JP2007149044A - 走行制御システム - Google Patents

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英之 吉川
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Abstract

【課題】操縦器のスイッチを押すだけで、無線操縦の走行車が操縦器のところへ来たり、固定された基地ポートのところへ戻ったりする。また、走行車は基地ポートからどんな方向にあってもよく、帰還するとそこで充電も行える。
【解決手段】無線信号を使って走行車が基地ポートおよび操縦器の方向を検出できるようにし、走行車は、基地ポート方向信号と操縦器方向信号を切換えて参照信号にすることにより、走行する方向を切りかえる。また、走行車の基地ポートからの距離を検出し、距離がが近いとき、基地ポートの周囲をまわり、基地ポートの正面から入るようにする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、格納されている走行車を、操縦器の押しボタン操作で呼び出したり、逆に、もとの格納場所に戻したりする走行コントロールに関するものである。
応用分野として、電動車椅子など走行福祉機器、走行ロボット、模型自動車など走行玩具や、運搬車などの呼出し、格納システムに関するものである。
走行車を易しく操縦する方法は、PCT/JP01/04749のように、無線信号の飛来方向を検出しそれで走行車の向きを制御して、ジョイスティックを倒した方向に走行車を走行させることにより実現している。
また、掃除ロボットとして特開2003−228421で赤外線ビームに添って赤外線送信機のところに帰還する機能が書かれている。
ライントレースによる走行制御はゴルフ場のキャデイカーに取り入れられている。
PCT/JP01/04749 特開2003−228421
足の不自由な人が、リモコン操作だけで、欲しいものを取り寄せられる環境を持つことは、便利で安心感を与えられるものと考えられる。必要なものすべてを手の届くところに置いておけばいいが、これではベッドの周りは物でいっぱいで、整理もできず、開放感は得られない。
必要な物はすべて壁際にある棚や引き出しの中に置き、簡単な操作で、欲しい物をとり寄せたり、しまうことができるようにすることがひとつの課題である。
そのために、任意の物を積むことができる棚や箱などに動力つきの車輪をつけ、それを無線操縦で動かす。これを誰でも使えるように、簡単な操縦で操作できるようにする。
また、走行する物体は棚や箱だけでなく、机や椅子や簡易トイレ、引き出し、金庫、冷蔵庫、電子レンジ、電動車椅子などあらゆるものが対象となる。なんでも乗せられる台車のようなものでも良い。
普通の人にとっても、欲しい物を呼び寄せられるシステムは、便利なものになる。
このシステムは、物を蓄えかつ運搬する1:走行車(代表名)と、格納場所となる2:基地ポートと、操縦するための3:操縦器とで構成されます。但し、走行車は走行する物体の代表名であり、電動車椅子なども走行車の一種とします。
操縦器には戻れキーと来いキー2個のボタンスイッチがあり。戻れキー51は基地ポートへの帰還のさせるキーであり、これを押すと、操縦器は戻れ信号を発する。
走行車は操縦器からの戻れ信号を受信すると、基地ポートに無線信号を要求し、基地ポートは無線信号を送出する。走行車は基地ポートからの無線信号の飛来方向を検出する。そして走行車は、その飛来方向に向きを変えて走行し基地ポートに近づいて行く。無線信号の受信レベルが規定値を超えたことを検出すると停止する。
基地ポートは、正面から見て左右に識別可能な無線信号を発している。
走行車はそこでもし基地ポートの右からの信号を強く検出すれば、走行車は左に90°その場回転する、そうすると基地ポートからの無線信号は進行方向の右90°から受けるように変わる。その状態に保ちながら基地ポートの周りを回りはじめる。そして基地ポートの正面近くに来ると、左右の信号が釣り合うようになる。そこで、右に90°その場で回転し、基地ポート方向に向きを変え、基地ポートに向かって走行を始める。そして基地ポートに到達したことを検出して停止する。
走行車が基地ポートに近づいたところで、逆に基地ポートの左からの信号をより強く受けていることを検出すれば、走行車はそこで、右に90度その場回転し、進行方向の左90°から赤外線を受けるように向きを保ちながら基地ポートの周りを左回りに走行をはじめる。そして左右からの信号の受信レベルが釣り合ったところで停止する。次に左に90°その場回転し、基地ポートの方向に向く。そして基地ポートに向かって走行をし、基地ポートに到達する。
それで、動作は終了し、基地ポートは無線信号の送出をやめる。
このようにして走行車がどちらの方向から基地ポートに近づいてきても、常に基地ポートの正面から走行車が入ってくるようにできる。また走行車の入って来る位置に充電用接点を設けることで走行車の受電接点と結合し、自動充電を行わせることができる。走行車内のマイクロプロセッサは充電時間や電池の電圧などを監視し、過充電を避け、最適な充電量になるように充電電池の充電管理を行う。
次に、操縦器の来いキーを押すと、基地ポートを離れて操縦器のところに来いという意味の無線信号が発せられる。走行車は、それを受信解読し、基地ポートに無線信号の送出を要求する。そして基地ポートは無線信号の送出をはじめる。走行車は基地ポートからの左右の無線信号の境界に沿って基地ポートから離れて行き、無線信号が規定レベルより小さくなったところで、参照無線信号を操縦器からの無線信号に切り替えて、今度は操縦器の方向に機首を向けて走行をはじめる。ここで基地ポートの無線信号送出要求は終わり基地ポートからの無線信号は停止する。
そして、走行車は、操縦者に近づいて行く。十分に近づくとそれを検出して停止する。もしくは、操縦器の来いキーを押すのをやめることにより操縦器からの信号が止まり、走行車は停止する。
本発明によると、操縦器のスイッチを押すだけで、欲しいものがやってくる。用が済んだら別のスイッチを押すと、もとの場所に戻って行くというシステムができる。特に、自立生活を望む足の不自由な人、ベッド生活者には便利なものになる。操縦器に選択用のスイッチを設け、走行車と基地ポートの組のそれぞれに異なったアドレスをつけると、複数の走行車の中から選択して取り寄せることができるシステムになる。
走行車としては、食物や飲料などを積んだ戸棚や冷蔵庫、机、いす、トイレ、車いすなどさまざまなものに、走行機能を付けたものになる。
また、基地ポートの正面から入っていくシステムにすることで整然と走行車を壁際に並べることができて、美観上も、省スペースの点でも利点になる。
飛来方向の検出には、赤外線を無線信号として使用するのが簡単である。赤外線を発するポートは、組となる走行車の赤外線送受器と同じ高さになるように基地ポートに取り付ける。
操縦器からは、変調された操縦信号と飛来方向検出用の搬送波が赤外線で送られ、それを走行車が受信して、命令の解読と操縦器の方向検出をする。
前進、後進に関しては、操縦器の方に来るときは、走行車の役に立つ側を前にして前進で進んでくる。そしてポートの方に戻るときは、逆に役に立つ側を後にして後進で進むのが良い。
