JP2007145719A - 乳化型皮膚外用剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】皮膚に塗布した場合、皮膚でのびが軽く、べたつかず、有効成分が肌に浸透していく感じの浸透感に優れ、なめらかさ、うるおいを与え、しっとりし、しかも経時安定性にも優れた乳化型皮膚外用剤を提供すること。
【解決手段】特定の(A)揮発可能な油分と、(B)保湿剤として、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコールからなる群から選択される1種又は2種以上とを含有することを特徴とする乳化型皮膚外用剤。
【選択図】なし

Description

本発明は優れた使用性を有する乳化型皮膚外用剤に関するものである。さらに詳しくは、皮膚でのびが軽く、べたつかず、有効成分が肌に浸透していく感じの浸透感に優れ、なめらかさ、うるおいを与え、しっとりし、しかも経時安定性にも優れた乳化型皮膚外用剤に関する。
一般に保湿性が高く、スキンケア効果が高いとされるグリセリンに代表される多価アルコールを高配合すると、べたついたり、重い使用感となりがちである。この欠点をクリアするために、シリコーン油、炭化水素油、エステル油、エーテル油などの様々な油分の配合による改善が試みられている。特に、昨今、専ら表面張力の低いシリコーン油を配合して、保湿剤に起因する使用時のべたつきを低減させる試みがなされている。
べたつきの低減、肌なじみ、浸透感の演出といった観点からは、一般に低沸点の環状揮発性シリコーン油や低分子量のエステル油が用いられる傾向にある(特許文献1)。低沸点の環状揮発性のシリコーン油としては、オクタメチルシクロテトラシロキサン(通称、D4)、デカメチルシクロペンタシロキサン(通称、D5)、テトラデカメチルシクロヘキサンシロキサンなどが知られている。
しかしながら、揮発性に優れるオクタメチルシクロテトラシロキサンは、最近、生殖毒性などの懸念があるとされ、その使用が控えられるようになっている。一方で、デカメチルシクロペンタシロキサンやテトラデカメチルシクロヘキサンシロキサンなどでは揮発性が不十分で、保湿剤に起因するべたつきの低減や、肌なじみ、浸透感の演出といった観点からは不十分であり、効果を高めようとして配合量を増やすと、経時で分離を起こす原因となるといった欠点がある。
他方、低分子量のエステル油としては、2−エチルヘキサン酸イソノニル、イソノナン酸イソノニル、2−エチルヘキサン酸セチルなどが挙げられるが、これらの低分子量のエステル油は、しばしば安全性の観点から問題となることがあり、べたつき低減や肌なじみ、浸透感の演出の効果を実感させるまでの十分な量を配合できないといった問題がある。
一方、蒸発可能な特定のシロキサン化合物が化粧料配合成分として提案されている(特許文献2)。
特開2004−307353号公報 特表2005−509041号公報
本発明者らは、上述の観点に鑑み鋭意研究を重ねた結果、特定の蒸発可能な油分と、特定の保湿剤とを組み合わせて配合すると、べたつかず、肌なじみ、浸透感に優れながらも、高いスキンケア効果(しっとりとし、うるおい感、なめらかさがある)を有する乳化型皮膚外用剤が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、下記成分(A)と(B)とを含有することを特徴とする乳化型皮膚外用剤を提供するものである。
(A)揮発可能な油分として、1,1,3,3,3−ペンタメチル−1−エチルジシロキサン、1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ジエチルジシロキサン、1,1,3,3,3−ペンタメチル−1−プロピルジシロキサン、1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ジプロピルジシロキサン、1,1,3,3,3−ペンタメチル−1−ブチルジシロキサン、1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ジブチルジシロキサン、1,1,1,5,5,5−ヘキサメチル−3,3−ジエチルトリシロキサン、1,1,1,3,5,5,5−ヘプタメチル−3−エチルトリシロキサン、1,1,3,3,5,5−ヘキサメチル−1,5−ジエチルトリシロキサン、1,1,1,3,5,5,5−ヘプタメチル−3−プロピルトリシロキサン、1,1,1,5,5,5−ヘキサメチル−3,3−ジプロピルジシロキサン又は1,1,1,3,5,5,5−ヘプタメチル−3−ブチルトリシロキサンからなる群から選択される1種又は2種以上(但しプロピル及びブチル基は直鎖状又は分岐状置換基である)
(B)保湿剤として、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコールからなる群から選択される1種又は2種以上
