JP2007143690A - 遊技機の画像表示装置 - Google Patents

遊技機の画像表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007143690A
JP2007143690A JP2005339846A JP2005339846A JP2007143690A JP 2007143690 A JP2007143690 A JP 2007143690A JP 2005339846 A JP2005339846 A JP 2005339846A JP 2005339846 A JP2005339846 A JP 2005339846A JP 2007143690 A JP2007143690 A JP 2007143690A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
display
target image
display target
image data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005339846A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4098327B2 (ja
Inventor
Yoshikazu Suzuki
良和 鈴木
Toshiaki Tachiki
俊明 立木
Hajime Hayashi
載 林
Tomoko Kimura
倫子 木村
Shin Ito
伸 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KPE Inc
Original Assignee
KPE Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KPE Inc filed Critical KPE Inc
Priority to JP2005339846A priority Critical patent/JP4098327B2/ja
Publication of JP2007143690A publication Critical patent/JP2007143690A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4098327B2 publication Critical patent/JP4098327B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)
  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)
  • Display Devices Of Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】 奥行感のある鮮明な画像を表示する。
【解決手段】 第1の画像表示面201は、第1の表示対象領域1Aと第1の非表示対象領域1Bを有し、それらの間に中間領域1Cを有する。第1の表示対象領域1Aには、画像201aが第1の表示対象画像として表示され、第1の非表示対象領域1Bには黒色画像201aが一様な輝度の第1の非表示対象画像として表示される。第2の画像表示面202の第2の表示対象領域2Aには、画像202aが第2の表示対象画像として表示され、第2の非表示対象領域2Bには黒色画像202bが一様な輝度の第2の非表示対象画像として表示される。
【選択図】 図5

