を引くことにより、算出することが可能となる。ただし、これは演算負荷の増加となる。これに対しては、各基準形状に対して、各角度に対する厚さを前もって算出したテーブルを参照することにより、表示倍率演算時の演算負荷を低減することが可能となる。
画面の四方の壁処理
各スクリーン40は、四方の壁との間に以下の演算規則に従って、表示倍率(R)を算出する。
図14に示すように、スクリーンの中心から壁に垂直に落とした点を算出上の壁の中心とし、中心間の線分(L(i,k))、基準形状(Unit)における厚さ(Lm(i,k),Lm(k,i))と、およびスクリーンの受信した音声の大きさ(V(i),V(k))を算出する。この時、壁における、音声の大きさは(V(k)=0)、基準形状の厚さ(Lm(k,i)=0)として、前述の表示倍率(R)の算出と同様に算出を行う。
各々のスクリーン40において、表示倍率(R(i))を算出する場合、周囲のスクリーンとの表示倍率(R(i,j)と同様に、壁との表示倍率(R(i,k))を算出し、この内、最も小さい値を実際に表示する際の表示倍率(R(i))とする。
次に、表示形態例について説明する。
図15に示すように、顔エリアの面積が一定値以上の場合、受信画像を「人物画像」と判別する。顔エリアの面積が一定値以下の場合、受信画像を「非人物画像」と判別する。
「人物画像」と判別した場合、円形スクリーンとする。「非人物画像」と判別した場合、四角形スクリーンとする。「非人物画像」であっても、同送信元からの音圧に応じて、表示サイズを変動させる。
図16に示すように、顔として判定されたエリアが複数ある場合であって、個数が一定値以下の場合、面積の大きいほうを優先し、個数が一定値以上の場合、非人物と同様、四角形スクリーンで表示する。
図17に示すように、切り出しエリアが、受信画像から、顔が出て行った場合(はみ出し場合)、動きベクトルから切り出し可能なエリアを推定し、円形スクリーン(ウィンドウ)を見えている部分だけにする。
推定された顔エリアのサイズに対する画面上に残っている顔画像の比が一定値以下になった場合、その顔を対象外とする。
以上説明したように、本実施形態によれば、デコード装置10は、画像を表示する表示部114と、受信画像の注目度を推定する注目度推定部110と、推定した注目度と、受信音量に基づいて表示エリアの表示倍率用係数を算出する表倍率用係数合成部111と、算出した表示倍率用係数に基づいて表示エリアの表示倍率を算出する表示倍率算出部112と、を有するとともに、マルチスクリーンを表示する機能を有し、スクリーン中心間を結ぶ線分、基準形状の厚さ、音声の大きさに基づいて、スクリーンの表示倍率を算出し、この表示倍率に基づいてスクリーンの移動、新規生成を制御することにより、画面上に複数のスクリーンを最適に形成する機能を有することから、スクリーンのサイズが、音量の大きさ、およびスクリーン数に応じて、適応的にサイズを変動させることができる。
また、スクリーンの動きが連続的になり、異なる形状であっても、最適なサイズに配置することが可能となる利点がある。
また、送信者が見せたい画像を撮像した際に、送信者が何ら新たな操作を追加することなく、(また、送信者が声を発すことなく、)受信側では即座にその画像(スクリーンサイズ)を大きく見せることが可能となる。
その結果、複数端末の接続時であっても、通話中の相手を確認しやすく、また、画像(スクリーン)は重ならないように制御されることから、会話している全員の状態が一目で確認することができる。また、新たな参加人にも容易に対応することができる。
