JP2007146550A - コンクリートスラブおよびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】製造工程を簡略化でき、製造コストの低減を図ることのできる、コンクリートスラブおよびその製造方法を提供すること。
【解決手段】コンクリートスラブ1の施工において、予め補助筋8に接着剤を介して連結されている複数の充填体7からなる充填部材3を用意し、各横上筋2bの間に位置して挟まれるように、かつ、充填部材3の補助筋8における各充填体7の受部11を連結する部分との間の途中12が、側面視において、各縦上筋2aの上方に位置して跨ぐように、充填部材3を配置する。その後、充填部材3を降下させて、複数の充填体7を、小空間6に、一度に配置する。これにより、複数の充填体7を、小空間6に一度に配置する。その後、補助筋8の途中12を各縦上筋2aと結束して、充填部材3を小空間6に固定した状態で配置する。次いで、型枠5にコンクリート4を打設し、型枠5を外すことにより、コンクリートスラブ1を施工する。
【選択図】図4
【解決手段】コンクリートスラブ1の施工において、予め補助筋8に接着剤を介して連結されている複数の充填体7からなる充填部材3を用意し、各横上筋2bの間に位置して挟まれるように、かつ、充填部材3の補助筋8における各充填体7の受部11を連結する部分との間の途中12が、側面視において、各縦上筋2aの上方に位置して跨ぐように、充填部材3を配置する。その後、充填部材3を降下させて、複数の充填体7を、小空間6に、一度に配置する。これにより、複数の充填体7を、小空間6に一度に配置する。その後、補助筋8の途中12を各縦上筋2aと結束して、充填部材3を小空間6に固定した状態で配置する。次いで、型枠5にコンクリート4を打設し、型枠5を外すことにより、コンクリートスラブ1を施工する。
【選択図】図4
Description
本発明は、コンクリートスラブおよびその製造方法、詳しくは、コンクリートスラブ内の小空間に複数の充填体が埋設されているコンクリートスラブおよびその製造方法に関する。
コンクリートスラブには、通常、その内部に埋設物が埋め込まれている。この埋設物としては、一般に、発泡ポリスチロールなどの発泡樹脂成形品が用いられており、これらの埋設物をコンクリートスラブの内部に埋め込むことで、コンクリートの使用量を変えずに厚さを増して強度を上げたり、軽量化やコスト削減を図ったりすることができる。
具体的な構造としては、コンクリートスラブは、例えば、碁盤目状に配置された下筋と、下筋の上方に、下筋の碁盤目状と上下方向において対向する碁盤目状に配置された上筋とを備えており、これにより、碁盤目状の下側の目と、下側の目と対向する上側の目とにより区画される小空間が形成されている。そして、各小空間に埋設物が埋設されている(この埋設物は、小空間を充填する役割を果たすので、以下「充填体」と称する)。
具体的な構造としては、コンクリートスラブは、例えば、碁盤目状に配置された下筋と、下筋の上方に、下筋の碁盤目状と上下方向において対向する碁盤目状に配置された上筋とを備えており、これにより、碁盤目状の下側の目と、下側の目と対向する上側の目とにより区画される小空間が形成されている。そして、各小空間に埋設物が埋設されている(この埋設物は、小空間を充填する役割を果たすので、以下「充填体」と称する)。
ところで、充填体は、上記したように、発泡樹脂成形品であるため、コンクリート打設時に充填体が浮き上がり、その位置が固定されないということが生じ得る。その結果、充填体の位置が偏ったり、不規則であったりすると、コンクリートスラブ全体として、不安定な構造となったり、強度が低下したりする。
そのため、例えば、下端主筋および各下端主筋の間に配置される下補助筋と、上端主筋および各上端主筋の間に配置される上補助筋とを備え、下端主筋および上端主筋により仕切られた空間内に、充填体を配置し、その後、充填体の上面に取り付けられた掛止具を上補助筋に掛止し、充填体の下面に形成された凹条を下補助筋に嵌設することにより、充填体を定位置に固定するコンクリートスラブが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−266457号公報
