JP2007148814A - 制御装置、及びその制御システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は制御装置の伝送メモリを介して書込み及び読出する制御データの転送制御のアクセス回数を削減して転送時間を削減した制御装置、及び制御システムを提供することを目的とする。
【解決手段】 制御モジュール1、I/OI/Fモジュール3及びこれらの各モジュールとの間で授受される制御データを、共通バスを介して授受する伝送モジュール2とを備えた制御装置10であって、伝送モジュール2は、伝送CPU2aと、伝送CPUの内部バスとネットワーク7とに接続される伝送I/F2bと、制御データを記憶する伝送メモリ2cと、伝送メモリに書込み及び読み出しされる制御データを伝送I/Fと伝送メモリとを接続する内部バスのバス信号を監視し、内部バス及び共通バスを介してデータメモリ及びI/O制御回路と授受することを制御するメモリ制御回路とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 制御モジュール1、I/OI/Fモジュール3及びこれらの各モジュールとの間で授受される制御データを、共通バスを介して授受する伝送モジュール2とを備えた制御装置10であって、伝送モジュール2は、伝送CPU2aと、伝送CPUの内部バスとネットワーク7とに接続される伝送I/F2bと、制御データを記憶する伝送メモリ2cと、伝送メモリに書込み及び読み出しされる制御データを伝送I/Fと伝送メモリとを接続する内部バスのバス信号を監視し、内部バス及び共通バスを介してデータメモリ及びI/O制御回路と授受することを制御するメモリ制御回路とを備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、鉄鋼プラント、製紙プラントなどのファクトリーオートメーション分野、及び化学プラントなどのプロセスオートメーション分野等で使用される制御装置、及びその制御システムに係り、特にその制御装置の伝送部を介して授受されるデータのアクセスに関する。
従来の制御装置の構成を図6に示す。例えば、従来の制御装置100の構成は、共通バス40に接続された制御モジュール10、I/OI/Fモジュール30及びこれらのモジュールと制御データを、共通バス40を介して授受する伝送モジュール20を備える。
さらに、このI/OI/Fモジュール30と接続される、入出力機器を制御するI/O装置60とから成る。
また、この制御装置100は、ネットワーク70を介して他の制御装置100の図示しない伝送部と接続されている。
そして、制御装置100の制御モジュール10は、制御CPU11とその内部バスに接続されたプログラムメモリ12、データメモリ13、及び共通バス40に接続されるバスI/F回路14とを備える。
また、伝送モジュール20は、他の装置との制御データを授受するネットワーク70、及び伝送モジュール20の伝送CPU21とその内部バスに接続された伝送I/F22と、伝送I/F22を介して授受する制御データを記憶する伝送メモリ23、及び伝送CPU21の内部バスに接続され、伝送メモリ23に書込み及び読み出しされる制御データを共通バス40との間で授受するバスI/F回路25とから成る。
また、I/OI/Fモジュール30は、I/Oデータを制御するI/O装置60とI/Oバス50に接続されるI/O制御回路31と、このI/O制御回路31と共通バス40との間に設けられるバスI/F回路32とから成る。
そして、このように構成された伝送モジュール20の制御データの書込み読出し制御は、図7に示すような動作となる。
この伝送モジュール20の書込み動作は、図7(a)に示すように、ネットワーク70を介して受信した制御データを、伝送I/F22が伝送メモリ23のアドレスを指定して、伝送メモリ23に制御データを書込みするステップST1(バス制御信号s1乃至s3)と、伝送CPU21はこの書き込まれた制御データを伝送メモリ23から読出しするステップST2(s4、s5)と、その制御データを解析するステップST4と、そして解析したデータをバスI/F21に対して読み出した制御データを、例えば、制御モジュール10を指定して、この制御データの受信先である制御モジュール10に書き込むステップST4(s6乃至s8)とからなり、その応答信号(s9)を受信して動作を完了するようにしている。