Description

本発明は、奥行きのある画像を表示する遊技機の画像表示装置に関する。
スロットマシンやパチンコ機等の遊技機には、遊技内容や演出に関わるアニメーション等の画像を表示する画像表示装置が搭載されることが多い。
この種の画像表示装置の視覚的効果を高める試みとして、複数のディスプレイに表示された画像をハーフミラーを利用して合成し、合成画像に立体感を持たせる画像表示装置が知られている(特許文献1参照)。
また、1個のディスプレイに前方用の画像と後方用の画像を表示し、前方用の画像をハーフミラーで反射した光と、後方用のミラーで全反射した光によって合成画像を表示する技術も知られている(特許文献2参照)。
特開平6−343745号公報 特開2005−245940号公報
ところで、ハーフミラーは、前方用の画像の光を反射する一方、後方用の画像の光を透過する。このため、前方用の画像が薄くなり、後方の画像が透けて見えるといった問題があった。
そこで、本発明は、前方用の画像と後方用の画像を明確に視認可能な遊技機の画像表示装置を提供することを目的とする。
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
上述した課題を解決するため、本発明に係る遊技機の画像表示装置(1)は、第1の表示対象画像(201a)と一様な輝度の第1の非表示対象画像(201b)とを領域を分けて表示し第1の光を射出する第1の画像表示面(201)、および第2の表示対象画像(202a)と一様な輝度の第2の非表示対象画像(202b)とを領域を分けて表示し第2の光を射出する第2の画像表示面(202)を備えた画像表示手段(2)と、前記第2の画像表示面(202)に対して傾斜して配置され、前記第1の光を透過するとともに前記第2の光を反射面で反射する透過反射板(3)とを備え、前記画像表示手段(2)は、前記透過反射板(3)を透過した前記第1の光と前記透過反射板(3)の反射面で反射された前記第2の光とによって形成される合成画像において、前記第1の表示対象画像(201a)と前記第2の非表示対象画像(202b)が重なり、前記第2の表示対象画像(202a)と前記第1の非表示対象画像(201b)が重なるように、前記第1の画像表示面(201)に前記第1の表示対象画像(201a)および第1の非表示対象画像(201b)を表示させると共に前記第2の画像表示面(202)に前記第2の表示対象画像(202a)および前記第2の非表示対象画像(202b)を表示させることを特徴とする。
この発明によれば、透過反射板の透過光によって得られる第1の表示対象画像と透過反射板の反射光によって得られる第2の非表示対象画像が重なる。ここで、第2の非表示対象画像は一様な輝度で表示されるから、第1の表示対象画像に含まれる図形などのオブジェクトが他のオブジェクトと重なって見づらくならない。また、透過反射板の透過光によって得られる第1の非表示対象画像と透過反射板の反射光によって得られる第2の表示対象画像が重なる。ここで、第1の非表示対象画像は一様な輝度で表示されるから、第2の表示対象画像は鮮明に見ることが可能となる。ここで、遊技機はゲームを実行するものであり、ビデオゲーム機の他、スロットマシンやパチンコ機等が含まれる。
上述した遊技機の画像表示装置において、前記画像表示手段(2)は、前記第1の非表示対象画像(201b)の一様な輝度を前記第2の表示対象画像(202a)の平均輝度と比較して低いレベルに設定し、前記第2の非表示対象画像(202b)の一様な輝度を前記第1の表示対象画像(201a)の平均輝度と比較して低いレベルに設定することが好ましい。この場合には、表示対象画像と非表示対象画像の合成画像においてコントラストを高く取ることができるので、鮮明で奥行きのある画像を表示することが可能となる。
より具体的には、前記画像表示手段(2)は、前記第1の非表示対象画像(201b)および前記第2の非表示対象画像(202b)を黒色の画像とすることが好ましい。
上述した遊技機の画像表示装置において、前記画像表示手段(2)は、前記第1の表示対象画像(201a)と前記第1の非表示対象画像(201b)の境界を変動させ、当該境界の変動に応じて、前記第2の表示対象画像(202a)と前記第2の非表示対象画像(202b)の境界を変動させることが好ましい。この場合には、奥行感のある領域を動的に変動させることが可能となる。
上述した遊技機の画像表示装置において、前記画像表示手段(2)は、前記第1の表示対象画像(201a)を表示する領域と前記第1の非表示対象画像(201b)を表示する領域との間に中間領域(1C)を設け、前記中間領域(1C)に明るさが段階的に変化している画像を表示させることが好ましい。第1および第2の表示対象画像が最も鮮明に視認されるのは、利用者が真正面から画像表示装置を見た場合であるが、現実の利用ではある角度で画像処理装置を覗き込むことが多い。このため、第1の表示対象画像と第2の非表示対象画像が重なり、且つ、第2の表示対象画像と第1の非表示対象画像が重なっていても、それらの境界では画像が不鮮明に見える。そこで、中間領域を設けることによって、自然な画像を表示させることが可能となる。
ここで、前記画像表示手段(2)は、前記中間領域(1C)において、明るさを段階的に変化させる程度を示す係数と前記第1の表示対象画像(201a)の情報とを乗算して得た画像を表示させることが好ましい。この場合には、簡単な演算によって第1の表示対象画像にグラディエーションを付加することが可能となる。なお、本発明における乗算には、係数を小数として当該小数と乗算すること、換言すると当該小数の逆数と除算すること、および当該小数を計算上で分数として扱い分母との乗算かつ分子との除算を行ういわゆる乗除算することの概念を含む。
さらに、前記画像表示手段(2)は、前記合成画像において、前記第2の表示対象画像(202a)と前記第2の非表示対象画像(202b)との境界が、前記中間領域(1C)に位置するように前記第2の表示対象画像(202a)と前記第2の非表示対象画像(202b)とを生成することが好ましい。
上述した遊技機の画像表示装置において、前記画像表示手段(2)は、前記第1の表示対象画像(201a)を記憶した表示対象画像記憶手段(103)と、前記第1の非表示対象画像を記憶した非表示対象画像記憶手段(103)と、前記表示対象画像記憶手段(103)から読み出した前記第1の表示対象画像(201a)の上に、前記非表示対象画像記憶手段(103)から読み出した前記第1の非表示対象画像(201b)を重ねて前記第1の画像表示面(201)に表示させる画像を生成する画像生成手段(101、105)とを備えることが好ましい。この場合には、第1の表示対象画像の上に第1の非表示対象画像を重ねて画像を生成するので、第1の非表示対象画像の大きさを調整することによって、第1の表示対象画像を表示する領域の大きさを可変することが可能となる。
また、上述した遊技機の画像表示装置において、前記第2の画像表示面に表示される前記第2の表示対象画像(202a)は動画であり、前記画像表示手段(2)は、前記第2の表示対象画像(202a)の動画と前記第2の非表示対象画像(202b)とを一体とした動画像を記憶する記憶手段(103)を有し、前記記憶手段(103)から読み出した前記動画像を前記第2の画像表示面(202)に表示させることが好ましい。この場合には、オブジェクトに分けて画像を管理して合成する必要がないので処理を簡易にすることができる。
また、上述した遊技機の画像表示装置において、前記画像表示手段(2)は、前記第1の画像表示面(201)と前記第2の画像表示面(202)とが一体として形成された表示パネルを備え、前記透過反射板(3)に対して平行且つ前記透過反射板(3)の反射面で反射された前記第2の光の進行方向の後方に配置され、前記第1の光を反射する反射板(5)を有する、ことが好ましい。この場合には、1枚の表示パネルで奥行感のある画像を表示することが可能となる。
また、上述した遊技機の画像表示装置において、前記画像表示手段(2)は、前記第1の画像表示面(201)を有し、前記透過反射板(3)の反射面で反射された前記第2の光の進行方向の後方に配置された第1の表示パネル(21)と、前記第2の画像表示面(202)を有する第2の表示パネル(22)とを備えるものであってもよい。
さらに、上述した遊技機の画像表示装置は、筐体と、該筐体内に搭載された表示装置により所定の画像を表示する遊技機において、表示装置として用いること可能である。
本発明によれば、前方用の画像と後方用の画像を明確に視認可能な画像表示装置を提供することができる。
<1.第1実施形態>
<1−1:画像表示装置の構造>
図1は、本発明に係る画像表示装置1の構造を示す説明図である。図1(A)は画像表示装置1の外観構成を示す斜視図であり、図1(B)は同図(A)におけるA−A線から見た断面図である。画像表示装置1は、画像を表示する液晶表示装置2と、所定の反射率により光を反射し、なおかつ所定の透過率により光を透過する透過反射板としてのハーフミラー3と、光を反射する反射板としてのミラー5とを備えている。ハーフミラー3およびミラー5は、液晶表示装置2に取り付けられたブラケット4により固定される。ハーフミラー3は、例えば、透過率25%かつ反射率40%となるように金属膜が蒸着されたプラスチック板である。
図2は、画像表示装置1の構成を説明するための概念図である。図2(A)は概念的構成を示す斜視図であり、図2(B)は概念的構成を示す側面図である。
液晶表示装置2は、画像表示面2aを有している。画像表示面2aは下方に向いて配置される。画像表示面2aの途中には、ハーフミラー3が画像表示面2aを第1および第2の画像表示面201および202に区分するように配置され、画像表示面2aに対して傾斜している。画像表示面2aの端部2bには、ミラー5が画像表示面2aに対して傾斜するように配置されている。ハーフミラー3およびミラー5の反射面3aおよび5aはそれぞれ画像表示面2a側に向けられ、これらの画像表示面2aに対する傾斜角はそれぞれ45°に設定されている。ミラー5はハーフミラー3に対して平行且つ後方に配置される。
同図(B)のようにハーフミラー3およびミラー5を配置することにより、画像表示面2aに表示される画像は対向するハーフミラー3の反射面3aまたはミラー5の反射面5aに45度の角度で反射する。したがって、第2の画像表示面202から発せられた光(第2の光)はハーフミラー3の反射面3aにより軌跡L2のように反射する。また、第1の画像表示面201から発せられた光(第1の光)はミラー5の反射面5aにより軌跡L1のように反射し、その後にハーフミラー3を透過する。ここで、視線Sの方向から画像表示装置1を見た場合には、画像表示面2aに垂直な手前視認面6の位置および奥視認面7の位置に画像が表示されているように見える。なお、画像表示装置1に表示される画像を視線Sの方向から見た場合には、手前視認面6の画像と奥視認面7の画像とが合成され合成画像となる。この合成画像は、仮想表示面8において奥行き方向に重なって見える。すなわち、仮想表示面8は手前視認面6および奥視認面7に視認される画像の重なりの状態を評価する仮想的な面である。
<1−2:画像表示装置の電気的構成>
図3は、画像表示装置1の電気的構成を示すブロック図である。画像表示装置1は液晶表示装置2および表示制御基板100を備える。表示制御基板100は、画像表示装置1の制御を行うCPU(central processing unit)101、クロック発生回路102、ROM(read-only memory)103、RAM(random-access memory)104、VRAM(video random-access memory)105、表示回路106、およびデータ入力回路107を備えている。データ入力回路107は画像表示装置1の外部からの指示信号の入力を受け付ける回路である。この画像表示装置1をスロットマシン等の遊技機に適用する場合には、遊技機の本体から供給される指令に応じて、各種の表示がなされる。したがって、画像表示のみを行うのであればデータ入力回路107を備えなくとも良い。また同様に、CPU101が画像表示装置1の制御および遊技機全体の制御を行うのであれば、データ入力回路107を備えなくとも良い。
CPU101は、ROM103に格納されたプログラムを、クロック発生回路102で発生したクロック信号CLKのタイミングに基づいて読み出し、読み出したプログラムを順次に実行する。また、ROM103には液晶表示装置2に表示すべき複数の画像データDAT301〜DAT308が記憶されている。CPU101は、プログラムと同様にクロック信号CLKのタイミングに基づいて画像データDAT301〜DAT308を適宜読み出す。さらに、ROM103は、画像データをどのように表示するかを指示するデータとして順序リストSEQ401、表示リストLST401a〜LST401nおよびLST402aを記憶している。順序リストおよび表示リストの詳細については後述する(図7参照)。
また、CPU101はプログラムの実行に応じて各種データをRAM104に書き込む。RAM104に書き込まれるデータとしては、CPU101がROM103から読み出した画像データ、および種々の管理用データである。RAM104はCPU101が画像表示処理を行う上での作業領域として機能する。
また、CPU101はプログラムの実行に応じて液晶表示装置2に表示すべきデータをVRAM105に書き込む。本実施形態において画像データを書き込むVRAM105の中のアドレス空間は一画面分である。なお、画面表示性能の向上のために二画面分のアドレス空間を備え、画面を表示するごとに交互に切り換えて使用しても良い。もしくは、二画面分のアドレス空間の内ひとつを書き込み用アドレス空間とし、もうひとつを表示専用の表示用アドレス空間として、書き込み用アドレス空間から表示用アドレス空間にデータを複製するようにしても良い。このようにVRAM105に二画面分のアドレス空間を備えるようにすると、VRAM105に書き込む処理と、VRAM105から画像を表示するために出力する動作を同時に行うことができる。このような方式は「ダブルバッファリング」と呼ばれている。
