JP2007143052A - 記録装置及び再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
映像と音声定位を一致させる。
【解決手段】
振れ検出装置14は撮像部12のパンニングを検出する。ぶれ補正装置16は、撮像部12からの画像信号を、検出装置14からの定位補正量Pに基づき、画像信号のぶれを補正する。画像信号処理部18は、ぶれ補正装置16からの画像信号に周知の処理を施し、記録処理部24に転送する。集音マイク20a〜20dの音声信号が音声信号処理部22に供給される。音声信号処理装置22は、定位補正量Pに基づき音声信号を混合し、混合された音声信号を記録処理部24に供給する。記録処理装置24は、装置18からの画像信号及び音声信号処理装置22からの音声信号を圧縮符号化処理し、記録メディア26に記録する。
【選択図】
図1

Description

本発明は、多チャンネル音声入力記録が可能な記録装置及びその再生装置に関し、より具体的には、映像及び音声を同期制御する記録装置及びその再生装置に関する。
従来のテレビ会議用カメラでは、映像を入力する映像入力装置、いわゆるカメラと、音声を収集する装置、いわゆる集音マイクが設けられている。特に、音声については、より鮮明に収集するために、発言者となりうる人物の近辺に、複数の集音マイクが備えられている。
カメラを人が操作して、発言者を画面中央に捉えたとしても、複数の集音マイクの入力音声をそのまま記録した場合、音声の定位に違和感が生じる。即ち、カメラをパンニングした時に、画像は横方向へ移動するが、入力音声は、固定された集音マイクからのものであり、その音像の定位が変わらない。その結果、例えば、被写体が画面の中央に映っているのに、音像が画面端側に定位してしまい、画面上の被写体の位置と音声定位があわない。
同様のことが、監視用途や動物観察用途の撮影において、手持ちビデオカメラを三脚に取り付け、外部集音マイクを監視ポイント又は観察ポイントに複数、固定配置した場合も、同様である。収録後に各集音マイクの入力音声レベルを調整する作業が必要になる。
これに対し、複数の集音マイクを設置した上で、各集音マイクからの音声のレベルにより、カメラを固定したカメラ雲台が回転してカメラを発言者に向けるようにしたシステムが知られている。これにより、収録音声が撮影映像の中心に定位する。このようなカメラ回転制御が、特許文献1に記載されている。
特開平07−298236号公報(第4頁、図1)
特許文献1に記載されるような集音マイク連動のカメラ雲台は、高価であるだけでなく、各集音マイクの入力音声のレベルとカメラの向く方向との事前の調整が欠かせず、手軽に利用できるものではない。
そこで、本発明は、映像と音声を同期収録でき、より手軽に利用できる記録装置及びその再生装置を提示することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る記録装置は、被写体を撮像する撮像手段と、複数の音声入力手段と、前記撮像手段の回転動作を検出する回転検出手段と、前記回転検出手段の検出結果に従う混合比で、前記複数の音声入力手段による入力音声信号を混合する混合手段と、当該混合手段からの複数チャネルの音声信号及び当該撮像手段からの画像信号を記録媒体に記録する記録手段とを具備することを特徴とする。
また、本発明に係る再生装置は、複数チャネルの音声信号と、画像信号と、撮影時の撮像手段の回転操作情報とが記録された記録媒体から、画像と音声を再生する装置であって、当該記録媒体から再生された当該回転操作情報に従う混合比で、当該記録媒体から再生される当該複数チャネルの音声信号を混合する混合手段を具備することを特徴とする。
本発明に係る記録装置によれば、撮像部の回転動作に基づき、音声信号処理部22で混合処理を行うようにしたので、映像及び音声の同期制御を行うことができ、臨場感のある撮影を行うことができる。
また、本発明に係る再生装置によれば、撮影時の回転操作情報に基づき混合処理を行うようにしたので、映像及び音声の同期制御を行うことができ、臨場感のある撮影を閲覧者に届けることができる。
さらに、本発明によれば、撮像部の回転動作に基づき混合処理を行うようにしたので、カメラ雲台のような高価な装置は必要なく、家庭用のデジタルビデオカメラにも適用することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施例の記録再生システム1の概略構成ブロック図である。記録再生システム1は、記録メディア26に撮影映像と音声を記録する記録装置10と、記録メディア26から記録映像と記録音声を再生する再生装置50とからなる。