そのため、例えば、下端主筋および各下端主筋の間に配置される下補助筋と、上端主筋および各上端主筋の間に配置される上補助筋とを備え、下端主筋および上端主筋により仕切られた空間内に、充填体を配置し、その後、充填体の上面に取り付けられた掛止具を上補助筋に掛止し、充填体の下面に形成された凹条を下補助筋に嵌設することにより、充填体を定位置に固定するコンクリートスラブが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、特許文献1に記載されるコンクリートスラブでは、充填体の上記空間内への配置と、充填体の上補助筋および下補助筋への固定とを、別工程としているため、コンクリートスラブを施工するのに手間や時間がかかるので、製造コストが上昇し、製造工程が複雑化するという不具合がある。
また、特許文献1に記載されるコンクリートスラブでは、充填体を上補助筋に支持させるために、別途、充填体に掛止具を設ける必要があり、製造コストが上昇するという不具合がある。
また、特許文献1に記載されるコンクリートスラブでは、充填体を上補助筋に支持させるために、別途、充填体に掛止具を設ける必要があり、製造コストが上昇するという不具合がある。
本発明の目的は、製造工程を簡略化でき、製造コストの低減を図ることのできる、コンクリートスラブおよびその製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のコンクリートスラブは、碁盤目状に配置された下筋と、前記下筋の上方に配置され、前記下筋の碁盤目状と上下方向において対向する碁盤目状に配置された上筋と、上下方向において対向する下側の目と上側の目とにより区画される小空間に埋設されるように配置される複数の充填体とを備え、各前記充填体は、予め連結部材に対して接着剤を介してそれぞれ連結されていることを特徴としている。
このコンクリートスラブでは、各充填体が、予め連結部材に対して接着剤を介してそれぞれ連結されているので、一度に複数の充填体を各小空間に配置することができる。そのため、製造工程を簡略化でき、製造コストを低減することができる。
また、本発明のコンクリートスラブでは、前記連結部材は、少なくとも2本の長尺形状の補助筋から形成されており、一方向に配列された複数の充填体を、各充填体の上端部において前記接着剤を介して連結することが好適である。
また、本発明のコンクリートスラブでは、前記連結部材は、少なくとも2本の長尺形状の補助筋から形成されており、一方向に配列された複数の充填体を、各充填体の上端部において前記接着剤を介して連結することが好適である。
このコンクリートスラブによれば、連結部材は、少なくとも2本の長尺形状の補助筋から形成されているので、各充填体を各小空間において安定して配置し、固定させることができる。
また、連結部材は、一方向に配列された複数の充填体を、各充填体の上端部において接着剤を介して連結する。そのため、連結部材を上筋に係合すれば、その後、作業者が、足場として上筋や連結部材に乗りながら作業しても、充填体に接触しにくくなるので、充填体が連結部材から脱離しにくくなる。一方、たとえ、作業者が充填体に接触しても、各充填体が予め接着剤を介してそれぞれ連結されているので、充填体が連結部材から脱落しにくくなる。その結果、確実に充填体を所定位置に固定できながら、作業効率を向上することができる。
また、連結部材は、一方向に配列された複数の充填体を、各充填体の上端部において接着剤を介して連結する。そのため、連結部材を上筋に係合すれば、その後、作業者が、足場として上筋や連結部材に乗りながら作業しても、充填体に接触しにくくなるので、充填体が連結部材から脱離しにくくなる。一方、たとえ、作業者が充填体に接触しても、各充填体が予め接着剤を介してそれぞれ連結されているので、充填体が連結部材から脱落しにくくなる。その結果、確実に充填体を所定位置に固定できながら、作業効率を向上することができる。
