JP2007145218A - 車両のエアバッグ装置 - Google Patents

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直樹 武村
Koji Ikeda
康二 池田
Hiroyuki Hirayama
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Abstract

【課題】エアバッグ本体の面積を大きくすることなく、車両の衝突又は横転時に展開するサイドカーテンエアバッグの乗員保護性能をより高めた車両のエアバッグ装置を提供する。
【解決手段】車体のルーフのルーフサイドレール26に沿わせて、複数のバッグ取付部材46で取付け、カーテン状に展開させる車両のエアバッグ装置は、複数のバッグ取付部材のうち少なくとも一つは、展開したエアバッグ本体に乗員が当たったときに、バッグ下端部56の高さをほぼ高さMで維持する方向へのエアバッグ本体14の移動を許容する、バッグ移動許容部材92を備えた。バッグ移動許容部材92は、伸縮部材か、可動部材か、切り離し部材かの何れかである。乗員の車外方向への移動に対して、エアバッグ本体がバッグ取付部材を支点にして車外方向へ振れず、バッグ下端部が上がらない。
【選択図】図5

Description

本発明は、車両の衝突又は横転時に、ドアと乗員の間にカーテン状にエアバッグ本体を展開する車両のエアバッグ装置に関するものである。
車両の衝突又は横転時に乗員を保護するサイドカーテンエアバッグ装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−362290公報(第9頁、図5)
特許文献1を次図に基づいて説明する。
図18は、従来の技術の基本構成を説明する図であり、従来の乗員拘束装置201は、車両202のルーフ203に連なるルーフサイドレール204に沿って取付けたエアバッグ205を備え、エアバッグ205をドア206のドアガラス207と乗員208との間に遮るようにカーテン状に展開するものである。
しかし、特許文献1の乗員拘束装置201では、エアバッグ205の展開の初期段階において、カーテン状に展開したエアバッグ205に乗員208が矢印a1のように当接した場合、エアバッグ205は車外方向(矢印a2の方向)に矢印a3のように揺動して、エアバッグ205のバッグ下端部209は上方に距離Bだけ上がることがあり、距離Bに対応する面積だけ乗員を受け止める範囲が減少してしまう。車外方向へ向かう乗員203を保護する性能をより高める構造が望まれていた。
本発明は、エアバッグ本体の面積を大きくすることなく、車両の衝突又は横転時に展開するサイドカーテンエアバッグの乗員保護性能をより高めた車両のエアバッグ装置を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、車体のルーフに沿わせて、折り畳んだ状態のエアバッグ本体を複数のバッグ取付部材で取付け、エアバッグ本体にインフレータからガスを充填することで、エアバッグ本体を車室の側部内面に沿わせてカーテン状に展開させる車両のエアバッグ装置において、複数のバッグ取付部材のうち少なくとも一つは、展開したエアバッグ本体に乗員が当たったときに、バッグ下端部の高さを維持する方向へのエアバッグ本体の移動を許容する、バッグ移動許容部材を備えたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、車体のルーフに沿わせて、折り畳んだ状態のエアバッグ本体を複数のバッグ取付部材で取付け、エアバッグ本体にインフレータからガスを充填することで、エアバッグ本体を車室の側部内面に沿わせてカーテン状に展開させる車両のエアバッグ装置において、複数のバッグ取付部材のうち少なくとも一つを、展開したエアバッグ本体に乗員が当たったときにバッグ下端部とドアライニング上部との当接を可能とするオフセット量だけ、他のバッグ取付部材に対して車外方向及び/又は車体下方にオフセットさせたことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、複数のバッグ取付部材のうち少なくとも一つは、展開したエアバッグ本体へ乗員が当たったときに、バッグ下端部の高さを維持する方向へのエアバッグ本体の移動を許容する、バッグ移動許容部材を備えたことを特徴とする。
請求項4に係る発明では、バッグ移動許容部材は、伸縮部材であり、展開したエアバッグ本体に乗員の力が加わることで、伸縮部材が伸びる構成としたことを特徴とする。
請求項5に係る発明では、バッグ移動許容部材は、可動部材であり、展開したエアバッグ本体に乗員の力が加わることで、可動部材が作動する構成としたことを特徴とする。
請求項6に係る発明では、バッグ移動許容部材は、切り離し部材であり、展開したエアバッグ本体に乗員の力が加わることで、切り離し部材が作動する構成としたことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、車体のルーフに沿わせて、複数のバッグ取付部材で取付け、カーテン状に展開させる車両のエアバッグ装置は、複数のバッグ取付部材のうち少なくとも一つは、展開したエアバッグ本体に乗員が当たったときに、バッグ下端部の高さを維持する方向へのエアバッグ本体の移動を許容する、バッグ移動許容部材を備えたので、乗員の車外方向への移動に対して、エアバッグ本体がバッグ取付部材を支点にして車外方向へ振れず、バッグ下端部が上がらない。その結果、エアバッグ本体の有効面積を減少させることなく、衝撃を吸収することができる。従って、エアバッグ本体の面積を大きくすることなく、車両の衝突又は横転時に展開するサイドカーテンエアバッグの乗員保護性能をより高めることができるという利点がある。
請求項2に係る発明では、車体のルーフに沿わせて、複数のバッグ取付部材で取付け、カーテン状に展開させる車両のエアバッグ装置は、複数のバッグ取付部材のうち少なくとも一つを、展開したエアバッグ本体に乗員が当たったときにバッグ下端部とドアライニング上部との当接を可能とするオフセット量だけ、他のバッグ取付部材に対して車外方向及び/又は車体下方にオフセットさせたので、乗員が、オフセット位置に展開したエアバッグ本体に当接しても、エアバッグ本体のドア側への移動量は小さく、エアバッグ本体の変形を抑制することができ、エアバッグ本体の展開時の形状を保つ支持能力を向上させることができる。従って、エアバッグ本体の面積を大きくすることなく、車両の衝突又は横転時に展開するサイドカーテンエアバッグの乗員保護性能をより高めることができるという利点がある。
請求項3に係る発明では、複数のバッグ取付部材のうち少なくとも一つは、展開したエアバッグ本体へ乗員が当たったときに、バッグ下端部の高さを維持する方向へのエアバッグ本体の移動を許容する、バッグ移動許容部材を備えたので、オフセットとバッグ移動許容部材との複合作用によって、エアバッグ本体の変形をより確実に抑制することができ、下方へ向かって加わる荷重に対して、エアバッグ本体の展開時の形状を保つ支持能力をより向上させることができる。従って、エアバッグ本体の面積を大きくすることなく、車両の衝突又は横転時に展開するサイドカーテンエアバッグの乗員保護性能をさらに高めることができるという利点がある。