次に、表示回路106は所定の周期でVRAM105に書き込まれたデータを液晶表示装置2に表示できるように出力する。なお、表示回路106は液晶表示装置2の一画面分の出力を終了する度に垂直同期信号INTをCPU101に出力する。CPU101は垂直同期信号INTを検知すると、表示回路106が液晶表示装置2に出力すべきデータをVRAM105に書き込み始める。
これらハードウェアの動作により、画像表示装置1は液晶表示装置2の画像表示面2aに画像を表示する。なお、本実施形態においてデータ入力回路107は、遊技機本体を制御する制御基板が送信する指示信号を、画像表示装置1の外部から受け付けるものであり、CPU101は当該指示信号の入力を受け付けて画像表示処理を行う。
図4は、VRAM105のアドレス空間と画面表示面2aとの関係、ならびに視線Sの方向から見える手前視認面6および奥視認面7についての説明図である。図4(A)において、VRAM105のアドレスAd1からアドレスAd2に亘るアドレス空間に書き込まれた画像データは、表示回路106を介して第2の画像表示面202に表示される。また、VRAM105のアドレスAd2に続くアドレスからアドレスAd3に亘るアドレス空間に書き込まれたデータは、表示回路106を介して第1の画像表示面201に表示される。したがって、VRAM105のアドレスAd1からアドレスAd3に亘るアドレス空間に画像データを書き込めば、第1の画像表示面201から第2の画像表示面202に亘り表示されることとなる。
前述の図2(B)における、画像表示面2aとハーフミラー3およびミラー5との配置関係から、第1の画像表示面201がハーフミラー3の反射面3aに対向し、第2の画像表示面202がミラー5の反射面5aに対向するように配置される。したがって、図4(B)に示すように、視線Sの方向から画像表示装置1を見ると、第2の画像表示面202に表示された画像は手前視認面6に見られ、かつ第1の画像表示面201に表示された画像は奥視認面7に見られる。
<1−3:画像の表示>
図5は、第1の画像表示面201および第2の画像表示面202に表示される画像がどのように見られるかを示す説明図である。図5(A)において、第1の画像表示面201および第2の画像表示面202には所定の画像が表示されている。第1の画像表示面201は、第1の表示対象領域1Aと第1の非表示対象領域1Bを有し、それらの間に中間領域1Cを有する。第1の表示対象領域1Aには、「地表の町並み」の画像201aが第1の表示対象画像として表示され、第1の非表示対象領域1Bには黒色画像(奥)201bが一様な輝度の第1の非表示対象画像として表示される。さらに、中間領域1Cには、色の明るさが段階的に変化したグラデーションの画像201cが表示されている。グラデーションの詳細については後述する(図11および図12参照)。
一方、第2の画像表示面202は、第2の表示対象領域2Aと第2の非表示対象領域2Bを有する。第2の表示対象領域2Aには、「魔法使い」が「空中大陸の崖」に立っている画像202aが第2の表示対象画像として表示され、第2の非表示対象領域2Bには黒色画像(手前)202bが一様な輝度の第2の非表示対象画像として表示される。
図5(B)において、画像表示面2aに表示された画像の光はハーフミラー3およびミラー5によって反射される。これを視線Sの方向から見ると、それら画像は手前視認面6と奥視認面7に位置するように見られる。なお、当然のことであるが、ハーフミラー3およびミラー5には画像表示面2aからの光を反射するため、画像表示面2aに表示される画像と、手前視認面6および奥視認面7に見られる画像とでは、左右が逆転した鏡像の関係となる。
ここで、第1の画像表示面201からの光と第2の画像表示面202からの光とによって合成画像が形成される。画像表示装置1の画像を、前述の図2(B)における仮想表示面8において評価すると、図5(C)に示すように「魔法使い」が「空中大陸の崖」に立っている画像202aの鏡像と「地表の町並み」の画像201aの鏡像とが物理的に奥行きをもって見られる。
図5(B)に示すように、この合成画像において、画像201a(第1の表示対象画像)と黒色画像202b(第2の非表示対象画像)が重なり、画像202a(第2の表示対象画像)と黒色画像(奥)201b(第1の非表示対象画像)が重なる。換言すれば、このような位置関係となるように第1の画像表示面201に画像201aと黒色画像(奥)201bとが表示され、第2の画像表示面202に画像202aと黒色画像(手前)202bとが表示される。
ここで、黒色画像201bおよび202bは輝度のレベルが零である。第1の非表示対象領域1Bおよび第2の非表示対象領域2Bにおいて輝度のレベルを零にしたのは、画像201aおよび画像202aを鮮明に表示するためである。ハーフミラー3は後方からの光を透過する。このため、手前視認面6に見られる画像202aと画像202aに対応する領域に向けてミラー5で反射された光による画像は重なって見える。画像202aを鮮明に表示するためには、ミラー5で反射された光がないことが好ましい。同様に、画像201aを鮮明に表示するためには、画像201aに対応する領域においてハーフミラー3で反射された光がないことが好ましい。そこで、画像201aと黒色画像(手前)202bが重なり、画像202aと黒色画像(奥)201bが重なるように表示対象画像を制御したのである。なお、画像201aと黒色画像(手前)202bが重なり、画像202aと黒色画像(奥)201bが重なるために、各々重なりあう画像の輪郭形状は近似している。黒色画像(手前)202bの輪郭形状は画像201aの輪郭形状と近似しており、輪郭形状内の面積で比較すると中間領域1Cの分だけ画像201aの面積が小さい。また、黒色画像(奥)201bの輪郭形状は画像202aの輪郭形状と近似しており、輪郭形状内の面積で比較すると中間領域1Cの分だけ黒色画像(奥)201bの面積が小さい。
したがって、黒色画像(手前)202bと画像201aとが重なると、画像201aの光が人の目に到達し、画像201aが鮮明に視認される。同様に、黒色画像(奥)201bと画像202aとが重なると、画像202aの光が人の目に到達し、画像202aが鮮明に視認される。すなわち、黒色画像(奥)201bは、第2の画像表示面202に表示される画像202aの鏡像と奥行き方向に重なっているため、手前視認面6で明確に見せる機能を果たす。一方、黒色画像(手前)202bは、第1の画像表示面201に表示される画像201aの鏡像と奥行き方向に重なっているため、奥視認面7で明確に見せる機能を果たす。
黒色画像201bおよび202bは、画像201aおよび画像202aを鮮明に見せるという点に着目すれば、必ずしも輝度のレベルが零である必要はなく、一様な輝度であればよい。この場合には、「魔法使い」と「地表の町並み」といったオブジェクトと奥行き方向に重なる画像とが互いの干渉により見づらくなることはない。尤も、一様な輝度のレベルが高いとコントラストが低下するため、画像201bの一様な輝度は画像202aの平均輝度よりも低く、画像202bの一様な輝度は画像201aの平均輝度よりも低いことが好ましい。
この画像表示装置1において、画像201aおよび画像202aが最も鮮明に視認されるのは、利用者が真正面から見た場合である。しかしながら、実際に利用される場合には、利用者はある角度で画像処理装置1を覗き込むことがある。上述した中間領域1Cに表示されるグラディエーションの画像201cには、視線Sの方向が仮想表示面8に対して垂直方向でない場合に画像201aと画像201bの境界を目立たなくする役割がある。この場合、図5(D)に示すように、合成画像において、第2の表示対象画像である画像202aと第2の非表示対象画像である黒色画像202bとの境界Wは、中間領域1Cに位置するように画像202aと黒色画像202bとを生成することが好ましい。換言すれば、境界Wが画像201cと重なることが好ましい。このように各画像の位置を設定することによって、斜めから画像表示装置1を覗き込んだ場合にも、自然な画像を表示させることが可能となる。なお、この例では、中間領域1Cを第1の画像表示面201に設けたが、これを第2の画像表示面202に設けてもよい。また、第1及び第2両方の画像表示面に設けることもできる。
また、本実施形態において、「地表の町並み」の画像201aは横方向にスクロールさせて表示されるため、相対的に「空中大陸」が移動しているように感じる。なお、スクロールに関する処理の詳細は後述する(図10参照)。
<1−4:画像データ>
図6は、ROM103に記憶される画像データDAT301〜DAT304の説明図である。以下、画像に関するデータを絵として説明するが、説明のために概念的に絵として示すものであって、実際にはコード化されたデータとして扱われる。また、画像データは画像表示面2aに表示される画素のRGBカラー値を定義するデータの集合ということもできる。なお、図中の点線は画像データの領域を示すものであって、当該点線がデータに含まれるわけではない。
図6(A)は、「空中大陸の崖」の画像データDAT301である。画像データDAT301には崖の部分301aと黒色部分(手前)301bが描かれている。ここで、画像データDAT301に黒色部分(手前)301bが含まれるとしたが、黒色部分(手前)301bが画像データDAT301とは別の画像データとしてROM103に記憶され、CPU101が行う画像表示処理の結果としてVRAM105に合成して書き込まれるものとしても良い。この場合、ROM103は第1の表示対象画像である崖の部分301aを記憶する表示対象画像記憶手段として機能すると共に、第1の非表示対象画像である黒色部分301bを記憶する非表示対象画像記憶手段として機能する。そして、CPU101およびVRAM105は、ROM103から読み出した崖の部分301aの画像(第1の表示対象画像)の上に、ROM103読み出した黒色部分301b(第1の非表示対象画像)を上書きすることにより、第1の画像表示面201に表示すべき画像を生成する画像生成手段として機能する。なお、原点301oは画像データDAT301をRAM104またはVRAM105に書き込む場合の基準となる画素の位置である。
図6(B)は、「魔法使い」の画像データDAT302である。画像データDAT302には人物の部分302aと透明色部分302bが描かれている。ここで、透明色部分302bはRAM104およびVRAM105に書き込まれない領域である。なお、原点302oは画像データDAT302をRAM104またはVRAM105に書き込む場合の基準となる画素の位置である。
図6(C)は、「地表の町並み」の画像データDAT303である。画像データDAT303には家の部分303aと地面の部分303bが描かれている。家の部分303aは複数の家が上下左右方向に周期的に配置されるよう描かれている。なお、原点303oは画像データDAT303をRAM104またはVRAM105に書き込む場合の基準となる画素の位置である。
図6(D)は、黒色画像(奥)の画像データDAT304である。画像データDAT304には黒色部分(奥)304a、グラデーション部分304b、および白色部分304cが描かれている。ここで、白色部分304cは、前述の同図(B)の透明色部分302bとは異なり、白色としてCPU101に処理される。グラデーション部分304bの詳細は後述する(図11および図12参照)。なお、原点304oは画像データDAT304をRAM104またはVRAM105に配置する場合の基準となる画素の位置である。
<1−5:順序リストおよび表示リスト>
次に、前述の図6の画像データDAT301〜304がどのように画像表示面2aに表示されるかを説明する。図7は、画像表示面2a上の座標の定義、表示リスト、および順序リストの説明図である。図7(A)に、画像表示面2aに表示する位置を示す座標の定義を示す。画像表示面2aの解像度は、横が640画素で縦が480画素となっている。そして画像表示面2aにおける位置を示す座標は、いずれか一つの画素を示すよう定義される。X座標およびY座標で定義され、横はX=0〜639、かつ縦はY=0〜479となる。X座標が「0」かつY座標が「0」の位置は、画像表示面2aの最も左上の画素の位置を示し、X座標が「639」かつY座標が「479」の位置は、画像表示面2aの最も右下の画素の位置を示す。
図7(B)に、表示リストLST401aのデータ構造を示す。表示リストLST401aには、前述の図6における画像データDAT301〜304を、画像表示面2aのどの位置に表示するかを定めたデータが記述されている。なお、前述の図4における画像表示面2aとVRAM105のアドレス空間との関係を考慮すると、表示リストLST401aは、画像データDAT301〜304をVRAM105のどこのアドレスに書き込むかを定めたデータが記述されていると言うこともできる。
表示リストLST401aは、オブジェクト番号B1、X座標B2、Y座標B3、処理順位B4、演算処理B5、および書込処理B6を対応付けて記憶したものである。オブジェクト番号B1は、上述した画像データDAT301〜304の番号であり、これによって処理対象が特定される。X座標B2およびY座標B3はオブジェクトを表示する位置を指定する。この例において、画像データDAT301を配置するX座標は「0」でありY座標は「0」である。画像データDAT302を配置するX座標は「160」でありY座標は「180」である。画像データDAT303を配置するX座標は「0」でありY座標は「240」である。そして、画像データDAT304を配置するX座標は「0」でありY座標は「240」である。
処理順位B4は、CPU101が画像データに処理を行う順番を指定する。この例では、処理順位B4に従いCPU101は画像データDAT303を最初に処理し、続いて画像データDAT304を処理し、続いて画像データDAT301を処理し、最後に画像データDAT302を処理する。
次に、演算処理B5は、CPU101が画像データをVRAM105に書き込む以外に行う処理を指定する。この例では、画像データDAT303の欄には「スクロール」と記述されており、CPU101はスクロール処理を行うことを示している。スクロール処理の詳細は後述する(図10参照)。