また、本発明のコンクリートスラブの製造方法は、碁盤目状に下筋を配置し、前記下筋の上方に、前記下筋の碁盤目状と上下方向において対向する碁盤目状に上筋を配置する工程、予め連結部材に接着剤を介して連結されている複数の充填体を用意する工程、および、用意された複数の前記充填体を、上下方向において対向する下側の目と上側の目とにより区画される小空間に、一度に配置する工程を備えていることを特徴としている。
このコンクリートスラブの製造方法では、予め連結部材に接着剤を介して連結されている複数の充填体を、上下方向において対向する下側の目と上側の目とにより区画される小空間に、一度に配置する。そのため、製造工程を簡略化でき、製造コストを低減することができる。
また、本発明のコンクリートスラブの製造方法では、予め連結部材に接着剤を介して連結されている複数の充填体を用意する工程において、前記連結部材は、少なくとも2本の長尺形状の補助筋から形成されており、一方向に配列された複数の前記充填体を、各前記充填体の上端部において前記接着剤を介してそれぞれ連結することが好適である。
また、本発明のコンクリートスラブの製造方法では、予め連結部材に接着剤を介して連結されている複数の充填体を用意する工程において、前記連結部材は、少なくとも2本の長尺形状の補助筋から形成されており、一方向に配列された複数の前記充填体を、各前記充填体の上端部において前記接着剤を介してそれぞれ連結することが好適である。
このコンクリートスラブの製造方法によれば、連結部材は、少なくとも2本の長尺形状の補助筋から形成されているので、各充填体を各小空間において安定して配置し、固定することができる。
また、連結部材は、一方向に配列された複数の充填体を、各充填体の上端部において接着剤を介してそれぞれ連結する。そのため、連結部材を上筋に係合すれば、その後、作業者が、足場として上筋や連結部材に乗りながら作業しても、充填体に接触しにくくなるので、充填体が連結部材から脱離しにくくなる。一方、たとえ、作業者が充填体に接触しても、各充填体が予め接着剤を介してそれぞれ連結されているので、充填体が連結部材から脱落しにくくなる。その結果、確実に充填体を所定位置に固定できながら、作業効率の向上を図ることができる。
また、連結部材は、一方向に配列された複数の充填体を、各充填体の上端部において接着剤を介してそれぞれ連結する。そのため、連結部材を上筋に係合すれば、その後、作業者が、足場として上筋や連結部材に乗りながら作業しても、充填体に接触しにくくなるので、充填体が連結部材から脱離しにくくなる。一方、たとえ、作業者が充填体に接触しても、各充填体が予め接着剤を介してそれぞれ連結されているので、充填体が連結部材から脱落しにくくなる。その結果、確実に充填体を所定位置に固定できながら、作業効率の向上を図ることができる。
本発明のコンクリートスラブおよびその製造方法によれば、製造工程を簡略化でき、製造コストを低減することができる。
図1は、本発明のコンクリートスラブの一実施形態を一部切り欠いて示す斜視図である。
図1において、このコンクリートスラブ1は、所定方向に配置された複数の鉄筋2と、鉄筋2に係止(結束)されている複数の充填部材3と、鉄筋2と充填部材3との隙間に打設されたコンクリート4とを備えている。
図1において、このコンクリートスラブ1は、所定方向に配置された複数の鉄筋2と、鉄筋2に係止(結束)されている複数の充填部材3と、鉄筋2と充填部材3との隙間に打設されたコンクリート4とを備えている。
コンクリートスラブ1は、所定厚さを有し、同一平面上に拡がる板状の部材であり、いわゆる鉄筋コンクリートの面構造である。具体的な利用方法としては、コンクリートスラブ1は、おもに鉛直荷重を支えるために用いられ、例えば、建築物の床として用いられる。また、コンクリートスラブ1は、その内部に充填部材3が埋設されているので、コンクリート4の含有率が少なく、コスト削減や軽量化などが達成される。
図2は、鉄筋を示す斜視図である。
鉄筋2は、図2に示すように、上筋としての複数の縦上筋2aおよび横上筋2bと、下筋としての複数の縦下筋2cおよび横下筋2dとから形成されている。この鉄筋2(縦上筋2a、横上筋2b、縦下筋2cおよび横下筋2d)は、後述するコンクリートスラブ1の施工において、略矩形状の型枠5内に配置される。
鉄筋2は、図2に示すように、上筋としての複数の縦上筋2aおよび横上筋2bと、下筋としての複数の縦下筋2cおよび横下筋2dとから形成されている。この鉄筋2(縦上筋2a、横上筋2b、縦下筋2cおよび横下筋2d)は、後述するコンクリートスラブ1の施工において、略矩形状の型枠5内に配置される。
具体的には、型枠5は、上下方向に立設された縦板20および横板21から形成されている。そして、複数の縦上筋2aが、縦板20と平行を保つようにして、所定間隔ごとに型枠5内に配置される。また、複数の横上筋2bが、横板21と平行を保つようにして、所定間隔ごとに型枠5内に配置されている。
この状態で、縦上筋2aおよび横上筋2bは、型枠5内の上方の同一水平面上に位置しており、縦上筋2aおよび横上筋2bは、その接触部分が結束される(図示せず)ことで互いに固定されている。そして、その水平面上において、縦上筋2aおよび横上筋2bは、碁盤目状に配置されている。
この状態で、縦上筋2aおよび横上筋2bは、型枠5内の上方の同一水平面上に位置しており、縦上筋2aおよび横上筋2bは、その接触部分が結束される(図示せず)ことで互いに固定されている。そして、その水平面上において、縦上筋2aおよび横上筋2bは、碁盤目状に配置されている。
また、各縦上筋2aの所定寸法下方には、各縦上筋2aと平行を保つようにして、各縦下筋2cが配置されている。また、各横上筋2bの所定寸法下方には、各横上筋2bと平行を保つようにして、各横下筋2dが配置されている。
この状態で、縦下筋2cおよび横下筋2dは、型枠5内の下方の同一水平面上に位置しており、縦下筋2cおよび横下筋2dは、接触部分が結束される(図示せず)ことで互いに固定されている。そして、その水平面上において、縦下筋2cおよび横下筋2dは、碁盤目状に配置されている。
この状態で、縦下筋2cおよび横下筋2dは、型枠5内の下方の同一水平面上に位置しており、縦下筋2cおよび横下筋2dは、接触部分が結束される(図示せず)ことで互いに固定されている。そして、その水平面上において、縦下筋2cおよび横下筋2dは、碁盤目状に配置されている。
これにより、型枠5内には、縦上筋2aおよび横上筋2bにより形成される碁盤目状の上側の目と、縦下筋2cおよび横下筋2dにより形成される碁盤目状の下側の目とにより区画される複数の略直方体状の小空間6が形成されている。
図3は、充填部材を示す図であり、図3(a)は、充填部材の平面図であり、図3(b)は、図3(a)の矢印Aに沿ってみた側面図であり、図3(c)は、図3(a)の矢印Bに沿ってみた正面図である。なお、図3(a)において、紙面上下方向を「縦方向」、紙面左右方向を「横方向」とする。
図3は、充填部材を示す図であり、図3(a)は、充填部材の平面図であり、図3(b)は、図3(a)の矢印Aに沿ってみた側面図であり、図3(c)は、図3(a)の矢印Bに沿ってみた正面図である。なお、図3(a)において、紙面上下方向を「縦方向」、紙面左右方向を「横方向」とする。
充填部材3は、図3に示すように、複数の充填体7と、連結部材としての2本の補助筋8とを備えている。
各充填体7は、発泡ポリスチロールからなり、成形用金型により成形されている。各充填体7は、本体9と連結部10とを一体的に連続して備えている。
本体9は、平面視において角が湾曲する略正方形状で、側面視および正面視において、上下方向より水平方向にやや長い楕円形状に形成されている。また、本体9は、各小空間6(図2参照)を上下方向に通過可能な形状に形成されている。つまり、本体9は、本体9の平面視における一辺の長さが、各小空間6の平面視における一辺の長さより短く、かつ、本体9の上下方向の長さが、各小空間6の上下方向の長さより短くなっている。