記録装置10は、主要な要素として、撮像部12、撮像部12の振れ(パンニング等)を検出する振れ検出部14、撮像部12のズーム又は画角を検出するズーム検出部15、撮像部12の振れによる画像ぶれを補正するぶれ補正部16、画像信号処理部18、4つの集音マイク20a〜20d、音声信号処理部22、記録処理部24及び記録メディア26を具備する。
撮像部12は、CCDセンサまたはCMOSセンサからなる撮像素子と、当該撮像素子の撮像面に被写体像を結像するレンズとを具備する。振れ検出部14は、角速度センサ(ジャイロ又は振動ジャイロ)を具備し、撮像部12のパン方向の回転動作(パンニング)を検出する。振れ検出部14は更に、後述する定位補正量(パン方向の角度差分)Pを算出する機能を具備する。定位補正量Pの算出方法は、後述する。ズーム検出部15は、撮像部12のズーム倍率又は画角を検出する。
角速度センサ(ジャイロ)を用いた振れ補正とパンニング検知は、特開平05−142614号公報で記載され、角速度センサを用いたパンニング量(角度)検出は、特開平09−322055号公報に記載されている。本実施例では、これらに記載された構成を利用可能である。
ぶれ補正部16は、振れ検出部14の振れ検出と定位補正量Pに応じて、撮像部12からの画像信号のぶれを補正する。いわゆる手ぶれ補正である。画像信号処理部18は、AGC(自動利得制御)、γ(ガンマ)変換器及びA/D変換器を具備し、画像信号に周知のカメラ信号処理を施し、アナログ信号をデジタル信号に変換する。
集音マイク20aは被写体に対して右前の方向に配置されており、集音マイク20bは被写体に対して左前の方向に配置されている。集音マイク20cは被写体に対して右後ろの方向に配置されており、集音マイク20dは被写体に対して左後ろの方向に配置されている。すなわち、集音マイク20a〜20dは、前後左右の定位感がわかるように配置されており、被写体の音声をその前後左右から収集できるようになっている。
音声信号処理部22は4チャンネルのA/D変換器を具備し、集音マイク20a〜20dからの音声信号をデジタル音声信号に変換する。また、音声信号処理部22は、振れ検出部14の振れ検出と定位補正量Pに応じて、後述する方法で4チャネルの音声信号を補正(混合処理又は合成処理)する。本実施例では、音声信号処理部22の音声信号の補正にはイコライザ補正を適用する。
本実施例では、集音マイク20a,20b,20c,20dの各出力音声信号をia,ib,ic,idと表記し、音声信号処理部22により補正された後の4チャネルの音声データをchFR(channel Front Right)、chFL(channel Front Left)、chRR(channel Rear Right)及びchRL(channel Rear Left)と表記する。
記録処理部24は圧縮符号化処理部を具備し、画像信号処理部18からの画像信号と音声信号処理部22からの音声信号を圧縮符号化し、圧縮データを記録メディア26に記録する。記録メディア26はハードディスク、不揮発性のメモリカード又は書込み可能なDVD等である。また、図1には特に示していないが、記録装置10は、4チャネルの音声を自動的に混合するか、または手動で混合するかを音声信号処理部22に指示する操作手段を具備する。
再生装置50は、再生処理部52、再生画信号処理部54、モニタ56、アンプ58及び4つのスピーカ60a〜60dを具備する。
再生処理部52は、圧縮データを伸長する復号化処理部を具備し、記録メディア26に記録されるデジタルデータを復号化、即ち伸長し、画像信号及び音声信号を分離して出力する。再生処理部252は、再生画像信号を再生画像信号処理部258に出力し、4チャネルの再生音声信号をアンプ262に出力する。再生画像信号処理部54は、再生処理部52からの画像信号を所定形式、例えば、NTSC形式のビデオ信号に変換し、モニタ56に出力する。モニタ56は液晶パネル又は電子ビューファインダからなり、ビデオ信号に応じた画像を表示する。アンプ58は、再生処理部52からの4チャネルの音声信号をそれぞれ増幅して、スピーカ60a〜60dに印加する。
スピーカ60aは被写体に対応する位置に対して右前の方向に配置されて、スピーカ60bは被写体に対応する位置に対して左前の方向に配置され、スピーカ60cは被写体対に対応するに対して右後ろの方向に配置され、スピーカ60dは被写体に対応する位置に対して左後ろの方向に配置されている。すなわち、スピーカ60a〜60dは、前後左右の定位感がわかるように配置されており、視聴者に向かって音声を出力する。