請求項4に係る発明では、伸縮部材を例えば、ゴム材とし、ゴム材をエアバッグ本体に連ねて配置することで、エアバッグ本体を取付ける車体の構造若しくはルーフサイドレールの構造をほとんど変更することなく採用することができるという利点がある。
また、エアバッグ本体を取付ける車体の構造若しくはルーフサイドレールの構造をほとんど変更することなく、且つ、追加部材を必要とすることなく採用することができ、車体の構造若しくはルーフサイドレールの構造に対して生産コストの増加を抑制することができる。
さらに、伸縮部材(ゴム材)が伸びるので、弾性による衝撃吸収効果が追加され、乗員M1を保護する保護性能を高めることができる。
伸縮部材を例えば、エアバッグ本体に連ねてエアバッグ本体と同材で一体に形成した折り畳み部とし、折り畳み部を例えば三つ折りに折り畳んで糸で縫製する。その結果、エアバッグ本体を取付ける車体の構造若しくはルーフサイドレールの構造をほとんど変更することなく採用することができるという利点がある。
また、エアバッグ本体と同材で一体に形成した折り畳み部とすることで、エアバッグ本体を取付ける車体の構造若しくはルーフサイドレールの構造をほとんど変更することなく、且つ、追加部材を必要とすることなく採用することができ、車体の構造若しくはルーフサイドレールの構造に対して生産コストの増加を抑制することができる。
さらに、エアバッグ本体と同材で一体に形成した折り畳み部とすることで、エアバッグ本体を縫製する際に、同時に縫製することができ、バッグ移動許容部材の形成に手間がかからない。
請求項5に係る発明では、可動部材を例えば、ルーフ側とエアバッグ本体との間にスライド構造を配置することで、バッグ下端部の高さを維持する方向へエアバッグ本体が移動する際の抵抗を小さくすることができ、より確実にエアバッグ本体を移動させることができるという利点がある。
請求項6に係る発明では、切り離し部材を例えば、破断する構成若しくは外れる構成とすることで、バッグ下端部の高さを維持する方向へエアバッグ本体が移動する際の移動距離を大きくすることができ、エアバッグ本体の面積を大きくすることなく、車両の衝突又は横転時に展開するサイドカーテンエアバッグの乗員保護性能をより確実に高めることができるという利点がある。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
図1は、本発明の車両のエアバッグ装置(第1の実施の形態)を説明する図である。
エアバッグ装置(第1の実施の形態)11は、車両12に採用したもので、車両12の衝突又は横転時に、図1に示すように、車両12の車室13の右にカーテン状にエアバッグ本体14が展開し、乗員M1,M2を保護するサイドカーテンエアバッグである。車室の右にエアバッグ本体14を展開すると同時に、車室の左にエアバッグ本体14と同様のエアバッグ本体(図に示していない)を展開する。H1は乗員M1の頂部、H2は乗員M2の頂部を示す。
車両12は、例えば、3列シートを採用した自動車で、車体16に配置した運転席17を含む1列目シート18と、1列目シート18の後に配置した2列目シート19と、2列目シート19の後に配置した3列目シート21と、エアバッグ装置(第1の実施の形態)11と、エアバッグ装置(第1の実施の形態)11を所定の情報に基づいて制御する制御装置22と、を備える。
車体16は、ルーフ24と、サイドボデー25(ルーフサイドレール26、フロントピラー27、センタピラー28、リヤピラー29)を備え、サイドボデー25に前ドア32並びに後ドア34を開閉自在に取付けた。
前ドア32は、ドアガラス35と、ドアガラス35を支持する窓の下部(ドアライニング上部)36と、を有する。
後ドア34は、ドアガラス37と、ドアガラス37を支持する窓の下部(ドアライニング上部)38と、を有する。
図2は、図1の2−2線断面図である。
図3は、図1の3−3線断面図である。図1を併用して説明する。
ルーフ24は、ルーフサイドレール26に掛止する内装材41を備え、ルーフサイドレール26に掛止する内装材41の端部42側にエアバッグ開口部43を形成した。
エアバッグ装置(第1の実施の形態)11は、具体的には、エアバッグ本体14と、エアバッグ本体14のバッグ上端部45をルーフサイドレール26に連結する複数のバッグ取付部材46・・・(・・・は複数を示す。以下同様。)と、インフレータ(ガス発生装置)47と、を備える。通常は、エアバッグ本体14を折り畳んだ状態でルーフサイドレール26に沿って取付けるとともに、ルーフ24とエアバッグ開口部43との間に収納したものである。図上にバッグ取付部材46の符号を一部だけ記載した。
インフレータ(ガス発生装置)47は、既存の構成と同様である。
エアバッグ本体14は、気密性を有した布製等の、柔軟性を有するシートからなり、インフレータ(ガス発生装置)47に接続した前後2個のガス入口部51,52と、1列目シート18に対応する位置で膨張する前部バッグ部53と、前部バッグ部53に連なり、2列目シート19に対応する位置で膨張する中央バッグ部54と、中央バッグ部54に連なり、3列目シート21に対応する位置で膨張する後部バッグ部55とを、備える。
また、エアバッグ本体14は、展開(膨脹)した状態で、エアバッグ本体14のバッグ下端部56を前ドア32の窓の下部36から高さ(距離)E1(図4参照)だけ下方(矢印b1の方向)に配置するとともに、後ドア34の窓の下部38から距離E1だけ下方(矢印b1の方向)に配置した。
さらに、エアバッグ本体14は、車体16のフロントピラー27にエアバッグ本体14の先端の前ストラップ57を取付け、車体16のリヤピラー29にエアバッグ本体14の後端58を取付け、展開(膨脹)した状態のときに、前ストラップ57及び後端58によってエアバッグ本体14に引っ張り力を付与する。Tsは前ストラップ57と後端58を通るテンション線を示し、テンション線Tsの位置に引っ張り力を作用させる。
図中、61は前非膨張部、62は1列目シート18に座る乗員を対象に配置した第1膨脹部、63は中央非膨張部、64は2列目シート19に座る乗員を対象に配置した第2膨脹部、65は後非膨張部、66は3列目シート21に座る乗員を対象に配置した第3膨脹部を示す。
ここで、複数のバッグ取付部材46・・・をそれぞれ前から順に第1〜第11バッグ取付部材71〜79,81,82とし、バッグ取付部材46はルーフサイドレール26に取付けた支持部材83を含み、第1〜第11バッグ取付部材71〜79,81,82のそれぞれの支持部材83を一体に長尺に成形したものを長尺支持部材84とする。つまり、長尺支持部材84をルーフサイドレール26に固定した。
次に第1〜第11バッグ取付部材71〜79,1,82を説明する。