各充填体7は、発泡ポリスチロールからなり、成形用金型により成形されている。各充填体7は、本体9と連結部10とを一体的に連続して備えている。
本体9は、平面視において角が湾曲する略正方形状で、側面視および正面視において、上下方向より水平方向にやや長い楕円形状に形成されている。また、本体9は、各小空間6(図2参照)を上下方向に通過可能な形状に形成されている。つまり、本体9は、本体9の平面視における一辺の長さが、各小空間6の平面視における一辺の長さより短く、かつ、本体9の上下方向の長さが、各小空間6の上下方向の長さより短くなっている。
連結部10は、本体9の上端部に設けられ、平面視において充填体7の略中央に配置され、平面視略矩形枠形状に形成されている。また、連結部10は、その縦方向両側端部に、2個の受部11が設けられている。
各受部11は、連結部10において横方向にわたって配置され、本体9からやや上側に突出しており、この各受部11は、補助筋8を受入可能な正面視半円弧形状に窪むように形成されている。
各受部11は、連結部10において横方向にわたって配置され、本体9からやや上側に突出しており、この各受部11は、補助筋8を受入可能な正面視半円弧形状に窪むように形成されている。
各補助筋8は、金属からなり、長尺形状の直管で、断面視円環形状(丸パイプ形状)に形成されている。
そして、この充填部材3は、予め複数の充填体7を、接着剤を介して補助筋8に連結させることにより、組み付けられている。
接着剤は、特に制限されず、公知の接着剤が用いられ、例えば、土木用や建築用などの接着剤、具体的には、セメダイン「スーパーX」(セメダイン社製)などが用いられる。
そして、この充填部材3は、予め複数の充填体7を、接着剤を介して補助筋8に連結させることにより、組み付けられている。
接着剤は、特に制限されず、公知の接着剤が用いられ、例えば、土木用や建築用などの接着剤、具体的には、セメダイン「スーパーX」(セメダイン社製)などが用いられる。
充填部材3を組み付けるには、まず、各受部11間の間隔と、同じ長さの間隔を隔てるように、2本の補助筋8を用意して配置する。また、別途、複数の充填体7を上記した形状に形成し、その受部11に図示しない接着剤を塗工する。
次いで、受部11に接着剤が塗工された各充填体7を、各充填体7が横方向に所定間隔を隔てて一列に配列されるように配置し、各充填体7の受部11に2本の補助筋8を縦方向に並列させて連結させる。これにより、充填部材3を組み付けることができる。
次いで、受部11に接着剤が塗工された各充填体7を、各充填体7が横方向に所定間隔を隔てて一列に配列されるように配置し、各充填体7の受部11に2本の補助筋8を縦方向に並列させて連結させる。これにより、充填部材3を組み付けることができる。
なお、各充填体7の数は、後述するように、各小空間6に各充填体7を配置するに際して適切なものであれば、特に制限されない。
図4は、コンクリートスラブの施工時における充填部材の設置を説明するための側面図であり、図5は、鉄筋と充填部材との係合状態を示すための斜視図である。
次に、上記した充填部材3を用いて、図1に示すコンクリートスラブ1を施工する方法について、説明する。
図4は、コンクリートスラブの施工時における充填部材の設置を説明するための側面図であり、図5は、鉄筋と充填部材との係合状態を示すための斜視図である。
次に、上記した充填部材3を用いて、図1に示すコンクリートスラブ1を施工する方法について、説明する。
この方法では、図2に示すように、まず、型枠5内に、鉄筋2を配置する。鉄筋2の配置は、上記したように、碁盤目状に複数の縦下筋2cおよび複数の横下筋2dを配置し、これらの上方に、各縦上筋2aおよび各横上筋2bを配置する。
この方法では、図3(b)に示すように、次いで、予め補助筋8に、接着剤を介して連結されている複数の充填体7から形成されている充填部材3を用意する。充填部材3は、上記したように、複数の充填体7を、接着剤を介して補助筋8に連結させて組み付けることにより、用意する。