次に、書込処理B6は、CPU101が画像データをVRAM105に書き込む処理を行う場合に、特殊な処理を行うか否かを指定する。この例では、画像データDAT301、302、および303の欄には「通常」と記述されており、CPU101は特殊な処理を行わないことを示している。一方、画像データDAT304の欄には「乗除算」と記述されており、CPU101は色の乗除算処理を行うことを示している。色の乗除算処理の詳細は後述する(図11および図12参照)。
図7(C)に、順序リストSEQ401のデータ構造を示す。順序リストSEQ401には、所定の単位時間として例えば1/30秒を1フレームと定義し、1フレームごとに表示リストLST401a〜LST401nのいずれを使用するかが記述されている。
したがって、画像表示面2aに画像を表示させるには、CPU101が順序リストSEQ401に従い1フレームごとに表示リストを特定し、VRAM105に画像データを書き込むこととなる。
<1−6:画像表示処理>
<1−6―1:画像表示処理フロー>
図8は、CPU101が行う画像表示処理の内容を示すフローチャートである。画像表示処理は表示回路106からの垂直同期信号(INT)による入力をCPU101が受け付けることで開始する。なお、この画像表示処理のフローは1フレームにつき一回がCPU101に実行される。
まず、CPU101は使用する順序リストを特定する(S101)。本実施形態では順序リストSEQ401のみを例示するが、複数の順序リストがROM103に記憶されている場合には、複数の順序リストの中から使用するものを選択する。なお、所定の順序リストにかかる表示を複数連続するフレームに亘り行っているのであれば、同一の順序リストを特定し続けるものとする。
次に、CPU101はステップS101で特定した順序リストを参照して、現在が何フレーム目であるかに応じて表示リストを特定する(S102)。続いて、CPU101はステップS102で特定した表示リストに記述される処理順位を参照して、処理対象である画像データを特定する(S103)。ステップS103において、CPU101は表示リスト中のどの画像データについても未処理であれば、最も高い処理順位の画像データを処理対象として特定する。一方、当該表示リスト中のいずれかの画像データがすでに処理されているのであれば、当該処理された画像データに準ずる処理順位の画像データを処理対象として特定する。
次に、CPU101はステップS103で処理対象として特定した画像データに、演算処理を行うか否かを、表示リストの演算処理の欄(前述の図7(B5))の記述を参照することで判定する(S104)。ステップS104において、CPU101が演算処理を行うと判定した場合には、表示リストに記述されている演算処理を行う(S105)。一方、ステップS104において、CPU101が演算処理を行わないと判定した場合には、ステップS106に進む。
次に、CPU101は処理対象の画像データのVRAM105への書込処理が通常であるか否かを、表示リストの書込処理の欄(前述の図7(B6))の記述を参照することで判定する(S106)。ステップS106において、CPU101が書込処理は通常であると判定した場合には、対象の画像データをVRAM105に書き込む(S107a)。一方、ステップS106において、CPU101が書込処理は通常でないと判定した場合には、対象の画像データを色の乗除算処理を行いつつVRAM105に書き込む(S107b)。
さらに、CPU101は表示リストに記述される全ての画像データの処理が完了したか否かを判定する(S108)。ステップS108において、CPU101が表示リストに記述される全ての画像データの処理が完了したと判定した場合には、当フローの処理を終了する。一方、ステップS108において、CPU101が表示リストに記述される全ての画像データの処理が完了してはいないと判定した場合には、ステップS103に戻り、処理の終了した画像データに準ずる処理順位である画像データの処理を行う。すなわち、CPU101は表示リストに記述される全ての画像データをVRAM105に書き込むまでステップS103〜ステップS108の処理を繰り返す。
次に、前述の図8における画像表示処理のフローに従い、表示リスト401aに記述される画像データの処理を具体的に説明する。図9は、表示リスト401aに記述される画像データDAT301〜304の処理の説明図である。同図に示す処理(A)は画像データDAT303のスクロール処理およびVRAM105への書込処理に該当する。また、処理(B)は画像データDAT304の色の乗除算処理およびVRAM105への書込処理に該当する。処理(C)は画像データDAT301のVRAM105への書込処理に該当する。処理(D)は画像データDAT302のVRAM105への書込処理に該当する。また、同図の右側に、画像データDAT301〜304がVRAM105に書き込まれた様子を概念的に示す。
以下、前述の図8の画像表示処理のフローに沿って説明する。まず、図8のステップS101において、CPU101は順序リスト401を特定する。続いて、図8のステップS102において、CPU101は特定された順序リスト401の1フレーム目を参照することで、当該1フレーム目の処理に用いる表示リストLST401aを特定する。続いて、図8のステップS103において、CPU101は表示リスト401aの処理順位の記述を参照することで、最初の処理対象を画像データDAT303と特定する。続いて、図8のステップS104において、CPU101は表示リスト401aの演算処理の記述を参照することで、画像データDAT303のスクロール処理を行うと判定する。
<1−6―2:スクロール処理>
続いて、図8のステップS105において、CPU101は画像データDAT303のスクロール処理を行う。図10は、CPU101が画像データDAT303に行うスクロール処理の説明図である。まず、同図(A)に示すように、CPU101がROM103から画像データDAT303を読み出し、続いてRAM104のアドレス空間内に確保された幅Haかつ高さVaの領域から所定幅Hxをずらして画像データDAT303を書き込む。ここで、幅Haかつ高さVaの領域は、VRAM105の第2の画像表示面202に対応するアドレス空間と同一の大きさの領域であり、幅Haは画像データDAT303の幅Hbと同一の幅である。
次に、同図(B)に示すように、CPU101は幅Haかつ高さVaの領域から幅Hcの分はみ出た領域のデータをカットすることで画像データDAT3032を作成する。ここで、幅Hcの大きさは所定幅Hxの大きさに等しい。これに伴い、幅Haかつ高さVaの領域には画像データDAT3031が作成される。
次に、同図(C)に示すように、CPU101は幅Hcである画像データDAT3032を所定幅Hxの領域に書き込むことで画像データDAT303’を作成する。前述したように、幅Hcの大きさが所定幅Hxの大きさに等しいため書き込みが可能となる。また、画像データDAT303’を処理する上での原点303’oは画像データDAT303と同様に最も左上の画素の位置とする。なお、同図(A)に示す所定量Hxは0から始まり、図8の画像表示処理が一巡するごと、すなわち1フレームの処理を行うごとに一定量づつ増加するものである。さらに、所定幅Hxが画像データDAT303の幅Hbと等しくなった時点で所定量Hxを0に戻す。
これら図10に示したスクロール処理により、CPU101は画像データDAT303にスクロール処理を行うことで画像データDAT303’を作成し、画像データDAT303’はRAM104に記憶される。なお、スクロール処理は公知技術による他の手法で行われても良い。例えば、画像データDAT303が幅Haよりも大きい幅を持ち、当該画像データDAT303から、幅Haかつ高さVaである領域の大きさの画像データをカットすることで画像データDAT303’を作成しても良い。この場合はカットを行う位置を所定幅Hxとし、所定幅Hxを1フレームごとに変化させても良い。
図8に説明を戻す。ステップS106において、CPU101は表示リスト401aの書込処理の記述を参照することで、処理中の画像データは通常の書込処理であると判定し、ステップS107aに進み、VRAM105に書込処理を行う。ここで、CPU101はRAM104に記憶される画像データ303’を表示リスト401aのX座標「0」かつY座標「240」の記述に基づいて、原点303’oが画像表示面2aのX座標およびY座標に対応するように画像データDAT303’をVRAM105に書き込む。続いて、ステップS107において、CPU101は処理が済んでいない画像データが残っていると判定し、同図のステップS103に戻り処理を続ける。
<1−6―3:色の乗除算処理>
次に、図8のステップS103において、CPU101は表示リスト401aの処理順位の記述を参照することで、次の処理対象を画像データDAT304と特定する。続いて、ステップS104において、CPU101は表示リスト401aの演算処理の記述を参照することで、画像データDAT304に対して演算処理を実行しないと判定する。この後、ステップS106において、CPU101は表示リスト401aの書込処理の記述を参照することで、処理中の画像データは特殊な書込処理として色の乗除算処理を行うと判定し、ステップS107bに進み、色の乗除算処理およびVRAM105に書込処理を行う。ここで、色の乗除算処理は、すでにVRAM105に書き込まれている前述の画像データDAT303’と画像データ304とで行われる。
次に、CPU101が画像データDAT303’と画像データ304とに行う色演算処理について説明する。図11は、画像データDAT303’と画像データDAT304のRGBカラー値の説明図である。本実施形態において、画像データの色はR(レッド)、G(グリーン)およびB(ブルー)の数値で定義されるRGBカラー値として管理される。なお、R(レッド)、G(グリーン)およびB(ブルー)の各数値の幅は、「0〜255」である。この幅を階調幅とも言う。同図(A)は、画像データDAT303’の一部を説明のために拡大した図である。ここで、画像データDAT303’のRGBカラー値はスクロール処理されるより前の画像データ303の家の部分303aおよび地面の部分303bと同じである。したがって、同図(A)には画像データDAT303’の彩色部を彩色部Part303a1〜Part303a4およびPart303b1と示すこととする。なお、彩色部とは本実施形態において、同一のRGBカラー値で色を定義された画素の集まりである。
同図(B)は、画像データDAT303’の彩色部ごとのRGBカラー値を示す表である。彩色部Part303a1およびPart303a2のRGBカラー値は、R(レッド)が「250」、G(グリーン)が「235」、そしてB(ブルー)が「120」であり、象牙色の数値である。彩色部Part303a3およびPart303a4のRGBカラー値は、R(レッド)が「255」、G(グリーン)が「0」、そしてB(ブルー)が「0」であり、赤色の数値である。彩色部Part303b1のRGBカラー値は、R(レッド)が「0」、G(グリーン)が「255」、そしてB(ブルー)が「0」であり、緑色の数値である。
同図(C)は、画像データDAT304の一部を説明のために拡大した図である。同図(B)には画像データ304の彩色部Part304a1、Part304b1〜Part304b4およびPart304c1が示されている。同図(D)は、画像データ303’の彩色部PartごとのRGBカラー値を示す表である。彩色部Part304a1のRGBカラー値は、R(レッド)が「0」、G(グリーン)が「0」、B(ブルー)が「0」であり、黒色の数値である。彩色部Part304b1のRGBカラー値は、R(レッド)が「50」、G(グリーン)が「50」、B(ブルー)が「50」であり、灰色1の数値である。ここで灰色については明るさを区別する意味で灰色1〜4を色の名前(以下、色名とする。)を用いる。数字が小さいほど暗いとし、灰色1が一番暗く、灰色4が一番明るい。
彩色部Part304b2のRGBカラー値は、R(レッド)が「100」、G(グリーン)が「100」、B(ブルー)が「100」であり、灰色2の数値である。彩色部Part304b3のRGBカラー値は、R(レッド)が「150」、G(グリーン)が「150」、B(ブルー)が「150」であり、灰色3の数値である。彩色部Part304b4のRGBカラー値は、R(レッド)が「200」、G(グリーン)が「200」、B(ブルー)が「200」で管理され、灰色4の数値である。彩色部Part304c1のRGBカラー値は、R(レッド)が「255」、G(グリーン)が「255」、B(ブルー)が「255」で管理され、白色の数値である。
次に、画像データDAT303’と画像データDAT304の色の乗除算処理を具体的に説明する。複数の画像データ間の色の乗除算処理として、本実施形態ではRGBカラー値の乗除算を行う。図12は、画像データDAT303’と画像データDAT304のRGBカラー値の乗除算の説明図である。同図(A)に、複数の画像データ間におけるRGBカラー値の乗除算の式を示す。二つの彩色部を各々彩色部PartAと彩色部PartBとし、乗除算後の彩色部が彩色部PartCであるとする。彩色部PartAのRGBカラー値は、R(レッド)がRa、G(グリーン)がGa、B(ブルー)がBaとする。同様に、彩色部PartBのRGBカラー値は、R(レッド)がRb、G(グリーン)がGb、B(ブルー)がBbとする。そして、彩色部PartCのRGBカラー値は、彩色部PartAと彩色部PartBのRGBカラー値を乗算し、階調幅の値で除算することで算出される。したがって、彩色部PartCのRGBカラー値は、R(レッド)が「Ra×Rb÷255」、G(グリーン)が「Ga×Gb÷255」、B(ブルー)が「Ba×Bb÷255」である。
同図(B)および(C)に、画像データDAT303’と画像データDAT304のRGBカラー値の乗除算の結果を示す。ここで、画像データDAT303’と画像データDAT304のRGBカラー値の乗除算は、VRAM105に書き込まれた画像データDAT303’の内の一つの画素と、ROM103に記憶される画像データDAT304のうちの一つの画素とで、これら二つの画素のRGBカラー値から、一つの画素のRGBカラー値をCPU101が算出し、当該算出したRGBカラー値により画像データDAT3034を作成し、VRAM105に書き込むことで行われる。