一般的なテレビ会議システムにおける多値点通信時のパーソナルコンピュータ(PC)等の端末の表示画面例を示す図である。 本発明の実施形態に係る携帯通信端末の構成例を示す図であって、受信側のデコード装置を示すブロック図である。 第1の実施形態の主要動作を示すフローチャートである。 端末Aと端末Bからの撮像画像を端末Cの画面にて表示している場合を示す図である。 端末Aと端末Bからの撮像画像を端末Cの画面にて表示している他の例を示す図である。 シーンチェンジによる注目度(Vatt)の変化と、受信音量(Vrec)の変化、および表示倍率用係数(Vsyn)の変動を示した図である。 シーンチェンジによる注目度(Vatt)の変化と、受信音量(Vrec)の変化、および表示倍率用係数(Vsyn)の変動を示した図である。 、映像から顔が認識されている場合であって、映像内に手が入ってきた場合に、注目度を増大させる場合を示す図である。 受信音量が高い場合の、シーンチェンジによる注目度(Vatt)の変化と、受信音量(Vrec)の変化、および表示倍率用係数(Vsyn)の変動を示した図である。 受信音量が低い場合の、シーンチェンジによる注目度(Vatt)の変化と、受信音量(Vrec)の変化、および表示倍率用係数(Vsyn)の変動を示した図である。 本発明の第2の実施形態に係る携帯通信端末の構成例を示す図であって、エンコード装置を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る携帯通信端末の構成例を示す図であって、デコード装置を示すブロック図である。 表示倍率の算出処理を説明するための図である。 画面四方の壁処理を説明するための図である。 スクリーン表示制御について説明するための図であって、顔エリアの面積に応じた処理の説明図である。 スクリーン表示制御について説明するための図であって、顔判定されたエリアが複数ある場合の対応処理の説明図である。 スクリーン表示制御について説明するための図であって、切り出しエリアが受信画像からはみ出した場合の対応処理の説明図である。
符号の説明
10・・・デコード装置、101・・・ネットワークインタフェース(I/F)、102・・・受信パケット解析部、103・・・音声復号処理部、104・・・映像復号処理部、105・・・映像蓄積部、106・・・シーンチェンジ判定部、107・・・パーン判定部、108・・・転判定部、109・・・合焦判定部、110・・・注目度推定部、111・・・表示倍率用係数合成部、112・・・表示倍率算出部、113・・・マルチスクリーン合成部、114・・・表示部(画像出力部)、115・・・音声出力部、200・・・エンコード装置、201・・・音声入力部、202・・・画像入力部、203・・・操作部、204・・・音声符号化処理部、205・・・画像符号化処理部、206・・・天地補正部、207・・・顔検出部、208・・・スクリーン判定部、209・・・切り出し処理部、210・・・手検出部、211・・・挙動判定部、212・・・挙動情報蓄積部、213・・・端末制御部、214・・・制御情報生成部、215・・・記憶部、216・・・送信パケット生成部、217・・・ネットワークインタフェース(I/F)、300・・・デコード装置、301・・・ネットワークインタフェース(I/F)、302・・・操作部、303・・・受信パケット解析部、304・・・音声復号処理部、305・・・映像復号処理部、306・・・表示画像制御部、307・・・音量修正部、308・・音声出力部、309・・・画像補正部、310・・・表示部(画像出力部)、311・・・自端末制御部、3061・・・制御情報解析部、3062・・・マスキング処理部、3063・・・表示倍率用係数合成部、3064・・・縮小・拡大処理部、3065・・・表示位置算出部、3066・・・マッピング処理部。

