JP5274750B2 - 通信端末およびその表示方法 - Google Patents
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Description
(1)1つの画像を等分割する場合(たとえば4分割、9分割)と、
(2)1つ大きな画像領域を取り、残りの領域を等分割に分割して合成する場合と、
がある(たとえば6分割)。
(2)の場合、話している拠点を大きな面積を割り当て、残りの拠点からの画像を残りの等分割された領域に割り当てて、合成する。
図1の例においては、画面1を先に決められた枠(四角形)のウィンドゥに分割する。
たとえば、画面1は1つの大きなウィンドゥ(四角形)2と複数の小さなウィンドゥ(四角形)3−1〜3−5から形成され、話し手を大きなウィンドゥ2に表示する。
この場合、ウィンドゥのサイズ、および分割数は固定的であり、撮像された画像をそのまま表示しているため、撮影の状態に応じて、顔の大きさが変動する。
現行、携帯通信端末でのテレビ電話は、発呼時に、テレビ電話で接続することを選択するものである。
この場合、一つの端末で複数のスクリーンを取り扱う必要がある。複数のスクリーンを取り扱う方法としては、(PDAなどで)ページめくり的に取り扱う方法がある。
PCのウィンドゥのように、ユーザがウィンドゥを動かしたら、サイズを変えたりできるようにするには、画面サイズ、および操作キーに制限があり、困難である。
また、複数人が同程度で話した場合、スクリーンが対応できない。
具体的には、全スクリーンの音量が小さい場合、小さいスクリーンが画面上を浮遊することになる。一方、全スクリーンが音量最大の場合、表示スクリーンの合計面積が画面面積を超えるという問題を有する。
これに対して、局所的に合計面積を画面面積に規格化することによって、画面内に収まらせることは可能であるが、次時刻におけるスクリーン位置の再配置(移動)が不連続的になる。
たとえば、何を購入してくれば良いか選択してもらうために、画像を送っている場合、絶えず撮影者が話しをしつづけることはできない。が、受信した画像自体はその間絶えず視認できる大きさのスクリーンである必要がある。
また、送信者が見せたい画像を撮像した際に、送信者が何ら新たな操作を追加することなく、(また、送信者が声を発すことなく、)受信側では即座にその画像(スクリーンサイズ)を大きく見せることが可能となる。
図2は、本発明の実施形態に係る携帯通信端末の構成例を示す図であって、受信側のデコード装置を示すブロック図である。
デコード装置10は、たとえば多地点通信を行っている場合に、受信画像の制御情報に基づいて特定エリアである顔を含む画像を、使用するスクリーン(サイズが制御された表示エリア)を選択して表示し、音声を発する機能を有する。
デコード装置30は、このスクリーンの表示に際し、デッドゾーンをなくした円形(楕円形を含む概念である)ウィンドゥにて分割する機能を有する。
円形(楕円形)ウィンドウに分割するように構成したのは、以下の理由による。
一般的に、画面の分割は、長方形で行っていた。人間の顔は基本的に楕円形であり、長方形の四隅はデットゾーンとなる。このデッドゾーンが、顔を表示するエリアを結果的に狭く(小さく)している。
よって、本実施形態においては、このデッドゾーンをなくした円形(楕円形)ウィンドゥにて分割するように構成している。
表示倍率用係数合成部111は、注目度(Vatt)と、受信音量(Vrec)に基づいて、スクリーンの表示倍率用係数(Vsyn)を算出する。
また、表示倍率算出部112は、表示倍率用係数(Vsyn)に基づいてスクリーンの表示倍率(R)を算出する。
また、判定部106〜109は、受信画像の動きベクトル、符号化の変動に基づいて、送信側のカメラ操作(パーン、回転、シーンチェンジ)を推定する。
そして、所定の操作があったと判定した場合、注目度推定部110は、判定された操作(終了)後に受信する画像は、注目度が高いと推定する。
また、表示倍率用係数合成部111は、注目度(Vstt)と、受信音量(Vrec)とから、大きい方を選択する。
具体的には、たとえば、映像間の動きベクトルを検出し、画面全体の動きベクトルが一様に一方向に揃っており、そのベクトル長が閾値以上の場合、パーンと判定する。また、ある一点を中心にベクトルが渦状に配している場合、回転と判定する。ベクトルが揃わず、符号量が増大している場合に、シーンチェンジと判定する。
なお、合焦判定部109は、受信映像の周波数成分を算出し、周波数成分の最大値が閾値以上であるかを判定することにより、合焦判定を行う。
表示倍率係数合成部111は、次のように受信した音声(Vrec)と、注目度(Vatt)に基づいて表示倍率係数(Vsyn)算出する。
注目度フラグ(bAtentFlg)がTRUEの場合(ST6)、映像の周半数成分(Fmax)が閾値(FThreah)を越えているか否かを判定し(ST7)、越えている場合、合焦と判定し、時間を初期化し(Tstt=t)、注目度(Vatt)を関数(g(・))にて算出する(ST8〜ST13))。関数(g(・))は、0で最大となり、時間経過に伴い減衰する関数である。
この場合、端末Aからは絶えず一定の音量の声が流れているものとする。
端末Bでは、時間tから時間t+Δtの間にて、撮像するカメラを切り替えた。これにより、時間t+Δtにて撮像される画像が、人から魚になった。
この場合、端末Bからの画像の注目度は上がったと判断し、端末Cの画面には、時間t+Δtにおける端末Bのスクリーンは、時間tにおける端末Bのスクリーンよりサイズが大きくなる。
そのまま時間t+NΔtに経過した場合、注目度は少しずつ低下すると推測し、時間t+NΔtにおける端末Bのスクリーンは、時間t+Δtのスクリーンサイズに比べ小さくする。
この場合、端末Aからは絶えず一定の音量の声が流れているものとする。
端末Bでは、時間tから時間t+NΔtの間にて、撮像するカメラをパーンした。時間t+NΔtにて撮像される画像が、人間から魚になった。しかし、時間t+NΔtでは、ぼけた画像となっている。時間t+(N+1)Δtにて合焦する。
これに対して、端末Cでの画面は、時間t+(N+1)Δtの合焦に共に、端末Bのスクリーンが、時間t+NΔtのスクリーンより大きくなる。
時間t+Δtのパーンの検知により、注目画像が来ることを予測し、その後、合焦の検知により、時間t+(N+1)Δtの画像を注目度の高い画像と判断し、注目度の値を大きくする。
図6では、時間t0にて符号量の増大があり、および動きベクトル(図なし)から、シーンチェンジが生じたと判定する。注目度(Vatt)は時間t0に最大値となる。時間経過とともに、注目度(Vatt)は減衰する。表示倍率用係数合成手段にて、表示倍率用係数(Vsyn)を得る。時間t0からt1の区間は、注目度(Vatt)が受信音量(Vrec)より大きいため、Vsyn=Vattとする。
図7も同様である。受信音量(Vrec)の変動が異なり、シーンチェンジ時(時間t2)に高い。表示倍率用係数(Vsyn)は、時間t2からt3の区間は、注目度(Vatt)が受信音量(Vrec)より大きいため、Vsyn=Vattとする。
表示倍率用係数(Vsyn)の算出において最大値(max)演算にて注目度(Vatt)と受信音量(Vrec)を合成しているため、受信音量が高い場合に、注目度が上がった場合に、更に表示倍率用係数(Vsyn)が増大しすぎることを制限することとなっており、声の大きい人の撮像したものだけが、シーンチェンジ、パーン、回転など注目度が高いと推測された際のスクリーンサイズが極端に大きくなることを防ぐことが可能となる。
本第2の実施形態においては、送信側と受信側に処理を分散した場合について説明する。
本第2の実施形態においては、顔検出部、手検出部、および挙動判定部段、送信側に置き、挙動判定部にて判定した注目度は、制御情報として受信側に送出している。受信側では、受信した制御情報に記載された注目度情報(Vatt)、および、受信音量(Vrec)とから表示倍率用係数合成手段にて、表示倍率用係数(Vsyn)を算出し、スクリーンを形成する。なお、送信側から操作部にて、意図的に注目度(Vatt)を発生することもできるものとする。
挙動情報蓄積部には、顔の位置に対する手の位置の移動軌跡を表すベクトル群として蓄積し、顔検出手部にて検出された顔の座標と、手検出部にて検出された手の座標に基づき、顔の位置に対する手の相対座標として認識し、時間経過に対して、手の相対座標の移動ベクトルを算出し、この移動ベクトルが、挙動情報蓄積手段に蓄積されているベクトルとの一致度(相関)を算出し、一致度が閾値より大きい場合、蓄積された挙動を行っていると判定する。
映像内に顔を検出できた場合、映像内に手を探索する。時間t−Δtに(上向きの)手を検出できず、時間tに(上向きの)手を検出できた場合に、注目度Vattを増加する。なお、その後受信音声が増大した場合に、時間経過に対して注目度Vattが閾値(VattThresh)以下に低下しないように制限する。なお、受信音量が一定時間途切れた場合、注目度(Vatt)の閾値(VattThresh)の制限をなくす。
これにより、手を挙げたと判断されたスクリーンは、手を挙げた動作と共に、話始めることにより、話を継続している最中は、スクリーンサイズを算出する表示倍率用係数(Vsyn)が一定値以下に低くなることを抑えることとなり、スクリーンサイズが時間経過に伴い小さくなることを抑えることが可能となる。
時間t5で、注目度(Vatt)が閾値(VattThresh)に到達する。受信音量(Vrec)は閾値(VattThresh)より小さいため、話が途切れる時間t6まで、表示倍率用係数は(Vsyn=VattThresh)となる。
これにより、受信音量が小さい場合でも、話中はある程度の大きさに表示倍率用係数(Vsyn)を保つことが可能となる。
なお、上向きの手を認識する。つまり手を挙げる挙動に対して、動作する場合を示したが、その他の挙動に対して(顔を近づけるetc)にて、注目度を上げるように設定しても良い。
音声データおよび画像データに付加される送信元の指示情報は、指示された画像の送信元の識別する情報(たとえ、IPアドレス、MACアドレス)と、受信した画像上の位置を示す位置情報とを含む。
送信元となるエンコード装置200は、送信元は、画面上、指示した位置にスクリーン(スクリーンについては後で詳述する)が存在する場合、対応する指示情報、スクリーン情報、音量情報を生成し、同通信中の相手に対して送出する機能を有する。
挙動情報蓄積部212には、顔の位置に対する手の位置の移動軌跡を表すベクトル群が蓄積されている。
そして、挙動判定部211は、顔検出部207にて抽出された顔の座標と、手検出部210にて抽出された手の座標に基づき、顔の位置に対する手の相対座標として認識し、時間経過に対して、手の相対座標の移動ベクトルを算出し、当該移動ベクトルが、挙動情報蓄積部212に蓄積されているベクトルとの一致度(相関)を算出し、一致度が閾値より大きい場合、蓄積された挙動を行っていると判定する。
デコード装置300は、たとえば多地点通信を行っている場合に、受信画像の制御情報に基づいて特定エリアである顔を含む画像を、使用するスクリーン(サイズが制御された表示エリア)を選択して表示し、音声を発する機能を有する。
デコード装置300は、このスクリーンの表示に際し、デッドゾーンをなくした円形(楕円形を含む概念である)ウィンドゥにて分割する機能を有する。
円形(楕円形)ウィンドウに分割するように構成したのは、以下の理由による。
一般的に、画面の分割は、長方形で行っていた。人間の顔は基本的に楕円形であり、長方形の四隅はデットゾーンとなる。このデッドゾーンが、顔を表示するエリアを結果的に狭く(小さく)している。
よって、本実施形態においては、このデッドゾーンをなくした円形(楕円形)ウィンドゥにて分割するように構成している。
また、デコード装置300は、マルチスクリーンを表示する機能を有し、スクリーン中心間を結ぶ線分、基準形状の厚さ、音声の大きさに基づいて、スクリーンの表示倍率を算出し、この表示倍率に基づいてスクリーンの移動、新規生成を制御することにより、画面上に複数のスクリーンを最適に形成する機能を有する。
具体的な処理については、後で図面に関連付けて詳述する。
表示倍率算出部3063において、スクリーン中心から画面境界に垂直に接した点に、音声の大きさ(V(k)=0)、厚さ(Lm(k,i)=0)を設定し、表示倍率(R(i,k))を算出する。
また、スクリーンは、表示倍率(R(i))を最も大きくする位置に移動する。
また、スクリーンは、表示倍率(R(k))の最も大きい位置に、新規スクリーンの中心を生成する。
また、基準形状は、面積を等しくする。
さらにまた、基準形状にて形成したスクリーン間に分離線を引き、前記分離線にて分離されたエリアを新たなスクリーンとする。
表示倍率算出部3063は、スクリーンiとスクリーンjとの中心間の距離(L(i,j))、各スクリーンの中心から前記方向への基準形状(Unit)における厚さ(Lm(i,j)、Lm(j,i))を算出し、および、各スクリーンに表示する内容における受信した音声の大きさ(V(i),V(j))に基づいて、スクリーンiにおけるスクリーンjからの算出される表示倍率(R(i,j))を以下の通りに算出する。
表示倍率算出部3063は、画面上に仮の中心を配し、各中心において、表示倍率(Rmin)を算出する。各表示倍率(R)の内、最も大きい値を取る位置を新規のスクリーンの生成の中心位置とする。
各スクリーンは、現在(t)の位置から一定距離内(集合I)の各位置において、表示倍率(R)を算出し、表示倍率の内、最も大きな値を取る位置を次時刻(t+Δt)における中心位置とする。
この厚さ算出に関しては、(複雑な形状に対して)中心から対象方向へデジタル直線を引くことにより、算出することが可能となる。ただし、これは演算負荷の増加となる。これに対しては、各基準形状に対して、各角度に対する厚さを前もって算出したテーブルを参照することにより、表示倍率演算時の演算負荷を低減することが可能となる。
各スクリーン40は、四方の壁との間に以下の演算規則に従って、表示倍率(R)を算出する。
図14に示すように、スクリーンの中心から壁に垂直に落とした点を算出上の壁の中心とし、中心間の線分(L(i,k))、基準形状(Unit)における厚さ(Lm(i,k),Lm(k,i))と、およびスクリーンの受信した音声の大きさ(V(i),V(k))を算出する。この時、壁における、音声の大きさは(V(k)=0)、基準形状の厚さ(Lm(k,i)=0)として、前述の表示倍率(R)の算出と同様に算出を行う。
各々のスクリーン40において、表示倍率(R(i))を算出する場合、周囲のスクリーンとの表示倍率(R(i,j)と同様に、壁との表示倍率(R(i,k))を算出し、この内、最も小さい値を実際に表示する際の表示倍率(R(i))とする。
「人物画像」と判別した場合、円形スクリーンとする。「非人物画像」と判別した場合、四角形スクリーンとする。「非人物画像」であっても、同送信元からの音圧に応じて、表示サイズを変動させる。
推定された顔エリアのサイズに対する画面上に残っている顔画像の比が一定値以下になった場合、その顔を対象外とする。
また、スクリーンの動きが連続的になり、異なる形状であっても、最適なサイズに配置することが可能となる利点がある。
また、送信者が見せたい画像を撮像した際に、送信者が何ら新たな操作を追加することなく、(また、送信者が声を発すことなく、)受信側では即座にその画像(スクリーンサイズ)を大きく見せることが可能となる。
その結果、複数端末の接続時であっても、通話中の相手を確認しやすく、また、画像(スクリーン)は重ならないように制御されることから、会話している全員の状態が一目で確認することができる。また、新たな参加人にも容易に対応することができる。
Claims (2)
- 送信側端末から送信された受信撮像画像データおよび音声データを再生する通信端末であって、
画像を表示する表示手段と、
前記表示手段に特定のエリアを抽出されて表示すべき画像を表示する複数の表示エリアを形成可能で、受信音量に基づいて表示すべき画像のサイズを制御する制御手段と、を有し、
前記制御手段は、送信側のカメラ操作を推定し、当該推定した送信側のカメラ操作と、受信音量と、に基づいて表示エリアの表示倍率用係数を算出する
通信端末。 - 送信側端末から送信された受信撮像画像データおよび音声データを再生する通信端末の表示方法であって、
送信側のカメラ操作を推定し、
当該推定した送信側のカメラ操作と、受信音量と、に基づいて表示エリアの表示倍率を算出し、
表示倍率に従って表示すべき画像を含む表示エリアを表示する
通信端末の表示方法。
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