ここで、画像データDAT304は、グラディエーションの程度、即ち、明るさを段階的に変化させる程度を示す係数として機能し、画像データDAT303’は第1の表示対象画像として機能する。したがって、中間領域1Cの画像を指定する画像データDAT303は、画像表示手段としてのCPU101が、明るさを段階的に変化させる程度を示す係数と第1の表示対象画像とを乗算することによって生成される。
一つの画素を算出するための両画像データの画素の組み合わせは、表示リスト401aに記述されるX座標およびY座標により定められる。VRAM105に書き込まれた画像データDAT303’のX座標は「0」でありY座標は「240」である。また、表示リスト401aに記述される画像データDAT304のX座標は「0」でありY座標は「240」である。すなわち、画像データDAT303’と画像データDAT304のX座標およびY座標は同一であることから、両画像データの画素の組み合わせは原点同士から順々に作成される。具体的には、最初に両画像データの原点の画素同士が演算され、次に両画像データの原点の画素の右隣りの画素同士が演算される。
したがって、VRAM105に書き込まれた画像データDAT303’の画素とROM103に記憶される画像データDAT304の画素は、各々の原点から等しい位置の画素同士のRGBカラー値がCPU101により乗除算され、当該乗除算の結果得られたRGBカラー値がCPU101によりVRAM105に書き込まれる。結果として、乗除算の結果得られたRGBカラー値がVRAM105に書き込まれたデータが画像データ3034となる。なお、画像データ3034の原点3034oは図示しないが、画像データ303’および画像データ304と同様に、最も左上の画素の位置とする。また、前述の図11(A)の画像データ303’の一部と図11(C)の画像データ304の一部は、図12(B)に示すようにVRAM105に書き込まれる。
図12(B)および同図(C)において、彩色部Part3034a1は彩色部Part303a1とPart304a1のRGBカラー値の乗除算結果として得られる。彩色部Part3034a2は彩色部Part303a1とPart304b2のRGBカラー値の乗除算結果として得られる。彩色部Part3034a3は彩色部Part303a3とPart304b4のRGBカラー値の乗除算結果として得られる。彩色部Part3034a4は彩色部Part303a4とPart304c1のRGBカラー値の乗除算結果として得られる。
これら乗除算の結果から、彩色部Part3034a1のRGBカラー値は、R(レッド)が「0」、G(グリーン)が「0」、B(ブルー)が「0」であり、黒色の数値である。彩色部Part3034a2のRGBカラー値は、R(レッド)が「98」、G(グリーン)が「92」、B(ブルー)が「48」であり、暗象牙色の数値である。彩色部Part3034a3のRGBカラー値は、R(レッド)が「200」、G(グリーン)が「0」、B(ブルー)が「0」であり、暗赤色の数値である。彩色部3034a4のRGBカラー値は、R(レッド)が「255」、G(グリーン)が「0」、B(ブルー)が「0」であり、赤色の数値である。
すなわち、画像データDAT3034は、画像データDAT303’が同図(B)に示す方向Mに向かって暗くなった画像データであると言える。また、画像データDAT304は色演算処理によって画像データDAT303’の明るさを変化させるフィルターとも言える。
図8に説明を戻す。図8のステップS108において、CPU101は処理が済んでいない画像データが残っていると判定し、同図のステップS103に戻り処理を続ける。次に、ステップS103において、CPU101は表示リスト401aの処理順位の記述を参照することで、次の処理対象を画像データDAT301と特定する。
続いて、ステップS104において、CPU101は表示リスト401aの演算処理の記述を参照することで、画像データDAT301は演算処理を行わないと判定し、ステップS106に進む。ステップS106において、CPU101は表示リスト401aの書込処理の記述を参照することで、画像データDAT301は通常の書込処理を行うと判定し、ステップS107aに進む。
続いて、ステップS107aにおいて、CPU101は表示リスト401aのX座標「0」かつY座標「0」の記述に基づいて、原点301oが画像表示面2aのX座標およびY座標に対応するように画像データDAT301をVRAM105に書き込む。ステップS108において、CPU101は処理が済んでいない画像データが残っていると判定し、ステップS103に戻り処理を続ける。
次に、ステップS103において、CPU101は表示リスト401aの処理順位の記述を参照することで、次の処理対象を画像データDAT302と特定する。続いて、図8のステップS104において、CPU101は表示リスト401aの演算処理の記述を参照することで、画像データDAT302は演算処理を行わないと判定し、ステップS106に進む。ステップS106において、CPU101は表示リスト401aの書込処理の記述を参照することで、画像データDAT302は通常の書込処理を行うと判定し、ステップS107aに進む。
続いて、ステップS107aにおいて、CPU101は表示リスト401aのX座標「160」かつY座標「180」の記述に基づいて、原点302oが画像表示面2aのX座標およびY座標に対応するように画像データDAT302をVRAM105に書き込む。なお、画像データDAT302における透明色部分302bは、CPU101がVRAM105に書き込まない画素として認識される。なお、画像データDAT302における人の部分302aはVRAM105に先に書き込まれた画像データDAT301のデータの一部に上書きされることとなる。したがって、図9(F)に示すように、画像データDAT301および画像データDAT302のデータはVRAM105のアドレスAd1からアドレスAd2に亘るアドレス空間に書き込まれる。
これらの処理により、VRAM105に画像データが書き込まれる。なお、VRAM105に書き込まれた画像データDATは、表示回路106の液晶表示装置2への出力により画像表示面2aに表示される。
<2.第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係る画像表示装置について説明する。第1実施形態では、図5に示すように画像201a(第1の表示対象画像)が表示される第1の表示対象領域1Aと黒色画像(奥)201b(第1の非表示対象画像)が表示される第1の非表示対象領域201bが固定であった。これに対して、第2実施形態では、第1の表示対象領域1A、第1の非表示対象領域201bおよびこれらの間に位置する中間領域201cを変動させ、この変動に応じて、画像202a(第2の表示対象画像)が表示される第2の表示対象領域2Aと黒色画像(手前)202b(第2の非表示対象画像)が表示される第2の非表示対象領域2Bの境界を変動させる点で第1実施形態と相違する。なお、画像表示装置の構成は、図1乃至3に示す第1実施形態と同様であり、後述する画像表示処理が相違する。
<2−1:画像データ>
図13は、ROM103に記憶される画像データDAT305〜DAT308の説明図である。図13(A)は、黒色画像(手前)の画像データDAT305である。画像データDAT305はRGBカラー値が全て黒色のデータである。なお、原点305oは画像データDAT305をVRAM105に書き込む場合の基準となる画素の位置である。
図13(B)は、「UFO(ユーフォー)」の画像データDAT306である。画像データDAT306には、UFOの部分306aと透明色部分306bが描かれている。UFOの部分306aは図示のように幅Hcかつ高さVcの大きさで描かれている。透明色部分306bは、VRAM105に書き込まない領域としてCPU101に認識される。なお、原点306oは画像データDAT306をVRAM105に書き込む場合の基準となる画素の位置である。
図13(C)は、「空と山」の画像データDAT307である。画像データDAT307には、山の部分307aと空の部分307bが描かれている。なお、原点307oは画像データDAT307をVRAM105に書き込む場合の基準となる画素の位置である。
図13(D)は、黒色画像(奥)の画像データDAT308である。画像データDAT308には、黒色部分(奥)308aと透明色部分308bが描かれている。透明色部分308bは、VRAM105に書き込まない領域としてCPU101に認識される。なお、原点308oは画像データDAT307をVRAM105に書き込む場合の基準となる画素の位置である。
図13(E)は、同図(D)の黒色部分(奥)308aを拡大した説明図である。黒色部分(奥)308aには、黒色部308a1とグラデーション部308a2が描かれている。なお、黒色部分(奥)308aは図示のように幅Hcかつ高さVcの大きさあって、同図(B)のUFOの部分306aと同一の大きさで描かれている。
<2−2:画像表示>
次に、表示した画像がどのように見られるかを説明する。図14は、画像データDAT305〜DAT308を画像表示面2aに表示した場合に、第1の画像表示面201および第2の画像表示面202において表示される画像がどのように見られるかの説明図である。同図(A)と同図(B)は、各々異なるフレームにおいて、各々別の表示リストにより表示される画像である。
図15は、画像データDAT305〜DAT308を画像表示面2aに表示した場合に手前視認面6および奥視認面7に見られる様子と、仮想表示面8で評価される様子の説明図である。同図(A)は、手前視認面6に見られる「UFO(ユーフォー)」と奥視認面7に見られる黒色画像(奥)が、軌道Mに沿って移動するさまを示している。なお、図14(A)および図14(B)において、画像表示面2aに表示される画像は、軌道Mに沿って移動する鏡像を生成するためのアニメーションを構成する画像の一部に含まれるとする。
図15(A)において、視線Sの方向から手前視認面6と奥視認面7を見ると、手前視認面6には「UFO(ユーフォー)」が軌道Mに沿って移動するのがはっきりと見られる。なお、手前視認面6の黒色画像(手前)は見られず、奥視認面7の「空と山」が見られる。また、奥視認面7の黒色画像(奥)は直接見られるものではなく、手前視認面6の「UFO(ユーフォー)」の移動にともなって一緒に移動することで、手前視認面6の「UFO(ユーフォー)」を明確に見せる機能を果たす。これら画像を図15(B)に示すように仮想表示面8において評価すると、「UFO(ユーフォー)」が移動する画像306の鏡像と「空と山」の画像307の鏡像とが物理的に奥行きをもって見られる。
<2−3:画像表示処理>
第2実施形態に示す画像データDAT305〜DAT308は、第1実施形態と同様に図8における画像表示処理のフローに従い画像表示面2aに表示される。画像データDAT305〜DAT308を表示リストに従い画像表示面2aに表示する処理を具体的に説明する。
図16は、表示リストLST402aの説明図である。第2実施形態における画像表示装置2aは、遊技者が操作するコントローラーからの入力に応じて移動する「UFO(ユーフォー)」を表示する。コントローラーからの入力は、前述の図3のデータ入力回路107からCPU101に操作信号として受け付けられる。コントローラーから入力される操作信号には、「UFO(ユーフォー)」の横方向の移動量を示す信号、「UFO(ユーフォー)」の縦方向の移動量を示す信号、「UFO(ユーフォー)」の回転角の移動量を示す信号、および「UFO(ユーフォー)」の拡大縮小率(拡縮割合)の変化量を示す信号がある。一方、ROM103には図15に示す表示リスト402aが記憶されている。
次に、表示リスト402aのデータの内容について説明する。表示リストLST402aには、前述の図13における画像データDAT305〜308を、画像表示面2aのどの位置に表示するかを定めたデータが記述されている。なお、データは定数だけではなく変数が含まれている。変数は前述の操作信号に基づいてCPU101が算出し、RAM104に書き込むことで管理される。したがって、第2実施形態では第1実施形態のように複数の表示リストを備えるのではなく、一つの表示リストとRAM104に管理される変数により各フレームにおいてVRAM105に書き込むべき画像を決定する。
まず、表示リスト402aでは、画像データDAT305〜308の番号が、オブジェクト番号A1として管理される。そして、画像データ毎に画像表示面2aに対応した位置としてX座標A2およびY座標A3が記述されている。この例において、画像データDAT305を配置するX座標は「0」かつY座標は「0」である。画像データDAT306を配置するX座標は「Xa」かつY座標は「Ya」である。「Xa」および「Ya」は各操作信号に基づいて、1フレームごとにCPU101が算出する値である。画像データDAT307を配置するX座標は「0」かつY座標は「240」である。そして、画像データDAT308を配置するX座標は「Xa」かつY座標は「Ya+240」である。
ここで、X座標である「Xa」は画像データDAT306および画像データDAT308で同一である。また、Y座標は画像データDAT306が「Ya」であり、画像データDAT308が「Ya+240」である。「240」の差は、前述の図4(B)に示した手前視認面6および奥視認面7との第1の画像表示面201および第2の画像表示面202との対応、および前述の図7(B)に示した第1の画像表示面201および第2の画像表示面202の座標の定義から、両視認面の間の奥行きを考慮しなければ略同一の高さとなる値である。このように、第1の画像表示面201および第2の画像表示面202の座標を考慮し表示リストを利用することで、画像データDAT306の「UFO(ユーフォー)」の移動にともない、画像データDAT308の黒色画像(奥)を奥行き方向に重ねて移動させることができる。