また、本発明は、成分(A)揮発可能な油分が、1,1,1,3,5,5,5−ヘプタメチル−3−エチルトリシロキサン、1,1,1,3,5,5,5−ヘプタメチル−3−プロピルトリシロキサン、1,1,1,3,5,5,5−ヘプタメチル−3−ブチルトリシロキサン、1,1,1,3,5,5,5−ヘプタメチル−3−であることを特徴とする上記の乳化型皮膚外用剤を提供するものである。
さらに、本発明は、成分(A)の揮発可能な油分を3.0〜50.0質量%と、成分(B)の保湿剤を5.0〜30.0質量%とを含有することを特徴とする上記の乳化型皮膚外用剤を提供するものである。
また、本発明は、成分(A)と成分(B)の含有量の質量比が、(A)/(B)=0.5〜3.0であることを特徴とする上記の乳化型皮膚外用剤を提供するものである。
さらに、本発明は、成分(B)のグリセリンを5質量%以上含有することを特徴とする上記の乳化型皮膚外用剤を提供するものである。
本発明は、皮膚に塗布した場合、皮膚でのびが軽く、べたつかず、有効成分が肌に浸透していく感じの浸透感に優れ、なめらかさ、うるおいを与え、しっとりし、しかも経時安定性にも優れた乳化型皮膚外用剤である。
以下、発明について詳述する。
本発明で用いる揮発可能な油分成分(A)は、1,1,3,3,3−ペンタメチル−1−エチルジシロキサン、1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ジエチルジシロキサン、1,1,3,3,3−ペンタメチル−1−プロピルジシロキサン、1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ジプロピルジシロキサン、1,1,3,3,3−ペンタメチル−1−ブチルジシロキサン、1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ジブチルジシロキサン、1,1,1,5,5,5−ヘキサメチル−3,3−ジエチルトリシロキサン、1,1,1,3,5,5,5−ヘプタメチル−3−エチルトリシロキサン、1,1,3,3,5,5−ヘキサメチル−1,5−ジエチルトリシロキサン、1,1,1,3,5,5,5−ヘプタメチル−3−プロピルトリシロキサン、1,1,1,5,5,5−ヘキサメチル−3,3−ジプロピルジシロキサン又は1,1,1,3,5,5,5−ヘプタメチル−3−ブチルトリシロキサンの1種または2種以上である。但し、上記化合物のプロピル基及びブチル基は直鎖であっても分岐であってもかまわない。
上記成分(A)は、前記特許文献2に記載された製造方法により得られる化合物を用いることが出来る。
図1は、250ccのPPカップに100gの油分(試料)を充填して、重量法により、20℃における揮発度を測定したものである。本発明の成分(A)として用いる1,1,1,3,5,5,5,−ヘプタメチル−3−エチルトリシロキサンの揮発速度が明らかに大きいことを示している。本発明においては、このような揮発速度の大きい成分(A)が、うるおい、しっとり感を与えるスキンケア効果を発揮する。使用性の面では、べたつく多価アルコールであるグリセリン、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコールとを組み合わせて製剤を調製することにより、使用時にべたつかず、肌なじみ、浸透感に優れながらも、うるおいとしっとり感といったスキンケア効果に優れた乳化型皮膚外用剤が提供可能となる。
成分(A)として、最も好ましいものは、使用感触の点で、1,1,1,3,5,5,5−ヘプタメチル−3−エチルトリシロキサン、1,1,1,3,5,5,5−ヘプタメチル−3−プロピルトリシロキサン、1,1,1,3,5,5,5−ヘプタメチル−3−ブチルトリシロキサン、1,1,3,3,3−ペンタメチル−1−ブチルジシロキサンである。
本発明に用いる保湿剤の成分(B)は、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコールの中から選ばれる多価アルコールの1種または2種以上である。
本発明においては、成分(A)の配合量は、乳化型皮膚外用剤全量に対して3.0〜50.0質量%が好ましく、より好ましくは5〜30質量%である。3.0質量%未満では、本発明の効果が得られない場合がある。また、50.0質量%を越えて配合しても本発明の効果を増強するものではない。
本発明に用いる保湿剤の成分(B)の配合量は、乳化型皮膚外用剤全量に対して5.0〜30.0質量%が好ましく、より好ましくは、10.0〜20.0質量%である。5.0質量%未満の配合量や30.0質量%を越えての配合量では本発明の効果が得られない場合がある。
本発明に用いる成分(A)と成分(B)の含有量の質量比は、(A)/(B)=0.5〜3.0が好ましい。(A)/(B)=0.5より小さいと多価アルコールに起因するべたつきを生じるようになり、また、(A)/(B)=3.0より大きいと塗布中の使用感に重さを感じるようになるからである。
本発明においては、上記(A)成分、(B)成分を含有する乳化型組成物を調製することにより、使用時にべたつかず、肌に対してのびやなじみがよく、塗布後においてもべたつかず、感触が良好で、うるおい感、しっとり感といったスキンケア効果に優れ、かつ経時安定性にも優れた皮膚外用剤が得られる。
本発明の乳化型皮膚外用剤は、上記の必須成分に加えて、化粧料等の皮膚外用剤に配合され得る他の成分を、本発明の所期の効果を損わない限りにおいて配合し、常法により製造することができる。
例えば、流動パラフィン、スクワラン、ワセリン等の炭化水素類;マカデミアナッツ油、オリーブ油、ラノリン等の油脂類;ホホバ油、カルナバロウ、キャンデリラロウ等のロウ類;ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルシロキサン等のシリコーン類;カプリルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、コレステロール、フィトステロール等の高級アルコール類;カプリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、ラノリン脂肪酸、リノール酸、リノレン酸等の高級脂肪酸;ポリエチレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、エリスリトール、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、ムコ多糖、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸、キチン、キトサン等の保湿剤;エタノール等の低級アルコール;ブチルヒドロキシトルエン、トコフェロール、フィチン等の酸化防止剤;安息香酸、サリチル酸、ソルビン酸、パラオキシ安息香酸アルキルエステル、ヘキサクロロフェン等の抗菌剤等を適宜配合することができる。
また、グリシン、アラニン、バリン、ロイシン、トレオニン、フェニルアラニン、チロシン、アスパラギン酸、アスパラギン、グルタミン、タウリン、アルギニン、ヒスチジン等のアミノ酸およびこれらのアルカリ金属塩と塩酸塩;アシルサルコシン酸(例えばラウロイルサルコシンナトリウム)、グルタチオン;クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、乳酸等の有機酸;ビタミンAおよびその誘導体;ビタミンB6塩酸塩、ビタミンB6トリパルミテート、ビタミンB6ジオクタノエート、ビタミンB2およびその誘導体、ビタミンB12、ビタミンB15およびその誘導体等のビタミンB類;アスコルビン酸、アスコルビン酸硫酸エステル(塩)、アスコルビン酸リン酸エステル(塩)、アスコルビン酸ジパルミテート等のビタミンC類;α−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、ビタミンEアセテート等のビタミンE類;ビタミンD類;ビタミンH、パントテン酸、パンテチン等のビタミン類;ニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル、γ−オリザノール、アラントイン、グリチルリチン酸(塩)、グリチルレチン酸およびその誘導体、ヒノキチオール、ビサボロール、ユーカリプトール、チモール、イノシトール、サイコサポニン、ニンジンサポニン、ヘチマサポニン、ムクロジサポニン等のサポニン類、パントテニルエチルエーテル、エチニルエストラジオール、トラネキサム酸、アルブチン、セファランチン、プラセンタエキス等の各種薬剤;ギシギシ、クララ、コウホネ、オレンジ、セージ、ノコギリソウ、ゼニアオイ、センブリ、タイム、トウキ、トウヒ、バーチ、スギナ、ヘチマ、マロニエ、ユキノシタ、アルニカ、ユリ、ヨモギ、シャクヤク、アロエ、クチナシ、サワラ等の各種の溶媒で抽出した天然エキス;中和剤、酸化防止剤、色素、香料、精製水等を適宜配合することができる。
なお、本発明の乳化型皮膚外用剤に配合し得る界面活性剤は特に限定されない。例えば、モノラウリン酸ソルビタン、モノパルミチン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタン、モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、ポリオキシエチレングリコールモノオレート、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリエチレングリコールジ脂肪酸エステル、ラウロイルジエタノールアミド、脂肪酸ジプロパノールアミド、マルチトールヒドロキシ脂肪族エーテル、アルキル化多糖、アルキルグルコシド、シュガーエステル、ポリエーテル変性シリコーン等の非イオン界面活性剤;ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド、塩化ベンザルコニウム、ラウリルアミンオキサイド等のカチオン界面活性剤;パルミチン酸ナトリウム、ラウリン酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム、アルキル硫酸トリエタノールアミン、アシルメチルタウリン塩等のアニオン界面活性剤;両性界面活性剤等を適宜選択して配合することができる。
本発明の乳化型皮膚外用剤は、クリーム等の皮膚化粧料、ファンデーションや口紅等のメーキャップ化粧料として好適に用いられる。
本発明を以下に実施例を挙げてさらに詳述する。本発明はこれによりなんら限定されるものではない。配合量は特記しない限り質量%で示す。
[実施例1〜9及び比較例1〜9]
下記表1〜3に示す処方で、水中油型の乳化型皮膚化粧料であるスキンクリームを下記方法により製造した。
(製法)
(5)〜(17)、(19)、(20)を70℃にて均一に混合溶解した(油相)。一方、(1)〜(4)、(18)、(21)を70℃にて均一に混合溶解した(水相)。次いで、70℃を保持した水相に、70℃の油相を徐添しながら、ホモミキサーで乳化した。乳化を終了したら、40℃以下まで急冷し、目的の水中油型の乳化スキンクリームを得た。
得られたクリーム(試料)について、下記試験方法により安定性および使用性(のび、べたつき、さっぱりさ、浸透感)を評価した。
[安定性試験]
試料を50℃、1ヶ月間放置後の外観を、目視にて観察し、下記評価基準により判定した。
(評価基準)
○: 分離が全くみられなかった
△: 分離がほとんどみられなかった
×: 液相(油相または水相)の分離が生じた
[使用性(のび)]
女性専門パネル(10名)による実使用試験を行い、肌へののびについて、それぞれ下記の評価基準により評価してもらった。
(評価基準)
◎: 10名全員が、のびが軽く、なめらかな使用性を有すると判定
○: 7〜9名が、のびが軽く、なめらかな使用性を有すると判定
△: 3〜6名が、のびが軽く、なめらかな使用性を有すると判定
×: 0〜2名が、のびが軽く、なめらかな使用性を有すると判定
[使用性(べたつき)]
女性専門パネル(10名)による実使用試験を行い、べたつきについて、それぞれ下記の評価基準により評価してもらった。
(評価基準)
◎: 10名全員が、べたつきがなく、しっとりした使用性を有すると判定
○: 7〜9名が、べたつきがなく、しっとりした使用性を有すると判定
△: 3〜6名が、べたつきがなく、しっとりした使用性を有すると判定
×: 0〜2名が、べたつきがなく、しっとりした使用性を有すると判定
[使用性(さっぱりさ)]
女性専門パネル(10名)による実使用試験を行い、さっぱりさについて、それぞれ下記の評価基準により評価してもらった。
(評価基準)
◎: 10名全員が、さっぱりさがある使用性を有すると判定
○: 7〜9名が、さっぱりさがある使用性を有すると判定
△: 3〜6名が、さっぱりさがある使用性を有すると判定
×: 0〜2名が、さっぱりさがある使用性を有すると判定
[使用性(しっとりさ)]
女性専門パネル(10名)による実使用試験を行い、さっぱりさについて、それぞれ下記の評価基準により評価してもらった。
(評価基準)
◎: 10名全員が、しっとりさがある使用性を有すると判定
○: 7〜9名が、しっとりさがある使用性を有すると判定
△: 3〜6名が、しっとりさがある使用性を有すると判定
×: 0〜2名が、しっとりさがある使用性を有すると判定
[使用性(浸透感)]
女性専門パネル(10名)による実使用試験を行い、浸透感について、それぞれ下記の評価基準により評価してもらった。
(評価基準)
◎: 10名全員が、浸透感がある使用性を有すると判定
○: 7〜9名が、浸透感がある使用性を有すると判定
△: 3〜6名が、浸透感がある使用性を有すると判定
×: 0〜2名が、浸透感がある使用性を有すると判定

































Figure 2007145719












Figure 2007145719
表1〜2の結果から、本発明である実施例1〜9の水中油型のスキンクリームは、優れた安定性と使用性を有していることがわかる。
以下に本発明のその他の実施例を示す。
実施例10.O/W乳化型スキンクリーム
(配合成分) 質量%
(1)流動パラフィン 2.0
(2)1,1,1,3,5,5,5−3−ヘプタメチル−エチルトリシロキサン
10.0
(3)イソデシルベンゾエート 1.0
(4)セテアリルグルコシド 3.0
(5)セチルアルコール 0.5
(6)バチルアルコール 0.5
(7)香料 0.1
(8)イオン交換水 残余
(9)1,3−ブチレングリコール 3.0
(10)グリセリン 10.0
(11)アスコルビン酸グルコシド 2.0
(12)パラベン 0.15
(13)エタノール 3.0
(14)水酸化ナトリウム 0.4
(15)ビニルピロリドン/2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸
共重合体 0.5
(商品名:「ARISTOFLEX AVC」;CLARIANT社製)
(16)クエン酸 0.09
(17)クエン酸ナトリウム 0.01
成分(A)/成分(B)の比率=10/13=0.77
(製法)
(1)〜(7)を70℃にて均一に混合溶解した(油相)。一方、(8)〜(17)を70℃にて均一に混合溶解した(水相)。70℃に保持した水相に油相を徐添しながら、ホモミキサーで乳化した。乳化が完了したら、40℃以下に急冷し、目的のスキンクリームを得た。
(製品の性状)
得られたスキンクリームについて、実施例1〜9と同様の評価を行ったところ、使用性に優れ(使用性評価:べたつき、のびおよびさっぱりさ、浸透感とも◎)、皮膚に塗布した場合、うるおいを与え、のびが軽く、さっぱりしていながらもしっとりした感触を有しており、しかも、べたつかず、安定性も良好(安定性評価:○)なものであった。
実施例11.O/W乳化型ファンデーション
(配合成分) 質量%
(1)液状ラノリン 2.0
(2)流動パラフィン 4.0
(3)1,1,3,3,3−ペンタメチル−エチルジシロキサン 10.0
(4)ステアリルアルコール 0.5
(5)モノステアリン酸グリセリン 0.1
(6)ジオレイン酸エチレングリコール・ポリエチレングリコール(HLB=8)
(商品名:「エマレックス600dio」;日本エマルジョン(株)社製)
1.5
(7)香料 0.1
(8)イオン交換水 残余
(9)ジプロピレングリコール 2.5
(10)グリセリン 3.0
(11)エタノール 1.0
(12)パラベン 0.1
(13)タルク 3.0
(14)二酸化チタン 5.0
(15)ベンガラ 0.5
(16)黄酸化鉄 1.4
(17)黒酸化鉄 0.1
成分(A)/成分(B)の比率=1.82
(製法)
(1)〜(7)を70℃にて均一に混合溶解した(油相)。一方、(8)〜(17)を70℃にて均一に混合分散した(水相)。70℃に保持した水相に油相を徐添しながらホモミキサーで乳化した。乳化が終了したら、40℃以下に急冷し、目的のO/W乳化型ファンデーションを得た。
(製品の性状)
得られたO/W乳化型ファンデーションについて、実施例1〜10と同様の評価を行ったところ、使用性に優れ(使用性評価:べたつき、のびおよびさっぱりさ、浸透感とも◎)、毛髪に塗布した場合、うるおいを与え、のびが軽く、さっぱりしていながらもしっとりした感触を有しており、しかも、べたつかず、安定性も良好(安定性評価:○)なものであった。
実施例12.O/W乳化型サンスクリーン
(配合成分) 質量%
(1)パラメトキシケイ皮酸オクチル 6.0
(2)ジパラメトキシケイ皮酸グリセリンオクチル 2.0
(3)4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン 2.0
(4)テトラ(オクタン酸/パラメトキシケイ皮酸)ペンタエリスリット
3.0
(5)1,1,1,3,5,5,5−ヘキサメチル−3,3−ジプロピル
ジシロキサン 5.0
(6)ジメチルポリシロキサン(20mPa・s) 3.0
(7)ワセリン 0.5
(8)セチルアルコール 1.0
(9)アラキルグルコシド(HLB=8) 1.2
(商品名:「MONTANOV202」;SEPIC社製)
(10)イオン交換水 残余
(11)ジプロピレングリコール 6.0
(12)エタノール 3.0
(13)ポリアクリル酸アンモニウム 0.5
(商品名:「SIMULGEL A」;SEPIC社製)
(14)香料 0.1
成分(A)/成分(B)の比率=0.83
(製法)
(1)〜(9)を70℃にて均一に混合溶解した(油相)。一方、(10)〜(14)を70℃にて均一に混合分散した(水相)。70℃に保持した水相に油相を徐添しながら、ホモミキサーで乳化した。乳化が終了したら、40℃以下に急冷し、目的の0/W乳化型サンスクリーンを得た。
(製品の性状)
得られたO/W乳化型サンスクリーンについて、実施例1〜10と同様の評価を行ったところ、使用性に優れ(使用性評価:べたつき、のびおよびさっぱりさ、浸透感とも◎)、皮膚に塗布した場合、うるおいを与え、のびが軽く、さっぱりしていながらもしっとりした感触を有しており、しかも、べたつかず、安定性も良好(安定性評価:○)なものであった。
実施例13.W/O乳化型サンスクリーン
(配合成分) 質量%
(1)パラメトキシケイ皮酸オクチル 5.0
(2)オキシベンゾン 3.0
(3)4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン 1.0
(4)疎水化処理二酸化チタン 3.0
(5)スクワラン 5.0