アンプ58は、各チャネルの音声信号を単に増幅するだけである。アンプ58からスピーカ60aに印加される音声信号をoa,スピーカ60bに印加される音声信号をob,スピーカ60cに印加される音声信号をoc、スピーカ60dに印加される音声信号odとすると、実質的には、
chFR=oa
chFL=ob
chRR=oc
chRL=od
である。
記録装置10の記録動作を説明する。撮影モードでは、撮像部12は、被写体の画像信号を出力する。撮像部12の画像信号はぶれ補正部16に出力される。ぶれ補正部16は、振れ検出部14からの定位補正量Pに基づき、撮像部12からの画像信号のぶれを補正し、補正結果を画像信号処理部18に供給する。画像信号処理部18は、ぶれ補正部16からの画像信号にガンマ補正及び色補正等の周知の処理を施し、記録処理部24に出力する。
一方、集音マイク20a〜20dは、被写体からの音声信号を音声信号処理部22に出力する。音声信号処理部22は、振れ検出部14からの定位補正量P及びズーム検出部15からのズーム位置情報に基づき、集音マイク20a〜20dからの音声信号ia,ib,ic,idを混合処理等で補正し、補正結果としての4チャネルの音声信号chFR,chRR,chFL,chRLを記録処理部24に供給する。
記録処理部24は、画像信号処理部18からの画像信号及び音声信号処理部22からの音声信号をそれぞれ圧縮符号化処理し、記録メディア26に記録する。
図2を参照して、振れ検出部14における定位補正量Pの算出方法を説明する。振れ検出部14は、パン方向の回転動作(パンニング)を検知しないときには(S10)、定位補正量Pを零とする(S14)。
パンニングを検知すると(S10)、角速度を示すジャイロ信号を読み取り(S11)、積分する(S12)。ジャイロ信号の積分、即ちパンの角度を定位補正量Pとする(S13)。すなわち、定位補正量Pは、パンの角度を示す。なお、パン方向は、ジャイロ信号の符号で判別できる。例えば、撮像方向の正面がゼロとなるように積分値を予めリセットしておくと、ジャイロ信号の積分値により、撮像部12の向く方向を特定できる。
次に、図3乃至図7を用いて、音声信号処理部22の動作を説明する。図3は、音声信号処理部22の混合処理を示すフローチャートである。図4は正面を向いて撮影している時の音像定位の模式図を示し、図5は左パンニングを検出した時の音像定位の模式図を示す。図6は右パンニングを検出した時の音像定位の模式図を示し、図7は正面を向いてズーミング撮影している時の音像定位の模式図を示す。
音声信号処理部22は、振れ検出部14で求められた定位補正量Pを読み取る(S20)。定位補正量Pが零であるか否かを判別する(S21)。零であれば(S21)、集音マイク20a〜20dからの音声信号をスルー、即ち、chFR=ia、chFL=ib、chRR=ic、chRL=idとする(S22〜S25)。
一方、定位補正量Pが零でなく(S21)、振れ検出部14で検出されたパンニングが左回転であれば(S26)、音声信号処理部22は、図5に示すように、定位補正量Pに従い、集音マイク20a〜20dにより入力される音声信号ia,ib,ic,idを合成する。具体的には、
chFR=ia×(1−P)+ib×P
chFL=ib×(1−P)+id×P
chRR=ic×(1−P)+ia×P
chRL=id×(1−P)+ic×P
とする(S27〜S30)。
これは、音声信号ia,ib,ic,idが時計方向に定位補正量Pに相当する角度だけ回転することに相当する。従って、集音マイク20aが担当する右前の音声としては、ia×Pに相当する音量を減らし、音声信号ibの、ib×Pに相当する音量を増やせばよい。よって、右前の補正後の音声信号chFRは、ステップS27に示す式で表現される。
右回転の場合(S26)、音声信号処理部22は、図6に示すように、定位補正量Pに従い、集音マイク20a〜20dにより入力される音声信号ia,ib,ic,idを合成する。具体的には、
chFR=ia×(1−P)+ic×P
chFL=ib×(1−P)+ia×P
chRR=ic×(1−P)+id×P
chRL=id×(1−P)+ib×P
となる(S31〜S34)。
これは、音声信号ia,ib,ic,idが反時計方向に定位補正量Pに相当する角度だけ回転することに相当する。従って、集音マイク20aが担当する右前の音声としては、ia×Pに相当する音量を減らし、音声信号icの、ic×Pに相当する音量を増やせばよい。よって、右前の補正後の音声信号chFRは、ステップS31に示す式で表現される。
ステップS22〜S25,S27〜S34による各チャネルの音声レベルの補正又は調整の後、ズーム中であるか否かを判別する(S35)。ズーム中でなければ(S35)、終了する。ズーム中であれば(S35)、図7に模式的に示すように、各チャネルの音声信号を補正する(S36〜S39)。具体的には、ズーム率をZとすると、