次に、回転角A4は画像データを原点を基準に配置した状態からどれだけ回転させるかの角度を示す。具体的には、X座標A2およびY座標A3に画像データを当該画像データの原点を基準に貼り付けたとすると、当該原点を中心として所定の角度だけ回転させて配置されることになる。例えば、操作信号に基づいて「UFO(ユーフォー)」が画面表示面2a上で回転する画像を表示することが可能となる。なお、画像データDAT305を配置する場合の回転角は「0」である。画像データ306を配置する場合の回転角は「θa」である。「θa」は各操作信号に基づいて、1フレームごとにCPU101が算出する値である。また、この例において、画像データDAT307を配置する回転角は「0」である。そして、画像データDAT308を配置する回転角は「θa」である。ここで、回転角である「θa」は画像データDAT306および画像データDAT308で同一である。したがって、「UFO(ユーフォー)」が画面表示面2a上で所定の回転角で回転するにともない黒色画像(奥)も同じ回転角で回転する。
次に、拡縮割合A5は画像データを当該画像データの原点を基準に配置した状態からどれだけ拡大縮小させるかの割合を示す。具体的には、X座標A2およびY座標A3の位置に画像データを当該画像データの原点を基準に貼り付けたとして、当該原点を中心として所定の割合だけ拡大もしくは縮小させて配置されることになる。例えば、操作信号に基づいて「UFO(ユーフォー)」が画面表示面2a上で拡大したり縮小したりする画像を表示することが可能となる。なお、画像データDAT305を拡大縮小する割合は「0」である。画像データ306を拡大縮小する割合は「Pa」である。「Pa」は各操作信号に基づいて、1フレームごとにCPU101が算出する値である。画像データDAT307を配置する回転角は「0」である。そして、画像データDAT308を拡大縮小する割合は「Pa」である。ここで、拡縮割合である「Pa」は画像データDAT306および画像データDAT308で同一である。したがって、「UFO(ユーフォー)」が画面表示面2a上で所定の割合で拡大縮小するにともない黒色画像(奥)も同じ割合で拡大縮小する。
次に、処理順位A6は第1実施形態と同様で、処理順位A6に基づいて画像表示面2aに表示される画像データがCPU101に処理される。この例において、画像データDAT305の処理順位は「3」である。画像データDAT306の処理順位は「4」である。画像データDAT307の処理順位は「1」である。そして、画像データDAT308の処理順位は「2」である。
次に、演算処理A7は第1実施形態と同様であり、CPU101が画像データをVRAM105に書き込むこと以外に行う処理を示す。なお、画像データDAT305〜DAT308のいずれにも演算処理の記述はないので、演算処理は行われない。
次に、書込処理A8は第1実施形態と同様であり、CPU101が画像データについて特殊な書込処理を行うか否かを示す。この例では、画像データDAT308のみが「乗除算」の記述があるので、色の乗除算処理が行われる。この色の乗除算処理は第1実施形態と同じく複数の画像データに色の乗除算を行う処理である。具体的には、画像データDAT308の黒色画像(奥)と画像データDAT307の「空と山」から、前述の図12(A)の色の乗除算の式に従い、CPU101が画像データDAT3078を作成する。このように色の乗除算を行うことで、「空と山」と黒色画像(奥)との境界で明るさが段階的に変化するグラデーションが作成される。
第2実施形態においても、第1実施形態と同様に処理順位A6に従い、CPU101が画像データDAT305〜DAT308をVRAM105に書き込むことで、図15(B)に見られる画像表示を実現することができる。
<3.変形例>
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に述べる各種の変形が可能である。
(1)上述した第1および第2実施形態において、画像表示装置1は、第1の画像表示面201と第2の画像表示面202とが一体として形成された液晶表示装置2(表示パネル)を備えるものであった。この替わりに、第1の画像表示面201と第2の画像表示面202とを別個の表示パネルで構成してもよい。
図17に、変形例に係る画像表示装置1の構造を示す。同図に示す画像表示装置1が第1および第2実施形態と相違する点は、第1の液晶表示装置21と第2の液晶表示装置22とを備え、ミラー5を備えないことである。第2の液晶表示装置22の第2の画像表示面202から発せられた光(第2の光)は、ハーフミラー3の反射面3aにより軌跡L2のように反射する。一方、第1の液晶表示装置21の第1の画像表示面201から発せられた光(第1の光)は、ハーフミラー3を透過する。このように画像表示装置1を構成することで、手前視認面6および第1の画像表示面201に見られる画像は、仮想表示面8で重なって見えるため、第1実施形態および第2実施形態と同様に奥行感のある画像となる。
(2)上述した第1および第2実施形態において、中間領域201cにグラデーションの画像を設けたが、グラデーションは、想定される視野角よりも広い視野角から画像表示装置1を見られた場合に効果がある。したがって、想定される方向からのみ画像表示装置1が見られるのであれば設けなくても良い。グラデーションを設けなくとも、手前視認面6および奥視認面7の黒色画像は視認されずに、手前視認面6の画像を明確に見せる効果は得られる。なお、グラデーションを設けない場合には、奥視認面7の黒色画像の輪郭形状と手前視認面6の画像の輪郭形状を同じにするか、奥視認面7の黒色画像の輪郭形状内の面積を手前視認面6の画像の輪郭形状内の面積と比較して小さくし各々の輪郭形状を近似したものとすれば良い。
また、第1および第2実施形態において、中間領域201cに図18に示すグラデーション501を表示してもよい。この例では、黒色の一つの画素501aの密度が左側から右側に向かい段階的に変化している。具体的には、最も左側が密であり、最も右側が疎である。図示のように、黒色の画素の密度を疎密とすることで疑似的に明暗の変化として見せることができる。これにより、色の乗除算処理を行わずとも、処理順位の高い画像データに対してグラデーション501を含んだ画像データを重ねて書き込むことで、色の乗除算処理と同様の効果を発生させることができる。
(3)上述した第1および第2実施形態において、第1の画像表示面201および第2の画像表示面202に表示する画像は、「魔法使い」や「UFO」、あるいは黒色画像といった画像を構成する要素ごとに画像データを記憶し、これを合成して表示していた。本発明は、これに限定されるものではなく、単一の画像データによって第1の画像表示面201および第2の画像表示面202に画像を表示してもよい。
図19および図20は、画像データの変形例の説明図である。図19(A)は、第1の画像表示面201および第2の画像表示面202に亘って画像データDAT601の画像が表示される様子を示している。画像データDAT601は、第1実施形態および第2実施形態のように、複数の画像データをVRAM105に書き込むことで画像表示を行うのではなく、単一の画像データDAT601をVRAM105に書き込むことで画像表示を行う。すなわち、単一の画像データDAT601が第1の画像表示面201および第2の画像表示面202に1フレームで表示すべきデータを全て有する。画像データDAT601は、「横を向く男」の部分601a、グラデーション部分(手前)601b、黒色部分(手前)601c、黒色部分(奥)601d、グラデーション部分(奥)601e、および「レンガ壁」の部分601fから構成される。
同図(B)は、第1の画像表示面201および第2の画像表示面202に亘って画像データDAT602の画像が表示される様子を示している。画像データDAT602は、画像データDAT601と同様に第1の画像表示面201および第2の画像表示面202に亘って画像を表示するための単一の画像データである。画像データDAT602は、「前を向く男」の部分602a、グラデーション部分(手前)602b、黒色部分(手前)602c、黒色部分(奥)602d、グラデーション部分(奥)602e、および「レンガ壁」の部分602fから構成される。なお、本変形例では、画像データDAT601とDAT602以外にも両画像をアニメーションとして繋ぐためにROM103に複数の画像データを記憶している。この例において、第2の画像表示面202に表示される「前を向く男」の部分602a(第2の表示対象画像)は動画であり、ROM103には、第2の表示対象画像の動画と黒色部分602c(第2の非表示対象画像)とを一体とした動画像の画像データDAT602が記憶されている。
したがって、同図(A)から同図(B)まで画像の表示が変化する間に、「横を向く男」が右方向へ移動して、「前を向く男」の画像が表示されるまでのアニメーションが表示される。なお、同図(A)から同図(B)までの変化として、「横を向く男」の部分601aの背景の面積が、「前を向く男」の部分602aが表示されるまでの間に右側に拡大される。当該背景の拡大にともない、同図(A)から同図(B)までの変化として、黒色部分(奥)601dの面積が、黒色部分(奥)602dが表示されるまでの間に右側に拡大される。これらの変化から図20(A)および図20(B)に示すように、第1の画像表示面201および第2の画像表示面202に表示すべき画像データを単一のものとして表示しても、仮想表示面8において、奥視認面7における黒色部分に手前視認面6の画像が重なって見えることで、手前視認面6の画像を明確に見せることができる。
また、本変形例では画像データDAT602は第1の画像表示面201および第2の画像表示面202に表示すべきデータを全て有するとしたが、各フレームにおいてRGBカラー値が変化する画素の情報のみをデータとして有し、一つのフレームの画像表示処理を行うごとに、CPU101が第1の画像表示面201および第2の画像表示面202に亘る画像データを自ら生成し、VRAM105に書き込むようにしても良い。
(4)上述した画像表示装置1は、ゲームを実行する遊技機に適用することができる。遊技機には、ビデオゲーム機の他、スロットマシンやパチンコ機等が含まれる。図21は画像表示装置1をスロットマシン50に搭載した外観構成を示す斜視図である。スロットマシン50において、画像表示装置1は筐体51の上部の正面側に嵌め込まれている。画像表示装置1にはスロットマシン50のいわゆる内部抽選による内部当選賞の賞種情報の報知や、ボーナスゲーム中に遊技者を盛り上げる演出を行うための映像や画像を画像表示装置1にて表示することができる。なお、スロットマシン50のメカニカルリールの左右にスペースを確保できるものであれば、そのスペースに画像表示装置1の正面長手方向を筐体51の上下方向に合わせるようにして画像表示装置1を配置してもよい。
また、図22に示すように、画像表示装置1をパチンコ機70の正面側の遊技領域71の中央に搭載することもできる。パチンコ機の場合には、遊技領域71の広さと筐体72の奥行に寸法上の制約がある。このため、パチンコ機70に搭載する画像表示装置1の液晶表示装置2として、パチスロ機50に搭載するものよりも小型のものを採用することが好ましい。
(5)上述した各実施形態においては、画像表示手段として液晶表示装置2を採用したが、この代わりに、CRTディスプレイ、LEDディスプレイ、ELディスプレイ、プラズマディスプレイ、又は蛍光表示管を用いたもの等の各種表示装置を採用することができる。また、ミラー5は光を反射する機能を有する光学装置であれば良く、光を所定割合で透過するハーフミラーでも光を透過しないフルミラーでも構わない。
また、ハーフミラー3の枚数を増量して、合成画像の多重度を増やすこともできる。ハーフミラー3およびミラー5の枚数、および液晶表示装置2の表示対象領域の分割数が合成画像の多重度と等しくなる。
本発明の第1実施形態に係る画像表示装置の外観を示す斜視図である。 第1実施形態に係る画像表示装置の基本構成を示した概念図である。 第1実施形態に係る画像表示装置の電気的構成を示したブロック図である。 VRAM105のアドレス空間と画面表示面2aとの関係、ならびに視線Sの方向から見える手前視認面6および奥視認面7についての説明図である。 第1の画像表示面201および第2の画像表示面202に表示される画像がどのように見られるかを示す説明図である。 ROM103に記憶される画像データDAT301〜DAT304の説明図である。 画像表示面2a上の座標の定義、表示リスト、および順序リストの説明図である。 CPU101が行う画像表示処理の内容を示すフローチャートである。 表示リスト401aに記述される画像データDAT301〜304の処理の説明図である。 CPU101が画像データDAT303に行うスクロール処理の説明図である。 画像データDAT303’と画像データDAT304のRGBカラー値の説明図である。 画像データDAT303’と画像データDAT304のRGBカラー値の乗除算の説明図である。 ROM103に記憶される画像データDAT305〜DAT308の説明図である。 画像データDAT305〜DAT308を画像表示面2aに表示した場合に、第1の画像表示面201および第2の画像表示面202において表示される画像がどのように見られるかの説明図である。 画像データDAT305〜DAT308を画像表示面2aに表示した場合に手前視認面6および奥視認面7に見られる様子と、仮想表示面8で評価される様子の説明図である。 表示リストLST402aの説明図である。 変形例に係る画像表示装置1の構造を示す断面図である。 変形例に係るグラデーションの一例を示す説明図である。 画像データの変形例の説明図である。 画像データの変形例の説明図である。 画像表示装置1をスロットマシンに搭載した利用形態の概要を示した斜視図である。 画像表示装置1をパチンコ機に搭載した他の利用形態の概要を示した斜視図である。
符号の説明
1…画像表示装置、2…液晶表示装置、3…ハーフミラー、5…ミラー、101…CPU、103…ROM、201…第1の画像表示面、202…第2の画像表示面、1A…第1の表示対象領域、1B…第1の非表示対象領域、1C…中間領域、2A…第2の表示対象領域、2B…第2の非表示対象領域、W…境界。