(6)1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ジプロピルジシロキサン
35.0
(7)ジイソステアリン酸グリセリン 3.0
(8)有機変性モンモリロナイト 1.5
(9)パラベン 0.15
(10)香料 0.1
(11)イオン交換水 残余
(12)1,3−ブチレングリコール 15.0
(13)グリセリン 3.0
成分(A)/成分(B)の比率=1.94
(製法)
(1)〜(10)を均一に混合溶解した(油相)。一方、(11)〜(13)を均一に混合分散した(水相)。油相に水相を徐添しながら、ホモミキサーで乳化し、目的のW/O乳化型サンスクリーンを得た。
(製品の性状)
得られたW/O乳化型サンスクリーンについて、実施例1〜9と同様の評価を行ったところ、使用性に優れ(使用性評価:べたつき、のびおよびさっぱりさ、浸透感とも◎)、皮膚に塗布した場合、うるおいを与え、のびが軽く、さっぱりしていながらもしっとりした感触を有しており、しかも、べたつかず、安定性も良好(安定性評価:○)なものであった。
実施例14.W/O乳化型ファンデーション(クリームタイプ)
(配合成分) 質量%
(1)セリサイト 5.0%
(2)カオリン 4.0
(3)二酸化チタン 9.3
(4)ベンガラ 0.4
(5)黄酸化鉄 0.8
(6)黒酸化鉄 0.2
(7)流動パラフィン 5.0
(8)1,1,3,5,5,5,−ヘプタメチル−3−ブチルトリシロキサン
12.0
(9)ポリオキシエチレン変性ジメチルポリシロキサン 4.0
(10)イオン交換水 残余
(11)ヘキサメタリン酸ソーダ 0.1
(12)1,3−ブチレングリコール 5.0
(13)グリセリン 2.0
(14)フェノキシエタノール 0.2
(15)ジブチルヒドロキシトルエン 0.5
(16)香料 0.1
成分(A)/成分(B)の比率=1.71
(製法)
(10)〜(15)を70℃で加熱攪拌後、十分混合粉砕された(1)〜(6)を添加し、70℃でホモミキサー処理する。さらに70℃に加熱した(7)〜(9)を加え、70℃でホモミキサー処理する。これを攪拌しながら冷却し、45℃で(16)を加え、室温まで冷却する。最後に脱気して、目的のW/O乳化型ファンデーションを得た。
(製品の性状)
得られたW/O乳化型ファンデーションについて、実施例1〜9と同様の評価を行ったところ、使用性に優れ(使用性評価:べたつき、のびおよびさっぱりさ、浸透感とも◎)、皮膚に塗布した場合、うるおいを与え、のびが軽く、さっぱりしていながらもしっとりした感触を有しており、しかも、べたつかず、安定性も良好(安定性評価:○)なものであった。
実施例15.W/O乳化型ファンデーション(2層分散タイプ)
(配合成分) 質量%
(1)タルク 7.0
(2)二酸化チタン 12.0
(3)無水ケイ酸 2.0
(4)ナイロンパウダー 4.0
(5)着色顔料 2.0
(6)1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ジエチルジシロキサン
15.0
(7)ロジンペンタエリスリットエステル 1.5
(8)ジイソオクタン酸ネオペンチルグリコール 5.0
(9)スクワラン 1.5
(10)トリオクタン酸グリセリン 2.0
(11)ポリオキシエチレン変性ジメチルポリシロキサン 1.5
(12)香料 0.1
(13)イオン交換水 残余
(14)1,3−ブチレングリコール 4.0
(15)グリセリン 1.0
(16)エタノール 3.5
成分(A)/成分(B)の比率=3.0
(製法)
(13)〜(16)の水相部を攪拌後、十分に混合粉砕した(1)〜(5)を添加し、ホモミキサー処理する。次いで、(6)〜(12)の油相部を溶解後、先の水相と粉末を混合したものに加え、ホモミキサー処理する。最後に脱気して、目的のW/O乳化型ファンデーションを得た。
(製品の性状)
得られたW/O乳化型ファンデーションについて、実施例1〜9と同様の評価を行ったところ、使用性に優れ(使用性評価:べたつき、のびおよびさっぱりさ、浸透感とも◎)、皮膚に塗布した場合、うるおいを与え、のびが軽く、さっぱりしていながらもしっとりした感触を有しており、しかも、べたつかず、安定性も良好(安定性評価:○)なものであった。
実施例16.O/W乳化型乳液
(配合成分) 質量%
(1)ステアリン酸 2.0
(2)セチルアルコール 1.5
(3)ワセリン 1.0
(4)スクワラン 1.0
(5)1,1,1,3,5,5,5−ヘプタメチル−3−プロピルトリシロキサン
4.0
(6)ソルビタンモノオレイン酸エステル 2.0
(7)ジプロピレングリコール 5.0
(8)グリセリン 2.0
(9)ポリエチレングリコール1500 3.0
(10)トリエタノールアミン 1.0
(11)パラベン 0.1
(12)香料 0.1
(13)イオン交換水 残余
成分(A)/成分(B)の比率=0.57
(製法)
(13)に(7)、(8)、(9)、(10)を加え、70℃に加熱調製する。(1)〜(5)の油分を溶解し、これに(6)、(11)、(12)を加え、70℃に調製する。この油相を、先に調製した水相に加え、予備乳化を行う。ホモミキサーにて乳化粒子を均一にした後、脱気、ろ過、冷却し、目的のO/W型乳液を得た。
(製品の性状)
得られたO/W乳化型乳液について、実施例1〜9と同様の評価を行ったところ、使用性に優れ(使用性評価:べたつき、のびおよびさっぱりさ、浸透感とも◎)、皮膚に塗布した場合、うるおいを与え、のびが軽く、さっぱりしていながらもしっとりした感触を有しており、しかも、べたつかず、安定性も良好(安定性評価:○)なものであった。
実施例17.O/W乳化型乳液
(配合成分) 質量%
(1)セチルアルコール 1.0
(2)ミツロウ 0.5
(3)ワセリン 2.0
(4)スクワラン 2.0
(5)1,1,1,3,5,5,5−ヘプタメチル−3−エチルトリシロキサン
5.0
(6)エタノール 5.0
(7)グリセリン 4.0
(8)1,3−ブチレングリコール 4.0
(9)ポリオキシエチレン(10モル付加)モノオレイン酸エステル 1.0
(10)グリセロールモノステアリン酸エステル 1.0
(11)クインスシード抽出液(5%水溶液) 20.0
(12)パラベン 0.1
(13)酸化鉄(着色剤) 適量
(14)香料 0.1
(15)イオン交換水 残余
成分(A)/成分(B)の比率=0.63
(製法)
(15)に(7)、(8)、(13)を加え、70℃に加熱調製する(水相)。(1)〜(5)に(9)、(10)、(12)を加え、70℃に加熱調整する。これを先の水相に加え、予備乳化を行う。ここに(6)、(11)、(14)を加え攪拌、ホモミキサーにて乳化粒子を均一にした後、脱気、ろ過、冷却を行い、目的のO/W乳化型乳液を得た。
(製品の性状)
得られたO/W乳化型乳液について、実施例1〜9と同様の評価を行ったところ、使用性に優れ(使用性評価:べたつき、のびおよびさっぱりさ、浸透感とも◎)、皮膚に塗布した場合、うるおいを与え、のびが軽く、さっぱりしていながらもしっとりした感触を有しており、しかも、べたつかず、安定性も良好(安定性評価:○)なものであった。
実施例18.W/O型乳液
(配合成分) 質量%
(1)マイクロクリスタリンワックス 1.0
(2)ミツロウ 2.0
(3)ラノリン 2.0
(4)流動パラフィン 10.0
(5)スクワラン 2.5
(6)1,1,1,3,5,5,5−ヘプタメチル−3−プロピルトリシロキサン
7.0
(7)グリセリン 3.5
(8)1,3−ブチレングリコール 3.5
(9)ソルビタンセスキオレイン酸エステル 4.0
(10)ポリオキシエチレン(20モル付加物)ソルビタンモノオレイン酸エステル
1.0
(11)パラベン 0.2
(12)香料 0.1
(13)イオン交換水 残余
成分(A)/成分(B)の比率=1.0
(製法)
(13)に(7)、(8)を加え、70℃に加熱調整する。(1)〜(6)、(9)、(10)、(11)、(12)を加え、70℃に調整する(油相)。この油相を攪拌しながら、先に調整した水相を徐々に加え、予備乳化を行う。ホモミキサーで乳化粒子を均一にした後、脱気、ろ過、冷却し、目的のW/O型乳液を得た。
(製品の性状)
得られたO/W乳化型乳液について、実施例1〜9と同様の評価を行ったところ、使用性に優れ(使用性評価:べたつき、のびおよびさっぱりさ、浸透感とも◎)、皮膚に塗布した場合、うるおいを与え、のびが軽く、さっぱりしていながらもしっとりした感触を有しており、しかも、べたつかず、安定性も良好(安定性評価:○)なものであった。
実施例19.W/O乳化型スキンクリーム
(配合成分) 質量%
(1)スクワラン 10.0
(2)セチルイソオクタノエート 2.0
(3)1,1,1,3,5,5,5−ヘプタメチル−3−ブチルトリシロキサン
25.0
(4)有機変性粘土鉱物 1.3
(5)ポリオキシエチレングリセロールトリイソステアリン酸エステル
0.2
(6)グリセリン 10.0
(7)パラベン 0.1
(8)フェノキシエタノール 0.1
(9)香料 0.1
(10)イオン交換水 残余
成分(A)/成分(B)の比率=2.5
(製法)
(1)〜(3)を加熱溶解後、(4)、(5)、(7)、(8)、(9)を加え、70℃に調整し、均一に分散・溶解して油性ゲルを得る。(10)に(6)を加え、70℃に調整する。この水相を先に調整した油性ゲルの中へ十分に攪拌しながら徐添する。ホモミキサーで均一に混合した後、脱気、ろ過、30℃まで冷却する。
(製品の性状)
得られたW/O乳化型スキンクリームについて、実施例1〜9と同様の評価を行ったところ、使用性に優れ(使用性評価:べたつき、のびおよびさっぱりさ、浸透感とも◎)、皮膚に塗布した場合、うるおいを与え、のびが軽く、さっぱりしていながらもしっとりした感触を有しており、しかも、べたつかず、安定性も良好(安定性評価:○)なものであった。