また、伝送メモリ23から制御データを読出しする場合、伝送CPU21が伝送I/F22を介して要求された伝送メモリ23の制御データを読出しステップST1(バス制御信号s14、s15)、読み出した制御データを解析して読み出した制御データの読出し先を認識するステップST2と、伝送CPU21が共通バス40を介して、例えば、制御モジュール10の制御データを読み出すステップST3と(s16乃至s19)、さらに、伝送CPU21がこの読み出した制御データを伝送メモリ23に書込みするステップST4(s12、s13)と、伝送I/F22がこの伝送メモリ23の制御データを読み出し、この制御データの要求元に送信するステップST5(s14、s15)とからなる。
即ち、伝送メモリ23に書き込まれる制御データの転送には、伝送メモリ23にその制御データを一旦記憶して転送するようにしているので、伝送モジュール20から制御データを転送するには、伝送CPU21が伝送メモリ23に対して複数回以上アクセスすることが必要であった。
そのため、制御データの転送に時間を要し、制御装置100の制御動作を遅らせる要因の1つとなっていた。
転送する制御データの転送先がI/O装置である場合には、I/O装置と接続されるリモートI/Oスレーブとデータメモリとの間でI/Oデータのリフレッシュを実行する場合のデータの転送回数を少なくするために、リモートI/Oマスター部とPLC命令実行部が共通のデータメモリを使用するようにして、I/Oデータの転送回数を削減するPLCの制御データの転送方法が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−29809号公報
特許文献1に開示された転送方法においても、制御データの転送先がI/O装置の場合には有効であるが、従来の制御装置の構成においては、制御データの格納領域が異なる制御データをI/O装置以外の周辺回路や制御モジュールに転送する場合、伝送メモリを介して転送される制御データの転送速度を向上することが出来ない問題がある。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたもので、制御装置の伝送メモリを介して書込み及び読出しする制御データの転送制御のアクセス回数を削減して転送時間を削減した制御装置、及び制御システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の制御装置は、共通バスに接続された制御モジュール、I/OI/Fモジュール及びこれらの各モジュールとの間で授受される制御データを、前記共通バスを介して授受する伝送モジュールとを備えた制御装置であって、制御演算のための制御CPUと前記制御CPUの内部バスに接続されたデータメモリを備える前記制御モジュールと、入出力機器を制御するI/O装置とI/Oバスで接続され、前記I/O装置に入出力されるI/Oデータを制御するI/O制御回路とを備える前記I/OI/Fモジュールと、前記制御モジュールで使用する制御データを記憶するデータメモリ、前記I/OI/Fモジュールで使用する制御データを記憶するI/O制御回路、及び前記制御装置外の他の伝送装置との間で前記制御データを授受する伝送モジュールとからなり、前記伝送モジュールは、前記制御装置から伝送される前記制御データを制御する伝送CPUと、前記伝送CPUの内部バスと前記制御データを授受するネットワークとに接続される伝送I/Fと、前記伝送I/Fを介して授受する前記制御データを記憶する伝送メモリと、前記伝送メモリに書込み及び読出しされる前記制御データを前記伝送I/Fと前記伝送メモリとを接続する前記内部バスのバス信号を監視し、前記伝送メモリに記憶される前記制御データを、前記内部バス及び前記共通バスを介して前記データメモリ及び前記I/O制御回路と授受することを制御するメモリ制御回路とを備え前記メモリ制御回路は、前記伝送メモリに書込み及び読出しされる制御データを前記伝送メモリへの前記内部バスのバス信号と同期して制御するようにしたことを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明の制御装置は、前記メモリ制御回路は、転送する前記制御データのデータフォーマットとして、前記制御モジュールの前記データメモリ及び前記I/OI/Fモジュールに書込み読出し先を指定する物理アドレスと前記制御データの変数名とを予め設定して、前記伝送メモリに入出力される信号を、前記内部バスのバス信号を監視して、直接前記制御モジュール及び前記I/OI/Fモジュールに転送するようにしたことを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明の制御装置システムは、ネットワーク間の制御データを転送する伝送モジュールを備えた制御装置をネットワークで接続してなる制御システムであって、前記制