Claims (8)

  1. 送信側端末から送信された受信撮像画像データおよび音声データを再生する通信端末であって、
    画像を表示する表示手段と、
    前記表示手段に特定のエリアを抽出されて表示すべき画像を表示する複数の表示エリアを形成可能で、受信音量に基づいて表示すべき画像のサイズを制御する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、
    受信画像の注目度を推定する注目度推定手段と、
    推定した注目度と、受信音量に基づいて表示エリアの表示倍率用係数を算出する表倍率用係数合成手段と、
    算出した前記表示倍率用係数に基づいて表示エリアの表示倍率を算出する表示倍率算出手段と、を含む
    通信端末。
  2. 前記注目度推定手段は、受信画像の動きベクトル、符号化の増大、および周波数成分に基づいて、受信画像の注目度を推定する
    請求項1記載の通信端末。
  3. 前記制御手段は、受信画像の動きベクトル、符号化の変動に基づいて、送信側の撮像操作を推定する判定手段を有し、
    前記判定手段にて、操作があったと判定した場合、前記注目度推定手段は、前記判定された操作後に受信する画像は、注目度が高いと推定する
    請求項1または2記載の通信端末。
  4. 前記表示倍率用係数合成手段は、注目度と、受信音量とから、大きい方を選択する
    請求項1から3のいずれか一に記載の通信端末。
  5. 送信側となる端末、受信側となる端末の一方に、
    第1特定エリアを抽出する第1抽出手段と、
    第2特定エリアを抽出する第2抽出手段と、
    先に設定された第2特定エリアの動きがされているかを判定する挙動判定手段と、を有し、
    前記第1抽出手段にて、映像上に第1特定エリアを抽出した場合に、映像上の第2特定エリアの動きを検知し、前記挙動判定手段にて、先に設定された動きを検出した場合、注目度を上げる
    請求項1から4のいずれか一に記載の通信端末。
  6. 前記挙動情報蓄積手段には、前記第1特定エリアの位置に対する前記第2特定エリアの位置の移動軌跡を表すベクトル群が蓄積されている
    請求項5記載の通信端末。
  7. 前記挙動判定手段は、前記第1抽出手段にて抽出された第1特定エリアの座標と、前記第2抽出手段にて抽出された第2特定エリアの座標に基づき、第1特定エリアの位置に対する第2特定エリアの相対座標として認識し、時間経過に対して、手の相対座標の移動ベクトルを算出し、当該移動ベクトルが、挙動情報蓄積手段に蓄積されているベクトルとの一致度(相関)を算出し、一致度が閾値より大きい場合、蓄積された挙動を行っていると判定する
    請求項6記載の通信端末。
  8. 送信側端末から送信された受信撮像画像データおよび音声データを再生する通信端末の表示方法であって、
    受信画像の注目度を推定し、
    推定した注目度と、受信音量に基づいて表示エリアの表示倍率用係数を算出し、
    算出した前記表示倍率用係数に基づいて表示エリアの表示倍率を算出し、
    表示倍率に従って表示すべき画像を含む表示エリアを表示する
    通信端末の表示方法。
JP2005344754A 2005-11-29 2005-11-29 通信端末およびその表示方法 Expired - Fee Related JP5274750B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005344754A JP5274750B2 (ja) 2005-11-29 2005-11-29 通信端末およびその表示方法
US12/095,489 US8487956B2 (en) 2005-11-29 2006-11-29 Communication terminal, system and display method to adaptively update a displayed image
PCT/JP2006/323857 WO2007063922A1 (ja) 2005-11-29 2006-11-29 通信端末および通信システム、並びに通信端末の表示方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005344754A JP5274750B2 (ja) 2005-11-29 2005-11-29 通信端末およびその表示方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007150919A true JP2007150919A (ja) 2007-06-14
JP5274750B2 JP5274750B2 (ja) 2013-08-28

Family

ID=38211754

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005344754A Expired - Fee Related JP5274750B2 (ja) 2005-11-29 2005-11-29 通信端末およびその表示方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5274750B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011039784A (ja) * 2009-08-11 2011-02-24 Canon Inc 表示制御装置及び表示制御方法
JP2011217036A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Kddi Corp 索引コンテンツ生成装置および映像検索システム
JP2018174479A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 キヤノンマーケティングジャパン株式会社 画像表示システム、画像表示システムの制御方法、情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム
CN112462928A (zh) * 2019-09-06 2021-03-09 北京小米移动软件有限公司 操作执行方法、装置及存储介质

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05103324A (ja) * 1991-10-09 1993-04-23 Mitsubishi Electric Corp 多地点テレビ会議制御装置
JPH06165164A (ja) * 1992-11-18 1994-06-10 Nec Corp 動画像処理装置
JPH08263699A (ja) * 1995-03-22 1996-10-11 Atr Tsushin Syst Kenkyusho:Kk 把持目標物体推測装置およびそれを具備する人工現実感装置
JPH08298653A (ja) * 1995-04-25 1996-11-12 Canon Inc テレビ会議システム及びその端末装置
JPH09247638A (ja) * 1996-03-04 1997-09-19 Atsushi Matsushita テレビ会議システム
JP2002281506A (ja) * 2001-03-16 2002-09-27 Internatl Business Mach Corp <Ibm> ビデオ・イメージの部分イメージ領域抽出方法、部分イメージ領域抽出システム、部分イメージ領域抽出のためのプログラム、抽出されたビデオ・イメージの配信方法およびコンテンツ作成方法
JP2005303736A (ja) * 2004-04-13 2005-10-27 Ntt Communications Kk ビデオ会議システムにおける映像表示方法、ビデオ会議システムに用いられる利用者端末、及びビデオ会議システムに用いられる利用者端末用プログラム