実施例20.O/W乳化型スキンクリーム
(配合成分) 質量%
(1)流動パラフィン 2.0
(2)1,1,3,5,5,5−ヘプタメチル−3−エチルトリシロキサン
6.0
(3)イソノナン酸イソノニル 6.0
(4)セテアリルグルコシド(HLB=7) 3.0
(商品名:「MONTANOV 68」;SEPIC社製)
(5)セチルアルコール 2.5
(6)バチルアルコール 2.5
(7)香料 0.1
(8)イオン交換水 残余
(9)1,3−ブチレングリコール 3.0
(10)グリセリン 9.0
(11)4−メトキシサリチル酸カリウム 5.0
(12)パラベン 0.15
(13)エタノール 3.0
(14)水酸化ナトリウム 0.4
(15)アクリル酸ナトリウム/2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン
酸共重合体 0.5
(商品名:「SIMULGEL EG」;SEPIC社製)
(16)クエン酸 0.09
(17)クエン酸ナトリウム 0.01
成分(A)/成分(B)=0.5
(製法)
(1)〜(7)を70℃にて均一に混合溶解した(油相)。一方、(8)〜(17)を70℃にて均一に混合溶解した(水相)。70℃に保持した水相に油相を徐添しながら、ホモミキサーで乳化した。乳化が終了したら、40℃以下に急冷し、目的のO/W乳化型スキンクリームを得た。
(製品の性状)
得られたO/W乳化型スキンクリームについて、実施例1〜9と同様の評価を行ったところ、使用性に優れ(使用性評価:べたつき、のびおよびさっぱりさ、浸透感とも◎)、皮膚に塗布した場合、うるおいを与え、のびが軽く、さっぱりしていながらもしっとりした感触を有しており、しかも、べたつかず、安定性も良好(安定性評価:○)なものであった。
本発明によれば、のびが軽く、べたつかず、有効成分が肌に浸透していく感じの浸透感に優れ、なめらかさ、うるおいを与え、しっとりし、しかも経時安定性にも優れた乳化型皮膚外用剤を提供することが出来る。
油分の揮発度を示したグラフである。

Claims (5)

  1. 下記成分(A)と(B)とを含有することを特徴とする乳化型皮膚外用剤。
    (A)揮発可能な油分として、1,1,3,3,3−ペンタメチル−1−エチルジシロキサン、1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ジエチルジシロキサン、1,1,3,3,3−ペンタメチル−1−プロピルジシロキサン、1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ジプロピルジシロキサン、1,1,3,3,3−ペンタメチル−1−ブチルジシロキサン、1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ジブチルジシロキサン、1,1,1,5,5,5−ヘキサメチル−3,3−ジエチルトリシロキサン、1,1,1,3,5,5,5−ヘプタメチル−3−エチルトリシロキサン、1,1,3,3,5,5−ヘキサメチル−1,5−ジエチルトリシロキサン、1,1,1,3,5,5,5−ヘプタメチル−3−プロピルトリシロキサン、1,1,1,5,5,5−ヘキサメチル−3,3−ジプロピルジシロキサン又は1,1,1,3,5,5,5−ヘプタメチル−3−ブチルトリシロキサンからなる群から選択される1種又は2種以上(但しプロピル及びブチル基は直鎖状又は分岐状置換基である)
    (B)保湿剤として、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコールからなる群から選択される1種又は2種以上
  2. 成分(A)揮発可能な油分が、1,1,1,3,5,5,5−ヘプタメチル−3−エチルトリシロキサン、1,1,1,3,5,5,5−ヘプタメチル−3−プロピルトリシロキサン、1,1,1,3,5,5,5−ヘプタメチル−3−ブチルトリシロキサン、1,1,1,3,5,5,5−ヘプタメチル−3−であることを特徴とする請求項1記載の乳化型皮膚外用剤。
  3. 成分(A)の揮発可能な油分を3.0〜50.0質量%と、成分(B)の保湿剤を5.0〜30.0質量%とを含有することを特徴とする請求項1又は2記載の乳化型皮膚外用剤。
  4. 成分(A)と成分(B)の含有量の質量比が、(A)/(B)=0.5〜3.0であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の乳化型皮膚外用剤。
  5. 成分(B)のグリセリンを5質量%以上含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の乳化型皮膚外用剤。
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