第2バッグ取付部材72(図2参照)は、エアバッグ本体14のバッグ上端部45に連ねてエアバッグ本体14と同材で一体に形成した第1接続部本体86と、第1接続部本体86に連ねて形成した第2接続部本体87と、第2接続部本体87をルーフサイドレール26に取付けるための長尺支持部材84と、からなり、エアバッグ本体14をルーフサイドレール26に固定する。88はボルトを示す。
第1、第6、第8〜第11バッグ取付部材71,76,78〜82の構成は、第2バッグ取付部材72と同様である。
第4バッグ取付部材74(図3参照)は、1列目シート18に対応する位置に配置したもので、エアバッグ本体14のバッグ上端部45に連ねてエアバッグ本体14と同材で一体に形成した第1接続部本体91と、第1接続部本体91とルーフサイドレール26との間に配置したバッグ移動許容部材92と、からなる。
第3、第5バッグ取付部材73,75の構成は、第4バッグ取付部材74と同様である。
第7バッグ取付部材77の構成は、第4バッグ取付部材74と同様であるが、2列目シート19に対応する位置に配置したものである。
バッグ移動許容部材92は、伸縮部材であり、ルーフサイドレール26に取付けた長尺支持部材84と、長尺支持部材84とエアバッグ本体14の第1接続部本体91との間に取付けた伸縮部材をなすゴム材94と、ゴム材94を第1接続部本体91側に接続するために第1接続部本体91に連ねて形成した締結部95と、からなる。ゴム材94は、車両12の衝突又は横転時に、展開したエアバッグ本体14に頂部H1,H2など乗員M1,M2が当接して乗員M1,M2の力が加わると、エアバッグ本体14に引っ張れ(図3、矢印b2の方向)、伸びる。96はボルトを示す。
なお、伸縮部材としては、ゴム以外に、ばねや、ばねとリンクを組み合わせた機構など伸縮するものを挙げることができる。
ここでは、バッグ移動許容部材92を備えた第3〜第5バッグ取付部材73〜75を1列目シート18に対して3個配置したが、数量は任意である。例えば、第4バッグ取付部材74を1個のみ配置してもよく、第4、第5バッグ取付部材74,75の2個配置してもよい。
2列目シート19に対して第7バッグ取付部材77を1個配置したが、第6バッグ取付部材76をバッグ移動許容部材92を備えた構成とし、2個以上配置してもよい。
次に本発明のエアバッグ装置(第1の実施の形態)の作用を図4〜図6で説明する。
図4は、本発明のエアバッグ装置(第1の実施の形態)の作用を説明する第1作用図である。図1〜図3を併用して説明する。
車両12が衝突又は横転し、乗員M1が車外方向(矢印b3の方向)に振られた場合について説明する。
衝突又は横転を検出した制御装置22の情報に基づいて、インフレータ(ガス発生装置)47は作動し、サイドカーテンエアバッグのエアバッグ本体14内にガスを吹込み始める。エアバッグ本体14は、ルーフ24の内装材41に連なるエアバッグ開口部43を矢印b4(図3参照)のように開き、図4のように車室13の側部(前ドア32、後ドア34)内面に沿わせてカーテン状に展開する。展開したとき、エアバッグ本体14のバッグ下端部56は、前ドア32の窓の下部36より高さ(距離)E1だけ下方に位置する。
図5は、図4の続きを説明する第2作用図である。図1〜図3を併用して説明する。
衝突又は横転すると同時に、車外方向(矢印b3の方向)に振られた乗員M1の頂部H1が、展開したエアバッグ本体14に当接し、エアバッグ本体14を矢印b5のように車外方向へ向け押すと、バッグ取付部材46・・・に引っ張り力が加わる。すなわち、第3〜第5バッグ取付部材73〜75に引っ張り力が加わると、第3〜第5バッグ取付部材73〜75のそれぞれのバッグ移動許容部材92は引っ張り力に応じて平均距離Qだけ作動する。つまり、ゴム材94は距離Qだけ伸びる。その結果、乗員M1の衝撃力が加わる所のエアバッグ本体14は、車外方向へ距離Jだけ平行移動(矢印b3の方向)するので、エアバッグ本体14のバッグ下端部56は、前ドア32の窓の下部36から高さ(距離)M(E1とほぼ同じ)だけ下方に位置し、バッグ下端部56の高さを約E1に維持し、エアバッグ本体14のバッグ下端部56を前ドア32、具体的には窓の下部36に当接可能な状態を維持することができる。すなわち、乗員M1の車外方向(矢印b3の方向)への移動に対して、エアバッグ本体14の有効面積を減少させることなく、衝撃を吸収することができる。
また、第3〜第5バッグ取付部材73〜75が引っ張り力に応じて平均距離Qだけ作動するのに伴い、前ストラップ57と後端58を通るテンション線Tsは、距離Jとほぼ同じ距離だけ平行移動(矢印b3の方向)するので、乗員M1に対する拘束力をより適切に作用させることができる。
なお、乗員M1の頂部H1が、展開したエアバッグ本体14を矢印b5のように押す位置97は、前ストラップ57と後端58を通るテンション線Tsより距離Hだけ上に位置する。
また、前ストラップ57と後端58によって、テンション線Tsに沿ってエアバッグ本体14に付与した張り量は、車外方向へエアバッグ本体14を平行移動(矢印b3の方向)させるだけの量(例えば、距離J)を含むように設定する。
次により大きな力が加わる衝突又は横転の場合は、第3〜第5バッグ取付部材73〜75はより大きい引っ張り力に応じて平均距離Q以上の距離だけ作動(移動)するので、乗員M1の衝撃力が加わる所のエアバッグ本体14は、車外方向へ距離J以上の距離だけ平行移動(矢印b3の方向)するので、エアバッグ本体14のバッグ下端部56は、前ドア32の窓の下部36より下方に位置し続け、窓の下部36から高さ(距離)Mとほぼ同じ距離だけ下方に位置し、エアバッグ本体14のバッグ下端部56を前ドア32の窓の下部36に当接させることができ、衝撃を吸収することができる。
図6は、本発明のエアバッグ装置(第1の実施の形態)の作用を説明する第3作用図である。図1、図5を併用して説明する。
1列目シート18及び2列目シート19に対応させて、サイドカーテンエアバッグのエアバッグ本体14を説明する。
衝突又は横転が起きて、1列目シート18に座る乗員M1が車外方向(矢印b3の方向)に飛ばされ(図5参照)、乗員M1の頂部H1がエアバッグ本体14の第1膨脹部62に当接し、押付け力F1で押すと、1列目シート18に座る乗員M1に対応させて配置した第3、第4、第5バッグ取付部材73,74,75のバッグ移動許容部材92(例えば、ゴム材94)・・・は、第1膨脹部62を押す力、つまり、第1膨脹部62を拘束する第3、第4、第5バッグ取付部材73,74,75を下方に引く力に応じてそれぞれ矢印b7・・・のように伸びるので、図5に示すように、第1膨脹部62は車外方向へ距離Jだけ平行移動(矢印b3の方向)する。その結果、第1膨脹部62のバッグ下端部56は、前ドア32の窓の下部36から高さ(距離)Mだけ下方に位置し、乗員M1の移動方向(矢印b3の方向)に対する、エアバッグ本体14の第1膨脹部62の有効面積を減少させることなく、第1膨脹部62によって衝撃を吸収することができる。