Claims (11)

  1. ゲームを実行する遊技機に用いられ、遊技者に見せる画像を表示する遊技機の画像表示装置において、
    第1の表示対象画像と一様な輝度の第1の非表示対象画像とを領域を分けて表示し第1の光を射出する第1の画像表示面、および第2の表示対象画像と一様な輝度の第2の非表示対象画像とを領域を分けて表示し第2の光を射出する第2の画像表示面を備えた画像表示手段と、
    前記第2の画像表示面に対して傾斜して配置され、前記第1の光を透過するとともに前記第2の光を反射面で反射する透過反射板とを備え、
    前記画像表示手段は、前記透過反射板を透過した前記第1の光と前記透過反射板の反射面で反射された前記第2の光とによって形成される合成画像において、前記第1の表示対象画像と前記第2の非表示対象画像が重なり、前記第2の表示対象画像と前記第1の非表示対象画像が重なるように、前記第1の画像表示面に前記第1の表示対象画像および第1の非表示対象画像を表示させると共に前記第2の画像表示面に前記第2の表示対象画像および前記第2の非表示対象画像を表示させる、
    ことを特徴とする遊技機の画像表示装置。
  2. 前記画像表示手段は、前記第1の非表示対象画像の一様な輝度を前記第2の表示対象画像の平均輝度と比較して低いレベルに設定し、前記第2の非表示対象画像の一様な輝度を前記第1の表示対象画像の平均輝度と比較して低いレベルに設定することを特徴とする請求項1に記載の遊技機の画像表示装置。
  3. 前記画像表示手段は、前記第1の非表示対象画像および前記第2の非表示対象画像を黒色の画像とすることを特徴とする請求項2に記載の遊技機の画像表示装置。
  4. 前記画像表示手段は、前記第1の表示対象画像と前記第1の非表示対象画像の境界を変動させ、当該境界の変動に応じて、前記第2の表示対象画像と前記第2の非表示対象画像の境界を変動させることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の遊技機の画像表示装置。
  5. 前記画像表示手段は、前記第1の表示対象画像を表示する領域と前記第1の非表示対象画像を表示する領域との間に中間領域を設け、前記中間領域に明るさが段階的に変化している画像を表示させることを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載の遊技機の画像表示装置。
  6. 前記画像表示手段は、前記中間領域において、明るさを段階的に変化させる程度を示す係数と前記第1の表示対象画像の情報とを乗算して得た画像を表示させることを特徴とする請求項5に記載の遊技機の画像表示装置。
  7. 前記画像表示手段は、前記合成画像において、前記第2の表示対象画像と前記第2の非表示対象画像との境界が、前記中間領域に位置するように前記第2の表示対象画像と前記第2の非表示対象画像とを生成することを特徴とする請求項5又は6に記載の遊技機の画像表示装置。
  8. 前記画像表示手段は、
    前記第1の表示対象画像を記憶した表示対象画像記憶手段と、
    前記第1の非表示対象画像を記憶した非表示対象画像記憶手段と、
    前記表示対象画像記憶手段から読み出した前記第1の表示対象画像の上に、前記非表示対象画像記憶手段から読み出した前記第1の非表示対象画像を重ねて前記第1の画像表示面に表示させる画像を生成する画像生成手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至7のうちいずれか1項に記載の遊技機の画像表示装置。
  9. 前記第2の画像表示面に表示される前記第2の表示対象画像は動画であり、
    前記画像表示手段は、前記第2の表示対象画像の動画と前記第2の非表示対象画像とを一体とした動画像を記憶する記憶手段を有し、前記記憶手段から読み出した前記動画像を前記第2の画像表示面に表示させる、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のうちいずれか1項に記載の遊技機の画像表示装置。
  10. 前記画像表示手段は、前記第1の画像表示面と前記第2の画像表示面とが一体として形成された表示パネルを備え、
    前記透過反射板に対して平行且つ前記透過反射板の反射面で反射された前記第2の光の進行方向の後方に配置され、前記第1の光を反射する反射板を有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至9のうちいずれか1項に記載した遊技機の画像表示装置。
  11. 前記画像表示手段は、
    前記第1の画像表示面を有し、前記透過反射板の反射面で反射された前記第2の光の進行方向の後方に配置された第1の表示パネルと、
    前記第2の画像表示面を有する第2の表示パネルとを備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至9のうちいずれか1項に記載した遊技機の画像表示装置。
JP2005339846A 2005-11-25 2005-11-25 遊技機の画像表示装置 Expired - Fee Related JP4098327B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005339846A JP4098327B2 (ja) 2005-11-25 2005-11-25 遊技機の画像表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005339846A JP4098327B2 (ja) 2005-11-25 2005-11-25 遊技機の画像表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007143690A true JP2007143690A (ja) 2007-06-14
JP4098327B2 JP4098327B2 (ja) 2008-06-11