御システムの夫々のネットワーク間の前記制御データを、伝送モジュールを介して授受する請求項1に記載の前記制御装置から成り、1つの前記制御装置から、異なる他のネットワークの前記制御装置へ前記制御データを送信する場合、前記伝送モジュールから送信する制御データのデータフォーマットのヘッダーに、予め設定される前記制御装置の識別情報、複数の前記制御モジュール、及び複数の前記I/OI/Fモジュールの実装されるアドレスを指定するスロット情報を付随させ、前記制御装置の1つから前記ヘッダーに一致する他の前記制御装置に対し、前記制御データを同時に転送するようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、制御データを記憶する伝送メモリのバス信号を監視し、この伝送メモリを介して制御装置内の制御データを転送して記憶する各メモリと授受することを制御するメモリ制御回路を備え、伝送メモリに書込み及び読み出しされる制御データを伝送メモリへ入出力されるバス信号のタイミングと同期して制御するようにしたので、制御装置内の制御データを記憶する各メモリと伝送メモリとの制御データの転送アクセスが削減された制御装置を提供することができる。
また、ネットワーク間の制御データを転送する伝送モジュールを備えた制御装置をネットワークで接続してなる制御システムであって、ネットワークに接続された制御装置から異なる他のネットワークの制御装置へ制御データを送信する場合、夫々の制御装置の制御データの送信先を識別するアドレス情報と変数及び変数名とを制御データに付随させて転送するようにしたので、異なるネットワークの制御装置へ、特別の制御を必要としないで、アドレス情報が一致する送信先の制御装置へ制御データを同時に転送できる制御システムを提供できる。
以下、図面を参照して、本発明の実施例を説明する。
本発明による実施例1に係る制御装置について、図1乃至図4を参照して説明する。制御装置10の構成を図1に示す。
制御装置10は、共通バス4に接続された制御モジュール1、I/OI/Fモジュール2及びこれらのモジュールとの制御データを、共通バス4を介して授受する伝送モジュール3を備える。
さらに、このI/OI/Fモジュール3と接続されるI/O装置6とから成る。また、この制御装置10は、ネットワーク7を介して他の制御装置10の図示しない伝送部とも接続される。
そして、制御装置10の制御モジュール1は、制御CPU1aとその内部バスに接続されたプログラムメモリ1b、データメモリ1c、及び共通バス4に接続されるバスI/F回路1dとを備える。
また、伝送モジュール2は、この制御装置10の制御データの転送を制御する内部バスを有する伝送CPU2aと、他の制御装置10との制御データを授受するネットワーク7及び伝送モジュール2の伝送CPU2aの内部バスに接続された伝送I/F2bと、伝送I/F2bを介して転送される制御データを記憶する伝送メモリ2c、及び伝送CPU2aの内部バスに接続され、伝送メモリ2Cに書込み及び読出しされる制御データを伝送メモリ2cへ入出力されるバス信号を監視し、伝送メモリ2cの制御データを他のモジュールの制御データを記憶するメモリとの間で共通バス4を介して転送するメモリ制御回路2d、及びこの共通バス4との信号をインタフェーススするバスI/F回路2eとから成る。
また、I/OI/Fモジュール3は、制御データを構成するI/Oデータを記憶し、I/O装置6と接続してI/O装置6を制御するI/O制御回路3aと、このI/O制御回路3aと共通バス4との間に設けられるバスI/F回路3bとから成る。
そして、このように構成された伝送モジュール2の制御データのデータフォーマットは、例えば、図2に示すような、8種類のF1乃至F8で定義されるデータの種類とそのデータの桁数を予め決めておく。
ここでF1は制御装置10で構成されるシステムの識別情報、F2は制御装置10の識別情報、F3は、複数のモジュールを識別するためのモジュールの実装されるスロット番号、F4は転送される制御データが制御モジュールへ転送されるものかI/O装置へ転送されるものかを識別する変数の識別情報、F5は、転送の要否の指定情報、F6は、データ(値)、F7は、そのアドレス(物理アドレスまたは、論理アドレス、F8は、そのデータの変数名である。
このような構成を決めておくことで、制御装置10が使用されるシステム、その制御装置、制御装置10に実装される制御モジュール1が識別されるので、転送先のモジュールが特定される。