1列目シート18に座る乗員M1とともに、2列目シート19に座る乗員M2が車外方向(矢印b3の方向)に飛ばされ(図5参照)、乗員M2の頂部H2がエアバッグ本体14の第2膨脹部64に当接し、押付け力F2で押すと、2列目シート19に座る乗員M2に対応させて配置した第7バッグ取付部材77のバッグ移動許容部材92(例えば、ゴム材94)は、第2膨脹部64を押す力、つまり、第2膨脹部64を拘束する第7バッグ取付部材77を下方に引く力に応じて矢印b7のように伸びるので、図5に示すように、第2膨脹部64は車外方向へ距離Jとほぼ同じ距離だけ平行移動(矢印b3の方向)する。その結果、第2膨脹部64のバッグ下端部56は、後ドア34の窓の下部38から距離Mとほぼ同じ距離だけ下方に位置し、乗員M2の移動方向(矢印b3の方向)に対する、エアバッグ本体14の第2膨脹部64の有効面積を減少させることなく、第2膨脹部64によって衝撃を吸収することができる。
このように、エアバッグ装置(第1の実施の形態)11では、第1〜第11バッグ取付部材71〜79,1,82は、少なくとも一つ、この一例では第3、第4、第5バッグ取付部材73,74,75の三つは、展開したエアバッグ本体14に乗員M1の力(押付け力)F1が加わると、ルーフサイドレール26との拘束を解除するバッグ移動許容部材92を備え、バッグ移動許容部材92の作動によって拘束を解除されたエアバッグ本体14の一部(例えば、第1膨脹部62)が前ドア32に向け(矢印b3の方向)て移動し、エアバッグ本体14のバッグ下端部56を前ドア32、具体的には前ドア32の窓の下部36に当接可能な構成としたので、乗員M1の車外方向(矢印b3の方向)への移動に対して、エアバッグ本体14の有効面積を減少させることなく、衝撃を吸収することができる。つまり、エアバッグ本体14の面積を大きくすることなく、車両12の衝突又は横転時に展開するサイドカーテンエアバッグ(エアバッグ装置)11の乗員保護性能をより高めることができる。
また、バッグ移動許容部材92は、エアバッグ本体14のバッグ上端部45を接続部本体86を介して取付ける伸縮部材であり、展開したエアバッグ本体14に乗員M1の力(押付け力)F1が加わることで、伸縮部材が伸びる構成としたので、エアバッグ本体14を取付ける車体16の構造若しくはルーフサイドレール26の構造をほとんど変更することなく採用することができる。
また、展開したエアバッグ本体14に乗員M1の力が加わることで、伸縮部材が伸びるので、弾性による衝撃吸収効果が追加され、乗員M1を保護する保護性能を高めることができる。
次に第2の実施の形態について説明する。
図7(a)、(b)は、第2の実施の形態を説明する図である。(a)は第2の実施の形態の斜視図、(b)は第2の実施の形態の作用図である。上記図1〜図6に示す実施の形態と同様の構成については、同一符号を付し説明を省略する。
第2の実施の形態のエアバッグ装置11Bは、前から3番目の第3バッグ取付部材73B及び4番目の第4バッグ取付部材74Bを備えたことを特徴とする。
第3バッグ取付部材73Bは、エアバッグ本体14のバッグ上端部45の第1接続部本体91と、第1接続部本体91とルーフサイドレール26との間に配置したバッグ移動許容部材92Bと、からなる。
第4バッグ取付部材74Bは第3バッグ取付部材73Bと同様である。
バッグ移動許容部材92Bは、伸張部材であり、ルーフサイドレール26に取付けた長尺支持部材84と、エアバッグ本体14の第1接続部本体91に連ねてエアバッグ本体14と同材で一体に形成した伸縮部材をなす折り畳み部101と、からなる。
折り畳み部101は、長さLbに形成したもので、長さLbは第2バッグ取付部材72の第2接続部本体87の長さLより距離bだけ長い。折り畳み部101を三つ折りに折り畳んで長さLbを長さLとほぼ等しい長さとしたものである。102は三つ折りに折り畳んだ状態を保つ縫製に用いた糸を示す。
次に第2の実施の形態の作用を図7、図4〜図6で説明する。
衝突又は横転すると同時に、車外方向(矢印b3の方向)に振られた乗員M1の頂部H1が、展開したエアバッグ本体14に当接し、エアバッグ本体14を矢印b5のように車外方向へ向け押すと、第3バッグ取付部材73B及び第4バッグ取付部材74Bに引っ張り力が加わり、第3、第4バッグ取付部材73B,74Bのそれぞれのバッグ移動許容部材92B,92B、具体的には、折り畳んだ折り畳み部101を保持する糸102は引っ張り力によって破断する。その結果、折り畳み部101,101は折り畳む前の長さとなり、乗員M1の衝撃力が加わる所のエアバッグ本体14は、車外方向へ距離Jb(距離Jと同様)だけ平行移動(矢印b3の方向)するので、エアバッグ本体14のバッグ下端部56は、前ドア32の窓の下部36から高さ(距離)Mb(距離Mと同様)だけ下方に位置し、エアバッグ本体14のバッグ下端部56を前ドア32、具体的には窓の下部36に当接可能な状態を維持することができる。すなわち、乗員M1の車外方向(矢印b3の方向)への移動に対して、エアバッグ本体14の有効面積を減少させることなく、衝撃を吸収することができる。
つまり、エアバッグ本体14の面積を大きくすることなく、車両12の衝突又は横転時に展開するサイドカーテンエアバッグ(エアバッグ装置)11Bの乗員保護性能をより高めることができる。
このように、第2の実施の形態のエアバッグ装置11Bでは、バッグ移動許容部材92Bは、伸張部材であり、展開したエアバッグ本体14に乗員M1の力(押付け力)F1が加わることで、伸張部材が伸びる構成としたので、エアバッグ本体14の面積を大きくすることなく、車両12の衝突又は横転時に展開するサイドカーテンエアバッグ(エアバッグ装置)11Bの乗員保護性能をより高めることができる。
また、第2の実施の形態のエアバッグ装置11Bでは、バッグ移動許容部材92Bは、エアバッグ本体14の第1接続部本体91に連ねてエアバッグ本体14と同材で一体に形成した折り畳み部101としたので、エアバッグ本体14を取付ける車体16の構造若しくはルーフサイドレール26の構造をほとんど変更することなく採用することができる。
さらに、第2の実施の形態のエアバッグ装置11Bでは、エアバッグ本体14を取付ける車体16の構造若しくはルーフサイドレール26の構造をほとんど変更することなく、且つ、追加部材を必要とすることなく採用することができ、車体16の構造若しくはルーフサイドレール26の構造に対して生産コストの増加を抑制することができる。
その上、第2の実施の形態のエアバッグ装置11Bでは、バッグ移動許容部材92Bは、エアバッグ本体14の第1接続部本体91に連ねてエアバッグ本体14と同材で一体に形成した折り畳み部101としたので、エアバッグ本体14を縫製する際に、同時に縫製することができ、バッグ移動許容部材92Bの形成に手間がかからない。
次に第3の実施の形態について説明する。
図8(a)、(b)は、第3の実施の形態を説明する図である。(a)は第3の実施の形態の斜視図、(b)は分解図である。上記図1〜図6に示す実施の形態と同様の構成については、同一符号を付し説明を省略する。
第3の実施の形態のエアバッグ装置11Cは、前から3番目の第3バッグ取付部材73C及び4番目の第4バッグ取付部材74Cを備えたことを特徴とする。
第3バッグ取付部材73Cは、エアバッグ本体14のバッグ上端部45の第1接続部本体91と、第1接続部本体91とルーフサイドレール26との間に配置したバッグ移動許容部材92Cと、からなる。
第4バッグ取付部材74Cは第3バッグ取付部材73Cと同様である。
バッグ移動許容部材92Cは、可動部材であり、ルーフサイドレール26に取付けた長尺支持部材84Cと、長尺支持部材84Cに形成したガイド長孔103と、ガイド長孔103に嵌合し、必要に応じてスライド(矢印c1の方向)するスライド部材104と、スライド部材104に取付けたボルト105,105と、ボルト105,105でエアバッグ本体14を取付けるために、エアバッグ本体14の第1接続部本体91に連ねて形成した締結部106と、からなるスライド構造である。
ガイド長孔103は、規制凸部107・・・を所定のピッチで複数形成した長孔である。108は待機位置、Smは最大スライド量を示す。
スライド部材104は、ガイド長孔103に嵌合する軸部111を本体112に取付け、軸部111の直径を規制凸部107の寸法より大きくした。軸部111の直径若しくは規制凸部107の寸法によって摺動抵抗を調節する。113は軸部111の端に、ガイド長孔103に通した後、嵌める抜け止め部材を示す。
なお、可動部材(バッグ移動許容部材)92Cは、規制凸部107を有するガイド長孔103と、ガイド長孔103に嵌合する軸部111とを備えた構成としたが、スライド構造であればよく、可動部材の構成は任意である。例えば、レール機構、トグル機構、シリンダ機構などの直動機構を採用してもよい。
次に第3の実施の形態の作用を説明する。
図9は、第3の実施の形態の作用を説明する図である。図8、図4〜図6を併用して説明する。
衝突又は横転すると同時に、車外方向(矢印b3の方向)に振られた乗員M1の頂部H1が、展開したエアバッグ本体14に当接し、エアバッグ本体14を矢印b5のように車外方向へ向け力Fcで押すと、第3バッグ取付部材73C及び第4バッグ取付部材74Cに引っ張り力が加わり、それぞれのバッグ移動許容部材92C,92Cが作動する。具体的には、バッグ移動許容部材92Cの軸部111に、力Fcの分力が下方(矢印c2の方向)に向け加わり、分力が所定の力に達すると、軸部111は規制凸部107を通過し始め、待機位置108からスライド量S1だけスライドするので、エアバッグ本体14のバッグ下端部56は、前ドア32の窓の下部36から高さ(距離)Mc(距離Mとほぼ同様)だけ下方に位置し、エアバッグ本体14のバッグ下端部56を前ドア32、具体的には窓の下部36に当接可能な状態を維持することができる。すなわち、乗員M1の車外方向(矢印b3の方向)への移動に対して、エアバッグ本体14の有効面積を減少させることなく、衝撃を吸収することができる。
つまり、エアバッグ本体14の面積を大きくすることなく、車両12の衝突又は横転時に展開するサイドカーテンエアバッグ(エアバッグ装置)11Cの乗員保護性能をより高めることができる。
このように、第3の実施の形態のエアバッグ装置11Cでは、バッグ移動許容部材92Cは、可動部材であり、展開したエアバッグ本体14に乗員M1の力(押付け力)Fcが加わることで、可動部材が作動する構成としたので、エアバッグ本体14の面積を大きくすることなく、車両12の衝突又は横転時に展開するサイドカーテンエアバッグ(エアバッグ装置)11Cの乗員保護性能をより高めることができる。
また、第3の実施の形態のエアバッグ装置11Cでは、可動部材(バッグ移動許容部材)92Cを用いることで、可動部材の摺動抵抗を任意に調節して小さくすることができ、結果的に、より確実にバッグ移動許容部材を作動させることができる。
次に第4の実施の形態について説明する。
図10(a)、(b)は、第4の実施の形態を説明する図である。(a)は第4の実施の形態の斜視図、(b)は作用図である。上記図1〜図6に示す実施の形態と同様の構成については、同一符号を付し説明を省略する。
第4の実施の形態のエアバッグ装置11Dは、前から3番目の第3バッグ取付部材73D及び4番目の第4バッグ取付部材74Dを備えたことを特徴とする。
第3バッグ取付部材73Dは、エアバッグ本体14のバッグ上端部45の第1接続部本体91と、第1接続部本体91とルーフサイドレール26との間に配置したバッグ移動許容部材92Dと、からなる。
第4バッグ取付部材74Dは第3バッグ取付部材73Dと同様である。
バッグ移動許容部材92Dは、切り離し部材であり、ルーフサイドレール26に取付けた長尺支持部材84と、エアバッグ本体14の第1接続部本体91に連ねてエアバッグ本体14と同材で一体に形成した切り離し部材をなす切り離し部114と、からなる。
切り離し部114は、第1接続部本体91との境界に破断部115を形成し、破断部115に連ねて締結部116を形成し、締結部116を長尺支持部材84に取付けた部位である。破断部115は縁にレ形の切り込みを形成し、切り込み間に孔を開けた部位である。
次に第4の実施の形態の作用を図10(b)、図4〜図6を併用して説明する。
衝突又は横転すると同時に、車外方向(矢印b3の方向)に振られた乗員M1の頂部H1が、展開したエアバッグ本体14に当接し、エアバッグ本体14を矢印b5のように車外方向へ向け押すと、第3バッグ取付部材73D及び第4バッグ取付部材74Dに引っ張り力が加わり、それぞれの破断部115,115が破断する。その結果、乗員M1の衝撃力が加わる所のエアバッグ本体14は、車外方向へ距離Jd(距離Jを参照)だけ平行移動(矢印b3の方向)するので、エアバッグ本体14のバッグ下端部56は、前ドア32の窓の下部36から高さ(距離)Md(距離Mを参考)だけ下方に位置し、エアバッグ本体14のバッグ下端部56を前ドア32、具体的には窓の下部36に当接可能な状態を維持することができる。すなわち、乗員M1の車外方向(矢印b3の方向)への移動に対して、エアバッグ本体14の有効面積を減少させることなく、衝撃を吸収することができる。
つまり、エアバッグ本体14の面積を大きくすることなく、車両12の衝突又は横転時に展開するサイドカーテンエアバッグ(エアバッグ装置)11Dの乗員保護性能をより高めることができる。
このように、第4の実施の形態のエアバッグ装置11Dでは、バッグ移動許容部材92Dは、切り離し部材であるところの切り離し部114を形成し、展開したエアバッグ本体14に乗員M1の力(押付け力)F1が加わることで、切り離し部114が作動する構成としたので、エアバッグ本体14の面積を大きくすることなく、車両12の衝突又は横転時に展開するサイドカーテンエアバッグ(エアバッグ装置)11Dの乗員保護性能をより高めることができる。
また、第4の実施の形態のエアバッグ装置11Dでは、バッグ移動許容部材92Dは、切り離し部材であるところの切り離し部114を形成したので、切り離し部114の破断部115の破断によってエアバッグ本体14を車外方向へ平行移動(矢印b3の方向)させる距離Jd(距離Jを参照)を大きくすることができ、エアバッグ本体14のバッグ下端部56を前ドア32の窓の下部36よりさらに(距離M以上)下方へずらすことができる。従って、乗員を拘束する拘束性能をより確実に高めることができる。
さらに、第4の実施の形態のエアバッグ装置11Dでは、バッグ移動許容部材92Dは、切り離し部材であるところの切り離し部114を、エアバッグ本体14の第1接続部本体91に連ねてエアバッグ本体14と同材で一体に形成したので、エアバッグ本体14を製造する際に、同時に製造することができ、バッグ移動許容部材(切り離し部材)92Dの形成に手間がかからない。
次に第5の実施の形態について説明する。
図11(a)、(b)は、第5の実施の形態を説明する図である。(a)は第5の実施の形態の斜視図、(b)は第5の実施の形態の分解図である。上記図1〜図6に示す実施の形態と同様の構成については、同一符号を付し説明を省略する。
第5の実施の形態のエアバッグ装置11Eは、前から3番目の第3バッグ取付部材73E及び4番目の第4バッグ取付部材74Eを備えたことを特徴とする。
第3バッグ取付部材73Eは、エアバッグ本体14のバッグ上端部45の第1接続部本体91と、第1接続部本体91とルーフサイドレール26との間に配置したバッグ移動許容部材92Eと、からなる。
第4バッグ取付部材74Eは第3バッグ取付部材73Eと同様である。
バッグ移動許容部材92Eは、切り離し部材であり、ルーフサイドレール26に取付けた長尺支持部材84Eと、長尺支持部材84Eに形成した逃がし部118と、逃がし部118に沿って長尺支持部材84Eに取付けた切り離し部材121と、切り離し部材121にエアバッグ本体14を取付けるために、エアバッグ本体14の第1接続部本体91に連ねて形成した締結部122と、からなる。
切り離し部材121には、破断部123を形成した。
次に第5の実施の形態の作用を説明する。
図12は、第5の実施の形態の作用を説明する図である。図11、図4〜図6を併用して説明する。
衝突又は横転すると同時に、車外方向(矢印b3の方向)に振られた乗員M1の頂部H1が、展開したエアバッグ本体14に当接し、エアバッグ本体14を矢印b5のように車外方向へ向け押すと、第3バッグ取付部材73E及び第4バッグ取付部材74Eに引っ張り力が加わり、それぞれの破断部123,123が破断する。その結果、乗員M1の衝撃力が加わる所のエアバッグ本体14は、車外方向へ距離Je(距離Jを参照)だけ平行移動(矢印b3の方向)するので、エアバッグ本体14のバッグ下端部56は、前ドア32の窓の下部36から高さ(距離)Me(距離Mを参照)だけ下方に位置し、エアバッグ本体14のバッグ下端部56を前ドア32、具体的には窓の下部36に当接可能な状態を維持することができる。すなわち、乗員M1の車外方向(矢印b3の方向)への移動に対して、エアバッグ本体14の有効面積を減少させることなく、衝撃を吸収することができる。
つまり、エアバッグ本体14の面積を大きくすることなく、車両12の衝突又は横転時に展開するサイドカーテンエアバッグ(エアバッグ装置)11Eの乗員保護性能をより高めることができる。
このように、第5の実施の形態のエアバッグ装置11Eでは、第4の実施の形態のエアバッグ装置11Dと同様の効果を発揮する。
すなわち、エアバッグ本体14の面積を大きくすることなく、車両12の衝突又は横転時に展開するサイドカーテンエアバッグ(エアバッグ装置)11Eの乗員保護性能をより高めることができる。
また、エアバッグ本体14のバッグ下端部56を前ドア32の窓の下部36よりさらに(距離M以上)下方へずらすことができる。従って、乗員を拘束する拘束性能をより確実に高めることができる。
次に第6の実施の形態について説明する。
図13(a)、(b)は、第6の実施の形態を説明する図である。(a)は第6の実施の形態の斜視図、(b)は(a)のb−b線断面図である。上記図1〜図6に示す実施の形態と同様の構成については、同一符号を付し説明を省略する。
第6の実施の形態のエアバッグ装置11Fは、前から3番目の第3バッグ取付部材73F及び4番目の第4バッグ取付部材74Fを備えたことを特徴とする。
第3バッグ取付部材73Fは、エアバッグ本体14のバッグ上端部45の第1接続部本体91と、第1接続部本体91とルーフサイドレール26との間に配置したバッグ移動許容部材92Fと、からなる。
第4バッグ取付部材74Fは第3バッグ取付部材73Fと同様である。
バッグ移動許容部材92Fは、切り離し部材であり、ルーフサイドレール26に取付けた長尺支持部材84Fと、長尺支持部材84Fに形成した固定連結部126と、固定連結部126に嵌脱自在に取付けた可動連結部127と、可動連結部127にエアバッグ本体14を取付けるために、エアバッグ本体14の第1接続部本体91に連ねて形成した締結部128と、からなる。
固定連結部126は、長尺支持部材84Fに収納部131を形成し、収納部131の上縁に連ねて当接部132を成形し、当接部132から所定距離だけ離して掛止孔133を開けたものである。
可動連結部127は、掛止孔133に嵌める掛止ピン135を成形し、掛止ピン135を本体板136に取付け、本体板136をエアバッグ本体14の第1接続部本体91に連ねて形成した締結部128に締結し、締結部128を下方(矢印c2の方向)引くと、掛止ピン135が掛止孔133から外れると同時に、固定連結部126から外れる。
また、可動連結部127は、掛止ピン135を当接部132から掛止孔133までの距離に対応させて約90°に曲げ、この所定距離で曲げることによって掛止ピン135に付与したスプリング作用の引っ張り力で固定連結部126の当接部132に本体板136や締結部128を一体的に押付ける。一体的に押付けることで、可動連結部127による異音の発生を防止することができる。
次に第6の実施の形態の作用を説明する。
図14は、第6の実施の形態の作用を説明する図である。図13、図4〜図6を併用して説明する。
衝突又は横転すると同時に、車外方向(矢印b3の方向)に振られた乗員M1の頂部H1が、展開したエアバッグ本体14に当接し、エアバッグ本体14を矢印b5のように車外方向へ向け押すと、第3バッグ取付部材73F及び第4バッグ取付部材74Fに引っ張り力が加わるので、掛止ピン135,135は掛止孔133,133から抜け、可動連結部127,127は外れる。その結果、乗員M1の衝撃力が加わる所のエアバッグ本体14は、車外方向へ距離Jf(距離Jを参照)だけ平行移動(矢印b3の方向)するので、エアバッグ本体14のバッグ下端部56は、前ドア32の窓の下部36から高さ(距離)Mf(距離Mを参照)だけ下方に位置し、エアバッグ本体14のバッグ下端部56を前ドア32、具体的には窓の下部36に当接可能な状態を維持することができる。すなわち、乗員M1の車外方向(矢印b3の方向)への移動に対して、エアバッグ本体14の有効面積を減少させることなく、衝撃を吸収することができる。
つまり、エアバッグ本体14の面積を大きくすることなく、車両12の衝突又は横転時に展開するサイドカーテンエアバッグ(エアバッグ装置)11Fの乗員保護性能をより高めることができる。
このように、第6の実施の形態のエアバッグ装置11Fでは、第4の実施の形態のエアバッグ装置11Dと同様の効果を発揮する。
すなわち、エアバッグ本体14の面積を大きくすることなく、車両12の衝突又は横転時に展開するサイドカーテンエアバッグ(エアバッグ装置)11Fの乗員保護性能をより高めることができる。
また、エアバッグ本体14のバッグ下端部56を前ドア32の窓の下部36よりさらに(距離M以上)下方へずらすことができる。従って、乗員を拘束する拘束性能をより確実に高めることができる。
なお、バッグ移動許容部材92Fの構成は、一例であり、ルーフサイドレール26側からエアバッグ本体14を自在に切り離しする構成であればよい。
次に第7の実施の形態について説明する。
図15は、第7の実施の形態を説明する図である。
図16は、図15の16−16線断面図である。上記図1〜図6に示す実施の形態と同様の構成については、同一符号を付し説明を省略する。
第7の実施の形態のエアバッグ装置11Gは、エアバッグ本体14Gと、エアバッグ本体14Gのバッグ上端部45をルーフサイドレール26に取付けるために、車両12の前から順に形成した第1〜第11バッグ取付部材71G〜79G,81G,82Gと、インフレータ(ガス発生装置)47と、を備える。通常は、エアバッグ本体14Gを折り畳んだ状態でルーフサイドレール26に沿って取付けるとともに、ルーフ24とエアバッグ開口部43との間に収納したものである。
第1〜第11バッグ取付部材71G〜79G,81G,82Gはそれぞれ、ルーフサイドレール26に取付けた支持部材83Gを含み、複数の支持部材83G・・・を一体に長尺に成形したものを長尺支持部材84Gとする。つまり、長尺支持部材84Gをルーフサイドレール26に固定した。
第2バッグ取付部材72Gは、エアバッグ本体14Gのバッグ上端部45に連ねてエアバッグ本体14Gと同材で一体に形成した第1接続部本体86と、第1接続部本体86に連ねて形成した第2接続部本体87と、第2接続部本体87をルーフサイドレール26に取付けるための長尺支持部材84Gと、からなり、エアバッグ本体14Gをルーフサイドレール26に固定する。
第1、第3〜第11バッグ取付部材71G,73G〜79G,81G,82Gはともに、第2バッグ取付部材72Gと同様である。
長尺支持部材84Gは、1列目シート18に対応する位置(第3バッグ取付部材73Gと第4バッグ取付部材74Gの間)を車外方向(矢印b3の方向)へオフセット量Y1だけオフセットし、且つ、下方へオフセット量Z1(図16参照)だけオフセットした。
また、長尺支持部材84Gは、2列目シート19に対応する位置(第6バッグ取付部材76Gと第7バッグ取付部材77Gの間)を車外方向へオフセット量Y2(オフセット量Y1と同様)だけオフセットし、且つ、下方へオフセット量Z2(オフセット量Z1と同様)だけオフセットしたものである。
すなわち、第7の実施の形態のエアバッグ装置11Gは、第3バッグ取付部材73Gと第4バッグ取付部材74Gをオフセットし、且つ、第6バッグ取付部材76Gと第7バッグ取付部材77Gをオフセットした。
オフセット量Z1は、展開(膨脹)したエアバッグ本体14Gのバッグ下端部56を前ドア32のドアライニング上部36に、車外方向へ移動した際に当接する位置(高さE2だけ下方)まで下げるとともに、後ドア34のドアライニング上部38に、車外方向へ移動した際に当接する位置(高さE2だけ下方)まで下げるように設定する。
オフセット量Y1は、展開(膨脹)したエアバッグ本体14Gを前ドア32のドアライニング上部36に距離E3の位置まで接近するように寄せるとともに、後ドア34のドアライニング上部38に距離E3の位置まで接近するように寄せた量である。
エアバッグ本体14Gは、第3バッグ取付部材73Gと第4バッグ取付部材74Gのオフセット量、第6バッグ取付部材76Gと第7バッグ取付部材77Gのオフセット量に対応した形状に縫製したものである。
つまり、第7の実施の形態のエアバッグ装置11Gは,エアバッグ本体14Gをオフセット量Y3(Y3=Y1),Z3(Z3=Z1)だけオフセットしたものである。従って、第7の実施の形態のエアバッグ装置11Gは、エアバッグ本体14Gをオフセット量Y3(Y3=Y1),Z3(Z3=Z1)だけオフセットする構成であればよく、エアバッグ本体14Gを取付ける、例えば、第1〜第11バッグ取付部材71G〜79G,81G,82Gの構成は任意である。
次に第7の実施の形態の作用を説明する。
衝突又は横転すると、エアバッグ本体14Gはオフセットした位置に展開するので、前ドア32及び後ドア34に対して極めて近い位置に展開され、衝突又は横転時に車外方向(矢印b3の方向)に振られた乗員M1、M2の頂部H1、H2が、オフセット位置に展開したエアバッグ本体14Gに当接しても、エアバッグ本体14Gの前ドア32及び後ドア34側へ(矢印b3の方向)の移動量は小さく、エアバッグ本体14Gの変形を抑制することができ、下方へ向かって加わる荷重に対して、エアバッグ本体14Gの展開時の形状を保つ支持能力を向上させることができる。
このように、第7の実施の形態のエアバッグ装置11Gでは、第1〜第11バッグ取付部材71G〜79G,81G,82Gのうち少なくとも一つ、この一例では第3〜第4バッグ取付部材73G,74G、第6〜第7バッグ取付部材76G,77Gを他の第1、第2、第5、第8〜第11バッグ取付部材71G,72G,75G,78G,79G,81G,82Gに対して車外方向(矢印b3の方向)及び車体下方で、且つ、展開したエアバッグ本体14Gのバッグ下端部56を前・後ドア32,34に当接可能にオフセットさせたので、前ドア32及び後ドア34側へ(矢印b3の方向)のエアバッグ本体14Gの移動量は小さく、エアバッグ本体14Gの変形を抑制することができ、下方へ向かって加わる荷重に対して、エアバッグ本体14Gの展開時の形状を保つ支持能力を向上させることができる。従って、エアバッグ本体14Gの面積を大きくすることなく、車両12の衝突又は横転時に展開するサイドカーテンエアバッグ(エアバッグ装置)11Gの乗員保護性能をより高めることができる。
なお、第7の実施の形態のエアバッグ装置11Gは,エアバッグ本体14Gをオフセット量Y3(前ドアに対する),Y4(後ドアに対する),Z3(前ドアに対する),Z4(後ドアに対する)だけオフセットしたが、オフセット量Y3,Y4のみオフセットさせてもよく、オフセット量Z3,Z4のみオフセットさせてもよい。オフセット量Y4は、ほぼオフセット量Y3と同じであり、オフセット量Z4は、ほぼオフセット量Z3と同じである。
次に第8の実施の形態について説明する。
図17は、第8の実施の形態を説明する図であり、図16に対応する図である。上記図1〜図6、図15、図16に示す実施の形態と同様の構成については、同一符号を付し説明を省略する。
第8の実施の形態のエアバッグ装置11Hは、エアバッグ本体14Gと、エアバッグ本体14Gのバッグ上端部45をルーフサイドレール26に連結するために形成した第2〜第3バッグ取付部材72H,73Hと、を備えたことを特徴とする。
第2バッグ取付部材72Hは、第2バッグ取付部材72Gと同様である。