この方法では、図3(b)に示すように、次いで、予め補助筋8に、接着剤を介して連結されている複数の充填体7から形成されている充填部材3を用意する。充填部材3は、上記したように、複数の充填体7を、接着剤を介して補助筋8に連結させて組み付けることにより、用意する。
この方法では、次いで、用意された充填部材3の複数の充填体7を、小空間6に一度に配置する。
複数の充填体7を小空間6に一度に配置するには、充填部材3を鉄筋2内に載置する。より具体的には、充填部材3が、図2に示すように、互いに対向する横上筋2bの間に位置して挟まれるように、かつ、充填部材3の補助筋8における各充填体7の受部11を連結する部分との間の途中12が、図4に示すように、側面視において、各縦上筋2aの上方に位置して跨ぐように、充填部材3を配置する。
複数の充填体7を小空間6に一度に配置するには、充填部材3を鉄筋2内に載置する。より具体的には、充填部材3が、図2に示すように、互いに対向する横上筋2bの間に位置して挟まれるように、かつ、充填部材3の補助筋8における各充填体7の受部11を連結する部分との間の途中12が、図4に示すように、側面視において、各縦上筋2aの上方に位置して跨ぐように、充填部材3を配置する。
そして、この状態から、図4の矢印で示すように、充填部材3を降下させる。降下された充填部材3は、補助筋8の各途中12が各縦上筋2aに係合することで、各充填体7が位置決めされて配置される。
これにより、図3(b)に示すように、各充填体7を、各小空間6に一度に配置する。
この方法では、次いで、補助筋8の各途中12を各縦上筋2aと結束する。結束は、図示しないが、公知の手法が用いられる。これにより、各充填体7が各小空間6に配置された状態で固定される。
これにより、図3(b)に示すように、各充填体7を、各小空間6に一度に配置する。
この方法では、次いで、補助筋8の各途中12を各縦上筋2aと結束する。結束は、図示しないが、公知の手法が用いられる。これにより、各充填体7が各小空間6に配置された状態で固定される。
この方法では、図5に示すように、次いで、上記したように、複数の充填部材3を、順次各縦上筋2aに固定する。
この方法では、図1に示すように、次いで、型枠5にコンクリート4を打設する。コンクリート4の打設が終了し、コンクリート4が固まると、型枠5を外し、これよって、コンクリートスラブ1を施工することができる。
この方法では、図1に示すように、次いで、型枠5にコンクリート4を打設する。コンクリート4の打設が終了し、コンクリート4が固まると、型枠5を外し、これよって、コンクリートスラブ1を施工することができる。
そして、この施工方法により施工されたコンクリートスラブ1では、各充填体7が、予め補助筋8に対して接着剤を介してそれぞれ連結されているので、一度に複数の充填体7を各小空間6に配置することができる。そのため、製造工程を簡略化でき、製造コストを低減することができる。
また、このコンクリートスラブ1では、補助筋8は、2本の長尺形状に形成されているので、各充填体7を各小空間において安定して配置し、固定させることができる。
また、このコンクリートスラブ1では、補助筋8は、2本の長尺形状に形成されているので、各充填体7を各小空間において安定して配置し、固定させることができる。
また、補助筋8は、一方向(横方向)に配列された複数の充填体7を、各充填体7の上端部に設けられた連結部10の受部11において接着剤を介して連結する。そのため、補助筋8を縦上筋2aに係合すれば、補助筋8を縦上筋2aに係合した後、作業者が、足場として縦上筋2aおよび横上筋2bや補助筋8に乗りながら、補助筋8の各途中12を各縦上筋2aと結束するなどの作業をしても、充填体7に接触しにくくなるので、充填体7が補助筋8から脱離しにくくなる。
一方、たとえ、作業者が充填体7に接触しても、各充填体7が予め接着剤を介してそれぞれ連結されているので、充填体7が補助筋8から脱落しにくくなる。その結果、確実に充填体7を所定位置に固定できながら、作業効率を向上することができる。
なお、上記説明において、各充填体7は、各充填体7が各小空間6に配置されるのに(各小空間6を上下方向に通過するのに)適した形状であれば特に制限されず、球形状やその他の形状であってもよい。
なお、上記説明において、各充填体7は、各充填体7が各小空間6に配置されるのに(各小空間6を上下方向に通過するのに)適した形状であれば特に制限されず、球形状やその他の形状であってもよい。
また、上記説明において、補助筋8は、2本であったが、その本数は特に制限されず、1本または3本以上あってもよい。
1 コンクリートスラブ
2 鉄筋
2a 縦上筋
2b 横上筋
2c 縦下筋
2d 横下筋
3 充填部材
6 小空間
7 充填体
8 補助筋
2 鉄筋
2a 縦上筋
2b 横上筋
2c 縦下筋
2d 横下筋
3 充填部材
6 小空間
7 充填体
8 補助筋
Claims (4)
- 碁盤目状に配置された下筋と、前記下筋の上方に配置され、前記下筋の碁盤目状と上下方向において対向する碁盤目状に配置された上筋と、上下方向において対向する下側の目と上側の目とにより区画される小空間に埋設されるように配置される複数の充填体とを備え、
各前記充填体は、予め連結部材に対して接着剤を介してそれぞれ連結されていることを特徴とする、コンクリートスラブ。 - 前記連結部材は、少なくとも2本の長尺形状の補助筋から形成されており、一方向に配列された複数の充填体を、各充填体の上端部において前記接着剤を介して連結することを特徴とする、請求項1に記載のコンクリートスラブ。
- 碁盤目状に下筋を配置し、前記下筋の上方に、前記下筋の碁盤目状と上下方向において対向する碁盤目状に上筋を配置する工程、
予め連結部材に接着剤を介して連結されている複数の充填体を用意する工程、および、
用意された複数の前記充填体を、上下方向において対向する下側の目と上側の目とにより区画される小空間に、一度に配置する工程
を備えていることを特徴とする、コンクリートスラブの製造方法。 - 予め連結部材に接着剤を介して連結されている複数の充填体を用意する工程において、前記連結部材は、少なくとも2本の長尺形状の補助筋から形成されており、一方向に配列された複数の前記充填体を、各前記充填体の上端部において前記接着剤を介してそれぞれ連結することを特徴とする、請求項3に記載のコンクリートスラブの製造方法。
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JP2005344234A JP2007146550A (ja) | 2005-11-29 | 2005-11-29 | コンクリートスラブおよびその製造方法 |
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CN110264017A (zh) * | 2019-06-28 | 2019-09-20 | 合肥阳光新能源科技有限公司 | 一种光伏构件排布方法及光伏阵列建设确定方法 |
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2005
- 2005-11-29 JP JP2005344234A patent/JP2007146550A/ja active Pending
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CN110264017A (zh) * | 2019-06-28 | 2019-09-20 | 合肥阳光新能源科技有限公司 | 一种光伏构件排布方法及光伏阵列建设确定方法 |
CN110264017B (zh) * | 2019-06-28 | 2022-02-15 | 阳光新能源开发股份有限公司 | 一种光伏构件排布方法及光伏阵列建设确定方法 |
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