また、アドレスF7が不明な場合には、予め定められたアドレスが不明であることを示すデータを指定し、そのデータの変数名を指定することもできる。この場合には,伝送モジュール2は、指定された制御モジュール1のデータメモリ1c内で、その変数名を指定して特定されるデータを読出しまたは書込みする。
変数名がI/O装置6を指定する場合には、伝送モジュール2が、さらにI/0I/Fモジュール3へのアクセスを実行する。
このように構成することで、物理アドレス以外に変数名を使用した論理アドレスでのアクセスが可能となる。
次に、このように構成された制御装置10の伝送モジュール2を使用した制御データの転送動作について図3及び図4を参照して説明する。
図3は、本発明の制御データの転送動作と技術背景で説明した従来の転送動作とを対比して図示したものである。
図3(a)は本発明によるタイムチャートで、例えば、他の制御装置から伝送I/F2bを介して伝送メモリ2cに書込みされる制御データの転送先が自制御装置10内の制御データの各メモリ(例えば、制御モジュール1のデータメモリ1c)に転送する要求である場合のタイムチャートで、図3(b)は従来のタイムチャートである。
また、図4(a)は、本発明の伝送メモリ2cから読出しされる制御データが、制御データに自制御装置10内の制御データのメモリ(例えば、制御モジュール1のデータメモリ1c)から読出しの要求がある場合のタイムチャートで、図4(b)は、従来のタイムチャートである。
先ず、図3(a)は、伝送I/F2bが他の制御装置10等から転送された制御データを伝送メモリ2cに書き込むステップST1と、この時、メモリ制御回路2dが伝送メモリ2cのバス信号を監視し、図2に示したフォーマットの制御データをデコードし、このデコードされた制御データをバスI/F回路2eに書込み共通バス4を介して転送するステップST2とから成る。
この時のメモリ制御回路2dの動作は、伝送I/F2bが伝送メモリ2cに制御データを書き込むタイミングでその制御データをデコード(s51)し、デコードした制御データを共通バス4のアドレス(s52)を指定して、書込み指令(s53)及びそのデータ(s54)とを出力し、この制御データを受信した制御モジュール1からの応答信号(s55)を得て完了する。
この動作を、従来の転送動作と比較すると、従来は、伝送I/F22が伝送メモリ23に書込み(ST1)後において、伝送CPU21がさらにこの伝送メモリST2の制御データを読出し(ST2)、データを解析して(ST3)その後、バスI/F回路25にその制御データを送出し、共通バス40から制御データを転送していた。
したがって、本発明によれば、メモリ制御回路2dによって、従来の転送動作を1回のアクセスで完了できるので転送制御動作の時間短縮が可能となる。
また、伝送I/F2bが伝送メモリ23から制御データを読出しする場合、この伝送メモリ2cのバス信号を監視するメモリ制御回路2dが、読出し先をデコード(s61乃至s64)して、この制御データのアドレスを共通バス4に送出(s65)して、読出し要求を出力(s66)し、共通バス4に制御データを読み出し(s67)、その応答(s68)を受信してメモリ制御回路2dが読み出された制御データを伝送メモリ2cから伝送I/F2bを介して転送先に送信(s67からS63への矢印)して、転送動作を完了する。
即ち、本発明によれば、メモリ制御回路2dが、伝送メモリ2cのバス信号を監視して、その制御データを解読して読出し先に転送し、この読出しデータの送信先に転送するので、図4(b)に示す、伝送CPU21が、伝送メモリ23に3回アクセス(ST1、ST4、ST5)する従来の転送方法と比べて、伝送メモリ2cへのアクセス頻度及びアクセス時間が削減される。
以下に、本発明の実施例1で説明した制御装置10を使用した制御システムでの伝送メモリ2cからの制御データの転送伝送について図5を参照して説明する。
実施例2の各部について、実施例1の制御装置10と同一部分は同一符号で示し、その説明を省略する。
実施例1では、伝送メモリを介して転送される制御装置1内の制御データの転送を行うものであったが、本実施例2は、ネットワーク間の制御データを転送する伝送モジュールを備えた制御装置10をネットワークで接続してなる制御システムにおいて、異なるネットワーク間の制御装置10の制御データの転送を図2に示した制御データの伝送フォーマットで転送する点が異なる。
図5は、ネットワーク7aに接続される制御装置10aで構成される制御システム、ネットワーク7bに接続される制御装置10b及び制御装置10cからなる制御システム、及びネットワーク7dに接続される制御装置10d及び制御装置10eで構成される制御システムを図示している。