これによって途中で戻る場合でも向きを変えずに済む。また役に立つ側が正面にくるので使い易い。基地ポートで止まる場合も役に立つ側が表側にでるので便利で美観上も良い。
電動車椅子などは、もともと走行できるようになっているので、このシステムを組み込むことにより便利なリモコン式電動車椅子システムになる。
また、本来、静止して置いてあるような家具類、例えば、机、椅子、棚、引出し、薬箱、金庫、茶器セット、小型冷蔵庫などに、電動の車輪をつけて本発明を適用すれば、全く新しい概念の福祉機器ができあがる。
図1(a)は、実施例1のシステムの側面図であり、(b)は平面図である。操縦器3の操縦スイッチ51または52を押すと、発光素子4から命令を含んだ赤外線が発せられる。これは走行車1の受光センサー7に入り、この信号の命令解読が行われると同時に、赤外線の飛来方向の検出も行われ、走行車1から見た操縦器3の方向が検出される。
解読された命令がポート2へ戻れという命令の場合は、走行車1の発光素子8からポート2に対して発光命令が発せられる。
ポート2は、受光素子6からこの信号を受信し、そして自分のアドレスに対する発光命令であると確認して、発光素子5から走行車1に対して赤外線を発光する。走行車1は、これを受光センサー7で受け、飛来方向を検出する。それによって、走行車1はポート2の方向を知り、ポート2に近づくように走行する。
図1の12は効用部であり、直接、人の役に立つ部分である。具体的には、物の収容スペースであったり、何かを手伝ってくれるロボットのようなものであったり、人を運ぶ腰掛部であったりする。この部分はブロック図には含まれない。
図1に示すようにポート2からある距離、すなわち基準円20の内側はポート領域として定められた走行をして基地ポートへの入出を確実に行わせる。その外は自由領域として操縦器3からの指令に従う。
図2(a)は、操縦器3のブロック図である。この図で、選択スイッチ50は、複数の走行車がある場合に、どれか一つを選択するためのもので、選ばれた走行車のアドレスが送出される。キー51、52は、走行車に対して命令をだすための入力キーであり、キー52を押すと走行車1は操縦器3のところにやってくる。また、キー51を押すと、走行車1は対応するポートに戻って行く。
これらの入力スイッチの信号はマイクロプロセッサー53で読み取られ、アドレスと命令と飛来方向検出用の信号がP/S変換器54で直列信号に変換され、発振器55からの搬送波が変調器56で変調され、増幅器57、発光素子58を通して赤外線信号として送出される。
また図2(b)は、操縦器の操作キーの代わりに声で操作を行う場合のブロック図である。操作キーの代わりにマイクロフォン63が付いていて、その出力はADコンバータ64でデジタル信号に変えられ、CPUに取り込まれる。CPUの音声認識プログラムにより操縦者の声が翻訳されてキー操作と同じ役目を果し、操縦が行われる。
指の不自由な人にも操縦できるうえに、キーがないのでコンパクトな操縦器をつくることができる。また、走行車1が、動物の玩具などの模型の場合、名前を呼ぶと来るとか、命令を叫ぶと、それに従うなど、キーを押すことでは味わえないリアルな感覚を味わうことができる。
走行車1のブロック図を、図3に示す。赤外線センサー7は90°づつ方向を変えて取りつけられた4個の受光素子31,32,33,34で構成される。その外観図を図4(a)上面図、(b)側面図で示す。
これらの受光出力はセレクタ35で選択され、フィルタ36、可変増幅器37、検波器38、波形成形器39を通して、デイジタルの直列信号になって、S/P変換器40を通してパラレル信号になり、マイクロプロセッサ42に入って命令を受け取る。受信したアドレスとアドレススイッチ47が等しいときは自分への命令として動作する。
また検波器38のあとA/Dコンバーター41に入り信号レベルを読み取る。セレクタ35で4個の受光素子を切り替えることと組み合わせることで、4方向の受光レベルを知り、赤外線の飛来方向を知ることができる。
ここで受け取った命令が、ポートの方向を参照する命令の場合には、波形作成器47、増幅器48、発光素子8を通して、ポートに対する発光命令を発する。ポート2がこれを受信解読し、発行素子5から赤外線を発すると、受光センサー7は、ポート2からの赤外線の飛来方向も検出することになる。マイクロプロセッサ42はこれらを演算して、PWMドライバ43,44を駆動して、走行モータ45,46を回して目的の走行を行うことになる。
図5はポート2のブロック図である。走行車1からの発光命令の赤外線は受光素子6で受け取り、フィルタ150、増幅器151、検波器152、波形成形器153、S/P変換器154を経て、マイクロプロセッサ155で命令を解読し、走行車1からの赤外線発光命令であることを、検出すると、ゲート157、159を通して発振器156の信号を増幅器158,160に伝えて増幅し、2種類の発光部5a,5bを駆動する。
発光部5a,5bはそれぞれ等角度に置かれた2個づつの発光素子からなり、図6のように構成される。光学系を適当にすると、その方向角δと照度の関係は、おおむね図7(a)のようになる。(5a)のみ駆動した場合は、特性曲線70のようになり、(5b)のみ駆動した場合は、特性曲線71のようになり、(5a)と(5b)両方駆動した場合は72のようになる。実際には、発光素子の指向特性の影響で波打った曲線になるが、動作の説明としての曲線であり、また補正も可能である。
また、(5a),(5b)の両方駆動した場合の、発光部の中心Oからの距離Lに対する照度の曲線はおおむね図(b)の曲線73のように単純減少曲線になる。
無線信号のタイミングを図8に示す。(a)操縦器3から送信された命令と無変調波は(b)走行車1で受信して命令を解読、操縦器3の方向を検知する。ポートに戻れの命令を受けるなどポートの方向を参照する必要がある場合は、点線で囲った部分のように、(b)走行車1は、ポートに対し発信命令を出し、(c)ポート2はそれに答えて、発光部5a、5bから無変調波信号を出力する。左右両方の発光素子、左のみ、右のみと出力する。
これを走行車1が受信し、照度を検出して図7(a),(b)の曲線を参照して計算するとδの正負、0近辺の角度δ、おおむねの距離Lなどがわかる。
ここで、この走行を説明する。図9はポート2に近づく場合の走行経路を表わしている。走行車1が図9の位置にあったとして、操縦器3の戻れキー51を押したとする。操縦器3は赤外線を発し、この命令を走行車1に伝える。走行車1はこれをポート2に伝え、ポート2は規定の赤外線を発する。
走行車はこれを受信し、ポート2の方向を得る。そして、ポート2を目指して走行を始める。赤外線の照度を検出しながら走行すると、点Pまで来る。ここで検出した照度から規定の距離まで来たことを認識して停車し、ここで90°左回転する。ここで走行車1はポートからの赤外線を進行方向の右90°方向から受けるように方向を保って走行を始める。
これは、ポート2の発光部の中心Oを中心にした円の経路を走行することを意味する。そして、発光部5a、5bからの照度を求め、図7(a)の関係を使ってδを求めながら走行する。δが0になるところ点Qで停車し、ここで90°右回転し、今度は赤外線の飛来方向すなわちポート2に向かって走行する。走行車1がポート2に近づき、基地ポートに入り、電源9に付属のコネクタ10と走行車1の充電用コネクタ11が結合し、走行は止まる。
次に、図10で、逆に、走行車1がポート2のそばの基地ポートから、操縦器3の方向に来る例を説明する。走行車1が図10の基地ポート120内の位置にあったとして、ここで操縦器3の呼び寄せるキーを押したとする。走行車1からはポート2に対して赤外線を発光する命令が出て、ポート2は赤外線を発光する。
走行車1はポート2からの赤外線を受光し、角δを検出しながら走行を始める。走行車1は図6のδ=0の線上にあるが、これを維持するように左右のモータを駆動してポート2を離れて行く。
同時に赤外線全体の照度を監視しており、目標の強度であるRの点に達すると、参照赤外線をポート2から操縦器3に切替える。ポート2の赤外線発光は必要無くなるので赤外線発光命令は停止する。そして操縦器3からの赤外線の飛来方向を検出して、その方向を目指して走行を始め、操縦者のもとに走行車1はやってくる。
このようにして操縦者が、操縦器3の2つのキーのどちらかを押すだけで、必要なものを積んだ走行車が、基地ポートのところに戻ったり、操縦者のもとにやって来たりする。走行車の選択は、操縦器3の切替スイッチで走行車1のアドレスを切り替えることで実現される。
この例では、ポート内の発光素子を2群に分けて駆動しているが、すべての発光素子161−164を別々に駆動できるようにすれば、角δは広範囲に検出できてより細かい走行制御も可能となる。
図11は、ベッドなどに操縦器が付いている例である。操縦器3は直接発光素子は持たず、ベッドに固定されたポートに電線で結合している。
ポート2hはベッド80の横にすえつけられている。そして操縦器3からの操作信号は電線を通じてポート2hに行き、ポート2h付属の発光素子から走行車への命令信号は発せられる。最初、走行車1はポート2mのそばの基地ポート120に入っていて、ポート2hから来いという命令が発せられると、走行車1a0は、図11の点R、点P、点Qを経てポート2hに近づいてくる。逆に戻れの命令が発せられると、ポート2hの近くから出発して、点Q,点S、点Rを経て基地ポート120に戻る。
実施例1は、ポート2に向かっていくとき、走行の途中で停止してその場回転して向きを変えるということを行ったが、停止せずに滑らかな走行で同じことをする例を説明する。
図12(a)のように、ポート2の赤外線が来る方向を基準にした走行車の進行方向をκと定義する。このκの値をポート2からの距離Lの函数f(L)のように、またポート2を基準とした方向δの函数g(δ)を、それぞれ図13の(a)と(c)のように定義して、κ=g(δ)とκ=f(L)を組み合わせれば、走行車2の走行経路は図14のように停止することなく連続的な曲線にすることができる。
また図13(a)の点線のようにLがL1よりも小さいときにκ=f(L)が90°より大きくなるように定義すれば、走行車1が基準円20の内側に入ったときにはκが90度より大きくなり、走行車1が基準円に近づくように働く。
走行経路がもう少し簡単になる例である。図15のように距離LがL2よりも大きいときにκの値を、0°と90°の間のある適当な大きさ、(この例では30°)にすれば、走行経路は図16のように曲線を描きながらポート2の中心軸に近づいてゆく。δの絶対値が一定値より小さくなったらκ=0に変えることで中心軸に添ってポートに向かっていくことになる。すなわち図16のような経路で走行させることができる。
但し、図のδが負の領域から走行車が来る場合はκは、負の値になる。(κ=−30°)
また基準円20の外側ですなわちL>L2のところで経路線がδ=0の線と交わるような位置で使うようκの初期値を決める。それ以外の範囲L2>L>L1での使用に関しては前実施例を併用することで可能となる。
図17はポート2が壁からはなれて設置されている場合の例である。図のように、左右半分づつ、2群の赤外線が全方位を照らすように構成されているとすれば、走行車がポート2のどのような方向にいても、ポート2に近づき、ある距離に達するとポート2の周りを回って正面に来て、基地ポート120に入りこむことができる。
これを玩具に使った場合、犬が走行車となり、犬小屋が基地ポートに相当させ、犬が自動的に犬小屋に入り込むように使える。
図のようにδ=0の中心線より右半分の領域はδ>0であり、左半分はδ<0になっている。走行車1がδ>0の領域から入ってくるときは、基準円を右回りをし、δ<0の領域から入ってくると、走行車は基準円を左回りをしてδ=0のラインにそってポート2のそばの基地ポート120に到達する。
前例と同様のポート2が壁からはなれて設置されている場合で、走行車1が基地ポート120から抜け出す例である。
図18のようにポート2、基地ポート120の中に走行車1、操縦器3がある場合とする。操縦器3から来いという命令を受けると、まず走行車1は、ポート2から真っ直ぐに離れて行き、基準円20上のQ点に達する。
ここで操縦器3に近い方向に90°向きを変え、側面90°方向から赤外線をあびるように基準円に添って走行し、操縦器3からの赤外線を真正面から受ける位置Pの位置から基準円をはなれて操縦器3の方向に向かう。
このようにするとどんな方向に操縦器3があってもポート2にぶつからずに操縦器3のもとにもどることができる。またこれも止まることなく滑らかな経路を走行させることも容易である。
障害物やポートが複数あって、走行車1が走行する障害になるような場合、操縦者はこれらにぶつからないように操縦しなければならない。この例ではこれを自動的に避ける例を説明する。図19(a)のように障害物80が走行車1と操縦器3の間にあって、走行車1が操縦器3のところに進まなければならないとき、障害物80に赤外線の発光装置81をつけることにより走行車1が、障害物80を自動的にさけながら走行することができる。
すなわち、最初、走行車は操縦器3の方向に向かって走行していて、同時に障害物80からの赤外線を監視していく。そして障害物80からの赤外線が規定の強さより強くになったとき、障害物80からの赤外線を真横から受けるように方向を変える。
そして障害物80からの赤外線を走行車の真横から受けるように方向を保つことにより円軌道20を走行する。そして、操縦器3からの赤外線が走行車の真正面から受けることを検出すると図19(a)のように円軌道から脱出し操縦器3の方向に向かう。
走行車1が、障害物80の近くに到達したとき左に回るか右に回るかは、図19(b)のように走行車の正面にたいする障害物80からの赤外線の来る方向μによって決まる。μが右回りを正とすると、μ>0のとき左に回転し、その後右まわりで走行し、μ<0ならば、右に回転し、左回りに走行する。
またこの図のように、単に操縦器3に近づくときだけでなく、操縦器3にジョイスティック84がついていて、これを倒した方向αを送信して、これによって走行車1を自由に方向コントロールする場合も、この障害物を自動的に避けて走行することが可能である。この場合は走行車は赤外線のくる方向にαを加算または減算した方向が目的方向である。またポートが障害物80と同じような赤外線を発光させれば、障害物と同じように動作することになる。
また、基準円20に到達する前の検出点を増やし、少しづつ走行車を回転していけばスムーズに障害物を避けていくことが出きる。 図20には障害物がたくさんある場合の、走行車1が障害物80を自動的に避けて走行する例である。
これまでの例は、走行車1には、赤外線を受光し、その飛来方向を検出するセンサーがある例であるが、逆に走行車1には、方向に依存した赤外線を発光する発光器があって、ポート2や操縦器3でこの信号を受光して走行車が向いている方向を検出するようにしても全く同じことができる。図21(a)は赤外線発光素子91を円状にならべて円周を走査する発光素子群85を構成した例である。
図21(b)のように走行車1は複数の受光素子86と発光素子群85があって、操縦器3やポート2から、命令を受けると、そのタイミングで発光素子群85の発光素子91が順に発光消灯を行い、一周する。この信号を操縦器3やポート2が受光すると、照度とタイミングを検出して、走行車1の向きを知ることが出きる。走行車1の向きをそのまままたは、ほかの情報と演算して走行車1に送信すると、走行車1はそれに従った動作を行う。
例えば、操縦器から見た走行車1の向きというのは、逆に言えば、走行車から見た操縦器3の位置の方向であり、これは、実施例1の操縦器が発する赤外線の飛来方向θと同じものということになる。同様に、ポートから見た走行車1の向きというのは、ポートが発する赤外線の飛来方向φと同じである。
また、ポート側の2群の発光素子も、逆に、2群の受光素子に変えて、走行車1からの赤外線の受光量を検出して演算することにより、ポート正面からのずれδを検出することができる。
このようにしてこれまでの実施例は、すべて走行車1側から方向に依存する全方向信号を送信する方法で置きかえることができる。
さらに、光学的に走査できれば良いので、円周状に並べた多数の受発光素子の代わりに、受発光素子のそばで鏡を回転させることでも実現できる。
走行車に大事なものを入れて、保管する例を図22(a)平面図、(b)正面断面図で説明する。走行車1を金庫のように頑丈に作っても金庫ごと盗まれては意味がない。ここで格納基地ポート100を使った方法を示す。この図は、格納基地ポート100に走行車1Sが、格納されている図である。
このとき走行車1Sは充電コネクタ10と11は結合されていて充電されている。またラチェット103は走行車1Sと格納箱型ポート100とを結合して走行車をひっぱりだすことはできない。これを操縦者がテンキー付操縦器3で暗証番号などを入力しこれを格納基地ポートに送ることによってラチェット103が開き、走行車1は走り始め、操縦者の手元までやってくる。
必要がなくなったら操縦器3のホームボタンを押すことにより、走行車1は命令を受け取り,格納基地ポートに戻って行き、中に入ってラチェット103が閉じられる。
走行に関しては、走行車1が格納基地ポート100に入るために、入り口に到着するときには、これまでに述べた方法により、ポートの中心線に添ってまっすぐに入ってくる。
格納基地ポート100には、2組の赤外線発光器と受光器があるが、外側の組は通常の走行に用いられ、内側の組は格納基地ポート近傍および内部に入ったときに、用いられる。
格納基地ポートは大きくて重くするか、アンカーボルトで床に固定すれば盗まれにくくなる。
図23は、走行車1に戻りスイッチ110を付けた図である。走行車1を操縦者の手元に呼び寄せるには、操縦器3を操作して行うが、走行車1をポートへ戻らせるには、操縦器3を使わずに、戻りスイッチ110を押すことによっても行わせることができる。図3のように、戻りスイッチ110は走行車1のマイクロプロセサ42に接続されていて、操縦器3からの戻り命令を受信した場合と同じ動作を行わせる。
そして、このシステムでは操縦器3の戻れ命令キー52をとり除いて、来い命令キー1個にして、操縦器3を簡素にすることができる。
図24は、操縦器3の向きを変えることにより、走行車1をコントロールする例である。走行車1が操縦器3に近づく制御は、ポート2に近づく場合と同様になる。図24(a)のように操縦器3のキー51を押すと、走行車1がやって来る。
つぎに、操縦器3と走行車1の距離が基準円20の位置まで近寄るとこれを検出した走行車1は向きを変え、受光赤外線を90°横方向に受けるように円20に添って走行し、操縦器3の正面に来ると、再び向きを変え、操縦器3に向かって走行し操縦者のもとに近づいてくる。
このように走行車1をかならず操縦者の正面方向から来るようにできる。また操縦器からの赤外線の強度を連続的に検出して目標方向制御を行うと図24(b)、(c)のようになめらかに近づいてくる。
操縦器3の向きで走行車1をコントロールする第2の例である。
図24と同様に操縦器3に発光素子4a,4bの二個の受光強度が計り、正面からのずれ角ηを推定する。
走行車1のセンサが操縦器3の正面からのずれ角ηを検出し、κ(−90°=<κ=<90°)を図25(a)のように定義したとする。走行車1は赤外線の飛来方向を検出し、その飛来方向からκずれた方向に向くように、向き制御を行わせると、図25(b)−(e)のように走行車1から見た操縦器3の向きを変えることにより走行車1の走行方向を変えることができる。
この例は、来い命令キー52を押した状態であり、(d)のように操縦器3を走行車1に向けていると、走行車1は真っ直ぐに近寄ってくるし、(c)のように左に向けると走行車1は左方向によりながら近づいてくるし、また、(e)のように右に向けると走行車1は右方向によりながら近づいてくる。
そして図26に示すように、操縦器3を走行車1から少しそむけた状態くと、走行によって次第にηの絶対値が小さくなりそれによってκの絶対値も小さくなるので、結局、操縦器3の正面方向から走行車1がやって来ることになる。
図27は、逆に、走行車1が操縦器3から離れて行く場合の例である。戻れキー51を押すと戻れ命令を受けて、走行車1はバック走行で遠ざかっていく。κとηの定義を図25の時と逆にして、図27(a)(b)(c)(d)のように向き制御をすることにより、バック走行の場合にも、操縦器3を向けた方向に走行させることができる。
戻れキー51と来いキー52の2個のキーを使い、操縦器3の向きを左右に振ることにより、前進と後進ですべての方向に走行車をコントロールすることができる。これは基地ポートを含まない走行制御システムでも使用可能である。
また、図27(e)のように操縦器に、左右に動くレバー付きのしゅうどう抵抗器61を付けてこの振れ角度ζを送信すると、操縦器の振り角ηの代わりに使用することができる。
図28は、走行車1と基地ポート120との構造例を示す。走行車には、充電池が積まれていて基地ポートに入ると充電電流が供給される。そのために、基地ポートには接点10、走行車1には接点11がついている。図28(c)に、その結合状態を示している。また結合状態になると、蝶番74を支点に回転できるようにつけられたアクチュエイタ板73は、ストッパ123に押されてセンサスイッチ128のスイッチ棒127を押してセンサスイッチが入り、走行車1がポートに完全に入ったことを知らせ、走行車1のモータは停止する。
走行車1は、ゆっくり入ってくるが、モータの慣性でストッパ123とアクチュエイタ板73がぶつかった状態ですぐには停止できない。しかしここで動輪130は薄板122の上にのっており、薄板122は、アーム121に固定されているので、動輪130は、少しの間は薄板122の上でスリップをしながら回転して結合を完全にさせるが、ポートを押して移動させることにはならない。走行車1が多少斜めに入ってきた場合でもストッパ123とアクチュエイタ板73の全体が接する方向に走行車1は回転し、走行車1はまっすぐの状態に補正されて止まることになる。
走行車1自体の慣性もポートを押し動かす可能性もあるが、動輪130が薄板122の上にのっているので薄板122と床との摩擦が大きくなり、これを止める働きをする。薄板122の床と接する部分を摩擦力のあるゴムなどにするとさらに効果がある。逆に、動輪130と接する上の部分は摩擦は大きくないほうが良い。
図29は、図28のアクチュエータ板125を左右2つに分けて、2対のアクチュエータ板125、125aとセンサスイッチ128,128aとポート側のストッパ123,123aをつけたものである。左右別々に走行車と基地ポートとの接触がわかるので、図30(a)のように走行車が傾いてポートに入った場合は、センサスイッチが検知していない側の車輪を駆動させる。これにより、両方のセンサスイッチが検知する状態すなわち走行車がまっすぐな状態に補正することができる。
またこのセンサスイッチは通常の走行中に障害物にぶつかった場合にも動作するが、基地ポートからの距離は赤外線の強さでどちらの場合かは識別できるので適切に対処することができる。
図30(b)は走行中に障害物171にぶつかった場合の例である。走行車1の左側のセンサスイッチ128aが検知すると、左側が障害物にぶつかったと解釈し、バック走行で逆の右方向に方向を変えて少し走行し、その後、もとの方向にもどして走行を続行する。これを繰り返すとある程度、障害物をさけながら走行することができる。
図31は,格納場所への走行に、ライントレースを使った例である。格納場所を利用場所から見えない隣の部屋にする場合や,複雑な経路を設定する場合などに有効である。
図31(a)はアンテナ線を使ったライントレースの例の側面図、(b)は平面図である。走行車1には、赤外線の発光受光のほかに111a,111b,111c,111dの4個のセンサーコイルが図のように底面にある。
また、床面にアンテナ線95が図31(b)のようにポート2の前を横切り、ライン基地119まで張ってある。
走行車1が操縦器3のそばにあり、戻れキーを押したとすると、走行車1はポート2の方向に走り出す。ポート2に向かって戻ってくる途中、4個のセンサーコイルがアンテナ線95の誘導信号を検出し、走行車1の中心通過を検出すると走行を停止し、その場で左回転を始める。回転中、センサーコイル111a,111bが等しい誘導信号を拾うと、回転を停止、両センサーコイルの誘導電流が等しくなるように左右車輪を制御しながらアンテナ線95に添うように走行してライン基地119にたどりつく。
但し、走行車1がラインを検出したときに、左回転して、ライン上左方向に進むことは、ライン基地119の方向を参照してシステム毎にきめていることになる。
走行車がライン基地119にいる状態で、操縦器3の来いキーを押すと、操縦器3から命令の赤外線が出て、それはポート2で受信される。
その信号はポート2の中でアンテナ線95に乗せられ、センサーコイル111を通って走行車1で読み込まれる。走行車1は呼ばれていることを知りセンサーコイル111c,111dからの信号が等しくなるように左右の車輪を制御しながら、アンテナ線に添って走行する。走行車1は、ポート2からの赤外線を真横から受けたことを検出すると停止し、操縦器3からの赤外線を探す。そして、操縦器3からの赤外線をめざして走行を始め、操縦器3のところに到達する。
ライントレースを使う走行車のブロック図を図32に示す。4個のセンサーコイルがセレクター35bで選択され、フィルタ36bを通り、セレクタ35cで受光素子側の信号と選択切り替えされ、以下は共通部分で、命令信号の取り込みと信号の大きさの読み取りがおこなわれる。
このようにして操縦者から見えない場所に基地ポート120があっても動作するシステムを作ることができる。
ライントレースは光学的な方法でも可能であり、反射テープなどを使用することができる。ただし、走行車1に来いという命令を伝達するために格納場所付近で新たな赤外線の放射器92を設ける。
図33は、2台の走行車を使用できるライントレース付きシステムの例である。アンテナ線を2グループ使用してそれぞれに走行車毎の異なるタイミングでアドレスおよび信号レベル検出用の電流を流すことでポート2の周りの共通部と二つの基地ポート120への走行の振り分けが可能となる。
操縦器3の選択スイッチ50で走行車のどちらかを選択し、ボタンを押すことで、発する赤外線信号のアドレスが決まり、それに対応した走行車が走行し、ポートでは受信した赤外線のアドレスを検出し、それに対応したアンテナ線に指定のアドレスの付いた信号を流す。そして、指定の走行車のみが、指定の走行経路を走行することになる。
そして、ライントレースの場合も、走行車1の格納場所の機構部の構造は、図28の構造を使うことができる。
図34は赤外線誘導走行システムの途中に、ライントレース走行を入れた例である。ライントレースはアンテナ線の電磁誘導でも反射テープによる反射光誘導でもよい。別の部屋から任意の走行車を選択して呼び出す例である。
見えないところなので、操縦器3は、電波と赤外線を併用している。来いキーを押すと電波で来い命令がでたことを走行車1に知らせる。呼ばれたアドレスの走行車1は、格納庫120の発光素子5a,5bからの赤外線のバランスをとりながらまっすぐに走行を始め、ライン96の上まで来て、ライン96の信号を検出する。そこで停止して右回転しながらラインに沿って走行を始める。
停止位置を示す磁石97またはラインの最後を検出して停止する。
ここで操縦器3からの赤外線を検出し飛来方向を検出し、その方向に向きを変えて、走行を始め、操縦器3のもとにたどり着く。
操縦器3の戻れキーを押すと2個の発光素子85,86からの赤外線のバランスをとりながら走行車1はライン96の方向に走り出す。ただし操縦者は操縦器3をライン96の方向に向けていなければならない。
走行車1がライン96の上に来て、ラインからの信号を検出すると、左に向きをかえながらライン96に沿って走行を始める。そして格納庫120の発光素子5a,5bからの信号を検出すると、自分のアドレスと一致したことを確認し、そこで停止する。
次に、その赤外線のバランスをとりながら走行し、格納庫120に到達し、走行を終了する。
走行車1がライン96に達したとき左右どちらに行くべきかはシステムごとに設定する。ただし、ライン96の両方に行く可能性のある場合は、ライン96の左右どちらから操縦器3から呼ばれたかは認識できるので、ライン96に戻ったときどちらに行くべきかを自動決定をすることは可能である。
図35は図34の例のライン96の壁側に赤外線の送受のできるポート2を置いた例である。ここにポート2を置くことにより、操縦器3からの赤外線はポート2で受け止められ、ここから電波または赤外線などで走行車1に命令を伝えられる。
図35の場合は格納庫の赤外線ポート経由で命令を伝えるようにした例である。
前例にくらべて、電波を使わないので簡略化できること、停止点はポート2からの赤外線受信で決められること、操縦器3のところから戻るとき、走行車1はポート2の赤外線を検出して戻っていくので、操縦器3は命令を出すだけで操縦の必要はないことなどの利点がある。
図34は、ポート2と基地ポート120を包むように、床面に縦横に多数のアンテナ線を張り巡らしてある。これに時間的にずらした電気信号で走査している。そのため走行車1がこのアンテナ線の上にある場合では、コイルのそれぞれの位置のxy座標を読み取ることができる。
走行車1には前後2個のコイルがあるため、位置と向きを得ることができ、任意の走行をおこなわせることができる。
最初、走行車1が図32の右上の位置にいたとして、操縦器3から戻れ命令がでたとする。ポート2は無変調信号の赤外線を出し、走行車1は、ポート2の方向を知り、ポート2をめざして走行を始める。アンテナ線に到達し、座標を読み規定の場所まで来たことを知るとこの場所から、基地ポートへ行くための経路を算出し、そのとおりにアンテナ線上を走行し、基地ポート120にたどり着く。
次に操縦器3から、来い命令が赤外線で出ると、ポート2で受信解読され、その情報はアンテナ線にのり、コイルを通して走行車に伝わる。そこで、走行車1は基地ポートをまっすぐに出て、点131まできて、赤外線による走行に切り替わる。そして操縦器3をめざして走行を始める。
この方式では、走行の自由度が高いのが利点である。
これまでの例は、赤外線を使用して、円周状にならべた受光素子を使って飛来方向θ、φを、検出したが、走行車1にカメラと凸面鏡を積んで360度の範囲を撮影し、操縦器3とポート2の発光素子の光源を撮影して、その方向θ、φを検出することが可能である。
そして、通信には、光線以外に電波を使うこともできる。
通常の電動車椅子は、ジョイステイックの操作で、左右の車輪を駆動するモーターをコントロールし、前進後進、回転走行など自由に走行できるように作られている。
図35は本発明の電動車椅子システムの上面図例である。また図36は本発明の電動車椅子システムの側面図例である。(a)と(b)の違いは、(a)は電動車椅子の発光素子7と受光素子8が最上部の一箇所に付いていることであり、ポート120もそれにあわせて高さが高くなっている。(b)は発光素子7と受光素子8が後、左、右の3箇所の低い位置についている。ポート120もそれに合わせて低くなっている。
本発明の電動車椅子は、人が乗っているときでは、ジョイスティックでコントロールされる通常の電動車椅子と同じである。しかし、人が乗っていない状態では、操縦器から呼ぶと、操縦器のところにやってきたり、基地ポートへ自動操縦で帰還を行い、バッテリーの自動充電も行う。
人が乗っているときに、勝手に動くと危険もあるので、人が乗っているのを検知すると、操縦器からの命令では動かないようにしたほうが良い。
図35は人が乗っているかどうかの検出の例である。座席部分のクッションの下に圧力センサー205があり、人が乗っていれば圧力センサー205に加重がかかり、人が居ることを検知する。
図37の電動車椅子のブロック図で動作を説明する。発光素子7と受光素子8を含む赤外線受発光部210とマイクロプロセッサ206aは操縦器からの命令に従って電動車椅子を動作させる信号を作り、マイクロプロセッサ206bに渡す。また一方ジョイスティック201からの信号もマイクロプロセッサ206bに渡される。
そして圧力センサー205の信号もマイクロプロセッサ206bに入る。この信号はジョイスティック201の信号を使うか、遠隔操縦処理部202からの信号を使うかの決定に使われる。
次に別の切り替え方法を示す。操縦器3を格納するホルダー211を電動車椅子の側面に図33のように設ける。そしてこの中に操縦器3が入っているかどうかを検出し、入っている場合は、ジョイスティック201の操縦が有効となり、入っていない場合は、ジョイスティック201は無効となり、操縦器3からの遠隔操縦信号のみが有効になるようにする。
このようにすると、操縦器3が電動車椅子のキーの役割も果すことになり、人の居ない玄関を置き場所にした場合などでも、子供のいたづらや、盗難防止の役割を果す。しかも、自分の呼びには応じて、近づいてくることになり、単なる鍵以上の役割を果すことになる。
また、操縦器3と鍵が一体になっているものでも同じことになる。鍵を差し込むことでジョイスティック操作での走行ができるようになっていれば、同時に、操縦器3ははづせないので操縦器3での操縦は不可となる。
操縦器3による操縦は、危険をさけるために、人は乗っていないようにするべきであり、人が乗っていなければ、モータのパワーも小さくても動く。したがってジョイスティック201で動かすときは、モーターはフルパワーで動かし、操縦器3で動かすように切り替えたときには、モーターは小さいパワーしか供給しないようにすることも安全のためには良い。
電動車椅子が基地ポートに入っているときや、基地ポートのすぐ近くにいるときも、ジョイスティックで操縦すると基地ポートに衝突したり壁にぶつかったりする恐れもあるので、基地ポートの近くでは自動走行のみ許可させるべきである。基地ポートの近くにいるかどうかの検出は、基地ポートからの赤外線の強さを検知するのが簡単である。赤外線があるレベルより高い場合は、基地ポートの近くにいると判断する。
ひとつの例としては、バック走行で基地ポートに近づいてきた場合で、基地ポートからの赤外線レベルが高くなったときはバック走行を停止させ、基地ポートの近傍から十分離れるまでは前進のみ可とさせる。
図38は電動車1の走行を制御する別の方法を示す例である。基地ポートに付属する発光器5は図39のように複数の発光素子122が放射状にならんだ構成になっていて、ここから円周状に赤外線を走査放射する。これを走行車1上の受光器7がタイミングを合わせて受光すると、受光地点Pでの走査角度と赤外線の照度を得ることができる。照度は、光線の強度に比例し、おおむね距離の2乗に反比例すると考えられるので、方向による光線の強度をあらかじめ知っておけば、照度を測定すると、基地ポートの発光器5と走行車1の受光器7の間の距離Lを知ることができる。
すなわち図38の角度γと距離Lがわかる。また走行車1の進行方向が図のPAの方向とすれば、θは進行方向を基準にした赤外線の飛来方向であるので、前に説明したようにして求めることができる。γとθが求まったので、角度μは
μ=180°ーγーθ ・・・ (1)
で求まる。
また基地ポート120を基準にして発光器5を原点にして図38のようにXY座標を定義すると、図から点Pの座標xp,ypは、
xp=L*sinγ ・・・・・・・ (2)
yp=L*cosγ ・・・・・・・ (3)
ここでμは走行車1の固定軸であるy軸に対する角度であるから、μは走行車1の向きということになる。
また 座標(xp,yp)は走行車1の位置である。一般に、走行車の位置と向きが常に求めることができれば、任意の経路を走らせることが可能であるので、もっとも良い経路をあらかじめプログラムしておくことができる。
たとえば、図40(a)のように、基地ポート120に近づいてくるときには、最初、基地ポートの少し手前の点Aを目標にして走らせ、点Aに近づくと徐々に向きを変えて基地ポートにまっすぐ入り込むようにする。この方法で基地ポートに戻らせると単純な経路で戻らせることができる。
距離Lが遠い場合は、距離Lの測定は精度が悪くなるので距離が遠いところでは単純に基地ポートに近づく制御を行い、ある程度近づいたところでこのやり方に変えることが実用的である。
また赤外線の強度の補正は、走行車が基地ポートに入ってストッパに当たって止まり、距離が確定した状態で行うことができる。
走行車1が基地ポートから離れて、操縦器に向かっていく場合も、基地ポートの近辺では操縦器の方向も参照しながら、滑らかに走行することが可能になる。
操縦器に呼ばれて出て行く場合も、操縦器の方向も考慮して図40(b)のように滑らかな経路をたどることも可能である。
図41のように、操縦器に呼びキーと戻れキー51のほかにジョイスティック62をとりつけて、この信号を走行車1に送信するようにすれば、ジョイスティックによる操縦も可能なシステムになる。通常は、走行車は基地ポートに入っていて、充電をしていている。操縦器の呼びキーを押すと、基地ポートから出てくる。そのあとは、操縦器付属のジョイスティック62で操縦して部屋の中を動きまわり、用が終わって、戻れキー51を押すと、走行車1は、基地ポートに向かって走り出し、基地ポートに正面から入り充電を始める。
ジョイスティックでの操縦は、PCT/JP01/04749にも書いてあるように、操縦器からの信号の飛来方向θを検出しジョイスティックの方向信号αとθを演算して走行モータを駆動し、走行車をαの向きに制御をすることにより行う。
もちろん、従来のラジコンの操縦方式でも可能である。
これを車椅子など福祉機器に応用すると、自動走行では難しいような、障害物を操縦で避けて走行する用途にも使用できる。
また、模型を操縦して楽しむことに適用すると、操縦器のボタンを押すだけで、自動車模型などが自分で基地ポートである車庫に入って充電をするなど快適な玩具になる。
走行車が基地ポートに入っている状態では、操縦器の操縦は無効とする。操縦器のボタン操作で走行車を基地ポートから脱出させ、一定の距離だけ基地ポートをはなれたところで、操縦器の操縦が有効になるようにする。
実施例20での説明のように走行車1の位置座標と向きを常に求めることができるので、プログラムによる自動走行も可能である。この機能をつかうと、決まった時間に基地ポートから出てきて舞台で踊りを踊って、その後、格納箱に戻っていくような、からくり時計や玩具をつくることができる。
図42は電動車椅子をはじめ、多種類の電動車が室内にある例の平面図である。室内にはベッド217と椅子218があり、足の不自由な人が生活しているとする。
操縦器の平面図の例を図43に示す。選択キー220を押す度に、液晶表示器219の電動車の種類が変わっていき、表示された電動車が選択されたことになる。そして来いキー52を押すと選択された電動車がやってくる。戻れキー51を押すと電動車は戻っていく。
人はベッド217の上にいても、椅子218に座っていても、電動車は自分のところにやってくる。
電動車椅子の場合は、操縦器でそれを近くに呼ぶことと、基地ポートに戻すことは、自動操縦で行い、人が乗ったあとは従来の車椅子の操縦になる。
基地ポートの無い場所または基地ポートから遠くて、信号が届かないところでは、操縦器の戻れキーを押したとき無効にする方法と、操縦器から離れていくようにするやり方がある。
後者の場合は実施例12の来いキー52の代わりに戻れキー51を使うことと同じになる。すなわち来いキー52を押しても戻れキー51を押しても、走行車はバック走行で操縦器から遠ざかっていき、図27のように、操縦器の左右の振りに応じて走行車も左右に向きを変えながら走行する。
システムの全体図、(a)側面図、(b)平面図 操縦器のブロック図 走行車のブロック図 受光センサーの(a)上面図、(b)側面図 ポートのブロック図 ポート発光部の詳細図 ポートの周りの照度曲線 信号の内容とタイミング図 ポートに接近する経路を表わす図 ポートから離れて行く経路を示す図 滑らかな走行を説明する図 函数f(L),g(δ) 滑らかな走行経路1 函数f(L) 単純な走行図 全方位からポートに入ってくる経路図 全方位にポートから離れて行く図 障害物を自動的に避けて行く図 多数の障害物を自動的に避けて行く図 走行車が全方位に赤外線を走査する図 格納基地ポート図の(a)平面図、(b)正面断面図 走行車が金庫である図、(a)平面図、(b)側面断面図 戻りスイッチ付走行車の説明図 操縦器の向きによる走行制御図1 操縦器の向きによる走行制御図2 ポートと走行車の関係図 操縦器の向きで操縦する図 走行車と基地ポートの構造例 走行車と基地ポートの構造例2 衝突検知の動作 ライントレースとの組合わせ例 ライントレースとの組合わせ例2 ライントレースとの組合わせ例(複数台) 中間ライントレースとの組合わせ例(複数台) 中間ライントレースとの組合わせ例2(複数台) 平面座標との組み合わせ例 電動式車椅子への応用_平面図 電動式車椅子への応用_側面図 電動式車椅子のブロック図 位置座標を使った制御例 円走査発光器 任意曲線(a)戻り(b)呼び ジョイスティック付き操縦器の上面図 室内構成図 複数電動車用操縦器の平面図
符号の説明
1 走行車
2 ポート
3 操縦器
4 発光素子
4a 発光素子
4b 発光素子
5 発光器
5a 左発光器
5b 右発光器
6 受光器
7 受光器
8 発光器
9 電源
10 給電接点
11 受電接点
12 効用部
20 基準円
21 障害物
22 壁
31 受光素子
32 受光素子
33 受光素子
34 受光素子
35 セレクター
36 フィルター
37 可変増幅器
38 検波器
39 波形整形器
40 S/P変換器
41 A/Dコンバータ
42 マイクロプロセッサ
43 PWMドライバー
44 PWMドライバー
45 走行モーター
46 走行モーター
47 波形作成器
48 増幅器
50 選択スイッチ
51 戻れ命令キー
52 来い命令キー
53 マイクロプロセッサ
54 P/S変換器
55 発振器
56 変調器
57 増幅器
58 発光素子
61 しゅうどう抵抗器
62 操縦器につけたジョイスティック
63 マイクロフォン
64 ADコンバータ
70 左照度曲線
71 右照度曲線
72 両照度曲線
73 距離照度曲線
80 障害物
81 発光素子
84 ジョイスティック
85 発光素子群
86 受光素子
87 受光素子
91a-h 発光素子
92 赤外線の放射器
93a 右受光素子
93b 左受光素子
95 アンテナ線
96 ライン
97 磁石
98 ラインセンサー
100 格納基地ポート
101 走行金庫のふた
102 走行金庫の本体
103 ラチェット
105 床面
111 コイル
119 ライン基地
120 基地ポート
121 アーム
122 薄板
123 ストッパ
125 アクチュエータ板
126 蝶番
127 スイッチ棒
128 センサスイッチ
129 床
130 駆動輪
131 キャスタ
150 フィルタ
151 増幅器
152 検波器
153 波計成形器
154 S/P変換器
155 マイクロプロセッサ
156 発振器
157 ゲート
159 ゲート
160 増幅器
161 発光素子
162 発光素子
163 発光素子
164 発光素子
170 マトリックス平面
171 障害物
200 電動車椅子
201 ジョイスティック
202 遠隔操縦処理部
203 電源接点
204 電源接点
205 圧力センサー
206a マイクロプロセッサプロセッサ
206b マイクロプロセッサプロセッサ
207 モータードライブ回路
208 バッテリー充電回路
209 バッテリー
210 赤外線受発光部
211 フォルダ
212 車止め
213 衝突センサー
215 電源
216 電源ケーブル
217 ベッド
218 椅子
219 液晶表示器
220 選択キー

Claims (10)

  1. 無線信号を発する操縦器と、無線信号を受信してその飛来方向を検出する手段を持った走行車と、無線信号を発する基地ポートからなる走行制御システムであって、
    前記走行車は第一の指令を受けると、前記操縦器が発する無線信号の飛来方向θを検出し、θに基づいて前記操縦器に近づく走行を行い、
    前記走行車は第2の指令を受けると、前記基地ポートが発する無線信号の飛来方向φを検出し、φに基づいて、前記基地ポートに近づく走行を行うことを特徴とする走行制御システム。
  2. 放射方向が識別可能な方向識別無線信号を発する手段を持った走行車と、前記方向識別無線信号を受信して前記走行車の相対向きθを解読する手段を有する操縦器と、前記方向識別無線信号を受信して前記走行車の相対向きφを解読する手段を有する基地ポートと、からなる走行制御システムであって、
    前記走行車は第1の指令を受けると、前記操縦器から見た前記走行車の前記相対向きθに基づいて前記操縦器に近づく走行を行い、
    前記走行車は第2の指令を受けると、前記基地ポートから見た前記走行車の前記相対向きφに基づいて前記基地ポートに近づく走行を行うこととを特徴とする走行制御システム。
  3. 第1の操縦を受けた場合と第2の操縦を受けた場合では、走行車の前進か後進かについて、互いに逆になるように選択制御されることを特徴とする請求項1および請求項2記載の走行制御システム。
  4. 放射方向が識別可能な方向識別無線信号を含む無線信号を発する手段を持った基地ポートと、
    前記方向識別無線信号を受信して前記放射方向を少なくともA方向域とB方向域の二方向域に分離検出する手段を有し、かつ、前記無線信号の飛来方向θを検出する手段を有し、かつ、前記基地ポートからの距離Lを検出する手段を有する走行車と、による走行制御システムであって、
    前記走行車は、前記距離Lが定められた距離より遠い場合は前記走行車は、前記飛来方向θに基づいて前記基地ポートに近づくように走行し、前記距離Lが前記定められた距離より近づいた場合には、前記放射方向がA方向の場合は前記無線信号を側面から受ける方向に向きを変えて走行し、前記放射方向がB領域の場合は前記無線信号を前記側面の逆の側面から受ける方向に向きを変えて走行させ、A領域とB領域の境界にたどり着くと前記走行車を前期基地ポートに向かって走行させることを特徴とする走行制御システム。
  5. 基地ポートから見た走行車の向きφと、前記走行車から見た前記基地ポートの向きγと、前記基地ポートと前記走行車との間の距離Lと、操縦器から見た前記走行車の向きθとを、互いの直進性のある無線通信機能を通して検出する手段を有する走行制御システムであって、
    前記基地ポートの正面で前記走行車が見たときの前記基地ポートの向きをγ0とするとき、
    前記走行車は、前記距離Lが定められた距離より遠い場合は前記走行車は、前記飛来方向θに基づいて前記基地ポートに近づく方向に走行し、前記距離Lが前記定められた距離より近づいた場合には、前記走行車はそのときのγがγ0に近づく方向に前記基地ポートの周りを回り始め、γがγ0に十分近づいたときに、前記走行車は前記基地ポートの方向に向きを変え、基地ポートに到達することを特徴とする走行制御システム。
  6. 基地ポートと走行車の間の距離Lを検出する手段を有し、基地ポートの近くでは走行車は一定の経路を走行させる誘導システムを有する走行制御システムであって、
    走行車が前記基地ポートの近くにある場合で、前記走行車が基地ポートから離れていく命令を受けた場合、前記走行車は距離Lが定められた距離より近くでは、定められた経路をたどって前記基地ポートから離れて行き、前記距離Lが定められた距離より遠い場合は、操縦器による無線コントロール制御に委ねられることを特徴とする走行制御システム。
  7. 基地ポートは、走行車を格納する構造体を有し、前記構造体は前記走行車を動けなくするロック機構を有し、操縦器に設定されている暗証符号の入力によって生じる無線信号により前記ロック機構をはずすことを特徴とする請求項1,2,3記載の走行制御システム。
  8. 格納場所と、前記格納場所から延びるライントレース用ラインと、前記ラインに交差するように光線を放出するポートと、無線信号を出力して操縦する操縦器と、前記ラインに沿って走行できる走行車と、からなる走行制御システムであって、
    前記走行車は、前記操縦器の方向θと前記ポートの方向φを検出する機能を有し、
    前記走行車は、前記検出された前記方向φに基づいて前記ポートに近づき、前記ラインに接近したことを検出し、前記ラインに沿って走行を始め、前記格納場所に到達することと、
    前記走行車は、前記ライン上にあるとき、命令を受けると、前記ラインに沿って走行を始め、前記ラインの停止点を検出するとラインに沿った走行をやめ、操縦器からの赤外線に向かって走行することを特徴とする走行制御システム。
  9. 乗っている人がジョイスティックで操縦する電動式車椅子であって、
    前記ジョイスティックの操縦から得られる走行指示信号を第1の走行指示信号とし、
    無線信号で走行指示を与える操縦器への方向θを検出する手段を有し、θに基づいて前記操縦器の方向に向かって走行させる走行指示信号を第2の走行指示信号とすると、
    第1の走行指示信号と第2の走行指示信号とを切り替える手段を有し、第1の走行指示信号と第2の走行指示信号とを切り替えて得られる信号に基づいて車輪を駆動することを特徴とする電動式車椅子。
  10. 無線信号を発する操縦器によって操縦され、かつ本体に設置されたジョイスティックで操縦される電動式車椅子であって、
    前記操縦器を保持するホルダーが設置されていることと、
    前記ホルダーに前記操縦器が保持されているか否かを検出する検出器と、
    前記ホルダーに前記操縦器が保持されていることを検出している場合にのみ、前記ジョイスティックによる操縦が可能となることとを特徴とする電動式車椅子。
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