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05103324A (ja) * 1991-10-09 1993-04-23 Mitsubishi Electric Corp 多地点テレビ会議制御装置
JPH06165164A (ja) * 1992-11-18 1994-06-10 Nec Corp 動画像処理装置
JPH08263699A (ja) * 1995-03-22 1996-10-11 Atr Tsushin Syst Kenkyusho:Kk 把持目標物体推測装置およびそれを具備する人工現実感装置
JPH08298653A (ja) * 1995-04-25 1996-11-12 Canon Inc テレビ会議システム及びその端末装置
JPH09247638A (ja) * 1996-03-04 1997-09-19 Atsushi Matsushita テレビ会議システム
JP2002281506A (ja) * 2001-03-16 2002-09-27 Internatl Business Mach Corp <Ibm> ビデオ・イメージの部分イメージ領域抽出方法、部分イメージ領域抽出システム、部分イメージ領域抽出のためのプログラム、抽出されたビデオ・イメージの配信方法およびコンテンツ作成方法
JP2005303736A (ja) * 2004-04-13 2005-10-27 Ntt Communications Kk ビデオ会議システムにおける映像表示方法、ビデオ会議システムに用いられる利用者端末、及びビデオ会議システムに用いられる利用者端末用プログラム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011039784A (ja) * 2009-08-11 2011-02-24 Canon Inc 表示制御装置及び表示制御方法
JP2011217036A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Kddi Corp 索引コンテンツ生成装置および映像検索システム
JP2018174479A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 キヤノンマーケティングジャパン株式会社 画像表示システム、画像表示システムの制御方法、情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム
CN112462928A (zh) * 2019-09-06 2021-03-09 北京小米移动软件有限公司 操作执行方法、装置及存储介质
CN112462928B (zh) * 2019-09-06 2024-03-26 北京小米移动软件有限公司 操作执行方法、装置及存储介质

Also Published As

Publication number Publication date
JP5274750B2 (ja) 2013-08-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4994646B2 (ja) 通信端末および通信システム、並びに通信端末の表示方法
US8487956B2 (en) Communication terminal, system and display method to adaptively update a displayed image
US11356488B2 (en) Frame synchronous rendering of remote participant identities
US7508413B2 (en) Video conference data transmission device and data transmission method adapted for small display of mobile terminals
US8614735B2 (en) Video conferencing
ES2327288T3 (es) Sistema, metodo y nodo para limitar el numero de flujos de audio en u teleconferencia.
US20110216153A1 (en) Digital conferencing for mobile devices
KR20130129471A (ko) 관심 객체 기반 이미지 처리
US20070070181A1 (en) Method and apparatus for controlling image in wireless terminal
JP2005123804A (ja) コミュニケーションシステム及び方法
JP2008294724A (ja) 画像受信装置
CN106534211A (zh) 一种数据传输方法及电子设备
KR100719841B1 (ko) 썸네일 생성 및 표시 방법
JP5274750B2 (ja) 通信端末およびその表示方法
JP7334470B2 (ja) 映像処理装置、ビデオ会議システム、映像処理方法、およびプログラム
JP4973908B2 (ja) 通信端末およびその表示方法
JP4990520B2 (ja) 通信端末およびその表示方法
JPH11341456A (ja) 家庭用マルチメディア通信システム
JP4832869B2 (ja) 通信端末およびその表示方法
JP2005151073A (ja) Tv電話機能付き携帯端末装置
JP2008306475A (ja) 音声・画像会議装置
JP4926464B2 (ja) 通信端末およびその表示方法
JP2012199911A (ja) 情報処理装置
WO2016151974A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、クライアント装置、サーバ装置および情報処理システム
JP2009171272A (ja) テレビ電話端末装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080902

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110524

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110725

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110830

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111031

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120117

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120417

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130515

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5274750

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees