JP2007144029A - 首保護具 - Google Patents
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Abstract
【課題】首の周囲のみならず顎下付近をも圧迫感なく遠赤外線を与えて、顎の下の喉の両側の頚動脈、頚静脈、リンパ管などの血行、リンパ流を向上させる。
【解決手段】首の周囲に巻回される巻回部1が幅方向に膨らんで、顎の下縁付近まで顎下部2が達し、この顎下部2は上記巻回部より柔軟性または可撓性が高く、巻回部1及び上記顎下部2の内側の内布4は遠赤外線を発する。顎下部2付近の巻回部1にはマイナスイオンを発するトルマリン粒10…が縦方向に配置される。巻回部1、顎下部2の内側から首全体に遠赤外線を漏れなく周囲から当てることによって、トルマリン粒10…のマイナスイオンによる効果は相乗的に高まる。
【選択図】図5
【解決手段】首の周囲に巻回される巻回部1が幅方向に膨らんで、顎の下縁付近まで顎下部2が達し、この顎下部2は上記巻回部より柔軟性または可撓性が高く、巻回部1及び上記顎下部2の内側の内布4は遠赤外線を発する。顎下部2付近の巻回部1にはマイナスイオンを発するトルマリン粒10…が縦方向に配置される。巻回部1、顎下部2の内側から首全体に遠赤外線を漏れなく周囲から当てることによって、トルマリン粒10…のマイナスイオンによる効果は相乗的に高まる。
【選択図】図5
Description
本発明は、首保護具に関し、特に顔や頭部に良好な健康効果を与える首保護具に関する。
このような首保護具としては、従来、首を巻く保温ベルトの中に電熱線を配置したものがある。また、一般的に血行を促進する素材としては、遠赤外線を発生するものも使われてきている。
ところが、人間の首には、脳や顔に必要な栄養を送り込みまた不要な老廃物を戻す血管やリンパ管が通っている。この首の動脈や静脈やリンパ管に支障が生じると、脳の働きに悪影響を与えたり、顔に皺が増えたりするなど、健康に非常に悪い影響を与えることが考えられる。たとえば、頚動脈にコルステロール等によって血行の障害となる血栓等ができると、脳への血流が減少して脳梗塞・脳血栓等の引きがねになると考えられる。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、人間や動物の首における血行やリンパの流れを改善して、顔や頭部に良好な健康効果を与えることである。
上記目的を達成するため、本件発明は、人間または動物の首の周囲に巻回される巻回部と、 この巻回部の幅方向に膨らんで人間または動物の顎の下縁付近まで達する顎下部であって、この顎下部は上記巻回部より柔軟性または可撓性が高く、 上記巻回部及び上記顎下部の内側の全面に配置された遠赤外線を発する素材とを備えた。
また、本件発明は、人間または動物の首の周囲に巻回される巻回部と、 この巻回部の内側の全面に配置された遠赤外線を発する素材と、 上記巻回部の中の人間または動物の顎の下付近において配置されたマイナスイオンを発生する活性素材とを備えた。
これにより、人間の首の周囲のうち、顎の下付近をより広くして遠赤外線を与えることができる。顎の下の喉の両側には頚動脈、頚静脈、リンパ管などが集中しており、これらの血行、リンパ流を向上させて、顔や頭部に良好な健康効果を与えることができる。また、顎下部は上記巻回部より柔軟性または可撓性が高いので、顎の下の頚動脈、頚静脈、リンパ管を圧迫することがなく、これらの血流・リンパ流を促すことができる。
また、活性素材のマイナスイオンによる効果は、巻回部、顎下部の内側から首全体に遠赤外線を漏れなく周囲全面から当てることによって相乗的に高まる。このような遠赤外線効果によって首全体の血行・リンパ流を促進しておかなくては、当該マイナスイオンによるコレステロールの凝固防止と血管内壁への付着防止効果、血管拡張効果、血液及びリンパ液のアルカリ化効果などをより実効のあるものにできないからである。
(1)首保護具の構造
図1は首保護具の表面を示し、図2は同首保護具の裏面を示し、図3及び図4は同首保護具の断面を示し、図5は首保護具の首への装着状態を示す。この首保護具の巻回部1は、人間または動物の首の周囲に巻回される。この巻回部1は帯状で、中央の上縁は両端に向かって上方へ湾曲しており、中央の下縁は両端に向かって上方へ少々湾曲している。
図1は首保護具の表面を示し、図2は同首保護具の裏面を示し、図3及び図4は同首保護具の断面を示し、図5は首保護具の首への装着状態を示す。この首保護具の巻回部1は、人間または動物の首の周囲に巻回される。この巻回部1は帯状で、中央の上縁は両端に向かって上方へ湾曲しており、中央の下縁は両端に向かって上方へ少々湾曲している。
そして、上縁の湾曲度の方が、下縁の湾曲度の方より、大きく湾曲している。したがって、巻回部1の両端の幅は中央の幅より大きくなっていて、巻回部1は幅方向に膨らんでいる。この巻回部1の中央は首の後側に位置し、同巻回部1の両端部は首の前の喉側に位置する。
したがって、同巻回部1の両端部の両上縁は人間または動物の顎の下縁付近まで達することとなり、この両上縁は顎下部2、2となる。これにより、本首保護具を装着すると、首の後側より首の前の喉側の方が幅広となり、喉付近を広く覆うことができ、人間の首の周囲のうち、顎の下付近の巻回部1をより広くすることができる。
よって、顎の下の喉の両側には頚動脈、頚静脈、リンパ管などが集中しており、これらの血行、リンパ流を向上させて、顔や頭部に良好な健康効果を与えることができる。具体的には顔の血色をよくしたり、顔のしわを減らしたり、脳への血行を促進したり、頭部全体の老廃物を除去し、脳血栓・脳梗塞を防ぎ、発毛を促進し、視力を向上させることができる。
上記巻回部1の両端部の表側には面ファスナー3の一方が固着され、同裏側には面ファスナー3の他方が固着されている。巻回部1を首に巻いて、これら一対の面ファスナー3及び3を互いに係合すると、首への巻回が保たれる。
この面ファスナー3、3は下方にずれていて、巻回部1の両端の上部には、面ファスナー3、3が存在しないようになっている。これにより、面ファスナー3、3があごに当たらないようになる。
このような面ファスナー3、3は、首の後ろ側ではなく、喉側に位置して互いに係合される。したがって、係合した面ファスナー3、3は首の後ろ側には位置しないので、首の後側に不快感を与えることがなく、首保護具を就寝中に使用しても熟睡できる。
この巻回部1の首に当たる内側/裏側の内布4には、遠赤外線を発する布などの素材が用いられる。この内布4としては、例えば東洋紡績株式会社より販売されている商品名「セラム(登録商標)A」の布が用いられる。
セラムAは、アクリル繊維に超微粒子セラミックスが内蔵され/練り込まれている。このセラミックスの働きにより、体温近くの摂氏40度前後において、遠赤外線が外部へと放射されて、人体への加温効果が発揮される。摂氏40度前後において、遠赤外線の発生量が最も多い。
この巻回部1の外側/表側の外布5には、光触媒作用のある布などの素材が用いられる。この外布5としては、例えば、クラレ株式会社により販売されている商品名「シャインアップ(登録商標)EX」の布が用いられる。
シャインアップEXは、ポリエステル繊維とナイロン繊維とからなる複合繊維に金属含有セラミックス系の特殊消臭剤が練り込まれており、二酸化チタンによる光触媒反応により消臭と抗菌効果が発揮される。株式会社信州セラミックスから販売されている布などでも同様のものがある。
このように、内布4で遠赤外線を発し、外布5で光触媒機能を発揮すると、遠赤外線の作用によって首の血行がよくなって発汗するが、この発汗に伴うまたは発汗による汚れ、雑菌、異臭、垢、老廃物を光触媒作用によって、分解することができる。
また、この遠赤外線も光の一種であり、上記光触媒の機能を高めることができ、抗菌・防臭の効果を相乗的に高めることができる。特に遠赤外線の波長が可視光線に近く、波長の短い近赤外線、中赤外線であると、この効果はより高くなる。後述するように中綿9からはこの中赤外線が出ている。
これら内布4及び外布5との間には、中綿9が挟まれ、キルティング加工によって内布4、外布5及び中綿9が互いにずれないように一体化され洗濯可能となっている。この中綿9は遠赤外線を発し、保温効果と保湿効果とがある。この保温効果によって、上記内布4の遠赤外線効果を相乗的に高めることができる。
なお、中綿9からの遠赤外線の主な波長は上記内布4からの遠赤外線の主な波長より長く、中綿9からの遠赤外線は内布4を透過して首に当たる。しかも、この波長の長い遠赤外線は、首の内部まで透過でき、首の内部/奥まで遠赤外線効果つまり血行・リンパ流促進を与えることができる。内布4からの遠赤外線は、首の表面付近に主に照射され、首の表面付近に遠赤外線効果つまり血行・リンパ流促進を与えることができる。
中綿9としては「羊毛ゼオライト」または「バイネストセラ」が用いられ、天然鉱石であるゼオライトを加工したセラミックスとその微粒子を羊毛などの天然繊維の表面に堅牢に付着させたものである。このセラミックスとその微粒子の働きによって、体温より低温でも遠赤外線が十分に外部へ放射されて、人体への加温効果が発揮される。
上記ゼオライトの化学組成はケイ酸塩のケイ素の一部がアルミニウムに置換された形の縮合酸塩でありSiO4―AlO4の連結四面体における三次元網目構造によるため、空洞を含む構造が形成され、その空洞、或いはその空洞が連結してできる孔路の中に、そのアニオン(陰イオン)と対応すべくカチオン(陽イオン)、更には結晶水が金属イオンの静電気的引力により存在している。
骨格のケイ素とアルミニウムの比、または陽イオンの種類、数等によって各種の構造のゼオライトが存在する。ゼオライトの一般的性質としては、陽イオン交換能、分子フルイ作用、極性物質の吸着、触媒作用等がある。
ゼオライトの結晶水はゼオライトの立体網目構造の中に水分子として存在するため特に沸石水と呼ばれ、加熱などにより脱水してもゼオライトの構造は破壊されず、結晶水が有った箇所はそのまま空洞として残り、ちょうどスポンジ状の構造になり、この空洞にガスや水分を強力に吸着する特性がある。
もう一つのゼオライトの大きな特性に塩基置換容量がある。これは陽イオン交換容量「C.E.C:Cation Exchange Capacity」とも呼ばれ、ちょうど磁石のように陽イオン(NH4+・カリウム・ナトリウム・カルシウムなど)を保持したり離したりする力である。特にゼオライトの塩基置換容量は永久荷電と言い、周囲の環境(PHなど)に左右されず、長期間その力を持続する特性がある。
このようにゼオライトには、吸着機能がある。このような吸着材料と光半導体セラミックスが用いられた布において、細菌、ウィルス、かび又は悪臭物質、有害物質等が、まず吸着材料に吸着保持され、抗菌消臭機能がある。
その後または同時に、光照射を受けた光半導体粉末と金属粉末とによる光触媒作用により、細菌、ウィルス、かび等が死滅または減少させられ、悪臭物質等が分解される。さらに、吸着されないような細菌その他の物の場合でも、光触媒作用により、発育(増殖)防止や忌避効果等が得られる。ゼオライトは、0度〜60度以上の全温度においてほぼまんべんなく遠赤外線を発する。
上記中綿9から発せられる赤外線は中赤外線であり、上記内布4から発せられる赤外線は遠赤外線及び超遠赤外線である。赤外線は、波長0.76乃至1.5μmを近赤外線、波長1.5乃至5.6μmを中赤外線、波長5.6乃至400μmを遠赤外線、波長400乃至1000μmを超遠赤外線という。しかし、本明細書及び特許請求の範囲では、この中赤外線も含めて遠赤外線として説明するし、超遠赤外線も遠赤外線として説明する。
遠赤外線の波長が長いほど、人体組織のより深い所まで浸透してより深部から暖める(保温させる)。したがって、遠赤外線の波長が長いほど、上記遠赤効果が出るまで時間がかるが、いったん遠赤効果がでると、持続性は長く続き、足から本足保護具を取り外しても、遠赤効果は持続する。
また、遠赤外線の波長が短いほど、人体組織の比較的表面を暖める(保温させる)。したがって、遠赤外線の波長が短いほど、上記遠赤効果が即座に早く出て、即効性があり、本足保護具に足を入れてからすぐに暖まる(加温される)。したがって、上記中綿9は即効性/表面効果性があり、上記外布5は遅効性/深部効果性があるといえる。なお、中綿9及び外布5としては、これらを混合したものでもよい。
特に頚動脈などの動脈は人体の内部深いところに位置するので、波長の長い遠赤外線によって血行・リンパ流促進を促し、頚静脈などの静脈及びリンパ管は人体の内部浅いところに位置するので、波長の短い遠赤外線によって血行・リンパ流促進を促すことになる。このように遠赤外線の波長の違いによって頚動脈、頚静脈、リンパ管を分担して血行促進・リンパ流促進を達成できる。
また、この保温効果またはこの保湿効果と上記内布4の遠赤外線効果とによって、首の脂肪を取り除いて、首やせ効果を出すこともできるし、保湿効果で肌に水分と潤いを与えて首や顔のしわを防ぐことができる。さらに、この保湿効果が高くても、上記外布5の光触媒作用で抗菌・防臭を行うことができる。
上記巻回部1の中央には、ゴムバンドがギャザー状態で縫いこまれて伸縮部6が形成されている。この伸縮部6によって巻回部1が弾性的に伸縮し、首への圧迫を防ぎ、寝ている間または装着中に首の太さが変化しても締め付けることがなくなる。
また、この伸縮部6の伸縮によって、巻回部1の中央を中心として、巻回部1の両端の位置を揺動させて、巻回部1の湾曲方向を変えることができ、首の形状に合わせて巻回部1のテーパの角度を変えることができる。
上記巻回部1の上縁と下縁とにはフレア状の上ギャザー部7と下ギャザー部8とが縫合されている。このうち、上ギャザー部7は端に向かうにしたがって太くなっていて、上記顎下部2の上ギャザー部7は他より太くなっている。これら上ギャザー部7と下ギャザー部8の内布4は上述のように遠赤外線を発生し、同外布5は上述のように光触媒機能がある。これら上ギャザー部7と下ギャザー部8は、巻回部1より柔らかくて(柔軟で)撓みやすく可撓性が高く、顎に圧迫を与えず、顎下付近の血行を阻害することもない。
したがって、あごの下の上ギャザー部7は太くなって、あごへの圧迫感が防止される。これにより、あごに圧迫感を与えないで、喉付近を広く覆うことができ、上述のように顎の下の喉付近の頚動脈、頚静脈、リンパ管の血行、リンパ流を向上させることができる。
この上ギャザー部7及び下ギャザー部8の内布4からも遠赤外線が出ているので、顎の下のぎりぎりまで遠赤外線を当てることができ、しかも顎の下ぎりぎりまで覆っているにもかかわらず、顎の下でより幅広となるギャザーの可撓性・柔軟性によってあごに圧迫感を与えないで、遠赤外線を当てることができる。
上記下ギャザー部8のすぐ上には、下ギャザー部8に沿って、内布4と中綿9との間において、上記キルティングの升目内に、トルマリン粒10…が1つずつ内包されている。また、同様に、上記面ファスナー3、3の手前側に、面ファスナー3、3に沿って巻回部1の幅方向に、内布4と中綿9との間において、上記キルティングの升目内に、トルマリン粒10…が1つずつ内包されている。
このトルマリン粒10…は遠赤外線を発し、マイナスイオンも発生し、活性素材である。活性素材とは、遠赤外線やマイナスイオンなど人体・生命体を活性化させる素材をいう。したがって、トルマリン粒10…は、顎の下の喉の両側(喉の左または/及び右)の頚動脈、頚静脈またはリンパ管に沿った状態で配置され、頚動脈、頚静脈またはリンパ管の血行またはリンパ流を促進する。また、トルマリン粒10…は、首の下縁周囲に環状に配置され、疲労物質を除去・解消して、血行を促進して、肩こりを解消する。
上記トルマリン粒10…はマイナスイオンも発生するので、このマイナスイオンによって、上記頚動脈、頚静脈またはリンパ管を流れる血液またはリンパ液がアルカリ化され、上記遠赤外線の照射によって血行またはリンパ流が促進されるだけでなく、これらがアルカリ化される。
このようなマイナスイオンによるアルカリ化によって、血液及びリンパ液のアルカリ化のほか、コレステロールの凝固防止と血管内壁への付着防止、血管を拡張させ、新陳代謝を促し、肩こりを解消させ、筋肉疲労を回復させ、増血作用を促し、心臓の働きを強化させ、疲労物質を解消・除去させ、疲労を回復させ、有害物質を無害化させ、免疫力を強化させ、自律神経を安定させる。
このようなマイナスイオンによる効果は、巻回部1、顎下部2、中綿9、上ギャザー部7及び下ギャザー部8の内布4によって、首全体の深部及び浅部ともに遠赤外線を漏れなく周囲から当てることによって相乗的に高まる。このような遠赤外線効果によって首全体の血行・リンパ流を促進しておかなくては、上述のマイナスイオンによるコレステロールの凝固防止と血管内壁への付着防止効果、血管拡張効果、血液及びリンパ液のアルカリ化効果などをより実効のあるものにできないからである。
さらに、このマイナスイオンによる効果は、顎下部2(上ギャザー部7)を巻回部1より柔軟かつ可撓にしてしかも遠赤外線を照射しておかないと、より実効のあるものにできない。なぜなら、顎下の血行・リンパ流を深部及び浅部ともに円滑にしておかないと、上述のマイナスイオンによるコレステロールの凝固防止と血管内壁への付着防止効果、血管拡張効果、血液及びリンパ液のアルカリ化効果などをより実効のあるものにできないからである。
さらに、このようなトルマリン粒10…のマイナスイオンは、外から何らかの刺激があるとよく出る。この刺激としては、圧力、摩擦、トルマリン周囲の空気・水の対流、水分、温度差、光、紫外線、赤外線などである。本首保護具を人体または動物の首に巻くことによって、温度差が生じ、圧力なども発生し、さらには摩擦やトルマリン周囲の空気・水の対流も生じる。
さらに、上記中綿9には保湿効果があり、この保湿効果によって、トルマリン粒10…に水分が与えられる。また、上記遠赤外線が各個所から発生されているので、トルマリン粒10…に遠赤外線が与えられる。このような種々の刺激が本首保護具からトルマリン粒10…に与えられるので、上記マイナスイオンは絶えることなく供給される。
そして、中綿9に保湿効果があるとはいえ、中綿9の外側の外布5に光触媒作用があるので、分解消臭発散乾燥機能が発揮される。したがって、中綿9の内側に保湿効果が発揮されて、上記マイナスイオン効果及び遠赤外線効果が十分発揮されるのに反し、中綿9の外側に発散乾燥効果が発揮されて、抗菌消臭分解機能が十分発揮される。
上記マイナスイオン効果によって、当該マイナスイオンは皮膚や肺臓から吸収され、血液中の生体イオンと人体のミネラル、特にカルシウムやナトリウムなどのミネラルのイオン化率が上昇して、血液やリンパ液の弱アルカリ性が進行して浄化される。
また、血液中やリンパ液中にマイナスイオンが増加すると、細胞膜の電気的性質の交換交流が活発になり、細胞の中に栄養分がとり易くされ、老廃物などが細胞外へ排出され易くされ、新陳代謝が高められ細胞が活発化される。
血液中やリンパ液中にマイナスイオンが増加すると、たんぱく質の一種である血液中のガンマグロブリンが増加され、免疫力が高められる。自律神経は人体の内蔵、血管、リンパ管などの活動を支配する不随意神経であり、意思に関係なく日夜絶え間なく働いている。マイナスイオンが増えると、内分泌線の働きが高まり、血液、リンパ液、神経、臓器を調整する機能が高まる。
(2)他の実施の形態
本発明は上記各実施例に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、巻回部1の厚さは、数mm乃至十数mm、さらには数十mmほどであるが、もっと厚みがあってもよい。しかし、顎の下や首に圧迫を加えない程度の厚みにされる。
本発明は上記各実施例に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、巻回部1の厚さは、数mm乃至十数mm、さらには数十mmほどであるが、もっと厚みがあってもよい。しかし、顎の下や首に圧迫を加えない程度の厚みにされる。
本首保護具が巻回されるのは、人間の首のほか、猿等の人間に近い動物のほか、犬、猫、馬、牛、豚、羊等の首から顎が出ている動物や、鳥などのように首からくちばしが出ている動物などでもよい。
上記係合される端部である面ファスナー3は、他にフックとホック、ボタンとボタン穴、ファスナー、磁石と金属板など、巻回部の両端を互いに係合できればどのようなものでもよい。この係合される端部である面ファスナー3は、一対だけでなく、巻回部1に複数箇所・複数対設けられてもよい。
また、この巻回部1がセータの首部または上記伸縮部6のように伸縮自在であれば、上記係合される端部である面ファスナー3は、完全に省略することができる、または係合される端部は巻回部1と一体化され取り外し不可能な係合端部となる。この場合、首保護具は頭部から被せるようにして、頭部を通過させ、首に装着される。
上記活性素材であるトルマリン粒10…は、巻回部1の両端(喉)付近と(肩)下縁のほか、巻回部1の全面、一部の面、種々の個所に設けられてもよい。例えば、首の後の首筋側、耳の下付近、側首、顎の下の周囲などである。また、巻回部1の両端(喉)付近のトルマリン粒10…は省略されてもよいし、(肩)下縁のトルマリン粒10…は省略されてもよい。
このようなトルマリン粒10…は、他のマイナスイオンを発生する各種の活性素材で代用可能である。たとえば、セラミックス、活性炭、竹炭、電気石、ガーネット、ゲルマニウム、ゼオライト、バリウム、ジルコニウム、シリカ、ストロンチウム、マグネシウム、カルシウム、燐、硫黄、塩素、イットリウム、ランタン、セリウム、ネオジム希土類元素を含む鉱物の1種又は2種以上の混合物などである。
上記遠赤外線を発する内布4は、巻回部1の内側全面に隙間なく配置されるのではなく、所定間隔を置いて複数個所にわたって内側全面に配置されても良いし、一部の面、種々の箇所に配置されてもよい。この場合でも、首の周囲から全体的に遠赤外線を当てることができる。また、光触媒作用のある外布5は、巻回部1の内側全面ではなく、一部に配置されてもよい。
上記顎下部2、上ギャザー部7、下ギャザー部8は、ギャザーのほか、薄い布、カーテン状、ゴム帯状、暖簾状など、巻回部1より柔軟性・可撓性が高ければ何でもよい。上記中綿9またはトルマリン粒10などの一部または全部は省略されても良い。顎下部2、伸縮部6、上ギャザー部7、下ギャザー部8の一部または全部は省略されてもよい。
内布4の発する遠赤外線の波長は、中綿9の発する遠赤外線の波長より短くてもよい。この場合、内布4の素材と中綿9の素材とが入れ替えられる。
(3)他の発明の効果
[1]人間または動物の首の周囲に巻回される巻回部と、 この巻回部の幅方向に膨らんで人間または動物の顎の下縁付近まで達する顎下部であって、この顎下部は上記巻回部より柔軟性または可撓性が高く、 上記巻回部及び上記顎下部の内側の全面に配置された遠赤外線を発する素材とを備えたことを特徴とする首保護具。
[1]人間または動物の首の周囲に巻回される巻回部と、 この巻回部の幅方向に膨らんで人間または動物の顎の下縁付近まで達する顎下部であって、この顎下部は上記巻回部より柔軟性または可撓性が高く、 上記巻回部及び上記顎下部の内側の全面に配置された遠赤外線を発する素材とを備えたことを特徴とする首保護具。
これにより、人間の首の周囲のうち、顎の下付近をより広くして遠赤外線を与えることができる。顎の下の喉の両側には頚動脈、頚静脈、リンパ管などが集中しており、これらの血行、リンパ流を向上させて、顔や頭部に良好な健康効果を与えることができる。また、顎下部は上記巻回部より柔軟性または可撓性が高いので、顎の下の頚動脈、頚静脈、リンパ管を圧迫することがなく、これらの血流・リンパ流を促すことができる。
なお、気温の高いときなどには、上記首保護具は裏返して首に装着することも考えられる。この場合、首に接する面には光触媒機能を有する外布5の素材が一部または全面に配置され、この光触媒作用によって首から発汗を分解して四肢を冷やす。
[2]人間または動物の首の周囲に巻回される巻回部と、 この巻回部の内側の全面に配置された遠赤外線を発する素材と、 上記巻回部の中の人間または動物の顎の下付近において配置されたマイナスイオンを発生する活性素材とを備えたことを特徴とする首保護具。巻回部、顎下部の内側から首全体に遠赤外線を漏れなく周囲全面から当てることによって、活性素材のマイナスイオンによる効果は相乗的に高まる。なぜなら、このような遠赤外線効果によって首全体の血行・リンパ流を促進しておかなくては、当該マイナスイオンによるコレステロールの凝固防止と血管内壁への付着防止効果、血管拡張効果、血液及びリンパ液のアルカリ化効果などをより実効のあるものにできないからである。
[3]上記巻回部の外側の面には光触媒機能を有する素材が一部または全面に配置され、遠赤外線照射で人体から発する老廃物を分解することを特徴とする請求項1または2記載の首保護具。これにより、上記遠赤外線の作用によって首の血行がよくなって発生する発汗による汚れ、雑菌、異臭、垢、老廃物を光触媒作用によって、分解することができる。
[4]上記活性素材はマイナスイオンのほか遠赤外線も発生し、この遠赤外線によって頚動脈、頚静脈またはリンパ管の血行またはリンパ流を促進し、 さらに上記マイナスイオンによって、上記頚動脈、頚静脈またはリンパ管を流れる血液またはリンパ液をアルカリ化し、上記遠赤外線の照射によって促進される血行またはリンパ流をアルカリ化することを特徴とする請求項2または3記載の首保護具。これにより、顔や頭部に良好な健康効果を与えることができ、顔の血色をよくしたり、顔のしわを減らしたり、脳への血行を促進したり、頭部全体の老廃物を除去し、脳血栓・脳梗塞を防ぎ、発毛を促進し、視力を向上させることができる。
[5]上記巻回部の一対の両端部は上記顎下部付近において位置し、互いに係合されることによって上記巻回が保たれることを特徴とする請求項1、2、3または4記載の首保護具。これにより、係合した両端部は首の後ろ側には位置しないので、首の後側に不快感を与えることがなく、首保護具を就寝中に使用しても熟睡できる。
[6]上記巻回部の外側に配置された光触媒機能を有する素材と、同巻回部の内側に配置された遠赤外線を発する素材との間には、保湿作用のある素材が介在されていることを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の首保護具。これにより、保湿素材の内側に保湿効果が発揮されて、上記マイナスイオン効果及び遠赤外線効果が十分発揮されるのに反し、保湿素材の外側に発散乾燥効果が発揮されて、抗菌消臭分解機能が十分発揮される。
[7]上記遠赤外線は首の深部まで達する波長のながいものと首の浅い箇所に主に達する波長の短いものとが複合的に発せられることを特徴とする請求項1、2、3、4、5または6記載の首保護具。これにより、首の深部の動脈の血行を促し、首の浅部の静脈またはリンパ管の血行またはリンパ流を促してから、上記マイナスイオン効果を与えることができる。
[8]上記顎下部付近の巻回部には遠赤外線を発する活性素材が幅方向に伸びるように配置され、この活性素材は、人間の喉の左または/及び右の頚動脈、頚静脈またはリンパ管に沿った状態で配置され、頚動脈、頚静脈またはリンパ管の血行またはリンパ流を促進することを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6または7記載の首保護具。これにより、顔や頭部に良好な健康効果を与えることができ、顔の血色をよくしたり、顔のしわを減らしたり、脳への血行を促進したり、頭部全体の老廃物を除去し、脳血栓・脳梗塞を防ぎ、発毛を促進し、視力を向上させることができる。