第3バッグ取付部材73Hは、1列目シート18に対応する位置に配置したもので、エアバッグ本体14Gのバッグ上端部45に連ねてエアバッグ本体14Gと同材で一体に形成した第1接続部本体91と、第1接続部本体91とルーフサイドレール26との間に配置したバッグ移動許容部材92Hと、からなる。
バッグ移動許容部材92Hは、伸縮部材であり、ルーフサイドレール26に取付けた長尺支持部材84Hと、長尺支持部材84Hとエアバッグ本体14Gの第1接続部本体91との間に取付けた伸縮部材をなすゴム材94Hと、締結部95と、からなる。
ゴム材94Hは、ゴム材94(図3参照)と同等であり、車両12の衝突又は横転時に、展開したエアバッグ本体14Gに頂部H1など乗員M1が当接して乗員M1の力が加わると、エアバッグ本体14Gに引っ張れ(図3、矢印b2の方向)、伸びる。
なお、伸縮部材としては、ゴム以外に、ばねや、ばねとリンクを組み合わせた機構など伸縮するものを挙げることができる。
長尺支持部材84Hは、長尺支持部材84G(図15参照)とほぼ同様であり、1列目シート18に対応する位置を車外方向へ距離Y1だけオフセットし、且つ、下方へオフセット量Z1だけオフセットし、2列目シート19に対応する位置を車外方向へオフセット量Y2だけオフセットし、且つ、下方へオフセット量Z2だけオフセットしたものである。
つまり、第8の実施の形態のエアバッグ装置11Hは,エアバッグ本体14Gをオフセット量Y3(Y3=Y1),Z3(Z3=Z1)だけオフセットし、且つ、バッグ移動許容部材(例えば、伸縮部材をなすゴム材94H)を備えたものである。
なお、バッグ移動許容部材は、可動部材でもよく、切り離し部材でもよい。
第8の実施の形態のエアバッグ装置11Hでは、第7の実施の形態のエアバッグ装置11Gと同様のオフセットと、エアバッグ装置(第1の実施の形態)11のゴム材94と同様のゴム材94Hとの複合作用によって、エアバッグ本体14Gの変形をより確実に抑制することができ、下方へ向かって加わる荷重に対して、エアバッグ本体14Gの展開時の形状を保つ支持能力をより向上させることができる。従って、エアバッグ本体14Gの面積を大きくすることなく、車両12の衝突又は横転時に展開するサイドカーテンエアバッグ(エアバッグ装置)11Hの乗員保護性能をさらに高めることができる。
尚、本発明の車両のエアバッグ装置は、実施の形態では3列シートの車両に適用したが、2列シートの車両や1列シートの車両にも適用可能で、セダンやクーペにも適用可能であり、一般の車両に適用することは差し支えない。
本発明の車両のエアバッグ装置は、3列シートを備えた自動車に好適である。
本発明の車両のエアバッグ装置(第1の実施の形態)を説明する図 図1の2−2線断面図 図1の3−3線断面図 本発明のエアバッグ装置(第1の実施の形態)の作用を説明する第1作用図 図4の続きを説明する第2作用図 本発明のエアバッグ装置(第1の実施の形態)の作用を説明する第3作用図 第2の実施の形態を説明する図 第3の実施の形態を説明する図 第3の実施の形態の作用を説明する図 第4の実施の形態を説明する図 第5の実施の形態を説明する図 第5の実施の形態の作用を説明する図 第6の実施の形態を説明する図 第6の実施の形態の作用を説明する図 第7の実施の形態を説明する図 図15の16−16線断面図 第8の実施の形態を説明する図 従来の技術の基本構成を説明する図
符号の説明
11,11B,11C,11D,11E,11F,11G,11H…エアバッグ装置、12…車両、13…車室、14…エアバッグ本体、16…車体、24…ルーフ、32…車室の側部(前ドア)、34…車室の側部(後ドア)、36…前ドアのドアライニング上部(窓の下部)、38…後ドアのドアライニング上部(窓の下部)、47…インフレータ、56…バッグ下端部、71〜79,81,82…第1〜第11バッグ取付部材、92,92B,92C,92D,92E,92F,92H…バッグ移動許容部材、E1,M,Mc,Md,Me,Mf…バッグ下端部の高さ、M1,M2…乗員。

Claims (6)

  1. 車体のルーフに沿わせて、折り畳んだ状態のエアバッグ本体を複数のバッグ取付部材で取付け、前記エアバッグ本体にインフレータからガスを充填することで、エアバッグ本体を車室の側部内面に沿わせてカーテン状に展開させる車両のエアバッグ装置において、
    前記複数のバッグ取付部材のうち少なくとも一つは、前記展開したエアバッグ本体に乗員が当たったときに、バッグ下端部の高さを維持する方向へのエアバッグ本体の移動を許容する、バッグ移動許容部材を備えたことを特徴とする車両のエアバッグ装置。
  2. 車体のルーフに沿わせて、折り畳んだ状態のエアバッグ本体を複数のバッグ取付部材で取付け、前記エアバッグ本体にインフレータからガスを充填することで、エアバッグ本体を車室の側部内面に沿わせてカーテン状に展開させる車両のエアバッグ装置において、
    前記複数のバッグ取付部材のうち少なくとも一つを、展開したエアバッグ本体に乗員が当たったときにバッグ下端部とドアライニング上部との当接を可能とするオフセット量だけ、他のバッグ取付部材に対して車外方向及び/又は車体下方にオフセットさせたことを特徴とする車両のエアバッグ装置。
  3. 前記複数のバッグ取付部材のうち少なくとも一つは、前記展開したエアバッグ本体へ乗員が当たったときに、バッグ下端部の高さを維持する方向へのエアバッグ本体の移動を許容する、バッグ移動許容部材を備えたことを特徴とする請求項2記載の車両のエアバッグ装置。
  4. 前記バッグ移動許容部材は、伸縮部材であり、展開したエアバッグ本体に乗員の力が加わることで、伸縮部材が伸びる構成としたことを特徴とする請求項1又は請求項3記載の車両のエアバッグ装置。
  5. 前記バッグ移動許容部材は、可動部材であり、展開したエアバッグ本体に乗員の力が加わることで、可動部材が作動する構成としたことを特徴とする請求項1又は請求項3記載の車両のエアバッグ装置。
  6. 前記バッグ移動許容部材は、切り離し部材であり、展開したエアバッグ本体に乗員の力が加わることで、切り離し部材が作動する構成としたことを特徴とする請求項1又は請求項3記載の車両のエアバッグ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8815455B2 (en) 2008-05-15 2014-08-26 Panasonic Corporation Hydrogen generator and fuel cell power generator
JP2014189255A (ja) * 2013-03-28 2014-10-06 Autoliv Development Ab カーテンエアバッグ装置及びその取付け構造
US10222980B2 (en) 2015-03-19 2019-03-05 Apple Inc. Touch input cursor manipulation

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