chFR=chFR×(1+Z)
chFL=chFL×(1+Z)
chRR=chRR×(1−Z)
chRL=chRL×(1−Z)
とする。
ズームした場合、前側で取り込まれる音声のレベルが上がり、後ろ側で取り込まれる音声のレベルが低下するはずである。従って、前側のチャネルchFR,chFLの音声レベルをズーム率Zに応じた量だけ増やし、逆に、後ろ側のチャネルchRR,chRLの音声レベルをズーム率Zに応じた量だけ減らしている。
音声信号処理部22は、このような処理により得られた4チャネルの音声データchFR,chFL,chRR,chRLを記録処理部24に供給し、記録処理部24が、これらの音声データchFR,chFL,chRR,chRLを、画像信号処理部18からの画像データと一緒に、記録メディア26に記録する。
このように、本実施例によれば、パン方向の回転角度とズームに基づき、4チャネルのアナログ音声信号を混合し、レベルを調整するので、あたかも内蔵集音マイクで録音したかのように音声を記録できる。即ち、映像と音声定位を対応させることができる。
なお、振れ検出部14が振動ジャイロにより角速度を測定しているが、電子コンパスを用いてもよい。
また、4つの音声チャンネルで説明したが、特にこれに限らなく、5つ以上のチャンネルを設けてもよい。2チャンネル以上であれば、ある程度以上の効果を得ることができる。
さらに、パン方向の回転動作の実施例を説明したが、チルト方向の回転動作も併せて検知するようにしてもよい。
振動ジャイロのような角速度センサ出力からパンニング量を検出する例を説明したが、特開平5-289159号公報に記載されるように、動きベクトルから検出しても実現できるのは明らかである。その変更例の概略構成ブロック図を図8に示す。図1と同じ構成要素には、同じ符号を付してある。
記録装置10aでは、画像信号処理部18aが、動きベクトル検出用に各フレーム又はフィールドの画像信号を動きベクトル検出装置19に供給する。動きベクトル検出部19は、画像信号処理部18aからの画像信号から動きベクトルを検出し、検出された動きベクトルを振れ検出部14aと画像信号処理部18aに供給する。振れ検出部14aは、動きベクトル検出部19からの動きベクトルから、カメラの振れを検出し、定位補正量Pを算出する。画像信号処理部18aは、検出された動きベクトルに従い、手ぶれを電子的に補正する。即ち、画像信号処理部18aは、ぶれ補正装置16と同等のぶれ補正機能を具備する。
その他の構成要素の動作は、実施例1と同じなので、説明を省略する。
図9は、本発明の第3実施例に係る記録再生装置200の概略構成ブロック図である。この実施例では、撮影方向とズームの影響の補正を、記録時ではなく、再生時に実行する。そのために、記録装置100には、振れ検出装置214及びズーム検出装置215の検出結果からメタデータを作成するメタデータ作成装置223を設け、再生装置250には、メタデータ復元装置257と、復元されたメタデータに従い、再生された各チャネルの音声信号chFR,chFL,chRR,chRLを混合及びレベル調整する音声混合装置としてのアンプ258を設けた。
記録装置210の構成と動作を説明する。撮像部212、振れ検出部214,ズーム検出部215、ぶれ補正装置216、画像信号処理装置218、マイク220a〜220dの機能は、それぞれ、図1に示す実施例の撮像部12、振れ検出部14,ズーム検出部15、ぶれ補正装置16、画像信号処理装置18、マイク20a〜20dの機能と同じである。
音声信号処理装置222は、マイク220a〜220dからの音声信号ia,ib,ic,idを、互いに混合することなしに、デジタル音声信号chFR,chFL,chRR,chRLに変換する。即ち、この実施例では、実質的に、
chFR=ia
chFL=ib
chRR=ic
chRL=id
である。
メタデータ作成装置223は、振れ検出装置214により検出される振れの有無と定位補正量P、及びズーム検出装置215により検出されるズーム率からメタデータを作成し、作成したメタデータを記録処理装置224に供給する。記録処理装置224は、メタデータ作成装置223で作成されるメタデータを、音声信号処理装置222からの4チャネルの音声信号chFR,chFL,chRR,chRL及び画像信号処理装置218からの画像信号と共に、記録メディア226に記録する。