[9]上記活性素材は遠赤外線のほかマイナスイオンも発生し、このマイナスイオンによって、上記頚動脈、頚静脈またはリンパ管を流れる血液またはリンパ液をアルカリ化し、上記遠赤外線の照射によって促進される血行またはリンパ流をアルカリ化することを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7または8記載の首保護具。これにより、上記遠赤外線の効果によって首全体の血行・リンパ流を促進しておけば、マイナスイオンによるコレステロールの凝固防止と血管内壁への付着防止効果、血管拡張効果、血液及びリンパ液のアルカリ化効果などをより実効のあるものにできる。
首の周囲のみならず顎下付近をも圧迫感なく遠赤外線を与えて、顎の下の喉の両側の頚動脈、頚静脈、リンパ管などの血行、リンパ流を向上させる。首の周囲に巻回される巻回部1が幅方向に膨らんで、顎の下縁付近まで顎下部2が達し、この顎下部2は上記巻回部より柔軟性または可撓性が高く、巻回部1及び上記顎下部2の内側の内布4は遠赤外線を発する。顎下部2付近の巻回部1にはマイナスイオンを発するトルマリン粒10…が縦方向に配置される。巻回部1、顎下部2の内側から首全体に遠赤外線を漏れなく周囲から当てることによって、トルマリン粒10…のマイナスイオンによる効果は相乗的に高まる。
1…巻回部、2…顎下部、
3…面ファスナー、4…内布、
5…外布、6…伸縮部、
7…上ギャザー部、8…下ギャザー部、
9…中綿、10…トルマリン粒。
3…面ファスナー、4…内布、
5…外布、6…伸縮部、
7…上ギャザー部、8…下ギャザー部、
9…中綿、10…トルマリン粒。
Claims (6)
- 人間または動物の首の周囲に巻回される巻回部と、
この巻回部の幅方向に膨らんで人間または動物の顎の下縁付近まで達する顎下部であって、この顎下部は上記巻回部より柔軟性または可撓性が高く、
上記巻回部及び上記顎下部の内側の全面に配置された遠赤外線を発する素材とを備えたことを特徴とする首保護具。 - 人間または動物の首の周囲に巻回される巻回部と、
この巻回部の内側の全面に配置された遠赤外線を発する素材と、
上記巻回部の中の人間または動物の顎の下付近において配置されたマイナスイオンを発生する活性素材とを備えたことを特徴とする首保護具。 - 上記巻回部の外側の面には光触媒機能を有する素材が一部または全面に配置され、遠赤外線照射で人体から発する老廃物を分解することを特徴とする請求項1または2記載の首保護具。
- 上記活性素材はマイナスイオンのほか遠赤外線も発生し、この遠赤外線によって頚動脈、頚静脈またはリンパ管の血行またはリンパ流を促進し、 さらに上記マイナスイオンによって、上記頚動脈、頚静脈またはリンパ管を流れる血液またはリンパ液をアルカリ化し、上記遠赤外線の照射によって促進される血行またはリンパ流をアルカリ化することを特徴とする請求項2または3記載の首保護具。
- 上記巻回部の一対の両端部は上記顎下部付近において位置し、互いに係合されることによって上記巻回が保たれることを特徴とする請求項1、2、3または4記載の首保護具。
- 上記巻回部の外側に配置された光触媒機能を有する素材と、同巻回部の内側に配置された遠赤外線を発する素材との間には、保湿作用のある素材が介在されていることを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の首保護具。
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JP2005345369A JP2007144029A (ja) | 2005-11-30 | 2005-11-30 | 首保護具 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007151815A (ja) * | 2005-12-05 | 2007-06-21 | Buruneezu Kk | 四肢保護具 |
-
2005
- 2005-11-30 JP JP2005345369A patent/JP2007144029A/ja active Pending
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