ネットワーク7a、ネットワーク7b及びネットワーク7cは、夫々スロットSL4に実装される伝送モジュール2、スロットSL5に実装される伝送モジュール2、及びスロット5に実装される伝送モジュール2によって、ネットワーク相互の伝送が可能となる。
例えば、ネットワーク7aのスロットSL4の伝送モジュール2から、ネットワーク7dの制御装置10eのスロットSL2に実装される制御モジュールに制御データを送る場合には、2(b)に示すデータフォーマットの制御データとなる。
この場合の転送動作は、先ず、制御装置10aの制御モジュール(SL2)が制御装置10aの伝送モジュール(SL4)に制御データを書込みする。
次に、伝送モジュール(SL4)は,接続されている2つの伝送モジュール(ネットワーク7bの伝送モジュール(SL5)、及びネットワーク7dの伝送モジュール(SL5))にデータを伝送する。
ネットワーク7dの伝送モジュール(SL5)は、図2のデータフォーマットを解読し、自ユニットでないことを認識しているので,自ユニット内でのデータ書込みを実施せず,自ユニット内の他の伝送モジュール(SL4)にデータを制御装置10eの制御モジュール(SL2)に転送するよう指示する。
すると、指示された伝送モジュール(SL4)は、接続されているネットワーク7d内にこの制御データを転送する。
そして、ネットワーク7dに接続されている伝送モジュール(SL5)は、このデータフォーマットを解読し、自ユニットに制御モジュールの識別情報に一致する制御モジュール(SL2)が実装されていることを認識しているので、この制御モジュール(SL2)に対して、物理アドレス(F7)及びデータ(F6)を使用してデータの書込みを行う。
また、転送先が、制御装置10eのスロットSL1に実装されるI/OI/Fモジュール3を介してI/O装置6eに制御データを送る場合でも同様にして転送することが可能である。
即ち、転送先のネットワークの識別情報F1(7d)、制御装置10の識別情報F2(10e)、各モジュールの実装スロット識別情報F3(SL2)、転送データが制御データまたはI/Oデータであることの識別情報(F4)、そしてこの制御データの転送要求が書込みか読出しかの指定情報F5、そのデータF6、そのアドレスF7、その変数名F8が指定された制御データは、ネットワーク7aからネットワーク7dの伝送モジュール2(SL5)及び伝送モジュール2(SL4)を介して、制御装置10eの伝送モジュール2(SL5)の伝送メモリに書き込まれ、制御モジュール(SL2)またはI/OI/Fモジュール3(SL1)に転送される。
この時、夫々のネットワークの伝送モジュールは、ヘッダーF1乃至F2に記載された識別情報から、転送先が自ネットワークか否かを識別し、さらに自ネットワークの自制御装置でない場合には、指定されたスロットのモジュールに転送を指示する。
このような制御データのデータフォーマットを採用することで、異なるネットワークの異なるモジュールと制御データの転送が可能となる。
したがって、制御データの転送に際して、異なる制御装置に対しても自制御装置内のデータ転送と同じ手順で制御データを転送することができる。
本発明は、上述した実施例に何ら限定されるものではなく、制御装置は、制御モジュール、伝送モジュール及びI/OI/Fモジュールの動作が可能な構成であればよく、その接続は共通バスでなく、内部バスに接続されていても良く、制御装置のモジュール構成及び接続は本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することが可能である。
1 制御モジュール
1a 制御CPU
1b プログアラムメモリ
1c データメモリ
1d バスI/F回路
2 伝送モジュール
2a 伝送CPU
2b 伝送I/F回路
2c 伝送メモリ
2d メモリ制御回路
2e バスI/F回路
3 I/OI/Fモジュール
3a I/O制御回路
3b バスI/F回路
4 共通バス
5 I/Oバス
6 I/O装置
10 制御装置
11 制御CPU
12 プログラムメモリ
13 データメモリ
14 バスI/F回路
20 伝送モジュール
21 伝送CPU
22 伝送I/F
23 伝送メモリ
25 バスI/F回路
24 模擬試験装置
30 I/OI/Fモジュール
40 共通バス
50 I/Oバス
60 I/O装置
100 制御装置
1a 制御CPU
1b プログアラムメモリ
1c データメモリ
1d バスI/F回路
2 伝送モジュール
2a 伝送CPU
2b 伝送I/F回路
2c 伝送メモリ
2d メモリ制御回路
2e バスI/F回路
3 I/OI/Fモジュール
3a I/O制御回路
3b バスI/F回路
4 共通バス
5 I/Oバス
6 I/O装置
10 制御装置
11 制御CPU
12 プログラムメモリ
13 データメモリ
14 バスI/F回路
20 伝送モジュール
21 伝送CPU
22 伝送I/F
23 伝送メモリ
25 バスI/F回路
24 模擬試験装置
30 I/OI/Fモジュール
40 共通バス
50 I/Oバス
60 I/O装置
100 制御装置
Claims (3)
- 共通バスに接続された制御モジュール、I/OI/Fモジュール及びこれらの各モジュールとの間で授受される制御データを、前記共通バスを介して授受する伝送モジュールとを備えた制御装置であって、
制御演算のための制御CPUと前記制御CPUの内部バスに接続されたデータメモリを備える前記制御モジュールと、
入出力機器を制御するI/O装置とI/Oバスで接続され、前記I/O装置に入出力されるI/Oデータを制御するI/O制御回路とを備える前記I/OI/Fモジュールと、
前記制御モジュールで使用する制御データを記憶するデータメモリ、前記I/OI/Fモジュールで使用する制御データを記憶するI/O制御回路、及び前記制御装置外の他の伝送装置との間で前記制御データを授受する伝送モジュールとからなり、
前記伝送モジュールは、前記制御装置から伝送される前記制御データを制御する伝送CPUと、前記伝送CPUの内部バスと前記制御データを授受するネットワークとに接続される伝送I/Fと、前記伝送I/Fを介して授受する前記制御データを記憶する伝送メモリと、前記伝送メモリに書込み及び読出しされる前記制御データを前記伝送I/Fと前記伝送メモリとを接続する前記内部バスのバス信号を監視し、前記伝送メモリに記憶される前記制御データを、前記内部バス及び前記共通バスを介して前記データメモリ及び前記I/O制御回路と授受することを制御するメモリ制御回路とを備え、
前記メモリ制御回路は、前記伝送メモリに書込み及び読出しされる制御データを前記伝送メモリへの前記内部バスのバス信号と同期して制御するようにしたことを特徴とする制御装置。 - 前記メモリ制御回路は、転送する前記制御データのデータフォーマットとして、前記制御モジュールの前記データメモリ及び前記I/OI/Fモジュールに書込み読出し先を指定する物理アドレスと前記制御データの変数及び変数名とを予め設定して、前記伝送メモリに入出力される信号を、前記内部バスのバス信号を監視して、直接前記制御モジュール及び前記I/OI/Fモジュールに転送するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
- ネットワーク間の制御データを転送する伝送モジュールを備えた制御装置をネットワークで接続してなる制御システムであって、
前記制御システムの夫々のネットワーク間の前記制御データを、伝送モジュールを介して授受する請求項1に記載の前記制御装置から成り、
1つの前記制御装置から、異なる他のネットワークの前記制御装置へ前記制御データを送信する場合、前記伝送モジュールから送信する制御データのデータフォーマットのヘッダーに、予め設定される前記制御装置の識別情報、複数の前記制御モジュール、及び複数の前記I/OI/Fモジュールの実装されるアドレスを指定するスロット情報を付随させ、前記制御装置の1つから前記ヘッダーに一致する他の前記制御装置に対し、前記制御データを同時に転送するようにしたことを特徴とする制御システム。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011523803A (ja) * | 2008-05-08 | 2011-08-18 | ディスペース デジタル シグナル プロセッシング アンド コントロール エンジニアリング ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | ディジタル形式で伝送される情報を訂正する方法と装置 |
JP2020115627A (ja) * | 2019-01-18 | 2020-07-30 | アンリツ株式会社 | データ信号伝送装置およびデータ信号伝送方法 |
WO2021157134A1 (ja) * | 2020-02-04 | 2021-08-12 | 株式会社日立製作所 | 制御システム |
-
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- 2005-11-28 JP JP2005342650A patent/JP2007148814A/ja active Pending
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