再生装置250は次のように動作する。再生処理装置252は、圧縮データを伸長する復号化処理部を具備し、記録メディア226に記録されるデジタルデータを復号化、即ち伸長し、画像信号、音声信号及びメタデータを分離して出力する。再生処理部252は、記録メディア226から再生した画像信号を再生画像信号処理装置254に、再生したメタデータをメタデータ復元装置257に、再生した4チャネルの音声信号chFR,chFL,chRR,chRLをアンプ258にそれぞれ供給する。
再生画像信号処理部254は、再生処理部252からの画像信号を所定形式、例えば、NTSC形式のビデオ信号に変換し、モニタ256に出力する。モニタ56は液晶パネル又は電子ビューファインダからなり、ビデオ信号に応じた画像を表示する。
メタデータ復元装置257は、復元したメタデータから、撮影時のパン操作の有無と定位補正量P及びズーム率Zを取り出し、これらの値に従い、アンプ258における混合処理とレベル調整処理を制御する。
スピーカ260a,260b,260c,260dの配置は、図1に示す実施例のスピーカ60a,60b,60c,60dの配置とそれぞれ同じである。即ち、スピーカ260aは被写体に対応する位置に対して右前の方向に配置されて、スピーカ260bは被写体に対応する位置に対して左前の方向に配置され、スピーカ260cは被写体対に対応するに対して右後ろの方向に配置され、スピーカ260dは被写体に対応する位置に対して左後ろの方向に配置されている。このように、スピーカ260a〜260dは、前後左右の定位感がわかるように配置されており、視聴者に向かって音声を出力する。
図10乃至図14を参照して、アンプ258の混合処理とレベル調整処理を説明する。図10は、アンプ258の混合処理とレベル調整処理のフローチャートを示す。図10は、原理的には、図1に示す実施例の音声信号処理装置22の処理と同じである。図11は正面を向いて撮影した時の音像定位の模式図を示し、図12は左パンニングを検出した時の音像定位の模式図を示す。図13は右パンニングを検出した時の音像定位の模式図を示す。図13は正面を向いてズーミング撮影している時の音像定位の模式図を示す。
メタデータ復元装置257は、復元したメタデータから回転方向と定位補正量Pを読み取る(S220)。定位補正量Pが零であるか否かを判別する(S221)。零であれば(S221)、再生処理装置252からの音声信号chFR,chFL,chRR,chRLを単に増幅し、それぞれ、出力音声信号oa,ob,oc,odとしてスピーカ60a,60b,60c,60dに供給する(S222〜S225)。
復元されたメタデータから、定位補正量Pが零でなく(S221)、パンニングが左回転であれば(S226)、アンプ258は、図12に示すように、定位補正量Pに従い、 再生された音声信号chFR,chFL.chRR,chRLを合成する。具体的には、
oa=chFR×(1−P)+chFL×P
ob=chFL×(1−P)+chRL×P
oc=chRR×(1−P)+chFR×P
od=chRL×(1−P)+chRR×P
とする(S227〜S230)。
右回転の場合(S226)、アンプ258は、図13に示すように、復元されたメタデータの定位補正量Pに従い、再生処理装置252から入力される音声信号chFR,chFL.chRR,chRLを合成する。具体的には、
oa=chFR×(1−P)+chRR×P
ob=chFL×(1−P)+chFR×P
oc=chRR×(1−P)+chRL×P
od=chRL×(1−P)+chFL×P
となる(S231〜S234)。
ステップS222〜S225,S227〜S234による各チャネルの音声レベルの補正又は調整の後、ズームがあったかどうかを、復元されたメタデータから判別する(S235)。ズームがなければ(S235)、アンプ258は、音声信号oa,ob,oc,odのレベルを調整することなしに、出力する。
ズームがあれば(S235)、図14に模式的に示すように、各チャネルの音声信号oa,ob,oc,odのレベルをズーム率Zに応じて補正する(S236〜S239)。具体的には、ズーム率をZとすると、
oa=oa×(1+Z)
ob=ob×(1+Z)
oc=oc×(1−Z)
od=od×(1−Z)
とする。アンプ258は、レベル調整した音声信号oa,ob,oc,odをスピーカ260a,260b,260c,260dに出力する。
このように、本実施例によれば、再生時に、パン方向の回転角度とズームに基づき、4チャネルのアナログ音声信号を混合し、レベルを調整するので、あたかも内蔵集音マイクで録音したかのように音声を出力できる。即ち、再生時に、映像と音声定位を対応させることができる。
メタデータ復元部256により復元したメタデータから定位補正量Pを自動的に読込んだが、操作部を設けてユーザに選択させるようにしてもよい。
この実施例でも、振れ検出部14が振動ジャイロにより角速度を測定しているが、電子コンパスを用いてもよい。
また、4つの音声チャンネルで説明したが、特にこれに限らなく、5つ以上のチャンネルを設けてもよい。2チャンネル以上であれば、ある程度以上の効果を得ることができる。
さらに、パン方向の回転動作の実施例を説明したが、チルト方向の回転動作も併せて検知するようにしてもよい。
本発明の一実施例の記録再生システムの概略構成ブロック図である。 定位補正量Pの算出を示すフローチャートである。 音声信号処理装置22の混合処理を示すフローチャートである。 実施例1の混合処理のイメージ図である。 実施例1の混合処理のイメージ図である。 実施例1の混合処理のイメージ図である。 実施例1の混合処理のイメージ図である。 本発明の第2実施例の概略構成ブロック図である。 本発明の第3実施例の概略構成ブロック図である。 アンプ258の混合処理を示すフローチャートである。 実施例3の混合処理のイメージ図である。 実施例2の混合処理のイメージ図である。 実施例2の混合処理のイメージ図である。 実施例2の混合処理のイメージ図である。
符号の説明
1 記録再生システム
10,10a 記録装置
12 撮像部
14,14a 振れ検出部
15 ズーム検出装置
16 ぶれ補正部
18,18a 画像信号処理部
19 動きベクトル検出装置
20a 集音マイク(右前)
20b 集音マイク(左前)
20c 集音マイク(右後ろ)
20d 集音マイク(左後ろ)
22 音声信号処理部
24 記録処理部
26 記録メディア
50 再生装置
52 再生処理部
54 再生画像処理装置
56 モニタ
58 アンプ
60a スピーカ(右前)
60b スピーカ(左前)
60c スピーカ(右後ろ)
60d スピーカ(左後ろ)
200 記録再生システム
210 記録装置
212 撮像部
214 振れ検出部
215 ズーム検出装置
216 ぶれ補正部
218 画像信号処理部
220a 集音マイク(右前)
220b 集音マイク(左前)
220c 集音マイク(右後ろ)
220d 集音マイク(左後ろ)
222 音声信号処理部
223 メタデータ作成装置
224 記録処理部
226 記録メディア
250 再生装置
252 再生処理部
254 再生画像処理装置
256 モニタ
257 メタデータ復元装置
258 アンプ
260a スピーカ(右前)
260b スピーカ(左前)
260c スピーカ(右後ろ)
260d スピーカ(左後ろ)

Claims (7)

  1. 被写体を撮像する撮像手段と、
    複数の音声入力手段と、
    前記撮像手段の回転動作を検出する回転検出手段と、
    前記回転検出手段の検出結果に従う混合比で、前記複数の音声入力手段による入力音声信号を混合する混合手段と、
    当該混合手段からの複数チャネルの音声信号及び当該撮像手段からの画像信号を記録媒体に記録する記録手段
    とを具備することを特徴とする記録装置。
  2. 前記回転検出手段は、角速度センサからなることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記回転検出手段は、前記撮像手段の出力画像信号から動きベクトルを検出する動きベクトル検出手段を含む請求項1に記載の記録装置。
  4. 前記回転検出手段は、パン方向及びチルト方向の少なくとも一方の回転角度を検出することを特徴とする請求項1又は2に記載の記録装置。
  5. 更に、
    前記撮像手段のズームを検出するズーム検出手段と、
    前記ズーム検出手段の検出結果に従い、前記混合手段による混合後の音声信号のレベルを調整するレベル調整手段
    とを具備することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の記録装置。
  6. 複数チャネルの音声信号と、画像信号と、撮影時の撮像手段の回転操作情報とが記録された記録媒体から、画像と音声を再生する装置であって、
    当該記録媒体から再生された当該回転操作情報に従う混合比で、当該記録媒体から再生される当該複数チャネルの音声信号を混合する混合手段を具備することを特徴とする再生装置。
  7. 当該記録媒体には、撮影時のズーム率を示すズーム率情報が記録されており、
    更に、当該ズーム率情報に従い、当該混合手段による混合後の音声信号のレベルを調整するレベル調整手段を具備する
    ことを特徴とする請求項6に記載の再生装置。
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