Family

ID=38205828

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005339846A Expired - Fee Related JP4098327B2 (ja) 2005-11-25 2005-11-25 遊技機の画像表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4098327B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007233074A (ja) * 2006-03-01 2007-09-13 Sun Corp 動的画像表示装置
JP2011036542A (ja) * 2009-08-17 2011-02-24 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2012125306A (ja) * 2010-12-13 2012-07-05 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2012125307A (ja) * 2010-12-13 2012-07-05 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2013150860A (ja) * 2013-04-03 2013-08-08 Daito Giken:Kk 遊技台
JP6103568B1 (ja) * 2016-03-15 2017-03-29 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP2017164466A (ja) * 2016-11-25 2017-09-21 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007233074A (ja) * 2006-03-01 2007-09-13 Sun Corp 動的画像表示装置
JP2011036542A (ja) * 2009-08-17 2011-02-24 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2012125306A (ja) * 2010-12-13 2012-07-05 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2012125307A (ja) * 2010-12-13 2012-07-05 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2015202417A (ja) * 2010-12-13 2015-11-16 株式会社大一商会 遊技機
JP2015202416A (ja) * 2010-12-13 2015-11-16 株式会社大一商会 遊技機
JP2013150860A (ja) * 2013-04-03 2013-08-08 Daito Giken:Kk 遊技台
JP6103568B1 (ja) * 2016-03-15 2017-03-29 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP2017164153A (ja) * 2016-03-15 2017-09-21 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP2017164466A (ja) * 2016-11-25 2017-09-21 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP4098327B2 (ja) 2008-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4098327B2 (ja) 遊技機の画像表示装置
JP5772917B2 (ja) 遊技機
CN101336123B (zh) 游戏装置及游戏装置的控制方法
JP6662006B2 (ja) 遊技機
JP6690691B2 (ja) 遊技機
CN113272872A (zh) 用于后期渲染处理的显示引擎
JP2009226052A (ja) 遊技機
CN111935538A (zh) 使用多组视频缓冲器用透明度控制来控制增强现实显示器
JP2009003166A (ja) 質感映像表示装置
JP5428069B2 (ja) 遊技機
JP6662005B2 (ja) 遊技機
JP6657873B2 (ja) 遊技機
JP2020073066A (ja) 遊技機
JP3996551B2 (ja) 遊技機
JP5157565B2 (ja) 遊技機
JP2004267670A (ja) 遊技機
JP2002230577A (ja) ゲーム装置および情報記憶媒体
JP4970583B2 (ja) 情報記憶媒体及びゲーム装置
JP5157564B2 (ja) 遊技機
JP7283590B2 (ja) 遊技機
JP7283588B2 (ja) 遊技機
JP3971394B2 (ja) 遊技機の画像表示装置
JP2020073135A (ja) 遊技機
JP4688407B2 (ja) 情報記憶媒体及びゲーム装置
JP5875327B2 (ja) 画像表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070712

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20070801

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20070807

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071120

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080311

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080312

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110321

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110321

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120321

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120321

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130321

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130321

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140321

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S802 Written request for registration of partial abandonment of right

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R311802

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees